1: 2009/02/10(火) 21:58:06.46 ID:vy8XEA2R0
真紅「やっぱりジュンは最高なのだわ。もっと抱きしめて頂戴」
JUM「おい、水銀燈が見てるだろ…」
真紅「見せつけてやればいいのだわ。それが嫌なら追い払って頂戴」
JUM「…ってわけで折角遊びに来てくれたのに悪いけど帰ってくれないか?」
水銀燈「ふんっ…言われなくても帰るわぁ…」
雛苺「ばいばいなの~」
翠星石「またきやがれですぅ」
薔薇乙女

2: 2009/02/10(火) 22:05:49.09 ID:vy8XEA2R0
水銀燈「何よ真紅のやつぅ…。人間と恋人ごっこなんてしちゃってぇ」
水銀燈「おまけに雛苺と翠星石も出会い系サイトで知り合った男と遊びまくりですってぇ…」
水銀燈「ばっかみたぁい。男におぼれてアリスゲームに負けちゃえばぁフフフ」
水銀燈「フフフ…ふふ…ふん…あああ悔しい!!」
水銀燈「あのこ達より良い恋人を見つけて自慢してやりたい!」
水銀燈「どこかに良い男はいないかしらぁ…」

キョロキョロ
ドンッ!!

3: 2009/02/10(火) 22:10:25.94 ID:vy8XEA2R0
水銀燈「いたっ!ちょっ…どこ見て歩いてんのよぉ!」
???「いてっ!オイてめどこみて歩いてんだ!ってどこにもいねーじゃねーかコノヤロー」
水銀燈「(しめた!人間の男だわぁ。こいつを真紅達に見せてやろう…)」
水銀燈「…ここよぉ!ここ!」
???「うお!何コレどーなんってんのコレなんで人形が喋ってんだオイ、え?人間?どっち?」
水銀燈「いたぁい…けがしたわぁ歩けないわぁ」
???「マジでか、動物病院連れてってやろうか」

9: 2009/02/10(火) 22:14:36.96 ID:vy8XEA2R0
水銀燈「誰が動物よぉ!あんたの家につれてきなさぁい」
???「別に良いけど人形の修理なんてできねーぞ」
水銀燈「ここで口論してるよりマシじゃなぁい?あ、名前おしえなさぁい」
???「ほい、名刺」
水銀燈「あら…あなたも銀ちゃんっていうんだぁ」
銀さん「おう、万事屋銀ちゃんたぁ俺のことよ」

21: 2009/02/10(火) 22:22:12.73 ID:vy8XEA2R0
てくてく…
てくてく…
水銀燈「ねーえ、万事屋って何をやるお仕事なのぉ?」
銀さん「何でもやる仕事」
水銀燈「あらちょうど良いわぁ。なら私の依頼をきいてよぉ」
銀さん「いやでもお前金とかもってねーだろーよ」
水銀燈「お金ぇ?」
銀さん「そっ、こういうお札とか小銭とかよ。依頼するには金が必要なんだよ」
水銀燈「(この間雛苺のおままごとに付き合ってあげたときに雛苺が持ってたわぁ…ちょっとサイズが小さかったけど)」
水銀燈「(雛苺のなら少しくらい取ってもいいわよねぇ)」
水銀燈「持ってるわよぉそれくらい」

23: 2009/02/10(火) 22:29:59.68 ID:vy8XEA2R0
銀さん「本当かよ…一応聞いといてやるけどどんな依頼だ?」
水銀燈「ふふふ…私の恋人になりなさぁい」
銀さん「恋人ォォ!?おま、それ俺を犯罪者にするつもりか。お前みたいな小さいのと恋人になったら俺犯罪者だよ」
水銀燈「ふん…こう見えても私はあなたの倍以上年上よぉ」
銀さん「じゃあババアじゃねーか。銀さん若い子の方が好きなんだよね~」
水銀燈「誰がババアですってぇ!?」
水銀燈「どうせあなた暇人なんでしょぉ暇人オーラがプンプンしてるわぁ」
銀さん「加齢臭なら発してますけどそんなオーラは発してませんー」
水銀燈「いいじゃなぁい、お金も貰えるし私みたいな子と遊べるし一石二鳥よぉ?
    ねっ決まり、あなたは期間限定の私の恋人(ミーディアム)よぉ」

