1: 2012/01/28(土) 23:07:07.96 ID:+qYEmp/j0
まどか「ほむらちゃん…ハイパーまどかビームに当たっちゃったね」

ほむら「え?え?」

まどか「ハイパーまどかビームは命中しても私を大好きって思ってる女の子じゃないと発動しないのに」

ほむら(あ、あれ?前よりもまどかがすごく愛おしくなって////)

まどか「ハイパーまどかビームに当たった女の子は…」

ほむら「女の子は…どうなるの?」

まどか「私から100m以上離れることができなくなるんだよ!」

ほむら「え/////」

まどか(更に私のことがさらに気になっちゃうんだよ!)ニコニコ

ほむら(まどかかわいい/////)

まどか(ただし私を襲うことは許されていないから毎日添い寝をしてるけど欲求は溜まっていくんだよ!)


もう誰にも頼らない


9: 2012/01/28(土) 23:13:36.91 ID:+qYEmp/j0
まどか「もう100m離れられないほむらちゃんは同棲するしかないね!」

ほむら「え?で、でも…」

まどか「大丈夫、ほむらちゃんなら鹿目家皆歓迎だよ!」

ほむら「い、いいのかしら?」

まどか「しょうがないよ、ハイパーまどかビームにあたっちゃったんだもん」

ほむら(まどかと同棲だなんて夢みたい////)

まどか「さっそく私の家にいこ!」

ほむら「えぇ////」

11: 2012/01/28(土) 23:18:28.00 ID:+qYEmp/j0
まどルーム

まどか「ね?大丈夫だったでしょほむらちゃん!」

ほむら「そうね、でも申し訳ないわね…」

まどか「気にしないでほむらちゃん!」

まどか(原因は私なのに可愛いなぁほむらちゃん)

まどか(毎日欲求が溜まっていくほむらちゃん)

まどか(でも私を傷つけないために我慢するほむらちゃん)

まどか(楽しみ!)

22: 2012/01/28(土) 23:27:30.13 ID:+qYEmp/j0
まどか「一緒にお風呂気持よかったねー」

ほむら「そ、そうね///」

ほむら(まどかの全裸をみちゃった/////)

まどか「てぃひひ、パジャマでペアルックだねほむらちゃん!」

ほむら(まどかのパジャマを着てる////)

ほむら(ちょっとぐらいなら匂い嗅いでも////)クンクン

まどか「あれ?もしかして変な臭いでもした?」

ほむら「え?そ、そんなことないわ!」

まどか「そっか、何か言いたいことがあったら何でも言ってね!」

ほむら「えぇ」

ほむら(私が匂いを嗅ぐなんていう変態みたいなことをしようとしたせいでまどかに気を使わせてしまった…)

まどか(てぃひひハイパーまどかビームの効果がでてるねほむらちゃん)

40: 2012/01/28(土) 23:41:43.01 ID:+qYEmp/j0
ほむら(まどかを傷つけないためにも気を使われたりしないようにしないと…)

まどか「みてみてほむらちゃん!」

ほむら「ぬいぐるみ?」

まどか「てぃひひ、UFOキャッチャーで初めて取ったぬいぐるみなの!」

ほむら「可愛いわね、みせてもらってもいいかしら?」

まどか「うん!」

ほむら(これは…寝ながらまどかが抱きしめたことによる涎の跡!!)

まどか(ほむらちゃんの反応楽しみ)ワクワク


41: 2012/01/28(土) 23:49:26.57 ID:+qYEmp/j0
ほむら(我慢、我慢よ私…だいたい今までこんな変態的衝動なかったのに…)

ほむら(ただまどかが好きってだけで…)

まどか(我慢してる…てぃひひ)

ほむら「まどかはぬいぐるみが好きなのね」ニコ

まどか「うん!自分で作ったりもするんだよ」

ほむら「あら、どんなものを作ったかみせてもらってもいいかしら?」

まどか「えっとね…はい!」

ほむら「これって…」

まどか「てぃひひ、ほむらちゃんのぬいぐるみ!最近いつも抱いて寝てるんだ」

ほむら(危うく理性が吹き飛ぶところだったわ…まどかはそんな感情もってるわけないんだから…)

まどか(我慢してるほむらちゃん可愛い)





58: 2012/01/29(日) 00:42:03.31 ID:Iym3t/kt0
まどか「ほむらちゃん、パパが飲み物淹れてくれたの。一緒に飲もうよ」

ほむら「ええ、是非いただくわ」

まどか「わたしはココアで、ほむらちゃんはカフェオレね。はい、どうぞ!」

ほむら「ありがとう。いただきます……」

まどか「パパが淹れてくれた飲み物って、どれも美味しいんだよ。わたしは特にココアが好きなの!」

ほむら「そうなんだ。 また今度機会があったら飲んでみたいわね」

まどか「てぃひひ、これから一緒に住むんだから、チャンスなんて山ほどあるよ。 なんなら今からでも…飲む?」

ほむら「え……?」


62: 2012/01/29(日) 00:48:24.90 ID:Iym3t/kt0
まどか「わ、わたしが口付けちゃったやつでも良いなら、これ…飲んで!」

ほむら「え…あ……へ?」

ほむら(で、でもそれって、間接キ―――)

まどか「あ、これって…か、間接キスになっちゃうね。うぇひひ……///」

ほむら「~~~~~~っ///」

まどか(さあ、わたしもほむらちゃんのカフェオレ飲みたいから早く、早く!)



俺だって読む方に回りたいんだよ コレジャナイ感すごいから、早く戻って来いよ!

79: 2012/01/29(日) 01:28:15.76 ID:Iym3t/kt0

まどか「どうしたの? あ……そうだよね。やっぱり人が飲んだ物なんて嫌だよね。変なこと言ってごめんね…」

ほむら「あ……待って!そっ、そんなことない!
    私は、逆にまどかが嫌がるんじゃないかと思って返事できなかっただけで…あなたさえ良ければそのココア、喜んでいただくわ」

まどか「ほむらちゃん……うん!」

まどか(ほむらちゃんなら、そう言ってくれると思ってたよ!)

まどか「それじゃ、これどうぞ。好きなだけ飲んでもいいからね」

ほむら「え、ええ。いただきます……」

ほむら(まどかが飲んだココア。薄っすらと跡が付いた飲み口…ここからまどかが…
    …ハッ!な、何を考えてるの!?これじゃまるで変態じゃないの!)

86: 2012/01/29(日) 01:40:04.57 ID:JwwffscJ0
朝まであったら書いてみる

102: 2012/01/29(日) 02:39:14.37 ID:Iym3t/kt0
ほむら(そうよ。たっ、たかが飲み物を分け合うだけ。普通の友達同士でよくやる事じゃないの。
    馬鹿馬鹿しい…こんなことでこの先、まどかと一緒に暮らしていけるわけがないわ。平常心平常心…)

まどか「あ、せっかくだし、わたしもほむらちゃんのカフェオレ貰うね? いただきま~す」

ほむら「まぁっ!?」

まどか「うぇひひ、甘くてまろやかだけど大人な香りがして美味しいね。 …ほむらちゃんみたい」

ほむら「な、なっ、なぁっ!?」

まどか「どうかしたの?」

ほむら「だ、だって…それ、私が飲んだとこ…」

まどか「……うん。それがどうかしたの?」

ほむら「ぅ……なんでもないわ。気にしないで」

ほむら(やっぱり普通の事なんだわ。なのに私一人だけ変に意識して、恥ずかしい……)

まどか(顔真っ赤になってるよ、ほむらちゃん。 可愛いっ!)

105: 2012/01/29(日) 02:44:29.97 ID:Iym3t/kt0
ほむら「…はぁ。ご馳走さまでした」

まどか「ごちそうさまでした。ココアもカフェオレも美味しかったね~」

ほむら「ええ。とっても美味しかったわ」

ほむら(まともに味なんて分からなかったけど…)

まどか「じゃあ、わたしカップ返してくるから。ちょっとだけ待ってて」

ほむら「お願いね。おじ様にも、美味しかったですって伝えておいて」

まどか「うん。パパもきっと喜ぶよ。それじゃね」ガチャッ

バタン


ほむら「はぁ……どうしちゃったんだろう、私」

ほむら(ココアの味は、分からなかった。 けど……)

ほむら「まどかのカップ…とっても甘かった……」


まどか(てぃひひっ。ちゃんと意識してくれてるみたいだね。 ありがと、ほむらちゃん!)

107: 2012/01/29(日) 02:51:26.48 ID:Iym3t/kt0
まどか「お待たせー。ごめんね。ヒマだったでしょ?」

ほむら「ううん。まどかの部屋ってぬいぐるみもいっぱいあって可愛くて、全然飽きないから平気よ」

まどか「そ、そう? 別に普通のお部屋だと思うけど…褒めてもらえるのは嬉しいな。
    ほら、この子見て?わたしのお気に入りなんだぁ」

ほむら「おっきいぬいぐるみ……でも、なんだかこれだけ妙にくたびれてる気が…」

まどか「あ…それは、わたしが寝る時に抱き枕代わりに使ってるからだと思う」

ほむら「抱き枕か…確かに、抱き心地は良さそうね」

まどか「うん!もうずっと使ってるけど、それでもまだふっかふかで気持ちいいんだよ。ほむらちゃんも抱いてみる?」

ほむら「えっ、そ、そんな…悪いわよ」

まどか「いいのいいの。ほら、ぎゅってしてみて?」

ほむら「う、うん…」

ギュッ

ほむら「あ……」

ほむら(ふかふかしてて、花みたいな、ミルクみたいな甘い…これ、まどかの匂い……?)スンスン

まどか(一瞬であんなに夢中になって…うぇひひ、気に入ってくれたかな?)

109: 2012/01/29(日) 02:58:29.34 ID:Iym3t/kt0
ほむら(これ凄い。ほんとにまどかに包まれてるような…どうしよう、ぬいぐるみから離れたくない……)スンスン

まどか(んー……気に入ってくれたのは嬉しいけど、ちょっと入り込みすぎかな?)

ほむら「ん……んっ………」スンスン

ほむら(あたまのなかがぽわーってして、からだがあつくて…
    こんなきもちはじめて。わたし、どうしちゃったんだろう……?)

まどか(このまま見ててもいいんだけど、我に返ったらその後が厄介だしなぁ…
    ちょっと。ううん、だいぶ惜しいけど、ここはお預けかな)

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「まろかぁ……あ…まどか……?」

111: 2012/01/29(日) 03:05:38.33 ID:Iym3t/kt0
まどか「大丈夫?」

ほむら「まど…か……あ…わ、私……」

ほむら(なんてことを……っ)

まどか「えっと……そのぬいぐるみ、気に入ってくれたみたいだね。嬉しいなっ」

ほむら「あ…そ、その……ごめんなさいっ!」

まどか「どうして謝るの?そのぬいぐるみ、そんなに気に入ってくれたなら何時でも使ってくれていいからね!」

ほむら「使うって、もしかして……って、そうじゃなくって!」

ほむら(まどかは善意で言ってくれてるのに…これじゃ私、まるっきり最低じゃない!)

まどか(分かってるよ、ほむらちゃん。わたしが居ないところでなら、自分の気持ちに正直になって良いんだからね…?)

