1: 2010/09/27(月) 06:02:55.25 ID:JmUyyrHuO
純「あずさ?」

梓「っ!」ビクン

純「どうしたの?」ホッペプニプニ

梓「なっなんでもない…///」ドキドキ

純「変なあずさ。うりうり♪」コチョコチョ

梓「や、やめっひゃう///」
けいおん! 1巻 (まんがタイムKRコミックス)
2: 2010/09/27(月) 06:11:52.03 ID:JmUyyrHuO
憂「本当にどうしたの?顔真っ赤だよ?」

梓「なんでもないよ。大丈夫だから」

純「熱でもある?」オデコヒピタッ

梓「///」ドキドキ

純「うわっ熱っついよ…風邪?」

憂「今日のお泊まりはやめとこうか…」

梓「だっダメだよ!わ、私は平気だから!ホント!」

3: 2010/09/27(月) 06:15:48.53 ID:JmUyyrHuO
憂「じゃあ私帰って晩御飯のしたくしてるから」

梓「う、うん」

純「じゃまた後でねー」



梓(私おかしいのかな…女の子同士でこんな)

4: 2010/09/27(月) 06:23:30.91 ID:JmUyyrHuO
平沢宅!

梓「おなかいっぱい…」

純「うーんもう入らないわ」ゴロン

梓「…」ゴロン

梓(純…イイニオイ…)

純「…」

梓「…」スンスン

純「あずさ!」ガバッ

梓「ひゃっひゃい!」ドキン

5: 2010/09/27(月) 06:28:19.61 ID:JmUyyrHuO
純「やっぱり我慢できない」

梓「えっ」ドキン

純「開けちゃおドーナツw」
梓「た、食べるの?」ドキドキ
純「やっぱり気になるもん。一口ずつ食べちゃお」

梓「ちょwそれはw」

6: 2010/09/27(月) 06:33:05.77 ID:JmUyyrHuO
純「あーん」パクリ

梓「もう…」

純「ん!んまい!」

梓(おいしそうに食べるな…なんかカワイイ)

純「もふもふ」

梓「…」ドキドキ

純「ね。一口食べてみ」

梓「えっ!」ドキン

7: 2010/09/27(月) 06:38:11.97 ID:JmUyyrHuO
梓「わ、私はいいよ!」

純「一口!ホラっあーん」

梓「えぇ!?」ドキドキ

梓(どうしよ…間接キス…)ドキドキ

純「はーいあずさたーん。お口あーんしてーw」

梓「…あ、あーん…パクリ」

梓「あ、おいひ…」

純「でしょ?…あ、あずさ口」

梓「え?」

8: 2010/09/27(月) 06:43:20.71 ID:JmUyyrHuO
純「唇、クリームついてる」ヒョイ


梓「!…///」ドキン

純「ぁむ」パクリ

梓「///」ドキドキ

憂「ふたりともーお湯沸いたよー」

純「ほーい」
梓「は、はーい」ドキドキ

憂「?どうかしたの?」

梓「な、なんでもないよ」ドキドキ

9: 2010/09/27(月) 06:48:16.87 ID:JmUyyrHuO
梓「誰から入る?」

憂「私まだ片付け残ってるから、2人先にどうぞ」

梓「純、先に入る?」

純「うーん…」

梓「後にする?」

純「私達も旅行気分で、一緒に入ろっかw」

梓「!!」

10: 2010/09/27(月) 06:52:11.36 ID:JmUyyrHuO
梓「いっ一緒に!?」

純「いいじゃん♪ねっ」

梓「でも恥ずかしいし…」

純「なーに言ってんの女同士でーほらいこ!」

梓「う、うん…」

梓(どうしよ…)ドキドキ

11: 2010/09/27(月) 07:00:15.34 ID:JmUyyrHuO
純「ふーんふふーん♪」パサッパサ

梓「…」チラッ

純「てってってー♪」スルリッパサ

梓「…ジー」ドキドキ

純「?な、なによ…?」

梓「ぇ!?」ドキン

純「いや、ずっとこっち観てるから…」

梓「あ、いやっあの、肌っ…綺麗だなあって」

純「へ?」

梓「な、なんでもないよ!早く入ろ!」

純「うっうん…」

12: 2010/09/27(月) 07:08:04.20 ID:JmUyyrHuO
純「おー真っ白で綺麗なお風呂ー」

梓「そうだね…」ドキドキ

純(純の背中も白くて綺麗…)

純「私、お湯浸かってるから先にシャワー使っていいよー」

梓「う、うん」

純「掛け湯をしっかりしてからー…w」ジャバー

梓「ふふっ、おばあちゃんみたい」

純「お風呂にい…そいや!」トポン

13: 2010/09/27(月) 07:14:58.28 ID:JmUyyrHuO
純「ふいー…極楽極楽…♪」

梓(かわいい…)ドキドキ

・・・・・・

ジャバー

梓「ふぅ…次は身体を…」

純「~♪」パチャパチヤ

梓「ボディソープは…」

純「あっずさー♪」

梓「ん?」

純「背中ながしたげよっか♪」

梓「ぇ…え!?」

純「ねっお約束だしさ」

14: 2010/09/27(月) 07:24:18.34 ID:JmUyyrHuO
梓「い、いいよ!自分でやるからあ!」ドキドキ

純「はいはいっそっち向いてー♪」

梓「じゅ、純ーッ!」ドキドキ
ピュッピュッ

梓「ひゃっ!冷たッ!」ビクン
純「あっはは、ごめんごめん…ほらイクわよー」ピトッ

梓「ひあっ!ちょっタオルはあ!?」

純「へっへーん♪私の掌捌きを見せてやるわ!いざ!」

梓「やっだっだめッ…」

15: 2010/09/27(月) 07:35:58.71 ID:JmUyyrHuO
ヌリヌリ

梓「っん!」ビクン

純「あははっくすぐったい?」ヌリヌリ

梓「す、少し…」ドキドキ

純「よしよし。そのまま大人しくしてなさい」ヌリヌリ

梓「もう…ぁっ」ピクン

純「あずさ、肌白くて綺麗だなぁ」ヌリヌリ

梓「そ、そうかなぁ…」ドキドキ

純「そうだよ!お尻もちっちゃくてカワイイし!」


梓「幼児体系なだけ――っわひゃっ!?」ビクン

純「うへへ♪おじさん、カワイイお尻についつい手が伸びてしまうよ」ナデナデ

梓「やっん!バカぁっ…!」ピクン

純「へっへっへーん♪背中はどうかなあ」ツツーッ

梓「ひあぁんッ…!」ビクッ

40: 2010/09/27(月) 09:30:16.30 ID:JmUyyrHuO
純「……ハァ……ハァ………」ドキドキ

梓「ぁ…………」ビクビク

梓(私…なにやって…)

