1: 2017/06/15(木) 21:25:30.26 ID:z3RyheTw0
八九寺「さよなら」
暦「ストップだ八九寺、違う違う。そうじゃない。『阿良々木さんがぁ、阿良々木さんが怖いですぅ!!』だろ!?!?」
八九寺「いやいや、おかしいでしょう。そういうのは漫画やアニメのキャラクターがやるやつでしょう? 現実の人間同士の同人誌を持ってるなんて、普通にドン引きですよ」
暦「それも違うぞ八九寺。そこは『阿良々木さんに犯されるぅ!』だ」
八九寺「なんでこんなものがあなたの部屋から見つけられて冷静でいられるんですか。なにを元ネタの忠実な再現に躍起になってるんですか」
暦「だってお前と僕の会話ってテンプレートが確立されてるじゃん? そろそろ新しいテンプレートを追加していく頃合いじゃないかって、そう思ったんだ」
暦「ストップだ八九寺、違う違う。そうじゃない。『阿良々木さんがぁ、阿良々木さんが怖いですぅ!!』だろ!?!?」
八九寺「いやいや、おかしいでしょう。そういうのは漫画やアニメのキャラクターがやるやつでしょう? 現実の人間同士の同人誌を持ってるなんて、普通にドン引きですよ」
暦「それも違うぞ八九寺。そこは『阿良々木さんに犯されるぅ!』だ」
八九寺「なんでこんなものがあなたの部屋から見つけられて冷静でいられるんですか。なにを元ネタの忠実な再現に躍起になってるんですか」
暦「だってお前と僕の会話ってテンプレートが確立されてるじゃん? そろそろ新しいテンプレートを追加していく頃合いじゃないかって、そう思ったんだ」
2: 2017/06/15(木) 21:32:19.72 ID:z3RyheTw0
八九寺「テンプレートなんてありませんよ。私と阿良々木さんのおしゃべりはいつも新鮮採れたてピチピチの生ものですよ」
暦「嘘だ! 絶対マンネリ化してるって! だってお前今日会った時言ってたじゃん!」
八九寺『おはようございます阿良々木さん。あ、はい。いつものやつですね。かみまかみまー。これでノルマ達成ですよね。じゃ、行きましょっか』
暦「あれか? 流れ作業なのか? レーンに乗って右から左へ受け流すだけなのか!? お前絶対飽きただろ! 僕との会話に、というか僕自身に!」
八九寺「あれれ~そんなことありましたっけ??? そんなはずないですよ。私と阿良々木さんは今朝方確かに、熟練の夫婦漫才のごとく流麗なやり取りを繰り広げていましたよ」
暦「記憶を捏造するな。記録上は確かに残っているはずだ。なんせ僕たちが今朝鉢合わせたのは交番前、監視カメラにやり取りがばっちり映っているはず」
八九寺「監視カメラには阿良々木さんが1人で阿鼻叫喚している摩訶不思議な映像しか残ってないでしょう。確認なんてしに行ったら警察の方からまたこいつか……って顔されちゃいますよ」
暦「そうだった! 八九寺が神様だってことを失念してしまっていた! それにしても後半部分には異議を申し立てたい。僕はまだ警察の厄介になったことはないはずだ!!!」
八九寺「確信がないのが恐ろしいところですね。いやでも、毎日警察の厄介になってるじゃありませんか。毎日どころか生まれてから今までずっとお世話になってるじゃありませんか」
暦「八九寺、誤解を招く表現はやめてもらおう。それは僕が人として生まれて普通に育ってきた、ただ両親がともに警察官だった、それだけのことだからな」
八九寺「生まれてから今までずっと保護観察下にあるんですよね」
暦「違うわ! 犯罪者予備軍と一緒にするな」
八九寺「幼女や少女、果ては童女に加えて妹さん達にまであれやこれやするのが犯罪ではないと言うんですか? 思考が性犯罪者ですね!!」
暦「うるさい! その口(物理的に)(性的に)閉じてやる!!!」ガバッ
八九寺「ギャー!!!」
ペタペタ サワサワ グチョッ ペロペロ チュッチュ
暦「嘘だ! 絶対マンネリ化してるって! だってお前今日会った時言ってたじゃん!」
八九寺『おはようございます阿良々木さん。あ、はい。いつものやつですね。かみまかみまー。これでノルマ達成ですよね。じゃ、行きましょっか』
暦「あれか? 流れ作業なのか? レーンに乗って右から左へ受け流すだけなのか!? お前絶対飽きただろ! 僕との会話に、というか僕自身に!」
