1: 2018/02/08(木) 01:36:05.33 ID:YrdnNKPR0
初めてスレッドのスレッド立てに加え初SSです。至らぬ点がありましたらご指摘ください

艦隊これくしょん -艦これ- 海色のアルトサックス(4) (角川コミックス・エース)

2: 2018/02/08(木) 01:45:40.15 ID:YrdnNKPR0
鎮守府

提督「執務室が、静かすぎる」

提督「今まで艦娘達とはビジネスライクな関係でやってきて、それで問題が無いと思っていたが……」

提督「先日、他の鎮守府を視察した際に聞いた話では、提督と艦娘はもっと親密な関係なのが普通なのだとか」

提督「中には恋仲、夫婦になっている提督もいるとの事だ」

提督「ここも、そうしていった方がいいのだろう……」

提督「いくら何でも秘書艦すらいないというのは問題だ」

提督「とはいえ、今までそういった触れ合いをしてこなかった私だ……」

提督「……一人ずつ、少しずつ、コミュニケーションを取って行こう」

提督「……まずは、↓2と↓4をしてコミュニケーションを取ろう」
 

4: 2018/02/08(木) 01:46:55.73 ID:Tw3JoyAq0
初霜

6: 2018/02/08(木) 01:59:03.70 ID:E9iBSzsI0
川内

8: 2018/02/08(木) 02:13:42.26 ID:YrdnNKPR0
提督「初霜に可愛いと言い続けるか」

提督「……コミュニケーションか? これは」


廊下


初霜(今日は待機命令ですから、装備の整備をして過ごしましょう!)

提督「初霜、ここにいたか」

初霜「提督! お疲れ様です!」

提督「お疲れ、初霜。ところで……」

初霜「はい!」

提督「初霜は可愛いな」

初霜「はい! はいっ!?」

提督「その背筋を正して少し強張った敬礼姿がもう可愛いぞ」

初霜「えっ、えっ……? 提督、どうしたんですか?」

提督「日々、どんな事にも真面目に取り組む姿も可愛い。くせっけな長い髪も可愛い」

初霜「えーっと……。酔っている、とかですか……?」

提督「いいや。私は酒に強くないので進んでは飲まん。いやもう初霜は存在が可愛いな」

初霜「えっと……あの……! あぅ……//」

提督「初霜可愛い! 可愛いぞ!」

初霜「~~~~~//」


執務室


提督「走って逃げられてしまった」




9: 2018/02/08(木) 02:16:01.89 ID:YrdnNKPR0
提督「正解だったのだろうか……」

提督「まあ、コミュニケーションの基本は会話だ」

提督「そして、初霜と会話は成立していた。これでいいはずだ」

提督「さて、次は↓2と↓4をしよう」
 

11: 2018/02/08(木) 02:44:10.82 ID:NUyfFhSWO
皐月

13: 2018/02/08(木) 03:25:03.84 ID:ht92PZZj0
陸上型深海棲艦を倒した褒美として軍刀をあげる。

14: 2018/02/08(木) 03:44:21.86 ID:YrdnNKPR0
提督「そういえば、皐月が陸上に適応した深海棲艦を倒したという報告があったな」

提督「陸上型の深海棲艦という未知の敵を倒したのだ。褒賞があるべきだな」

提督「早速皐月を呼ぼう」


十数分後


皐月「何? どうしたの司令官。僕に何か用?」

提督「うむ。皐月、先日の陸上型深海棲艦との戦闘、見事だった」

提督「突然の、しかも未知なる敵との戦闘を、見事に撃破という形で終わらせた。その褒美として、これを渡そう」

皐月「んっ、何これ? 軍刀?」

提督「ああ。私がかつて使っていた軍刀だ。使い古しで悪いが……」

皐月「ううん! 凄いかっこいい! ありがとう司令官!」

提督「ああ……。あまり振り回すなよ?」

皐月「はーい! 早速みんなに自慢してくるよ!」

提督「……本当に分かってるのか?」

皐月「大丈夫だって! そんなに心配して、可愛いね! 司令官!」

提督「……元が儀礼用の物とはいえ、刃物だからな。気を付けるように」

皐月「もう、分かったって! じゃあ、ありがとう司令官!」

提督「行ったか……。喜んでもらえたようで何よりだ」

提督「そうだ。普通、こういうのだよな……。さっきの初霜のはちょっと違った気が……」

提督「いや、自分を信じるんだ。↓1に↓2をするか」
 
 

