1: 2012/01/31(火) 23:51:56.31 ID:aPDp2hpP0
~結衣宅~


結衣「お、おまえ、それ何処からっ!?」

京子「押し入れの中を探検してたら出てきたんだ」

結衣「きょ、京子、お前それが何か知らないの?」

京子「知らないから聞いてるんじゃん」

結衣「そ、そうか」

結衣「セーフ!ぎりぎりセーフ!」

京子「んー、けどこれ、何か変なにおいするんだよね」クンクン

結衣「……!?」
第11話 「わたしたちのごらく部」

8: 2012/01/31(火) 23:59:40.87 ID:aPDp2hpP0
京子「なんだろ、汗っぽい匂いだけど、ちょっと違うし……」クンクン

結衣「きょ、京子、あんまり匂いとか嗅いじゃだめだよ……」

京子「へ、どうして?」

結衣「だ、だって、だって///」

京子「あとさ、あとさ、一緒にこの容器も出てきたんだけど」トンッ

京子「これって飲み物なのかなあ?」

結衣(ペペだ、大型ローションのペペだ……)

結衣「それも、あんまり触らない方が……というか」

結衣「人の物置を勝手に漁るなっ!」ドンッ

京子「……!」ビクーン

ペペ「……」コロッ


トロトロトロ


京子「あ、容器が倒れて中身が零れちゃった」

10: 2012/02/01(水) 00:05:20.69 ID:fcP9I54n0
結衣(し、しまったっ)

京子「もー、結衣がいきなり怒るから……って、何、これ、凄くベトベトだっ!?」

結衣「京子!今から拭くからちょっとじっとしてて!」

京子「ゆ、結衣!これ凄くベトベトだよ!何だろこれ!?油!?スライム!?」ニュルニュル

京子「あはは、凄く面白い、何これっ!?」

結衣(駄目だ、めちゃくちゃ興味持たれた……)

京子「結衣~、これ何するものなの?」ニュルニュル

結衣(うわっうわっ///)

結衣(京子の手、もうローションでヌルヌルだ……)

結衣(あんなので身体触られたら、ど、どんな気分なんだろ)ドキドキ

12: 2012/02/01(水) 00:12:41.54 ID:fcP9I54n0
京子「あ、それとさ、結衣」フキフキ

結衣(ああん、拭いちゃうのか京子)

京子「さっきの玩具と容器と一緒に、この封筒も出てきたんだけど……」スッ

結衣「……あ」

結衣(終わった)

