87: 2014/06/02(月) 20:44:31.82 ID:mkFSb2uko
夕立の呼び方は「提督さん」だったのですね……脳内補完お願いします。

前回:【艦これ】電ちゃんといっしょ!【前編】


今頃電さんは青葉さんと鎮守府内を歩いているハズです。

「つまり、今が提督とスキンシップするChanceデース!」

私のお手製のスコーンと紅茶を持って提督のところへ行くのデスヨ!

きっと私のことを気の利く優しい子だと思ってくれマース! これで提督のHeartは私のものデス!

「……Oh?」

「あら、金剛お姉さま」

提督の執務室の前で、戦艦であり、私の妹『榛名』がいました。

黒髪が素敵な大和撫子と言っても過言でない、気立てが良くて、優しい自慢の妹デース!

「榛名、What? 緑茶とお煎餅を持ってどうしたのです?」

「金剛お姉さまこそ……紅茶とスコーンを持ってどちらへ?」

「私は提督の所デース!」

「私も提督のところへ行くのですけど……」

「……姉妹で争うのもナンセンスですね」

「そうですね……電さんという巨大なライバルもいることですし」

「とりあえず電さんが当面の目標デース!」

「……お二人でさっきからなにを話しておられますの?」

「あら、熊野さん?」

続けて出会ったのは、ウチの鎮守府の唯一の航空巡洋艦『熊野』。

金色のポニーテールが素敵な、お嬢様のような子デスヨ!
艦隊これくしょん -艦これ- 海色のアルトサックス(4) (角川コミックス・エース)
88: 2014/06/02(月) 20:45:18.15 ID:mkFSb2uko
「まったく、お二人とも廊下で騒ぐのはあまりよろしくなくてよ?」

「Oh、失礼しました~。熊野はどうしたのデスカ?」

「私は提督にローズヒップティーをお持ちしましたの。疲労回復、風邪の予防にとってもよろしいんですのよ」

「……Shit! 緑茶に紅茶、ローズヒップティー! さすがに全部は提督飲めるわけないデショ!」

「あら、ではお下げになっては? 大体、今スコーンやお煎餅なんて出しては提督が夕食を食べられなくなってしまいましてよ」

「そうは行かないワ! 私の手作りのスコーン、提督に味わってもらいマース!」

「榛名も、頑張って焼きました!」

「そのお煎餅手作りですの!?」

「さすがにお煎餅手作りは予想外デース……」

「……ここは提督に選んでもらうべきですわね」

「Yes! だれが選ばれても恨みっこなしデース!」

「分かりました!」

89: 2014/06/02(月) 20:46:03.66 ID:mkFSb2uko
「Stop! 提督以外に誰かイマス!」

「えっ!? 誰ですの?」

「あれは……響さん?」

提督と一緒にいるのは駆逐艦『響』さん。

銀色の髪をもつ、クールだけど優しい、暁四姉妹の次女デス!

「いや、私は日本一、いや世界一の秘書艦を持てて幸せだよ」

「……はいはい、もう電の自慢は聞き飽きたよ」

「いやいや、まだ電の魅力の1%も語れてないから!」

「司令官の電自慢を聞いてたら年が暮れるよ。大体、私はまだ愛とか恋とか良く分からないんだ、ごめんね」

「響も絶対いい人見つかるって。電のお姉さんなんだから、そりゃもう保障するさ」

「その保障の仕方はどうかと思うよ、司令官……いいかげんにしないと、また五十鈴さんに怒られるよ」

「大丈夫だ。急ぎの仕事は全て片付いているからな。ほら、響も見ろよこの掛け軸」

『!すでのな』

「ほら! 電の素直さ、純粋さ、元気さ、優しさすべてが篭った素晴らしい作品だろう?」

「電がこっちにきてすぐ書いたやつだよね? もう何百回も見たよ。大体電が恥ずかしいから飾らないでくれって言ってるじゃないか」

「この作品を飾らないなんてとんでもない!」

「……もう戻ってもいいかな?」

90: 2014/06/02(月) 20:46:39.73 ID:mkFSb2uko
「これはとっても入り辛い雰囲気デース……」

「お姉さま、どうしましょう?」

自由安価

どうする? どうなる?

安価下1

91: 2014/06/02(月) 20:48:37.58 ID:KWJ9i+O2o
入る

92: 2014/06/02(月) 21:00:52.53 ID:mkFSb2uko
「ここで引くわけには参りませんわ!」

「Oh! 熊野の言うとおりネ! Fire!」

「参りましょう!」

ノックしてドアを開きます!

「ん……どうしたんだ三人揃って?」

「おや? どうしたんだい皆?」

「「「……カフェオレ飲んでるー!?」」」

「What! どうして既に飲んでいるのデスカー! ちょっとそれは想定外デース!」

「そんなこと言われても……」

「私が電に頼まれて、電に淹れたカフェオレを司令官に持ってきただけだよ」

「ああ、ありがとうな響」

「お礼を言うくらいなら長話をしないで欲しいな」

「ははは、まあいいじゃないか」

「『司令官はこの時間にはミルクと砂糖をたっぷり入れたカフェオレを飲むのです!』とか、まったく……」

「むー! 電さんずるいデース!」

自由安価

どうする? どうなる?

