759: 2013/02/06(水) 11:38:00.80 ID:rYpYw+Qh0


前回:P「添い寝、一回500円です」水瀬伊織編

やよい「おはよーございまーす!!」

P「やっぱりやよいか…おはよう」

やよい「う?やっぱり?」

P「なんでもないよ、ほら寒かったろう…あったかいお茶だ」

やよい「うっうー!ありがとうございますー!」

P「………」ズズズズズ

やよい「………」ズズズズズ

やよい「えへへ、とーってもあったまりますね!プロデューサー!」

P「そうだな…そうだなぁ…」

やよい「?…あ!プロデューサーさん!お布団がありますよ!」

P「あるな」

やよい「うう…お布団ってほこりがまっちゃうから掃除が大変なんですよね…」

P「いつもありがとうやよい…本当にありがとう…」
ぷちます!(14) (電撃コミックスEX)

760: 2013/02/06(水) 11:42:13.50 ID:rYpYw+Qh0
やよい「…でも、どうして事務所にお布団が?」

やよい「はっ!まさか誰かが風邪でも引いちゃったんですか!?」

やよい「た、大変です!!わ、わたしおかゆとか作ったほうがいいですかね!?」

P「違うんだ、違うんだやよい」

やよい「へ?」

P「…だれも風邪なんかひいてない、大丈夫だ」

やよい「ほんとうですかー!よかったですー!」

やよい「冬の風は大変ですからね!プロデューサーも注意しなきゃめ!ですよ?」

P「…はい」

やよい「じゃあどうしてお布団が…」

P「…やよい」

やよい「は、はい!」

P「…俺と…添い寝…」

やよい「…う?」

P「俺と添い寝!1回…5分…500円です」

763: 2013/02/06(水) 11:45:27.37 ID:T27UqDMQi
やめてあげて

767: 2013/02/06(水) 11:47:11.06 ID:rYpYw+Qh0
やよい「!?!?!?!?」

P「…ど、どうする」

やよい「…ぷ、プロデューサーとそいねですか!」

P「ああ、その布団で…」

やよい「それはあったかそうですね!うっうー!やりたいですー!」

やよい「あれ…でもたしか…」

P「一回…500円です」

やよい「えぇぇぇぇぇぇ!?500円ですか…」

P「あ…ああ…」

やよい「近所のスーパーのタイムセールでもやしが一袋10円だとすると500円で50袋」

やよい「…50袋!?…もやし祭りが何回でもできます…」

やよい「…その、とーってもそいねはしたいんですけど…500円は…無理です…」

やよい「だって…500円もあったら…何日分の食費か…」

やよい「ううぅ…びんぼーでごめんなさい…ごめんなさい…」

774: 2013/02/06(水) 11:50:29.01 ID:F5RCs1oE0
ゃょぃヵゎぃそぅ・・・

776: 2013/02/06(水) 11:50:59.40 ID:rYpYw+Qh0
P「や…やよい…」

やよい「えへへ、でも大丈夫です!我慢ならなれてますから!」

やよい「それに、プロデューサー!ハイ!」

P「タァーッチ!」

やよい「イェイ!」

やよい「ハイタッチならできますから!」

やよい「えへへ…ぜんぜん大丈夫ですよ!」

P「ああ…あああ…」

やよい「私のお給料は…弟たちの給食費とか、お父さんたちの借金でなくなっちゃいますから…」

P「もう…いいんだやよい…」

やよい「…ごめんなさい、こんなきかいをくれたのに…」

やよい「私がもっとランクの高いアイドルじゃないから…」

P「…も、もう…俺が金を!!」

ヒラッヒラッ

P「!?」

782: 2013/02/06(水) 11:54:20.21 ID:rYpYw+Qh0
P「紙が…舞い降りてくる…」

ヒラッヒラッヒラッ

やよい「な、なんですかこれ…!?」

やよい「プロデューサーさん!お金ですよこれ!」

P「なんだと!?」

やよい「の、野口さんが降ってきますー!」

P「な…なんで…はっ」

伊織「………」ヒラッヒラッ

P「………」

伊織「(見るんじゃないわよ)」ヒラッヒラッ

あずさ「(うふふふふふ)」ヒラッヒラッ

P「お…お前たち…」

786: 2013/02/06(水) 11:56:43.73 ID:LJpYR90DP
いおりんマジ天使
あずささんマジ聖母

788: 2013/02/06(水) 11:56:57.91 ID:KeSxcVAd0
こ、これが友情パワーか

789: 2013/02/06(水) 11:57:44.60 ID:rYpYw+Qh0
小鳥「(…今回だけは…見逃すわ…)」

やよい「うっうー!お金がいっぱいですー!」

P「そうかぁ!よかったなやよい!!」

やよい「はい!でも…拾ったものは交番にとどけなきゃですよね…」

