60: 2018/01/18(木) 00:00:54.02 ID:xIbb3xkA0
61: 2018/01/18(木) 00:01:10.92 ID:L1IwIakao
山風
64: 2018/01/18(木) 00:07:35.56 ID:xIbb3xkA0
食材安価:下1~5
(ごく普通の家庭の冷蔵庫に入ってるもので。あまりにも不適当そうなものは下にずらします)
※安価だけ取っていったん中断します。次回更新は明日か明後日に。
(ごく普通の家庭の冷蔵庫に入ってるもので。あまりにも不適当そうなものは下にずらします)
※安価だけ取っていったん中断します。次回更新は明日か明後日に。
65: 2018/01/18(木) 00:08:20.34 ID:1eTvmTn+0
とろけるチーズ
66: 2018/01/18(木) 00:08:25.51 ID:OOQpYCKfO
甜麺醤
67: 2018/01/18(木) 00:09:06.40 ID:NW4gDv5c0
厚揚げ
68: 2018/01/18(木) 00:10:53.95 ID:7kfFLj7qO
なめたけ
69: 2018/01/18(木) 00:11:23.51 ID:5eQDR72DO
豆腐
76: 2018/01/19(金) 00:23:41.30 ID:jzvpQ5jA0
山風「提督……はい、これ。次は……なにを、すればいいの?」
提督「今日の書類業務は今ので終わりだ。いや、助かったよ。そろそろ切り上げて休憩しよう」
山風「……そっか。……お茶でも、飲む? 淹れよっか」
提督「おっ、いいのか?」
山風「……いや、あたしも飲みたいから。別に……気にしないで。待ってて」パタパタ
提督(……着任当初は小動物みたいに警戒心バリバリで、表情も判りにくかったけど……最近、ちょっとずつ心を開いてくれるようになってきたなあ)シミジミ
ガチャチャッ☆パリーン!☆
山風「ああっ!」
提督「山風っ!どうした!?」
マグカップ(……シレイカン、ホントハネ……タノシ……カッタ……ヨ……)マップタツ
山風「……あ……なんでも……ううん、ごめ、ごめん、なさい……」
提督「無事か?山風! 指とか切ってないか!?」
山風「……え?……あ……うん……でも、カップ……」リボンペッターン
提督「カップなんかどうでもいい! 山風は怪我とかしてないのか?」
山風「あ……うん……だい……じょぶ……」
提督「はぁ……それなら良かった。急に悲鳴あげるから、心配したぞ?」
山風「ん……だいじょぶ、だから……そんなに、構わないで」リボンショボーン
提督「そうはいかんさ。山風は、大事な俺の艦娘だからな」
山風「……」ピコッ
提督「マグカップなんぞいくらでも買い替えできるが、山風の替わりなんてどこにもいないんだからな? 陸上でも気をつけてくれよ?」
山風「構わないで、って、言ってるのに……いい、けど……」ピコピコ
提督(相変わらずの無表情無口クール……けど、リボンがめっちゃピコピコしてる……あれ一体どうなってんだ)
山風「お茶……淹れ直す?」
提督「あ―、それもいいが、ほっとしたら腹が減ってきたな。……なんか作るか。山風も一緒に食うか?」
山風「別にいい…そういうのh」くぅ~♪(←お腹の音)
提督「……」
山風「……なに」
提督「い、いや、何でもない。……それはそれとして、どうせなら食べるの付き合ってくれないか? 俺も一人で食うのは淋しいし、せっかくだから山風と一緒に食べたい」
山風「……別に、いい、けど」アラブルリボンガバッサバッサ♪
提督「よっしゃ、すぐ準備するからちょっと待ってろ!」
77: 2018/01/19(金) 00:28:12.78 ID:jzvpQ5jA0
提督「とはいったものの……今日は、いつにも増して、ろくな食材が揃ってねえ!」
提督(うーむ……厚揚げと絹豆腐で豆腐がダブってしまったな……とか言ってる場合じゃねえよ。米を炊いてないのはまあいいとしても、酒のつまみならともかく、駆逐艦娘に豆腐尽くしは……)
