1: 2017/04/22(土) 21:43:03.78 ID:+HAZvfBpo
提督「俺は常々思っていた。何故普通の人間では深海棲艦と戦う事が出来ないのかと」

ウォースパイト「アドミラル、あなた……」

提督「みんなが傷を負って帰ってくる姿を見ていると、胸が痛んだ。自分がやつらと戦えればいいのにと」

ウォースパイト「……」

提督「だったら、普通の人間でなくなればいい」スッ

ウォースパイト「……! ストップ、アドミラル!」

提督「俺は人間を辞めるぞ! ウォースパイト、お前の血でなぁ!」シュン

ウォースパイト「はや……くっ……!」

提督「量にしては少ないが、十分だ!」

ウォースパイト(見えなかった……今の動き!)

提督「さあて、今から深海どもを軽く捻ってやるか。……なんだ、目の前に立って」

ウォースパイト「今のアドミラルを放っておけません」


シリーズ:提督「安価でみんなと遊ぶ」シリーズ 

最初から:提督「安価でみんなと遊ぶ」【1】
前回:提督「安価でどんどんみんなと遊ぶ」【10】



※雑談自由・キャラ崩壊注意
※安価は自由にしてます(遊ぶに縛られなくてもいいや)
※人生がENDにいきそうな安価は曲解します
※毎日一回更新
※sage進行(E-mail欄に『sage』と記入してからの書き込みをお願いします)

艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 1 (電撃コミックスNEXT)
2: 2017/04/22(土) 21:43:30.69 ID:+HAZvfBpo
提督「ほう、この力を手にした俺を止められるかな」

ウォースパイト「ユーシェルノットパス! 止めてみせます!」

提督「キエエエエエエ!」シュバッ

ウォースパイト(やはり見えない! でも……)

ガシッ

提督「……っ! 俺の動きは見えなかったはず!」

ウォースパイト「動きが見えなかったとしても、来る場所が分かっていたら受け止めるのはそう難しくはないわ」

提督「だが、両手で俺を掴んだのは間違いだったなぁ。この状態からでも俺は攻撃を繰り出さ……な、ば、馬鹿な、何だこれは!」

ウォースパイト「これがオーバードライブ! アドミラル、貴方を倒す技よ!」

提督「ぐ、ば、馬鹿な……波紋使いだったなど、聞いてないぞおおおおおおおお!!」

バタッ

ウォースパイト「グッバイ、アドミラル」


~~~~~~~~

ウォースパイト「……」

<山ずみの漫画

ウォースパイト「……ちょっと、影響され過ぎたかしら」

4: 2017/04/22(土) 21:44:47.83 ID:+HAZvfBpo
―執務室―

提督「何故かウォースパイトが謝ってきたんだけど」

霞「また何かしたの?」

提督「さあ……ところで、大鳳は?」

霞「執務室爆破したわけだし、さすがに秘書艦からは下ろしたわ。本人もそれがいいと言ったし」

提督「ふーん。……え、爆破の罪でそれだけ?」

霞「巻き込まれたのはあんただけだし」

提督「えぇ……」

霞「じゃあ、頑張りなさい」

バタン

提督「一応ここにおいては最高権力者なのに……扱い悪くない?」

↓2

6: 2017/04/22(土) 21:46:06.97 ID:1JIdLFEvO
イムヤとカレー作りする

13: 2017/04/24(月) 02:36:31.64 ID:UrXXKg2N0
―食堂―

イムヤ「今日は私がカレー当番ね」

提督「ほう、それは楽しみだ」

イムヤ「あ、司令官。ええ、イムヤのカレー楽しみにしておいて!」

提督「しかし残念なおしらせがある」

イムヤ「残念なお知らせ……?」

提督「それは、この俺もカレー作りに参加するということだ!」

イムヤ「あ、そう」

提督「む、自分のオリジナルカレーが作れなくて残念だったりしないのか?」

イムヤ「そんなこだわりないし。別に、司令官と作るのが嫌というわけでもないし……」

提督「そうか? なら遠慮なく参加させてもらおう!」

14: 2017/04/24(月) 02:37:40.35 ID:UrXXKg2N0
イムヤ「カレー自体はいつものでいい? 特に凝る予定はなかったから、材料もありきたりなものしかないけど」

提督「材料がそれしかないならしょうがないな。じゃがいも、にんじん、たまねぎ……本当にありきたりのものしかない!」

イムヤ「だからそういってるじゃない」

提督「ま、まあ、カレーの味を決めるのは煮込み具合だから。市販のルー使うとインスタントカレーと変わらないとかいう人もいるけど、そんなことないから」

イムヤ「司令官の言い訳って、本当に誰に向かって話しているのわからないわよね……」

提督「なんとなく言いたくなるんだ」

イムヤ「そう……それで、そろそろ野菜を切ってもいい? お湯は沸騰させてるから」

提督「おう。サイズは全部一口サイズだぞ」

イムヤ「じゃがいもの一口サイズって難しいのよ。やってみるけど……」

15: 2017/04/24(月) 02:39:01.96 ID:UrXXKg2N0
~~~~~~~~

