無慈悲な氏

盗賊「無慈悲な氏だ」　ｻﾞｸｯ

獣人娘「えぐぅ！？」　ﾋﾞﾁｬ

盗賊「なぁに、どうせ生きてたってあの時氏んどけばよかったって思うだろうよ」

盗賊「今の内に氏んどけよ」　ｻﾞｸｯ　ｻﾞｸｯ

獣人娘「あ……あ……」　ｶﾞｸｯ

獣人娘「や、やだ、殺さないで！」

盗賊「>>12」

脱げ

盗賊「脱げ」

獣人娘「え……」

盗賊「あ？　いいからさっさと脱げよ」　ﾁｬｷｯ

獣人娘「ひっ！？　は、はい、脱ぎます！」　ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

獣人娘「う……うぅ……」　ｽﾙｽﾙ

盗賊「おお、良い身体してるじゃねえか」

獣人娘「な、何するつもりなんですか……？」

盗賊「おいおい、これ以上言わせるなよ。お前も女なら分かるだろ？」

盗賊「氏にたくねえならする事があるよな？」

獣人娘「そ、それって……」

盗賊「>>15だよ」

アキラ100%

盗賊「アキラ100%だよ」

獣人娘「ええ！？　アキラ100%ですか！？」

盗賊「おうよ。氏にたくねえならこのお盆で俺を楽しませてみろ」　ﾊﾟｼｯ

獣人娘「あ、あの」

盗賊「なんだ？」

獣人娘「お、おっOいはどうすれば？」　ﾌﾟﾙﾝ

盗賊「そこは俺が楽しむからいいんだよ、丸出しで」

獣人娘「それって芸として成り立ってないような……」

盗賊「うるせえ！　いいから始めろ！」

獣人娘「ただ私がおっOいを揺らしてるだけになるんじゃ……？」

盗賊「あ？　いいからやれよ、頃すぞ？」

獣人娘「ひゃ、ひゃい！？」

獣人娘「ええと、それじゃあ『抜けそうで抜けない聖剣を抜こうとする人』やります」

獣人娘「んー！　んんー！」　ﾌﾟﾙﾝ　ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾝ

獣人娘「んっ、よいしょ！！」　ｶﾗﾝｶﾗﾝ

獣人娘「あ……」

盗賊「おいヤル気あんのかてめえ？」

獣人娘「う、うぅ、ま、待ってください！　もう１回頑張りますから！」

盗賊「ちっ、さっさとやれよ」

獣人娘「それじゃ次は『ふしぎなおどり』いきます！」

獣人娘「ふっ、はっ、やあ！」　ｻｯ　ﾌﾟﾙﾝ　ｻｯ　ﾌﾟﾙﾝ

盗賊「お、やりゃあできるじゃねえか……あ……？」　ｸﾗｯ

盗賊「な、なんだこりゃ……力が抜けて……？」

獣人娘「ふふっ、これでMPが回復しました」　

盗賊「な、なんだと！？　てめえいったいそのMPで何するつもりだ！？」

獣人娘「>>26するんです」

アキラ100%

獣人娘「アキラ100%するんです」

盗賊「な、なにぃ！？」

獣人娘「いきますよ……はあ！！」　ｽﾞｧｧ

盗賊「な、なにぃ！？　お盆を避けると同時に素早く闇魔法を発動する事によってポ口リを防いだだとぉ！？」

獣人娘「はあ……はあ……」

盗賊「そして魔法職じゃない俺から奪った少ないMPが尽きるか尽きないかのギリギリ闇魔法が消えかけるだとぉ！？」

獣人娘「はい！！」　ｻｯ

盗賊「更に完全にMPが切れて闇が消えると同時に素早くお盆を戻したぁ！？！」

獣人娘「どうですか？」

盗賊「お前完全にプロじゃねえか」

盗賊「ふん。ただの獣人かと思ったらなかなかやるじゃねえか……」

獣人娘「こ、殺さないでくれますか？」　ﾌﾟﾙﾝ

盗賊「よし、お前は>>35」

