897: 2017/09/09(土) 02:27:52.86 ID:JS8AYNBF0
―執務室―
提督「あれ作った妖精さんってすごいな……移動もだが、見られていないときに動けるってどうやってるんだ」
提督「でも少し楽しかった。暁にはまたしても悪いことをしたが」
下2
899: 2017/09/09(土) 02:43:43.99 ID:4ccYByIL0
伊13、伊14、ルイージとオリョール海に出撃だ!
(姉妹3人の許可があれば外洋にでれるらしいので)
(姉妹3人の許可があれば外洋にでれるらしいので)
903: 2017/09/10(日) 02:54:57.62 ID:pCY3tj1S0
―オリョール海―
提督「ふー、久しぶりの外海だな」
13「だ、大丈夫、なの……?」
14「イムヤたちは放っておいても平気と言っていたから大丈夫じゃない?」
ルイージ「アンミラーリオと一緒なんてー、なんだかおもしろそうだね!」
提督「この辺りもなんども来るというのに、まだまだ安全とは程遠いな」
13「それがわかっていて、来たんですか……」
提督「こういう危険なところに行くとわくわくするだろう」
13「い、イヨちゃん……やっぱりほかのみんなが……言うようにやめておいた方が……」
14「姉貴は提督がそう簡単に危険な目に会うと思う?」
13「それは……い、いや、提督は普通の人間なんだから……!」
提督「ふー、久しぶりの外海だな」
13「だ、大丈夫、なの……?」
14「イムヤたちは放っておいても平気と言っていたから大丈夫じゃない?」
ルイージ「アンミラーリオと一緒なんてー、なんだかおもしろそうだね!」
提督「この辺りもなんども来るというのに、まだまだ安全とは程遠いな」
13「それがわかっていて、来たんですか……」
提督「こういう危険なところに行くとわくわくするだろう」
13「い、イヨちゃん……やっぱりほかのみんなが……言うようにやめておいた方が……」
14「姉貴は提督がそう簡単に危険な目に会うと思う?」
13「それは……い、いや、提督は普通の人間なんだから……!」
904: 2017/09/10(日) 02:55:24.46 ID:pCY3tj1S0
14「ヒトミは提督が普通の人間だと思う?」
13「えっ……」
提督「よーしルイ、どこまでいけるか競争だ!」
ルイージ「うん!」
提督「俺のバタフライに勝てるかな!」
ルイージ「アンミラーリオこそ、潜水艦の速度なめないでねー」
13「……い、いえっ、少し悩んだけど、普通の人間よ……!」
14「だよね」
提督「何を話しているんだ?」
14「提督のことー」
13「えっ……」
提督「よーしルイ、どこまでいけるか競争だ!」
ルイージ「うん!」
提督「俺のバタフライに勝てるかな!」
ルイージ「アンミラーリオこそ、潜水艦の速度なめないでねー」
13「……い、いえっ、少し悩んだけど、普通の人間よ……!」
14「だよね」
提督「何を話しているんだ?」
14「提督のことー」
905: 2017/09/10(日) 02:55:53.47 ID:pCY3tj1S0
提督「だったら、イヨも競争に参加するか? どんな敵だろうと受け付けるぞ」
13「索敵は、大丈夫なんですか……?」
14「別にいいんじゃない? 基本的に安全ってみんな言ってたでしょ」
13「それって……潜水艦の私たちの話で、提督に関しては、そうじゃないんじゃ……」
14「文句ばっかり言っても楽しくないよ!」
13「そんな問題じゃないって!」
提督「お、ルイ、敵艦発見だ、いくぞぉ!」
ルイージ「やっちゃおうか、ね♪」
13「ってもういったよ……!」
ヲ級「はぁ、これが終わればしばらく休暇……」
提督「おう、燃料よこせや」
ルイージ「それがアンミラーリオ流の先制雷撃なんだねー」
ヲ級「」
13「も、もう……! 攻撃される前に撤退しますよ……!」
提督「む、何を引っ張って……こんなのいつものことで……」
14「あ、失礼しましたー」
ルイージ「じゃあ帰るまで競争だね!」
ヲ級「……た、助かったとみていいのでしょうか」
13「索敵は、大丈夫なんですか……?」
14「別にいいんじゃない? 基本的に安全ってみんな言ってたでしょ」
13「それって……潜水艦の私たちの話で、提督に関しては、そうじゃないんじゃ……」
14「文句ばっかり言っても楽しくないよ!」
13「そんな問題じゃないって!」
提督「お、ルイ、敵艦発見だ、いくぞぉ!」
ルイージ「やっちゃおうか、ね♪」
13「ってもういったよ……!」
ヲ級「はぁ、これが終わればしばらく休暇……」
提督「おう、燃料よこせや」
ルイージ「それがアンミラーリオ流の先制雷撃なんだねー」
ヲ級「」
13「も、もう……! 攻撃される前に撤退しますよ……!」
提督「む、何を引っ張って……こんなのいつものことで……」
14「あ、失礼しましたー」
ルイージ「じゃあ帰るまで競争だね!」
ヲ級「……た、助かったとみていいのでしょうか」
906: 2017/09/10(日) 02:56:21.14 ID:pCY3tj1S0
―執務室―
提督「やっぱ海っていいなぁ。心が躍る」
提督「しかし、なんだか久しぶりに心配されたような気がする。最近は当たり前のようになってきているからな」
下2
提督「やっぱ海っていいなぁ。心が躍る」
提督「しかし、なんだか久しぶりに心配されたような気がする。最近は当たり前のようになってきているからな」
下2
908: 2017/09/10(日) 03:04:10.56 ID:8bmFpMm80
珍しく居眠りしてる龍田をつぶさに観察する
910: 2017/09/11(月) 03:17:51.55 ID:gRkPQwoc0
―談話室―
提督「さーて、たまにはここに置いている漫画でも読むかね。っと……」
龍田「スー……スー……」
提督「寝てる……?」
提督(いや、寝ていると思わせていたずらしようとしたところを切り落としてくる可能性もある)
提督「触らぬ神に祟りなし。こっちはこっちでやることを」
龍田「ん……」
提督「……」ビクッ
龍田「……スー」
提督「……」
提督(なんなのだこれは、どうすればいいのだ!)
提督「さーて、たまにはここに置いている漫画でも読むかね。っと……」
龍田「スー……スー……」
提督「寝てる……?」
提督(いや、寝ていると思わせていたずらしようとしたところを切り落としてくる可能性もある)
提督「触らぬ神に祟りなし。こっちはこっちでやることを」
龍田「ん……」
提督「……」ビクッ
龍田「……スー」
提督「……」
提督(なんなのだこれは、どうすればいいのだ!)
911: 2017/09/11(月) 03:19:14.27 ID:gRkPQwoc0
提督「とりあえず、敵を知らずんばという。まずはじっくり観察だ」
龍田「クー……」
提督「……」ジー
龍田「スー……」
提督「こう見ていると、端正な顔立ちしてるよな」
龍田「……」
提督「……写真でも撮って」
龍田「んん……」
提督「やろうと思ったけど、カメラ持ってなかった」
龍田「クー……」
提督(こいつ起きてるだろぉおおおおおお!! 今さらっと軍刀に手を伸ばしたぞ! てか寝てるときになんてもの持ってんだ!)
龍田「クー……」
提督「……」ジー
龍田「スー……」
提督「こう見ていると、端正な顔立ちしてるよな」
龍田「……」
提督「……写真でも撮って」
龍田「んん……」
提督「やろうと思ったけど、カメラ持ってなかった」
龍田「クー……」
提督(こいつ起きてるだろぉおおおおおお!! 今さらっと軍刀に手を伸ばしたぞ! てか寝てるときになんてもの持ってんだ!)