113: 2012/01/29(日) 03:12:27.28 ID:Iym3t/kt0
まどか「ふあぁ…今日は色々あったからかな。ちょっと眠くなってきちゃった。そろそろ明日の準備して寝よっか?」

ほむら「う、うん……あ、そういえば着の身着のまま来たから、学校の用意を持ってきてないわ…」

まどか「あー…そうだね。パジャマとか貸したときに気付くべきだったかも。すっかり忘れてたよ」

ほむら「どうしよう…教科書も必要だし、明日は体育もあるのに……」

まどか「教科書は見せてあげられるとして、体操着は……うーん」

ほむら「…仕方ない。今から帰って取ってくるわ」

まどか「そ、それはダメだよ!もうかなり夜遅いし、パパに外出する言い訳が…」

ほむら「あ、そっか。まどかとは離れられないんだったっけ。
    なら…そういえば今日も体育はあったんだし、今日使った体操着がまだ!」

まどか「あ、ごめんねほむらちゃん。さっき洗濯物出しておいたから、もう洗濯機回しちゃってると思う」

ほむら「あぅ……」

まどか「明日早く乾かしてもらうように、パパに頼んでおこっか?」

ほむら「それは…これからお世話になるのに、そんな我侭言えないわ。別の方法を探さないと…」

まどか「そっか……」

まどか(うんうん、ほむらちゃん律儀だから、そう言うと思ってたよ)

115: 2012/01/29(日) 03:18:08.43 ID:Iym3t/kt0
まどか「…それじゃ、わたしの体操着を使うのはどうかな?」

ほむら「えっ…?」

まどか「ほら、わたし今日体育休んでたでしょ?だから体操着も使ってないの。
    予備の体操着もあるし、事情を話せば先生も解ってくれるだろうし、ね?」

ほむら「で、でも…まどかはそれでいいの?」

まどか「うぇひっ、元々わたしがほむらちゃんにビームを当てちゃったのが悪いんだもん。
    パジャマも体操着もそんなに変わらないし、服を貸すくらい当然だよ!」

ほむら「まどか……ありがとう。 それなら遠慮なく」

まどか「うん! サイズの違いは我慢してもらわなきゃいけないけど…はい、これ」

ほむら「それくらい平気よ。ありがたく使わせてもらうわね」

まどか(実はそれ、昨日家の中で肌着代わりに使ってたやつなんだけどね)

117: 2012/01/29(日) 03:26:14.60 ID:Iym3t/kt0
まどか「さあ、支度も終わったし、そろそろ寝よっか」

ほむら「そうね。 えっと、私の分の布団は……」

まどか「電気消すよー」

ほむら「えっ?」

まどか「ん?どうかしたの?」

ほむら「いえ、その…私の布団……」

まどか「無いよ? うちベッドしかないもん」

ほむら「じゃ、じゃあ私は何処で寝ればいいの…?」

まどか「えっ、わたしのベッドで一緒に寝るんじゃないの?」

ほむら「なん…ですって……?」

120: 2012/01/29(日) 03:31:34.08 ID:Iym3t/kt0
まどか「わたしのお部屋に泊まるって決まってたから、てっきりそうなんだって思ってたけど」

ほむら「だ、だって、一緒のベッドに二人で寝るなんて…」

まどか「え、おかしいの? 昔さやかちゃんたちとお泊り会した時は、そうやって一緒に寝たけど」

ほむら「そ、そうなの!?」

まどか「うん。別に女の子同士だから恥ずかしくないし、全然平気だったよ?」

ほむら「……そうね。そうよね。友達同士で寝るくらい、普通なのよね。きっと」

まどか「うんうん。これからずっと毎日一緒に寝るんだから、慣れないとね!」

ほむら「うっ……が、頑張るわ」

ほむら(ぬいぐるみだけであんなに気持ちよかったのに、本物のまどかなんて…気を引き締めないと!)

まどか(実は、あの時は仁美ちゃんの家で、キングサイズのベッドで寝たからほとんど触れ合わなかったんだけどね。
    でもわたしのベッドは、どう頑張っても1.5人分…ほむらちゃんはどこまで我慢できるかなー♪)

121: 2012/01/29(日) 03:38:30.45 ID:Iym3t/kt0
まどか「それじゃ今度こそ、電気消すね」

ほむら「え、ええ。どうぞ」

カチッ

まどか「よいしょっと……ごめん、ほむらちゃん。もうちょっとそっちに詰められないかな?」

ほむら「え、ええ…これでいい?」

まどか「ありがと。おやすみ、ほむらちゃん」

ほむら「え、ええ。おやすみなさいまどか。また明日」

ほむら(ほ、本物まどかどころか布団に始まって枕にシーツ、なにもかもがまどかの匂い……予想以上の破壊力。侮ってたわ)

まどか(返事にも幅が無いし、隣に居るだけでカチOコチンに固まってるのがわかるよ、ほむらちゃん。
    でも……まだまだ終わりじゃないよ。むしろ、長い夜はこれから始まるんだから)

123: 2012/01/29(日) 03:45:12.49 ID:Iym3t/kt0
まどか「……ねえ、ほむらちゃん。起きてる?」

ほむら「…ええ。どうかした?」

まどか「うん。実は…言いにくいけど、ちょっと狭くて寝苦しいなって」

ほむら「……そうね。元々は一人分のベッドなんだもの。我慢できないなら、やっぱり私が…」

まどか「それはダメだよ。別にそこまでするほどじゃないし…
    ね、ほむらちゃん。こっち向いて?」

ほむら「どうかした………っ ま、まどか!?」

まどか「うぇひひ…ちょっと体が痛いかもしれないけど、仰向けじゃなくって横向けになれば、二人でも充分だよっ」

ほむら「そ、そうかもしれないけど…」

ほむら(顔が近くて、息が当たる……)

まどか「ほら、ほむらちゃんも体ごとこっちに向いて?」

ほむら「わ、わかったから、その…息が耳に……」

まどか「ん?……息がどうかしたの?」ヒソヒソ

ほむら「ひゃうっ!」

ほむら(耳はダメなのよぉ!)

まどか(ほむらちゃん、耳が弱いんだ。てぃひひっ、ほむらちゃんが悦ぶところみーつけた!)

124: 2012/01/29(日) 03:51:09.33 ID:Iym3t/kt0
ほむら「ん……これでいい?」

まどか「ん~…もうちょっと近づけないかな? 掛け布団が足りないかも」

ほむら「わ、わかったわ……これで、どう?」

まどか「うん、ありがと。後は私も、もうちょっと…うぇひっ、ほむらちゃんあったかーい♪」

ほむら「ま、まどかぁ……」

ほむら(さっきのぬいぐるみよりもっと、酔いそうなくらいに濃い匂い…あぁ、あの花のような香りって、リンスだったんだ……)

まどか「これならゆったり眠れそうだね。ほむらちゃん、おやすみっ」

ほむら「お、おやすみなさい…」

ほむら(こんな状態で、眠れるわけない……
    身体も殆ど身動きが取れないし…これじゃ生頃しだわ。 いえ、生頃しという発想が既に……)

まどか(取り合えず一晩頑張ってね、ほむらちゃん。
    まあ我慢できなくっても、ビームの影響でわたしをどうこうはできないんだけど)

162: 2012/01/29(日) 11:31:12.01 ID:JwwffscJ0
ほむら(このリンスの甘い香り…ふわふわしてくる…)

まどか(てぃひひ!やっぱり効いてきてるみたいだね!)

ほむら(まどかの顔がこんな目の前に…!)

まどか(ほむらちゃん、すごく赤くなってきてる…今日のために買ってきたリンスがよかったみたい!)

ほむら「まどか」

まどか「なに?ほむらちゃん」

ほむら「少し…暑いの…」

まどか「大丈夫?お水持ってこようか?」

ほむら「平気よ…それよりまどかと一緒にいたいわ…」

まどか(当然だよね、ハイパーまどかビームに当たったんだから…)

164: 2012/01/29(日) 11:37:51.47 ID:JwwffscJ0
ほむら「はぁ……はぁ……」

まどか(ほむらちゃんが顔を赤くして息を荒くしてる…)

ほむら「まどか…」

まどか「なに?」

ほむら「こんな状態だと眠れないわ…」

まどか(きっと私を意識し過ぎて眠気が飛んだんだね…)

ほむら(体も頭も熱い…なにも考えられないくらいに熱い…目の前のまどかから目が離せない…)

まどか「そっかぁ…なら…」 ガバッ!

ほむら「えっ……!?」

168: 2012/01/29(日) 11:43:34.28 ID:JwwffscJ0
まどか「こうやって私が抱きつけば眠れるんじゃないかな?」

まどか(ずっとお預け状態だったからね、それにハイパーまどかビームの効果で私に危害を加えられないから抵抗できない…)

ほむら「あ……ぁ……」

ほむら(まどかが私に抱きついてる…!?なに?この気持ち……安心できて、とても暖かい…)

まどか「大丈夫?ほむらちゃん」

まどか(大丈夫じゃなくしたのは私なんだけどね…)

171: 2012/01/29(日) 11:50:08.20 ID:JwwffscJ0
ほむら「大丈夫よ…まどかに触れられていると安心できるわ…」

まどか「よかった、私も嬉しいや!」

まどか(ほむらちゃんは動けないから私がいたずらしても抵抗できないからね…) つんつんっ

ほむら「やめて…まどか…」

まどか「てぃひひ!ほむらちゃんのほっぺは柔らかくてぷにぷにしてるね!」

ほむら「そう?ありがとう…」

ほむら(普段なら触られるのは嫌なはずなのに…まどかだから…?それとも…)

173: 2012/01/29(日) 11:56:57.62 ID:JwwffscJ0
まどか(寝たふりしてみようかな…ほむらちゃんは手出しできないから最高の声が聴けそう…)

ほむら(心地いい暖かさはあるものの…体と頭は熱いままね…なんとかして冷やさないと…)

まどか「すぅ……」

ほむら「まどか…?」

まどか「すぅ……すぅ……」

ほむら「寝てしまったのね…」

まどか(さぁほむらちゃん、ハイパーまどかビームの効果に頼らずにどこまで理性で耐えられるかな?)

175: 2012/01/29(日) 12:05:16.11 ID:JwwffscJ0
ほむら「寝ているまどかを起こすわけにはいかないわね…」 ブルッ

ほむら(っ!? トイレに行きたくなってきたわ…ちゃんと布団に入る前に行ってきたはずなのに…)

まどか(一瞬ほむらちゃんの体が震えたような気が…?)

ほむら(まずいわね…まどかの手をどけるわけにも、起こすわけにもいかないわ…)

まどか(なるほど、ほむらちゃんはトイレに行きたいんだ…)

ほむら(朝まで我慢できればいいけど…)

まどか(ダメだよほむらちゃん、一人だけ楽しもうなんて……ねぇ?)

