202: 2014/06/07(土) 17:04:14.41 ID:dIF4VZre0


前回:【艦これ】瑞鶴「目標、母港執務室の提督……と翔鶴姉ぇ!」【2】

・・-・・オヤツダイスキ・・・


提督「――はい、これで今日の仕事は全部終了っと!」オワター

翔鶴「お疲れさまです。では、お茶を淹れますね」

提督「うん。頼むわ―」

翔鶴「えっと……あら?」

提督「ん、どうかしたか」

翔鶴「すみません提督。お茶請けが切れていて……」

提督「まぁしょうがないか。お茶だけっていうのも悪くないよ」

翔鶴「今度間宮さんの所に行ってきますね」


瑞鶴「…………んぅ?」モゾモゾ


提督「お、どうやら眠り姫がお目覚めだ」

瑞鶴「あれ……お茶の時間?」ノムー

翔鶴「そうよ。でも、今日はお茶だけなの」

瑞鶴「んー……そっか。私もほしい」ヨイショット

提督「まあ、こうなったら鳳翔の夜ご飯を楽しみに―――」


knock knock
艦隊これくしょん -艦これ- 海色のアルトサックス(4) (角川コミックス・エース)
203: 2014/06/07(土) 17:09:24.12 ID:dIF4VZre0

翔鶴「あら? はい、どうぞー」


ガチャッ

時雨「提督、入るよ」

夕立「夕立と時雨、参上っぽい!」

提督「いらっしゃい二人とも。何かあったか?」

時雨「鳳翔さんがおやつにクッキーを焼いてくれたんだ。これ、ここにいる提督たちにって」ハイ

瑞鶴「あ、このクッキーチョコが入ってる」オイシソウ

提督「これはこれは……ものすごい偶然というかタイミングというか、だな」

翔鶴「ですね」フフフ

時雨「みんなは向こうで食べてるけど、僕たちはまだなんだ。ここで食べてもいいかい?」

提督「もちろん。ちょうどこっちもお茶にしようとしていた所だし、最高のお茶請けになりそうだ。みんなでソファーに座って食べよう」

夕立「じゃあ、夕立提督さんのとなり~」ッポイ!

時雨「むっ、じゃあ僕は反対側に座るよ」


わいわい


瑞鶴「翔鶴姉ぇ、提督さんの両側とられちゃったよー?」ニコニコ

翔鶴「……瑞鶴には特別に梅昆布茶にしてあげるわ」

瑞鶴「にゃっ?!」


おやつはココロの栄養です

209: 2014/06/07(土) 21:04:37.50 ID:dIF4VZre0

・・-・・瑞鶴ノ気ニナルコト・・・


瑞鶴「え? 私が秘書艦?」

提督「ああ。今朝言ったとおり翔鶴は出撃組だ。となるといない間は誰かに秘書艦を頼みたいんだよ」

瑞鶴「それで私に?」

提督「瑞鶴なら能力的にも問題無いと翔鶴も言っていた。どうだろう、やれるか?」

瑞鶴「そりゃあここに来る前にもやった事あるから大丈夫だけど……」

提督「別に出来ないからといって叱るとかそんなのは一切ないから安心してくれ。ただ、一人でやるには量がちょっとな」チラリ

瑞鶴「あー」チラリ


書類の山『』ヨロシクニキー


瑞鶴「うん。わかったわ。この瑞鶴に任せなさい!」

210: 2014/06/07(土) 21:08:10.23 ID:dIF4VZre0

提督「………………」サラサラ

瑞鶴「………………」カリカリ


瑞鶴「(そう言えばいつも見てて思うけれど、提督さんて仕事中はだんまりなのよねぇ)」

瑞鶴「(翔鶴姉ぇも真面目にやってるし……よくよく考えたら全部私から話しかけてるような)」

瑞鶴「(実は邪魔してたかも?)」チラッ


提督「……ん、どうかしたか瑞鶴?」

瑞鶴「えっ? あ、あぁいやっ。なんでもない」

提督「そうか。分からない事があったら遠慮なく聞いてくれていいからな」

瑞鶴「うん。ありがとう」


瑞鶴「(……これからは少し気をつけてみようかな?)」タブン

211: 2014/06/07(土) 21:13:58.50 ID:dIF4VZre0

knock knock


提督「ん? どうぞー!」


鳳翔「失礼いたします」

提督「鳳翔じゃないか。どうかしたか?」

鳳翔「それが……」チラリ

瑞鶴「?」ワタシ?