912: 2017/09/11(月) 03:20:07.27 ID:gRkPQwoc0
提督「触れるのはやめておこう。撫で斬り待ったなしだ」
龍田「てんりゅうちゃん……スヤー……」
提督「はいはい。どうせ天龍を茶化す夢でも見てるんだろう」
龍田「ていとく……」
提督「……」ピクッ
龍田「……敵に捕まるなんて……クー……」
提督「まさかの捕縛!? なんで俺まで捕まってるんだよ!」
龍田「んん……? あれ……」
提督「しまった、起こしてしまった」
龍田「ていとく……? あら……あら?」
提督「気持ちよさそうに寝ていたな」
龍田「……もしかして、ずっと見てました?」
提督「ずっとではないが、まあそれなりに」
龍田「……!」ズバッ
提督「照れ隠しで切ってくるな!」サッ
龍田「忘れなければ……わかってますよね~?」
提督「わかったから構えるな!」
龍田「てんりゅうちゃん……スヤー……」
提督「はいはい。どうせ天龍を茶化す夢でも見てるんだろう」
龍田「ていとく……」
提督「……」ピクッ
龍田「……敵に捕まるなんて……クー……」
提督「まさかの捕縛!? なんで俺まで捕まってるんだよ!」
龍田「んん……? あれ……」
提督「しまった、起こしてしまった」
龍田「ていとく……? あら……あら?」
提督「気持ちよさそうに寝ていたな」
龍田「……もしかして、ずっと見てました?」
提督「ずっとではないが、まあそれなりに」
龍田「……!」ズバッ
提督「照れ隠しで切ってくるな!」サッ
龍田「忘れなければ……わかってますよね~?」
提督「わかったから構えるな!」
913: 2017/09/11(月) 03:20:33.07 ID:gRkPQwoc0
―執務室―
提督「寝てても起きてても危険度は変わらんな……」
提督「しかし、本当に寝ていたのだろうか。今でも実は寝ていなかったんじゃないかと疑っている」
下2
提督「寝てても起きてても危険度は変わらんな……」
提督「しかし、本当に寝ていたのだろうか。今でも実は寝ていなかったんじゃないかと疑っている」
下2
915: 2017/09/11(月) 05:41:49.20 ID:Ka+sOe+g0
秋の付く艦娘&あきつ丸と秋の訪れを感じに散歩する
916: 2017/09/12(火) 02:57:10.87 ID:sHeGqSbN0
―公園―
提督「紅葉が一面に広がり、冷たい風が吹くようになり、衣替えによって変わっていく服装」
秋津洲「つまり秋かも!」
提督「その通り。まあ紅葉はまだなんだが」
秋雲「まーた、提督の暇つぶしに付き合わされたよ」
あきつ丸「暇だったのでありますか?」
提督「間違ってはいないが……いやほら、お前たちも秋を楽しもう?」
秋月「そうですよ、せっかく外に出たんですから」
あきつ丸「そうでありますな」
秋雲「こっちは暇じゃないんだけどー」
提督「何かあったのか?」
秋雲「次の本のネタだし」
提督「はーい、一名様ご案内ー」
秋雲「だよねー」
提督「紅葉が一面に広がり、冷たい風が吹くようになり、衣替えによって変わっていく服装」
秋津洲「つまり秋かも!」
提督「その通り。まあ紅葉はまだなんだが」
秋雲「まーた、提督の暇つぶしに付き合わされたよ」
あきつ丸「暇だったのでありますか?」
提督「間違ってはいないが……いやほら、お前たちも秋を楽しもう?」
秋月「そうですよ、せっかく外に出たんですから」
あきつ丸「そうでありますな」
秋雲「こっちは暇じゃないんだけどー」
提督「何かあったのか?」
秋雲「次の本のネタだし」
提督「はーい、一名様ご案内ー」
秋雲「だよねー」
917: 2017/09/12(火) 02:57:39.36 ID:sHeGqSbN0
秋津洲「提督、焼き芋屋さんがあるかも!」
提督「ふーん」
秋津洲「……焼き芋屋さんがあるよ!」
提督「えぇ、アイデンティティを捨ててでも欲しいのか……」
秋雲「でもま、それくらいは買ってくれるよね?」
提督「しょうがないな……これくらい買ってやるよ」
秋月「そ、そんな高価なものは受け取れません!」
提督「高価……?」
あきつ丸「いくらなんでも高価ではないのでは……」
秋月「そ、そうですか? でも……」
秋雲「仮に高くても、提督の男を見てあげる場面じゃない?」
秋月「男を……」
提督「その言い方は気になるが、焼き芋くらい買ってあげられないような狭量な男だと勘違いされても困るがな」
秋津洲「秋津洲の言葉は無視されたかも」
提督「秋津洲ってそういうキャラだし……」
秋津洲「ひどいかも!?」
秋月「で、ではわかりました。司令、秋月に男を見せてください!」
あきつ丸「その言い方は危険であります」
提督「ふーん」
秋津洲「……焼き芋屋さんがあるよ!」
提督「えぇ、アイデンティティを捨ててでも欲しいのか……」
秋雲「でもま、それくらいは買ってくれるよね?」
提督「しょうがないな……これくらい買ってやるよ」
秋月「そ、そんな高価なものは受け取れません!」
提督「高価……?」
あきつ丸「いくらなんでも高価ではないのでは……」
秋月「そ、そうですか? でも……」
秋雲「仮に高くても、提督の男を見てあげる場面じゃない?」
秋月「男を……」
提督「その言い方は気になるが、焼き芋くらい買ってあげられないような狭量な男だと勘違いされても困るがな」
秋津洲「秋津洲の言葉は無視されたかも」
提督「秋津洲ってそういうキャラだし……」
秋津洲「ひどいかも!?」
秋月「で、ではわかりました。司令、秋月に男を見せてください!」
あきつ丸「その言い方は危険であります」
918: 2017/09/12(火) 02:58:08.90 ID:sHeGqSbN0
~~~~~~~~
提督「やっぱ秋は焼き芋だな」
秋津洲「あふいはも~はふはふ」
あきつ丸「甘くてホクホクしているであります」
秋月「これが司令の男の証ですか……」
あきつ丸「それを引っ張ると提督殿が危険であります」
秋雲「……! ひらめいた!」
提督「なにがだ?」
秋雲「次のネタ! ありがと、提督と秋月!」
秋月「? どういたしまして?」
提督「……念のため聞くが、どういうものだ」
秋雲「へっへっへー、それは完成してからのお楽しみということでー」
提督「嫌な予感しかしない」
秋月「そういえば、秋は見つけましたか?」
あきつ丸「そういえば、来るときにそう言っていたでありますね」
提督「秋? ま、今日はこれくらいでいいだろう。これも十分秋だろう?」
提督「やっぱ秋は焼き芋だな」
秋津洲「あふいはも~はふはふ」
あきつ丸「甘くてホクホクしているであります」
秋月「これが司令の男の証ですか……」
あきつ丸「それを引っ張ると提督殿が危険であります」
秋雲「……! ひらめいた!」
提督「なにがだ?」
秋雲「次のネタ! ありがと、提督と秋月!」
秋月「? どういたしまして?」
提督「……念のため聞くが、どういうものだ」
秋雲「へっへっへー、それは完成してからのお楽しみということでー」
提督「嫌な予感しかしない」
秋月「そういえば、秋は見つけましたか?」
あきつ丸「そういえば、来るときにそう言っていたでありますね」
提督「秋? ま、今日はこれくらいでいいだろう。これも十分秋だろう?」
919: 2017/09/12(火) 02:59:36.40 ID:sHeGqSbN0
―執務室―
提督「焼き芋屋が回り始めると秋っぽい感じがする」
提督「あと秋というと秋刀魚かな。また駆り出されるのだろうか……」
下2
提督「焼き芋屋が回り始めると秋っぽい感じがする」
提督「あと秋というと秋刀魚かな。また駆り出されるのだろうか……」
下2
921: 2017/09/12(火) 03:16:45.04 ID:V170I/h80
酒匂と清霜から敬老の日はどの艦まで対象か相談される
(戦艦は扶桑型まで? ウォー様は入る? 鳳翔は? 天龍や神風は?)
(戦艦は扶桑型まで? ウォー様は入る? 鳳翔は? 天龍や神風は?)
922: 2017/09/13(水) 03:25:19.83 ID:86dPFeRV0
酒匂「司令~」
提督「酒匂に清霜? どうかしたのか」
清霜「敬老の日に贈り物をしたいんだけど、だれにあげたらいいの?」
提督「……氏ぬ気?」
清霜「なんで?」
提督「女性に年齢を聞くというのは、とんでもないほどマナー違反だ」
清霜「年齢を聞くわけじゃないんだけど……」
酒匂「誰にあげたらいいかなって思ってるだけなんだ!」
提督「敬老の日という時点で……まあ、とりあえず考えてみるか」
酒匂「ぴゃー、さすが司令!」
提督「酒匂に清霜? どうかしたのか」
清霜「敬老の日に贈り物をしたいんだけど、だれにあげたらいいの?」
提督「……氏ぬ気?」
清霜「なんで?」
提督「女性に年齢を聞くというのは、とんでもないほどマナー違反だ」
清霜「年齢を聞くわけじゃないんだけど……」
酒匂「誰にあげたらいいかなって思ってるだけなんだ!」
提督「敬老の日という時点で……まあ、とりあえず考えてみるか」
酒匂「ぴゃー、さすが司令!」
923: 2017/09/13(水) 03:25:48.33 ID:86dPFeRV0
提督「まず、艦娘の年齢としてならだれも当てはまらないし、艦の年齢だとそれっぽくない奴まで入る」
清霜「うーん、確かにそうかも……」
提督「だから、それっぽい人で考えていく。まずは鳳翔さんは鉄板だな」
清霜「鉄板なの?」
提督「もはや入れなくて誰を入れるって感じだな。なんか敬老の日に感謝したくなる」
酒匂「そう、かも?」
提督「同じような理由で間宮もだな」
清霜「お母さん、って感じだね」
提督「そんな感じのをあげてるからな。ほかには……香取も、なんとなくかなぁ」
酒匂「ぴゃー……」
清霜「うーん、確かにそうかも……」
提督「だから、それっぽい人で考えていく。まずは鳳翔さんは鉄板だな」
清霜「鉄板なの?」
提督「もはや入れなくて誰を入れるって感じだな。なんか敬老の日に感謝したくなる」
酒匂「そう、かも?」
提督「同じような理由で間宮もだな」
清霜「お母さん、って感じだね」
提督「そんな感じのをあげてるからな。ほかには……香取も、なんとなくかなぁ」
酒匂「ぴゃー……」
924: 2017/09/13(水) 03:26:19.33 ID:86dPFeRV0
清霜「戦艦の人達はどう?」
提督「戦艦? あー、入れなくていいんじゃないか。歳くってるイメージないし」
清霜「そっかー」
提督「あ、いや待て、ウォースパイトは今も現存しているし、感謝しとけ。完全に老人だろう」
酒匂「そっかー、そういえばそうだね」
清霜「ウォースパイトさんには感謝しておけばいいのね!」
提督「駆逐艦という枠では神風もかな。なかなかいいメンツがそろったんじゃないか」
酒匂「そうだ……ぴゃっ!?」
清霜「……し、しれいかん、きよしもたちはもういくわ……」
提督「? おう」
酒匂「ぴゃー!!」ダッ
清霜「ひゃー!!」ダッ
