180: 2014/06/05(木) 20:44:08.87 ID:5BWg9Pf0o
前回:【艦これ】電ちゃんといっしょ!【中編】
「ならドイツ製の『ミソサザイ』を搭載しましょう」
「なに!? あの1943年9月にドイツで開発された、音響追跡(ホーミング)魚雷『G7es Zaunkonig (ツァーンケーニッヒ ミソサザイ)』をか!?」
司令官の台詞がやけに説明じみているのです。
「全部で四十門の魚雷管を再現出来ないのなら、音響追跡魚雷ぐらい積みたいよねー」
「しかし、北上! 基本的にお前達は旧日本海軍の軍艦だ! ドイツの魚雷に適応できるかどうか分からないぞ?」
「そこはまあやってみましょうよ」
「本気か?」
北上さんは軽く、しかし本気の表情でした。
「もちろん」
「分かった……」
「そうと決まれば、ほら提督、妖精さんに開発要請してくださいよ。提督じゃないと妖精さん達を動かせないんだから」
「よし、いいだろう。妖精さん! 『G7es Zaunkonig (ツァーンケーニッヒ ミソサザイ)』の開発を命じる!」
司令官が高らかに開発命令を出したのです!
181: 2014/06/05(木) 20:44:48.11 ID:5BWg9Pf0o
『ナニイッテンダー』
『ソンナ、ミタコトモナイヘイキ、シリョウモナシニ、カイハツデキルワケナイデショー』
妖精さん達の返答は冷ややかでした。
「「「ですよねー」」」
こうして北上さんの野望はあっけなく消えたのです。
『ソンナ、ミタコトモナイヘイキ、シリョウモナシニ、カイハツデキルワケナイデショー』
妖精さん達の返答は冷ややかでした。
「「「ですよねー」」」
こうして北上さんの野望はあっけなく消えたのです。
182: 2014/06/05(木) 20:45:46.14 ID:5BWg9Pf0o
――執務室。
「さて、仕事再開するぞー」
「わかりました、なのです」
「ちわー、青葉です! 提督、この資料なんですけど!」
「おお、青葉。どれどれ……」
司令官と青葉さんが事務的な会話を始めたのです。
私は書類作成を続けます。
しばらく経ったでしょうか。
「どうだ、青葉。この鎮守府には慣れてきたか?」
ふと、司令官がそんな言葉を青葉さんに掛けました。
「はい、お陰様で!」
「そういえば、青葉、お前にはまだこの鎮守府の掟を教えていなかったな」
「お、掟ですか? それは一体――」
「鎮守府の唯一にして絶対の掟――それは」
「それは――?」
「電は可愛いだ!」
「……は?」
「だから、電は可愛いだ!」
「……それが掟ですか?」
「さて、仕事再開するぞー」
「わかりました、なのです」
「ちわー、青葉です! 提督、この資料なんですけど!」
「おお、青葉。どれどれ……」
司令官と青葉さんが事務的な会話を始めたのです。
私は書類作成を続けます。
しばらく経ったでしょうか。
「どうだ、青葉。この鎮守府には慣れてきたか?」
ふと、司令官がそんな言葉を青葉さんに掛けました。
「はい、お陰様で!」
「そういえば、青葉、お前にはまだこの鎮守府の掟を教えていなかったな」
「お、掟ですか? それは一体――」
「鎮守府の唯一にして絶対の掟――それは」
「それは――?」
「電は可愛いだ!」
「……は?」
「だから、電は可愛いだ!」
「……それが掟ですか?」
183: 2014/06/05(木) 20:46:33.87 ID:5BWg9Pf0o
「その通り!」
「はわわ、なに言っているんですか司令官!?」
「ほら、青葉見ろよ、これは電がこの鎮守府に来てすぐの写真だ」
「……はあ」
「それでこれは暁達四姉妹が揃ったころの写真だ。どうだ可愛いだろ」
「……ええと、青葉そろそろ戻ってもよろしいでしょうか?」
「いやいや、遠慮しなくてもいいぞ、ほらこれは電が――」
「司令官、さっさと仕事に戻るのです!」
「いやまだ電の可愛さを青葉に――」
「不真面目な司令官は、電嫌いになるのです!」
「青葉君、さっさと仕事に戻りたまえ」
「変わり身はやっ!」
「はわわ、なに言っているんですか司令官!?」
「ほら、青葉見ろよ、これは電がこの鎮守府に来てすぐの写真だ」
「……はあ」
「それでこれは暁達四姉妹が揃ったころの写真だ。どうだ可愛いだろ」
「……ええと、青葉そろそろ戻ってもよろしいでしょうか?」
「いやいや、遠慮しなくてもいいぞ、ほらこれは電が――」
「司令官、さっさと仕事に戻るのです!」
「いやまだ電の可愛さを青葉に――」
「不真面目な司令官は、電嫌いになるのです!」
「青葉君、さっさと仕事に戻りたまえ」
「変わり身はやっ!」
185: 2014/06/05(木) 20:47:06.04 ID:5BWg9Pf0o
再び仕事に戻るのです……今度こそちゃんとできるといいな。
電の仕事ぶり
コンマ下1
00は100として扱う。
電の仕事ぶり
コンマ下1
00は100として扱う。
186: 2014/06/05(木) 20:47:45.62 ID:1mdIf4oBo
いっちばーん!
187: 2014/06/05(木) 21:03:43.56 ID:5BWg9Pf0o
ふう、それなりに順調にできたと思うのです。
「司令官、できたのです」
「どれどれ……おお、なかなかいい感じじゃないか」
「本気でそう思っていますか?」
「本気だよ、いくらなんでも嘘は言わないさ。電もずいぶんと成長したな」
「最初はご迷惑ばかり掛けていたのです」
「あはは、そうかもしれないけど、一生懸命なのは分かっていたからな。まったく私には出来すぎた秘書艦だよ」
「そ、そんなことはないのです」
コンマ安価
01~15 「てーとくさん、必要っぽい書類の承認をお願いします!」
16~30 「司令官、今度の演習についてなんだけど……」
31~45 「雷よ! 司令官、今度の出撃についてだけど」
46~60 「この暁が書類を提出にやってきたわ!」
61~75 「司令官! イムヤの出番が少ないと思わない!?」
76~90 「提督! 依頼の艦載機一覧を持ってきました!」
91~99 「提督。この熊野がローズヒップティーをお持ちしてきましてよ」
00 自由で再安価
「司令官、できたのです」
「どれどれ……おお、なかなかいい感じじゃないか」
「本気でそう思っていますか?」
「本気だよ、いくらなんでも嘘は言わないさ。電もずいぶんと成長したな」
「最初はご迷惑ばかり掛けていたのです」
「あはは、そうかもしれないけど、一生懸命なのは分かっていたからな。まったく私には出来すぎた秘書艦だよ」
「そ、そんなことはないのです」
コンマ安価
01~15 「てーとくさん、必要っぽい書類の承認をお願いします!」
16~30 「司令官、今度の演習についてなんだけど……」
31~45 「雷よ! 司令官、今度の出撃についてだけど」
46~60 「この暁が書類を提出にやってきたわ!」
61~75 「司令官! イムヤの出番が少ないと思わない!?」
76~90 「提督! 依頼の艦載機一覧を持ってきました!」
91~99 「提督。この熊野がローズヒップティーをお持ちしてきましてよ」
00 自由で再安価
188: 2014/06/05(木) 21:04:27.44 ID:5BWg9Pf0o
コンマ下1です。すみません。
189: 2014/06/05(木) 21:04:34.22 ID:Y+LCdkXP0
あ
191: 2014/06/05(木) 21:10:08.65 ID:5BWg9Pf0o
「司令官、いいかい?」
今度は時雨さんがやってきました。
「おう、時雨? どうかしたか?」
「今度の演習についてなんだけど……」
「ああ、しばらく実戦らしい実戦がなかったからな」
「やってくる『深海棲艦(しんかいせいかん)』もここしばらくは格下しか相手にしていないからね。ここらで同格相手の演習をした方がいいと思うんだ」
「ああ、分かっている。次の演習には青葉も加わってもらうつもりだ」
「そうだね。実は僕もそれをお願いしようと思っていたんだ。早く連携を深めたいからね」
「わざわざそのために来てくれたのか? 時雨は気が利くな」
「いや。ちょっと余計なお世話かもしれないかなと思ったけど、それなら良かったよ」
自由安価
基本的になんでもOK
安価下1
今度は時雨さんがやってきました。
「おう、時雨? どうかしたか?」
「今度の演習についてなんだけど……」
「ああ、しばらく実戦らしい実戦がなかったからな」
「やってくる『深海棲艦(しんかいせいかん)』もここしばらくは格下しか相手にしていないからね。ここらで同格相手の演習をした方がいいと思うんだ」
「ああ、分かっている。次の演習には青葉も加わってもらうつもりだ」
「そうだね。実は僕もそれをお願いしようと思っていたんだ。早く連携を深めたいからね」
「わざわざそのために来てくれたのか? 時雨は気が利くな」
「いや。ちょっと余計なお世話かもしれないかなと思ったけど、それなら良かったよ」
自由安価
基本的になんでもOK
安価下1
192: 2014/06/05(木) 21:11:21.44 ID:zPv3q9Cuo
改装のためにがんばらないと
194: 2014/06/05(木) 21:20:16.76 ID:5BWg9Pf0o
「そうだね、改装のために頑張らないと」
時雨さんが自分に気合を入れるようにそう言いました。
改装……この場合は、一定の錬度に達した艦娘が、自分の成長限界の壁を越えることを言うのです。
普通は一回。更に特定の条件を満たすと、二回目の改装が出来る場合があるのです。
二回目の改装については、錬度だけでない、別の条件を満たす必要があるのですが、それがどういう条件か詳しく解明されていないのです。
電もまだ一回しか改装できていないのです。
金剛さんと神通さんは二回できているのですが――
コンマ安価
01~29 「そうだな、まだ金剛と神通しか二回目の改装できていないしな」
30~59 「そうだな、まだ金剛と神通、夕立しか二回目の改装できていないしな」
