1: 2009/01/11(日) 17:05:45.60 ID:K53fV1Py0
紅「姉妹同士戦わせるって、何考えてんのあの人?」

蒼「グビグビ・・・だよねーwww勝ち抜いたヤツがアリスとかありえねーしwww」

翠「戦うヤツなんか品性の欠片もねーですぅ」

雛「あ、ちょっとチーカマとって」

銀「はい。全く、私なんて真っ黒な服よ?センス悪いったらありゃしない」

金「私なんか空気扱いかしら。もっと目立たせて欲しいかしら」

ロ『あわわ・・・私たちの娘が荒れている・・・!』
アリスゲーム
2: 2009/01/11(日) 17:08:53.51 ID:K53fV1Py0
ロ『いい作品できなかったから、この中で優れた物にしようって決めて戦わせたはいいけど・・・』

ロ『逆に娘達に不満を与えていたとは・・・ローゼンショック』

ロ『このすさんだ状況の中「はーい、父さんだよ」なんて言ってでて行けないし』

ロ『そ、そうだ!彼に助けてもらおう!』

──桜田家──

ジ「これとこれを買い・・・」

ロ「助けてー!!」

ジ「ぎゃあああああ!!!パソコンの画面からおっさんがでてきたァ!!」

5: 2009/01/11(日) 17:11:17.63 ID:K53fV1Py0
ジ「だっ誰だよあんた!」

ロ「やあ桜田くん、ちょっと助けて欲しいんだけど」

ジ「パソコンから出てきたおっさんを助ける義理は僕には無いよ!」

ロ「おっさんじゃない!私はこれでも30代前半なんだ」

ジ「歳なんかどうでもいいよ!だからあんた誰なんだよ!」

ロ「あぁ、申し遅れた。私はローゼン。ローゼンメイデンを作ったのさ」

ジ「あ、あんたがローゼン・・・思っていたよりも普通のおっさんだ・・・」

7: 2009/01/11(日) 17:14:42.56 ID:K53fV1Py0
ロ「だからおっさんじゃないって言ってるだろこのメガネボーイ」

ジ「メガネボーイ!?」

ロ「それよりも、今君に力が必要なんだ」

ジ「はぁ・・・なんだよ?まさかローゼンメイデンがらみじゃないだろうな。てかそうだろ」

ロ「さすが私の認めた男。見事だよ」

ジ「いつ認めたんだよ」

ロ「最近娘達がすさんでいるんだ。これもすべて私のせい・・・頼む、娘達を救ってくれ!」

ジ「いや、自分のせいなら自分で解決しません?」

ロ「私の知ってる桜田くんはこんなんじゃない」

ジ「お前の知ってる桜田くんは誰だよ!!」

ロ「君は大学に入ってアルバイトしながら同期の女の子に惚れてるはずだ」

ジ「だ、大学?僕今中学生なんだけど・・・」

8: 2009/01/11(日) 17:17:46.47 ID:K53fV1Py0
ロ「あ、そうかごめん。別の世界の桜田くんと勘違いしてた」

ジ「別の世界!?」

ロ「気にしないでくれ。それよりも助けろよ」

ジ「初対面してずいぶん失礼な言い方だなあんた!」

ロ「このまま娘達がすさんでいったら、私の身に何が起きるか・・・考えただけでおそろしい!」

ジ「あ、そう。でもあんたがどうなろうと僕知ったこっちゃないので」

ロ「そういうなよ桜田くん。同じ物同士じゃないか」

ジ「僕とあんたがどう同じなんだよ!もういいから帰れよ!」

ロ「おやおや、私を帰らせていいのかな?」

ジ「な、なんだよその言い方・・・」

9: 2009/01/11(日) 17:19:56.09 ID:K53fV1Py0
ロ「私を怒らせちゃうと出ちゃうよ?」

ジ「何が!?」

ロ「ローゼンビーム」

ジ「ローゼンビーム!?あんた人間なのにビームでるの!?」

ロ「ほら、私がお願いしてるんだろ?だから聞けって」

