1: 2009/02/03(火) 20:16:58.48 ID:3txdjY0/0
翠星石「ほらほら、こっちですよー!」

雛苺「やーなの!うにゅー返して!なのー!!」

翠星石「いいじゃないですか、2個もあるんだし一個ぐらいよこせです」

雛苺「やなのやなのやなの!絶対やなのー!」

ギャーワードタドタ

JUM「うるせぇ・・・真紅、なんとかしろ」

真紅「イヤに決まってるでしょ?」

JUM「だろうな。おい、あんまり騒ぐなよ!」
ローゼンメイデン 愛蔵版 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

4: 2009/02/03(火) 20:19:24.93 ID:3txdjY0/0
雛苺「あー、あー、あーーーー!!」

翠星石「もう遅いです。いっただっきまーすですぅ!」

ガツガツモリモリ・・・

雛苺「(声にならない声)」プルプル・・・

真紅「下品な食べ方ね」

JUM「相変わらずひでーやつだ」

翠星石「うーん、ごひひょうひゃまれふ」

雛苺「ぶわああぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」

6: 2009/02/03(火) 20:23:11.65 ID:3txdjY0/0
翠星石「ごっくん・・・まあまあですかね。チビチビ、茶はまだですか?」

JUM「おい、やりすぎだぞ」

翠星石「はぁ?どこがですか。いつも通りですよ!ね、チビチビ~?」

雛苺「ヒック、もう、ゆ、許さないのーーーー!!!」

翠星石「え?」

真紅「そりゃあれだけやれば怒るのも当然だわ」

雛苺「そこを動くななのよー・・・」

翠星石「ひ、雛苺??」

7: 2009/02/03(火) 20:27:08.00 ID:3txdjY0/0
雛苺「力溜めーの・・・」

JUM「良い機会だ、反省しろこの性悪人形」

雛苺「気合溜めーの・・・」

翠星石「だぁれが性悪人形ですか!チビチビ、落ち着くですぅ・・・」

雛苺「的絞りーの、トツギーノ!!!」

真紅「やっちまいなさい」

雛苺「喰らうがいいの!必殺『ロケット頭突き』!」

ギュルルルルルルルル!!

翠星石「ぎゃああああああ!速いですーーーーーー!!」


9: 2009/02/03(火) 20:31:32.28 ID:3txdjY0/0
翠星石「こわいですぅ!緊急回避です!!」

スカッ

雛苺「あら?」

バリーン!

水銀燈「はぁい真紅ぅ、今日という今日こそ貴女のローザミスティkうわあああああああああああ!!!」

雛苺「水銀燈、どくのーーーー!!」

ゴチィィ~ン・・・

JUM「うわ」

真紅「あら」

翠星石「すごく鈍い音が・・・」

10: 2009/02/03(火) 20:34:16.49 ID:3txdjY0/0
JUM「おい、大丈夫か??」

真紅「二人とも頭を打ってるみたい。」

翠星石「おーい、起きるですぅ。ほれほれ」

水銀燈「  」

雛苺「   」

JUM「ピクリともしないぞ」

真紅「マズいんじゃないの?翠星石」

JUM「どうするつもりなんだよお前」

翠星石(やべぇです・・・)

13: 2009/02/03(火) 20:38:48.08 ID:3txdjY0/0
翠星石「翠星石ですか!?翠星石も被害者ですぅ・・・シクシク」

JUM「こいつは・・・とりあえず雛苺は鞄に」

真紅「水銀燈はJUMのベッドに寝かせておきましょう。よいしょっと」

翠星石「大丈夫ですかね・・・」

JUM「目を覚ましたらちゃんと謝っておけよ」

翠星石「むぅ、分かってるですよ」

真紅(い、意外と重いのだわ・・・水銀燈)

16: 2009/02/03(火) 20:42:58.63 ID:3txdjY0/0
――――・・・

水銀燈『ん・・・うん?』

水銀燈『頭がガンガンする・・・』

キョロキョロ

水銀燈『JUMの部屋?』

シィィーーーン・・・

水銀燈『痛い・・・』

17: 2009/02/03(火) 20:45:10.20 ID:3txdjY0/0
真紅「紅茶はいいわね、心が安らぐわ」

JUM「しかし、ついてなかったな。水銀燈が目覚めたら八つ裂きだぞ?」

翠星石「なんかだんだん嫌な汗がたらたらと・・・」

真紅「大丈夫、葬式には出席してあげるから」

JUM「ああ、心置きなく氏んでこい」

翠星石「あわわ、あわわわわわわわわ・・・」ガクガク

JUM(言いすぎたかな?)

真紅(この位で丁度いいのだわ。いい薬よ)

19: 2009/02/03(火) 20:48:29.66 ID:3txdjY0/0
ガチャ

水銀燈『・・・』

真紅「水銀燈!大丈夫?」

翠星石「バヒィィィィィィィ!?!?」

JUM「あーあ、翠星石早く謝っちゃえよ」

水銀燈『あ!翠星石ぃ・・・!』

翠星石「済みませんです!あそこで避けたのはわざとじゃなくて、その・・・!八つ裂きだけは勘弁してほしいのですぅ・・・」

水銀燈『都合がよすぎるの・・・』

翠星石「どうか、どうか!御慈悲を・・・!」

21: 2009/02/03(火) 20:52:46.04 ID:3txdjY0/0
水銀燈『ダメなの!うにゅーを返してくれたら許してあげないこともないけど・・・』

翠星石「かしこまりましたです!今すぐにでもうにゅーを・・・ん?」

JUM「うにゅー?」

真紅「水銀燈、なんでうにゅー?」

水銀燈『何言ってるの?ヒナは水銀燈じゃないのよー?』

翠・紅・JUM「・・・」

JUM「・・・雛苺?」

水銀燈『うぃ?』



翠・紅・JUM(理解不能!理解不能!理解不能!)