提督「完成だ!」

イムヤ「なんだか、かなり時間がとんだ気がするわね」

提督「そりゃ特別なことはなにもしていないからな。時間も早く過ぎ去るように感じたんだろう」

イムヤ「うーん、言われてみればそうかも」

提督「それにしても、普通のカレーだな」

イムヤ「そりゃそうよ。隠し味も何も入れてないわけだし……」

提督「……今からでも何か入れるか? りんごとか」

イムヤ「完成してから入れると大抵は混ざりきらなくて味にムラができておいしくなくなるわよ」

提督「牛乳とかは完成してからでも入れるだろう!」

イムヤ「そういうのは好みでしょ」

提督「くっ、普通すぎて何かを入れたい……! オリジナリティを欲しているんだ……!」

イムヤ「それで変なことになったらイムヤのせいになるんだからね!?」

16: 2017/04/24(月) 02:39:42.07 ID:UrXXKg2N0
―執務室―

提督「普通においしかったけど、やっぱ普通すぎた。もうちょっとこう、特別感が……」

提督「……もしかして、変なカレー食べすぎて感覚がマヒしているだけか?」

下2

18: 2017/04/24(月) 03:05:32.63 ID:+6Hnzx/40
瑞鳳にオムレツを勧める

22: 2017/04/25(火) 00:34:54.57 ID:B2Kx5o4go
瑞鳳「提督、瑞鳳の卵焼き、食べる?」

提督「食べりゅ……っと、ちょっと待った。いつも同じ流れはいただけない」

瑞鳳「同じ流れ、ですか?」

提督「瑞鳳の卵焼き、そして次にたべりゅの流れだ。たまにはマンネリを打破しなくてはならない」

瑞鳳「そういえば、前に別の人に卵焼きを作ってたもんね……」

提督「知ってたのか? なら話が早い。瑞鳳は逆に卵焼き以外を作ってくれ!」

瑞鳳「わ、わかりました! でも、他にどういう料理が良いの?」

提督「え? えっと……材料は何がある」

瑞鳳「卵がいっぱいあるけど」

提督「……オムレツだ、オムレツを作るのだ!」

瑞鳳「オムレツ……分かりました」

23: 2017/04/25(火) 00:35:20.72 ID:B2Kx5o4go
~~~~~~~~

瑞鳳「提督、瑞鳳のオムレツ、食べる?」

提督「食べりゅ……やっぱり同じ流れだ!」

瑞鳳「作るものを変えたくらいだから……」

提督「うむ。しかし……意外とオムレツも美味しいな」

瑞鳳「以外って、酷くない?」

提督「そりゃあ美味しくない物が出されるとは思っていなかったが、これほどの完成度で出されるとは思わなかった」

瑞鳳「卵料理なら得意なのよ、私」

提督「そうか……」

瑞鳳「どうかした?」

提督「……おかわり、ある?」

瑞鳳「は、はい」

24: 2017/04/25(火) 00:35:46.03 ID:B2Kx5o4go
提督「それにしても、やっぱオムレツはこのふわとろ感だよな」

瑞鳳「ええ、そこは拘わったの!」

提督「それで、この意外にも奥深い味わい。卵本来の味がきちんと出ている!」

瑞鳳「卵の味の引き出し方なら任せて!」

提督「そうしてこの綺麗な形! 上手く返しをしないとこんなに綺麗にならない!」

瑞鳳「卵焼きで鍛えたのよ!」

提督「……か、考えれば考えるほど完璧だ……卵に関しては間宮や鳳翔を上回っているかもしれない……」

瑞鳳「ううん、まだまだ研鑽を続けないと」

提督「今度別の卵料理も頼む」

瑞鳳「もちろん!」

25: 2017/04/25(火) 00:36:14.19 ID:B2Kx5o4go
~~~~~~~~

提督「まさかあれほどの実力を隠していたとは……」

提督「あんなものを味あわされては、今後も食べりゅと言ってしまうな、間違いなく」

↓2

27: 2017/04/25(火) 00:38:35.14 ID:ZnvljaCAo
天龍と一緒に漫画の必殺技撃ちあう

31: 2017/04/26(水) 01:46:41.23 ID:rXbzg2afo
―天龍型の部屋―

提督「漫画の必殺技ってかっこいいよな」

天龍「お、なんだなんだ。面白そうな話じゃねえか」

提督「ふふん、やはり惹かれたな」

天龍「そりゃ、漫画を見て研究したりしているからな」

提督「研究?」

天龍「強そうな技だよ。卍解! とかさ」

提督「あれは別に必殺技じゃあないが、話が分かるじゃないか」

天龍「よせよ、分かっててふって来たんだろ?」

提督(一発目から必殺技を間違えるとは思わなかったけどな)

32: 2017/04/26(水) 01:47:09.72 ID:rXbzg2afo
提督「なんとなく天龍の好きな物は分かった」

天龍「じゃあ、提督の好きな必殺技ってなんだ?」

提督「天龍に合わせるならアバンストラッシュだな。練習し過ぎて傘を十本くらい壊したのは思い出だ」

天龍「あーわかる。俺も月牙天衝を練習して壊して龍田に怒られたっけな」

提督「俺が壊したのは子どものころだぞ……」

天龍「お、俺だって生まれて間もない頃だ!」

提督(天龍の生まれて間もない頃って、漫画にすら興味無かったころじゃないか?)