提督「……待てよ? 確か以前の国営放送で……よし」
―――
厚揚げは、中が冷たいままにならないよう、先にレンジで軽くチンしておく。
フライパンで酒を煮切ってアルコールが飛んだらなめたけを投入し、麺つゆで味を整える。
とろみを補うために水溶き片栗粉を加えて火を止めて、余熱のあるうちに手早くかき混ぜれば、きのこあんかけの出来上がり。
厚揚げはフライパンに油を引かずに、表面がパリッとするまで両面を焼き上げる。
焼きあがったらいったんフライパンからあげて、片面から縦横に2センチ幅くらいに深く切り込みを入れておく。
深く切りすぎて裏側まで完全に切らないよう注意。
片方の厚揚げは、切り込み入れた方を上にして小鉢に盛り付けて、上からきのこあんかけをとろとろっとかける。
もう片方の厚揚げには、マヨネーズに、甜麺醤と醤油とオイスターソースと七味を加えた田楽ダレを混ぜたものを、切り込み入れた方の表面に塗りつけて、再びフライパンに。
とろけるチーズを上から振りかけてフライパンに蓋をして、チーズが溶けるまで弱火で蒸し焼きにしたら出来上がり。
提督「『焼き厚揚げの、俺提督流・和洋二種盛り』ってところだな。さて、残る豆腐だが……」
ふきんに包んで重しをして、水気を切った絹豆腐を、フードプロセッサーに放り込み、なめらかなクリーム状になるまでかき混ぜる。
たったこれだけで、コクと甘み、旨みが数段増すのだから驚きだ。
提督「これで完成。後は……」
78: 2018/01/19(金) 00:32:05.67 ID:jzvpQ5jA0
提督「待たせてすまない。さあ、山風、一緒に食べよう。まずはこっちの方から。チーズでやけどしないよう気をつけてな」
山風「……ん。いただき……ます」パク
提督「……」ドキドキ
山風「!」ピコピコッ
提督「!」
山風「……おいしい。チーズの下から、ピリッとした、マヨネーズと、おとうふ。これ……嫌いじゃ、ない」モギュモギュピコピコッ
提督(ピコピコしてるピコピコしてる)
山風「こっちの……きのこの方も……優しい、味。これも……嫌いじゃ、ない」ピコーリピコーリ
提督(リボンがふわふわ踊るみたいに揺れてる……いやほんとマジどういう仕組みだあれ)
山風「……おいしい。……あったかい」ピコピコピコーリ
提督(やっべぇ、何だこのこみ上げてくる気持ち……これが……これが、父性か!)
提督「やっ、山風っ! 実はもうひと品あるんだよ! ほら、スプーン使え!」
山風「……何? これ?……ヨーグルト?」
提督「まずは食べてみてのお楽しみだ。これかけて食べてみろ」
山風「きな粉と……すりごま……?」
提督「ああ、あとは砂糖だな」
山風「食べて……みる」パク
提督「……」ワクワク
山風「!!!!」ピコピコピコピコッ
提督「!!!!」(心の中でガッツポーズ)
山風「これも……おとうふ……でも、こんなの、はじめて……」ピコリンピコリン
提督「以前にテレビでやってた国営放送の番組で知ってな。フードプロセッサーでとろとろになるまで混ぜるだけで、こんな感じになるんだよ。驚いただろ?」
山風「びっくり、した……。これ、少し、好き……」ピコピコ
提督「うんうん、気に入ってくれたなら俺も嬉しいよ」
山風「……」ピコピコ
山風「……」ピコ…
山風「……」
山風「……」
山風「……あ……あのね、提督。……あの……」
提督「ん? どした?」
山風「カップ……割って……ごめん、なさい……」
提督「……まだ気にしてたのか。さっきも言ったろ。大丈夫、怒ってないぞ」
山風「……でも……」リボンショボーン
提督「……」
山風「……」ショボーン
79: 2018/01/19(金) 00:35:27.57 ID:jzvpQ5jA0
提督「……よし、じゃあ、こうしよう。マグカップ割った罰だ。……今度の休み、ちょっと付き合ってくれ」
山風「え……?」
