302: 2017/06/07(水) 02:15:39.23 ID:bJXa801tO

―執務室―

提督「くっ、体のサイズでは圧倒的に有利だと思ったのに、どこに入っているというんだ……」

提督「つかマジで食べ過ぎた……氏ぬ……」

下2

304: 2017/06/07(水) 03:05:14.27 ID:Z8SzCYYCo
朝霜とウォールクラッシュで遊ぶ

305: 2017/06/08(木) 02:23:37.99 ID:TWjVLsLK0
―トレーニング場―

提督「ウォールクラッシュって知ってるか」

朝霜「壁でも壊すのか?」

提督「それもウォールクラッシュだが、違う。あれを見てほしい」

朝霜「数字が書いて……上にクリア?」

提督「下にトランポリンもある。これでどれだけ高い点をとれるか、もしくはクリアできるかという勝負だ」

朝霜「ふーん……クリアまで高いな」

提督「身体能力を考慮して、実物より少し高くしたからな」

朝霜「へっ、そっちの方がやりがいがあるぜ」

提督「やる気になったか。では、この服を着てくれ」

朝霜「なんだこれ」

提督「ジャンプスーツだ」
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 1 (電撃コミックスNEXT)
306: 2017/06/08(木) 02:24:13.63 ID:TWjVLsLK0
~~~~~~~~

朝霜「少し動きにくいな……」

提督「だからクリアできないとでも?」

朝霜「へぇ、言うじゃん。そんなことは一切ないことを見せてやるよ」

提督「それは楽しみだ。しかし、ひとまずは俺がやってみよう」

朝霜「もちろんクリアだよな?」

提督「軽くやる。いきなりクリアしてもつまらんだろ」

朝霜「余裕だな。まあいいぜ。早く壁に手ぇつきな!」

提督「朝霜では届かない高さをなぁ! ふっ!」バンッ

朝霜「50点、でいいのか?」

提督「両手換算で100点だ」

朝霜「なるほどな。両手で数えるのか。……早くどきなよ」

提督「ふっふっふ、全身マジックテープだから離れんのだ」

朝霜「……」

提督「……いやあの、助けて?」

307: 2017/06/08(木) 02:24:51.57 ID:TWjVLsLK0
~~~~~~~~

朝霜「んじゃ、軽く一発クリアでもしてくるか」

提督「お、言ったな?」

朝霜「むしろ、クリアの上を目指してもいいくらいだ」

提督「いいだろう。では、どちらがどれだけ高く飛べるか勝負だ」

朝霜「絶対司令には負けないからな! ……はっ!」バンッ

提督「おお、壁キック」

朝霜「どうだ、司令! クリアの上に手が届いたぞ!」

提督「なるほど、口だけではなかったということか」

朝霜「……で」

提督「?」

朝霜「取れないんだが……」

提督「俺もそこは高すぎて届かないなー」

朝霜「……くっ、最初からこうして羞恥心を煽るつもりだったな!」

提督「いや、さすがにそこまで考えてなかったが」

308: 2017/06/08(木) 02:25:26.88 ID:TWjVLsLK0
―執務室―

提督「むう、あそこまで軽々クリアされるとは思わなかった」

提督「楽しかったから、夕張に作らせたかいはあったけど」

下2

310: 2017/06/08(木) 02:28:53.94 ID:guxy/rRfO
龍田をじわじわと誉め頃し

311: 2017/06/09(金) 03:02:15.71 ID:UIDeKNh00
―天龍型の部屋―

提督「天龍は……いないみたいだな」

龍田「あら~、天龍ちゃんに何か御用?」

提督「まあ、また遊んでやろうと思ってな」

龍田「あんまりやりすぎちゃだめですよ?」

提督「心得ている。切り落とされたくはないしな」

龍田「うふふ、わかってるならいいのよ~」

提督(今回遊ぶのはお前だがなぁ! 龍田ぁ!)

龍田(また変なことを考えてるみたいねぇ)

312: 2017/06/09(金) 03:02:52.48 ID:UIDeKNh00
提督「しかし、龍田なら天龍の行く先も知っていると思っていたのだが」

龍田「あら、知っていても教えると思う?」

提督「だろうな。姉妹を大事に思っているところは、まるでお姉ちゃんみたいだな」

龍田「あら、本気でそう思っているのかしら?」

提督「もちろんだ。龍田はしっかりしているからな」

龍田「そんなことないわよ~」

提督「いやいや、謙遜しなくてもいい。心根も強く、非のつけどころがない」

龍田「そこまで言われると、なんだか変な気分ね~」

提督(強すぎて恐ろしいがな)

龍田(って、思ってそうね~)

313: 2017/06/09(金) 03:04:03.41 ID:UIDeKNh00
提督「まあ天龍のことはいいや。しばらくすればおなかすいて帰ってくるだろう」