ジ「なんであんただんだん強気になってくるんだよ!」

ロ「早くしないと娘達帰って来ちゃうぞ~?」

ジ「べっ別に僕には関係ないし・・・」

ロ「これが噂のツンデレか・・・」

ジ「ツンデレちゃうわ!!」

10: 2009/01/11(日) 17:23:14.47 ID:K53fV1Py0
ドタドタ

ロ「やばい!!娘達が帰ってきた!」

ジ「た、助かった・・・」

ロ「ヒィエエエ~~!!こ、殺される~!!」

ジ「あんたかなり情けない声出すんだな・・・本当にあいつらのお父様かよ」

ロ「言い忘れていたが桜田くん。私が氏ぬと君も氏ぬんだよ」

ジ「エェー!?なんで!?ていうかそんなの言い忘れないでよ!!」

ロ「あぁ~短い人生だったなぁ・・・せめて最後は幼女の手の中で息絶えたかった」

ジ「意味わからないこと言ってる!?」

ジ「・・・わかったよ!助ければいいんだろ!?だから早くパソコンの中にでも逃げろよ!」

ロ「素直に助けるって言えばいいのに、この馬鹿」

ジ「てめぇ後で殴る!!」

11: 2009/01/11(日) 17:26:55.05 ID:K53fV1Py0
紅「ジュン、ちょっとうるさいわよ」

ジ「あ・・・おかえり」

翠「何一人で暴れてるんですかぁ?」

雛「雛も遊ぶのー!」

ジ「(ホントこいつら、ローゼンを恨んでるのか?そんな風に見えないけど)」

紅「それにしても、いつまで姉妹同士で戦わないといけないのかしらね」

ジ「(お?)」

雛「ホント、戦いの張本人を叩きのめしたいのよー」

ジ「(ヒィエエエエエ~~!!なんか恐ろしい事言ってる!!)」

翠「蒼星石のはさみでちょきんっと切ってやりたいですぅ」

ジ「(ホギャアアアア!!)」

ジ「お、お前らいつになく荒れてるな・・・何があった?」

紅「ジュンには関係ないのだわ」

ジ「ですよねー」

13: 2009/01/11(日) 17:29:38.55 ID:K53fV1Py0
ロ『ですよねーじゃないよ桜田くん。ちゃんと言ってあげてよ』

ジ「!?」

紅「ジュン、とうしたの?」

ジ「い、いやなんでも・・・」

ジ「(どういうことだ?頭の中にさっきのおっさんの声が流れる)」

ロ『おっさんじゃないって言ってるだろ。怒るぞ』

ジ「(あ、あんた頭の中に直接話しかけてきてるのか!?)」

ロ『そうだよ。ローゼンだからできるんだよ。これが忍法ささやきの術』

ジ「忍法じゃねえええ!!」

紅「ジュン!?なに急に大声あげてるのよ!?」

ジ「あ・・・ご、ごめん・・・ちょっとトリップしてた」

15: 2009/01/11(日) 17:32:37.94 ID:K53fV1Py0
ロ『怒られてやんの、やーいやーい!』

ジ「(お前がパソコンの中にいることばらすぞ)」

ロ『調子のりました。すいません』

ジ「(とにかく、こいつらにどう慰めればいいんだよ)」

ロ『そうだな。ごめんとでも言っておけばいいんじゃないか?』

ジ「人ごとのように言うなあああ!!」

翠「ジュン!?何言ってるですぅ!?」

ジ「ハッ!ごめん、セリフの練習してたんだ・・・」

16: 2009/01/11(日) 17:35:46.83 ID:K53fV1Py0
ロ『私が姉妹同士戦わせてアリスを選ぶということに不満を覚えているようだ』

ジ「(僕も前から気になっていたんだが、本当に戦い抜いたヤツがアリスになるのか?)」

ロ『嘘だよ。僕がいい作品できなかったときのいいわけによく使ってるんだよ』

ジ「(はったおすぞ)」

ロ『二つ習字書いて、先生に「どっちがうまい?」って言って、うまい方を提出するみたいな方法だよ』

ジ「(ごめん意味わかんない)」

