126: 2018/01/21(日) 01:43:15.60 ID:Cls4RrSA0
128: 2018/01/21(日) 01:45:10.44 ID:PtbK5T5JO
ハチ
129: 2018/01/21(日) 01:47:54.27 ID:Cls4RrSA0
※はっちゃん把握
食材安価:下1~5
(ごく普通の家庭の冷蔵庫に入ってるもので。あまりにも不適当そうなものは下にずらします)
※安価だけ取っていったん中断します。
明日の更新は難しいかも
食材安価:下1~5
(ごく普通の家庭の冷蔵庫に入ってるもので。あまりにも不適当そうなものは下にずらします)
※安価だけ取っていったん中断します。
明日の更新は難しいかも
130: 2018/01/21(日) 01:48:04.32 ID:nkN/oi3zO
実山椒
131: 2018/01/21(日) 01:48:25.36 ID:I+1bWZaF0
糸こんにゃく
132: 2018/01/21(日) 01:49:27.31 ID:Aw/ZODO/O
青唐辛子
133: 2018/01/21(日) 01:59:28.38 ID:DzAFqwXN0
魚肉ソーセージ
134: 2018/01/21(日) 02:02:15.61 ID:DrGMP/hHo
なめたけ
135: 2018/01/21(日) 02:13:18.54 ID:XcRV/eEW0
どう考えてもヒャッハーさんが釣れそうなメニューにしか…
136: 2018/01/21(日) 08:25:31.93 ID:bsj9JcJSO
潜水艦にソーセージ
142: 2018/01/22(月) 16:10:31.16 ID:uVL/praA0
伊8「……提督、今日はわざわざ業務の後に、はっちゃんの買い物のために夜まで付き合って下さって、Dankeでした。6巻までは持ってたんですけど~、7巻が近くの本屋でみんな売り切れてて……」
提督「8巻が来月発売だったっけ?それまでに手に入れて読んどきたいって気持ちは、まあ解るからな」
伊8「そうなんですよね~。7巻読んでないまま8巻だけ買っても扱いに困っちゃいますし……」
提督「俺も持ってるから、貸してやっても良かったんだけどな」
伊8「お気に入りのシリーズ作品なら、やっぱり自分で買って読みたいじゃないですか~。提督、わかってない……」
提督「あ~、そう言われてみれば確かにそうか」
提督(……口では文句言ってるが、上機嫌そうだな。本の包みを、両手で抱きしめるみたいに大事そうに抱えて……本当に本が好きなんだな)
伊8「……提督、どうかしました~? さっきからこっちの方じろじろ見て……」
提督「いや、私服似合ってんなーと思って」
伊8「なっ……///」カァ
提督(今日は鎮守府外での買い物ってことで、ハチも私服だが……実際新鮮だよな。ベレー帽に合わせた白いコートに、ピンクのマフラー。マフラーに合わせた薄いピンクのミニスカートに……白いニーソックスはいつものか。何だろう、いつもスク水ニーソで歩き回ってるの見てるはずなのに、露出少ない今日の方が、太ももがまぶしく見える)
伊8「なんか提督……視線がエOチ……///」
提督「おっと、すまんすまん。次からはこっそり見ることにするわ」
伊8「もぉ~、提督ぅ!///」
提督「……と、冗談はこれくらいにして、どっかでメシ食って帰るか?」
伊8「いいんですか?……あっ、と、その、ダメです~、はっちゃん、今日は……その……」
提督「今日は特に夜番の勤務も入ってなかったはずだが……」
伊8「はっちゃん、外のお店じゃなくて、鎮守府でご飯食べたいかなぁ……って……」
提督「今から鎮守府戻ったとこで、寮の食堂も閉まってるだろ。鳳翔さんのとこは今夜は空母勢が貸し切りにしてるし……」