60~79 「金剛と神通、それから夕立と那珂は二回目の改装できているしな」
80~00 「何言っているんだ、時雨は既に二回改装できているだろう? まさか前代未聞の三回目の改装をする気か?」
コンマ安価下1
時雨さんが自分に気合を入れるようにそう言いました。
改装……この場合は、一定の錬度に達した艦娘が、自分の成長限界の壁を越えることを言うのです。
普通は一回。更に特定の条件を満たすと、二回目の改装が出来る場合があるのです。
二回目の改装については、錬度だけでない、別の条件を満たす必要があるのですが、それがどういう条件か詳しく解明されていないのです。
電もまだ一回しか改装できていないのです。
金剛さんと神通さんは二回できているのですが――
コンマ安価
01~29 「そうだな、まだ金剛と神通しか二回目の改装できていないしな」
30~59 「そうだな、まだ金剛と神通、夕立しか二回目の改装できていないしな」
60~79 「金剛と神通、それから夕立と那珂は二回目の改装できているしな」
80~00 「何言っているんだ、時雨は既に二回改装できているだろう? まさか前代未聞の三回目の改装をする気か?」
コンマ安価下1
195: 2014/06/05(木) 21:20:39.58 ID:1mdIf4oBo
00
196: 2014/06/05(木) 21:25:35.62 ID:5BWg9Pf0o
「そうだな、まだ金剛と神通、夕立しか二回目の改装できていないしな」
「うん、僕も夕立に負けないように頑張るよ、佐世保の時雨として恥ずかしくない活躍をしないとね」
「ああ、私も時雨のサポートを精一杯するからな、よろしく頼む」
「ありがとう、それじゃあ」
「さて、あともう一頑張りかな?」
「はいなのです!」
自由安価
基本的になんでもOK(だれか来るとかも可)
鎮守府メンバー(>>76)
安価下1
「うん、僕も夕立に負けないように頑張るよ、佐世保の時雨として恥ずかしくない活躍をしないとね」
「ああ、私も時雨のサポートを精一杯するからな、よろしく頼む」
「ありがとう、それじゃあ」
「さて、あともう一頑張りかな?」
「はいなのです!」
自由安価
基本的になんでもOK(だれか来るとかも可)
鎮守府メンバー(>>76)
安価下1
197: 2014/06/05(木) 21:29:20.83 ID:1mdIf4oBo
那珂ちゃんもやる気満々のようです
198: 2014/06/05(木) 21:34:51.23 ID:5BWg9Pf0o
「はーい、艦隊のアイドル、那珂ちゃんだよーっ!」
那珂さんがいきなり元気良く部屋に入ってきました。
「どうしたんだ、いきなり?」
「いやー、なんか時雨ちゃんがもっと頑張ろうとか言ってたからー、これは那珂ちゃんも負けていられないなーって」
「ほう? どう頑張るつもりだ?」
「それはもちろん――」
01~50 「アイドルとして!」
51~99 「二回目の改装を目指して!」
00 「とっくに那珂ちゃんは改二になれる錬度に達している!」
コンマ安価下1
那珂さんがいきなり元気良く部屋に入ってきました。
「どうしたんだ、いきなり?」
「いやー、なんか時雨ちゃんがもっと頑張ろうとか言ってたからー、これは那珂ちゃんも負けていられないなーって」
「ほう? どう頑張るつもりだ?」
「それはもちろん――」
01~50 「アイドルとして!」
51~99 「二回目の改装を目指して!」
00 「とっくに那珂ちゃんは改二になれる錬度に達している!」
コンマ安価下1
199: 2014/06/05(木) 21:35:21.79 ID:Sg+EPMhQo
えい
200: 2014/06/05(木) 22:03:36.35 ID:5BWg9Pf0o
「二回目の改装を目指して!」
「おお、てっきり那珂のことだから、艦隊のアイドルとしてとか言い出すかと思ったけど、まともだ」
「だって~。神通お姉ちゃんや金剛さんが改二なのに~、那珂ちゃんが改二じゃないとー。ファンのみんなに申し訳ないし~。それに目立てないじゃない」
「ああ、いつもの那珂さんなのです」
「でも、ただでさえ魅力的な那珂ちゃんが、もし改二になっちゃったら、もうそれはものすごく魅力的になっちゃうかも~? みんな夢中になっちゃって戦闘どころじゃなくなっちゃうかも? キャハ!」
「あー、はいはい、いいからとっとと戻れ」
「――そうね」
那珂ちゃんの背後に立つ人物とは?
01~35 川内
36~70 神通
71~99 五十鈴
00 自由安価
コンマ安価下1
「おお、てっきり那珂のことだから、艦隊のアイドルとしてとか言い出すかと思ったけど、まともだ」
「だって~。神通お姉ちゃんや金剛さんが改二なのに~、那珂ちゃんが改二じゃないとー。ファンのみんなに申し訳ないし~。それに目立てないじゃない」
「ああ、いつもの那珂さんなのです」
「でも、ただでさえ魅力的な那珂ちゃんが、もし改二になっちゃったら、もうそれはものすごく魅力的になっちゃうかも~? みんな夢中になっちゃって戦闘どころじゃなくなっちゃうかも? キャハ!」
「あー、はいはい、いいからとっとと戻れ」
「――そうね」
那珂ちゃんの背後に立つ人物とは?
01~35 川内
36~70 神通
71~99 五十鈴
00 自由安価
コンマ安価下1
201: 2014/06/05(木) 22:04:38.57 ID:1mdIf4oBo
五十鈴!
203: 2014/06/05(木) 22:12:40.06 ID:5BWg9Pf0o
「って神通お姉ちゃん!?」
那珂さんの後ろに神通さんがそっと忍び寄っていたのです。
どうやら、いなくなった那珂さんを連れ戻しに来たみたいです。
「那珂ったら、また仕事ほったらかして……もう、怒るよ!」
「お姉ちゃんタンマ! 顔だけはやめてー」
「提督、電さん。妹が迷惑をかけてすみません」
「いいよ、いつものことだし。神通からお灸を据えてやってくれ」
「私も特に気にしてないのです」
「ありがとうございます……ほら、那珂行きましょう」
「はーい……みんな~、今度のライブもよろしくね~」
「そんな予定ないでしょ! まったく……」
神通さんに引きずられて、那珂さんは戻っていきました。
「……神通も個性的な姉と妹に挟まれて大変だな」
「……なのです」
204: 2014/06/05(木) 22:13:12.93 ID:5BWg9Pf0o
「さて、電。今日の仕事はここまでにしよう」
「はいなのです。みんなに晩御飯の連絡をするのです!」
「今日の晩御飯はなにかな? 楽しみだ」
一九○○(午後七時)。晩御飯の時間なのです。
司令官と一緒に食堂に行くのです!
――食堂。
「みんな揃っているか?」
「「「はーい!」」」
「じゃあ、頂きますなのです!」
自由安価
基本的になんでもOK
安価下1
「はいなのです。みんなに晩御飯の連絡をするのです!」
「今日の晩御飯はなにかな? 楽しみだ」
一九○○(午後七時)。晩御飯の時間なのです。
司令官と一緒に食堂に行くのです!
――食堂。
「みんな揃っているか?」
「「「はーい!」」」
「じゃあ、頂きますなのです!」
自由安価
基本的になんでもOK
安価下1
205: 2014/06/05(木) 22:14:15.42 ID:5WxU3C0eo
今夜はボルシチか
207: 2014/06/05(木) 22:33:20.67 ID:5BWg9Pf0o
「今夜はボルシチか」
今晩の食卓に上がったのは、鮮やかな深紅色をした煮込みスープ、ボルシチなのです。
タマネギ、ニンジン、キャベツ、牛肉さんなどが入っているのです。
「今日は私も手伝ったんだ。どうだい、電、司令官?」
響お姉ちゃんが感想を求めてくるのです。
「ハラショー! なのです!」
「お、私の真似かい、ふふ、可愛いな電は」
「電はやらないぞ」
「なにさり気に司令官のものにしているのよ? 電は私達姉妹のものなんだからね!」
「そうよ、電は私の可愛い妹なんだから!」
司令官の発言に雷お姉ちゃんと暁お姉ちゃんが反論するのです。
「それは聞き捨てなりませーん! 提督は私のものデース!」
「金剛お姉さま、今は電さんのことであって、提督は関係ないじゃないですか!」
「そうですわよ。大体、食事中にはしたない真似はよしてくださいな」
金剛さんと榛名さん、熊野はなにやらずれた会話をしています。
今晩の食卓に上がったのは、鮮やかな深紅色をした煮込みスープ、ボルシチなのです。
タマネギ、ニンジン、キャベツ、牛肉さんなどが入っているのです。
「今日は私も手伝ったんだ。どうだい、電、司令官?」
響お姉ちゃんが感想を求めてくるのです。
「ハラショー! なのです!」
「お、私の真似かい、ふふ、可愛いな電は」
「電はやらないぞ」
「なにさり気に司令官のものにしているのよ? 電は私達姉妹のものなんだからね!」
「そうよ、電は私の可愛い妹なんだから!」
司令官の発言に雷お姉ちゃんと暁お姉ちゃんが反論するのです。
「それは聞き捨てなりませーん! 提督は私のものデース!」
「金剛お姉さま、今は電さんのことであって、提督は関係ないじゃないですか!」
「そうですわよ。大体、食事中にはしたない真似はよしてくださいな」
金剛さんと榛名さん、熊野はなにやらずれた会話をしています。
208: 2014/06/05(木) 22:34:09.57 ID:5BWg9Pf0o
「ところで知っているかい司令官?」
「なんだ響?」
「ボルシチは――ウクライナ料理らしいよ」
「な、なんだってーっ!?」
「ロシア料理だと思ったかい? 実は>>1もたった今知ったのさ」
「電もロシア料理だと思っていたのです……」
「ご馳走様でしたー」
「ご馳走様、なのです」
「さて! 今日の皿洗いは私達ね、いきましょう、古鷹さん」
「ええ、がんばりましょう、イムヤさん」
「伊号潜水艦の力、見せてあげる!」
――皿洗いと潜水艦と、どう関係があるのでしょうか?