18: 2009/01/11(日) 17:38:44.46 ID:K53fV1Py0
ジ「(じゃあ何?アリスゲームが意味なんだよって言えばいいのか?)」

ロ『それじゃもっと反発されちゃうじゃん!もっとこう穏便にできない!?』

ジ「(できれば苦労しないよ・・・)」

紅「ジュン、さっきから何黙っているの?」

ジ「あ、ああちょっと考え事・・・」

紅「そう・・・」

紅「(さっきから急に大声で叫んだり、悩んだり、不安定ねジュン)」

紅「(もしかして、理性の樹に何か異変でも!?)」

紅「翠星石、ちょっと・・・」

20: 2009/01/11(日) 17:41:29.56 ID:K53fV1Py0
翠「・・・確かにジュンの様子はちょっとおかしいですぅ」

紅「一回調べてみる必要があるわ」

翠「わかったですぅ。ちょっと蒼星石呼んでくるです」

タッタッタッ

ジ「どこ行ったんだ翠星石は?」

紅「ちょっと・・・あの・・・うんこよ」

ジ「それじゃ翠星石がうんこみたいな言い方じゃないか・・・」

21: 2009/01/11(日) 17:43:32.27 ID:K53fV1Py0
ロ『娘はうんこなんて軽々しく口にしない!』

ジ「(うわ!急に叫ぶなよ!)」

ジ「(それよりも、どうするんだよ)」

ロ『うーん、全く考えつかない』

ジ「(もう素直にごめんなさいって謝れよ・・・誠意込めて謝れば許すだろこいつらも)」

ロ『そうだといいけど・・・』

蒼「こんばんは、ジュンくん」

22: 2009/01/11(日) 17:46:15.83 ID:K53fV1Py0
ジ「ああ、蒼星石か。どうした?」

蒼「ごめんね、ジュンくん」

ジ「え?・・・へぐふっ!!」

ゴキッ

蒼「・・・これでジュンくんは眠ったよ。さぁ、行こう!」

紅「蒼星石の腕が見事にジュンの首を絞めていたのだわ」

ロ『桜田くん!?どうしたんだ、返事してくれ!?』

ロ『ん?娘達はどこへ・・・あれは・・・しまった!!』

35: 2009/01/11(日) 18:33:34.79 ID:K53fV1Py0
戻ったか?

──ジュンの夢の中──

翠「なんでここにプロレスのリングがあるんです?」

紅「きっとさっき首を絞められたときに思い出したのでしょう」

蒼「さ、理性の樹があるところへ行こうか」

ロ「(参ったなー・・・まさか娘達が桜田くんの夢の中へ入ってくるなんて)」

ロ「(まあさっきとっさに桜田くんの中へ入ったとき(性的な意味じゃない方で)、でれなくて焦ったけど)」

ロ「(娘達にばれることなく脱出すれば帰れるはず!)」

ロ「(まずは、娘達の後を付いていこう・・・)」


36: 2009/01/11(日) 18:34:26.77 ID:K53fV1Py0
よし、兄貴が回線を開放してくれたな。
保守してくれた人たちありがとう。愛してる。
てことで再開。

37: 2009/01/11(日) 18:39:13.90 ID:K53fV1Py0
紅「これね、理性の樹は」

翠「変ですぅ。別になんの代わり映えもないですぅ」

蒼「周りにちょっと草が生えてるけど、ほとんど影響ないくらいだよ」

紅「じゃあ、ジュンは何に苦しんでいたのかしら・・・」

ロ「(うーむ、どうやら桜田くんが急に大声出していたりしてたのは理性の樹のせいだと思っていたらしい)」

ロ「(私のせいとも知らず・・・ぷぷぷ)」

紅「仕方がないわ、一回戻りましょ」

ロ「(来た!完全に道が途絶える前になんとしても帰るんだ!)」

翠「任せるですぅ!」

ゴゴゴゴゴゴ・・・

ロ「今だああああ!!私は風!雨を避けるなどたやすい!!」

タッ!!