26: 2009/02/03(火) 20:57:12.22 ID:3txdjY0/0
ガチャ

雛苺『頭が痛い・・・』

真紅「ひn、水銀燈?」

雛苺『あら、なによぉその顔。何かついてる?』

翠星石「付いてるというか何というか・・・」

水銀燈『あ!ヒナがもう一人いるのー!うわーい!!』

雛苺『え?ええええええ!?!?』

JUM「そんなアホな・・・」

29: 2009/02/03(火) 21:01:32.18 ID:3txdjY0/0
――――・・・

雛苺『確かに雛苺になってるわねぇ』

水銀燈『ヒナは水銀燈なの!お姉ちゃんなのよー!』

JUM「何回鏡を見たって一緒だぞ?」

翠星石「頭が痛くなってきたです」

真紅「うんうん、それじゃあね。はーい」

雛苺『この非常時に何電話してるのよぉ!』

JUM「雛苺が凄んでる・・・滅多に無いな」

真紅「助っ人を呼んだのだわ」

30: 2009/02/03(火) 21:05:25.71 ID:3txdjY0/0
翠星石「助っ人?誰ですか?」

ガラッ

蒼星石「面白いモノが見れると聞いて飛んできました」

金糸雀「同じくかしら」

JUM「こいつらかよ・・・」

蒼星石「で、何さ?面白いモノって」

金糸雀「早く見せるかしら!ハリー!」

JUM「目の前に居るじゃないか」

雛苺『見せ物じゃないのよぉ』

水銀燈『二人とも、来るのが早すぎるのー』

32: 2009/02/03(火) 21:09:56.22 ID:3txdjY0/0
蒼星石「ん?」

金糸雀「なーんか違和感が・・・何かしら?」

真紅「水銀燈と雛苺の心が入れ替わったのだわ」

蒼星石「ええ?」

金糸雀「意味不明かしら」

水銀燈『ヒナだって訳分かんないの』

雛苺『ホラ、助っ人何だから早く元に戻す方法考えなさいよぉ』

蒼・金「・・・」

蒼・金(くぁwせdrftgyふおl;@「)

35: 2009/02/03(火) 21:14:01.63 ID:3txdjY0/0
蒼星石「またまた、二人ともからかってるんでしょ?」

JUM「だからマジだって・・・」

金糸雀「人が悪いかしらー!さて、糠床の様子を見ないと・・・」

蒼星石「僕は畑にDVDを植えにいかなきゃ!」

翠星石「大混乱じゃないですか」

水銀燈『アテにならないの』

JUM「とりあえずこいつらを落ちつかせないとな」

37: 2009/02/03(火) 21:19:55.11 ID:3txdjY0/0
――――・・・

蒼星石「おかわり」

金糸雀「カナも」

真紅「もう10杯目じゃない。飲みすぎよ」

水銀燈『JUM登りー!』

JUM「うわぁ!降りろ水銀燈!・・・じゃない雛苺!」

雛苺『ちょっと!そんな野蛮な遊びはやめて頂戴!!』

JUM(意外と胸あるんだな・・・得しちゃったなぁ~ウフフ・・・)

翠星石(何ですかあの顔・・・)

38: 2009/02/03(火) 21:23:26.37 ID:3txdjY0/0
翠星石「ローザミスティカがどうのこうのって訳じゃなくて純粋に魂が入れ替わったってコトですか」

真紅「そうね、頭をぶつけて入れ替わるだなんて・・・」

JUM「ローゼンは凄いな。こんなことまでやってくれるとは」

雛苺『当たり前じゃなぁい!お父様の技術力は世界一イイィィィィィィィィィ!!』

蒼星石「おかわり」

金糸雀「カナも」

真紅「もう少し味わいなさいよ・・・」


40: 2009/02/03(火) 21:28:15.53 ID:3txdjY0/0
水銀燈『ふぅ、疲れたのー』

蒼星石「こんな綺麗な水銀燈、ありえないよ」

雛苺『言ってくれるわねぇ、元に戻ったら覚えてなさい』

金糸雀「雛苺がこんなに毒を吐くのもありえないかいら・・・ん?ありえる??」

翠星石「どうやれば元に戻れるんでしょうかね??」

JUM「頭をぶつけて入れ替わったんならもう一回、だな」

水銀燈『えぇ?あれスゴく痛かったのよ!?』

雛苺『おことわりします』

42: 2009/02/03(火) 21:32:09.04 ID:3txdjY0/0
蒼星石「問答無用。金糸雀?」グッ

金糸雀「おいさ!」グッ

水銀燈『金糸雀?腕を放すのー!』

雛苺『何をする気なのよぉ!?』

蒼・金「どっせーーーい!!」

ゴチィィィン!!

真紅「うーん、いい音」

JUM「戻ったか?」

44: 2009/02/03(火) 21:36:49.66 ID:3txdjY0/0
水銀燈『ぶえええええええええん!!』

雛苺『いったいわねぇ!?なにすんのよぉ!!』

蒼星石「ん?戻ってないな」

金糸雀「もう一回かしら?」

雛苺『ダメダメ!ダメよぉ!!』

水銀燈『頭が割れちゃうの!金糸雀、落ち着くの・・・』

蒼星石「せぇーの」

金糸雀「いっけぇぇぇぇーーーーー!!」

ゴチィィィィン!!