安価下1

93: 2014/06/02(月) 21:06:22.31 ID:hD126fPqo
取りあえず持ってきたオヤツを渡す

94: 2014/06/02(月) 21:26:50.98 ID:mkFSb2uko
「こうなったら、全部渡してしまいましょう!」

「そうですわね。提督、受け取ってくださいな」

「私達のHeartが篭ってるのデスヨ!」

「え? 心臓が篭っているのかい? それは怖いな……司令官にそんな趣味があったなんて」

「心臓じゃなくて気持ちデース! 響さん、変な訳しないでくだサーイ!」

「冗談だよ」

95: 2014/06/02(月) 21:27:20.30 ID:mkFSb2uko
――鎮守府。廊下。

「すみません、青葉さん。ちょっと時間を取らせてしまいましたね」

「いえいえ、電さんは秘書艦ですから、忙しいのは当然ですよ」

「で、次は――」

「あ、電じゃない。どうしたの?」

「あ、暁お姉ちゃんなのです」

今度出会ったのは私たちの一番上のお姉さん。

駆逐艦の『暁』お姉ちゃんなのです。

ちょっと背伸びしたがるところはあるけれど、とっても優しくて、とってもいいお姉さんなのです!

「新人さんね。私は暁よ! よろしくなのです! 私は、この子のお姉さんだから、うーんと頼ってね!」

「あ、青葉です! よろしくお願いします!」

「そうそう、一人前のレディーである暁にお任せよ!」

「呼び出されたのは、私たち四人の中で一番最後なんですけどね」

「余計なことは言わなくていいのよ!」

「へえ、そうなんですか!」

「むー。お陰で電より小さいし……私の方がお姉さんなのに……」

96: 2014/06/02(月) 21:28:02.19 ID:mkFSb2uko
「いえいえ。先輩として頼りにさせてもらいますよ、ね、電さん!」

「はい、とっても頼りになるお姉ちゃんなのです」

「と、当然よ!」

選択安価

1 「お姉ちゃん、そろそろ目覚まして……」
  「うー、夜戦の時間は近いか……」
  
2 「……今日は雨は降りそうにないね」

3 「あー、今日も疲れたわー」
  「もう、北上さんってば……」
  
4 「たとえ戦闘がなくても、艦載機の整備はしっかりしないと……」

5 自由安価

安価下1

97: 2014/06/02(月) 21:28:28.57 ID:rCfxZJxro

98: 2014/06/02(月) 21:41:22.87 ID:mkFSb2uko
「……今日は雨は降りそうにないね」

「あ、時雨さんなのです!」

「あら本当ね、いつの間にいたのかしら」

「ちなみに、私の方が時雨よりも先にここに着任したから、私の方がお姉さんなのよ!」

「そうなんですか?」

「本当なんだから! ほら、私の方が身長高いし!」

「……僕がどうかしたのかい?」

時雨さんが窓からこちらに視線を変えました。

この人は駆逐艦『時雨』さんなのです。

三つ編みをした、物静かですけど、とても強い心を持った、頼れる人です。

モデルとなった船は『佐世保の時雨』と評された武勲艦なのです。

「時雨よりも暁の方がお姉さんなんだから!」

「え? たしかに、呼び出された順番で言えばそうかもしれないね」

「そうよ!」

「じゃあ、暁お姉ちゃんかな?」

「ふふ、なに時雨?」

「……なんだか少し恥ずかしいね。えっと、僕は時雨。たしか……今度入ってくることになった青葉さんだよね?」

「はい、青葉です! よろしくお願いします!」

「うん、よろしくね」

自由安価

基本的になんでもOK

安価下1

99: 2014/06/02(月) 21:47:31.11 ID:06ch29NUo
ちゃんと仕事してる赤城

100: 2014/06/02(月) 22:05:51.60 ID:mkFSb2uko
「それじゃあ僕はこれで……青葉さん、またね」

「はい!」

「次は工廠(こうしょう)を案内するのです」

「あ、よろしくお願いしますね」

101: 2014/06/02(月) 22:06:47.81 ID:mkFSb2uko
――鎮守府。工廠。

工廠にたどり着きました。

ここは武器・弾薬をはじめとする軍需品を開発・製造・修理・貯蔵・支給するための施設なのです。

電以外の、現在ここにいる人たちもここで建造された人がいるのです。

「うわあ、この工廠とても……普通ですね」

「えっと、人数相応の規模なのです。青葉さんの居たところはどうだったですか?」

「うーん、もうちょっと広かったですかね?」

「そうなのですか……」

「赤城さん! ここどうでしょうか!?」

「ええ、上々ね。蒼龍さん、腕を上げましたね」

「本当ですか! 赤城さんに褒められちゃいました!」

赤城さんと一緒にいる人は二航戦――正規空母の『蒼龍』さんです。

青いポニーテールの、着物と艦載機を扱う弓の姿がとっても凛々しい、正規空母さんなのです。

「蒼龍さん、赤城さん!」

「あ、電さん! どうしました?」

「今度、こちらに来てくださった青葉さんを案内しているのです」

「ども、恐縮です! 青葉です! ご指導、ご鞭撻(べんたつ)おねがいします!」

「私は航空母艦、蒼龍です。航空権に関しては赤城さんと私に任せてね!」

「はい、頼りにさせてもらいますね」

102: 2014/06/02(月) 22:07:22.32 ID:mkFSb2uko
「えっと、さっきは恥ずかしいところを見せてすみません。同じく、航空母艦の赤城です。よろしくお願いします」

「いえ……赤城さん達は艦載機の整備をしていたんですか? お邪魔して申し訳ありません」

「大丈夫ですよ。新しい方と交流を深めるのも大事なことですから」

「赤城さんに見てもらったんです。精進していますが、まだまだ赤城さんには勉強させてもらうことばかりで……」

「ふえ~。凄いんですね」

「先輩として、そう簡単に追いつかれるわけにはいきませんからね」

選択安価

1 「夜戦の時間だーっ!」
  「お姉ちゃんーっ!?」
  
2 「あー、九三式酸素魚雷満載で重いわ~」
  「潜水艦として、魚雷の整備は大事よね!」
  
3 自由安価

安価下1

103: 2014/06/02(月) 22:08:19.39 ID:U1tia9tSO


夜戦!夜戦!