龍田「まるで子供扱いですね~」

提督「ある意味子供だろう」

龍田「天龍ちゃんが聞いたら怒りますよ? 部屋で待つなら、お茶の準備しますね~」

提督「おお、気を使わせて悪いな。お嫁さんになりそうだ」

龍田「あら、本気でそう思ってくれますか?」

提督「もちろんだ」

龍田「じゃあ、提督がもらってくれますか~?」

提督「…………いやー、それはきついっす」

龍田「口、切り落としますよ」

提督「そういう返しをするってことは、気づいていたんだろう!」

龍田「もちろんです。でも、どうせなら最後まで貫いてほしかったわ~」

提督「いやいや……ちょっと無理」

龍田「うふふ……なんだか、少し腹立たしいので、八つ当たりしますね?」

提督「え」

314: 2017/06/09(金) 03:05:33.69 ID:UIDeKNh00
―執務室―

提督「いやおかしいだろう、こう返されるのが分かってていったんだろう」

提督「たぶん肯定してもからかわれただろうし……龍田の上をとるのは難しい……」

下2

316: 2017/06/09(金) 03:23:53.33 ID:kpdzYU6H0
名取、川内、隼鷹、Z3、占守と手裏剣勝負

317: 2017/06/10(土) 03:24:53.04 ID:aYpDBe0yo
―庭―

川内「せっかく手裏剣を手に入れた事だし、使ってみるよ!」

提督「いいのか?」

川内「また行けばもらえるんだし、いいでしょ」

提督「それそうだけどな」

マックス「それでは、呼んだメンバーに何か理由が?」

川内「ん? ないけど」

マックス「……」

提督「何で俺を見るんだ。何もしてないぞ」

隼鷹「あたしはお酒さえもらえれば何でもいいけどさー」

占守「手裏剣、気になるっす!」

名取「投げるときは気を付けて下さいね……」

提督「……カオスだな!」

318: 2017/06/10(土) 03:25:23.70 ID:aYpDBe0yo
川内「とりあえず、作った的の中心に当ててみるから!」

提督「ぶっつけ本番で? できるのか?」

川内「ニンポの勉強はしたから平気だよ」

提督「ニンポの勉強じゃ飛ばせないと思うんだけど」

川内「それは見てからのお楽し……みっと」ストッ

名取「あ、中心……」

隼鷹「やるじゃん! 酒の余興にはちょうどいいね!」

マックス「形状からして難しいと思ったのですが……」

川内「いやー、そんなに言われると照れちゃうな」

占守「占守もやってみたいでしゅ!」

川内「どうせならみんなで勝負をしてみようか。手裏剣は使いまわせばいいしね」

マックス「……そ、それなら私からしましょう」

提督「興味無さそうにしていたのに? ははーん、実は真ん中に当たったのを見てちょっとやってみたくなったんだろ」

マックス「……川内さん、貸してください」

提督「今度は無視か……」

319: 2017/06/10(土) 03:26:18.70 ID:aYpDBe0yo
川内「こう、シュッと投げる感じで」

マックス「口では伝わり難いですが、分かりました。では……」シュッ ストッ

隼鷹「隣の木に命中ー。あっはっは」

マックス「……は、初めてならこんなものです」

隼鷹「なら、次はあたしかね。ほいっと」ストッ

川内「端っこでもきちんと当たってる」

隼鷹「意外と出来るもんだねー。次は……名取かな」

名取「わ、私ですか! で、では……えいっ」ストッ

提督「真ん中! すごいじゃないか!」

名取「た、たまたまですよ……!」

マックス「やはり日本人は皆ニンジャなの……!?」

提督「違うと言いたいが、手裏剣投げるのみんな妙にうまいよな」

占守「次は占守っしゅ! うーんと、えいっ」シュッ

提督「うっ」ストッ

占守「司令に刺さったっす!」

名取「て、提督さん!」

隼鷹「ま、提督なら大丈夫でしょ」

川内「でも綺麗に刺さったねー」

提督「いやいやいや、少しくらい心配しよう? 確かに砲撃喰らうよりは全然平気だけど」

320: 2017/06/10(土) 03:26:44.28 ID:aYpDBe0yo
―執務室―

提督「手裏剣投げって案外コツがいるんだよなー。いともたやすく投げる奴も居るが」

提督「……あれ、もしかして俺投げてない?」

↓2

322: 2017/06/10(土) 03:39:01.95 ID:MIlw3k06O
那珂ちゃん褒めまくって照れさせる

323: 2017/06/11(日) 02:12:56.53 ID:pLtYigxz0
提督「この前の龍田褒め頃し作戦は失敗した。失敗要因は龍田に作戦を読まれていたからだ」

ガチャ

那珂「提督ー、那珂ちゃん呼んだ?」

提督「おお、呼んだぞ。生贄にな」

那珂「え?」

提督「なんでもない。しかし、那珂ちゃんは今日も愛らしいな」

那珂「ええっ、提督がそんなことを言ってくるなんて珍しいね」

提督「当たり前のことをわざわざ伝えるわけがないだろう?」

那珂「え~、もう、そんなに那珂ちゃんが愛らしいならもっと言ってもいいんだよ?」

提督(ちょろっ)

324: 2017/06/11(日) 02:13:22.62 ID:pLtYigxz0
提督「でも、那珂ちゃんはみんなに対して物怖じしないし、きっと着任したばかりの子も助かってると思うよ」

那珂「そうかな。那珂ちゃんとしては当たり前のことをしているだけなんだけどね」

提督「その当たり前が難しいんだよ。着任当日に歌を聴かせるなんてことができるのは那珂ちゃんしかできない!」

那珂「そんなに褒めると、照れちゃうよ!」

提督「失敗を恐れないなんてさすが!」

那珂「こんなの艦隊のアイドルとして当然だって!」

提督「本当、恥を知らない感じですごいな!」

那珂「もうっ、言い過ぎだよ!」

提督(これでも褒め言葉として扱うのか……)