47: 2009/02/03(火) 21:42:46.97 ID:3txdjY0/0
水銀燈『ぎゃああぁぁぁぁぁぁぁん!!痛いのーーーー!!』

雛苺『ハラホロヒレハレ・・・』

翠星石「ふっるぅ・・・」

JUM「ダメダメじゃないか」

蒼星石「どうだい?もういっちょ!」

水銀燈『この方法はもういいの・・・』

雛苺『泣きそう・・・』

真紅「でも他に方法はない訳だしね・・・」

水銀燈『ゆっくり考えるの。お願いだからゴチィ~ンは勘弁なの・・・』

雛苺『そうねぇ。とりあえず紅茶をいただくわぁ』

48: 2009/02/03(火) 21:47:05.45 ID:3txdjY0/0
――――・・・

のり「ただいまー」

水銀燈『のりー!おかえりなのー!!』

のり「ゴメンね、おそくなっちゃtt・・・誰だ貴様!!」

水銀燈『あ、そうだったの・・・』

雛苺『おかえりなさぁい。ちょっと色々あってねぇ』

のり「あら?ヒナちゃん?あれ??」

JUM「そりゃ混乱するわな」

水銀燈『のりーお腹空いたのー!』

のり「???」

49: 2009/02/03(火) 21:51:30.88 ID:3txdjY0/0
のり「入れ替わった、ねぇ・・・」

水銀燈『うわーい!花丸ハンバーグ!』

雛苺『ちょっと、静かにしなさいよぉ・・・』

蒼星石「冷静になってきたら・・・なんだか興奮してきた」

JUM「奇遇だな、僕もだ」

翠星石「何言ってやがるですか!」

のり「確かにヒナちゃんね」

金糸雀「まあまあ、気にしないで食べるのかしらもごもご」

雛苺『アンタは危機感が無さ過ぎよぉ・・・』

54: 2009/02/03(火) 21:56:49.01 ID:3txdjY0/0
水銀燈『もごもごもごもご?』

金糸雀「もご、もごもごもご」

のり「あらあら、行儀がわるいわよ」

蒼星石「いいなあ、幼い水銀燈も」

JUM「・・・いい」

真紅「このバカ」ゲシィ!

JUM「ぎゃあ!!」

翠星石「蒼星石!」バシィ!

蒼星石「いだだ!冗談だって・・・」

56: 2009/02/03(火) 22:00:27.16 ID:3txdjY0/0
のり「もう夜だし、戻る方法は明日考えましょう?」

水銀燈『はーいなの!』

雛苺『不本意だけど仕方がないわねぇ』

JUM「泊まっていけよ。いまバラバラになるのはまずい」

雛苺『えぇ』

真紅「ごちそうさま」

蒼星石「僕はどうしようかな?」

金糸雀「泊まる?」

翠星石「もう好きにするですぅ・・・」

60: 2009/02/03(火) 22:06:21.82 ID:3txdjY0/0
――――・・・

JUM「おーい、風呂いいぞ」

水銀燈『くんくーん!後ろ!うしろなのー!!』

金糸雀「水銀燈、見えないかしら!あ、雛苺だったかしら」

真紅「落ち着きなさい・・・水銀燈の姿だからなんかこう、ねぇ」

蒼星石「分かるよ、落ち着かないっていうかね。こっちが」

翠星石「だれか風呂入るですぅ」

雛苺『私が入るわぁ。・・・って、いいの?』

のり「ええ、遠慮せずに入ってらっしゃい」

63: 2009/02/03(火) 22:10:26.92 ID:3txdjY0/0
水銀燈『あ!ヒナも入るのー!』

雛苺『はぁ!?なんでアンタと一緒に』

水銀燈『この洋服の脱ぎ方がわかんないのー』

雛苺『うそぉ・・・』

真紅「いいじゃない、一緒に入っても」

翠星石「こういう時だからこそ!ですよ」

雛苺『仕方がないわねぇ・・・いらっしゃい、雛苺』

水銀燈『うわぁーい!水銀燈とお風呂なのー!』

パタパタパタ・・・

66: 2009/02/03(火) 22:14:24.01 ID:3txdjY0/0
JUM「・・・」

蒼星石「・・・」

JUM・蒼(覗くか!)

JUM「あぁーっと!ちょっとトイレに行ってこようかな!」

金糸雀「黙って行くかしら・・・」

蒼星石「おおっと、僕はマスターに電話しなきゃあ!失礼!」

のり「蒼星石ちゃん、偉いわねぇ」



JUM「・・・さぁ、桃源郷にいくか!」

蒼星石「イエスマスター。クックック・・・」

73: 2009/02/03(火) 22:20:51.11 ID:3txdjY0/0
水銀燈『ふおおおおおお!水銀燈のおっOい大きいのー!』

雛苺『ちょっと、あんまり大声で言わないで頂戴!』

水銀燈『たわわ、たわわー』ふにふに

雛苺『バカなことやらないで。体を洗うわよぉ』

水銀燈『はーい!あらいっこするの?』

雛苺『はいはい、洗いっこしましょうねぇ』



JUM「こ・・・これは」

蒼星石「想像以上だね」

77: 2009/02/03(火) 22:25:30.04 ID:3txdjY0/0
JUM「無邪気な水銀燈が見られるだけで凄いのに・・・」

蒼星石「アリスゲームなんかやらなくてよかったよ。ウッ、うぅ・・・」

JUM「まだ泣くな。泣くのは全てが終わってからだ」

蒼星石「はい、マスター」

JUM「この瞳の奥に全てを焼き付けるんだよ!後で必要になるからな」

蒼星石「デジカメ持ってくれば良かった・・・」

JUM「全くだ。僕のは容量がもうないんだよな」

JUM・蒼(チクショウ・・・)

80: 2009/02/03(火) 22:29:59.63 ID:3txdjY0/0
水銀燈『んしょ、んしょ・・・』

雛苺『上手ね雛苺、見直したわよぉ』

水銀燈『えへへ、いつものりとあらいっこしてるのよ』

雛苺『ふぅん、そういえばお風呂なんていつぶりかしらねぇ・・・』

水銀燈『そんなにはいっての?』

雛苺『いつもなら行水よぉ。冬は寒い寒い・・・』

水銀燈『・・・なんかごめんなさいなの』

雛苺『ほら、湯船に浸かりましょう』

水銀燈『はいなの!』

83: 2009/02/03(火) 22:33:53.61 ID:3txdjY0/0
JUM「今の会話で一気に萎えた。悲惨的な意味で」

蒼星石「落ち着いて、賢者になるにはまだ早いよ」

JUM「だよな・・・よっしゃあ充電開始!ふふふふふふふふほおおおおおお!!!」

蒼星石「さすがマスター。もうビンビンじゃないか・・・」

JUM「全てはフォースの導きのままに・・・」

蒼星石「ジェダイマスターも遠くはないね」

JUM「わかってるじゃないかパダ・ワン」

>>78
なんでわかるの?ワンパターン過ぎ?

