1: 2018/02/10(土) 00:55:45.66 ID:CwDaQPNq0
断れない系女子。



2: 2018/02/10(土) 00:57:03.16 ID:CwDaQPNq0

吹雪「なんで?気持ちいいもん」

敷波「それはいいんだけどさ、あのさ、姉妹の間でも羞恥心って大事だと思うんだよ」

吹雪「羞恥心?」

敷波「そう羞恥心」

吹雪「私今恥ずかしいことしてるの?別に恥ずかしいと思わないけどなぁ」

敷波「.....どうして?」

3: 2018/02/10(土) 01:01:12.48 ID:CwDaQPNq0

吹雪「どうしてって、鼻くそほじるくらい誰だってするでしょ?敷波ちゃんだって」

敷波「まぁ、そう、なんだけどさ。でも、小指を突っ込んで豪快にほじるのは、どうかと....」

吹雪「こうした方が気持ちいいもん、仕方ないじゃん」

敷波「そんな気持ち良さそうな顔しながら言わないで....」

吹雪「じゃあ敷波ちゃんはどうやって鼻くそほじるのかなぁ?」

敷波「そりゃ、ティッシュを使って....」

吹雪「え....。いちいちそんなことするの?ねぇ敷波ちゃん。お姉ちゃんに嘘はよくないよねぇ?」

4: 2018/02/10(土) 01:06:00.11 ID:CwDaQPNq0

敷波「いやほんとだって」

吹雪「だってティッシュ丸めて鼻に突っ込む機会なんて罰ゲームくらいだよ?敷波ちゃんは罰ゲームを自分からするの?」

敷波「それは実体験と偏見とテレビの見過ぎ。ほら、少し大きめに丸めてから、鼻に突っ込むんだよ」

吹雪「いや無理あるでしょそれ」

敷波「え~....何に無理があるかわからないんだけど」

吹雪「だってさ、例えばこのタイプの鼻くそ」

敷波「採りたてみせないで!」

吹雪「ほら、この細長タイプの鼻くそ。これってさ、鼻の奥の奥にあるじゃん?それをさ、ティッシュ丸めたのでとれるの?私には無理だと思うけどなぁ」


5: 2018/02/10(土) 01:08:47.73 ID:CwDaQPNq0

敷波「いや、あのさぁ...」

吹雪「こうやって....。小指を突っ込んでさ、爪の間に挟み込んで、やっっっと、とれるんだよ?」

敷波「....吹雪器用ね」

吹雪「ねぇ飾らないでよ!!私はね!敷波ちゃんが指を使って鼻くそをとってるっていうのが聞きたいんだから!」

敷波「なんでキレるの!?」

吹雪「お姉ちゃんはおこだよ!私は敷波ちゃんが嘘をつく子に育てた覚えはありません!」

敷波「いやほんとにティッシュ使って」

吹雪「だって摩耶さんだって指派だよ!利根さんだって!」

敷波「納得できるのがあれだけどさ、それはさ、価値観の違いでしょ?」

吹雪「でた価値観の違い!バンドの解散理由か!」

6: 2018/02/10(土) 01:16:55.84 ID:CwDaQPNq0

敷波「じゃあさ、逆に聞くけど、その鼻くそどうするの?」

吹雪「これ?」

敷波「そうそれ」

吹雪「敷波ちゃんにつける」

敷波「姉でもぶん殴るよ?」

吹雪「そりゃ、さ。ティッシュにつけてゴミ箱に...」

敷波「ねぇお姉ちゃん。妹に嘘はよくないよね。あたしはお姉ちゃんを嘘をつく子に育てた覚えはないよ?」

吹雪「ウソじゃないもん!」

7: 2018/02/10(土) 01:17:36.31 ID:CwDaQPNq0

敷波「だってティッシュ使うのめんどくさがる人がさ、ほじくった後にティッシュにつけて捨てるなんて、あたしは考えられない」

吹雪「いや....それはね。聞くのはよくないと思うよ」

敷波「もっと言っちゃえばさ、その後手洗うの?」

吹雪「それも聞くのは....」

敷波「羞恥心」

吹雪「へ?」

敷波「姉妹間でも羞恥心は大事って、あたし言ったよね。吹雪がしたことをやってるんだよ?」

吹雪「んぐぅ....」

8: 2018/02/10(土) 01:21:32.37 ID:CwDaQPNq0

敷波「ほら、これに懲りたら、もうアホなこととアホなこと聞くのはやめなよ?」

吹雪「.....そうだよ」

敷波「へ?」