八九寺「あれれ~そんなことありましたっけ??? そんなはずないですよ。私と阿良々木さんは今朝方確かに、熟練の夫婦漫才のごとく流麗なやり取りを繰り広げていましたよ」
暦「記憶を捏造するな。記録上は確かに残っているはずだ。なんせ僕たちが今朝鉢合わせたのは交番前、監視カメラにやり取りがばっちり映っているはず」
八九寺「監視カメラには阿良々木さんが1人で阿鼻叫喚している摩訶不思議な映像しか残ってないでしょう。確認なんてしに行ったら警察の方からまたこいつか……って顔されちゃいますよ」
暦「そうだった! 八九寺が神様だってことを失念してしまっていた! それにしても後半部分には異議を申し立てたい。僕はまだ警察の厄介になったことはないはずだ!!!」
八九寺「確信がないのが恐ろしいところですね。いやでも、毎日警察の厄介になってるじゃありませんか。毎日どころか生まれてから今までずっとお世話になってるじゃありませんか」
暦「八九寺、誤解を招く表現はやめてもらおう。それは僕が人として生まれて普通に育ってきた、ただ両親がともに警察官だった、それだけのことだからな」
八九寺「生まれてから今までずっと保護観察下にあるんですよね」
暦「違うわ! 犯罪者予備軍と一緒にするな」
八九寺「幼女や少女、果ては童女に加えて妹さん達にまであれやこれやするのが犯罪ではないと言うんですか? 思考が性犯罪者ですね!!」
暦「うるさい! その口(物理的に)(性的に)閉じてやる!!!」ガバッ
八九寺「ギャー!!!」
ペタペタ サワサワ グチョッ ペロペロ チュッチュ
3: 2017/06/15(木) 21:39:33.52 ID:z3RyheTw0
八九寺「まったく、ひどい目にあいました」
暦「僕の被害の方が深刻だ。顔があんぱんのヒーローみたいに腫れ上がってるぞ」
八九寺「彼女さんと親御さんにチクらないだけありがたいと思ってください」
暦「ありがとうございます八九寺様、このご恩は一生忘れません」
八九寺「よろしい(ま、羽川さんにはメールで連絡してるんですけどね)」
暦「僕の被害の方が深刻だ。顔があんぱんのヒーローみたいに腫れ上がってるぞ」
八九寺「彼女さんと親御さんにチクらないだけありがたいと思ってください」
暦「ありがとうございます八九寺様、このご恩は一生忘れません」
八九寺「よろしい(ま、羽川さんにはメールで連絡してるんですけどね)」
4: 2017/06/15(木) 21:46:28.43 ID:z3RyheTw0
暦「しまった! こんなことをしてる場合じゃないぞ八九寺。早く続きに入ろう。次はこう言うんだ。『じゃああの本、阿良々木さんの私物ではないんですね?』」
八九寺「諦めが悪すぎますよ。私は私の思う道を行くのです。天上天下唯我独尊、地球は私の本拠地(北白蛇神社)を中心に回っているのです」
暦「地球の中心、案外近いところにあるもんなんだな……」
八九寺「諦めが悪すぎますよ。私は私の思う道を行くのです。天上天下唯我独尊、地球は私の本拠地(北白蛇神社)を中心に回っているのです」
暦「地球の中心、案外近いところにあるもんなんだな……」
5: 2017/06/15(木) 21:50:30.58 ID:z3RyheTw0
八九寺「私が進めたいのはそのネタの進行ではありませんよ阿良々木さん。追求です。詰問です。尋問です。戦場ヶ原さんがいつも阿良々木さんにやってることです」
暦「フッ、分かってないな。戦場ヶ原はもう僕にデレデレなんだ。そんなことはしない」
八九寺「失礼、噛みました。神原さんが阿良々木さんに明日やろうとしてることでした」
暦「違う、わざとっておい! うそだろ!? あのバカそんなこと考えてるのか!?」
八九寺「昨日神社に来てお祈りしてましたよ。大願成就のためと言って、お供えに子供ビールと阿良々木さんの靴下を片方置いて帰られました」
暦「最近よく靴下なくなると思ってたら犯人あいつだったのかよ。絶対火憐が横流ししてるな。(性的に)お仕置き決定だ」
八九寺「まあ私は神様なので本物のビールの方が良かったですし、阿良々木さんの靴下はクリスマスぐらいにしか使えないのでその願いを叶えてあげる気にはなりませんでしたけどね」
