思ってることと逆のことを言う薬

無地のバッチになりたい艦種を書いて胸に付けるとその艦種の能力を使っているように周囲に錯覚させられる「なりきり艦種バッチ」

人間製造機

駆逐艦専用、軽巡への改装設計図（見た目だけ）

怪談ランプ

遅くなってごめん。PS4クラッシュしたり、ファフナー見て泣いたりしてた。今から長編投稿してくよ。

曙「ハァ・・・また暴言吐いちゃった・・・。提督は『例え暴言でも思ってることを面と向かって言うのは良いことだ。』って言ってるけど、いい加減直さないと。」

夕張「お困りのようね！」

曙「なんで出てくるの？困ってないから！」

夕張「まぁまぁお嬢さん、これなんてどうですか？お代は一切いただきませんよ？」

曙「どこのセールスマンよ。なにこれ？し、ぎゃく、げん？」

夕張「『思逆言』です。思ってることと逆のことを言う薬です。」

No.31思ってることと逆のことを言う薬

曙「酷いネーミングセンスね。」

夕張「そういうことは書いてる人に言ってください。というわけで1粒どう？劇的に変わるわよ？」

曙「えぇ・・・気が進まないんだけど。」

夕張「ふむ、ではこれを見てください。」ｽﾏﾎﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

霞『司令官しゅきしゅき！』

提督『ど、どうしたんだ霞？まだAM11時だぞ？』

霞『子作りしよ？』

提督『お前もかよ。』

夕張「使用者の一例です。」

曙「激しくいらないわ。」

夕張「そんな！使ってくれなきゃ困るんですよ！」

曙「使ったらアタシが困るのよ！」

夕張「えぇい、こうなったら！シメワザ！タクティカル・テイクダウン３！」

曙「うぐぅ・・・。」ｶｸﾝ

夕張「ごめんね曙ちゃん。七駆からの依頼なの。あなたには思ってることと逆のことを言ってもらいますよ。」

提督「曙！おい、曙！起きろ、こんなとこで寝たら風邪をひくぞ。」

曙（う～ん？クソ提督？）
曙「う～ん、提督？」

提督「あれ？クソ提督って言わないの？」

曙（え？あたしクソ提督って言ったつもりなのに？）
曙「そうよ、クソ提督っていうのやめたの。」

提督「えぇ？いつも通りでいいじゃん？無理すると体に悪いよ？」

曙（余計なお世話よ！）
曙「うん。心配してくれてありがとう。」

提督「ホントにどうしたお前？なんか変なキノコでも食べたか？」

曙（・・・・あ！夕張さんの薬！絶対アレのせいだ！）
曙「大丈夫よ。問題ないわ。」

提督「なんだか怖いな？ひょっとしてお前俺のこと好き？」

曙（はぁぁぁ！？寝言は寝ていいなさいよ！このクソ提督！）
曙「そう！あたし提督のこと大好きなの！」

提督「ふぁ！？」

曙（ち、ちが！いや、ちがわ・・・・違う！好きじゃない！大大大嫌いよ！）
曙「提督好き！大大大好き！」

提督「ま、待て！俺には敷波という嫁が！」

曙（当り前よ！大体あたしまだケッコン練度足りてないわよ！）
曙「いいの！今すぐ結婚しましょ！」

提督「うわぁぁ！結婚がカタカナじゃない！この娘本気だ！」

曙（あ～もう！こうなったらクソ提督を頃してあたしも氏んでやるぅ！）
曙「提督！子作りしましょ！」

提督「・・・・・無言の腹パン（超手加減ver）！」

曙「いた・・・くない。」

提督「逃げるんだよぉ～！」

曙「あ・・・逃げられちゃった。」

曙（って、こんなことしてる場合じゃないわ！夕張さんを探してさっさとこの薬の効果を消してもらわないと！）

軽巡寮　夕張の部屋
曙「夕張さん！っていないし。ん？この機械はなにかしら？」

『人間製造機　触らない！』

No.32人間製造機

曙「人間製造機？あ、これがマニュアルね。」

『マニュアル
　必要な物質を入れれば、人間の赤ん坊を製造できる。
必要な物質　脂肪・鉄・りん・炭素・石炭・硫黄・マグネシウム・水
　※調達が難しい！→代用？
　脂肪→石鹸1個　りん→マッチ推定100本　鉄→釘1本分　
炭素→鉛筆推定450本　石炭→コップ1杯分　硫黄・マグネシウム→1摘み
水1.8ℓ

【製造機を廃棄！！】』

曙「これで人間の赤ちゃんができるってわけね。そうだ！これを使って赤ちゃんを作れば、提督も結婚してくれるはずだわ！え～っと、確か3階に空き部屋があったはずだからそこでやりましょ。」

