1: 2009/02/23(月) 07:19:39.82 ID:M4/e36YTO
雛苺「翠星石、もうやめてー!それ以上殴ったら真紅がジャンクになっちゃうのーっ!!!」

翠星石「うるせーです、チビ苺!邪魔すんじゃねーです!」

ジュン「も、もうそれくらいで許してやったら…」

翠星石「止めんじゃねーです、チビ人間!こいつのせいで翠星石がどれほど恥かいたか!
   おまけに鞄に臭いが染み付いてなかなか取れずすごく辛かったんですよ!
   まだまだ殴り足りんですっ!!!オラッオラッオラッ!!!」

真紅「ぐふッごほッガハッ…」

ジュン・雛苺「ガクガク((;゚Д゚))ブルブル」


雛苺「い、いやーっ!溺れちゃうの!」の続き


ローゼンメイデン 愛蔵版 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
4: 2009/02/23(月) 07:26:39.25 ID:M4/e36YTO
真紅「ず、ずびばぜん゛でじだ」ボロボロ

翠星石「自分のおねしょを人に擦り付けて濡れ衣着せようなんてふてぇ野郎です!」

ジュン「しかし、真紅もなんでまたそんなすぐばれるような嘘をついたんだ。お前らしくもない」

真紅「おねしょをしてしまった恥ずかしさとショックで動揺してしまったのだわ。今は反省しているのだわ」

翠星石「当然ですっ!真紅には罰として一週間、おやつを全部翠星石によこすです!」

8: 2009/02/23(月) 07:36:16.19 ID:M4/e36YTO
真紅「そんなっ!こんなにボコボコにされたのにその上そんな罰なんてひどすぎるのだわ…」

ジュン「まあまあ、真紅。ここで文句言って翠星石の機嫌を損ねたら本当にジャンクにされちまうぞ。
   ここは一週間おやつを我慢すれば許して貰えるんだからラッキーと思っといた方が良いって」

真紅「うぅ…わかったのだわ」

雛苺(危なかったの…もしかしたらヒナがあんなひどい目にあったかも知れないの…)

10: 2009/02/23(月) 07:46:27.01 ID:M4/e36YTO
のり「みんな~、お茶が入ったわよ~。降りてらっしゃ~い」

翠星石「あ、のりがリビングから呼んでるです。は~い、今行くです~」

雛苺「うゆ?ジュンは行かないの?」

ジュン「あ、ああ…僕はもうちょっと後で行くよ」

雛苺「そう?じゃあ、ヒナ達は先に行ってるね」

14: 2009/02/23(月) 07:57:37.34 ID:M4/e36YTO
ジュン「よし、みんな行ったか…それにしてもあの翠星石は恐ろしかったな。
   鬼の形相で真紅を殴り続けるあの光景はトラウマもんだぞ…」

ジュン「こんなときは例のアレで心を癒すに限るな」
ゴソゴソ…

ジュン「あれ!?無い…どこにも無い!?タンスの奥に大事に隠しておいたブルマがどこにも無いぞ!?」

ジュン「ど、どういう事だ!?」

16: 2009/02/23(月) 08:05:15.29 ID:M4/e36YTO
雛苺「のりーお待たせなのー」

のり「みんな降りて来たわねー…って真紅ちゃん!?その顔一体どうしたの!?」

真紅「ち、ちょっと階段で転んだだけなのだわ」

翠星石「まったくー、そそっかしい奴ですぅ」

のり「ものすごく痛そうだけど大丈夫なの…?」

真紅「へ、平気なのだわ…これくらいすぐ治るのだわ」

のり「そ、そう?ならいいけど…そういえばジュン君は?」

雛苺「ジュンはもうちょっと後で来るって言ってたの」

のり「あらそう。じゃあ先にみんなでお茶にしましょうか」

18: 2009/02/23(月) 08:08:33.98 ID:M4/e36YTO
翠星石「お、今日のお茶請けはドーナツですか。美味そうですぅ」

のり「フフフ、たくさん買ってきたからみんないっぱい食べてね」

真紅「あ…のり。私はあんまりお腹空いてないから紅茶だけでいいわ…私の分は翠星石にでもあげて頂戴」

翠星石「えーそうですか真紅ぅ。じゃあ、遠慮なくもらうですぅ」

真紅(うう…悔しいのだわ)

雛苺(ヒナがクッション交換しなくてほんとに良かったの…)