P「!?」

やよい「拾ったものを勝手にとったらドロボーさんなんですよ!」

P「で…でもそんなのばれなきゃ…」

やよい「だめです!そういう気持ちから悪いことをやっちゃうんです!」

やよい「ばれなきゃいいは理由になりません!」

やよい「たしかに…今お金がすっごい欲しいです」

やよい「でも!拾ったお金をドロボーするほど心まで貧しくないです!」

P「」ブワッ

790: 2013/02/06(水) 11:58:35.48 ID:Nm+9LFCV0
(´;ω;`)ブワッ

799: 2013/02/06(水) 12:01:31.26 ID:rYpYw+Qh0
P「…やよい、なら俺が!大人として!責任を持って届けよう!!」

やよい「本当ですか!よかったー!今日実は夕方タイムセールがあって…」

P「そして!知っているかやよい!!」

P「落し物はな…1割もらう権利があるんだ!!」

やよい「へ?」

P「今ここにあるのは…5万円…つまり」

P「やよい…この5千円は…お前のものだ」

やよい「で…でも!」

P「いいんだ、これは正当な…お金を拾ってくれたやよいに対する…正当な権利だ…」

やよい「う…」

P「受け取るかは…やよいの自由だ…」

P「でも…これを受け取っても…なにもおかしくないんだ!」

やよい「!!!」

P「どうする!やよい!!」

やよい「…わ…わたし…」

801: 2013/02/06(水) 12:04:46.37 ID:rYpYw+Qh0
やよい「…ほんとうに…もらってもいいんですか?」

P「ああ」

やよい「…じゃ…じゃあ…」

やよい「わわ…ご…五千円もの大金…どどどどうしましょう!!」

P「…添い寝、1回…5…いえ30分500円ですっ!!」

P「タイム…セールだ」

やよい「…セールなら…いいよね?」

やよい「…かすみ…長介…みんな、ごめんなさい」

やよい「おねえちゃん、すこし…贅沢をします…」

やよい「プロデューサーさん…添い寝、1回、おねがいします!」

P「はいよろこんでー!!」

803: 2013/02/06(水) 12:08:00.26 ID:rYpYw+Qh0
P「…じゃあ、俺が先に入るな」モゾモゾ

やよい「えへへ…はい!」

P「さぁやよい!いつでもいいぞ!こい!」

やよい「高槻やよい!いっきまーす!」モゾモゾ

P「おうこっちにこいこっちに」

やよい「え…でも触ったりしたらお金が…」

P「………俺のほうからにじりよってやる」モゾモゾモゾモゾ

やよい「わわ!」

P「俺のほうから勝手にやったんだ、やよいはお金を払う必要なんてないぞ?」

やよい「え…えへへ…じゃ…じゃあ…」ピト

P「………どうだやよい」

やよい「…あったかいです、プロデューサー」

P「ああ、俺もだ」

/ヤッタワ!!\

805: 2013/02/06(水) 12:11:51.76 ID:rYpYw+Qh0
P「えーっと…どうする?」

やよい「ど…どうしましょう?」

P「…そうだよなぁ…添い寝なんていわれてもわからんよな」

やよい「家族と一緒に寝るのは毎日ですけどね!」

P「じゃあ、そのときどんな風に寝てる?」

やよい「どんなふうにですか?そうですね…」

やよい「やっぱり寒いので、よくかすみとギューってやりますよ!」

P「こんな感じか?」ギュ

やよい「はわ!」

P「…やよいは…ちっちゃいなぁ…」

やよい「えへへ…よく言われます」

P「苦しくないか?」

やよい「ちょっとだけ、あ!でもこのままでいいです!」

やよお「なんだか…お兄ちゃんに抱かれてるみたい…」

811: 2013/02/06(水) 12:16:35.10 ID:rYpYw+Qh0
P「!?」

やよい「あ!お兄ちゃんなんて居ないんですよ!」

やよい「あの…その…なんていうか…」

P「…話してごらん?」

やよい「…私って、長女じゃないですか」

やよい「長女って…嫌です」

やよい「長女だから、みんなの世話をしなさい、長女だから、我慢しなさい」

やよい「長女だから、親を手伝いなさい、長女だから、みんなに頼られなさい」

やよい「長女だから長女だから…そればっかりです」

やよい「別に家族がきらいってことじゃないですよ?だいだいだーいすきですから!」

やよい「でも…でもですよ?お父さんもお母さんも家にいなくて…」

やよい「家族はみんなわたしよりちいさくて…私がまもらなくちゃで…」

やよい「…わたしは、誰に守ってもらばいいんですか?」

やよい「わたしは…だれに頼ればいいんですか?」

やよい「わかんないです…」

814: 2013/02/06(水) 12:21:07.94 ID:rYpYw+Qh0
やよい「そういうときに、もしわたしにおにいちゃんが居たらいいなーって思うんです!」