天龍「な、なんだその目」

提督「いや、いつまでもその心を忘れないようにな」

天龍「馬鹿にしているだろ!?」

33: 2017/04/26(水) 01:47:38.47 ID:rXbzg2afo
提督「でも、必殺技をいろいろ練習してたんだろ? 何か見せてよ」

天龍「絶対馬鹿にするだろ」

提督「しないって。なんなら、俺も一番好きな必殺技を見せるから」

天龍「言ったな? 絶対だぞ?」

提督「はいはい」

天龍「……ぜ、絶対に笑うなよ!」

提督「分かってるから早くしろよ」

天龍「じゃあ、いくぜ……奥義 天 翔 龍 閃 !!!」ゴッ

提督(ほお、隙を生じぬ二段構え。言うだけあって、それなりに出来ているようだな)

天龍「ど、どうだ? ……なんだそのカメラ」

提督「ん、ちょっと今作ってる動画に一分ほどのネタ映像が欲しかったんだ」

天龍「そうか。で、それは?」

提督「……ジャスト一分。いい夢見れたかよ」

天龍「提督の好きな必殺技は分かったが、よこせ!!」ブンッ

34: 2017/04/26(水) 01:48:05.72 ID:rXbzg2afo
―執務室―

提督「必殺技を使われたら危なかった。なんて」

提督「後で龍田に渡して根回しをしておこう。多分許してくれる、ようになるはず」

↓2

36: 2017/04/26(水) 02:27:18.36 ID:zLLcEY680
時雨と相合い傘で歩く

37: 2017/04/27(木) 02:30:45.26 ID:U3iE80RM0
―デパート入口―

ザーザー

時雨「……」

提督「おっと、ここにいたか。迎えに来たぞ」

時雨「提督? えっと、夕立はどうしたんだい?」

提督「夕立なら濡れて帰ってきたから先に風呂に入らせた。時雨が待っているということもその時にな」

時雨「そうなんだ。ごめんね、提督」

提督「たまには雨の日に散歩もしたかったんだ。ちょうどいい」

時雨「……そっか、うん。ありがとう」

提督「では帰るとするか。傘は持ったな」

時雨「うん」

提督「じゃあ早速」

ビュウウウウウ バキッ

提督「……」

時雨「え、提督、そのままじゃ濡れるよ?」

提督「くそっ、たまに来る強風はこれだから! 油断した!」

38: 2017/04/27(木) 02:31:12.67 ID:U3iE80RM0
~~~~~~~~

時雨「その、提督のほうは全然足りないんじゃないかな?」

提督「いや、壊したのは俺の分だし、そのために時雨が濡れるなんてことはありえない」

時雨「……じゃ、じゃあ、もっとそっちに寄るよ」

提督「でも歩きにくくならないか?」

時雨「そうかもしれないけど……でも、今日は寒いからね」

提督「朝はあったかかったからなー。ちょっと薄着だと寒いか」

時雨「うん、少しね……」

提督「それならしょうがない、もっとくっつけ」

時雨「うん」

39: 2017/04/27(木) 02:31:43.07 ID:U3iE80RM0
提督「でも、それにしても少し甘えん坊だな」

時雨「甘えん坊って、子供じゃないんだよ?」

提督「知ってる。でも普段なら相合傘はともかく、こうやってくっついたりはしないだろ」

時雨「提督が濡れているのに何もしないということはないと思うけど……でも、そうだね、一人で待っていたからかな」

提督「夕立が一人で帰ったのが寂しかったか?」

時雨「傘を忘れたからって、走って帰ることはないと思うんだ」

提督「ははは、らしいな。でも、傘くらい買って帰ればよかっただろ」

時雨「傘がないことに気付いて、だれか呼んでくるって言った夕立が財布を持っているとしたら?」

提督「夕立はおっちょこちょいだな。……お?」

時雨「あれ、晴れてるね」

提督「時雨ってやつだな。季節は違うけど」

時雨「そうだね」

提督「でも、これならもう少し待つだけでよかったんじゃないか? ちょっと損した気分だな」

時雨「提督はそう思うの? 僕は、得をした気分かな」

提督「?」

40: 2017/04/27(木) 02:32:13.79 ID:U3iE80RM0
―執務室―

提督「なんで得なんだろう、ちょっと意味わからない」

提督「でも、雨上がりの空はきれいに映るよな。結構好きだわ」

下2

42: 2017/04/27(木) 03:45:07.64 ID:Iz2QiOi/0
元秘書艦となった大鳳の様子を見に行く

43: 2017/04/28(金) 02:14:56.05 ID:G7OeLfhaO
―大鳳の部屋―

提督「そういえば解任されてから一度も大鳳の様子を見たことがなかったな。おーい大鳳ー、生きてるかー」

ガチャ

大鳳「……」ズーン

提督「うわ暗。おいおい、いつもの陽気な大鳳らしくないぞ」

大鳳「別に陽気じゃありませんし……」

提督「いや、というか何をそんなに落ち込んでいるんだよ。ほぼ無罪放免だろ」

大鳳「そうですけど……」

提督「それとも、秘書艦解任が一番効いたか?」

大鳳「それはないですが」

提督「どうしてそこだけはっきりなんだ」

44: 2017/04/28(金) 02:15:26.67 ID:G7OeLfhaO
大鳳「冗談ですけど……やっぱり爆破させてしまったというのが……」

提督「あー、トラウマだっけ。治ったかと思ったんだが」

大鳳「トラウマはそう簡単に治るものでもないですよ。ほかの人だってそうですし」

提督「今でも夜怖いとか潜水艦怖い奴もいるしなー」

大鳳「そういうことですよ……」

提督「ふむ、つまり……執務室自体はどうでもよくて、トラウマに触れたのが効いたと」

大鳳「そう、ですね」

提督「やっぱり俺の扱いひどいよなぁ!」

大鳳「そういえば、執務室はどうなったんですか?」

提督「執務室なら明石が一晩で直してくれたぞ」

大鳳「一晩……す、すごいですね」

45: 2017/04/28(金) 02:15:53.55 ID:G7OeLfhaO
提督「あの日に限って重要な書類は置いてなかったし、被害は俺を除けば少しだけだな」

大鳳「それはよかった……」

提督「だからなんで俺の被害に関してはみんな無頓着なの? 一応至近距離で爆発したんだぞ。運よく無傷だったけど」

大鳳(だからこそ心配されていないのだけど……あと、日ごろの行い)

提督「大鳳から不敬なにおいがする」

大鳳「不敬なにおいって、どんなにおいですか!」

提督「……ま、気分転換くらいできただろ」

大鳳「気分転換って……あ、そ、そうかも」

提督「まったく、みんな心配してたぞ」

大鳳「……そうですね、そろそろ、しっかりしなきゃいけません! 提督!」

提督「ん?」

大鳳「夕日に向かって走りましょう!」

提督「……今日くらいは付き合ってやろう!」

46: 2017/04/28(金) 02:16:21.17 ID:G7OeLfhaO
―執務室―

提督「まさかハーフマラソン級に走るとは……」

提督「というか心配いらなかったんじゃないのか。解任された後にしては元気すぎるだろ」

下2

48: 2017/04/28(金) 03:00:15.29 ID:7R1+4mzm0
白雪と折り紙検定を受ける

49: 2017/04/29(土) 02:38:57.31 ID:2S6VnMEO0
白雪「折り紙検定を受けてみたいんです……」

提督「折り紙検定? なにそれ」

白雪「折り紙の上手さを示すものですよ」

提督(やる気になっている白雪を見るのは初めてかもしれない。よし)

提督「なるほど、面白そうだから俺も参加してみようか!」

白雪「はい!」

提督「それで、参加ってどうするんだ?」

白雪「えと、月刊おりがみに指定されているおりがみを折って送ればいいそうです」

提督「月刊おりがみ?」

白雪「はい、これです」

50: 2017/04/29(土) 02:39:27.22 ID:2S6VnMEO0
提督「準備いいな……えっと、このマークがついているやつでいいんだな」

白雪「そうみたいですね」

提督「ふむ……ひとまずは、それぞれが作るということでいいか」

白雪「はい」


~~~~~~~~

提督「ふむ……まあ、こんなものかな。白雪はどうだ?」

白雪「その、なんだか納得ができなくて」

提督「うまく折れないのか? どれ」

51: 2017/04/29(土) 02:39:56.40 ID:2S6VnMEO0
白雪「この、重ね合わせる部分がどうしてもずれてしまうんです」

提督「……」

白雪「それに、折り返すとどうしても綺麗にならないのが、少し……」

提督「……」

提督(全然わからん)