純「………」

梓「あっ………わ、…わた――」


純「も、もう…!ちょうしに乗りすぎだってばあ!」

梓「あっ…」

純「まったく目がマジだったよ!もう!」

梓「……あ、あはは♪…じゅ、純があんまりおとなしくしてるから、なんか引っ込みつかなくて♪」

純「バカっ…もう、なんかのぼせたゃったよぉー!先に上がってるよ」

梓「う、うん…!」

ガラガラッ バタン

梓「…」

梓「……っ」ドキドキドキドキ

44: 2010/09/27(月) 09:43:19.00 ID:JmUyyrHuO
梓「ッ!!!」ビクン

憂「?」

梓(…き、聞かれた…?)ビクビク

憂「どうかした?」

梓「う、うぅん…!」アセアセ

憂「?」

梓(私…本当に……最低…)
・・・・・

45: 2010/09/27(月) 09:51:47.66 ID:JmUyyrHuO
ガチャ

憂「ふぅ……アレっ純ちゃん…」

梓「うん…寝ちゃった」

純「すぴー」

憂「よく寝てるね…私達も寝よっか」

梓「うーん…まだ眠たくないよ」

憂「じゃ電気だけ消してお話してよ?」

梓「うん…」

46: 2010/09/27(月) 09:56:12.21 ID:JmUyyrHuO
・・・・・

憂「……お姉ちゃん達も、もう寝ちゃったかなぁ」

梓「…」

憂「………………なにかあった?梓ちゃん」

梓「えっ」

憂「今日、学校でもぼーっとしてたし…」

梓「…」

憂「なにかあったのかなあ…って」

梓「…」

47: 2010/09/27(月) 09:59:28.00 ID:JmUyyrHuO
梓「憂は…好きな人って、いる…?」

憂「…」ジーッ

梓「…」ジーッ

憂「いるよ」ニコッ

梓「…」

憂「…梓ちゃんも、好きな人がいるの?」

梓「…」

48: 2010/09/27(月) 10:04:32.17 ID:JmUyyrHuO
梓「……よく、わかんないんだ」

憂「…」

梓「ただ、その人が笑ってるのを見てると嬉しくなって…その人がいないと寂しくて」
憂「…」

梓「その人に少しでも長く触れていたくて…」

憂「…」

梓「コレって…やっぱりそうなのかな…」

憂「…」ニコッ

50: 2010/09/27(月) 10:11:23.85 ID:JmUyyrHuO
憂「…そうだと思うよ?」

梓「私、どうしたらいいんだろ…」

憂「梓ちゃんはどうしたいの?」

梓「…わかんないよ」

憂「その人は梓ちゃんの気持ちは知ってるの?」

梓「…知らない。もし知られちゃったら…私…」

憂「…」

梓「でも、日に日に気持ちが押さえられなくなりそうで、怖い…」

51: 2010/09/27(月) 10:19:20.72 ID:JmUyyrHuO
梓「その人が私の気持ちに気付いたら、きっと今まで通りでいられなくなっちゃう…」
梓「それどころか!きっとその人を傷つけちゃう!」ポロポロ

憂「…」

梓「…なんかゴメン。こんな話…」

憂「……私の好きな人もね、遠い所にいるんだ」

梓「…?」

52: 2010/09/27(月) 10:26:13.81 ID:JmUyyrHuO
憂「いくら手を伸ばしても絶対に届かない…誰からも背中を押してもらえない」

憂「気持ちは毎日毎日強くなって、その人がいない人生なんて考えられない…」

憂「その人に想いを伝える事も許されなくて…この気持ちは永遠に私の中でしまうしかない」

梓「…」

憂「でも私はその人の側にいられるだけで嬉しい。その人の為に何かしてあげられればそれだけでいい」

憂「私は弱虫だから…」

54: 2010/09/27(月) 10:31:45.73 ID:JmUyyrHuO
梓「憂…」

憂「私はこんなだから何も気のきいた事言えないけど…」

憂「もし、許されるなら――」

純「ぅん…むにゃ」ガバッ

梓「!」ビクン
憂「ぁ」

純「…おしOこ」ヨチヨチ

梓「っ……」

バタン

55: 2010/09/27(月) 10:38:23.53 ID:JmUyyrHuO
憂「ぷっ…ふふ!」
梓「あは…あはは」

梓「ありがと…憂。なんか…話てたら自分の気持ちと向き合えそうな気がしてきた」

憂「そう…なの?でも私なにも…」

梓「ううん、ありがとう」

憂「そっか」

梓「うん」

梓「ぁ…ねぇ、憂の好きな人って…」

56: 2010/09/27(月) 10:42:15.47 ID:JmUyyrHuO
梓「…」

憂「…」

梓「…」

憂「…」

梓「やっぱりいいや…」

憂「ふふ」

梓「へへ」


憂「…純ちゃん……遅いね」

57: 2010/09/27(月) 10:46:20.32 ID:JmUyyrHuO
梓「まったく…トイレで寝てるんじゃないの?私ちょっと見て来るね」

憂「…うん!」


ヨチヨチ


梓「純?」

梓「トイレ…じゃない」

梓「純ー?」

ガチャ

梓「ぁ」

純「すぴー」

60: 2010/09/27(月) 10:53:05.27 ID:JmUyyrHuO
梓「もう…」

ヨチヨチ

純「んん……むにゃむにゃ…」

梓「純…純…!ソファーで寝てたら風邪引くよ?」

純「むにゃむにゃ…やったぁ…ごぉるでん………」

梓「……」ジーッ

純「すぴー」

梓「…私、どうしてこんなのに」

純「すぴー」

梓「…」ドキドキ

61: 2010/09/27(月) 11:00:22.32 ID:JmUyyrHuO
梓(別に特別美少女って訳でもないし…)

梓(いい加減だし…ドーナツ一口ずつ食べて放置するし、人のベッドで勝手に寝ちゃうし…)

梓「…」ドキドキ

梓「私やっぱりへんだよね」
ピタッ

梓(ほっぺやわらかい…)

純「…ん」

梓「…」ドキドキ

62: 2010/09/27(月) 11:05:17.54 ID:JmUyyrHuO

梓「…」ドキドキ






梓「………」ドキドキドキドキ



スッ

キシッ


梓「………」ドキドキドキドキドキドキ




スゥ……スゥ……スゥ……スゥ……スゥ
…ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……


梓(私………やっぱり最低…)

