1: 2012/01/31(火) 15:43:23.87 ID:/MG1C9j50
男「だから、俺は貞子とキスしてないって!」
伽椰子「嘘ばっかり!今してたじゃない」
男「してねぇよ!貞子が井戸で溺れてたから、人工呼吸してただけだっつの!」
伽椰子「…怪しい」
男「本当だよ!貞子からも言ってくれよ」
貞子「//」
伽椰子「…」ゴゴゴゴゴゴ
男「い、いや、あの…伽椰子さん…?」
伽椰子「嘘ばっかり!今してたじゃない」
男「してねぇよ!貞子が井戸で溺れてたから、人工呼吸してただけだっつの!」
伽椰子「…怪しい」
男「本当だよ!貞子からも言ってくれよ」
貞子「//」
伽椰子「…」ゴゴゴゴゴゴ
男「い、いや、あの…伽椰子さん…?」
3: 2012/01/31(火) 15:44:34.00 ID:RNG/fZ94O
伽椰子ってどなた?
5: 2012/01/31(火) 15:45:42.72 ID:/MG1C9j50
>>3
「呪怨」に出て来る幽霊
女子高生で顎を引きちぎられて殺された
「呪怨」に出て来る幽霊
女子高生で顎を引きちぎられて殺された
9: 2012/01/31(火) 15:48:33.73 ID:/MG1C9j50
伽椰子「…ま、いいや。ご飯にしよっか?」
男「お、おう」
貞子「うん、もうお腹ペコペコだよ」
伽椰子「ふふっ、今日はお鍋よ♪」
男「おっいいねー」
貞子「それでさぁ男、最近どうなのよ」
男「どうって?」
貞子「学校」
男「ああ…まあ…それなりに楽しくやってる感じだけど?」
貞子「ふ~ん…」
男「お、おう」
貞子「うん、もうお腹ペコペコだよ」
伽椰子「ふふっ、今日はお鍋よ♪」
男「おっいいねー」
貞子「それでさぁ男、最近どうなのよ」
男「どうって?」
貞子「学校」
男「ああ…まあ…それなりに楽しくやってる感じだけど?」
貞子「ふ~ん…」
11: 2012/01/31(火) 15:51:34.00 ID:/MG1C9j50
男「ふ~んて何だよ」
貞子「べっつに~」
男「はあ?」
伽椰子「ほらほら、グズグズしてるとお肉なくなっちゃうわよ?」
男「おお、そうだな」
貞子「悪霊パワー全開!!」
男「おい悪霊パワーで肉全部かっさらうなよ!」
貞子「えへへ」
伽椰子「貞子、独り占めしちゃ駄目でしょ」
貞子「べっつに~」
男「はあ?」
伽椰子「ほらほら、グズグズしてるとお肉なくなっちゃうわよ?」
男「おお、そうだな」
貞子「悪霊パワー全開!!」
男「おい悪霊パワーで肉全部かっさらうなよ!」
貞子「えへへ」
伽椰子「貞子、独り占めしちゃ駄目でしょ」
12: 2012/01/31(火) 15:53:26.63 ID:/MG1C9j50
貞子「ふぅ~食った食った……ケフッ」
男「太るぞ」
貞子「呪うわよ」
男「もう呪われてるだろ。お前らに」
貞子「あ、そうだったね。ごめーんwww」
伽椰子「ごめんね、男くん」
男「いや、別にいいって」
男「太るぞ」
貞子「呪うわよ」
男「もう呪われてるだろ。お前らに」
貞子「あ、そうだったね。ごめーんwww」
伽椰子「ごめんね、男くん」
男「いや、別にいいって」
15: 2012/01/31(火) 15:56:29.01 ID:/MG1C9j50
伽椰子「お風呂沸いたけど、どうする?」
男「じゃあ今日は俺が一番に入らせてもらおうかな」
貞子「じゃあ、一緒に入ろっか?」
男「いいよ、来るな」
伽椰子「…プッ」
貞子「伽椰子ぉ!」
伽椰子「何よ!」
男「喧嘩すんなよ…ほら悪霊パワーで色んな物が飛び交ってるじゃないか」
男「じゃあ今日は俺が一番に入らせてもらおうかな」
貞子「じゃあ、一緒に入ろっか?」
男「いいよ、来るな」
伽椰子「…プッ」
貞子「伽椰子ぉ!」
伽椰子「何よ!」
男「喧嘩すんなよ…ほら悪霊パワーで色んな物が飛び交ってるじゃないか」
