1: 2012/02/12(日) 19:46:49.09 ID:r/ZV8FJN0
マミ「来週オープンよ!てへ☆」

ほむら「…帰って良いかしら」イラッ

マミ「えっ…?ってちょっとまってぇぇ!!本当に帰ることないじゃない!!

   暁美さんには相談があるのよ!!」

ほむら「相談?バーなんでしょう?じゃあ店名はちょっとアレな名前でも大丈夫よ」

マミ「名前はいいのよ、失礼ね…

   そうじゃなくってオープンスタッフを募集してるんだけど、中々来なくって…」

ほむら「それよりマミが出している喫茶店はどうするのよ」

マミ「ああ、明日から佐倉さんがお店を管理するわ、美樹さんもいるし大丈夫でしょう」

ほむら「……それにしても急な話ね」

マミ「人生は短いわよ?
   私はやりたい時にやりたいことをするの」

産業で十分な前作のあらすじ

おっす!オラ、マミ!
喫茶店を開いたら連日長蛇の大人気!
みんなも手伝ってくれて毎日が楽しいわ!

マミ「私の喫茶店がオープンするわ!!」


劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語

3: 2012/02/12(日) 19:49:29.50 ID:r/ZV8FJN0
ほむら「なにを生き急いでるのやら…で、まさかとおもうけど。
    私をそのバーのスタッフにするつもり?」

マミ「だめかしら…?」

ほむら「ダメよ。巴マミ、お前はどこまで私とまどかの時間を潰すつもりなの
    それに私が喫茶店をやめたらだれが珈琲を淹れるのよ?」

マミ「あっ、鹿目さんなら即OKだったわよ。制服もとっても似合ってて」

ほむら「私もいくわ」

マミ「あれれぇ…?
暁美さん、貴方がやめたら誰が珈琲を出すの?」

ほむら「ぐっ…いじわるマミめ、珈琲ならもう杏子が淹れれるわ」

マミ「はい!じゃあ決定!!
   三人で頑張りましょうね」

ほむら「ええ…」

7: 2012/02/12(日) 19:52:37.87 ID:r/ZV8FJN0
ほむら「そういえばバーと言ってもいろんな種類があるでしょう?
    私が知ってるだけでもショットバーとかオーセンティックバー、カフェバー…
    
    いっぱいあるけど、いったい貴方の店はどのカテゴリーになるのかしら」

マミ「オーセンティックバーなんて入りづらい高級店にするつもりはないわ
   ダイニングバーにしようとも思ったけどすこし手間が掛かるし…

   それに私は安らぎの空間を提供したいの
   気軽に入れて、静かにお酒を飲んで疲れを癒す場所をね」

ほむら「じゃあショットバーになるわけね…… !?
    まちなさいマミ

    ………とんでもない事に気づいたわ!!」

マミ「な…なに!?何の問題が…」

ほむら「私達は未成年よ!!法律的に色々とヤバいわ!!」

マミ「し、しまった…!!それじゃあ鹿目さんの制服姿も見れないわ!!」

ほむら「…まぁ警察程度、魔法少女の敵ではないわ」

マミ「それもそうね」

10: 2012/02/12(日) 19:56:09.80 ID:r/ZV8FJN0
杏子「ふぅぅ、お店おわったぞー」

ほむら「お疲れ」

マミ「あら、お疲れ様、喫茶店のマスターさん」

杏子「明日からだっつーの

   …まぁ頑張るよ」

マミ「ええ、お願いね
   あ、私来週にまたお店を開くの。暁美さん及び鹿目さんは私のバーに引っこ抜くからよろしくね」

杏子「………はぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?