やよい「お姉ちゃんでもいいんですけど…なんででしょう?プロデューサーを見てたら…お兄ちゃんが欲しいなって!」

やよい「私を守ってくれて、わたしが頼ってもぜーんぶ助けてくれる!そんなおにいちゃんが…居たら…いいなって…」

やよい「あ、あれ…なんででしょう、涙がでてきちゃいました」

やよい「えへへ…悲しくなんかないのに、おかしいですね」

やよい「むしろこうやってプロデューサーにだきしめられてるのに…うれしいのに…」

やよい「うぅ…うわ…うわぁぁぁん!!」

P「やよいっ!!」

P「俺が!お兄ちゃんだ!」

やよい「ふぇ?」

P「いいか、よく聞けやよい」

P「残念ながら、本当のお兄ちゃん…になるのは無理だ」

やよい「はい…」

816: 2013/02/06(水) 12:23:33.55 ID:4SkZZbBIO
イイハナシダナー

818: 2013/02/06(水) 12:24:41.13 ID:rYpYw+Qh0
P「でも!それでも!」

P「俺はやよいより年上だし!お前を守ってやれるくらいの力はある!」

P「ほら!強いだろ!」ギュ

やよい「えへへ…痛いですよ、プロデューサー」

P「…それに、やよいが困ってるならなんだってする!」

P「特売で人がたりないなら駆けつけるし!荷物がおもいなら持つぞ!」

P「届かないものがあったらとってやるしなんだってする!」

P「だから…俺がやよいを守って!助ける!」

P「おれが…俺が!やよいのおにいちゃんだ!」

やよい「…プロデューサー…」

P「ちがう!お兄ちゃんだ!」

やよい「お兄ちゃん!!」

P「やよいいいいいい!!」

822: 2013/02/06(水) 12:27:27.84 ID:rYpYw+Qh0
やよい「えへへ…うれしいです…おにいちゃん♪」

P「おう、俺もこんなに可愛くて素直で出来た妹ができてうれしいぞ」

やよい「…えへへ…おにいちゃーん」

P「どうしたやよい」

やよい「…読んでみただけです!」

P「可愛いなぁ!!」ワシャワシャ

やよい「うわわ!もう髪の毛ぐしゃぐしゃですよー!」

P「なんくるない!家族のコミュニケーションだ!」

やよい「むむむ…ならえい!」

P「うがー!俺の髪も!」

やよい「かぞくのこみゅにけーしょんです!」

P「ならしょうがないな!」

やよい「ですね!」

828: 2013/02/06(水) 12:31:21.03 ID:rYpYw+Qh0
P「…どうだ、添い寝、楽しかったか?」

やよい「はい!とーっても楽しかったです!」

P「…これからも…お兄ちゃんって…呼んでいいんだぞ?」

やよい「…えへへ…あ…でも…やっぱりプロデューサーはプロデューサーがいいなって!」

P「!?」

P「お…俺じゃ…やっぱり嫌か?」

やよい「そ、そういうことじゃないです!えっとですね…」

やよい「その…家族だと…プロデューサーがお兄ちゃんだと…」

P「お兄ちゃんだと?」

やよい「け…けっこん…できないかなーって、えへへ!」

P「…せやな」

