かきふらい「ストーリーとかどうするんですか？連載もこないだ終わっちゃいましたよ」

担当「…君に映画化を話した理由はある頼みがあるからなんだ」

かきふらい「え？頼み？私にですか？」

担当「ああ。原作者の君にだ」

かきふらい「な、なんですか…？」

担当「けいおんの映画のストーリーをちょっと考えてくれ」

かきふらい「ええええええええええええ！？」

担当「やはりな。アニメスタッフが考えたオリジナルストーリーだと多分コケるんだ」

かきふらい「そ、そんな事ないですよ！アニメオリジナルストーリーもなかなかの出来ですよ！」

担当「君はそう思ってるかもしれないがね。世間ではアニメオリジナルストーリーは不評なんだよ」

かきふらい「そうですかね？」

担当「まあちょっとでも原作の話を入れれば今までのアニメはなんとかなったが、今回は２時間以上の映画だからな。30分アニメとは違う」

まぁクレヨンしんちゃんもハイグレ以外はほとんど関わってないしな

担当「だからさ。ぱぱっとストーリー考えてくれよ」

かきふらい「ぱぱっとって簡単に言わないでくださいよ！もう私の中でのけいおんは終了してるんですよ！」

担当「なんとか頼むよ。アニメスタッフから強く頼まれたんだ」

かきふらい「そんな事言われても…」

担当「時間は沢山あるんだ。頼む！」

かきふらい「…いつ公開なんですか？」

担当「まだ特に決まってないが、来年中かな」

かきふらい「じゃあ時間はあるはあるか…」

担当「どうだ？考えてくれるか？」

かきふらい「…まあ、ストーリー考えてるだけなら…。やってもいいかな…って」

担当「おお！本当か！さすがはかきふらい先生だ！」

かきふらい「いえいえ」

担当「アニメスタッフも喜ぶぞ！」

かきふらい「あの…どんなストーリーでもいいんですか？」

担当「ああ。任せる。原作者が考えたストーリーならばなんだって最高の出来のはずだからな！」

かきふらい「大げさですって…」

担当「じゃあいいストーリーが出来たら私に連絡してくれ！」

かきふらい「はい」

担当「私もアニメスタッフもみんな期待してるぞ！今回は映画だからな！」

かきふらい「は、はい…」

担当「では頼んだぞ！私は本社に戻る」

かきふらい「お疲れ様です」

担当「ではまた」

ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝ

かきふらい「…はあ」

かきふらい「いきなり凄い事になってしまったな…」

かきふらい「私のけいおんの仕事は声優さん宛にサイン描いて渡すのが最後の仕事の筈だったのに…」

かきふらい「…ストーリー考えろか」

かきふらい「ってか映画って言ってたな。アニメスタッフもよくもまああんな内容の無いマンガを映画にしようと考えたな」

かきふらい「…って自分が描いたマンガか…」

かきふらい「…よし、仕方ないし考えるか。映画のストーリー」

かきふらい「…ヘタに大学の話とかやったらファンが暴走しそうだよな」

かきふらい「だが最終回の続編だったらどうしても大学の話になってしまうな」

かきふらい「ここは回想で無理やり高校の話にするか」

かきふらい「…しかし２時間の映画で回想シーンってのもなあ」

かきふらい「…大学の話にするしかないな」

かきふらい「まあ彼氏とか出さないかぎりファンは暴走しないか」

かきふらい「話のほうは…やっぱり主人公の唯を主に動かすか」

かきふらい「…あ。大学の話になったら梓を出せないな」

かきふらい「梓出さなかったら絶対ファンが暴走するな」

かきふらい「ってかせっかくの映画だし準レギュラーもみんな出したいな」

かきふらい「…よし！こうしよう！」

かきふらい「大学の夏休みの話にして久しぶりに梓を加えて５人の放課後ティータイムのバンドをやる！」

かきふらい「これで決まりだ！…あとは各キャラの見せ場を考えないとな」

かきふらい「とりあえず唯と梓は適当に絡ませておけばよし」

かきふらい「紬もまあいつも通りニコニコしてればいいか」

かきふらい「…問題は律と澪だな」

かきふらい「この二人はキャラが濃いからなあ」

かきふらい「…よし。律と澪がひょんな事から喧嘩して仲直りするって話にしよう」

かきふらい「これで細かいストーリー書いて、担当に見せればよしだな」