   なんだよバーって!?そんな話きいてねぇぞ!!店を一時私に預けて旅行に行く
   ってお前この前…」

マミ「えへへ、
   佐倉さんも遊びにきてね」

杏子「どういうことだ…おい」

__かくかく
____しかじか
______しかくいマミさん

11: 2012/02/12(日) 19:58:41.49 ID:r/ZV8FJN0
杏子「マジかよ…お前ってこんな無茶苦茶だったっけ?」

ほむら「よく考えて見なさい、マミは十代で喫茶店を開いたのよ
    尋常じゃない行動力ね」

マミ「無茶苦茶ってなによ…
   私だってきちんと考えて行動してるわよ」

杏子「はぁ、おまえってやつは…もう好きにしろよ…」

マミ「ありがとう佐倉さん」ニコッ

杏子「っ…そういえばバーっていったら酒を出すんだろ?
   マミは酒飲め……激強だったな」

マミ「カクテルも出すけど、私の店はウィスキーをメインにする予定なの

   深い味わいが大人の夜を演出するのよ!そして素晴らしき__」

ほむら「なんか変なスイッチがはいったから私は帰るわ」

杏子「はっ…まったく好き放題やりやがって…
   私はもう知らん、勝手にしやがれ」

マミ「あっ…まって!!佐倉さん明日がんばってね!!
   暁美さんもオープン前に連絡するわ!」

12: 2012/02/12(日) 20:01:40.80 ID:r/ZV8FJN0
_______
_____
__
2週間後

マミ「………」

まどか「………」

ほむら「………」

マミ「…またこのパターンなの?」

まどか「お客さんこないね…」

ほむら「BAR =MAMIMAMI=

    ………まぁ名前は実際ありそうだし、大丈夫ね」

マミ「名前が原因じゃないとしたら、今回いったいなにが…」

まどか「やっぱり未成年がいけないのかな…」

ほむら「いけないなら客と一緒に警察も来るわよ
    こういう店はクチコミで広まるものだし気長に待ちましょう」

マミ「ふふっ、やっぱり暁美さんがいると心強いわね」

13: 2012/02/12(日) 20:04:01.88 ID:r/ZV8FJN0
チリンチリン

マミ「!!!!!
 
   いらっしゃいま………たこのパターンなのね」

まどか「さやかちゃんか…」シュン

ほむら「美樹さやか、あなたはどこまで私達を上げて落とせば気が済むのよ…」

さやか「え?
    な…なんかごめんなさい」

マミ「いえ、美樹さんは悪くないわよ。ごめんなさいね」

さやか「はぁ…えっと、まどかから聞いたんですけど客が一人も来ないって聞いてようss…

    ssssssssssssssssssssss」

ほむら「さやか…?」

さやか「な…なんじゃこりゃぁ!!!!!!!!!!」

15: 2012/02/12(日) 20:09:34.28 ID:r/ZV8FJN0
まどか「な…なにが?」

さやか「…いい」

マミ「…はい?」

さやか「いい!!ディ・モールト良い!!!!!
    そうだ、その服だよジェームズ君

    カッターとベストがもたらす破壊力はここまでとはね…!!
    
    ベストを着ても隠せないマミさんのパイオツ!!
    
    バッチリとカッターできめてもまどかのその愛らしさは少しも、いや
    …むしろ増している!!

    そして貴様だほむらァァ!!すばらしい!!!!ブラボー!!!ハラショー!!!!!
    黒髪ロングで女の子らしい風体から一変!!カッター&ベストにより
    中性的な雰囲気!!ただようハードボイルド!!男装麗人とはおまえのことだぁ!!!

    きゃぁぁ!!ほむら!!私だ!!さやかちゃんだ!!結婚してくれぇ!!!
    この組み合わせは最強だよ!!ほむらの弱点であるおっOいのなさを見事にカb」

          パンッ!

さやか「     」

ほむら「……明日は生ゴミの日だったわね」シュウウウ

まどか「黒いゴミ袋を用意しておくよ」

20: 2012/02/12(日) 20:15:54.54 ID:r/ZV8FJN0
マミ「…じゃあ今日はお客さんも来そうにないし、二人とも帰って良いわ
   お疲れ様。片付けは私がしておくわ」

まどか「で…でも」

マミ「いいのよ。貴方達には無理を言って来てもらっているんだから
   お客さんがいない日くらい早めに帰ってゆっくりして頂戴」

ほむら「それって毎日じゃない」

マミ「うるさいわね…
   なんとかするわよ」

ほむら「まぁ、私とまどかもどうすればお客さんが来てくれるか考えておくわ
    …じゃあね」

マミ「ええ…おねがいするわ」

まどか「それじゃあ失礼します」

マミ「お疲れ様、また明日ね」ニコ

バタン

マミ「………」

マミ「はぁ………どうしよう」

22: 2012/02/12(日) 20:21:02.10 ID:r/ZV8FJN0
チリンチリン

マミ「あら、忘れ物でもしたの?」

杏子「あー?ったくボケたのか?
   私はここにくるのは初めてだよ。店もさっきさやかに聞いて場所知ったし」

マミ「あら…美樹さんの次は佐倉さんね…どうしたのよ、お店でなにかあったの」

杏子「つれねぇなぁ…せっかく初めての客が来たんだから、ちったぁ愛想よくしてくれよ」

マミ「あら…………
   佐倉さんあなた…ふふっ
   
   じゃあ座って」

杏子「ああ」

マミ「メニューはこれだけど…最初はいつものでいい?」

杏子「………ああ
   お前、よく覚えてるな」

マミ「私はボケてるんじゃなかったの?」

杏子「お互い、思いのほかずいぶんと長生きしてるなってことさ」

マミ「相変わらず大げさねぇ」

24: 2012/02/12(日) 20:26:24.40 ID:r/ZV8FJN0
マミさんのカクテル講座!!