19: 2009/02/23(月) 08:11:03.90 ID:M4/e36YTO
ぴんぽーん

のり「あら、誰か来たわ。はーい」

ガチャ

巴「こんにちは」

のり「巴ちゃん、いらっしゃい」

雛苺「…トモエ!?」ピクッ

ダダダダダダダダッ!!!
雛苺「わーい、トゥモォエェェェ!!!」ガバッ

巴「雛苺、相変わらず元気いっぱいね」

雛苺「うん!ヒナはとっても元気なのよ!」

翠星石「なんだ、チビチビの元マスターですか」

真紅「いらっしゃい、巴」

巴「こんにちは、翠星石、真紅…って真紅、その傷どうしたの!?」

真紅「ち、ちょっと転んでしまっただけなのだわ」

21: 2009/02/23(月) 08:16:00.17 ID:M4/e36YTO
巴「あ、そうだ。これおみやげの苺大福。みんなで食べてね」

雛苺「あ、うにゅーだー。ありがとうトモエー!」

翠星石「まあ、真紅は食べられませんけどね」

真紅「くうぅ…」

巴「どういう事?」

翠星石「別にたいしたこっちゃねーですよ」

雛苺(ヒナがクッション交換しなくて、ほんとにほんとに良かったの)

22: 2009/02/23(月) 08:20:27.25 ID:M4/e36YTO
のり「さあ、巴ちゃん上がって上がって。一緒にお茶しましょう」

巴「いえ、今日は桜田君にちょっと話があって。彼はどこです?」

のり「ジュン君なら一人で部屋にいるけど」

巴「そうですか、ちょうど良かった。二人だけで話したい事があったから。
 二階に上がらせてもらっても良いですか」

のり「ええ、もちろんよ。どうぞどうぞ」

巴「お邪魔します」

23: 2009/02/23(月) 08:25:04.90 ID:M4/e36YTO
雛苺「トモエー、ヒナもトモエとお話したいの」

巴「う…ん、ちょっと大切な話があるから…雛苺は良い子だから少し下で待っててね」

雛苺「はーい、わかったの」

のり「……二人きりで大切な話っていったい何かしら?お姉ちゃんワクワクしちゃうー♪」

翠星石「ななな何を言ってるですかのりは!?ききききっとそんな大した話じゃねーですよ!で、でもちょっとだけ様子を…」

ガシッ

のり「だめよぅ翠星石ちゃん、そんな野暮な真似したら。みんなはリビングでお茶してましょうねー」

翠星石「そ、そんな殺生な…放すですーのりー!」ズルズルズルズル

24: 2009/02/23(月) 08:30:01.07 ID:M4/e36YTO
ジュン「無いっどこにも無いぞ!いったいどこに行ったんだあのブルマは!?
   タンスの奥に大事にしまっておいたはずなのに…」

ジュン「まさか姉ちゃんが!?いや、姉ちゃんには勝手に僕のタンスを開けるなと
   きつく言ってあるからそんなハズは…」

ジュン「いったいどうなってんだ!?」

コンコンッ

ジュン「ん?誰だ?」

26: 2009/02/23(月) 08:32:35.48 ID:M4/e36YTO
巴「巴です。入ってもいいかな、桜田君」

ジュン「げっ柏葉!?なんでこんなときに…」

巴「入るわよ」

ガチャ

巴「ずいぶん散らかしてるわね。何か探し物でもしてたのかしら」

ジュン「いや…別に。ちょっと衣類の整理をしようと」

巴「ふーん」

28: 2009/02/23(月) 08:40:55.37 ID:M4/e36YTO
ジュン「そ、それより急にどうしたんだよ。部活の帰りにでもよったのか?」

巴「今日は学校は休みだし、部活もないわよ。ほら私、私服でしょ」

ジュン「じゃあなんで竹刀を持って来てるんだよ」

巴「これはちょっとねー…」

29: 2009/02/23(月) 08:47:26.74 ID:M4/e36YTO
ジュン「そ、それで結局何しに来たんだよ」

巴「うん…ちょっと桜田君にお話があって」ニコッ

ジュン「なんだよ話って」

巴「桜田君、なんか私に隠してる事無い?」

ジュン「ギックーーーンッ!!!」

32: 2009/02/23(月) 08:55:37.68 ID:M4/e36YTO
ジュン「ななな何を言ってるんだね柏葉君。君に隠し事なんかするわけ無いじゃないか!」