38: 2009/01/11(日) 18:43:33.26 ID:K53fV1Py0
紅「何!?」

蒼「誰だ!!」

ロ「(甘いぞ蒼星石!!お父様はそんなはさみなど華麗に避けたるわぁい!!)」

蒼「僕のはさみを避けた!?」

ロ「飛び込め!!」

スッ

翠「げ!!謎の物体が逃げていったですぅ!!」

紅「追うのよ!!」

39: 2009/01/11(日) 18:47:04.07 ID:K53fV1Py0
ロ「ここまでくればもはや私は無敵!!」

ロ「さて、適当な扉に潜って娘達から逃れるとするか・・・」

ロ「あ、この扉でいいや」

ガチャ

ロ「うわぁ・・・よくわからない青い巨人が暴れてる・・・あ、赤い玉がぶつかってる」

ロ「なんか危険そうだからここはやめておこう・・・」

紅「いたわ!!」

ロ「しまった!ぐずぐずしてる暇はない!!」

45: 2009/01/11(日) 18:51:04.69 ID:K53fV1Py0
ロ「ここでいいや!」

ガチャ

紅『待ちなさい!!』

翠『くぅぅ!!どこに逃げたですぅ!出てくるですぅ!』

蒼『よし、あっちに行ってみよう!』

ロ「・・・ふぅ、過ぎていったようだ・・・」

沙「ちょ・・・あなた誰ですの!?いきなり私の部屋に入ってきて!」

ロ「まぁまぁお嬢さん。私は通りすがりのマエストロです」

沙「ちょっと梨花ー!変な人がいますわ!!ってあれ、梨花はどこですの?」

ロ「長居は無用・・・それでは!」

沙「ああっ!ちょっと!」

47: 2009/01/11(日) 18:53:56.85 ID:K53fV1Py0
ロ「娘達がまだ探し回っているようだが、私も早いところ出ないとな」

ロ「しかし、どうやって娘達の心を取り戻すことができるのか・・・」

薔「・・・」

ロ「!?き、君は誰だ!?」

薔「私はローゼンメイデン第七ドール・・・薔薇水晶」

ロ「ば、薔薇水晶・・・?私はそんなのを作った覚えは無い・・・」

薔「?作った・・・?」

ロ「まさか、エンジュのやつか!!」

薔「なぜ・・・お父様を知ってるの・・・?」

48: 2009/01/11(日) 18:57:04.67 ID:K53fV1Py0
ロ「私はローゼン。ローゼンメイデンを作った者だ」

薔「あなたが・・・」

ロ「君がエンジュの作ったドールか・・・あいつも腕をあげたな」

薔「あなたは・・・なぜここにいるの?」

ロ「アリスゲームを止めるためだ」

ロ「(そして娘達から逃げるためだ)」

薔「なぜ止める・・・?アリスゲームでローザミスティカを集めれば・・・アリスになれるのに・・・」

ロ「!?そ、そうか・・・娘達はアリスを目指していたんだった・・・」

薔「・・・?」

ロ「ありがとう薔薇水晶!君のおかげで目が覚めた!!」

薔「??」

50: 2009/01/11(日) 18:59:11.47 ID:Zkr00/z3O
このお父様うるさいw

51: 2009/01/11(日) 19:01:00.14 ID:K53fV1Py0

ロ「娘達はアリスになりたがっている・・・そのためにしたくもない戦いをしている」

ロ「なら、私が娘達をアリスにすればいいんだ!」

薔「でも・・・アリスって何・・・?」

ロ「アリスっていうのはな!」

ロ「・・・」

薔「・・・・・・」

ロ「完璧なことさ!」

薔「理解不能」

53: 2009/01/11(日) 19:06:38.50 ID:K53fV1Py0
ロ「つまりはあれだよ、すべてにおいて完璧なことだよ。完璧超人?」