マミ「今回はお家でもできる簡単有名なカクテルを紹介するわね
   用意するのはウォッカにレモン
   それにトマトジュースよ」

マミ「まず、氷を入れて冷やしておいたグラスにウォッカを注ぎます
   適量を注いだらその上からトマトジュースでグラスを満たして…」

マミ「そこにカットしたレモンを添えて適当な棒をブッさせば、あら不思議」

マミ「カクテル『ブラッディーマリー』の完成よ!」

マミ「ウォッカベースだから極端な量じゃなければ味や香りが変わらないから
   お酒の量を調整すれば酒の弱い人も強い人もみんな楽しめるからお勧めね」

マミ「ウォッカが苦手な人は代わりにジンを入れれば『ブラッディーサム』
   ビールに代えると『レッドアイ』に大変身!!
   家にあるお酒とトマトジュース、レモンをブチ込むだけの簡単カクテルの紹介でしたー!」

マミ「味を変えたかったらセ口リや胡椒、塩、タバスコ。さらにはソースを突っ込むのもおすすめよ!!」


マミ「はい、佐倉さんどうぞ」

杏子「サンキュー…ん、スライスリンゴまで…
   はっ…本当、よく覚えてやがる」

27: 2012/02/12(日) 20:32:05.98 ID:r/ZV8FJN0
(私はブラッディーマリーにリンゴを突っ込んだことはありませんし、聞いたこともありません)

マミ「ふふっ、うちの店のブラッディーマリーのリンゴ乗せ
   カクテルの名前は『ロッソ・ファンタズマ』っていうのよ」

杏子「やめろ、今すぐ変えろ」

マミ「いやよ、ここは私の店なんだから、私の自由でしょ?」

杏子「じゃあ喫茶店の紅茶とケーキセットの名前は『ティロ・フィナーレ』にするからな」

マミ「やめなさい、絶対に」

杏子「へっへっへ…そういうこった
   
   …おいこらマミ、お前バーテンの癖に酒飲むんじゃねぇ」

マミ「どうせ今日のお客さんはあなただけよ…
   二人っきりなんだし、いいじゃない」

杏子「はぁ…いいのかこの店」

マミ「いいのよ、今日だけは」

30: 2012/02/12(日) 20:37:30.55 ID:r/ZV8FJN0
マミ「コクッ……ふぅ」

杏子「…なつかしいな」

マミ「えっ?」

杏子「私がカクテル飲んで、マミがウィスキーがぶ飲みしてて…
   昔をを思い出したよ」

マミ「ふふっ…本当、懐かしいわね…」

杏子「私が何度も倒せなかった魔女を倒せた時に…
   お祝いって言ってこのカクテルを作ってくれたっけ」

マミ「あのころは佐倉さんもこれほど捻くれてなかったのにね」

杏子「あのころはマミもそんな巨大な脂肪の塊二つ拵えてなかったけどな」

マミ「……あははっ」

杏子「……へへっ」

33: 2012/02/12(日) 20:42:00.28 ID:r/ZV8FJN0
杏子「にしても当時は
   お互い未成年…って今もだけど
   酒を振舞うっていうのは真面目なマミらしくないなって思ったよ」

マミ「あら?今ならわかるの?」

杏子「あぁ…つらい時…悲しい時…酒は心を休ませてくれるからな…
   戦いの恐怖で沸き立つ血管に氷を流すにゃ、あれが一等いい方法だったと思うよ」

マミ「そうね…それもあるけど…」

マミ「あの頃の貴方は…いつも辛そうな目をしていたわ
   昔の過ちをどう受け止めるかわからず、ずっと自分を責めてた…

   だから…心を休ませてあげたいっていうのもあったけど
   苦しいことがあっても悲しいことがあっても。何か一つくらい、楽しい時間を過ごして欲しかったのよ」

杏子「……そうか

   …マミには世話んなったな」

マミ「何を言ってるの。私は生きてる限りあなたに御節介焼くつもりよ?」

38: 2012/02/12(日) 20:50:40.78 ID:r/ZV8FJN0
杏子「悪かったな、マミ…私は、お前の優しさに気づけなかったよ
   正しさに気づいても…眩しくって目を背けちまった」