63: 2010/09/27(月) 11:09:50.69 ID:JmUyyrHuO
梓「ハァ…ハァ…っ……………」
純「スゥ…スゥ…  ……………」


ギシッ



梓「………っ………ん……っ」





梓「…………っはぁ………っ…ハァ……ハァ…」ドキドキドキドキドキドキドキドキ

64: 2010/09/27(月) 11:16:03.52 ID:JmUyyrHuO
梓「……」ペロ

梓(…唇…………やわらか…い…)




ギシッ

梓「んっ…っ……ん…ちゅっ……はん…ぶっ…ちゅ……」

チュッ……チュッ……


梓「…っ……ハァ…ハァ」

梓(すご…い……キスって…こんなに…)ジュン

84: 2010/09/27(月) 13:02:20.73 ID:JmUyyrHuO
純「あずさ?」

梓「ぁ…純、おはよ」

純「あんた最近ほんとおかしいよ?大丈夫?」

梓「大丈夫だよ…」

梓「…」ボケー

憂「…」

純「…」

85: 2010/09/27(月) 13:06:57.17 ID:JmUyyrHuO
・・・・・

純「ねぇ憂…あずさの事何か知らない?」


憂「えっ」

純「誰が見たって絶対おかしいじゃん!」

憂「そう…だね…」

純「…何か知らない?」

憂「ごめん純ちゃん…ちょっとわからないよ」

純「…そっか、ごめん…ありがと」

86: 2010/09/27(月) 13:13:12.37 ID:JmUyyrHuO
放課後!

梓「はぁ…」

唯「…」ジーッ

紬「…」ジーッ

律「…どうしたんだ梓の奴。私らが修学旅行から帰ってからずっとあんなだろ」

澪「あ、梓?」

梓「…」ボケー

律「梓!」

梓「…ぇ…あ、はい」

律「…」

梓「…なんですか?」

律「ダメだこりゃ」

87: 2010/09/27(月) 13:17:46.26 ID:JmUyyrHuO
紬「梓ちゃん、どうかしたの?最近なんだか変よ?」

梓「…変、でしょうか…」

澪「変っていうか…元気がないというか…」

唯「悩みがあるなら私達が聞くよ?」

梓「…」

澪「ぁ…無理にとは言わないぞ?ただ皆梓が心配だからさ」

梓「…………じゃぁ」

89: 2010/09/27(月) 13:26:00.17 ID:JmUyyrHuO
梓「…ひとつだけいいですか?」

律「おっなんだあ!恋の相談か?」

梓「先輩たちっムラムラしたりしますか?」キリッ

律「ム…ラ…」

唯「?」

紬「///」

澪「あ、梓…何言ってるんだ…?///」

梓「………すみません、変な事聞いて…忘れてください」

唯澪律紬「……」

唯「村々?」

90: 2010/09/27(月) 13:36:10.96 ID:JmUyyrHuO
・・・・・

梓「はぁ…」

梓(もうアレから何日もたつのに…あの夜の事が忘れられない…)

梓「あの感触…また…」

純「あーず…サ!」ガバッ

梓「ひゃっ!じゅ、じゅ純!!」ビクッ

純「誰がジュジュンよ!んで食感がどーしたって?」ムギュ
梓(耳元に息がぁ…!)カァーッ

梓「しょ、食感じゃなくて…いや、じゃなくて!とにかく離れてよ、」グイッ

純「何よぉーそんないやがらなくてもいいでしょーが」

梓(違うんだよ…そうじゃないよ純…!)

91: 2010/09/27(月) 13:43:59.36 ID:JmUyyrHuO
純「部活は?終わったなら一緒に帰ろうよ」

梓「…私、よるところがあるから…今日は…」

純「そっか……じゃぁ明日は?帰りにさ、駅の前の喫茶店行かない?」

梓「…っ」

純「………」

梓「…明日も、私――」


純「なによ…」ボソッ


梓「ぇ」

92: 2010/09/27(月) 13:51:15.43 ID:JmUyyrHuO
純「なんなのよ…いったいどうしたってのよ…!」

梓「…」

純「何があったか知らないけど…やめなさいよ、そうやってボケッとしてるの」

梓「別に迷惑かけてないでしょ…」

純「…」

梓「私もう行くか――」

純「なんなのよその言い方…!」

梓「っ…」

純「心配しちゃ悪いっていうのッ!?」

95: 2010/09/27(月) 14:01:10.06 ID:JmUyyrHuO
純「かけてるわよッ!!澪先輩達が私のとこに来たよ!梓の事、なにか知らないかって!憂だってずっと心配してる!」

梓「…」

純「私だっ――…っ私だってェ!」ポロリ

梓「!」

純「もう…っ」グスッ

梓「…」ポロリ

純「私達が頼りなくて何も話せないっていうならそれでもいいよ…!ただ、それならせめて私達の前ではちゃんと笑ってなさいよ!」

梓「そんなの…!そんなの私にどうしろって言うのよ!!」ポロポロ

96: 2010/09/27(月) 14:09:41.58 ID:JmUyyrHuO
純「!?」

梓「私だって、自分でどうすればいいのかも解らないのに!それで笑ってろってそんなの無理に決まってる!!」

純「グスッ…!」

梓「ハァ…ハァ…!」ポロポロ

純「無理でもなんでも…そんなあんた、私は嫌なのよぉ…!」ポロポロ

梓「……ッ!」タッ

純「ぁっ…!」

タッ ガラガラッ

梓「!!」

唯澪律紬「あ…っ!」ビクッ

梓「ッ~!!」ポロポロ

ダッ

97: 2010/09/27(月) 14:14:02.43 ID:JmUyyrHuO
梓「…」ポロポロ


憂「梓ちゃん…」

梓「ゔぃ゙…!」ボロボロ

梓「ふえええぇーん!!」ダッ

憂「梓ちゃん…」ギュッ

・・・・・

98: 2010/09/27(月) 14:22:49.77 ID:JmUyyrHuO
憂「そっか、純ちゃんが…」

梓「私…純怒らせて…!先輩達にも…!」ポロポロ

憂「…」ナデナデ


梓「あんなごどじだがら…グスッ…バチが当たっだんだぁ…!」


憂「…そうだね、アレは良くなかったね…」

梓「ッ…!み、見てたの…?」

憂「…」ナデナデ

梓「も゙うや゙だぁ…氏にだい゙ぃ…」ボロボロ

憂「梓ちゃん…」

100: 2010/09/27(月) 14:30:11.53 ID:JmUyyrHuO
梓「私、気持ち悪いよね…?」

憂「そんなことないよ」

梓「私どうしたらいい…?」グスグス

憂「…それは、私にはわからないよ」

梓「…そう…だよね」


憂「…できるなら、私も教えて欲しい」



梓「…ぇ」

憂「…へへ」ナデナデ

梓「それって…」

101: 2010/09/27(月) 14:38:23.97 ID:JmUyyrHuO
梓「…やっぱり憂の好きな人って…」

憂「私はお姉ちゃんが大好き…愛してる」

梓「…」

憂「私、気持ち悪いよね?」
梓「…そんなこと」

憂「女の子同士で、しかも実の姉を…でもね、しょうがないの…好きになっちゃったんだもん」

梓「…」

103: 2010/09/27(月) 14:44:46.65 ID:JmUyyrHuO
憂「あの日、梓ちゃんの話を聞いて…その、…リビングの2人を見て、驚くよりも…"やっぱり"って思ったの。似てるね、私達」

