190: 2012/07/18(水) 23:48:12.41 ID:19XwNTqSO

上条 「こんな時間にどうしたんだ?」 一方 「いいから入れろ」【前編】
上条 「こんな時間にどうしたんだ?」 一方 「いいから入れろ」【後編】

上条 「こんな時間にどうしたんだ?」 一方 「いいから入れろ」 ☆ 「2だ」 垣根 「前編」
上条 「こんな時間にどうしたんだ?」 一方 「いいから入れろ」 ☆ 「2だ」 垣根 「後編」

上条「俺達に必要な情それは友情」美琴「愛情」削板「根性」垣根「ガム工場」一方「台なしだ」【前編】

・・・・・・色々あったけど俺達は無事学園都市に戻ってきた。


垣根が造った未元花火の爆発でキャンプ場の約1/3が吹っ飛んだ、
 怪我人が出なかったのが不幸中の幸いと誰もが安堵した・・・・・。


 爆心地に居たハズの垣根はまさかの無傷、本人曰く『俺に常識は通用しねえ』だそうだ、迷惑甚だしいにも程がある。


そげぶ、超電磁砲、自転パンチ、すごいパンチをお見舞いしたあと、
キャンプ場の弁償を垣根がする事になったが涼しい顔でカードでは無く小切手で支払っていた、おのれブルジョア・・・・


そんなこんなで俺達の夏休みはまだまだ続く。


とある魔術の禁書目録 31巻 (デジタル版ガンガンコミックス)
191: 2012/07/18(水) 23:49:55.26 ID:19XwNTqSO
~とあるマンション~


>ピンポーン


垣根「お、来たな」


削板「すまん遅れた」


上条「削板が遅れるなんて、なんかあった?」


削板「ちょっとな、ここに来る途中で原付きにはねられた」


上条「は!? 大丈夫なのかよ?!!」


削板「原付きに乗ってた人が怪我したから病院に運んでから来たんだ」


一方「結局オマエは無傷ってかァ?」


削板「鍛えてますから」キリッ

垣根「アイアンボディめ、原付き乗ってた奴が気の毒に思えてきたじゃねえか」



192: 2012/07/18(水) 23:51:33.81 ID:19XwNTqSO
削板「ところで00003号は? どこか出かけたのか?」キョロキョロ


垣根「おちびも含めて今日はみんな調整の日だ、残念だったな」ケッケッケ


削板「そうか・・・・」ションボリ


一方「落ち込み過ぎだ、昼過ぎにゃ終わるらしいから元気だしやがれ」


削板「そうか!」パァァァ!


上条「それで垣根、削板まで呼び出して今日は何するんだ?」


垣根「・・・・お前ら知ってるか?」


垣根「学園都市に存在する都市伝説を」


上条削板一方「「「都市伝説?」」」



193: 2012/07/18(水) 23:52:54.98 ID:19XwNTqSO
垣根「昨日暇つぶしにネットで都市伝説について見てたんだがな・・・」


一方「寝る」


上条「さーて洗濯物乾いたかなっと」


垣根「聞けよっ! 泣くぞ? 泣いちゃうぞ!?」


削板「都市伝説ってなんだ? まさか餓狼伝説みたいなストリートファイトか!? それなら是非参加したい!」ワクワク


垣根「メガドライブ版あるからやってろ」


削板「行け! ハリケーンアッパー!!」ピコピコッ


垣根「でだ、その都市伝説の中で気になったのが2つある」


一方「都市伝説なンざどォせ暇なバカが考えたデタラメだろォ?」


上条「科学の最先端走ってる学園都市で都市伝説なんてオカルトいわれてもなぁ・・・」



194: 2012/07/18(水) 23:57:38.01 ID:19XwNTqSO
垣根「まず一つ、『どんな能力も無効化する能力者』・・・・これって上条の事じゃね?」


一方「よかったな上条、都市伝説にリストアップされてンぞ」


上条「いやいやそんなまさか・・・・」ナイナイ


削板「タイガーキックだ!」ピコピコッ!!


垣根「バカ野郎! そこはひざ地獄からのタイガーだろ! きっちりコンボ決めろ!」


垣根「んで二つめ、『脱ぎ女』・・・これを探そうと思う訳だ」


一方「脱ぎ女だァ?」

上条「脱ぐってなにを?」


垣根「普通に考えりゃ服だろ、都市伝説が本当か確かめる、さらに目の保養も出来て一石二鳥だ」


一方「クソブサイクなババァだったらどォすンだ?」

垣根「未元物質で都市伝説からもこの世からも消滅なう」



195: 2012/07/18(水) 23:59:19.32 ID:19XwNTqSO
垣根「てな訳で早速出掛けるぞ」


削板「出たなギースめ!」


垣根「出掛ける言うとろうがっ!」


上条「不知火舞ってスタイル良いよな」


一方「あァ、待機中に揺れる胸を見たいが為にチョイスする奴も居るくらいだからな」


垣根「無駄に龍炎舞してニヤける俺達」


上条一方「「達を付けるな達を!!」」



196: 2012/07/19(木) 00:02:03.03 ID:eE3QaQwSO
   【移動中】


垣根「さあ出てこい脱ぎ女め! 垣根帝督様がバンバン撮影してやる!」


上条「居ると決まった訳じゃないだろうに」


一方「00002号が見たらまたお仕置きされンぞ、にしてもあのクソジジイ、00001号にセクハラしてねェだろうな・・・・」


削板「00003号・・・・俺はギース・ハワードを倒したぜ、次はクラウザーを倒す!」


上条「美琴も誘えば良かったかな・・・」


垣根「エプロン用意してきたから裸エプロンしてくれねえかな・・・脱ぎ女」



197: 2012/07/19(木) 00:03:43.97 ID:eE3QaQwSO
垣根「見つからねえな脱ぎ女、ガセネタか?」


上条「都市伝説なんてそんなもんだろ」


一方「都市伝説になってる奴が目の前に居るがな」


上条「上条さんは都市伝説になるような大層な人間ではありませんのことよ?」


削板「ところで脱ぎ女ってなんだ?」


垣根「今更かよ! 話し聞いとけよ!」


一方「ちなみによォ、脱ぎ女ってのに出会ったらどうなるンだ?」


垣根「それもネットに載ってんだがな、脱ぎ女に出会った女は新たな脱ぎ女になっちまうらしい・・・、男は知らん」


上条一方削板「「「なん・・・・だと・・・???」」」



198: 2012/07/19(木) 00:05:25.37 ID:eE3QaQwSO
一方(も、もし00001号が脱ぎ女に会っちまったら・・・・)


【一方The妄想】


00001『お集まりの皆さん、これからミサカがストリップを・・・・』ヌギヌギ


00001『え? もう一枚? 喜んで~』ヌギヌギ


00001『さあ、最後の一枚はあなたが・・・・』


・・・・・・・・・・・・。



一方「やめろ00001号ォ--------っ!! クソがッ!! 見た奴全員の目ン玉くり抜いてやる!!」ガァァァ!!!


垣根「アホな一方くん」




199: 2012/07/19(木) 00:06:48.25 ID:eE3QaQwSO
上条(み、美琴が脱ぎ女に・・・・)


【上条さん妄想】


美琴『黒子・・・・脱いでいい?』


黒子『もちろんですの、さあお姉様、黒子に生まれたままの姿を・・・デュフフフ・・・・ハァハァ・・・』


美琴『・・・短パンも?』


黒子『そんな物! わたくしがあとで美味しくいただきますわ・・・・』


美琴『・・・最後は恥ずかしいから黒子が脱がせて・・・』


黒子『モチのロンですの! 黒子の脳内に永久保存しながらゆうっくりと脱がせて・・・ハァハァ・・・』


・・・・・・・・・。



上条「その幻想をぶち頃す!!」ガァァァ!!!


垣根「脳内妄想をぶち殺せ」



200: 2012/07/19(木) 00:08:01.44 ID:eE3QaQwSO
削板(00003号が・・・脱ぐ??!)


【削板妄想】



00003『ミサカの全てをお見せします・・・』ヌギヌギ


削板「うぶほあっ!!」ブッシャァァァァッ!!!


【妄想終了】


垣根「お前ホントに純情な」




201: 2012/07/19(木) 00:12:05.54 ID:eE3QaQwSO
一方「おいオマエら! 一刻も早く脱ぎ女を見つけ出すぞ!」


上条「美琴の裸は誰にも見させん!」


削板「は、鼻血が・・・クラクラする・・・」ボタボタ


垣根「けっ、単純な奴らめ」


上条「なんで垣根はそんな冷静なんだよ! 00002号が脱ぎ女になってもいいのか!?」


垣根「自分から脱ぐなんざ論外だ、俺は自分の手で脱がせて興奮するタイプだからな」


一方「どさくさ紛れに性癖暴露してンじゃねェよ」


垣根『画面の前のみんな、君はどっちだ?』



203: 2012/07/19(木) 00:16:08.01 ID:eE3QaQwSO
一方「出てこいや脱ぎ女ァ!!」


上条「お前は包囲されている! 大人しくそげぶされろ!」


削板「ふがふごふがー!」ボタボタ


垣根「鼻血止めろよ、得意の根性はどうしたよ」


削板「ふがふが・・・・ふがふご」ボタボタ


垣根「なに? これでも根性で押さえてるって?」


削板「ふがふが」ボタボタ


垣根「ティッシュあるぞ」


削板「ふが・・・・ふう、すまん助かった、あと拭くものないか?」


一方「この布切れ使え」


削板「すまん」フキフキ


垣根「俺の服で拭くんじゃねーよ! あ~あ・・・これ気に入ってったんだぜぇ・・・」


上条「おいくら?」


垣根「上下セットで30万、お買い得だった」


上条「 」




204: 2012/07/19(木) 00:19:06.03 ID:eE3QaQwSO
垣根「にしても今日はあっちぃな~、未元物質でアイスノンでも造るか」メキョメキョ


一方「紫外線その他諸々反射しつつ気流のベクトルを操作」ヒヤ~


削板「根性で我慢だ」


上条「上条さんは限界なんで飲み物でも買って来るとしますよっと」



・・・・・・・・・・・・・・・・・。



上条「え~っとザクロコーラでも・・・・ん?」


??「ふむ・・・困ったな・・・」


上条「・・・・放っとけ・・・無いよなぁ・・・」


上条「あの~、どうかしたんですか?」


??「ん? いやちょっとね・・・・おや君は・・・」


上条「?」


木山「フフッ、そう言えばあの時は名乗ってなかったか・・・木山春生だ、また会ったね少年」


上条「え・・・・っと・・・」


木山「それにしても・・・暑いな・・・下着までぐっしょりだ・・・・」ヌギヌギ


上条「思い出した! あの時の迷子の人!!? てかいきなり脱がないで下さいよ!!」



217: 2012/07/21(土) 20:46:53.61 ID:S4G0OR5SO
努力家00001号


美琴や垣根、削板と出会う前のとある日・・・・・。



00001「上条さんは学校、一方通行はコンビニに行きましたか、とミサカは現状を把握します」


00001「・・・・特にすることがありません、とミサカは上条さんが暇つぶしにと買って来てくれた某女性誌の存在に気づきます」ガサゴソ…


00001「・・・・・胸を大きくするには鶏のから揚げ、キャベツ・・・・」



218: 2012/07/21(土) 20:48:48.60 ID:S4G0OR5SO
00001「・・・一方通行に貰ったお小遣は・・・10万円」オオスギル…


00001「から揚げとキャベツは買える・・・」


00001「べ、別に一方通行が胸の大きな女性が好きかも知れないからと理由で買いに行く訳ではありません、とミサカは一万円を握りしめ買い物に出かけます・・・」



00001「から揚げは・・・10個、キャベツは・・・・1玉・・・」

219: 2012/07/21(土) 20:49:52.85 ID:S4G0OR5SO
その後の効果は・・・・・。


~海水浴での温泉~


打ち止め「00001号の方が若干大きい・・・・」


美琴0000200003「な、なんだってー!?」



~上条さん風邪~



アレイ「00001号、君はブラのサイズが・・・・」


一方「おらァ!!」ガンガン



~キャンプ~


麦野「やば、ブラのホック外れた」


滝壺「私も、もうこれサイズ合わない・・・」


00001「これはミサカのお気に入りだったのですが、残念です・・・」



美琴0000200003フレ絹「・・・・・」



努力は報われた様です。




227: 2012/07/22(日) 21:02:33.49 ID:4lf/CA4SO
木山「ふう・・・脱いでも暑いな・・・」


上条「き、木山さん! 服っ! 服着てください!!」


木山「何故だい?」


上条「何故って、当たり前じゃないですか!」


木山「他に方法が無いんだ、それとも君は私に熱中症になれと言いたいのかい?」


通行人「堂々と服を脱がせてるわ・・・」


通行人B「変態よ!」


ざわ・・・・ざわざわ・・・


一方「お巡りさァーン変態はここでェーす」


垣根「ウー! ウーーッ!!」


上条「ひいいー! 違うんです俺は無実です!!」


垣根「一つだけ聞きたい、何故こんな事を?」


上条「で・・・出来心で・・・ってお前らなにやってんだ!!!」ギャース!!



228: 2012/07/22(日) 21:03:33.32 ID:4lf/CA4SO
垣根「中々戻ってこねえから来てやったんだよ変態」

一方「オマエがまさか路上で脱がせて興奮する奴だとはな、ある意味リスペクトするぜ変態」


上条「誰が変態だ! 木山さんは自分からイキナリ脱ぎだしたんだよ!!」


削板「・・・」ボタボタボタボタボタボタ


木山「おや、どうしたんだい? 鼻血が出ているが・・・」


削板「うぶっ」ブッシャァァァァッ



229: 2012/07/22(日) 21:04:47.73 ID:4lf/CA4SO
上条「とにかく服を着てください! そんなんじゃイキナリ襲われても文句いえませんよ!?」


木山「心配ない、私の様な起伏に乏しい身体を見て劣情を催す男など居やしないさ」


上条「今目の前に絶賛流血中の男が居るでしょう!!」


削板「だ・・・誰か輸血・・・もしくはレバーをたっぷりと、今から血作るから・・・」ボタボタボタボタボタボタ…プシュッ--


一方「こいつァもうダメだな・・・」


垣根「おーい誰か霊柩車、第七位が2代目に代わるぞ」



230: 2012/07/22(日) 21:06:47.32 ID:4lf/CA4SO
木山「・・・暑い・・・」


上条「一方通行、垣根、どっちでも良いから木山さんを涼しくしてくれ!」


一方「面倒臭さァ~い」


垣根「やってもいいが一つ条件がある」


木山「条件とはなにかな?」


垣根「脱いだ状態でこのエプロンと猫ミミつけてくれたら涼しくしてやるぜ?」


木山「ふむ・・・」


上条「木山さん本気にしないで・・・」


木山「これでいいかな?」←【猫ミミ&エプロン装備】


垣根「Year!!」パシャパシャ!

上条(なんて言えばいいんだ・・・・)


一方(残念美人って奴か。ま、00001号の魅力には遠く及ばねェな、おっとつい00001号と比べちまった、スマン00001号あとでなんか買ってやる)


削板(00003号、俺は今日氏ぬかもしれん・・・)



231: 2012/07/22(日) 21:08:58.30 ID:4lf/CA4SO
上条「木山さんが条件のんだんだからちゃんと涼しくしてくれ」


垣根「ほいほいっと、未元物質で冷却物質を精製」シャララン


一方「ベクトル変換でこいつの周りの気流を操作」


木山「おぉ・・・これは快適だ・・・」ヒヤ~


垣根「エアコンで言うと20°設定ってとこだ」


木山「これはいい・・・」ヒヤ~

上条「それで木山さん、なんでウロウロしてたんでせうか?」


木山「ああ、それが自分の車を停めた駐車場が分からなくなってしまってね、探していたんだ」


上条「またですか!?」



232: 2012/07/22(日) 21:10:04.91 ID:4lf/CA4SO
上条「え・・・っと、じゃあ一緒に探しますよ」


木山「すまないな」


垣根「駐車場の位置わすれんなよ、ドジッ子か?」


一方「しっかりしやがれ」


木山「ハッハッハ、良く言われる、だから未だに恋人も居ない始末さ」


垣根「笑えねーよ」


木山「さて、涼しくしてくれた礼をしないとな、ちょっと飲み物でも買ってこよう」


上条「あ、手伝います」


木山「大丈夫さ、そこのベンチにでも座っていてくれ、そこの彼は体調が悪そうだしな」


削板「頭が・・・クラクラする・・・」フラフラ




233: 2012/07/22(日) 21:10:58.30 ID:4lf/CA4SO
垣根「にしても【脱ぎ女】の正体がアレだったとはな」


一方「タダの暑がりってオチかよ、くだらねェ」


削板「ふぅ、大分楽になった」


上条「まさか木山さんだったなんて、俺前に会ってたのに・・・」


木山「待たせたね」


上条「あ、どうも」



234: 2012/07/22(日) 21:12:37.16 ID:4lf/CA4SO
木山「適当に買ってきたから好みに合うか分からないが・・・」


木山「上条くん」つ【フィジョアサイダー青汁】


上条「 」


木山「君は・・・」


一方「一方通行だ」


木山「これで」つ【決闘牧場特産カツサンドドリンク】


一方「 」


木山「君は?」


削板「削板軍覇だ」


木山「これで」つ【超健康補助飲料ガラナ青汁】


削板「美味そうだぜ」


木山「君は?」


垣根「学園都市で最もイケメンな男、垣根帝督どぇす」


木山「残り物で悪いが・・・」つ【カレー】


垣根「わーいビーフカレーだ・・・・・飲み物ですらない!?」カビーン




235: 2012/07/22(日) 21:23:15.85 ID:4lf/CA4SO
垣根「おいこらっ! なんで俺だけカレーなんだよ!?」


木山「なんだ知らないのかい? カレーのスパイスには疲労回復の効果が・・・」


垣根「そう言う問題じゃねーよ! カレーで喉潤せってのか!!」


木山「良く言うじゃないか、カレーは飲み物だと」


垣根「どこの大食いチャンピオンだよ! ジャイアント白田にでもくれてやれ!!」



垣根「てかどこに売ってたんだこれ!?」


木山「そこの自販機だが?」


垣根「マジで??! 事件だろ!?」



236: 2012/07/22(日) 21:36:04.70 ID:4lf/CA4SO
上条「に・・・苦い・・・」


一方「おゥふっ、新しい世界が見えンぜェ・・・」


削板「おかわりっ!」


垣根「クソッ、無駄に美味い・・・」モグモグ


木山「涼しいな・・・」ヒヤ~


垣根「ん? カレー皿の底に何か書いて・・・」


【自販機世界初!アレイ☆印の本格カレー】



垣根「あいつは一体学園都市で何がしてえんだ??」



237: 2012/07/22(日) 21:39:22.91 ID:4lf/CA4SO
木山「さて、そろそろ行こうか」


上条「木山さんの車ってどんなのですか?」


木山「ん? 青い車だ」


一方「ふざけンな、学園都市に青い車がどンだけ在るとおもってやがる」


削板「青い車だな? ひとっ走り探して来る!」ダーッシュ


垣根「バカめ、俺が空から見つけだしてやるんだ」パタパタパタ



一方「車種やらナンバーで探せるだろォが!! 俺以外のレベル5はバカばっかりか!!」



木山「レベル・・・5?」


上条「あ、この三人レベル5ですよ? 一方通行が第一位、垣根が二位、削板が七位です」


木山「・・・・」


上条「? 木山さん?」


垣根「フッ、驚きの余り声も出ねえみたいだにゃ・・・噛んだチクショウ」


木山(第一位・・・と言う事はアノ実験の被験者・・・)

一方「あァ? なァにジロジロ見てやがりますかァ??」



238: 2012/07/22(日) 21:42:24.69 ID:4lf/CA4SO
木山「いや、何でもない、車種はランボルギーニ・ガヤルド、色は青い。」


上条「ランボルギーニ? スーパーカーの??」


木山「そうだが?」


上条(お金もち・・・美人で・・・スタイル良し・・・なんでモテないんだろ・・・)


木山「今、君からとても不快な思念を感じたよ」


上条「え?」


一方「とっとと探すぞ、オイ木山とか言ったな、車捜し当てたらコーヒーおごれ」


垣根「俺抹茶オレ!」

削板「ポカリ!」


上条「おい厚かましいだろ!」


木山「ハハッ、構わないさ、しかし飲み物で良いのかい?」


一方「コーヒー以上の報酬が在るかってンだ」


垣根「やっぱ報酬ねえとな、やる気出ねえし」


削板「ポカリ!」



239: 2012/07/22(日) 21:44:26.48 ID:4lf/CA4SO
木山(第一位・・・、彼は今も実験を継続しているのだろうか・・・・)


上条「・・・・あれ?」


木山「なんだい?」


上条「いえあの、木山さん・・・なんか前会った時と変わりました?」


木山「?」


上条「なんかこう・・・憑き物がとれたって言うか、上手く言えないんですけど・・・」ウーム


木山「・・・・君は。君は鈍感そうに見えて鋭い一面もあるのだね」


上条「?」


木山「詳しくは言えないが、私がこの身に・・・・命にかえても成し遂げたかったこと・・・それが達成出来た、とだけ言っておくよ」

上条「・・・・木山さん」


木山「?」


上条「良かったですね」ニコッ

木山「・・・・」キュン


木山「・・・ところで上条くん」


上条「はい?」


木山「君は年上の女性をどう思うかな?」


上条「はい!!??」



240: 2012/07/22(日) 22:01:34.23 ID:4lf/CA4SO
・・・・・と、今回はここまで。

上条さんがまた新たなフラグを・・・・

現在の状況&フラグ↓

上条さん=美琴(恋人)・麦野(ちょっと恐い)・フレンダ(妹みたい)・木山さん(New)


一方通行=00001号(恋人)・絹旗(妹?)

垣根=00002号(恋人)

削板=00003号(恋人)


になりました。



248: 2012/07/29(日) 09:40:57.78 ID:glv6QrzSO
~同時刻、とあるファミレス~


美琴「まさかアンタ達と出くわすとは思わなかったわよ」


麦野「そりゃこっちの台詞よ。あ、このシャケ弁美味しい」


フレンダ「ねえ、とうまは? 一緒じゃない訳?」


美琴「一緒じゃないわよ・・・・これから誘うとこだったのに・・・・ブツブツ」


00001「調整が早く終わって良かったです」


00002「あの工口医者め、00001号の胸ばかり見やがって、とミサカはブーたれます、悔しくなんてありません」イライライラ


00003「フッ、ミサカは痩せました、主にウエストがです」ドヤッ


00002「おのれ裏切り者!!」ギシャ-ッ!


