みたいなのどうよべ

みたいなのどうよさんの人気に肖って似たようなの書いてもどうよほどの腕前ないからレスつかんな
所詮偽物だべ、俺は

幼馴染「歩行者天国の結構な規模の祭りだったか、賑わってていいね」

幼馴染「見て見て、金魚掬いあるよ！　今やると手が塞がるし帰りにやってこ」

幼馴染「『屋台の品物が高い』？　場所借りたりコンロの維持費バカにならないんだから仕方ないだろ、守銭奴の事情は知ってるけど楽しもうよぉ」

幼馴染「それに最近の屋台って変わり物や普段食べられないような物売ってるの多いんだよ、台湾クレープや鮎の塩焼きとか普段なかなか食べられないだろ」

幼馴染「はは、酒のつまみにいいかもね、でも自分が未成年なの忘れないでね、確かにお前は老け顔だけどそれを驕らないように、奢ってくれる方はうれしいけど」

幼馴染「密造酒持ってきてないだろうな、流石にないよな、俺の家に密造酒作りやがって、何で俺がそんなリスク孕まなきゃならねぇんだよ」

幼馴染「未成年だしそもそも身元証明出来ないのはわかるが酒を断つという選択ないのかよ、そのうち依存しそうで怖いわ」

幼馴染「『一緒に飲むか』？　ふざけんな」

幼馴染「『適量だから大丈夫』？　未成年に適量なんてねぇよ、まぁ一日コップ１杯まで抑えてるのはえらいよ、うん、本当にそう思う」

幼馴染「本当だよ、頭下げて、えらいえらい」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

幼馴染「……俺何やってんだろ本当」

幼馴染「『人目が少ない屋台の裏の歩道だから大丈夫』？　だいじょばないだいじょばない、だいたい歩行者天国なのに何で歩道歩いてんだよ、屋台の裏じゃねぇか」

幼馴染「お前は人目気にするのは知ってるが俺も同じだからな、それにふちが大きい中折れ帽かぶってんだから大丈夫だろ、マスクも冬だから違和感なく顔面の傷隠せてるだろ」

幼馴染「それに歩行者天国の歩道でもこんなに込んでれば多少の人通りはあるんだよ」

幼馴染「ほら、級友の糞サブカル自称地味眼鏡女の委員長さんに見られてるじゃん――っておい、スマホで写すな腐れ女、お前が想像するようなおぞましい地獄絵図じゃねぇよ、ツイッターやSNS流したら頃すぞ」