325: 2017/06/11(日) 02:14:24.97 ID:pLtYigxz0
那珂「それで、提督は那珂ちゃんに何か用なの?」

提督「ああ、まあ殺気したことが本題といってもいいが、一応しばらく休みだから、アイドル活動頑張ってなと応援しようと思っただけだ」

那珂「ありがと! 那珂ちゃん頑張るよ!」

提督「そういえば、アイドル活動はどんな感じだ?」

那珂「うん? 頑張ってるよ!」

提督「頑張っているって、具体的に」」

那珂「頑張ってるよ!」

提督「……あ、うん。頑張ってな……」

提督(なんだろう、哀愁が……)

326: 2017/06/11(日) 02:15:09.07 ID:pLtYigxz0
~~~~~~~~

提督「那珂ちゃんを褒めまくるのは簡単だった」

提督「でも、あれくらいできなきゃアイドルとしてやっていけないのかもしれないな」

下2

328: 2017/06/11(日) 03:14:22.90 ID:L3mRkRCp0
香取型とラジオ体操

329: 2017/06/12(月) 02:42:58.82 ID:S+iJqqKl0
香取「最近、みなさん弛んでいると思います」

提督「お、おう。香取からそういうことを言ってくるなんて珍しいな」

香取「それくらい気になっているということです!」

提督「しかし、季節の変わり目はいつもこんなものだぞ」

香取「そのタイミングで敵が攻めて来たらどうするんですか!」

提督「敵も季節の変わり目は弛んでいると……」

香取「何か?」

提督「なんでもない」

香取「それで、なにかいい案があればいいのですが」

提督「そうだな……ラジオ体操なんてどうだ?」

香取「ラジオ体操ですか……意外といい案かもしれませんね」

提督「意外とってなんだ」

330: 2017/06/12(月) 02:44:00.19 ID:S+iJqqKl0
―庭―

香取「実際にやってみましょうか。ラジオ体操はしていますが、お手本となるかはわかりませんし」

提督「なんで俺まで?」

香取「提督もラジオ体操はしているのではないですか?」

提督「まあ、そうだが」

鹿島「……はっ、これはいいことですよね!」

提督「俺をずっと見て疑問視してたな? いいよ、最近その扱いには慣れてきた」

鹿島「す、すみません! そういう意味ではなかったつもりなんですが……」

香取「ラジオ体操の音楽はいつも使っている分があります。では、やってみましょう」

『ラジオ体操第一ー』

提督「聞きなれたもんだ」

鹿島「私も毎日聞いていますから、同じ気持ちです」

331: 2017/06/12(月) 02:44:53.69 ID:S+iJqqKl0
~~~~~~~~

提督「ラジオ体操は真面目にすると疲れるという! なのになんだ、そのへなちょこぶりは!」

香取「はい!」

鹿島「ど、どこか間違っていましたか!?」

提督「どうやら弛んでいるのは貴様らもだったようだな。一挙一動は大切にしなければならん! ラジオ体操はなおさらだ!」

香取「やはり提督には見抜かれていましたか……飛んで大きく手を広げる動作、少しだけ動きが雑になっていたことを」

提督「俺を何だと思っている。鹿島はそもそも、指先をしっかりまっすぐにしていない。そんなんじゃお手本になれないぞ!」

鹿島「は、はい!」

香取「提督、やはりあなたに相談をして正解でした。以後、ご指導ご鞭撻をお願いします」

鹿島「私もお願いします!」

提督「もちろん。お前たち、しっかりついてこいよ!」

332: 2017/06/12(月) 02:52:57.75 ID:S+iJqqKl0
―執務室―

提督「香取め、俺を試していたな……あれ以降しっかり動きやがる」

提督「その代わりといっていいが、鹿島が酷くしごかれていたな」

下2

334: 2017/06/12(月) 03:00:55.36 ID:gg7HtFGoo
夕立と一緒に時雨を愛でる

335: 2017/06/13(火) 01:41:57.04 ID:WleIKABh0
―談話室―

夕立「時雨の髪さらさらっぽいー」サワサワ

時雨「もう、夕立ったら」

提督「なんとも和やかかな」

夕立「あ、提督さん」

時雨「なにか用かな?」

提督「暇だから誰かと遊ぼうと思って。二人がいたわけだけど」

夕立「なら、提督さんもどう?」

提督「どうって、撫でるをのか? そうだなぁ」

時雨「な、悩むのかい」

提督「なんだ、時雨は撫でられたいのか、しょうがないな」

時雨「そういうつもりじゃなかったんだけど」

336: 2017/06/13(火) 01:43:10.76 ID:WleIKABh0
夕立「でも、時雨は本当にかわいいっぽい。さっきだって、口ではこういってたけど、撫でられると嬉しそうにするの!」