巴「そう?なーんか有るような気がするんだけど」

ジュン「い、いい加減にしてくれよ。僕が君に嘘をつくわけは無いじゃないか!
   僕が正直者だって事は近所でも評判だよっ!?」

巴「あなた引きこもりじゃない。あなたの存在なんて近所の人は誰も覚えてないわよ」

ジュン「うう…ひどい。そこまで言わなくたって…。それはともかく僕は隠し事なんか何もしてない!
   言いがかりはよしてくれ!」

巴「…ブルマ」ボソッ

ジュン「ビックゥゥッ!!!」

34: 2009/02/23(月) 09:02:05.38 ID:M4/e36YTO
巴「あら、どうしたの桜田君。なんだかすごい汗よ?」

ジュン「そそそそうかなぁ…ちちちちょっと暖房が効きすぎてるかなぁ」

巴「そんな事無いわ。ちょっと肌寒いくらいよ」

ジュン「あ、あははははははっ、ちょっと熱があるのかな?少し休みたいから悪いけど今日は帰って…
巴「ブ・ル・マ」

ジュン「………」

35: 2009/02/23(月) 09:06:33.69 ID:M4/e36YTO
巴「小学生の頃、私のブルマがなくなった事件があったの覚えてる?」

ジュン「はあ…そんな事もあった様な…」ダラダラ

巴「あの時は悲しかったなー。私はちゃんと鞄にしまっておいたのにどこかに落としたり、
   忘れてきたんじゃないかって親や先生にも疑われて…」

ジュン「はあ…それは災難でしたね…」ダラダラダラ

巴「被害者は私なのに責められてね。クラスの誰かに盗まれたんじゃないかと思うと、
   幼心にもスッゴク恥ずかしくて辛かったのに、私のハートはズタズタだったわ」

ジュン「………ソレハ、ソレハ」ダラダラダラダラ

巴「桜田君?なんでさっきから目をそらしてるの?」←氷の様な眼差し

ジュン「へ!?べべ、別にいつも通りでしょ!?うんうん、いつも通りだ!」←かなり目が泳いでいる

38: 2009/02/23(月) 09:10:52.80 ID:M4/e36YTO
ジュン「ででででも何で今そんな昔の話を!?柏葉に言われるまで
   そんな事があったのずっと忘れていたよ僕ぅ~~~」

巴「うん、実は最近そのブルマが見つかったのよ。

 ど こ に あ っ た と お も う ? 」

ジュン「ど、ど…どこ…か…な?」ビクビク

巴「フフフ、まだそんなすっとぼけた事言うんだ」シュルシュル…

ジュン「あの…なんで袋から竹刀をだしてんのかな…」

巴「このドグサレ変態野郎が…往生せいやーーーっ!!!」

ジュン「ゴ…ゴメンナサ…ぐはっぐほっぐふっ…」

巴「トモエストラァーッシュッ!!!」

ジュン「ぐっハァァァーーーッ!!!」

46: 2009/02/23(月) 09:31:49.38 ID:M4/e36YTO
ジュン「ず、ずびばぜん゛でじだ」ボロボロ

巴「ったく、小学生の頃からブルマに興味持って、しかもいまだにそれを保管してたなんて筋金入りの変態ね」

ジュン「な…それは違うぞ柏葉っ!僕はお前のブルマだから欲しかったんだ!
   お前の事がずっと好きだったから、今まで大事に持ち続けてたんだ!

   今でもお前が好きだ、愛してる!柏葉っ!」

巴「(ドキッ)えっ…そ、そんな…急にそんな事言われたって…/////」

49: 2009/02/23(月) 09:38:26.75 ID:M4/e36YTO
巴「なーんて、なるとでも思ったの?キモい」←竹刀の先でジュンの頬をグリグリしている