伊8「あ……。ど……どうしよ……」オロオロ
提督「……なんか訳ありみたいだな。しゃーねえ、面倒見てやる。……ただ、流石に時間も遅いし、簡単なもんしか出さんぞ?」
伊8「……えっ、提督が作ってくれるの? ホントに? ……Danke!」
143: 2018/01/22(月) 16:17:37.06 ID:uVL/praA0
―――
提督「10分か15分もあれば出来るから、ちょっと待ってろ」
魚肉ソーセージを斜めにスライスして、半分に切る。軽く下茹でした糸こんにゃくと、あらかじめあく抜きして醤油漬けにしておいた実山椒と一緒にごま油で炒める。
醤油と一味でピリ辛に味つけして白ごまをふりかければ、糸こんにゃくと魚肉ソーセージの山椒きんぴらの完成。
提督「ちょっと味見……うん、いけるいける。言ってみれば、ちくわのきんぴらみたいなもんだしな」
ちなみに、魚肉ソーセージスライスのうち数枚は、きんぴらには使わず両面をフライパンで焼いておく。
青唐辛子と、同量のゆず皮をおろし金でおろし、塩と一緒に混ぜ合わせれば、即席ゆずこしょうのできあがり。
麺つゆをお湯で割って小鍋で火にかけて温め、なめこを投入したら煮立つ前に火を止める。
茹でたあと冷水でしめたうどんをどんぶりに入れ、上からなめこいりのつゆを注ぐ。
かまぼこ代わりに焼いた魚肉ソーセージスライスをうどんに載せ、ゆずこしょうを添えれば、俺提督流・なめこうどんの完成である。
144: 2018/01/22(月) 16:26:21.87 ID:uVL/praA0
提督「……何だ、コートも脱がずに突っ立って。ほれ、うどん出来たぞ」
伊8「うん……その、提督、はっちゃんね、あのね……?」
提督「麺がのびるし、うどんの汁が跳ねるとアレだからさ、コート脱いで、早く座れよ」
伊8「う、うん……」ヌギッ
提督「変な奴だな……って……ぶぅぅっ!? おっ、お前、何だその格好!?」
伊8「あ、ごめんなさい、やっぱ、水着にスカートって、おかしいよね? すぐ、スカート脱ぐね?」ヌギヌギ
提督「おかしいのはそこじゃねえよ! えっ、何、お前、今日1日ずっとその格好だったの? 馬鹿なの? 氏ぬの?」
伊8「だってぇ、提督指定の水着、防寒機能もばっちりだから……シャツまで重ね着すると暑くって……」
提督「そういう問題じゃねえよ!……ああ、そりゃそうだよな! そのまま外の店でコート脱ぐことになったら大変だよな! そりゃ外食できねえよ! どんなマニアックなレベルのプレイだよ、って思われるわ! このイク以上の猥褻物!」
伊8「イクちゃん以上だなんて、ひどい! そこまで言わなくてもいいじゃない! 外でもいざという時提督を護衛出来るように、わざわざ暑いの我慢してコートの下に着てたのに!」
提督「物理的に守れても社会的に氏ぬわ、この痴女! お前なんかハチじゃない、ハ痴女だ!」
伊8「Verpisst(この小便野郎)……もう、許さない。持ち帰った、20mm連装機銃が火を噴くわよ」
提督「……おう、やれるもんならやってみろや。そのメガネ粉々に砕いて、ごま油で掻き揚げにしてやんよ」
伊8「Fuck! 糞が!」
※この後めちゃくちゃケンカした
※そんでその後仲直りして、のびかけたうどん一緒に食った
つづく
150: 2018/01/22(月) 20:13:12.62 ID:uVL/praA0
※安価とるよー
一応ざっと一巡したから、
秘書艦娘安価:下1~2(軽巡・雷巡よりコンマ高い方で)
一応ざっと一巡したから、
秘書艦娘安価:下1~2(軽巡・雷巡よりコンマ高い方で)
152: 2018/01/22(月) 20:14:52.33 ID:hLGIzDTeo
名取
159: 2018/01/22(月) 20:28:14.97 ID:uVL/praA0
名取把握
食材安価:下1~5