25: 2009/02/10(火) 22:37:03.66 ID:vy8XEA2R0
銀さん「おらついたぞ」
水銀燈「へぇここがあなたの家ね、そして私たちの愛の巣ねぇ」
銀さん「人形の癖に変な言葉知ってんだなオマエ」
水銀燈「そんなことよりのどが渇いたわぁ…ヤクルトを頂戴」
銀さん「残念だなうちにはいちご牛乳かコーヒー牛乳しかねーぜ」
水銀燈「何よ気が利かない彼氏ねぇ…彼女の好きな飲み物も出せないのぉ?」
銀さん「好きな飲み物なんか出せるわけねーだろーが!付き合って5分の彼女の好みなんか知るわけねーだろ!」
水銀燈「じゃあ覚えておいてぇすきな飲み物はヤクルト、あなたの好きな飲み物はいちご牛乳」
水銀燈「真紅の前でボロがでないようにちゃあんと私のことを知りなさぁい」

32: 2009/02/10(火) 22:42:55.57 ID:vy8XEA2R0
銀さん「真紅?真紅って誰?」
水銀燈「私の姉妹よぉ…いつも私をばかにするいけ好かない子」
水銀燈「最近恋人が出来て調子に乗っているのよ…」
銀さん「で、そいつに自慢するために彼氏のフリしろってか」
水銀燈「ふふ…そういうことぉ」

水銀燈「って言うわけでダブルデートの約束をとりつけてくるから待ってなさぁい」
銀さん「は!?ダブルデート?」
水銀燈「そお、私とあなたと真紅とその恋人でダブルデートよ」
銀さん「バッカおめー男側が知り合いじゃねーんだから変な空気になること間違いなしだろーがやめとけよ」
水銀燈「大丈夫よぉ?いってきまぁす」
バサバサ…

銀さん「歩けないっていうか…飛んでね?」

34: 2009/02/10(火) 22:47:12.44 ID:vy8XEA2R0
真紅「JUMー散歩にいきましょう」
JUM「そうだな、たまには外にいくか」
真紅「私と付き合ってからJUMは変わったのだわ。外出は嫌いだったのに私の散歩に外に出てくれるようになったのだわ」
真紅「お互いがお互いを高めあう存在、まさしく恋人なのだわ」
JUM「そうだな真紅のおかげだよ」
真紅「ふふ…恥ずかしいのだわ。さあ抱っこして頂戴」

カチカチ
雛苺「いってらっしゃいなのー」
翠星石「お土産よろしくですよー」

38: 2009/02/10(火) 22:53:31.21 ID:vy8XEA2R0
×JUM「ふふ…
○真紅「ふふ…

バサバサ…
水銀燈「はぁい真紅ぅ~」
真紅「また邪魔者が来たのだわ」
JUM「どうしたんだ水銀燈」
水銀燈「うふふぅ…明日遊園地にいかなぁい?」
真紅「明日はJUMと2人で行く予定なのだわ、邪魔しないで頂戴」
水銀燈「違うわよおダブルデート」
JUM「ダブルデート?」
水銀燈「あら言ってなかったかしらぁ?私にも恋人がいるのよぉ」
真紅「初耳なのだわ」
水銀燈「そんなガキじゃなくて大人の男性でぇ、髪の毛とか私とペアルックよぉ」
真紅「嘘おっしゃい」
水銀燈「確かめたかったら明日10時に○○遊園地にいらっしゃぁい」
バサバサ…

JUM「行っちゃった…」
真紅「どうせ私たちに嫉妬したあのこが適当に見つけた男よ」
真紅「望むところだわ行きましょうJUM」

40: 2009/02/10(火) 22:58:08.47 ID:vy8XEA2R0
バサバサ…
水銀燈「帰ったわよぉ~…あら?寝てるのぉ?」
水銀燈「彼女が帰ってきたのにダメね~ぇ…」
銀さん「ぐーぐー」
水銀燈「人間の寝顔を見るのは久しぶりだわぁ」
水銀燈「前はよくめぐの寝顔を見ていたわ」
水銀燈「めぐ…めぐ…」