「別に出番がなかったから、わざわざアピールしたわけじゃないからね!? 本当よ、司令官!」
「……そうか」
自由安価
安価下1
「なんだ響?」
「ボルシチは――ウクライナ料理らしいよ」
「な、なんだってーっ!?」
「ロシア料理だと思ったかい? 実は>>1もたった今知ったのさ」
「電もロシア料理だと思っていたのです……」
「ご馳走様でしたー」
「ご馳走様、なのです」
「さて! 今日の皿洗いは私達ね、いきましょう、古鷹さん」
「ええ、がんばりましょう、イムヤさん」
「伊号潜水艦の力、見せてあげる!」
――皿洗いと潜水艦と、どう関係があるのでしょうか?
「別に出番がなかったから、わざわざアピールしたわけじゃないからね!? 本当よ、司令官!」
「……そうか」
自由安価
安価下1
209: 2014/06/05(木) 22:36:49.04 ID:zPv3q9Cuo
今後、皿洗いは潜水艦娘が
交替でやるということに……。
交替でやるということに……。
211: 2014/06/05(木) 22:43:59.22 ID:5BWg9Pf0o
>>210さん
そうなのですか、勉強になります。
「伊号潜水艦はそこまで皿洗いがすごいのか?」
「え……いや、そこまで凄いのかと言われると……」
司令官の言葉に、イムヤさんは少しうろたえているのです。
「ならば、今後は皿洗いは伊号潜水艦のみんなに頼むとしよう」
「……そうそう、皆でって、伊号潜水艦どころか、ウチには潜水艦自体私しかいないじゃない! なにこれイジメ!?」
「司令官、それはちょっとさすがに酷いのです……」
選択安価
1 「はっはっはっ、冗談さ」
2 「じゃあイムヤ以外の仲間を呼んでくれれば……」
「なにその逆転の発想みたいな」
3 「バカ言ってないで、ちゃちゃっとやりなさい!」
五十鈴さんに怒られました……
4 「皿洗い手伝う代わりに、イムヤが夜戦に付き合うってどう!?」
「ちょ、潜水艦に夜戦挑むとか正気かおまえ!?」
5 自由安価
安価下1
そうなのですか、勉強になります。
「伊号潜水艦はそこまで皿洗いがすごいのか?」
「え……いや、そこまで凄いのかと言われると……」
司令官の言葉に、イムヤさんは少しうろたえているのです。
「ならば、今後は皿洗いは伊号潜水艦のみんなに頼むとしよう」
「……そうそう、皆でって、伊号潜水艦どころか、ウチには潜水艦自体私しかいないじゃない! なにこれイジメ!?」
「司令官、それはちょっとさすがに酷いのです……」
選択安価
1 「はっはっはっ、冗談さ」
2 「じゃあイムヤ以外の仲間を呼んでくれれば……」
「なにその逆転の発想みたいな」
3 「バカ言ってないで、ちゃちゃっとやりなさい!」
五十鈴さんに怒られました……
4 「皿洗い手伝う代わりに、イムヤが夜戦に付き合うってどう!?」
「ちょ、潜水艦に夜戦挑むとか正気かおまえ!?」
5 自由安価
安価下1
212: 2014/06/05(木) 22:46:49.35 ID:je7CRHyfo
2
213: 2014/06/05(木) 22:55:35.69 ID:5BWg9Pf0o
「じゃあイムヤ以外の仲間を呼んでくれれば……」
イムヤさんがいきなりそんなことを言い出しました。
「なにその逆転の発想みたいな」
「でもいいじゃない! 潜水艦私だけなのよ? 潜水艦の仲間が欲しいって言ってもいいじゃない!」
「いやでも、建造するにもそう簡単にってわけにもいかないしなあ……ウチに来る予定の子なんていないし」
「建造するにも、妖精さんの気まぐれで、潜水艦以外ができる可能性が高いのです……」
「いいじゃない! ね、司令官!」
「いや、私の一存では……電と五十鈴の許可が出ないとな」
「なんで秘書艦である電さんはともかく、五十鈴さんの許可が必要なのよ?」
イムヤさんが疑問を投げかけます。
「いや、なんとなく雰囲気的に?」
「電に思いっきり甘いバカ提督のせいでしょうが!」
「じゃあ、五十鈴さん、建造許可お願い!」
「……あのねえ。最高責任者は提督、その次は電でしょうが。そっちに聞きなさいよ。(今は電関係ないから、提督も正しい判断出せるでしょ)」
「司令官、建造お願いします!」
選択安価
1 いいよ
2 ダメ
安価下1
イムヤさんがいきなりそんなことを言い出しました。
「なにその逆転の発想みたいな」
「でもいいじゃない! 潜水艦私だけなのよ? 潜水艦の仲間が欲しいって言ってもいいじゃない!」
「いやでも、建造するにもそう簡単にってわけにもいかないしなあ……ウチに来る予定の子なんていないし」
「建造するにも、妖精さんの気まぐれで、潜水艦以外ができる可能性が高いのです……」
「いいじゃない! ね、司令官!」
「いや、私の一存では……電と五十鈴の許可が出ないとな」
「なんで秘書艦である電さんはともかく、五十鈴さんの許可が必要なのよ?」
イムヤさんが疑問を投げかけます。
「いや、なんとなく雰囲気的に?」
「電に思いっきり甘いバカ提督のせいでしょうが!」
「じゃあ、五十鈴さん、建造許可お願い!」
「……あのねえ。最高責任者は提督、その次は電でしょうが。そっちに聞きなさいよ。(今は電関係ないから、提督も正しい判断出せるでしょ)」
「司令官、建造お願いします!」
選択安価
1 いいよ
2 ダメ
安価下1
214: 2014/06/05(木) 22:56:29.38 ID:wS9R1mnBo
1
216: 2014/06/05(木) 23:16:15.29 ID:5BWg9Pf0o
「まあ……いいか」
「本当!?」
「ちょ、提督本気なの!?」
「たしかに潜水艦がもう一人居てもいいしな。潜水艦以外の子が来たとしても、新しい子が来るのはみんなの刺激にもなるはずだ。青葉以外はずっと固定メンバーになってたしな」
「……提督がそこまで言うなら、いいけど」
「電もいいか?」
「はい、私も構わないのです」
「じゃあ、さっそく今からやりましょう!」
「おいちょっと待て、建造するにもいろいろと手続きやら準備やらが必要になるんだ」
「そんなの待っていられないわよ!」
イムヤさん、喜んでいるみたいなのです。
潜水艦の仲間だと、イムヤさんにもいいのですけれど……
「本当!?」
「ちょ、提督本気なの!?」
「たしかに潜水艦がもう一人居てもいいしな。潜水艦以外の子が来たとしても、新しい子が来るのはみんなの刺激にもなるはずだ。青葉以外はずっと固定メンバーになってたしな」
「……提督がそこまで言うなら、いいけど」
「電もいいか?」
「はい、私も構わないのです」
「じゃあ、さっそく今からやりましょう!」
「おいちょっと待て、建造するにもいろいろと手続きやら準備やらが必要になるんだ」
「そんなの待っていられないわよ!」
イムヤさん、喜んでいるみたいなのです。
潜水艦の仲間だと、イムヤさんにもいいのですけれど……
217: 2014/06/05(木) 23:17:33.38 ID:5BWg9Pf0o
――数日後。
工廠内で、建造準備が整ったのです。
「というわけで、今回はこれだけの資材を使う」
燃料 250
弾薬 30
鋼材 200
ボーキサイト 30
「というわけで、妖精さん達、建造をお願いする」
『ヨシキター!』
『ヒサシブリノ、ケンゾウダー!』
『ウデガナルゼー!』
『ハラショー!』
『デンチャンハオレノテンシー』
「おい、最後の妖精。私の前に出てこい」
「し、司令官落ち着いてください!」
怒りをあらわにする提督を慌てて止めるのです。
「どんな子が来るのかしら! 楽しみね!」
「いや、イムヤの期待を遮るようで悪いが、妖精さんは完璧に制御できるわけじゃないからな。戦艦作るつもりで駆逐艦ができることもよくあるし」
「え!? じゃあ、潜水艦の子は来ないの!?」
「いや、あくまで確実じゃないと言っただけさ。でも、新しい子は久しぶりだからね。きっと、潜水艦じゃなくてもイムヤと仲良くなれると思うよ」
工廠内で、建造準備が整ったのです。
「というわけで、今回はこれだけの資材を使う」
燃料 250
弾薬 30
鋼材 200
ボーキサイト 30
「というわけで、妖精さん達、建造をお願いする」
『ヨシキター!』
『ヒサシブリノ、ケンゾウダー!』
『ウデガナルゼー!』
『ハラショー!』
『デンチャンハオレノテンシー』
「おい、最後の妖精。私の前に出てこい」
「し、司令官落ち着いてください!」
怒りをあらわにする提督を慌てて止めるのです。
「どんな子が来るのかしら! 楽しみね!」
「いや、イムヤの期待を遮るようで悪いが、妖精さんは完璧に制御できるわけじゃないからな。戦艦作るつもりで駆逐艦ができることもよくあるし」
「え!? じゃあ、潜水艦の子は来ないの!?」
「いや、あくまで確実じゃないと言っただけさ。でも、新しい子は久しぶりだからね。きっと、潜水艦じゃなくてもイムヤと仲良くなれると思うよ」
218: 2014/06/05(木) 23:18:10.23 ID:5BWg9Pf0o
妖精さん達が一生懸命に船を作っています。
ちょっとかわいいです。
『ウラー』
『ワッセ、ワッセ』
『デンチャンマジテンシ』
「おいこら、最後の奴いい加減にしろ」
「し、司令官落ち着いてくださいなのです!」
「あ、できたみたいよ! どんな子かしら!?」
選択安価
建造された子は?