白雪「司令官もそう思いますよね?」

提督「……と、とりあえず送ってみるのもいいんじゃないか? その間にも折りなおしておくとかできるだろうし」

白雪「あ、そ、そうですね。それがいいかもしれません」

提督「じゃあ、早速封筒を……そういえば、だれか折り紙協会の会員なの?」

白雪「? いえ、そんなことはないですけど……」

提督「あー、言いにくいんだが……会員の身内がいなきゃ受けられんぞ」

白雪「え」

52: 2017/04/29(土) 02:40:26.18 ID:2S6VnMEO0
~~~~~~~~

提督「失意のまま出て行った……」

提督「かわいそうではあるが、さすがにどうにもならないしなぁ」

下2

54: 2017/04/29(土) 02:41:03.21 ID:EtBC/nYF0
鳳翔さんの推薦で秘書艦に復帰させられた大鳳
そんな大鳳の

鎮守府天気予報 いい風ね

59: 2017/04/30(日) 01:28:46.09 ID:A1vHI84q0
提督「青葉ー」

青葉「はい、青葉に何か御用ですか?」

提督「ちょっと相談に乗ってほしいことがあるのだが」

青葉「はあ、司令官が相談だなんて珍しいですね」

提督「数日前に執務室が爆破したことは知っているだろう」

青葉「あの事件ですね。まあ、今やすでに風化した話題ですが」

提督「風化って……いや、まあいい。それでそのことについてちょっと鳳翔に愚痴ったら――」

鳳翔『では、本人にあっている仕事を振ってみるのはいかがですか?』

提督「といわれたので、なにかできそうなものはないかなと」

青葉「放っておいたほうがいいんじゃないですか?」

提督「やっぱそれなりに落ち込んでいるみたいだからさ」

青葉「なるほど……では、こんなものはどうでしょう」

提督「ほう?」

60: 2017/04/30(日) 01:29:23.86 ID:A1vHI84q0
~~~~~~~~

霞「だから、ここに不備があるから改訂するようにって……!」

提督「あー、待て秘書官よ。そろそろ始まる時間だ」

霞「始まるって何が」

提督「大鳳が行う、鎮守府天気予報だ」

霞「は?」


大鳳『おはようございます。放送を一時譲ってもらい、鎮守府天気予報を行いたいと思います』


霞(なるほど、このために届け出たのね)

提督「ふむふむ、出だしは普通だな」

霞(クズ司令官の差し金みたいだから、ろくな内容じゃなさそうね)

61: 2017/04/30(日) 01:29:50.76 ID:A1vHI84q0
大鳳『では鎮守府内の天気です。晴れ模様が続くそうですが、所により雷が発生する見込みです』