ジュン「ですよねー」←なんだか嬉しそう

巴「とにかく、もう二度と変な真似するんじゃないわよ。次やったらこんなもんじゃ済まさないわよ」

ジュン「ハイ」

巴「あ、それと今日雛苺借りてくから」

ジュン「雛苺を?なんでまた…」

巴「あ?私のする事になんか文句あるの?」

ジュン「め、滅相もございません!どーぞ、どーぞ連れていって下さいまし!」

巴「ったく、私のする事にいちいち質問すんじゃないわよドカスがっ!それじゃあ私はもう行くわよ。ペッ!」

ガチャ、バタン

ジュン「ふぅ、行ったか。殺されるかと思った…。しかし、何で柏葉にブルマの事がバレたんだ?」

ジュン「まあ、それはともかく………柏葉が吐き捨てていった唾か」

ジュン「………ペロペロペロペロ」

50: 2009/02/23(月) 09:42:14.42 ID:M4/e36YTO
雛苺「あっ!トモエが降りてきたのー!」

のり「あら、もうお話終わったの?」

巴「ええ、おかげさまで。今日はこれでおいとましようと思います」

のり「あらそう?巴ちゃんも一緒にお茶しようと思ったのに」

雛苺「いやー、トモエまだお家に帰っちゃ駄目よ~。まだヒナとお話してないの~」

巴「うん、だから雛苺。今日は一緒に私の家に来ない?」

51: 2009/02/23(月) 09:45:19.07 ID:M4/e36YTO
雛苺「トモエのお家に?」

巴「そう。実は今日、両親が出掛けてて明日の夜まで帰って来ないのよ。
   だから寂しいから雛苺がお泊まりに来てくれないかなって」

雛苺「うん、ヒナお泊まりに行くの!ねぇいいでしょ~?」

のり「ええ、もちろんよ。久しぶりに巴ちゃんといっぱい楽しんでらっしゃい」

真紅「まあ、1日くらいなら私と離れてても何も問題無いと思うわ」

翠星石「たまにはうるさいチビチビがいない方がせいせいするですぅ」

巴「桜田君にも許可は取ってあるから今晩は家にお泊まり決定ね」

雛苺「わーい、トモエとお泊まりなのー」

54: 2009/02/23(月) 09:48:38.92 ID:M4/e36YTO
のり「あっもしかしてジュン君にお話ってその事だったの?」

巴「へっ?ま、まあそんなところです…」

翠星石「そ、それみろですぅ…ど、どーせそんな事だろうと思ったですぅ」

巴「それじゃあ、早速行きましょうか雛苺」

のり「もう行っちゃうの?せっかくだから巴ちゃんも一緒に家で晩御飯食べてったら…」

巴「いえ、実はもう家に晩御飯の支度がしてあるんですよ。雛苺の分も」

のり「あらあら、だったら早く帰って二人でご飯食べなきゃね~」

巴「すみません、いきなり来た上、ご好意を無下にしてしまって」

のり「い、いいのよぅそんな事。それじゃあヒナちゃんをよろしくね巴ちゃん」

巴「はい、それじゃあ失礼します」

雛苺「行ってきまーす」

56: 2009/02/23(月) 09:58:37.72 ID:M4/e36YTO
柏葉家

巴「どう、雛苺。美味しい?」

雛苺「うん、とっても美味しいわトモエ。特にこのスープが最高なの」

巴「そう、よかった。それは雛苺に喜んで貰おうと思って、半日じっくりコトコト煮込んで作ったのよ。
 たーっくさん作ったからいっぱいおかわりしてね」

雛苺「ゴクゴク、ぷはぁ…トモエッヒナ、スープおかわりするの」

巴「はいはい、ちょっと待っててね」

58: 2009/02/23(月) 10:03:02.00 ID:M4/e36YTO
雛苺「ごちそうさまでした!」

巴「フフフ、いっぱい食べたわね雛苺」

雛苺「うん!トモエのご飯とってもおいしかったの!スープなんて5杯も飲んじゃった」

巴「頑張って作った甲斐があるわ。ねぇ雛苺、デザートにフルーツを用意したんだけど食べない?
 ほら、こんなに色々あるんだけど」

雛苺「わあ、リンゴにバナナに柿に…スイカまであるー!ヒナ食べたいの!」

巴「じゃあ、切ってくるわね」

雛苺「うん!」

59: 2009/02/23(月) 10:04:50.23 ID:M4/e36YTO
雛苺「ふいー。お腹ぽんぽんなの。もう食べられないわ」

巴「じゃあ、私の部屋に戻って一緒に遊びましょうか」

雛苺「うん………プルプル」

巴「どうしたの?雛苺」

雛苺「おしOこがしたくなっちゃったの。ちょっとトイレに…」

巴「あー、いっけなーい!今、家のトイレ壊れてて使えないんだったー!」←棒読み

雛苺「え?」

71: 2009/02/23(月) 10:34:38.70 ID:M4/e36YTO
巴「だからゴメンね~雛苺。おしOこしたいならこの洗面器にしてね」

雛苺「うゆ…ちょっと恥ずかしいけどそういう事なら仕方ないの」

巴「ほんとゴメンね~。あ、はいこれ紙。私、終わるまで向こう行ってるから終わったら呼んでね~」
 ↑嬉しそうな顔になるのを必氏で我慢している(しかし、若干我慢しきれてない)

雛苺「う、うん。わかったの」

73: 2009/02/23(月) 10:45:23.31 ID:M4/e36YTO
雛苺「トモエー、終わったのー」

巴「ああ、はいはい。じゃあこれは私が処分しておくから、雛苺は先に私の部屋で待っててね」

雛苺「う、うん…じゃあ先に行ってるの」

巴「…よし、行ったわね。遂に来たわ!待ちに待ったこの瞬間!
 雛苺の出したておしOこを味わえる時が遂に来たのよ!」


75: 2009/02/23(月) 10:46:46.11 ID:M4/e36YTO
巴「うわー、結構たくさん出したのねー雛苺。頑張って手間をかけてスープを沢山作った甲斐があるわー」