暦「フッ、分かってないな。戦場ヶ原はもう僕にデレデレなんだ。そんなことはしない」
八九寺「失礼、噛みました。神原さんが阿良々木さんに明日やろうとしてることでした」
暦「違う、わざとっておい! うそだろ!? あのバカそんなこと考えてるのか!?」
八九寺「昨日神社に来てお祈りしてましたよ。大願成就のためと言って、お供えに子供ビールと阿良々木さんの靴下を片方置いて帰られました」
暦「最近よく靴下なくなると思ってたら犯人あいつだったのかよ。絶対火憐が横流ししてるな。(性的に)お仕置き決定だ」
八九寺「まあ私は神様なので本物のビールの方が良かったですし、阿良々木さんの靴下はクリスマスぐらいにしか使えないのでその願いを叶えてあげる気にはなりませんでしたけどね」
6: 2017/06/15(木) 21:59:08.17 ID:z3RyheTw0
暦「クリスマスに使ってくれるのか!?」
八九寺「えぇ……なんで嬉しそうなんですか」
暦「サンタさんが来るのを楽しみにしてるなんて、八九寺は可愛いなぁ!!」
八九寺「はい、小学五年生なのでまだギリギリサンタさんを信じてあげられる年齢です」
暦「上からサンタを語るなよ。夢がないだろうが」
八九寺「なので、期待してますよサンタさん!」キラキラ
暦「……………ん? いや、待ってくれ。ちょっと流れが良くない方向に向かっている気がする」
八九寺「いやー私にはサンタさんにプレゼントの希望を伝えてくれるお父さんもお母さんもいないからなぁ。阿良々木さんが代わりに伝えてくれるなんて、ついてますねぇ」
暦(このガキ……靴下の話題を出した時にはこの流れを予測していたな)
八九寺「えぇ……なんで嬉しそうなんですか」
暦「サンタさんが来るのを楽しみにしてるなんて、八九寺は可愛いなぁ!!」
八九寺「はい、小学五年生なのでまだギリギリサンタさんを信じてあげられる年齢です」
暦「上からサンタを語るなよ。夢がないだろうが」
八九寺「なので、期待してますよサンタさん!」キラキラ
暦「……………ん? いや、待ってくれ。ちょっと流れが良くない方向に向かっている気がする」
八九寺「いやー私にはサンタさんにプレゼントの希望を伝えてくれるお父さんもお母さんもいないからなぁ。阿良々木さんが代わりに伝えてくれるなんて、ついてますねぇ」
暦(このガキ……靴下の話題を出した時にはこの流れを予測していたな)
7: 2017/06/15(木) 22:05:28.60 ID:z3RyheTw0
暦「そ、そっかー。しょうがない。じゃあ僕が代わりに伝えてあげよう。叶うかどうかは八九寺が良い子にしてるか次第だけど、希望を伝えるくらいわけはないさ。八九寺はサンタさんに何を頼みたいんだ?」
八九寺「キャッシュ、6桁以上で」
暦「お願いが子供の範疇に収まってなさすぎるだろ!!」
八九寺「欲しいものが特にあるわけじゃないんですけど、だからと言ってもらえるものもらっとかないのも損なんで。後日Amazonでポチるんで、AmazonギフトカードでもOKですよ」
暦「歪みすぎだろ最近の小学生。もっとプリキュアの変身アイテムとかシルバニアファミリーとかそういうのにしておけよ」
八九寺「いや、それらはあの悪臭のする靴下に入らないじゃないですか。様式美を守るためにも現金が一番適しています」
暦「僕をけなしながら夢を壊すな。二兎を追うことで労力を軽減しようとするんじゃないぞ」
八九寺「キャッシュ、6桁以上で」
暦「お願いが子供の範疇に収まってなさすぎるだろ!!」
八九寺「欲しいものが特にあるわけじゃないんですけど、だからと言ってもらえるものもらっとかないのも損なんで。後日Amazonでポチるんで、AmazonギフトカードでもOKですよ」
暦「歪みすぎだろ最近の小学生。もっとプリキュアの変身アイテムとかシルバニアファミリーとかそういうのにしておけよ」
八九寺「いや、それらはあの悪臭のする靴下に入らないじゃないですか。様式美を守るためにも現金が一番適しています」
暦「僕をけなしながら夢を壊すな。二兎を追うことで労力を軽減しようとするんじゃないぞ」