105: 2014/06/02(月) 22:38:19.57 ID:mkFSb2uko
「さーて! 夜戦の時間だーっ!」

「お姉ちゃんーっ!?」

ここで、『いつものように』大きな声が聞こえてきたのです。

「あー。川内(せんだい)さんと神通(じんつう)さんですか~」

蒼龍さんもまたかという風に苦笑しています。

「あの~、川内さんと神通さんとは?」

青葉さんはそんな蒼龍(そうりゅう)さんに質問します。

「ああ、川内さんは夜戦が大好きで、神通さんはお人よしでよく姉の川内さんに振り回されているんで――」

「新しい艦が来たって!?」

と、突然川内さんが工廠の中に入ってきました!

後から神通さんも川内さんを追ってきました。

『川内』さんも『神通』さんも軽巡洋艦。

食堂で会った『那珂(なか)』さんとの三姉妹です。

みんな綺麗な黒髪です。

長女の川内さんは夜戦が大好き。ちょっと生活リズムが夜型なのです。

次女の神通さんはちょっと大人しいけどしっかりさん。そして鉢巻姿がとっても凛々しいのです。

三女の那珂さんは艦隊のアイドルを目指しています。とっても明るい方なのです。

「川内参上! ところで君、夜戦は得意!?」

「――はい?」

青葉さんはあっけに取られているようです。

「は、ちょ、ちょっと待ってください! 青葉には何がなんだか……」

「いや、夜戦が得意だったら語り合わない! 夜戦の魅力に対して、夜の間さ!」

選択安価

1 「……得意でしょうか?」

2 「……苦手でしょうか?」

3 「……青葉、意味が分かりません」

4 自由安価

安価下1

106: 2014/06/02(月) 22:40:12.72 ID:rCfxZJxro

107: 2014/06/02(月) 22:58:48.83 ID:mkFSb2uko
「……苦手でしょうか?」

「えー、つまんないなあ」

「もう、お姉ちゃんってば……初対面の人に失礼よ。私は軽巡洋艦、神通です。よろしくお願いします」

「私は川内。夜戦なら任せておいて!」

「あ、重巡洋艦青葉です。よろしくお願いします!」

「あーあ、けど夜戦について語れる人が増えたと思ったのにー」

「お姉ちゃん! 大体、夜戦夜戦言ってて生活リズム乱しているじゃない! ちゃんと朝起きて夜寝ないとダメよ!」

「もう、いいじゃんか~」

「よくないよ!」

「うるさいわよ川内! また夜戦馬鹿しているの!?」

そこで、今までいなかった人の声が聞こえてきました。

「五十鈴! また来たね!」

その声は五十鈴さんでした。ウチの艦隊のある意味、まとめ役になっています。

「川内がうるさいからじゃない!」

「もー、五十鈴は固いなあ。そんなんじゃ夜戦で活躍できないわよ?」

「関係ないでしょ!」

「ふ、二人ともケンカはよくないのです!」

選択安価

1 青葉が二人に割って入る!

2 電が二人に割って入る!

3 そのまま傍観。

4 「あ~、ちょっとそういう熱血は他所でやってくれませんかね~。あー、疲れるわ~」
  なんかマイペースな子がやってきたぞ?
  
5 自由安価

安価下1

108: 2014/06/02(月) 22:59:51.12 ID:4YlYRY7Io

109: 2014/06/02(月) 23:13:33.35 ID:mkFSb2uko
「ちょっ、ちょっとお二人ともタンマですって!」

私が二人を止めようとする寸前――青葉さんが川内さんと五十鈴さんの間に割って入ります!

す、凄いのです、ほぼ初対面の二人の間に割って入れるなんて……

でも、本来は電がやるべきことなのです……また反省です。

「……ごめんさない、青葉さん。今日入ってきた子の前よ。ここはお互い引きましょう」

「……そうね。私こそちょっとはしゃぎ過ぎたよ。新しい子が来たからついさ」

「お互い様と言うことで」

「……そうね」

良かったのです。二人とも仲直りしてくれたのです。

「青葉さん、ありがとうなのです」

「いえ……つい勝手に動いてしまっただけなのです」

「九三式酸素魚雷満載で重いわ~。……ん? 新人さん?」

「また北上さんは……あら?」

気だるげな声をだしながらやってきた、黒髪の三つ編みの人。

重雷装巡洋艦の『北上(きたかみ)』さん。

それからハキハキした声の、赤いポニーテールの人。

ウチの唯一の潜水艦の『伊168』さん。みんなから『イムヤ』さんと呼ばれています。

「どうも、青葉です! このたびこちらの鎮守府でお世話になることになりました!」

「あー、私は重雷装巡洋艦の北上。まー、適当によろしく。そんなかしこまらなくていいよ」

「私は伊168よ。呼びにくいからイムヤでいいわ。イ・ム・ヤよ! よろしくね!」

自由安価

基本的になんでもOK

安価下1

112: 2014/06/03(火) 18:57:47.51 ID:ZS5fDDRpo
小ネタ……というかイベントでの実体験ネタ

電「敵艦隊との交戦に入るのです!」

金剛「OK! 準備は万全デース!」

榛名「はい! 榛名も準備OKです!」

蒼龍「制空権は私達にお任せ! てすよね赤城さん!」

赤城「はい! 行きますよ蒼龍さん!」

北上「はいはい、もうさっさとやっちゃいましょー」

支援艦隊が到着しました!

雷「お待たせ! 電達のサポートをしっかりやるわよ!」

響「了解。支援砲撃を開始する」

飛鷹「行くわよ!」

瑞鳳「さあ、やるわよ! 攻撃隊、発艦!」

113: 2014/06/03(火) 18:58:31.52 ID:ZS5fDDRpo
雷「そんな攻撃当たんないわよ!」

ヒュードカン!

miss!
miss!
miss!
miss!
miss!
miss!