15: 2018/02/08(木) 03:48:33.10 ID:Tw3JoyAq0
のわっち

16: 2018/02/08(木) 05:36:22.79 ID:NME9idjBO
せくはら

20: 2018/02/08(木) 10:01:12.38 ID:YrdnNKPR0
提督「野分にセクハラをするか」

提督「……コミュニケーション、か?」


数十分後


野分「司令、演習の報告書をお持ちしました」

提督「ああ。お疲れ」

提督(まあボディタッチも立派なコミュニケーションに当たるだろう)

提督「ほう。MVPは野分か。流石だな」

野分「いえ……。私なんてまだまだです」

提督「いやいや。野分はよくやってくれているよ。そうだ。マッサージをしてやろう」

野分「そんな、司令にそのような事……」

提督「気にすることはない。ほら、ここに座るんだ:

野分「はあ……」

提督「ふむ……。さすがに肩は凝ってないようだな」

野分「ですから大丈夫ですと……」

提督「だが、腕の辺りはどうだ?」

野分「えっ、司令、ちょっと、ひゃん!?」

野分「……司令?」

提督(二の腕を揉んだのだが、やり過ぎたか……?)


野分は怒った? それとも照れ隠し? ↓2

22: 2018/02/08(木) 10:09:03.20 ID:HfoFyvM4o
もっとしてほしいとねだってくる

23: 2018/02/08(木) 10:23:36.36 ID:YrdnNKPR0
野分「気持ちいいです! もっとしてください!」

提督「えっ。ああ、そうか? では、二の腕から手のひらまでゆっくり……」

野分「んっ……! んんっ! 気持ちいいですぅ……」

提督「足のマッサージもしよう」

野分「はぁい……」

提督(うーむ……。ただのマッサージなんだが……)

野分「んっ、ふぅ……! あっ、ん……!」

提督(工口イ)

野分「しれぃ……こし、もっとぉ……」

提督(工口イ)