絹旗「はい打ち止めちゃん、超あ~んしてください」

打ち止め「あ~~ん♪」



249: 2012/07/29(日) 09:43:34.74 ID:glv6QrzSO
美琴「そう言えば浜面さんと滝壺さんは?」


麦野「二人はデート、今度消し炭にする、主に浜面の下半身」


美琴「危ない事考えるわね」


麦野「放っとけ、じゃあもし上条くんが他の女と歩いてたらアンタ、どうすんの?」


美琴「ふ・・・ふんっ、私は当麻を信じてるもん」


麦野「仮に、で考えたら?」


美琴「電撃で消し炭よ、もちろん当麻には加減するケド」


フレンダ「結局二人とも同じ思考って訳よ」


美琴麦野「「あ゙ぁ??」」ギロッ


フレンダ「ごめんなさい」


麦野「そう言うフレンダはどうなのよ」


フレンダ「パイナップル(手榴弾)口に突っ込んで中からボンッ・・・・な訳よ」



250: 2012/07/29(日) 09:45:44.18 ID:glv6QrzSO
打ち止め「・・・・あれ?」


絹旗「どうしたんですか打ち止めちゃん?」


打ち止め「あの人達が女の人と歩いてるよってミサカはミサカは指差してみる」


美琴麦野フレンダ000010000200003「・・・・ッ!?」


絹旗「・・・・超いい身分じゃないですか、独り占めって奴ですかァ??」


打ち止め「な、なんだかみんなの様子が・・・・ってミサカはミサカは怯えてみたり」ガクガクブルブル



251: 2012/07/29(日) 09:48:21.12 ID:glv6QrzSO
上条「見つからないな~」


木山「涼しい・・・」ヒヤ~


一方「オイ、ちょっとは思い出す努力しろ」


垣根「ちょっとひと休みしようぜ、ちょうどファミレスあるし」


削板「出来れば鉄分補給したい」


木山「結構歩いたからね。仕方ない、ちょっと休憩にしよう」


一方「オマエ、自分が疲れただけだろ」


木山「・・・・」プイッ


一方「シカトしてンじゃねェぞコラァ!!」


削板「む? みんな伏せろ!!」


上条垣根一方木山「?」


ガッシャァァァァァン!!



上条「ギャー!! 頭にガラスの破片が!? 不幸だあぁぁぁ!!」


垣根「ぐあぁぁーっ!! ガラスの破片がケツにいぃぃぃぃ!!」


一方「反射」ピキーン


木山「すまないね」


一方「・・・・フン」


削板「危ないところだった」フー




252: 2012/07/29(日) 09:50:41.25 ID:glv6QrzSO
上条「な、なんなんだ一体??!」


垣根「俺の自慢の尻が・・・トホホホ・・・・チキショウどこのダイナマイト刑事だ!?」


美琴「頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃すコロスルギリギリギリギリギリ・・・・」ビリビリ


麦野「消す消す消す消す消す消す消す消す消す消す消す消す消す消す消すケスルラララララララ・・・・」キュイーン


フレンダ「爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発トウマドイテソイツコロセナイ」


上条「 」




253: 2012/07/29(日) 10:11:26.80 ID:glv6QrzSO
00001「・・・・」プルプル


一方「お・・・・オイ・・・」

00001「うわーんっ!! 一方通行のバカー!!」ダーッシュ


一方「一目散に走り去るなァー! クソがっ! 待ちやがれェーッ!!」


絹旗「窒素パンチでタンパク質の塊に変えてやンよォ、超覚悟しやがれクソババァ!!」


一方「オマエも落ち着け!!」


木山「失礼な、私はまだババァなんて歳じゃないぞ」

一方「なンでオマエは冷静なンだよ!? 命狙われてンだぞ!!」



254: 2012/07/29(日) 10:12:23.26 ID:glv6QrzSO
00002「カキネサン、セツメイシテクダサイ」ゴゴゴゴ


垣根「よし! まずは落ち着いて話しを聞いてくれ! 怒りのあまりカタコトになってるから!」


00003「軍覇さん・・・」


削板「あ、00003号、調整は終わったのか?」


00003「え? はい、予定より少し早く終わったのでお姉様や麦野さん達とお茶をしていました」


削板「そうか、俺達は都市伝説を探していてな」


00003「都市伝説ですか?」

削板「うん、それでここに居る木山さんと会ってな、みんなで木山さんの車を探していたんだ」


00003「そうだったのですか、ミサカはてっきり・・・」


削板「木山さん急に脱ぎだすからビックリしたぞ」


00003「ええっ!?」



255: 2012/07/29(日) 10:13:41.53 ID:glv6QrzSO
上条「落ち着け美琴! 麦野さんにフレンダも落ち着いて!!」


美琴「大丈夫よ当麻、私は冷静よ? レイセイダカラソコドイテ」ギラッ


麦野「ちょっと待っててね上条くん、生ゴミを片付けるから」ギラギラッ


フレンダ「臓物ぶちまけてのたうちまわって苦しんだあとにコロシテヤル」ギラーン



上条「やべぇ、三人とも完全に人頃しの目になってる・・・」



256: 2012/07/29(日) 10:14:38.88 ID:glv6QrzSO
上条「良く見ろ美琴! この人木山さんだよ! 美琴も会った事あるだろ!?」

美琴「KIYAMA・・・・キヤマ・・・木・・・山・・・木山さん?」


木山「やあ。久しぶりだね超電磁砲」


美琴「あ、ホントだ木山さんだ」


上条「・・・ホッ・・・」


美琴「なんでアンタが木山さんと一緒に居るのよ??」


上条「え~~、それには訳がありまして・・・とりあえずどっか店に入ろう、ここ以外の」




257: 2012/07/29(日) 10:15:46.42 ID:glv6QrzSO
上条「・・・・・・と言う訳なんです」


美琴「木山さん、また駐車場忘れたんですか?」


木山「まあね、しかし君が上条くんと交際していたとは・・・・」


美琴「あ・・・アハハ///」テレテレ


木山「もう性交渉はしたのかい?」


美琴「ぴ!?」


垣根「コイツら毎晩ズッコンバッコンギシギシアンアンムッシュムラムラしてますぜ姐さん」


上条「適当な事言うな!!」


木山「やれやれ、羨ましい限りだよ」


垣根「まさかとは思うけど木山っちて処O? んな訳無い「そうだが?」・・・・」


・・・シーーーン・・・・


垣根「・・・・・オイ誰かこの空気何とかしろ、いたたまれないぜ」


一方「知るか、ンな事よりコーヒーよこせ」


00001「あ、でしたらミサカが注文を・・・」


木山「いや、私が注文しよう、ここまで探して貰ったし。それに約束だからね」


00001「む・・・」ピリッ


木山「?」



258: 2012/07/29(日) 10:19:09.20 ID:glv6QrzSO
フレンダ「ところで車ってどんなの?」


木山「青のランボルギーニ・ガヤルドだ」


麦野「あ、その車だったら見たわよ?」


上条「どこでです?」


麦野「ここからちょっと歩いた駐車場に確か・・・」



木山「なら多分それだ。やっと見つかったよ」


上条「良かったですね木山さん」


木山「ああ、何かお礼をしないといけないな・・・」


木山「どうかな上条くん、今夜ディナーでも」


上条「・・・え?」


美琴麦野フレンダ「「「絶対ダメーーーっ!!!」」」ガァァ


木山「ちっ」


上条「美味しい物食べられるかな・・・」


垣根「逆に食われるな、色んな意味で」



259: 2012/07/29(日) 10:20:17.48 ID:glv6QrzSO
木山「そう言えば聞きたい事がある」


上条「なんです?」


木山「この子達なんだが・・・まさか・・・」


000010000200003打ち止め「?」


一方「コイツらは第三位のクローンだ、とある実験で造られた」


木山「ほう、やはり・・・」


美琴「やはりって、木山さん知ってたんですか?」


木山「超電磁砲、私が以前言った事を覚えているかい?」


木山「君も私と同じ、限りなく絶望に近い運命を背負っている・・・と」


美琴「あ・・・・」


木山「だが私の知る限り絶対能力者進化実験で使われるクローンは20000体製造されているハズだが・・・」


一方「その実験ならとっくの昔に凍結済みだ、俺が実験拒否して研究所も吹っ飛ばしたからな、妹達も今居るコイツらしか居ねェよ」


木山「・・・・・」




260: 2012/07/29(日) 10:21:48.72 ID:glv6QrzSO
一方「それによォ」


木山「?」

一方「オマエがどんな絶望見てきたか知らねェがな、コイツらの事を絶望呼ばわりするンじゃねェよ」

垣根「だな、木山っちにゃ悪いがここに居る全員、絶望なんざ感じちゃいねえぜ? むしろ毎日が楽しくて仕方がねえくらいだ」


木山「・・・・そうか」


削板「俺も毎日楽しいぞ! 友達が増えたし00003号にも出会えたしな」


00003「(///)」


美琴「私も絶望なんてしてません、最初はビックリしましたけど」


上条「俺もです、実験そのものは許される事じゃないけど、でも妹達のみんなは絶対に絶望なんかじゃありません」




261: 2012/07/29(日) 10:24:53.79 ID:glv6QrzSO
木山「・・・・君達は凄いな」


木山「私は目の前の現実に絶望しか出来なかった・・・」


木山「だが、君達は絶望するどころか、絶望を希望に変えた・・・」


木山「本当に、凄いよ」


垣根「ま、それもこれも上条が一方通行と友達だったからだな」


上条「?」


垣根「このセ口リ野郎、上条と友達じゃ無かったら絶対に実験参加してたろうしな」


一方「・・・否定は出来ねェな、つか頃すから屋上来い。久々にキレた」


垣根「そう言う俺もオマエらと会わなかったら今でも暗部で汚え仕事してただろうし・・・」


美琴「私は多分、実験を止めようしたと思う、能力で研究所の電子機器破壊したりとか」



上条「美琴たん、それはサイバーテロと言う犯罪では?」


美琴「多分よ多分。てか美琴たん言うな!」


上条「よしよし」ノドコチョコチョ

美琴「ごろにゃ~////」


木山「・・・・ふっ」


美琴「場所考えなさいよバカッ!!////」バチコーン


上条「ぷあっ!?」



267: 2012/08/04(土) 00:30:02.07 ID:4yL8krBSO
ぼちぼち投下・・・。

268: 2012/08/04(土) 00:31:42.09 ID:4yL8krBSO
>>261の続きから。


木山「ところで、上条くんに相談がある」


上条「ふぁい? なんでせうか?」ボロ…


木山「君は学生寮に一人で暮らして居るのかい?」


上条「はあ、一応、今はちょっと訳があって別のマンションですけど」


木山「・・・そのマンション、部屋は空いているかい?」


上条「・・・空いてたっけ?」

垣根「1部屋空いてんぞ、客間って事にして」


上条「・・・だそうです」


木山「なら話しは早い、今日1日泊めてくれないか?」


上条「・・・・・はいぃぃぃぃぃぃぃ?????」



269: 2012/08/04(土) 00:33:51.34 ID:4yL8krBSO
~とあるマンション~


上条「・・・・で、帰って来た訳だけど・・・」


美琴「ちょっとアンタどこ行く気?」


麦野「上条くんの部屋」キリッ


美琴「ふざけんじゃないわよ!・・・・・私も行く」キリッ


フレンダ「ねぇねぇ! ゲーム! ゲーム無いの?」


垣根「あるぜ? 古い物はゲームウォッチから新しい物はPSVITAまでな」


フレンダ「おぉーっ!!」キラキラ


削板「これは意外に難し「バキッ!」・・・ゲームウォッチがおかしい・・・・・」ウーム


垣根「おかしいのはお前の頭だこの野郎! それレア物なんだぞっ!!」ギャース!


一方「コーヒー」

00001「はいどうぞ」


00002「ゆーめーじゃーないアレもコレもー!」


00003「その手ーでドアを開けましょううぉー!」


打ち止め「―――そしてーかーがやーく!」


絹旗「Ultrasoul!!」


アレイ「ヘイッ!!」ピョーン

木山「賑やかだな」

上条「・・・・どうしてこうなった・・・」



270: 2012/08/04(土) 00:35:58.88 ID:4yL8krBSO
上条「えー、とりあえず話しをまとめると・・・」


上条「木山さんは仕事の都合で引っ越しする事になった、部屋は引き払い済み」


上条「部屋の物は引っ越し業者が明日新しい部屋に運んでくれる」


上条「しかし今日寝泊まりする場所が無い事に気づいて・・・・」


上条「俺達のところに泊めて欲しい・・・って事でしたよね?」


木山「おおむねその通り」


上条「オーケー、木山さんが泊まるのは良しとして・・・・なんで全員集合!?」


麦野「こ、ここが上条くんの部屋ね・・・」ゴクリ


美琴「いい? 勝手に部屋漁るんじゃないわよ? したら電撃だからね!」


垣根「ベッドの下と本棚の裏にお宝が眠ってんぞ」


美琴「チェェ-----ック!!」


麦野「手伝うわ!」


上条「なんで知ってんだ垣根!? てか二人ともヤメテーーーッ!! 上条さんの極秘ファイルが!!」




271: 2012/08/04(土) 00:50:07.94 ID:4yL8krBSO
一方「腹減ったァ・・・」グデーーン


絹旗「これ以上無いってくらい超ダラけてますね」


一方「今の俺は飢えた狼だァ、近寄ったら喰っちまうぞォ」ゴローーン


絹旗「た、食べっ!?///」

00001「ここはミサカが引き受けます、絹旗さんは逃げて下さい、とミサカはシッシッと手を振ります」シッシッ


絹旗「ムカッ、そっちこそしっぽ巻いて逃げたらどうなンですかァ?」


00001「む!」ピリ

絹旗「むむ!」ヤルカ

00001「むむ~!」バチバチ「むむ~!」絹旗



一方「コーヒーくれェ」


00001絹旗「「すぐに!!」」ドヒュンッ



272: 2012/08/04(土) 00:54:07.98 ID:4yL8krBSO
垣根「おーい上条、晩飯まだー?」


上条「はいはい今準備しますよっと」


美琴「あ、手伝う」

麦野「わ、私も!」ハイッ

上条「気持ちは受け取っとくよ、気にしないで遊んでていいぞ」


美琴「むぅ」

麦野「台所に向かう上条くん・・・いいなぁ」


木山「ここはやはり既成事実のひとつも作ってしまう・・・か」ウーム


美琴「木山さん!?」

麦野「身の程知れやコラァ!!」


木山「いや、私もそろそろウェディングドレスに興味が・・・」




273: 2012/08/04(土) 00:57:32.98 ID:4yL8krBSO
垣根「よーし、飯が出来るまで恒例のゲーム大会じゃ!」


フレンダ「どれやる?」


垣根「ストⅡ」


木山「ゲームか、あまり複雑な操作は・・・」


削板「大丈夫だ! 根性でカバーすればいい」


美琴「毎日ゲーセンで鍛えた腕を見せてやるわ!」


麦野「クラッシャー麦野の異名を今解放する」


絹旗「打ち止めちゃんはゲーム超得意なんですか?」

打ち止め「超が付くほど得意じゃないよ??ってミサカはミサカは謙遜してみる」


一方「またゲームかァ」

00001「頑張ります!」フンスッ

00002「波動拳!」

00003「タイガー!」

アレイ「サイコクラッシャー!」



274: 2012/08/04(土) 01:02:16.69 ID:4yL8krBSO
垣根「キャラ選択は公平にくじ引きな」


垣根「第1回戦は御坂VS麦のん」


美琴「えーと・・・え!? 私このキャラ??!」


麦野「第二位あとでツラ貸せボコる。えっと私は・・・まあ使えるわね」


垣根「そんじゃラウンドワン・・・ファイッ!」



1stBATTLE


ブランカ美琴VSチュンリー麦野


麦野「オラオラァ! スピニングバードキック!」


美琴「ビリビリッ!!」



275: 2012/08/04(土) 01:06:13.24 ID:4yL8krBSO
―――――。


美琴「勝ったーっ!!」

麦野「コラ第三位! 噛み付きは反則だろっ!」ガァァ


美琴「ふふんっ。ストリートファイトにルールは無いのよ?」


麦野「クソッ!」


垣根「そんじゃ第2回戦な、オラかかって来いやセ口リ!」


一方「ゲームでもリアルでもブチのめされてェらしいな三下がァ!!」


2ndBATTLE!!


セ口リダルシムVSエドモンド垣根


垣根「何が動力で飛んでるか未だに解明されてねえスーパー頭突きじゃ! どすこいっ!!」


一方「消し炭にしてやらァ! ヨガファイアー!」




276: 2012/08/04(土) 01:14:07.12 ID:4yL8krBSO
――――ダルシムWIN!!


一方「ケッ、口ほどにもねェな」フフフン


垣根「俺のエドモンドが・・・チャンコ鍋食い忘れたのが敗因か・・・」


垣根「3回戦は削板とフレ/ンダな」


削板「根性で勝つ!」


フレンダ「ちょっとー! なんで『/』付けるの??!」


垣根「お前から『/』取ったら何が残んだよ」


フレンダ「脚線美! 脚線美がある訳!!」


垣根「ファイッ!」カーン!


フレンダ「スルーすんな!!」ギャース


3rdBATTLE


ザンギエフ軍覇VSキャミィフレンダ



削板「パイルドライバー!!」


フレンダ「フランケンシュタイナー!!」



277: 2012/08/04(土) 01:17:09.23 ID:4yL8krBSO
フレンダ「よし勝った!」


削板「根性が足りなかったか・・・」


フレンダ「ふふんっ、ゲームで負ける気は無い訳よ」

垣根「んじゃ次は・・・おちびと木山っちな」


打ち止め「負けないよ!ってミサカはミサカは燃えてみる!」


木山「やってみるさ」


リュウ打ち止めVS木山豪鬼


打ち止め「先制の波動拳!ってミサカはミサカは技を繰り出してみr」


木山「 瞬 獄 殺 」



打ち止め「・・・・え?」



278: 2012/08/04(土) 01:21:40.40 ID:4yL8krBSO
打ち止め「」ポカーン


木山「私の勝ちだ」


垣根「まさに瞬殺、容赦ねえ・・・」


上条「みんなー、ご飯出来たぞー」


垣根「とりあえず飯にすっか」


一同「賛成!」



――――――。


一方「おい、肉が少ねェぞ」


上条「大丈夫だって、ちゃんと一方通行用に豚の生姜焼き作っといたから」


一方「いいねいいねェ~♪」


美琴「これって野菜?」


麦野「上条くんってヘルシー指向?」


木山「上条くん、これは?」


上条「ああ、それはバーニャカウダで、そのソースに付けて食べて下さい」


上条「このクリームパスタは生クリームじゃなくて豆乳で作ってみました」


上条「他の料理も味は問題無いと思うし、一応カ口リー計算とかしてるんで沢山食べても大丈夫ですよ」ニコッ



木山麦野フレンダ絹旗(・・・・お嫁さんに欲しい・・・・)


美琴「むぅ・・・」

上条「美琴? 食わないのか?」


美琴「フンッ!食べるわよ・・・おいひぃ・・・グスッ・・・・なんで私より料理上手いのよぉ・・・グスッ・・・あ、これもおいひぃ・・・・」ポロポロモグモグ


上条「泣くほど美味い!? いやぁ、作った甲斐があるな!」ハハハッ


垣根(こうしてフラグ立てる訳か、メモメモ・・・)



279: 2012/08/04(土) 01:25:26.14 ID:4yL8krBSO
打ち止め「ばーにゃかんだ美味しい!ってミサカはミサカは太鼓判!」


00001「このパスタも美味しいです♪」チュルチュル


00002「上条さん、腕を上げましたね?」キラーン


00003「この料理を独り占め出来るお姉様がうらやましいです」


美琴「うぅ・・ヒック・・・料理の勉強もっと頑張ろう・・・あ、これもおいひぃ・・・」プライドガ…


削板「おかわり!」

上条「ほい」

削板「おかわり!」

上条「ほいさ」

削板「おかわり!」

上条「こりゃさ」

削板「おかわり!!」

上条「はいさ!」


麦野「すんごいペースで食べてる・・・」

フレンダ「結局軍覇の胃袋は宇宙って訳よ」


絹旗「わんこ蕎麦みたいですね」


垣根「豚の生姜焼き美味え!!」ガツガツ!!


一方「垣根ェ! その肉俺ンだぞコラァ!!」ガツガツ!!!


上条「追加いる?」


一方垣根「「ギブミー肉!!」」




280: 2012/08/04(土) 01:29:09.55 ID:4yL8krBSO
一同「ごちそうさまでした」


上条「お粗末さまです」


垣根「ゲップ、あ~美味かった」


一方「食後のコーヒーは格別だァ」


木山「さて、私はシャワーでも・・・」テクテク


上条「さって皿洗い皿洗い・・・」


美琴「手伝う!」


上条「門限」

美琴「ぅ・・・まだ大丈夫!」

上条「はぁ、一応白井に連絡しとけよ? 最悪迎えに来て貰えるし」


美琴「・・・うん」


麦野「私も手伝っていい?」


上条「あ、助かります」


フレンダ「私も手伝うって訳よ」


上条「ありがとな」ヨシヨシ


フレンダ「(///)」

美琴麦野「・・・・」ゴゴゴ


フレンダ「ハッ!?」サッキ??

削板「俺はそろそろ帰るとするか、上条、またご飯ご馳走してくれ!」


上条「いいぞ、あれだけ美味そうに食ってくれるとこっちも作りがいがあるよ」



281: 2012/08/04(土) 01:31:48.53 ID:4yL8krBSO
00003「軍覇さん、またお会いしましょう」ペコリ


削板「ああ、またな!」


木山「私としたことがバスタオルを忘れてしまった」スッパダカ


削板「」


木山「ん? 君は帰るのかい?」


削板「・・・・・ブハァアッッ!!」ブッシャアァァァ


00003「軍覇さーーーん!!」ヒィィ!!


垣根「木山っちナイス! 出来ればポーズを!」


00002「垣根さん?」


垣根「タオル取ってくるでござる!」ピューー!!


上条「どうした?!? き、木山さん!?」


美琴麦野フレンダ「「「バルスッ!!」」」ブスリ×3


上条「おめめがぁぁぁぁ!!!?」ゴロゴロゴロ!!!


一方「・・・・」

木山「?なにかな?」


一方「タオルなら持ってく、早く戻りやがれ」


木山「すまないね」スタスタ

一方「アイツの脳に執着心ってモンを叩き込みてェ、能力で・・・無理か」


00001「・・・」

一方「・・・なンだ?」


00001「一方通行のむっつりスOベー!!」ウワーン!!ダーッシュ


一方「今の俺のどこに非があったァァァァァァ!!?」


絹旗「ロードローラー!!」


打ち止め「エメラルドスプラッシュ!」


284: 2012/08/04(土) 10:00:50.18 ID:4yL8krBSO
美琴「当麻、大丈夫?」


上条「目が痛い・・・」


フレンダ「目薬あるって訳よ」


上条「あんがと・・・上手くできねえ・・不幸だ・・・」


麦野「か、上条くん!」


上条「はい?」

麦野「私がその・・・やってあげようか?」


上条「あ、じゃあお願いしま「ストーップ!!」」


美琴「私がするわ!」

フレンダ「BackOFF!! 私に任せとく訳よ!!」


麦野「あ゙ぁゴラ邪魔すんな!」


上条「ケンカはダメ」


美琴「じゃんけんで決めるわよ」


フレンダ「望むところ!」


麦野「絶対負けねえっ! 負けたら全員頃して私も氏ぬ!!」


上条(目薬ひとつで何故・そこまで・・・)



285: 2012/08/04(土) 10:03:42.35 ID:4yL8krBSO
美琴麦野フレンダ「「「じゃーんけーんポン!」」」


美琴「あ・・・・」パー

フレンダ「な・・・」パー

麦野「い・・・・」チョキ


麦野「いぃぃぃぃぃいやっったあァァァアァァァ!!!!」


美琴「なんでよーっ!」orz

フレンダ「ちっくしょぉぉぉおっ!!」orz


麦野「さあ上条くん、ここ、ひざ枕になるけど///」


上条「じゃあ失礼します」ポフン


麦野(今この瞬間氏んでも悔いは無い)


美琴「ちょっと! ひざ枕なんて聞いて無いわよ!!」ギャース!!


フレンダ「ずるいって訳よ!!」ギャース!!!


麦野「ケッ!吠えてろ負け犬共、はい目あけててね~」


上条(む・・・胸が・・・ド迫力・・・)ギラギラ




296: 2012/08/10(金) 23:12:55.69 ID:CmaBibKSO
>>285から。


麦野「さ~て、絹旗、フレンダ、そろそろ帰るわよ♪」ツヤツヤ


フレンダ「ヤダー!」

絹旗「もっと超遊びたいです!」


麦野「帰るわよ」ギロッ


絹旗フレンダ「はい」ガクガク


麦野「じゃあまたね上条くん♪」


フレンダ「また遊びに来るって訳よ」


上条「またいつでも来てください」


絹旗「打ち止めちゃん、また来ますね」


打ち止め「また遊ぼうねってミサカはミサカは指切りげんまん!」


一方「絹旗」

絹旗「はい?」

一方「・・・また来い」

絹旗「・・・・はい///」

00001「うぅ~!」ガルル

垣根「(酒)飲むか?」

00001「やけ酒です!」

一方「ヤメロォォォオッ!!」



297: 2012/08/10(金) 23:38:25.42 ID:CmaBibKSO
麦野絹旗フレンダ「「「またねー!」」」ノシノシ


上条「・・・・さて、寝る準備するか」


美琴「そうね、あ、木山さんの次お風呂入っていい?」


上条「・・・・美琴たん(寮に)ハウス」


美琴「泊まるの」

上条「イケません」メッ

美琴「ヤダッ」ギュッ!

上条「ぐおおっ・・・でもダメです」マケマセン


美琴「どうしても?」ウル


上条「また明日来ればいいだろ? 寮監厳しいって言ってたじゃんか」


美琴「大丈夫、黒子に身代わり頼むもん」


上条「それ聞いたら白井泣くぞ?」


美琴「だ・・・だって今日・・・甘えて無い・・・」


上条「・・・美琴たん」

美琴「?」

上条「・・・ん」デコチュー

美琴「あ・・・///」




298: 2012/08/10(金) 23:45:31.51 ID:CmaBibKSO
上条「今日はこれでカンベンな」


美琴「・・・グスッ・・・わかった」


>ピンポ~ン


上条「お、白井かな?」


黒子「ぶぅおどぅえぇだばぁぁぁぁ---------!!!」バターーン


上条美琴「 」


黒子「お迎えにきましたn「とうっ!」アウチッ!?」


垣根「不審者には問答無用のキャメルクラッーチ!」ギリギリ


黒子「ギャーッ!? ギブギフ! ギブですのーっ!!」


一方「からの垂直落下式ブレーンバスタァァー!!」

黒子「にょのあぁぁぁぁ!!!」


垣根「地獄のーーーーっ!!」


一方「断頭台ィ!!」


黒子「悪魔将軍様バンザーーイ!!」デスノ


上条「いきなりなにやってるんだ・・・」


美琴「悪魔将軍って誰??」


上条「キン肉マンにでてた」


美琴「あの前髪チョロンってなってる?」


上条「それ二世、初代の方な」


アレイ(二世にも一応出たのだぞ上条当麻、私は超人タッグトーナメント(初代)が好きだがね)




299: 2012/08/11(土) 00:09:03.14 ID:zlyhf+FSO
黒子「い、いきなり酷いメにあいましたわ・・・」ボロ…

上条「白井、大丈夫か?」


黒子「ふ、フンッ! 猿に心配される程落ちぶれてはいませんわ!」


上条「はいはい猿でも何でもいいよもう、ケガは?」

黒子「・・・ちょっと擦りむいた程度ですの」


上条「すかさず治療」プシューッ


黒子「いたたたたた!? な、なにするんですの??!」ワタワタ


上条「消毒、んで絆創膏・・・これでよしっと」




300: 2012/08/11(土) 00:14:06.28 ID:zlyhf+FSO

黒子「・・・・れ、礼はいいませんわよ」


上条「いらないって、それとゴメンな、あの二人にはあとで言っとくから」


黒子「そのような権限がアナタにあるんですの?」


上条「試してみよう・・・おい一方通行、垣根!」


一方「なンだァ?」

垣根「俺のゲームタイムを邪魔しやがって」


上条「白井に謝るんだ」

一方「嫌ですのォ」

垣根「ごめりんくろこ」

黒子「・・・・」イラッ



301: 2012/08/11(土) 00:31:27.72 ID:zlyhf+FSO
上条「・・・どうあっても謝らないつもりか?」


一方「当然」

垣根「ていとくん悪くないアルヨ」


黒子「・・・・グスッ」ウル


上条「なら仕方ない・・・明日から飯抜きにするからな」


一方垣根「!!!」


上条「出前とるなり外食するなり勝手にしてくれ、もちろん二人以外の食事は作る」


000010000200003打ち止め「・・・・ほっ」


一方「ふざけンなァーーーっ!!」ギャース!!


垣根「悪かったな白井、ちょっと魔がさしちまったんだ、許してくれ」キリリッ


黒子「え?・・・え?? 急にどうしたんですの!?」


一方「垣根ェー!!こンの裏切り者がァァ!!」


垣根「なんとでも言いやがれ! 上条の飯食えなくなるくらいならこんな頭いくらでも下げるぜ!」


一方「ンだとォ・・・」


垣根「ま、お前はせいぜい味気ねえファミレスの飯でもすみ~~~っこで1人さみしくクチャクチャ食ってろ」


一方「な・・・クソッタレがァ・・・」




302: 2012/08/11(土) 01:01:01.90 ID:zlyhf+FSO
上条「さあ謝るのか? どうなんだ一方通行?」


一方「・・・ゴメン」ペコッ

垣根「ついでにゴメン」ペコッ


黒子「も、もう結構ですの! どうか頭を上げてくださいまし!」


一方「許して・・・くれンのかァ?」


黒子「きちんと謝ってくれた方を許さない程この黒子、腐ってはおりませんの」


垣根「おぉ! 神様仏様黒子様!! 今ならお前の太ももからつま先にかけて全部ナメれる!」ベロンチョ


黒子「やめてくださいキモいですの」


上条「二人とも、もうあんまり白井をイジメるなよ?」


一方「わァーったよ、その代わり飯は作れよ」


垣根「ちなみに俺の胃袋は明日すき焼きを求めている」


上条「はいはいわかった、明日はすき焼きな」


垣根「いよっしゃーっ!!」ヘーイ!


一方「肉食えンならなンでもいいぜェーッ!!」ヘーイ!


303: 2012/08/11(土) 01:12:08.63 ID:zlyhf+FSO
上条「・・・てな訳だ」

黒子「あ、アナタホントに何者ですの??!」


上条「ただの高校生ですがなにか?」


美琴「ね、ねぇねぇ!」


黒子「ただのって・・・レベル5、しかも第一位と第二位が平伏してますのよ!?」


上条「ご飯食べたいだけだって」


美琴「ちょろっと~?」オーイ


黒子「文字通り餌付けな訳ですか・・・」


上条「あ、そう言えば常盤台の寮って食べ物持ち込みアリ?」


黒子「え? まあ多分問題は無いハズですけれど・・・」


美琴「私も混ぜなさいよ!」ムキーッ!




304: 2012/08/11(土) 01:13:39.29 ID:zlyhf+FSO
上条「ならちょっと待っててな・・・・・・ホイこれ」


黒子「コレ、なんですの?」


上条「今日作った夕飯の残りなんだけどさ、結構上手く出来たから食って見てくれよ」


黒子「わたくしをも食べ物で懐柔するつもりですの?」


上条「んな事しないって、迷惑かけたしそのお詫びって言うか」


黒子「と・・・とりあえず頂いておきますの//」


上条「食ったら感想聞かせてくれな」ニカッ


黒子「いいっ! 言っておきますがわたくしの舌を唸らせるには相当の腕が必要だと言っておきますわ!!」ビシッ!


美琴「・・・・」プルプル



305: 2012/08/11(土) 01:15:05.55 ID:zlyhf+FSO
上条「ん? どうした美琴?」


美琴「・・・・」プクゥー-

上条「?」

美琴「帰る!」プイッ!

上条「えぇ・・・」

美琴「黒子!」

黒子「は、はいですの!」

美琴「帰るわよ」

黒子「はあ、では失礼いたしました」ペコッ

上条「またな白井、美琴の事よろしくな」


黒子「言われるまでもありませんが了解ですの」


上条「美琴」

美琴「・・・なによ」

上条「今日は楽しかったよ、またな」


美琴「・・・うん、またね///」


黒子「ではお姉様、つかまってくださいまし」


美琴「うん」


シュンッ


上条「相変わらず便利だな~、テレポート」



308: 2012/08/11(土) 11:17:33.40 ID:zlyhf+FSO
上条「さてと・・・・大丈夫か削板」


削板「なんとか血は止まった・・・」


上条「帰るの無理そうだったら泊まってくか?」


削板「大丈夫だ、根性で帰る、それにこれ以上ここに居たら本気で生命にかかわる・・・」フラフラ


上条「そっか、お大事にな」


削板「ああ、またな」フラフラ


00003「軍覇さん、気をつけて帰ってくださいね・・・」


削板「ありがとう00003号、じゃあな」フラフラ



309: 2012/08/11(土) 11:18:31.65 ID:zlyhf+FSO
---------------次の日。


上条「ふあぁ~~。さて、朝飯作るか」


上条「フ~フフンフ~フフンフ・フ・フ~ン♪」テキパキ


木山「やあおはよう」マッパ


ドンガラガッシャーン!!


木山「・・・・大丈夫かい?」


上条「な・な・な・・・何で裸なんですか!?」


木山「ちょっとシャワーをね、そういえばタオルを巻くのを忘れていたよ」ウッカリ


上条「とにかく服着て来てください!!」


木山「そうするよ、朝食はなんだい?」マッパ


上条「一方通行がコーヒー飲むんでトーストとベーコンエッグです、スクランブルエッグにも出来ますケド」


木山「なら私はスクランブルエッグで頼むよ」マッパ


上条「了解です、了解しましたから服着てください!!」


木山「ちゃんと隠すところは隠しているんだが・・・」


上条「きわど過ぎです!」

木山「では朝食よろしく頼むよ」スタスタ


上条「朝から疲れた・・・」



310: 2012/08/11(土) 11:19:48.75 ID:zlyhf+FSO
上条「よし、朝食完成。垣根や妹達は自分で起きて来るだろうし、一方通行を起こして来ますか」


【一方さんの部屋】


一方「Zzz・・・・」スヤスヤ

一方「Zzz・・・・ン・・・??」

??「・・・・う・・・んにゅ・・・」スヤスヤ


一方「・・・・おい」パチッ

00001「ん・・・もう朝ですか?」ネムネム


一方「・・・なンでここに居る??」


00001「どうやら寝ぼけて一方通行のベッドに入ってしまった様です」テヘッ


一方「100%嘘だろ、普通にビビったぞオイ」


00001「最近二人きりになれてませんし、このくらいの役得があってもと・・・」


一方「・・・・ったく、しょうがねェなァ・・・」ヨシヨシ


00001「(///)」

上条「・・・・」ジー


一方「!!」Σハッ!!


上条(朝からなにやっとんじゃおまえぇー!?)アイコンタクト!


一方(いいから出ていっとれえェェェェェエッ!!!)アイコンタクト!!



311: 2012/08/11(土) 12:18:21.58 ID:zlyhf+FSO
一方「・・・・・・オマエは何も見てねェ、いいな?」


上条「ハッ! 朝っぱらからイチャイチャしていた場面など見ておりません!!」


一方「ほゥ、頭引きちぎられてデカいウニにされてェンだな?」


上条「今すぐ記憶から消去しますですハイ」


一方「で? 何しに来やがった」


上条「朝飯出来たから起こしに来たんだよ」


一方「・・・すぐ行く」


上条「あいよ」



312: 2012/08/11(土) 12:19:33.35 ID:zlyhf+FSO
一方「・・・フゥ」

一方「・・・オマエはいつまでそうしてンだ?」


00001【毛布に包まり中】「ふもふ・・・ふもふも・・・ふえぇぇ・・・・」シクシク


一方「なに言ってるか一切わかンねェぞ」


00001「何故・・・何故こんな時に限って上条さんが来るんですか・・・」アタマピョコ


一方「オマエは亀か」

00001「むしろ貝になりたいです・・・」シクシク


一方「別に悪い事した訳じゃねェだろが、切り換えろ、飯食い行くぞ」


00001「はい、そうします・・・・」ズルズル


一方「思いっきり引きずってンじゃねェか、つか毛布は置いてけ」



313: 2012/08/11(土) 12:20:53.86 ID:zlyhf+FSO
全員「いただきま(ァ)ーす」


木山「うん、美味い。やはり上条くんは料理が上手いな」


上条「いやいや、誰でも出来ますってこれくらい」


木山「フフッ、謙遜する必要はないさ」


垣根「オイ一方通行、ベーコン1枚よこせ」


一方「ふざけンな、喉にパン詰まらせて氏ねゴミ虫」

垣根「ドケチもやしが」ケッ


一方「食後の運動がてらサクッと氏にてェらしいな・・・ア゙ァ!?」


垣根「ヤルか? 遺書と財産の分配すませとけやオルァ!!」


上条「ベーコンエッグおかわりいる人~?」


一方垣根「いる(ゥ)~」


上条「はいはい」



314: 2012/08/11(土) 13:21:38.74 ID:zlyhf+FSO
打ち止め「アーちゃんパンもう1枚焼いてってミサカはミサカはお願いしてみる」


アレイ「お安いご用だ、焼き柄をつけれるが何がいいかな?」


打ち止め「ゲコ太!」ハイッ

アレイ「少々待ってくれ・・・・・・さあ焼けた」チーン


打ち止め「ありがとうってミサカはミサカはお礼を言ってみる」


00001「ミサカにもゲコ太パンをお願いします」


00002「同じく」

00003「ミサカはケロヨンでお願いします」


アレイ「任せたまえ」




315: 2012/08/11(土) 13:25:02.82 ID:zlyhf+FSO
全員「ごちそうさまでした」


上条「そういえば木山さん、引っ越しの件は?」


木山「ああ、もうそろそろ業者の方から電話があるはず・・・」


<パッパラピレポッピ-パラパラピレッピ-♪♪


木山「いいタイミングだ、もしもし・・・」


上条(何故着メロがクリスマスソング・・・・)


木山「ああ・・・料金は指定の口座に振り込んでおいた、確認してくれ、それじゃあご苦労様」ピッ



316: 2012/08/11(土) 13:38:53.43 ID:zlyhf+FSO
木山「さて、食事も済んだしそろそろ行くとしよう」


上条「急ですね、もうちょっとゆっくりしても・・・」


木山「それは卑猥な意味でのゆっくりかい?」


上条「違います」

木山「ちっ」

一方「あ? もう行くのか?」


垣根「木山っち、行く前にもう一回脱いで・・・」


00002「垣根さん?」ゴゴ…

垣根「ごめんちゃい!」シュバッ!


打ち止め「また来てねってミサカはミサカはおじきをしてみる」ペコッ


00001「さようなら」

00002「お元気で」

00003「またお会いしましょう」


木山「なに、またすぐに会えるさ・・・」ガチャ



317: 2012/08/11(土) 13:43:49.28 ID:zlyhf+FSO
木山「・・・・」テクテク

木山「・・・・」ピタッ

一同「?」ワスレモノ??

木山「鍵は・・・あった」チャラ


ガチャ…ギィ…パタン


一同「・・・・・」


一同「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっっ??????!!!!」


上条「ちょっ! 木山さん! 木山さーんっ!!」ピンポンピンポ-ン!!!


木山「なんだい?」ガチャ

一方「オマエ引っ越しってココかよ!?」


木山「そうだが?」

垣根「そうだが? じゃねーよ!! 隣の部屋じゃねーか!!!」


木山「はて? 言って無かったかな?」


上条「聞いてませんよ!」


木山「まあ細かい事は良いじゃないか」ハハハッ


木山「それじゃあ改めて、これからよろしく頼むよ、お隣りさん達」


一同「 」


※木山さんがお隣りさんになりました。


木山「あ、昼食はそーめんがいいな」


上条「食べに来る気満々ですか??!」



318: 2012/08/11(土) 13:56:20.70 ID:zlyhf+FSO
~薄暗い研究所~


天井「・・・・」カタカタカタ…

天井「ク・・クヒヒ・・・クハハハハハ・・・」カタカタカタ…


天井「一方通行め、貴様が実験を拒否してくれたおかげで私の人生は目茶苦茶だ・・・」


天井「復讐だ」

天井「復讐してやる・・・」

天井「オマエの身も・・・精神(こころ)も・・・・」


天井「ズタズタに引き裂いてやる・・・ヒヒッ・・・」


天井「さあ、私の代わりに一方通行に復讐を・・・・」


天井「目覚めろ・・・・番外個体!!」


番外個体「・・・・・」



333: 2012/08/20(月) 21:18:05.38 ID:7Kzn/G5SO
上条「・・・・ったく一方通行も垣根も買い物手伝ってくれたって良いじゃねえか」


上条「垣根なんて自分からすき焼き食べたいって言ったくせに・・・」ブツブツ


上条「妹達のみんなに頼むのは心苦しいし、美琴を呼び出すってのもなんか悪いし・・・」


上条「ハァ・・・・」トボトボ

??「~♪~♪♪」キョロキョロ



ドンッ!


上条「うわっ!?」

??「キャッ!?」




334: 2012/08/20(月) 21:23:41.12 ID:7Kzn/G5SO
上条「あ・・・っと大丈夫ですか?」


番外「・・・平気なんだけどさ、その前にアンタの手、退けてくれない?」


上条「・・・・へ?」


現在の状況、上条さんと番外個体がぶつかり合って上条さんが倒れ込み、
右手がモロ胸に・・・以上説明終わり!



上条「ご!ゴメン!! わざとじゃな・・・・い・・・」


番外「ねえ、これってセクハラ?」


上条「・・・・」


番外「ちょいちょい、なにポカ~ンとしてんのさ」


上条「え・・・いや・・・その・・・」



上条が放心状態になったのも無理はない。

 今自分の目の前に居る女性、それは上条のよく知る女性にとてもよく似ていた。


  いや、あまりにも似過ぎていた……。




335: 2012/08/20(月) 21:28:00.88 ID:7Kzn/G5SO
上条(だ、誰だこの子・・・美琴の従姉妹とか?? いや、美琴に従姉妹が居るなんて聞いてないし・・・・)


番外「ねえ、ねえってばさ!!」


上条(それになんだろう、妹達に少し似た感じが・・・・)


番外「・・・・お巡りさーん、このつんつんがミサカにセクハラした「だーっ! 待った待った!!」」


番外「なにさセクハラ」


上条「だから違うって! てか人をセクハラ呼ばわりしないで!!」


番外「ミサカの胸触って興奮の余り放心状態になってたくせに」


上条「してねえ!!って・・・ミサカ??! 今ミサカって言った!?」


番外「言ったよ? だって・・・・」



   「ミサカはミサカだし」




336: 2012/08/20(月) 22:06:45.37 ID:7Kzn/G5SO
上条(・・・・まさかこの子も美琴のクローン? でもあの実験は凍結してるハズ・・・)


番外「考え事してるところ悪いケドさ、とりあえずセクハラ君には二つ道が用意されてるよ」


上条「だからセクハラじゃねえって! 道?」


番外「このまま通報されて一生を棒に振るか、それとも・・・・」


上条「それとも?」

番外「ミサカ喉が渇いちゃった、何か奢ってくれたら許すかも知れないよ? ギャハッ☆」


上条「」




337: 2012/08/20(月) 22:08:47.96 ID:7Kzn/G5SO
【喫茶店】


番外「ふわぁ~、涼しい~」


上条「あのさ・・・」


番外「ミサカこれ知ってるよ、メニューでしょ! この中から選ぶんだよね?」

上条「いやそうだけどさ、それより・・・」


番外「ねえねえ、このエクストラ コーヒー ノンホイップ ダーク モカ チップ フラペチーノってどんなの?」


上条「頼んで見れば分かるだろ・・・じゃなくて! ちょっとは人の話しを聞けって!!」


番外「セクハラ」


上条「お好きな物をどうぞご注文ください、ですから平に、平にご容赦を・・・」


番外「ヒャハハッ☆ 分かればいいにゃ~ん」


上条(肝心なこと全然聞けねえ・・・)



338: 2012/08/20(月) 22:12:24.66 ID:7Kzn/G5SO
番外「・・・」キョロキョロ

番外「・・・・」ソワソワ

上条「・・・・なあ」

番外「な、なにさ」モジモジ


上条「トイレならあっちに」


番外「違っ!我慢してない!!」


上条「んじゃ早く注文すればいいだろ」


番外「ど・・・どうやんの?」

上条「は?」

番外「注文ってどうやるのかって聞いてるの!」


上条「どうやるって、店員呼べば注文聞きに来るだろ?」


番外「じゃよろしく☆」


上条「なんだよそれ、いいけど・・・すみませーん」




339: 2012/08/20(月) 22:15:05.90 ID:7Kzn/G5SO
店員「お待たせしました」


上条「どうも」

番外「わ~来た来た」

上条「でさ、ちょっと聞きたいんだけど・・・」


番外「カンパーイ!」

上条「しねえよ!」

番外「え? しないの?」キョトッ


上条「コーヒー飲むのにカンパイしないだろ普通」


番外「だって知らなかったし~」ブー!


上条「あのさ、ちゃんと奢るしいい加減教えてくれよ・・・君のこと」


番外「ングング・・・ん~~どうしよっかな~☆」


上条「じゃあ名前だけでも」


番外「え? なになにナンパ?」


上条「あのなぁ・・・」



340: 2012/08/20(月) 22:34:17.88 ID:7Kzn/G5SO
番外「教えてもいいけどさ、ミサカに名前なんて無いよ?」


上条「いや、自分でミサカって言ってるじゃん」


番外「これは口癖みたいなもんだし、まあ、呼びたかったら番外個体【ミサカワースト】って呼んでよ」


上条「番外個体?」

番外「そ、まあこれもミサカを製造した天井って男が付けたんだけどね」


上条「製造・・・」


番外「ふっふっふ~、特別につんつんには教えてあげるよ、ミサカの秘密」


番外「実はね・・・ミサカはとある能力者のクローンなんだ☆」


上条「・・・・(やっぱり)」


番外「ねえねえビックリした? ドッキリした?? 心臓ひっくり返った!?」

上条「ち、ちょっとな、ハ・・ハハッ・・・」



341: 2012/08/20(月) 22:49:41.54 ID:7Kzn/G5SO
番外「なーんかリアクション薄いな~」ジトー


上条「あ・・・いやそんな事無いぞ! ワービックリシタ!」


番外「モロ棒読みじゃん」


上条「そ!それよりさ! その、なんで俺にそんな事教えたんだ?」


番外「う~ん・・・何となくかな~~。あ! ケーキ追加するね、すみませーん!」


上条(やっぱりこの子も妹達なんだ・・・けどなんでこの子は他の妹達より成長?してるんだ? それにこの子が創られた目的って一体・・・・)


番外「ねえつんつん、ちょっと聞きたいんだけどさ」

上条「一応言っとくけど俺には上条当麻って名前があるんだぞ?」


番外「ふ~ん、めんどいからつんつんでいいや」


上条「めんどくねえだろ!?」ガビーン


番外「いいじゃん、誰だかすぐ分かるでしょ?」


上条「否定出来ない自分が悲しいぜ」ウル



342: 2012/08/20(月) 23:00:57.55 ID:7Kzn/G5SO
上条「・・・なあ番外個体」


番外「んにゃ?」ケーキパクパク

上条「その、天井って人は何が目的で君を?」


番外「・・・つんつんはさ、第一位を知ってる?」


上条「え? あ、まあ少しは・・・」


番外「ミサカが製造された理由はね、学園都市第一位、一方通行を頃すこと」

上条「一方通行を・・・頃す?」


番外「そ、第一位を頃す。ただそれだけの為にミサカは製造された」


上条「ちょっと待てよ! なんでそんな・・・」


番外「つんつんにはわからない事だけどさ、ちょっと前にとある実験があってね」


上条(絶対能力者進化実験・・・・)




343: 2012/08/20(月) 23:03:57.57 ID:7Kzn/G5SO
番外「その実験が成功すれば第一位はレベル6って化け物に進化するはずだった・・・」


番外「ケドそうはならなかった、第一位は実験を拒否した挙げ句研究所を丸ごと破壊、

ミサカのオリジナル、ぶっちゃけ超電磁砲のDNAマップまで持ち逃げする始末」


番外「結局そのまま実験は凍結、天井が手にするハズだった富と名声は一晩でパァって訳」


上条「そ、その話しが本当だとしてさ、DNAマップは一方通行が持ち去った訳だろ? じゃあどうやってクローンを?」


番外「お、いいとこ突くねつんつん」


番外「天井はね、クローンから得た戦闘データやクローンの製造方法なんかを他国に横流しするつもりだったんだ」


上条「なんで?」

番外「金に目が眩んだんじゃない? ボタンひとつでいくらでも製造可能なクローン。

しかも第一位との戦闘データ付きってオマケまで有れば欲しがる国は多いよ、多分」



344: 2012/08/20(月) 23:06:10.25 ID:7Kzn/G5SO
番外「ミサカはその中の1体、元々は他国に宣伝目的で密かに製造してた個体がミサカって訳」


上条「じゃあ番外個体の他にもまだ居るのか?」


番外「今のところミサカだけ、クローン1体製造するのに18万円くらい掛かるらしいし、天井の財布じゃミサカを製造するだけで精一杯だったみたいだね」



上条「そう・・・なんだ」

番外「でさ、つんつんって第一位の居場所とか知らない?」


上条「え? さ、さあ・・・」


番外「ちぇ~、知ってたら楽だったんだけどな~」


上条(思わず嘘ついちまった・・・でも、なんとかこの子を止めないと・・・)


番外「あ、ちょっとお花摘んで来るね」


上条「花? この辺に花畑あったっけ? 手伝おうか?」


番外「まさかつんつんが特殊なプレイを要求するとは思わなかったよ」


上条「???」

番外「ト・イ・レ。ついて来る?」


上条「早く行って来なさい!」


番外「ギャハハッ☆ つんつんの異常性癖~」


上条「俺はノーマルだッ!」



345: 2012/08/20(月) 23:18:56.03 ID:7Kzn/G5SO
【女子トイレ】


番外「・・・・・」テルテル

番外「・・・・・あ、天井?」


天井『定時連絡にはまだ早いぞ』


番外「ちょっと収穫があってさ」


天井『一方通行の居場所が分かったか?』


番外「それはまだ、ただ第一位の事を知ってるかもしれない奴を見つけたよ」

天井『そうか、ならソイツから一方通行の情報を聞き出せ、もし親しい間柄なら一方通行のところまで案内させればいい』


番外「やってみるよ」


天井『分かっているだろうが逃げようなどとは思うな・・・』


番外「分かってるよ、必ず第一位を頃すから」


天井『ならいい、ではまた何かあれば連絡しろ』


番外「うん、ねえ天井」

天井『なんだ?』

番外「ミサカが第一位を殺せたら・・・」

天井『ああ、一方通行を始末出来ればお前は自由だ、どこへでも行くがいいさ』


番外「約束だよ、ちゃんと守ってよね」


天井『・・・・それはお前次第だ』


番外「・・・・また連絡するよ」ピッ




346: 2012/08/20(月) 23:21:26.02 ID:7Kzn/G5SO
番外「・・・・自由・・・か・・・」


番外「・・・・戻ろう」


――――――――――。



上条「・・・・だあっ! 何で電話出ないんだよ! まさか寝てんのか一方通行に垣根の奴!!」


上条「どうする・・・とにかく番外個体から目を離さない様にしないと・・・・」


番外「ミサカがどうかした?」


上条「ぴっ!? あ、いやその・・・・」


番外「なになに? まさかミサカがトイレ行ってるの想像して興奮してた?」

上条「断じて違うっ! ちょっと遅いなって思ってただけだ!」


番外「ふ~ん。あ、つんつんこれから暇?」


上条「は? いや、夕飯の買い出しに・・・」


番外「そんじゃ遊び行こうよ」


上条「人の話し聞いてくれ」


番外「セクハラ」

上条「ゲーセンでよろしいでせうか!?」


番外「いいよ☆」

上条(ハァ・・・しばらく様子を見るか・・・)



347: 2012/08/21(火) 06:30:53.73 ID:n0hnp4KSO
【ゲーセン】


ガンシューティング。


番外「うりゃうりゃーっ! 氏ねーっ!!」バンバンッ


上条「ワーストさん、あんまり大声で乱暴な事言わないで!」


番外「だってコレそう言うゲームでしょ?」


上条「確かにそうだけど・・・って画面外撃ってもリロード出来ねえ??!」


番外「wwwつんつんwww不幸過ぎwwwwww」

上条「その通りだよチクショウ! 不幸だーっ!!」


レーシング。


番外「卑怯だよつんつん! 進路妨害すんな!」ギャース


上条「勝負とはつねに弱肉強食、卑怯は誉め言葉ですよワースト」


番外「・・・・えいっ」ビリッ


 ボンッ!


上条「ぐあっ??! 画面が爆発した!?」


番外「残念だったね」


上条「お前今能力使っただろ!!」ギャース


番外「知らなーい☆」



348: 2012/08/21(火) 06:32:49.16 ID:n0hnp4KSO
格ゲー。


番外「このっ! ああっ??! またハメ技!」


上条「垣根に付き合わされて身につけた技だ」ガチャガチャ


番外「・・・・ダイレクト・リンク」ビリッ


上条「なっ!? 急に動きが変わった??!」


  KO!!


番外「ギャハッ、ミサカの勝ち~☆」


上条「おのれ・・・また能力を・・・」ワナワナ


番外「証拠不十分で迷宮入りだね☆」


上条「チクショウ・・・」


エアホッケー。


上条「この角度、もらった!!」カツーンッ!!


 カンコンカン・・・スポッ


上条「 」


番外「はいつんつんまた自殺点~」


上条「完璧なスピードと角度で打ったハズなのになんで全部跳ね返ってコッチのゴールに来るんだよ!?」


番外「ある意味才能だよ、オール自殺点て・・・」


上条「不幸過ぎる・・・」シクシク



349: 2012/08/21(火) 06:34:09.35 ID:n0hnp4KSO
クレーンゲーム。


番外「よっ・・・と、この辺かな?」


ウィーン……ブブー


番外「・・・こうなったら能力で」ビリッ


上条「こら」ブレイク

番外「あう」プスン

上条「あのなワースト、こう言うゲームは正々堂々と取ってこそだろ?」


番外「反則勝ちでも勝ちは勝ちじゃん」


上条「とにかく能力はダメ」


番外「ちぇ~、つんつんのケチ」)3(ブーブー


上条「俺がやって見るから」


番外「無理だね、つんつん運悪いし」


上条「やってみなきゃ分からないだろ?」


番外「ムリムリ」

上条「見てろよ~・・・・・」


ウィーン……スポッ…テッテレー!


上条「取ったどー!」

番外「マジ!? つんつん今日氏ぬんじゃない?」


上条「不吉な事言うな! ほい、これでいいんだろ?」


番外「あ・・・・アリガト・・・」

上条「ん? なんか言ったか?」


番外「べっつに~」



350: 2012/08/21(火) 06:35:39.84 ID:n0hnp4KSO
番外「ねえつんつん」

上条「ん?」

番外「これなに?」

上条「プリクラだけど?」

番外「え、テレクラ?」

上条「プ・リ・ク・ラ!! 写真撮ってそれがシールになって出てくるんだよ!」

番外「へ~、撮って見ようよ」


上条「いいけど・・・(ん? コス・・・レ? かすれてて見えないけどなんだ?)」


番外「うわ、なにこれ変な服がいっぱいある・・・」


上条(コスプレ!? 誰だこんなプリクラ考えたのは??!)チラッ


MAID・IN・アレイスター☆


上条(またかあの変態理事長!!)


番外「つんつんどれ着る?」


上条「撮るのかよ??」

番外「だってなんか面白そうじゃん」




351: 2012/08/21(火) 06:38:23.58 ID:n0hnp4KSO
上条「ワースト~、着替えたか?」


番外「もうちょい・・・あっ」

上条「どうした!?」ガサッ


番外「ちょっ! 入ってくんなっ!!」


上条「あ・・・・」

番外「・・・・」←下はOK上はまだ、つまりトップレス


上条「り・・・立派なもの(胸)をお持ちで・・・」


番外「・・・ッ!!///」ビリビリッ!!!!


上条「無言で電撃はヤメろって!!」ブレイク!!


番外「このどスOベ!! さっさと出てけ変態!!」ゲシゲシッ!!


上条「分かった!分かったから蹴るな!!」



352: 2012/08/21(火) 06:40:31.09 ID:n0hnp4KSO
上条(むうぅぅ!ワーストめ、外見からでも分かってたけどあれ程とは・・・美琴もああなるのかな? 将来楽しみかも・・・)


番外「・・・このド変態」

上条「せめてつんつんで」


番外「うっさいバカ! ミサカの裸見やがって!責任取れ!!」


上条「んな殺生な・・・アレは事故だろ?」


番外「うっさい!うっさい!!うっさいっ!!!」ギャースギャース!!


上条「ハァ・・・悪かったよ、ゴメンな・・・」


番外「・・・2つ」

上条「?」

番外「今から2つお願い聞いてくれたら許す」


上条「お安いご用だ、で? お願いって?」


番外「まず1つ目、二人っきりになれる場所に連れてってよ」


上条「・・・・・へ?」

番外「は・や・く!」ズイッ

上条「り、了解しましたーっ!」




358: 2012/08/26(日) 00:50:34.32 ID:JVRUeVvSO
【鉄橋】


上条「この辺でいいか?」


番外「へ~、ホントに人居ないね」


上条「時間も時間だしな、で、2つ目は?」


番外「中々に眺めが良いところだね~」ホワ~


上条「あのなぁ…」

番外「ねえつんつん」

上条「ん?」

番外「第一位の居場所、教えてよ」


上条「え……いや、知らな「嘘つき」 」


番外「知ってるんでしょ?」


上条「・・・・」

番外「ミサカが最初に第一位のこと聞いた時、明らかに動揺してたよね?」


上条「・・・・一つ、教えてくれ」


番外「なに?」

上条「なんで一方通行を頃す必要があるんだ?」


番外「第一位を頃す事がミサカの存在理由だから」


上条「・・・それだけか?」

番外「それだけだよ、それ以外に理由なんてない、だから教えてよつんつん」

上条「・・・・嫌だ」

番外「2つ目のお願いだよ?」


上条「それは聞けない、セクハラと言われようが変態と呼ばれようが、言えない」




359: 2012/08/26(日) 00:52:13.03 ID:JVRUeVvSO
番外「・・・・じゃあ、力ずくで聞くよ? いいの?」


上条「好きにしろよ、けどワースト、お前が一方通行を殺さなきゃならないのは別の理由があるんじゃないのか?」


番外「・・・・無いよ」

上条「・・・・本当にか?」

番外「・・・ルサイ・・・」

上条「もう一度聞くぞ、本当に無いのか?」


番外「うるさいっ!!」

上条「ワースト・・・」

番外「もう話す事なんて無いよ! 手足の骨へし折ってでも聞き出すからッ!!」


上条「・・・」

番外「言っとくケド、ミサカはレベル4並の能力はあるよ、一億ボルトの電撃喰らっても強がれる?」バチバチッ


上条「・・・俺は、戦わない」

番外「はあ!?」

上条「お前とは戦いたく無い、聞かせてくれよワースト、お前が一方通行を殺さなきゃならない本当の理由」


番外「だから・・・無いって言ってんでしょ!!!!」



360: 2012/08/26(日) 00:54:11.90 ID:JVRUeVvSO
上条(落ち着け、電撃はなんとか右手で・・・)


番外「今つんつんが考えてる事当てて見ようか?」


番外「右手で能力打ち消して捕まえればなんとかなるって思ってるでしょ?」

上条(モロバレか・・・)


番外「確かにつんつんのその右手は凄いよ・・・ケド!!」シュッ!!


上条「!!」


その瞬間、上条の視界から番外個体は消え、動きを捉える前に上条の鳩尾に衝撃が走る。


上条「がっ・・・・はっ」


番外「ミサカさ、接近戦も結構強いよ?」


上条(は・・・速い・・・)

番外「無理しない方がいいよ、鳩尾にモロ膝入れたからしばらくまともに呼吸出来ないハズだし」


上条「ワ・・・・スト・・・ゲホッ」


番外「つんつんが悪いんだ・・・素直に話さないから」



361: 2012/08/26(日) 00:56:40.15 ID:JVRUeVvSO
番外「・・・・」

上条「・・・・」


もうどれくらい殴っただろう、どれくらい殴られただろう。
上条は無抵抗のまま殴られ続けた、何も言わず、何もせず、ただ番外個体をじっと見つめて・・・・。


番外「ハァ・・・ハァ・・・、つんつんってドM? ちょっとはやり返しなよ」


上条「お前こそ、息切れしてんじゃねえか・・・」


番外「ギ・・・ギャハッ、まだまだこれからだよ!」


上条「ワースト・・・頼む、教えてくれ。俺はお前の力になりたい」


番外「しつこいよ!」

上条「俺だけじゃどうにも出来ない事なら、みんなでなんとかしよう、みんな頼りになるし力になってくれる・・・」


番外「時間稼ぎなんてセコい真似するな!言ったよね?手足の骨へし折るって」


上条「ワースト・・・」

番外「そんな目で・・・そんな目でミサカを見るなッ!!!」



362: 2012/08/26(日) 00:58:45.08 ID:JVRUeVvSO
番外「このっ!」バキッ

上条「・・・・」

番外「言ってよ!」バキッ!!


上条「言・・・わない」

番外「言えってば!!」

上条「・・・嫌だ」

番外「い・・・ヒック・・・言ってよぉ・・・」ポカ…ポカ…


上条「・・・」

番外「なんで・・・ヒッ・・なんでさ・・・」ポロポロ


上条「アイツは、一方通行は大切な友達なんだ・・・友達を裏切るなんて出来ない」


上条「ワースト、もちろんお前も大切だと思ってる、だから助けたい・・・」


番外「大・・・切?」

上条「ああ、大切だ」


番外「ぅ・・・ヒック・・・ふえぇぇぇ」ポロポロ


上条「・・・話してくれよ、な?」


番外「グスッ・・・ヒック・・・うん・・・」



363: 2012/08/26(日) 01:00:14.74 ID:JVRUeVvSO
上条「・・・・爆弾??」

番外「みたいな物、それがミサカの身体の中にあるんだって」


上条「なんで、そんな物が…」


番外「もしミサカが勝てなくても、目の前でミサカが爆発したら第一位はどう思う?」


上条「……」

番外「肉体的には効かなくても精神的にダメージを与えるため、あとは・・・裏切り防止のためかな、多分」


番外「第一位を殺せたらさ、爆弾を取り除いてくれるって天井と約束したから・・・」


上条「酷い・・・」




364: 2012/08/26(日) 01:02:26.64 ID:JVRUeVvSO
番外「・・・ミサカにはさ」


上条「?」

番外「ミサカには過去が無いから・・・」


番外「製造されたのはついこの間だし、身体だって色んな薬を使って無理矢理成長させただけ・・・」


番外「だからさ、過去が無いならせめてミサカは明日が欲しいよ・・・。第一位さえ殺せたら、ミサカは自由になれるんだ」


上条「・・・ワースト」

番外「・・・なに?」

上条「俺の知り合いに冥土帰しって凄い医者が居る、その人に相談すればきっと爆弾を取り除いてくれる」


番外「・・・」

上条「だからさ、一緒に行こう、誰かを犠牲にして手に入れる自由なんて間違ってるんだ」


番外「つんつん・・・」


>ブー…ブー


番外「ミサカの携帯……あ、天井??!」


番外「も、もしもし?」

天井『失敗したようだな』


番外「は? なんで?? なんで知ってるのさ!?」


天井『携帯にちょっと細工をしておいた、今までの行動は全て私に筒抜けだったと言う訳さ』


番外「ま、待ってよ・・・ミサカまだ・・・」



365: 2012/08/26(日) 01:04:05.00 ID:JVRUeVvSO
天井『逃げるどころかまさか裏切るとはな、所詮は出来損ないか』


番外「出来損ない・・・ミサカが?」


天井『この際だから教えてやる、私はお前が一方通行に勝てるなどとは最初から思ってない』


番外「え・・・・」

天井『お前が一方通行に接触したらすぐにでも起爆させるつもりだったのだからな』


番外「ちょっと待ってよ! 約束したじゃん!!」


天井『どうせ氏ぬ出来損ないと約束などしてどうなる? お前などただの歩く爆弾に過ぎん』


番外「そんな・・・酷いよ・・・」



366: 2012/08/26(日) 01:07:00.40 ID:JVRUeVvSO
天井『そう言えば番外個体、お前は自由が欲しいんだったな』


番外「・・・・」

天井『せめてもの慈悲だ・・・5分やろう』


天井『5分後に起爆するようセットした、短い自由を噛み締めることだ・・・プツッ』


番外「天井?・・・・ねえ待ってよ!天井ッ!!」


上条「ワースト? 何だよ今の電話??」


番外「・・・・ハ・・・ハハッ・・・」


番外「5分って、何にも出来ないじゃん・・・」



367: 2012/08/26(日) 01:08:36.33 ID:JVRUeVvSO
上条「落ち着けよワースト、何があった?」


番外「・・・・ミサカ自由になれたよ」


上条「?」


番外「5分だけ、ギャハッ☆笑っちゃうね、たった5分で何しろってのさ・・・」


上条「5分って、なんだよそれ??!」


番外「言った通りだよつんつん、あと5分もしたらミサカはただの肉塊になる、ボンッて汚い花火に・・・・」


上条「嘘だろ!?早くなんとか「来ないでっ!!」」


番外「もういいよ、ミサカ疲れちゃった」トテトテ


上条「ワースト、よせっ!何する気だ!?」


番外「行きたままボンッなんてゴメンだもん、だからさ、飛び降りる」


上条「冗談よせっ! あきらめんじゃねえよ!!」


番外「氏に方くらい自由にさせてよ、これがミサカに残された最後の自由なんだよ?」


上条「ダメだ! そんなの絶対にダメだッ!!」



368: 2012/08/26(日) 01:10:32.36 ID:JVRUeVvSO
番外「・・・・綺麗だな・・・空」


上条「ワースト!」


番外「ねえつんつん、2つ目のお願い・・・聞いてくれる?」


上条「聞く! 聞いてやるからよせっ!!」


番外「あのね・・・・」



   「・・・助けて・・・」

  「氏にだぐ・ヒック・・ないよ・・・」


上条「あ・・・・・う・・・・」


番外「バイバイ、楽しかったよ・・・・」


上条「!!」


上条「・あ・・ああ・・・」


上条「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッ!!!!!」




369: 2012/08/26(日) 01:15:07.40 ID:JVRUeVvSO

      堕ちる


  (あ~あ、短い人生だったな・・・)


    自由/氏 に向かって



  (ま、悪くは無かったかな・・・ギャハ☆)


  (・・・でも・・・)


  (まだ、氏にたくないなぁ・・・)


   自身の身体を砕く衝撃は・・・来なかった



  【氏ぬにはちぃ~っとばっかし早いぜ?】


番外「・・・・へ?」パチクリ


垣根「ギリギリセーフってやつだな」パタパタ


番外「は??! あ、アンタ誰!?」


垣根「メルヘンの申し子、そして美女の味方」キリッ


番外「・・・・バカ?」

垣根「ッんだと! 仮にも命の恩人にバカとはなんだ!! 」プピーッ!


垣根「まあいいや、上条んとこ戻るぞ、アイツ今頃ボロボロ泣いてるに違いねえ」ニッシシシ


番外「え・・・いやミサカ爆発・・・」


垣根「ああ? 爆弾の事か? しねえよ、とっくに5分過ぎてるだろ?」


番外「・・・・なんで知ってんの???」



370: 2012/08/26(日) 01:17:05.43 ID:JVRUeVvSO
上条「・・・クソ・・・」

上条「チクショウ・・・・」


上条「・・・・なにも出来なかった」


上条「なにも・・・」

上条「ワースト・・・・」


垣根「ほらな、言った通りだろ」パタパタ


番外「う、うん」

上条「・・・・・え?」


垣根「いつまでも泣いてんじゃねえよ、男の子だろ?」


上条「・・・垣・・・根・・・?」


垣根「泣き止まねえならムービー撮ってニコニコに投稿すんぞ」


上条「なん・・・で?」


垣根「鉄橋から飛び降りた美女を助けにな、ついでにお前の泣きっ面を拝みに来た」


上条「美女って・・・まさか・・・」


垣根「ほらいつまで隠れてんだよ」


番外「ち、ちょっと待ってよ、めっちゃ出にくいんだけど・・・」


上条「あ・・・・」

番外「あ・・・アハハ/// なんかミサカ助かったみたい・・・」



371: 2012/08/26(日) 01:20:40.17 ID:JVRUeVvSO
上条「・・・・」

番外「・・・えと・・・な、なんか言ってよ・・・」


上条「よ……」

番外「よ?」

上条「よかった・・・無事で・・・」ギュウゥ


番外「に゙ゃ!?////」


上条「ゴメンな、何にも出来なくて・・・」


番外「べ!別につんつんが悪いとか思ってないから! だからいい加減はにゃせ~~!!」ジタバタ


上条「あ、悪い」パッ

番外「そこで離すなよ!?」


上条「え?」

番外「あ///」


垣根(バカな、ヒーローなハズの俺が空気だと?)




372: 2012/08/26(日) 01:21:51.13 ID:JVRUeVvSO
上条「そう言えばワースト、爆弾は??」


番外「あ、うん。なんか大丈夫みたい」


垣根「それについちゃ俺が教えてやる」


上条「垣根・・・なんで?」


垣根「とりあえず順をおって話すか・・・の前に」


上条「?」


垣根「お前の泣きっ面をおさめたこのカメラなんだが・・・」


上条「消去しろォォォォ!!!」


番外「とにかく教えてよ、なんで全部しってたのか」

垣根「おう、あれは数時間前の事・・・・」


上条番外(なんか語りだした・・・)



373: 2012/08/26(日) 01:22:56.35 ID:JVRUeVvSO
――――数時間前。


垣根「勝たっぞ! 7のスリーカードじゃ!」


一方「・・・ロイヤルストレートフラッシュ」


垣根「Oh・・・」


一方「オマエ弱すぎる」

垣根「2人ポーカーも飽きて来たな」


一方「仕方ねェだろ、アイツら調整で病院なンだからよォ」


垣根「つか上条から相当着信来てんな、シカトしててなんだけどよ」


一方「どうせ買い物手伝えとかだろ、放っとけ」


垣根「一応確認しとくか、アレイスター、滞空回線」

アレイ「了解だ・・・むむ!?」


一方「どォした?」


アレイ「こんな時間からホテルに行くとはけしからん女め、しかも男の子はまだ10歳程度じゃないか!」


垣根「なに見てんだよボケ」


アレイ「サラシなど巻きおって、露出趣味か?全くもってけしからん」


垣根「俺にも見せろ!!」


一方「バカばっかりだ」



374: 2012/08/26(日) 01:23:58.61 ID:JVRUeVvSO
アレイ「さて上条当麻は・・・・これは!?」


一方「なンだァ?」

垣根「またフラグ立ててたか?」


アレイ「直接見た方が早いだろう、二人とも私の髪の毛を掴みたまえ」


垣根「やだ」

一方「手が汚れる」

アレイ「失礼な、ちゃんと毎日トリートメントしているぞ」


垣根「つかなんで髪の毛掴まなきゃなんねえんだよ」

アレイ「私の髪の毛を掴んで目を閉じれば滞空回線から得た情報を共有できる」


一方「どっかで聞いた様な能力だぞそれ」


垣根「界王様のパクりじゃん」


アレイ「いやいや、ぶっちゃけアッチが私をパクった感じた、早くしたまえ」

一方垣根「・・・・げ!?」



375: 2012/08/26(日) 01:24:59.71 ID:JVRUeVvSO
垣根「・・・・おいおいマジかよ」


一方「・・・・」


垣根「どう見ても妹達だよな?」


一方「おいポンコツ、ありゃなンだ」


アレイ「ちょっと待ってくれ・・・・ふむ、そう言う事か」


一方「一人で納得してンじゃねェ! 早く教えろ!!」


アレイ「あの妹達は天井亜雄と言う男が製造したようだ」


垣根「天井、誰だ?」

一方「例の実験に関わってた研究員だ、あの野郎・・・」


アレイ「奴の居場所は分かったが、どうするね?」


一方「決まってンだろ、今すぐ行ってぶち頃す」


垣根「落ち着け」

アレイ「垣根の言う通りだ頃しはまずい、あとの処理が面倒だ」



376: 2012/08/26(日) 01:25:33.20 ID:JVRUeVvSO
一方「処理なンざ知ったことじゃねェ、俺は行く」


垣根「だから待てって、何があるか分からねえ、ここは応援を呼ぶべきだ」


一方「応援だァ?」

垣根「御坂とアイテム全員と削板に連絡しとくから合流して行け」


一方「オマエは?」

垣根「俺はあの二人んとこに行く、なんかあっても大丈夫なようにな」


一方「任せたぞ」

垣根「がってんでい!」

アレイ「では何か動きがあれば私が連絡しよう」


一方「おう、出掛けてくる」


垣根「パーマンの如く窓から出動!」パタパタ



377: 2012/08/26(日) 01:26:34.87 ID:JVRUeVvSO
垣根「・・・・ってな訳だ」


番外「じゃあ天井は?」

垣根「とりあえず起爆スイッチは解除させたし、あの野郎が無断で使ってた施設も跡形も無く消し飛んだ」


垣根「アイツ自身普通なら問答無用でぶっ頃すとこだが楽に氏なせるのも面白くねえからな、ちょっと遠く旅行に行ってもらった」


上条「旅行って、どこに?」


垣根「あの野郎乗り込んだ面子に囲まれて失禁して気絶しやがったらしくてな、そのままマグロ漁船に放り込んだそうだぜ?」


垣根「ちなみに無期限労働のおまけ付きだ、二度と俺達の前に姿を見せねえだろうな、色んな意味で」


番外「じゃあミサカは・・・」

垣根「もう誰にも縛られる事はねえ、お前は自由だ、ワースト」



378: 2012/08/26(日) 01:27:39.66 ID:JVRUeVvSO
上条「よかったな、ワースト」


番外「・・・うん」


垣根「爆弾の件はまた爺さんに頼むとして、とりあえず帰ろうぜ、みんな待ってる」


上条「ああ、ワーストも来るだろ?」


番外「え・・・いいの?」

上条「当たり前だろ?」

番外「じゃあ・・・行く」


垣根「いい雰囲気のとこ悪いが御坂と麦野とフレンダが詳しく話しを聞きたいそうだぞ、特に御坂は雷神と化している」


上条「なんで!?」


番外「?」




387: 2012/08/28(火) 01:06:04.12 ID:nZL/FViSO
とあるマンション


上条「・・・」

番外「入んないの?」

上条「ドアの向こうから闘気を感じる・・・」


垣根「んな気にし過ぎだっつの、たっだいま~」ガチャ


美琴麦野フレ「「「どおぅりゃあああァァァァ!!!」」」


ボゴオッ!!


垣根「んどぅばっ!?」


美琴「よくも当麻をボコボコにしてくれたわね! って・・・垣根?」


麦野「どこ行ったゴラああァァ!!」


フレンダ「とうまと二人っきりで遊ぶなんて許されない訳よ!!」


上条「え・・・っと、ただいま」


美琴麦野フレ「あ・・・」




388: 2012/08/28(火) 01:08:24.53 ID:nZL/FViSO
美琴「当麻大丈夫!? 痛いとこない??」


麦野「救急箱用意したわよ!」


フレンダ「結局二人は引っ込んでて! ここは私が看病する訳よ!」


上条「あ、えと、そんなに大したケガじゃないから」

垣根「むしろ俺の方が重傷だ、手厚く看病しとくれ」

美琴麦野フレ「「「唾でもつけときなさい」」」


垣根「いいんだいいんだ、どうせ俺なんか・・・」ウジウジ


00002「大丈夫ですよ垣根さん、ミサカが介抱します」


垣根「00002号ぉ、やっぱ俺にはお前しか居ねえ」ジーン


00002「有料で」

垣根「金取るの!?」カビーン!


00002「冗談です」クスクス

垣根「こんにゃろ、今夜は寝れると思うなよ?」


00002「え///」

上条「え?」

一方「え?」

削板「え?」

浜面「え?」

美琴「え?」

00001「え?」

00003「え?」

麦野「え?」

絹旗「え?」

フレンダ「え?」

滝壺「Zzz」

打ち止め「?」

アレイ「え」

垣根「ん?」



389: 2012/08/28(火) 01:10:59.36 ID:nZL/FViSO
美琴「ちょっとじっとしてて、消毒するから」


上条「ててっ! しみる・・・」


麦野「この下手くそ! 上条くん痛がってるじゃないの!私に代われ!」


美琴「嫌よ」

麦野「んだとゴラ!」

フレンダ「とうま痛くない?」チョンチョン


上条「大丈夫だって、ちょっとヒリヒリするけど」


フレンダ「無理しちゃダメな訳よ、とうまに何かあったら私・・・」


上条「心配かけてゴメンな」ヨシヨシ


フレンダ「(///)」


美琴麦野「ちょっと来いや」ビリビリキュイィーン


フレンダ「 」




390: 2012/08/28(火) 01:13:26.67 ID:nZL/FViSO
一方「オマエが番外個体か」

番外「フンッだったらなにさ」ツン


一方「オマエ、まだ俺を頃してェと思ってンのか?」

番外「さあどうだか、でも夜道には気をつけた方がいいかもね」


一方「本気で頃してェと思ってンならヤレ、抵抗も反射もしねェからよ」

00001「そんな!ダメです一方通行!!」


一方「コイツの存在理由は俺を頃す事だ、オマエも最初は言ってただろ、俺に殺される事が自分の存在理由だってよォ」


00001「た、確かにそうでした!しかし今は違います!!」


一方「で? どォなンだ?」

番外「・・・ホントにいいの?」


一方「・・・おう」

番外「じゃ目閉じててよ」

一方「ン」キュ


番外「・・・うりゃあっ!!」ガンメンパーンチ!!


一方「ンぷぉあっ!?」


00001「一方通行ーっ!」


番外「ふー、すっきりした☆」


一方「て、テメッ、何しやがる!!」ハナジボタボタ


番外「なにさ、顔面パンチくらいで大袈裟にしちゃってさ」



391: 2012/08/28(火) 01:15:15.00 ID:nZL/FViSO
番外「ミサカがアンタを殺そうとしてたのはそうしなきゃミサカが氏ぬから」

番外「でももうミサカは自由だし、頃す必要なんて無いよ」


一方「いいのかよそれで、こンなチャンス二度とねェンだぜ?」ボタボタ


番外「頼まれたって嫌だね、ミサカはミサカのしたいように生きるんだ、アンタの言うことなんて聞いてあげないよーだ!ぎゃは☆」


一方「・・・そうかよ」ボタボタ

番外「そ、それにつんつんに『誰かを犠牲にして得た自由なんて間違ってる』って言われたし///」チラチラ



上条「落ち着け美琴!麦野さんも!!」


フレンダ「とうま助けて殺される!!」


美琴「氏にたく無かったら当麻から離れなさい」ビリビリ


麦野「それとも自慢の下半身とさよならするか?」キュイィーン


フレンダ「ひいいいっ!!」



392: 2012/08/28(火) 01:16:58.49 ID:nZL/FViSO
番外「・・・ねえ第一位」

一方「あ?」

番外「つんつんとおねーたまってさ、もしかして・・・」


00001「お二人は恋人同士ですよ?」


一方「見て分かンだろ」


番外「ふ~ん、でもチャンスはありそうだね、スタイルはミサカの方が上だし」ニヤーリ


00001「こら!何を悪巧みしているのですか! とミサカは末妹を牽制します」

番外「さあね~☆ あ、ねえねえつんつん」


上条「ん? どうしたワースト?」


番外「ごめんねつんつん、ミサカのせいでボロボロになって」


上条「気にすんなって、大丈夫だから」


番外「お詫びがしたいからさ、ちょっとじっとしててよ」


上条「お詫び?」


番外「・・・・んっ!」チューッ!!


上条「んむっ!?」


美琴「ご!?」

麦野「り!?」

フレンダ「ら!!」


絹旗「うわあァ~」

滝壺「大胆だね」



393: 2012/08/28(火) 01:19:35.72 ID:nZL/FViSO
番外「ん~~~~~~・・・・・・・ぷはっ!!」


上条「んぷっ・・・・ポ? パーポー・・・・パポ???」フリーズ


番外「えへ///つんつんの唇って柔らかいね、クセになりそ☆」


美琴「ああ・・・あ・ん・た~~~ッ!!!」バチバチバチッ!!!


麦野「ぶっ頃す!!」

フレンダ「粉みじんにしてやる!!」キシャー-!!


番外「へへーん☆捕まんないよ----ッ!!」ダーッシュ!


美琴麦野フレ「「「待て-----ッ!!!」」」


ギャーギャー!


垣根「お前、オイシイな」


上条「ポペ?」ナニガナンダカ


浜面「モテ過ぎだろマジで」


削板「上条はモテモテだな!」ハッハッハ!!




394: 2012/08/28(火) 01:21:19.40 ID:nZL/FViSO
一方「いつまでもフリーズしてねェで飯作れ、腹減った」


上条「・・・・うん」

垣根「すき焼きだぞ、それ以外は受け付けねえ」


上条「分かった」フラフラ

浜面「大丈夫かあいつ?」


削板「上条は根性がある、すぐ立ち直るさ」


番外「あ、ミサカ手伝うよつんつん」


美琴「あんたはこっち来なさいっ!」


番外「ちょっ!耳引っ張らないでよおねーたま!」


00002「しかし、末っ子の癖にミサカ達よりスタイルが良いとは・・・」


00003「もぎ取ってベランダから投げ捨ててやりたいです」


打ち止め「でもミサカも大きくなったらああなれるのかな?ってミサカはミサカは将来を期待してみる」


番外「あ、それは分かんないよ? ミサカを成長させるのに使った薬品ってみんなとは違うみたいだし・・・ってだから痛いってばおねーたま!!」


打ち止め「じゃあミサカはお姉様体型になるの?ってミサカはミサカはお先真っ暗で落ち込んでみたり」ションボリ


美琴「お先真っ暗ってなによ!? 私まだ14歳よ?中学生よ?? 将来性あるのよ!!」



395: 2012/08/28(火) 01:22:21.32 ID:nZL/FViSO
上条「・・・できた」ポケー


垣根「上条がほうけちゃいるが始めるか」


垣根「今宵! 俺達に新たな仲間が加わった、その名は番外個体!!」


番外「よろしく~」


垣根「知っての通り番外個体は妹達と同じく御坂のクローンだ、だがそんな事は全世界規模で見れば小さいことであり・・・(ry」ベラベラ



垣根「・・・と言う訳で前フリを終わる。一方通行、音頭とれ」


一方「無茶振りだろオイ、あァ~、ンン゙ッ!」


一方「いいかオマエ等ァ! すき焼きパーリィの始まりだァー!!」


全員「おおぉーーっ!!」


一方「肉は腐る程あるが平等にはねェ! 食うか食われるか、弱肉強食の精神で挑めェェーッ!!」


全員「イエェーーイッ!!」


一方「肉が食いてェかーーッ!!?」


全員「食べたーい!」

一方「なら食うぞォ! いただきまァーすゥ!」


全員「いただきます!!」



396: 2012/08/28(火) 01:23:02.04 ID:nZL/FViSO
一方「肉肉肉肉肉ゥゥーー!!」ガツガツガツ!!!


垣根「うわりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃーーッ!!」シュババババッ!!!


麦野「オマエ等肉ばっか食い過ぎだろ!?」


絹旗「超負けてられません!」


浜面「ほら滝壺、寝てると食いそこねるぞ?」


滝壺「Zzz・・・あ、夢みてた、すき焼き食べてる夢」パクパク


浜面「夢じゃないからね? 現在進行形でしっかり食ってるからね!?」


滝壺「美味しい夢だね」パクパク


浜面「 」



397: 2012/08/28(火) 01:23:53.44 ID:nZL/FViSO
番外「はいつんつん、あ~ん」


上条「いや自分で食えるから・・・」


番外「あ~ん!」

上条「まいったな」

美琴「当麻、あ~んして」

上条「美琴まで・・・」

麦野「はい上条くんあ~ん」


フレンダ「とうま!こっちの方が美味しい訳よ!」


番外「む!」

美琴「なによ」

麦野「テメェら引っ込んでろ!」


フレンダ「とうまあ~んしてあ~ん!」


上条「いや、えっと・・・」


美琴「当麻!」

番外「つんつん!」

麦野「上条くん!」

フレンダ「とうま!」


美琴番外麦野フレ「「「「どれ食べるの??!」」」」


上条「不幸だ・・・・」

垣根「この状況を不幸って言えるお前はなんだよ、爆発しやがれ!」


上条「俺は普通に食いたいんだよ!」




406: 2012/08/31(金) 00:44:51.21 ID:QyZME5JSO
全員「ごちそうさまでした」


垣根「うぉあ~~ゲップ、食い過ぎた」ポンポン


一方「この程度で情けねェ、俺ァこれからデザートに行けるぜェ?」ポンポンコロコロ


垣根「いやいや俺なんか今からフルコース行けるし?」コロコロ


一方「あァ?俺なンかなァ!」コロコロコロコロ


垣根「んだよ俺だって!」コロコロコロコロコロコロ


滝壺「シュークリームならあるよ?食べる?」


一方垣根「・・・・むり」ウル




407: 2012/08/31(金) 00:48:37.63 ID:QyZME5JSO
麦野「じゃあ私達はそろそろ帰るわ、またね上条くん」


フレンダ「また遊びに来る訳よ」


絹旗「今日は超ごちそうさまでした」


浜面「マジで美味かったぜ、またな」


滝壺「じゃあね」


上条「みんな、今日は本当にありがとう」


麦野「よ、よしてよ!大した事してないから」アセアセ


フレンダ「でも麦野、天井のとこに乗り込んだ時1番張り切ってた訳「当て身!」うっ」コテ


絹旗「じゃあ一方通行、また遊びに来ますね」


一方「おゥ、また来い」コロコロ


麦絹滝フレ浜削「おやすみー」



408: 2012/08/31(金) 00:51:55.84 ID:QyZME5JSO
美琴「・・・私も帰る」

上条「あ、送ってくよ」

美琴「・・・うん」


番外「あ、じゃあミサカも」


000010000200003「当て身!」トン×3

番外「うっ」コテ


00001「まったく、少しは空気を読みなさい、とミサカ達は末妹を引きずります」ズルズル


番外「 」ズルラレ


上条「それじゃ送ってくから」


美琴「・・・またね」


打ち止め「バイバーイ!ってミサカはミサカは手をブンブン振ってみたり」




409: 2012/08/31(金) 00:54:30.23 ID:QyZME5JSO
~帰り道~


上条「・・・・」

美琴「・・・・」

上条「・・・なあ美琴」

美琴「・・・なによ」

上条「なんか、怒ってる?」


美琴「別に」ツン

上条「いや怒ってるだろ?」


美琴「・・・良かったわねぇキスされて、流石はヒーローじゃない」


上条「俺はヒーローじゃねーよ、今回だってボコボコにされただけだし、ワーストが助かったのもみんなのおかげだし」


美琴「あの子はそうは思って無いわよ、アンタが助けてくれたって絶対思ってる」


上条(アンタ・・・か、こりゃかなり怒ってるな)


上条は最近分かった事がある、

それは美琴が自分を呼ぶ時に名前とアンタを使う事。

名前で呼ぶ時は普通、もしくは機嫌が良い。

ただ問題はアンタと呼ぶ時だ、この時の美琴は機嫌が悪く、付き合う前と同じくらいツンツンしている。




410: 2012/08/31(金) 00:57:57.96 ID:QyZME5JSO
美琴「・・・ねえ」

上条「ん?」

美琴「私って面倒くさい?」


上条「?なんで??」


美琴「だって・・・ひぐっ・・・だってぇぇぇ~」ポロポロ


上条「え!?いや・・・ええ??!」


美琴「わだっ・・・私、すぐおこっ・・・怒るし、ビリビリするし・・・」


美琴「今日だって、あの子と当麻がキスしたの見て・・・もう頭の中グルグルで・・・」


上条「あ、あれはワーストの悪戯だろ?」


美琴「じゃあもし、もし私が当麻以外の誰かにキスされたら?それも悪戯で」

上条「嫌だ・・・・ってかキスした奴ぶん殴る!」


美琴「私も同じなのっ!! 目の前で彼氏にキスされてスッゴく嫌だったの!!」


上条「ご、ごめん」



416: 2012/08/31(金) 22:49:59.51 ID:QyZME5JSO
上条「じ、じゃあさ、教えてくれよ」


美琴「グスッ・・・なにをよ」

上条「どうすれば泣き止んでくれる?」


美琴「それくらい自分で考えなさいよ・・・」


上条「面目ない」ポリポリ


美琴「・・・上書き」

上条「?」

美琴「今日最後にキスしたのが私じゃないから・・・上書きするの!」


上条「つまり・・・キスしようって事でせうか?」

美琴「……うん」

上条「……ん」チゥ

美琴「…ん…」チゥ


上条「・・・・満足?」

美琴「……ヤダ」

上条「?」



417: 2012/08/31(金) 22:52:48.20 ID:QyZME5JSO








     「キスだけじゃ・・・やだ」












418: 2012/08/31(金) 23:00:53.04 ID:QyZME5JSO
アレイ(・・・ふむ、これ以上のぞき見するのはヤボと言うものか、滞空回線OFF・・・)


垣根「あ?なんか言ったかアレイスター?」


アレイ「いや、独り言さ」


番外「ちょっと!つんつんどこ!?」


00001「さあ知りません」

00002「お姉様を送って行かれたのですから少々遅くなっても仕方ありません」


00003「つまりは空気読めと言う事です」


番外「なにそれ!?」


一方「手が空いた奴から風呂入って来い、それとワースト、オマエ今日クソガキの部屋で一緒に寝ろ」

番外「は?なんでさ??」


一方「家具もベッドも無ェ部屋で寝たいってンなら話しは別だがな」


番外「じゃさ、ミサカがつんつんの部屋で寝ればよくない?」


一方「オリジナルの超電磁砲でド頭ぶち抜かれンぞ」

番外「・・・・・おちび、頭洗ってあげるよ」


打ち止め「シャンプーハット使ってねってミサカはミサカは末っ子に念をおしてみる」



419: 2012/08/31(金) 23:08:23.10 ID:QyZME5JSO
~しばらくして~


上条「ただいま」

垣根「おう、みんな風呂入ったからなお前も入っちまえ」


上条「分かった、上がったらそのまま寝るから」


番外「つんつーん!背中流してあげr「当て身!」うっ」コテ


00001「上位個体、番外個体をベッドまで運ぶので手伝って下さい」ズルズル


打ち止め「了解!ってミサカはミサカは・・・お、重い・・・」ズルズル





422: 2012/09/01(土) 03:13:25.72 ID:cOYDPkoSO
   夜の街を一人の少女が走る。

理由は簡単、追われているから。


??「ハァハァ・・・ンクッ・・・ハァハァ・・・」


息を切らしながらひたすら走る、何の為?

      逃げるため。


??「ハァハァ・・・ちょっと休憩なんだよ・・・」


止まってはいけない、しかし体力にも限界はある、建物の屋上の隅に隠れ息を整えながら少女は空を見上げつぶやく・・・。

??「・・・・お腹すいた、お腹いっぱい食べたいんだよ・・・・」




423: 2012/09/01(土) 03:15:01.98 ID:cOYDPkoSO
少しの休憩を終え少女は立ち上がり辺りを見渡す。


??「とりあえず大丈夫そうなんだよ」


しかし油断は出来ない、ここで眠ってしまえばその間に捕まる可能性もある。


??「・・・向こうに跳び移れれば・・・」


少女は息をのむ、それもそのはず、建物との間はかなりある。



424: 2012/09/01(土) 03:16:30.92 ID:cOYDPkoSO
少女の着ている服は特別な物、 並大抵の事では傷ひとつ付かない代物だ。

もし跳び移るのに失敗し、地面にたたき付けられたとしても肉体的ダメージは無いに等しい。


??「大丈夫・・・大丈夫なんだよ・・・」


しかし落ちる恐怖は拭えない、絶対にケガをしないと分かっていても・・・。


??「いち・・・にの・・・えいっ!!」


十分に助走をつけ全力で少女は跳ぶ!!



・・・・・・・・・・が!現実はそんなに甘くない。



??「あ、あれ?」ヒューー


重力は容赦無く少女を下へと引っ張り・・・・。


??「お・・・お腹がふわってくすぐったいんだよおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ~~~~~…………」



少女は闇に消えた。




434: 2012/09/03(月) 00:09:13.56 ID:3KeRaYCSO

――――朝。

垣根「ふわぁ~~~っく」


垣根「ちっ、目が覚めちまった」ボリボリ


垣根「天気も良さそうだしな、布団でも干しとくか・・・」


垣根「お空に響けピーリカピララ~♪」フンフン


ガラッ


??「・・・・」


垣根「ん? 何故に既に布団が干して・・・」


??「お腹すいた・・・・」


垣根「・・・・は?」


??「お腹すいたって言ってるんだよ」


垣根「あ~……こりゃ夢だな、早く起きねえと」


??「お腹いっぱい食べさせてくれるとうれしいな」ニコッ


垣根「……」




435: 2012/09/03(月) 00:11:24.92 ID:3KeRaYCSO
上条さんの部屋


上条「・・・zzz」

垣根「フェニックス・スプラッシュ!」ズシンッ!!


上条「ぐあぽっ!?」


垣根「グッモーニン上条」


上条「ゲホッ・・・バッドの間違いだろ・・・」


垣根「寝起きで悪いけどよ、朝飯作ってくんね?」


上条「は?いやまだ早いだろ? みんなまだ寝てるし」


垣根「俺達のじゃねーよ、この子にだ」


上条「?」

??「えっと、お腹すいたんだよ!」


垣根「まずはおはようだろ! 『お』しか合ってねえぞ」


??「ご、ゴメンなんだよていとく、って言うかいい加減名前出して欲しいんだよ」


垣根「お前が名乗れば出るだろ、早く名乗っとけ>>1もいい加減『?』で通すのも苦しくなってるしな」


上条「コントはいいけどメタはよせよ」



436: 2012/09/03(月) 00:12:50.51 ID:3KeRaYCSO

――――。

上条「サンドイッチだけど、これでいいか?」


垣根「サンクス、ほれよ」つ


??「いただきますなんだよっ!」ガブッ!!!


垣根「ギャアァァーー!? 手が喰われたー!!?」


上条「あのさ、君・・・名前は?」


インデックス「モグ・・・ング・・・私の名前はね、インデックスって言うんだよ、見ての通りシスターなんだよ」モグモグ


上条「インデックス・・・変わった名前だな」


垣根「こいつがシスターだと!? ぜってぇー認めねえ! むしろ食屍鬼[グール]だろ!!」


インデックス「む! 私はグールなんかじゃないんだよ! あとサンドイッチお代わり!」


垣根「俺の手を食いちぎろうとしやがったくせに何言ってやがる!ってか食うの早っ!?」



437: 2012/09/03(月) 00:14:11.47 ID:3KeRaYCSO
上条「で、なんで垣根はインデックスの事知ってるんだ?」


垣根「それがよ、今日珍しく早く目が覚めちまってな、布団でも干そうと思ったらベランダに引っ掛かってた」


インデックス「モグッ・・・隣の建物から跳び移ろうと・・・はむ・・・したらモグッ・・・失敗しちゃったんだよ・・・ムグッ・・・」


垣根「食うか喋るかどっちかにせい」ペシッ


インデックス「あ! 女の子に手をあげるなんて最低なんだよ! ていとくは常識を学び直した方がいいかも!」


垣根「残念だったな、生憎俺に常識は通用しねえ」ドヤッ


インデックス「 」




438: 2012/09/03(月) 00:16:39.91 ID:3KeRaYCSO
上条「あのさ・・・跳び移ろうとして失敗たって・・・」


インデックス「イケると思ったけどダメだったんだよ」


垣根「つかあの高さから落ちてよく無傷で済んだな、下手したら内蔵破裂してもおかしくねえぞ?」


インデックス「それはこの[歩く協会]のおかげなんだよ」エッヘン


上条垣根「「なにそれ?」」


インデックス「歩く協会はね「オイ、なァに朝から騒いでンだ?」・・・遮られたんだよ」ションボリ


一方「あ?何だこのホワイトシスターは、どっから入って来やがった?」


インデックス「はじめまして、私はインデックスって言うんだよ」


一方「・・・で?」チラッ


垣根「かくかくしかじか」

一方「ふゥン、完全に自殺志願者じゃねェか」


インデックス「だからこの歩く協会があるからちょっとやそっとじゃケガなんてしないんだよ!」



439: 2012/09/03(月) 19:17:51.75 ID:3KeRaYCSO
上条「その、歩く協会ってのは?」


インデックス「私が着てるこの修道服のことなんだよ」


垣根「ま、まさか人知を超えたミラクルなパワーを持った防護服、な~んて訳ねえか」ナハハハ


インデックス「おおむね合ってるんだよていとく」


垣根「オイッ! ボケにならなかった俺の立場をどうしてくれる!!」


一方「知るかボケ」


上条「イマイチよく分かんねえんだけど」


インデックス「つまりね・・・」


インデックス「教会における必要最低限の機能を抽出した『服の形をした教会』 なんだよ。

 刺繍や縫い方には魔術的な意味があって、その結界の防御力は法王級と言われてるの。

布地はロンギヌスに貫かれた聖人を包んだトリノ聖骸布を正確にコピーした物で物理・魔術を問わずダメージを受け流して吸収するし、包丁くらいなら傷もつかないすぐれものなんだよ」



上条一方垣根「・・・・」




440: 2012/09/03(月) 19:19:38.93 ID:3KeRaYCSO
上条「説明長いからよく分かんなかったけど、とにかく凄く丈夫な服な訳か」

一方「つーかよォ、今魔術っつったか?」


インデックス「? 言ったよ?」


垣根「魔術ってーとアレか? ファイガ的な?」


インデックス「どっちかって言うとメラゾーマなんだよ」

垣根「ちっ、DQだったか、読み違えたぜ」


一方「問題はソコじゃねェだろ」


上条「そうだよな、科学最先端の学園都市で魔術って言われても・・・」


インデックス「む!その顔は疑ってる顔なんだよ、魔術は本当にあるんだよ!」


垣根「んじゃ使ってみ」


インデックス「私は魔術は使えないんだよ、知識はあるけど」


一方「それで信じろってのは無理があンぞ」



441: 2012/09/03(月) 19:22:16.32 ID:3KeRaYCSO
垣根「お、ひとつ確認する方法があるぞ」


上条「どんな?」

垣根「白ちびが着てる歩く協会ってのが本物だとしたらだ、上条の右手で触りゃ何かしらの反応があるハズだ」


一方「ま、1番手っ取り早いだろォな」


インデックス「私はちびじゃ無いんだよていとく!」ムガー!


垣根「いや、全体的にちびだ」ウン


インデックス「むかっ! もう許さないんだよ!!」ピョン


垣根「ハッハッハ、背中に跳び乗って何をしようってんだ白ちび?」


インデックス「あぁーーー!!」カパァァ!!


ガブッ!!!


垣根「グギャアァーー!! 頭蓋骨があああああああッ!!!」メキメキメキ


インデックス「謝ったらやめててあげるんだよ」ガブガブ


垣根「お前ら見てねえで助けろ!ああっ!頭から血が!?」メキョメキョダラダラ


一方「いいぞシスター、そのまま噛み殺せ」ゴーゴー


上条「か、垣根の頭から変な音が・・・」



442: 2012/09/03(月) 19:27:06.22 ID:3KeRaYCSO
インデックス「これに懲りたらちびって言うのやめるんだよていとく」


垣根「 」チーン

一方「それよか確認すンのかァ?」


上条「どうするかな~」


インデックス「さっきから言ってる右手って何のこと?」

上条「俺の右手にはさ、幻想頃し[イマジン・ブレイカー]って能力があるんだ」


上条「それが異能の力なら問答無用で打ち消せる、魔術ってのに効くかは分かんないけど」


インデックス(幻想頃し? そんなの聞いたことないんだよ、私の頭にある十万三千冊の魔道書にも載ってないし・・・・)


一方「なァにボーッとしてンだ?」


インデックス「なんでもないんだよ、それより二人の名前聞いてなかったから教えて欲しいな」


上条「そう言えば言って無かったっけ、俺は上条当麻、よろしく」


一方「一方通行だ」


インデックス「改めてよろしくなんだよ、でもあくせられーたって変わった名前だね」


一方「オマエには言われたかねェよ」



443: 2012/09/03(月) 19:31:21.88 ID:3KeRaYCSO
垣根「とにかく確認はしとこうぜ」


一方「なンだ生きてやがったか」チッ


垣根「あの程度で氏んでたまるか! 垣根帝督は不滅じゃ!!」


インデックス「じゃあ次は頭蓋骨をかみ砕くつもりで噛むんだよ」ガパアァ


垣根「白ちび、飴ちゃんやるから許しておくれ」


インデックス「とっても甘いんだよ♪」ペチャコロ


上条「垣根、お前飴なんて持ってたか?」


垣根「今作った未元飴、1舐め毎に味が変わる未知の飴玉だ」


上条「インデックス!早く吐き出せ!!」


インデックス「もうちょっと、今プリン味からキムチ味に・・・」ペチャコロ


一方「とにかくだ、このガキの服に上条が触りゃいいンだろ、今のうちに触っとけ」


上条「ワーストの時みたくセクハラ呼ばわりされたくないから了解とってからな」




444: 2012/09/03(月) 19:33:02.69 ID:3KeRaYCSO
上条「じゃあインデックス、触ってもいいか?」


インデックス「うん、でも変なとこ触っちゃだめだよ?」

垣根「そんなぺっちゃんこな部分触っても面白くねえだろ」ケラケラ


インデックス「て~い~と~く~!」ギラッ!


垣根「・・・・って一方通行が言ってた」


一方「オイ」ギロッ


インデックス「ほんと?」

一方「言ってねェ、信じろ、後でハンバーガー買ってやる」


インデックス「あくせられーたは嘘ついてないんだよ」


垣根「買収とか汚ねぇぞ!」


一方「行けシスタァーかみ砕く攻撃だァ!」


インデックス「んあーーっ!!」

垣根「やめっ!んぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!」

上条「早く済ませようよ・・・」



445: 2012/09/03(月) 19:37:03.82 ID:3KeRaYCSO
今回はここまで。

インド洋じゃなかったインデックスさんフラグが誰に立つかは考え中。


465: 2012/09/05(水) 17:31:57.79 ID:a+/jQKtSO
1:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


なんか上条氏の部屋が騒がしいんだが。


2:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00003


今軍覇さんとモーニングメールしてんだ邪魔するな氏ね、氏ねじゃなく氏ね。


3:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:MisakaWorst

つんつんと聞いて


4:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


出たな負けフラグ


5:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00003


負けフラグワロタwwww



6:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00001


オイ、俺の一方通行とのラブラブな夢邪魔した末妹屋上、マジで氏なす


7:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:MisakaWorst

>>4負けフラグってなに!?


>>6なんでミサカの責任になってんの??!




466: 2012/09/05(水) 17:37:28.84 ID:a+/jQKtSO
8:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00003


てか末妹、上司は?


9:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:MisakaWorst


隣で寝てる、それよりつんつんがどうしたの?


10:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


何やら騒がしいんだよ、それにいつもなら誰かが起こしに来る時間なのに誰も来ぬ、垣根さんいつものモーニングコールはよ。


11:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00003


さりげなく惚気んな氏ね。俺なんてメールで我慢してんだぞ。


12:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00001


うぅ・・・一方通行・・・早くミサカを起こしに来て・・・・


13:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:MisakaWorst


あんなモヤシとホストと熱血のどこが良いんだか


14:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00001


>>13よーし戦争だその喧嘩買ったらああああッ!!!


15:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


モヤシには同意、だが垣根さんをディスった貴様は氏なす!


16:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00003


モチ付け皆の集・・・俺が片付けてやる。



467: 2012/09/05(水) 17:40:31.56 ID:a+/jQKtSO
17:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20001

もうみんなウルサイ、お仕置きするよ?


18:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00001


おはようございます。今日もアホ毛が美しいっす


19:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


おはようございます。今日もほっぺがプニプニっすね


20:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00003


運営様聞いて、末妹がミサカ達の彼氏バカにしたんだ。軍覇さん以外どうでもいいけど


21:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00001


>>20 おいコラ、後で屋上来いや


22:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


>>21 加勢するぜ。

それより運営様、どうかあの愚かな末妹に鉄槌を。



23:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20001


良くわかんないけど番外個体ならもう上条氏の部屋に向かったよ?



24:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00001


>>23ども、あやつの首は俺が貰ったあァァァ!!


25:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


いーや俺が貰う! あの巨O引きちぎって居間に飾ってやる!


26:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00003


あ、先行ってて軍覇さんからメール来た・・・今日遊びに来る・・・・だと!? やっべ!髪梳かして勝負下着に着替えて服は常盤台の制服・・・・いやいやまてミサカ、ここは夏っぽくワンピースにすべきか!?



476: 2012/09/08(土) 09:49:10.56 ID:eFw56lTSO
上条さんの部屋。


一方「とにかくだ、触らねェと話が進まねェンだ、さっさとやれ」


インデックス「バッチコイなんだよ!」フンスッ


上条「んじゃ失礼して・・・」

垣根「おまやりさーん、ここに幼女をおさわりしようとする変態が居まーす」


上条「誰が変態か!ったく・・・」


インデックス(多分何も起こらないんだよ、右手で触っただけでどうにかなる訳ないし)


ピトッ。


上条「・・・・」

一方「・・・・」

垣根「・・・・」

インデックス「・・・・何も変化無いんだよ」


垣根「この場合どう結論付けりゃいいんだ?」


一方「このガキが言ってる事が全部デタラメで魔術なンてもンは存在しねェって事――か・・・・」


一方「もしくはコイツの言ってる事は真実だが魔術ってヤツに対して上条の右手は効果が無いって事だ」


垣根「結局なんも分かんねえじゃん」


一方「俺に言うンじゃねェよ」



478: 2012/09/08(土) 09:55:03.07 ID:eFw56lTSO
上条「なあ、もう手離してもいいか?」


垣根「お前がもっと触りたいってんなら・・・」


上条「今すぐ離す」


一方「とりあえず俺達も飯にすっかァ、それから考えりゃ・・・」



ビリバリビリッ!!


上条「 」

垣根「 」

一方「 」


インデックス「・・・・ッ!?////」←お約束の真っ裸




479: 2012/09/08(土) 10:02:11.33 ID:eFw56lTSO
番外「うぅ~良く聴こえない・・・」


00001「・・・何をしているのですか?」


00002「見た目完全に不審者になってますよ?」


番外「ちょっと話し掛けないで、聴こえないじゃん」

0000100002「?」

番外「なんか第一位と垣根の声もするんだけどさ・・・」


00001「けど、なんですか?」


番外「なんか聞いたこと無い声も聴こえる・・・しかも女の声」


00002「どいて下さい番外個体、ドアを蹴破ります」


番外「え?ちょっと乱暴過ぎない??!」


00001「事は一刻を争います! 00002号!」


00002「了解です!」


0000100002「「ダブルミサカキック!!」」キエェー!!


バターンッ!!



0000100002「!!」



480: 2012/09/08(土) 10:08:53.01 ID:eFw56lTSO
00001号と00002号の目に映った光景、それは・・・。


上条「痛い・・・不幸だ・・・」ボロボロ


垣根「また噛まれた・・・」ボロボロ


全身を噛み付かれた上条と垣根、そして・・・。


インデックス「アグッ!? 上手く噛み付け無いんだよ・・・!!」ガブガブ


一方「当たり前だ反射してンだからな、とりあえず服着やがれ」


全裸の少女に噛み付かれながら平然としている一方通行の姿であった。



00001「一方通行・・・」プルプル


一方「ッ!!」Σハッ!!


00001「一方通行のバカーーッ!!」ピューッ!!



一方「待てェェェ!!誤解だァァァァァァ!!!」


番外「つんつん大丈夫?」


上条「ちょっと大丈夫じゃない・・・」


00002「垣根さん大丈夫ですか?」


垣根「食われるかと思った・・・」



481: 2012/09/08(土) 10:14:55.32 ID:eFw56lTSO
00001「うぅ・・・」シクシク

一方「だ、だから誤解だって言ってンだろォ?」オロオロ


00001「何がどう誤解なんですか? ミサカには全然手を出そうとしないのにあんな見ず知らずの少女に・・・」シクシク


一方「とにかく説明させろ、つか今なに気にすげェ大胆な事言ってねェ?」


00001「き、気のせいです!///」アブネー


番外「はいつんつん、次後ろ向いて」ペタペタ


上条「これ美琴に見られたら絶対誤解される・・・」ペタラレ


番外「・・・ハイ終わりッ!」バチーン


上条「背中に平手打ちはよしてっ!!」イタイッ!!


00002「あ、ここにも噛み痕が・・・」ペタペタ


垣根「悪いな、一人じゃ手が届かなくてよ」ペタラレ


00002「こ、恋人として当然の事をしているだけです///」


垣根「ハハッ、お前のそう言うとこ好きだぜ00002号」


00002「・・・ッ!?」ボボンッ


インデックス「1番の被害者なのに蚊帳の外なんだよ・・・」ポツーン



482: 2012/09/08(土) 10:16:50.15 ID:eFw56lTSO
00003「おやおや、何やら大変そうですね」


垣根「お、似合ってんじゃんその服」


00003「普通です」


00003「それよりその全裸の少女は?」ハテ


一方「あとでまとめて説明する、とりあえずこのガキの服何とかしねェとなンだが」


00003「安全ピンならありますが、使いますか?」


インデックス「何とかしてみるんだよ」チクチク…


打ち止め「なんかお客さんみたいだよってミサカはミサカはアーちゃんに乗って登場してみたり」


アレイ「こんな朝早くからお客とは、とりあえずもてなしの準備を・・・・・げっ!!!??」



打ち止め「どうしたの??ってミサカはミサカはアーちゃんの反応にびっくりしてみる」


アレイ「あ、ああ・・・ちょっとな、気にしないでくれ最終信号」


打ち止め「?」ハテ?


アレイ(な、何故ここに禁書目録が??! 滞空回線をOFFにしていたのがアダになったか・・・)




483: 2012/09/08(土) 10:24:12.14 ID:eFw56lTSO
00001「では一方通行、説明をお願いします」


一方「おう、実はかくかくしかじかでな」


00001「はあ・・・・」

00002「魔術ですか・・・」

00003「シスターとは空から降って来る者でしたか」フム


打ち止め「魔法?カナミンみたいになれるの?ってミサカはミサカは期待の眼差しを向けてみる!」ウキウキワクワク


インデックス「私は知識はあっても使えないんだよ、でも魔術自体は正しい手順とルールを守れば誰にでも使えるんだよ?」


垣根「マジで!? じゃあ教えてくれ!俺1回でいいから極大消滅呪文[メドローア]使って見たかったんだ!」


アレイ「やめておいた方がいいぞ垣根」


垣根「なんだよ邪魔すんな、俺は必ず大魔道士ポップ様を超えてやるんだ!」


アレイ「笑い事ではない、能力者である君が魔術を使おうとすれば下手をすれば氏に至るぞ」


一方「ヤケに詳しいじゃねェかポンコツ」


アレイ「ふう、仕方ないな、では順を追って話そう・・・・」




485: 2012/09/08(土) 14:51:20.12 ID:eFw56lTSO
アレイ「まず結論から言うと魔術は存在する」


アレイ「そして私は元々魔術側の人間だった」


垣根「イキナリの衝撃発言だなおい」


アレイ「とある理由から私は魔術から離れ科学に走った、そして冥土帰しに出会いこの学園都市を創ったのさ」


上条「なんで科学に?」


アレイ「今となってはどうでもいい事さ」


一方「テクマクマヤコンとか変な呪文となえて変身すンのかァ?」


アレイ「マンガやゲームとは違う、元々魔術とは宗教的奇跡や原石に対する羨望から開発されたものだ」


00001「原石?」


インデックス「原石って言うのはね、生まれ持って特別な能力を持った人間の事なんだよ」


番外「つんつんの右手みたいな?」



アレイ「上条当麻の右手にある能力は原石とは少し違う、そうだな・・・例えば削板軍覇の様な人間がそうだ」



486: 2012/09/08(土) 14:53:39.37 ID:eFw56lTSO
00003「しかし軍覇さんは能力者です、しかもレベル5の」


アレイ「確かに彼は能力開発のカリキュラムを受けてはいる、だが彼には生まれ持って理解出来ない力を持っているんだ」


インデックス「魔術はね、才能の無い人間がそれでも才能ある人間と対等になる為の技術でもあるんだよ」

垣根「そんじゃアレか?俺達能力者は才能が無いって言いてえのか?」


アレイ「そうでは無い、君達は・・・そうだな、ダイヤモンドに例えればいい」


00002「ダイヤモンド?」


アレイ「原石とは天然のダイヤモンド、そして君達能力者は人工ダイヤモンドと思えばいい」


一方「本物じゃねェってか?」


アレイ「そんな事は無い、君達レベル5は原石に勝るとも劣らないさ」


上条「えっと、ちょっと質問していいか?」


アレイ「なんだね?」

上条「さっき垣根が魔術使うのをとめたのはなんで?」


アレイ「ふむ、それは・・・」

インデックス「簡単に説明すると魔術と超能力とじゃ使ってる回路が違うんだよ」


上条「へえ・・・」



487: 2012/09/08(土) 14:58:07.14 ID:eFw56lTSO
アレイ「禁書目録の言う通り、能力者が魔術を使おうとすれば肉体的、精神的にダメージを負ってしまう」


上条「じゃあその逆、魔術師が能力を使うのってのは?」


アレイ「それは問題ない、魔術師は特別な例を除いて普通の人間だ、能力開発のカリキュラムさえ受ければ能力を使う事はできる」


アレイ「だが能力者になってしまった場合当然魔術は使えなくなる、高レベルの能力者になれればいいが、なれなければデメリットしかない」


打ち止め「なんだか複雑だねってミサカはミサカは若干話しについて行けなかったり」


一方「向こうでテレビ見てろ、そろそろプリキュア始まンぞ」


打ち止め「忘れてた!ってミサカはミサカは急いでテレビに向かってみたり!」トテテッ




488: 2012/09/08(土) 15:25:36.28 ID:eFw56lTSO
一方「魔術云々は多少なり解ったとして白ガキ、オマエは何で学園都市に来た?」


垣根「観光って訳はねえよな?」


インデックス「・・・・」

上条「インデックス?」

インデックス「私は・・・」


>ピンポ~ン


垣根「お、客だな、ほいほ~い」


00003「アタァッ!!」ゲシッ!


垣根「じゅげむっ!?」


削板「おはよう!遊びに来たぞ」


00003「お、おはようございましゅ!(ギャー!噛んだ!!)」


削板「おはよう00003号、今日はオシャレだな、似合ってるぞ」


00003「あ、ありがとうございます///(イエスッ!!)」


美琴「おはよう」


00003「おやお姉様、居たのですか」


美琴「酷い言いようね、来るとき削板さんと会ったから一緒に来たのよ」


00003「立ち話も何ですし上がってください、今別のお客様も居ますが」


美琴「・・・・女の人?」

00003「?よく分かりましたね」


美琴「お邪魔しまーす!」ピューッ!!


削板00003「・・・・?」



489: 2012/09/08(土) 15:28:58.21 ID:eFw56lTSO
美琴「当麻っ!」バターン!!

上条「あ、美琴おはよう」


インデックス「あれ?とうまの知り合い?」


上条「ああ、知り合いって言うか・・・彼女///」


インデックス「とうまに恋人が居るなんてちょっと意外なんだよ」


上条「失敬な」

美琴「あ・・・あんた・・・」ビリビリ


上条「美琴さん??! 何故にビリビリなさってるんでせうか!?」


美琴「また私の知らない所でフラグ立てたの!?」


上条「はいっ!?」

美琴「ワーストの時もだけどいい加減その体質何とかしなさいよ!!」ガァァ!!

上条「いやいや誤解だって! そもそもインデックスとは今日知り合ったんだぞ??」


美琴「へえ、今日知り合った子をもう部屋に連れ込んだって訳??」


上条「何でそうなるんだよ!? だから違うって!インデックスも何か言ってくれ!!」


インデックス「とうまが言ってる事はホントなんだよ」


美琴「とうま・・・ふふっ・・・もう名前で呼び合ってるのね・・・」ビリビリ


上条「落ち着いてお願い!」


垣根「電撃はやめとけよ、家電が氏ぬ」


一方「まァた1から説明かよ、面倒くせェ・・・」




490: 2012/09/08(土) 15:37:48.58 ID:eFw56lTSO
――――説明中。


一方「・・・・ってな訳だ」


美琴「魔術・・・なんか想像出来ないわね」


番外「ちょっとおねーたま! なにさりげなくつんつんの膝の上に座ってんのさ!ミサカに代わって!」


美琴「嫌よ」プイッ

番外「ぐぬぬ・・・!!」


インデックス「みことはとうまが大好きなんだね」


美琴「・・・うん、大好き///」


インデックス「いいなぁ、とうまの作るご飯は美味しいから羨ましいんだよ」


美琴「羨ましいのそこ??!」


削板「ところで魔術ってなんだ?」ハテナ?


垣根「今しがた説明しただろがこの脳筋野郎め」


00003「軍覇さんをバカにする事は許しません、とミサカは垣根さんを睨みつけます」ギロリ


アレイ「さて話しを戻そう、禁書目録、君は何故学園都市に来た?」


インデックス「それを言うとみんなを巻き込む事になるんだよ・・・」


垣根「そう言われると尚更聞かない訳にはいかなくなっちまうぜ?」


インデックス「でも・・・」


一方「話すだけ話せ、首突っ込むかどうかは俺達が決める」


インデックス「・・・・うん」




491: 2012/09/08(土) 15:39:59.82 ID:eFw56lTSO
上条「追われてる?」


インデックス「うん、多分狙いは私が持ってる十万三千冊の魔道書だと思う」


垣根「んな物どこに持ってんだ?」


インデックス「私の頭の中、私には完全記憶能力があるから・・・」


上条「・・・・え~と完全記憶能力とはなんでせう?」


美琴「そのままの意味よ、見た物を全て完璧に記憶するの、すれ違った人の顔から足元に転がってる石ころの形まで全部ね」


上条「なんと素晴らしい能力じゃないですか、俺にその能力が有れば英単語の暗記とか数学の公式とか覚え放題・・・」キラキラ


美琴「それはちゃんと勉強して覚えなさい」メッ


上条「はい・・・」




492: 2012/09/08(土) 15:42:29.15 ID:eFw56lTSO
一方「魔道書ねェ、こンなガキ追い回してまで欲しい物なのかァ?」


アレイ「魔術は式のようなものだ、相手の魔術をうまく逆算すれば中和する事ができる。 もちろん相手の魔術を詳しく知っている必要があるがね」


アレイ「そして禁書目録は十万三千冊と言う膨大な数の魔道書を記憶している、これで解るかい?」


上条削板「わかりません」


000010000200003番外「同じく」


垣根「つまりだ、魔術師同士が戦うとするだろ? そうなりゃ当然お互い魔術で攻撃し合う訳だ」


美琴「その時どちらか片方にこの子が居れば、相手が攻撃して来てもすぐ解析出来る訳だから対処も簡単って事ね」


一方「歩く図書館、そう考えりゃ是が非でも欲しくはなるか」


上条「なんで理解出来るんだよ・・・」


削板「みんな頭良いな!」ハッハッハ


垣根「オマエもレベル5だろが!」


削板「勉強は苦手だ!」


垣根「自信満々で言う事じゃねーよ!?」



493: 2012/09/08(土) 15:44:22.03 ID:eFw56lTSO
インデックス「だからね、私もう行かないと・・・」


打ち止め「もう行っちゃうの?ってミサカはミサカはシスターさんを引き止めてみる」


インデックス「これ以上ここに居たらみんなに迷惑がかかるんだよ、私がここに居る事も多分バレちゃってるし・・・」


上条「バレてるって・・・なんで?」


アレイ「魔術には探索術式と言う物がある、それを使えば居場所を特定する事は容易だ」


アレイ「禁書目録の歩く教会が健在であればそれも防げたハズだが・・・」


上条「俺、もしかしなくても・・・やらかした?」


垣根「オマエの責任じゃバカたれがッ!」


上条「俺だけ責めるなよ!触れって言ったのは垣根だろ!?」


垣根「そんな昔の話しは忘れ去ったわ!」ガハッハッハ!


上条「ひでえっ!?」



494: 2012/09/08(土) 15:47:42.17 ID:eFw56lTSO
インデックス「じゃあ・・・さよなら・・・」


削板「ちょっと待った」デデン


インデックス「ふぇ?」

削板「難しい話しは分からん、だがひとつだけ確実な事がある」


削板「それは目の前にいる女の子が悪い奴に追われてるって事だ、それを見て見ぬフリをするなんて根性の無い事は出来ん!」

インデックス「・・・」


削板「俺はこの子を護るぞ!」


一方「魔術ってやつがどンなもンか興味有るしなァ、解析するのも悪くねェ」ニヤリ


垣根「最近身体鈍ってっからな、久々に運動するか」オイッチニサンシッ


美琴「人助けだもんね、私もやるわ!」フンスッ!!


00001「さて、確かバズーカはこの棚に・・・」ゴソゴソ


00002「ではミサカはショットガンを・・・」ゴソゴソ


00003「ならばミサカは対戦車ライフルを・・・」ゴソゴソ


番外「あ、じゃあミサカはこれ使っていい?火炎放射器」ジャキン


打ち止め「じゃあミサカは・・・」


アレイ「最終信号、君は待機だ」


打ち止め「ぶー!」



495: 2012/09/08(土) 15:49:52.09 ID:eFw56lTSO
インデックス「え? え??みんな何してるの??!」


上条「決まってるだろ?インデックスを追って来てる魔術師をやっつける準備だよ」


インデックス「で、でもみんなを巻き込めないんだよ!」

一方「黙ってろ白ガキ、首突っ込むかどうかは俺達が決めるっツっただろ」


垣根「まあ見てな、二度と白ちびを追いかけようなんて思えなくしてやっからよ」


美琴「腕が鳴るわ!」

インデックス「みんな・・・」

上条「大丈夫だって、絶対に護ってやるから」


削板「ところで誰と戦うんだ?」


垣根「魔術師だって言ってんだろ! いい加減にしろ!!」


削板「すまん」


アレイ「私が手を出すと少々面倒な事になってしまうのでね、滞空回線で位置を調べるからそれで勘弁してくれ」


一方「それで充分だ、で?今どこに居やがンだ?」


アレイ「ちょっと待ってくれ・・・・・・ふむ、こちらに向かって来ているな」


垣根「ならこっちから派手に出迎えてやるか」


アレイ「目立つと後々面倒だ、待ち構えて迎撃する方が無難だろう」


垣根「ならその前に飯食っとこうぜ、腹減ったし、上条シェフよろしく」


上条「はいはい」


美琴番外「「手伝う!」」




518: 2012/09/16(日) 13:00:46.07 ID:hZO/ljtSO
ステイル「・・・・ここか、あの子が居るのは・・・」スパー


??「ええ、ですがステイル、本当に貴方一人で・・・」


ステイル「心配は要らない、仮に超能力を使う人間が彼女を匿って居たとしても、僕には何の問題にもならないさ」


??「・・・・わかりました、何かあれば連絡を」


ステイル「ああ、急がないとな、彼女に残された時間は・・・・少ない」




519: 2012/09/16(日) 13:02:58.04 ID:hZO/ljtSO
上条美琴「フ~フフンフ~フフン、フ・フ・フ~ン♪」

番外「ぐぬぬぬ・・・割り込めない・・・」ギリギリ


一方「諦めろ、あの二人は鉄板だ」


番外「うっさいクソモヤシ!! ウサギ見たいな目しやがって!ニンジン食わせるぞこの野郎!!」


一方「何でそこまで言われなきゃならねェンだチキショオォ!!!」


垣根「ほれほれ怒んなって、ニンジンでも食って落ち着け」つ[ニンジン]


一方「ったく何だってンだァ? 俺ァただ忠告してやっただけなのによォ・・・」シャリシャリ


一方「・・・ってなに食わせてンだコラアァァ――ッ!!!」



垣根「ウーサギウサギ、なに見て食べる♪」ハイッ


00002「ニンジン食―べながらノリツッコ~ミ~♪」

一方「頃すッ!待てコラアァァ!!」


垣根「待てと言われて」ピュー


00002「待つバカは居ません!」ピュー



520: 2012/09/16(日) 13:04:45.28 ID:hZO/ljtSO
削板「魔術師め、来るなら来い!」


00003「この対戦車ライフルで一撃の元に仕留めて見せます!」


打ち止め「これがゲコ太で、これがピョン子だよってミサカはミサカはシスターさんに教えてみたり」

インデックス「か、カエル??学園都市ではカエルが流行ってるのかな?」


00001「少なくともミサカ達の中ではベストセラーです」


アレイ「妹達の要望に応えて実写映画化する予定なのだよ、現在ハリウッドで撮影中だ」


インデックス「カエルを実写映画化??! 色んな意味で凄い映画になりそうなんだよ・・・・」


アレイ「制作費はざっと600億円だ、もちろん私のポケットマネーさ」フフン


インデックス「 」




521: 2012/09/16(日) 13:10:47.43 ID:hZO/ljtSO
上条「出来たぞ~」

美琴「時間が無いからおにぎりと卵焼きだけど」


垣根「なんだよ貧相なメシだなおい、やっぱアレか?スタイルが貧相だと料理も貧相になるってか?」


美琴「ど・う・言・う意味かしら?」ビリビリ


垣根「そのままの意味じゃ」


美琴「当麻ぁ、垣根がイジメる・・・」シクシク


上条「よしよし、泣くのはおよし」ヨシヨシ


垣根「だーはははっ!愉快愉快!」


00002「・・・・垣根さん・・・・」

垣根「!!」Σハッ!

00002「ちょっとこちらに」ゴゴゴ…


垣根「いや、俺は御坂に言ったのであって決して00002号に言った訳じゃ・・・」


00002「ミサカのスリーサイズがお姉様と同一と知っていて・・・ですか?」


垣根「え・・・・あ・・・」


00002「皆さん、先に食べていて下さい」ズルズル


垣根「ごめんなしゃい!ごめんなしゃい!!お仕置きはご勘弁を――!!」ズルラレ




522: 2012/09/16(日) 13:13:14.85 ID:hZO/ljtSO
全員「いただきまーす」


ワイワイ・・・


アレイ「・・・・む!」


打ち止め「どうしたの?ってミサカはミサカはおにぎりを頬張りながら聞いてみる」モグモグ


アレイ「みんな、食事は終わりだ・・・来たぞ!」


一方「ようやくお出ましかァ」


垣根「万全とは言えねえコンディションだが腹ごなしにちょいとぶっ飛ばすか」←HP12/5000



アレイ「全員外に出よう、最終信号と禁書目録は部屋で待機だ」


打ち止め「みんな頑張ってねってミサカはミサカは応援してみたり!」


インデックス「ケガしちゃダメなんだよ?」


上条「任せとけって」




523: 2012/09/16(日) 13:16:01.22 ID:hZO/ljtSO

ステイル「さて、この階でよかったハズだが・・・ん?」



垣根「距離20m、目標魔術師・・・・撃て――ッ!!」


00001「ファイヤーッ! とミサカはバズーカを発射します!」ボシュッ!!


ステイル「なっ!!?」


チュドンッ!


ステイル「うわっ!?」カイヒッ!!


00001「ちっ、外しました」

00002「ブチまけろ! とミサカはショットガンを連射します!」ドパンッ!ドパンッ!!


ステイル「危なっ! な、なんだ一体!!?」ササッ


00003「隠れても無駄です、とミサカは不敵な笑みを浮かべトリガーを引きます」スドンッ!!


ステイル「イキナリ何をするっ!僕はまだ何もしt『バギンッ』危なっ!? 今きわどかったぞ!!!」


00003「当てる気なのですから当然です」



524: 2012/09/16(日) 13:17:51.09 ID:hZO/ljtSO
番外「喰らえ火炎放射器! 燃え付きろ―!!」ボボボーボ


ステイル「うわ熱っ!? クソッ!炎は僕の専売特許なんだぞ!!」


垣根「なんだよ魔術師って対した事ねーな」


一方「正直拍子抜けだ、妹達だけで充分じゃねェか」

アレイ「魔術は能力と違って下準備が必要だからな、上手くすればこのまま押し切れるかもしれない」


美琴「ねえ当麻、これって・・・」


上条「俺も今更ながらに思った、これいじめだ、酷く言えばリンチに近い・・・」


削板(・・・なんだ? 別の気配を感じる・・・あっちか・・・・)スッ




525: 2012/09/16(日) 13:30:43.94 ID:hZO/ljtSO
00001「む、弾切れです」

00002「同じく」

00003「仕留めきれませんでした」


番外「案外しぶといねあの赤ロン毛」


ステイル「ゼ―ッ・・・ゼ―ッ・・・・ふ、やっと僕のターンだな」キリッ


垣根「残念だったな、悪いがずっとこっちのターンだ」バサァ


一方「前菜で満足してンじゃねェぞオイ、こっからメインディッシュの時間だァ」ニタァ


美琴「まずは私からね・・・超電磁砲ッ!!」


青白い閃光がステイルに向かい直進!!


ステイル「炎よっ!!」


ステイルも負けじと炎でガードする、僅かに軌道をずらし直撃を免れた。


美琴「う・・・嘘・・・私の超電磁砲が・・・」


ステイル「この程度の攻撃、僕には通用しない(し、氏ぬかと思った・・・)」




526: 2012/09/16(日) 13:33:25.70 ID:hZO/ljtSO
美琴「当麻、私の超電磁砲効かなかった・・・」ショボーン


上条「だ、大丈夫だって!美琴は頑張った!あの魔術師だって絶対ビビってた!!」


美琴「ホントに?」ウル

上条「上条さん嘘つかない、だから・・・な、あんまり落ち込むなって」ヨシヨシ


美琴「・・・うん、でももうちょっと撫でてて」


上条「美琴が泣き止むまで撫でてますよ」ナデナデ


美琴「ふにゃ・・・安心する///」トローン


番外「・・・・ミサカちょっと部屋に戻るよ」


00001「? お手洗いでしょうか?」


00002「全く、前もって済ませておけばいいものを」

00003「しかし我慢は身体に毒です」


垣根「俺も便所行っていい?」


一方「その辺に垂れ流してろ」




527: 2012/09/16(日) 13:34:39.04 ID:hZO/ljtSO
打ち止め「うりゃ!ドローツー!ってミサカはミサカはカードを出してみたり」


インデックス「ならこっちはドローフォーなんだよ!」


打ち止め「・・・なんだか二人UNOも飽きて来たねってミサカはミサカはつぶやいてみる」


インデックス「なら次はババ抜きするんだよ」


ガチャ


番外「・・・・」


打ち止め「あれ? どうかしたの?ってミサカはミサカは番外個体に尋ねてみる」


番外「う・・・うわあああぁぁぁ―!おちび―――っ!!」ビエーーッ!!


打ち止め「わわっ!? いったいどうしたの??!ってミサカはミサカは急に抱き着かれて慌ててみたり!」


番外「つんつんがさぁ、おねーたまがさぁ・・・・これみよがしにイチャついてさぁ~」エグエグ




528: 2012/09/16(日) 13:36:15.17 ID:hZO/ljtSO
打ち止め「つまり上条さんとお姉様がラブラブしてる所を見て落ち込んじゃったんだねってミサカはミサカは再確認」


番外「グスッ・・・エグッ・・・うん・・・」


打ち止め「でもこればっかりはどうしようもないと思うよ?ってミサカはミサカはトドメを刺してみたり」


番外「ミサカだって分かってるんだけど・・・けどさぁ・・・」


インデックス「わーすと」


番外「エグッ・・・・なに?」


インデックス「辛いかもしれないけど、二人の幸せを喜べる様になれればいいと思うんだよ」


番外「・・・・自信、無い」


インデックス「確かに難しい事なんだよ、でもそうして行く事が自分の幸せを見つける近道でもあるんだよ?」


番外「そう・・・なのかなぁ」

インデックス「それにね、とうまにはみことが大好きで、みことにはとうまが大好きなんだよ」


インデックス「わーすとにもいつかきっと素敵な人が見つかるハズだから、今は二人の幸せを見守ってあげるんだよ」


番外「・・・・うん」




529: 2012/09/16(日) 13:39:13.30 ID:hZO/ljtSO
打ち止め「さすがシスターさん!言う事に説得力があるねってミサカはミサカは尊敬の眼差しをむけてみる」


インデックス「迷える子羊を導くのがシスターの勤めなんだよ」キラキラキラ


番外「でもどうしよう、この顔じゃミサカ戻れないよ・・・」


インデックス「じゃあ落ち着くまで三人で一緒に遊ぶんだよ!」


打ち止め「しりとりしよう!ってミサカはミサカは提案してみたり」


番外「なんかガキっぽくない?」


打ち止め「実年齢からすると問題無いよ?」←0歳


番外「あ、そか」←0歳


インデックス「そう言えばもんの凄い年下なのにわーすとには完全に負けてるんだよ・・・」ズーン


番外「胸のこと言ってんの? まあ仕方ないね、おちびもシスターもつるぺただし、ぎゃはっ☆」


インデックス「む!せっかく慰めたのにその言い方は許せないんだよ!」


打ち止め「こうなったらその胸の秘密を暴いてやる!ってミサカはミサカはにじり寄る!」ジリジリ


番外「は? ねえちょっと・・・な、なんで二人してこっち見て・・・・」



インデックス打ち止め「「半分よこせ――――ッ!!!」」ガアァァ!!!


番外「無理だってば!! あ、ちょっと!そんな強く揉まないで! あんっ! ふにゃ!?さ、先っぽつまむなあああああああ!!」




538: 2012/09/20(木) 01:15:51.24 ID:XppD/kISO


垣根「さあ、懺悔の時間だ」


一方「氏に方のリクエストが有りゃ聞いてやる」


上条(なんかこっちが悪役見たいになってきた)


ステイル「ならこちらも本気を出すとしよう・・・Fortis931(我が名が「最強」である理由をここに証明する)!!」


上条垣根一方「??」


美琴「今なんて言ったの?」


アレイ「今のは魔法名、簡単に言えば頃し名さ」


00002「頃し名?」

アレイ「細かい事は省くが、魔法名を名乗るのは相手を必ず頃すと言う意思表示のようなものだ」


00001「・・・・」


アレイ「そう心配する必要は無いさ、あの三人を倒せる者はそうはいない」




539: 2012/09/20(木) 01:17:15.43 ID:XppD/kISO
ステイル「灰は灰に 塵は塵に 吸血頃しの紅十字っ!!!」


2本の巨大な炎の剣が周囲を焦がしながら三人に向かって放たれる。


垣根「上条」

上条「?」

一方「任せた」


上条「ちょっ!? 丸投げかよ?!!」


ステイル「まずは一人!」


上条「くっ!」


上条は反射的に炎に右手をかざす、炎が右手に触れた瞬間炎は跡形も無く消滅した。



ステイル「な!?」


垣根「やっぱ消えたな」

一方「魔術にも効果抜群って訳だなァ」


上条「ふざけんな! マジで氏ぬかと思ったんだぞ!!」




540: 2012/09/20(木) 01:18:05.29 ID:XppD/kISO
ステイル「ちいっ!今度こそ! 吸血頃しの紅十字!!」


垣根「悪いが無駄だぜ」ファサッ


次に放たれた炎の剣は垣根に当たる前に消滅。


ステイル「馬鹿な・・・何故!?」


垣根「魔術だろうが超能力だろうが炎は炎、だったら話しは簡単だ」


垣根「俺の能力でテメエと俺達の間の空間をほぼ無酸素状態にした、酸素が無きゃ炎は消える、小学生でも解る問題だぜ?」


ステイル「そんな馬鹿な・・・・」


一方「ほうけてンなよニコチンロン毛、もっと楽しませろ、それとも愉快にケツ振って逃げるかァ?」


ステイル「ふざけるなっ!見せてやる、僕の真の力を!!」



541: 2012/09/20(木) 01:19:05.61 ID:XppD/kISO
ステイル「世界を構築する五大元素の一つ、偉大なる始まりの炎よ
それは生命を育む恵みの光にして、邪悪を罰する裁きの光なり
それは穏やかな幸福を満たすと同時、冷たき闇を滅する凍える不幸なり
その名は炎、その役は剣、顕現せよ! 我が身を喰らいて力と為せ!!」


ステイル「イノケンティウス!!」


イノケン「ガギヤァアアァァ!!!」


垣根「おお、召喚魔法!」


一方「やべェ、かっけェ~」キラキラキラ


上条「見とれてる場合かよ!? アレヤバそうだぞ!」


ステイル「フッ、魔女狩りの王イノケンティウス、その意味は・・・必ず頃す!」


垣根「よーし上条消してしまえ!」


一方「一発パキーンと!」


上条「また俺かよ!?」


イノケン「グキャアアアアアア!!」


上条「このっ!!」ブレイク!!


542: 2012/09/20(木) 01:21:05.86 ID:XppD/kISO

上条の右手によりイノケンティウスは消える・・・・が、すぐに元通りになり三人に立ちはだかる。



垣根「おいおいしっかりしろよ、消えてねえぞ」


上条「やっただろ! でも消えねえんだよ!!」


一方「チッ、オラどいてろ」


一方「さァ、来てみろよ」


イノケン「グアアアアアアアアアアア!!」


イノケンティウスに抱き着かれる様に一方通行は炎にのまれた。


00001「一方通行!!」


ステイル「少してこずったがああなったら終わりだ」

一方「なァにがどう終わりなンですかァ?」


ステイル「なにっ??!」


イノケンティウスの炎を意にもかいさず一方通行はステイルに向かい歩み寄る。



一方「こンなもンかよ、髪の毛1本燃えねェぞ」


ステイル「馬鹿な・・・三千度の炎だぞ!?」


一方「三千度だろォが1億度だろォが知るか、俺を頃したきゃ最低でも核ミサイルくらい持ってきやがれ」




543: 2012/09/20(木) 01:22:11.05 ID:XppD/kISO
一方「で? もうおしまいかァ?」


ステイル「は・・・灰は灰に 塵は塵に 吸血頃しの・・・」


垣根「オラロン毛、こっちが三人って事忘れてねーか?」


ステイル「!!」


上条「よそ見するなよ魔術師!」


ゴスッ!!


ステイル「 」チーン


一方「お、消えた」


アレイ「術者が気を失えば消えるさ」


垣根「さーてふん縛るか、覚えたての亀甲縛りで」ヌフフフ



00001「一方通行、大丈夫ですか?」


一方「どォって事ねェよ」


00003「あの、どなたか軍覇さんを知りませんか?」

美琴「そう言えば・・・居ないわね」


上条「どこ行ったんだろ?」


一方「心配する必要はねェだろ、俺は戻る」


垣根「よし00002号、そこ縛ってくれ」


00002「了解です」


00003「・・・ちょっと探して来ます」タタタッ


美琴「あ、ちょっと! 行っちゃった・・・」



544: 2012/09/20(木) 01:23:47.53 ID:XppD/kISO
マンションから少し離れた場所。



削板「・・・・」


削板「そこに居るんだろう? 出て来たらどうだ?」


??「よく分かりましたね、気配は消していたつもりでしたが・・・・」


削板「正直に言うと勘だ!」クワッ!


??「勘・・・ですか、まあいいでしょう」


削板「お前、あの魔術師の仲間か?」


神裂「否定はしません、申し遅れましたが私は神裂火織と申します」


削板「あんな小さな女の子を追いかけ回して、大の大人が恥ずかしく無いのか!!」


神裂「なっ! わ、私はまだ18歳です!!」


削板「嘘をつくな! あの魔術師もそうだがお前もどう見ても20歳過ぎてるだろ!!」


神裂「過ぎてません! 本当に18歳です!!」


削板「まだ言うか! サバを読むにも程がある!嘘つきは泥棒の始まりだぞ?」


神裂「 」ブチッ!