3階の空き部屋の隣の空き部屋
五十鈴「皆そろったわね。」

天龍「なんの用だよ？」

夕張「私、忙しいんだけど？」

北上「帰っていい？」

鹿島「まぁまぁ皆さん、お話くらいは聞きましょうよ。」

五十鈴「唐突だけど、怪談するわよ！」

北上「帰ろ帰ろ。」

夕張「オツカーレ。」

五十鈴「ちょっと！待ちなさいよ！」

天龍「んなこと言ったってよぉ、12月の昼だぜ？怪談ってのは夏の夜にやるもんだろ？」

五十鈴「夜はうるさいのがいるから雰囲気が出ないのよ。」

鹿島「あ、思い出しました。これ夏に怪談やろうとした時のメンバーですね。」

夕張「あぁ、あったわねそんなことも。あの時は確か川内がやかましすぎてやめたんだっけ？」

五十鈴「そうよ。何度か日を改めようとしたんだけど、皆の都合がつかなくて結局今日になっちゃったのよ。今日を逃したら来年までお預けになるわ。」

北上「まぁ、いいんじゃない？どうせ大井っちもねーちゃん達もしばらく帰ってこないし。付き合ってあげるよ。」

天龍「北上が残るんなら俺も残るわ。暇だし。」

鹿島「私も今日は非番なのでいいですよ。」

夕張「アレの廃棄は火急の用ってわけでもないし、私も付き合うわ。」

五十鈴「ありがとうみんな。」

その隣の空き部屋
曙「ゼェゼェ、ようやく運び終わったわ。少し休憩したら、材料を取りに行きましょう。」

1時間後

怪談部屋
五十鈴「次は夕張の番ね。」

天龍「しかしよぉ、カーテン閉めてるとはいえ、明るいから雰囲気が出ねぇなぁ。」

北上「多少うるさくても夜にやるべきだったんじゃない？」

五十鈴「あいつの騒音は多少ってレベルじゃないでしょ。」

鹿島「夕張さん、何か怪談らしい雰囲気が出る道具はないんですか？」

夕張「怪談らしい雰囲気が出るどうぐねぇ・・・・あるわ！怪談ランプ！」ﾃｯﾃﾚｰ

No.33怪談ランプ

夕張「このランプを出した状態で怪談を話すと、話した内容が実際に起こるの。」

五十鈴「え？それってもしかして、ゆ、ゆ、幽霊とか出るの？」

夕張「いいえ、それに近い現象が起きるだけよ。のっぺらぼうの話をしたら、顔パックをした人が出てくるとかそんなレベルだから安心して。」

五十鈴「そう、なら大丈夫ね。」

北上「な～んだ五十鈴っち幽霊が怖いんだ。」

五十鈴「怖くなんかないわ！ただ、幽霊って深海棲艦と違って殺せないじゃない？」

天龍「分かる。」

鹿島「分かっちゃうんですか。」

その隣の空き部屋
曙「よし、あちこちから材料をかき集めてきたわ。え～っとマニュアルによると、これを全部この中に入れればいいのね。そして、全部入れたらスイッチを押す。ふふふ、これであたしの赤ちゃんができるのね。」

ザァーーーーー　　ガラガラガラ

ポチ

ガタガタゴットンズッダンズダン　ガタガタゴットンズッダンズダン

怪談部屋
夕張「改めて私の番ね。あるところに男女のカップルがいたの。２人はとても仲がよかったんだけど、ある日女性のお腹に赤ちゃんがいることが分かったの。」

ﾌﾌﾌ･･･ｱｶﾁｬﾝｶﾞﾃﾞｷﾙﾉﾈ

五十鈴「ひっ！お、女の人の声が！」

天龍「落ち着け、ただの風だろ？」

夕張「ん？・・・まぁいいか。で、女性は男性に報告したんだけど、男性はこう言ったの『君とは遊びだった。子供なんて欲しくない。』絶望した女性は駅のホームに立ったの。」

ｶﾞﾀｶﾞﾀｺﾞｯﾄﾝ･･･ｶﾞﾀｶﾞﾀｺﾞｯﾄﾝ

五十鈴「こ、こ、今度は電車の音が！」

天龍「おお落ち着けって！アレは多分、アレだ。室外機だそうに違いない。」

子作り部屋
ガタガタゴットンズッダンズダン　ガタガタゴットンズッダンズダン

Are you ready?

曙「え？えっと、お、オッケーよ！」

チーン

プシュウゥゥゥゥ

「」

曙「か、かわいい。この子があたしの。」

「？」
　
曙「こ、こんにちは赤ちゃん、ま、ママよ。」

「う」

曙「え？」

「うあぁぁぁぁぁぁん！！」

曙「え？ちょ、ダメ！泣かないで！聞こえちゃう！」

怪談部屋
夕張「なんか変ね？・・・続けるわよ。ホームに立った女性は線路に身を投げ出したの。幸い電車が来る前に助け出されたけど、落ちたときの衝撃でお腹の赤ちゃんは氏んじゃったの。それ以来、その駅では赤ちゃんの泣き声が聞こえてくるそうよ。」

ｳｱｧｧｧｧｧｧﾝ!!