「更に食後には利尿作用のあるカリウムを含んだフルーツを用意…完璧ね。完璧すぎたわ、私のプラン!」

「それにしても、雛苺のおしOこが洗面器にたまる音…あれだけでご飯三杯はいけるわね」←聞き耳たててた

「雛苺がおしOこを拭いた紙も大切に取っておかなくちゃ」

77: 2009/02/23(月) 10:50:08.17 ID:M4/e36YTO
「あ、いけない。そんな事言ってるまに、せっかくの雛苺のあつあつスープが冷めちゃうわ」

「うーん、この香り。立ち昇る湯気。食欲をそそるわぁー」

「それじゃあ、早速」

「いただきます」

「グビッグビッグビッグビッ…」

「…っぷはぁ」

「なにこれ最高ッ!やっぱりストレートは違うわね。」

「こののど越し、このコク、この旨さ!当分ほかのスープは飲めそうにないわね」

「あっ、と。そろそろ行かないと雛苺に怪しまれるわね」

「今のうちにちゃっちゃと自分のトイレをすませて早く部屋にいかなくちゃ」

79: 2009/02/23(月) 10:54:07.51 ID:M4/e36YTO
巴「お待たせ、雛苺」

雛苺「あ、トモエー。早く遊びましょー」

巴「じゃあ、何して遊ぶ?」

雛苺「うーと、かくれんぼするの!」

巴「いいわよ。じゃあ私が鬼やるね。今日はこの家ぜーんぶ使って隠れてもいいからね」

雛苺「はーい。じゃあヒナはかくれるの」

巴「じゃあ、数を数えるわね。いーち、にーい、さーん…」

83: 2009/02/23(月) 11:40:37.08 ID:M4/e36YTO
雛苺「うーん、どこに隠れようかなー…あ、ここはたしかトイレなの」

「トモエは壊れてるって言ってたけどどんな風に壊れてるんだろう」

ガチャ

「見た目は普通なの…お水が流れないの?」

ジャー

「…ちゃんと流れるの」

「何が壊れてるんだろう?」

「あ、いけない!そんな事より早く隠れなきゃなの!」

86: 2009/02/23(月) 12:30:28.90 ID:M4/e36YTO
巴「雛苺どこかなー」

雛苺「ドキドキ」

巴「ここかなー」

雛苺「ドキドキドキドキ」

巴「ここだ!」

雛苺「きゃー、見つかったのー!」

88: 2009/02/23(月) 12:37:05.30 ID:M4/e36YTO
巴「客間の押し入れの布団の間に隠れるとは、中々やるわね雛苺」

雛苺「トモエのお家は広くて隠れるところがたくさんあって楽しいの!あ、そーいえばトモエー」

巴「何?雛苺」

雛苺「さっきおトイレに行ったら普通に使えるみたいだったけど何が壊れてるの?」

巴(う゛…しまった!)

95: 2009/02/23(月) 14:35:57.59 ID:M4/e36YTO
雛苺「お水もちゃんと流れるみたいだったし」

巴「あっれー!??おかしいなー、さっきまで水が全然流れなかったのにー。
 いつの間にか治っちゃったのかな!?」

雛苺「ふーん、良かったわねトモエ!」

巴「え、ええ…ホーント良かったわ…」

巴(もう一回くらいヒナスープを味わえると思ったのに…今回はもうおあずけね)ガッカリ

105: 2009/02/23(月) 16:11:51.50 ID:M4/e36YTO
雛苺「じゃあ今度はヒナが鬼ね。絶対、トモエよりも早く見つけて見せるの」

巴「私は簡単には見つからないわよ。じゃあ、隠れるわね」

雛苺「あっという間に見つけてみせるの!いーち、にーい、さーん…」

106: 2009/02/23(月) 16:14:40.13 ID:M4/e36YTO
雛苺「トモエーどこー?」

「ここかな?………いなかったの」

「うーん、じゃあここだ!」

「……ここにもいないの」

「うー、トモエどこー?」

107: 2009/02/23(月) 16:17:46.97 ID:M4/e36YTO
巴(雛苺…あんまり私が見つからないから不安になってきたみたいね。それなら)