1 伊58
2 自由安価(現在実装されている、駆逐艦、軽巡洋艦、重巡洋艦、潜水艦の中から。ただし通常建造でできるキャラのみ)
安価下2
今日はここまでにさせていただきます。
皆様、お疲れ様でした。
ちょっとかわいいです。
『ウラー』
『ワッセ、ワッセ』
『デンチャンマジテンシ』
「おいこら、最後の奴いい加減にしろ」
「し、司令官落ち着いてくださいなのです!」
「あ、できたみたいよ! どんな子かしら!?」
選択安価
建造された子は?
1 伊58
2 自由安価(現在実装されている、駆逐艦、軽巡洋艦、重巡洋艦、潜水艦の中から。ただし通常建造でできるキャラのみ)
安価下2
今日はここまでにさせていただきます。
皆様、お疲れ様でした。
220: 2014/06/05(木) 23:19:49.52 ID:wS9R1mnBo
1
223: 2014/06/06(金) 21:19:49.29 ID:BZQrKGJTo
乙ありがとうございます!
飛龍さん改二おめでとうございます。
電ちゃんの改二はまだですか?
「こんにちは! 伊五十八です!」
現れたのは金色のショートカットの女の子でした。元気そうな子なのです。
「伊――ってことは私と同じ伊号潜水艦ね! やった、潜水艦仲間ができたわ!」
イムヤさんも嬉しそうにしているのです。
『コンヤハヤキニクダー』
『ヤキニクー』
『カットバセー』
『デンチャンナデテー、イヤムシロナデマワサセテー』
建造していた妖精さん達も大はしゃぎです。
「よし、妖精さん達、お疲れ様! よくやったぞ! そして最後の妖精、あとで執務室な」
「私は伊168よ! イムヤって呼んでね!」
「私もゴーヤって呼んでもいいよ!」
「良く来てくれた。私がここの提督だ。ようこそ、我が鎮守府へ」
「伊五十八です。提督もゴーヤって呼んでいいよ! 苦くなんかないよぉ!」
「それは野菜のゴーヤと掛けているのか? なるほど、面白いな」
「炒め物とかできそうなのです」
「チャンプルー? ゴーヤ、野菜じゃないよー?」
「私は先輩だからね、いろいろと教えてあげるから! あー、早く一緒に潜りたいわ!」
「ゴーヤも早く海に入りたーい!」
224: 2014/06/06(金) 21:20:33.44 ID:BZQrKGJTo
「ほらほら、はしゃぐのはいいが、ちょっと待ってくれ。イムヤ、せっかくだから先輩としていろいろ教えてやってくれ」
「分かりました、イムヤにお任せ!」
「私は秘書艦の電なのです。よろしくお願いします!」
「はい、電さん、よろしくお願いします!」
「これからはゴーヤもウチの仲間だ。いろいろ頼らせてもらうが、よろしくな。そして、ウチの鎮守府の掟を最初に教えておく」
「お、掟でちか? なんだか難しそうでち」
あ、なんだか嫌な予感がするのです。
「なに難しいことはない。それは電は可愛いだ!」
「……はあ、また司令官のバカだわ」
「……でち?」
「司令官、恥ずかしいよぉ!」
「……このてーとく、どうしたの?」
「――こぉのアホ提督がぁ! 新人の子にいきなりアホなこと言ってんじゃないわよ!」
「げふっ!」
五十鈴さんの見事な蹴りが入ったのです。というか、どこから五十鈴さんは現れたのでしょうか?
「なにをする五十鈴!? 私はただ電の可愛さを新人の子に知ってもらおうと思っただけだ!」
「それがアホって言っているのよアホ提督!」
「さ、あんなのほっといて、行きましょうゴーヤ。鎮守府を案内してあげる」
「ほ、放っておいていいの?」
「いいのよ、まあ、あんな司令官だけど、一応電さん関係以外ではまともだから。あのケンカもすぐに収まるわよ」
「それじゃあ、イムヤさんお願いでち!」
「任されたわ!」
「分かりました、イムヤにお任せ!」
「私は秘書艦の電なのです。よろしくお願いします!」
「はい、電さん、よろしくお願いします!」
「これからはゴーヤもウチの仲間だ。いろいろ頼らせてもらうが、よろしくな。そして、ウチの鎮守府の掟を最初に教えておく」
「お、掟でちか? なんだか難しそうでち」
あ、なんだか嫌な予感がするのです。
「なに難しいことはない。それは電は可愛いだ!」
「……はあ、また司令官のバカだわ」
「……でち?」
「司令官、恥ずかしいよぉ!」
「……このてーとく、どうしたの?」
「――こぉのアホ提督がぁ! 新人の子にいきなりアホなこと言ってんじゃないわよ!」
「げふっ!」
五十鈴さんの見事な蹴りが入ったのです。というか、どこから五十鈴さんは現れたのでしょうか?
「なにをする五十鈴!? 私はただ電の可愛さを新人の子に知ってもらおうと思っただけだ!」
「それがアホって言っているのよアホ提督!」
「さ、あんなのほっといて、行きましょうゴーヤ。鎮守府を案内してあげる」
「ほ、放っておいていいの?」
「いいのよ、まあ、あんな司令官だけど、一応電さん関係以外ではまともだから。あのケンカもすぐに収まるわよ」
「それじゃあ、イムヤさんお願いでち!」
「任されたわ!」
225: 2014/06/06(金) 21:21:03.38 ID:BZQrKGJTo
「パパー、あの鎮守府また騒がしいよー」
「ああ、また例の提督さんと五十鈴さんだろう。まあいつものことさ」
「賑やかなのはいいことね」
「ああ、また例の提督さんと五十鈴さんだろう。まあいつものことさ」
「賑やかなのはいいことね」
226: 2014/06/06(金) 21:21:53.66 ID:BZQrKGJTo
そして、また潜水艦の子が一人ウチの鎮守府に加わりました。
「海の中からこんにちわー! ゴーヤだよ!」
「――きゃ!? び、びっくりしました……」
「古鷹さん、ごめんなさいでち! でも海っていいよね! 海って。古鷹さんも一緒に海をいこーよ!」
「海の中からこんにちわー! ゴーヤだよ!」
「――きゃ!? び、びっくりしました……」
「古鷹さん、ごめんなさいでち! でも海っていいよね! 海って。古鷹さんも一緒に海をいこーよ!」
228: 2014/06/06(金) 21:22:27.29 ID:BZQrKGJTo
……ん? 光が眩しい。
朝か? やけにあったかいな。
まるで湯たんぽでも入れているみたいだ。
おかしいな、昨日の夜はそんなもの入れた覚えはないのだが……
そうして、ぼんやりと目を開ける。
――そこには天使がいた。
きらめく様な茶色の髪。
つややかな白い肌。
ふっくらとしていそうな唇。
胸元から覗く、やわらかそうな膨らみ。
私は天国に来たのか?
いや、この子は電だ。ああ、なら天使という認識は間違っていないか。
しかし、電は今たしかに生きている少女だ。ならば天国に来たわけではないらしい。
いったい、これはどういうことだ?
「……ん。司令官、おはようございます、なのです」
「電? どうして私と一緒に寝ているんだい?」
「ふふ、司令官、おかしなことを言っているのです。電と司令官はいつも一緒に寝ているのです」
「……あれ?」
そんな記憶はないのだが……電はなにを言っているのだろう?
「それよりも司令官、電はいつものが欲しいのです」
「いつもの?」
「もう、司令官は意地悪なのです。電の口から言わせたいのですか?」
「いや、本当に分からないんだ」
朝か? やけにあったかいな。
まるで湯たんぽでも入れているみたいだ。
おかしいな、昨日の夜はそんなもの入れた覚えはないのだが……
そうして、ぼんやりと目を開ける。
――そこには天使がいた。
きらめく様な茶色の髪。
つややかな白い肌。
ふっくらとしていそうな唇。
胸元から覗く、やわらかそうな膨らみ。
私は天国に来たのか?
いや、この子は電だ。ああ、なら天使という認識は間違っていないか。
しかし、電は今たしかに生きている少女だ。ならば天国に来たわけではないらしい。
いったい、これはどういうことだ?
「……ん。司令官、おはようございます、なのです」
「電? どうして私と一緒に寝ているんだい?」
「ふふ、司令官、おかしなことを言っているのです。電と司令官はいつも一緒に寝ているのです」
「……あれ?」
そんな記憶はないのだが……電はなにを言っているのだろう?
「それよりも司令官、電はいつものが欲しいのです」
「いつもの?」
「もう、司令官は意地悪なのです。電の口から言わせたいのですか?」
「いや、本当に分からないんだ」
229: 2014/06/06(金) 21:23:09.30 ID:BZQrKGJTo
「本当に司令官は意地悪さんなのです。電は朝のキスが欲しいのです」
「……なんだって?」
ああ、分かった。これは夢だ。
夢なら、なにしてもOKだ!
「分かった、電」
私はゆっくりと電に近づき――
コンマ安価
01~09 勝手に目が覚める。
10~19 妖精さんに起こされる。
20~29 五十鈴に起こされる。
30~39 ゴーヤに起こされる。
40~49 暁に起こされる。
50~59 響に起こされる。
60~69 榛名に起こされる。
70~79 金剛に起こされる。
80~89 熊野に起こされる。
90~99 電に起こされる。
00 夢 続行
コンマ下1
「……なんだって?」
ああ、分かった。これは夢だ。
夢なら、なにしてもOKだ!