京子「なかに写真が入ってるんだけど……どうして私が着替えしてる所とかお風呂入ってる所ばっかりが映ってるの?」

15: 2012/02/01(水) 00:18:47.39 ID:fcP9I54n0
結衣「……ごめん」

京子「謝られても判んないよ、結衣、ちゃんと答えて」

結衣「ご、ごめんって……」

京子「結衣」

結衣「……」

京子「……」

結衣「して、ました……」

京子「何を?」

結衣「お」

京子「お?」

結衣「お、おな……」

京子「え?ごめん、聞こえない」


17: 2012/02/01(水) 00:24:36.77 ID:fcP9I54n0

京子「結衣」

結衣「はい……」

京子「それは、ちょっと気持ち悪い」

結衣「え……」

京子「私、許せないかも……」

結衣「きょ、きょうこ……?」

京子「帰るね」

結衣「ちょ、ちょっと待って、京子!」ガッ

23: 2012/02/01(水) 00:29:39.36 ID:fcP9I54n0
結衣「ちょっと、待って、待ってよ」

京子「結衣、離してよ」

結衣「ごめん、ほんとにごめん、謝るから、ね?許して?」

京子「いや」

結衣「そ、そんな事、言わないで京子、わたし、わたし」

結衣「京子に嫌われるのやだよぉ」ウルッ

24: 2012/02/01(水) 00:32:16.76 ID:fcP9I54n0
京子「私に嫌われても別に構わないんじゃない?」

結衣「な、なんでそんな事言うの?そんな事ないよ、京子がいてくれないと……」グスン

京子「だって……写真があればそれでいいんでしょ?結衣は」

結衣「え……」

京子「なら、私いなくてもいいじゃん」

結衣「……も、燃やす」

京子「え?」

結衣「写真、いらない、京子がいてくれた方がいい、だから、燃やす」ヒック

30: 2012/02/01(水) 00:39:43.17 ID:fcP9I54n0
京子「本当にそう思ってる?」

結衣「うん……」

京子「……なら、態度で示してほしいな」

結衣「た、態度で?」

京子「写真じゃなくて私自身の方が良いっていう態度」コトッ

結衣「え、それ……ローター?」

京子「うん、写真じゃなくて、私自身を見ながら……」

京子「して欲しいなって」ニコリ

結衣「なっ///」

40: 2012/02/01(水) 00:45:16.86 ID:fcP9I54n0
京子「そもそもさ、私がほとんど毎日泊りに来てるのに、それを無視して写真でとかって、超失礼だよ?」

京子「私は写真にも劣るの?」

結衣「お、劣るわけないだろ!京子は、あの、す、凄く、可愛いし、綺麗だし…///」

京子「そっか……じゃあ、出来るよね?結衣?」

結衣「けど……あの、恥ずかしいって言うか、その……」モジモジ

京子「はぁ……帰ろうっかなあ」

結衣「や、やるよ!京子の為にやるよ!」

京子「うん、ありがと、結衣」ニコ

87: 2012/02/01(水) 02:55:04.60 ID:fcP9I54n0
~10分後~


結衣「ふー……」

京子「結衣、お風呂入ってさっぱりした?」

結衣「う、うん……あの、ごめんね、京子」

京子「ん?」

結衣「あの、アレを手伝ってくれて///」

京子「私の方こそ、ごめんね、無茶言って」

結衣「わ、私は別に、いいよ、京子になら……」モジモジ

京子「あのさ」

結衣「なに、京子」

京子「これからも、私が手伝ってあげるから……もう、他の物でしないでね?」

結衣「きょ、きょうこ……」

結衣「う、うん、しないよ、京子が手伝ってくれるなら絶対他の物はネタに使わない!」

京子「そ、そっか///」

88: 2012/02/01(水) 02:58:14.66 ID:fcP9I54n0
結衣「そうだ、アレも捨てよう!」

京子「あれ?」

結衣「うん、ちょっと待ってて!」


ゴソゴソ


結衣「これ!」

人形「ヤァ!」

京子「え、え、結衣、なにそれ、何で空気人形に私の顔写真がはりつけてあるの?」

結衣「あ、あと、これも!」

DVD「ヤァ!」

京子「え、何このDVD……『京子のオリジナル工口アニメbyあやの』って書いてあるけど、な、なんなの?」

結衣「こ、これも!」

京子「ゆ、結衣、もういいよ、もういいからっ!」

89: 2012/02/01(水) 03:01:23.80 ID:fcP9I54n0
結衣「はぁ……はぁ……」

京子「結衣、こんなにネタを隠し持ってたんだ……」

結衣「こ、これくらいないと、あの、抑えきれなくて///」

京子「私、結衣の想いを受け止めきれるかなぁ……」

結衣「あ、あの、京子?」

京子「ん?」

結衣「あの、嫌だったら別にいいんだけど……私も、私も」

京子「え、なに、どうして近づいてくるの」

結衣「私も、京子のオXXー、みたいかなって……」

京子「わ、私の?」

結衣「う、うん、あの、京子も私の事想って、してくれてるんでしょ?そうなんでしょ?」

91: 2012/02/01(水) 03:02:34.43 ID:fcP9I54n0
京子「いや、してないよ、結衣」

結衣「……え?」

京子「だから、結衣の事を想ってしたことなんてないって」

結衣「……京子」

京子「ん?」

結衣「じゃ、じゃあ、誰を想ってしてるんだよ……」

京子「んーとね」

93: 2012/02/01(水) 03:05:35.18 ID:fcP9I54n0
京子「私、したことないから」

結衣「えっ?」

京子「自分で慰めるとか、そんな寂しい事はしないよ」

京子「気持ちいい事は本当に好きな相手との行為に備えて取っておかないといけないし」

結衣「京子……」

結衣(つ、つまり、はじめて京子とする時は、ひゃんひゃん泣いちゃう京子を見れるのか!)