マミ「佐倉さん…


   あなた相当酔ってるわよ。
   今自分がどれだけ恥ずかしいセリフ吐いたか理解してる?」

杏子「う…うるせぇ!!
   いいんだよ!!酒の席くらい!!//////

   お前だってその瓶何本目だ!?客は一人もこねぇのに自前で酒を垂れ流しやがって
   それで店回りゃ世話ねぇっつーの!!!」

マミ「ふふっ、まだまだのめるわよぉ?」

杏子「そういう意味じゃねぇよ
   ったく…でも、昔を思い出すのはあんまり気分の良いものじゃないな
   
   チッ 思い出すたびに、いつまでも昔の自分を戒めたくなる」

マミ「…佐倉さん?」

42: 2012/02/12(日) 20:56:37.86 ID:r/ZV8FJN0
杏子「ああ、今ならわかるよ
 
   マミが私をどれだけ気にかけててくれたかも
   …私が本当に馬鹿だったのも

   マミが私の行ないを怒って、私は段々と…ハハッ、ホントにガキだった
   自分が世界で一番不幸な奴だとでも思ってたんだ。
   
   だから意固地になってさ」

マミ「………」

杏子「マミは私をきちんとした道へ歩んで欲しかったんだよな…
   ごめん、気付くのが遅かったよ

   マミがあれだけ怒ったのは…私に対する優しさだったって
   それに気づけなかった………許してくれ」

マミ「…ふふっ」

マミ「佐倉さん……」ギュッ

杏子「ぁ…」

45: 2012/02/12(日) 21:00:36.87 ID:r/ZV8FJN0


マミ「あのね。私は責めてもいないし、失敗したとも。後悔もしていないの。
   だって貴方も、私も。お互い望んだ道を歩いているじゃない」

杏子「…望んだ道?」

マミ「ええ、私のお店を手伝ってくれたり。みんなでおしゃべりをするのは楽しいでしょう?」

杏子「…ああ」

マミ「ふふっ、よかった。だって、私が望んだのは貴方の幸せなんだから…
   
   …本当によかった」

47: 2012/02/12(日) 21:06:32.41 ID:r/ZV8FJN0
杏子「………なぁマミ…お前は私とずっと__」

マミ「何?」

杏子「…いや、なんでもねーよ…これも昔の話だ」

マミ「ふふっ何それ。あ!貴方顔真っ赤よ
   ちょっと飲みすぎじゃない?」

杏子「さっきから肩越しに酒クセー息吹っかけてる奴の言うセリフかよ
   それにお前だってさっき言っただろ。今日は二人っきりなんだから…だから…

   少しくらい甘えさせてくれてもいいだろ…」ギュ

マミ「あらあら、佐倉さんったら。
   でも本当、まるで数年前の再現ね」

杏子「……」ギュゥゥ

マミ「ええ、今日と言わず毎日でもいいのよ?
   ただ、お化けが怖いからってトイレに行く度起こされるのはやめてほしいけど」

杏子「おい!!やめろぉ!!!忘れろ!!忘れろぉぉぉぉ!!!!!!!」

マミ「クスッ はいはい」ニコニコ

杏子「くっそぉぉ…まだ覚えていやがったとは」

マミ「あなたのことならなんでも覚えているわよ
   …夜は長いわ。今夜はゆっくり話しましょう?」

50: 2012/02/12(日) 21:13:15.54 ID:r/ZV8FJN0
_______
_____   
___
うめ先生「あーさですよー」

杏子「うぅ…朝?
   ッぅ~~! あ、頭割れそう……
   
   おい…マミ朝だぞ」

マミ「すー…すー…Zzz」

杏子「…まぁ10本以上空けて潰れないほうがおかしいわ」

杏子「うぇぇ…もうすぐ仕事の時間じゃん
   気がおもてぇ…」

マミ「すーすー…ムニャ」

杏子「……………はぁ…頑張ってくるか
   それじゃあな、マミ

   ………………昨日はありがとな//」

ギィィ…バタン




「…頑張って」

51: 2012/02/12(日) 21:20:45.67 ID:r/ZV8FJN0
喫茶店マミマミ
チリンチリン
杏子「すまねぇ、遅くなった」

さやか「遅すぎる!!今日は開店準備杏子が一人でするってはりきってたよね!?」

杏子「すまん、ありゃ嘘だ。酒飲み過ぎて頭が痛いんだ
   やっぱり手伝ってくれ」

さやか「言い訳になるか!
    あたしなんて朝気づいたらゴミ袋に入れられてて、もうすぐゴミ収集車に__」

