1: 2012/04/28(土) 22:47:12.74 ID:QV3VwGXb0
れいか「……覚えてる?私達が、初めて出会った時のこと」

なお「……」

れいか「私は、覚えているわよ?きっと、きっとずーっと忘れないわ。忘れられない」

なお「……」

れいか「今みたいに、プリキュアっていう特別な関係になったけど、私の一番の大切は、あなたの幼馴染、それだけなの」

なお「……」

れいか「それだけ、だった、んだけど、な……なおに、そんな顔を、されちゃうなんて。やっぱり、私は……私の、この想いは」

なお「……れいか」




なお「とりあえず話は、私のパンツを頭に被るのをやめてからにしてもらって、いいかな?」

れいか「……」スーー、ハーーー
映画スマイルプリキュア!絵本の中はみんなチグハグ!

5: 2012/04/28(土) 22:50:23.72 ID:QV3VwGXb0
なお「……」

れいか「……違うの」

なお「またなの?」

れいか「聞いて、お願いだから」

なお「私、言ったよね?学校ではそういうのやめよう、って。れいかは約束したよね?私と、約束したよね?筋が通ってないよ?」

れいか「……怒ってる」

なお「うん、当たり前だけどね自分のツンパを頭に被ってる相手に激怒するのは、うん」

7: 2012/04/28(土) 22:53:34.18 ID:QV3VwGXb0
れいか「生徒会の仕事が一段落した私は、そうです、愛しい幼馴染こと私の愛しのなおが、今日は練習試合にいそしんでいるはず、これは応援しなければ、と、思い立ち、私は生徒会室を経ったのでした」

なお「長い回想が始まったね。あと愛しい2回言ってるよ」

れいか「二回でおさまるならこんなことしていないのよ?私の愛しいなお」

なお「いいから回想続けてよ、あんまり聞きたくないけど」

れいか「えぇ。さて、まずはこの女子更衣室に行きまして、と」

なお「その時点で応援する気ないでしょ」

れいか「失礼ね、ちゃんと堪能してから涼しい顔でグラウンドに向かうつもりだったわ」

なお「なんで半切れなの切れたいのはこっちだよ、というかすでに切れてるよ」

れいか「怒ったなおもステキ」

なお「聞いて、真面目に聞いてよもういい加減にしなよ、何度目なのこれ言うの」

9: 2012/04/28(土) 23:01:09.43 ID:QV3VwGXb0
れいか「……なおが、いけないんじゃない」

なお「え?」

れいか「……なおが!!学校ではイチャイチャしちゃダメって、言うから!」

なお「まさかの逆切れできたね……あのさ、れいかはそういうイメージないし……ほら、みんな驚くから」

れいか「他人からの印象なんて、どうでもいいんです。なおの、私をみる眼だけがあれば。なおからの評価があれば、私はがんばれるわ……」

なお「真面目な話はパンツ返してからにしてってば」

11: 2012/04/28(土) 23:11:38.67 ID:QV3VwGXb0
れいか「替えのショーツなんて、別になくてもいいでしょう?」

なお「なんのための『替え』だと思ってるの。試合で汗かいたからそのための、なのに……」

れいか「……なおの穿いていたものを嗅ぐ、のも悪くありませんが……私が堪能したものをなおが穿く、なるほど、そういうものも……」

なお「新たなステージに目覚めないで。穿かないよ?」

れいか「……さっ、なお。着替えましょう?」

なお「やっと被るのやめたらそれだよ、もう。穿かないってば」

れいか「……」

なお「……れいかスマイルで構えててもダメだよ、穿かないよ、学校なんだから」

れいか「……」

なお「……今回だけだからね」

13: 2012/04/28(土) 23:17:12.57 ID:QV3VwGXb0
なお「生暖かい……」

れいか「モジモジするなおも可愛い。襲いたいくらいね」

なお「だ、か、ら!こんなところでそういうことを言わないの!」

れいか「じゃあ、なおの方から……」

なお「本気で怒るよ!もう……れいかは、さっき『変わってしまった~』、って言ってたけどさ」

れいか「えぇ、なおの身長も一ヶ月前に比べれば2.83㍉伸びてしまって……」

なお「見た目じゃなくてさ、いやそれ見た目と呼べるのか微妙なレベルの精密さだけども」

れいか「なおのことで、私が把握できていないことはない、と思ってもらっていていいわ」

なお「うん、軽く戦慄するくらいにね。で、変わったのはれいかの方じゃないのかなぁ、って」

れいか「そう?私は最初から、なおへの想いには清く正しく向き合っていたつもり、だけど」

なお「清く正しい人は人のツンパ被らない」

14: 2012/04/28(土) 23:23:18.44 ID:QV3VwGXb0
なお「うーん、でもそう、だね……考えて見れば随分昔から、こうやってれいかの……あー」