17: 2012/01/31(火) 15:58:42.48 ID:/MG1C9j50
男「ちゃんと片付けとけよ!」
貞子「はい…」
伽椰子「ごめんなさい…」
男「ったく…」
伽椰子「はぁ~あ…誰かのお陰で男くんに怒られちゃった」
貞子「うっさいわねぇ…黙って片付けなさいよ!」
伽椰子「はいはい」
貞子「はい…」
伽椰子「ごめんなさい…」
男「ったく…」
伽椰子「はぁ~あ…誰かのお陰で男くんに怒られちゃった」
貞子「うっさいわねぇ…黙って片付けなさいよ!」
伽椰子「はいはい」
19: 2012/01/31(火) 16:01:57.13 ID:/MG1C9j50
貞子「…ところでさ、伽椰子」
伽椰子「何?急に真顔になっちゃって」
貞子「あんたも…感じてる?」
伽椰子「……うん」
貞子「やっぱそっかぁ…」
伽椰子「うん。男くんのクラスに、良からぬ女が近づいてる」
貞子「来るとしたら明日ね…」
伽椰子「男くんに忠告しておこっか?」
貞子「様子見で行きましょう。いざとなれば私たちで守ってあげればいいし」
伽椰子「そうね…」
伽椰子「何?急に真顔になっちゃって」
貞子「あんたも…感じてる?」
伽椰子「……うん」
貞子「やっぱそっかぁ…」
伽椰子「うん。男くんのクラスに、良からぬ女が近づいてる」
貞子「来るとしたら明日ね…」
伽椰子「男くんに忠告しておこっか?」
貞子「様子見で行きましょう。いざとなれば私たちで守ってあげればいいし」
伽椰子「そうね…」
20: 2012/01/31(火) 16:04:18.19 ID:/MG1C9j50
男「ふぅーいい湯だった。何話してたんだ?」
伽椰子「べ、別に何でもないよ」
貞子「そ、そうそう、何でもない」
男「そっか」
伽椰子「それじゃあ私も入って来ちゃうね」
男「おう」
貞子「…やっと二人きりになれたね」
男「えっ」
伽椰子「べ、別に何でもないよ」
貞子「そ、そうそう、何でもない」
男「そっか」
伽椰子「それじゃあ私も入って来ちゃうね」
男「おう」
貞子「…やっと二人きりになれたね」
男「えっ」
24: 2012/01/31(火) 16:06:43.27 ID:/MG1C9j50
貞子「ねぇ…男…」
男「ちょ、顔近いって…」
貞子「いや?」
男「嫌って言うか…恥ずかしいと言うか、怖いと言うか」
貞子「さっきはありがとう、男」
男「気にすんなよ」
貞子「ねぇ、もう一回…しよっか?キス」
男「しません」
男「ちょ、顔近いって…」
貞子「いや?」
男「嫌って言うか…恥ずかしいと言うか、怖いと言うか」
貞子「さっきはありがとう、男」
男「気にすんなよ」
貞子「ねぇ、もう一回…しよっか?キス」
男「しません」
26: 2012/01/31(火) 16:10:15.10 ID:/MG1C9j50
貞子「何でよ!」
男「いや何でと言われてもだな」
ガラッ
伽椰子「…何しているのかな?」
貞子「ひっ」
男「よぉ、いい湯だったろ」
伽椰子「うん。で、貞子…」
貞子「わ、私もお風呂入ってこよーっと!」ササーッ
男「いや何でと言われてもだな」
ガラッ
伽椰子「…何しているのかな?」
貞子「ひっ」
男「よぉ、いい湯だったろ」
伽椰子「うん。で、貞子…」
貞子「わ、私もお風呂入ってこよーっと!」ササーッ
28: 2012/01/31(火) 16:13:18.28 ID:/MG1C9j50
男「さーて、寝るかー」
伽椰子「そうねっ」
貞子「おやすみー」
男「…いやいや、何で二人とも俺のベッドにいるんだよ」
貞子「駄目?」
男「おい、貞子。お前の身体常時湿ってるんだから、そんなにくっ付いて来るな」
貞子「ひ、ひどい」
伽椰子「私は温かいよ…ほら」
男「たしかに温かいけど…伽椰子はなんつーか、血生臭い」
伽椰子「そ、そんな」