(ごく普通の家庭の冷蔵庫に入ってるもので。あまりにも不適当そうなものは下にずらします)
食材安価:下1~5
(ごく普通の家庭の冷蔵庫に入ってるもので。あまりにも不適当そうなものは下にずらします)
160: 2018/01/22(月) 20:28:37.20 ID:Q8hmGLhSo
おから
161: 2018/01/22(月) 20:28:39.71 ID:tREwoVYvO
ゆし豆腐
162: 2018/01/22(月) 20:28:40.10 ID:4qv4VQZWo
れんこん
163: 2018/01/22(月) 20:28:41.18 ID:XhtBBw3JO
牛スジ
164: 2018/01/22(月) 20:28:45.32 ID:lJn7st0mO
ハツ
172: 2018/01/25(木) 23:26:56.10 ID:5NTSnAqA0
提督「……五十鈴と鬼怒、阿武隈がオーバーワーク気味?」
名取「はい……。最近、球磨型の皆さんとの模擬戦で負けが込んでいたらしく、トレーニングに熱を入れるのは良いのですが……最近、ちょっとやり過ぎ傾向というか……」
提督「あ―、あいつら負けず嫌いだもんなー……」
提督(軽巡勢の中でも、長良型と球磨型は戦果争いの最大のライバル)
提督(明朗快活健康優良児の長良や、おっとりマイペースな由良はともかく、プライドの高い五十鈴や単純おバカな鬼怒、すぐムキになる阿武隈は煽られると弱いんだよなあ)
名取「最近、疲労やイライラで肌や髪も荒れ気味でしたし……。この間も走り込みしながら鬼怒ちゃん、『日に30時間の鍛錬という矛盾のみを条件に存在する肉体ッッ……』とかブツブツ呟いてまして……」
提督(……アカン)
名取「あっ、あの、ただ、その件はもう、解決したんです」
提督「というと?」
名取「長良姉さんからは、『運動したらその分食べて休息しないと筋肉にならないでしょ!』とゲンコツでお仕置きを」
提督(……怒るポイントが脳筋過ぎる。アスリートかよ)
名取「あと、由良ちゃんからの『肌とか髪とか荒れてたら、提督さんに嫌われちゃうかもよ?』の一言が効いたみたいで」
提督「ははは、それは別に関係ないだろう。意外に、名取も冗談言うんだな」
名取「えっ?」
提督「えっ?」
名取「……え、え―っと、それで、肌とか髪とか、美容にいい料理がないか、せっかく今日の秘書艦がわたしだったので、提督さんにもお聞きできたらと思って……」
提督「そういうのは、鳳翔さんとか間宮さんとかの方が適任なんだが……」
名取「す、すみません、ずうずうしくて……」
提督「……まあ、今日はたまたま仕込んでた晩飯がぴったりの食材だったからな。参考になるかどうか判らんが、食わせてやるよ」
名取「あっ……ありがとうございます!」
173: 2018/01/25(木) 23:29:43.83 ID:5NTSnAqA0
―――
ハツは、脂身を切り取って縦半分に切ったものを軽く下茹でして水洗いする。
酒で2/3くらいに薄めたウスターソースに、ハツと細切りにした生姜を入れて、中火~弱火で15分~20分程煮込む。
あとは煮汁代わりのウスターソースにそのまま一晩冷蔵庫で漬け込むだけ。
余計な味つけも臭み抜きも不要で、充分おいしい常備菜になる。鶏のレバーと一緒に煮ても美味い。ウスターソースの酸味が気になる場合はみりんで甘さを加えて調整。
牛すじは洗った後に水から茹でる。大量のアクが出るが気にしなくてOK。表面に赤い部分が無くなってきたら、火を止めてお湯を捨てる。
水洗いして表面のアクを洗い流したら、再び水から茹でる。これを合計3回繰り返して、水洗いした後、食べやすい大きさにぶつ切りすれば、下ごしらえ完了。