85: 2009/02/03(火) 22:37:16.11 ID:3txdjY0/0
雛苺『こうしてみると、やっぱり私の胸って大きいのねぇ』

水銀燈『ホントなの!ヒナは真紅の次にひんにゅーなの・・・』

雛苺『プッ、真紅はホントに無いからねぇ』

水銀燈『一緒に入れば分かるのよ!すんごいぺったんこなのー』

雛苺『それが聞けただけで満足よぉ・・・プクク・・・』

JUM「たしかに真紅は無いよな」

蒼星石「僕も意外とあるよ。翠星石があれだから」

JUM「忘れてた、双子だもんな」

蒼星石「ほらほら」

JUM「水銀燈のを見た後じゃな・・・」

90: 2009/02/03(火) 22:42:18.96 ID:3txdjY0/0
水銀燈『ふああ・・・眠たくなってきたの・・・』

雛苺『あらダメよぉ。お風呂で寝ちゃったら・・・』

水銀燈『コックリ、コックリ・・・』

雛苺『そろそろ上がらないとねぇ・・・雛苺!?』

水銀燈『は、はいなの!!』ビクゥ

雛苺『風邪をひく前に上がりましょう。ホラ』

水銀燈『はーいなの!お体拭くのよー!』

JUM「眼福眼福・・・」

蒼星石「ち、水銀燈め、余計な事を・・・」

真紅「何が余計?」

JUM「ああ?お前見てなかったのか?」




93: 2009/02/03(火) 22:46:41.11 ID:3txdjY0/0
水銀燈『さっぱりしたのー!』

雛苺『ほら、髪を拭かないと・・・』

のり「あら?仲良くなったわね!」

水銀燈『なかよしなのー』

金糸雀「楽しそうかしら」

真紅「さ、私も入ろうかしらね」

翠星石「はいはい、どうぞどうぞ」

金糸雀「二人とも何処に行ってたかしら?」

真紅「ちょっとシスの暗黒卿を滅ぼしに」

金糸雀「??」


みんな嬉しいこと言ってくれるじゃないの・・・

96: 2009/02/03(火) 22:50:17.68 ID:3txdjY0/0
JUM「おーい」

蒼星石「何ー?」

JUM「そろそろ頭に血が上ってきたんだけど」

蒼星石「僕なんかほら、ローザミスティカが口から出かかってるよ」

JUM「覗いたくらいで逆さ貼り付けはひどいよな?」

蒼星石「だよねー。あ、雨」

JUM「真紅さーん、雨降ってきましたよ!」

蒼星石「寒いですよ?風邪ひいちゃいますよー??」

99: 2009/02/03(火) 22:55:18.29 ID:3txdjY0/0
――――・・・

雛苺『いいのぉ?ベッド使っても』

真紅「今日はJUMは外に泊まるって。だから遠慮はいらないわ」

水銀燈『水銀燈、ヒナと一緒に寝るのよー』

雛苺『はいはい、おいでなさい』

水銀燈『はーいなのー!!』

翠星石「ふあああ・・・もう寝るですかね?」

金糸雀「あの、カナは何処に寝ればいいかしら?」

真紅「仕方ないわね、ほら。布団を敷くのだわ」

金糸雀「カナはお客さんかしら・・・」

104: 2009/02/03(火) 22:59:32.18 ID:3txdjY0/0
水銀燈『あったかいのー。ぽかぽかなの・・・』

雛苺『そうねぇ。雛苺と寝るのって初めてじゃない?』

水銀燈『うゆ?よく覚えてないのー・・・』

雛苺『私もだから安心なさぁい』

水銀燈『一緒なのー』

雛苺『そうそう、一緒一緒』

真紅「はあ、あの二人仲良かったの?」

翠星石「しらねえですけど、いいじゃないですか」

金糸雀「平和かしらー」

106: 2009/02/03(火) 23:03:28.82 ID:3txdjY0/0
――――・・・

ゴロゴロゴロゴロ・・・

水銀燈『・・・』ビクビク

雛苺『ん・・・どうしたの、雛苺?』

水銀燈『雷が鳴ってるの・・・こわいの・・・』

雛苺『ホントねぇ、雨が降ってるのは知ってたけど』

金糸雀「ぐがー、ぐがー」

雛苺『爆睡しすぎよぉ・・・』

ピカッ!

水銀燈『うゆうううう!!』

雛苺『いだだっだだだだだ!痛いわよぉ雛苺!!』

水銀燈『こわいの・・・こわいの・・・』

107: 2009/02/03(火) 23:07:15.14 ID:3txdjY0/0
雛苺『仕方ないわねぇ・・・はい』

水銀燈『?』

雛苺『雷が鳴る度にベアバッグされたら氏んじゃうわよぉ。手を握りなさい』

水銀燈『ありがとうなの・・・』ギュ

雛苺『これで怖くないでしょ?』

水銀燈『ホントなの!怖くないの!』

ピカッ!

水銀燈『安心なのー』ギュ

雛苺『単純なんだか、純粋なんだか・・・』

110: 2009/02/03(火) 23:10:32.33 ID:3txdjY0/0
JUM「おいおい、雷まで鳴り出したぞ」

蒼星石「へっくしゅ!困ったなあ」

JUM「これで氏んじまったら末代までの恥だ」

蒼星石「もう末代じゃないの?」

JUM「うるせぇ!」

ピカッ!ドガァァァァァン!!

蒼星石「うわあああああああ!?」

JUM「目の前に落ちやがった!!」

蒼星石「ごめんなさーい!助けてー!!」

JUM「真紅さーーーん!!」



水銀燈『犬が吠えてるの・・・』

雛苺『犬だって吠えるわよぉ』

114: 2009/02/03(火) 23:15:18.81 ID:3txdjY0/0
――――・・・

チュンチュンチュン、チュチュンガチュン!

雛苺『ふわああああ・・・ねむ』

ギュ

雛苺『うん?』

水銀燈『すぅ・・・すぅ・・・』

雛苺『握りっぱなしじゃない・・・』

真紅「ふあああ・・・今日も元気だ紅茶が美味い!」カパッ

雛苺『あら真紅ぅ、おはよう』

真紅「おはよう雛苺・・・じゃない水銀燈」

116: 2009/02/03(火) 23:18:54.40 ID:3txdjY0/0
真紅「雛苺と随分仲良さそうじゃない」

雛苺『・・・別にそういうワケじゃないわよぉ・・・おバカさぁん』

水銀燈『すぅ・・・すいぎんとぉ・・・』

雛苺『え?なあにぃ??』

水銀燈『すぅ・・・すぅ・・・』

真紅「寝言だわ」

水銀燈『わ、分かってるわよぉそのくらい!!』

ギュ

水銀燈『う・・・もうちょっと小声で話しなさいよぉ』

真紅「どっちがよ」

118: 2009/02/03(火) 23:22:35.87 ID:3txdjY0/0
真紅「おはよう、のり」

のり「ふあ・・・おはよう真紅ちゃん」

真紅「随分眠たそうね。眠れなかったの?」

のり「なんか何処かで犬が吠えてて・・・」

真紅「犬?」

のり「うわあああああとかぎゃあああああとか・・・うるさかったわぁ。紅茶でいい?」

真紅「ええ。お願い」

真紅(犬・・・??)




真紅(あ)

121: 2009/02/03(火) 23:27:09.25 ID:3txdjY0/0
JUM「新しい朝が来た・・・」

蒼星石「希望の朝だ・・・」

JUM「流石に氏を覚悟したな」

蒼星石「まあ、いつの日にか笑い話になるさ!」

JUM「全くだな!」

JUM・蒼「あはははははははは!!」



真紅「まだ余裕そうじゃないの。もう一晩縛られてなさい」

JUM「嘘ですごめんなさぁぁぁぁぁぁい!!」

蒼星石「真紅さーーーーーん!許してぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

122: 2009/02/03(火) 23:29:55.78 ID:3txdjY0/0
水銀燈『よく寝たの・・・』

雛苺『ほら、足元に気をつけなさい』

JUM「へっくしゅ!さみぃ・・・」ベチャベチャ

蒼星石「・・・ねえ、先にシャワー浴びてもいい?」ベチャベチャ

金糸雀「なんでずぶ濡れ?」

翠星石「さあ?」

真紅「ほら、朝ごはんにするわよ」

のり「みんないらっしゃーい!」

水銀燈『はーいなの!』

124: 2009/02/03(火) 23:32:56.35 ID:3txdjY0/0
――――・・・

水銀燈『JUM登りー!』

JUM「うおぉ!いきなりは止めろよ!」

水銀燈『だめだめ!よいしょよいしょ・・・』

JUM(やっぱり胸あるなぁ)

真紅(ギロッ)

JUM「ヒィィ!!」

雛苺『さて、真面目に元に戻る方法を考えないとねぇ』

金糸雀「難しいかしら」

蒼星石「僕はこのままでもいいけどなぁ」

雛苺『・・・』

蒼星石「冗談だって」

127: 2009/02/03(火) 23:37:00.40 ID:3txdjY0/0
雛苺『流石にこのままだとあの子に会いづらい・・・ああああああああああああ!!』

翠星石「どうしたんですか!?」

雛苺『すっかり忘れてたわぁ!めぐに今日会いに行くって言ってたんだったわぁ!』

水銀燈『めぐ?』

JUM「誰だ?」

真紅「ミーディアム?」

雛苺『私のミーディアムよぉ。困った困った・・・』

金糸雀「事情が事情かしら」

水銀燈『問題ないの。ヒナが会ってくるのよー!』

雛苺『無茶よぉ!』

132: 2009/02/03(火) 23:41:29.26 ID:3txdjY0/0
水銀燈『昨日は水銀燈に優しくしてもらったの。だから今日はヒナが水銀燈にお手伝いするのよー!』

雛苺『雛苺・・・なんて優しい子なのぉ・・・』じ~ん

真紅「じ~んとくるわね」

翠星石「( ;∀;)イイハナシダナー」

金糸雀「でもでも、どうやっていくのかしら?」

水銀燈『それはもちろんこれなの!』

バサァ!

雛苺『えぇ!?飛ぶ気なのぉ!?』

水銀燈『実は1回飛んで見たかったの!うれしいのー』

フワァ・・・

133: 2009/02/03(火) 23:44:03.53 ID:3txdjY0/0
水銀燈『練習なの!いっくのよー!!』

バサバサバサバサッ!!

雛苺『ちょ・・・』

真紅「ぎゃ!」

JUM「いてててて!羽が!」

水銀燈『ふおおおおおおおおおお!!』

翠星石「目に刺さったです!いたいですぅ!!」

蒼星石「これは新しいプレイだ・・・メモ、メモ・・・」

ガツン!ゴチン!