提督「一緒に、新しいマグカップ買いに行こう。山風が選んでくれ」
山風「え……あ……そんなの……あたし……」
提督「いやか?」
山風「いやじゃ、ない……ない、けど……提督、は、それで、いい、の……?」
提督「……いい。それがいい。それでなきゃ嫌なんだ。……山風、お前が選んでくれ」
山風「……う……うん……」ピコッピコッ
提督「さてと。この話はこれで解決だ。山風、お前も同じカップ買えよ?」
山風「……え」ピ
提督「俺とお揃いのカップだ。これは罰なんだからな。嫌だなんて言わせないぞ」
山風「……提督」
提督「何だ? 抗議は受け付けないぞ?」
山風「……あ、あのね、提督、あたし、嫌いじゃ……じゃなくて、少し……ううん、少し、でも、なくて」
提督「?」
山風「……好き」
つづく
80: 2018/01/19(金) 00:41:55.83 ID:jzvpQ5jA0
※ちなみに同じ白露型駆逐艦でも、涼風は厚揚げ料理だったら雪虎と竹虎がお好みとのこと。
(網で焼いて縞に焼き目をつけた厚揚げを虎に見立てて、大根おろしをぶっかけたら雪虎、刻みネギをぶっかけたら竹虎。江戸の庶民の人気のつまみだったそうな)
(網で焼いて縞に焼き目をつけた厚揚げを虎に見立てて、大根おろしをぶっかけたら雪虎、刻みネギをぶっかけたら竹虎。江戸の庶民の人気のつまみだったそうな)
81: 2018/01/19(金) 00:44:25.69 ID:jzvpQ5jA0
秘書艦娘安価:下1~2(正規空母より。コンマ高い方で)
82: 2018/01/19(金) 00:44:37.47 ID:aBR+KRFB0
飛龍
87: 2018/01/19(金) 00:50:24.00 ID:jzvpQ5jA0
※秘書艦は飛龍で
食材安価:下1~5
(ごく普通の家庭の冷蔵庫に入ってるもので。あまりにも不適当そうなものは下にずらします)
※安価だけ取っていったん中断します。
食材安価:下1~5
(ごく普通の家庭の冷蔵庫に入ってるもので。あまりにも不適当そうなものは下にずらします)
※安価だけ取っていったん中断します。
88: 2018/01/19(金) 00:50:43.57 ID:waNtOuqFO
ミント
89: 2018/01/19(金) 00:50:54.75 ID:0hy0/JxYO
トマト
90: 2018/01/19(金) 00:51:00.58 ID:TCU4/u2DO
牛乳
91: 2018/01/19(金) 00:51:02.13 ID:DgiJw7F8O
明太子
92: 2018/01/19(金) 00:51:07.52 ID:Q7KDkC3AO
スペアリブ
104: 2018/01/19(金) 21:14:10.47 ID:jzvpQ5jA0
飛龍「ただいま午後の演習より戻りまし……ん? あれ? 提督、なんか部屋の中、いい香りしない?」
提督「おう、飛龍、お帰り。いや、それだよそれ」
飛龍「籠にいっぱいの野菜……じゃなくて、ハーブ?」
提督「おう、山雲のやつが家庭菜園で虫除け兼ねて育ててたらしいんだがな。手伝ってた朝雲が、ミントを地面に直播きしたせいで、大繁殖しかけたらしい」
飛龍「ミントってそんなに増えるの?」
提督「ああ、手をかけなくても勝手に育つのはいいんだが、下手な雑草よりよっぽど強烈にはびこるもんで、鉢植えか地面に埋め込んだプランターで育てるようにしないと、隣の庭まであっという間に浸食してご近所トラブルになりかねない代物だ」
飛龍「うわぁ……」
提督「まあ幸い気づいたのが早かったんで、事なきを得たらしいんだがな。大量に収穫したミントの処理に困って、ここにも持って来たってわけだ」
飛龍「へえー。え、じゃあさ、じゃあさ。今日の晩ご飯はそれを使って提督が作ってくれるの? そういえば美味しいって瑞鳳も言ってたし」