提督「ほほう、それはかわいい」

時雨「ちょっと夕立、そんなことないってば」

夕立「提督さんも撫でてみるっぽい!」

提督「お、そうだな」

時雨「て、提督? 本気なの?」

提督「ほれほれー」ナデナデ

時雨「あ、ああもう、提督まで……」

夕立「ほら、嬉しそうっぽい!」

提督「本当だ、嬉しそう」

時雨「……うぅ」

337: 2017/06/13(火) 01:43:42.79 ID:WleIKABh0
提督「ぽ犬もかわいいと思っていたが、こうしてみると時雨もなかなか」

夕立「ぽ犬って何?」

時雨「そもそも愛玩扱いはやめてほしいのだけど……」

提督「でもほら、こうやって撫でるとしっぽを振っているように」

時雨「しっぽなんてないから気のせいだよ」

夕立「むー、夕立ももっと時雨をかわいがるっぽい!」

提督「よーし、じゃあ二人でもっと時雨をかわいがるぞ」

夕立「ぽい!」

時雨「もう、二人ってば……」

338: 2017/06/13(火) 01:44:10.12 ID:WleIKABh0
―執務室―

提督「時雨はかわいい。間違いない」

提督「時雨を愛でる夕立もかわいい」

下2

280: 2017/06/04(日) 00:51:11.12 ID:r+WQL4b9o
神威と秋津州の衣装チェーンジ

341: 2017/06/14(水) 03:15:42.84 ID:KxIHjBW60
―秋津洲の部屋―

提督「二人は水上機母艦なわけだろ。神威は正しくは違うが」

秋津洲「また何か厄介事かも!?」

提督「厄介ごとではない。ハートフルな話題を提供してあげようと思っただけだ」

秋津洲「なーにがハートフルかも。神威と話しているときに来るなんて、何かあるに違いないかも!」

神威「何もないのに話しかけてくる方が変なのでは?」

秋津洲「神威は本気でそう言ってるかも? それなら今にわかるかも……」

神威「?」

提督「そんな人聞きの悪いことを言うなよ」

秋津洲「事実かも」

342: 2017/06/14(水) 03:16:10.11 ID:KxIHjBW60
神威「それで、何の御用なんですか?」

提督「服のシェアリングとかどうだ?」

秋津洲「やっぱりかも」

神威「ハートフルで、シェアリングですか……横文字が多いですね」

秋津洲「そういうことじゃないかも!」

提督「神威的には服の交換は嫌か?」

神威「そうではないですけど……大きさは大丈夫なんでしょうか」

秋津洲「なっ、大丈夫よ! 秋津洲のすごいところ見せてやるかも!」

提督「突然やる気になったぞこいつ」

神威「前向きなのはいいところですよね」

提督「前向きなのか、これ?……」

343: 2017/06/14(水) 03:16:35.48 ID:KxIHjBW60
~~~~~~~~

秋津洲「……」

提督「ぷっ、やっぱ無理じゃないか」

秋津洲「ここ、これは何かも間違いかも!」

神威「秋津洲さんが小さいわけじゃないですよ? その、私のが少し大きいだけで……」

秋津洲「嫌味に聞こえるかも!」

神威「そ、そんなつもりはないですよ?」

提督「でも思ったより大きさに差があったな」

神威「そうですね……あの、そんなにみられると恥ずかしいです……」

提督「おお、悪い」

秋津洲「神威もちゃんと着るかも!」

神威「そ、そんな無理矢理すると……!」

ビリッ

「「「あっ」」」

344: 2017/06/14(水) 03:17:04.42 ID:KxIHjBW60
―執務室―

提督「秋津洲はまったく……予備はたくさんあるし、自分の部屋だったからよかったものの」

提督「でも一番被害を被ったのはある意味神威かもしれない」

下2

346: 2017/06/14(水) 03:39:17.81 ID:4RoPsy5A0
大淀とPOGに参戦する

347: 2017/06/15(木) 04:08:08.40 ID:3aZYZXQg0
大淀「POGって知ってますか!」

提督「POG? いや、知らないけど」

大淀「提督ともあろうお方が遅れています!」

提督「いや、間違いなくそれは違うと断言できるんだが」

大淀「いいですか。POGはペーパーオーナーゲームの略称でして、気軽に馬主気分を味わうことができるゲームなのです」

提督「気軽に馬主? すると、競走馬を選んだりするのか」

大淀「察しがいいですね。そして結果をポイントなどに換算してどちらが優秀かを競うゲームです」

提督「こういっちゃなんだが……大淀、お前暇だな」

大淀「い、いいじゃないですか。息抜きですよ」

提督「しかし、数年どころじゃすまないぞ。すぐにできるゲームでもないだろうに」

大淀「長い期間をかけて馬を応援する。いいじゃないですか。アイドルみたいなものですよね」

提督「えぇ……」

348: 2017/06/15(木) 04:09:55.17 ID:3aZYZXQg0
大淀「でもゲームですから二歳から翌年の日本ダービーからが一般ですよ」

提督「まあ、いいが……まずは馬を選ぶのか」

大淀「はい。お好きなのでどうぞ。ドラフト方式ですから、絶対に選べるわけじゃないですけど」

提督「そもそもすでに始まってるし……じゃあ、このランキング上から順番に」

大淀「はぁ、ミーハーですね」

提督「いやだってすでに始まって結果を出してる馬を選ぶのは定石だろう」

大淀「そもそもまだレースに参加していない馬だっているのです。私はサトノエターナルを応援しています」

提督「なんだそれ……」

大淀「ディープインパクトの血統ですよ! 母親が少し短い距離で結果を出しているので心配ですが、それに関してはきちんと仕上げてくるだろうと予想しているんです」

提督「すまないが全然わからん」

349: 2017/06/15(木) 04:10:28.39 ID:3aZYZXQg0
大淀「まったく、提督は馬に興味はないんですか」

提督「そりゃたまに見るくらいはするしディープインパクトも知ってはいるが、まくしたてられたらこっちが困る」

大淀「なるほど……では、こうしましょう」

提督「USB?」

大淀「短評をまとめたデータを用意しました。これを見て勉強していただければ」

提督「……おい、これメガバイト超えてるぞ。メモ帳で短評だよな」

大淀「書きたいことが多くありつつも短くした方なんですよ。では、それを閲覧してしっかり考えてくださいね」

提督「しかも大淀が書いたのかよ! どれだけハマってるんだ!?」

大淀「買った方が負けたほうの言うことを何でも言うことを聞くんですよ!」

提督「しかも景品も勝手に決められた!?」

大淀「それでは提督、また後で伺いますね」

350: 2017/06/15(木) 04:10:56.52 ID:3aZYZXQg0
バタン

提督「……そ、壮絶だった」

提督「つーか、チラッと見たけど必要以上に書かれすぎだろ……一番長いのが大淀自身の雑感って」

下2

352: 2017/06/15(木) 05:30:25.87 ID:McLHIPifO
神風と百人一首

353: 2017/06/16(金) 03:45:12.43 ID:SsH9vAlT0
―神風型の部屋―

提督「神風、こいつで勝負だ! 一年前の雪辱を果たしてやる!」

神風「百人一首? 再戦ね……いいわ、相手になってあげる」

春風「では、私がまた読み手をしますね」

提督「公平にな。春風なら心配はいらないと思うが」

春風「はい、まかせてください!」

神風「実力で勝てるんだから、そんな心配する必要はないわ」

提督「ほほう言ったな。その言葉、後悔させてやる」

春風(どうして二人とも百人一首で攻撃的なのでしょうか?)

354: 2017/06/16(金) 03:48:40.63 ID:SsH9vAlT0
~~~~~~~~