鳳翔「あの、提督。ちょっとお耳を拝借」

提督「ん? あぁ」


………………シテイマス
エッ? モウ? ……デ、…………スルシカ
ハイ……


瑞鶴「………………」キコエナイナァ

提督「ふむ……。なあ瑞鶴」

瑞鶴「ふぇっ?!」ビクッ

提督「ちょっと急用が入った。悪いがしばらく留守番を頼んでもいいか」

瑞鶴「あ、うん。いいけど……」

提督「そんな長くかからないと思うから、書類終わったら自由にしてていいよ」


……パタン


瑞鶴「」ポツーン

213: 2014/06/07(土) 21:18:25.42 ID:dIF4VZre0

カチコチカチコチカチコチ……

瑞鶴「………………」


瑞鶴「(――あれからしばらく。私の担当分は終わっちゃった。でも提督さんはまだ帰って来ない)」

瑞鶴「(一体何だったんだろう? 鳳翔さんと二人、まるで私に聞かせたくないような感じだったしー)」ムゥ

瑞鶴「(そして提督さんの机には、まだ終わってない書類がたくさん)」


瑞鶴「……なにか手伝っておいた方がいいかなあ」ゴソゴソ


艦隊編成表「」ヤァ


瑞鶴「あれ、これは……」ペラペラ

瑞鶴「第一艦隊、南西諸島近海出撃。旗艦扶桑、以下山城・翔鶴・古鷹・加古・神通……翔鶴姉ぇ達の事ね」

瑞鶴「第二艦隊、鎮守府近海錬成。旗艦那珂、以下初雪・叢雲・磯波・五月雨・涼風……」フムフム

瑞鶴「第三艦隊……遠征?」


瑞鶴「どうして第三艦隊だけ編成もなく遠征とだけ……?」

瑞鶴「翔鶴姉ぇに聞いても教えてくれないし。なにか、あるの?」


――――。
――――――。


瑞鶴「やばっ。戻ってくる!」ゴソゴソ

214: 2014/06/07(土) 21:21:52.20 ID:dIF4VZre0

ガチャッ

提督「やれやれ。遅くなってしまった……」

瑞鶴「お、おかえりなさーい」アブナイ……

提督「すまないな瑞鶴。途中なにもなかったか?」

瑞鶴「う、うん! 大丈夫。私の分は全部終わっちゃったけど」

提督「おぉ。さすがだな。じゃあ俺も残りを片付けちまわないとなあ」

鳳翔「では、私はこれで失礼いたしますね」

提督「鳳翔もありがとう」

鳳翔「いいえ。それでは」


瑞鶴「(……なんか隠してるんだろうなあ。さっきのと関係ありだとすると、鳳翔さんも関係者?)」ムムム


瑞鶴はいい加減気になるようです

215: 2014/06/07(土) 21:50:10.86 ID:dIF4VZre0

・・-・・翔鶴ト瑞鶴5・・・


瑞鶴「翔鶴姉ぇ。いい加減教えてよー」ジタバタ

翔鶴「瑞鶴たら……はしたないわよ」シタギ ミエテルワ……

瑞鶴「だって翔鶴姉ぇ達が教えてくれないんだもんー!」ジタバタ

翔鶴「……そんなに気になるの?」

瑞鶴「いや当たり前でしょ」キリッ!

翔鶴「………………」


瑞鶴はいろいろ気になるお年ごろ

223: 2014/06/08(日) 13:55:03.40 ID:QvCA7+Bj0

・・-・・潜水母艦・・・


提督「……なんだこれは」

翔鶴「提督、どうかされましたか?」

提督「上から辞令が届いたんだがな。これはどう受け取ればいいのか判断つかなくて」チョイト ミテオクレ

翔鶴「えっと……簡単にまとめると、ここに新しい艦娘がやって来るということですね」

提督「そうなるな」

翔鶴「それは歓迎できることですけれど……潜水母艦?」アレ……?

提督「うん。ウチに潜水艦なんていないんだけどな」


どうしてでしょう?