221: 2012/01/29(日) 16:25:46.36 ID:JwwffscJ0
帰ってきたけど疲れたな…再開します

223: 2012/01/29(日) 16:31:04.78 ID:JwwffscJ0
ほむら(大丈夫よ…危なくなったことはあったけど、全て切り抜けてきたのよ…)

まどか(震える間隔が短くなってきたかな?もし我慢できなくなったらどういう行動に出るのかな…)

ほむら「んっ!?」 ブルッ

ほむら(まずいわね…やっぱり朝まではもたないみたい…)

まどか(もう震えるのも9回目だし、限界が近いみたい、でもここからが本番だよ…)

224: 2012/01/29(日) 16:36:05.75 ID:JwwffscJ0
ほむら「んっ…!?」 ブルッ

ほむら(やっぱり無理よ!朝までなんて我慢できないわ!)

まどか(14回目、ほむらちゃん頑張ってるなぁ…)

ほむら(もう無理……限界よ…!)

ほむら「まどか……!まどか……!」

まどか(当然のだよね、私を起こしてトイレに行く、でももうちょっと悲痛な声が聴きたいから起きないよ)

225: 2012/01/29(日) 16:42:42.28 ID:JwwffscJ0
ほむら「ねぇ……まどか……?」

まどか「すぅ……すぅ……」

まどか(ほむらちゃんが困ってる…かわいい声で私に起きてって懇願してる…)

ほむら「まどか……起きて……!10分…いや、5分でいいから…!」

まどか「すぅ……すぅ……んっ……」

ほむら「っ!? まどか…起きてくれたの……?」

まどか「すぅ……すぅ……」

ほむら「どうして……どうして起きてくれないの……?」 ポロポロ

まどか(泣き出しちゃった…でもこれは想定の範囲内、まだじらすよ…)

228: 2012/01/29(日) 16:51:53.14 ID:JwwffscJ0
ほむら「まどか……まどかぁっ……!起きてよ……お願いだからっ……!」 ポロポロ

まどか(一度フェイントを挟んだのがよかったみたいだね…ほむらちゃんの泣き声…ゾクゾクする…) ゾクゾク

ほむら「っ!? 今まどかが動いた……!?」

まどか(しまった!?ゾクゾクしたのが感付かれちゃったかも……)

ほむら(無理にまどかを起こしたくはないけど…今は緊急事態だから…)

ほむら「まどか……お願い、起きて……!」

まどか(抱きつかれた状態からどうやって起こすんだろう…声をかけるだけかな…?)

231: 2012/01/29(日) 16:58:56.38 ID:JwwffscJ0
ほむら(お願い……起きて!まどか…!) ギュッ

まどか(えっ!?ほむらちゃんが私に抱きついて…)

ほむら「まどかの匂い……柔らかさ……感じずにはいられない……!」 ギュッ

まどか(強い!?ほむらちゃん…ちょっと強いよ……)

ほむら「あぁ……まどかの体温を感じる…もっと貴女が欲しい……」 ギュッ

まどか「いた…」

ほむら「っ!? 起きたのね…?まどか……」 ウルウル…

まどか(あちゃぁ……声が出ちゃったかぁ……仕方ない、起きよう……)

232: 2012/01/29(日) 17:03:59.32 ID:JwwffscJ0
まどか「ぅん……ほむらちゃん……?」

ほむら「まどか!」 ガバッ!

まどか「えっ……ちょ……」

ほむら「やっと起きてくれたのね……ありがとう……」 ポロポロ

まどか「えーと…なにがなんだか……それに、ちょっと苦しいよ……」

ほむら「あ……ごめんなさい……」

まどか(本当は全部知ってるんだけどね…それにしてもほむらちゃんの泣き顔、かわいいなぁ…いつもクールだから、そのギャップでさらに…)

240: 2012/01/29(日) 17:38:16.84 ID:JwwffscJ0
アポなし呼び出しはマジキチ、またしばらく書けない…

281: 2012/01/29(日) 21:12:23.02 ID:JwwffscJ0
疲れたわ…再開します

283: 2012/01/29(日) 21:15:54.57 ID:JwwffscJ0
ほむら「ねぇ、まどか……早速だけど……」

まどか「どうしたの?ほむらちゃん」

ほむら「トイレに行きたいの……ついてきて……」

まどか「どこにあるかは教えてあげるから教えてあげるから行ってきていいよ?」

ほむら「でも……まどかと離れたくない……」

まどか「もぅ…しょうがないなぁ、ほむらちゃんは……」

まどか(私から離れられなくなる、これもハイパーまどかビームの効果なんだけどね)

285: 2012/01/29(日) 21:20:38.84 ID:JwwffscJ0
まどか「えっと……電気は確かこの辺に……」

ほむら「うぅ……早くして……」

まどか(内股で涙目で、冷や汗までかいてる……その我慢してる苦悶の表情がたまらない!)

パッ!

まどか「ついたね」

ほむら「えぇ、そうね」

まどか「実はね、ほむらちゃん……」

ほむら「なに?」

まどか「私もトイレ行きたくなっちゃったから先に行ってもいいかな…?」

ほむら「っ!?」

286: 2012/01/29(日) 21:24:17.51 ID:JwwffscJ0
ほむら「いいわ……まどかの家なのだもの、家主の指示に従うのは当たり前よ」

まどか「てぃひひ……ごめんね?ほむらちゃん」

ほむら「構わないわ」 ファサッ

ほむら(そんなこと言われたら譲るしかないわ…お願いだから早く終わらせて……まどか……)

まどか(強がってるみたいだけどもう限界が近いみたいだね…足が震えてるよ?ほむらちゃん……)

292: 2012/01/29(日) 21:32:11.29 ID:JwwffscJ0
まどか(トイレに入った以上は粘るわけにはいかないからね、早く終わらせて変わってあげないと)

ジャー!

ほむら「終わったの!?まどか!」

まどか「終わったけどちょっと待ってね、手を洗わないといけないから」

まどか(これが最後の焦らし…よく頑張ったね、ほむらちゃん…)

ガチャ!

まどか「待たせてごめんね?いいよ」

ほむら「ありがとう!まどかっ!」

バタン!

まどか(今まで我慢してきた分、最高だと思うよ)

294: 2012/01/29(日) 21:38:05.85 ID:JwwffscJ0
ジャー!

ほむら「ふぅ……今まで我慢していた時間が報われたわ…」

ガチャ!

まどか「おかえり、ほむらちゃん!」

ほむら「ただいま、まどか」

まどか「じゃあ部屋に戻ろっか?」

ほむら「そうね、戻りましょう」

まどか(あの時私がゾクゾクしなかったら結果は変わってたのかな?……それもよかったかも……)

298: 2012/01/29(日) 21:48:36.96 ID:JwwffscJ0
まどか「ほむらちゃん、おいで?」

ほむら「えぇ……」 だきっ

まどか「やっぱりほむらちゃんに抱きついて寝てる方が寝やすいみたい…」

ほむら「そう…嬉しいわ…」

ほむら(ヤバいわ…心臓が…まどかに聞こえてないかしら…) ドキドキ

まどか「ほむらちゃんも寝なきゃいけないよ?」 ナデナデ

ほむら「っ!? なぜ撫でるの…?」

まどか「だって撫でてもらったら安心できて、よく眠れるからね」

ほむら「そうね、同感だわ」

300: 2012/01/29(日) 21:57:36.32 ID:JwwffscJ0
まどか「ほむらちゃんよいこだねんねしな~♪」 ナデナデ

ほむら(これはなかなかいいわね…眠気を誘ってくれるわ…)

まどか「眠い?ほむらちゃん」

ほむら「眠いわ…とても…」

まどか「寝てもいいよ?私も寝るからね」

ほむら「そうね…おやすみなさい……」

まどか「うん!」

ほむら「すぅ……すぅ……」

まどか「おやすみ……ほむらちゃん……」 ちゅ

303: 2012/01/29(日) 22:03:17.57 ID:JwwffscJ0
ほむら「ん……朝ね……まどかを起こすわけにもいかないからもう一眠りしようかしら……」

ほむら「おやすみなさい、まどか…」


まどか「ん……?朝かぁ……ほむらちゃんも寝てるし、もう一眠りしようっと」

まどか「おやすみ、ほむらちゃん……」


カチャ…

知久「まだ寝てるみたいだね…今日は休みだし、ゆっくり寝かせてあげよう…」

バタン

305: 2012/01/29(日) 22:10:50.41 ID:JwwffscJ0
まどか「ふわぁ……うーん…そろそろ起きようかな、ほむらちゃんもそろそろ起こさなきゃね」

ほむら「すぅ……すぅ……」

まどか「ほむらちゃん、起きて、朝だよ~」

ほむら「ん……まどか……?」

まどか「おはよう、ほむらちゃん!」

ほむら「なんだかまどかにキスされる夢を見たわ……」

まどか「そうなの?嬉しかった?」

ほむら「えぇ、とても」

まどか(ほむらちゃんが寝てからほっぺにキスしたせいかな?)

307: 2012/01/29(日) 22:17:43.24 ID:JwwffscJ0
まどか「おはようー」

ほむら「おはようございます」

知久「おはようまどか、それにほむらちゃんもおはよう」

まどか「ママはー?」

知久「出張みたいだよ、立て込んでいるらしいからね」

まどか「ふーん、忙しそうだね」

知久「でもママのおかげで僕たちも生活できてるんだから感謝しないとね」

まどか「はーい」

309: 2012/01/29(日) 22:22:37.15 ID:JwwffscJ0
まどか「ご飯はー?」

知久「今から作るよ、冷えたものを食べさせられないからね」

ほむら「気が利くお父様ね」

知久「僕は当然のことをしているだけさ」

まどか「そうだよ、なんたってパパは専業主夫だから!」

知久「ちょっと待っててね、すぐ作っちゃうから」

まどか「はーい!」

312: 2012/01/29(日) 22:30:50.13 ID:JwwffscJ0
知久「お待たせ、簡単なものだけど、親子丼だよ」

まどか「パパの作る親子丼は絶品なんだよ!食べてみて、ほむらちゃん!」

ほむら「えぇ、いただきます」 パクッ

まどか「どう?おいしい?」

ほむら「おいしいです…」

知久「おいしいって言われるのは素直に嬉しいね、おかわりならすぐ作れるから欲しかったら言ってね」

まどか「はーい!」

ほむら「ありがとうございます」

316: 2012/01/29(日) 22:41:04.18 ID:JwwffscJ0
ほむら(まどかの唇……まどかの指先……まどかの髪……) ボーッ…

まどか「どうしたの?ほむらちゃん…さっきから箸が進んでないよ……?」

知久「量が多すぎたかな…?」

ほむら「いえ…少し考えごとをしてただけです」

知久「それならいいんだけど…」

ほむら(まどかの制服…まどかのリボン…まどかの使った箸…)

ほむら(なにを考えているのよ!私は!) ブンブン!

まどか(てぃひひ!私を見てるね、どこを見てるかはわからないけど見ているのは確かだね!)