560: 2012/10/04(木) 21:10:06.78 ID:D9oxkteSO
>>544の続き。



神裂「ひ・・・人が気にしている事を・・・」プルプル


削板「あとその服はなんだ!? はしたないだろ!」


神裂「こ、この服装にはちゃんと意味が!」


削板「意味? 有るようには思えんぞ! もっと自分を大切にしろよ!」



神裂「もういいです! 話しを戻します!」


神裂「単刀直入に言いましょう、あの子を渡して下さい」


削板「狙いはあの子の頭の中にある魔道書か」


神裂「そうです、ですがそれ以上に、あの子の命を守る為です」


削板「・・・命?」




561: 2012/10/04(木) 21:14:55.33 ID:D9oxkteSO
神裂「あの子の脳の容量、その85%は十万三千冊の魔道書によって埋まっています、そして残り15%の容量で日常の記憶をしているのです」


削板「・・・・」


神裂「彼女は・・・1年分の記憶しかできません、1年以内に記憶を消さなければ・・・氏にます」


神裂「私達は彼女を傷つけるつもりはありません、記憶を消し、彼女を「黙れっ!!」 !?」


削板「難しい話しは分からん・・・だが! お前達にあの子は渡さん!!」


神裂「なっ?? あなたは人の話しを聞いて無かったのですか??!」


削板「傷つけるつもりは無いと言ったな? 記憶を消す事があの子を傷付けないとでも思ってるのか!」

神裂「・・・・だよ・・・」


削板「もっと他にやり方があるんじゃ無いのか? 記憶を消さなくても済む方法は無いのか??」


神裂「うるせえんだよこのど素人がっ!!!」


削板「 」



562: 2012/10/04(木) 21:21:32.68 ID:D9oxkteSO
神裂が抜刀の構えを取る、それに合わせる様に削板も即座に対応できる構えを取った。


神裂「・・・七閃・・・」


削板「!!」


二メートルはあるであろう長刀を一瞬触れる、それと同時にアスファルトに七つの亀裂が入る。


削板(なんだ!? 居合切り??)



神裂「今のは威嚇です、次はあなたの身体がそのアスファルトと同じになりますよ?」


削板「なら、それより速くお前に近づけばいい訳だな・・・」



神裂「出来れば・・・の話しです」


削板「すぅぅぅ・・・ふぅぅぅ・・・」


大きく深呼吸をし両足に力を込める・・・次の瞬間、神裂の視界から削板が消えた。



神裂「!!」


削板「もらっ・・・ッ!?」ズザッ!!


音速を超える速度で神裂に接近した削板だったが、少し手前でブレーキをかけた。


削板「・・・・ワイヤーか?」


神裂「・・・よく分かりましたね、あのまま突進していればタダでは済まなかったでしょう」



削板「さっきの斬撃もこのワイヤーでやったのか?」


神裂「いかにも、しかしこの七天七刀も飾りではありません」



563: 2012/10/04(木) 21:26:09.32 ID:D9oxkteSO
削板「そっちがワイヤーなら俺は・・・これだ!!」


削板「すごい・・・パァァァ―――ンt??!」ギシッ


神裂「あなたの力は危険に思えたので、拘束させてもらいました」


削板「くっ、いつの間に・・・・」ギシッ


神裂「動かない方がいいですよ、下手に動けば怪我ではすみません」


削板「ぐっ、ぬぅぅぅ!!」ギリギリ


神裂「言ったハズです、怪我ではすまな・・・・!?」



564: 2012/10/04(木) 21:30:19.43 ID:D9oxkteSO
削板「おォォォああアァァァァァァ!!!!」ギリギリギリギリ!!!


神裂「や、やめなさい! 本当に身体がバラバラになりますよ!?」


削板「こんな物でぇぇ!俺を縛れると思うなァァァァァァァァァ!!!」


削板「ウオォォォオォォ!!こおんじょおォォォオォォォォォォォオォォォォ!!!!」ブチブチッ!!



ブチーンッ!!



削板「ふぅ、痛かった」


神裂「そんな・・・鋼糸を引きちぎるなんて、一体どうやって!?」


削板「根性だ!」デデン!


神裂「そ、そんな非常識な・・・・」


削板「今度こそいくぞ! すごいパァ――ンチ!!」

神裂「なっ??!」


ボガン!!


神裂「 」



565: 2012/10/04(木) 21:33:04.72 ID:D9oxkteSO
削板「ふぅ、強かったな」


神裂「 」


削板「とりあえず連れて戻るか、この魔術師にも色々と話しを聞いてみないと」ヨイショ


>・・・・・ハサーン


削板「?」


00003「軍覇さん!」


削板「あ、00003号、どうしたんだ?」


00003「急に居なくなったので探しに来まし・・・・軍覇さんその方は?」


削板「ああ、こいつはあの魔術師の仲間みたいで・・・」


神裂「」ボン

00003「・・・・(でかい)」

神裂「」キュ

00003「・・・・(細い)」

神裂「」ボン

00003「・・・・(安産型)」



566: 2012/10/04(木) 21:40:54.72 ID:D9oxkteSO
削板「ん? どうした?」

00003「か・・・・」

削板「?」

00003「勝てるパーツがね―よチクショ―ッ!! とミサカは走り去ります!」ビエーン!!


削板「まっ!待ってくれ00003号―――っ!!」



00003「貧Oは希少価値じゃああ―っ! ステイタスなんじゃあああ――っ!! 負け犬の遠吠えと笑えば笑えええええ―――ッ!!!」ビエーン!!!



削板「どうして・・・こうなった・・・」



567: 2012/10/04(木) 21:48:50.44 ID:D9oxkteSO
その頃とあるマンションでは……。



垣根「さあ吐きな、テメエが白ちびを狙う理由を!」

ステイル「ふん、答える必要は無い」


垣根「ほう、どうあっても言わねえってか?」


ステイル「くどい、君達こそ素直にあの子を渡せば見逃してやる」


垣根「笑わせやがるぜ、00002号、アレの準備は?」


00002「完了しました、垣根さんに使うつもりだった最新のお仕置きマッスィーンです」


垣根「ご苦労、さてどうする魔術師、あの三角木馬とロデオマシーンを組み合わせた拷問器具、『男の勲章頃し[ポコチン・ブレイカー]』を見ても答えねえつもりか?」


ステイル「・・・」ダラダラ


上条「いや垣根、下手したらお前がアレの犠牲者になってるんだぞ?」


垣根「なってたまるか」


一方「試しに乗って見ろイケメン」


垣根「任せろ!」


上条(なぜイケメンにあそこまで過剰な反応を・・・)




568: 2012/10/04(木) 21:54:59.30 ID:D9oxkteSO
00003「すみません軍覇さん、ミサカのはやとちりでした・・・」


削板「気にしなくていいぞ、誤解を招いた俺にも非があったしな」


00003「すみません・・・(うぅ、穴があったら入りたい・・・)」ズーン


削板「それよりあの魔術師はどうなった?」


00003「捕まえました、今はおそらく尋問していると思います」


削板「そうか、この魔術師にも聞いてみないとな」


00003「そうですね(おのれ巨Oめ、何を食べたらああも大きく・・・)」ギリギリ



569: 2012/10/04(木) 21:56:00.33 ID:D9oxkteSO
削板「着いたな」


00003「あ、ミサカが開けます」ガチャ


ステイル「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああッ!!!」グイングイン


垣根「ぴぎょああああああああああああああああああッ!!!」グイングイン


削板00003「・・・」


上条「うわぁ・・・」


美琴「い、痛そう・・・」


一方「ぎィヤッハハハハッ!オラオラァ! もがき苦しめェ!」


ステイル「と、止めてくれ! 使い物にならなくなる!!」グイングイン


垣根「た、玉がぁ! 金玉が砕け・・・あ、ちょっと気持ち良くなってきた・・・気のせいだったやっぱ痛えよおおおおおおおおお――っ!!」グイングイン


削板「なにやってんだ?」




588: 2012/10/13(土) 10:06:56.25 ID:QB87NLASO
アレイ「やあ削板、その女性は?」


削板「あの魔術師の仲間だ」


アレイ「ほう・・・ん?」


神裂「 」


アレイ「削板、君一人でこの女を倒したのかい?」


削板「ああ、かなり強かったぞ」


アレイ「・・・・まさか聖人を倒すとは、君の力は本当に理解に出来ないな、イレギュラーだ」


上条「え?成人?」


美琴「確かに見た目は二十歳超えてそうだけど(胸、大きい・・・敵ね!)」


アレイ「字が違う、成人ではなく聖人だ」


ステイル「あ゙あ゙あ゙あぁぁあぁあああああ゙あ゙っ!! 扉が!扉が見えるうううぅぅぅ!!!」グイングイングイン



垣根「もうこれ無しじゃ生きてイケないいいいいいいいいいいいいいいいっ!!!」グイングイングイングイングイングイン


アレイ「いい加減とめてやれ不愉快極まりない」





589: 2012/10/13(土) 10:13:59.85 ID:QB87NLASO
00001「アレイスター、聖人とはなんですか?」


アレイ「うむ、聖人とは世界に20人といないと言われる生まれた時から神の子に似た身体的特徴・魔術的記号を持つ人間のことだ」


アレイ「具体的には、聖人の証『聖痕』(スティグマ)を開放した場合に限り、 一時的に人間を超えた力を使うことができる。 特に魔術を使用していない状態でも常人よりはるかに幸運など何らかの加護が存在するのだ」


上条「絶対的幸運・・・羨まし過ぎる、俺なんか絶対的不幸なんて要らないにも程がある体質なのに・・・」




590: 2012/10/13(土) 10:15:31.99 ID:QB87NLASO
アレイ「一概にそうとは言い切れないぞ上条当麻」


上条「なんでだよ? 不幸より100倍マシだろ?」


アレイ「例えばこの女、神裂火織がクジを引いたとする、彼女は100%当たりを引くだろう」


美琴「? いい事じゃない」

アレイ「第三者視点で見ればそうだ、だが考えてもみたまえ」


アレイ「彼女が100%当たりを引くと言う事は裏を返せば他の者は100%ハズレを引くと言う事だ、確率もへったくれも無くな」


上条「あ、そう考えるとちょっと・・・」


美琴「幸運過ぎるって言うのも考えものね・・・」



591: 2012/10/13(土) 10:18:15.41 ID:QB87NLASO
アレイ「とにかく彼女を起こそう、禁書目録を追う理由を聞かなければならないしな」


削板「ん? あの魔術師からは聞いて無いのか?」


アレイ「アレは既に使い物にならん」


ステイル「お・・・おひょっ・・・はぁん・・・」ピクピク


垣根「玉が、金玉が・・・通常の三倍に腫れ上がった・・・・誰かエタニティーエイトで回復を・・・」ピクピク


削板「・・・」




592: 2012/10/13(土) 10:22:36.87 ID:QB87NLASO
神裂「う・・・ん・・・」


アレイ「やあ、気分はどうだい?」ヒョコッ


神裂「・・・ひいっ!?」


打ち止め「アーちゃん怖がらせちゃダメだよってミサカはミサカは注意してみたり」メッ!


アレイ「そんなつもりは無かったのだが・・・」


神裂「な、なんですかこの喋る機械的な化け物は!?」


アレイ「化け物だと!失礼なっ!!」


上条「いや普通の反応だから」


美琴「脳みそ入った喋るトースター見ればそうなるわよ」


アレイ「人種差別反対! 人類皆兄弟!!」


一方「人ですらねェのに何ほざいてやがる」


アレイ「 」




593: 2012/10/13(土) 10:27:32.67 ID:QB87NLASO
00001「あの、なにか飲み物は飲まれますか?」


神裂「え? ああ、はい」


00001「お茶、コーヒー、紅茶がありますが、どれになさいますか?」


神裂「では・・・お茶を」


00001「玄米茶でよろしいですか?」


神裂「はい」


00002「苺大福も食べてください」


神裂「ど、どうも」


打ち止め「ミサカも苺大福食べていい?ってミサカはミサカは物欲しげに聞いてみる」


00003「上位個体、これはお客様用です、我慢してください」


打ち止め「む~~」プクー

神裂「えっと、食べますか?」


打ち止め「いいの!?ってミサカはミサカは再確認してみる」


神裂「ええ、構いません」


打ち止め「ありがとうっ!ってミサカはミサカは苺大福を受け取って駆け出してみたり!」トテテテ!


インデックス「私にもわけて欲しいんだよ!!」トテテテ!!


番外「なんかずいぶん対応違わない?」


一方「女にアレ使う訳にいかねェだろ、SMどころの話しじゃねェぞ」




594: 2012/10/13(土) 10:32:13.81 ID:QB87NLASO
アレイ「落ち着いたところで話しを聞かせてもらおうか、神裂火織」


神裂「・・・ズズ・・・はい、しかし何故私の名前を?」


アレイ「聖人の名前くらい知っているさ、さらに君が極東宗派、天草式十字聖教の女教皇だと言う事も知っている」



神裂「あなたは 一体・・・」


アレイ「よくぞ聞いてくれた、学園都市統括理事長にして希代の天才魔術師アレイスター=クロウリーとは私の事だ」フフンッ


神裂「・・・・・・・・・・・・・・は?」



アレイ「だから学園都市統括理事長にして希代の天才魔術師(ry」


神裂「ところでこのおもちゃは誰が動かしてるんですか?」←現実逃避


アレイ「なんだと!?誰がおもちゃだ!! せめて大人のおもちゃと言いたまえ!」プンスコッ!!


上条「信じられないのはわかるケド、全部本当なんだ、コレが正真正銘学園都市の統括理事長」


神裂「えぇ・・・」




595: 2012/10/13(土) 14:48:37.40 ID:QB87NLASO
アレイ「まったく失礼な、必要悪の協会[ネセサリウス]の質も落ちたものだ!」プンプンッ!


神裂「そこまで知っているのですか・・・」


アレイ「天草式は教皇代理に任せ今は抜け忍同然なのだろう?」


神裂「はあ、その通りです」


一方「いい加減説明してもいいンじゃねェか? オマエ達があのガキを狙う理由をよォ」


神裂「しかし、彼女に聞かせる訳には・・・」


一方「心配すンな、クソガキと一緒に苺大福に夢中で聞いちゃいねェ」


打ち止め「美味しいね♪」パクパク


インデックス「あんこの甘さと苺の酸味が絶妙なハーモニーを奏でてるんだよ! これは絶品かも!!」パクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパク!!!




596: 2012/10/13(土) 14:52:08.20 ID:QB87NLASO
神裂「では、説明します・・・」



―――――――――。



神裂「・・・・と、言う訳です」



一同「・・・・」



神裂「?」


一方「・・・あのよォ」


神裂「なんですか?」

一方「オマエ、舐めてンのか?」


神裂「・・・ッ!?何を言ってるんですか! 私達は真剣に!!」


一方「真剣に言ってンなら余計に舐めてンだろ、人間の脳みそを・・・だ」


神裂「・・・???」


一方「魔道書か何だか知らねェがな、たかだか十万三千冊丸暗記した程度で脳の容量が85%も埋まるかボケ」


神裂「え・・・いや、でも・・・」




597: 2012/10/13(土) 14:53:54.72 ID:QB87NLASO
一方「そもそも85%とか正確な数字をどこの誰が調べたンだよ」


神裂「そ、それ・・・は・・・」


一方「さらにだ、1年きっかりで記憶を消さなきゃ命にかかわるってのも嘘くせェ」


神裂「ですが現に彼女は1年毎に苦しむんですよ??!」


一方「それも変だ、仮にオマエが言う様に容量の85%が埋まってたとして、残り15%が何で1年きっかりで埋まるンだ?」


一方「毎年毎年見る物全部同じだってンなら別だがよ、そうじゃねェならおかしいって思わねェか?」


神裂「・・・・」




598: 2012/10/13(土) 14:55:34.07 ID:QB87NLASO
美琴「えっと、まだおかしい部分があるんだけど」


神裂「まだ、と言うと?」


美琴「人間の脳って元々140年分くらいの記憶が可能なのよ、確かに十万三千冊って量の内容を丸暗記するのは凄いけど、それだけで脳がパンクする事はありえないと思うの」


神裂「そんな・・・では何故!?」



アレイ「それについては私に心当たりがある」





599: 2012/10/13(土) 14:56:38.91 ID:QB87NLASO
アレイ「恐らく禁書目録には何らかの術式が施されているのだろう、1年以内に記憶を消さなければ氏ぬ様にな」


上条「そんな事出来るのか?」


アレイ「簡単ではないが、できなくは無い」


上条「?」


アレイ「1年以内に記憶消さなければ氏ぬと言うプログラムを禁書目録の身体に仕込む、1年毎に苦しむのはそのせいだ」



上条「そんな事、一体誰が?」



アレイ「必要悪の教会の最大主教、ローラスチュアートだろうな、あの女狐がやりそうな事だ」




600: 2012/10/13(土) 15:12:18.79 ID:QB87NLASO
神裂「しかし何故彼女にそんな術式を施す必要が?」


アレイ「禁書目録を他の魔術結社に利用させない為だろうな、例え拉致されても放っておけば1年で氏ぬのだから」


アレイ「そして記憶を消すと言う名目で聖人である君を手元に置いておく事も出来る」


神裂「そんな・・・」


アレイ「だがそれも今日までだ、私が術式を解除して見せよう」


神裂「!! 本当ですか!?」



アレイ「あの女狐が仕掛けた術式ごとき、私にかかれば1日で解除してやる、あの腹黒女に目に物見せてくれるわ!!」




602: 2012/10/13(土) 15:24:31.59 ID:QB87NLASO
番外「ずいぶん気合い入ってる見たいだけどさ、なんかあったの?」


アレイ「あの腹黒金髪スーパーロン毛女のおかげで私は1度酷いめにあったのだ」


美琴「酷いめって、どんな?」


アレイ「まだ私に肉体があった頃、あの女からとある品が届いた」


アレイ「手紙にお肌に良い美容液と書いてあったのでね、早速私はビーカーに入れたのだが・・・」


00001「美容液では無かったのですか?」


アレイ「中身はまさかの濃硫酸だった、お肌に良いどころの話しじゃない、危うくドロドロになるところだったんだ!」


00002「普通中身の確認するだろJK、とミサカは(ry」



00003「よく助かりましたね」


削板「根性か?」


アレイ「慌ててビーカーから飛び出して助かったよ、その後また氏にかけたがね」


一方「オマエはアホなのかバカなのかハッキリしろ」

アレイ「そうだな、どちらかと言えば・・・・・・・ちょっと待て、ソレはどう答えても私の負けじゃないか?」




603: 2012/10/13(土) 15:35:36.27 ID:QB87NLASO
アレイ「とにかくだ、君達が禁書目録の記憶を消す必要は無くなった」


神裂「はい、ですが私達は今まであの子の記憶を消し続けてきました・・・」


神裂「それは消える事の無い事実で罪です、償いきれない程の・・・・」


上条「・・・償えない事なんて無いよ」


神裂「?」

上条「確かに記憶を消すってのは間違った選択だったけどさ、それはインデックスの命を護る為だったんだろ?」


神裂「・・・はい」

上条「じゃあこれからは消してきた記憶の何倍も何十倍も良い思い出を作って行けばいいんじゃないか?」


上条「これが終わりじゃなくて今から始まるって思えばいいんだ、そうやって少しずつ償えばいいと思うぜ?」


神裂「そう・・・なんでしょうか・・・・」


一方「それはオマエらの考え方次第だ、オマエら自身で考えろ」


神裂「・・・・はい」




604: 2012/10/13(土) 15:47:41.67 ID:QB87NLASO
アレイ「さて、話しがまとまった所で早速なのだが」

神裂「なんでしょう?」


アレイ「あの男を正気に戻してくれ」


神裂「・・・・?」チラッ


垣根「ねえ、このマスカラどう?」


ステイル「ちょっと濃すぎなんじゃないかしら?」


垣根「でもぉ、薄いよりマシじゃないかしらぁ?」


ステイル「アンタ元々顔整ってるんだしぃ、ナチュラルビューティーって方向で行った方がいいって思うんだけどぉ?」


神裂「 」


上条「なんでああなった・・・」


一方「男としての機能が破壊されたからじゃねェか? キモ過ぎて吐き気がする」



垣根ステイル「キラッ♪☆」




605: 2012/10/13(土) 16:02:36.24 ID:QB87NLASO
神裂「斬魔剣弐ノ太刀!!」ズバッ!!



ステイル「グハッ!?」


神裂「目は醒めましたか?」


ステイル「ハッ!! 神裂、僕は一体何を??!」


神裂「言いたくありません」


ステイル「・・・・そうだ! 僕達は彼女の記憶を!!」


神裂「その事ですが・・・解決しそうです」


ステイル「?」


垣根「あ、明日マニキュア買いに行こうかしらぁ」


上条「そげぶ!!」ボカッ!!


垣根「痛っ! なにすんだ!!」


上条「正気に戻したんだよ」



606: 2012/10/13(土) 16:06:38.81 ID:QB87NLASO
神裂「・・・・・と、言う事みたいなのです」


ステイル「あ・・・あの女狐め、よくも今まで僕達を・・・・」ワナワナ



神裂「ステイル、私達にはまずしなければならない事があります」


ステイル「なにをだい? あの女狐を燃え散らすのはそのうちやるさ」


神裂「そうではありません、私達は・・・彼女に謝らなければ」


ステイル「・・・・そうだね、その通りだ」




607: 2012/10/13(土) 16:10:00.33 ID:QB87NLASO
ステイル「・・・・インデックス」



インデックス「? ふぁに? ふぉうはひはの?」モチャモチャハグハグ



ステイル「すまない、僕達は君に酷い仕打ちをしてきた・・・」


神裂「許されるとは思っていません、ですが 一言・・・謝らせてください」



インデックス「モグ・・・ンクッ・・・謝られても困るんだよ」


ステイル「ああ、そうだろうね、謝って済む事じゃない・・・・」


神裂「本当に、ごめんなさい・・・」


インデックス「そうじゃないんだよ、私は何も覚えて無いから、だから二人がなんで謝るのかがわからないんだよ」


ステイル神裂「・・・・」





608: 2012/10/13(土) 16:11:07.91 ID:QB87NLASO
インデックス「だからね、謝らなくていい・・・」


ステイル「し、しかし・・・」

神裂「貴女が覚えていなくても私達は・・・」


インデックス「・・・二人の名前はなんて言うの?」


ステイル「え・・・ああ、僕はステイル、ステイルマグヌス」


神裂「神裂火織です」


インデックス「私はね、インデックスって言うんだよ」


ステイル(ああ、知っているとも・・・)


神裂(忘れる事などありません・・・)


インデックス「あのね・・・・」

   少女は少し俯いて深呼吸をした


   そして出来うる限りの笑顔で二人に告げた。


「友達になってくれると、嬉しいな」



ステイル神裂「!!」





609: 2012/10/13(土) 16:12:51.24 ID:QB87NLASO
    少しの沈黙




インデックス「・・・・?」


ステイル「ああ・・・ああっ!もちろんだとも!」


神裂「私の方こそ、よろしくお願いします!」



アレイ「よきかなよきかな」ウンウン



垣根「なあ、俺だけ全ッ然話しについていけねーんだけど?」


00002「垣根さん、ここは空気を読むところです」


垣根「え――?」




610: 2012/10/13(土) 16:14:57.56 ID:QB87NLASO
てな感じでここまで。


次回は一方さんが若干暴走します。



611: 2012/10/13(土) 16:15:20.45 ID:IKMjj/440
乙、なんだと気になる

615: 2012/10/13(土) 18:04:25.83 ID:QB87NLASO
>>614 トランザムでこんがり焼き上げたパンを相手の顔面めがけて飛ばします。GNファングの如く。




引用: 上条「俺達に必要な情それは友情」美琴「愛情」削板「根性」垣根「ガム工場」一方「台なしだ」