224: 2014/06/08(日) 14:00:08.55 ID:QvCA7+Bj0

・・-・・"たいげい"サン・・・


瑞鶴「やっほー。遊びに来たよ―……って、提督さんと翔鶴姉ぇ難しい顔してどうしたの?」

翔鶴「あ、瑞鶴。今度新しい艦娘がここに来ることになったのよ」

瑞鶴「そうなの? じゃあ私みたいになんかやらかしちゃったのかなあ」

提督「ウチを何だと思っとるんだ。そこまで行動派なのは瑞鶴くらいだろう」

瑞鶴「あはは……ここにいる限りはもうしないよ。たぶん」

翔鶴「たぶんって……」

瑞鶴「それで、誰が来るの?」センカン? クウボ? ジュンヨウカン?

提督「大鯨、と辞令には書いてある」

瑞鶴「たいげい? んー? なんか、どっかで聞いたことがあるような?」ムム?

翔鶴「やっぱり瑞鶴も? 私もそうなのよねえ」ウーン


瑞鶴「でも、その"たいげいさん"が来るのはわかったけど、どうして難しい顔してるの?」

提督「大鯨は潜水母艦だそうだ。そしてウチには潜水艦は存在しない」

瑞鶴「あー……」ナットク

提督「これは遠回しに潜水艦を配備しろという新手の嫌がらせか?」

翔鶴「さすがにそうではないと思いたいですね……」

提督「母港に余裕こそあるが、経済的な余裕はあまりないのだがなあ」

翔鶴「とは言え、命令が来た以上は撤回できません」

提督「ああ。あっちの思惑はわからんが受け入れだけは準備しておかねばな」


鎮守府に新しい仲間が増えることになりました

230: 2014/06/08(日) 21:00:07.29 ID:QvCA7+Bj0

・・-・・夜ノ帳・・・


川内「あたりが真っ暗闇なこの時間はー……よる!」

川内「夜といえばー……夜戦!」

川内「夜戦といえばー……ハイ、モチロンこの私!」センダイデス!

神通「じっ神通、です……っ」オロオロ

那珂「那珂チャンはナカチャンだよー」ニパー!

川内「来たよ来たよ夜が来たよ。夜戦のお時間がやってまいりましたよ! っはーワクワクするなあ」キターッ!!

神通「で、でもだからって……」

川内「ん? どったの神通」ジンツウモ ヤセン スキデショ?

神通「あの、夜まで洋上待機は、やりすぎだと思うの」オコラレル……


<駆逐艦の皆さん>

夕立「Zzz……」パーティー……

五月雨「Zzz……」ワタシ ガンバリマス……

涼風「Zzz……」エドッコハ ハヤネハヤオキデェイ……

</駆逐艦の皆さん>


川内「あ、あれぇ? 皆お楽しみの夜戦なのに」ドシテ?

那珂「いくらなんでも、9時過ぎたらダメダメだと思うな―」

川内「夜戦があるって分かるなら起きてられるでしょう?」ネ?

神通「それまで動かず何もしないでいたら……ダメだと思う」ヒマスギテ……

川内「えぇー。ちょっとみんなー起きようよ―。夜戦だよー!」


ちなみに、なんとかみんな起こして無事夜戦したそうです

231: 2014/06/08(日) 21:05:07.15 ID:QvCA7+Bj0

・・-・・瑞鶴ト川内1・・・


川内「夜戦したい―!!」ジタバタ

瑞鶴「あーもぅ、かわう……川内うるさーい!」

川内「一日二回は夜戦したい!」ジタバタ

瑞鶴「二回もどうやるっていうのよ……て言うか、アンタこの間の件で提督さんに怒られて、しばらく夜戦禁止じゃなかったっけ?」

川内「夜戦は毎日やらないと禁断症状が……」

瑞鶴「……どんな?」

川内「英語で夜戦を求めるよーになります!」キリッ

瑞鶴「ふぅーん。じゃあ今言ってみてよ」

川内「I Yasen Suki!」


ヤセンスキ? ドウシテスキ?

232: 2014/06/08(日) 21:10:04.84 ID:QvCA7+Bj0
本日は以上ですが、ここで先週やったイベントの募集をいたします

艦娘達の希望により、提督とのコミュニケーションタイムが設けられることになりました
そこで『この艦娘とのイベントが欲しい』などありましたらお寄せください
募集した内容は週のどこかで載せます(いつ……と言えないのが社畜提督の悲しい所)

<<駆逐艦以外は縁側での夜の席、駆逐艦は日中でのふれあいとなります>>


現在鎮守府に所属している艦娘

戦艦
・扶桑型 扶桑 山城

空母
・翔鶴型 翔鶴 瑞鶴
・鳳翔型 鳳翔

巡洋艦
・古鷹型 古鷹 加古
・川内型 川内 神通 那珂

駆逐艦
・吹雪型 吹雪 白雪 初雪 深雪 叢雲 磯波
・白露型 白露 時雨 村雨 夕立 五月雨 涼風


↓2 ↓5 の方にします

鎮守府に所属しない艦娘や関係無かった場合は更に↓の方となります
よろしければモノは試しと放り込んでいってみてください

234: 2014/06/08(日) 21:11:16.13 ID:SQNnzY3B0
夕立

237: 2014/06/08(日) 21:22:12.57 ID:c7+ufWVXo
五月雨

242: 2014/06/09(月) 22:15:05.28 ID:jEa5Zj010

・・-・・月夜ノ双鶴1・・・


瑞鶴「さて、念願叶って夜のお席に招待されました!」

翔鶴「さぁ提督。翔鶴がお注ぎ致します」

提督「あ、あぁ」アリガトウ

瑞鶴「こういう時って、やっぱり乾杯とかって言うの?」

提督「普段はしてないが、せっかくだから乾杯するか」

翔鶴「では、私も一杯失礼して」

提督「ん、では……」


『乾杯』


瑞鶴「……なんだろう。夕飯とは全然雰囲気が違う」

提督「まあ、食べることや飲むことが中心じゃないからな。酒を嗜みながらゆるりと語らう、って言うのが本来の目的なんだ」

瑞鶴「ふーん」チビチビ

翔鶴「ちなみに、鳳翔さんともよくそうされているんですか?」ズズズイッ

提督「ま、まあたまに……な?」ショウカク チカイ

翔鶴「具体的には何回くらいですか?」ウデヲ クンジャウッ!

提督「翔鶴、まさか一杯でもう酒に酔ったんじゃあ……」

翔鶴「私は至って平常ですよ?」グイグイ

提督「それは平常な人間が言うセリフじゃないッ」コ、コラ……!


瑞鶴「うーん。私はお酒に興味が無いからラムネを飲んでるけど、それでも味が違う気がする」

提督「ふ、普段と違うっていうのが大きいんだ」ショウカク アタッテルンダガ……

翔鶴「押し付けているんです」キッパリ

提督「おいおぃ……」

瑞鶴「ねえ提督さん。私、提督さんのお話が聞きたいな」

提督「お、俺の……?」

翔鶴「私も聞きたいです。特に鳳翔さんとの件について」ギュウッ!