数日後

かきふらい「よし！完成！」

かきふらい「…まあ、感動話になっちゃったな」

かきふらい「……」

かきふらい「…なんかしっくり来ないような」

かきふらい「まあ、とりあえず担当に見せるか」

かきふらい「ストーリー完成しましたとメール送っとこう」

担当「ストーリー完成したって！？」

かきふらい「はい。出来ましたよ」

担当「そうかそうか！さすがはかきふらい先生だ！」

かきふらい「どうぞ」ｽｯ

担当「おお。ありがとう。じゃあ早速今からアニメスタッフに見せて来よう」

かきふらい「今からですか？」

担当「ああ。アニメスタッフからはストーリーが完成したら速攻で見せてくれと言われているのでな」

かきふらい「そうなんですか…」

担当「じゃあ今から京アニ行ってくる。じゃあな！」

ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝ

かきふらい「行っちゃった…」

かきふらい「…本当にあのストーリーでよかったかなあ」

かきふらい「ありきたりな感動話にしちゃったかな…」

かきふらい「なんかけいおんらしさが無い気もするが…」

かきふらい「ストーリー渡しちゃったしあとはアニメスタッフに任せるか…」

かきふらい「…でもどうもしっくり来ない…」

数日後

かきふらい「え？私が京アニにですか？」

担当「ああ。製作状況のチェックにと」

かきふらい「ああはい。わかりました。もう製作始まってるんですね」

担当「ああ。この調子だと来年３月には公開できるそうだ」

かきふらい「結構早いですね」

担当「まあとにかく京アニに行こう」

かきふらい「はい」

京都アニメーション

担当「山田監督、こんにちは」

山田「こんにちは」

担当「かきふらいを連れてきましたよ」

かきふらい「こんにちは」

山田「こんにちは。よく来てくれました」

かきふらい「チェックと聞きましたけど」

山田「はい。今こんな感じで作ってますよって原作者の確認ですね」

かきふらい「ああはい」

山田「なんか指摘する所があれば遠慮なくどうぞ」

かきふらい「指摘…」

かきふらい「…脚本とかってもう出来てます？」

山田「それはまだこれからですが、大まかな話の流れを書いた紙なら」

かきふらい「それ見せてもらっていいですかね」

山田「ああ、はい」

山田「これですね。どうぞ」ｽｯ

かきふらい「ありがとうございます」

かきふらい「…」ｼﾞｰ

担当「ストーリーの再確認かな？」

かきふらい「(…やっぱり、このストーリーだとキレが無い。もっとファンが興奮するようなストーリーに変えるべきだ)」

かきふらい「(でも今更ストーリー変えたいなんて言えないな…)」

かきふらい「うーん…」

山田「意見があったら遠慮せずなんでも言ってくれて結構ですよ」

かきふらい「(…言うか)」

かきふらい「あの…」

山田「はい。なんですか？」

かきふらい「…ストーリーもう一度書き直していいですかね！？」

山田「えっ！？」

担当「な…。ど、どうしたんだ！？何か不満でもあるのか！？」

かきふらい「なんていうか…これは違うんです！けいおんらしくない！」

山田「けいおんらしくない…」

かきふらい「お願いします！最高のストーリーに書き直しますから…」

担当「ふらい…」

山田「…わかりました。先生がそこまで言うなら…公開時期を延期しましょう！」

担当「か、監督…」

かきふらい「ありがとうございます！」

仕事場

かきふらい「無理言っちゃってすいませんね」

担当「いいんだいいんだ。君があんなにやる気になってくれたのが私は嬉しい」

かきふらい「担当…」

担当「山田監督も公開ズラしてまで君に期待してるんだ。最高のストーリー考えてくれよ！」

かきふらい「はい！映画でしか出来ないようなストーリーを考えます！」

担当「うん！期待しているぞ！」

かきふらい「ではストーリーが完成したら連絡します」

担当「わかった！頑張れよ！」

かきふらい「はい！」

かきふらい「さて、ただ感動させるだけじゃダメだな」

かきふらい「ファンが興奮するようなストーリーにしなければ」

かきふらい「…よし。ここは映画オリジナルキャラクターを登場させよう」

かきふらい「…新キャラがただ普通の女の子だったらウケないな」