318: 2012/01/29(日) 22:48:28.65 ID:JwwffscJ0
まどか「ごちそうさま」

ほむら「ご馳走様でした」

知久「置いといていいよ、後は僕が片付けておくからね」

まどか「じゃあ行こっか、ほむらちゃん!」

ほむら「えぇ、ありがとうございました、おいしかったです」

知久「こちらこそ、食べてくれてありがとう」

329: 2012/01/29(日) 23:07:14.61 ID:JwwffscJ0
まどか「ねぇ、ほむらちゃん」

ほむら「なに?まどか」

まどか「一緒に出かけない?」

ほむら「どこに行くの?」

まどか「うーん…行きながら考えるよ!」

ほむら「わかったわ、行きましょう」

334: 2012/01/29(日) 23:16:19.53 ID:JwwffscJ0
ほむら(なんだろう…なにか物足りないこの気持ち…)

まどか「ほむらちゃん!手、つなごうよ!」

ほむら「えぇ、わかったわ」

ギュッ

ほむら(なにかが満たされていく感覚…そうか、今私に足りなかったのはまどかとの触れ合いだったのね…)

まどか(もし手を離したりしたらどうなるか気になるけど、それはまた後にしよう!)

337: 2012/01/29(日) 23:26:32.68 ID:JwwffscJ0
まどか「どこに行く?」

ほむら「まどかが行きたいところでいいわ」

まどか「じゃあ遊園地に行こう!」

ほむら「構わないわ、行きましょう」


まどか「なにに乗りたい?」

ほむら「なんでもいいわ」 ファサッ

まどか「じゃあお化け屋敷!」

ほむら「えっ……!?」

344: 2012/01/29(日) 23:46:31.55 ID:JwwffscJ0
ほむら「お化け屋敷…!?」

まどか「そうだよ、怖いの?ほむらちゃん」

ほむら「そんなことないわ、ただびっくりしただけよ」

まどか「そっか、なら行こっか!」

ほむら「待って!心を落ち着かせてから入らせて…」

まどか(ほむらちゃんはお化け屋敷苦手みたいだね…大成功!)

27: 2012/01/31(火) 00:18:33.21 ID:QxoQd3WH0
ほむら「すぅー……はぁー……よしっ、いいわよ」

まどか「じゃあ行こっか」

ほむら「えぇ、行きましょう」

ドロドロドロドロ…

ほむら(この特有の音楽も、お化けみたいに怖いものも苦手なのよ…早く終わらせましょう……)

まどか(てぃひひ!やっぱりほむらちゃんはお化け屋敷が苦手みたいだね…)

お化け「うぼぁ」

ほむら「―――っ!?」

29: 2012/01/31(火) 00:23:10.56 ID:QxoQd3WH0
ほむら「嫌っ!嫌ぁっ!」 ぶんぶん

まどか(私に触れていると全体的な感度もアップするんだよね……)

ほむら「怖いの……ねぇまどか……早くこんなところから出ましょう……?」 ポロポロ

まどか「出るって言っても……進むしかないよ?入り口には他の人たちがいるし……」

ほむら「うぅ……行くしかないのね……絶対に離れないでね!?」 ガシッ!

まどか「うんっ!離さないよっ!」 ニコッ

ほむら「まどか……」

30: 2012/01/31(火) 00:27:21.69 ID:QxoQd3WH0
お化け「うぼぁ」

ほむら(目を閉じていれば怖くないはず……)

こんにゃく「ぺちゃ」

ほむら「―――ッッ!?」 バタバタ

まどか「だ…大丈夫?ほむらちゃん……」

ほむら「だ…だいひょーぶ……グスッ」

まどか(今のこんにゃくかな?あれは効いたみたいだね…)

33: 2012/01/31(火) 00:31:23.84 ID:QxoQd3WH0
ほむら「あれが出口ね…一気に行くわよ!」 ダッ!

まどか「うんっ!」 ダッ!

お化け「うぼぁ」

火の玉「ドロドロ」

ほむら「」 ドサッ!

まどか「ありゃりゃ……安堵した瞬間の衝撃だったから気絶しちゃった……敏感になっていたのもあるんだけどね……」

係員「あー…大丈夫かね?」

まどか「平気です、ちょっと気絶しただけですから」

ほむら「」 キュー…

35: 2012/01/31(火) 00:36:28.21 ID:QxoQd3WH0
ほむら「ぅん……?」

まどか「やっと起きたね、ほむらちゃん!」

ほむら「私……そうか……お化け屋敷の出口で気絶して……」

まどか「びっくりしたよ、でもほむらちゃんの寝顔が見れて満足かな!」

ほむら(寝顔を見られたの!?恥ずかしいわ……)

まどか「ほむらちゃんの寝顔、かわいかったよ!」

ほむら(今度からはお化け屋敷に入らないようにしよう…)

37: 2012/01/31(火) 00:40:11.52 ID:QxoQd3WH0
まどか「じゃあちょっと待っててね」

ほむら「どこに行くの?」

まどか「ジュース買ってくるよ」

ほむら「わかったわ」

まどか「なにかリクエストはある?」

ほむら「無難にコーラをお願いするわ」

まどか「オッケー、わかったよ!」

39: 2012/01/31(火) 00:47:42.71 ID:QxoQd3WH0
まどか「コーラ2つください」

店員「はいよ」

まどか「さてと……ほむらちゃんから離れたのは実はもう1つの目的があったからなんだよね……」

まどか「もう一回ハイパーまどかビームを当てること!それがもう1つの目的だよ!」

まどか「ハイパーまどかビームを重ねがけすると効果が倍増して…」

まどか「さらに効果期間の延長、そして新しい効果の付与がされる!」

まどか「2回重ねがけだと触れていると思考が読めるからね、早速重ねがけしよう!」

42: 2012/01/31(火) 00:52:57.31 ID:QxoQd3WH0
まどか「いくよ!ハイパーまどかビーム!」 ビビビ

ほむら「? なにか違和感が……」

まどか「成功だね、じゃあ戻ってコーラ渡さないと!」 タタタッ

まどか「お待たせ!ほむらちゃん!」

ほむら「少し遅かったわね」

まどか「てぃひひ……実は人が並んでたんだ……」

ほむら「そうだったの、なら仕方ないわね」

まどか「ごめんね?待たせちゃって」

ほむら「問題ないわ」

46: 2012/01/31(火) 01:00:48.22 ID:QxoQd3WH0
すっ……

まどか「どうしたの?ほむらちゃん、その手はなに?」

ほむら「手をつなぎたいの、早くして」

まどか「てぃひひ!わかったよ!」 ギュ

ほむら(やっぱりまどかの手を握っていると安心できるわね…)

まどか(その心の声、だだ漏れだよ?ほむらちゃん……)

まどか「ほむらちゃんの手を握ってると安心するな!」 ニコッ

ほむら「っ!?」

ほむら(反則よ!その笑顔は可愛すぎるわ……)

まどか(へぇ……この笑顔は必殺に使えるね……)

48: 2012/01/31(火) 01:06:33.37 ID:QxoQd3WH0
ほむら「次はどこに行くの?」

まどか「うーん……ほむらちゃんが気絶しててもう6時くらいだよ?」

ほむら「ぅ……ごめんなさい……」

まどか「でも夜には夜の楽しみ方があるんだよ?」

ほむら「例えば……どんなものがあるの?」

まどか「観覧車で見る夜のイルミネーションとかね」

ほむら「それはいいわね…」

まどか「でもそれは最後だよ!」

50: 2012/01/31(火) 01:12:05.33 ID:QxoQd3WH0
まどか「今から見るのはこれ!パレードだよ!」

ほむら「あれ……ここは東京でも千葉でもないわよね……?」

まどか「細かいことを気にしちゃだめだよ!」

ほむら「そうね、気にしないでおくわ」

パッパラー♪

まどか「あ!始まったみたい!」

ほむら「電球付け過ぎじゃない?」

まどか「夢を見るところで夢を壊すようなこと言っちゃダメだよ…」

54: 2012/01/31(火) 01:18:05.43 ID:QxoQd3WH0
ミンナオイデヨ ユメノクニー

まどか「楽しそうだねー!」

ほむら「そうね」

ほむら(なにこれ、デ○ズニーみたいじゃない)

ウールートーラノー

ほむら(まどかプロ!?)

ミンナオイデヨ ワンダーラーンド

ほむら(リズムにのって1・2・3、ときめき大好き!?なんなのよこのパレード!)

まどか(絶好調だなぁ、ほむらちゃん)

61: 2012/01/31(火) 01:25:53.13 ID:QxoQd3WH0
ババーン!

まどか「終わったね……」

ほむら「そうね」

ほむら(ツッコミ所満載だったけどね……)

まどか(全部聞いてたよ、ほむらちゃんのツッコミ)

ほむら「次はどこへ行くの?」

まどか「時間も時間だから観覧車にいって終わりにしようよ」

ほむら「わかったわ」

66: 2012/01/31(火) 01:30:53.97 ID:QxoQd3WH0
ガタ……ゴト……

まどか「さ、乗って!」

ほむら「えぇ、お邪魔するわ」

係員「閉めますよー!」

バタン!

まどか「てぃひひ!二人っきりだね……」

ほむら「そうね……」

68: 2012/01/31(火) 01:36:55.49 ID:QxoQd3WH0
ガタ……ゴト……

まどか「上がっていってるね……」

ほむら「そうね、きっと頂上から見る景色は最高よ」

まどか「ちょっと気が早いかもね……でも楽しみ……」

ほむら(これが最後だと思うと疲れてきたわね……)

まどか(疲れたのは私も一緒だよ、帰ったら一緒にお風呂で汗を流そうね!)

まどか「結構上がってきたよ!」

ほむら「そうみたいね」

69: 2012/01/31(火) 01:41:45.62 ID:QxoQd3WH0
まどか「うわぁー!」

ほむら「綺麗ね……」

まどか「来てよかったね、ほむらちゃん!」

ほむら「そうね、次からはお化け屋敷は勘弁したいわ……」

まどか「どうしよっかなぁ?」

ほむら「意地悪ね、まどか…」

まどか「だってあの時のほむらちゃん、可愛かったからね!」

ほむら(あのことは即刻忘れてほしいわ…)

まどか(なるほど、なら私の心の引き出しに永久保存しとくね!)

71: 2012/01/31(火) 01:47:41.65 ID:QxoQd3WH0
ガチャ!

まどか「終わっちゃったね…」

ほむら「そうね、今日は楽しかったわ」

まどか「私も楽しかった、誘ってよかったよ!」

ほむら「私もそう言われて嬉しいわ」

まどか「じゃあ帰ろっか?私たちの家に」

ほむら「そうね、帰りましょうか」

まどか「おいしいご飯が私を待ってるよ!」

ほむら「えぇ、早く帰りましょうか」

121: 2012/01/31(火) 14:27:10.31 ID:QxoQd3WH0
まどか「ねぇ、ほむらちゃん」

ほむら「なに?」

まどか「今日、これからどうしたい?」

ほむら「どうって……普通に帰るだけじゃないの?」

まどか「そうだよね、私ったらなに言ってるんだか!」

まどか(小さな異常に気付いてないみたい、ほむらちゃんは『普通に帰る』って言ったんだよ?)

まどか(私の家に帰るのが当たり前のような口ぶり……ほむらちゃん、下着や服はどうする?)

まどか(また私のを使う?気付かなきゃそのままだよ?)