「分かった、電」
私はゆっくりと電に近づき――
コンマ安価
01~09 勝手に目が覚める。
10~19 妖精さんに起こされる。
20~29 五十鈴に起こされる。
30~39 ゴーヤに起こされる。
40~49 暁に起こされる。
50~59 響に起こされる。
60~69 榛名に起こされる。
70~79 金剛に起こされる。
80~89 熊野に起こされる。
90~99 電に起こされる。
00 夢 続行
コンマ下1
230: 2014/06/06(金) 21:24:26.22 ID:UMxs4PtEo
妖精に要請
232: 2014/06/06(金) 21:32:18.57 ID:BZQrKGJTo
>>230さん
妖精さん「審議中」
「朝から何寝ぼけてんのよ!」
「ごはっ!」
そんな幸せな夢は、五十鈴の枕の一撃で終わりを告げた。
「五十鈴! なにをする! 後三十――いや、十五秒だけ待ってくれれば私は幸せになれたのに!」
「はあ? なに言っているの? 言っとくけど、にやけた顔をしてかなり怖かったわよ、提督」
「……」
キッパリと言われて、かなりショックだった。
妖精さん「審議中」
「朝から何寝ぼけてんのよ!」
「ごはっ!」
そんな幸せな夢は、五十鈴の枕の一撃で終わりを告げた。
「五十鈴! なにをする! 後三十――いや、十五秒だけ待ってくれれば私は幸せになれたのに!」
「はあ? なに言っているの? 言っとくけど、にやけた顔をしてかなり怖かったわよ、提督」
「……」
キッパリと言われて、かなりショックだった。
233: 2014/06/06(金) 21:32:51.03 ID:BZQrKGJTo
さて、今日は休日である。
一部の待機組を除き、私も含め艦娘、職員も含めそれぞれ休日を満喫していることだろう。
私も朝食の後、どう過ごそうか想いを馳せている。
ふむ……
選択安価
1 電に会いに行こう
2 電に会いに行こう
3 電に会いに行こう
4 自由安価
安価下1
一部の待機組を除き、私も含め艦娘、職員も含めそれぞれ休日を満喫していることだろう。
私も朝食の後、どう過ごそうか想いを馳せている。
ふむ……
選択安価
1 電に会いに行こう
2 電に会いに行こう
3 電に会いに行こう
4 自由安価
安価下1
234: 2014/06/06(金) 21:34:19.58 ID:kAmy56YHo
2
236: 2014/06/06(金) 22:12:08.14 ID:BZQrKGJTo
なにを迷うことがあるのか。ここは愛する電に会いに行くこと一択だろう。
「そもそも選択肢が電さんに会いに行くしかなかったような……って頭の中でなにかが!?」
隣でご飯を食べていた赤城が、突然妙な発言をしだす。
「でも、自由安価で別の人に会いに行くとか言う人とかいるかなーってちょっと思ってたっぽい……? って私もちょっと変なこと言っているっぽいー!」
夕立もなにやら同じような発言をしている。
emergency! emergency!
「くっ、電と八時間以上会っていないせいで私のエネルギー残量が危険域に……!」
「どんだけ燃費悪いんですか、提督」
「もうてーとくさんは、赤城さんのことをどうこう言えないっぽい!」
「今会いに行くからな、電ーっ!」
「廊下を走るんじゃないわよ、提督!」
「朝から那珂ちゃんより目立つなんてずるいーっ! こうなったら、那珂ちゃん歌いまーす!」
「こら、あんまり騒がしくしないの!」
「眠い……」
「全く、休日なのに騒がしいですわね。朝ごはんぐらい静かに食べさせてくださいな」
「そもそも選択肢が電さんに会いに行くしかなかったような……って頭の中でなにかが!?」
隣でご飯を食べていた赤城が、突然妙な発言をしだす。
「でも、自由安価で別の人に会いに行くとか言う人とかいるかなーってちょっと思ってたっぽい……? って私もちょっと変なこと言っているっぽいー!」
夕立もなにやら同じような発言をしている。
emergency! emergency!
「くっ、電と八時間以上会っていないせいで私のエネルギー残量が危険域に……!」
「どんだけ燃費悪いんですか、提督」
「もうてーとくさんは、赤城さんのことをどうこう言えないっぽい!」
「今会いに行くからな、電ーっ!」
「廊下を走るんじゃないわよ、提督!」
「朝から那珂ちゃんより目立つなんてずるいーっ! こうなったら、那珂ちゃん歌いまーす!」
「こら、あんまり騒がしくしないの!」
「眠い……」
「全く、休日なのに騒がしいですわね。朝ごはんぐらい静かに食べさせてくださいな」
237: 2014/06/06(金) 22:13:05.75 ID:BZQrKGJTo
さーて、電の部屋はこっちだな。
コンマ安価
01~40 誰とも出会わない
41~50 雷と出会う
51~60 暁と出会う
61~70 響と出会う
71~80 榛名と出会う
81~90 古鷹と出会う
91~99 イムヤとゴーヤと出会う
00 自由安価で再安価
コンマ安価
01~40 誰とも出会わない
41~50 雷と出会う
51~60 暁と出会う
61~70 響と出会う
71~80 榛名と出会う
81~90 古鷹と出会う
91~99 イムヤとゴーヤと出会う
00 自由安価で再安価
238: 2014/06/06(金) 22:13:22.39 ID:SWQ4BjT7o
えい
239: 2014/06/06(金) 22:17:14.91 ID:BZQrKGJTo
電の部屋の前に到着する。
ちゃんとノックはしないとね。
「電、私だ。提督だ。今入っても大丈夫か?」
「司令官? 大丈夫なのです」
「ああ、失礼する」
「おはようなのです、司令官」
「ああ、おはよう電。今時間大丈夫かい?」
「えっと――」
自由安価
電はなにしていた?(別の人が電の部屋にいてもOK)
鎮守府メンバー(>>76)
ちゃんとノックはしないとね。
「電、私だ。提督だ。今入っても大丈夫か?」
「司令官? 大丈夫なのです」
「ああ、失礼する」
「おはようなのです、司令官」
「ああ、おはよう電。今時間大丈夫かい?」
「えっと――」
自由安価
電はなにしていた?(別の人が電の部屋にいてもOK)
鎮守府メンバー(>>76)
240: 2014/06/06(金) 22:18:45.86 ID:e3SAApqNo
雷と二人で読書
242: 2014/06/06(金) 22:26:58.49 ID:BZQrKGJTo
安価指定を忘れていました。
安価下1で行きます。
今後も、忘れた場合は基本的に安価下1で行かせて頂きます。
「雷お姉ちゃんと本を読んでいたのです」
「お邪魔しているわ」
「なるほど……なら邪魔するわけにはいかないか。私も一緒に本を読んでもいいかな?」
「はい、いいのです」
「司令官はどんな本を読むの?」
「そうだな……」
自由安価
ジャンルでも、本のタイトルでも
安価下1
安価下1で行きます。
今後も、忘れた場合は基本的に安価下1で行かせて頂きます。
「雷お姉ちゃんと本を読んでいたのです」
「お邪魔しているわ」
「なるほど……なら邪魔するわけにはいかないか。私も一緒に本を読んでもいいかな?」
「はい、いいのです」
「司令官はどんな本を読むの?」
「そうだな……」
自由安価
ジャンルでも、本のタイトルでも
安価下1
243: 2014/06/06(金) 22:28:17.75 ID:UMxs4PtEo
老人と海
244: 2014/06/06(金) 22:38:58.93 ID:BZQrKGJTo
「『老人と海』を読もう。ここずうっとドタバタしていたからな、久しぶりに文学作品を読むのも悪くはない」
「なんか悲しそうなお話ね」
「まあ、文学小説にはそういうものが多いからな」
「私はもっと楽しいお話の方がいいわ! ね、電!?」
「そうですね。たとえ、お話でもハッピーエンドの方がいいのです」
「でも、こうした作品でしか出せない苦悩とか、涼秋もあるからなあ」
「ふーん……」
「さて、読むか。電、隣いいか?」
「あ、ずるい! 電の隣はお姉ちゃんの雷様のものなんだから!」
「そんなことでケンカをしないで欲しいのです」
「そうだ、電の隣は右と左両方あるからな。ここは電と仲良くしようじゃないか」
「そうね。じゃあ私は電の右で本読もうっと」
「じゃあ私は左だな」
「……えっと、なんか落ち着かないのです」
「はっはっはっ、少し慣れれば大丈夫さ」
「司令官、人事のように言っているのです……」
自由安価
これからどうなる?(別の人が来てもOK、なにごともなく時間が過ぎるなどもOK)
鎮守府メンバー(>>76)
安価下1
「なんか悲しそうなお話ね」
「まあ、文学小説にはそういうものが多いからな」
「私はもっと楽しいお話の方がいいわ! ね、電!?」
「そうですね。たとえ、お話でもハッピーエンドの方がいいのです」
「でも、こうした作品でしか出せない苦悩とか、涼秋もあるからなあ」
「ふーん……」
「さて、読むか。電、隣いいか?」
「あ、ずるい! 電の隣はお姉ちゃんの雷様のものなんだから!」
「そんなことでケンカをしないで欲しいのです」
「そうだ、電の隣は右と左両方あるからな。ここは電と仲良くしようじゃないか」
「そうね。じゃあ私は電の右で本読もうっと」
「じゃあ私は左だな」
「……えっと、なんか落ち着かないのです」
「はっはっはっ、少し慣れれば大丈夫さ」
「司令官、人事のように言っているのです……」
自由安価
これからどうなる?(別の人が来てもOK、なにごともなく時間が過ぎるなどもOK)
鎮守府メンバー(>>76)
安価下1
245: 2014/06/06(金) 22:44:28.06 ID:kAmy56YHo
電が居眠り
246: 2014/06/06(金) 22:48:30.76 ID:BZQrKGJTo
こっくり、こっくり……
「あら、電が眠っちゃったわね」
「疲れていたのかもな。いつも電は頑張ってくれてたからな」
「そうね、寝かせといてあげましょう」
選択安価
1 タオルケットを掛けて、肩を貸してあげる
2 ベットに運ぶ
3 自由安価
安価下1
「あら、電が眠っちゃったわね」
「疲れていたのかもな。いつも電は頑張ってくれてたからな」
「そうね、寝かせといてあげましょう」
選択安価
1 タオルケットを掛けて、肩を貸してあげる
2 ベットに運ぶ
3 自由安価
安価下1
247: 2014/06/06(金) 22:50:22.13 ID:e3SAApqNo
2
248: 2014/06/06(金) 23:02:20.53 ID:BZQrKGJTo
このままだと風邪を引いてしまうかもしれないな。
私は電を起こさないように、ゆっくりとベットに運ぶ。
そして、丁寧に毛布を掛けてやった。
「ふふ、寝顔もかわいいな、電は」
「我が妹ながら、本当に可愛いわね」
「起こしてはまずい。そっとしておこう」
「そうね。一応メモだけ残しておきましょう」
雷は一言、メモを書き残した。
「さて、司令官そっと行きましょう」
「ああ」
そして、電の傍から離れる。
「お休み、電」
「ゆっくり休むのよ」
そして、ゆっくりと電の部屋を後にした。
さて、これからどうしようか。
自由安価
基本的になんでもOK(行動でも、起きる出来事でも)
鎮守府メンバー(>>76)
安価下1
今日はここまでにさせて頂きます。
皆様、お疲れ様でした。
249: 2014/06/06(金) 23:11:41.10 ID:IyI/kzElo
雷と遊ぶ
252: 2014/06/07(土) 21:50:54.04 ID:SPWjlW1mo
>>250-251さん
乙ありがとうございます!