かきふらい「今回のストーリーに大きく絡むようにしないと」

かきふらい「それでいてバンド活動と映画でしか出来ない事とちょっぴり感動…」

かきふらい「……」

かきふらい「…ひらめいた！！！」

かきふらい「映画オリジナルキャラクターは唯と和の中学時代の同級生！」

かきふらい「その同級生も違う学校でバンドをやっていた！」

かきふらい「その同級生をちょっと嫌な敵キャラにして…」

かきふらい「中学時代何もしてなかった唯がバンドやってるのに嫉妬して…」

かきふらい「澪がさらわれて…」

かきふらい「澪を取り返す戦いが始まる」

かきふらい「これでよし！」

かきふらい「さて、その新キャラの名前を考えなければな」

かきふらい「二岡杏(におか あんず)これでいいか。パッと思い浮かんだ名前」

かきふらい「あとはキャラクターデザインか。それはアニメスタッフに任せても…」

かきふらい「いや、自分でやるべきだ！無理言ったんだし」

かきふらい「ストーリーの方もしっかり完成させないとな」

数日後

かきふらい「…よし！ストーリー完成！」

かきふらい「…そうだよ。これだよ！こういうストーリーがよかったんだ！映画ならではのストーリーになったぞ！」

かきふらい「杏のキャラデザも完成したし」

かきふらい「担当に連絡だ！」

かきふらい「これで最高の映画が出来るぞ！」

担当「ふむふむ。最高の出来じゃないか！」

かきふらい「ありがとうございます」

担当「この新キャラがまたいい！さすがかきふらい先生！」

かきふらい「これならけいおんファンも納得でしょう」

担当「ああ！よし！じゃあ今から京アニに行ってアニメスタッフに見せてくる！」

かきふらい「はい！」

担当「楽しみにしてろよ！」

ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝ

かきふらい「いよいよ製作が始まるか」

数日後

京都アニメーション

担当「山田監督。かきふらい連れてきました」

山田「こんにちは。製作チェックをまたお願いします」

かきふらい「はい。いろいろすいませんね。無理言っちゃって」

山田「いえいえ。ストーリーはかなりの出来ですし」

担当「それじゃあチェック頼む」

かきふらい「はい」

かきふらい「…」ｼﾞｯｰ

かきふらい「ここの演出はもうちょっとこうした方がいいですね」

山田「あ、そうですか」

かきふらい「あとここの唯のセリフは…」

担当「物凄い突っ込んできた…」

アニメーター「すいません。かきふらい先生」

かきふらい「なんですか？」

アニメーター「この杏のバンドの一員はどんなデザインがいいですかね？」

かきふらい「ああ。ちょっと描きますね」

アニメーター「え？描いて頂けますか？」

かきふらい「オリジナルキャラクターのデザイン全部ちょっと描きますよ」

アニメーター「あ、ありがとうございます！」

かきふらい「あとここのシーンはこうした方がけいおんらしさが出てて…」

担当「様々な所に協力している…」

山田「あの、かきふらい先生」

かきふらい「なんですか？」

山田「製作総指揮と記載していいですか？」

かきふらい「私が製作総指揮ですか！？」

山田「はい。色んな所にチェック入れてくれているので」

担当「製作総指揮とは凄いね。かきふらい先生！」

かきふらい「(そんな事言われたらこれから私が更に頑張らなければならないな…)」

かきふらい「わかりました！製作総指揮、引き受けます！」

山田「本当ですか！？」

かきふらい「映画の主題歌は澪メインの曲でお願いしたいんですけど」

山田「ああはい。頑張ります」

かきふらい「ありがとうございます」

横谷「かきふらい先生。この律のセリフはこれでいいですかね？」

かきふらい「あ。このセリフだと律じゃない人みたいだから…。あと、ここの唯のセリフ。唯はここまでバカっぽくないから…」

担当「ふらいの奴凄いやる気だ」

年が代わり数ヶ月後

担当「映画公開が今年の12月に決定したようだ」

かきふらい「そうですか」

担当「そこでだな。入場者特典にオリジナルコミックを予定しているんだ」

かきふらい「まさか…」

担当「なんか話を数ページ描いてくれ」

かきふらい「やっぱり…」

数時間後