雷「……」

電「……」

雷「……じゃあ電、頑張ってね!」

電「……はわわわ!」

114: 2014/06/03(火) 18:59:05.17 ID:ZS5fDDRpo
提督「……雷。あれはギャグか? それともミスするという予告だったのか?」

雷「……司令官! 私がいるじゃない!(汗)」

提督「お前に任せた結果があれだったんだけどな!」

ちゃんと次の支援はばっちりやってくれました。

115: 2014/06/03(火) 20:38:02.49 ID:ZS5fDDRpo
「ところでさー、青葉っち」

「青葉っち、いいですねそれ!」

北上さんは青葉さんにそっと近寄って呟きました。

「夜戦苦手って言ってたけどあれ……うそでしょ」

「!?」

青葉さんは北上さんの言葉に驚いています。

というか、さっきの会話をどうやら聞いていたようです。

「なぜ……分かったんですか?」

「ふっ。スーパー北上さまの前で、見え透いたうそをついちゃいけませんよー」

「青葉が夜間取材が得意だということに良く気づきましたね!」

「そうそう、夜間取材……は?」

「スクープのためには、張り込み、徹夜も青葉、頑張っちゃいますからねー」

「……なんでそういう認識になるのか」

「はあ、また癖のある子が来たわね……」

五十鈴さんはやれやれといった感じです。

「いや、青葉もこの鎮守府なら記事が捗りそうですよー、よろしくお願いしますね」

「青葉さん、あんまり変なことをかいたら、めっなのですよ?」

「わかっていますよ、青葉そこらへんの線は弁えてます!」

自由安価

基本的になんでもOK

安価下1

116: 2014/06/03(火) 20:44:51.62 ID:/wvcVfR4O
電ちゃん秘書官の一日

117: 2014/06/03(火) 20:55:06.48 ID:ZS5fDDRpo
――鎮守府。廊下。

「あとは熊野さんと、榛名さんを紹介すれば全員なのです。夕食の時間ですから、そこで紹介するのです」

「はい。電さん、ありがとうございます」

「どうでしたか……ちょっと変わった人たちもいますけど、みんな良い人達ばかりなのです。早く青葉さんが慣れてくれたらいいな」

「大丈夫です! 青葉ここでならやっていけそうな気がしますよ!」

「良かったのです」

私たちの鎮守府に、新しい仲間が加わりました。




「青葉! あんたまた妙な記事書いたわね!」

「青葉ーっ! アンタ本当は夜戦得意なんだって!? もう、それなら遠慮しなくてもいいじゃん!」

「五十鈴さん、記者には弁論の自由と言うものがあって――川内さん、あなたには負けますから、青葉ついていけません!」

……賑やかになりそうなのです。

118: 2014/06/03(火) 20:56:13.19 ID:ZS5fDDRpo
――○六○○(午前六時)。

電。起床なのです。

……まだ眠いですけど、でも今日も頑張るのです!

朝はホットミルクを飲むのです。

まだまだ身長を伸ばすのです。素敵な女性を目指すのです!

さて、秘書艦として、活動開始です!

朝一番のお仕事は?

安価下1

119: 2014/06/03(火) 20:57:14.38 ID:1THxYa3Bo
そうじ

121: 2014/06/03(火) 21:13:10.88 ID:ZS5fDDRpo
今日は鎮守府内の大掃除なのです!

というわけで朝ごはんを食べたら、皆で広間に集合なのです!

「というわけで、今日は鎮守府内の掃除を皆で行う」

提督が皆の前で発言を始めます。

「と、その前に一人足りないんだが……」

「「「また夜戦馬鹿か」」」

「お姉ちゃん、昨日あれほど言ったのに……」

「川内さんは皆の期待を裏切らない、ある意味尊敬する、ハラショー」

「一人前のレディーとしては失格よ!」

「電……悪いが呼んで来てくれるか?」

「分かったのです!」

122: 2014/06/03(火) 21:13:43.07 ID:ZS5fDDRpo
「川内さん、起きてください! 今日は大掃除ですよ!」

ドアを叩いてみるものの、なんの反応もありません。

「川内さん! 入りますからね!」

仕方ないので、川内さんの部屋に入ります。鍵は事前にスペアを貰いました。

「川内さん、起きてください!」

「うーん……夜戦にはまだ早いよー……」

「夜戦じゃなくて掃除なのです!」

「やーだーやせんー」

「ダメなのです。完全に寝ぼけているのです……」

どうしよう?

安価下1

124: 2014/06/03(火) 21:25:24.18 ID:ZS5fDDRpo
こうなったら食べ物で釣るのです!

パンパカパーン! 間宮さん特製! 芋羊羹なのです。

「川内さん……」

そっと川内さんの前に芋羊羹を差し出します。

さて……どうでしょうか?

選択安価

1 釣れた

2 釣れない

3 なぜか赤城さんが釣れた

4 自由安価

安価下1

125: 2014/06/03(火) 21:33:26.29 ID:WGxZmKYgo
3!

127: 2014/06/03(火) 21:59:10.53 ID:ZS5fDDRpo
>>126さん

最初は7割くらいで釣れる、残りで釣れない、ただし1%くらいで赤城さんが何故か連れてしまうという、コンマ制度にしようかとも悩みましたが、今回は選択にしました。

「ん~?」

川内さんがこちらに近寄ってくるのです!

これはいけるのです!

バッ!

そこで突然横から人影が飛び掛ってきたのです!