霞「鎮守府で雷? 今日は確かに晴れだけども」

提督「わかんないのかなぁ、秘書官さんよ」

霞「あれだけでわかる人はいないと思うのだけれど」

提督「説明する戸棚、これは鎮守府での雰囲気のことを指しているんだ。だから、雷というのは」

霞「なるほど……つまりここにある溜まりに溜まった仕事をしようとしないあんたに……」

提督「落ちるということだな。さて、俺が逃げさせてもらう。さらば!」バッ

霞「あっ! 今日という今日は絶対に逃がさないわよ!」ダッ


大鳳『局地的に発生する風に気を付けてください。それでは、本日も一日頑張りましょう』

62: 2017/04/30(日) 01:30:24.26 ID:A1vHI84q0
~~~~~~~~

提督「まさか遠慮なく艦装をしてくるとは思わなかった……」

提督「内容自体は青葉に任せたけど、本当に雷が落ちるとはな。想像もしなかった」

下2

64: 2017/04/30(日) 01:53:38.35 ID:iN2/SIxso
望月、初雪、加古らが立て籠もる最後の炬燵を撤去

68: 2017/05/01(月) 00:22:06.47 ID:qa/JZRF+o
古鷹「失礼します提督。相談が……あれ」

吹雪「古鷹さん? ……もしかして」

睦月「同じような要件、かにゃあ?」

古鷹「多分……」

提督「まったく、暑くなってきたというのに、予想を裏切らない奴だ」


―吹雪型の部屋―

提督「おら、出て来い!」

初雪「むりぃ……」

提督「もう流石に暑いだろうが……って、つけてないじゃないか! 何故篭る!」

初雪「この中の安心は……何よりも勝る」

提督「ほう、そうか。だがその安住の地は今にも無くなろうとしているぞ」ガシッ

初雪「司令官……なにを……」

提督「いいから出ろ! まだほかに二人もいるんだ!」ガバッ

初雪「あっ……!」

69: 2017/05/01(月) 00:23:22.20 ID:qa/JZRF+o
―睦月型の部屋―

提督「もっちーよ、俺は季節感に合わないものは好かないと言ったはずだよな」

望月「いや、聞いてないけど……しかもまだ夜とか寒いっしょ?」

提督「こたつに入るほどではないだろう。もっちー、現状を顧みればこの先俺が何をするか分かるだろう?」

望月「それは……」

望月(司令官の目は本気……無理矢理片づけようとするのは明らか。ならば……)

提督「どうした、素直に片付ける気になったか?」

望月「……そうだね。わかった、片付ける。でも、少しだけ待って」

提督「む、何故だ?」

望月「片づける為の押入れのスペースが無いはず……だから、明けてからにする」

提督「なるほど。そういうことであれば、少し待ってやろう」

望月「女性の部屋の衣替えを見るつもりなの?」

提督「……考えたな。そういえば俺はひかざるを得ない」

望月(勝った……)

提督「明日見に来てこたつが片付けられてなかったら解体な、こたつ」

望月「……だよね」

70: 2017/05/01(月) 00:23:52.99 ID:qa/JZRF+o
―古鷹型の部屋―

提督「最後はお前か、加古」

加古「zzz……」

提督「寝てるな。こたつはつけて……る。なんと、暑くなってきたのに」

加古「zzz……」

提督「しかし、寝ているという事は俺も動き易い。まず電源を切って……」

ガシッ

提督「……」

加古「zzz……」

提督「起きてるだろ」

加古「zzz……」

提督(……寝てる!? そんな馬鹿な、こいつガシッと掴んできたぞ!)

提督「片手を塞がれたならば、もう片手で」ガシッ

加古「zzz……」

提督「……離せ!」ブンブン

加古「zzz……」ギュー

提督「何で寝ているのにそんなに抵抗できるんだよ!!」

71: 2017/05/01(月) 00:24:19.45 ID:qa/JZRF+o
―執務室―

提督「くそ、加古の部屋は無理だった。油断していたのもあるが、あそこまで寝ている状態で抵抗されるとは……」

提督「次相対する時は古鷹に援護を頼むか……」

↓2

73: 2017/05/01(月) 00:27:50.95 ID:FjGkM2vmo
残り少ないポテチを摩耶鳥海と一緒にありがたくいただく

75: 2017/05/02(火) 01:36:55.35 ID:vrHx9a2t0
―高雄型の部屋―

摩耶「知っているか提督、ポテトチップスの販売がなくなるそうだ……」

提督「あー、買い占めが横行しているとか」

摩耶「嘆かわしいことだ」

提督「嘆かわしいって……」

鳥海「司令官さん、見ての通り、ポテチの販売が大幅に制限されるという話を聞いて、摩耶はショック気味でして……」

提督「だからキャラがなんか変なのか。あんまり好きそうには見えなかったが」

鳥海「私もポテチを買うために東奔西走してきました。大変でしたよ」

提督「鳥海、お前もかなりショックを受けているだろう」

76: 2017/05/02(火) 01:37:48.14 ID:vrHx9a2t0
摩耶「というわけでだ、このピザポテトを見納めに大事に食べたいと思う」

提督「うーん、摩耶が箱のピザポテトを指さしているのは、なんとも絵面的に似合わない」

摩耶「さあ、まずは一袋目だ」

鳥海「ええ、すでに準備はできているわ」