まどか(私はそれで構わないんだけどね)

124: 2012/01/31(火) 14:33:05.85 ID:QxoQd3WH0
ほむら「まどか、忘れ物はない?」

まどか「ほむらちゃんこそ、忘れ物はない?」

ほむら「私はないわ、特に何も持ってきてないもの」

まどか「私も特に何も持ってきてないから同じだね!」

まどか(ほむらちゃんは本当に何も持ってない状態だね、服だって私のだし)

ほむら「じゃあ大丈夫ね、帰りましょうか」

まどか「うんっ!」

まどか(本当の家に取りに帰らないのかな?一旦行くなら私はいいんだけどな)

126: 2012/01/31(火) 14:40:13.57 ID:QxoQd3WH0
DQN1「お嬢ちゃんたちー!こんな時間まで何してたのかな?今から俺らと遊ばなーい?」

DQN2「さっすがタクさん!すっげー口リコン!」

DQN1「口リコンは余計だよ!否定はしないが」

まどか「うわぁぁぁ……」

DQN1「めっちゃ露骨に引かれてるんだけど」

DQN2「そりゃタクさんが口リコンを否定しなかったからっすね」

DQN1「俺、渋井丸拓男、略してシブタク、付き合ってよお嬢ちゃんたち」

ほむら「行きましょう、まどか」

129: 2012/01/31(火) 14:46:16.95 ID:QxoQd3WH0
DQN1「ちょっと待ってよ!俺たちのなにがいけないの?」

ほむら「全てよ、全てが不快だわ……汚らわしい目で私たちを見ないで……!」

DQN1「ひゅー…こりゃまたキッツイ娘がいたもんだねぇ……」

ほむら「話は終わりね、行きましょう、まどか」

DQN1「おいおい…そりゃないだろう?」

ほむら「私は今怒ってるの、幸せな気持ちを踏みにじられたからね、三分あげるから消えなさい」

DQN1「そんな簡単に諦めるわけないでしょ!」

ほむら「そう……」 ファサ…

まどか(ほむらちゃん……やる気だ……)

130: 2012/01/31(火) 14:51:20.83 ID:QxoQd3WH0
DQN1「言ってダメなら力で!これが俺たちのモットー!」

ほむら「人間のクズね、もう話すことはないわ、消えなさい……!」

まどか「待って!ほむらちゃん!」

ほむら「まどか!?」

まどか「ここは私に任せて」

ほむら「でも……」

まどか「大丈夫、きっと大丈夫だから…信じようよ、私を」

DQN1「さっきの娘より可愛らしい娘がなにをするって言うんだい?」

132: 2012/01/31(火) 15:04:54.88 ID:QxoQd3WH0
まどか「なら見せてあげる、私の力を!」

DQN1「なに言ってんだ?こいつ…」

DQN2「さぁ?廚二病じゃないッスか?」

ほむら「そんな……危ないわ!」

まどか「ほむらちゃんは見てて、いくよ!」

まどか「ハイパーまどかビーム!」

135: 2012/01/31(火) 15:09:49.44 ID:QxoQd3WH0
DQN1「なにをしたんだ?叫んだだけで特になにも……」

DQN2「それにしても痛ってぇ名前wwwwwwなんだよwwwwハイパーまどかビームってwwwwwコポォwww」

まどか「さ、今のうちに行こっか」

ほむら「なにをしたの?」

まどか「大丈夫だよ、ちゃんと『手に入れて』きたから」

ほむら「そう……」 ゾクッ

ほむら(一体まどかはなにをしたの…?ただのハッタリ…?)

まどか「気にしなくていいよ、大丈夫だから!」

137: 2012/01/31(火) 15:14:49.73 ID:QxoQd3WH0
ほむら「まどか、今貴女はなにをしたの?」

まどか「なにってハイパーまどかビームだよ?」

ほむら「それにはどういう効果があるの?」

まどか「私に好意がある女の子を私から離れさせなくするんだよ」

ほむら「でもあいつらは好意はおろか、女の子でもないじゃない!」

まどか「気にしなくていいよ、ちゃんと後で『戻して』おくからさ」

ほむら「どういうことよ…」

まどか「なんでもないよ」

139: 2012/01/31(火) 15:22:43.22 ID:QxoQd3WH0
まどか(ハイパーまどかビームを好意がない、または男性、または両方を満たす者に当てた時…)

まどか(その人の魂を一時的に手に入れることができる、ソウルジェムみたいにね)

まどか(だから100メートル程離れれば肉体とのリンクが切れる)

まどか(元に戻すにはリンク圏内に3時間いるか、300メートル以内で魂を返すと思ったとき)

まどか(今はリンクが切れた状態だろうから、今返したらきっと臨氏体験したみたいに思うかな?)

まどか(リンク圏外でずっと魂を持っていればずっとリンクできない状態にすることもできるけど、それはかわいそうだからね!)

143: 2012/01/31(火) 15:26:38.19 ID:QxoQd3WH0
まどか(じゃあ君たち、帰ってよし!) フワ…

ほむら「なにをしているの?」

まどか「別になんでもないよ、胸のリボンが緩くなっちゃったの!」

ほむら「そうだったの、じゃあ帰りましょうか」

まどか「うん!そうしよう!」

まどか(あの人たちの魂、ちゃんと帰れたかな?多分300メートル圏内だし大丈夫だよね!)

144: 2012/01/31(火) 15:32:43.91 ID:QxoQd3WH0
まどか「ただいまー!」

ほむら「ただ今帰りました」

知久「おかえりなさい、まどかにほむらちゃん、お風呂沸いてるから入ってもらって構わないよ」

まどか「じゃあほむらちゃんも一緒に入ろ!」

ほむら「え……えぇ……」

まどか(結局ほむらちゃんの家に行ってないから私の服を貸してあげないとね!)

知久「熱いかもしれないから気をつけてね!」

まどか「はーい!」

ほむら「ありがとうございます」

145: 2012/01/31(火) 15:40:23.79 ID:QxoQd3WH0
まどか「ねぇ、ほむらちゃん」

ほむら「なにかしら?」

まどか「今日一日私の服だったでしょ?サイズとかは大丈夫だった?」

ほむら「えぇ、問題ないわ」

まどか「よかった!ならまた貸してあげるからね!」

ほむら「じゃあお願いするわ」

まどか(異常が通常に変わる、それがハイパーまどかビーム)

まどか(私に好意を持っている女の子なら私から離れられなくて、さらに好きになって、私を襲えなくなるくらいだけど)

まどか(他の人に当てた場合は魂の改変ができるんだよね……性格や趣味なんかもね……)

148: 2012/01/31(火) 15:46:12.42 ID:QxoQd3WH0
まどか「湯加減は大丈夫かな?」 チャプ

まどか「いい感じだね!ほむらちゃんも入ろうよ!」

ほむら「えぇ、今入るわ」

ガラッ

まどか「うわぁ……ほむらちゃんってスタイルいいよね!」

まどか(胸だけ残念だけど)

ほむら「そんなこと言いながら視線は一点に集中してるんだけど…?」

まどか「ありゃりゃ…バレちゃったか!」

ほむら「当たり前よ」

150: 2012/01/31(火) 15:51:41.66 ID:QxoQd3WH0
まどか「うーん……やっぱり二人で入るには狭いね……てぃひひ……」

ほむら「仕方ないわ、普通の大きさならこの位よ」

まどか「そうだよね、でも狭いから触れ合えるっていうのもいいと思うな」

ほむら「広くても触れ合おうと思えば触れ合えるわ」

まどか「確かにそうなんだけどね……でも狭いには狭いなりにいいところもあると思うな」

ほむら「例えばなにがあるの?」

まどか「不意に足に触れちゃったりとか……」

151: 2012/01/31(火) 15:55:33.75 ID:QxoQd3WH0
ほむら「確かに悪くはないと思うけどね…」

まどか「それが原因で変なこと考えちゃダメだよ?」

まどか(考えついても実行には移せないんだけどね)

ほむら「思わないわよ、勝手に決めないで頂戴」

まどか「じゃあ、お背中流させていただきます」

ほむら「なによその口調は……」

まどか「まぁまぁ!背中流しっこしようよ!」

152: 2012/01/31(火) 16:00:00.73 ID:QxoQd3WH0
ほむら「そうね、じゃあお願いするわ」

まどか「ほむらちゃんって、すっごく綺麗で長い髪だよね……羨ましいな……」

ほむら「まどかもそこそこ長いわよ、ここまで伸ばすのは何年もかかるけど、まどかの今の髪なら少し伸ばせばロングヘアーになると思うわ」

まどか「てぃひひ……そうかな?」

ほむら「きっとまどかにはロングヘアーも似合うわ」

まどか「ありがとう、ほむらちゃん!」

ほむら「お礼には及ばないわ」

153: 2012/01/31(火) 16:04:02.33 ID:QxoQd3WH0
まどか「ほむらちゃんって色白でキメ細かい肌だよね……」

ほむら「色白なのは外に出なかったからよ、入院してたからね…」

まどか「あ……ごめんね?変なこと言っちゃって……」

ほむら「大丈夫よ、気にしないで」

まどか「痛くない?ほむらちゃん」 ゴシゴシ…

ほむら「大丈夫よ」

154: 2012/01/31(火) 16:08:17.72 ID:QxoQd3WH0
ほむら「次は私が背中を流すわね」

まどか「お手柔らかにお願いします……」

ほむら「強くはしないつもりよ、でも強かったら言ってくれて構わないわ」

まどか「うん、ほむらちゃん!」

ほむら「まどかも綺麗な背中をしてるわね、それに綺麗な桃色の髪…」

まどか「そんな……大げさだよ……」

ほむら「いいえ、綺麗だと思うわ」

まどか「ありがとう、ほむらちゃん!」

155: 2012/01/31(火) 16:15:47.54 ID:QxoQd3WH0
まどか「ふぅ……いいお湯だったね!」

ほむら「そうね…………あっ!」

まどか「どうしたの?ほむらちゃん」

ほむら「家に服を取りに帰るのを忘れてたわ……」

まどか「仕方ないなぁ……今日も私の服を貸してあげるよ」

ほむら「そんな…悪いわ……今からでも取りに帰れば……」

まどか「ほむらちゃんは私から離れられないのを忘れたの?それに時間も遅いから二人一緒でも外を出歩くのは許してくれないよ?」

ほむら「そうね……わかったわ、今日も借りる」

まどか「また明日取りに行けばいいよ!」

233: 2012/01/31(火) 23:06:32.05 ID:QxoQd3WH0
知久「湯加減はどうだった?」

まどか「よかったよ!」

ほむら「よかったです」

知久「ならよかった、じゃあ今から夕飯にしようか」

まどか「今日は疲れたからお腹も空いたんだよねー」

ほむら「私もお腹ペコペコです」

知久「じゃあすぐに用意するからね」

235: 2012/01/31(火) 23:10:22.10 ID:QxoQd3WH0
まどか「ごちそうさま!」

ほむら「ご馳走様でした」

知久「ちょっと残ってしまったからこれは明日食べよう」

まどか「じゃあほむらちゃん、部屋でトランプでもしようよ!」

ほむら「二人でトランプはあまり楽しくないわ、おじ様を含めて三人でやる方がいいわ」

タツヤ「まろかー!やるー!やるー!」

まどか「タッくんもやる?」

タツヤ「あいっ!」

236: 2012/01/31(火) 23:13:31.85 ID:QxoQd3WH0
まどか「じゃあ手始めにババ抜きからやろう!」

ほむら「そうね、定番だもの」

知久「タツヤは一人じゃできないから僕がアシストするよ」

タツヤ「あすー!あすー!」

まどか「じゃあ配るよー!」

ほむら「望むところよ!」

知久「負けないぞ!なっ、タツヤ!」

タツヤ「あいっ!」

238: 2012/01/31(火) 23:17:00.08 ID:QxoQd3WH0
まどか(うぬぬ……タッくんの手札がまるで読めない……)

タツヤ「おー!あうっ!」

知久「お、揃ったね!」

ほむら(一番の敵はおじ様とタッくんのペアね…)

まどか「ほむらちゃん、手札出して!」

ほむら「どうぞ」

スッ!