提督「ああ、というか、今日はもとからそのつもりだったしな。昨日からスペアリブの煮込みを仕込んでたんだが……ただ、ちょっとタイミング悪くてな。醤油味で煮込んでたもんだから、ここからミントを合わせるのはちょっと難しい」
飛龍「なーんだ、残念」
提督「……ただまあ、せっかくだからな。適当にミント使った品も考えて、品数増やしてやるよ」
飛龍「やったあ! 楽しみ!」
105: 2018/01/19(金) 21:17:23.29 ID:jzvpQ5jA0
―――
スペアリブは洗った後、骨に沿って包丁で切れ目を入れ、肉の端の方には何カ所か隠し包丁を入れておく。
表面にはフォークを繰り返し繰り返しぶっ刺して、味がしみ込みやすいように。
塩と胡椒をよくすり込んだ後、フライパンで焼き色をつけておく。
圧力鍋に水とたっぷり(水と同量くらい)の酒を注ぎ、砂糖と麺つゆ、スライスした生姜、刻んだ玉ねぎを入れてスペアリブを煮込む。煮汁はかなり味が薄いかな?くらいで充分。玉ねぎから尋常じゃない甘みが出るので、砂糖は控えめに。
シュンシュンいったら火を止めて、冷めたら再び加熱して、を繰り返す。
3回くらい繰り返したら火を止めて完全に冷まし、鍋ごと冷蔵庫に。(冷蔵庫が小さければ小分けして)
半日もすれば白い脂が鍋の上の方に蝋みたいに固まるので、しっかり取り除く。
後は食べるときに、鷹の爪とローリエ1枚を加えて再度加熱すれば、スペアリブの煮込みの完成だ。
トマトは完熟前の固めのものをスライスして、平たい皿かバットで麺つゆに漬けて、冷蔵庫でしっかり冷やしておく。
ミントの葉を細かく刻んでオリーブオイルに漬けたものに、塩と砂糖と黒胡椒、レモン汁を加えて、麺つゆに漬けておいたトマトの上から回しかける。
最後に小さめのミントの葉をぱらぱらと振りまけば、麺つゆトマトのミントサラダが完成。
提督「……あとは食後のデザートだな」
牛乳にミントの葉を入れ、沸騰しない程度に加熱する。途中で砂糖を加え、砂糖が完全に溶けたらミントの葉は取り出して、少量のお湯で溶かしたゼラチンを加えてよく混ぜる。
容器に入れてあら熱が取れたら冷蔵庫でよく冷やせば出来上がり。飾りのミントを添えて、ミントミルクプリンの出来上がり。
一般的なレシピより牛乳を多めにして、少しゆるめのとろとろプリンにしてみた。
提督「あとは変わったところで……こいつを使ってみるか」
辛子明太子は少量の水の入ったボウルの中にしごき出すようにして、中身を水でほぐす。
とろけるチーズを1~2センチ角程度にカットし、オーブンシートに載せて、ほぐれた明太子を薄くのばすようにチーズの上に塗りつける。
電子レンジ600Wで2~3分加熱すれば、パリパリ明太チーズせんべいのできあがり。
提督「さて、飛龍も待ちかねてるだろうし、持って行ってやるか」
106: 2018/01/19(金) 21:21:52.90 ID:jzvpQ5jA0
飛龍「うわぁ、なんか、本格的……! 提督、それ大和ホテル並みじゃない! 美味しそ~!」
提督「ははは、それはさすがに誉めすぎだろうがな。米はたっぷり炊いといたから、遠慮せずに食え」
飛龍「いっただきまーすぅ! (モグモグ)提督ぅ、これ……おっいしぃ~! 量もあるし、サイッコー!」パクパク
提督「うん、スペアリブもとろっとろに柔らかくなってるな」
飛龍「ご飯がすすむね! 提督、お代わりお願い!……あ、トマトのサラダも美味しい! ミントの香りも効いてるし……あれ? でも、見た目完全に洋風なのに、なんか和風な感じもする?」
提督「ああ、あらかじめ麺つゆに漬け込んでたからだな」
飛龍「えっ、麺つゆ?」
提督「トマトの旨みは昆布とかと同じグルタミン酸。麺つゆの鰹だしに含まれてるのはイノシン酸。二つが合わさればその相乗効果で旨味はさらに倍率ドンだ。青じそドレッシングとか、トマトに良く合うだろ?」
飛龍「光と闇が両方備わって最強に見える、みたいな? あ、提督、ご飯もう一杯おかわり!」
提督「……ほんとお前ら、どこでそういう知識仕入れてくんの?」