春風「じゃあ、始めますね」

神風「いつでもいいわ」

提督「一文字目で取ってやるからな!」

春風「では、上の句から。……さ」
神風「はいっ」パシッ
提督「これだ!」パシッ

神風「……やるわね」

提督「距離の差か……次はわからんぞ」

春風(本当に一言目で取ってしまいました……二人とも、練習したんでしょうか?)

神風「これは思ったより楽しめそう。春風、次よ!」

春風「は、はい。春すぎて――」
神風「これね」パシッ

提督「くっ、場所を把握していなかったか!」

神風「この程度なら、今回も勝っちゃいそうね」

提督「まだまだここからだ」

355: 2017/06/16(金) 03:49:10.25 ID:SsH9vAlT0
~~~~~~~~

春風「残り六枚……あと一つでも取られると司令官様の負けです」

提督「練習したつもりだったが、これでも神風に勝てないか……!」

神風「当たり前よ。正月の鎮守府百人一首大会で優勝したのよ。こんなところで負けていられないじゃない」

提督「俺そんなの知らないぞ!」

神風「遊びだったしわざわざ呼ばないわよ」

提督「くそ……次があったら呼べよ!」

神風「でも、私に勝てないようじゃ優勝なんて夢のまた夢ね」

提督「貴様に勝って、ビクトリーロードを歩むんだ! 春風!」

春風「お」
神風「はいっ」パシッ
提督「はぁい!」パシッ

提督「負けたぁあああああああ!!」

神風「ふふん、出直してきなさい」

春風(二人とも、楽しそうですね)

356: 2017/06/16(金) 03:49:57.71 ID:SsH9vAlT0
―執務室―

提督「さらなる研鑽を積まなければいけないようだな……」

提督「というか、神風も間違いなく強くなってるよな。一文字目で取ってくるとかさすがに予想外だぞ」

下2

358: 2017/06/16(金) 06:13:46.81 ID:bPzhlh/o0
初春型とピクニック

359: 2017/06/17(土) 02:33:40.13 ID:efR5ZbIC0
―公園―

提督「ピクニックといえば公園だよな」

若葉「なぜだかとんでもない矛盾を感じる」

子日「この前ピクニックと言って山に行ってきたからじゃないかな?」

提督「なぜ知っている」

初春「知らぬ方が珍しいのじゃ」

初霜「青葉新聞に書いてありましたからね」

提督「プライベートはないのだろうか」

若葉「それも悪くないだろう?」

提督「……いや、悪いけど」

若葉「そうか……」

360: 2017/06/17(土) 02:34:33.44 ID:efR5ZbIC0
初春「ま、ピクニックもいいじゃろ」

初霜「そうですね。ピクニックと聞いて、お弁当も張り切りました!」

提督「つまり初霜の手作りと。これは期待が持てるな」

初霜「そ、そんな期待するほどの物じゃないですよ?」

初春「つまませてもらった分は美味しかったのじゃ。自信を持ってもいいぞ?」

初霜「そ、そうですか?」

子日「え、つまみぐい? ずるいー!」

初春「長女の特権じゃ」

初霜「あれは横でものほしそうに見られていたからだったんだけど……」

初春「な、なんのことじゃろな?」

提督「長女ねぇ……」

初春「う、うるさいのじゃ!」

361: 2017/06/17(土) 02:35:16.31 ID:efR5ZbIC0
若葉「ご飯の話をしていたらおなかがすいてきた。そろそろ食べないかい」

提督「そうだな。子日も思い出したかのようにおなかを鳴らしているし」

子日「ピクニックが楽しみでおやつもたくさん持ってきたんだから!」

初霜「おやつはおやつの時間になってからよ?」

子日「わかってる!」

提督「さて、初霜のお弁当はと……おっ」

若葉「なかなかいいのではないか?」

提督「だな、ちゃんと好みに合わせて作っていて、かつ彩も考えられて作られている。想像以上だ」

初春「姉としてもはなが高い」

子日「つまみ食いして?」

初春「あ、姉の威厳じゃ」

初霜「そんなに褒めないでください……では、お茶も用意しているので、どうぞ」

362: 2017/06/17(土) 02:35:48.16 ID:efR5ZbIC0
―執務室―

提督「バドミントンとかで遊んだりしたらしい……が、俺は寝ていたので知らない!」

提督「いや、今くらいの気候が一番過ごしやすくてな。梅雨とはいえ湿気さえなければ最高なんだよ」

下2

364: 2017/06/17(土) 03:01:59.54 ID:sbpKVXBq0
軽空母とペンシルロケット作って打ち上げる