鎮守府メンバー更新版
駆逐艦 電・雷・響・暁・時雨・夕立
軽巡洋艦 川内・神通・那珂・五十鈴
重巡洋艦 古鷹・青葉
航空巡洋艦 熊野
重雷装巡洋艦 北上
空母 赤城・蒼龍
戦艦 金剛・榛名
潜水艦 伊168・伊58
合計 20名
改二ですが、五十鈴さんも追加です。素で忘れてました。
改二済み
金剛・神通・五十鈴・夕立
乙ありがとうございます!
鎮守府メンバー更新版
駆逐艦 電・雷・響・暁・時雨・夕立
軽巡洋艦 川内・神通・那珂・五十鈴
重巡洋艦 古鷹・青葉
航空巡洋艦 熊野
重雷装巡洋艦 北上
空母 赤城・蒼龍
戦艦 金剛・榛名
潜水艦 伊168・伊58
合計 20名
改二ですが、五十鈴さんも追加です。素で忘れてました。
改二済み
金剛・神通・五十鈴・夕立
253: 2014/06/07(土) 21:51:35.05 ID:SPWjlW1mo
「司令官、せっかくだし私と遊びましょう!」
雷が提案してくる。
「いいぞ、なにして遊ぼうか」
「体を動かすようなものがいいわね。キャッチボールでもしましょう!」
「たまにはいいな、じゃあグローブとボールを持って中庭でも行こうか」
中庭で雷とふたり、キャッチボールを始める。
「行くわよー、司令官!」
「おー、来い!」
まずは肩慣らしと、軽い調子で白球を投げては返しを繰り返す。
「なかなかやるじゃない!」
「付け焼刃とはいえ、軍人の端くれだ。艤装をつけてない状態の雷には負けるわけにはいかないな!」
「そう! それじゃあー! そろそろ本気で行くわよ!」
やけに元気な声を上げる雷。
「え、なんか嫌な予感がするんだが」
「せーの、抜錨!」
雷の体が光に包まれ、艤装が雷の体に装着される!
「ちょ、待て!」
「司令官、受け取りなさい!」
雷の声と同時に、私は全力で体を横に投げ出した。
――瞬間、髪の毛を何かが掠めて行った。
なにかは言うまでもない、雷の投げたボールだ。
「なんで避けるのよ、司令官! これじゃあキャッチボールにならないじゃない!」
「私を頃す気か!」
「本気を出すってあらかじめ言ったでしょ!」
雷が提案してくる。
「いいぞ、なにして遊ぼうか」
「体を動かすようなものがいいわね。キャッチボールでもしましょう!」
「たまにはいいな、じゃあグローブとボールを持って中庭でも行こうか」
中庭で雷とふたり、キャッチボールを始める。
「行くわよー、司令官!」
「おー、来い!」
まずは肩慣らしと、軽い調子で白球を投げては返しを繰り返す。
「なかなかやるじゃない!」
「付け焼刃とはいえ、軍人の端くれだ。艤装をつけてない状態の雷には負けるわけにはいかないな!」
「そう! それじゃあー! そろそろ本気で行くわよ!」
やけに元気な声を上げる雷。
「え、なんか嫌な予感がするんだが」
「せーの、抜錨!」
雷の体が光に包まれ、艤装が雷の体に装着される!
「ちょ、待て!」
「司令官、受け取りなさい!」
雷の声と同時に、私は全力で体を横に投げ出した。
――瞬間、髪の毛を何かが掠めて行った。
なにかは言うまでもない、雷の投げたボールだ。
「なんで避けるのよ、司令官! これじゃあキャッチボールにならないじゃない!」
「私を頃す気か!」
「本気を出すってあらかじめ言ったでしょ!」
254: 2014/06/07(土) 21:52:14.20 ID:SPWjlW1mo
「艤装つけたお前らに凡人が太刀打ちできるわけないだろう!」
「軍人の端くれでしょー? ちょっとぐらい頑張って、司令官」
「無理だろう!」
「――司令官、あなたは大丈夫。だって私がそばにいるんだから」
「なんかかっこいい台詞だが、まさにその台詞を言ったおまえにやられそうになった件について」
「もし、今のボールを受け止めるようなかっこいいところを見せたら、電も惚れ直すと思うんだけどなー」
「電が惚れ直す……?」
『司令官、かっこいいのです! 司令官大好きなのです!』
『司令官大好きなのです!』
『大好きなのです!』(注:イメージ音声です)
「さあ来い、雷。おまえの全力、受け止めてやる」
「それでこそ司令官ね!」
「軍人の端くれでしょー? ちょっとぐらい頑張って、司令官」
「無理だろう!」
「――司令官、あなたは大丈夫。だって私がそばにいるんだから」
「なんかかっこいい台詞だが、まさにその台詞を言ったおまえにやられそうになった件について」
「もし、今のボールを受け止めるようなかっこいいところを見せたら、電も惚れ直すと思うんだけどなー」
「電が惚れ直す……?」
『司令官、かっこいいのです! 司令官大好きなのです!』
『司令官大好きなのです!』
『大好きなのです!』(注:イメージ音声です)
「さあ来い、雷。おまえの全力、受け止めてやる」
「それでこそ司令官ね!」
255: 2014/06/07(土) 21:52:49.58 ID:SPWjlW1mo
「やれやれ、なにをやっているのかと思えば……司令官と雷じゃないか」
「本当ね、この暁を置いて楽しそうに……ずるいわ、二人とも。響もそう思わない?」
「いいんじゃないかな。せっかくの休日だ。みんな好きに過ごせばいいと思うよ」
「ところで……なんで雷は艤装をつけているのかしら?」
「さあ? まさかとは思うが……あの状態で二人はキャッチボールをするつもりなのか?」
「それこそまさかよ。司令官が吹き飛んじゃうじゃないの」
「そうだと思うんだが……」
「本当ね、この暁を置いて楽しそうに……ずるいわ、二人とも。響もそう思わない?」
「いいんじゃないかな。せっかくの休日だ。みんな好きに過ごせばいいと思うよ」
「ところで……なんで雷は艤装をつけているのかしら?」
「さあ? まさかとは思うが……あの状態で二人はキャッチボールをするつもりなのか?」
「それこそまさかよ。司令官が吹き飛んじゃうじゃないの」
「そうだと思うんだが……」
256: 2014/06/07(土) 21:53:20.87 ID:SPWjlW1mo
「行くわよー、司令官!」
「ああ、全力で来い!」
「てりゃああああーっ!」
電! 私に力を与えてくれ!
雷の投げたボールが、白い残像となってこちらに向かってくる!
速い――だが見える!
ボールを左手のグローブで受け止める! だめだ、このままでは押し切られる!
「――だが、負けられない!」
「ああ、全力で来い!」
「てりゃああああーっ!」
電! 私に力を与えてくれ!
雷の投げたボールが、白い残像となってこちらに向かってくる!
速い――だが見える!
ボールを左手のグローブで受け止める! だめだ、このままでは押し切られる!