かきふらい「オリジナルコミックかあ…」

かきふらい「…そうだ！今回の映画の重要キャラの杏の話を描こう！」

かきふらい「中学時代の唯と和との絡みだ！」

かきふらい「しかしそれだと時系列が…」

かきふらい「…よし。このコミックは0巻という事にしよう」

かきふらい「入場者プレゼントはけいおん0巻って事だ」

数日後

担当「けいおん0巻か。いいねこれ」

かきふらい「本当ですか」

担当「原稿は？」

かきふらい「もう出来上がってます」

担当「そうか。じゃあ入場者プレゼントはけいおん0巻にしよう。これはファンは大喜びだぞ」

かきふらい「はい！…じゃあ、京都アニメーションに行ってきます」

担当「製作総指揮だもんな。頑張れよ」

かきふらい「はい！」

京都アニメーション

かきふらい「はい。このシーンはこれで大丈夫です」

山田「これで一通りのシーンは完成しましたね」

音響「じゃあそろそろアフレコ始めますか」

山田「アフレコの前に新キャラクターのキャスティングをしないと」

音響「そうですね。かきふらい先生。キャスティングなんかは希望とかありますか。今回大きく絡む二岡杏の声とか」

かきふらい「杏役は平野綾さんでお願いします」

音響「ああ…はい」

かきふらい「(平野綾は好きな声優だからな。いつかけいおんに出てほしいと思っていたのだ)」

数日後

音響「かきふらい先生！オーディションの結果、杏役が平野綾さんに決まりました！」

かきふらい「おお！本当ですか！」

音響「あとは杏のバンドの男性メンバーの声優が銀河万丈さんと中尾隆聖さんに決定しました」

山田「豪華ですね」

音響「では明日からアフレコ始めますので」

かきふらい「見に来ます」

山田「じゃ、銀河万丈さんは冒頭のナレーションお願いします」

渋すぎワロタ

音響「あと主題歌もかきふらい先生の希望通り、澪メインの曲となりました」

かきふらい「おお！」

音響「日笠さんもノリノリのようです！」

かきふらい「日笠さんとはどこかの雑誌でお話したいですね」

山田「原作者と映画の主題歌の方ですね」

かきふらい「主題歌出来たらすぐに聴かせて下さい」

音響「はい」

かきふらい「では、明日のアフレコ現場で」

次の日 アフレコ現場

平野「ベースは貰ったわよ！」

日笠「みんな～！助けて！」

豊崎「澪ちゃーーーん！」

音響「はい。このシーンOKです」

山田「かきふらい先生。どうです？」

かきふらい「文句なしですよ(みんな可愛いなー。平野さん生で見れて幸せだ)」

音響「はい。安住紳一郎さん入りますー」

安住「よろしくお願いします」

かきふらい「ん？」

音響「あ。TBSのアナウンサーの安住紳一郎さんです」

かきふらい「それは知ってますけどなんで彼がここに？」

山田「TBSからゲストを出演させてくれって突然言われまして…」

かきふらい「はあ…」

安住「あ。安住紳一郎役の安住紳一郎です」

かきふらい「本人役！？」

山田「かきふらい先生にお願いなのですが、どうかストーリーに安住さんを絡ませてくれませんか？」

かきふらい「え！？」

山田「TBSからのお願いでして…」

音響「とりあえず安住さんのセリフだけ考えて下さいよ」

かきふらい「安住さんのキャラデザとか私がするんですか？」

山田「いえ。安住さんはパソコンの技術を使って三次元の本物を出します」

かきふらい「お金かかってますね」

山田「それだけTBSが期待してるんですよ」

かきふらい「そうか～。…じゃあ安住さんにはさわ子の彼氏って事にしましょう」

かきふらい「(さわ子なら別に彼氏出したってファンは怒らないだろ)」

音響「安住さんにはまずアフレコだけやっていただきます」

安住「はい」

音響「それでその後外で実写のシーンを撮影します」

安住「ん？それだとわざわざセリフだけここで録る必要はありますか？」

音響「アクションシーンを外でやるので、激しい動きの中ではまともなセリフは言えないと思いますので別々に」

安住「え？私、アクションシーンやるんですか？」

山田「安住さんにはさわ子を守る為にダイナマイトを体に仕込んで自爆するシーンを撮っていただきますので」

安住「僕アナウンサーですよ」

かきふらい「安住さんの見せ場はこれで作れましたね」

山田「そうですね」