梓「…それって…」

憂「だからね、私何も言えなかった…」

梓「憂…」





梓「憂も変態なんだね…」

憂「そうだよ♪変態さんだよ♪」

104: 2010/09/27(月) 14:49:09.11 ID:JmUyyrHuO
憂「ずっと誰にも言えなかったけど…私は、誰かに叱って欲しかったのかな…」

梓「…憂は辛くない?」

憂「辛くないよ。大好きな人といつも一緒にいられるんだもん」

梓「でも、いつかは…」

憂「そうだね…でも"今"は…」

梓「今…」

105: 2010/09/27(月) 14:54:01.11 ID:JmUyyrHuO
憂「今はお姉ちゃんが好きなこの気持ちは大事にしたいの…いつか終わってしまうのなら余計に…」

梓「…やっぱり憂には敵わないや」

憂「えへへ」

梓「私も…純が好きなこの気持ち…大事にしたい…」

憂「うん♪」

梓「ありがとう、憂」









純「……………………」

107: 2010/09/27(月) 14:59:56.79 ID:JmUyyrHuO
翌朝!

純「…」

梓「おはよう!純!」

純「あずさ…」

梓「昨日は…ていうか、ずっとゴメン…」

純「ぁ…あの、昨日は私も…」

梓「心配してくれてありがとう…もう、大丈夫」

純「そう…なの?」

梓「うん!ほんとありがとう、純!行こう?」

純「うん…!」

109: 2010/09/27(月) 15:04:06.87 ID:JmUyyrHuO
梓「今日、喫茶店行くでしょ?」

純「うん、部活終わったら――」




唯「あずにゃん元気になってよかったね!」

憂「うん、もう大丈夫だよきっと!」

唯「憂、何か知ってるの?」
憂「えへへ、知らないよ♪」
唯「ェエェ~」

113: 2010/09/27(月) 15:11:39.44 ID:JmUyyrHuO
>>112
紬「うっひょおおおおおお!」

152: 2010/09/28(火) 02:49:03.38 ID:qNzerU+tO
純(ともだち…)

純(て…なんなんだろう…)

純(私達…は親友?)

純(親友って…何?)

純(恋人と親友の違いは…?)

純(…エOチするかしないか?)

純(なら異性の親友なんてない…?)

153: 2010/09/28(火) 02:57:01.37 ID:qNzerU+tO
憂「梓ちゃん!このケーキ新商品だってー」

梓「うぅ…どうしよう。この子に手を出したら私のお腹とお財布に危険信号が…」


純(あれから……私は、何も変わらない日時を過ごしてる)

憂「じゃあはんぶんこ!私もコレ食べてみたいよ!」

純(それでも感じる…私の心の中に何か冷たいものが…)
梓「ね。純はー?」

純「ーん?」



純(私は…2人をいつものようには見れなくなってしまった)

154: 2010/09/28(火) 03:02:52.87 ID:qNzerU+tO
純「あー私はもう止めとくわーお金ないし…それに――」
ガバッ ワシッ

梓「に゙ゃ!?」

純「おなかプヨプヨは困るしー!」プニプニ

梓「ちょ!やめてよー純ー!」

純「あはは」


純(それでも私はいつもの私でいる。私って演技派なんだね。あずさに偉そうに言った手前もある…)

155: 2010/09/28(火) 03:07:12.45 ID:qNzerU+tO
純(だから…私は2人を―――)


純「ねぇねぇーあのさぁ」

梓「ん?」

憂「なぁに?」

純「親友って…なんだろ」

梓「しんゆう…」

憂「親…友…」

純「なんだろ」

梓「んー…」

憂「…なんだろうね」

156: 2010/09/28(火) 03:12:03.75 ID:qNzerU+tO
憂「お友達より親しい友…?」

純「じゃあ私達は?」

憂「親友?」

純「親友て何?」

憂「うーん…」
純「…」

梓「…自分のいい所、悪い所…全部許容して理解してくれる人…じゃない」チラッ

憂「」ニコッ

157: 2010/09/28(火) 03:18:01.79 ID:qNzerU+tO
純「それって家族とおんなじ?」

梓「近いけど…また、少し違うよね」

憂「家族に言えない事がその子には言えたり、ね」

純「…ふむ」

梓「私は…その…2人の事、親友だと…思ってる…よ」テレッ

憂「えへへ///」

純「バカっ恥ずかしいじゃない」

梓「…///」


純(ふたりを受け入れられない私は…親友じゃあないのかな…)

158: 2010/09/28(火) 03:24:31.97 ID:qNzerU+tO
・・・・・

純「じゃね」

梓「うん」

憂「また明日」


純(梓はちっちゃくてかわいい…)

純「私が男だったら…どうだったんだろうな…」


  「あれっ確か…」

純「ぅぉ!?」ドキン

澪「梓の友達の…えっとぉ」
純「鈴木です!」

澪「そうそう!鈴木じゅんちゃん!」

純(名前…覚えてくれてた!)


159: 2010/09/28(火) 03:29:58.42 ID:qNzerU+tO
純「律先輩は一緒じゃないんですか?」

澪「うん、なんか買うとか言って先に行っちゃって…」

ブロロロ

純「ぁ」

澪「ん?」

純「あの…」

澪「バス来たよ?」

純「あの…もう少しお話…したいです…!」ドキドキ

澪「…フフ、私はいいけど…時間は大丈夫?」

純「はい!」

160: 2010/09/28(火) 03:38:44.21 ID:qNzerU+tO
純(くぅ~!思いがけないラッキーイベントやっふぅー!!)