杏子「まぁまぁ、今日から私たちでこの店をやるんだ
   困った時は力を合わせ、喧嘩せず頑張ろうじゃねぇか」

さやか「ん…なんかあんたらしいセリフじゃないけど、それもそうだね
    そういえば二人じゃとても店を回せないからバイトの子を雇うって話はどうなったの?」

杏子「ん?あー…あーー……すっかり忘れてた
   そういやぁ土曜日の開店前に面接だったわ」

さやか「はぁぁ!?土曜は今日だよ馬鹿!!開店1時間前だからもうすぐじゃない!!
    ほら!さっさと顔洗って髪梳いて着替える!!」

杏子「あー?いいじゃねぇかよ。そういうこと気にしなきゃいけねぇのは
   雇う側じゃなくて雇われるほうだろ?」

さやか「あんた、もし今日来た子が「あ、やっぱりやめます」なんて言ったらどうするつもりなの!!
    いままで5人で回してた店を二人ぽっちで回せるとおもって…」    
チリンチリン

53: 2012/02/12(日) 21:26:59.08 ID:r/ZV8FJN0
「すみませんー」

さやか「うわああああああやばい来た!!あぁ!!とにかく目々糞と涎後拭きなさい!!」

杏子「痛っ!!やめろこの馬鹿!!」

「………」

さやか「あああ!!!すみませんどうぞこちらへ!!!!」

「あ、はい」

杏子「いてててて…えっと、君がうちで働きたいっていう……

   …おい、なんでお前がここにいる」

さやか「あ…あれ?なんで…」


マミ「なんで…って。そりゃあ私が応募して今日面接だから来いって言われたからに決まってるでしょう」

杏子「ああああ!?でも今日来るやつの名前は…巴投ミマ……って…
  
   完全にお前だああああああ!!!!」

さやか「マミさんの店を杏子に譲ってマミさんは新しいお店を出して
    そのマミさんが杏子の店で働く…っていったいどういうこと?」

杏子「ああ…もうわけがわからん…」

55: 2012/02/12(日) 21:32:37.63 ID:r/ZV8FJN0
マミ「あら、面接は終わり?」

杏子「……お前のバーはどうするんだ」

マミ「朝昼喫茶店で夜はバーで働くつもりよ」

杏子「じゃあ喫茶店とバーは両立できるじゃねぇか
   なんで私にここの店任せたんだよ」

マミ「両立は無理よ
   私はBARの経営に集中したいの」

杏子「…本当無茶苦茶だな
   一番変わったのは私じゃなくお前だ」

マミ「酷い言い草ね
   それに、約束したじゃない…?」

杏子「…?」

マミ「__私と貴方はずっと一緒。って言ってたじゃない?ふふっ」

57: 2012/02/12(日) 21:35:05.85 ID:r/ZV8FJN0
杏子「……畜生…意地まで悪くなってやがる」

マミ「あなたのことなら何でも覚えてるっていったでしょ?」

さやか「言葉と裏腹に顔はにやけっぱなしの佐倉杏子さんでした」

杏子「うるせぇぇ!!」

マミ「で、雇ってくれるの、くれないの?」

杏子「…元々お前の店なんだ。好きにしろよ」

マミ「ありがとう」ニコッ

59: 2012/02/12(日) 21:42:18.86 ID:r/ZV8FJN0
杏子「はぁ…正直頭が着いていかない」

マミ「これから3人でがんばりましょう!
   ってうそ…」

さやか「??どうしました」

マミ「どうしたもなにも…あなたたち開店準備は!?」

杏子「げ、そういやぁ…」

さやか「やばっ!!あと10分しかない!!」

マミ「美樹さんは看板出して!佐倉さんは茶器具とりかかって!!ダッシュ!!」

杏子「なにがアルバイトだよ、完全お前が店長じゃねぇか」

マミ「とにかく急いで!!」

杏子「………ははは、でも…マミ、本当にありがとう………」

マミ「えっ?何か言った!?」

杏子「何でもねぇよ。さっ、がんばるとしますか」

マミ「えっと…どういたしまして」

杏子「聞こえてんじゃねぇか!!!!う…うぜえええぇぇぇ!!!///////」
    
第三部完!!

63: 2012/02/12(日) 21:46:55.17 ID:r/ZV8FJN0
異常にお腹がへったなと思ったら昼にQBカレー食って以来何も食ってない…

ちょっとマミさんとビックマック食べてくるのですこし保守お願いします

引用: マミ「私のバーがオープンするよ!!」