豊崎「ぴったんこカンカン観てますよ」

竹達「土曜日のニュースも毎週観てます」

安住「ああ、ありがとうございます」

佐藤「安住さん、生で見るとカッコイいですねー」

かきふらい「(うわ。安住さんとけ込んでるし。自分はあんなに声優さんと話した事ないのに)」

音響「はい。アフレコ全部終了です。お疲れ様でしたー」

一同「お疲れ様です」

音響「安住さんは実写シーン撮るので外までお願いします」

安住「は、はい…」

山田「かきふらい先生。アフレコの方はどうでしたか？」

かきふらい「はい。皆さん文句なしの演技でした」

山田「あとは編集だけですよ。編集が終わればいよいよ完成です」

かきふらい「いよいよですか」

山田「…あ。明日のビートたけしさんの撮影はチェックしますか？」

かきふらい「ん？」

かきふらい「いや。あの…」

山田「どうかしましたか？」

かきふらい「ビートたけしさんって何ですか…？」

山田「あ！かきふらい先生にはまだ言ってなかったですね！」

かきふらい「…」

山田「実は映画本編が始まる前にスペシャルゲストのビートたけしさんのコーナーがあるんですよ」

かきふらい「はあ…」

山田「たけしさんにけいおんを知らない人の為にけいおん講座をやって貰うんですよ」

かきふらい「あの…そのけいおん講座もチェックしていいですかね」

山田「まあいいですけど…そのコーナーはたけしさんに全て任しちゃってるんですよね。あんまりチェックできないと思いますけど」

かきふらい「そうですか…。じゃあいいです」

山田「明日の撮影は…」

かきふらい「…わかりました！たけしさんに全てを任せましょう！私もたけしさんのコーナーの完成まで楽しみにしています！」

山田「じゃあ明日は」

かきふらい「私の出る幕ではないのでいいです」

山田「わかりました」

かきふらい「(たけしさんなら上手くけいおんを紹介してくれるだろう。期待するしかない)」

たけし「どうも皆さん。とん山ちゃん蔵です」

亀の格好をしたたけしが喋る

たけし「今日はですね。けんべんってアニメを紹介します」

ギャラリー「けんべんじゃないけいおんですよっ」

たけし「ん？けいおん？まあけんべんでもいいだろ」

ギャラリー「よくないですよっ」

たけし「まあとにかく、このアニメのキャラクターだ。こいつらを紹介しよう」

たけしはフリップをめくる

たけし「これが主人公の平沢唯だ」

ギャラリー「それ唯ちゃんじゃない！平井堅の写真！」

たけし「歌上手いんだよ！大きな古時計歌わせたら凄いぞ！」

ギャラリー「それ平井堅の情報っ」

たけし「次がベースやってる秋山澪ちゃん！」

フリップをめくる

たけし「いやあ、巨Oだね」

ギャラリー「それあき竹城！確かに澪ちゃんと同じ巨Oだけど！」

たけし「次はこいつだ。最近やせた田井中律ちゃん！」

フリップをめくる

ギャラリー「それ写真の人危ない人！田井中律と田しか合ってないし！」

たけし「コカインはやってはいけないよ律ちゃん」

ギャラリー「それ写真の人の事っ」

たけし「次はは琴吹紬ちゃん！」

フリップをめくる

ギャラリー「それ研ナオコ！ムギちゃんと全然関係ないっ」

たけし「もうな。ネタが無いんで適当に研ナオコの写真を琴吹紬ちゃんにしたんだよ。次はちゃんとネタあるぞ」

ギャラリー「ネタてかいいからっ」

たけし「最後はあずにゃんこと中野梓ちゃんだ」

フリップをめくる

ギャラリー「それ猫ひろし！来ると思ったよ！」

たけし「じゃあこれがあずにゃんだ」

フリップをめくる

ギャラリー「それは池乃めだか師匠ですよっ」

たけし「まあけんべんってアニメはこんな感じだ。オイラはよくわかんないけどまあ楽しんで下さい。じゃ」

かきふらい「……」

担当「どうだった？たけしさんのけいおん講座。面白かったな」

かきふらい「(どうしてこうなった！！！)」

担当「けいおん知らない人もこれで何とか楽しめるとアニメスタッフも喜んでいる」

かきふらい「は、はあ…」

かきふらい「(確かにそうかもしれないけど！それと同時に今までのファンが離れるぞ！…こんな事になるんなら無理にでもたけしさんを止めるんだった！)」

担当「じゃあ映画の編集ももうラストスパートだしあとは完成を待つだけだな」