飛龍「ふわぁ……食べた食べたぁ……。でも、太っちゃう……。多聞丸に怒られちゃうかなぁ」プハー
提督「実はまだデザートが控えてるんだが……今日はやめとくか?」
飛龍「空母戦は先手必勝! どんな苦境でも反撃してみせます!」キリッ
提督「ほれ、ミントミルクプリンと明太チーズ煎餅な」
飛龍「わ~い!」
提督(しっかし、ほんと美味っそうに食うよなぁ。……つられて俺も少し食い過ぎた)ゲプ
飛龍「うわぁ、プリン、とろっぷるだぁ……ん……あっ……ほのかな甘さとミントのすっきりした香りと風味が効いてて、口の中に風が吹き抜けてくみたい……あっ、だけどこっちの煎餅、明太子のピリッとした辛みと、焼いたチーズの香ばしさと塩っ気、パリパリした食感がまた……」
提督(幸せそうだなぁ)
飛龍「……あっ、提督っ……、これ、ヤバいかもっ……。甘いのとしょっぱいの、爽やかなのと香ばしくてピリッとするの、柔らかいのとパリパリしたの……。これ、交互に食べてると、ダメ、止まんない。あ~どうしよ、ダメ、ヤバいよこれ、多聞丸に怒られるぅ、でも止まんな~い!」
提督(……可愛い)
つづく
107: 2018/01/19(金) 21:34:28.43 ID:jzvpQ5jA0
秘書艦娘安価:下1~2(戦艦・航戦よりコンマ高い方で)
108: 2018/01/19(金) 21:35:17.73 ID:/NfNcHpQO
大和
110: 2018/01/19(金) 21:37:11.94 ID:jzvpQ5jA0
食材安価:下1~5
(ごく普通の家庭の冷蔵庫に入ってるもので。あまりにも不適当そうなものは下にずらします)
※安価だけ取っていったん中断します。
続きは明日か明後日になるかも
(ごく普通の家庭の冷蔵庫に入ってるもので。あまりにも不適当そうなものは下にずらします)
※安価だけ取っていったん中断します。
続きは明日か明後日になるかも
111: 2018/01/19(金) 21:37:20.16 ID:Jp7L552eo
エビ(ブラックタイガー)
112: 2018/01/19(金) 21:37:30.89 ID:gElY2NeAO
ばい貝
113: 2018/01/19(金) 21:37:38.45 ID:Xd/UYH2w0
チーズ
114: 2018/01/19(金) 21:37:50.51 ID:ZMZxGGbTO
寒天
115: 2018/01/19(金) 21:38:05.82 ID:QfhMvHtxo
椎茸
116: 2018/01/19(金) 21:59:18.34 ID:jzvpQ5jA0
※チーズ続くなあw
ちなみにミントだけじゃなくシソも繁殖力凄いです
実家で母がやらかしました
麺つゆトマトは超簡単でおすすめ
スライスした玉ねぎどっちゃり乗せても美味い
俺は玉ねぎ辛いの好みだけど、苦手な人はスライス玉ねぎレンジでチンして冷蔵庫で冷やせば辛みが甘みに変わる
水にさらしてもいいけど旨みが一緒に抜けるので
ちなみにミントだけじゃなくシソも繁殖力凄いです
実家で母がやらかしました
麺つゆトマトは超簡単でおすすめ
スライスした玉ねぎどっちゃり乗せても美味い
俺は玉ねぎ辛いの好みだけど、苦手な人はスライス玉ねぎレンジでチンして冷蔵庫で冷やせば辛みが甘みに変わる
水にさらしてもいいけど旨みが一緒に抜けるので
121: 2018/01/21(日) 01:22:26.94 ID:Cls4RrSA0
提督「……俺に料理を?……いやいや大和、料理でお前に俺が教えられることなんて、今さら有るわけねーだろ」
大和「ですが……」
提督「……ふむ、料理を教えて欲しいと言ってきた駆逐艦達が、揃って2回目からはお前の烹炊所に来なくなる、と」
大和「……ええ。頼って貰えて嬉しかったですし、張り切って教えたつもりなんですが……全力でやればやるほど、最初はキラキラしてた駆逐艦の子たちの目がどんどん曇ってきて、次からは誘っても引きつった表情で断りを……」