伽椰子「そうねっ」
貞子「おやすみー」
男「…いやいや、何で二人とも俺のベッドにいるんだよ」
貞子「駄目?」
男「おい、貞子。お前の身体常時湿ってるんだから、そんなにくっ付いて来るな」
貞子「ひ、ひどい」
伽椰子「私は温かいよ…ほら」
男「たしかに温かいけど…伽椰子はなんつーか、血生臭い」
伽椰子「そ、そんな」
29: 2012/01/31(火) 16:14:07.70 ID:/MG1C9j50
>>27
と、言うよりは別物として考えてくれ
と、言うよりは別物として考えてくれ
30: 2012/01/31(火) 16:17:07.63 ID:/MG1C9j50
朝
男「う~ん…」
貞子「何かすっごいうなされてるんだけど」
伽椰子「怖い夢でも見てるのかな?男くんかわいそう…」
男「ハッ、夢か」
貞子「起きた?おっはよー」
伽椰子「男くんうなされてたよ?きっと怖い夢見ちゃったのね…かわいそうに」
男(お前らのせいだよ…)
男「う~ん…」
貞子「何かすっごいうなされてるんだけど」
伽椰子「怖い夢でも見てるのかな?男くんかわいそう…」
男「ハッ、夢か」
貞子「起きた?おっはよー」
伽椰子「男くんうなされてたよ?きっと怖い夢見ちゃったのね…かわいそうに」
男(お前らのせいだよ…)
32: 2012/01/31(火) 16:19:27.40 ID:/MG1C9j50
男「ってもうこんな時間かよ!遅刻しちまう!」
伽椰子「あっ、男くん、はいお弁当」
男「おう、サンキュー!」
貞子「はい、水筒」
男「またお前の井戸水じゃないだろうな…」
貞子「ふふっ。ひ・み・つ♪」
男「…まいいや。いってきまーす!」
伽椰子「いってらっしゃーい」
伽椰子「あっ、男くん、はいお弁当」
男「おう、サンキュー!」
貞子「はい、水筒」
男「またお前の井戸水じゃないだろうな…」
貞子「ふふっ。ひ・み・つ♪」
男「…まいいや。いってきまーす!」
伽椰子「いってらっしゃーい」
33: 2012/01/31(火) 16:23:18.64 ID:/MG1C9j50
男「急がなきゃマジで遅刻だ!」ダダダッ
ドンッ
「きゃあ!」
男「あっ、すみません!大丈夫ですか?」
富江「…てめぇどこに目付けて歩いてんだコラ……あ」
男「?」(怖っ)
富江「こ、今度からは気を付けなさいよね」
男「は、はい」
男(綺麗な人だったなぁ…)
男「とか言ってる場合じゃねぇや!遅刻遅刻」
ドンッ
「きゃあ!」
男「あっ、すみません!大丈夫ですか?」
富江「…てめぇどこに目付けて歩いてんだコラ……あ」
男「?」(怖っ)
富江「こ、今度からは気を付けなさいよね」
男「は、はい」
男(綺麗な人だったなぁ…)
男「とか言ってる場合じゃねぇや!遅刻遅刻」
35: 2012/01/31(火) 16:24:55.77 ID:/MG1C9j50
~その頃~
伽椰子「!貞子…」
貞子「接触しちゃったようね…」
伽椰子「どうしよう…ねえ、どうしよう!?」
貞子「落ち着いて。とにかくまだ様子見よ」
伽椰子「!貞子…」
貞子「接触しちゃったようね…」
伽椰子「どうしよう…ねえ、どうしよう!?」
貞子「落ち着いて。とにかくまだ様子見よ」
39: 2012/01/31(火) 16:30:00.17 ID:/MG1C9j50
男「間に合ったぜ…」
教師「ほら男、さっさと席につけ」
男「はいよ」
教師「えー今日はまず、転入生を紹介する。おーい、入って来なさい」
男「転入生…?」
ガラガラッ
男「!」
富江「川上富江です、よろしく」
教師「それじゃあ川上は…そうだなぁ、あそこの席についてくれ」
富江「はい」
男(うわ…隣に来ちゃったよ)
教師「ほら男、さっさと席につけ」
男「はいよ」
教師「えー今日はまず、転入生を紹介する。おーい、入って来なさい」