「――だが、負けられない!」
257: 2014/06/07(土) 21:53:53.71 ID:SPWjlW1mo
「バカな、雷の全力を抑えているだと!? 司令官、一体!?」
「というか、キャッチボールでこんな事態になってることを疑問に思いなさいよ!」
「これは……まさか、司令官の電を思う力が、司令官の眠れる力を引き起こしたとでも言うのか!?」
「何一人で盛り上がっているのよ、響!」
「いや、考えてみれば、『提督』の艦娘を呼び出したり、妖精さんを操る能力には未解明の部分が多い。なにかしらのきっかけで未知のパワーを引き出したとしてもなんら不思議ではないのかもしれない!」
「ちょっと、暁を置いてみんなで盛り上がらないでよ~!」
「というか、キャッチボールでこんな事態になってることを疑問に思いなさいよ!」
「これは……まさか、司令官の電を思う力が、司令官の眠れる力を引き起こしたとでも言うのか!?」
「何一人で盛り上がっているのよ、響!」
「いや、考えてみれば、『提督』の艦娘を呼び出したり、妖精さんを操る能力には未解明の部分が多い。なにかしらのきっかけで未知のパワーを引き出したとしてもなんら不思議ではないのかもしれない!」
「ちょっと、暁を置いてみんなで盛り上がらないでよ~!」
258: 2014/06/07(土) 21:54:30.58 ID:SPWjlW1mo
「私は、私は電に司令官かっこいいって言ってもらうんだ!」
『秘技! イナヅマキャッチ!』
「――止めた? うそ!?」
「――止めたぞ、雷」
「あれは伝説の技! イナヅマキャッチ! まさか使える者が現れるとは!」
「響、アンタ適当に言ってるでしょ!?」
「ノリが悪いよ、暁姉さん」
「アンタがぶっ飛びすぎているのよ!」
『秘技! イナヅマキャッチ!』
「――止めた? うそ!?」
「――止めたぞ、雷」
「あれは伝説の技! イナヅマキャッチ! まさか使える者が現れるとは!」
「響、アンタ適当に言ってるでしょ!?」
「ノリが悪いよ、暁姉さん」
「アンタがぶっ飛びすぎているのよ!」
259: 2014/06/07(土) 21:55:12.11 ID:SPWjlW1mo
「よし、止めたぞ電ーっ! 見てたかーっ!」
「いや、見ているの、響姉さんと暁姉さんだけだから。電寝ているのじゃないの」
「……え?」
「だから、電は見ていないわよ」
「……燃え尽きちまったよ」
「し、司令官ーっ!?」
「司令官、しっかりするんだ!」
「そうよ、こんなバカな茶番劇で燃え尽きるんじゃないわよ!」
「おお、そこにいるのは響と暁か?」
「司令官、まさか目がもう……?」
「電に伝えてくれ……幸せになれ、と」
「司令官!? 司令官ーっ!?」
「司令官。――司令官の仇はこの雷が取って見せるわ!」
「「いや、仇はおまえだよ!?」」
「いや、見ているの、響姉さんと暁姉さんだけだから。電寝ているのじゃないの」
「……え?」
「だから、電は見ていないわよ」
「……燃え尽きちまったよ」
「し、司令官ーっ!?」
「司令官、しっかりするんだ!」
「そうよ、こんなバカな茶番劇で燃え尽きるんじゃないわよ!」
「おお、そこにいるのは響と暁か?」
「司令官、まさか目がもう……?」
「電に伝えてくれ……幸せになれ、と」
「司令官!? 司令官ーっ!?」
「司令官。――司令官の仇はこの雷が取って見せるわ!」
「「いや、仇はおまえだよ!?」」
260: 2014/06/07(土) 21:55:41.28 ID:SPWjlW1mo
「まったく、一時はどうなることかと思ったわ」
「さて、せっかくだから四人でキャッチボールをしよう。もちろん艤装はなしだ」
「はーい」
「よし、じゃあ私からいくぞー」
「「「おー!」」」
自由安価
安価下1
「さて、せっかくだから四人でキャッチボールをしよう。もちろん艤装はなしだ」
「はーい」
「よし、じゃあ私からいくぞー」
「「「おー!」」」
自由安価
安価下1
261: 2014/06/07(土) 21:56:22.93 ID:SPWjlW1mo
鎮守府メンバー(>>252)
安価下1
安価下1
262: 2014/06/07(土) 22:01:33.28 ID:FtqspNpbo
電とイチャイチャ
264: 2014/06/07(土) 22:42:19.54 ID:SPWjlW1mo
そのまま、四人でキャッチボールをして午前中は過ごした。
「ウラー!」
「暁の出番ね! 見てなさい!」
「この雷様に敵うと思っているのかしら!」
「元気だな、三人とも!」
「ふう、満足したわ」
「ちょっとはしゃぎ過ぎたかな」
「一人前のレディーは遊びにも全力を尽くすわ」
「あ、お姉ちゃん、司令官~!」
と、私達の元へ可愛らしく走る一人の少女。電だ。
「電、起きたのか?」
「はい、すみません、眠っちゃって」
「いいんだ。電も疲れていたんだろう? 丁度いい、電も一緒にお昼ご飯を食べよう」
「はい、なのです」
「さあ、そうと決まれば行くぞ、手を繋いでいこう」
「ええっ!? は、恥ずかしいよぉ」
「ははは、恥ずかしがることはないだろう」
「ウラー!」
「暁の出番ね! 見てなさい!」
「この雷様に敵うと思っているのかしら!」
「元気だな、三人とも!」
「ふう、満足したわ」
「ちょっとはしゃぎ過ぎたかな」
「一人前のレディーは遊びにも全力を尽くすわ」
「あ、お姉ちゃん、司令官~!」
と、私達の元へ可愛らしく走る一人の少女。電だ。
「電、起きたのか?」
「はい、すみません、眠っちゃって」
「いいんだ。電も疲れていたんだろう? 丁度いい、電も一緒にお昼ご飯を食べよう」
「はい、なのです」
「さあ、そうと決まれば行くぞ、手を繋いでいこう」
「ええっ!? は、恥ずかしいよぉ」
「ははは、恥ずかしがることはないだろう」
265: 2014/06/07(土) 22:42:53.51 ID:SPWjlW1mo
――食堂。
「ほら、電。あーんだ」
「そんなことできないのです! みんな見ているのです!」
「電が可愛いからさ!」
「違うのです! こんな恥ずかしいことをしているからなのです!」
「ほら、電。あーんだ」
「そんなことできないのです! みんな見ているのです!」
「電が可愛いからさ!」
「違うのです! こんな恥ずかしいことをしているからなのです!」
266: 2014/06/07(土) 22:43:45.55 ID:SPWjlW1mo
……司令官。あなたは変わったわ。
前は誰隔てなく、接する公正な人だった。
ううん、今でもそう。ただ一つの違いは、私の妹――電に対する愛情表現を隠さなくなったこと。
そのおかげで、五十鈴さんは年中、司令官にツッコミを入れるようになったわ。
金剛さんや榛名さんはやたらと電にライバル心を燃やすようになった。
他のメンバーは提督の行動に苦笑するようになった。
でも、鎮守府の雰囲気は前より明るくなったと思うわ。
あ、決して以前が暗かったってわけじゃないのよ。
前から、司令官が一生懸命、鎮守府のみんなが明るくなれるようにしているのは、雷知っているんだから!
ただ、辺り一体の深海棲艦が静かになって、鎮守府も安定して、これなら大丈夫って思ったのかしら。
それから、電に対して猛烈に愛情表現するようになったわね。
……それだけ、今まで必氏に想いを隠してがんばってたのよね!
だから、今のこの鎮守府があるのよね!
うん、司令官と電を私は応援するからね!
これからも頑張りましょう、司令官、電! そしてみんな!
「ほら、電。あーん」
「……はわわ」
ちょっと熱過ぎるのは勘弁して欲しいけど。
自由安価
安価下1
鎮守府メンバー(>>252)
前は誰隔てなく、接する公正な人だった。
ううん、今でもそう。ただ一つの違いは、私の妹――電に対する愛情表現を隠さなくなったこと。
そのおかげで、五十鈴さんは年中、司令官にツッコミを入れるようになったわ。
金剛さんや榛名さんはやたらと電にライバル心を燃やすようになった。
他のメンバーは提督の行動に苦笑するようになった。
でも、鎮守府の雰囲気は前より明るくなったと思うわ。
あ、決して以前が暗かったってわけじゃないのよ。
前から、司令官が一生懸命、鎮守府のみんなが明るくなれるようにしているのは、雷知っているんだから!
ただ、辺り一体の深海棲艦が静かになって、鎮守府も安定して、これなら大丈夫って思ったのかしら。
それから、電に対して猛烈に愛情表現するようになったわね。
……それだけ、今まで必氏に想いを隠してがんばってたのよね!
だから、今のこの鎮守府があるのよね!
うん、司令官と電を私は応援するからね!
これからも頑張りましょう、司令官、電! そしてみんな!
「ほら、電。あーん」
「……はわわ」
ちょっと熱過ぎるのは勘弁して欲しいけど。
自由安価
安価下1
鎮守府メンバー(>>252)
267: 2014/06/07(土) 22:54:19.75 ID:IldwqMdyo
時雨
268: 2014/06/07(土) 22:59:58.28 ID:SPWjlW1mo
「……やあ、みんな。ちょっとお邪魔するね」
「ああ、時雨か。お疲れさま。はい、電。今度は私にあーんして欲しいな」
「時雨さんが来たのに、変わらずにしないで欲しいのです!」
「いいじゃないか、私と電の仲じゃないか」
「恥ずかしいのです!」
「那珂!? 那珂ちゃんだよ~」
「ここにステージはないよ、部屋にお帰り」
「響ちゃんひどーい!?」
「でも、暁もあまり人前でイチャイチャするのはどうかと思うわ! ねえ、時雨!?」
「……え? ここで話を僕に振るのかい? そうだね……」
選択安価
1 別にいいんじゃないかな、人に迷惑はかけてないんだし。
2 たしかにそうだね。目のやり場に困るし。
3 自由安価
安価下1
「ああ、時雨か。お疲れさま。はい、電。今度は私にあーんして欲しいな」
「時雨さんが来たのに、変わらずにしないで欲しいのです!」
「いいじゃないか、私と電の仲じゃないか」
「恥ずかしいのです!」
「那珂!? 那珂ちゃんだよ~」
「ここにステージはないよ、部屋にお帰り」
「響ちゃんひどーい!?」
「でも、暁もあまり人前でイチャイチャするのはどうかと思うわ! ねえ、時雨!?」
「……え? ここで話を僕に振るのかい? そうだね……」
選択安価
1 別にいいんじゃないかな、人に迷惑はかけてないんだし。
2 たしかにそうだね。目のやり場に困るし。
3 自由安価
安価下1
269: 2014/06/07(土) 23:03:31.31 ID:gC6oCt0Ho
2
270: 2014/06/07(土) 23:14:14.80 ID:SPWjlW1mo
「たしかにそうだね。目のやり場に困るし」
「ほ、ほら。時雨さんもそう言っているのです……」
「むう……たしかに電の評判に差し障るのはよくないかもしれない」
「そうよ! 一人前のレディーとして、あんまりふしだらな真似はしちゃダメよ!」
暁の言うことも一理ある。
ちょっと配慮が足りなかったかもしれないな。
「すまない、少し周りへの配慮が足りなかったな」
「いや、僕は別にいいけどね」
「というわけで、電。私の部屋に行こう」
「「「なんでそうなる」」」
「ほ、ほら。時雨さんもそう言っているのです……」
「むう……たしかに電の評判に差し障るのはよくないかもしれない」
「そうよ! 一人前のレディーとして、あんまりふしだらな真似はしちゃダメよ!」
暁の言うことも一理ある。
ちょっと配慮が足りなかったかもしれないな。
「すまない、少し周りへの配慮が足りなかったな」
「いや、僕は別にいいけどね」
「というわけで、電。私の部屋に行こう」
「「「なんでそうなる」」」
271: 2014/06/07(土) 23:14:44.45 ID:SPWjlW1mo
「Hey提督ーっ! イチャイチャするのもよくないけどサー。時間と場所もわきまえなヨー!」
金剛さんが現れた!