42: 2009/02/10(火) 23:03:19.90 ID:vy8XEA2R0
「おーい飯だぞ。おきろーオイ!」

水銀燈「!私寝てしまってたのねぇ…」
銀さん「もう夜だぞ、おまえも晩飯くうだろ?」
水銀燈「ああ…私はあなたのを少し貰うだけで良いわ」
水銀燈「もぐもぐ…病院食より全然おいしいわねぇ」
銀さん「何おまえ人形なのに入院とかしてたの」
水銀燈「昔の知り合いが入院してたのよぉ。病院食が嫌いだからって私が代わりに食べてあげていたわぁ」
銀さん「ふーん…」

43: 2009/02/10(火) 23:09:29.75 ID:vy8XEA2R0
銀さん「…一つ聞きたいんだけど」
水銀燈「なぁに?」
銀さん「おまえ風呂はいる?」
水銀燈「人形は老廃物を排出しないから入る必要はないのよぉ」
銀さん「あっそう」
水銀燈「あら…もしかして一緒に入ろうっていうつもりだったぁ?」
銀さん「いや洗濯機に入れるつもりだった」
水銀燈「さっきから私を女として見てないわね!?」
銀さん「見れねーよ!女としてっていうか人形としか見れないんだけど!」
水銀燈「ふんっ…仕事なのよこれは!徹底しなさいよねぇ全くぅ」

47: 2009/02/10(火) 23:17:27.35 ID:vy8XEA2R0
銀さん「さっ、ねよーぜ。明日は10時に遊園地に行かなきゃなんねぇんだ」
水銀燈「私はどこで寝れば良いのかしらぁ?同じ布団?」
銀さん「押入れとか勝手に使っていいぞー。前一緒に住んでた奴はそこ使ってた」
水銀燈「押入れなんか狭いところで眠れないわぁ。勝手に隣入るわよぉ?」
銀さん「勝手にすればー」
水銀燈「ねぇ今言ってた昔一緒に住んでた奴ってどんな人?男?それとも女?」
銀さん「…女」
水銀燈「あらぁ恋人?」
銀さん「娘…みたいな」
水銀燈「その子と2人で暮らしてたのぉ?」
銀さん「いや寝るとき以外はもう1人男がいた」
水銀燈「息子みたいなぁ?」
銀さん「弟…みたいな?」
水銀燈「にぎやかだったのね~ぇ」
水銀燈「ねぇその人たちは今どこにいるの?」
銀さん「ぐーぐー」
水銀燈「寝るの速すぎよぉ…」

50: 2009/02/10(火) 23:23:32.84 ID:vy8XEA2R0

真紅「JUM髪を結んで頂戴」
JUM「はいはい」
真紅「JUM?私は水銀燈より可愛いわよね?」
JUM「可愛いよ真紅は」
真紅「嬉しいわJUM。水銀燈は一体どんな男をつくれてくるのかしら」


水銀燈「早く仕度しなさいよぉ~」
銀さん「いやっちょっまってコレ寝癖直んないんだけど!頭爆発してるんだけど!」
水銀燈「出会った時からずっと頭爆発してるわよぉ」
銀さん「してねーよ!昨日のほうがサラサラでしたー!」
水銀燈「どうでもいいわよぉ遺伝子レベルでねじれてるんだからあきらめなさぁい」

51: 2009/02/10(火) 23:27:12.37 ID:vy8XEA2R0
水銀燈「ふぅ間に合ったわねぇ」
水銀燈「真紅たちはどこかしら?」
銀さん「ちょっおめーチョロチョロ走りまわんなちっちゃいんだから」
キョロキョロ…