提督「」


わいわい ぎゃーぎゃー


一回目の夜の席は、平和(?)にすぎていきましタ

256: 2014/06/10(火) 21:55:14.44 ID:CGOKa6ZW0
お題:夕立


・・-・・ステキナパーティー・・・


翔鶴「では、ちょっと行ってきますね」

提督「ああ。よろしく頼むよ」


……パタン


提督「さあて、じゃあ翔鶴が帰ってくるまでに仕事を片付けておくかな」


……ガチャッ


提督「ん? 忘れ物か」

夕立「――っぽい?」

提督「おや、夕立じゃないか。どうかしたのか」

夕立「提督さん、今はおヒマ?」

提督「んー、暇と言えるほどじゃないけど大丈夫だよ」

夕立「じゃあ、一緒にお話ししましょ」トテトテ

提督「ああいいよ。それならソファに移動して……」

夕立「よいしょっと!」←OnThe提督の膝

提督「おっと」

夕立「夕立はここがいいっぽい」

提督「……なんか駆逐艦の子たちはみんなここがイイって言うんだよなあ」

夕立「提督さん。撫でてなでて」

提督「ん? ああ」ナデナデ

夕立「~♪」アシ パタパタ

257: 2014/06/10(火) 22:00:08.61 ID:CGOKa6ZW0

提督「それで、夕立一人でどうしたんだ」

夕立「今日は出撃がないでしょ? それで、みんなでお昼寝してたら先に起きちゃって」

提督「みんな起こさないように部屋を出てきたってわけか」

夕立「うん」

提督「周りへの気配りがちゃんとできてて偉いぞ―」ナデナデ

夕立「んふっ。当たり前っぽい!」ニコニコ

提督「夕立は改装以来姉妹の中でも大人っぽくなったもんな」シグレモ ダケド

夕立「夕立、もう大人になったっぽい?」

提督「んー、それはまだだけど。だいぶ大人みたいになってきた、かな?」

夕立「じゃあじゃあ、提督さんのお嫁さんになれる?」

提督「それはもっともっと大きくなったらな」ナデナデ

夕立「わふー」


提督「(こんな無邪気な子がいざ戦闘となると縦横無尽の戦いをするっていうんだから、人生何が起こるかわからないものだ)」

258: 2014/06/10(火) 22:05:11.27 ID:CGOKa6ZW0

ガチャッ

翔鶴「提督。戻りました……って、あら?」

提督「ああ。おかえり翔鶴」

夕立「翔鶴さんこんにちは。あと、おかえりなさーい」

翔鶴「はい、こんにちは。ちょうどこれからお茶にする所だったんだけれど、よかったら一緒する?」

夕立「うん。お茶飲みたいっぽい」

提督「じゃあ今度こそソファに移動だな。ほら夕立、一旦降りて」

夕立「はーい。提督さん。提督さんは夕立のとなりね!」

提督「わかったわかった。翔鶴、すまないが三人分頼むよ」

翔鶴「ふふっ。わかりました」


夕立「さあ、ステキなパーティーしましょ!」


夕立は愛犬可愛い

269: 2014/06/11(水) 20:00:06.87 ID:ayU+uuKO0

・・-・・翔鶴ト提督5・・・


提督「あの夜以来翔鶴がどうもご機嫌斜めなので、散歩に連れて行くことにした」

翔鶴「提督、どちらに向けて話しているんですか?」

提督「あぁいや、なんでも。それよりも夜遅いし足元が暗いからな。ちょっとお手を拝借」

翔鶴「あっ……」

提督「波の音なんて毎日聞いてるが、たまにはこうして歩くのも悪くないだろう?」

翔鶴「……はい」

提督「戦いが続いていても、この瞬間だけは忘れたくなるよ」

翔鶴「そう、ですね。早く平和を取り戻したいです」

提督「願うわけではないんだな」

翔鶴「私は艦娘ですから」

提督「……だったな。なあ翔鶴。もし無事に平和が訪れたらどうする?」

翔鶴「どうする、とは?」

提督「いや、何がしたいのかなって。このまま軍属を続けるもよし、自由の身になるもよしだろう」

翔鶴「そうですね……。ちなみに提督はどうなさるんですか?」

提督「俺か? んー、とりあえず軍はもういいな。アイツの近くなんて真っ平御免だし、さっさと身を引いて田舎で畑でも耕すかな」

翔鶴「では私もお供いたします」

提督「えっ? でも……」

翔鶴「わっ私は提督の秘書艦ですから!」

翔鶴「あと……約束! 守ってくださいね……?」

提督「………………」

翔鶴「………………」


ギュッ……


月明かりに満ちた夜は、ちょっぴりココロを大胆にします

288: 2014/06/12(木) 19:55:30.45 ID:PlJKgvm70
注意:この話はなんの関係も繋がりもアリマセン


ていとく「……ほら、赤城。↑でこんな事言われてるぞ」

赤城「失礼しちゃいますっ。いくら私とて草や虫を食べるわけないじゃないですか」プンプン

ていとく「そうだよなあ」

赤城「食べるならば大葉やツクシにヨモギ、蜂の子やイナゴですよねぇ?」

ていとく「……そうだよなあ」

赤城「ところで提督。食べ物の話をしていたらお腹が空きました。お夕飯はまだですか?」グウウ……ギュルルルルルルル

ていとく「そうだよなあ!」ヤッパリナ!


本編はこのあとで

289: 2014/06/12(木) 20:07:30.33 ID:PlJKgvm70
注意:やっぱりこの話もなんの関係も繋がりもアリマセン


ていとく「ほーら瑞鶴。こんなおっきなバッタだぞ!」ホレホレ

瑞鶴「ぎゃー!!」

ていとく「ほれほれ翔鶴。ムカデが本当に足百本あるのか数えてみ?」ウリウリ

翔鶴「きゃー!!」


ていとく「うひょひょひょ。さて、お次はこの足元のおおきn バリバリバリバリッ!! ――え?」レップウ……?