365: 2017/06/18(日) 03:55:11.87 ID:HZJlhQfm0
―会議室―

提督「ペンシルロケットを打ち上げる」

飛鷹「へぇ……え?」

祥鳳「ロケットって、自分で作れるものなんですか?」

鳳翔「ペンシルロケットは初心者や小さい子でも簡単に作れるようなキットが売られていますから、そこに関しては心配はいりませんよ」

瑞鳳「そうなんですか……初めて知りました」

千歳「どうしてペンシルロケットを?」

提督「そうだな、強いて言うなら、ロケットの作り方を理解することで艦載機の理解ももっと深まるんじゃないかと思うんだ」

龍驤「もっともらしい理由をよう吐けるなぁ」

隼鷹「たぶん今考えたいいわけだろうしね」

大鷹「でもいいんじゃないですか?」

龍鳳「はい、私もやってみたいです!」

366: 2017/06/18(日) 03:55:47.97 ID:HZJlhQfm0
提督「これで賛成は三人だな」

飛鷹「何さりげなく提督まで数に入れてるのよ」

千歳「私は面白そうだと思います」

千代田「千歳お姉がするなら!」

鳳翔「そうですね。わたしもいいですよ」

提督「ハイ決定。過半数以上取れました!」

龍驤「別に焦らんでもええやろうに」

提督「エンジンと発射台、起動装置はあるので、側を作っていこうと思う」

千歳「では、ほとんど自由ですね」

千代田「そうなの?」

千歳「ペンシルロケットを飛ばすうえで大変なのはそこと場所くらいなの」

祥鳳「それなら確かに簡単にできそうですね」

大鷹「全員でこの世に一つだけのロケット、ですね」

瑞鳳「楽しそう!」

提督「じゃあまずは……トイレットペーパーの芯でいこうか」

龍驤「風情が台無しやろ」

367: 2017/06/18(日) 03:56:22.48 ID:HZJlhQfm0
―母港―

提督「なんだかんだでめっちゃ時間がかかったな……」

飛鷹「一部が我を通しすぎなのよね……」

隼鷹「酒を飛ばすとか面白そうじゃないか」

飛鷹「落ちるときに瓶が割れて大変になことになるわよ」

鳳翔「準備ができましたよ」

提督「いやー、わくわくするな」

瑞鳳「どこまで飛ぶかな」

龍鳳「どこまでも飛んでくれたら嬉しいです!」

鳳翔「そうですね、それは夢があっていいです」

提督「じゃあ、飛ばすぞ。3……2……1……発射!」

ビュンッ キラン

提督「……」

千歳「見えなくなりましたね……」

千代田「……ねえ、あのエンジンどこで手に入れたの」

提督「やっぱ、夕張かなと」

大鷹「ど、どこまでとんでいったんでしょうか」

龍驤「そりゃ、どこまでもやな」

368: 2017/06/18(日) 03:56:50.19 ID:HZJlhQfm0
―執務室―

提督「やっぱ市販のを使うべきだったな……空中分裂とかしたらどうしよう」

提督「ま、まあパラシュートも開くようにしたし、どこに落ちても危険はないだろう。たぶん……」

下2

370: 2017/06/18(日) 06:13:46.37 ID:Wrlt79FUO
川内&朝風と早朝ランニング

371: 2017/06/19(月) 03:43:45.49 ID:t10cYTjc0
―提督私室―

朝風「朝よ朝! 気持ちのいい風が吹いているわよ!」

川内「こんな日は朝から走るべきだよ!」

提督「……おお、そうだな!」

朝風「いい返事ね。やっぱり朝はこうでなくっちゃ」

川内「夜戦も好きだけど、こうした朝も気持ちいいもんだからね」

提督「おうよ! で、どこを走る? 鎮守府一周か」

朝風「うーん、どうせならもっと行ってもいいわね」

川内「なら山とかどうかな」

提督「それだ!」

372: 2017/06/19(月) 03:44:15.37 ID:t10cYTjc0
―山―

提督「足腰を鍛えるにはちょうどいいな!」

朝風「ふふ、山の風も気持ちいいわ!」

川内「木々のざわめきが聞こえるみたいだ。これも朝ならではかな」

提督「それより、ペースは大丈夫か?」

朝風「あら、これでも軍人よ。このくらいなんでもないから」

川内「こんなことで疲れていたら夜戦なんてできないからね」

提督「そうだな! 俺もこのくらいで疲れてたら遠泳もできないからな」

朝風「案外私たちって気が合うのかもしれないわね」

川内「みんなで走ると気持ちいいからね」

提督「お、そこは朝のすがすがしさじゃないのか」

朝風「朝と、みんなでってことでしょ」

373: 2017/06/19(月) 03:44:43.05 ID:t10cYTjc0
~~~~~~~~