真紅「JUM、あれ水銀燈じゃない?」
JUM「本当だ、なんか銀色の髪の人に抱っこしてもらってるな…」
真紅「行ってみましょう」

57: 2009/02/10(火) 23:35:10.13 ID:vy8XEA2R0
水銀燈「真紅ぅ、ここよぉ~」
真紅「おはようなのだわ水銀燈。これがあなたの恋人?」
JUM「真紅、これとか言うなって!」
水銀燈「そうよぉ紹介するわぁ。坂田銀時さん、自営業をされてるのよぉ」
銀さん「どうもー坂田です」
水銀燈「ふふふ…素敵な男性なのよぉ?あなたの恋人みたいにガキじゃないからぁ」
真紅「むっ…いってくれるわね。JUMはガキじゃないわ。あなたこそオッサンじゃない」
水銀燈「まだオッサンじゃないわよオッサンに片足入りかけてるし枕からもオッサンのにおいするけどオッサンじゃないわよ」
銀さん「オッサンオッサンいうのやめてくれる!傷つくから!」
真紅「JUMの枕からはオッサンのにおいなんかしないのだわ」
真紅「水銀燈なんだかあなたもオッサンくさい、オッサンと寝てるからにおいがうつってるのだわ」
真紅「その点JUMはくさくないから私もくさくないのだわ!フフ」
銀さん「そんなこと言って部屋はイカくさいんじゃないの」
JUM「失礼なこと言うなァァァ!!僕はイカくさくない!イカくさくないぞ!」

64: 2009/02/11(水) 00:03:32.96 ID:48NgeKn1O
JUM「まぁ2人ともケンカはやめろよ。せっかく遊園地にきたんだし何か乗ろう」
真紅「JUM、私はメリーゴーランドに乗りたいのだわ」
水銀燈「賛成よぉ。さっ銀ちゃんのりましょぉ」
銀さん「え?お前おれのこと銀ちゃんって呼ぶ感じで行くの?じゃあ俺お前のことなんて呼んだら良いの?」
水銀燈「銀ちゃんでいいじゃなあい」
銀さん「いやよくねーだろ紛らわしいだろ!」
水銀燈「じゃああなたのことは金ちゃんって呼ぶわぁ」
銀さん「もう名前変わっちゃってんじゃんそれェェ!!」

68: 2009/02/11(水) 00:10:07.81 ID:48NgeKn1O
真紅「あら早速ケンカしてるようなのだわ」
JUM「やっぱり真紅が言ったとおり水銀燈は適当な男を連れてきたっぽいな…」
水銀燈「さっ早く乗りましょう」
銀さん「おー乗ってこい。3人固まってろよー。迷子になったら俺の携帯電話しろー」
JUM「お前保護者!?恋人なら乗ってやれよォォ!!ダブルデートじゃないじゃん!なんかいとこのお兄ちゃんと一緒に遊園地来た感じじゃん!」
水銀燈「そうよぉ2人でのりましょぉ」
銀さん「じゃー馬車ね。木馬はほら銀さんSだから乗りたくないし」
JUM「三角木馬じゃねーよ!!!」

真紅「JUM、落ち着くのだわ」

73: 2009/02/11(水) 00:28:55.90 ID:48NgeKn1O
真紅「私アイスクリームが食べたいのだわ」
JUM「買ってくるよ」
タタタ…
水銀燈「JUMは可哀想だわぁ」
真紅「何が?」
水銀燈「あなたのわがままに答えなくちゃならないからよぉ。あんなのパシリじゃなあい」
真紅「違うわ、JUMは私が好きだからアイスクリームを買いに行ってくれるのよ、愛故よ」
水銀燈「本当に愛してるなら私みたいに彼氏のために買いに行くわぁ」
水銀燈「尽くす女は好かれるのよぉ」
真紅「何を買って来いと言われたの?」
水銀燈「いちご牛乳とアイスクリームとお団子とパフェとどら焼きと………もちろん園内じゃ売ってないから一旦外に出るわぁ」
真紅「あなたがパシリにされてるじゃない!」