みじん切りした玉ねぎとレンコンを照りが出るまで炒めたものを、ぶつ切りした牛すじと一緒に水から煮込んでいき、いい出汁が出て来たらこの時点でスープを少し(玉ねぎやレンコンと一緒に)取り分けておく。
酒に砂糖、みりんと麺つゆでスープに味つけし、赤味噌もしくは市販のデミグラスソースを加えて、あとは弱火でひたすら煮込んでいくだけ。
デミグラ使う場合は焦げ付きに注意。
圧力鍋使う場合にはシュンシュンいったら火を止めて冷ましてまた火をつけてを繰り返す。
煮込み時間が長くて水分が足りなくなってきたら水または酒を加えて、最終的に好みの柔らかさになるまで煮込んでいけば、牛すじ煮込みの完成である。
途中で取り分けたスープには、火にかけて鶏ガラスープの素(味覇)を溶かす。必要に応じて塩を加えて味を調整し、沸騰する前に火を止めて、溶き卵に水溶き片栗粉を加えたものを流し入れてかき混ぜる。ゆし豆腐と刻みネギを放り込めば、牛すじと鶏ガラの豆腐&玉子スープの完成。
おからには少量、牛すじ煮込みの煮汁を加える。みじん切りにして炒めた玉ねぎとレンコンは冷ましてから、粗めにマッシュしたジャガイモやおからと一緒に混ぜ合わせる。崩れやすい時には牛乳に浸したパン粉を加えてつなぎにすればOK。
コロッケのタネが冷めたら空気を抜きながら成形し、小麦粉・卵・パン粉をつけてカラッと揚げる。
タネの一部はマヨネーズを混ぜてポテトサラダに。
同じタネから、おから入りコロッケとおから入りポテトサラダの完成である。
174: 2018/01/25(木) 23:32:45.20 ID:5NTSnAqA0
名取「美味しそう! いただきます!……あ、玉子とゆし豆腐が、ちょっぴりとろみのついたスープとよく合って……美味しいです♪」
提督「今度はお酢を混ぜてから、こっちのラー油をちょっぴり垂らしてみろ」
名取「うわぁ、全然印象が違いますね!」
提督「そのまま飲んでもよし、こんな風に酸辣湯(サンラータン)風味にしてもよし、だ。お酢には疲労回復や基礎代謝アップ、ラー油のカプサイシンにも血行促進とかいろいろ効果があるからな」
名取「このスープ……カレーを作っても美味しそうですね!」
提督「ご明察。牛すじ煮込みの次の日には残りの牛すじと煮汁やスープでカレー作るのが俺のジャスティス」
名取「ハツにも全然臭みがなくて……コリッというか、ザクッとした食感が気持ちいいです。それに、ご飯にもお酒にも合いそう! コロッケも、ソースもケチャップもないのにしっかり味がついてて」
提督「煮込みの煮汁をタネに加えたからな。タネの半分近くはおからだが、違和感ないだら?」
名取「ええ。コロッケのジャガイモも、多少ごろごろしたジャガイモの塊が残ってて、ほっくりしてます!」
提督「なめらかにしたいならバターを入れてもっと潰すのもいいけどな。それだとサラダにするにはちょっと重たくなる」
名取「わたしはこっちの方が好きですね!」
提督「さて、メインの牛すじ煮込みのお味は……と」
由良「うわぁ、お箸でつまみ上げた煮込みが、今にも千切れそうにぷるぷる震えてる……ん……はむっ……」
名取(提督さんの好みかしら、わたしの口にはちょっとだけ大きめのサイズに切り分けられた牛すじ肉……。唇を通り過ぎた先、舌の上で感じる感触が、お肉と思えない。ぬるんとした、滑らかな舌触り……)
名取(噛み締めると意外にしっかりとした弾力……あっ、でも、ぶつりと肉の繊維を噛み切る感触の後は、しみ込んだお出汁のお汁が、じゅわぁって!じゅわぁって!)
名取(……何? 何これ? ひと口噛み締めるたびに、口のなかで、ぷるりとした弾力と、柔らかく舌の上でほどける肉の繊維の食感! その奥から染み出て……ううん、溢れ出してくる旨みのジュース……! こんなの……! こんなのされたらわたし……!!)
名取(提督さんに……提督さんに、とろとろにされちゃう~~~っ!!!)パアンッ!!