男「転入生…?」
ガラガラッ
男「!」
富江「川上富江です、よろしく」
教師「それじゃあ川上は…そうだなぁ、あそこの席についてくれ」
富江「はい」
男(うわ…隣に来ちゃったよ)
41: 2012/01/31(火) 16:33:18.53 ID:/MG1C9j50
富江「…また会ったわね」
男「みたいだな…アハハ」
富江「よろしくね」
男「お、おう」(マジで綺麗だな…)
キーンコーンカーンコーン
男「やれやれ。やっとメシか」
富江「…」
男「な、何?」
富江「一緒に食べない?」
男「みたいだな…アハハ」
富江「よろしくね」
男「お、おう」(マジで綺麗だな…)
キーンコーンカーンコーン
男「やれやれ。やっとメシか」
富江「…」
男「な、何?」
富江「一緒に食べない?」
42: 2012/01/31(火) 16:37:30.66 ID:/MG1C9j50
女A「何よアイツ…」ヒソヒソ
女B「何であんな奴が男くんと…」ヒソヒソ
女C「ちょっと顔がいいぐらいで調子に乗っちゃってさ」ヒソヒソ
男「…と、友達できたか?」
富江「ええ」
男「良かったじゃん。ならその子と食べればいいのに」
富江「あなた」
男「え?」
富江「あなたが、私の友達」
男「…そ、そう。ハハ」
女B「何であんな奴が男くんと…」ヒソヒソ
女C「ちょっと顔がいいぐらいで調子に乗っちゃってさ」ヒソヒソ
男「…と、友達できたか?」
富江「ええ」
男「良かったじゃん。ならその子と食べればいいのに」
富江「あなた」
男「え?」
富江「あなたが、私の友達」
男「…そ、そう。ハハ」
44: 2012/01/31(火) 16:41:29.79 ID:/MG1C9j50
放課後
男「あ、やっべ…教室に忘れ物しちまったし」
男「しゃあない、取りに戻るか」
友「なあ俺と付き合ってくれよ」
富江「…」
男「こ、これは…」
男「あ、やっべ…教室に忘れ物しちまったし」
男「しゃあない、取りに戻るか」
友「なあ俺と付き合ってくれよ」
富江「…」
男「こ、これは…」
45: 2012/01/31(火) 16:44:03.95 ID:/MG1C9j50
富江「いいわよ」
友「マジで!?ひゃほぉぉぉぉぉぉぉぉい!!」
男「さらば我が恋」
ガラッ
男「どわっ?!」
友「よぉー!男!元気かー」
男「お、おう」
富江「…」
男「…」
友「マジで!?ひゃほぉぉぉぉぉぉぉぉい!!」
男「さらば我が恋」
ガラッ
男「どわっ?!」
友「よぉー!男!元気かー」
男「お、おう」
富江「…」
男「…」
46: 2012/01/31(火) 16:49:27.61 ID:/MG1C9j50
その2日後、富江が氏体で発見された
ゴミ置き場に放置されていたらしい
この時、俺はまだ何も知らなかったのだ
男「ああ…富江ちゃん」
伽椰子「元気出して、男くん」
貞子「そうよ、そんな女より私の方が綺麗じゃない」
男「すまん、今は冗談に付き合えるような気持ちじゃないんだ」
貞子「…」
伽椰子「…プッ」
ゴミ置き場に放置されていたらしい
この時、俺はまだ何も知らなかったのだ
男「ああ…富江ちゃん」
伽椰子「元気出して、男くん」
貞子「そうよ、そんな女より私の方が綺麗じゃない」
男「すまん、今は冗談に付き合えるような気持ちじゃないんだ」
貞子「…」
伽椰子「…プッ」
48: 2012/01/31(火) 17:03:08.31 ID:/MG1C9j50
その翌日だった
俺のカバンがさ、膨らんでるんだよ
中にそんな大きいもの入れたはずないのに
季節外れのサンタさんでも来たのかな、とか思ってさ
あわてんぼうのサンタクロースって実在したんだなぁ、って驚いてたわけさ
そんで
ウキウキしながらカバンを開けてみたのよ
プレゼントは何かなぁー、つってさ
そしたら
何が入ってたと思う?