幼馴染「○○は落ち着いて、SNSに流さなければ問題ないから手をグーにしないでね、童Ｏを軍隊用語の意味合いで解釈するお前がやるとシャレにならない」

幼馴染「……」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

幼馴染「リンゴ飴ってこれだけでもう満足な感じしない？　りんご大きいし飴齧るとこぼれそう、舐めながら食うとりんごまでたどりつけない」

幼馴染「君が好みそうなボリュームだよね、あ、甘いの苦手な根っからの辛党だったね」

幼馴染「『齧った方がいい』？　何でさ、あぁ、飴の甘さとリンゴの酸味のコントラスト楽しむためか、なるほど」

幼馴染「コントラストの使い方合ってるっけ？　いや、俺も自信ないし」

幼馴染「それよりお前さっきから何も買ってないだろ、もう祭り一周してんじゃねぇか」

幼馴染「……まぁその一周をりんご飴でしのいだ俺が言えた事じゃないけど、たぶん二周目も持ちそう」

幼馴染「奢らないからな、自分のお金使えよ、いつも食べ盛りなのに食いたいのはないのか？　夕飯軽く済ませてきたけどあれじゃ明らかに足りないだろう」

幼馴染「あー、どうしても原価とか考えちゃうよなぁ、碌に料理できず俺に頼っておいて」

幼馴染「俺だって屋台のおっちゃんほどじゃないけど毎日せっせっと支度してんだぞ、コラ、衣食住のひとつ担当してんだから気遣えよ」

幼馴染「たまに魚切っただけでやった気になってんじゃねぇよ、このやろー、恩着せがましいとでも思ってんのか？」

幼馴染「お前放っておいたら平然とホームレス生活してんだろ、それでも生きていけそうだけど竹馬の友として見てらんないから俺の家に居候させてんだよ」

幼馴染「いや、心配とかじゃ……否、心配してるからだよ」

幼馴染「……で何買うか決まった？　まだ様子見る？　そう……」

幼馴染「ほら、あそこに射的あるじゃん、お前ならうまく撃ち落とせるんじゃね？」

幼馴染「ルール知らない？　屋台の場合は当てて落としたやつがもらえるんだよ、落ちないと貰えないよ、明らかに落ちない高い景品あるから欲張らずに堅実にやった方が商品手に入るよ」

幼馴染「『片眼だから距離感わからない』？　じゃあ難しいね、俺もお前ほどじゃないけど無理かな」

幼馴染「輪投げも無理だし、吹き矢もあるな、でも無理か、紐引きは……運ゲ嫌い？　まぁ性格的にハマったらギャンブル依存症みたいになりそうな性格だよね、○○」

幼馴染「……楽しんでる？　もしかして無理強いしちゃったか？」

幼馴染「『お前と一緒に遊べるから楽しい』？　歯が浮くような台詞よく言えるな、聞いてるこっちが恥ずかしいよ」

幼馴染「……まぁ楽しんでるんだな、それなら構わないよ」

幼馴染「食べ物の好みや過去は把握しているつもり、付き合い長いし、ただお前の愉快な気持ちがどこにあるのか正直把握できない、闘争心以外何を考えてるかわからない」

幼馴染「いや、マスクしてない時もだよ、お前表情かわらなすぎるんだよ」

幼馴染「以前俺の級友と出会った時も表情変えずにいただろ、お前にとってあいつらと関わる気ないし関わるのも煩わしいのは理解してるが一般レベルの社交性ないと余計目立つよ、「顔が怖いから」で言い訳するな」

幼馴染「………それとも俺が鈍感すぎるからか？　少なくともお前の体調なら把握できるくらい察しは良いよ」

幼馴染「……」ﾅﾃﾞﾗﾚﾅﾃﾞﾗﾚ

幼馴染「同い年の頭撫でんじゃねぇよ、ガキ扱いして誤魔化すな、ガキに家事担当させてんのか貴様は」

幼馴染「……ちょっと騒ぎすぎた、まぁわかってるよ」

幼馴染「俺達がいる場所がお前にとってやすらぎだろ？　お？　正直にいってみろよ、な？」

幼馴染「お化け屋敷があるね、客寄せ口上が賑やかで遠くからでも聞こえてたよ、怖さを売り物とするお化け屋敷として賑やかでいいのかな？」

幼馴染「入らねぇよ、お前驚かされると反射的に蹴りと拳が出るだろ、毎日大木に殴ってる拳が飛んできたら賠償沙汰だよ」

幼馴染「『じゃあ一人で入れ』？　じゃあってなんだよ、やだよ、お化け怖いもん、お化けというか一人が怖いよ、だから野垂れ氏にかけたお前を居候させてんだよ」

幼馴染「怖いに決まってんだろ、一人ぼっちは寂しいだろうが、猟銃片手に見知らぬ森の中走り回った幼少期の出来事がトラウマがよみがえるわ！」

幼馴染「うぅ、子供っぽいと思うならそう言えばいいだろ、この外見だから年齢相応に扱ってもらえないんだよ」

幼馴染「お前は一人でも大丈夫な方だろ？ 自立心があるっていうかさ、俺もお前来るまでの一ヶ月は一人で暮らしてたよ、でも支援を受けた上でも一人暮らしだし」

幼馴染「……家事が一通りできてるから俺のが自立してる？　確かに一人暮らしの能力はお前より上だが、精神的な物がおいついてないというか」

幼馴染「隣の芝は青く見えてるだけか、それにお前との暮らし、悪くないし今はこのままでいいよ、悩んだところで解決案出る様子ないし」

幼馴染「そういえば何買うか決めた？　『イカ焼き』か、あそこにあるよ、え、駄目？　塩味じゃないと駄目か、屋台のタレって異常に濃いのあるもんね、じゃあ仕方ない」

幼馴染「え、豚足売ってる？　めずらしいね、買うの？」

幼馴染「初めて食べる？　俺も食べた事ないな、猪の足なら幼少期口にしてたけど味忘れちゃったし、『そっちの方が珍しい』？　珍しい体験忘却しちゃってもったいないわ」

幼馴染「ってか箸もついてないし食べ歩きしにくいよね――わぁ豪快に手づかみでがぶりついたね、ボリボリ骨もろとも砕く音聞こえてくるよ、うわぁ……」

幼馴染「長年の付き合いだけどそこまで歯が頑丈なの初めて知ったよ、前歯１、２本ないし奥歯磨り減ってるからもろいとばかり思ってたよ」

幼馴染「俺にも分けてよ、手渡しだとさすがに俺の手まで油っぽくなるからあーんで俺の口に入れてくれ、あーん」ｺﾞｶﾞｯﾊﾟｸｯ

幼馴染「ｺﾞｯｹﾞﾎｹﾞﾎｯ、もぐもぐ、うん、おいしいよ、でも無理やり俺の口にぶち込むな、加減ぐらい出来ねぇのかお前は！　このパワー系が！」

幼馴染「おいしいけどさぁ、無理やりすぎて命の危機感じたわ、人に対しても自分に対しても要所要所乱暴すぎんだよ」

幼馴染「おい、バリバリ食ってないで聞けコラ！」

幼馴染「……あ、花火だ、ほらあそこ」

幼馴染「……冬に見る花火もいいものだね、心が温まる」

幼馴染「たまには立ち止まる事も大切でしょ、お前はむしゃらすぎてオレオレ詐欺の受け子みたいな倫理的問題行動をでかしそうだもん、特殊詐欺は受け子でも罰が重くなってるんだよ」

幼馴染「『そんな馬鹿な真似はしない』？　少なくともそれをしていても自然な人生送ってるだろ、人を騙すような倫理観ではないのは熟知してるが他者からは倫理観と疑われる人生と外見と性格だろ」

幼馴染「……しても俺には正直に言ってくれるし、そんな事しないというのもわかってる、立場的にもなんでも」

幼馴染「…………花火、綺麗だな……実家じゃこういうの見れなかったから感慨深いよ、お前等皆で見たのが初めてだった」

幼馴染「……でもちょっと人ごみだと見辛いかな……ってやめろ、抱っこすんなって、肩車！？　やめろ！　出来る出来ないじゃなくタメの弟弟子にやられたらプライドが傷付くわ！」

幼馴染「そうでなくても人目につくからやめようよ、お前が一番人目気にしてただろ、これだからパワー系は！　俺の周りパワー系多すぎなんだよ！」

幼馴染「話戻そう、援助のおかげで生活できてる俺が言うのもおかしいけど、いつか道を外しそうになったり困ったら俺達を頼っていいんだよ」

幼馴染「連帯保証人は流石に断るが相談くらいは聞かせてくれ、お前は何でも自分で解決しようとするが、成立しない事さえ強引に力技で凌ぐのが悪い癖だ、だから路上でぶっ倒れてたんだ、俺がいなきゃ今頃身元不明遺体にでもなってたぞ」

幼馴染「『金がない』『衣食住がままならない』『勉強する暇がない』と単純な事でもいい、解決できるか疑問だし金は貸さないが、飢え氏になんかよりずっとマシだ」

幼馴染「孤独が嫌いなのは知っての通り、そんな俺に心の穴を作らせるな、もう二度と一人は嫌だ」

幼馴染「だから……一緒にいろよ」

幼馴染「幼馴染なんだし……さ」

みたいなのをラブコメ妄想したら没ネタとして出来たため、もったいないのでみたいなのどうよさん風に書いた
クリスマスにこれ書き溜めてた
完

で続きは？

男側の台詞がないから違和感あるんだ