コンコンッ

雛苺「うゆ?あっちの方から音がしたの」

「このお部屋かしら…トモエこのお部屋に隠れてるのかな?」

ゴソゴソ…

雛苺「あっ!いま確かにこのお部屋のどこかで音がしたの!」

「たしかこっちの方だったよーな…もしかしてここなの?」

108: 2009/02/23(月) 16:22:57.69 ID:M4/e36YTO
雛苺「一応、開けてみるの…あっ!トモエ見つけたのー!」

巴「あーあ、とうとう見つかっちゃった」

雛苺「でも、ヒナのほうが見つけるのにうーんと時間がかかっちゃったの。勝負はトモエの勝ちなの!」

雛苺「それにしてもタンスの中に隠れるなんて、これは予想外だったの」

巴「タンスに入ったまま自力で閉めるのには苦労したわー。さあ、タンスから出した服を元に戻さなくちゃ」

109: 2009/02/23(月) 16:29:32.05 ID:M4/e36YTO
巴(もうすぐ9時か…)

巴「ねぇ雛苺。かくれんぼでいっぱい動いたから喉渇いたでしょ。苺ミルク飲まない?」

雛苺「うん、のむのむー」

巴「じゃあ、はい 雛苺」

雛苺「ありがとうトモエー。ゴクゴクゴクゴク」

巴「美味しい?雛苺」

雛苺「うん!」

巴「このオレンジジュースもとっても美味しいのよ。飲まない?」

雛苺「うーと、じゃあそれも飲む」

巴「こっちのリンゴジュースもとっても美味しいんだけど…」

雛苺「う、うん…じゃあそれも…」

雛苺(なんでトモエ、こんなにお飲み物ばっかりすすめるの?)

111: 2009/02/23(月) 16:37:09.68 ID:M4/e36YTO
巴「もう9時か…そろそろ寝ましょうか」

雛苺「えー、ヒナまだ眠くないしもっとトモエと遊びたいのー」

巴「駄目よ雛苺。良い子は寝る時間よ。いつもだってこの時間に寝てるんでしょ?
 それに、明日の夜まで両親は帰って来ないから早く寝て早起きして明日いっぱい遊びましょうよ」