提督(こいつらこんなにポテチ好きだったのか……)

摩耶「ピザポテトといえばこの癖になるチーズだな」

鳥海「今年は二十五周年だというのに、本当に残念」

提督「二十五周年といえば、カー……」
摩耶「今はポテトチップスだ」

提督「はい」

77: 2017/05/02(火) 01:38:15.57 ID:vrHx9a2t0
鳥海「この味ともしばらくお別れともなると、寂しいわね……はい、二袋目」

摩耶「これで残り全部だからな。早く製造開始をしてほしいな」

提督「……な、なあ、どうして俺を連れてきたんだ? 二人で食べたほうがよくなかったか?」

摩耶「ん? だって提督も好きだろ、ポテトチップス」

提督「好きではあるが、お前たちみたいな今回の件で落ち込むほどではない!」

摩耶「なん……だと」

鳥海「い、いえ、私の計算結果では、司令官さんがポテチを好きな確率が九十パーセントと」

提督「お前ら二人がガチすぎるんだよ! 付き合えるか!」

摩耶「……ピザポテトはいるか?」

提督「……もらおう」

78: 2017/05/02(火) 01:38:43.29 ID:vrHx9a2t0
―執務室―

提督「俺も好きだよ、ピザポテト! 炭酸ぐいっとしながら昔はよく食べてたよ!」

提督「……まあ、個人的にコンソメが製造停止していないから心情的に余裕があるだけなんだが」

下2

28: 2017/04/25(火) 00:39:48.20 ID:gDkP+DqDO
酔っ払ってハグ魔と化した提督がみんなを抱きしめまくる

82: 2017/05/03(水) 01:17:06.64 ID:ggahlda40
―鳳翔の店―

提督「うへへ……龍鳳ぎゅー……」

龍鳳「え、提督!? 落ち着いてください!」

提督「ん~? 俺はこれ以上ないほど落ち着いているぞ~。ふんふん、龍鳳は柔らかいなぁ」

隼鷹「あー、飲ませすぎたかな」

那智「これくらいでようなんて、まだまだひゃな!」

ポーラ「そうですよぉ、ポーラはまだまだいけますからね~」

千歳「ていとく~、わたしのほうへきてもいいのよ~?」

19「提督酔うのが早いの」

鳳翔「これは、なんとも……」

83: 2017/05/03(水) 01:17:58.52 ID:ggahlda40
隼鷹「あ、鳳翔さん。ちょっと提督に飲ませすぎたみたいだから、介抱頼めない?」

鳳翔「それはいいのですけど、まずは龍鳳さんから離すのが先かと」

隼鷹「それは……」

提督「この抱き心地、あ~、安心する~……」

龍鳳「そ、そこに潜り込むのはだめです! 手を入れないでください~!」

隼鷹「嫌がってないからいいんじゃね」

鳳翔「介抱ができませんから……」

千歳「……」

19「どうかしたの?」

千歳「ずるいですよ!」

84: 2017/05/03(水) 01:19:04.32 ID:ggahlda40
提督「む?」

千歳「けいくうぼとして、わたしもまけていません!」ギュッ

提督「おぉ~、こっちもええぞ~」

19「千歳さんも壊れたの!」

ポーラ「大変ですね~」

19「あんまりのんびりしている状況じゃないと思うの! ひゃっ」

提督「イクも見た目通りふわふわじゃのう~」

19「お、おっさんなの! 提督が完全におっさん化しているの!」

那智「いいぞいいぞー! もっとやれー!」

19「これ以上何をさせるつもりなの!?」

提督「そりゃあ、もっとだきしめろってことだな!」ギュー

19「今日の提督は強引なのー!」


鳳翔「……お酒に強い人のほうが大変そうですね」

隼鷹「イクはあんまり飲みに来ないから、絡み方のかわし方も知らなそうだしなー。でも面白いからサイコー」

鳳翔「隼鷹さん……」

85: 2017/05/03(水) 01:19:31.36 ID:ggahlda40
―執務室―

提督「どうして俺はイクを抱きながら寝ていたのだろうか。不思議だ」

提督「しっかし、完全に二日酔いだわ……迎え酒でもしとこ」

下2

87: 2017/05/03(水) 01:27:48.22 ID:4HvPX+bdo
龍譲と串カツ食べたい

88: 2017/05/04(木) 03:17:13.43 ID:sIcmd+Uc0
―提督私室―

龍驤「串カツ作っとるって!?」バァン

提督「……なんでお前が来るんだ」

龍驤「なんや、きちゃあかんの?」

提督「あかんというか、カツといえば足柄みたいな雰囲気あるだろ」

龍驤「それは……そうやな」

提督「そんなわけで、予想を外しただけだ。気にするな」

龍驤「なら気にせんわ」

提督「龍驤らしい」

89: 2017/05/04(木) 03:17:48.26 ID:sIcmd+Uc0
龍驤「それで、串カツ作っとるのはホンマなん?」

提督「本当だよ。今はたれを作っているところだ。少し待て」

龍驤「わかったで」

提督「……ていうか、食べる気満々なんだな」

龍驤「当たり前やろ」

提督「当たり前なのか……」

龍驤「串カツゆうたら、大阪では名物やろ。ほら」

提督「龍驤は実際のところ大阪とは関係ないだろ」

龍驤「お、そろそろおいしそうなタレができたんちゃう?」

提督「こいつ……」

90: 2017/05/04(木) 03:18:16.18 ID:sIcmd+Uc0
~~~~~~~~