水銀燈『ふぎゃ!あいた!』

136: 2009/02/03(火) 23:47:49.15 ID:3txdjY0/0
水銀燈『いたた、上手く飛べないの・・・』

金糸雀「    」

JUM「金糸雀が息してないぞ!」

真紅「喉に羽が詰まってるわ!」

翠星石「キャアアアア!!クラッシュですぅ!」

雛苺『俺の下はスタンドだ』

蒼星石「僕に任せて!」

バッ

蒼星石「ん、うん・・・」

ペチャペチャレロレロ・・・

一同「・・・・・・・・・」

蒼星石「はむう、うん・・・」

137: 2009/02/03(火) 23:49:37.28 ID:3txdjY0/0

           ,----、l´  ̄`l ,---、_
       ,‐'´ ̄`` 丶、 l`  ̄´l ,-‐'´  ̄``丶、
      /   _,,,、-‐ー'゙i、__ノ__-‐ー -、     丶、
   /   /   /´      ヽ   ヽ    丶
  /    /   /         ヽ   ヽ    ',     ,z、__,,,,zillz、         =iilzx                 mvx、
  .l    /    l           l    ',    l     .゙iZF"Zlllf".,,._        ,flllf"              ,Zilllア
  |    i    l              l    l     l          ,fllll「 .゙'illllz、  fz_,,zyflllZzn、.゙'"ilz,、        ,zilllF′
 .l    l      l            l    l     l      ._,,,zflllkzy、」illlf´   ゙''F"flllf′}州  .゙illliz、    ,zflF'__
  l    l.     l            l    l     l    ,,zF''ZlF' `"''アl州iiiz、    ,fi||「  .,lllll}.,=≡l|||}   ,rfllF"゙'illlz、   .,,z
  l    l.     l            l    l      l     {巛,,fF′  ,,fl|ア`゙''ffソ   ,fllll{.,,,_ ,fllllf    .~   ,zllllf   .i||||、 ._,zF
  l    l      l           l    l      l    "''"´  ,,zF"      .iillll「 ゙゙illlllF′       .{lllF′  .゙tlllllilillF"
  ヽ    ',     l             l   /    /        ''"         ~   ~"         ~´        ̄´
   ヽ  ヽ    l           l   /    /
    丶、  ヽ  . ',          / /     /
       ̄~~ヽ 、_\,,_     _,//‐‐‐ー'''´
             ̄ `──'''´  ̄

下品な描写の後は綺麗なもので目を癒しましょう

141: 2009/02/03(火) 23:55:21.36 ID:3txdjY0/0
金糸雀「ゲホッ!・・・あれ?」

JUM「おお、無事か金糸雀!」

水銀燈『ごめんなさいなの・・・ヒナのせいなの・・・』

雛苺『まあまあ、無事だったし良かったじゃない』

真紅「そうだわ」

金糸雀「・・・なんか口の周りがベタベタするかしら」

翠星石「それは気のせいですぅ」

金糸雀「??」

蒼星石「軽いジョークじゃないか・・・」シクシク

雛苺『ジョークに見えないのよぉ、アンタのは』

143: 2009/02/04(水) 00:01:33.57 ID:l1BNf7Ez0
――――・・・

雛苺『というわけで、nのフィールドから突入します』

水銀燈『はーいなの!って水銀燈もくるの?』

雛苺『えぇ・・・フォローに回るわ。何があるかわからないし』

真紅「そのめぐさんにこの事を話たほうが早くない?」

雛苺『それはなんとなく危険なのよぉ・・・なんとなく』

水銀燈『ふぇ?』

金糸雀「その間に戻る方法を模索するかしら!」

雛苺『宜しくお願いするわぁ。それじゃあ行きましょうか』

水銀燈『はいなの!』

146: 2009/02/04(水) 00:04:42.25 ID:l1BNf7Ez0
――――・・・

めぐ「水銀燈、おそいなぁ・・・来ないのかな?」

キィィィン・・・

めぐ「鏡が・・・!!」

水銀燈『ふぅ、着いたの』

雛苺(・・・雛苺、あの子がミーディアムのめぐよ)

めぐ「水銀燈、遅かったのね!・・・その子は?」

雛苺『え、えっと・・・雛苺よぉ・・・なの』

水銀燈『水銀燈の妹なのよー!』

めぐ「へぇ・・・妹さんかぁ」

150: 2009/02/04(水) 00:09:06.66 ID:l1BNf7Ez0
水銀燈(水銀燈らしく、水銀燈らしく・・・)

水銀燈(はれ?水銀燈ってどんな話し方なの?はれれ??)

雛苺(雛苺?大丈夫??)

めぐ「ん?どうしたの二人共??」

水銀燈『え・・・えっとぉ・・・』

めぐ「?」

水銀燈『あ、あらぁ元気みたいね、このメスブタ。ブヒブヒ鼻息がうるさくてかなわないわぁ、なのー』





めぐ・雛苺「 ・ ・ ・ 」

水銀燈『あれ?なんかおかしいの・・・』

154: 2009/02/04(水) 00:14:55.84 ID:l1BNf7Ez0
めぐ「ん?ごめん水銀燈。ちょっと居眠りしてたみたい」

めぐ(やだ、白昼夢見ちゃったわ・・・寝不足なのかな?)

雛苺(これはマズいわねぇ・・・雛苺がパニックになってる)

水銀燈『えっと、あさから居眠りするなんて年寄りと変わらないじゃなぁい、なのー
メスブタで老人なんか貰い手無いんじゃなぁい?なの』

めぐ「・・・」クラッ

めぐ(ダメ、私疲れてるのかな?それとも昨日から打ってる新しい薬のせい??)

めぐ「どうしよう・・・」

雛苺『あ、あのね!水銀燈はちょっと風邪気味でつかれてるの!仕方のないことなのよぉ・・・なのー』

雛苺(どうしようって・・・こっちがどうしよう)

156: 2009/02/04(水) 00:19:28.15 ID:l1BNf7Ez0
めぐ「え?そうなの?」

雛苺『そうなのよ!だからめぐが気にすることは全くないの!』

めぐ「なんだ・・・風邪なら仕方ないわね。水銀燈、無理させちゃってゴメンね?」

水銀燈『お前みたいな病弱人間と一緒にしないで欲しいわぁ。そもそも薔薇乙女に病弱は存在しないわぁ・・・なの』

めぐ「オフッ・・・」

バタン!