朝風「ほら見て、太陽が昇るわ」

提督「うーん、これも早朝ならではだな」

川内「一日の始まりを感じるよ」

朝風「二人とも、なんだか思ったより朝の良さをわかっているみたいじゃない」

川内「夜と朝は表裏一体。どちらかを理解するには片方も理解しなくちゃ」

提督「俺も昔は日が昇る前に起きては日の出をみたもんだ。むしろ、これが普段ってところか」

朝風「あら、むしろ私が教わらなきゃいけない立場かしら?」

提督「朝風には朝風にしか理解していない朝があるだろう」

川内「そうだね。どうせなら、またみんなで走ろう」

朝風「ええ、約束よ」

374: 2017/06/19(月) 03:45:24.93 ID:t10cYTjc0
―執務室―

提督「まさか寝ているところをたたき起こされてランニングに誘われるとは」

提督「いや、ていうか二人はどうしたんだ。俺が言うのもなんだけど」

下2

357: 2017/06/16(金) 06:13:22.72 ID:n5O1daEZO
△様のコスプレをして第六駆逐隊を追い回す

377: 2017/06/20(火) 02:39:03.84 ID:kced+CWV0
―廊下―

響「……暁、一人でトイレにも行けないのかい?」

暁「ほ、ほら、雷だって行きたいっていってたし」

雷「別に私は一人でも平気だけど」

電「でも、今日は電気の点検で全館消灯しているらしいので、一人だと心細い気持ちもわかるのです」

暁「そ、そうよね!」

響「窓から差し掛かる月明りと懐中電灯の明かり……」

雷「どうかしたの?」

響「ホラーにはうってつけだよね」

暁「や、やめなさいよ!」

電「こういう場面でそういうのは大体何かのフラグなのです」ズズ

378: 2017/06/20(火) 02:39:30.17 ID:kced+CWV0
雷「? 電、何か引きずった?」

電「そもそも電は何も持っていないのです」

暁「ちょ、ちょっとやめてよ」

雷「でも聞こえたのよ」

響「ほら暁、そこの角を曲がればトイレに……」

「……」

響「……」

暁「響? どうしたの……ひっ」

雷「二人とも何を固まって……」

電「……」

「……」ブゥン

ガンッ

暁「ひいいいいいいい!!? なななななな」

雷「なにあれなにあれ!? な、鉈!? ていうか誰!?」

響「逃げるよ!」ダッ

暁「お、おいていかないで!」

「……」

電「……あの、もしかして」

379: 2017/06/20(火) 02:39:58.65 ID:kced+CWV0
~~~~~~~~

暁「はあっ……はあっ……」

雷「な、なんなのあれ?」

響「……」

暁「も、もうやだぁ、部屋に戻るぅ」

雷「し、しっかりして暁!」

響「……」

暁「うぅ……ぐしゅっ……」

雷「な、泣かないで? それと、響は何を考えてるの?」

響「いや、さっきの……」

「……」ズズッ

暁「」

雷「ま、前から!? どど、どうしよ!」

響「……司令官、だよね?」

雷「……え?」

「……ふむ」

提督「電は騙されなかったが、響を一瞬でも勘違いさせたことについては自信を持っていいな」

雷「あ、頭の取ったら、司令官が? そ、そういうことだったの」

響「さすがに驚いたよ」

電「電もなのです」

提督「ところで、暁は大丈夫なのか?」

雷「あ……」

電「いろいろな意味で、大丈夫じゃないみたいなのです」

380: 2017/06/20(火) 02:40:29.52 ID:kced+CWV0
―執務室―

提督「頭の部分とか会心の出来だと思ったが、誰も反応してくれなかった……」

提督「そもそも追っかけられた第六……いや、正確には暁にはさすがに申し訳なく思っているが」

下2

382: 2017/06/20(火) 05:14:01.41 ID:iwf2bs4MO
まじめに仕事、終わったら霞を撫で回す

383: 2017/06/21(水) 03:43:59.44 ID:gN/6Xvif0
提督「真面目に仕事をするからなにかご褒美プリーズ」

霞「どうして当たり前のことに褒美なんているのかしら」

提督「やる気を出すためさ」

霞「……」

提督「そんな呆れた顔をするな。ほら、いつもこんな感じだろ?」

霞「それを問題だと思わないの……」

提督「まあまあ、それで、何かないか?」

霞「すぐに言われて思いつくわけないじゃない。でも、そうね……溜まっている仕事を今日中に終わらせたら何かしてあげるわ」

提督「言ったな! 約束だぞ!」

霞(机の上に山積みになっているのがもう一つあるって知ったらどうするのかしらね)

384: 2017/06/21(水) 03:44:59.88 ID:gN/6Xvif0
~~~~~~~~