吹雪「そうだよ。お姉ちゃんはね、とった鼻くそは丸めて自然に返してるんだよ!あと誰も見てないから手も洗いません!」

敷波「あのさ、答えてほしくて聞いたわけじゃないんだけど」

吹雪「ほら!お姉ちゃん答えたよ!羞恥心の垣根を超えたよ!今度は敷波ちゃんの番!」

敷波「うわそうきたか....」

吹雪「ほら、あんさーぷりーず」

10: 2018/02/10(土) 01:28:07.18 ID:CwDaQPNq0

敷波「だからティッシュを使って....」

吹雪「一人の時は?」

敷波「えっと....その、あれだよ....」

吹雪「あれってなぁに?」

敷波「だから....あれ、だってぇ」

吹雪「うんうん。お姉ちゃんはバカだからよくわからないなぁ」

敷波「.....」

吹雪「ねぇ、敷波ちゃん。お姉ちゃんはさ、敷波ちゃんのことがもっと知りたいの。いいんだよ?別に敷波ちゃんが鼻くそを指でほじってても、お姉ちゃんは引かないよ?」

敷波「...... 」

吹雪「むしろ、みんなの知らない敷波ちゃんを知れて、私は嬉しい。ね?だから、恥ずかしがらずに、答えて?」

11: 2018/02/10(土) 01:34:12.63 ID:CwDaQPNq0

敷波「.....ってるよ」

吹雪「なんて?」

敷波「だから!一人の時は!指使ってほじくってるって!」

吹雪「....えらいよ敷波ちゃん。よく言えました」

敷波「ほらこれで満足!?親指だって、人差し指指だって使うに決まってるでしょ!だいたい指使わないわよ~、なんて嘘に決まってる!アイドルがトイレ行かない嘘くらいわかりきってることでしょ!」

吹雪「那珂先輩だって、那珂ちゃん先輩モードになる前にトイレに籠るもんね」

敷波「でも!あたしは吹雪とは違うから!」

吹雪「え?なにが?」

敷波「あたしは吹雪と違って、手は洗うから!」

吹雪「....それはこれから私も治そうと思ってます....」

12: 2018/02/10(土) 01:34:47.75 ID:CwDaQPNq0

敷波「ばか!アホ!ダメ姉!無神経!」

吹雪「どうどう....鎮まれ鎮まれ敷波ちゃん....」

敷波「はぁ、はぁ....」

吹雪「腹式呼吸、腹式呼吸。ラマーズ法?だっけ。ひっひっふーだよ」

敷波「まじ、どうでもいいから、それ...」

吹雪「ひっひっふー、ひっひっふー」

敷波「ねぇバカにしてるでしょ」

吹雪「三割くらい。七割は嬉しい気持ち」

敷波「十割バカにしてるでしょそれ」

13: 2018/02/10(土) 01:36:49.94 ID:CwDaQPNq0

吹雪「違うよ。七割の嬉しさは、敷波ちゃんがお姉ちゃんに本当のこと話してくれたから、嬉しいんだよ」

敷波「....すぐそうやっておちょくる」

吹雪「もぉ!?ほんっとにかわいい敷波ちゃん!好き!大好き!」

敷波「あたしは、吹雪のこと嫌いだし....」

吹雪「ぁあ!ほんとなんで敷波ちゃんといい私の妹達はこんなに可愛いんだ....」

敷波「あぁ!もうわかったから!さっさと手洗ってきてよ!」

吹雪「まって。まだ洗いに行けない」

敷波「なんでよ....」

吹雪「お姉ちゃん敷波ちゃんが指を使って鼻をほじくって気持ちよくなってる顔を見たい」

敷波「うわめっちゃ早口....。絶対いやだから!」

吹雪「それから一緒に手、洗いに行こっか。それまでお姉ちゃん、ここから絶対動かないからね」

敷波「えぇ....。それは、ちょっと....」

吹雪「さ、敷波ちゃん。一緒にやれば怖くないよね」

敷波「えぇ....」

14: 2018/02/10(土) 01:37:39.67 ID:CwDaQPNq0
おしまいです。

15: 2018/02/10(土) 01:41:56.84 ID:CwDaQPNq0

16: 2018/02/10(土) 09:03:06.89 ID:eTR2ajfi0
ひでえww

17: 2018/02/10(土) 09:29:23.43 ID:034RgDBEO
特型の姉吹雪よいぞ…

引用: 【艦これ】敷波「吹雪、それやめて」