雛苺『きゃああああああ!?』

水銀燈『あれれ?だいじょうぶなのー?』つんつん

雛苺『・・・やっぱり正直に話すわぁ。ごめんなさいね、雛苺』

水銀燈『???』

160: 2009/02/04(水) 00:23:59.74 ID:l1BNf7Ez0
雛苺『めぐ、めぐ・・・』

めぐ「ううん・・・あ、えっと・・・」

水銀燈『ゴメンなさい!なの・・・』

めぐ「へ?何が??」

雛苺『実は、私が水銀燈なのよぉ』

水銀燈『ヒナが雛苺なの。騙してゴメンなさいなの』

めぐ「・・・わけわかんない」

雛苺『かくかくしかじか・・・』

めぐ「まるまるうしうし・・・そういうことだったのね」

164: 2009/02/04(水) 00:28:27.18 ID:l1BNf7Ez0
めぐ「不思議な事もあるのね」

水銀燈『でもでも、こうなったおかげで水銀燈といっぱいお話ししたのよぉ!』

雛苺『仕方なく、よ。仕方なく』

水銀燈『ふぇぇ・・・』

めぐ「あら、素直じゃないのね。雛苺ちゃん、水銀燈はとっても楽しいってよ」

水銀燈『本当なの!?うわーい!すいぎんとー!!』

雛苺『きゃあ!ちょっと、めぐ!?』

めぐ「付き合いが長いから分かるわよ。まんざらでもなさそうじゃない」

雛苺『・・・どうでしょうねぇ』

水銀燈『ヒナはとっても楽しいのよー』

166: 2009/02/04(水) 00:33:04.33 ID:l1BNf7Ez0
めぐ『雛苺ちゃん、こっちにおいで』

水銀燈『はーいなの』

めぐ『せっかくだからこの機会にべたべた触っちゃおうかしら』

雛苺『めぐ!!』

めぐ『冗談よ。髪をといてあげるわ』

水銀燈『ありがとうなのー』

めぐ『水銀燈と仲良くしてあげてね、雛苺ちゃん。あの子、あれで寂しがり屋なんだから』

雛苺『・・・言ってなさぁい』

水銀燈『大丈夫なの、ヒナがそばに居てあげるの!水銀燈は優しいお姉ちゃんなのよー』

めぐ「あらあら」

雛苺『・・・』

169: 2009/02/04(水) 00:37:05.86 ID:l1BNf7Ez0
――――・・・

めぐ「もう帰っちゃうの?」

雛苺『ええ・・・元に戻る方法も探さないといけないしね』

水銀燈『めぐ、めぐ!』

めぐ「なあに?雛苺ちゃん」

水銀燈『ヒナたちが元に戻っても、遊びに来て良い?』

めぐ「大歓迎よ!水銀燈と一緒にいらっしゃい」

雛苺『行くわよぉ、雛苺』

水銀燈『はーい!めぐ、バイバイなのー!』

めぐ「バイバイ」

キィィィィィィン・・・



めぐ「随分楽しそうじゃない。珍しいわね、あんな水銀燈」

173: 2009/02/04(水) 00:40:17.24 ID:l1BNf7Ez0
雛苺『・・・』

水銀燈『水銀燈、めぐっていい人なのね!』

雛苺『そう?』

水銀燈『なんだか少しだけのりと似てたの。落ち着くっていうか・・・なんなの?』

雛苺『ま、私もそういう所に惹かれたんだけどねぇ』

水銀燈『?』

雛苺『ほら、出口よぉ』

水銀燈『はいなのー』

178: 2009/02/04(水) 00:43:06.31 ID:l1BNf7Ez0
水銀燈『ただいまなの』

雛苺『疲れたわぁ』

真紅「お帰りなさい」

翠星石「お帰りですぅ・・・」

金糸雀「二人共、元に戻る方法が見つかったかしら!」

雛苺『え?』

水銀燈『本当なの!?』

蒼星石「まだ仮説の段階にすぎないけどね、翠星石??」

翠星石「その通りでございますです・・・」

雛苺『何があったのよぉ・・・』


180: 2009/02/04(水) 00:48:39.78 ID:l1BNf7Ez0
蒼星石「事情を聞いたらどうもこのバカ姉が雛苺の苺大福を取ったことが発端らしいじゃないか」

JUM「そのとき雛苺がすごい頭突きをかましただろ?」

水銀燈『あ!対翠星石用ロケット頭突きなの!』

金糸雀「もう一度その技を使ってから頭をぶつけるのかしら!そうすれば元に戻るはずかしら!!」

雛苺『そういやすごいパワーとスピードだったわねぇ』

真紅「あまりのパワーにこういうことが起きたのなら、もう一度同じことをすればいいってわけだわ」

翠星石「そういうことですぅ、すみませんです・・・」

水銀燈『水銀燈、やってみるの!』

雛苺『そうねぇ、痛いのは仕方がないけど・・・』


蒼星石「床を舐めろよ、それが土下座かい?翠星石」

翠星石「もう許して下さいです・・・うぅ・・・」

182: 2009/02/04(水) 00:53:16.88 ID:l1BNf7Ez0
水銀燈『それじゃあいくの』

雛苺『ええ、受け止めてあげるわぁ!』

水銀燈『ロケット頭突きーーー!!』

ギュルルルルルルルル!!

雛苺『はやーーーー!!』

スカッ

雛苺『ちょっと、何処に行くのよぉ!?』

水銀燈『あれ、ずれちゃったのー!』

ドガァ!

JUM「ぐふぅ!お、おええええええええええっ!!!!!」ビチャビチャ

 Nice boat.

184: 2009/02/04(水) 00:57:26.62 ID:l1BNf7Ez0
水銀燈『儀式を忘れてたから軌道がズレちゃったの』

雛苺『しっかりしてよねぇ』

JUM「しくしくしくしく・・・」

真紅「JUM・・・仕方のないことだわ」

蒼星石「見なかったことにしてあげるよ」

翠星石「ふきふき・・・」

金糸雀「よくあるよくある!」

JUM(ゲロはトラウマなんだよ・・・不登校的に考えて)

水銀燈『今度こそ行くのー!』

189: 2009/02/04(水) 01:01:04.58 ID:l1BNf7Ez0
水銀燈『力溜めーの・・・』

水銀燈『気合溜めーの・・・』

水銀燈『的絞りーの、トツギーノ!!!』

雛苺『こい!』

水銀燈『喰らうがいいの!必殺『ロケット頭突き』!』

ギュルルルルルルルル!!