提督「なんだあいつら……あれー、すみません、いつから聞いて……え、最初から? いや、ちょ、待って。ガチギレしている姿が珍しいとか思ってるのは本当だけど、その手に持っているものを振り下ろされたら……あ―――」
提督「戦艦? あー、入れなくていいんじゃないか。歳くってるイメージないし」
清霜「そっかー」
提督「あ、いや待て、ウォースパイトは今も現存しているし、感謝しとけ。完全に老人だろう」
酒匂「そっかー、そういえばそうだね」
清霜「ウォースパイトさんには感謝しておけばいいのね!」
提督「駆逐艦という枠では神風もかな。なかなかいいメンツがそろったんじゃないか」
酒匂「そうだ……ぴゃっ!?」
清霜「……し、しれいかん、きよしもたちはもういくわ……」
提督「? おう」
酒匂「ぴゃー!!」ダッ
清霜「ひゃー!!」ダッ
提督「なんだあいつら……あれー、すみません、いつから聞いて……え、最初から? いや、ちょ、待って。ガチギレしている姿が珍しいとか思ってるのは本当だけど、その手に持っているものを振り下ろされたら……あ―――」
925: 2017/09/13(水) 03:27:15.47 ID:86dPFeRV0
~~~~~~~~
提督「……はっ! お、俺はいったい……」
提督「なんだか、変な話をしていたと思うんだが……ううむ、思い出せん。ま、思い出せないということはどうでもいいことか」
下2
提督「……はっ! お、俺はいったい……」
提督「なんだか、変な話をしていたと思うんだが……ううむ、思い出せん。ま、思い出せないということはどうでもいいことか」
下2
927: 2017/09/13(水) 06:51:26.79 ID:4zILqXm/o
14とサシ飲み
930: 2017/09/14(木) 02:30:46.68 ID:LavJHPua0
―提督私室―
14「こーんなうら若き乙女を連れ込んで、もしかしてイヨをいただくつもりなのかな?」
提督「何言ってんだ。お前が飲もうって言ってきたんだろう」
14「んふふ~、そうだけど、二人っきりでしょ」
提督「だから何だ。ほれ、とりあえずビールでいいか」
14「えー、提督のことだから、もっといいワインとかあるでしょー」
提督「いきなり出すかよ。ほれ」
14「しょーがないなぁ。ん、いただく」
提督「本来は部下が上司に注ぐべきだと思うんだけどな」
14「まあま、硬いこと言いっこないしだって! 今夜は無礼講よ!」
提督「それも俺が言うべきセリフなんだけど!?」
14「こーんなうら若き乙女を連れ込んで、もしかしてイヨをいただくつもりなのかな?」
提督「何言ってんだ。お前が飲もうって言ってきたんだろう」
14「んふふ~、そうだけど、二人っきりでしょ」
提督「だから何だ。ほれ、とりあえずビールでいいか」
14「えー、提督のことだから、もっといいワインとかあるでしょー」
提督「いきなり出すかよ。ほれ」
14「しょーがないなぁ。ん、いただく」
提督「本来は部下が上司に注ぐべきだと思うんだけどな」
14「まあま、硬いこと言いっこないしだって! 今夜は無礼講よ!」
提督「それも俺が言うべきセリフなんだけど!?」
931: 2017/09/14(木) 02:31:37.29 ID:LavJHPua0
~~~~~~~~
14「んっふふ~、提督もなかなか飲めるじゃん?」
提督「呑兵衛集団に付き合えるくらいは最低限備えていないと、酔いつぶれるじゃ済まんからな……」
14「あー、あの勢いはすごいよねぇ」
提督「お前も人のこと言えんからな」
14「わかってるってば。提督は姉貴みたいなこと言うね」
提督「それが常人の反応というやつだ。ったく……」
14「次開けていい?」
提督「だから早いんだよ!」
14「次は……そうだ、ならイヨが持ってきたお酒にする?」
提督「何か持ってきてたのか? 手ぶらのように見えるが」
14「今日飲むって話だから事前に棚の中に……ほら、あった」
提督「もうつっこまんぞ」
14「んっふふ~、提督もなかなか飲めるじゃん?」
提督「呑兵衛集団に付き合えるくらいは最低限備えていないと、酔いつぶれるじゃ済まんからな……」
14「あー、あの勢いはすごいよねぇ」
提督「お前も人のこと言えんからな」
14「わかってるってば。提督は姉貴みたいなこと言うね」
提督「それが常人の反応というやつだ。ったく……」
14「次開けていい?」
提督「だから早いんだよ!」
14「次は……そうだ、ならイヨが持ってきたお酒にする?」
提督「何か持ってきてたのか? 手ぶらのように見えるが」
14「今日飲むって話だから事前に棚の中に……ほら、あった」
提督「もうつっこまんぞ」
932: 2017/09/14(木) 02:32:03.89 ID:LavJHPua0
~~~~~~~~
14「ウォッカもわるくないねぇ~」
提督「それ響が持ってきてたやつだが……後で買い足しておくか」
14「提督の酒蔵にはずれはないね。また来てもいい?」
提督「ヒトミにちゃんと許可得ろよ」
14「えっへへ~」
提督「……おい、お前その反応」
14「ほら、こんなおいしいお酒の前に、それは無粋だってば!」
提督「いやお前、こういうパターンってのはなあ!」
ガチャ
13「あ……! やっぱりここに……!」
14「げっ、姉貴」
13「すみません、提督……! またイヨが、ご迷惑をかけて……!」
14「迷惑じゃないって。ね、提督!」
提督「お前が決めんな。はぁ……ヒトミ、一応は責任もって部屋に返すから、今日は見逃してやってくれ」
13「提督が……そういうのであれば……」
14「さすが提督! このまま朝までコースだね!」
提督「朝までは飲まんからな!」
14「ウォッカもわるくないねぇ~」
提督「それ響が持ってきてたやつだが……後で買い足しておくか」
14「提督の酒蔵にはずれはないね。また来てもいい?」
提督「ヒトミにちゃんと許可得ろよ」
14「えっへへ~」
提督「……おい、お前その反応」
14「ほら、こんなおいしいお酒の前に、それは無粋だってば!」
提督「いやお前、こういうパターンってのはなあ!」
ガチャ
13「あ……! やっぱりここに……!」
14「げっ、姉貴」
13「すみません、提督……! またイヨが、ご迷惑をかけて……!」
14「迷惑じゃないって。ね、提督!」
提督「お前が決めんな。はぁ……ヒトミ、一応は責任もって部屋に返すから、今日は見逃してやってくれ」
13「提督が……そういうのであれば……」
14「さすが提督! このまま朝までコースだね!」
提督「朝までは飲まんからな!」
933: 2017/09/14(木) 02:32:38.29 ID:LavJHPua0
―執務室―
提督「……朝まで飲んでしまった……」
提督「他の奴もそうだけど、朝まで飲んで迎え酒じゃねえよ。とんでもねえよ……」
下2
提督「……朝まで飲んでしまった……」
提督「他の奴もそうだけど、朝まで飲んで迎え酒じゃねえよ。とんでもねえよ……」
下2
934: 2017/09/14(木) 03:38:05.67 ID:czZpln8do
そういえば川内型がS30Zを
いったいどれ程チューンしたのか確める
いったいどれ程チューンしたのか確める
936: 2017/09/15(金) 03:37:25.76 ID:88TUF/mr0
―川内型の部屋―
提督「そういや、お前たちのフェアレディってなんか改造してるのか?」
川内「んー? いや、特に何もしてないと思うけど」
提督「え、でもお前たちあんだけ走ってて何もしていないはないだろ」
川内「そういわれても、心当たりはないんだよね」
那珂「那珂ちゃんは気持ちよく走れればそれでいいの」
提督「……?」
神通「あの、ちょっと……」
提督「どうした神通」
神通「実は、その辺りは私がやっているんです……」
提督「そういや、お前たちのフェアレディってなんか改造してるのか?」
川内「んー? いや、特に何もしてないと思うけど」
提督「え、でもお前たちあんだけ走ってて何もしていないはないだろ」
川内「そういわれても、心当たりはないんだよね」
那珂「那珂ちゃんは気持ちよく走れればそれでいいの」
提督「……?」
神通「あの、ちょっと……」
提督「どうした神通」
神通「実は、その辺りは私がやっているんです……」
937: 2017/09/15(金) 03:37:55.47 ID:88TUF/mr0
提督「神通が? 意外ではないが、なぜ一番乗り気じゃない神通が」
神通「初めは姉さんがしようとしたんですけど……」
川内「……あー! エンジンをもっとかっこよくしたいって言ったら、神通が止めたんだっけ」
神通「その、一応提督からの借りものですので、姉さんに任せるのはちょっと危険だと思ったので」
提督「借り物……? ……ああ、一応所有者は俺になってるのか」
川内「提督忘れてたの?」
提督「すっかりお前たちのかと思ってた……でも、さっきの神通の口ぶりから少し弄ったんだろ」
神通「はい。すみません……」
神通「初めは姉さんがしようとしたんですけど……」
川内「……あー! エンジンをもっとかっこよくしたいって言ったら、神通が止めたんだっけ」
神通「その、一応提督からの借りものですので、姉さんに任せるのはちょっと危険だと思ったので」
提督「借り物……? ……ああ、一応所有者は俺になってるのか」
川内「提督忘れてたの?」
提督「すっかりお前たちのかと思ってた……でも、さっきの神通の口ぶりから少し弄ったんだろ」
神通「はい。すみません……」
938: 2017/09/15(金) 03:38:22.69 ID:88TUF/mr0
提督「謝らなくていいって。多分乗る機会ないし」
那珂「結局どんなチューニングをしたの?」
神通「タイヤ・ホイールから始めて、スプリングやブレーキ。サスペンションですね」
提督「ほ、ほう」
神通「あまり本格的にチューンしてしまうと、前述の理由もありますが、肝心の普段の乗り心地が失われてしまうため、なるべく簡単なカスタムのみにしました」
提督「……」
神通「初めにこの辺りを走ったとき、姉さんの運転にも不安はありましたけど、滑りやすいタイヤが一番に気になったので、まずそこからでした」
提督「(そうなの?)」
川内「(そういえば、最初走ったときより機動性が上がったような……)」
神通「そして、また海外で走るとなったとき、再び走りやすいようにするためタイヤを変えて、さらに車体の安定性の向上を目的に――」
那珂「(那珂ちゃんさっぱり理解できない)」
川内「(私も)」
提督「(とりあえずお前たちは神通に感謝しておけよ)」
那珂「結局どんなチューニングをしたの?」
神通「タイヤ・ホイールから始めて、スプリングやブレーキ。サスペンションですね」
提督「ほ、ほう」
神通「あまり本格的にチューンしてしまうと、前述の理由もありますが、肝心の普段の乗り心地が失われてしまうため、なるべく簡単なカスタムのみにしました」