五十鈴「イヤァァァ！ほんとに泣き声がぁぁぁ！」

鹿島「落ち着いてください！」

天龍「そ、そうだ！誰かが昼ドラでも見てるんだって！」

北上「ねぇ、夕張っち、この声すぐ近くから聞こえない？」

夕張「そうね。まるで隣の部屋から聞こえてくるような・・・。まさか！」

曙「お願いだから泣き止んでよ！」

夕張「ちょっと！なにをし・・・て・・・。」

曙「夕張さん！？見つかった！」

天龍「何だ！？どうした！？」

五十鈴「まさかホントに幽霊が。」

北上「いるわけないでしょ。」

鹿島「あ、曙さん？その子はいったい？」

曙（まずい誤魔化さないと！）
曙「あたしと提督の子供よ！」

天龍「ちょっと提督斬ってくる。」

北上「ちょっと提督撃ってくる。」

五十鈴「ちょっと提督頃してくる。」

鹿島「待ってください！殺害宣言なんていけません！」

天龍「うるせぇ！駆逐艦のガキに手出したんだぞ！見逃せるか！」

北上「駆逐艦とケッコンするのはいいとしても、孕ませた上に出産を隠してたとなれば話は別だよ。」

五十鈴「単純に腹が立ったわ。」

夕張「皆１回落ち着いて！」

少女説明中

天龍「なんだ、そういうことか。」

北上「じゃあ提督は何も知らないんだ。」

鹿島「よしよしいい子ね～。」

「あぶあぶ」

五十鈴「あなた随分手馴れてるわね？」

夕張「はぁ、やっぱりさっさと廃棄しとけばよかったわ。あのね曙ちゃん、これは廃棄予定で、触るなって張り紙もしてあったでしょう？」

曙「なんでよ！？艦娘が子供を作っちゃいけないっていうの！？」

鹿島「何か欠陥でもあるんですか？」

夕張「原作にはミュータントを作ってしまうって欠陥があったけど、これはちゃんと普通の人間が作れるようになってるわ。」

曙「だったらいいじゃない！」

夕張「違うのよ曙ちゃん。子供っていうのは男と女が愛し合ってできるものなの。こんな機械の中で、物質を混ぜて作ることは倫理的にダメなのよ。自然に任せないとダメなの。それに私たちは艦娘よ。戦いに出て明日とも知れない命、そんな中で子育てなんてできないでしょ？」

曙「だ、誰かに見てもらえば。」

夕張「ホントにそれでいいと思ってる？実の親のいない子供の気持ちを考えたことある？」

曙「・・・・・・。」

夕張「この子は機械に戻して、元の物質に戻すわ。いいわね？」

曙「うん。」

ンダズンダッズントッゴタガタガ　ンダズンダッズントッゴタガタガ

夕張「これで元の物質に戻ったわ。」

曙「・・・・・。」

夕張「曙ちゃん、こんな機械なんかに頼らないで、子供が欲しいなら自分の力で作らないとダメよ？」

曙「分かったわ！じゃあ夕張さん！提督を誘惑するからなんか道具出して！」

夕張「え？え～っと、これなんかどう？なりたい艦種を書いて胸に付けるとその艦種の能力を使っているように周囲に錯覚させられる『なりきり艦種バッチ』！」

No.34なりきり艦種バッヂ

曙「錯覚じゃダメでしょ。ちゃんと見た目を変えないと。」

夕張「じゃあ、この改装設計図使う？軽巡になれるけど？」

No.35駆逐艦専用軽巡への改装設計図

曙「軽巡に変えたって意味ないでしょ。もう、肝心な時に役に立たないんだから！」

夕張「・・・。」ｲﾗｯ

鹿島「曙さん、曙さんはそのままでいいと思いますよ？」

北上「そうそう、どっかの雪の女王も言ってたじゃん。ありのままの姿を見せろって。」

曙「そうね！あたしはあたしのままで、あたしらしくやるわ！行ってくる！」

「「「「「いってらっしゃ～い。」」」」」

夕張「あ。薬の効果消すの忘れてた。」

執務室
若葉「さぁ、今日こそ若葉と子作りしてもらうぞ！」

叢雲「ちょっとアンタ！今度こそ私と子作りしてもらうわよ！」

霞「しれーかん！子作りしよ？」

曙「提督！子作りしましょ！」

提督「どうしてこうなった！？読者の皆さん助けてください！」

ここまでです。

年明けまでに５０行きたい。明日からは19～20時の間で始めようと思ってます。

おつおつ。生きてたのか>>1…

おつおつー
提督、責任飛とんなさい？