まどか(あちゃー…ジョーカー引いちゃった……)

240: 2012/01/31(火) 23:22:55.75 ID:QxoQd3WH0
タツヤ「あうっ!」

知久「また揃った、タツヤは強いなぁ!」

ほむら(おじ様はタッくんを乗せて微笑んでるだけ…表情からカードは読めないわね……)

まどか(多分タッくんはあまりルールを理解してない…でも引きの強さは……)

ほむら(何度かまどかの家に来たことはあった、そしていつも笑っていた……)

まどか(敵に回られた時の、このポーカーフェイス!そして強さ!知らなかった…)

知久「次はタツヤの番だし、引きたがってるから出してくれないかな?まどか」

まどか「あ、うん!」

242: 2012/01/31(火) 23:26:56.66 ID:QxoQd3WH0
タツヤ「あいっ!」

知久「当たりだね、これで僕たちの手札は一枚だからほむらちゃんに引かせてアガリだ」

タツヤ「アガリー!アガリー!」

ほむら「強いですね……タッくん……」

知久「カードゲームは強いかもしれないな、またトランプでもさせてみよう」

まどか「うぅ……」

知久「まだ勝負は終わってないよ、まどかもほむらちゃんも頑張って!」

244: 2012/01/31(火) 23:30:44.31 ID:QxoQd3WH0
ほむら「これね!引かせてもらうわ、まどか」

まどか「それはダメぇぇー!」

ほむら「アガリよ」

まどか「だからダメって言ったのに……」

ほむら「これは遊びといえども勝負なの、悪く思わないで」

知久「ほむらちゃんの勝ちみたいだね、おめでとう!」

ほむら「ありがとうございます」

246: 2012/01/31(火) 23:38:32.58 ID:QxoQd3WH0
知久「おや、もうこんな時間か、僕もお風呂に入ってくるからまどかたちは寝ててもいいよ、じゃあ行こうか、タツヤ」

タツヤ「あいっ!」

まどか「じゃあ私の部屋に行こっか!」

ほむら「そうね、そうしましょう」

まどか「その前にトランプ片付けて……」

ほむら「手伝うわ」

まどか「ありがとう、ほむらちゃん!」

249: 2012/01/31(火) 23:43:53.14 ID:QxoQd3WH0
まどか「ねぇ、ほむらちゃん?」

ほむら「なに?まどか」

まどか「もしだよ、もしほむらちゃんと私が結婚したらどうなるとおもう?」

ほむら「その前に、結婚するならオランダかどこかに行かないといけないじゃない」

まどか「もしもって言ったからそんな難しい話はいいじゃん……」

ほむら「あ……ごめんなさい……」

251: 2012/01/31(火) 23:46:59.42 ID:QxoQd3WH0
まどか「それで、どう思う?」

ほむら「案外変わらないんじゃないかと思うわ」

まどか「どうして?」

ほむら「数日過ごしてきたけれど、関係にあまり変わりはないように思えたからよ」

まどか「そんなことないよ!」

ほむら「まどか……?」

253: 2012/01/31(火) 23:54:50.05 ID:QxoQd3WH0
まどか「きっかけはハイパーまどかビームだったけど、それからの気持ちは本当だよ」

ほむら「それは凄く嬉しいわ、まどかの素直な気持ちが聞けて」

まどか「だからもう一回ハイパーまどかビームを当てて、もっとほむらちゃんと仲良くなりたいの……」

ほむら「待ちなさいまどか、それは間違ってるわ!そのビームはきっかけにすぎないのよ!」

まどか「それでも私はほむらちゃんが欲しい、全てをさらけ出して欲しい、全てを見せて欲しい」

ほむら「いずれ後悔するわよ……」

まどか「それでも構わないよ、ほむらちゃんさえいれば構わない」

ほむら「そう……貴女を悲しませたくはなかったのだけど……」

まどか「じゃあいくよ、ハイパーまどかビーム!」

255: 2012/01/31(火) 23:59:32.55 ID:QxoQd3WH0
ほむら「くっ!あ……」 バタッ!

まどか「これでよかったんだよ、これで……」

ほむら「……………」

まどか「確か三回目のボーナスは触れなくても相手の思考が読める、だったよね」

ほむら(……………)

まどか「あ……あれ…?ほむらちゃんがなにも考えてない…?」

ほむら「……………」

259: 2012/02/01(水) 00:06:39.63 ID:kZRYo3rY0
キュゥべぇ「やれやれ、またその力を使ったのか、君は」

まどか「キュゥべぇ!?」

キュゥべぇ「契約したときに言ったよね?それは多大なリスクのある力だとね」

まどか「どういうこと…?」

キュゥべぇ「はぁ……まだわかっていないみたいだね、今そこにいるのは暁美ほむらじゃない、ただの抜け殻だよ」

まどか「えっ……!?」

キュゥべぇ「ハイパーまどかビームはね、三回に分けて相手の魂を抜き取る力なんだ」

263: 2012/02/01(水) 00:15:13.02 ID:kZRYo3rY0
キュゥべぇ「一回目で相手の好意の心を書き換え、そして自分に依存させる」

キュゥべぇ「二回目で相手に触れ合うことで相手の心とリンクできる」

キュゥべぇ「そして三回目で魂を完全に抜き取り、自分から離れられなくする、範囲は一回ごとに10分の1になるから今は1メートルと言ったところかな」

キュゥべぇ「それにリンクさせておかないと元々の魂がどんどん消えていってしまうからね、今だって消えていってる」

まどか「嘘………?」

キュゥべぇ「嘘をついてなんの意味があるんだい?ボクには理解できないな……」

キュゥべぇ「それに完全に抜き取った魂を戻すことはある1つの方法を除いて存在しないよ、一回か二回なら返すと思うだけで返せるんだけど」

265: 2012/02/01(水) 00:21:51.06 ID:kZRYo3rY0
まどか「教えて!ほむらちゃんに魂を返す唯一の方法を!」

キュゥべぇ「それはね、まどか、術者である君自身が氏ぬことだよ」

まどか「え………」

キュゥべぇ「今の君は幾つもの魂を体に宿しておける存在だ、しかしその体が氏ねば魂はどこに行くと思う?」

キュゥべぇ「元の肉体が生きていればそこに帰るだろう、しかしもう氏んだ肉体の魂は天に還るしかない」

キュゥべぇ「考え方によっては氏にかけた人を半永久的に生き延びさせることが可能だよ!」

キュゥべぇ「まぁその人はまどかから離れられなくなるんだけどね」

270: 2012/02/01(水) 00:28:32.71 ID:kZRYo3rY0
キュゥべぇ「わかったろう?その力の多大なリスクに、まぁまどかはそのリスクを知らなくても使ったんなら覚悟はあるってことだよね!」

まどか「酷い………」

キュゥべぇ「酷い?酷いのは君さ、鹿目まどか、君は知らないながらも暁美ほむらの魂を閉じこめた」

キュゥべぇ「彼女を助けたいなら自分を犠牲にするしかないよ、まぁできればの話なんだけどね!」

キュゥべぇ「絶望するならしてみるといい、そうすればボクたちのエネルギー回収ノルマが概ね達成できるしね!」

キュゥべぇ「氏にたくなったら勝手に氏んでね、ボクはその時を待ってるからね!」

273: 2012/02/01(水) 00:34:09.12 ID:kZRYo3rY0
まどか「ほむらちゃん……ほむらちゃん……!」

まどか「起きて……目を覚まして!ほむらちゃん!」

ほむら「……ま………ど……か…?」

まどか「そうだよ!まどかだよ!ほむらちゃん!」

ほむら「まど……か……まどか……」

まどか「これってもしかして……」

キュゥべぇ『リンクさせておかないと元々の魂がどんどん消えていってしまうからね』

まどか「嫌だよほむらちゃん!元のほむらちゃんに戻ってよ!」

275: 2012/02/01(水) 00:41:38.02 ID:kZRYo3rY0
ほむら「泣い…てる……?泣き顔……見たく……ない……」

まどか「ありがとう、ほむらちゃん……ぎこちないけど嬉しいよ……」

ほむら「まど……か……」

まどか「ほむらちゃん……ごめん…ほむらちゃんの言う通りだったね…」

まどか「あの力はきっかけでしかない……使えば後悔する……全部ほむらちゃんの言った通り……」

まどか「それでも押し通して使っちゃったから……こうなったんだ……!」

まどか「ほむらちゃんごめんなさい…!どんなに謝っても返ってこないけど……ごめんなさい…!」

277: 2012/02/01(水) 00:48:06.12 ID:kZRYo3rY0
まどか「せめてものの償いは……するよ、ほむらちゃんだけは元に戻すよ」

まどか「私は氏ぬよ、ほむらちゃんを頃したも同然だから…私が氏んでも償いきれないくらいの罪……」

ほむら「まど…か………?」

まどか「止めないで、これは私が受け止めるべき責任だから……」

まどか「こんなほむらちゃんにするために私は魔法少女になったんじゃない!」

まどか「お別れだね、ほむらちゃん……いつまでも大好きだよ……」




パキィンッ………



…………………………

281: 2012/02/01(水) 00:54:10.07 ID:kZRYo3rY0
…………………………



ほむら「はっ……!私…どうなってるの……体が固まって動けない……」

まどか「……………」

ほむら「まどか!?それに散らばっているこの欠片は……」

キラッ

ほむら「まどかのソウルジェムね……なんでまどかは氏んだのかしら……」

キュゥべぇ「それはボクが説明するよ」

ほむら「インキュベーター……!」

キュゥべぇ「そんなに敵意をむき出しにして欲しくないな、折角説明してあげようとしてるのに」

ほむら「するなら早くしなさい」

283: 2012/02/01(水) 01:00:31.53 ID:kZRYo3rY0
キュゥべぇ「今君の体は動きにくいだろう?それは氏後硬直だ、今まで肉体は半氏状態だったからね」

ほむら「ソウルジェムのリンク圏内から体が出たことがあるからわかるわ、その時と同じよ」

キュゥべぇ「それで、君の意識はどこで途切れたんだい?その時間で話す量が変わってくるんだけど」

ほむら「まどかがハイパーまどかビームを使ってからよ」

キュゥべぇ「なるほどね、当たり前と言えば当たり前か」

ほむら「はやく説明しなさい」

286: 2012/02/01(水) 01:06:06.01 ID:kZRYo3rY0
キュゥべぇ「…とまぁこういう感じさ」

ほむら「なるほどね……」

キュゥべぇ「それで、その効果を聞いてどうするつもりなんだい?まどかはもういないし……」

ほむら「この経験は次につなげるわ」

キュゥべぇ「次につなげる?まさか!次なんてもうないのに!」

ほむら「あるわ、可能性というものは無限に広がるもの」

キュゥべぇ「まぁ!せいぜい頑張るといいよ」

ほむら「貴方に言われなくてもね」

カシュ!