提督「……」
神通「初めにこの辺りを走ったとき、姉さんの運転にも不安はありましたけど、滑りやすいタイヤが一番に気になったので、まずそこからでした」
提督「(そうなの?)」
川内「(そういえば、最初走ったときより機動性が上がったような……)」
神通「そして、また海外で走るとなったとき、再び走りやすいようにするためタイヤを変えて、さらに車体の安定性の向上を目的に――」
那珂「(那珂ちゃんさっぱり理解できない)」
川内「(私も)」
提督「(とりあえずお前たちは神通に感謝しておけよ)」
939: 2017/09/15(金) 03:39:55.70 ID:88TUF/mr0
―執務室―
提督「川内と那珂ちゃんの運転の裏側にはあんな補助が付いていたのか……」
提督「つかあいつらなら本当にレースに出れるんじゃないか……?」
下2
提督「川内と那珂ちゃんの運転の裏側にはあんな補助が付いていたのか……」
提督「つかあいつらなら本当にレースに出れるんじゃないか……?」
下2
920: 2017/09/12(火) 03:14:58.31 ID:K0jgDbfPO
仲良しな暁、狭霧、漣にちょっと嫉妬しちゃう第六駆逐とか見たい…
943: 2017/09/16(土) 03:00:31.50 ID:BDjZUWy10
―提督私室―
漣「ボンビーあーげる!」
暁「いらないんだけど!」
提督「ちょ、こっちに来るなよ。牛歩カード」
暁「あー! し、司令官……!」
狭霧「さすがに牛歩は酷すぎませんか……?」
提督「じゃあ狭霧が受け取ってあげればどうだ」
狭霧「えっと……ご、ごめんなさい?」
暁「わざわざ謝らなくていいし! ぐすっ……」
狭霧「す、すみません! すみません!」
漣「謝ることしかしてないのが逆に煽りになってますな」
提督「狭霧って案外いい性格してるよな」
狭霧「ええっ!」
漣「ボンビーあーげる!」
暁「いらないんだけど!」
提督「ちょ、こっちに来るなよ。牛歩カード」
暁「あー! し、司令官……!」
狭霧「さすがに牛歩は酷すぎませんか……?」
提督「じゃあ狭霧が受け取ってあげればどうだ」
狭霧「えっと……ご、ごめんなさい?」
暁「わざわざ謝らなくていいし! ぐすっ……」
狭霧「す、すみません! すみません!」
漣「謝ることしかしてないのが逆に煽りになってますな」
提督「狭霧って案外いい性格してるよな」
狭霧「ええっ!」
944: 2017/09/16(土) 03:01:06.66 ID:BDjZUWy10
暁「ふ、ふん、ここからでも逆転してやるし!」
漣「あら、キングに変身したみたい」
暁「」
狭霧「暁ちゃん? 暁ちゃん!」
提督「あまりのショックに固まったみたいだな」
漣「ご主人様がやりすぎたから」
提督「本当は漣に使うつもりだったんだが、即逃げたからなお前」
漣「てへっ」
狭霧「ど、どうしますか?」
提督「さすがにかわいそうだから、間宮アイスでももらってくることにする」
漣「漣のもしくよろ!」
提督「知らんわ。冷蔵庫に入ってる俺のアイスでも食べてろ」
漣「はーい」
提督「ふぅ……あれ、扉があいてる」ギイッ
響「……」
雷「……」
電「……」
提督「びっくりした!」
漣「あら、キングに変身したみたい」
暁「」
狭霧「暁ちゃん? 暁ちゃん!」
提督「あまりのショックに固まったみたいだな」
漣「ご主人様がやりすぎたから」
提督「本当は漣に使うつもりだったんだが、即逃げたからなお前」
漣「てへっ」
狭霧「ど、どうしますか?」
提督「さすがにかわいそうだから、間宮アイスでももらってくることにする」
漣「漣のもしくよろ!」
提督「知らんわ。冷蔵庫に入ってる俺のアイスでも食べてろ」
漣「はーい」
提督「ふぅ……あれ、扉があいてる」ギイッ
響「……」
雷「……」
電「……」
提督「びっくりした!」
945: 2017/09/16(土) 03:01:34.44 ID:BDjZUWy10
響「楽しそうだね」
提督「楽しいけど、お前らは何でそんな隙間から見てたんだ」
雷「あ、暁が心配だったから」
電「別に、電たち以外にも相手がいたことに驚いているだけなのです」
響「暁が迷惑をかけていないかと思って」
提督「なんだお前らの暁への信頼……」
雷「そ、そんなつもりじゃないのよ?」
響「良くも悪くも等身大の暁みたいだったから、つい」
提督「……ははん、お前たち、ちょっと寂しいんだろう」
電「ち、違うのです」
提督「そんな心配しなくても、姉妹と友人は違うものなんだから気にするな。お前たちにしか見せない顔だってあるだろう」
電「ん……」
響「と、とにかく心配ないみたいだから戻るよ」
提督「混ざっていかないのか?」
響「四人用のゲームでかい」
雷「それに、さっき司令官が言ったでしょう。友人にしか見せない顔ってあるんだから、それを尊重してあげなくちゃ」
提督「そっか。よし、ついでだし、食堂で何かおごってやる」
電「一番高いパフェにするのです」
響「ビンテージワインもたまにはいいかな」
提督「手加減ないな!」
提督「楽しいけど、お前らは何でそんな隙間から見てたんだ」
雷「あ、暁が心配だったから」
電「別に、電たち以外にも相手がいたことに驚いているだけなのです」
響「暁が迷惑をかけていないかと思って」
提督「なんだお前らの暁への信頼……」
雷「そ、そんなつもりじゃないのよ?」
響「良くも悪くも等身大の暁みたいだったから、つい」
提督「……ははん、お前たち、ちょっと寂しいんだろう」
電「ち、違うのです」
提督「そんな心配しなくても、姉妹と友人は違うものなんだから気にするな。お前たちにしか見せない顔だってあるだろう」
電「ん……」
響「と、とにかく心配ないみたいだから戻るよ」
提督「混ざっていかないのか?」
響「四人用のゲームでかい」
雷「それに、さっき司令官が言ったでしょう。友人にしか見せない顔ってあるんだから、それを尊重してあげなくちゃ」
提督「そっか。よし、ついでだし、食堂で何かおごってやる」
電「一番高いパフェにするのです」
響「ビンテージワインもたまにはいいかな」
提督「手加減ないな!」
946: 2017/09/16(土) 03:04:18.47 ID:BDjZUWy10
―執務室―
提督「冗談で済んでよかった……まあ、間宮のところでそんなものは置いてないんだが」
提督「なんにせよ、いつものメンツが崩れると気になるってのはわからんわけでもない」
下2
提督「冗談で済んでよかった……まあ、間宮のところでそんなものは置いてないんだが」
提督「なんにせよ、いつものメンツが崩れると気になるってのはわからんわけでもない」
下2
948: 2017/09/16(土) 03:20:21.19 ID:uk+pHco6o
サラの声のたこ焼きが発見される
949: 2017/09/17(日) 03:51:56.53 ID:TIAXirKI0
提督「は? サラの声の浮遊要塞?」
サラトガ「はい。サラもまゆつばもの?っていうものかと思ったんですけど……」
提督「いや実際ありえんだろ。何かの聞き間違いじゃないのか」
サラトガ「そうだと思っていたんですけど、実はその様子を録画していたものがありまして」
提督「録画……青葉か。なら合成だな、間違いない」
サラトガ「鈴谷さんなのですが……」
提督「嘘だな。インスタグラムで流行っているあれだろう」
サラトガ「ど、どうしたら信じてくれるんですか?」
提督「百聞は一見に如かずという。証拠を見せてくれ」
サラトガ「あ、そうですね。その、ここの……」
提督「ふむふむ、どれどれ」
サラトガ「はい。サラもまゆつばもの?っていうものかと思ったんですけど……」
提督「いや実際ありえんだろ。何かの聞き間違いじゃないのか」
サラトガ「そうだと思っていたんですけど、実はその様子を録画していたものがありまして」
提督「録画……青葉か。なら合成だな、間違いない」
サラトガ「鈴谷さんなのですが……」
提督「嘘だな。インスタグラムで流行っているあれだろう」
サラトガ「ど、どうしたら信じてくれるんですか?」
提督「百聞は一見に如かずという。証拠を見せてくれ」
サラトガ「あ、そうですね。その、ここの……」
提督「ふむふむ、どれどれ」
950: 2017/09/17(日) 03:52:31.56 ID:TIAXirKI0
浮遊要塞『行きます! 航空隊、発艦はじめ!』
鈴谷『でしょでしょ! これすごくない!』
熊野『そんなこと言っている場合ではありませんわ! はやく対空に移行しますわよ!』
提督「……おおう」
サラトガ「これ、サラの声ですよね」
提督「聞く分にはな」
サラトガ「ど、どういうことなんでしょう? これはもしかして、サラは実は浮遊要塞だったということなのでは……」
提督「いや、混乱するのはわかるが、それはないから安心しろ」
サラトガ「うぅ……」
提督(まあ、こういう場合は直接訪ねるのが一番だな)
鈴谷『でしょでしょ! これすごくない!』
熊野『そんなこと言っている場合ではありませんわ! はやく対空に移行しますわよ!』
提督「……おおう」
サラトガ「これ、サラの声ですよね」
提督「聞く分にはな」
サラトガ「ど、どういうことなんでしょう? これはもしかして、サラは実は浮遊要塞だったということなのでは……」
提督「いや、混乱するのはわかるが、それはないから安心しろ」
サラトガ「うぅ……」
提督(まあ、こういう場合は直接訪ねるのが一番だな)
951: 2017/09/17(日) 03:53:02.81 ID:TIAXirKI0
―???―
提督「説明を頼む」
ヲ級「……本当、貴方は人間なんでしょうか……」
提督「いや今そういう話してないから」
ヲ級「……本人に直接聞いてください」
提督「本人……おお、もしかしてそこのたこ焼きが」
浮遊要塞「たこ焼きじゃないです!」
提督「やっぱりサラの声だな……いったいどういうことなんだ?」
浮遊要塞「実は声が似ていたので、真似てみたんです!」
提督「……それだけ?」
浮遊要塞「はい!」
提督「……とりあえずさ、お前見た目ももうちょっとこだわろう」
ヲ級「そこじゃないと思うんですけど」
浮遊要塞「はい! 将来はサラトガさんのような見た目の姫級になるのが夢です!」
ヲ級「そんなこと思ってたの!? 相手は敵なのだけど!?」
提督「説明を頼む」
ヲ級「……本当、貴方は人間なんでしょうか……」
提督「いや今そういう話してないから」
ヲ級「……本人に直接聞いてください」
提督「本人……おお、もしかしてそこのたこ焼きが」
浮遊要塞「たこ焼きじゃないです!」
提督「やっぱりサラの声だな……いったいどういうことなんだ?」
浮遊要塞「実は声が似ていたので、真似てみたんです!」
提督「……それだけ?」
浮遊要塞「はい!」
提督「……とりあえずさ、お前見た目ももうちょっとこだわろう」
ヲ級「そこじゃないと思うんですけど」
