妹「今日朝からクソ兄貴見ちゃってさあ」

野菜「うわマジ？最悪じゃん」

妹「ほんっと最悪」

妹友「ニートで引きこもりとかマジヤバイよね」

妹「せめて存在感出さないでってのほんと」

妹友「氏んじゃえば～って感じ」

妹「うん…そうだよねマジ氏ねって感じ…」

俺「うふふルイズたんきゃわわデュフフ」

俺「…妹はもう学校行ったかな…」

俺「行ったよな。朝ごはん取りに行こう」

俺「コーンフレークあったよな確か」

俺「牛乳はどうかな…まあ無ければ最悪俺のおちんぽミルクでいいか」

俺「なんちゃって」

俺「こんなことばっか言ってるから妹に嫌われるのかな」

妹友「はあー数学とかだるっ」

妹「そういや兄貴も数学嫌いとか言ってたっけなー…」

妹友「はあ？一緒にしないでよ」

妹「え？あ、ご、ごめん！そんなつもりじゃなかったんだけど」

妹友「前々から思ってたんだけどさあ、あんた結構兄貴のことばっか考えてるよね」

妹「ええ？いや有り得ないって！有り得ない有り得ない！」

妹友「まあ一応血の繋がったたった一人の兄貴だもんねえ」

妹「違うってば！！いい加減なこと言ってるとお前の目玉でゴルフするよ！！」

妹友「そういう訳わかんないことばっか言ってるから兄貴も変になっちゃったんじゃないのー？」

妹「もー！万氏に値するよ！！兄貴は全っ然カンケーないんだから！！」

俺「結局ザーメンコーンフレークになっちゃったなあ」ｼｺｼｺ

俺「妹は今頃数学の授業かなあ…毎週火曜日の一時間目は数学とか言ってた気がする」

俺「うっ」

俺「不覚にも妹の事を考えながら出してしまった拙者これでは変態みたいデュフフ」

俺「…これじゃ妹に嫌われて当然だな」

俺「また昔みたいに話して笑ってたくさん遊びたいなあ」

俺「また人生やり直してみようかな」

俺「そしたらきっと妹も見直してくれる」

俺「けどあいつなんか怖いんだよな」

俺「この間なんか乳O削ぎ落として代わりにそら豆くれてやるとか言われたし」

俺「今思い出しても意味わかんねえ…やっぱあいつ変だわ仲直りとか無理っしょ」

俺「それに俺ももう手遅れだろ常識的に考えて…」

妹(クソ兄貴…ちゃんと昼飯食べてるかなあ)

妹(うOこをかりん糖と間違えてなけりゃいいけど…今朝急いでて猫のトイレ掃除しなかったからなあ…)

妹(よく考えたら猫飼ってなかったわうち)

妹(……うそまたクソ兄貴のこと考えてた)

先生「妹さん！聞いてますか？」

妹「え、あ、はい…」

先生「授業はちゃんと聞いてなさい」

妹友(まったく…まーた兄貴のこと考えてたな)

妹友(ま、私も人のこと言えないか)

妹友「授業中ぼんやりして何考えてたの？」

妹「別に。ゴジラがうOこしたらそれって結構問題だなって公害的な意味で」

妹友「兄貴のことでしょ」

妹「はっ！？はあ！？なんでそこで兄貴が出てくんの！？ゴジラのうOこの話だっつの！」

妹友「女子高生があんまりそういうこと言わない方がいいと思うけど」

妹「あーもう意味わかんない！」

妹友「ほんとに兄貴のこと嫌い？」

妹「何度同じこと言わせんの？」

妹友「じゃあ私があんたの兄貴狙っても文句ないよね」

妹「…は？」

妹友「いや私もあんたの兄貴はどーしようもないクソ兄貴だと思うよ？氏んじゃった方がいいかもなーって思うよ？」

妹友「けどさあ、ちょっと興味あんだよねー」

妹「日本語で喋って」

妹友「全く…」

妹友「あんたの兄貴と付き合っていい？って聞いてんの」

妹「」

俺「あーーセーラーマーキュリーちゃん…」

俺「うっ」

俺「俺氏特性シャインアクアイリュージョンってか」

俺「あれ…ティッシュがねえや」

俺「仕方ないトイレのペーパー使うか不本意ながら」

俺「という訳で丸出しで廊下を歩いちゃうんだな不本意ながら」ﾌﾞﾗﾌﾞﾗ

妹「ほんっっとに有り得ない！！」ガチャッバタン

俺「およ？今の声…」

妹「なんなの！？わけわかんな…え」

俺「あ…え…なんで…」

妹「」

俺「いやその…と、トイレに…」

妹「なんでそんなカッコしてんのよド変態！！汚いもん見せないでよ！！根元から完全な皮なしソーセージにしてやろうか！？」

俺「お、お前学校はどうしたんだよ！まだ昼すぎだぞ！？」

妹「めだかの学校ですらお前の知能指数に驚きを示すだろうよ！！」

俺「いやお前学校！！」

妹「もう嫌ぁ！！」ガチャッバタン

俺「お、おい！」

俺「出ていっちまった…」

妹「家に変態…学校にサイコパス」

妹「はあ…」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

妹「思ってたよりデカかった…」

妹「…」

妹「追いかけてきたり…とか…」ﾁﾗ

妹「しない、よね」

妹「はあ」

警官「おや？君学校は？」

妹「やば…」

妹「いやその、今から登校なんです寝坊しちゃって…あはは…」

警官「呆れたね。早く行きなさい」

妹「はあい」

俺「い、いもうとーー！！」

妹「え？」

警官「ん？」

俺「まってくれー！！」

妹「えっっ」

妹「く、くんな変態！！」

警官「変態？」

妹「あ、あの人変態なんです！ど、ド変態です！」

俺「え、なんでポリ公おるん」

警官「えーっとちょっといいかな」

俺「は、え、」

妹「あ、え、えっと」

妹「が、学校行かなきゃ！」

妹「はあっはあっ」

妹「ど、どうしよう」

妹「クソ兄貴捕まっちゃったかな」

妹「なんで私あんなこと…」

妹「いや実際変態だし…別におかしいことは何も…」

妹「あれ？私どうしたいんだっけ…」

妹「クソ兄貴をどうしたいんだっけ…」

妹「戻って説明しないと…」

妹「…！」

警官「じゃあこの男はさっきの女子高生の兄で間違いないんだね？」

妹友「はいそうですよ。忘れ物届けに来てくれたんですよね？」

俺「えっと…まあ…そんなところ…」

警官「ところで君学校はどうしたの」

妹友「今から行くとこでーす」

警官「はあ全く」

妹「なんであいつがいんの…」

俺「君は…」

妹友「妹さんの友達でーす！よろしくっ」

俺「え、あ、はい…」

妹友「なんかあ、妹が急に早退しちゃってえ、心配だから見に行こうと思ってたんですう」

俺「ああ、そうなんだ…」

妹友「そういうわけなんでえ、お家に行っていいですかあ？」

俺「え？あ、はい…」

妹「ちょっと！」

妹友「あ、妹」

俺「お前！」

妹「なに腕なんて組んじゃってるわけ！？」

妹友「なに妬いてんの」

妹「違うよ！汚いよその豚！腕腐るよ！腐り落ちるよ！」

妹友「別に私の腕がどうなろうと関係ないじゃーん」

妹「関係あるよ！目の前で腕が腐り落ちる様なんて見たくないよ！」

俺「お前！なんで警察なんか！」

妹「は？えOちがっ、あれは…」

妹友「早退したと思ったら元気そうジャーンもう安心だね」

妹友「ね、お兄さん。私アニメとか興味あるんですよぉ」

妹「うそつけ！」

妹友「お兄さん詳しいんですよね？妹がいつも言ってるから知ってるんですう」

妹「ちょっと！」

俺「いやあの…その…」

妹友「そういうわかなんでえ今からお家に行ってもいいですかあ？」ﾑﾈｷﾞｭｰ

俺「はひ…」