雛苺「…うん、わかったの…」

巴「良い子ね雛苺。じゃあ今日は私と一緒のベッドで寝ましょう。
 雛苺が眠くなるまで布団の中でお喋りしましょうか」

雛苺「トモエとおんなじベッド!?わーい、わーい」

巴「じゃあ、枕元の明かりだけつけて部屋の電気消すわね」

112: 2009/02/23(月) 16:44:54.16 ID:M4/e36YTO
雛苺「…それでね、翠星石ったら…」

巴「…へぇ、そうなんだ…」
雛苺「…そしたらのりがね…」

巴「…のりさんがそんな事を!?意外ねぇ…」ドキドキ

雛苺「…それで真紅がね…」

巴「…へぇ~劣化ウランなんだぁ~」

雛苺「ちゃうねん」

113: 2009/02/23(月) 16:49:38.98 ID:M4/e36YTO
雛苺「そしたらね…ジュン…が…ふぁあ」

巴「雛苺、そろそろ眠いんじゃない?」

雛苺「…まだ…平気よ…もっとトモエとお喋りする…の…」

巴「雛苺?」

雛苺「……………すぅ……すぅ……」

巴「フフフ、眠っちゃったか」

巴「……………………グッ!」←ガッツポーズ

114: 2009/02/23(月) 16:51:59.13 ID:M4/e36YTO
巴「やっと眠ったわね雛苺。待ってたわこの時を」

「〝ヒナスープおかわり〟の野望は潰えてしまったけど、そんな事でへこたれる私じゃないわ」

「ストレートが駄目ならまたおねしょしてもらえば良いのよ!」

「寝る前に大量の飲み物を与えたからきっと今夜はおねしょしてくれるハズ。
 我ながらなんという孔明!」←バカ

「正直、眠る前にトイレに行きたがるかもしれないって所は一か八かだったけど、すぐ眠ってくれて良かったわ。
 やっぱり布団の中に入らせたのが正解だったかしら」

「とにかくこれで後は雛苺がおねしょしてくれるのを待つだけよ!楽しみだわ~」

115: 2009/02/23(月) 16:53:58.42 ID:M4/e36YTO
30分後

巴「うーん、まだおねしょしそうにないわねー」

「やっぱり30分やそこらじゃおねしょしないのかしら」

「まあいいわ、時間はまだまだあるんですもの。根気よく待つわ」

119: 2009/02/23(月) 16:59:22.48 ID:M4/e36YTO
さらに1時間後

「うーん、まだしそうにないわねー」

「…それにしても…雛苺の寝顔可愛いなぁ~。襲っちゃいたくなる…」

「…ハッ!?ダメダメ駄目よ巴!何考えてるの!?」

「そんな事したらただの変態じゃない!」

「まったくどうかしてるわ私ったら…痴女じゃないんだから」

「…とにかく今はただじっと雛苺がおねしょをするのを待ちましょう」

121: 2009/02/23(月) 17:03:36.13 ID:M4/e36YTO
さらに1時間後

「しない…雛苺がおねしょしてくれない」

「流石にただじっと待つのも疲れて来たわね…なんだかだんだんイライラしてきたわ」

「こんなイライラしてる時に泥棒でも目の前に現れたりしたら、
顔も確かめず問答無用でこの木刀でボコりまくっちゃうわね」

「っていうか、確実に頃すわ」

その頃、巴の家の前では

ジュン「フッフッフッ、たしかここだな柏葉の家は」

123: 2009/02/23(月) 17:07:16.69 ID:M4/e36YTO
ジュン「家の中の明かりも全部消えてるし二人とももう寝てるよな。お子様雛苺と一緒だから夜更かしは
しないだろうと思ってたけど、ここは計算通りだ」

「柏葉のブルマが奪い返された以上、再び僕の手に取り戻すには直接家に侵入して盗み出すしかない」

「どうして柏葉がブルマを取り戻せたのかはいまだに謎だが、まあ今はそんな事どうでも良いか」

「今大事なのは柏葉のブルマを奪取して、再び僕の手にする事。ただそれのみ!」

「正直、ブルマ以上の物も期待してますが」

124: 2009/02/23(月) 17:11:00.24 ID:M4/e36YTO
「聞けば柏葉の家は、今夜は両親がいなくて柏葉と雛苺の二人きりらしいからな。
盗み出すには絶好のチャンスだ」

「さっそくこの針金で鍵を開けて侵入を試みよう」

「しかし、さっきの今だからな…もし万が一柏葉に見つかったら半頃しじゃすまされないかも…」

「まあ、それもありっちゃありか。流石に雛苺の力の媒介である僕を頃しはしないだろうしね」

126: 2009/02/23(月) 17:14:59.15 ID:M4/e36YTO
ガチャガチャ

「うーん、なかなか開かないなー。マンガやテレビじゃ簡単に開けるのに…」

ガチャガチャ

「上手くいかないもんだな…早くしないと夜が明けちゃうよ…」

ガチャガチャ

???「君、そんな所で何をしてるんだい」

ジュン「!?」

128: 2009/02/23(月) 17:17:25.09 ID:M4/e36YTO
警官「こんな夜中に玄関の前で何をしてるんだい」

ジュン「いや…その…」

警官「君、この家の人かい?」

ジュン「あの…えっと…」

警官「う~ん、とりあえずそこの交番までついてきて貰おうか。話はそこでゆっくり聞かせてもらうよ」

ジュン「……………」

ジュン「\(^O^)/」

柏葉家に侵入すれば確実に巴に殺られていたであろうジュンは
こうして思いがけず一命を取り留めた

130: 2009/02/23(月) 17:21:36.78 ID:M4/e36YTO
巴「さっきから玄関の方でなんか音がするわね。盛りのついた猫でもいるのかしら…頃すわよ」イライラ

「それにしても全然おねしょしてくれないなぁ雛苺。このままじゃおねしょする前に起きちゃうわ」

「そうだ!そう言えばこの前雛苺がおねしょした時、溺れちゃう夢を見たって言ってたわね。だったら…」

ゴソゴソ…

「えーと、下敷き下敷き…あったあった。これを雛苺の耳元で…」

ポワン…ポワン…ポワン…ポワン…

133: 2009/02/23(月) 17:26:44.81 ID:M4/e36YTO
―雛苺の夢の中―――――――――――――――――
ポワン…ポワン…ポワン…ポワン…

雛苺「あれ、ここは…」

(!? ここは水の中!?いったい何でこんな所に!?)

(早くここから出ないと…)
――――――――――――――――――――――――
雛苺「溺れちゃうの…」

巴「やった!うまく水中にいる夢を見てるみたい。これでおねしょをするのも時間の問題ね」

巴「まだかなまだかなー♪」

135: 2009/02/23(月) 17:35:40.99 ID:M4/e36YTO
雛苺「うーん…うーん」

巴「なかなかおねしょしてくれないわね…もうちょっとだと思うんだけど」

巴「…ちょっと膀胱の辺りを押してみようかしら。起こさないようにそーっと、慎重に」

グッグッ

雛苺「う…ん…」

巴「あっ反応あり?これはいけるかしら」

グググッ

雛苺「……んっ…」プルッ

巴「あ…」

ショオォォォォォォ ジワァァァァァ

巴「これは…」

巴(キターーーー(゚∀゚)ーーーーー!!!!!)