薔「完璧とは・・・?」

ロ「料理も作れて、家事もできて、美人で、おしとやかな正確な子だよ!」

薔「・・・それ・・・私全部当てはまる・・・」

ロ「・・・え?」

薔「お父様のために・・・ご飯作ったり、洗濯したり・・・控えめな性格だし・・・かわいい」

ロ「かわいいって自分で言ってるよ・・・でも、本当かい?」

薔「嘘付かない・・・」

ロ「・・・君がアリスだったのか・・・?」

56: 2009/01/11(日) 19:08:51.74 ID:s5wya7MhO
ばらしー可愛い

57: 2009/01/11(日) 19:09:58.75 ID:K53fV1Py0
ロ「つまり、娘達が全員君みたいになれば、アリスってわかってくれるわけだ!」

薔「・・・多分、違う」

ロ「え?」

薔「でも私・・・アリスだって思ったことない・・・アリスはもっと・・・高貴な存在」

ロ「そ、そうか・・・美輪明宏みたいな人のことか・・・」

薔「いや、違う・・・」

59: 2009/01/11(日) 19:10:35.56 ID:wj9PYALwO
www

60: 2009/01/11(日) 19:14:54.80 ID:K53fV1Py0
ロ「いまいちわからん・・・考え直すとしよう」

薔「どこへ・・・?」

ロ「とりあえず、遠くから娘達を見ることにするよ」

薔「・・・私が言える事じゃないけど・・・」

薔「お父様は・・・もっと近くで子供を見るべき・・・」

薔「逃げてばかりじゃ・・・親子の絆は縮まらない・・・もっと・・・親身になるべき・・・」

ロ「!!」

ロ「・・・ありがとう、薔薇水晶・・・」

薔「どういたしまして・・・」

62: 2009/01/11(日) 19:18:35.10 ID:K53fV1Py0
ジ「う・・・」

紅「おはようジュン」

ジ「あれ・・・僕いつのまに眠って・・・げほげほっ!」

ジ「なんか首が痛い・・・」

蒼「大丈夫ジュンくん?」

ジ「ひっ!!」

蒼「?」

ジ「・・・いや、何でもない」

ジ「(なんだ?蒼星石を見たらよくわからないけど背筋が凍った・・・)」

64: 2009/01/11(日) 19:22:52.57 ID:K53fV1Py0
ロ『桜田くん』

ジ「(!?あんたまだ・・・)」

ロ『桜田くん、すまない。少しの間体を貸してくれないか』

ジ「(は!?何言ってるんだあんた!!)」

ロ『娘達を説得する』

ジ「(!?・・・できるのか?)」

ロ『できるかじゃなく、やる』

ジ「(・・・わかったよ。やれるもんならやってみろ)」

ロ『恩に着る』

ジ「!!ぐああっ!!」

紅「ジュン!?やっぱりどこか悪いのね!?」

65: 2009/01/11(日) 19:26:32.31 ID:K53fV1Py0
ジ(ロ)「・・・娘達よ」

紅「な、何を言い出すのジュン?危ない薬でも打った?」

蒼「首締め過ぎちゃったかな☆」

ジ「私だ・・・ローゼンだ」

翠「はあああ?ほんっとうにおかしくなったですか?」

ジ「翠星石は・・・右太ももの内側に3つのほくろ(インク汚れ)がある」

翠「!!なななななんで知ってるですか!?」

ジ「蒼星石はよく縄で自分を縛るクセがある」

蒼「な、マスターにも言ったことが無いのに!!」

67: 2009/01/11(日) 19:32:29.38 ID:K53fV1Py0
紅「ジュン、どういうこと!?」

ジ「真紅はよくおねしょをする・・・そしてそれを雛苺のせいにする」

紅「!!ジ、ジュン!!」

ベキィ!!