「一航戦赤城! 出ます!(もぐもぐ)」

……なぜか赤城さんが釣れたのです。

というか、さっきまで皆さんと広間にいたはずなのに、いつの間に川内さんの部屋に来たのでしょう。

とにかく、芋羊羹は赤城さんのお腹の中に召されてしまったのです。

ご愁傷様なのです。きっと、赤城さんの血肉となって、今日の大掃除の役に立ってくれるはずなのです……

「さて、電さん。川内さんを起こしましょう!(キリッ)」

「なにごともなかったかのように言ってるのです!?」

結局、川内さんは力業で起こしました。

128: 2014/06/03(火) 22:00:51.63 ID:ZS5fDDRpo
「提督。川内さんをお連れしました」

「ご苦労……というかいつの間に消えたんだ、赤城」

「さあ提督。早く掃除を済ませましょう。なにごとも機先を制するのは大切なことです」

たしかに先ほどは完璧な不意打ちでしたが……何かが違う気がするのです。

「うー、朝の光が目に痛い……」

「はあ、レディとしてどうなんですのそれは? 夜更かしはお肌に悪くてよ?」

「そんなこと言ってたら夜戦はできないじゃん、くまのー……ぐう」

「だから寝るんじゃありませんの!」

「お姉ちゃんっ! ほらしっかりして!」

川内さんが、神通さんと熊野さんに注意されているのです。

「ダメだよー、そんなテンションじゃ、アイドルとしてやってけないよー、お姉ちゃん?」

「アイドルじゃない……ぐう」

129: 2014/06/03(火) 22:01:48.03 ID:ZS5fDDRpo
「じゃあ掃除場所を決めるぞー」

「Hey提督! 私は提督の部屋を掃除するのデス!」

「な! 金剛お姉さま! 勝手は! 榛名が! 許しません!」

「そうですわ! ここは一流のレディーたる、この熊野が――」

金剛さん、榛名さん、そして熊野さんが司令官の部屋を掃除すると言い出しました。

……一体どうして司令官の部屋を掃除したがるのでしょう?

「一流のレディー? それはこの暁よ! 当然よね!」

「いや、暁さん。別にレディーとして張り合っているわけでは……」

「なによ、暁だって一人前のレディーなんだから!」

「暁姉さん。ここは大人しく引くのが、レディーのとるべき行動だと思うよ」

「む、響の言うことも一理あるわね。じゃあ私はこの広間を掃除するわね。この暁に任せなさい!」

「じゃあ雷も一緒に暁姉さんと掃除するわ!」

暁お姉ちゃんと雷お姉ちゃんはここの掃除をすることになるみたいです。

「というわけで、提督。提督の部屋はこの金剛にお任せデース!」

「いや、私の部屋は自分でやるからな。というか個々の部屋は自分でやること」

「What!? どうしてですかー! 提督の部屋は私が掃除するのデース!」

130: 2014/06/03(火) 22:02:27.94 ID:ZS5fDDRpo
「金剛さん、提督の言っていることは至極当然ですわよ。ここは引きましょう」

「うー。提督はいけずデース……」

「というわけで、均等に割り振るぞー」

「では私は食堂を掃除しますね」

「赤城……おまえは別の場所な」

「何故!?」

「「「そりゃ……ねえ」」」

「皆さんまで!?」

赤城さんがみんなの反応に戸惑っていますが、先ほどの行動を見た私は弁護できないのです……

電の掃除場所は
安価下1

またメンバーは?(二人まで)
安価下2

鎮守府メンバー(>>76)
人数制限しても消えているキャラがいる件について……

131: 2014/06/03(火) 22:03:54.64 ID:4A7QMZwmo
中庭

132: 2014/06/03(火) 22:05:10.98 ID:qfxE8dsB0
響 川内

133: 2014/06/03(火) 22:34:30.44 ID:ZS5fDDRpo
私は、響お姉ちゃんと川内さんの三人で中庭の掃除をすることになったのです。

「うわー、やばい光がまぶしい……溶ける……」

川内さんは外に出ても、眠たそうにふらふらしているのです。

「なんてことだ、電。川内さんの正体は吸血鬼だったようだよ」

「いや、違うと思うのです」

「なんかさ、お日様浴びると眠くなってくるよね」

「普通は光には覚醒効果があるはずなんだが……川内さんは逆のようだね。これは興味深い」

「完全に生活リズムが逆転しているだけなのです」

というか、これでは掃除が始まらないのです。

「川内さん、掃除を始めますよ! しっかりしてください!」

「うあ~、揺すらないでー」

「強請る? だめだ電! お姉ちゃんは電をそんな悪い子に育てた覚えはないぞ!」

「育てられた覚えもないのです!」

「電が不良になってしまった……ショックだ!」

「響お姉ちゃんまでふざけてたら収集付かなくなるのです!」

134: 2014/06/03(火) 22:35:15.74 ID:ZS5fDDRpo
「ともかく、しっかりやるのです!」

「了解。響、掃除を開始する。その不氏鳥の名は伊達じゃない」

「はーい、ちゃっちゃとやって夜戦に備えて寝ないとねー」

川内さん……ぶれないのです。

コンマ安価

電の掃除の手際 下1

響の掃除の手際 下2

川内の掃除の手際 下3

連投OK、00は100として扱う

135: 2014/06/03(火) 22:36:31.05 ID:cqL/GPFSO
なのです

136: 2014/06/03(火) 22:36:32.78 ID:4A7QMZwmo
はあっ

137: 2014/06/03(火) 22:39:49.34 ID:qfxE8dsB0
よし

138: 2014/06/03(火) 22:56:05.86 ID:ZS5fDDRpo
電  05
響  78
川内 34

電ちゃん……(汗)



さて、はりきってやるのです!

「電……燃えているな。ならば姉として負けていられないな! ウラー!」

「あ、ダメだやっぱ眠い……」

さて、まずはホウキで(ボキッ)――

……ボキッ?

私の手のホウキが折れていたのです……

「はわわわ!? ホウキが折れてしまったのです!」

「……負けた。さすがに私のやる気はホウキを折るほどには達していないよ。電。君の勝ちだ」

「なにがっかりしているのですか!? これはわざとじゃないのです!」

「姉として、妹の成長をうれしく思うよ」

「だから違うのです!? 替えのホウキを貰ってくるのです!」

「慌てることはない、ここは私がやっておこう」

「ぐ~」

「川内さん、ごみと一緒に出すよ」

「好きにして~」

「……え? ダメだ。完全に立ちながら寝ている。さすがに想定外だよ」

「ZZZ……」

「仕方ない、やるか」

139: 2014/06/03(火) 22:56:36.05 ID:ZS5fDDRpo
「え? 替えのホウキは持ってってしまったのですか? それでどこに……」



「ここにもない!? はわわ……」




「うう、見つからないよ~」



「や、やっと見つけてきたのです……」

「遅かったね。もう終わったよ」

「響お姉ちゃん!? ご、ごめんなさい!」

「いいよ、電はサボるような子じゃないことは分かっているからね。大方ホウキが見つからなかったとか、そんなところだろう?」

「う、うん」

「なら仕方ないさ。いつも電には頼らせてもらっているんだ。たまにはお姉ちゃんに頼ってくれ」

「あ、ありがとう! 川内さんも、ごめんなさい」

「いいよ、別に。さーて、寝るぞー!」

「まだ別の場所の掃除が残っているよ」

「えー」

次の掃除場所
安価下1

またメンバーは?(二人まで)
安価下2

鎮守府メンバー(>>76)
響と赤城さんがぶっ飛びすぎているような気が……ファンの方、すみません

140: 2014/06/03(火) 23:00:26.42 ID:cqL/GPFSO
大浴場

142: 2014/06/03(火) 23:02:25.69 ID:ZS5fDDRpo
メンバー再度(二人まで)
安価下1

また、今日はここまでにさせていただきます。
みなさま、お疲れ様でした。

鎮守府メンバー(>>76)

143: 2014/06/03(火) 23:03:02.25 ID:73l2AcG5o
熊野、榛名

144: 2014/06/04(水) 20:56:58.72 ID:ocVLsWFLo
さて、次は皆さんのお風呂を掃除するのです。

さっきは上手くできなかったから、今度こそ上手くやるのです。

「いなづまーっ!」

「わぷっ!?」

後ろから突然抱きしめられたのですっ!?

「し、司令官? ど、どうしたんですか?」

「決まっているだろう? 充電だ。朝から電とコミュニケーションが取れてなかったから、電力不足なんだよ」

「なんなのですかそれは!?」

「電はいやなのか?」

「い、嫌じゃないけど……でも、その恥ずかしいよ」

「恥ずかしがることなんかないさ」

後ろから頭を撫でてくるのです。

ちょっと気持ちよくて……

「あー、癒されるな」

「は、はい……」

「そう、馬鹿ね。撃ってくれってこと?」

「そうそう撃ってくれって……え?」

「い、五十鈴さん!?」

「五十鈴いつの間に!?」

「……このアホ提督! さっさと掃除しなさい!」

「ぎゃあーっ!?」

「し、司令官ーっ!?」

145: 2014/06/04(水) 20:57:47.72 ID:ocVLsWFLo
そんなこんなでドタバタしたものの、何とか大浴場に到着したのです。

「さあ、はりきってまいりましょう!」

「そうですわね。ここは譲れませんわ」

今度一緒に掃除するのは、榛名さんと熊野さんです。

……ですけど、何故かお二人ともやけに気合が入っています。

どうしてでしょうか?

「電さんには負けません!」

「電さんには負けられませんわね! 掃除もレディーの嗜みの一つですのよ」

「あの、どうして私に対抗心を持っているのですか? 私、なにかしたのでしょうか?」

「……電さん、余裕ですね」

「……でも、私達もこのままでいるつもりはありませんわよ?」

「えっと、なにがなんだかよく分からないのです……」

「電さんは悪くないですよ」

「ええ、ようは私達の気持ちなのですから」

……? ますます、よく分からないのです?


コンマ安価

電の掃除の手際
下1

榛名の掃除の手際
下2

熊野の掃除の手際
下3

連投OK

146: 2014/06/04(水) 20:58:43.04 ID:Nh0XdO2no
えい

147: 2014/06/04(水) 20:59:34.71 ID:Nh0XdO2no

148: 2014/06/04(水) 20:59:48.55 ID:NloiuIrfo
ぽい

150: 2014/06/04(水) 21:27:59.91 ID:ocVLsWFLo
電  04
榛名 71
熊野 55

……どう扱おうかこれ。二回とも一桁とかある意味持っていると思うんだ。




「汚れは! 榛名が! 許しません!」

「あまり大声を出すんじゃありませんわよ? 優雅に、そして手際よく、熊野は掃除しますわ」

榛名さんが勢いよく、熊野さんが静かに、しかしすばやく掃除していきます!

……というか、二人が張り切りすぎて私の入る隙間がないのです!

「熊野さん、こちらは榛名が掃除するので大丈夫です!」

「いえ、ここはこの熊野が承りましてよ」

「ふ、二人ともそんなに争わないでください!」

タイルを磨いているブラシが交錯して危ないのです!

「榛名は大丈夫ですから!」

「しつこいですわよ、ここは私が――あ」

「――あ」

熊野さんが持っていたブラシがすっぽ抜けてこっちに――

「え? わぷっ!?」

頭に衝撃が走りました――

「……きゅう」(小破!)

「電さんーっ!?」

「こんな形で倒すつもりはありませんですわよ! ちょっとしっかりしてくださいな!」

151: 2014/06/04(水) 21:28:38.22 ID:ocVLsWFLo
……なんだかぼーっとするのです。

頭が冷たくて気持ち良いのです……。

「あ、電。目が覚めた?」

「雷お姉ちゃん?」

「どう? 頭打ったから、ちょっと検査したけど、問題はないみたいだけど。しっかりしている?」

「はい、大丈夫なのです」

「そう。なら良かったわ。榛名さんと熊野さんが電が倒れたーって言った時は驚いたわよ」

「ごめんなさいなのです」

雷お姉ちゃんや他の人たちに心配掛けてしまったのです……今日は失敗ばかりなのです。

「ほら、元気ないわね! そんなんじゃダメよ!」

「雷お姉ちゃん?」

「電は悪くないんだから、気にしちゃだめ! 分かった!?」

「……ありがとう」

「どうしたしまして」

152: 2014/06/04(水) 21:29:45.04 ID:ocVLsWFLo
「電ーっ!? 大丈夫か――ぐぇ!?」

「あのねえ、提督。電はたった今起きたばかりなんだから、大声出すんじゃないわよ」

慌てて入ってきた司令官を、五十鈴さんが止めました。

「だからって襟掴むことはないだろう! 本気で苦しかったぞ!」

「だったら静かにしなさい」

「……ああ、分かった。電、大丈夫か?」

「ああ、もうなんともないのです」

「すまない、ずっとついてやりたかったんだが――」

「ずっと電についていたら、提督はうるさくてしょうがないでしょうが。だから私が止めてたのよ」

「……あ、あの、ご迷惑をお掛けしてすみません」

「電は悪くないわよ、悪いのはこのバカ提督なんだから」

「酷い言い草だな」

「あら、言っていることは事実でしょう?」

「電が可愛すぎるのが悪い(きっぱり)」

「……はあ。あきれた」

そういいながらも、五十鈴さんは笑っています。

153: 2014/06/04(水) 21:30:19.05 ID:ocVLsWFLo
「電はもう大丈夫なのです」

「大丈夫? 無理はしなくていいのよ」

「大丈夫なのです、五十鈴さん。ご迷惑を掛けた分、頑張るのです!」

「そう? まあ、掃除は一通り終わったし、後は通常業務が少しあるだけだし……」

「なにかあったら言うのよ?」

「ありがとうなのです、雷お姉ちゃん」

「そうだな……じゃあ」

次のお仕事

安価下1

154: 2014/06/04(水) 21:32:58.74 ID:cmGezAy5o
仏壇の間の掃除にかかる

158: 2014/06/04(水) 22:18:15.68 ID:ocVLsWFLo
「電さん! 大丈夫ですか!?」

「大丈夫ですの?」

廊下で榛名さんと熊野さんに声を掛けられました。

お二人とも私を心配してくださったみたいです。

「はい、大丈夫です、ありがとうなのです」

「申し訳ありませんわ、私の不注意で」

「いえ、私もちょっと気をつけていれば大丈夫だったので」

「それでも、お詫びをさせて頂きますわ。ごめんなさい」

「そんな! もう大丈夫なのです!」

「そう……大きな怪我がなくて良かったですわ」

159: 2014/06/04(水) 22:18:44.58 ID:ocVLsWFLo
他のメンバーの様子はというと。

――広間

暁「えっへん。この広間は暁達が立派に掃除したわ」

雷「どう! この雷様に任せれば完璧よ!」

北上「あー、疲れたわ。もうさっさと片付けましょー」



――玄関、及び前庭。

イムヤ「掃除終了! 私は結構器用なんだから」

金剛「掃除終了したワ! Lunchtimeにしましょう!」

時雨「うん、僕もお腹すいたかな」

夕立「夕立結構がんばったっぽい!」

160: 2014/06/04(水) 22:19:13.70 ID:ocVLsWFLo
――工廠。

赤城「よし、これで十分かしらね」

蒼龍「赤城さん、こっちも終わりました!」



――入渠設備。

青葉「お掃除終了! 拭き掃除、掃き掃除も青葉にお任せです!」

古鷹「青葉、お疲れ様!」


――食堂。

那珂「もう、お掃除なんてアイドルの仕事じゃないんだけどなー」

川内「早く夜戦したーい!」

神通「もう、二人とも……もう終わるから、我慢して?」


――廊下。

響「これで完璧だ」

五十鈴「五十鈴に任せればバッチリよ!」

161: 2014/06/04(水) 22:19:42.64 ID:ocVLsWFLo
「と、後一箇所だけ掃除していない場所があった」

司令官がそう呟きました。

「それはどこなのです?」

「仏壇の間だ」

「お仏壇……ですか?」

「あ、なら電さん。私も手伝いますよ」

丁度良く居合わせていた古鷹さんが手伝いを申し出てくれました。

「じゃあ、二人にお願いしてもいいか?」

「はい!」

162: 2014/06/04(水) 22:20:21.60 ID:ocVLsWFLo
「さて、今度こそばっちりやるのです!」

「電さん、さっき怪我したそうですから、無理はしないでくださいね?」

「大丈夫なのです。……でも、大事な場所ですから丁寧に掃除をしないといけませんね」

「そうですね。しっかりやりましょう」

「……ところで、だれのお仏壇なんでしょう?」

「えっと、なにやら提督のご先祖様みたいですが……」

「……つまり、電さんのご先祖様になる可能性があるというわけですね?」

「はわわ!? 古鷹さん、変なこと言わないでください!」

「ふふ、電さんごめんなさい。ついからかってしまいました」

仏壇を前にしてトラブル発生とか縁起でもないので、コンマ判定はしません。

163: 2014/06/04(水) 22:21:02.72 ID:ocVLsWFLo
「終わったのです!」

「お疲れ様です。電さん」

「古鷹さんもお疲れ様なのです」

「ちょっと遅くなりましたけど、お昼ご飯にしましょうか」

「なのです!」

自由安価

基本的になんでもOK

安価下1

164: 2014/06/04(水) 22:22:49.37 ID:NloiuIrfo
お昼の後書類作成などのデスクワーク

166: 2014/06/04(水) 22:37:24.67 ID:ocVLsWFLo
「今日は大掃除ということで特別に寿司を取っておいた」

「わーい、お寿司は大好きなのです!」

「ありがとうございます、提督」

古鷹さんも喜んでいるみたいです。

「……喜んでいる電も可愛いなあ」

「そのだらしない顔も何とかしないさいよ」

「電が可愛いからしょうがない」

「……どうやら現代の医学ではどうしようもないみたいね」

五十鈴さんが匙を投げるような素振りを見せているのです。

167: 2014/06/04(水) 22:38:46.70 ID:ocVLsWFLo
さて、ご飯を食べ終わったらお仕事なのです!