女の生首だよ
俺のカバンがさ、膨らんでるんだよ
中にそんな大きいもの入れたはずないのに
季節外れのサンタさんでも来たのかな、とか思ってさ
あわてんぼうのサンタクロースって実在したんだなぁ、って驚いてたわけさ
そんで
ウキウキしながらカバンを開けてみたのよ
プレゼントは何かなぁー、つってさ
そしたら
何が入ってたと思う?
女の生首だよ
51: 2012/01/31(火) 17:06:49.36 ID:/MG1C9j50
しかもその生首、どこからどう見ても
富江なんだよ
俺、ゾッとしちゃってさ
思わず貞子と伽椰子にそれを見せに行ったわけよ
そしたら
食事中に気色の悪いものを見せるな
って二人から非難されちゃってさ
とりあえず、カバンに戻しといたわけよ
富江なんだよ
俺、ゾッとしちゃってさ
思わず貞子と伽椰子にそれを見せに行ったわけよ
そしたら
食事中に気色の悪いものを見せるな
って二人から非難されちゃってさ
とりあえず、カバンに戻しといたわけよ
53: 2012/01/31(火) 17:14:02.35 ID:/MG1C9j50
そんで
風呂から上がって俺の部屋に戻ったらさ
いるんだよそこに
氏んだはずの富江が
あー…生き返ったんだなぁ、良かったなぁ、なんて思ってさ
まぁ、結構美人だったしさ
若くして氏んでしまうには惜しいなー、とか思ってたわけ
貞子「…で?」
男「いやだから、富江もここで暮らすことになった」
風呂から上がって俺の部屋に戻ったらさ
いるんだよそこに
氏んだはずの富江が
あー…生き返ったんだなぁ、良かったなぁ、なんて思ってさ
まぁ、結構美人だったしさ
若くして氏んでしまうには惜しいなー、とか思ってたわけ
貞子「…で?」
男「いやだから、富江もここで暮らすことになった」
55: 2012/01/31(火) 17:19:44.90 ID:/MG1C9j50
俺たちの住んでるマンションに
昔、美津子ちゃんっていう女の子がいたらしいんだよ
でも行方不明になったらしくてさ
今でもその女の子を探してますってビラがマンションには張ってるわけ
見つかるといいなー、なんて思ってたのさ
まぁ、それはそれとして
何か知らんけど、最近このマンショ雨漏りがひどいわけ
嫌だなぁ…
だってそうじゃないですか
部屋がびしょ濡れになっちゃうんですよ?
昔、美津子ちゃんっていう女の子がいたらしいんだよ
でも行方不明になったらしくてさ
今でもその女の子を探してますってビラがマンションには張ってるわけ
見つかるといいなー、なんて思ってたのさ
まぁ、それはそれとして
何か知らんけど、最近このマンショ雨漏りがひどいわけ
嫌だなぁ…
だってそうじゃないですか
部屋がびしょ濡れになっちゃうんですよ?