75: 2009/02/11(水) 00:34:49.83 ID:48NgeKn1O
JUM「真紅、水銀燈の奴とんだ男とつきあってるみたいだな」
真紅「ええ…」
JUM「このままで良いのか?」
真紅「良くないわ、水銀燈のことは嫌いだけれどやっぱり姉妹だもの。良い男と付き合ってほしいのだわ」
水銀燈「2人して何話してるのぉ?」
真紅「水銀燈!」
水銀燈「なぁにぃ?」
真紅「本当のことを言いなさい、あなた本当にこの人と付き合ってるの?」
水銀燈「ほ…本当に決まってるじゃないっ…」
水銀燈「本当よねぇっ?私は彼女よねぇ?」
銀さん「おう、あんなこともこんなこともしてます」
真紅「そんなこともしてるですって!?」
JUM「そんなことはしてないと思う」

77: 2009/02/11(水) 00:40:23.52 ID:48NgeKn1O
真紅「じゃ…じゃあキスしてみなさいよ!」
水銀燈「!?」
真紅「私とJUMはいつもしてるわ。愛し合ってるもの」
JUM「おい、人前で…」
水銀燈「そんなのお安い御用よぉ。でも人前でするなんてはしたない真似は出来ないわぁ」
真紅「私は出来るわよ、ねっJUM」
JUM「いやっ恥ずかしい無理だよ!」
真紅「JUMこっち向きなさい」
チュッ

真紅「ほらね」
JUM「ば…ばか!」
水銀燈「!」
銀さん「最近のガキはすすんでんなー」

78: 2009/02/11(水) 00:45:08.35 ID:48NgeKn1O
水銀燈「…によ」
真紅「?」
水銀燈「なによ真紅のバカ!」
真紅「なっ…」
水銀燈「そんなミーディアムとばっかイチャイチャして!」
バサッ
銀さん「ちょ、待てっ!」
水銀燈「だから真紅なんか大っ嫌い!!」

バサッバサッバサッ…

JUM「水銀燈…」
真紅「な…何よ、私の何がいけなかったというの」
JUM「水銀燈は多分…」
銀さん「…」
JUM「とにかく探そう、僕と真紅はこっち、坂田さんはあっちをお願いします」

81: 2009/02/11(水) 00:49:30.30 ID:48NgeKn1O
水銀燈「ひくっ…ひくっ…」
水銀燈「昨日からヤクルト飲んでないせいよぉ」
水銀燈「だからこんなにイライラするのよぉ…ひくっ」
水銀燈「いちご牛乳なんかじゃなくてヤクルトが飲みたいわぁ…うっ…」
水銀燈「…真紅のわからずや…」
水銀燈「このままじゃみんなに嫌われるわ…」
水銀燈「もう一人は嫌よぉ…うっうっ…」

83: 2009/02/11(水) 00:56:30.56 ID:48NgeKn1O
ガサッ
銀さん「そんなとこにいたのかよおめー」
水銀燈「!?」
銀さん「アイツらも探してんぞ、ったく心配させやがってよぉ…」
水銀燈「うっうっ…」
水銀燈「真紅達のところに帰りたくないわぁ…」
水銀燈「私は惨めよぉ…」
銀さん「ほらよコレ飲め」
水銀燈「ヤクルト…」
銀さん「ちょうど自販機にあったからよぉ」

んく…んく…
水銀燈「ふぅ…」
銀さん「ちょっとは落ち着いたか」
水銀燈「ええ…ありがとぉ…」
銀さん「んじゃあラストイベントいきますか」
水銀燈「え?」
銀さん「遊園地デートの締めと言ったらこれだろ」

85: 2009/02/11(水) 01:03:46.29 ID:48NgeKn1O
水銀燈「これが観覧車っていうのねぇ」
水銀燈「こんなに高いところまで行って落ちないのかしらぁ?」

水銀燈「…今日は楽しかったわぁ…」
銀さん「え、楽しかったの」
水銀燈「こんなところ来たの初めてよぉ」
水銀燈「真紅とも久しぶりにたくさん話した気がするわぁ」

水銀燈「私、前にある人間のそばに居たのよぉ」
銀さん「…」
水銀燈「その子は入院してたから外なんて出られなくて、…出たがりもしなかったけどぉ」
水銀燈「氏にたがりの変な子でねぇ」
水銀燈「親のエゴで外国で手術を受けることになってもう1年よぉ」
水銀燈「日本に帰ってきたのかもわからないわぁ」