8: 2017/06/15(木) 22:12:07.51 ID:z3RyheTw0
八九寺「ま、そういうことですから。今のうちになけなしのお小遣いを貯めて置いてくださいね阿良々木さん」
暦「僕の小遣いの額を知りもしないくせに馬鹿にするな。まあ、希望はサンタの野郎に伝えておくよ。希望通りとはならなくても、サンタの代わりに僕が北白蛇神社まで届けてやるさ」
八九寺「現金以外のプレゼントが聖夜ならぬ性夜とか抜かしたらパチンとしますから」
暦「僕の彼女のやり口で僕を頃すことだけはやめてくれ。聖夜にふさわしいプレゼントになることは間違いないさ(ホテル→スイートルーム→100万ドルの夜景→ベッドイン……よし、いける!)」
暦「僕の小遣いの額を知りもしないくせに馬鹿にするな。まあ、希望はサンタの野郎に伝えておくよ。希望通りとはならなくても、サンタの代わりに僕が北白蛇神社まで届けてやるさ」
八九寺「現金以外のプレゼントが聖夜ならぬ性夜とか抜かしたらパチンとしますから」
暦「僕の彼女のやり口で僕を頃すことだけはやめてくれ。聖夜にふさわしいプレゼントになることは間違いないさ(ホテル→スイートルーム→100万ドルの夜景→ベッドイン……よし、いける!)」
9: 2017/06/15(木) 22:13:22.29 ID:z3RyheTw0
八九寺「もうクリスマスの話は終わりにしましょう。脱線し続けると本筋を見失ってしまいます」
暦「本筋なんていつもの僕と八九寺の会話にないじゃないか」
八九寺「それはそれ、これはこれです。適材適所です」
暦「色々違うぞ」
八九寺「煩いですねぇ、五月蝿い男は童Oのままですよ」
暦「改変は駄目だろうが! 五月蝿い男はモテない、だろ! それに僕は確実に2人にはモテてるし、それに童Oじゃないぞ」
八九寺「卒業しても童O臭がこびりついてますよ。これは一生ものですね」
暦「そんな馬鹿な!? 僕は戦場ヶ原との交際を経てプレイボーイなジェントルマンにクラスチェンジしたはずだ!」
暦「本筋なんていつもの僕と八九寺の会話にないじゃないか」
八九寺「それはそれ、これはこれです。適材適所です」
暦「色々違うぞ」
八九寺「煩いですねぇ、五月蝿い男は童Oのままですよ」
暦「改変は駄目だろうが! 五月蝿い男はモテない、だろ! それに僕は確実に2人にはモテてるし、それに童Oじゃないぞ」
八九寺「卒業しても童O臭がこびりついてますよ。これは一生ものですね」
暦「そんな馬鹿な!? 僕は戦場ヶ原との交際を経てプレイボーイなジェントルマンにクラスチェンジしたはずだ!」
10: 2017/06/15(木) 22:20:18.33 ID:z3RyheTw0
八九寺「童Oが素人童Oに昇格しただけでしょう。意地を張る必要はありません。素直に言ってください阿良々木さん。後一歩でトンネル開通って時にガハラさんに泣かれちゃったんでしょう? すまなかった、また今度にしようと優しく自宅に帰した後、2人の諭吉さんと共に夜の街に繰り出したんでしょう?」
暦「小学生が軽い冗談みたいなノリでエゲツない下ネタを僕の彼女を登場させながら語るな!!! 僕じゃなかったら、人間として成熟していないやつ相手だったら殴られててもおかしくないぞ!」
八九寺「おかしいでしょう! それを言うなら殴るなら今でしょう! いつも可愛らしい女子小学生相手に強烈な一撃をくらわせてるじゃないですか! そんな人が何故ここでは殴りかかってこないんですか!?!? 阿良々木さんの頭はどうなっちゃってるんですか!?!?」
11: 2017/06/15(木) 22:29:22.14 ID:z3RyheTw0
八九寺「まーた脱線しちゃいました。もういいでしょう。十分雑談に花を咲かせたでしょう」
暦「雑談してるだけで僕の体はボロボロになってるんだが?」
八九寺「私の貞操も何度かピンチになったのでおあいこです。もうそれはいいんです。私が阿良々木さんに聞きたいのはこれのことですよ!」バンッ
暦「……なんだこれは。知らない本だ」
八九寺「都合よく記憶から抹消しないでください。あなたのベッド下から出てきた私と阿良々木さんを描いた工口本です。薄い本です」
暦「へ、へぇ~そうなんだ。月火のやつ、僕の部屋に自分のお宝本を隠すなって前にも言ったのに」
