ミレイ「…へ？」

シャーリー「だ、だから//赤ちゃんが…出来たみたいで」

ミレイ「う、うそでしょ！？だ、誰のよ！？」

ミレイ「まさか…」

ミレイ「ルルーシュ？」

シャーリー「/////」ｺｸﾘ

ミレイ「何かの間違いじゃないの？」

シャーリー「いえ…病院にも検査しにいきました」

ミレイ「何ヶ月なの？」

シャーリー「二ヶ月です…」

ミレイ「あぁ…何でまた…」

ミレイ「貴方達、まだ付き合ってもいなかったんでしょ？どうして？」

シャーリー「だって…あんな状況じゃ…」

――遡る事、二ヶ月前

シャーリー「今日は本当に楽しかった！」

ルル「うん、俺も楽しかったよ」

シャーリー「正直、待ち合わせの場所には来ないんじゃないかって思ってたんだけどね」

ルル「どうしてまた、ちゃんと約束はしただろ」

シャーリー「だって、最近、ルルは忙しそうで生徒会にもあまり来ないし」

ルル「確かに忙しいけど、女の子との約束をすっぽかす程、愚かではないよ」

シャーリー「結局は遅刻してきたけどね」




>>12
おい、マリーカたんが入ってないってどういうことだよ

ルル「本当に忙しかったんだからそれくらいは目を瞑ってくれよ」

シャーリー「はいは～い」（でも、本当にちゃんと来てくれありがと、ルル）

ﾎﾟﾂ　ﾎﾟﾂ　

ルル「ん、雨？」

ｻﾞｰｻﾞｰ

ルル「うわ！土砂降りじゃないか！」

シャーリー「今日は雨降らないって天気予報で言ってたのに！」

ルル「くそ！シャーリー急ごう！送るよ！」

シャーリー「はぁ…ビショビショだよ…」

ルル「それじゃ、俺はこれで」

シャーリー「駄目だよルル！」

ルル「え？」

シャーリー「そんなに濡れてちゃって！風邪引くよ！」

ルル「大丈夫、心配は無用だよ」

シャーリー「だーめ！さぁ、上がって」

ルル「で、でも…」

シャーリー「いいから！」

ミレイ「それでルルーシュを家に連れ込んだってわけ…」

シャーリー「だって…せっかく送ってくれたのに…」

シャーリー「あんな雨の中、帰すわけにはいかないじゃないですか…」

ミレイ「で、その後は？」

シャーリー「なんだか…いい感じになってっていうか…でも！そんないやらしい意味でもなく/////」

シャーリー「とにかく！結構状況が複雑で！それで///それで…」

ミレイ「その場のノリでしてしまったわけね…」

シャーリー「うぅ…」

ミレイ「それにしてもよく…あのルルーシュを落とせたわね～」

シャーリー「落としたわけじゃないです！」

ミレイ「それで…ルルーシュには言ったの？妊娠したこと」

シャーリー「い、いえ…まだ」

ミレイ「それじゃぁ！ずっと独りで悩んでたわけ！？」

シャーリー「だから…相談にきたんです…」ｸﾞｽﾝ

ミレイ「はぁ…ルルーシュには言わないの？」

シャーリー「言えませんよ！だって…ルルに迷惑かけたくないし…」

ミレイ「迷惑って…彼にも言うべきだわ！ちゃんと二人で相談しないと！」

シャーリー「でも、ルルはまだ学生だし…」

ミレイ「じゃぁ…自分はどうなのよ？呆れた…」

シャーリー「うぅ…」ｳﾙｳﾙ

ミレイ「大事なことなんだから！しっかりなさい！」

シャーリー「はい…」

ミレイ「で、赤ちゃんはどうするの？」

シャーリー「どうするって？」

ミレイ「産むのか産まないのかよ！」

シャーリー「そんな…産まないなんて…可哀想なこと…」

ミレイ「でも、育てられるの？貴方にその覚悟はあるの？」

シャーリー「わかならい！わからないんです！どうしたらいいか！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ミレイ「はぁ…とりあえず…ルルーシュともちゃんと相談しましょ？ね？」