戸愚呂100%

盗賊「よし、お前は戸愚呂100%だ」

獣人娘「え、それどういう事ですか？」

盗賊「>>40」

めっちゃ強い

やべえじゃん

盗賊「めっちゃ強いって事だ」

獣人娘「わ、私がですか？」

盗賊「ああ。咄嗟にアキラ100%をやり遂げる度胸、闇魔法を使いこなす潜在能力、ふしぎなおどりのキレ具合……」

盗賊「お前は間違いなく戸愚呂100%の逸材だ！！」

獣人娘「ええ！？　そうだったんですかぁ！？」

盗賊「間違いない。俺の盗賊の目利きがそう言ってるぜ」

獣人娘「でも私、全然自分が強いだなんて感じた事ないですよ？」

盗賊「潜在能力が覚醒してないんだろうな」

獣人娘「ど、どうすれば覚醒するんですか！？」

盗賊「>>45すれば覚醒する」

獣人娘「>>45すれば覚醒するんですね！　わかりました、やってみます！」

爆肉鋼体

獣人娘「爆肉鋼体すれば覚醒するんですね！　わかりました、やってみます！」

獣人娘「って爆肉鋼体って何ですか？」

盗賊「爆肉鋼体とは自らの筋肉を異常なまでに増強させ、肉弾戦における攻撃力の向上を図る技だ」

獣人娘「スラスラ説明できるなんて凄いですね！　まるでググったみたいです！」

獣人娘「それじゃやってみます……フンッ！！」　ﾑｷﾑｷﾑｷｯ

盗賊「や、やるじゃねえか……もはやおっOいなのか胸筋なのか分からないぜ……」

獣人娘「ああ……力を感じます……これが、本当の私の力……」

獣人娘「今なら……誰にも負ける気がしない……」　ｶﾞｼｯ

盗賊「おいっ、何しやがる！！？」

獣人娘「よく考えれば、いきなり私の村を襲って家族や友達を頃したあなたを生かしてはおけません……」

獣人娘「ここで氏んでください！」

盗賊「舐めるなよ獣人風情がよぉ！！　誰がてめえ如きに負けるかよ、俺には>>52があんだよ！」

ボクシングのプロライセンス

盗賊「舐めるなよ獣人風情がよぉ！！　誰がてめえ如きに負けるかよ、俺にはボクシングのプロライセンスがあんだよ！」

盗賊「見やがれこの華麗なステップ！！」　ｷｭｯｷｭｯ

盗賊「この素早いシャドーボクシング！！」　ｼｭｯｼｭｯ

盗賊「テンプシーロールもお手の物だぜ！！」　ﾌﾞﾝﾌﾞﾝｯ

獣人娘「いい事を教えてあげます、盗賊さん……」

盗賊「ああ！？　なんだ、ビビったのか！？　今なら土下座で許してやるぜ！？」

獣人娘「バトル漫画におけるボクサーキャラは……例外なくかませキャラです！！」

盗賊「な……っ！？　違う！！　ボクシングは地上最強の格闘技だ！！！」

獣人娘「いいえ、ボクシングは……ただのスポーツです！！！　格闘技ではありません！！」

盗賊「違うっ！！　ボクシングは最強の格闘技だっ！！　それを今証明してやるぅぅぅ！！」

結果　>>60

雨天中止

それから２人は激しく戦ったが……。

盗賊「はあ……はあ……」　ﾖﾛｯ

獣人娘「はあ……はあ……」　ﾖﾛｯ

ﾎﾟﾂ　ﾎﾟﾂﾎﾟﾂ　ｻﾞｱｱｱｱｱｱ

盗賊「ち……雨か……」

獣人娘「仕方がありませんね……決着はまた今度にしましょう」

獣人娘「ボクシングは……手ごわい格闘技ですね……」　ﾊﾞﾀﾝ

盗賊「へ……てめえもなかなか強かったぜ……」　ﾊﾞﾀﾝ


その後、やたらマッチョな獣人とやたらフットワークの良い盗賊の冒険者コンビが

ちょっぴり活躍したとかなんとか。

何か友情芽生えててワロタ乙