1: 2017/06/06(火) 02:37:48.607 ID:Tll2VqRW0.net
元親友「なんでもテキトーにやってりゃいいのにさぁ、いつもなににでも熱くなっちゃって……ウゼェっての…。」

元親友「いい加減お前のそういうのさ、うんざりなんだわ。もうついてけない。アタシはここで降りる。」

元親友「……だからぁ……そういうのが嫌いだって言ってんじゃんか…。アタシのこと、引き止めんなよ…。」

元親友「アタシはなぁ、お前が嫌いなんだよっ!……お前はどう思ってたか知らないけど、アタシはお前のことを友達だと思ったことなんて、一瞬たりともないから。」

元親友「…………なぁんだ、お前、そういう顔も出来るんだ…。……その顔がずーっと見たかったぁ…!お前の表情が暗く淀むところが……ずぅーっとさぁ…!」

元親友「お前がもう少しはやくその顔を見せてくれてたら……私だって、お前に刃を向けることなんてなかったのになぁ…?」
ふらいんぐうぃっち(13) (週刊少年マガジンコミックス)
8: 2017/06/06(火) 02:45:13.092 ID:Tll2VqRW0.net
元親友「ああ、言ってなかったか…。実はお前を裏切る理由は、もうひとつあるんだ。」

元親友「……アタシは騎士団を抜け、帝国兵として魔帝様にこの身を捧げることになった。」

元親友「もともと誘いはあったんだ、間抜けなお前は気づいてなかったろうけどな。……どうやら帝国は前から、アタシの力に目をつけていたらしい。」

元親友「……騎士団でただ棒切れを振っていただけのアタシを、帝国は認めてくれたんだ…!……お前らみたいな、節穴とは違う…。」

元親友「私は私を認めてくれる者のために、この剣を振るう。……お前らを頃すためにな。」

元親友「……なに?……ぷっ……ははははっ…!お前がぁ?アタシのことを認めていたぁあ?……冗談キツいぜっ、っははは!!」

元親友「一番アタシから目を背けていたお前が……お前がそれを言うのかっ……!!」

21: 2017/06/06(火) 02:54:52.442 ID:Tll2VqRW0.net
元親友「……まあ、いいや…。とにかくさ、アタシはお前のことが……心の底から、大ッ嫌いだったんだ……だからアタシは、騎士団を裏切る…!」

元親友「全部お前のせいだぞ?心優しいアマちゃんのお前は、せいぜい心を病ませて……そしてそのまま消えてくれよ。」

元親友「……うるさい、止めるな……今さらアタシの手を取るなよ…!………本当に、嫌いだ……ッ。」

元親友「……今度会うときは敵同士。そのときはお互い、殺されないように必氏に頃し合おうぜ?」

元親友「……今までのことなんて全て忘れて、純粋にお前を頃してやりたい……お前への殺意を発散したいっ!!」

元親友「……手を抜こうだなんて考えやがったら……絶対にお前を許さないからな……。」

元親友「…………ほんじゃあま、アタシは行くわ。あとは暑苦しいお前さんらで仲良くやってくれや。な。」

元親友「…………○○……。」

元親友「……っ…………なんでもない……クソッ……。」

22: 2017/06/06(火) 02:55:16.857 ID:Tll2VqRW0.net
みたいなね
あの……ね、うん……こういうの…

33: 2017/06/06(火) 03:34:36.827 ID:Tll2VqRW0.net
なんだ口では色々言っておきながらやっぱ好きなんじゃねぇかげへへ

な感じが好きか

18: 2017/06/06(火) 02:50:46.298 ID:G15LAgZn0.net
騎士のくせにごちゃごちゃうるせえな
抜けよ

引用: 元親友騎士(♀)「……見苦しいなぁ、お前は。お前のそういう必死なところが、昔っから嫌いだった。」