289: 2012/02/01(水) 01:12:19.79 ID:kZRYo3rY0
ほむら「もうあの力は使わせない……あの力はリスクが大きすぎるわ……」 コツコツ

ほむら「できればもう二度と契約させたくないもの……」

ほむら「いつになったら貴女を絶望の未来から救い出せるの……?」

ほむら「いえ、考えても仕方ないわ、いつかまどかを救ってみせる!」

ほむら「何度繰り返しても必ず……!」


……………


まどか「ハイパーまどかビーム!」ビビビ

ほむら「え!?」


バッドエンド

294: 2012/02/01(水) 01:20:48.13 ID:kZRYo3rY0
なんかもうごめんなさい、まず始めにバッドエンド行っちゃいました
グッドエンド見てからバッドエンド見たら凄くモヤモヤすると思ったんで
バッドエンドの構想はしっかりしてたけど正直グッドエンドの構想は今のところいまいちです
でも書きながらしっかりとした形にして迎えられるよう努力します
今は正直眠いです、バッドエンドだけど書ききった反動で……
明日しっかり完結させますんで、バッドエンド見た後の方がグッドエンドも映えると思うし!
正直言ってもう寝たいです

296: 2012/02/01(水) 01:22:55.17 ID:qcuLAuC60
グッドエンドはあるんだな?
よし今はぐっすりおやすみ

356: 2012/02/01(水) 15:02:41.58 ID:kZRYo3rY0
遅くなりました、再開します

357: 2012/02/01(水) 15:07:28.96 ID:kZRYo3rY0
>>253から分岐

まどか「きっかけはハイパーまどかビームだったけど、それからの気持ちは本当だよ」

ほむら「それは凄く嬉しいわ、まどかの素直な気持ちが聞けて」

まどか「だからもう一回ハイパーまどかビームを当てて、もっとほむらちゃんと仲良くなりたいの……」

ほむら「待ちなさいまどか、それは間違ってるわ!そのビームはきっかけにすぎないのよ!」

まどか「きっかけさえ作れればいいの!さらに次に行きたいから!」

ほむら「まどか……そうならそうと最初から言って欲しかったわ……」

359: 2012/02/01(水) 15:13:45.04 ID:kZRYo3rY0
ほむら「まどかはもしかしたら知ってるかもしれないわね、私も魔法少女なの」

まどか「知ってた…だって左手の中指に指輪をしてたから……」

ほむら「そうね、でも今ごろは指輪のようなアクセサリーをしてもおかしくない時代よね、だからカムフラージュできるの」

まどか「でも魔法少女かどうかは中指の爪の刻印で見分けられる」

ほむら「魔法少女なら知ってて当然よね、見ればすぐわかるもの」

まどか「だからほむらちゃんが魔法少女だってすぐにわかったの」

360: 2012/02/01(水) 15:21:24.66 ID:kZRYo3rY0
ほむら「キュゥべぇが言ってたの、『同じ魔法少女なら氏なない限りなにをしても構わない、ただしその力は多大なリスクを伴うからね』って……」

ほむら「それで矛先が私に向いたのね……」

まどか「ほむらちゃんはかっこいいし、頭もいいし、運動もできる、凄くうらやましかったんだ……私はてんでダメだから……」

ほむら「いいえ、そんなことないわ」

まどか「それでね、私はほむらちゃんに憧れて、仲良くできたらいいなって思ったの」

ほむら「それならそうと初めから言ってくれれば……」

362: 2012/02/01(水) 15:29:09.78 ID:kZRYo3rY0
まどか「そんな勇気は……私にはないから……」

ほむら「私は『ハイパーまどかビーム!』と叫ぶ方がよっぽど勇気がいると思うのだけど……」

まどか「私はね…ほむらちゃんに振り向いて欲しかったから魔法少女になったの!」

ほむら「馬鹿ね……そして愚かよ……」

まどか「ごめんなさい……ごめんなさい……」

ギュッ

まどか「……あっ」

ほむら「私はまどか、貴女の為に魔法少女になったのよ……まどかも魔法少女になる必要はなかったのに……」

まどか「それは……どういう…?」

ほむら「そうね、それは昔の話よ……」

364: 2012/02/01(水) 15:35:57.91 ID:kZRYo3rY0
ほむら「私はね、未来から来たの……貴女を守るために……」

まどか「え……?」

ほむら「貴女と初めて会ったときは魔法少女だった…そして、私を助けてくれたの」

まどか「そうよ、貴女は私の命の恩人よ……」

まどか「でも私はほむらちゃんを助けたことはないよ!?」

ほむら「言ったでしょ?私は未来から来たのよ」

まどか「なるほど……」

365: 2012/02/01(水) 15:44:06.84 ID:kZRYo3rY0
まどか「ほむらちゃんは私を助けるために何度もこの一月を繰り返して……」

ほむら「そうよ、貴女は私の生きる糧なのよ……単刀直入に言うわ、私は貴女が好きよ」

まどか「…………」

ほむら「貴女が望むなら私の出来ることならしてあげられるわ」

まどか「じゃあっ! 私の恋人になってください……」

ほむら「はいっ!喜んで!」

キュゥべぇ「やれやれ、甘いところに来ちゃったみたいだね」

ほむら「インキュベーター…!」

367: 2012/02/01(水) 15:50:11.85 ID:kZRYo3rY0
ほむら「なにしに来たの……」

キュゥべぇ「そんなに睨まないでよ、怖いじゃないか」

ほむら「貴方に用はないわ」

キュゥべぇ「やれやれ、君たちに有益な情報を教えにきたんだけどね」

ほむら「どんな情報よ」

キュゥべぇ「ハイパーまどかビームの解除の仕方さ」

ほむら「っ!? 今すぐ教えなさい!」

キュゥべぇ「やれやれ、そんなに焦らなくてもボクはそのために来たんだから」

369: 2012/02/01(水) 16:02:27.99 ID:kZRYo3rY0
キュゥべぇ「まどか、ハイパーまどかビームの効果はわかるかい?」

まどか「えと……自分のことが好きな女の子に当てると私をもっと意識するようになって、私から100メートル以上離れられなくなる…だったはず……」

キュゥべぇ「そうだね、今ほむらには二回当ててるみたいだけど……」

ほむら「二回!?いつ二回目を当てたのよ……」

まどか「てぃひひ……遊園地でジュース買いに行った帰りに……」

キュゥべぇ「じゃあ次だ、二回目を当てたときの効果はわかるかい?」

まどか「相手に触れると相手の思考が読めるボーナスだったはず……」

キュゥべぇ「そうだね、でも実はそれだけじゃないんだよ」

370: 2012/02/01(水) 16:10:37.09 ID:kZRYo3rY0
ほむら「ちょっと待って!あの時の思考は読まれていたの!?」

まどか「ごめんね?ほむらちゃん」

キュゥべぇ「それ以外の効果は一回目の効果の倍増、そしてリンク範囲の縮小だ」

ほむら「リンク範囲……?」

キュゥべぇ「言ったろう?まどかから100メートル以上離れられないと、離れるとソウルジェムを体から離したような状態になる」

ほむら「体が氏んだ状態になるのね……」

キュゥべぇ「よく知ってるね、それでリンク範囲だけど、一回当てるごとに10分の1になる」

ほむら「今は二回当たってるから10メートルと言ったところ?」

キュゥべぇ「そうだね、正解だよ」

375: 2012/02/01(水) 16:50:47.85 ID:kZRYo3rY0
キュゥべぇ「そして三回目で相手の魂を完全に抜き取る」

まどか「え……それって……」

キュゥべぇ「そうさ、ハイパーまどかビームは相手の魂を抜き取って書き換える技さ!」

ほむら「インキュベーター…貴方たちはどこまで……」

キュゥべぇ「どうしてだい?欲しいものは相手の魂を書き換えてでも欲しいものなんじゃないのかい?」

ほむら「そんなの…相手の意志に関係ないじゃない……」

キュゥべぇ「意志以前に感情がないボクたちに理解できないな……」

377: 2012/02/01(水) 16:56:38.19 ID:kZRYo3rY0
ほむら「それで、三回目のリンク範囲は1メートルなのよね?」

キュゥべぇ「そうだよ、でも三回ハイパーまどかビームを喰らうと魂を元の体に戻すことは術者が氏ぬ以外になくなるからね」

キュゥべぇ「そういった意味では暁美ほむら、君はまだ間に合う」

ほむら「私はまだ二回だものね……早速魂の戻し方を教えて頂戴」

キュゥべぇ「鹿目まどかが暁美ほむらに魂を返すと思えば返せるよ」

ほむら「わかったわ、さぁまどか、私に魂を返すと願って」

まどか「…………」

380: 2012/02/01(水) 17:02:37.86 ID:kZRYo3rY0
ほむら「ほむらちゃん……」

ほむら「なに?まどか」

まどか「ほむらちゃんがさっき言ったことに嘘偽りはない?」

ほむら「あるはずないわ、それに……ハイパーまどかビームの効果が現れているのが証拠よ」

まどか「そっか……そうだよね……ほむらちゃんも私の事が好きなんだよね……?」

ほむら「えぇ、どの世界でも一番貴女が好きよ……」 ニコッ

キュゥべぇ「ボクは邪魔者みたいだから消えるよ、ゆっくり楽しんでね!」

383: 2012/02/01(水) 17:07:19.49 ID:kZRYo3rY0
まどか「てぃひひ……私たち、もう恋人同士なんだよね……」

ほむら「まどかが望むならそれ以上の関係でもいいわよ」

まどか「もう!ほむらちゃんったら…!」

ほむら「冗談よ」

まどか(うぅ……でもそれは冗談じゃなくてもよかったかもしれないよ……) ゴニョゴニョ

ほむら「まどか、貴女が望むなら、ね……」

384: 2012/02/01(水) 17:11:22.99 ID:kZRYo3rY0
まどか「じゃあ魂を返すよ……」

ほむら「お願いするわ」

まどか「私はほむらちゃんに魂を返します!」 ふよふよ…

ほむら「なに?私の体からも…!」 ふよふよ…

まどか「三つの魂が一つになって…ほむらちゃんの中に!」

ほむら「うっ!?」 とぷんっ!