シャーリー「は、はい…」ｼｸｼｸ

ルル「～♪」

C.C.「どうした？」

ルル「何がだ？」

C.C.「最近のお前は妙に上機嫌だから」

ルル「そうか？いたって普通だが？」

C.C.「まったく…童Ｏ坊やは何を考えているかわからん」

ルル「ちょっと待て、C.C.今何と言った？」

C.C.「何ってお前は何を考えているのかさっぱりわからんと言ったんだよ」

ルル「違うな、その前だ」

C.C.「はぁ？童Ｏ坊やか」

ルル「ふふ、ふはっはっはっはっは！」

C.C.「何がおかしい？ルルーシュ」

ルル「そうかC.C.この俺が童Ｏ坊やか、はっはっは」

C.C.「頭でも打ったのかお前…」

ルル「俺はもう童Ｏではない」

C.C.「ほう、そうか」

ルル「なっ…もう一度言う。俺は童Ｏではない！」

C.C.「そうだったのか、それはすまなかったなルルーシュ」

ルル「驚かないのか？」

C.C.「どうして？」

ルル「どうしてって…」

C.C.「そもそも、お前くらいの歳で童Ｏを捨ててるなんて当たり前のことだろ」

ルル「当たり前…だと…」

C.C.「驚くほどのことではない」

ルル「くっ…」

C.C.「ま、よかったなルルーシュ」

ルル「ふん、二度と童Ｏ坊やなどと呼ぶなよ」

C.C.「ところで、記念すべき筆卸の相手は誰だったんだ？」

ルル「そ、それはだな…」

C.C.「なんだ？言えないのか？」

ルル「そういうわけでは…」

C.C.「はぁ…ルルーシュ。お金を払っ」

ルル「そんなわけないだろ！ふざけるな！」

C.C.「では誰なんだ？」

ルル「その…シャーリー…」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

C.C.「ん？」

ルル「シャーリーだ！」

C.C.「ルルーシュ…一番、襲いやすい相手を選んだのだな…」

C.C.「下種なまねを…」

ルル「違う！そんなつもりじゃなかったんだ！」

C.C.「はぁ？」

ルル「雰囲気だったんだ！流れでというかだな！」

C.C.「わけがわからん、欲を抑え切れなかっただけの話であろう？」

ルル「シャーリーが…」

C.C.「情けないな…他人のせいにするのか」

ルル「もういいじゃないか！これ以上この話をするのな！」

学園

ルル（くそ！折角、罪悪感を断ち切ったところだったのに！C.C.め！.）

ルル（いいじゃないか！誰かに迷惑をかけたわけでもないし…）

ルル（あんな状況だったのは言え、お互いに了承していたはず…そのはずだ…）

スザク「おはよう、ルルーシュ」

ルル「スザクか」

スザク「また寝不足？疲れてるみたいだけど」

ルル「ちょっとな…」

スザク「ま、体を壊さないようにね」

ルル「なぁ、スザク」

スザク「？」

ルル「もし、仮にお前に恋人ができたとするだろ？」

スザク「僕にも出来たらいいけどね」

ルル「やっぱり、その恋人とお前はHするのか？」

スザク「どうしんたんだよルルーシュ。君らしくない質問だな」

ルル「こういうこと聞けるのお前くらいなんだ協力してくれ」

スザク「う～ん…どうだろ。」

スザク「恋人同士ならするんじゃないかな？」

ルル「やっぱりそうか…」

スザク「いけないことでもないと思うしね」

スザク「もちろん避妊もちゃんとするよ」

ルル「へ？」

スザク「ルルーシュが言うHってお互いの愛を深め合う行為のことでしょ？」

ルル「ま、まぁ…」

スザク「だったらちゃんと避妊しなくちゃ。まだ子供が欲しいわけでもないし」

ルル「そ、そうだな…男として最低限のマナーだよな」

ルル（大丈夫…外に出したから！大丈夫！）

スザク「望まれない妊娠なんて…僕達のミスで赤ん坊を頃しちゃうなんて…そんなことあってはならないと思う」

ルル「…」ｺﾞｸﾘｯ

スザク「ん？ごめん…何か変に真面目な話しちゃって」

ルル「い、いや、参考になったよありがとう」

ルル（落ち着け…あの後のここ数ヶ月、シャーリーから特に連絡はきてないし）

ルル（妊娠なんてしてしまったら…連絡をくれるはずだ）

シャーリー（どうしよ…ルルになんて言えばいいの？）

ルル「お、おはよう…シャーリー」

シャーリー「あ、ルル…おはよう」

ルル（何だかいつもより暗くないか？いや、気のせいだろう…）

スザク「シャーリー、おはよう」

シャーリー「スザクくん、おはよう…」

スザク「あれ？シャーリー元気ないみたいだけど」

シャーリー「え？そ、そうかな？いつも通りだけど」

スザク「本当？具合が悪いなら保険室に」

シャーリー「ありがとう、スザクくん！でも、本当に大丈夫だから！」