れいか「『愛情表現』ですか?」

なお「……それでいいや。『愛情表現』をたしなめること、が、かなりあったね、うん」

れいか「人前ではダメ、学校ではダメ、って、でしょう?」

なお「おかげでれいかは優等生キャラになっちゃったよね……とにかく、何度でも言うよ?二人っきり以外の場所で、そういうのはダメだ」

れいか「……なおもまんざらじゃないのに」

なお「だってれいか可愛いから……や、そういう話じゃないったら」

17: 2012/04/28(土) 23:27:50.14 ID:QV3VwGXb0
れいか「じゃぁ、どういう話なの?」

なお「いや、だから……」

れいか「私は、自分の気持ちが間違ってる、なんて。思ったことは、ないわ」

なお「いや、あのね?れいか?」

れいか「だってなお、なおだもの。なおを好きになることが間違ってるなんて、おもう人。絶対にいないはずだわ」

なお「うーん、だからその、さ。もちろんとっても、嬉しいんだけど……」

れいか「けど?」

なお「……私も、れいかも。女、じゃない?……私達は、よくても。やっぱり周りは、どうしても変に思っちゃうんだよ……いやだけど、さ」

れいか「…………」

18: 2012/04/28(土) 23:32:23.12 ID:QV3VwGXb0
れいか「……」

なお「だからね?前々から考えてたんだけど、さ」

れいか「……」

なお「れいかが、うちのけいたと恋人、ってことにしちゃえば、どうかな?」

れいか「……」

なお「そうすれば、ほら。うちにも通いやすくなるし……大丈夫、弟妹たちは私達のこと、とっくに知ってるから」

れいか「……」サッ

なお「あ、あんなに狭いし壁も薄い家じゃ、気づくなっていうほうが無理、だけどさ。はは。でね?」

なお「あと何年かして、けいたと籍を入れればさ。れいかも家でくらせる本当の、家族になるし」

なお「そ、そうすればほら、いつでも一緒で……うわ、れいかといつでもだって。へへ、えへへ。すごいよね」

なお「だから、さ。それまでは、一緒に我慢して……あれ?れいか?」

なお「れいかー?どこ行ったのー?」

20: 2012/04/28(土) 23:37:27.82 ID:QV3VwGXb0
バッドエンド王国


狼「ウーールッフフゥ、今日もいい曇り空だぜぇ!」

鬼「オニー!どんよりしてて元気が出るオニ!」

魔女「えっひっひ、研究がはかどる陰気さだわさー!」

狼「どーせ暇だし、今月分のノルマは三人とも達成してっしよぉ、トランプでも……」

ドォオオオオオオオオオオン!!!!!!

鬼「オニ!?!?」

狼「あぁん!?なんだぁ!?なんの騒ぎだってんだぁ!?」

ジョーカー「おぉぉおお!偉大なる悪の三幹部~~~!き、緊急事態でっすぅ~~~!」

狼「ジョーカー!クネクネしてねぇで報告しやがれ!今の轟音は何事だ?」

ジョーカー「そ、それっがぁです、ねぇ!……プリキュアが、あのぉ、せ、攻めて来ましてー!!」


21: 2012/04/28(土) 23:40:23.36 ID:QV3VwGXb0
魔女「プリキュアだって!?どうやってここのことを知ったっていうんだわさ!?」