57: 2012/01/31(火) 17:23:45.40 ID:/MG1C9j50
貞子はもともと濡れてるからいいものの
俺と伽椰子と富江は困ってたわけ
そんなある日、屋上で見つけたんだ
小さな赤いバッグを
誰かの落し物だなぁー、って思って
とりあえず俺の部屋に持ち帰ったのさ
俺と伽椰子と富江は困ってたわけ
そんなある日、屋上で見つけたんだ
小さな赤いバッグを
誰かの落し物だなぁー、って思って
とりあえず俺の部屋に持ち帰ったのさ
60: 2012/01/31(火) 17:29:56.26 ID:/MG1C9j50
数日後
俺が夜遅くに帰って来るとさ
マンション全体が水浸しになってるわけよ
通路もびしょびしょでさ
あぁ…これが手抜き工事の弊害ってやつなのかなぁ、って落胆してたわけ
エレベーターに乗ったら女の子がいてさ
親は何してんのかなぁー、とか心配したんだ
どうせ親は最近流行のギャルママとかなんだろうなぁ
って、日本の教育社会に異議を唱えたくなっていたのさ
俺が夜遅くに帰って来るとさ
マンション全体が水浸しになってるわけよ
通路もびしょびしょでさ
あぁ…これが手抜き工事の弊害ってやつなのかなぁ、って落胆してたわけ
エレベーターに乗ったら女の子がいてさ
親は何してんのかなぁー、とか心配したんだ
どうせ親は最近流行のギャルママとかなんだろうなぁ
って、日本の教育社会に異議を唱えたくなっていたのさ
62: 2012/01/31(火) 17:44:15.47 ID:/MG1C9j50
そうこうしている内に、エレベーターが2階について
ドアが開いた
向こうから誰か来るんだよ
雨漏りがひどくて、最初は誰なのか良くわからなかった
でも、よーく目を凝らして見たんだ
俺はゾッとしたね
女の子がこっちに来るんだよ
俺の後ろにいるはずの女の子が、そこにいたんだよ
ドアが開いた
向こうから誰か来るんだよ
雨漏りがひどくて、最初は誰なのか良くわからなかった
でも、よーく目を凝らして見たんだ
俺はゾッとしたね
女の子がこっちに来るんだよ
俺の後ろにいるはずの女の子が、そこにいたんだよ
65: 2012/01/31(火) 17:47:35.57 ID:/MG1C9j50
俺が恐る恐る後ろを振り返ると
「お兄ちゃん!」
ってその女の子が抱きついてきたんだよねぇ
伽椰子「…で?」
男「いやだから、今日からこの子もこの部屋に住むことになった」
富江「何で?」
男「よく分からんが、どうやら俺はこの子の兄貴らしいんだ」
美津子「おにいちゃん♪」
「お兄ちゃん!」
ってその女の子が抱きついてきたんだよねぇ
伽椰子「…で?」
男「いやだから、今日からこの子もこの部屋に住むことになった」
富江「何で?」
男「よく分からんが、どうやら俺はこの子の兄貴らしいんだ」
美津子「おにいちゃん♪」
70: 2012/01/31(火) 17:54:47.53 ID:/MG1C9j50
俊雄「パパー!」
男「おい伽椰子!俊雄くんに変なこと言わせるのはよせ!」
伽椰子「えー?いいじゃん別に」
俊雄「パパー!」
男「はいはい、美津子と遊んでなさい」
俊雄「はーい!」
伽椰子「ふふっ。まるで本当の家族みたいだね、私たち//」
男「貞子、ソースとってくれ」
貞子「はい」
伽椰子「無視はやめようよ…」
男「おい伽椰子!俊雄くんに変なこと言わせるのはよせ!」
伽椰子「えー?いいじゃん別に」
俊雄「パパー!」
男「はいはい、美津子と遊んでなさい」
俊雄「はーい!」
伽椰子「ふふっ。まるで本当の家族みたいだね、私たち//」
男「貞子、ソースとってくれ」
貞子「はい」
伽椰子「無視はやめようよ…」
おしまい
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります