126:◆hNCx62prg6 2010/09/26(日) 09:52:05.95 ID:NyEyssDO
「―――ねぇ、和ちゃん」


「なに?」


「私たち、大学では離れ離れだね」


ざざーん……


「……そうね」
高3!
127: 2010/09/26(日) 09:52:43.97 ID:NyEyssDO
「けいおん部のみんなとは一緒だけど、和ちゃんと別の学校に行くのは寂しいなぁ……」


「仕方ないわよ、いつかは進路が別れることになるって、それが今だったってだけよ」


ざざーん……


「和ちゃん」


「海、綺麗だね」


「そうね、春に海に来るのもなかなか良いかも」

128: 2010/09/26(日) 09:53:17.61 ID:NyEyssDO
ざざーん……


「でも、私たちしか居ないね」


「静かでいいじゃない」


「うん、そうだね」


「………少し寒いね」


ざざーん……


「唯は相変わらず寒がりね」

129: 2010/09/26(日) 09:53:50.76 ID:NyEyssDO



ぎゅっ




130: 2010/09/26(日) 09:54:27.20 ID:NyEyssDO
「えへへ……ありがと」


「手、あったかいや……」


「ええ、あったかいわね」


ざざざーん……


「もうどれだけこうしてるのかな?」


「わからないわ、時計もケータイも持ってきてないもの」

131: 2010/09/26(日) 09:55:00.80 ID:NyEyssDO
「そろそろ帰る?憂も心配するんじゃない?」


ざざーん……


「ううん、まだこうしてたいよ」


「……そう」


「―――ねぇ、」


「なに?」

132: 2010/09/26(日) 09:55:36.27 ID:NyEyssDO
ざざざーん……


「覚えてる?昔、三人で海に行ったときのこと―――」


――
―――
―――――

133: 2010/09/26(日) 09:56:04.06 ID:NyEyssDO
がたんごとん

がたんごとん


和「すー………すー………」

憂「むにゃ………」

唯「…………むぅ」

唯「みんな寝ちゃって………つまんないっ………」

唯「ういなんて私のこと枕にしちゃってさっ………」

唯「…………」ツンツン


134: 2010/09/26(日) 09:56:45.79 ID:NyEyssDO
憂「んぅ…………」すやすや

唯「……かわういのう……」なでりなでり

唯「……もうすぐ海についちゃうよ―――」

唯「―――おぉっ………」

唯「きれい………!」

135: 2010/09/26(日) 09:57:18.54 ID:NyEyssDO
唯「和ちゃん起きて!ほらっ、窓から海が見えるよっ!」

和「ぅ、うん………?」

和「わぁ………」

唯「ほら憂も!」ゆさゆさ

憂「ふぁ………海……?」くしくし

憂「ひろーい……あおーい………!」

136: 2010/09/26(日) 09:57:54.85 ID:NyEyssDO
私達が中学三年生、憂が中学二年生の夏休み。
私達は誰にも内緒で海に来ていました。

発案者は私、平沢唯です。
和ちゃんには「受験生なんだから」と咎められてしまいましたが、憂と二人がかりで説得して、なんとか折れてもらいました。

受験生と行っても、進路もまだ決まっていないので本当に遊んでる暇はないんですけど……。

だからこそ、あることにけじめをつけに来たのです。

137: 2010/09/26(日) 09:58:33.62 ID:NyEyssDO
がたん……ごとん……

がたん……ごとん……


唯「あっ、切符!切符どこやったっけ!」

和「はい」さっ


唯「あ………そういえば和ちゃんに預かってもらってたんだ……」

憂「ありがとう和ちゃん」

和「どういたしまして」

和「さ、降りるわよ。忘れ物はないかしら?」

138: 2010/09/26(日) 09:59:09.04 ID:NyEyssDO
ぷしゅー


唯「とうっちゃーくっ!」

憂「なんだか遠いとこまできちゃったねー」

唯「私達ももう大人だね!親が居なくてもここまでこれちゃうんだもん!」

和「おおげさよ……」

139: 2010/09/26(日) 09:59:44.93 ID:NyEyssDO
この時の私達は、初めての子供だけの遠出に心を弾ませていました。
親にも内緒で来た海は、これからの楽しい一時を約束するかのような素晴らしいコンディションでした。

磯の香り、潮っぽい風、波の音、焼けるような砂浜。

海の家もやっています。
お昼は焼きそば……かき氷も食べよう!


唯「早速着替えに行こうよ!」

和「……待って唯、憂」

和「水着はどんなの持ってきたの?」

140: 2010/09/26(日) 10:00:18.20 ID:NyEyssDO
唯「え?上と下で分かれた青のセパレートのだけど……」

憂「私は白のワンピース……」

和「………そう、そうよね……」


何故か和ちゃんは俯いて落ち込んでいます。
なにかまずいことでもあったのかな?

141: 2010/09/26(日) 10:00:50.45 ID:NyEyssDO
唯「和ちゃーん!着替え終わったー?」

和「お、終わったけど、その」

唯「早くいこーよー!」

和「うぅ………」


ガチャ


和「さ、早く行くわよ!」

唯「………」

憂「………」

142: 2010/09/26(日) 10:01:28.99 ID:NyEyssDO
唯「スク水………」

和「うっ」

唯「スク水だ」

和「ううっ」

和「仕方ないじゃない、急な話だったんだもの……」

憂「べ、別に変じゃないよ!むしろかわいいよ!?」

和「憂………ありがと……」

143: 2010/09/26(日) 10:02:02.44 ID:NyEyssDO
唯「うんうん、和ちゃんらしいって感じがするよね!」

和「それは褒めてるのかしら……?」

―――――
―――
――


「和ちゃんったらスクール水着持ってくるんだもん、フォローが大変だったよー」


「全然フォローできてなかったわよ……」

144: 2010/09/26(日) 10:02:38.04 ID:NyEyssDO
「でも、スクール水着、懐かしいね。中学以来………あれ?今年部室で着たっけ」


「部室でなにやってるのよ………」


「いやぁ、あの日は暑くて暑くて……」


ざざーん……

145: 2010/09/26(日) 10:03:12.11 ID:NyEyssDO
「そういえば、あの時も、この海だったね」


「そうね」


「海の家で食べた焼きそばがさ、砂混じってたんだよね」


「あぁ、その割に高いのよね。まぁ、そういうものなのだろうけれど―――」


――
―――
―――――

146: 2010/09/26(日) 10:03:45.35 ID:NyEyssDO
唯「遊んだ遊んだー!」

憂「やっぱり夏は海だね!」

ぐぅ~………

和「………えっと、お昼食べましょうか」

唯「私じゃないよ!」

憂「お姉ちゃんずるい!私でもないもん!」

和「やれやれ……」

147: 2010/09/26(日) 10:04:24.13 ID:NyEyssDO
唯「あ、せっかく海に来たんだから、海の家で食べようよ!」

和「いいわね」

憂「さんせーい!」




唯「みんな、焼きそばでいいよね?」

和「えぇ、いいわよ」

憂「うん」

唯「おじさん!焼きそば三丁!」

148: 2010/09/26(日) 10:05:02.88 ID:NyEyssDO
和「………って、800円……っ!?」

憂「た、高い………!」

唯「まぁまぁ、きっと新鮮な海の幸がふんだんに………」

おじさん「焼きそば、おまち」こと、こと、こと

唯「……………」

憂「具が………」

和「玉ねぎとキャベツにソーセージのみ………」

149: 2010/09/26(日) 10:05:36.73 ID:NyEyssDO
唯「………いやー!おいしそうな焼きそばだなー!いただきますっ」ずぞぞっずぞっ

唯「うん、味はおいしいよ、うんうん」もぐもぐ

ガリッ

唯「ん?ガリ?」

唯「………砂入ってた………うえー……」

和「………」

憂「………」

150: 2010/09/26(日) 10:06:09.10 ID:NyEyssDO
和「ま、まぁ、800円もするんだし、もったいないから……」

憂「うん、食べよっか………」


和「」ガリッ

憂「」ガリッ

和「弁当持ってくればよかった………」

憂「800円………」

唯「…………」

151: 2010/09/26(日) 10:06:41.27 ID:NyEyssDO
唯「こう考えようよみんな!」

唯「大人な私たちは焼きそばそのものじゃなく……そう!海の家で焼きそばをすするという風情あふれるなにがしかを買ったんだよ!800円で!」

憂「それだ!さすがお姉ちゃん!」

唯「えっへん」

和「さっきから店の人ににらまれてるわよ………」

―――――
―――
――

152: 2010/09/26(日) 10:07:13.91 ID:NyEyssDO
ざざーん……


「そういえば、あの海の家はどうしたんだろうね?」


「海開きまで、休業中なんじゃないかしら」


「あ、そっかぁ」

153: 2010/09/26(日) 10:07:39.28 ID:NyEyssDO
「不況だし、潰れちゃってるかも」


「えぇ………それは残念だなぁ……」


「………でも、この海は昔と変わらないね」


「海なんて簡単に変わるものじゃないわよ」

ざざーん……

154: 2010/09/26(日) 10:08:20.66 ID:NyEyssDO
「和ちゃん、私たちは変われたかな?」


「高校生活で?」


「うん、女子高生ライフで、ちょっとはレディになれたかな、って」


「唯は、あんまり変わらないわね」


「そうかなぁ?」

155: 2010/09/26(日) 10:08:56.47 ID:NyEyssDO
ざざざーん……


「ええ、でも、今の唯の方が好きよ」


「えへへ………私も……今の和ちゃんの方が好き……」


「………和ちゃん」


「和ちゃんと同じ学校に行って、本当によかった。和ちゃんと幼なじみで本当によかったよ」


「……そう、ありがとう」

156: 2010/09/26(日) 10:09:30.40 ID:NyEyssDO
「明後日だっけ、引っ越し」


「うん、親に無理言って、向こうに部屋借りてもらったんだけど……」


「忙しいときに、ごめんね。海に行こうだなんて」


「唯に振り回されるのには、慣れてるわ」


「えへへ………今までお世話になりました………」


「なにいってるの、これからもよろしく、でしょ」


「………そうだね、これからもよろしくね、和ちゃん」


「ええ、こちらこそ」

157: 2010/09/26(日) 10:10:08.43 ID:NyEyssDO
ざざざーん……


「だいぶ日も傾いてきたわね」


「そうだね」


「夕日が眩しいわ」


「でも、きれいだね」

158: 2010/09/26(日) 10:10:58.17 ID:NyEyssDO
ざざざざーん……


「そういえば、あの時の帰りも―――」


――
―――
―――――

がたんごとん

がたんごとん


唯「あー、楽しかったね!」

和「ちょっとはしゃぎすぎちゃったかも」

159: 2010/09/26(日) 10:11:34.13 ID:NyEyssDO
憂「うん………疲れた……ふわぁ……ぁあ…」

唯「ほれほれ、お姉ちゃんの膝、空いてますよ」ぽむぽむ

憂「ん………お姉ちゃん………」とさっ


憂の髪の毛からは潮の香りがしました。
更衣室のシャワーで洗い流したつもりでも、まだ匂いが残っています。

160: 2010/09/26(日) 10:12:05.08 ID:NyEyssDO
唯「憂ったら一番はしゃいでたもんね」

和「唯も負けてなかったわよ」

唯「そういう和ちゃんだって」

和「まぁ、最近遊んでなかったし」

唯「そういえばそうかも」

和「――で、今日はなんで急に海に行こうなんて言い出したの?」

161: 2010/09/26(日) 10:12:42.96 ID:NyEyssDO
………そうでした。
受験生として、あることにけじめをつけに来たのでした。
別に忘れてはいません、タイミングがなかっただけです。
そう、私は今日、和ちゃんに私の本当の気持ちを伝えに来たのです。


唯「………えっと」

唯「その………」


いざ、そういう場面に直面すると、なかなか言い出せないものです。

162: 2010/09/26(日) 10:15:18.12 ID:NyEyssDO
「好き」


そのたった二文字が、口からでません。

列車の中は、知らない人たちの雑談と、がたんごとんと線路を踏み付ける音が支配しています。
膝で眠る憂の寝息もかすかに聞こえます。


息を吸って、吐いて、落ち着こうと思っても、和ちゃんの目を真っすぐ見ることが出来ません。

何度目か和ちゃんの目を見据えようとして、目を逸らしたときのことです。

163: 2010/09/26(日) 10:15:56.11 ID:NyEyssDO
私が視線を逃がした先では、車窓から見える海が夕日を眩しくキラキラと反射して、オレンジ色に染まっていました。
朝見たときとはまた違った美しさに、私たちは目を奪われました。

唯「わぁ………」

和「本当にきれいね………」


しばらく窓から見える景色に見とれていると、なんだかタイミングを逃したようで、とうとう言い出せなくなってしまいました。

でもそのかわり、今日一日で、一つ決めたことがあります。

164: 2010/09/26(日) 10:17:24.18 ID:NyEyssDO
唯「和ちゃん、あのね」

和「あぁ、話の途中だったわね」

唯「うん、志望校決めたんだ」

和「へぇ、どこにするの?」

唯「えへへ……和ちゃんと一緒のとこ!」

和「…………」

165: 2010/09/26(日) 10:18:11.15 ID:NyEyssDO
唯「………あれ?ダメだった?」

和「いや………嬉しいわ」

和「でも、今の唯の学力じゃ少し難しいわよ」

唯「うっ………頑張るよ………」

和「ええ、もちろん厳しくいくわ」

唯「教えてくれるの?」

和「明日から毎日みっちりね」

唯「お、お手柔らかに………」

和「絶対に、一緒に合格するわよ」

唯「……うん!」

166: 2010/09/26(日) 10:18:49.75 ID:NyEyssDO
唯「高校生になっても、よろしくね」

和「受かってから言いなさい………と言いたいとこだけど」

和「そうね、これからもよろしくね、唯」

――私のこの思いは、まだ伝えないことにします。
いつかまた、この海に来て伝えよう。

唯「和ちゃん、いつまでも友達でいようね!」


がたんごとん

がたんごとん

―――――
―――
――

167: 2010/09/26(日) 10:19:31.91 ID:NyEyssDO
ざざざざーん……


「そういえば、今日はなんで海に行こうなんて言い出したのよ?」

「んと………それは……」


ざざざざーん……


「その………」


「まぁ、特に理由がないっていうなら、それでも良いんだけど」

168: 2010/09/26(日) 10:20:17.29 ID:NyEyssDO
「ううん………ちゃんと理由はあるよ」


「そう」


「…………」


ざざざざーん……

169: 2010/09/26(日) 10:21:04.71 ID:NyEyssDO
「和ちゃん……えと……」


「その………あのねっ……」


ざざざ………

「………和ちゃん………あのっ、私、和ちゃんのことが―――」

170: 2010/09/26(日) 10:21:41.57 ID:NyEyssDO



ざざざざ―――

―――だいすき。

―――ざざざーん……………




171: 2010/09/26(日) 10:22:20.71 ID:NyEyssDO
「なに?」

ざざーん……


「―――……ううん、なんでもない。………あはっ、足、ちょっと濡れちゃった」


「……そう。………もう帰りましょう、暗くなっちゃうわ」


ざざーん……


「……うん、そうだね。お腹すいちゃった」

172: 2010/09/26(日) 10:22:51.08 ID:NyEyssDO
がたんごとん

がたんごとん