ルル（やっぱり気のせいだ。まさか妊娠なんて…ありえない）

放課後

ルル「な、なんですか二人揃って…」

ミレイ「いいから座って」

ルル「は、はい…」ｶﾞﾀﾝｯ

ミレイ「さぁ、シャーリー貴方の口から言うのよ」

シャーリー「あ、あのねルルーシュ…」

ルル「」ｺﾞｸﾘｯ

シャーリー「あたし…」

シャーリー「に、妊娠しちゃったかも…」

ルル「…そ、そんな…」

ルル「それは確かなのか！？」

シャーリー「うん…ちゃんと病院で診てもらった」

ルル「馬鹿な！ありえない！」

ミレイ「ルルーシュ…ちゃんと避妊したの？」

ルル「したさ！ちゃんと外に出した！」

ミレイ「そんなの避妊でもなんでもないわよ！」ﾄﾞﾝｯ

ミレイ「あのね、ルルーシュ…。ゴムをつけないで生でしちゃった時点で妊娠する可能性はあるのよ！」

ルル「ど、どうすればいいんだ…」

ミレイ「貴方達は二人とも学生よ。残念だけど… 堕したほうが」

ルル「 堕すって…そんなこと…」（だが、仮に産んだとしてどうする？ゼロとしての俺はどうなる！？）

ルル「すまない…シャーリー…俺のせいで…」

シャーリー「会長…あたし決めたんです」

ルル「え？」

シャーリー「あたし産みます。」

ミレイ「でも、子供を育てることがどれだけ大変か！」

シャーリー「わかってます！それでも…」

シャーリー「それでもお腹の子は生まれることを望んでるはずだから…」

ルル「シャーリー…だが」

シャーリー「心配しないで！ルルには迷惑かけないから！あたし一人で」

ミレイ「そんな…一人で育てるなんてできるわけないでしょ！」

シャーリー「覚悟はできています！」

ルル「俺は…俺は…」

ミレイ「もう一度よく考え直して！シャーリー！」

ミレイ「まだ、お腹の子が大きくないうちに…」

シャーリー「できるわけない！」

シャーリー「だって…大好きな…ルルとの赤ちゃんなんだよ？」ｼｸｼｸ

シャーリー「 堕ろすだなんて…そんな可哀想なことできるわけない…」ｼｸｼｸ

ルル「シャーリー…」

シャーリー「この子は何が何でもあたしが責任を持って育てます！」

ミレイ「ちょ、ちょっと！ルルーシュ！しっかりしなさい！貴方はどうなの！？」

ミレイ「本当にシャーリー一人に任せるつもりなの！？」

ルル「俺は…」

ルル「俺はシャーリーと結婚する！」

ミレイ「はぁ？」

シャーリー「ルル…」

ミレイ「それは罪悪感から？仕方が無く？」

ルル「違う！俺はシャーリーが好きだ！」

シャーリー「///////」

ルル「確かに…確かに妊娠は予想外だった…」

ルル「だけど…俺は本当にシャーリーを愛しているんだ！」

ルル「だ、だから、結婚する！そして、二人で生まれてくる赤ん坊を育てるんだ！」

ミレイ「ちょっと！落ち着きないさいルルーシュ！もっと冷静に！」

ルル「俺は冷静だ。シャーリー」

シャーリー「ルル…」

ルル「結婚しよう」

シャーリー「幸せにしてくれる？あたしも赤ちゃんも」ｳﾙｳﾙ

ルル「あぁ、もちろんだ。この命に代えてでも二人を幸せにすると誓う」

シャーリー「ルルぅ…」ｷﾞｭｯ


ミレイ「収まるべきところに収まったというか…なんというか…」

ミレイ「仕方ない！あたしも！協力するから！元気な赤ちゃんを産むのよ！」

シャーリー『ねぇ、名前とか考えてる？』

ルルーシュ『いや、まだ。シャーリーは？』

シャーリー『ルリってどうかな？ルルーシュのルとシャーリーのリ』

ルルーシュ『それだと、ルナもいいな』

シャーリー『ルナ、月？』

ルルーシュ『そうそう』

シャーリー『どうせナナちゃんのナとルルのルなんでしょ』

ルルーシュ『そういう捕らえ方ももいいな』

シャーリー『もう！ルルの意地悪！』

ルルーシュ『はははは、ルリ…すごくいい名前だ』

シャーリー『早くルリに会いたいな』　

ルルーシュ『あぁ、そうだな』

――――――――

――――

――

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀ

シャーリー（誰かきたみたい）

ルルーシュ『シャーリー！…誰がこんな…』

シャーリー（あれ？ルルの声が聞こえる）

シャーリー（そっか…撃たれたんだっけ、あたし）

シャーリー（本当はデートも途中で…）



シャーリー（そうだ、ルルは偽りの世界で一人で戦ってたんだ）



シャーリー（だから、あたし…伝えなくちゃ。）

シャーリー（ルルの本当になって…あたしだけでも）






シャーリー「ルル？よかった…最後に話せて」

おわり

終わりだと…

さいごまでみてくれてありがとう！
おわりどす