龍驤「ん~、さすがやなぁ」

提督「そりゃ作るからにはおいしく作るからな」

龍驤「揚げ具合と、やっぱタレがちゃう。まさに串カツたる串カツや」

提督「わかりにくい感想をありがとう。というか、龍驤は串カツを食べたことはあるのか?」

龍驤「馬鹿にするんやないで。鳳翔の店でいっぱい食べとるわ!」

提督「大阪じゃないんかい」

龍驤「まま、そう細かいことは気にせんで、提督食べてみい」

提督「俺が作ったんだけどな。……うん、自分で言うのもなんだがおいしい」

龍驤「やろ」

提督「どうして龍驤が得意げなのか」

91: 2017/05/04(木) 03:18:53.87 ID:sIcmd+Uc0
―執務室―

提督「喜んではいたみたいだけど、よくわからないことだらけだな」

提督「そもそも、どこから串カツを作っているのを知ったんだ……」

下2

93: 2017/05/04(木) 06:38:34.82 ID:DW7qFsDQ0
阿賀野型とUNOで遊ぶ

94: 2017/05/05(金) 03:29:30.59 ID:6C3lP1AH0
―阿賀野型の部屋―

阿賀野「提督さん、阿賀野暇ー」

提督「暇って……後ろで能代が掃除をしているのが見えないのか?」

阿賀野「能代はね、掃除が趣味なんだよ」

提督「嘘だって知ってるからな」

阿賀野「むー」

能代「いえ、まあ……阿賀野姉に手伝ってもらおうとは思ってないですから」

阿賀野「ほら!」

提督「ほらって、胸を張ることではないぞ」

酒匂「でも、せっかく司令がいるんだから、なにかしようよ」

阿賀野「酒匂いいこと言った!」

酒匂「ぴゃー!」

95: 2017/05/05(金) 03:29:58.22 ID:6C3lP1AH0
提督「と、言っているが」

能代「しょうがないですね……そろそろ休憩しようと思っていたし、ちょうどいいかも」

矢矧「それなら、私もかまわないわ」

提督「なら、UNOでもするか」

阿賀野「うの?」

能代「たまにはいいかもね、そういうゲームも」

矢矧「この人数だしちょうどいいんじゃないかしら」

酒匂「みんなとゲームなんて楽しみ!」

提督「そうか、そりゃ提案したかいがあった。で、阿賀野はなんか言ったか?」

阿賀野「え、い、いいや、なんでもないよ」

阿賀野(阿賀野一人だけわからないなんて言えない!)