浮遊要塞「はい! 将来はサラトガさんのような見た目の姫級になるのが夢です!」
ヲ級「そんなこと思ってたの!? 相手は敵なのだけど!?」
952: 2017/09/17(日) 03:54:01.46 ID:TIAXirKI0
―執務室―
提督「敵ながら面白い奴だった。ついでにサラが言ってくれなさそうなセリフとかも言ってもらってしまった」
提督「しかし、サラ本人にはなんて説明するか……ま、放っておいていいか!」
下2
提督「敵ながら面白い奴だった。ついでにサラが言ってくれなさそうなセリフとかも言ってもらってしまった」
提督「しかし、サラ本人にはなんて説明するか……ま、放っておいていいか!」
下2
954: 2017/09/17(日) 05:29:30.79 ID:nNEdyj9Ao
戦艦と主砲でクレー射撃
956: 2017/09/18(月) 02:27:51.72 ID:2+lTKk4M0
―演習場―
提督「クレー射撃を主砲でするぞ」
大和「難易度が上がっていませんか」
提督「ははは、だろうな」
ビスマルク「でも、面白そうじゃない」
アイオワ「そうね。ここには各国の戦艦が集まっているのだしね」
ガングート「誰が一番か決めるいいタイミングということか」
リシュリュー「あら、そんなことするまでもないんじゃない」
ガングート「くく、これが謙虚というものか」
リシュリュー「……ふうん」
リットリオ「け、喧嘩はやめてください!」
ウォースパイト「にぎやかね……」
提督「ふっ、みな闘志は十分ということか」
大和「まだやるとは言っていないのですが……」
提督「クレー射撃を主砲でするぞ」
大和「難易度が上がっていませんか」
提督「ははは、だろうな」
ビスマルク「でも、面白そうじゃない」
アイオワ「そうね。ここには各国の戦艦が集まっているのだしね」
ガングート「誰が一番か決めるいいタイミングということか」
リシュリュー「あら、そんなことするまでもないんじゃない」
ガングート「くく、これが謙虚というものか」
リシュリュー「……ふうん」
リットリオ「け、喧嘩はやめてください!」
ウォースパイト「にぎやかね……」
提督「ふっ、みな闘志は十分ということか」
大和「まだやるとは言っていないのですが……」
957: 2017/09/18(月) 02:28:31.29 ID:2+lTKk4M0
提督「このボタンを押せば、あっちの方にクレーが飛ぶ。それを狙って当たった数が多い方が勝ちだ」
大和「有無を言わせないんですね」
アイオワ「一番手はもらうわね。さあ、来なさい!」
提督「ぽちっとな」
シュシュシュシュシュ
ビスマルク「クレーってあんなにたくさん出るものだったかしら?」
提督「すまん、普通に不具合だ」
アイオワ「構わないわ。こっちのほうが、面白そうじゃない!」ドンドン
リットリオ「あれだけ飛んでいたクレーが全部割れました!」
リシュリュー「いえ、全部じゃないわ」
ウォースパイト「八割というところね」
ガングート「とはいえ、予想外の場面であそこまでできるのなら、たいしたものだ」
リットリオ「な、なんだか皆さんすごいですね……」
提督「国の威信を背負っていると思えば、こんなものだろ。最近着任した奴らは真面目な奴が多いしな……」
ビスマルク「私もまじめよ?」
提督「いいから撃てよ」
ビスマルク「冷たいわね!」
大和「有無を言わせないんですね」
アイオワ「一番手はもらうわね。さあ、来なさい!」
提督「ぽちっとな」
シュシュシュシュシュ
ビスマルク「クレーってあんなにたくさん出るものだったかしら?」
提督「すまん、普通に不具合だ」
アイオワ「構わないわ。こっちのほうが、面白そうじゃない!」ドンドン
リットリオ「あれだけ飛んでいたクレーが全部割れました!」
リシュリュー「いえ、全部じゃないわ」
ウォースパイト「八割というところね」
ガングート「とはいえ、予想外の場面であそこまでできるのなら、たいしたものだ」
リットリオ「な、なんだか皆さんすごいですね……」
提督「国の威信を背負っていると思えば、こんなものだろ。最近着任した奴らは真面目な奴が多いしな……」
ビスマルク「私もまじめよ?」
提督「いいから撃てよ」
ビスマルク「冷たいわね!」
958: 2017/09/18(月) 02:29:04.06 ID:2+lTKk4M0
~~~~~~~~
提督「結果は……」
ガングート「平等ではなかった! 再戦を要求する!」
リシュリュー「飛んできた数は違っても、割合で考えれば結果はでたじゃない」
ビスマルク「私の時は一つしか出なかったわよ!」
アイオワ「外したからゼロ点ね」
ビスマルク「ちが……ってはないけど、私も再戦したいわ!」
リットリオ「私の時はとんでもないほど出たんですけど……」
ウォースパイト「設定はどうなっているのかしら?」
大和「提督、どうしますか」
提督「……実は妖精さんが作ったものだからよくわからん」
提督「結果は……」
ガングート「平等ではなかった! 再戦を要求する!」
リシュリュー「飛んできた数は違っても、割合で考えれば結果はでたじゃない」
ビスマルク「私の時は一つしか出なかったわよ!」
アイオワ「外したからゼロ点ね」
ビスマルク「ちが……ってはないけど、私も再戦したいわ!」
リットリオ「私の時はとんでもないほど出たんですけど……」
ウォースパイト「設定はどうなっているのかしら?」
大和「提督、どうしますか」
提督「……実は妖精さんが作ったものだからよくわからん」
959: 2017/09/18(月) 02:29:55.08 ID:2+lTKk4M0
―執務室―
提督「非難されたけど、次までに調整と鍛えてくるという話で完結した」
提督「というか、主砲で当てるってとんでもないことなのに当てやがって……実戦でもうちょっと生かしてほしい」
下2
提督「非難されたけど、次までに調整と鍛えてくるという話で完結した」
提督「というか、主砲で当てるってとんでもないことなのに当てやがって……実戦でもうちょっと生かしてほしい」
下2
961: 2017/09/18(月) 02:59:48.83 ID:ywSMIfT90
結局敬老の日に祝われて落ち込んでいるガングート・天龍・神風を、金剛と二人で慰める
962: 2017/09/19(火) 04:21:41.11 ID:1YueEu1g0
―鳳翔の店―
提督「――で、慰め会ってわけか」
天龍「別に慰めてほしいわけじゃないからな!」
神風「まあ、私も昔のことを考えれば、そう思われるのに理解がないわけじゃないけど……」
提督「わざわざ口で言ってる時点で自分に言い聞かせているだけだな」
神風「うるさい!」
ガングート「……」
提督「それで、ガングートはどうしたんだ?」
ガングート「敬老、とは言われたが、何のことかわからないのだ」
提督「ロシアにはないんだっけか。日本発祥だし仕方がないのかもしれないが」
ガングート「? 意味を聞いてもよいのか」
提督「周りの反応でわかると思うが……」
提督「――で、慰め会ってわけか」
天龍「別に慰めてほしいわけじゃないからな!」
神風「まあ、私も昔のことを考えれば、そう思われるのに理解がないわけじゃないけど……」
提督「わざわざ口で言ってる時点で自分に言い聞かせているだけだな」
神風「うるさい!」
ガングート「……」
提督「それで、ガングートはどうしたんだ?」
ガングート「敬老、とは言われたが、何のことかわからないのだ」
提督「ロシアにはないんだっけか。日本発祥だし仕方がないのかもしれないが」
ガングート「? 意味を聞いてもよいのか」
提督「周りの反応でわかると思うが……」
963: 2017/09/19(火) 04:22:13.03 ID:1YueEu1g0
~~~~~~~~
ガングート「……!」ガタッ
提督「なんで拳銃をもってこっちに向ける! そもそも、だれに祝われたんだ!」
ガングート「……ヴェールヌイだ。そうか、そのように思われていたのか……」
天龍「俺もだ。まあ、第六駆逐艦どもからなんだけどよ……」
神風「私は清霜たち……と、響もいたわね」
提督(さすが響だ。見事にダメージを与えていきやがった!)
神風「何にやにやしてるの」
提督「いやいや、なんでもない。それより、お前たちの慰めになる人を連れてきたんだ」
天龍「慰めはいらねえって」
神風「いえ、それより、慰めになる人って……」
提督「そうだ、地味にうちの中でガングートの次におばあちゃんという、金剛先輩だ!」
金剛「おばあちゃんじゃないデース」
ガングート「……!」ガタッ
提督「なんで拳銃をもってこっちに向ける! そもそも、だれに祝われたんだ!」
ガングート「……ヴェールヌイだ。そうか、そのように思われていたのか……」
天龍「俺もだ。まあ、第六駆逐艦どもからなんだけどよ……」
神風「私は清霜たち……と、響もいたわね」
提督(さすが響だ。見事にダメージを与えていきやがった!)
神風「何にやにやしてるの」
提督「いやいや、なんでもない。それより、お前たちの慰めになる人を連れてきたんだ」
天龍「慰めはいらねえって」
神風「いえ、それより、慰めになる人って……」
提督「そうだ、地味にうちの中でガングートの次におばあちゃんという、金剛先輩だ!」
金剛「おばあちゃんじゃないデース」
964: 2017/09/19(火) 04:22:49.32 ID:1YueEu1g0
神風「そういえば、金剛さんは……なるほど」
天龍「これが大先輩か……」
金剛「いい加減にするデース! おばあちゃんじゃないって何度言ったらわかるのですカ」
提督「言ってはないぞ」
ガングート「なるほど、だが、なんの慰めになる」
提督「聞いて驚くな。そんな経歴がありながら、彼女は誰からも祝われなかったのだ!」
金剛「ちょっと待ってくだサイ。それはつまりまだまだ若いと思われているということデス」
神風「そうなんですね……」
天龍「あー、ほら、一緒に飲むか」
ガングート「……考えてみれば、慕われているということでもあるのか。ふん、まあいい」
金剛「シット! テイトクー、こんな慰め方は聞いていないデース!」
提督「まあまあ、不満なら俺から祝うから」
金剛「そういう意味で言ったんじゃないデース!」
天龍「これが大先輩か……」
金剛「いい加減にするデース! おばあちゃんじゃないって何度言ったらわかるのですカ」
提督「言ってはないぞ」
ガングート「なるほど、だが、なんの慰めになる」
提督「聞いて驚くな。そんな経歴がありながら、彼女は誰からも祝われなかったのだ!」
金剛「ちょっと待ってくだサイ。それはつまりまだまだ若いと思われているということデス」
神風「そうなんですね……」
天龍「あー、ほら、一緒に飲むか」
ガングート「……考えてみれば、慕われているということでもあるのか。ふん、まあいい」
金剛「シット! テイトクー、こんな慰め方は聞いていないデース!」