ジ「ホゴフッ!!・・・そして恥ずかしいことがあるとよく殴る」

翠「それは恥ずかしくなくても誰だって殴るですぅ!!」

ジ「これで・・・私がローゼンだと言うことを信じてくれたかな?」

蒼「い、今ので信じろっていうのは難しいよ?」

蒼「(なんでジュンくんは僕が縛られ癖があるって知ってるんだろう?見られたのかな)」

紅「そ、そうね。そんなでたらめ信じないのだわ!」

ジ「そうか・・・それなら、お父様の特徴を言えばわかるか?」

ジ「たとえこれが桜田くん本人だとしても・・・ローゼンのことは知らないはずだ」

69: 2009/01/11(日) 19:37:06.54 ID:K53fV1Py0
>>68おいなんだこのアドレスは怖い物張るんじゃない怒るぞ。

ジ「そうだな・・・ローゼンはこう見えて、人の話をよく聞かない」

紅「・・・いや、そんな性格の話をされても・・・」

ジ「なら・・・割と野菜を食う方だ」

翠「ただの野菜好きですぅ・・・」

ジ「んー・・・二日に一回パンツを洗う」

蒼「毎日洗えよ」

ジ「じゃあどうすればわかってもらえるんだ?」

紅「もっと身体的なものか、昔のエピソードとか言えばいいと思うのだわ」

72: 2009/01/11(日) 19:50:36.02 ID:K53fV1Py0

ジ「真紅は昔サラというミーディアムとけいy」

紅「そのことはジュンは知らないはずだわ!ということはお父様なのね!?」

ジ「最後まで言わせてよ・・・」

翠「本当にお父様なのですか・・・?」

ジ「20文字足らずで納得しちゃったよ・・・」

蒼「そうか、お父様なら僕の縛られ癖を知っていてもおかしくない」

ジ「直そうね、それ」

73: 2009/01/11(日) 19:57:53.44 ID:K53fV1Py0
紅「お父様・・・なぜ私たちは姉妹同士で戦わなければならないのですか!?」

ジ「(やべっすごい怒ってる)」

翠「あんまりですぅ!戦い抜いたドールがアリスになるなんて!」

蒼「もう、誰も傷つけたくない!」

ジ「・・・すまない・・・私がもう少しお前達と話ができていたら」

ジ「これもすべて私のせいだ・・・私が馬鹿だった・・・」

紅「お、お父様・・・泣いておられるのですか?」

76: 2009/01/11(日) 20:03:13.06 ID:K53fV1Py0
ジ「私も、お前達が完璧なドール・・・アリスになるために厳しく育てたつもりだった」

ジ「だが・・・愛情が無くては育つ花も育たない・・・」

ジ「過酷な条件を与えすぎてしまったようだ・・・申し訳ない」

紅「いえ、お父様のせいではありませんわ」

翠「翠星石たちも甘えすぎていたですぅ・・・」

蒼「お父様は僕たちのために、厳しい試練を与えてくださったのですね」

ジ「わかってくれたか・・・お前達」

ジ「これでもう戦いはいらn」

紅「だから!!これからも私たちに厳しい試練をお与えください!」

ジ「・・・え?」

79: 2009/01/11(日) 20:10:59.88 ID:K53fV1Py0
翠「完璧なアリスになるには・・・今までのじゃ甘過ぎですぅ!」

蒼「もっとガンガン敵来んかぁい!!」

ジ「(・・・あれー?)」

紅「さぁ!お父様!!次はどんな試練ですか!?」

ジ「あ・・・えーと・・・」

ジ「離脱!!」

ふわっ

ジ「はっ!・・・うーん、ここは・・・!?真紅、なんでそんなに目がぎらぎらしてるんだ?」

翠「ジュン!お父様はどこへ行ったですか!?」

ジ「え・・・?まだ解決してないの!?」

蒼「そうだよ・・・僕たちは今燃えているんだ!」

ジ「ヒ、ヒエエエエエ!!ローゼンの馬鹿ー!!」

ロ『私は馬鹿じゃない!紳士だ!』

ジ「意味わかんねぇよ!!あーもうローゼンメイデンなんか懲り懲りだー!!」


                                 ─完─

80: 2009/01/11(日) 20:13:57.82 ID:fwBePzQw0

なかなか良かった

81: 2009/01/11(日) 20:15:40.79 ID:bXpW3jJb0
乙!

83: 2009/01/11(日) 20:17:34.59 ID:K53fV1Py0
銀「私たち最初だけの出番だったわねぇ」

金「いつも空気扱いだからカナは慣れっこかしら」

雛「雛はちょっとだけ出番あったのよ」

銀・金「・・・ぐすっ」

88: 2009/01/11(日) 20:25:19.67 ID:K53fV1Py0
途中兄貴による妨害があったが終わってよかった。
やっぱりひぐらしよローゼンの方が楽しい。話わかるし。
長々とお付き合いありがとうございました。

あと、金糸雀は俺の嫁。

引用: 真紅「ていうか、お父様調子にのってね?」