提督「……ちょっと待て。全力、だと?」
大和「はい」
提督「お前の、全力?」
大和「はい、大和型戦艦の誇りにかけて、生半可なことはできませんから」
提督「……質問。ちなみに、最近だと、どんな料理を教えてやろうとした?」
大和「まずは、身近なところでパスタ料理を教えて欲しい、ということだったので、ソース・アメリケーヌの作り方を……」
提督「ほ、ほう……ちなみに作り方の手順は?」
大和「はい、まずはオマール海老か伊勢エビを用意して」
提督「……続けろ」
大和「海老の頭や殻をオーブンで」
提督「……もういい、だいたいわかった。……ていっ」チョップ☆
大和「え? あの……」
提督「お前なあ……オマール海老とか伊勢エビとか、駆逐艦の子たちがそんな食材、いきなり扱いきれるわけねーだろ。まずはあいつらが普段から使ってる……もしくはちょっと背伸びしたら扱えそうな食材から教えてやれよ。お前ギア上げすぎ。そりゃビビるわ」
大和「あ」
提督「だいいちな? あいつらの寮の部屋に、オーブンだのなんだの、そんな大層なもんはない。結局自分では作れないような料理を全力で教えてもらって、あいつらにどうしろと?」
大和「あう……」
提督「お前に悪気は欠片もないだけに、あいつらも困ったろうな」
大和「あ……あの……提督、私、どうすれば……」
提督「(……ちょっとキツく言い過ぎたか)まあ、真面目で全力なのがお前のいいところだ。今回はちょっとそれが空回っちまっただけなんだからさ。もっぺん同じ料理教えてやれよ」
大和「……え? ですが……」
提督「この世で大事なものは、タイミングにC調に無責任、ってな。お前に足りないのは『適当さ』だ。」
提督「……さあ大和、一緒に作ろうぜ。あいつらにも作れるような、適当で大ざっぱで、ご機嫌な料理をさ」
122: 2018/01/21(日) 01:26:58.74 ID:Cls4RrSA0
―――
海老は足を料理鋏で切り取った後、背中から竹串でワタを抜き、殻を剥いて尾びれと頭を外す。
頭に残った海老ミソは、指で掻き出して別にとっておく。少しくらいなら頭に残ってても気にしない。
大和「あの、割と雑に作業されてますが、いいんでしょうか……海老の身に小麦粉はたいてぬめりが無くなるまで水洗いしたり、隠し包丁入れたりとかは……」
提督「そんなもん、水洗いした後キッチンペーパーで水気を拭うだけで充分充分」
頭や殻の部分を、オリーブオイルを引いたフライパンで強火で炒める。
色が変わってパリパリになってきたら準備OK。
大和「オーブンはともかく、グリルで焼いたりとかは……」
提督「いちいちそんな手間かけてられるか、フライパンで充分」
炒めた海老の頭や殻はフードプロセッサーでガーッと粉砕。
大和「あの、普通は炒めながら木べらで砕いたりとか……」
提督「やだよ、めんどくさい」
オリーブオイルでニンニクを弱火で炒め、香りが立ったら細切り玉ねぎと薄切り人参を炒める。
野菜がしっとりして甘みが出て来たら砕いた海老の頭と殻を追加。
ブランデーを振りかけて、アルコールが飛ぶまでガシガシ炒める。
水分が足りなくなってきたらトマトピューレを放り込み、酸味を飛ばすよう火を弱めてさらに炒める。
大和「ここで薄力粉と白ワイン投入ですね?」
提督「あ、白ワインねーや。ま、いいだろ日本酒で」
再びアルコールを飛ばした後、
大和「あの、フュメドポワソンを加えたりは……」
提督「んなもんあるか、水だ水。市販のブーケガルニのパックと……あ、いりこダシのパックがあったな、ついでだ、放り込んどけ」
薄力粉や野菜のガラが底で焦げないようにだけ気をつけて、鍋底をしゃもじでこそぎながら沸かしていく。
アク取りも割と適当だ。
提督「雑味も風味。どうせ漉すんだし、後で改めてアク取りするから構わん構わん」
トマトピューレに火が入ったら目の細かい網で漉す。俺はキッチンの三角コーナーに生ゴミの水切りするためにかぶせるような感じの網を2重にして使ってる。