提督「まあまあ、不満なら俺から祝うから」
金剛「そういう意味で言ったんじゃないデース!」
965: 2017/09/19(火) 04:23:17.66 ID:1YueEu1g0
―執務室―
提督「金剛は年齢的にはウォースパイト超えてるんだが、なんかイメージ的にはそこまで歳っぽくない」
提督「いいことなんだろうが、忘れられているということでも……いや、なにもいいますまい」
下2
提督「金剛は年齢的にはウォースパイト超えてるんだが、なんかイメージ的にはそこまで歳っぽくない」
提督「いいことなんだろうが、忘れられているということでも……いや、なにもいいますまい」
下2
967: 2017/09/19(火) 06:10:47.60 ID:YReRov2P0
龍驤を湯たんぽがわりにしてお昼寝する
969: 2017/09/20(水) 04:07:57.79 ID:DxcDSKlw0
提督「ここちよう昼下がり。これはもう昼寝をするしかないな」
龍驤「……きみ、言葉につながりがないで」
提督「そんなことは重要ではない。さあ、布団なら用意した」
龍驤「いつもながらこういうことは早いんやな」
提督「ふふっ、そう褒めるな」
龍驤「褒めとらんわ! ……はぁ、このやりとりも何回目やろ」
提督「お前とは昔からの付き合いだからな。だから、今更だろう」
龍驤「せめて誘い方をなぁ……」
提督「? はぁ、少女漫画風に誘えばいいのか」
龍驤「……そないやから、うちも心配しとらんけど」
龍驤「……きみ、言葉につながりがないで」
提督「そんなことは重要ではない。さあ、布団なら用意した」
龍驤「いつもながらこういうことは早いんやな」
提督「ふふっ、そう褒めるな」
龍驤「褒めとらんわ! ……はぁ、このやりとりも何回目やろ」
提督「お前とは昔からの付き合いだからな。だから、今更だろう」
龍驤「せめて誘い方をなぁ……」
提督「? はぁ、少女漫画風に誘えばいいのか」
龍驤「……そないやから、うちも心配しとらんけど」
970: 2017/09/20(水) 04:08:26.26 ID:DxcDSKlw0
提督「とりあえず、寝るってことでいいな」
龍驤「まあええわ。おさわりは禁止やで」
提督「湯たんぽにして抱きしめるだけだからセーフだな!」
龍驤「思いっきり触っとるやろ!」
提督「そんな細かいこと気にするな。大きくなれないぞ」
龍驤「うちが、小さいって、言いたいんか?」
提督「滅相もないです」
龍驤「……さ、先に寝とるで」
提督「自分から横になるなんて。やはり龍驤も眠かったのか」
龍驤(冗談で言っとるんか判断つきにくいなぁ……)
龍驤「まあええわ。おさわりは禁止やで」
提督「湯たんぽにして抱きしめるだけだからセーフだな!」
龍驤「思いっきり触っとるやろ!」
提督「そんな細かいこと気にするな。大きくなれないぞ」
龍驤「うちが、小さいって、言いたいんか?」
提督「滅相もないです」
龍驤「……さ、先に寝とるで」
提督「自分から横になるなんて。やはり龍驤も眠かったのか」
龍驤(冗談で言っとるんか判断つきにくいなぁ……)
971: 2017/09/20(水) 04:08:53.05 ID:DxcDSKlw0
提督「では俺も失礼して」
龍驤「ん……」
提督「はぁー、今日は疲れたなぁ」
龍驤「嘘やろ。朝から外で走っている姿、みとるで」
提督「あれは……そう、部下とのスキンシップだ。なにもおかしくはない」
龍驤「今回のも?」
提督「そんなものだな」
龍驤「そか。……ところで、一つ聞いてもええか」
提督「なんでもどうぞ」
龍驤「うちの状況って、よく駆逐艦相手を誘うって聞いたんやけど」
提督「……せ、潜水艦もだぞ」
龍驤「相手は」
提督「る、ルイ」
龍驤「……喧嘩売っとるやろ?」
提督「……zzz」
龍驤「寝たふりやめや!」
提督「zzz! zzz!」
龍驤「ん……」
提督「はぁー、今日は疲れたなぁ」
龍驤「嘘やろ。朝から外で走っている姿、みとるで」
提督「あれは……そう、部下とのスキンシップだ。なにもおかしくはない」
龍驤「今回のも?」
提督「そんなものだな」
龍驤「そか。……ところで、一つ聞いてもええか」
提督「なんでもどうぞ」
龍驤「うちの状況って、よく駆逐艦相手を誘うって聞いたんやけど」
提督「……せ、潜水艦もだぞ」
龍驤「相手は」
提督「る、ルイ」
龍驤「……喧嘩売っとるやろ?」
提督「……zzz」
龍驤「寝たふりやめや!」
提督「zzz! zzz!」
972: 2017/09/20(水) 04:09:54.77 ID:DxcDSKlw0
~~~~~~~~
提督「ふぅ、今日の龍驤は優しかったな」
提督「そもそも温かいんだからしょうがないよな。別に間違った選択はしていない」
下2
提督「ふぅ、今日の龍驤は優しかったな」
提督「そもそも温かいんだからしょうがないよな。別に間違った選択はしていない」
下2
973: 2017/09/20(水) 07:35:39.22 ID:tS1Hr/Muo
17駆とお月見
975: 2017/09/21(木) 04:17:37.04 ID:yLabVrzS0
―庭―
提督「空を見ろ。あんなにも眩く輝いているぞ」
雪風「しれぇ! このお団子美味しいですよ!」
谷風「やっぱ月見に団子は粋だねぇ」
磯風「このくらい、私にも……」
浦風「それはやめてくれぇや」
提督「……そもそもうちの鎮守府には花より団子派が多いのではないだろうか」
浜風「私は月が綺麗だと思いますよ」
提督「もう私氏んでもいい的な?」
浜風「いえ、そこまで言いませんが」
初霜「えっと、それって……」
浜風「どうかいたしましたか?」
初霜「いえ……」
浦風「浜風はそういうことには疎いんじゃねぇ」
浜風「?」
提督「空を見ろ。あんなにも眩く輝いているぞ」
雪風「しれぇ! このお団子美味しいですよ!」
谷風「やっぱ月見に団子は粋だねぇ」
磯風「このくらい、私にも……」
浦風「それはやめてくれぇや」
提督「……そもそもうちの鎮守府には花より団子派が多いのではないだろうか」
浜風「私は月が綺麗だと思いますよ」
提督「もう私氏んでもいい的な?」
浜風「いえ、そこまで言いませんが」
初霜「えっと、それって……」
浜風「どうかいたしましたか?」
初霜「いえ……」
浦風「浜風はそういうことには疎いんじゃねぇ」
浜風「?」
976: 2017/09/21(木) 04:18:02.53 ID:yLabVrzS0
提督「まあ真面目に受け止める奴には言えないしな」
磯風「よくわからんが、団子は食べないのか」
谷風「もう残り少ないけど」
提督「お前ら食いすぎだろ」
浦風「ええよ、次作っちゃるけぇ」
磯風「ふっ、この磯風も手伝おう」
浦風「いらん」
磯風「!?」
谷風「そんなに驚くことかねぇ」
雪風「雪風も手伝いますか?」
提督「なら、俺も手伝おうかな」
浦風「それじゃ、浜風たちはちょいと待っとき」
浜風「ええ」
磯風「なぜ二人はいいのだ!」
谷風「わかってないところが恐ろしいってね」
磯風「よくわからんが、団子は食べないのか」
谷風「もう残り少ないけど」
提督「お前ら食いすぎだろ」
浦風「ええよ、次作っちゃるけぇ」
磯風「ふっ、この磯風も手伝おう」
浦風「いらん」
磯風「!?」
谷風「そんなに驚くことかねぇ」
雪風「雪風も手伝いますか?」
提督「なら、俺も手伝おうかな」
浦風「それじゃ、浜風たちはちょいと待っとき」
浜風「ええ」
磯風「なぜ二人はいいのだ!」
谷風「わかってないところが恐ろしいってね」
977: 2017/09/21(木) 04:18:31.67 ID:yLabVrzS0
~~~~~~~~
提督「作りすぎた」
初霜「お疲れ様です」
提督「問題はなかったか? 磯風が独断で毒団子作ったりとか」
谷風「おっ、それはおやじギャグかい?」
提督「違うわ」
初霜「そ、そこまで心配しなくとも、大人しくしていましたよ」
浜風「少々ショックだったようでしたが」
提督「自覚のない飯マズはとんでもないな……」
浦風「ほら、そんなにすねちょらんで、新しい団子じゃ」
磯風「む…………美味いな!」
提督「機嫌が直るのも早いな」
初霜「いいところですよね」
提督「まあ、そうともいうのか。雪風も手伝ってもらってありがとな」
雪風「いいえ、むしろ楽しかったです! 来年もみんなでお月見したいですね!」
提督「作りすぎた」
初霜「お疲れ様です」
提督「問題はなかったか? 磯風が独断で毒団子作ったりとか」
谷風「おっ、それはおやじギャグかい?」
提督「違うわ」
初霜「そ、そこまで心配しなくとも、大人しくしていましたよ」
浜風「少々ショックだったようでしたが」
提督「自覚のない飯マズはとんでもないな……」
浦風「ほら、そんなにすねちょらんで、新しい団子じゃ」
磯風「む…………美味いな!」
提督「機嫌が直るのも早いな」
初霜「いいところですよね」
提督「まあ、そうともいうのか。雪風も手伝ってもらってありがとな」
雪風「いいえ、むしろ楽しかったです! 来年もみんなでお月見したいですね!」
978: 2017/09/21(木) 04:20:25.70 ID:yLabVrzS0
―執務室―
提督「いやしかし、混ぜてこねて茹でるだけの団子をまずく作る方法は……」
提督「……ありそう、だな。さすがに月見どころじゃなくなるのは避けたい」
下2
提督「いやしかし、混ぜてこねて茹でるだけの団子をまずく作る方法は……」
提督「……ありそう、だな。さすがに月見どころじゃなくなるのは避けたい」
下2
980: 2017/09/21(木) 06:42:50.06 ID:3zUaNG150
高翌雄と高翌雄山(京都)に行く
なお、偶然写真を撮っていた磯波と浦波も連れていかれたみたいです
なお、偶然写真を撮っていた磯波と浦波も連れていかれたみたいです
982: 2017/09/22(金) 04:45:28.38 ID:tIZfKPvW0
提督「山に行くか」
高雄「私は部屋に戻りますね」
提督「ちょっと待て、お前がここにいるときに口にしたということは、わかっているだろう」
高雄「提督と二人、ですか」
提督「行先も行先だし、それでもいいが……」チラッ
高雄「外に……?」
提督「どうせなら巻き込むか」
高雄「ほどほどにしてあげてくださいね」
高雄「私は部屋に戻りますね」
提督「ちょっと待て、お前がここにいるときに口にしたということは、わかっているだろう」
高雄「提督と二人、ですか」
提督「行先も行先だし、それでもいいが……」チラッ
高雄「外に……?」
提督「どうせなら巻き込むか」
高雄「ほどほどにしてあげてくださいね」
983: 2017/09/22(金) 04:45:55.87 ID:tIZfKPvW0
―高雄山―
提督「高雄山といえば複数あるが、有名なのはここ、京都の山だな」
高雄「紅葉がきれいですね」
浦波「さすがに有名なだけはあります。磯波姉さん、ここからの景色とか最高だよ」