提督「終わったぞ」

霞「……は?」

提督「書類、指示、任務、全部だ」

霞「……なんとなくそんな気はしていたけど」

提督「すごさに呆れてものが言えないか?」

霞「バカバカしさに頭が痛くなっているだけよ」

提督「そうか? どれ」ナデ

霞「――っ!」

提督「うーん、そういえば秘書官の頭を撫でたのって……あれ、初めてか?」

霞「は、離しなさい!」

385: 2017/06/21(水) 03:45:45.22 ID:gN/6Xvif0
提督「いや、もうちょっと」

霞「もうちょっとじゃなくて……じゃ、じゃあ、これがご褒美にするわよ」

提督「いいぞ」

霞「あ、あんたねぇ」

提督「俺は珍しいものには余念がないんだ」

霞「人を珍しいもの扱いするのはやめなさい!」

提督「どうした? 余裕がないぞ?」

霞「っ! も、もう好きにしなさい!」

提督「じゃあ好きにさせてもらおう」ナデナデ

霞「……もう」

386: 2017/06/21(水) 03:46:17.91 ID:gN/6Xvif0
~~~~~~~~

提督「いやぁ、大人しい秘書官はなかなか見れないぞ」

提督「あれはあれでかわいいな。うん。普段は怖いけど」

下2

388: 2017/06/21(水) 05:02:18.98 ID:NhNR1LUbO
初春を一日中ハグしてすごす

389: 2017/06/22(木) 03:05:03.40 ID:QmnDdHfe0
提督「初春、ちょっとこっちに来てくれないか」

初春「なんじゃ、突然呼んだかと思えば」

提督「まあちょっとな」

初春「仕方がないのう」テクテク

提督「よいしょ」グイッ

初春「!?」

提督「いやー、これを待っていたんだ」

初春「い、いきなり何事じゃ!」

提督「何って、膝の上に乗せただけだけど」

初春「そういうことを聞いておるのではない!」

390: 2017/06/22(木) 03:05:29.60 ID:QmnDdHfe0
提督「しかし、初春が何を言おうと離すことはないぞ?」

初春「なんじゃと。う……くっ……ほ、本当に離れないではないか!」

提督「腕相撲で天龍に勝てる力を舐めるなよ」

初春「比べ方がよくわからないのじゃが!」

提督「とにかく、無駄な努力ってことだな。ははは、まああきらめろ」

初春「い、いつまでこのままじゃ」

提督「うーん、今日一日かな」

初春「ふん、好きにするのじゃ!」

提督「好きにさせてもらおう」

391: 2017/06/22(木) 03:06:01.64 ID:QmnDdHfe0
~~~~~~~~

提督「よーし、書類仕事は終わりっと。やっぱ、ちょうどいいぬくもりがあると違うよなぁ」

初春「……」

提督「初春、もういいぞ」

初春「……」

提督「初春?」

初春「……zzz」

提督「って、寝てるのか。人の膝の上でリラックスしちゃってまあ」

初春「うーむ……むにゃむにゃ」

提督「起こすのも悪いし、そっと部屋に運んでおいてあげるか」

初春「……」ギュッ

提督「……はは、初春は甘えん坊だな。なら、しばらくこのままでいるとするか」

392: 2017/06/22(木) 03:06:35.26 ID:QmnDdHfe0
~~~~~~~~

提督「起きた初春は逃げるように去っていった。恥ずかしかったんだろうな」

提督「なんやかんや寝ていたところを見ると、そこまで嫌がってなかったのだろうか」

下2

394: 2017/06/22(木) 06:11:07.52 ID:mGIa/HjK0
赤城と紙相撲

395: 2017/06/23(金) 00:27:48.87 ID:TLVofJMe0
― 一航戦の部屋 ―

提督「赤城、紙相撲しようぜ」

赤城「あら、いいですね。もちろん、手作りですよね?」

提督「当たり前だろ。厚紙はすでに用意してある。これでつくるぞ」

赤城「うふふ、こういうのを作るなんていつぶりでしょう。ちょっとワクワクします」

提督「おいおい、ちゃんと勝利に向けてキャラを作れよ」

赤城「当たり前です。どんな横綱を作りましょう」

提督「幕下がせいぜいだろ」

赤城「自己紹介ですか?」

提督「ふっ、ははは」

赤城「うふふ」

提督「とりあえず作るか」

赤城「そうですね」

396: 2017/06/23(金) 00:28:16.70 ID:TLVofJMe0
~~~~~~~~

提督「じゃん、ゴジラ型大関。その力はまさに十万トン。横綱となるための決戦に一か月前から準備をしてきた」

赤城「こちらはキングコング型大関。どっしりとしたその体型は多くの者を叩きつぶしてきた証拠です」

提督「何その設定」

赤城「提督だって同じじゃないですか」

提督「……まあいいか。さあて、勝負をするぞ! 土俵はこれだやはり」

赤城「やはり準備がいいですね。では始めましょう」

提督「じゃあ行くぞ。はっけよーい、のこった!」

赤城「……」トントントン

提督「……」トントントン

赤城「そこです、キングコング! その身に余る力を見せてあげなさい!」トントントン

提督「ゴジラ! そこでビームだ! ふっとばせ!」トントントン

397: 2017/06/23(金) 00:28:42.49 ID:TLVofJMe0
加賀「……何をしているの?」

赤城「あ、お帰りなさい加賀さん」

提督「見ての通り紙相撲だ」

加賀「それは見てわかるのですが……」

赤城「提督のゴジラはもう土俵ギリギリですよ」

提督「ここで回すことで一気に追い詰める作戦なんだよ」

赤城「本当に回り込んできましたね……では、こちらは横から押し出しましょう」

提督「お、なかなかやるな……しかし、そっちのキングコングはちょっと体制が崩れてきているみたいだが」

赤城「その前に押し出してあげます」

加賀(何にも言えないわ)

398: 2017/06/23(金) 00:29:09.44 ID:TLVofJMe0
―執務室―

提督「十戦四勝四敗二分け。最後に焦りすぎて自分のを倒さなければ勝ち越していたんだが……」

提督「少し悔しいがまあいい。次の時に再戦だ」

引用: 提督「安価でいくどもみんなと遊ぶ」