純「あ、あの…もうすぐ夏ですね!」

澪「そうだなあ…でも今年は私達みんな受験生だから…あまり遊べないかもな」

純「そっか…大変ですね」

澪「鈴木さんたちも来年は受験なんだから…今年はめいっぱい遊んどいたほうがいいぞ!」

純「はい!もー遊び倒してやりますよ!」

澪「あはは」

純「えへへ」


純(…あれ)

161: 2010/09/28(火) 03:42:54.12 ID:qNzerU+tO
純(今…私が悦んでるのはなんだろう)

純「…」

純(先輩と話せて嬉しい…笑った顔が見れて嬉しい……これって…)

澪「?」

純(そう言えば…一番"そんなこと"言ってたのは…私だったんだよなぁ)

162: 2010/09/28(火) 03:48:57.55 ID:qNzerU+tO
純「…」ジーッ

澪「?す、鈴木さん??」アセアセ

純「澪先輩はとってもカッコいいです」キリッ

澪「ぇ…あ、ありがとう…///」

純「私のこの気持ちはいったいなんなんでしょうか」

澪「へ?」

純(この気持ちはいったい)
純「澪先輩は…好きな人っていますか?」

163: 2010/09/28(火) 03:56:43.46 ID:qNzerU+tO
澪「え!?」

純「いますか?好きな人」

澪「ど、どうしたんだ?急に…!」

純「あ、あの…私の友達に………女の子の事、好きな娘がいるんです!!」

澪「!!」ドキン

純「と、友達が…その、すごく悩んでて…」

澪「……」ドキドキ

純「どう…思いますか?」

165: 2010/09/28(火) 04:06:02.98 ID:qNzerU+tO
澪「どう…って?」ビクビク

純「そ、そういう娘って、どうなんでしょう…私はその娘の気持ちがよくわからなくて」

澪「…わ………私は、……いいと思う…」ボソッ

純「ぇ?」

澪「女の子が女の子をって事だろ…?」

純「は、はい」

澪「おかしくない…おかしくないよ」

166: 2010/09/28(火) 04:12:43.56 ID:qNzerU+tO
純「そう…ですかね…」

澪「そういうのって理屈じゃないだろ…?いつの間にか好きになってしまってて…」

純「…」

澪「その娘も悩んだんじゃないかな…自分はおかしいんじゃないかって…でも自分じゃどうする事もできなくって…」

澪「しょうがないんだ!好きにやっちゃったら!止められないんだよ…!!」

純「み、澪先輩…?」ビクビク
澪「あ!ご、ゴメン…」

167: 2010/09/28(火) 04:16:13.60 ID:qNzerU+tO
純「…」

澪「わ、私…そろそろ!」

純「あ、はい!今日はありがとうございました!」

澪「う、うん!また!」タッ

純「………ハァ…」



澪「つい熱くなってしまった…!恥ずかしい…!」ドキドキ
・・・・・

168: 2010/09/28(火) 04:31:05.60 ID:qNzerU+tO
純「ふわあああぁ~…眠たい…」

純(考えすぎてあんまり寝れなかったな)

憂「どうしたの?寝不足?」

純「うーん、ちょっとね…」

梓「まったく、だらしないよ…

・・・・・


憂「寝ちゃってるの?」

梓「うん…」

憂「純ちゃん!純ちゃんっ次移動だよー」

純「むにゃ」

169: 2010/09/28(火) 04:36:24.87 ID:qNzerU+tO
梓「もう、みんな行っちゃったよ?」

純「すぴー」

憂「ぁ…私ちょっとおトイレに」

梓「わかった、起こしておくから」

シーン…

純「すぴー」

梓「…」ドキドキ




チュッ

170: 2010/09/28(火) 04:42:37.82 ID:qNzerU+tO
純「んぁ」ピクッ

梓「!」ビクン

純(あれ…寝てた…?)

梓「…!」ドキドキ

純(ぇ…今の何…あずさ…顔近かったよ…なに)

梓「…」ビクビク

純「ぇ…」


憂「お待たせー急ご――」


梓「…」

純「…」

憂「ぇ」

171: 2010/09/28(火) 04:47:47.18 ID:qNzerU+tO
純「今の…」

梓「…」ビク

憂「…?」

純「はは……な、何してたの?」

梓「…」ビクビク

純「あずさ…」

憂「………!」

梓「わ、私…」カタカタ

純「……………い…意味わかんない」

梓「…!」ビクッ

172: 2010/09/28(火) 04:55:09.73 ID:qNzerU+tO
梓「ご、ごめ…」カタカタ

憂「純ちゃ…」


純「………ふ、ふざけてたんだよね…あはは」

純(今までは、どこか他人事のような気でいた…)

純「まぁ!よくするよねー女の子同士でもさ!」

純(けど、こうなってしまうと…)

純「…………………………なんかいってよ…」

純(もう何も知らないフリなんて…出来ない…)

純「あずさ…」

梓「…」ガクガク

174: 2010/09/28(火) 04:59:46.14 ID:qNzerU+tO
梓「…ッ!!」ダッ

ガラッ

憂「梓ちゃん!!」タッ


純「…」

純(唇…濡れてる……)

純(ぁぁ…私、これファーストキスか…)


175: 2010/09/28(火) 05:10:37.52 ID:qNzerU+tO
・・・・・・

梓「ハァ…!ハァ…!ハァ!」タッタッタッ

梓(やっちゃった……どうしてこうなの私ッ)

梓「もう顔見れないッ…」ポロポロ


・・・・・・

憂(梓ちゃん…どこいったんだろ…結局戻ってこなかった)

純「…」

憂「純ちゃん…あの…」

純「…」

憂「ぁの…」

純「…ごめん今日はもう帰るから」ガタッ

憂「…ぁ…ぅん」

176: 2010/09/28(火) 05:22:29.60 ID:qNzerU+tO
中野宅!

ピンポーン

梓「…」

ブーッブーッブーッ

梓「…」パカッ ポチッ

憂『ぁ』

梓「…」

憂『…カバン、教室に置きっ放しだったから…』

梓「……………ごめん」

憂『………玄関に置いとくね?』

梓「………………………自分が嫌になるよ…」

憂『梓ちゃん…』

梓「…」ポチッ

憂「ぁ」ツーツー


177: 2010/09/28(火) 05:31:16.05 ID:qNzerU+tO
翌日!HR!

先生「中野ー中野は休みか」

憂「…」

純「…」

・・・・・・

昼休み!

律「おっいたぞ唯」

唯「ぁ、憂ー!」

純「…」チラッ

憂「あ、お姉ちゃん…」

唯「あずにゃんいる?」

憂「今日はお休みみたい…」
唯「…そっか」

律「昨日メールしたけど返事がないんだよなぁ…」

純「…」

178: 2010/09/28(火) 05:38:57.21 ID:qNzerU+tO
律「また…なんかあった?」

憂「…」

律「ここ数日また元気にやってたから、もう大丈夫かと思ってたんだけど」

唯「けんかでもした?」

憂「ううん…してないよ?」
唯律「…」チラッ

純「…」チラッ

唯「じゅんちゃん…」

純「…私にはわかりません、ごめんなさい」ガタッ

ガラッ

律「うーん…」

憂(ケンカのほうが簡単だったよ…お姉ちゃん…)

179: 2010/09/28(火) 05:46:51.09 ID:qNzerU+tO
一週間後!

紬「もう一週間ね…」

律「私と澪も何回か家に行ったけど…出てきてくれなくてさ」

澪「…」

唯「私も…('・ω・)」

律「……と、言うわけで」

憂「…」アセアセ

律「平沢憂先生にお出でいただいた訳だが…」

憂「あ、あの…」アセアセ

180: 2010/09/28(火) 05:52:47.54 ID:qNzerU+tO
唯「憂、お願い…本当は何があったか知ってるんでしょ?教えて?」

憂「…お姉ちゃん」

紬「みんな梓ちゃんが心配なの…お願い、憂ちゃん」

澪律「憂ちゃんっ」


憂「………………梓ちゃんの事…何があったかは知ってます」

唯「教えて、憂」

憂「だめだよ」

律「…どうして!」

181: 2010/09/28(火) 05:58:50.36 ID:qNzerU+tO
憂「これは梓ちゃんにとって、とても大切な事だから…梓ちゃんの気持ちを無視して私が皆さんに勝手に話す訳にはいきません」

律「…」

唯「でもそれじゃああずにゃんはずっとひとりで悩んじゃうよ…」

憂「それでも…」

紬「憂ちゃんの言うとおりね…」

澪「ムギ…」

紬「信じて待つしかないのよ…」

唯「そんなぁ」

182: 2010/09/28(火) 06:07:10.72 ID:qNzerU+tO
澪「……鈴木さんも…」チラッ

憂「!」ドキン

律紬「?」

唯「じゅんちゃん?」

澪「…あ、いや…」

律「そういえばこの前も…ふたりで話してたっけ…」


憂「……」

184: 2010/09/28(火) 06:15:01.49 ID:qNzerU+tO
ガチャッ

純「あの…」

憂「あ!」

唯「じゅんちゃん!」

純「おじゃま…しても、いいですか?」

律「いいよ。入って?」

紬「お茶…入れるわね」

純「すみません…」

憂「…」

185: 2010/09/28(火) 06:21:04.44 ID:qNzerU+tO
紬「どうぞ」カチャリ

純「ありがとうござます…」カチャリ

唯澪律紬「…」

純「あの…梓の事で…ぁ――」チラッ

憂「…」

純「…皆さんには…話した?」

憂「話してないよ」

純「そっか…」

澪「鈴木さん…この前のアレは…」

純「…」

187: 2010/09/28(火) 06:28:50.19 ID:qNzerU+tO
律「澪も何か知ってるのか?」

澪「あ、いや…私は」

純「澪先輩は何も知りません…私が…」

純「私…梓の事…傷つけちゃったんです…!あの娘、いつも真面目で、真剣で!ずっと悩んでて…!梓は私にずっと助けてって――…」

憂「純ちゃん…」

澪「……」

純「私」

189: 2010/09/28(火) 06:37:33.45 ID:qNzerU+tO
純「…」ポロポロ

唯「じゅんちゃん…」

純「私っ気付いてあげられなくて…!私が…それを知っても何もしてあげれなくて!どうしたらいいかわかなくて…!」

憂「…」ジワッ

純「あずさっ…を、突き放して…!」ポロポロ

澪「…鈴木さん…」ナデナデ

純「もうずっと…学校にも来なくて…あずさ、どうしてるかって私…!」グスグス

190: 2010/09/28(火) 06:44:22.37 ID:qNzerU+tO
澪「鈴木さんは優しいな…律くらい馬鹿だったらよかったのに…」ナデナデ

律「…ってオイ!なんでそこで私を引き合いに出すんだよ!」

澪「…」ジーッ

律「………?…」

澪「…」

律「……………ぇ」

律「ぁ………」

澪「…」コクン

律「………」

191: 2010/09/28(火) 06:49:50.32 ID:qNzerU+tO
紬「何々?」

唯「わかんないよ?」

律「ぁ…えっと」

澪「鈴木さん…私もね………前に同じような事があったんだ」

純「ぇ…」グスッ

澪「私も悩んだ…どうしていいかわからなくて、苦しかった」

憂「…!」

澪「救ってくれたのは律だった」

192: 2010/09/28(火) 06:57:52.08 ID:qNzerU+tO
純「…」

澪「律は言うんだ…"なんだそんな事くらいで、馬鹿らしい!"って…」

紬「…」

憂純「…」チラッ

律「ぇ゙…や、あはは…」

澪「律は、そんな風に悩んでる馬鹿な私も好きだって言ってくれた…だから、全てが望むようにならなくても…私は今幸せだ」

憂「…」

紬「……………澪ちゃん…」
唯「???」

193: 2010/09/28(火) 07:06:15.10 ID:qNzerU+tO
律「………なぁ、鈴木さんは梓の事好きだよな?」

純「…」

律「…嫌い?」

純「グスッ……いえ、好きです…!」

律「だったら鈴木さんは鈴木さんのままで、梓に接してやればいいんだよ」

純「私の…まま?」

律「そうだよ!変に気を使ったり、相手の事を必要以上に想いすぎるから…お互い反って辛くなるんだ」

195: 2010/09/28(火) 07:17:28.27 ID:qNzerU+tO
純「…」

律「馬鹿だと思ったら素直にそう伝えてやればいい!…わがまま言ったらはたいてやればいい!」

憂純「…」

律「私はそうしてる」

澪「な!鈴木さんもあれくらい馬鹿になったらいいんだよ!」

律「お前…まだ言うか」

純「……プッ……アハハ…私にも、できるかな…」

律「簡単だよ。いつも一緒にいたんだから!」

純「…はい!」

・・・・・・

197: 2010/09/28(火) 07:27:41.38 ID:qNzerU+tO
・・・・・・

ザーザー

憂「雨すごいねー」

純「途中で傘買ってく」

憂「…律さん、なんかかっこよかったね」

純「ぅん…」

憂「…」

純「…憂」

憂「なあに純ちゃん?」ニコッ

純「今度、憂の話もゆっくり聞きたい」

憂「…」

純「…」

憂「…」

純「…ダメ?」

憂「………いいよ♪」

198: 2010/09/28(火) 07:37:49.74 ID:qNzerU+tO
純「行くわ」

憂「うん…梓ちゃんによろしく」

純「うん」

パチャパチャ




澪「…」

律「行った?」

澪「うん」

紬「はぁ…なんだか胸がいっぱい…」

律「なんだよそれw」

唯「2人…仲直りできるかなあ」

澪「大丈夫だよきっと」

律「あぁ」

紬「軽音部…最高だわ…♪」

・・・・・・

252: 2010/09/29(水) 02:26:25.32 ID:Hl/+scjWO
ザーザー

梓「…」

ピカッ!

梓「ひぅっ!?」ビクッ

ゴロゴロ…

梓「雨…すごいな」

モゾモゾ
カパッ…ポチッ ポチッ

梓(…皆、心配してるかな…)


♪♪♪

梓「ぁ!」ピクッ

♪♪♪

梓「………純」フルフル

255: 2010/09/29(水) 02:31:39.65 ID:Hl/+scjWO
♪♪♪

梓(…)ドキドキ

♪♪♪


ポチッ


純『!………』

梓「………」ドキドキ

純『……あずさ』

梓「………………あ…じゅ、純…?」

純「…誰がジュジュンよ……」

梓「……」ドキドキ


258: 2010/09/29(水) 02:36:20.70 ID:Hl/+scjWO
純『……早く出なさいよ…バカ』

梓「…ゴメン」

純『………私も、ゴメン』

梓「ぇ」

純『なんてゆーか…その…』
梓「なんで純が謝るの…純は悪くないよ…」

純『ん………ふ…』

梓「…」

純『ふっ…………ふぇ』

259: 2010/09/29(水) 02:42:17.56 ID:Hl/+scjWO
梓「純…?」



純『ぶええっくちぃんッぁ!!!!』

  「…………………………!!!」



梓「……?」


モゾモゾ ガラッ ビュー

ザーザー

梓「……!?」

純『ぁ…やっほぃ』

261: 2010/09/29(水) 02:47:41.47 ID:Hl/+scjWO
ザーザービュー

梓「ちょっ…!?そんなとこで何してんの!!」

純『なに…って、……おみまい』

梓「びしょびしょじゃないッ…!!」

純『あは…途中で傘飛んじゃってー』

梓「ッ!」

タッタッタッ ガチャッ

ビュオオ

純「…」

梓「…」

純「………っ…………ひぃいえっくちゅッ!!!」

梓「…入って」

263: 2010/09/29(水) 02:49:49.03 ID:Hl/+scjWO
あ、一応すみません>>1です

保守ありがとうございます

266: 2010/09/29(水) 02:58:44.51 ID:Hl/+scjWO
バタン

梓「これタオル…頭ふかないと」

純「ありがと」ポタッ…ポタッ…

梓「…」ドキドキ

純「今日は声だけ聞ければいいかなって思ってたんだけどね…ぁ服乾かしていい?」ワシャワシャ

梓「あ、うん…乾燥機あるから」

純「んっしょ…」ヌギッ

梓「ちょっと!玄関で脱がないでよっ!///」

純「ぇー?じゃ、どうしろってのよぉ」

梓「へ、部屋上がって…着替えあるから…」ドキドキ

268: 2010/09/29(水) 03:03:41.15 ID:Hl/+scjWO
・・・・・

ゴソゴソ

純「んっ…Tシャツ、ちょっと小さい」

梓「ご、ごめん…」

梓(私のシャツと下着…)ドキドキ

純「…」

梓「…」

純「………ちゃんと学校来なさいよ」

梓「ぇ」

純「皆心配してる…先輩たちも」

梓「…うん……」

純「…」

269: 2010/09/29(水) 03:07:54.86 ID:Hl/+scjWO
純「…」ポリポリ

梓「…」ドキドキ

純「…………なんか、言う事ないの?私に」

梓「ぁ………」


梓「あ………」


梓「この間は……ごめんなさい……」


純「………私、ハジメテだったのに」

梓「ご、ごめんなさい…」ビクビク

270: 2010/09/29(水) 03:13:52.31 ID:Hl/+scjWO
純「…………なんで、…あんな事したのよ」チラッ

梓「え!………それは……!」ドキン

純「…」

梓「その…魔が差したと言うか…」オドオド

純「…あんた……わたし今、いいパス渡したのに…」

梓「ぇ…え?」オドオド

純「はぁ………あんた、魔が差したら誰にでもちゅーしちゃうの」

梓「ぇ!ぁ…ちがっ」

純「…」

272: 2010/09/29(水) 03:22:40.55 ID:Hl/+scjWO
梓「…わ、わたし…………」ビクビク

純「……私、聞いちゃった」

梓「え」

純「憂と…話してるの」

梓「…」

純「私も、ずるかったかな…」

梓「…」

純「それでもあずさが…無理してでも、いつも通りでいようって言うなら…私は知らないフリしてるのが一番いいと思った」

梓「…」ポロ

純「でも、それはやっぱり…お互いによくない…!」

梓「…」ポロポロ

273: 2010/09/29(水) 03:31:09.91 ID:Hl/+scjWO
純「いつか話したよね?親友の話…」

純「……別に…何もかもさらけ出せなんて言ってるんじゃない――ただ…」



純「私は、あずさや憂と…そんな、嘘や上っ面ばっかりの関係ではいたくない!」




梓「…」ポロポロ

純「だから…ちゃんと向き合おうかなって……今日はそれを伝えたかったの」



梓「…」


純「……私、今ちょーカッコよくない?」キリッ

梓「…うん」

275: 2010/09/29(水) 03:35:03.58 ID:Hl/+scjWO
純「だから…もし良かったら……少しずつでいいから、あずさも……」

純「…」

ギュッ

梓「!」ドキン

ムギュ

純「ね」

梓「……………うん」ポロリ

278: 2010/09/29(水) 03:42:05.88 ID:Hl/+scjWO
純「はぁ…あったかいのぉ」ムギュ

梓(…ドキドキ)ギュ


梓「私も…」ドキドキ

純「ん?」

梓「…ちゃんとする」

純「…」



梓「 純が好き 」



純「…」


梓「……」ドキドキドキドキ



純「……………………ナニコレ、思った以上に照れるわ…」ドキドキ

281: 2010/09/29(水) 03:48:10.04 ID:Hl/+scjWO
梓「ご、ごめん…」ドキドキ

純「…告白されるなんて初めてだし」ドキドキ

梓「…」ドキドキドキドキ

純「…ね、私のどこがいいの?」

梓「え゙…………い、今ソレ聞く?」

純「ほれっ言うてみ」

梓「……わ、わかんないよ」ドキドキ

282: 2010/09/29(水) 03:54:47.01 ID:Hl/+scjWO
純「ダメ、ほれ」

梓「うぅ…///ほ、ほんとにわかないもん…///」ドキドキ
純「ぇー」ブー

梓「…ん、じゃぁ…寝顔が可愛い」ドキドキ

純「………………………ちゅーしちゃうくらい?」ニヤニヤ

梓「うぅ…!やぁっもぅいい、言わないぃー」プリプリ

純「へへ」ニコッ

梓「!…」キュン

純「?」

梓「…」

283: 2010/09/29(水) 04:01:28.34 ID:Hl/+scjWO
梓「」ドキドキ

純「…あずさ?」



スッ

純「 !」ピクン


梓「んっ………ちゅっ…」ギュゥ


純「っ…!?………っ…んっ…」ピクッビクッ



梓「…っハァ…」ドキドキ

純「…っハァ…」ドキドキ

梓「…」チラッ


純「…………はぁ…ったくもぅ、あんたはまたぁ…」

284: 2010/09/29(水) 04:10:11.89 ID:Hl/+scjWO
梓「…」ドキドキ

純「…」ドキドキ

梓「……私の好きは……こういう"好き"だよ…」


純「…」ドキドキ

梓「純の事、そういう風に見ちゃうの…変でしょ?嫌でしょ…?」

純「………………そんなことないよ…」

梓「ぇ…」

純「あずさが思ってるほど、そんなに………………嫌じゃぁ……な…ぃ……」ドキドキドキドキ

梓「…」ドキドキドキドキ

純「ぅ…恥ずかしぃ…///」ドキドキ

285: 2010/09/29(水) 04:15:32.82 ID:Hl/+scjWO
梓「……そんな事言うと…また、私……」ドキドキドキドキドキドキ

純「………………………………………ぃ……いよ…」ドキドキドキドキドキドキ

梓「 」ドキドキドキドキドキドキ

純「………………………たまに……なら……」ドキドキドキドキドキドキ


梓「ッ!」ガバッ

純「!?ちょっ!あずッ!っんー!」ドサ

287: 2010/09/29(水) 04:25:31.01 ID:Hl/+scjWO
梓「んっちゅっ!っ……んちゅっ…!ちゅっ…ちゅ!」ムギュ
純「んっちゅっ!あず…んちゅっ…!ちゅっ…ちゅ!」バタバタ


純(もぅ~コイツはぁあッ!!やっ…あ、コレ……こんなに…)

梓「ちゅ…ちゅっん…ちゅっちゅっ……!」ゾクゾク

純(あずさの唇がぁ…!キスって…こんな気持ちイイんだ…)

純「…っぷぁ……ハァ…ハァ…っ!?んっ…ちょっまっんんッ…!」

梓「ん…ちゅるっ……!んちゅぷっ…はぁ…ちゅるっ!」レロレロ

304: 2010/09/29(水) 06:05:33.44 ID:Hl/+scjWO

ゴツン!
梓「に゙ゃッ!」

純「…ッ~!!」ワナワナ

梓「うぅ……(純だってノリノリだったくせに)」ボソッ

純「あ゙ぁん!!?」キッ

梓「ぁぅ…」ビクビク


純「はぁ……」
梓「……」

梓純(キスくらいで騒いでたのが馬鹿らしくなっちゃった…)

305: 2010/09/29(水) 06:09:10.73 ID:Hl/+scjWO
純(私…なにやってんだか…)


梓「………」チラッ

純「…」チラッ

コツンッ
梓「ぁぅ」

純「……バカ」

梓「ぇへへ…」


・・・・・

・・・・

・・・

307: 2010/09/29(水) 06:16:40.10 ID:Hl/+scjWO
翌日!

憂「梓ちゃん!」

梓「憂」

憂「おはよう」ニコッ

梓「おはよう」テレッ

唯「あずにゃーん!心配したよぉぅ」ダキッ

梓「唯先輩!ちょ、苦しいです!」バタバタ



律「うんうん…よかったよかった!」

澪「…結局、ふたりはどうなったんだろうな」

308: 2010/09/29(水) 06:22:27.46 ID:Hl/+scjWO
律「まぁ…悪いようにはならなかったって事だろ?いいんじゃないか?」

澪「…そうだな」

唯「あずにゃーん!むちゅちゅー♪」ムギュ

梓「憂ータスケテー!」ワタワタ

憂「ふふっ」



澪「ぁ」

純「おはようございます」

律「おはよ」

309: 2010/09/29(水) 06:28:53.77 ID:Hl/+scjWO
紬「ふふふ…丸く収まったみたいね♪」

澪「おわ!?ムギ…いつのまに!」

紬「ふふふ」

純「…あの、昨日はありがとうございました…ほんとに」
律「いいってことよ!なっ」
澪「うん。鈴木さん、これからも梓をよろしくな」

純「はい!」

律「…ところで純ちゃん……」

純「はい?」

律(キスマーク見えてる)ボソッ

純「!!!?///」ビクン!

310: 2010/09/29(水) 06:33:55.41 ID:Hl/+scjWO
律「いやあっ恐るべき環境適応能力だ…!!」

純「こっこれは…ち、ちがうんですッ///」アセアセ

澪「?」
紬(うっひょおおおおおお!!)

律「いいから~いいから~!わはははは」

純「ううぅ…///」

311: 2010/09/29(水) 06:39:04.48 ID:Hl/+scjWO
放課後!

梓「はぁ…」トローン

唯「…」ジーッ

紬「…」ジーッ

律「…梓の奴、またかよ…」
澪「あ、梓?」

梓「…」ニヘラ

律「梓!」

梓「…ぇ…あ、はい」

律「…」

梓「…なんですか?」

律「ダメだコイツ」

・・・・・・

312: 2010/09/29(水) 06:45:04.73 ID:Hl/+scjWO
・・・・・・

家路!

梓「ぇへへ…」チラッチラッ

純「…」イラッ

梓「…ねぇ純ー」モジモジ

純「な、なによ……てゆうか、道端でモジモジしないでよ恥ずかしい」

梓「ちゅーしたい♪」テヘ

純「却下」

梓「えー」ブー

純「当分禁止」

梓「えー…………ぁ」

313: 2010/09/29(水) 06:48:58.13 ID:Hl/+scjWO
純「なに?」

梓「ぁー…………なんでもない…」

純「なによー、気になるじゃん」

梓「キスで思いだしたんだけど…」

純「…」

梓「純がファーストキスだと思ってる…アレ」

純「…」

梓「アレ…違うんだ、実は…」

純「………………………ほう…」

314: 2010/09/29(水) 06:55:46.19 ID:Hl/+scjWO
梓「憂のとこで泊まったでしょ…その……時に……」

純「……ほう」ユラァ…

梓「ゴメンナサイ」

純「私、平和主義者だけど…盛りのついた牝猫にはこういう矯正も必要だと思う訳よ」
梓「暴力反対」


純「そ こ に な お れ」



ゴチン!

梓「に゙ゃあ゙ッ!!」









           終 劇

315: 2010/09/29(水) 07:04:42.96 ID:Hl/+scjWO
のろくてごめん
もしもしでごめん
保守支援超感謝


腕が痛い

317: 2010/09/29(水) 07:13:52.68 ID:cEiqrIAEO
乙した



引用: 梓「純の事を考えただけで胸が苦しくなる…」