唯「結構遅い時間になってたね」

和「春になって、日が長くなったのね」


―――結局、私の思いは伝えられませんでした。
私のばか。いくじなし。

173: 2010/09/26(日) 10:23:23.17 ID:NyEyssDO
でも、もしかして、これがあるべき結果なのかも知れません。

あのとき私の声が和ちゃんに届いていたとして、和ちゃんはどう受け取るでしょうか。

友人として?それとも恋愛対象として?
そもそも女の子同士です。
初めから、おかしくて………おかしいんです。

どちらにせよ、私達は明後日には離れ離れ。簡単には会えなくなります。
これからは「また、いつか」なんてことも簡単に言えなくなるのはわかっています。

今まで、どうにかしてこの恋心を伝えようとしてきました。

でも、私はこの気持ちを封印することにします。

174: 2010/09/26(日) 10:23:55.37 ID:NyEyssDO
私は、ずっと和ちゃんが好きでした。

何度も思いを伝えようとしてきたけれど、今日、終ぞ思いを伝えることは出来ませんでした。

きっとそれは、私の恋が叶わぬものだから、波の音で神様が邪魔をしてくれたのでしょう。


ふと窓の外を見ようと目を向けると、太陽はすっかり沈んでしまって真っ暗でした。

いつか同じ窓から見てた海の代わりに、鏡映しの私の顔がうっすらと見えます。

175: 2010/09/26(日) 10:24:28.73 ID:NyEyssDO
なぜか窓に映る私の顔はぐしゃぐしゃに歪んでいて、その時初めて自分が泣いてることに気づきました。


唯「うっ………ぐすっ………うええ………」

和「ゆ、ゆい、どうしたの?」


和ちゃんが心配しています。
泣くつもりなんてなかったのに。

みっともないなぁ、私。

176: 2010/09/26(日) 10:25:01.02 ID:NyEyssDO
唯「なんでもない………なんでもないよ……えぐっ………」

和「………なんでもないわけないじゃない。ほら、ハンカチ」

唯「うぅ………ありがどう……」


和ちゃんの差し出してくれたハンカチは柔らかくて、良い匂いがしました。
私の涙で汚すのがなんだか忍びなく感じて、手が止まります。
しかしいつまでも泣いているわけにもいかないので、さっと涙を拭きました。

177: 2010/09/26(日) 10:25:31.86 ID:NyEyssDO
和「……そのハンカチ、しばらく貸すわ」

唯「え?………ちゃんと明日にでも返すよ」

和「いいえ、すぐに返さなくてもいいわ」

唯「………どういうこと?」


和ちゃんの言っていることの意味がわかりません。

178: 2010/09/26(日) 10:26:04.90 ID:NyEyssDO
和「そうね、そのハンカチは私と唯の縁、よ」

唯「えん………?」

和「私が唯にそのハンカチを貸し続けてる限り、唯はいつか私にハンカチを返しにこなくちゃいけないでしょう?」

和「だから、そのハンカチは、私達の縁。借りパクは許さないんだから」

唯「……そうかぁ………縁かぁ………うふふ」

和「まぁ、そんなハンカチなくたって、私達はずっと親友だけどね」

唯「……えへ………そうだね」

和「ふふ、何度目かになるけど、改めて。これからもよろしく」

唯「うん、和ちゃん、いつまでも親友でいようね!」

179: 2010/09/26(日) 10:26:35.82 ID:NyEyssDO
がたんごとん

がたんごとん


ごめんなさい。神様。
私はまだ、この恋をあきらめられそうにありません。


もう一度窓の外の海に目を凝らしてみると、暗い波に揺れる水面には、きれいな月が浮かんでいました。


おしまい。

180: 2010/09/26(日) 10:27:27.00 ID:NyEyssDO
以上です

唯和最高!

181: 2010/09/26(日) 10:57:06.84 ID:EKZOrQIo
oh,yeah

引用: 唯「同じ窓から見てた海」