175: 2018/01/25(木) 23:35:09.43 ID:5NTSnAqA0
提督「――てな訳で、食物繊維たっぷりのレンコンやおからに、良質なタンパク質の豆腐、コラーゲンたっぷりの牛すじに鉄分たっぷりのハツと揃えてみたわけだが……ん? おい、名取? どうかしたか?」
名取「はっ……あっ……? はい……。はぁっ……だ、大丈夫です……(な、何だったのかしら今の……? 身も心も服も、一気に弾けちゃったような気がしたんだけど……でも我に返ってみたら、服も身体も、別になんともなってない……?)」
提督(……何だろう、なんだか凄くいけない事をしてしまったような気がする……)
※ちなみに次の日行われた模擬戦では、髪の毛サラサラ、お肌つやつや、唇ぷるぷるの名取が大活躍して長良型が球磨型に完全大勝利したそうな。
球磨「球磨たちにもドーピング牛すじスープと煮込みを寄越すクマー!」ヴォーッ
多摩「長良型だけひいきするなんてズルいニャ―!」フシャーッ
大井「……ねえ……私、裏切ったら沈めるって言ったでしょ? ねえ、言ったわよねえ……?」ジャキッ
北上「……提督? どした?……震えてんの? らしくないじゃん、大丈夫だって」ジャコッ
木曾「ぐすっ……お前に最高の勝利を与えてやるつもりだったのに……こんなの、酷すぎるっ! なあ? なあ―!!」 メソメソ
提督(……アカン)
つづく
176: 2018/01/25(木) 23:41:23.38 ID:5NTSnAqA0
※ゾロ目コンマで安価採用された艦娘はギャグキャラ化する隠しルールの罠
次の秘書艦娘安価
(下1~4、駆逐艦より2名。「雪風&島風」みたいに2名のペアで募集、コンマ高い方採用)
次の秘書艦娘安価
(下1~4、駆逐艦より2名。「雪風&島風」みたいに2名のペアで募集、コンマ高い方採用)
177: 2018/01/25(木) 23:42:09.95 ID:B4f8nzTto
浦風浜風
181: 2018/01/25(木) 23:49:01.58 ID:5NTSnAqA0
※浦風&浜風把握
食材安価:下1~5
(ごく普通の家庭の冷蔵庫に入ってるもので。あまりにも不適当そうなものは下にずらします)
※安価だけ取っていったん中断します。
食材安価:下1~5
(ごく普通の家庭の冷蔵庫に入ってるもので。あまりにも不適当そうなものは下にずらします)
※安価だけ取っていったん中断します。
182: 2018/01/25(木) 23:49:37.45 ID:sTZ5qXcsO
牛乳
183: 2018/01/25(木) 23:49:44.14 ID:72oNj4gp0
牡蠣
184: 2018/01/25(木) 23:49:57.50 ID:9+FIg0W5O
食用菊
185: 2018/01/25(木) 23:51:34.60 ID:3MYyHWKFO
キャベツ
186: 2018/01/25(木) 23:52:24.63 ID:ovktnw/ho
味噌
188: 2018/01/25(木) 23:55:13.34 ID:5NTSnAqA0
※食材把握
次回更新は筆が進めば週末にしたいが、用事入ったら週明けになるかも
次回更新は筆が進めば週末にしたいが、用事入ったら週明けになるかも
203: 2018/01/27(土) 18:31:07.26 ID:4aXQ35kA0
浜風「作戦終了。ただ今戻りました」ドサッ
浦風「いや~、ぶち疲れたわ」ドサッ
提督「お疲れ。……なんだ、凄い荷物だな」
浜風「哨戒任務の際にイ級に襲われている漁船を救助しまして……牡蠣の養殖場の漁師さんからお礼にと、大量の牡蠣を」