139: 2009/02/23(月) 17:43:30.13 ID:M4/e36YTO
(とりあえず吸わなくちゃ!せっかくの出したてほやほやなんだから吸わなくちゃ!)

ベチャ ←濡れたマットレスに顔を埋めた

「ズズズズゾゾォォォォォ」

「……………ゴクンッ」

「ぷはぁ」

(美味しい!ストレートじゃなくても、やっぱり出したては美味しいわ!)

(ストレートとはまた違った味わい。ストレートのおしOこをスープに例えるとしたら、
何かに染み込んだおしOこはみずみずしい果実にかぶりついた時にあふれだす果汁の如し!)

(これはこれで全然アリだわ)

144: 2009/02/23(月) 17:48:27.96 ID:M4/e36YTO
雛苺「すぅ…すぅ…」

巴「………………」

巴(雛苺の服に染み込んだおしOこも吸いたいけど…このまま直接って訳にはいかないわよね。
 雛苺が起きちゃうかも知れないし)

(じゃあ、いったん服を脱がせて…いや、これも雛苺を起こさないようにするのは至難の技よ)

「ああっ!いったいどうしたら良いの!?」

雛苺「…うゅ?」

巴(しまった!つい大声出しちゃった!)

145: 2009/02/23(月) 17:55:38.49 ID:M4/e36YTO
雛苺「…あれ?トモエもう起きてるの?まだ夜なんじゃ…」

巴「えっええ、雛苺。ちょっと目が覚めちゃって(私がした事バレてないかしら)」ドキドキ

雛苺「うゆ…そうなんだ……………!?」

巴「雛苺…ど、どうしたの?」

雛苺「う……うぇ……」

巴「え?」

雛苺「ぶぅええぇぇぇーーーん!!!!!」

巴「ひっ!雛苺、ゴメンナサ…」

雛苺「トゥモエェェーーーっゴメンナサイなのーーー!!!」

巴「はっはい!……へ?」

146: 2009/02/23(月) 17:59:59.98 ID:M4/e36YTO
雛苺「ヒナ…ヒナ…お…おねしょしちゃったの…」グスグス

雛苺「トモエのベッド…ひぐっ…汚しちゃったの…」

巴(なんだ…私のした事がバレたわけじゃないのか。…って、そうじゃなくて!)

雛苺「トモエ…ゴメンナサイ…びええぇぇーーーん!!!」

巴(どどど、どうしよう…)

148: 2009/02/23(月) 18:02:38.84 ID:M4/e36YTO
巴「べっ別にいーのよ雛苺、もう泣かないで」

雛苺「でもぉ…でもぉ…ひっく、ひっく」

巴「し、仕方ないじゃない、別にわざとやったわけじゃないんだし。
 ほら、私は全然怒ってないからもう泣かないで雛苺」

雛苺「うゆ…ほんと?」

巴「本当よ。だからほら、涙をふいて。あ、そうだ。シャワー浴びましょうか。体汚れちゃったでしょう?」

雛苺「…うん」

巴「じゃあ行きましょう」

154: 2009/02/23(月) 18:06:43.38 ID:M4/e36YTO
巴「じゃあ服を脱いで」

雛苺「うん」ヌギヌギ

巴「うっ…(雛苺の裸体…鼻血出そう)」ドキドキ

雛苺「? トモエどうしたの?」

巴「へ?いや、何でもないですよ!?あっ服脱げたのね。じゃあ私に貸して」

雛苺「はい」

巴「じゃあ私はこの服洗濯しておくわね。雛苺、一人でシャワー浴びれる?」

雛苺「うん、大丈夫なの」

雛苺「あの…トモエ」

巴「ん?なぁに雛苺」

雛苺「ほんとにゴメンね」ウルウル

巴「(グサッ)…い、良いのよ雛苺。早くシャワーを浴びてらっしゃい」

156: 2009/02/23(月) 18:09:18.21 ID:M4/e36YTO
巴「ハァ…雛苺に悪いことしちゃったなあ」

「おねしょしたらこうなる事はちょっと考えればわかる筈なのに、自分の欲望を満たす事ばかり考えて…」

「こんな趣味もう止めにしなきゃ。雛苺の悲しむ顔なんて見たくないもんね」

「…………………………」

「じーーっ」←手に持った雛苺の服を見つめてる

「…………………………」

「ズズズズゾゾォォォォォ」

「……………ゴクンッ」

「ぷはぁ」

「やっぱり止められそうにないわねこれは」




157: 2009/02/23(月) 18:11:05.96 ID:M4/e36YTO
終わりです。皆様朝から長々とお付き合い頂きありがとうございました。

保守、助かりましたm(__)m

引用: 雛苺「い、いやーっ!壊れちゃうの!」