96: 2017/05/05(金) 03:30:26.10 ID:6C3lP1AH0
~~~~~~~~

能代「スキップ。次は矢矧ね」

阿賀野「阿賀野の番が飛ばされた!?」

矢矧「うーん……ここは素直に黄色の七ね」

酒匂「青の七を置くね」

提督「じゃあリバース」

酒匂「あたしの番? えっとー、じゃあ青の五」

矢矧「青は……ドローツー。ごめん、阿賀野姉」

阿賀野「え? え?」

能代「青の三ね」

提督「リバース」

能代「まだ持ってたの!? そ、それなら……ワイルドドローフォー。阿賀野姉、四枚ドロー」

阿賀野「増えていく一方なんだけど!」

提督「UNOはそういうこともあるんだ。というか、流れが悪いと普通にそうなる」

阿賀野「そ、そういうものなんだ……難しいね」

提督「そうか?」

97: 2017/05/05(金) 03:30:55.02 ID:6C3lP1AH0
―執務室―

提督「なんだか、阿賀野にしては消沈気味だったな。ああいうゲームすきそうだと思ったんだが」

提督「……しかし、思い返してみればなんか狙われていることも多かったし、しょうがないのかもしれない」

下2

99: 2017/05/05(金) 05:09:17.36 ID:8tl31P7VO
>>92

100: 2017/05/06(土) 03:37:27.82 ID:GZcIj7kH0
提督「全員そろったことだし、伝言ゲームを始める」

吹雪「伝言ゲームですか?」

叢雲「まだ馬鹿らしいものを……」

提督「違う、違うぞ叢雲。これはあくまでまじめな話だ」

叢雲「真面目? どこがよ」

提督「お前たち五人は鎮守府発足の頃からいる、いわゆる古参メンバーだ。もちろん、ほかの者たちより特別に信頼しているといっても過言ではない」

五月雨「そ、そんな風に言っていただけてうれしいです!」

電「嘘っぽいのです」

提督「だからこそ、おそらくお前たちを頼るとするならば、とてつもなく重要な要件である可能性が高い」

叢雲「……つまり、そのときになって要件の伝達漏れとかを防ぐために、どれだけ完璧な状態で伝聞していけるか調べる、という建前ね」

提督「さすが、わかってる」

叢雲「前置きが長いのよ!」

漣「つまり、今回は真面目?」

提督「おう」

漣「漣としては、ちょーっとお遊び心を加えたいんだけどなー」

提督「心配しなくても、どうせ漣の思った通りになる」

漣「?」

提督「とりあえず、今のところは解散。近々適当なタイミングで吹雪から始めるから、聞いた者は聞いたすぐではなく一時間後に伝えること」

吹雪「わ、私が一番ですか! 重要ですね……」

101: 2017/05/06(土) 03:37:54.40 ID:GZcIj7kH0
―吹雪型の部屋―

提督「というわけで、早速だ」

吹雪「……ついさっきの話ですよね?」

提督「伝言内容は『吹雪によって電と漣が降り出し五月雨となって叢雲を起こした』で」

吹雪「い、意味が分からないのですけど」

提督「意味が分からないほうが伝達が難しいだろ?」

吹雪「そうですけど……はあ、わかりました。次はだれでもいいんですか?」

提督「おう」

―ダイジェスト―

吹雪「吹雪によって電と漣が……えっと、降り、五月雨となって叢雲を……起こした、だったかな」

漣「ほーん」


漣「吹雪が電と……漣が不利になって五月雨が叢雲を起こした……ありゃ、何か違うなぁ……」

電「さっぱり意味が分からないのです」


電「吹雪は電と漣が不利になって五月雨が叢雲が有利、なのです」

五月雨「お、おぼえきれないぃ」


五月雨「吹雪は電と漣が不利で納得して、五月雨は叢雲にゆ……百合しい? だったと思う!」

叢雲「それ、元から外れまくってない?」

102: 2017/05/06(土) 03:38:24.85 ID:GZcIj7kH0
~~~~~~~~

提督「それで、結果は?」

叢雲「……吹雪は電と漣が不利に納得、五月雨と叢雲は百合……」

提督「ぷーっくくくく!! なんじゃそりゃ! 名前だけは完璧なところが笑える!」

叢雲「ほ、本当は何だったのよ!」

提督「吹雪によって電と漣が降り出し五月雨となって叢雲を起こした」

叢雲「元から意味が分からないじゃない!」

提督「馬鹿いえ、もし暗号を伝達するのであれば意味の分からない単語が羅列するのは当然だろう」

叢雲「くっ……確かにそうかもしれないけど……!」

吹雪「わ、わたし不利なんて言ってませんよ!?」

漣「えー、確かに不利って言ってたけどなぁ」

電「不利っていえば有利になるのです」

五月雨「全然ダメだった……」

提督「ま、伝言ゲームだしそんなもんだわな。プクク……」

吹雪「まだ笑ってます……」

103: 2017/05/06(土) 03:39:05.30 ID:GZcIj7kH0
―執務室―

提督「でも実はもうちょっとまともに伝わるかと思ったんだが……接続語が全体的に全滅ってなぁ」

提督「自分の名前とか目立つ単語があるとそればかり頭に入るっていう典型的なパターンだな」

引用: 提督「安価でいくどもみんなと遊ぶ」