浦風「こっちは近所の農家のお婆ちゃんから、虫食いでスーパーに引き取って貰えなかった処分品じゃけぇ、って、キャベツを大量に。腐らせるのも勿体ないけぇ、是非提督さんや艦娘の皆さんに、って言われちゃあ、断り切れんかったんよ」
提督「厳密に言えば、そういうのを受け取るのは規則違反なんだがな……」
浜風「……あの……まずかったでしょうか……」
提督「……世の中には、非常にいい言葉があってだな」
浜風「?」
提督「……『バレなきゃ問題ない』」
浜風「あの、それは、『いい言葉』ではなく『都合のいい言葉』と言うのでは……」
浦風「提督さん、悪い人じゃねぇ」クスクス
提督「まあ、それは冗談。なに、近隣住民との交流や良好な関係作りも俺たちの大事な仕事だ。後で正式な寄付として感謝状を送ることにして、有り難く戴いとこう」
浜風「大部分は、間宮食堂と鳳翔さんのところにお渡し済みです」
浦風「こっちも同じじゃ。あ、あと、これは鳳翔さんから提督さんに持ってけって言われたんじゃけど」
提督「おっ、食用菊か、珍しいな」
浜風「食べられるんですか?」
提督「刺身の上にタンポポみたいなの載ってるの見たことあるだろ?あれも食用菊だ。これはまた種類が違うけどな。……にしても、キャベツは結構量があるな」
浦風「大丈夫じゃ、キャベツの使い道なら、うちに任しとき!」
提督「おっ、浦風でキャベツと言えば……やっぱりあれか?」
浦風「そうじゃ、キャベツと言えば、広島風お好み焼きじゃろ?……まさか提督さん、関西風が好みとか言わんじゃろうな?」
提督「その辺の話題は、きのこたけのこ並みに戦争になるからパス。みんな違ってみんな良い、ってことで。まあ、今日の晩飯は、せっかくだから広島風で『かきおこ』といこうか」
浜風「お手伝いします」
提督「んじゃ、浜風は牡蠣の身を殻から外して、塩をまぶしてくれ。柔らかく揉んでると黒っぽい汚れが出てくるから、水で洗い流してな」
浦風「じゃあ、その間に、うちはキャベツ刻んどくけぇ。あ~、楽しみじゃ!」
204: 2018/01/27(土) 18:45:45.07 ID:4aXQ35kA0
―――
食用菊は花びらの部分を使う。沸騰した湯に花びらが色抜けしないように酢を加えたものに、花びらを入れて、軽くゆがく。30秒くらいしたら湯からあげ、氷水に入れて完全に熱を取る。軽く絞って水気を切って、麺つゆをかければ、菊のおひたし完成。
浜風「綺麗なものですね」
提督「ザクザクした食感に、ほんのり甘い香りと苦みが効いて美味いぞ。……さて、お次はお好み焼きだな」
まずは小麦粉と、同量の水、半量の牛乳を混ぜて生地を作る。
浦風「……うんうん、提督さん、よぉ知っとるねえ。牛乳がポイントなんよねぇ」
浜風「牛乳、ですか?」
浦風「広島風の生地は最初にクレープみたいに薄く広げるのが肝心なんじゃが……水だけの生地だと、すぐ固まって薄く広がらんのんよ。かと言って、水を多くするとムラだらけですぐ破れたりして、しっかりした生地にならんけぇね」
油を引いたホットプレートを170度に温めて、流し込んだ生地をおたまの裏を使って円状に広げていく。
提督「牛乳を生地に混ぜると、小麦粉のグルテンを全体に広げてくれるから、勝手に固まらず、均等に薄い生地が焼けるんだよ。牛乳なしでも、3時間くらい寝かせれば何とかなるが」
浜風「なるほど」
ホットプレートの半面で牡蛎を焼く。後で熱を入れ直すので表面を焼く程度でもOK。
生地の上にもやし、鰹節粉、天かす、キャベツを乗せる。キャベツは山盛り。
浜風「こ、こんなに山盛りでいいんですか?」
浦風「キャベツはドカ盛りするんが広島風じゃけぇ。お好みは、粉を食うんじゃのぉて、野菜を美味しゅう食うもんなんよ♪」
キャベツの上に表面を焼いた牡蛎を載せ、全体を覆うように豚バラスライスを載せていく。最後につなぎとして、生地を回しかける。
下の生地がパリッとしてきたら、いよいよ全体をひっくり返す番だ。