まどか「ふぅ…終わりだね……」

385: 2012/02/01(水) 17:19:27.62 ID:kZRYo3rY0
ほむら「これで普通に戻れたのね……」

まどか「今までの非日常はどうだった?」

ほむら「悪くなかったわ、続けてもいいくらいに……」

まどか「じゃあ続けてみない?」

ほむら「そうね、続けさせてもらいましょう」

まどか「じゃあ下着とか取りに帰る?」

ほむら「そうね、行ってくるわ」

386: 2012/02/01(水) 17:26:54.91 ID:kZRYo3rY0
ほむら「ただいま」

まどか「おかえり、ほむらちゃん」

ほむら「ただいまって言うのは変かもしれないわね……私の家でもないのに……」

まどか「変じゃないよ!ほむらちゃんはもう家族みたいなものだから……」

ほむら「まどか……ありがとう……」

まどか「ううん、お礼を言われるほどの事じゃないよ」

ほむら「そうかしら……?」

390: 2012/02/01(水) 17:31:23.34 ID:kZRYo3rY0
まどか「そうだよ、ほむらちゃんはもう大切な家族で、恋人だから!」

ほむら「まどか……ありがとう……」

まどか「ねぇ、ほむらちゃん……」

ほむら「なに?まどか……」

まどか「えと……その……キスして欲しいなって……」

ほむら「え……でも……」

まどか「私たち恋人同士だし、普通のはずだよ……?」

ほむら「そうね……愛に性別は関係ないわよね……!」

392: 2012/02/01(水) 17:36:24.35 ID:kZRYo3rY0
ほむら「じゃあいくわよ、まどか…目を閉じて……」

まどか「うん……いいよ……」

ほむら(まどかの顔がすぐそこに!顔がすごく熱いしドキドキしてる!) ドキドキ

まどか(キスしてくれるってわかったらすごく唇が寂しいよ……早くしてほしいな……) ドキドキ

ほむら「いくわよ……まどか……」

まどか「うん……いつでもいいよ……」


……………

………


394: 2012/02/01(水) 17:42:10.30 ID:kZRYo3rY0
ほむら(したいと思っていたけれど!目の前に出されるとどうして躊躇してしまうのよ!私!)

まどか(まだかなぁ……ほむらちゃん……もう耳まで熱くなってる……)

ほむら「いくわよ…後悔しない……?」

まどか「しないよ……初めてはほむらちゃんに貰って欲しいから……」

ほむら(もう何度繰り返しただろうか…どうして土壇場で勇気が出ないのよ……私は……) しゅん…

まどか「あぁ、もうじれったいなぁ!」

ほむら「えっ?」

ちゅっ……

398: 2012/02/01(水) 17:50:25.68 ID:kZRYo3rY0
まどか「っはぁ…!」

ほむら「…………」 ぽぉ~…

まどか「てぃひひ!ほむらちゃんはまだ余韻に浸ってるみたいだね」

ほむら「まどかが私を……私に……」

まどか「うーん……戻るまでしばらく待ってあげようかな、戻ったら……」

まどか「てぃひひ!楽しみだね!」

399: 2012/02/01(水) 17:57:32.93 ID:kZRYo3rY0
ほむら「……はっ!私は……」

まどか「おかえり、ほむらちゃん」

ほむら「私は……?」

まどか「ほむらちゃんは私とキスして、それからずっとぼーっとしてたんだよ」

ほむら「私が……まどかと……?……き……きす……?うーん………」 バタッ!

まどか「ありゃりゃ……私のことをずっと好きだったわりにはうぶで乙女だったんだね、ほむらちゃん……」

414: 2012/02/01(水) 19:29:15.19 ID:kZRYo3rY0
ほむら「…ぅん……」

まどか「おはよう、ほむらちゃん!」

ほむら「おはよう、まどか……」

まどか「また倒れちゃうからどうしたのかと思っちゃったよ!」

ほむら「ごめんなさい…混乱して…」

まどか「ううん、ほむらちゃんの寝顔が可愛かったからいいよ」 つんつん

ほむら「ほっぺをつつくのはやめてほしいのだけど……」

415: 2012/02/01(水) 19:32:42.98 ID:kZRYo3rY0
まどか「いいじゃん!柔らかくて気持ちいいし……」

ほむら「まどかならいいわ、その代わり!少しだけだからね……」

まどか「ありがとね、ほむらちゃん!」

キュゥべぇ「やれやれ……じゃあボクは新しい魔法少女の勧誘に行こうかな……」

まどか「ほっぺたぷにぷにだね!」

ほむら「恥ずかしいから早くやめてほしいのだけど……」

417: 2012/02/01(水) 19:38:07.36 ID:kZRYo3rY0
マミ「へぇ、鹿目さんと暁美さんはコンビを組むことにしたのね」

まどか「はい、私とほむらちゃんは最高の『パートナー』ですから!」

杏子「それでもあたしとマミのコンビには敵わないと思うけどな!」

まどか「私たちはマミさんや杏子ちゃんのコンビにも負けないもん!ね!ほむらちゃん!」

ほむら「えぇ、私とまどかは『パートナー』だから、絶対に負けないわよ」

杏子「上等じゃねぇか……次魔女が出たときに勝負だ!止めを刺したコンビの勝ちだからな!」

まどか「オッケー!」

419: 2012/02/01(水) 19:42:17.32 ID:kZRYo3rY0
さやか「あたしは見てるだけだけどいいのかな?」

キュゥべぇ「どうしてだい?力のないさやかが戦えるわけないじゃないか!でも、戦いたいっていうなら……」

ほむら「そこまでよ、インキュベーター」

キュゥべぇ「きゅっぷい」

杏子「こいつを先に倒したコンビが勝ちだ!いくぜ!マミ!」

マミ「オッケー!速攻で勝負を決めるわ!ティロ・フ………


カシャッ!

420: 2012/02/01(水) 19:46:27.97 ID:kZRYo3rY0
ほむら「今のうちにやるわよ、まどか」

まどか「オッケー!」

バババババ!! ドドドドド!

カタカタカタカタ…… カシュッ!

ィナー……ってあれ……?魔女は……?」

まどか「私たちが倒しましたよ」

杏子「ふざけんな!魔女は今出てきたばかりだぞ!」

ほむら「嘘だと思うならその場所に行ってみるといいわ」

杏子「くっ!」 タタタタッ!

422: 2012/02/01(水) 19:50:58.92 ID:kZRYo3rY0
杏子「本当だ……魔女がいなくなって代わりにグリーフシードが……」

まどか「イェーイ!」

ほむら「ふっ……」 パチンッ!

マミ「残念だけど、私たちの負けみたいね、佐倉さん」

杏子「お前ら一体なにしやがった!」

まどか「なにって…攻撃しただけだよ?」
ほむら「魔法を使っただけよ」

杏子「くっ……そう言われちゃ仕方ねぇ…あたしたちの負けだ……」

424: 2012/02/01(水) 19:56:02.28 ID:kZRYo3rY0
まどか「やっぱり私たちが最強の魔法少女コンビだね!」

ほむら「そうよ、なんせ私たちは『パートナー』なのだから」

杏子「悔しいがあんたたちは本物だ、あたしたちが一撃も与える暇なく倒しちまったんだからな」

マミ「でもなんであんなに一瞬で倒せたのかが気になるわ…」

まどか「それは秘密です」

杏子「なんでだよー!教えろよー!」

まどか(だって時間停止なんて言ったら今回の勝負をノーカウントにされそうだからね)

425: 2012/02/01(水) 19:59:46.77 ID:kZRYo3rY0
まどか「ふぅ……今日もお疲れさま!ほむらちゃん」

ほむら「今回はあまり疲れなかったけどね」

まどか「あんまり細かいことは言いっこなし!」

ほむら「そうね、わかったわ」

まどか「じゃあ!今度はほむらちゃんからしてほしいなって……」

ほむら「なにをよ?」

まどか「なにをって……一つしかないよ……」

427: 2012/02/01(水) 20:06:23.39 ID:kZRYo3rY0
ほむら「なにをしてほしいの?」

まどか「意地悪だね……ほむらちゃんは……キスしてほしい……」

ほむら「よく言えたわね、まどか……じゃあ目を閉じて……」

まどか「うん…………」

ほむら「……………」 キョロキョロ……

ほむら(誰も見てないわよね……だってまどかの部屋だもの……)

ほむら「……んっ」

キュゥべぇ「やぁ!まどか!ほむら!」

ほむら「っ!?」 バッ!

428: 2012/02/01(水) 20:09:19.86 ID:kZRYo3rY0
キュゥべぇ「あれ?お楽しみだったかい?」

ほむら「黙りなさい、そして消えなさい、インキュベーター……」 カチャ…

まどか「ほむらちゃん……目が怖いよ……」

キュゥべぇ「やれやれ、ボクはお邪魔ってわけかい」

ほむら「二度は言わないわ、消えなさい」

キュゥべぇ「きゅっぷい」

430: 2012/02/01(水) 20:13:19.32 ID:kZRYo3rY0
ほむら「さて、邪魔者はいなくなったわね……」

まどか「でも……ちょっとキュゥべぇがかわいそうかなって……」

ほむら「あいつを心配する必要はないわ、氏んでもしなないもの」

まどか「そうなんだ……」

キュゥべぇ(ボクはただ挨拶に来ただけなのに殺されかけるなんて…わけがわからないよ)

ほむら「さぁ、続けましょうか」

まどか「う……うん……!」

431: 2012/02/01(水) 20:16:40.63 ID:kZRYo3rY0
ほむら「じゃあまどか、目を閉じて……」

まどか「うん……」

ほむら「……………」

ほむら(さっきはインキュベーターの乱入があったけど、今回は大丈夫よね……)

ほむら「いくわよ……」

まどか「うん………」



ちゅっ……

434: 2012/02/01(水) 20:20:49.31 ID:kZRYo3rY0
キュゥべぇ「キマシタワー」

ほむら「っ!?」 カチャ…

ほむら「消えなさいって言ったわよね?」

キュゥべぇ「違うんだほむら!今のは星からの電波を受信して…」

ほむら「問答無用!」 バンッ!

キュゥべぇ「きゅぶ!」 パァンッ!

キュゥべぇ「なんてことだ……ここは木間市だったのか……」

ほむら「なにわけのわからないことを言っているのよ、消えなさい」

437: 2012/02/01(水) 20:28:14.76 ID:kZRYo3rY0
まどか「あはは……キュゥべぇだから仕方ないよ……」

ほむら「なにを言ってるのよ!あの淫獣……見つけ次第処分してやるわ……」

まどか(いろいろありましたが、今は満足しています)

まどか(マミさんや杏子ちゃん、それにパートナーのほむらちゃん)

まどか(毎日いろんなことがあります、戦ったり、遊んだり、喧嘩したり…)

まどか(たとえどんなに強い魔女と出会っても私は、私たちは負けません)

まどか(だって私にはパートナーのほむらちゃんと、マミさんと杏子ちゃんがいるから……)


まどか「ハイパーまどかビーム!」ビビビ

ほむら「え!?」


終わり

442: 2012/02/01(水) 20:40:11.66 ID:kZRYo3rY0
ごめんね、さやかちゃんファンの人たち!さやかちゃんは魔法少女にならなければいい娘なんです!
でもさやかちゃんが悪い娘なんて断じて思ってませんから勘違いしないでくださいね?
でもセリフ一言しかなくてすいません!正直一回落ちたときは完結を諦めましたが
完結できたのは立て直してくれたおかげです、ありがとうございます
乗っ取りでしたが書き切れてよかったです
それではまた他のSSで出会うことがあれば

引用: まどか「ハイパーまどかビーム!」ビビビ ほむら「え!?」