狼「はっ!おもしれぇ、連中も中々やるじゃねぇか、敵陣の総攻撃とはよぉ!」

鬼「オニー!まとめて蹴散らしてやるオニ!今なら良い感じにツンパも湿ってるオニーー!!」

ジョーカー「や、その……あのぉ、プリキュアは、総攻撃でなく、ですねぇ~?……青いお方、お一人、でしてぇ~」

狼「……はぁ?」

23: 2012/04/28(土) 23:48:08.50 ID:QV3VwGXb0
バッドエンド王国したっぱ1「おい!なんだお前は!止まれ!止まれ!!」

ビューティ「下っ端に用はありません。無闇に戦力を削りたくなければ、マジョリーナさんのところへ案内しなさい」

したっぱ1「三幹部の一人のおところへ!?ふざけるなーーーうおーーーー!」

ビューティ「……父の画の道、母の合気道、兄の柔道、祖父の書道」

したっぱ1「え、んなっぐえぇっはぁあああ!?」

したっぱ2「1ー!?!?!?」

ビューティ「道を極めんことを尊ぶ、青木家長女。その道を邪魔立てするなら、容赦はしません……そう、弓よりもなによりも、私の目指すもの!」

ビューティ「なお道を!!!!!!」

25: 2012/04/28(土) 23:51:28.30 ID:QV3VwGXb0
狼「……」

鬼「……」

魔女「……」

ジョーカー「んっっふふふふ~ん、困りましたぁ、とぉ~っても困りますねぇ~」

ビューティ「ごきげんよう、バッドエンド王国のみなさん?」

狼「……返り血浴びながら言う台詞では、ねぇな、おい、正義の味方」

ビューティ「いいえ、私はなおの味方です。もっと言えば、なおのお嫁さんです」

狼「とち狂ってんのか」

27: 2012/04/28(土) 23:58:36.23 ID:QV3VwGXb0
鬼「下っ端ども、教育しなおしオニ……罰として赤江アナ一週間禁止にするオニー!」

狼「そんなもんで堪えるのはてめぇくらいだろうが、こら、今それどこっじゃねぇだろ、敵いんぞ目の前にほら」

鬼「おう、お前さん一人できやがったオニ?」

狼「そうそう、そういうのだ」

ビューティ「えぇ、今日はわたくしだけです」

鬼「……ピースたんいねぇとか、やる気がでんオニ」

狼「おい」

魔女「放っておきな、人間風情になびく馬鹿なんて。それで、あたしに何の用なんだわさ」

ビューティ「……お話の前に、まず、これを」

魔女「こ、これは……!」

ビューティ「えぇ……とある交番勤務巡査さんの、個人情報+隠し撮り生写真で……」

魔女「なんでも言ってみろだわさーーー!」

狼「おいこら三幹部、おい」

30: 2012/04/29(日) 00:09:12.96 ID:JExYpnqA0
ビューティ「あなたが過去に起こした騒動を見込んで、頼みがあります。作っていただきたいものが、あるのです」

魔女「騒動?あぁ、イレカワールだとか、チイサクナールだとかのことかい?ひっひっひ、そこに目をつけるとはあんたも中々良い眼をしてるじゃないかい。話も分かるみたいだしねぇ」

ビューティ「えぇ、私も助かりました、敵であっても利害が一致すればお話を聞いていただけて」

狼「……ふっざけやがって。おいアカオーニ……は、もうやる気でねぇとかって帰ったか……おい、ジョーカー。癪だがここは組んで、このふざけ女を……」

ジョーカー「いぃぃっいー!実にいいですねぇえプゥリッキュアのお嬢さぁ~~~ん!野望成し遂げんために敵をも利用するなんってぇ~とぉっても私ごのみですよぉっほほおぉ~~~!」

狼「……ピエーロ様、お願いです、早く復活してくださいマジで切に早急に」

33: 2012/04/29(日) 00:16:29.02 ID:JExYpnqA0
魔女「それで、いったいなんなんだい、その作ってほしいもん、っていうのは」

ビューティ「えぇ……こういったもの、あなたならば可能だと思うのですが……」

魔女「ふんっ、とりあえず話しを聞くだけ、だけどねぇ!無事に帰れるだけありがたいと思うだわさ」

ビューティ「えぇ、もちろん成功報酬は先ほどの倍の写真、それにさらに際どいものを用意させます……それで、これ、なのですが」

魔女「……ほぉう、へっひっひっひ、良いネーミングだわさ」

ビューティ「はい、そこもあなた好みということで……『セイベツイレカワール』と」

36: 2012/04/29(日) 00:30:43.20 ID:JExYpnqA0
なお「……」

れいか「さっ、グイっと」

なお「……」

れいか「?なお?」

なお「れいかのばかっ!!」

バチコーン!

れいか「!?!?な、なにを!?」

なお「こんなことしなくたって!私は私のまま!れいかはれいかのまま!私はれいかを愛したいんだ!愛してるんだよ!」

れいか「……!なお、私、間違ってたわ!」

なお「れいかは私の嫁!!!!!!!!」

みゆき「ウルトラハッピー!」

あかね「やで」

やよい「ぴかりん☆」

キャンディ「クルー」


37: 2012/04/29(日) 00:32:04.70 ID:JExYpnqA0
あかん!細かいとこあかんわこれ!っちゅーか眠いねん!
また今度最初から立て直すわ!同じスレタイになるー思うけどまたたのんますー!
じゃあの!

40: 2012/04/29(日) 00:34:24.12 ID:iDNs9ne/O
>>37
待ってるからね

引用: れいか「私達は、こんなにも変わってしまったのね、なお」