漉したソースに、最初にとっておいた海老ミソを加えてかき混ぜながら再度加熱して、塩と黒胡椒で味を整える。
後は好みの味になるまで煮詰めれば、俺提督流・適当なんちゃってアメリケーヌソースもどきの完成である。
123: 2018/01/21(日) 01:31:47.32 ID:Cls4RrSA0
提督「ほれ大和、味見」
大和「……驚きました、これは……充分に、ソース・アメリケーヌですね」
提督「だろ? そりゃ、全力でお前が作ったソースなら、これより美味いに決まってる。けどな、あいつらは別に客にだすような料理の作り方を知りたかった訳じゃないんだよ」
提督「お前とワイワイやりながら、楽しく料理教えてもらって、自分で作って好きな仲間と食べさせ合って、美味いだろって自慢したり、美味しいねって笑いあったりしたかっただけなんだよ。だから……これで充分なんだ」
大和「そうですね……私、しっかりしなきゃ、一生懸命やらなきゃ、全力で教えてあげなきゃって、そればっかりで……大事な事を見落としてました」
提督「それが解ったんなら、もうお前は大丈夫さ。……さてと、このソースはパスタにからめるとして……あ、そうだ大和、ラムネ1本もらえるか?」
粉末寒天をグラスに入れてお湯で溶かしながら、大和に声をかける。
大和「あ、はい」
大和から受け取ったラムネをひと口飲んで喉の渇きを癒やす。
残りはそのまま2つのグラスに目分量で注いでかき混ぜる。
大和「あ……」
あとはあら熱をとった後冷蔵庫で冷やせば、適当サイダーゼリーのできあがりだ。
大和「あ、それ、そのまま注いだら、ある意味かんせつキ……あ、いえ、完成ですね」
提督「……? おう。さて、後はパスタを茹でて……と」
鍋に麺を放り込み、ゼリーに使わなかった残りのサイダーを飲み干す。
ばい貝を洗って適当な大きさにぶつ切りし、椎茸も石突きを取った後、適当な大きさに切り分ける。
ばい貝、椎茸、海老のむき身と、秘密兵器のスライスチーズを何枚か用意すれば、準備は完了だ。
提督「……さてと、カセットコンロ用意しといてくれ、大和。飯の時間だ」
大和「……驚きました、これは……充分に、ソース・アメリケーヌですね」
提督「だろ? そりゃ、全力でお前が作ったソースなら、これより美味いに決まってる。けどな、あいつらは別に客にだすような料理の作り方を知りたかった訳じゃないんだよ」
提督「お前とワイワイやりながら、楽しく料理教えてもらって、自分で作って好きな仲間と食べさせ合って、美味いだろって自慢したり、美味しいねって笑いあったりしたかっただけなんだよ。だから……これで充分なんだ」
大和「そうですね……私、しっかりしなきゃ、一生懸命やらなきゃ、全力で教えてあげなきゃって、そればっかりで……大事な事を見落としてました」
提督「それが解ったんなら、もうお前は大丈夫さ。……さてと、このソースはパスタにからめるとして……あ、そうだ大和、ラムネ1本もらえるか?」
粉末寒天をグラスに入れてお湯で溶かしながら、大和に声をかける。
大和「あ、はい」
大和から受け取ったラムネをひと口飲んで喉の渇きを癒やす。
残りはそのまま2つのグラスに目分量で注いでかき混ぜる。
大和「あ……」
あとはあら熱をとった後冷蔵庫で冷やせば、適当サイダーゼリーのできあがりだ。
大和「あ、それ、そのまま注いだら、ある意味かんせつキ……あ、いえ、完成ですね」
提督「……? おう。さて、後はパスタを茹でて……と」
鍋に麺を放り込み、ゼリーに使わなかった残りのサイダーを飲み干す。
ばい貝を洗って適当な大きさにぶつ切りし、椎茸も石突きを取った後、適当な大きさに切り分ける。
ばい貝、椎茸、海老のむき身と、秘密兵器のスライスチーズを何枚か用意すれば、準備は完了だ。
提督「……さてと、カセットコンロ用意しといてくれ、大和。飯の時間だ」