結衣(す、凄い、、みたい、見たいよ、そういう京子を!)

京子「結衣、どったの?」

結衣「京子、好きです、恋人として付き合ってください」ペコ

京子「あっ///」

95: 2012/02/01(水) 03:09:32.59 ID:fcP9I54n0
京子「ゆ、ゆい、やっと、やっと告白してくれた……」ウルッ

結衣「え、きょ、京子泣いてるの?」

京子「だって、だってずっと待ってたのに、結衣全然告白してくれなくて、恋人になってほしいって言ってくれなくて」グスン

結衣「京子……」

京子「結衣、私をネタに自慰するだけで満足してるみたいだし、私、自分が結衣にとって何なのか不安になって、怖くて」ヒック

結衣(京子、こんなに喜んでくれるなんて……)

結衣(わ、私何やってるんだ、快楽を求めて告白しちゃうなんて、もっとちゃんと、雰囲気作りとかもして告白してあげればよかった……)

結衣「京子……ごめん、ごめんよ、待たせてごめんっ」

京子「うんん、いいの、結衣、ちゃんと告白してくれてたもんね///」

京子「私も、結衣の事が好き、だから、恋人になってくれると、嬉しいな」ニコ


97: 2012/02/01(水) 03:13:43.04 ID:fcP9I54n0
結衣「あの、あのさ、京子、こ、恋人になったのなら、いいよね、ちゃんと愛し合ってもいいよね?」ドキドキ

結衣「本番、してもいいよね?」ドキドキドキーン

京子「え、そういうのはちゃんと中学高校卒業してからじゃないとだめだよ?」

結衣「……え?」

京子「だって、学校の校則にも書かれてるでしょ?えOちなのはいけないと思いますって」

結衣「え、ええー!」

結衣「だ、だって京子、さっき手伝ってくれたじゃない!?」

京子「あれはキスと対話だけだったし……」

京子「それに、結衣が自分の意思でやるって言うのなら、私はその意思を尊重したいし」

結衣「京子は……私と、えOちしたくないの?」

京子「したいけど……やっぱり駄目だよ、こんな子供の頃からそんな事してたら、頭悪くなるって言うし」

98: 2012/02/01(水) 03:15:39.34 ID:fcP9I54n0
結衣「じゃあ、じゃあ、えOちな事は高校卒業するまでお預けなの?」

京子「うん、そうだね」

結衣「あ、あははは……快楽の波に飲み込まれる京子が……京子がぁ……」ガクッ

京子「もう、どうしたの、結衣、私の恋人になれて嬉しくないの?」

結衣「う、うれしいよ、当たり前じゃないか!」

京子「ん、よろしい」


チュッ


結衣「京子///」

京子「キスくらいなら、いつでもしてあげるからさ、それで我慢してくれる?」

結衣「うん///」

99: 2012/02/01(水) 03:17:53.36 ID:fcP9I54n0
こうして、結衣と京子は高校卒業するまで清い付き合いを続け

高校卒業の日の夜に獣のようになった結衣ちゃんに迫られた京子ちゃんは

ひゃんひゃんひゃんと泣く事になりましたとさ

めでたしめでたし




完!

102: 2012/02/01(水) 03:22:03.57 ID:OQvFZ8R80
イイハナシダナー 乙乙

103: 2012/02/01(水) 03:22:26.94 ID:YOdZXRKk0
最後なげやりっぽいけど乙!

引用: 京子「結衣~このピンク色で振動してる玩具なに?」 結衣「!?」