磯波「せっかく買った一眼レフのいい被写体……」
浦波「設定は?」
磯波「ひとまずはオート。何か撮りたいシーンがあればその都度変えるつもりだよ」
提督「……あいつら、なんか予想以上にガチじゃないか」
高雄「誘うときもカメラの使い方の練習をしていましたからね」
提督「……まあ、写真撮影の時は頼ろうか」
高雄「そういえば、高雄山に来た理由は……いいですけど、目的は何ですか?」
提督「理由と目的って同じ意味だと思うのだがな。目的といっても、観光だが」
高雄「この辺りには寺院もありますし、麓には有名な食事処もありますけど」
提督「時間的に全部回るのは厳しいか。なら、護神時を見回った後、麓の料亭で軽く食べた後、少し見て帰ろうか」
高雄「はい」
提督「高雄山といえば複数あるが、有名なのはここ、京都の山だな」
高雄「紅葉がきれいですね」
浦波「さすがに有名なだけはあります。磯波姉さん、ここからの景色とか最高だよ」
磯波「せっかく買った一眼レフのいい被写体……」
浦波「設定は?」
磯波「ひとまずはオート。何か撮りたいシーンがあればその都度変えるつもりだよ」
提督「……あいつら、なんか予想以上にガチじゃないか」
高雄「誘うときもカメラの使い方の練習をしていましたからね」
提督「……まあ、写真撮影の時は頼ろうか」
高雄「そういえば、高雄山に来た理由は……いいですけど、目的は何ですか?」
提督「理由と目的って同じ意味だと思うのだがな。目的といっても、観光だが」
高雄「この辺りには寺院もありますし、麓には有名な食事処もありますけど」
提督「時間的に全部回るのは厳しいか。なら、護神時を見回った後、麓の料亭で軽く食べた後、少し見て帰ろうか」
高雄「はい」
984: 2017/09/22(金) 04:46:24.22 ID:tIZfKPvW0
~~~~~~~~
提督「川のせせらぎも木々のざわめきも、近所の山とは大違いだな」
高雄「あら、身近の山もいいところではないですか」
提督「だけど、ここまで四季もはっきりしているさまも珍しいだろう」
高雄「他の有名な山も、こんな感じですよ」
提督「高雄、なんだか今日は素直に認めないな」
高雄「それはその、なんだか自分の名前の山を褒めるのは恥ずかしいじゃないですか」
提督「お、珍しい高雄が照れているシーン。磯波、撮ってくれ!」
高雄「あ、や、やめてください」
磯波「……」
提督「磯波?」
磯波「……! 提督! 今一瞬のシャッターチャンスを待っているんです! 邪魔しないでください!」
提督「す、すまん」
浦波「だめですよー。この状態になった磯波は戦艦相手でも殴り掛かるくらい狂暴なんですから」
提督「えぇ、磯波性格変わってるじゃん……」
高雄「カメラを持つと性格変わる人ってたまにいますよね」
提督「川のせせらぎも木々のざわめきも、近所の山とは大違いだな」
高雄「あら、身近の山もいいところではないですか」
提督「だけど、ここまで四季もはっきりしているさまも珍しいだろう」
高雄「他の有名な山も、こんな感じですよ」
提督「高雄、なんだか今日は素直に認めないな」
高雄「それはその、なんだか自分の名前の山を褒めるのは恥ずかしいじゃないですか」
提督「お、珍しい高雄が照れているシーン。磯波、撮ってくれ!」
高雄「あ、や、やめてください」
磯波「……」
提督「磯波?」
磯波「……! 提督! 今一瞬のシャッターチャンスを待っているんです! 邪魔しないでください!」
提督「す、すまん」
浦波「だめですよー。この状態になった磯波は戦艦相手でも殴り掛かるくらい狂暴なんですから」
提督「えぇ、磯波性格変わってるじゃん……」
高雄「カメラを持つと性格変わる人ってたまにいますよね」
985: 2017/09/22(金) 04:47:58.75 ID:tIZfKPvW0
―執務室―
提督「恥ずかしいとは言っていたが、高雄山の観光そのものには満足してくれたみたいでよかった」
提督「磯波は……現像した写真は、確かに素晴らしいものだったな……」
下2
提督「恥ずかしいとは言っていたが、高雄山の観光そのものには満足してくれたみたいでよかった」
提督「磯波は……現像した写真は、確かに素晴らしいものだったな……」
下2
986: 2017/09/22(金) 06:23:56.88 ID:bgIMFkOHo
海防艦達とかくれんぼ
989: 2017/09/23(土) 03:27:09.83 ID:CziiF4y80
提督「よーし、かくれんぼをするぞー」
占守「かくれんぼっしゅか! 負けないっしゅよ~」
国後「そんなことしてる余裕あるのかしら」
提督「余裕はあるものじゃない、作り出すものだ」
択捉「……! な、何となくいい言葉のような気がします!」
国後「それは気のせいだと思うわ」
占守「えー、クナたちやらないっしゅか?」
国後「占守、遊んでばっかりいられないのよ」
提督「いや、遊ぶ余裕があって言ってるんだぞ」
国後「司令が言っても信用ならないんだけど」
松輪「それなら……あの人に許可をとれば……どうですか」
国後「あのひと?」
占守「かくれんぼっしゅか! 負けないっしゅよ~」
国後「そんなことしてる余裕あるのかしら」
提督「余裕はあるものじゃない、作り出すものだ」
択捉「……! な、何となくいい言葉のような気がします!」
国後「それは気のせいだと思うわ」
占守「えー、クナたちやらないっしゅか?」
国後「占守、遊んでばっかりいられないのよ」
提督「いや、遊ぶ余裕があって言ってるんだぞ」
国後「司令が言っても信用ならないんだけど」
松輪「それなら……あの人に許可をとれば……どうですか」
国後「あのひと?」
990: 2017/09/23(土) 03:28:05.84 ID:CziiF4y80
―公園―
提督「さあ隠れるがいい!」
占守「わー!」
国後「こけたりしないように気をつけなさいよ」
択捉「かくれんぼ、初めてします」
松輪「松輪も……です」
提督「そうなのか? まあ難しいことはない。この公園の中であれば、好きな場所に隠れていいぞ」
択捉「でも、どこに隠れましょう?」
松輪「司令……あの、どこに隠れたらいいと思いますか」
提督「え、俺に聞くの?」
国後「こら、鬼に隠れ場所聞いちゃダメでしょ!」
択捉「ですけど、こういうのは遊びをよく知っている司令に聞くといいと聞きましたが」
提督「その選択肢は間違いではないが、時が悪いな」
占守「そうっしゅよ! 占守が教えてあげるから、早く隠れるっしゅ!」
択捉「は、はい!」
提督「さあ隠れるがいい!」
占守「わー!」
国後「こけたりしないように気をつけなさいよ」
択捉「かくれんぼ、初めてします」
松輪「松輪も……です」
提督「そうなのか? まあ難しいことはない。この公園の中であれば、好きな場所に隠れていいぞ」
択捉「でも、どこに隠れましょう?」
松輪「司令……あの、どこに隠れたらいいと思いますか」
提督「え、俺に聞くの?」
国後「こら、鬼に隠れ場所聞いちゃダメでしょ!」
択捉「ですけど、こういうのは遊びをよく知っている司令に聞くといいと聞きましたが」
提督「その選択肢は間違いではないが、時が悪いな」
占守「そうっしゅよ! 占守が教えてあげるから、早く隠れるっしゅ!」
択捉「は、はい!」
991: 2017/09/23(土) 03:28:57.56 ID:CziiF4y80
~~~~~~~~
占守「さすが司令っしゅ。この占守を見つけるなんて……」
提督「お前が一番最初に見つかったんだがな」
占守「しゅ~……」
国後「ところで、択捉は?」
松輪「まだ……見つかってないみたい……」
提督「もう公園全域探したと思うんだけどなぁ」
占守「占守のアドバイスの賜物っしゅ」
国後「結局何もアドバイス出来てなかったと思うけど」
提督「うーむ、あとはその辺の茂みの中とか」ガサガサ
占守「さすがにそんなところに隠れてはいないっしゅよ~」
択捉「あ、見つかってしまいました」
提督「……本当にこんな近くにいたんだな」
択捉「その、意外な場所のほうが見つかりにくいって松輪が言ってましたから」
国後「松輪が?」
松輪「うん……」
提督「なるほど、確かに松輪も見つかりにくいというより、なかなか探さない場所にいたな」
国後「これは、かくれんぼは二人の勝ちかしらね」
択捉「あ、ありがとうございます!」
松輪「ありがとう……ございます?」
占守「さすが司令っしゅ。この占守を見つけるなんて……」
提督「お前が一番最初に見つかったんだがな」
占守「しゅ~……」
国後「ところで、択捉は?」
松輪「まだ……見つかってないみたい……」
提督「もう公園全域探したと思うんだけどなぁ」
占守「占守のアドバイスの賜物っしゅ」
国後「結局何もアドバイス出来てなかったと思うけど」
提督「うーむ、あとはその辺の茂みの中とか」ガサガサ
占守「さすがにそんなところに隠れてはいないっしゅよ~」
択捉「あ、見つかってしまいました」
提督「……本当にこんな近くにいたんだな」
択捉「その、意外な場所のほうが見つかりにくいって松輪が言ってましたから」
国後「松輪が?」
松輪「うん……」
提督「なるほど、確かに松輪も見つかりにくいというより、なかなか探さない場所にいたな」
国後「これは、かくれんぼは二人の勝ちかしらね」
択捉「あ、ありがとうございます!」
松輪「ありがとう……ございます?」
992: 2017/09/23(土) 03:29:29.46 ID:CziiF4y80
―執務室―
提督「さて、許可を得たあの人というのは秘書官だったが、別に保護者というわけではないんだぞ」
提督(というか、今まできちんと秘書官に話を通したことってほとんどなかったな……)
提督「……そもそも、そろそろ潮時かもな」
提督「秘書官を任せるのは」
提督「さて、許可を得たあの人というのは秘書官だったが、別に保護者というわけではないんだぞ」
提督(というか、今まできちんと秘書官に話を通したことってほとんどなかったな……)
提督「……そもそも、そろそろ潮時かもな」
提督「秘書官を任せるのは」
993: 2017/09/23(土) 03:29:59.31 ID:CziiF4y80
~~~~~~~~
霞「解任、ねぇ」
提督「異論はないな」
霞「……別に、異論も、未練もないわ」
提督「ま、だろうな。秘書官……霞からすれば、とんだ迷惑な話だっただろうしな」
霞「ええ……」
提督「霞に任せたのは、叱咤激励をきちんとしてくれる。そして、決して甘くはない相手だったから」
霞「聞いてるわ」
提督「仕事もどんどん積極的にやってくれるようになったよな」
霞「だんだんと私の割合も増えていったけれど」
提督「……す、すまん」
霞「別に構わないわ。今日で解放されるわけだから」
提督「ああ、今までご苦労だった」
霞「……ふん」
霞「解任、ねぇ」
提督「異論はないな」
霞「……別に、異論も、未練もないわ」