「どうしたんだ、金剛?」
「Oh、今日は提督や皆のためにカレーを作ってきました! 英国式のカレーですヨ!」
「ほう、これか?」
「そうです! 今日のDinnerに出しますが、提督や皆に是非試食をして欲しいデース!」
「どれどれ」
「これはいいな、スパシーバ」
「ちょっと辛すぎないかしら?」
「そう? 暁姉さんは辛いって言っているけど……雷には丁度いいわ」
「金剛さん、おいしいのです」
「ふっふっふっ……料理の腕も電さんには負けていられませーん! 見ててくださいね!」
「え、ええっ!?」
自由安価
安価下1
金剛さんが現れた!
「どうしたんだ、金剛?」
「Oh、今日は提督や皆のためにカレーを作ってきました! 英国式のカレーですヨ!」
「ほう、これか?」
「そうです! 今日のDinnerに出しますが、提督や皆に是非試食をして欲しいデース!」
「どれどれ」
「これはいいな、スパシーバ」
「ちょっと辛すぎないかしら?」
「そう? 暁姉さんは辛いって言っているけど……雷には丁度いいわ」
「金剛さん、おいしいのです」
「ふっふっふっ……料理の腕も電さんには負けていられませーん! 見ててくださいね!」
「え、ええっ!?」
自由安価
安価下1
272: 2014/06/07(土) 23:24:16.12 ID:SPWjlW1mo
今日はここまでにさせて頂きます。
皆様、お疲れ様でした。
安価下。
鎮守府メンバー(>>252)
皆様、お疲れ様でした。
安価下。
鎮守府メンバー(>>252)
273: 2014/06/07(土) 23:35:55.60 ID:beiuEzLco
乙です 58
274: 2014/06/08(日) 22:53:20.88 ID:LxQG6a+Fo
内容が安価向けでないと指摘を頂き、また私自身、そう感じたため、今回投下分で終了にしようと思います。
(電ちゃん好き、かつ安価スレ好きでないと見ない、安価を取る人はそうとう限られてくる)
「机の下からこんにちはーっ! ゴーヤだよ!」
そのとき、机の下から急にゴーヤさんが現れたのです!
「はわわ! びっくりしたのです!」
「Oh!? なんでゴーヤさん机の下から出てくるデスカーっ!?」
私や金剛さんをはじめ、みんなもびっくりです。
「机の下っていいよねえー! みんなも机の下に潜ろうよーっ!」
「「「いや、その発想はおかしい」」」
「というのは冗談でち。ただみんなを驚かせようと思っただけでち」
「なるほど」
「響、あんた使えるなという表情しているんじゃないわよ」
「そんな表情していたかい、暁姉さん?」
「それはそうと、ではゴーヤさんも私のカレーを召し上がれ、デース!」
「わあ、ありがとう、金剛さん!」
275: 2014/06/08(日) 22:53:55.90 ID:LxQG6a+Fo
――夜。
「ふう、今日も騒がしい一日だった」
「お疲れ様なのです、司令官」
電が私の傍にお茶を置きながら、労いの言葉をかけてくれた。
「ありがとう、電。でも今は私用だから、別に電が付き合う必要はないんだぞ?」
「い、いえ。でも電は司令官の秘書艦ですから」
「でも、疲れているだろう? こっちは大丈夫だから」
「……その、電が居たいのです。ダメ、でしょうか?」
「ダメなわけないだろう! じゃあ、ほらこっちに座って」
「はい、なのです!」
私の隣に座る電。本当に可愛いなあ。
こんな可愛い子が、私の秘書艦で、更に付き合ってくれているとは、本当に私は幸せ者だなあと感じる。
「ふう、今日も騒がしい一日だった」
「お疲れ様なのです、司令官」
電が私の傍にお茶を置きながら、労いの言葉をかけてくれた。
「ありがとう、電。でも今は私用だから、別に電が付き合う必要はないんだぞ?」
「い、いえ。でも電は司令官の秘書艦ですから」
「でも、疲れているだろう? こっちは大丈夫だから」
「……その、電が居たいのです。ダメ、でしょうか?」
「ダメなわけないだろう! じゃあ、ほらこっちに座って」
「はい、なのです!」
私の隣に座る電。本当に可愛いなあ。
こんな可愛い子が、私の秘書艦で、更に付き合ってくれているとは、本当に私は幸せ者だなあと感じる。
276: 2014/06/08(日) 22:54:38.01 ID:LxQG6a+Fo
「ところで、司令官。なにを書いているのですか?」
「うん? 実家への手紙だ」
「お手紙なのですか? どんなことを書いているのですか?」
「ああ、それはもちろん! 電の可愛さとか、電の優しいところとか、電のかっこいいところとか、電の――」
「ちょっと待って欲しいのです! 司令官のご両親の手紙に、そんなことを書いているのですか!?」
「それ以外になにを書けと?」
「書くべきことはいっぱいあると思うのです!」
「いや、ないな」
「断言しないで欲しいのです!」
「それより、電。手紙に同封する写真だけど、どっちの電がかわいいと思う? なかなか甲乙付けがたくてな」
「話を聞いて欲しいのです!」
「ああ、親父とお袋もいい子だねって褒めてくれているよ。早く孫の顔を見たいってさ」
「――ま、孫って! まだ早すぎなのです! っていうか、もう既にそんな手紙をやり取りしているのですか!?」
「当たり前だろう? 電の素晴らしさはばっちり伝えたさ!」
「し、司令官恥ずかしいのです!」
――そんなこんなで、今日も鎮守府は平和です。
終わり。
「うん? 実家への手紙だ」
「お手紙なのですか? どんなことを書いているのですか?」
「ああ、それはもちろん! 電の可愛さとか、電の優しいところとか、電のかっこいいところとか、電の――」
「ちょっと待って欲しいのです! 司令官のご両親の手紙に、そんなことを書いているのですか!?」
「それ以外になにを書けと?」
「書くべきことはいっぱいあると思うのです!」
「いや、ないな」
「断言しないで欲しいのです!」
「それより、電。手紙に同封する写真だけど、どっちの電がかわいいと思う? なかなか甲乙付けがたくてな」
「話を聞いて欲しいのです!」
「ああ、親父とお袋もいい子だねって褒めてくれているよ。早く孫の顔を見たいってさ」
「――ま、孫って! まだ早すぎなのです! っていうか、もう既にそんな手紙をやり取りしているのですか!?」
「当たり前だろう? 電の素晴らしさはばっちり伝えたさ!」
「し、司令官恥ずかしいのです!」
――そんなこんなで、今日も鎮守府は平和です。
終わり。
277: 2014/06/08(日) 22:55:16.49 ID:LxQG6a+Fo
ここで、打ち切りみたいな形で申し訳ございませんが、終わりにしたいと思います。
まだ、考え中ですが、もしかしたら似た様な設定でハーメルン様辺りで投稿するかもしれません。
もしその場合は、またよろしくお願いします。
安価スレを立てるにしても、もっと参加しやすい形を考えたいと思います。
読んでいただいて、ありがとうございました。
まだ、考え中ですが、もしかしたら似た様な設定でハーメルン様辺りで投稿するかもしれません。
もしその場合は、またよろしくお願いします。
安価スレを立てるにしても、もっと参加しやすい形を考えたいと思います。
読んでいただいて、ありがとうございました。
278: 2014/06/08(日) 22:58:06.66 ID:QLXkOvmuO
終わってしまったのね
楽しんで見たり安価とったりしてたのね
乙なの
楽しんで見たり安価とったりしてたのね
乙なの
279: 2014/06/08(日) 22:59:59.83 ID:LxQG6a+Fo
>>278様
乙ありがとうございます。
内容が安価向けでないと私自身思いましたので……この反省を活かしていけたらと思いますので、よろしくお願いします。
乙ありがとうございます。
内容が安価向けでないと私自身思いましたので……この反省を活かしていけたらと思いますので、よろしくお願いします。
280: 2014/06/08(日) 23:14:57.19 ID:yeyu2dq2o
終わっちゃったのか。
電ちゃん好きとしていつもほのぼのさせもらいました。
次も楽しみにしてます。乙でした。
電ちゃん好きとしていつもほのぼのさせもらいました。
次も楽しみにしてます。乙でした。
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