雛苺『なんて速さなのぉ!?』

雛苺『・・・でもこんなことで逃げる薔薇乙女じゃないのよぉ!』

水銀燈『水銀燈!!』

雛苺『雛苺!!』

ゴチィィ~ン・・・


194: 2009/02/04(水) 01:03:21.45 ID:l1BNf7Ez0
――――・・・

水銀燈「う・・・いたた」

水銀燈「JUMの部屋?」

水銀燈「・・・みんな一階にいるのねぇ?」

ガチャ・・・

水銀燈「頭がガンガンする・・・」

パタパタパタ・・・

200: 2009/02/04(水) 01:06:29.52 ID:l1BNf7Ez0
ガチャ

水銀燈「・・・」

真紅「おはよう、水銀燈」

水銀燈「真紅ぅ・・・おはよう」

雛苺「水銀燈ーーー!!おはようなのーーー!!」

水銀燈「あら雛苺、元気そうねぇ・・・!!」

雛苺「こっちこっち!鏡を見るの!」

水銀燈「えぇ!」

蒼星石「なんだか残念だなぁ」

JUM「ああ・・・大事な何かを失った気がする」

金糸雀「よく言うかしら」

205: 2009/02/04(水) 01:10:07.89 ID:l1BNf7Ez0
ペタペタペタペタ

水銀燈「この顔!」

ふにっ

水銀燈「この胸!」

バサッ!

水銀燈「そしてこの羽!」

雛苺「おめでとうなの!」

水銀燈「嬉しいわぁ!!私は薔薇乙女の第1ドール、水銀燈よぉ!ウフフフ・・・」

雛苺「・・・水銀燈は」

水銀燈「あら、なぁに?」

雛苺「元に戻ったからすぐにアリスゲームを始めるの?」

207: 2009/02/04(水) 01:15:56.77 ID:l1BNf7Ez0
水銀燈「そうねぇ・・・それでも構わないわよぉ」

雛苺「!!」

水銀燈「なぁに、雛苺?一応貴女はゲームの敗者なんだし・・・狙う必要なんかないけどねぇ」

雛苺「あの・・・その・・・」

水銀燈「言いたいことがあるならハッキリ言いなさぁい!」

雛苺「ヒナは、もっと水銀燈といっぱい遊びたいのよ」

水銀燈「ふぅん?」

雛苺「水銀燈は優しいの。めぐもそう言ってたのよ。
ヒナはアリスゲームに参加する資格なんかないけれど、それでも水銀燈と一緒に居たいの・・・」

水銀燈「・・・」

雛苺「嫌なら、嫌って、ハッキリ、い、いって、ほしい、の・・・ひぐっ」ポロポロ

209: 2009/02/04(水) 01:20:14.08 ID:l1BNf7Ez0
水銀燈「ホント、私の妹っておバカさんばかりね・・・」

スッ

雛苺「!!」ビクゥ

水銀燈「ま、おバカさんに付き合うのも悪くはないかもねぇ」

雛苺「水銀燈・・・??」

水銀燈「泣いちゃ可愛い顔が台無しよぉ?雛苺」

雛苺「うっ、ううっ・・・ひっく・・・」

水銀燈「よしよし」ギュ

雛苺(ヒナには優しいお姉ちゃんがいっぱいいるの・・・嬉しいのよ・・・)

216: 2009/02/04(水) 01:24:21.18 ID:l1BNf7Ez0
――――・・・

水銀燈「で、どうしたいの?」

雛苺「うーんとね、まずはめぐの所に遊びにいくの!」

水銀燈「さっき行ったばかりじゃないのぉ」

雛苺「やー!いくったらいくのー!!」

水銀燈「わがままな妹ねぇ・・・ホラ」

バサァ!

雛苺「?」

水銀燈「飛んでみたかったんでしょう?今日は特別よぉ!」

雛苺「うわーい!!」

真紅「ちょっと、何処に行くの?」

雛苺「めぐの所ー!」

真紅「さっきいったんじゃ・・・??」

218: 2009/02/04(水) 01:28:24.18 ID:l1BNf7Ez0
雛苺「ふおおおおお!速いのー!」

水銀燈「今日は晴れてるから気持ちがいいわぁ」

雛苺「水銀燈、水銀燈!」

水銀燈「なぁに?」

雛苺「今日も一緒にお風呂に入って一緒に寝たいの!」

水銀燈「えぇー?」

雛苺「ダメなの?」

水銀燈「フフ、良いに決まってるでしょう?」

雛苺「いやったーーー!」

水銀燈「ホラ、病院が見えたわよぉ」


めぐ「あらあら、楽しそうに飛んでるわね。窓を開けなくちゃ」

おしまい

220: 2009/02/04(水) 01:29:32.47 ID:zpiiZfvfO
感動した

228: 2009/02/04(水) 01:32:25.66 ID:l1BNf7Ez0
だらだら長引いて申し訳ない。
結局ほのぼのになってしまった。何書いてもほのぼのになっちゃうwwwwwwwwwww
こんな深夜まで付き合ってくれた方乙!早く寝なさい!

281: 2009/02/04(水) 14:17:51.50 ID:l1BNf7Ez0
なんでまだ残ってるんだよwwwwwwwwwwww
じゃあ最後に喧嘩になってたまるまるうしうしについて

昔なんかのまんがでまるまるうしうしって書いてあったような気がする。うまうまかもしれなかったけど
それが未だに頭から離れないから【うまうま】じゃなくて【うしうし】って書いてる。
つまりまるまるうしうしなんてイミフな事書いてるなら十中八九俺ってことじゃないかな?
前に書いたSSでもうしうしって書いたしね。そんだけっす

283: 2009/02/04(水) 14:36:53.62 ID:l1BNf7Ez0
【ローゼンSSで】ってことだよwwwwwwwwwww

285: 2009/02/04(水) 14:46:37.77 ID:l1BNf7Ez0
まだそんなに数は書いてないよ

286: 2009/02/04(水) 14:48:43.58 ID:l1BNf7Ez0
あげてしまった・・・氏にたい

291: 2009/02/04(水) 15:15:32.79 ID:l1BNf7Ez0
>>289
あたり。なんで分かるかなー

>>290
ローゼン過去ログにあるよ

299: 2009/02/04(水) 16:04:36.26 ID:l1BNf7Ez0
朝勤だからもうねる
こんどこそバイバーイ

引用: 水銀燈「頭がガンガンする・・・」