かきふらい「はあ…(これだと今までのけいおんファンの反応はどうなるんだ…)」

担当「そうだ。ふらい、製作総指揮の仕事は？」

かきふらい「あ。もう終わりましたよ。納得の行く出来になったので」

かきふらい「(たけしさん以外はな。…今さらたけしさんの文句言っても何もならないからもうこれでいいか…)」

担当「そうかそうか。12月の公開を待つだけか。…ああ。あと昨日からyoutubeでさっきのたけしさんのけいおん講座がTBSからアップされてるぞ」

かきふらい「ええ！？」

担当「今のうちにファンを増やすという考えだ」

かきふらい「はあ…(絶対２ちゃんねるで叩かれるだろ…)」

youtubeのたけしのけいおん講座が酷い件ｗｗｗｗｗ

1 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2011/11/20(日)
　　　どうしてこうなったｗｗｗｗｗｗｗｗ

2 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2011/11/20(日)
　　　今見たが酷すぎﾜﾛﾀｗｗｗｗｗｗｗｗ

3 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2011/11/20(日)
　　　何　故　た　け　し　を　起　用　し　た

4 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2011/11/20(日)
　　　かきふらい先生総指揮で楽しみにしてたのに・・・

そしていよいよ映画公開日

担当「ふらいいいいいいいいいいい！！！」

かきふらい「ど、どうしたんですか。担当」

担当「映画！めちゃくちゃ凄いぞ！全国の映画館が満員状態らしいんだ！」

かきふらい「ええ！？ウソ！！」

担当「150万部を予定していた0巻も初日で全てなくなりそうとの話だ。もう既に増刷が決定している」

かきふらい「(そうか！0巻効果で一人何度も映画観に行く人がいるのか！)」

年を越し、2012年1月

かきふらい「はあ…」

担当「お疲れ様。色んな雑誌のインタビュー、大変だったろう」

かきふらい「まさかここまで映画がヒットするとは思いませんでした…」

担当「１ヶ月で収入22億らしいぞ」

かきふらい「す、凄すぎますよ…」

担当「それでだなかきふらい先生」

かきふらい「なんですか？」

担当「今日は君にまた頼みがあってここに来た」

かきふらい「え」

担当「けいおんの続編の連載を頼みたい！！」

かきふらい「うわ！やっぱり！！」

担当「どうか頼むよ！このけいおん大ブームの中で連載をやったら雑誌の売り上げが絶対上がるんだ！」

かきふらい「そ、そう言われましてもね…」

担当「続編ならなんでもいい！どうか頼むよ！」

かきふらい「頭上げてくださいって！わかりました！やりますから！」

担当「本当か！じゃあ編集長に報告してくる！ストーリーが出来たら連絡くれ！」

ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝ

かきふらい「…はあ」

かきふらい「…続編かあ。どうしよう」

かきふらい「けいおんは高校卒業で終わらせるつもりだったんだけどなあ…」

かきふらい「まあ映画で大学の話やっちゃったんだけども…」

かきふらい「…思い切って大学の話やるか」

かきふらい「やっぱり梓はレギュラーにすべきだよな。…ということは高校卒業から1年は経ってないとダメか」

かきふらい「あずにゃん入学からやったら唯が主役じゃないみたいだし…」

かきふらい「いっそのこと２年後にしよう！よし！２年後で決まり！」

かきふらい「２年後となるとちょっぴり唯たちを大人っぽくしないとな」

かきふらい「２年後だからな。ちょっと雰囲気変えてもファンは怒らないだろう」

かきふらい「コンセプトは『放課後ティータイム。バンドの新世界へ！』で決まりだな」

かきふらい「よーし！けいおん新世界編で連載を再開しよう！！」

かきふらい「こう考えたら楽しみになってきた！描くぞ～！けいおん新世界編！」

こうして、映画は大ヒットし、連載も再開するけいおんであった

めでたし　めでたし

終わりです。
読んでくれた人ありがとう。

ド　ン　！！