86: 2009/02/11(水) 01:08:14.72 ID:48NgeKn1O
水銀燈「あの子といた時間があんまりにも楽しすぎて1人の時間の過ごし方を忘れちゃったわぁ」
水銀燈「本当は寂しかっただけなのかしらぁ…あの子もいない真紅達にもかまってもらえなくてぇ…」
水銀燈「話しすぎたわぁ」
銀さん「ぐーぐー」
水銀燈「大事な話のときはすぐに寝ちゃうのねぇ」

87: 2009/02/11(水) 01:10:12.59 ID:48NgeKn1O
銀さん「明日の朝に」

90: 2009/02/11(水) 01:24:03.38 ID:48NgeKn1O
水銀燈「明日の朝には出てくわぁ」
銀さん「へーへー」
水銀燈「昨日が新婚初夜だったのに今夜が最後だなんて寂しいわぁ」
銀さん「いつお前と俺は結婚しましたか」
水銀燈「つれないわねぇ」銀さん「はいはいそうですね。もう電気消すぞオラ」

パチっ

銀さん「昔はよぉ」
水銀燈「?」
銀さん「ここに冴えないメガネと大食い少女がいたんだよ」
水銀燈「昨日言ってた人ねぇ」
銀さん「あの頃は毎日騒がしくてよぉ、金もねぇし、仕事もねぇから3人で色んなことして…」
水銀燈「……」
銀さん「今は殆ど3人揃うことなんかなくなっちまったけど」
銀さん「自分が自分のままでいりゃ昔に戻れるんだ」
銀さん「だからお前もお前のままで居続けりゃその子にまたあえんじゃねーの」
水銀燈「…そうね」

銀さん「あとなんだ、アイツ。真紅だっけ?」
水銀燈「真紅がどうかしたぁ?」
銀さん「いつも対立しちまうような奴でも酒飲んで腹割って話しゃいいんだよ」
銀さん「俺はそれのおかげでマヨラーやゴリラと仲良くなれたぜ」
水銀燈「動物ともぉ?すごいわぁ」

水銀燈「ぐーぐー」
銀さん「ぐーぐー」

93: 2009/02/11(水) 01:32:44.65 ID:48NgeKn1O
チュンチュン…

水銀燈「短い間だけどお世話になったわぁ」
銀さん「おう、もうくんなよ」
水銀燈「今度はちゃんとヤクルトを用意して頂戴ねぇ」
銀さん「いや俺ピルクル派だから」


水銀燈「それじゃあさよならぁ…」
銀さん「今度会うときはもっとイイ女になってろよ」
水銀燈「ふふ…また会いましょお」

96: 2009/02/11(水) 01:35:32.83 ID:48NgeKn1O
真紅「水銀燈の気持ちに気付けなかった私はバカだったのだわ」
JUM「今気付けたんだからもう良いんだよ」
真紅「あのこは寂しかっただけなのね」
真紅「(今度あったら謝ろう…そして久しぶりに2人で紅茶を飲もう)」

101: 2009/02/11(水) 01:43:10.20 ID:48NgeKn1O




めぐ「あら?水銀燈はヤクルトがすきなんじゃなかったの?」
水銀燈「めぐがいない間に私も成長したのよぉ」
めぐ「いちご牛乳じゃあ成長とは言えないわよ」
水銀燈「ふふふ…いいじゃなあい」


おしまい

102: 2009/02/11(水) 01:45:14.70 ID:48NgeKn1O
なんかごめんね
つまんないけど見てくれた人ありがとう
銀さんのキャラつかめなくてすまん
おやすみ

104: 2009/02/11(水) 01:54:57.78 ID:agVLdLBJ0

105: 2009/02/11(水) 01:56:35.97 ID:0YRygN+UO
よかったと思う

引用: 水銀燈「あなたも銀ちゃんっていうんだぁ」