秘書艦として頑張るのです!

今日は書類作成なのです!

「じゃあ、電。よろしく頼む」

「司令官、お任せくださいなのです!」

コンマ安価

01~15 「仕事なんかくだらないわ! 那珂ちゃんの歌を聴けー!」

16~30 「目が冴えて眠れない! 夜戦の話をしよ!」

31~45 「司令官! 潜水艦の仲間とか来る予定はないの?」

46~60 「響だよ。必要な書類を持ってきたよ」

61~75 「提督。食堂のメニュー改善案を考えてきました」

75~90 「ちわーす。提督、酸素魚雷についてなんだけとさー」

91~99 「提督ーっ! 今日こそ紅茶を味わって飲んでもらうからネ!」

00    自由安価で再安価

安価下1

168: 2014/06/04(水) 22:40:28.77 ID:tcN9bVvSO
!すでのな

169: 2014/06/04(水) 22:52:55.41 ID:ocVLsWFLo
「ちわーす。提督、酸素魚雷についてなんだけとさー」

北上さんが執務室に入ってきたのです。

「北上? 酸素魚雷がどうかしたのか?」

「いやさ、酸素魚雷をもっとパワーアップとか出来ないかなって」

「もっとパワーアップって、お前既に五連装酸素魚雷積んでいるだろう?」

「いや~。やっぱりスーパー北上さまとしては、かつての片舷二十門、全四十門の魚雷発射管を再現したいわけなのよ」

「無茶を言うな」

「となるとさ、一スロットは甲標的で埋まるわけじゃん? つまり残り二スロットで四十門の魚雷を積まないといけないわけで」

「メタ発言やめい」

なんか凄い話になっているのです……スロットってなんですか?

「つまり、二十門酸素魚雷の開発とか……やってみません?」

選択安価

1 バカ言ってるんじゃない

2 ……やってみるか!

3 自由安価

安価下1

170: 2014/06/04(水) 22:54:06.23 ID:cmGezAy5o

171: 2014/06/04(水) 23:01:21.20 ID:ocVLsWFLo
そんなことできるわけないのです。

ただでさえ現在、五連装酸素魚雷が一番凄い装備なのに、無茶なこと言っているのです。

「司令官、ちょっとそれは……」

「……やってみるか!」

「え」

「おおー、提督話が分かりますねー」

「となれば、さっそく工廠へレッツゴーだ! 開発に行くぞ!」

「おー」

「し、司令官!?」

コンマ安価

01~29 秘書艦の電ちゃんが待ったをかける!

30~59 五十鈴さんに止められる。

60~89 工廠で赤城さんに呆れられる。

90~99 「響だよ、今の話は聞かせてもらったよ。バカな真似はやめるんだ、司令官」

00   開発成功した!?

安価下1

172: 2014/06/04(水) 23:01:49.33 ID:NloiuIrfo
00

173: 2014/06/04(水) 23:03:16.83 ID:tcN9bVvSO
一応ぞろ目だね、だが無意味だ

てか五十鈴の精神がマッハで削られてるよねこの鎮守府

174: 2014/06/04(水) 23:09:53.26 ID:ocVLsWFLo
>>173さん

五十鈴さんはこの鎮守府の良心。
五十鈴さんのお陰で今日もウチの鎮守府は平和です。
一応電ちゃんと雷ちゃん、蒼龍さん、古鷹さん、神通さんあたりも平和に貢献している方だと思います。


案の定、工廠に向かう途中で五十鈴さんにつかまり、あっさりと二人の目的を吐かされました。

「もうね。アホかと。バカかと。ねえ、二人とも」

「……はい」

「もー。五十鈴っちてば。固いんだから」

「あのね。北上。二十連装魚雷なんて出来るわけないでしょうが!」

「やってみないとわかんないじゃん? なにごとも挑戦だよ?」

「やらなくても分かるわよ! 大体、そんな予算あるわけないじゃない!」

「えー、資源なら――」

コンマ安価

ウチの鎮守府の資材って現状どんな感じなの?

01に近いほど少ない
99に近いほど潤沢
00だと余るほどある。

安価下1

175: 2014/06/04(水) 23:10:50.68 ID:cmGezAy5o
やあっ

176: 2014/06/04(水) 23:20:11.16 ID:ocVLsWFLo
「資源ならそれなりにあるじゃん?」

「そんな無駄に使うような資材はないわよ! ただでさえ、ウチは大食らい抱えているんだから!」

「まったくとんでもないことですね」

いつの間にか近くにいた赤城さんが、胸を張りながら言いました。

どうやら騒ぎを聞いてやってきたようです。

「というわけだ。北上、五十鈴の許可がおりないから、開発は中止だ」

「えー」

「私も秘書艦としてはその開発は容認できないのです」

「ちえー」

自由安価

基本的になんでもOK

安価下1

今日はここまでにさせて頂きます。
皆様、お疲れ様でした。

177: 2014/06/04(水) 23:22:47.45 ID:NloiuIrfo
北上「ならドイツ製の「ミソサザイ」搭載しよう」

178: 2014/06/04(水) 23:25:05.07 ID:V289uEJao
乙です


引用: 【艦これ】電ちゃんといっしょ!【安価】