124: 2018/01/21(日) 01:34:47.40 ID:Cls4RrSA0
フライパンにオリーブオイルをとぷとぷと注ぎ、弱火で温める。厚めにスライスしたニンニクと、種を取った鷹の爪を投入。
ニンニクの周りがぷつぷつ泡立ち始めれば準備完了だ。
まずはエビ、それから貝、椎茸の順にニンニクオイルで煮ていく。
提督「さあ、食おうぜ、大和!」
大和「あ、はい、いただきます! それにしても……こたつにカセットコンロで、アヒージョですか。確かに油で煮込む鍋料理と言えなくはないですが、なんだか違和感が凄いです」
提督「いいんだよ、言ったろ? 適当でいいんだ、って」
大和「エビに椎茸、貝……確かに向いてる食材ですね」
提督「だろ? 火と油の始末さえ気をつければ、駆逐艦たちでも大した失敗せずに作れそうだしな」
大和「そこまで考えての事だったんですね……私、自分の未熟さが恥ずかしいです」
提督「あー、もうそういうのなし。お前、だいたい真面目過ぎんだよ。もっと気楽にぶわぁ~っと行け、ぶわぁ~っと」
大和「はあ……なんだか、悩んでたのが馬鹿馬鹿しくなるような……でも、それが何だか気持ちいいような、少し晴れがましい気持ちです」クスッ
提督「そうそう、そうやって笑ってろ。……うん、ばい貝コリコリして美味い。」
大和「アメリケーノのパスタも美味しいです」
提督「椎茸が最高に美味いな。……どれ、俺もパスタの方いってみるか」
大和「あ、じゃあ、私も、アヒージョの方いただきますね」
提督「……あっ、お前! そのエビ俺が育ててたのに!」
大和「うふふ、早い者勝ちです。……って、何だか、ほんとにお鍋つついてるみたい」クスクス
提督「楽しいだろ?」
大和「はい。……本当に」
提督「よし、それじゃそろそろ秘密兵器投入するか」
大和「おたま……ですか?」
提督「ああ、これをアヒージョオイルに浸して温めて、それからこのとろけるチーズを……」
おたまの中でチーズがみるみるうちにとろけていく。
提督「胡椒と七味を振れば、アヒージョの鍋の中に、即席ミニチーズフォンデュ鍋の出来上がり、っと。ほら大和、エビでも貝でも漬けて食ってみ。おたまは俺が持っとくから」
大和「いいんですか、大和もいただいて? すみません。ありがとうございます。いただきますね?」
125: 2018/01/21(日) 01:40:11.95 ID:Cls4RrSA0
大和「ちょ、提督、おたま揺らさないで下さいったら!」
提督「んな事言っても、この体勢、結構腕が疲れるんだよ! 俺もそろそろ食いたいし!」
大和「じゃあ、大和が、『あ~ん』して差し上げます♪」
提督「止めろ、それは流石に恥ずかしい!」
大和「あら、気楽に、適当に、じゃなかったんですか?」クスクス
提督「学習早えな畜生!」
大和「……ご馳走様でした。提督、今日は色々ありがとう御座います。勉強になったのはもちろんですけど、凄く美味しくて……何より、楽しかったです」
提督「お粗末さま。俺も楽しかったよ。片付けありがとな。お前も、ちょっとお茶でも飲んでくつろいだらいい」
大和「はい、紅茶入れますね。……ラジオでも付けますか?」
提督「ああ、そうだな、頼む」
カチ
~♪~~
大和「あら、この曲……」
♪銭のな~いやつぁ俺んとこへ来~い♪
♪俺もな~いけど 心配すんな♪
♪見~ろよ 青い空~ 白い雲~♪
♪そ~のうち何とか な~るだ~ろうぉ~~♪
大和「……凄くいい加減で適当な歌詞ですけど……。底抜けに明るくて、陽気で……。何だか、元気が湧いてくる曲ですね」クスクス
提督「ああ、名曲だ」
大和「なんて曲名なんですか?」
提督「……『だまって俺について来い』」
大和「……はい。ついて行きます。大和は……ずっと提督の、あなたの側で、頑張ります」
つづく
提督「……腹減ったな。なんか作るか」秘書艦「提督の手料理……?」【3】
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