P「(やよいがもうなんだこれなにこの可愛い生き物…)」

P「なら、また俺はプロデューサーだな!」

やよい「はい!よろしくお願いします!」

P「こちらこそ!おねがいします!」

830: 2013/02/06(水) 12:32:17.70 ID:B5SBZ7SBi
イイハナシダナー

833: 2013/02/06(水) 12:35:33.65 ID:rYpYw+Qh0
やよい「えーっと…お金…いくらになっちゃいましたかね?」

小鳥「私が説明しよう」

やよい「はわ!音無さん!?」

P「音無さん、わかってますよね?」

小鳥「ええ、大丈夫ですよ?」


添い寝基本料金 30分 特別価格500円
+頭なでなで    1000円
+名前を読んでもらう 1000円
+抱き返し 3000円
+頭クシャクシャー! 1000円
+頭クシャクシャー!返し 1000円
+愚痴を聞いてもらう 1500円
オプション割引5割

計 4750円

P「アンタってひとはぁ!!!!」

小鳥「…商売ですから」

やよい「いいんです!プロデューサー!」

838: 2013/02/06(水) 12:36:58.33 ID:8Knz5PDU0
鬼!悪魔!ちひろ!

842: 2013/02/06(水) 12:39:10.49 ID:KeSxcVAd0
この事務員三つ編みしてね?

846: 2013/02/06(水) 12:41:35.35 ID:rYpYw+Qh0
やよい「えへへ、ちゃーんとお金は払わないとだめなんですよ?」

やよい「はい!ちょうどです!」

小鳥「…たしかに」

P「音無さん…あなたそれでも…」

小鳥「ちがいますよプロデューサーさん」

小鳥「私は、ルールを守っているんです」

小鳥「やよいちゃんは…お金を拾ったときも、ちゃんと交番に届けようとしました」

小鳥「ですから!!私も…私のルールに従って…会計を頼むんですっ」

P「……それでも…そんなのって!!」

やよい「小鳥さん!ありがとうございます!」

やよい「えーっと…私だけ特別扱い?しようとしてくれてたなら…それはそれで嬉しいんですけど」

やよい「みんなと、同じあつかいをしてもらって…すーっごく嬉しいです!」

やよい「だって、びんぼーな私も、私ですから!」

P「やよい…ええこや…」

855: 2013/02/06(水) 12:44:51.81 ID:rYpYw+Qh0
小鳥「………やよいちゃんは届けました」

P「………どうでした?」

小鳥「………伊織ちゃんにすんごい目で見られました」

P「…そりゃそうですよ」

小鳥「…でも、いいんです」

小鳥「わたしは私なりに…やよいちゃんと向き合ったのだから…」

P「…そんなもんですかね」

小鳥「さて、たぶん次が一番難所ですよ」

P「かもしれません」

小鳥「………生きて、帰って来てくださいね」

P「そんな氏ぬみたいに」

小鳥「氏にはしないでしょうけど…」

<ガチャ

小鳥「搾り取られるかも」シュタッ

P「…えぇ…」

引用: P「添い寝、一回500円です」