虫だったもの「」


瑞鶴「………………」←流星発艦待機中

翔鶴「………………」←流星改発艦待機中


ていとく「OK。俺が悪かった。ここは一旦冷静になって話し合いをね?」


本編はもうちょっとあとで

290: 2014/06/12(木) 21:10:07.86 ID:PlJKgvm70

・・-・・天使ノ笑顔・・・


白露「五月雨ー、ちょっとこっちも手伝ってぇー!」

五月雨「はーい!」タッタッタッタ……

提督「………………」フム



涼風「おー五月雨。今日はあたいたちが対潜哨戒担当だって。ここはいっちょ、あたいらのイイトコを見せたげようぜ!」

五月雨「うんっ。頑張ろうね」

提督「………………」フムフム



村雨「あれ? 五月雨、その荷物はたしかこっちに持っていくはずじゃあ……」

五月雨「えっ? あ、ととと……うわぁ!」ドンガラガッシャーン!


ダ、ダイジョウブ?!


提督「………………」ム……

翔鶴「……提督?」

291: 2014/06/12(木) 21:15:45.69 ID:PlJKgvm70

五月雨「あうー……またやっちゃったよぉ」


提督「お、いたいた。よっ五月雨」


五月雨「あ、提督……」

提督「どうしたこんな所で。元気ないな」

五月雨「あはは。ちょっとまた失敗しちゃって」

提督「さっきの事は気にするな。幸い中身も壊れてないから」

五月雨「み、見られちゃいましたか……」

提督「五月雨は何事も一生懸命動き回っているからね。自然と目に入っちゃうんだ」

五月雨「ほ、本当はもっといい所を見せられればいいんですけれど」

提督「大丈夫。五月雨のいい所はちゃんと知ってるから」ポンポン

五月雨「でも、いつもドジばっかりで……あと、みんなに迷惑かけちゃってないか心配で」

提督「そんな事はないさ。確かに失敗もあるけれど、誰もその事で五月雨を攻めるようなマネはしないよ」ナデナデ

五月雨「でも……でも」

提督「反省はモチロン大事だぞ? でもな五月雨、その後は笑うんだ。ヘラヘラ笑いじゃなくてニカッと笑うんだ! 失敗なんて怖くない。自分は負けないぞって」

五月雨「負けない……?」

提督「笑う門には福来るって言うだろ? 笑顔で一生懸命頑張っていればきっと上手くいく。そして五月雨の笑顔で周りも明るくなる。どうだ、イイコト尽くめじゃないか」

五月雨「えがおで、あかるく」

292: 2014/06/12(木) 21:20:12.27 ID:PlJKgvm70

提督「そう。ほら、こうやって笑うんだ」ニカッ

五月雨「……くすっ」

提督「そうそう。それでいいんだよ」ナデナデ

五月雨「提督、ありがとうございます。私、これからも頑張りますね」ニコニコ

提督「よしっ。いつもの元気な五月雨に戻ったな。これで後ろのみんなも一安心かな」

五月雨「えっ……?」ウシロ?


白露型の皆さん「………………」


五月雨「えぇっ?! み、みんな!」ミラレテタ……?!


白露「五月雨が見当たらないなーって思って」

村雨「もしかしたらさっきの事で落ち込んでるんじゃないかって」

時雨「それで、みんなで探してたんだ」

夕立「っぽい!」

涼風「気にすんなって五月雨。あたい達がついてるから!」


五月雨「は、恥ずかしい……!」ギュッ←提督の背中に抱きつきつつ隠れる

提督「おっと」


涼風「あっ五月雨のやつ提督にくっついてる!」

夕立「一人だけズルイっぽい!」

白露「あたしもー!」


ハイハーイ ムラサメサンヲ ワスレテマセンヨネー?
ボクモイルンダヨ?
コ、コラ! ミンナシテクッツクナー!


五月雨「ふふっ。あははっ!」ニコニコ


一生懸命な五月雨はきっと天使

293: 2014/06/12(木) 21:23:00.29 ID:PlJKgvm70
トップにお題つけ忘れたけど、まあ通じるよね(慢心)
本日は以上です
よろしければまたお付き合いください

翔鶴に瑞鶴、確かに虫とか大丈夫なようには見えないなあ……
逆に大丈夫そうなのは誰だろ 深雪?

295: 2014/06/12(木) 21:29:22.97 ID:u2HrMgvro
乙です


引用: 瑞鶴「目標、母港執務室の提督……と翔鶴姉ぇ!」