提督「この瞬間がお好み焼き最大の見せ場だが……ここは本職に譲るか」
浦風「任しとき!うちの、プロのコテさばき、見せちゃるけえ!」
浜風「……? 本職? プロ? 浦風の本職も、私と同じ艦娘ではないのですか?」
提督「……おい浦風、こいつ天然ピュアっ娘だぞ」ヒソヒソ
浦風「……ぶち可愛ええじゃろ?」ヒソヒソ
提督「……うん」ヒソヒソ
浜風(何でしょう……二人の視線から、とても生暖かいものを感じます……)
205: 2018/01/27(土) 18:52:47.22 ID:4aXQ35kA0
生地は大胆かつ豪快に、一気にひっくり返す。
浦風「いやあっ!……ありゃあ、ちぃと失敗……!」
多少散らばった野菜も、生地の下に押し込んで整えれば問題なし。
鉄板の温度をここで220度に上げる。
浜風「待ちきれないです! 早く焼きましょう!」
浦風「こら! 何触っとるんじゃ!?」クワッ
浜風「!?」ビクッ
提督「お好み焼きで上から押さえるのはダメ、ゼッタイ。上下の生地の間で自身の水分で蒸される事で、キャベツが一気に甘くなるからな。押さえつけて、蒸気を抜いたら台無しだ」
206: 2018/01/27(土) 19:01:13.13 ID:4aXQ35kA0
お好み焼きの位置をずらして、空いたスペースで焼きそばを焼いて、お好み焼きの大きさに広げる。
8分たったら焼きそばの上にお好み焼きをスライドさせ、今度は空いたスペースに卵を割って、黄身を崩して焼き広げる。
浜風「スペースを流れ作業みたいに無駄なく使ってて、見てて楽しいです!」キラキラ
提督「浜風、よだれよだれ」
浦風「あぁもぉ、子供みたいじゃねぇ。ほら浜風、こっち向きんさいや」フキフキ
提督(……尊い)
卵の上にお好み焼きを乗せて、すぐに返したら出来上がり。
ソースは当然おたふくソース。
浦風「うちはマヨネーズ抜きで、鰹節たっぷり」
浜風「あ、私はマヨネーズもお願いします」
提督「了解。まずは二人で半分こして先に食っててくれ。俺はもう一品作ってくるわ」
浦風「じゃあ、その間に、うちが提督さんのぶん、焼いといちゃろうかねぇ♪」
浜風「いえ、それは私が」
浦風「ほぉ……うちと張り合おうっちゅうん? 怒らんけぇ言うてみ? ん? んー?」ヒソヒソ
浜風「どうしてもと主張するなら、代わりに浜風は、提督に『あーん』する権利を要求します」ヒソヒソ
浦風「おどりゃぁ……。……なら、交代で、っちゅうんはどうじゃ?」ヒソヒソ
浜風「……」
浦風「……」
浜風・浦風「♪」ガシッ
提督(……何であいつら握手してんだろ?)
「ぶちうまぁ!」とか「キャベツが甘いです!」とか騒いでる二人の声を背中で聞きながら、蓋付き鍋に牡蠣と少量の酒を入れて、強火で2分、弱火で5分。最後に強火で余分な水分を飛ばしたら、フードプロセッサーでペースト状に潰す。
鍋にだし汁と白味噌で具無しの味噌汁を作り、そこに牡蠣ペーストを溶かせば完成である。
「ほれ、出来たぞ、牡蠣のすり流し汁だ。ほんとは、すり鉢で潰した方が粒が不揃いになって味の面白さが出るんだがな」
浦風「(…ズズ)うまっ!」
浜風「(…ズズ)お椀の中が、まるごと牡蠣です!」
提督「そうだろそうだろ」
浦風「……んじゃ提督さん、うちが丹精こめたお好みも、食べてみてや。ほれ、早よぉ」ニコ
浜風「その次は私です」キリッ
提督「……お、おう(食いきれるかな……)」
※なお、提督と浦風が満腹になった後も、浜風は「あの…あの、次のお好み焼きはまだですか?」と食べ続け、二人を戦慄させた模様
つづく
提督「……腹減ったな。なんか作るか」秘書艦「提督の手料理……?」【4】
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります