P「たまには伊織の希望を叶えてやろうか」 : SSまにあっくす！

388: 2012/04/30(月) 17:56:59.94 ID:OLOJcIvz0

前回：P「たまには貴音の希望を叶えてやろうか」

小鳥「プロデューサーさん凄い汗！」

Ｐ「いやー、タクシーが渋滞にハマっちゃって、埒が明かないんで走ってきました」

小鳥「それはそれは……大変でしたね」

Ｐ「もうすぐ近くまで来てたんで、距離はそれほどでもなかったんですけど、

今日は暑いですからねー。ワイシャツ汗でビショビショですよ」

小鳥「え？でも今日はこれから打ち合わせが」

Ｐ「着替えを何着か置いてるので」

小鳥「あ、それなら大丈夫ですね」

Ｐ「じゃあ、ちょっと着替えてきますね」

ぷちます！(14) (電撃コミックスEX)

389: 2012/04/30(月) 17:58:41.10 ID:OLOJcIvz0

伊織「……」

伊織(プロデューサー……）

伊織(あんなに汗かいて……）

伊織「ゴクリ……」

391: 2012/04/30(月) 17:59:52.48 ID:OLOJcIvz0

Ｐ「ふー、着替え着替えっと」

伊織「プロデューサー」

Ｐ「おう、伊織」

伊織「す、すごい汗ね……」

Ｐ「急いで走ってきたからな」

伊織「ちょ、ちょっと汗拭きなさいよ。ほらタオル」

Ｐ「すまんな」

396: 2012/04/30(月) 18:02:37.30 ID:OLOJcIvz0

Ｐ「さてこの辺に……」

伊織「上手く隠したものね」ﾐﾂｶﾗﾅｲﾜｹﾀﾞﾜ

Ｐ「ん？」

伊織「ななな何でもないわよ」

Ｐ「さてトイレで着替えるか……」

伊織「ア、アンタあんまり時間無いんでしょ？

　こここここで着替えればいいじゃない」

399: 2012/04/30(月) 18:03:47.68 ID:OLOJcIvz0

Ｐ「え？いやー、でもなあ」ﾁﾗｯ

伊織「わわわ私は気にしないわよ！ほら、さっさと着替えなさいよ！」

Ｐ「あ、ああ……」

伊織(結構筋肉質でたくましい……）

Ｐ「あんまりじーっと見ないでくれよ」

伊織「バ、バカなこと言ってんじゃないわよ！」

402: 2012/04/30(月) 18:04:53.67 ID:OLOJcIvz0

―着替え後―

伊織(脳に焼き付けたわ……）

Ｐ「さて、着替えたワイシャツどうするか……

ここに追いとくわけにはいかんし」

伊織「わ、私がクリーニングに出しとくわよ！！」

Ｐ「いや、アイドルに小間使いをさせるのも」

伊織「私は気にしないわ！！…そう、仕事、仕事のためなんだから！！

アンタ今日打ち合わせでしょ？シャツは私に任せて早く行きなさいよ！！」

403: 2012/04/30(月) 18:06:26.58 ID:OLOJcIvz0

Ｐ「お、おう。でもなあ……」

伊織「な、何よ……」

Ｐ「いや、コレ結構汗臭いし……」

伊織（それが良いんじゃないの！」

Ｐ「ん？何が良いんだ？」

伊織「ななななな何でもないわよ。私が処理しとくってば！！」

Ｐ「んー、じゃあお願いしようかな」

405: 2012/04/30(月) 18:07:51.81 ID:OLOJcIvz0

伊織(ついに手に入れたわ！）

伊織(プロデューサーのニオイ……）

キョロキョロ

伊織(誰もいないし、ちょっとくらいは今嗅いでも……）

Ｐ「おーい、伊織ー」

406: 2012/04/30(月) 18:08:44.74 ID:OLOJcIvz0

伊織「ななななnnnnnnnn」

Ｐ「胸ポケットにペン入れっぱなしだったわ」

伊織「そそそそう！」

Ｐ「おう、コレコレ。じゃ行くわ」

407: 2012/04/30(月) 18:09:54.25 ID:OLOJcIvz0

伊織(焦ったわ……）

伊織(もう誰も来ないわよね……）

伊織（では改めて……）

Ｐ「おーい、伊織ー」

410: 2012/04/30(月) 18:11:09.04 ID:OLOJcIvz0

伊織「なななんあなｎ」

Ｐ「そういやハンガー片づけてなかったわ」

伊織「どどどどどうでもいいでしょうが！」

Ｐ「いや、そういうわけにもいかんでしょ」

Ｐ「出しっぱなしだとバレるからなー。じゃ行くわ」

411: 2012/04/30(月) 18:12:57.10 ID:OLOJcIvz0

伊織(……）

伊織(もう騙されないわよ）

伊織(……）

伊織(来ないわね……）

伊織(よし！）

クンカクンカ

伊織「プロデューサーぁ……」