三十分後


提督「結局全身マッサージしてしまった」

提督「で、当の野分は……」

野分「zzzzz……」

提督「よほど気持ち良かったのか寝てしまった。私にはマッサージの才能があるのかもしれん。覚えておこう」

提督「しかし、あれだけ身体を触らせてくれるという事は、野分の私への好感度は案外高いのかもしれないな」

提督「さて……。野分はいるが、次は↓1と↓2をしてみるか」


24: 2018/02/08(木) 10:24:28.25 ID:gY0c/jhK0
401

25: 2018/02/08(木) 10:26:04.23 ID:Pcg6Okpn0
掃除

26: 2018/02/08(木) 10:36:40.82 ID:YrdnNKPR0
提督「しおいと掃除をするか」

提督「共同作業は人と人を打ち解けさせるのに良いと聞いた事がある」

提督「倉庫の掃除をしよう」


倉庫


しおい「提督、突然掃除しようなんてどうしたの?」

提督「しおいと何か共同で作業をしようと考えた時、そういえばここの掃除を疎かにしていた事を思い出してな」

しおい「えっ……? それってどういう……」

提督「なら、いっそしおいと掃除でもするかと思ったんだが、嫌だったか?」

しおい「いえ! 全然全然! さっ、頑張って掃除しましょう!」

提督「そうだな。この魚雷は……。魚雷? 何故こんな所に魚雷が……」

しおい「あっ、提督、艤装の整理は私に任せてくださいね!」


掃除中、何かハプニングはあった? 恙無く進行した? ↓2

28: 2018/02/08(木) 10:49:10.25 ID:nGGUWGpj0
提督が隠していた薄い本をしおいが見つけた

34: 2018/02/08(木) 11:09:40.37 ID:YrdnNKPR0
しおい「あれ? 提督、この本なーに?」

提督「ああ、それは……」

しおい「むー……。何か可愛い女の子の絵が……」

しおい「…………」

しおい「…………!?」

しおい「えっ、何これは……」

提督「なかなかユニークだろう? 私も北斗の拳は世代だからな。思わず買ってしまった」

しおい「へー……」

しおい「……ぷっ!」

提督「良ければ持って行っていいぞ。もう読まんからな」

しおい「いいんですか!? それじゃあ、貰っちゃいまーす!」

提督「だが、読むのは掃除を終わらせてからだぞ?」

しおい「はーい! じゃあ、ぱぱっと終わらせちゃいましょう!」


執務室


提督「掃除は問題なく終わって良かった」

提督「しかし……。そうか……。あんなところに置いてたか……」

提督「……まあ、処分は後日で良いだろう」

野分「zzzzzz……」

提督「さて、次は↓1と↓2をするとしようか」


35: 2018/02/08(木) 11:10:04.16 ID:nGGUWGpj0
木曾

36: 2018/02/08(木) 11:16:04.16 ID:ht92PZZj0
豆まき

37: 2018/02/08(木) 11:24:20.57 ID:YrdnNKPR0
提督「木曾と豆まきをするか」

提督「時季は過ぎたが、当日出来なかったからちょうどいいだろう」


廊下


木曾「それで、こんなに大量の豆を持ってきたのか」

提督「ああ。どうだ木曾。私と豆まき……。してくれるか?」

木曾「いいぜ! 俺とお前の仲じゃないか!」

提督「それでは始めるか。鬼はー外ー!」

木曾「福はー内ー!」

提督「鬼はー外ー!!」

木曾「福はー内ー!!」

木曾「なかなか楽しいな! 鬼はー外ー!!!」

提督「そうだな! 福はー内ー!!!」


何事も無く豆まきは終了した? ↓2

39: 2018/02/08(木) 11:32:43.83 ID:Q42KZDtvO
投げた豆が大井に直撃

40: 2018/02/08(木) 11:48:56.75 ID:YrdnNKPR0
提督「鬼はー……外ぉぉぉぉぉおおおおお!!」

木曾「なかなか良い肩をしているな! 福はぁぁぁぁ内ぃぃいいいいいい!!」

提督「木曾も流石だな! 鬼はぁぁぁあああ……!!」

木曾「鬼はぁぁぁあああああ……!!」

大井「提督、木曾? こんな所で何を……」

提曾「外ぉぉぉぉおおおおおおおおお!!!」

大井「へっ?」


私はその光景を、生涯忘れることはないだろう。

私と木曾の放った全力の豆が、散弾銃のように大井に当たり、大井は後方に飛んだ。

この時私の胸中にあったのは、大井の安否だった。

いくらただの豆と言えど、全力で投擲されれば怪我の一つは免れない。そう思ったのだ。

だが、私は艦娘という存在をまだ理解しきれていなかった。

豆に当たり後方に飛んだ大井は、空中で体勢を戻して着地し、その勢いを足で頃し。


大井「……提督、木曾? 少しお話があるんですが?」

提曾「…………(ガタガタガタガタガタ)」


背に鬼神を背負った笑顔で、私達の胸倉を掴み上げて来たのだ。


41: 2018/02/08(木) 11:55:28.33 ID:YrdnNKPR0
執務室


提督「殺されるかと思った」

提督「艦娘が本気を出すと、骨の一本や二本、容易く折られるという事が分かった」

提督「明石と夕張がいなければ、今こうしてここに居られなかっただろう」

提督「ちなみに木曾は入渠中だ。まさか大破までさせられるとは……」

提督「大井の評価は下がっただろうが……。続けるとしよう」

提督「次は↓1と↓2をするとしよう」

42: 2018/02/08(木) 11:55:40.59 ID:ZyPcRBg1o
羽黒

43: 2018/02/08(木) 11:57:10.03 ID:s08bP3nDO
散歩

44: 2018/02/08(木) 12:11:06.90 ID:YrdnNKPR0
提督「羽黒と散歩するとしよう」

提督「やはり、物を投げるとかそういうのはダメだ。怪我人が出る。主に私が怪我をする」

提督「平和的なもので行こう」


鎮守府内 庭


羽黒「司令官さん、お誘いいただきありがとうございます……。ですが、どうして急にお誘いを……? 嫌な訳じゃないですが! 急だったので……」

提督「ああ、思えば羽黒とは、着任時に少し話したくらいであまり話したことが無かったのを思い出してな」

提督「少し、話をしてみようかと思ったのだ」

羽黒「そう、ですね……。お話した事、無かったですね……」

提督「ああ、そうだな……」

羽黒「…………」

提督「…………」

提黒(話が続かない……)


何か話の話題を提供してあげてください。↓2

46: 2018/02/08(木) 12:15:12.65 ID:9XyjE3X50
皆が自分のことをどう思っているか

47: 2018/02/08(木) 12:21:06.58 ID:YrdnNKPR0
提督「羽黒、つかぬ事を訊くのだが……」

羽黒「はい。何でしょうか?」

提督「私は、他の艦娘達からどう思われているのだろうか」

羽黒「どう、とは……?」

提督「正直な話、私は艦娘達とそれほど交流をしてこなかった」

羽黒「…………」

提督「だからという訳ではないが……。皆からの私への評価がどうなっているのか気になっているのだ」

羽黒「それは……。↓2」


49: 2018/02/08(木) 12:26:20.91 ID:D+VqblMco
皆もっと仲良くなりたいと思っている

51: 2018/02/08(木) 12:36:44.74 ID:YrdnNKPR0
羽黒「みんな、もっと司令官さんと仲良くなりたいと思っていますよ?」

提督「……本当か?」

羽黒「はい。もっと司令官さんとお話したりしてみたいと思っていますけど、駆逐艦の子達なんかは委縮しちゃっているみたいで……」

提督「そうか……。もう少し、雰囲気を軟化させた方がいいのだろうか」

羽黒「はい。ですけど、ふふっ!」

提督「んっ?」

羽黒「今の司令官さんなら、きっとみんな話しかけてくれると思いますよ?」

提督「そうか?」

羽黒「はい! みんなに歩み寄ろうとする今の司令官さんは、とってもお話しやすいです」

提督「そうか……。ありがとう羽黒。散歩に誘ったというのに、悩み相談のようになってしまって」

羽黒「いえ、私で良ければ、またいつでもご相談してください!」

提督「ふふっ……。本当に、ありがとう。羽黒」

52: 2018/02/08(木) 12:39:14.08 ID:YrdnNKPR0
執務室


提督「そうか……。皆、私の事を嫌っている訳ではないのだな。それが知れただけでも大きな収穫だ」

提督「ならば、もっと色んな艦娘達とコミュニケーションを取るとしよう」

提督「早速↓1と↓2をしよう」

53: 2018/02/08(木) 12:40:22.49 ID:LDjGeIiLO
赤城

54: 2018/02/08(木) 12:40:59.43 ID:eRCBqFw2o
あーん

55: 2018/02/08(木) 12:51:05.96 ID:YrdnNKPR0
提督「赤城にあーんをしよう」

提督「……これは、コミュニケーションの範疇なのだろうか」


食堂


赤城「モグモグ」

提督「赤城、やはりここに居たか」

赤城「ムグッ! 提督、やはりとはどういう事ですか!」

提督「いや、他意は特には……」

赤城「まったく……。ところで、提督は何故ここに?」

提督「私も飯を食べに来たのだ。ほら、日替わり定食」

赤城「ああ。まあ、食堂に来たのですからそうですよね」

赤城「……美味しそうですね」

提督「一口食べてみるか?」

赤城「いいんですか? では、ひとくt……」

提督「ほら、あーん」

赤城「……ふぇ?」

提督「どうした? 食べないのか?」


赤城へのあーんは無事終了した? ↓2


56: 2018/02/08(木) 12:52:51.78 ID:Dn/Z2SBA0
横から来た加賀に取られた

58: 2018/02/08(木) 13:04:00.96 ID:YrdnNKPR0
赤城「で、では……。あー……」

加賀「あーん」

赤城「あー……?」

提督「かっ、加賀?」

加賀「ゴクンッ。大変美味な煮物でした」

赤城「かっ、かかかか加賀さん!? 何をして……!」

加賀「提督も赤城さんもいらないようでしたので、頂きました」

赤城「↓2」

59: 2018/02/08(木) 13:05:50.93 ID:8gTpuEIDO
頭にきました

61: 2018/02/08(木) 13:19:39.11 ID:YrdnNKPR0
赤城「頭に来ました」

加賀「ここは譲れません」

提督「待てお前達! こんな所で艤装を展開させるな! ちょっと待っ……!」

赤城「第一次攻撃隊、発艦してください!」

加賀「鎧袖一触よ。心配いらないわ」

提督「心配だらけだ……! お前達ー!」


執務室


提督「……さて、お前達。何故正座させられているか分かるな?」

赤賀「はい……」

提督「お前達の艦載機によって、食堂が半分吹っ飛んだのだ。分かっているな?」

赤城「申し訳ありません……」

加賀「すみません……」

提督「処罰を与えるのは当然として、加賀。何故赤城に渡そうとした煮物を盗った? 赤城も、何故周りが見えなくなるほど怒った。いつも冷静な二人らしくもない」

加賀「……↓2」

赤城「↓4」

63: 2018/02/08(木) 13:29:21.37 ID:XGx9R/Tco
朴念仁

65: 2018/02/08(木) 13:31:23.16 ID:8gTpuEIDO
あーんして欲しかったからです!