妹「やめてよ！！」

妹友「お邪魔しマース」

俺「え…部屋に来るの…」

妹「ねえ帰りなよ！ちょっと！」

妹友「コレクション見てみたいんですう」ﾑﾈｷﾞｭｰ

俺「はひ…」

妹「だめ！だめだってば！」

妹友「なんでよー」

妹「なんでも！！」

妹友「何か都合悪いの？」

妹「あんたに兄貴渡さないもん！！」

俺「は？」

妹「いやっだからっ」

妹「ほあーーっ！！」ﾄﾞｶｯ

妹友「」ﾊﾞﾀﾝ

俺「お、おい！？」

妹「命までまは取らん」

俺「なにするんだよ！？」

妹「クソ兄貴！きいて！こいつはね！えっと、えっーと」

妹「あ、アサシンなんだよ！！」

俺「いつも思ってたけどお前時々言ってることが訳わかんないんだよな」

妹「は…はあ？」

俺「どこかおかしいんじゃないかと思ってたんだけど…やっぱおかしいよお前」

妹「なによ…何がおかしいのよ」

俺「友達殴って気絶させるなんて…しかも彼女何も悪いことしてないだろ」

妹「あ、兄貴困ってたじゃん！」

俺「俺は！引きこもってばっかだから！あんな風に好意寄せられたことなくて！だから戸惑ってただけだよ！！」

妹「なにそれ…」

俺「出てけよ！お前まだ学校の時間だろうが！！」

妹「いやそいつ…」

俺「もう追いかけないから学校行け！警官なんか頼らなくていいぞ」

妹「そいつは…どうすんのよ…」

俺「仕方ないから目が覚めるまで面倒みるよ。お前は何するかわからないから近づくな」

妹「は…はあ…？意味わかんない…どうせ…変態なこと企んでんでしょ…この…マッカーサーライン…」

俺「意味わかんねえよ」

妹「馬鹿兄貴！！」ガチャッバタン

俺「……」

俺「さあ始まるざますよ」

俺「妹もたまには兄孝行するもんだなあ」

俺「まるで工口漫画じゃないですかデュフフ」

妹友「う…」

俺「はやあ！覚醒はっっや！！」

妹友「あれ…私…」

俺「明けの明星」ﾄﾞｼｯ

妹友「うっ」ﾊﾞﾀﾝ

俺「ふぅ危ない所だった」

俺「さてどこから行こうかなあ」

俺「まあー無難に胸からですねはい！」

俺「…」

俺「ちっさ」

俺「でも逆に良い」

妹友「うー…」

俺「いちいち早いよ」

妹友「私…」

俺「はあ全く」

妹友「きゃあ！何してるんですかあ！」

俺「いや…怪我が…ないかと…」

妹友「もう！！これ犯罪ですよ！！…けど」

妹友「溜まってる…ってやつなのかな？」

妹友「しょうがないにゃあ」

俺「まあさっき抜いたばっかだけど」

妹友「私もそのつもりで来たんでえ…えへへ」

俺「信じらんねえこの女」

俺「おかしいだろ豚みたいなニートにそのつもりで近づくとか…アニメ関連以外で俺に話しかける女とか…」

俺「おれは…罵られてナンボだろ」

俺「妹みたいに…アニメに興味なけりゃ罵ってくるのが女だろ」

妹友「そんなことないですよぉ」

俺「お前…女じゃないな…」

妹友「…」

妹友「バレちゃあ仕方ねえ」

俺「ひえー！」

妹友「おらっ！ケツだせや！」

俺「お助け！お助けえ！！」

妹「兄貴っ！！」ガチャッ

俺「妹…！」

妹友「おっ随分早いご帰宅で」

妹「兄貴から離れろぉ！！」

妹友「なっお前っ出刃包丁を買ってきたのか！！」

俺「やっぱおかしいわ」

妹「変態から離れろ変態ぃ！！」

妹友「あぶねえな！」

俺「あぶねえ！」

妹友「ちえ、こりゃ退散するっきゃなえな」

妹「ああ！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

俺「あぶない！あぶないって！」

妹友「じゃあな！」ガチャッバタン

妹「はあっ…はあ…」

俺「お前…」

妹「バカ！バカ兄貴ぃ！うわああん」ﾀﾞｷｯ

俺「ほ…包丁がこわい…」

妹「兄貴は馬鹿で豚だから変な女に引っかかっちゃうんだよお！！」

俺「いや女じゃなかった…」

妹「バカバカあ！！クソ兄貴は女なんて私以外交流しなくていいの！！」ﾎﾞｺﾎﾞｺ

俺「いたっ、いてえよ…」

妹「きもいよー！くさいよー！最悪だよー！クソ兄貴ーー！！わあああん」

俺「お前…」

翌朝

妹「うわっちょっと視界に入んないでよクソ豚」

俺「ご、ごめん…すぐ消えるから…」

妹「まって」

俺「は…はい….」

妹「…….」

妹「行ってらっしゃいは？」

俺「……」

俺「行ってらっしゃいませ」

妹「うわきもっ！行ってらっしゃいませって！気持ち悪っ！」ガチャッバタン

俺「….」

俺「ふっ」


妹「…」ﾀﾀﾀ

妹「ふふっほんときもいわ」

ハッピーエンド

乙