提督「ま、だろうな。秘書官……霞からすれば、とんだ迷惑な話だっただろうしな」
霞「ええ……」
提督「霞に任せたのは、叱咤激励をきちんとしてくれる。そして、決して甘くはない相手だったから」
霞「聞いてるわ」
提督「仕事もどんどん積極的にやってくれるようになったよな」
霞「だんだんと私の割合も増えていったけれど」
提督「……す、すまん」
霞「別に構わないわ。今日で解放されるわけだから」
提督「ああ、今までご苦労だった」
霞「……ふん」
994: 2017/09/23(土) 03:30:36.08 ID:CziiF4y80
~次の日~
吹雪「それで昔のように秘書艦を順番にってことですね」
提督「心配かけて悪かったな」
吹雪「いえ、それはいいんですけど……でも、心配ですね」
提督「心配? 何がだ」
吹雪「霞ちゃんですよ。今まで仕事漬け……というほどではないにせよ、今までやっていた日課が急になくなるんですから」
提督「日課って、あんなものを日課にされる方も迷惑だろう」
吹雪「それはそうかもしれませんけどね」
提督「しかし、流石に仕事量が一気に増えると大変だな」
吹雪「今までみたいに遊ぶことが出来なくて残念ですね」
提督「今こうしていると、毎日遊んでいた日々が輝かしいものに感じてくるよ」
吹雪「じゃあ、霞ちゃんをを再び秘書官の枠に戻しますか?」
提督「そんな自分のわがままで撤回できるか。ほら、これを工廠まで持っていってくれ」
吹雪「はーい」
吹雪「それで昔のように秘書艦を順番にってことですね」
提督「心配かけて悪かったな」
吹雪「いえ、それはいいんですけど……でも、心配ですね」
提督「心配? 何がだ」
吹雪「霞ちゃんですよ。今まで仕事漬け……というほどではないにせよ、今までやっていた日課が急になくなるんですから」
提督「日課って、あんなものを日課にされる方も迷惑だろう」
吹雪「それはそうかもしれませんけどね」
提督「しかし、流石に仕事量が一気に増えると大変だな」
吹雪「今までみたいに遊ぶことが出来なくて残念ですね」
提督「今こうしていると、毎日遊んでいた日々が輝かしいものに感じてくるよ」
吹雪「じゃあ、霞ちゃんをを再び秘書官の枠に戻しますか?」
提督「そんな自分のわがままで撤回できるか。ほら、これを工廠まで持っていってくれ」
吹雪「はーい」
995: 2017/09/23(土) 03:31:12.32 ID:CziiF4y80
―朝潮型の部屋―
朝潮「この前、可愛い犬を見つけたの。ほら、写真にもとって……」
霞「……」
朝潮「……大丈夫、霞?」
霞「……」
霰「燃え尽きてる……」
荒潮「聞いたことあるわ~。今まで精魂込めてやっていたものを失うと、こんな感じになるって~」
満潮「定年退職した人みたいね……」
大潮「飴食べる?」
霞「……あんまり勝手なこと言わないで」
朝潮「やっぱり、司令官に言いに行きましょう。戻してほしいって」
霞「別にそういうのじゃないわよ。ちょっと、心配なだけよ」
荒潮「倒れたことあるものねぇ。それで、秘書官、なんて枠を作ったのだけど」
霞「そうよ。それにしては息抜きの期間が長すぎたと思ったけど……」
朝雲「……正直、話はよくわかんないんだけど、霞は秘書官嫌だったの?」
霞「それなりにはね」
山雲「でも~、あんまり嫌そうにはしていなかったと思う~」
朝潮「やっぱり言いに行きましょう」
霞「いいってば!」
スタスタ ガチャ バタン
朝潮「あ……」
大潮「正直じゃないよね!」
霰「うん……」
荒潮「それなら、提督の方に伝えてみましょう?」
朝潮「……そうしましょうか」
朝潮「この前、可愛い犬を見つけたの。ほら、写真にもとって……」
霞「……」
朝潮「……大丈夫、霞?」
霞「……」
霰「燃え尽きてる……」
荒潮「聞いたことあるわ~。今まで精魂込めてやっていたものを失うと、こんな感じになるって~」
満潮「定年退職した人みたいね……」
大潮「飴食べる?」
霞「……あんまり勝手なこと言わないで」
朝潮「やっぱり、司令官に言いに行きましょう。戻してほしいって」
霞「別にそういうのじゃないわよ。ちょっと、心配なだけよ」
荒潮「倒れたことあるものねぇ。それで、秘書官、なんて枠を作ったのだけど」
霞「そうよ。それにしては息抜きの期間が長すぎたと思ったけど……」
朝雲「……正直、話はよくわかんないんだけど、霞は秘書官嫌だったの?」
霞「それなりにはね」
山雲「でも~、あんまり嫌そうにはしていなかったと思う~」
朝潮「やっぱり言いに行きましょう」
霞「いいってば!」
スタスタ ガチャ バタン
朝潮「あ……」
大潮「正直じゃないよね!」
霰「うん……」
荒潮「それなら、提督の方に伝えてみましょう?」
朝潮「……そうしましょうか」
996: 2017/09/23(土) 03:32:09.73 ID:CziiF4y80
―執務室―
提督「で、俺のところに来たわけね」
朝潮「はい。司令官も、霞のことが嫌いなわけではないですよね」
提督「あったりまえだろ。でもなぁ、今まで苦労かけてきたわけだし」
満潮「今更よ」
荒潮「今更ね~」
提督「えぇ……」
吹雪「いいんじゃないですか」
提督「吹雪までそういうか」
吹雪「そもそも、前に倒れた時より今のほうが格段に仕事も増えているじゃないですか」
提督「艦娘も増えたしな」
吹雪「パンクします」
提督「……そうか?」
吹雪「今はまだいいですが、末になるととんでもない量になります。秘書艦もろとも倒れます」
提督「マジで」
吹雪「マジです」
提督「あー……なら、しょうがないか」
吹雪「はい。しょうがないので、頭を下げて迎えに行ってください」
提督「まさか一日で連れ戻す羽目になるなんて……吹雪、いない間に何かあればすぐに知らせてくれ」
吹雪「了解しました」
ガチャ バタン
朝潮「……なんだか、思ったよりあっさりなので拍子抜けしました」
吹雪「司令官も、たぶん内心で必要だと感じていたからだよ」
朝潮「そうなの。なんとなく、嬉しいですね」
提督「で、俺のところに来たわけね」
朝潮「はい。司令官も、霞のことが嫌いなわけではないですよね」
提督「あったりまえだろ。でもなぁ、今まで苦労かけてきたわけだし」
満潮「今更よ」
荒潮「今更ね~」
提督「えぇ……」
吹雪「いいんじゃないですか」
提督「吹雪までそういうか」
吹雪「そもそも、前に倒れた時より今のほうが格段に仕事も増えているじゃないですか」
提督「艦娘も増えたしな」
吹雪「パンクします」
提督「……そうか?」
吹雪「今はまだいいですが、末になるととんでもない量になります。秘書艦もろとも倒れます」
提督「マジで」
吹雪「マジです」
提督「あー……なら、しょうがないか」
吹雪「はい。しょうがないので、頭を下げて迎えに行ってください」
提督「まさか一日で連れ戻す羽目になるなんて……吹雪、いない間に何かあればすぐに知らせてくれ」
吹雪「了解しました」
ガチャ バタン
朝潮「……なんだか、思ったよりあっさりなので拍子抜けしました」
吹雪「司令官も、たぶん内心で必要だと感じていたからだよ」
朝潮「そうなの。なんとなく、嬉しいですね」
997: 2017/09/23(土) 03:32:36.16 ID:CziiF4y80
―母港―
提督「ここにいたか」
霞「……何よ」
提督「いや、なんというかな……」
霞「……はっきりしなさい。そして、用があるなら目を見て言いなさいな!」
提督「はは、昔はそういって叱られたな」
霞「あんたは今ほど私たちに目を向けることはなかったから。ふん、一度遊び始めたらここまで堕落するとは思わなかったけど」
提督「凝り性なんだ。もともとこんな感じさ」
霞「……で、何の用」
提督「その、だな。昨日ああいったはいいが……もう一度、秘書官をやってくれないか」
霞「吹雪たちの役割はどうするのよ」
提督「秘書艦の方なら続けるさ。せっかく、こうして親交を深めたわけだしな」
霞「そう」
提督「ここにいたか」
霞「……何よ」
提督「いや、なんというかな……」
霞「……はっきりしなさい。そして、用があるなら目を見て言いなさいな!」
提督「はは、昔はそういって叱られたな」
霞「あんたは今ほど私たちに目を向けることはなかったから。ふん、一度遊び始めたらここまで堕落するとは思わなかったけど」
提督「凝り性なんだ。もともとこんな感じさ」
霞「……で、何の用」
提督「その、だな。昨日ああいったはいいが……もう一度、秘書官をやってくれないか」
霞「吹雪たちの役割はどうするのよ」
提督「秘書艦の方なら続けるさ。せっかく、こうして親交を深めたわけだしな」
霞「そう」
998: 2017/09/23(土) 03:33:01.76 ID:CziiF4y80
提督「もちろん、霞に振る仕事は減らすから――」
霞「――今まで通りよ」
提督「え?」
霞「今まで通り。私の方にも同じだけ仕事を渡しなさい」」
提督「大変だったんじゃなかったのか?」
霞「大変よ! 期限だっていうのに、ギリギリまで書類が戻ってこなかったり! 明らかなミスを何度も直したり! 徹夜したことも少なからずあるわ!」
提督「それは……なら、なんで引き受けようと思うんだ」
霞「……知らないわよ。私でも」
提督「なんだそりゃ」
霞「でも一つだけ言えることがあるわ。それは、あんたが放っておけないから」
提督「お前……」
霞「一人にしたら何をしでかすかわかったものじゃないわ」
提督「ガキ扱いか……ま、俺も霞がいてすごく助かっていたと実感したよ」
霞「……ほら、戻るわよ」
提督「うむ。……秘書官」
霞「何」
提督「なんでそんなに顔がほころんでいるんだ?」
霞「――!」
霞「――今まで通りよ」
提督「え?」
霞「今まで通り。私の方にも同じだけ仕事を渡しなさい」」
提督「大変だったんじゃなかったのか?」
霞「大変よ! 期限だっていうのに、ギリギリまで書類が戻ってこなかったり! 明らかなミスを何度も直したり! 徹夜したことも少なからずあるわ!」
提督「それは……なら、なんで引き受けようと思うんだ」
霞「……知らないわよ。私でも」
提督「なんだそりゃ」
霞「でも一つだけ言えることがあるわ。それは、あんたが放っておけないから」
提督「お前……」
霞「一人にしたら何をしでかすかわかったものじゃないわ」
提督「ガキ扱いか……ま、俺も霞がいてすごく助かっていたと実感したよ」
霞「……ほら、戻るわよ」
提督「うむ。……秘書官」
霞「何」
提督「なんでそんなに顔がほころんでいるんだ?」
霞「――!」
999: 2017/09/23(土) 03:35:32.62 ID:CziiF4y80
1000: 2017/09/23(土) 03:36:34.17 ID:CziiF4y80
今回のスレで完結です。
閲覧ありがとうございました。
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