66: 2018/02/08(木) 13:42:36.94 ID:YrdnNKPR0
加賀「……朴念仁(ボソッ」

赤城「あーんして欲しかったからです! それなのに加賀さんが!」

提督「まっ、待て赤城! 詰め寄るな! それと加賀、今何と言った!?」

赤城「やっと提督と親密になるチャンスだったのに……!」

加賀「抜け駆けはさせませんよ。赤城さん(ボソッ」

提督「わっ、分かった赤城! あーんはまた今度してやるから!」

赤城「本当ですか!?」

加賀「(ガタッ!」

赤城「では、今度良いレストランを見つけたので、一緒に行きましょう!」

提督「わっ、分かった。今度行こう。だから、少し距離を取ろう。なっ?」

赤城「やった! 楽しみにしてますね!」

加賀「……ズルイです」

提督「へっ?」

加賀「私達は叱責されていたはずなのに、赤城さんばかりご褒美をもらうのはズルイです」

提督「ご褒美……? むっ、そんな、ものか?」

加賀「はい。私にもご褒美をください(ズイッ」

提督「わっ、分かった。では加賀。何か望みの物はあるか? 私の叶えられる範囲で叶えよう」

加賀「では、↓2を」

68: 2018/02/08(木) 13:47:36.30 ID:oZ9sfTYD0
安物でもいいから提督が選んだ指輪

70: 2018/02/08(木) 13:58:41.77 ID:YrdnNKPR0
加賀「では、どんなものでもいいので、提督が選んだ指輪をください」

赤城「えっ」

提督「指輪、か?」

加賀「はい。安物でも何でも構いません。提督が自身の手で選んだ指輪を頂きたいです」

提督「分かった……。では、少し待ってもらえるか? 今度買って来よう」

加賀「分かりました。流石に気分が高翌揚します」

赤城「ちょっ、ちょっと加賀さん!」

赤城「さっき抜け駆けがどうとか自分で言ってたじゃないですか……!(小声」

加賀「デートの約束を取り付けた赤城さんに言われたくはありません(小声」

赤城「ぐっ……! ともかく、プロポーズは、分かってますね……!(小声」

加賀「そちらこそ、分かってますね(小声」

提督「二人共、どうした?」

赤城「いえ何でも」

加賀「ありません」

提督「そっ、そうか……。二人共、今日はもう下がって良いぞ。処罰は追って知らせる」

赤賀「あっ(処罰の事忘れてた……)」


提督「という訳で、二人は帰った」

提督「今度、赤城と食事して加賀の指輪を買って来なくてはな……」

提督「もしかして、こんな事しなくても私は皆から好かれているのかもしれないな……」

提督「まあ、それを確かめるためにも、引き続きやっていくか」

提督「↓1と↓2をしよう」


71: 2018/02/08(木) 14:00:44.02 ID:5O4v8tyQo
あきつ丸

72: 2018/02/08(木) 14:05:48.67 ID:LpAgf6QMo
次の作戦の立案

73: 2018/02/08(木) 14:19:30.78 ID:YrdnNKPR0
提督「あきつ丸と次の作戦立案をしよう」

提督「元陸軍のあきつ丸なら、我々の思い付かない作戦を思い付くかもしれないし」

提督「そういう名目で会話も出来る。一石二鳥だな」

提督「早速あきつ丸を呼ぼう」


数分後


あきつ丸「失礼するであります!」

提督「来てくれたか。あきつ丸」

あきつ丸「ハッ! 次回作戦の立案とお聞きしましたが!」

提督「まあ、そう硬くなるな。委縮しては良い意見も出ないだろう」

あきつ丸「はあ……。では、失礼するであります」

提督「それで、次回の作戦なんだが、この海域に出撃しようと思っていてな……(バサッ」

あきつ丸「ふむ……。少し海図を失礼するであります」


作戦立案は問題なく進行した? ↓2

75: 2018/02/08(木) 14:22:04.54 ID:Zr/Y5g+wo
大成功

76: 2018/02/08(木) 14:31:30.07 ID:YrdnNKPR0
あきつ丸「このように、島影を利用した強襲作戦を行うのは如何でありましょう」

提督「なるほど……。確かにこれなら……」

提督「よし! では次の作戦はこれで行こう!」


後日


提督「……まさかあの作戦がここまで成功するとは」

あきつ丸「立案した自分もビックリであります」

提督「こちらの被害無しで海域にいた艦隊を全て壊滅させられるとは……。提督業をやっていて初めてかもしれん。あきつ丸。ありがとう」

あきつ丸「いえ、提督殿の指揮があってこそであります」

提督「いいや。あきつ丸の作戦が無ければ指揮の執り用も無かったさ。何か褒美を取らせたいのだが、希望はあるか?」

あきつ丸「……では、せっかくなので。↓2を」

78: 2018/02/08(木) 14:36:07.37 ID:Zr/Y5g+wo
接吻

79: 2018/02/08(木) 14:45:22.13 ID:YrdnNKPR0
あきつ丸「では、せっかくなので。接吻を」

提督「んっ?」

あきつ丸「接吻を」

提督「クッソ聞き間違えじゃなかったか」

提督「いいのかあきつ丸。接吻だぞ? そんな気軽にしていい物ではないぞ? 意味わかって言ってるのか?」

あきつ丸「勿論であります。さあ、お願いするであります」

提督(あきつ丸が目を閉じた……。いっ、いや、していいのか本当に!)

提督(私はそこまで気にするタイプでもないが、キスというのは女性にとって大切ものだろう!?)

提督(そうだ、ここは……!)

あきつ丸「……あっ、ここでおでことか頬とか、ヘタレた真似したら一生軽蔑するであります」

提督(読まれてる! くぅぅ! どうする!?)

提督(あきつ丸からの好意は嬉しいが、赤城や、もしかしたら加賀からの好意を知っていながらするのは……!)

提督(ここは……!)


提督はどうすればいいのか! ↓2

81: 2018/02/08(木) 14:49:09.87 ID:a9476XXKo
する

83: 2018/02/08(木) 14:59:53.15 ID:YrdnNKPR0
提督(ええい! ここまで言われて引き下がれん!)

あきつ丸「……んっ!」

提督「……ふぅ。これで、いいか?」

あきつ丸「ふふふっ。ありがとうございます。提督殿」

提督「あきつ丸、私は……」

あきつ丸「何も言わなくていいであります」

提督「えっ……?」

あきつ丸「今回は褒美として、自分の我が儘で接吻をしてもらいました」

提督「…………」

あきつ丸「ですが今度は、褒美でも何でもなく。提督殿に進んでしてもらいたいであります」

あきつ丸「今回のこれで、自分が提督殿に憎からず思われている事が分かったので、それで十分であります」

提督「あきつ丸……」

あきつ丸「ともかく! これで自分の気持ちは提督殿にお伝えしたであります」

あきつ丸「今度は提督殿の気持ちを聞かせて欲しい……。と、言いたいところでありますが」

あきつ丸「提督殿とは今までそれほど深く交流した事がないであります」

あきつ丸「そしてそれは他の艦娘達も一緒。そこで、提督殿にはもっとみんなとお話をして、熟考した上で、返事を聞かせてもらいたいのであります」

あきつ丸「その上で、自分を選んで貰えれば、嬉しいであります……」

あきつ丸「では、自分はこれで」

提督「…………」

84: 2018/02/08(木) 15:05:56.50 ID:YrdnNKPR0
提督「完敗だ……。完全にあきつ丸の方が上手だった」

提督「しかし、これはまさか……」

提督「こんな仮説が成り立つのではないだろうか」

提督「今まで誰もこの執務室に誰も寄り付かなかったのは、皆、互いが互いを牽制しあっていたからなのでは……」

提督「そして私自身が積極的に外へ出る事も無かったため、それを知らなかった……」

提督「つまり、私は一線を引いて仕事上の仲と思って付き合っていたと思っていたが」

提督「それは皆が互いにそうなるよう、牽制していたからなのでは……」

提督「……たっ、確かめねば。↓1と↓2をしよう!」

85: 2018/02/08(木) 15:06:10.54 ID:hFdZrJvOO
古鷹

86: 2018/02/08(木) 15:06:10.56 ID:HfoFyvM4o
春風

88: 2018/02/08(木) 15:13:06.65 ID:YrdnNKPR0
提督「古鷹と出掛けよう!」

提督「皆の目がない外でなら、本音も言いやすいだろう!」

提督「そうなれば早速準備を……!」


後日


古鷹「提督っ! お出掛けのお誘い、ありがとうございます!」

提督「いや、私が古鷹と出掛けたかったから誘ったのだ。礼はいらんさ」

古鷹「それでも嬉しいんです!」

提督「そうか……。なら、誘った甲斐もあるというものだ」

古鷹「はいっ! あっ、でもどうして古鷹とお出掛けしたかったんですか?」

提督「ああ……。実はな……」

何と言って切り出しましょう。↓2

89: 2018/02/08(木) 15:14:00.15 ID:8gTpuEIDO
ゆっくり話がしたかった

91: 2018/02/08(木) 15:27:38.85 ID:YrdnNKPR0
提督「古鷹とゆっくり話がしたくてな。あまり、話したことがなかっただろう?」

古鷹「確かにそうですね……。古鷹も提督とお話してみたかったです」

提督「それでは、歩きながら話すとするか」

古鷹「はい!」


しばらくして


古鷹「……あっ、提督。少しあそこに寄ってもいいですか?」

提督「服屋か……。私はあまり流行に詳しくなくてな。碌なアドバイスは出来ないぞ?」

古鷹「見るだけでも楽しいですよ? さっ、行きましょう!」

提督「分かった分かった。だから引っ張らないでくれ」

古鷹「わー……! 可愛い服ですねー!」

提督「そう、なのか? 私にはそう言ったセンスがなくてな……」

古鷹「はい! 可愛いです! あっ……」

古鷹「えっと、こっちの服も可愛いですね!」

提督(どうしたんだ? 古鷹。さっきの服……。ああ、なるほど。他の服と値段の桁が違うのか)

提督(…………)


数時間後


古鷹「もう日が暮れてきましたね……」

提督「そうだな……。早いものだ」

古鷹「提督、今日はありがとうございました! とても楽しかったです!」

提督「それは良かった……。古鷹」

古鷹「はい? 何でしょうか?」

提督「実は、古鷹にプレゼントがあるんだ」

古鷹「えっ、何ですか……? わあ……! この服……!」

提督「私からのプレゼントだ。きっと、古鷹に似合うと思ってな」

古鷹「とっても嬉しいです! ありがとうございます!」

提督「喜んでもらえて何よりだ。それでは、鎮守府に帰るとするか」

古鷹「……あの! 提督!」

提督「んっ?」

古鷹「↓2」

93: 2018/02/08(木) 15:35:30.19 ID:Y0I52dG3O
その…最近何人かの艦娘と急速に親密な関係になっているというのは事実でしょうか?

95: 2018/02/08(木) 15:39:35.79 ID:YrdnNKPR0
古鷹「その……。最近何人かの艦娘と急速に親密な関係になっているというのは事実でしょうか?」

提督「…………」

古鷹「提督……?」

提督「ああ。いや、何だ……。あー……。それを知って、古鷹はどうするつもりだ?」

古鷹「それは……。↓3」

98: 2018/02/08(木) 15:43:45.66 ID:YSVDLVbBo
消毒……
いえ、なんでもないです

101: 2018/02/08(木) 15:54:18.14 ID:YrdnNKPR0
古鷹「消毒……(ボソッ」

提督「……古鷹?」

古鷹「いえっ、何でもないです! みんなが仲良くしているなら、私も仲良くなりたいなあって思ったんです!」

提督「そうか。そうだな、最近では初霜や皐月と話したり、野分とも仲が深まったと思う。それに赤城や加賀、あきつ丸とも仲良くなったな」

古鷹「ふぅん……。そうですか……」

古鷹「あれだけ話し合ったのにそういう事するんですか……。へえ……。そっちがそういう事するなら……」

提督「古鷹? 大丈夫か?」

古鷹「えっ、はい! 大丈夫です! すみません提督。私、ちょっと用事を思い出しちゃいました!」

提督「そっ、そうか……。悪かったな。遅くまで」

古鷹「いえいえ! では、申し訳ありませんけどこれで……」

提督「ああ。また、鎮守府でな」

古鷹「はい! また!」

提督「……行ったか」

提督「用があるのに遅くまで引き留めて、悪い事してしまったな」

提督「ああそうだ。せっかく外に来たんだし、加賀と約束した指輪を買って帰るか」

次回:【艦これ】提督「執務室が静かすぎる」【2】

引用: 【艦これ】提督「執務室が静かすぎる」【安価】