八九寺「責任転嫁しないでください! あなたの妹さんの工口本は暦×阿良々木父本が80%を占めているのは周知の事実ですよ!」
暦「そんなものが周知の事実であってたまるか!!! あいつBLを家族に求めるなって何度言ったら分かるんだよ……教育的(意味深)指導が必要だな」
12: 2017/06/15(木) 22:35:02.49 ID:z3RyheTw0
八九寺「その指導は後回しです。それより問題はココですよココ」ユビサシ
暦「…………………………作者の何が問題なんだ?」
八九寺「声に出して読んで、早く」
暦「…………コヨミ アララギ」
八九寺「なんで自分で自分の工口同人誌なんて書いてるんですか!?!? 私のいなくなってた半年と数ヶ月の間に阿良々木さんはどんな境地にたどり着いたっていうんですか!?」
暦「黙秘権を行使したい」
八九寺「元々ない権利は行使できませんよ。おかしいでしょう! 一体全体どういう感情でこんなもの書いたんですか!? しかも200ページの超大作を!」
暦「だって……八九寺がいなくなってから寂しくて寂しくて……妹たちの体でごまかそうとしても物足りないし、忍にコスプレを頼んでもドーナツを騙し取られるだけだし、余接ちゃんには蔑まれるだけだし」
八九寺「所々屑が見え隠れしてますけど」
13: 2017/06/15(木) 22:40:50.23 ID:z3RyheTw0
暦「八九寺の喪失は僕にとって生きる意味を失うと同義だと気付いたんだ。毎夜お布団の中では八九寺が頭をよぎるし、下校中の小学生はみんな八九寺に見えるし、妹のTバックはくまさんパンツに見えるし、老倉のツインテールを見て衝動的に抱きつきそうになるし……」
八九寺「うわぁ……(ドン引き)」
暦「さすがにまずいと思って、どうにか八九寺成分を補給しようと思ったんだ。でも、八九寺はもういない。なら僕の手で生み出すしかないじゃないか、そう思ったんだ」
八九寺「……そうだったんですね。阿良々木さんの変態性はこの際置いておくとして、私がいなくなったことをそこまで悲しんでくれていたっていうのは、少し嬉しくもあり、申し訳なくもあります」
暦「ごめんな、でも仕方なかったんだ。許してくれ」
八九寺「いえ、許しません」ピリッ
暦「あぁ!! 『まよいックス』が!!!」
14: 2017/06/15(木) 22:44:07.19 ID:z3RyheTw0
八九寺「阿良々木さん、私は別にこの本を書いたこと、それ自体に怒ってるんじゃないんです」
暦「……え?」
八九寺「せっかく私が戻ってきたのに、あなたのおかげでここに戻ってこれたのに、それなのにまだこんなもので慰めてるのが耐えられないんです」
暦「は、八九寺……」
八九寺「本物の私がいるじゃないですか。もういなくなったりしない、あなたの、あなただけの八九寺真宵がここにいるじゃないですか」
暦「は、はち……いや、真宵」
八九寺「…………暦さん」
15: 2017/06/15(木) 22:54:33.77 ID:z3RyheTw0
暦「……」
八九寺「……。また、しちゃいましたね」
暦「そう、だな」
ひたぎ「……」
八九寺「えへへ……」
ひたぎ「……」
暦「」
八九寺「」
ひたぎ「似合うかしら、この鼻眼鏡。年始以来だけど、凄いのよこれ。かけるだけで神様の姿がくっきりと、それはそれははっきりと見えちゃうの」
暦「……八九寺、お前だけでも逃げってあれ!?!? あの野郎もう逃げやがったのか!!」
ひたぎ「阿良々木君、教育的指導をしてあげるわ」
暦「せ、性的な?」
ひたぎ「暴力的な(ニッコリ)」
アーーー!!!
その後、阿良々木暦は戦場ヶ原ひたぎの頭を小一時間撫で続けることによって事なきを得た。八九寺真宵は当初の目的通り、阿良々木暦の自室から彼の預金通帳の回収に成功。額は少なかったものの暗証番号0892に優越感を得る。調子に乗った彼女はLINEグループ[阿良々木ハーレム](10)(招待中:1)にてこれを報告。次の日から怒りの搾精が行われた。
おしまい
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります