228: 2014/12/08(月) 23:15:01.53 ID:/DcA/3Zno
普段よりちょっと短いけど、とりあえずChapter5の出だし出来たから投下。
大泉洋「私立希望ヶ峰学園?ドッキリじゃないの?」【前編】
大泉洋「私立希望ヶ峰学園?ドッキリじゃないの?」【中編】
大泉洋「私立希望ヶ峰学園?ドッキリじゃないの?」【後編】
葉隠「一度は行きたい希望ヶ峰学園」大泉洋「ダメ人間っ!」【前編】
大泉洋「私立希望ヶ峰学園?ドッキリじゃないの?」【前編】
大泉洋「私立希望ヶ峰学園?ドッキリじゃないの?」【中編】
大泉洋「私立希望ヶ峰学園?ドッキリじゃないの?」【後編】
葉隠「一度は行きたい希望ヶ峰学園」大泉洋「ダメ人間っ!」【前編】
229: 2014/12/08(月) 23:16:34.12 ID:/DcA/3Zno
大泉(それは氏神だった)
大泉(氏神なんて呼ぶには似合わない細腕のせいで、これはなんかの冗談なんじゃねぇかと思っている)
大泉(……俺もこの何十年、生きてて氏ぬかもと思った事は何度かある)
大泉(カブでウィリーした時も、アメリカで急に倒れた時も、まっ暗いなかでトラ見つけた時もだ)
大泉(正直氏ぬと思った。でも全部笑い事で済んだし、実際ネタになってきた)
大泉(どんな時もだいたいなんとかなったんだ)
大泉(でもどうだい、これは全く笑えんぞ?キミ)
モノクマ「ぶっひゃっひゃっ!これでキミたちのぼうけんはおわってしまうんだー!」
「戦刃むくろ。超高校級の軍人……です。」
大泉(だってさぁ、彼女の手に握られたナイフは)
大泉(命を刈り取る姿をしてるじゃあないか)
大泉(氏神なんて呼ぶには似合わない細腕のせいで、これはなんかの冗談なんじゃねぇかと思っている)
大泉(……俺もこの何十年、生きてて氏ぬかもと思った事は何度かある)
大泉(カブでウィリーした時も、アメリカで急に倒れた時も、まっ暗いなかでトラ見つけた時もだ)
大泉(正直氏ぬと思った。でも全部笑い事で済んだし、実際ネタになってきた)
大泉(どんな時もだいたいなんとかなったんだ)
大泉(でもどうだい、これは全く笑えんぞ?キミ)
モノクマ「ぶっひゃっひゃっ!これでキミたちのぼうけんはおわってしまうんだー!」
「戦刃むくろ。超高校級の軍人……です。」
大泉(だってさぁ、彼女の手に握られたナイフは)
大泉(命を刈り取る姿をしてるじゃあないか)
230: 2014/12/08(月) 23:17:20.00 ID:/DcA/3Zno
ーーーーーーーーーーーーーーー
【Chapter5】
疾走する青春を巻き込んでハリケーン
非日常編
ーーーーーーーーーーーーーーー
【Chapter5】
疾走する青春を巻き込んでハリケーン
非日常編
ーーーーーーーーーーーーーーー
231: 2014/12/08(月) 23:20:34.98 ID:/DcA/3Zno
モノクマ「うぷ…うぷぷ……!ボクは本気だよ、みんな!これから生氏をかけたゲームに挑んでもらうから!」
山田「せいしをかける(意味深)」
不二咲「ど、どう言う意味?」
腐川「ぶっかけよ」
朝日奈「うどん?」
大泉「どっちも好きだねぇ」
葉隠「下衆だな」
モノクマ「大泉クンが下衆かどうかはともかく、余裕こいてるねぇみんな」
モノクマ「ペナルティも兼ねて、ゼツボウモードでの挑戦をしてもらうよ?」
霧切「ペナルティ?どう言う事……?」
モノクマ「え?キミ達知らないの?ほら戦刃さん」
戦刃「それは…私が説明する」
戦刃「校舎内2階男子トイレ内に隠し部屋を発見。中にインターネットケーブルに接続されたノート型のパソコンを発見しました」
苗木「」!
不二咲「…ノート型の、パソコン…それってもしかして!?」
戦刃「内部を確認したところ、アプリケーションが実行中。インターネットに接続し、何かの作業をしていたところでした」
ごそごそ
(戦刃がポケットを弄っている)
戦刃「これを我々は校則違反と捉え、」
ごとんっ
戦刃「接続した生徒が見つからないため、ノート型のパソコン及び内部アプリケーションに対し【オシオキ】を実行しましひゃ」がりっ
戦刃「………舌噛んじゃった」
苗木「…え?お、オシオキ……?」
朝日奈「あ、見て……あれ……」
不二咲「う……!」
大和田「ありゃあ……」
大泉「………銀色のボール?」
山田「せいしをかける(意味深)」
不二咲「ど、どう言う意味?」
腐川「ぶっかけよ」
朝日奈「うどん?」
大泉「どっちも好きだねぇ」
葉隠「下衆だな」
モノクマ「大泉クンが下衆かどうかはともかく、余裕こいてるねぇみんな」
モノクマ「ペナルティも兼ねて、ゼツボウモードでの挑戦をしてもらうよ?」
霧切「ペナルティ?どう言う事……?」
モノクマ「え?キミ達知らないの?ほら戦刃さん」
戦刃「それは…私が説明する」
戦刃「校舎内2階男子トイレ内に隠し部屋を発見。中にインターネットケーブルに接続されたノート型のパソコンを発見しました」
苗木「」!
不二咲「…ノート型の、パソコン…それってもしかして!?」
戦刃「内部を確認したところ、アプリケーションが実行中。インターネットに接続し、何かの作業をしていたところでした」
ごそごそ
(戦刃がポケットを弄っている)
戦刃「これを我々は校則違反と捉え、」
ごとんっ
戦刃「接続した生徒が見つからないため、ノート型のパソコン及び内部アプリケーションに対し【オシオキ】を実行しましひゃ」がりっ
戦刃「………舌噛んじゃった」
苗木「…え?お、オシオキ……?」
朝日奈「あ、見て……あれ……」
不二咲「う……!」
大和田「ありゃあ……」
大泉「………銀色のボール?」
232: 2014/12/08(月) 23:23:37.85 ID:/DcA/3Zno
モノクマ「この学園を調べるのは勝手って言ったけど、インターネットつなげるのはやりすぎです!よって、オシオキしました!」
苗木「そんな……」
石丸「ああ、扉をバーン……」
桑田「……安田さん……」
霧切「あなた達、最初に思うのはそこなのね」
大神「しかし、我らの望みが…」
モノクマ「って言っても分かんないよねぇ?もうパソコンの原型ないもんね」
不二咲「ごめんね……アルターエゴ……」
桑田「ど……どうすりゃパソコンがこんな綺麗なボールになるんだよ……」
モノクマ「日本の科学力の結晶です」
大泉「な事ぁ聞いてない!……おい、モノクマァ……」
苗木「アルターエゴを頃したのか……」
モノクマ「………は?」
戦刃「理解出来ないよ。ただのコンピューターとただのプログラムでしょ」蹴り
ごろごろごろ…
(てっかてかでぴっかぴかなアルターボールが廊下を転がっていく)
(山田がキャッチした)
山田「てめぇらの血は何色だ……」わなわな
モノクマ「」?
山田「アルたんは……立派に戦って、氏んだんです」
山田「それをそうやって軽んじる権利はあなた方にはありませんっ!」
モノクマ「へー、そうなんだ!すごいね!(AA略)」
大神「待て、山田……!」
山田「でも」
十神「敵の狙いにみすみす引っかかってやる必要もあるまい……こらえろ」
モノクマ「十神クンは出来た大人だね。まぁいいや……それじゃ、次のルールを説明します」
苗木「そんな……」
石丸「ああ、扉をバーン……」
桑田「……安田さん……」
霧切「あなた達、最初に思うのはそこなのね」
大神「しかし、我らの望みが…」
モノクマ「って言っても分かんないよねぇ?もうパソコンの原型ないもんね」
不二咲「ごめんね……アルターエゴ……」
桑田「ど……どうすりゃパソコンがこんな綺麗なボールになるんだよ……」
モノクマ「日本の科学力の結晶です」
大泉「な事ぁ聞いてない!……おい、モノクマァ……」
苗木「アルターエゴを頃したのか……」
モノクマ「………は?」
戦刃「理解出来ないよ。ただのコンピューターとただのプログラムでしょ」蹴り
ごろごろごろ…
(てっかてかでぴっかぴかなアルターボールが廊下を転がっていく)
(山田がキャッチした)
山田「てめぇらの血は何色だ……」わなわな
モノクマ「」?
山田「アルたんは……立派に戦って、氏んだんです」
山田「それをそうやって軽んじる権利はあなた方にはありませんっ!」
モノクマ「へー、そうなんだ!すごいね!(AA略)」
大神「待て、山田……!」
山田「でも」
十神「敵の狙いにみすみす引っかかってやる必要もあるまい……こらえろ」
モノクマ「十神クンは出来た大人だね。まぁいいや……それじゃ、次のルールを説明します」
233: 2014/12/08(月) 23:26:58.19 ID:/DcA/3Zno
戦刃「あなた達がどうしても頃し合いをしたくないのは分かった。なら不本意だけど違う方法でみんなを絶望させる事にする」
戦刃「今は19日目夕方。ゲームは明日20日目より開始」
戦刃「そこから22日目の23:59までがゲーム時間。それまでに条件を満たせばクリア」
セレス「簡単に言ってくれますわね」
戦刃「その通り、条件は簡単。制限時間までに、私が持ってるこの……」
すっ
石丸「それは何かね、カード?」
戦刃「うん。とある場所で使うカードキー。これを、校舎のどこかにいる私から奪えればクリア」
戦刃「私は校舎内全ての部屋への出入りが可能、しかし全ての部屋に『情報処理室』と『学園長室』は含まれない」
戦刃「また私が寄宿舎に行く事は出来ない」
霧切「そう。それじゃあ校舎で袋叩きにでもしたら、すぐ捕まってしまうんじゃないの?」
戦刃「…私は全力で抵抗する。武器の使用はこのナイフのみ許されているから、ナイフで抵抗する」
戦刃「手段・方法・場所・人数・私の生氏は問わない。私からカードを誰かが奪えばクリア」
十神「生氏は問わないだと……?」
セレス「なるほど?殺せばカードを奪うのは簡単ですわね」
苗木「そ、そんなの…」
十神「………」
葉隠「いや、はは…まさか…」
朝日奈「いや……そんな事誰もしないよ……」
戦刃「そう。私も氏ぬ気はないよ」
戦刃「超高校級の軍人の名にかけ、あなた達になんて絶対に殺されない」
大泉「おいおい、おいおいおい…」
モノクマ「ちなみに、もしこのゲームに失敗したら、キミ達のうち誰かをランダムにオシオキするからね」
霧切「なるほどね……本当に飽きたの。私達誰かを見境なく殺そうとするなんて」
山田「ふ……ふんっ!あなた方の思うようにはいきませんぞ……!」
舞園「そうですよ!カードが奪えさえすれば、誰も氏なずに………」
モノクマ「あ、ごっめーん☆言い忘れちゃった☆」
戦刃「今は19日目夕方。ゲームは明日20日目より開始」
戦刃「そこから22日目の23:59までがゲーム時間。それまでに条件を満たせばクリア」
セレス「簡単に言ってくれますわね」
戦刃「その通り、条件は簡単。制限時間までに、私が持ってるこの……」
すっ
石丸「それは何かね、カード?」
戦刃「うん。とある場所で使うカードキー。これを、校舎のどこかにいる私から奪えればクリア」
戦刃「私は校舎内全ての部屋への出入りが可能、しかし全ての部屋に『情報処理室』と『学園長室』は含まれない」
戦刃「また私が寄宿舎に行く事は出来ない」
霧切「そう。それじゃあ校舎で袋叩きにでもしたら、すぐ捕まってしまうんじゃないの?」
戦刃「…私は全力で抵抗する。武器の使用はこのナイフのみ許されているから、ナイフで抵抗する」
戦刃「手段・方法・場所・人数・私の生氏は問わない。私からカードを誰かが奪えばクリア」
十神「生氏は問わないだと……?」
セレス「なるほど?殺せばカードを奪うのは簡単ですわね」
苗木「そ、そんなの…」
十神「………」
葉隠「いや、はは…まさか…」
朝日奈「いや……そんな事誰もしないよ……」
戦刃「そう。私も氏ぬ気はないよ」
戦刃「超高校級の軍人の名にかけ、あなた達になんて絶対に殺されない」
大泉「おいおい、おいおいおい…」
モノクマ「ちなみに、もしこのゲームに失敗したら、キミ達のうち誰かをランダムにオシオキするからね」
霧切「なるほどね……本当に飽きたの。私達誰かを見境なく殺そうとするなんて」
山田「ふ……ふんっ!あなた方の思うようにはいきませんぞ……!」
舞園「そうですよ!カードが奪えさえすれば、誰も氏なずに………」
モノクマ「あ、ごっめーん☆言い忘れちゃった☆」
234: 2014/12/08(月) 23:30:07.44 ID:/DcA/3Zno
モノクマ「カードが奪えたらキミ達の勝ちとして、戦刃さんがオシオキされます」
大泉「はぁ?」
腐川「あんた……な、に言ってるの……」
苗木「オシオキって、おい、モノクマ……」
モノクマ「はい!どっちか絶対に氏にます!」
大泉(能天気な声で、脳味噌が壊されるかと思った)
大泉(どっちか絶対に氏ぬ)
大泉(その意味を飲み込むのに時間がかかった)
戦刃「どうあがいても絶対に誰かが氏ぬ。それってとっても絶望的で素敵だよね」
戦刃「私も、あなた達を反撃では殺さないようにするから。あなた達誰かが、オシオキで殺されるところが見たいから。だから」
戦刃「頑張ってカードを奪いに来てね」
大泉(そこで彼女は笑った)
大泉(戦刃むくろとして初めて笑った)
大泉(腹の奥まで冷えるような、冷たい笑みが怖かった)
大泉「……お、おおい、待てよ君達」
戦刃「何?」
大泉「突然なした?いきなり今までと違いすぎねぇか?」
戦刃「答える義務はない、黙秘する」
モノクマ「あ、ついでに明日、学園の5階も開放しとくから!」
「「「いやいやいやいや」」」
葉隠「やる事多すぎだろ!」
山田「それ以前に!フィールドが大きくなったら我々が不利では!?」
モノクマ「黙れ(怒)!」
大泉「言うに事欠いて黙れとはひでぇな!?」
戦刃「うるさい」ナイフびゅーん
腐川「白夜様には絶対に刺させないぃぃぃ」
大神「ふんっ」ぺきっ
戦刃「…軍用ナイフが折れた?あなた、なんて馬鹿力…!」
ごごごごごご
235: 2014/12/08(月) 23:32:37.10 ID:/DcA/3Zno
大泉「…いきなり緊張感なくなったねぇ」
大泉(そんなところに救われたんだけどな、特に今に関しては)
腐川「白夜様には指の一本も触れさせないわぁぁぁぁ」
十神「お前も黙れ」
モノクマ「じゃ、これで話は終わりだから………あと葉隠クン」
葉隠「ん?」
モノクマ「確認なんやけどな」
モノクマ「お前完全に校則違反したやろ」
葉隠「へ?いや」
モノクマ「したな?お天道様は見てんで?」
戦刃「お天道様………?」何ソレ
セレス「太陽ですわ」
朝日奈「なんで関西弁なの?」
大泉「太陽は関西弁なんだよ」
※Tips…【関西弁の太陽】
四国シリーズに現れた太陽。四国なのにもかかわらず関西弁である。
主に旅の不正をちゃんと見ている(うどん屋に行くために、以前のVTRを使いまわして寺に行った事にするなどの不正)。
それらを確認した場合、行きたいうどん屋を定休日にするなどのペナルティをどうでしょう班に与えてくる。
モノクマ「あのなぁ、校則違反はしたらあかんで?」
モノクマ「いやまぁなぁ?わても忙しくて注意出来んかったけどな?」
苗木「モノクマが関西弁ってなんかその…」
モノクマ「よぉ考えたら、そらぁやる事なかったら寝るわな。そこはわてのミスや」
モノクマ「でも校則は破ったらあかんやろ?分かるやろ、自分」
葉隠「あの」
モノクマ「お前もペナルティや」
葉隠「ちょ」
戦刃「軍隊式の格闘術を使うね」にっこり
戦刃「大丈夫、ちょっと右肩を故意に脱臼させるだけで許してあげるから」
モノクマ「こんなのでオシオキして頃して頭数減らすのもつまんないしねー」
葉隠「待て待てそれ意外と痛いやつ……」
ごきっ
ぬああああああああああ!!?
大泉(……絶対に憂さ晴らしだろうなぁ)
大泉(そんなところに救われたんだけどな、特に今に関しては)
腐川「白夜様には指の一本も触れさせないわぁぁぁぁ」
十神「お前も黙れ」
モノクマ「じゃ、これで話は終わりだから………あと葉隠クン」
葉隠「ん?」
モノクマ「確認なんやけどな」
モノクマ「お前完全に校則違反したやろ」
葉隠「へ?いや」
モノクマ「したな?お天道様は見てんで?」
戦刃「お天道様………?」何ソレ
セレス「太陽ですわ」
朝日奈「なんで関西弁なの?」
大泉「太陽は関西弁なんだよ」
※Tips…【関西弁の太陽】
四国シリーズに現れた太陽。四国なのにもかかわらず関西弁である。
主に旅の不正をちゃんと見ている(うどん屋に行くために、以前のVTRを使いまわして寺に行った事にするなどの不正)。
それらを確認した場合、行きたいうどん屋を定休日にするなどのペナルティをどうでしょう班に与えてくる。
モノクマ「あのなぁ、校則違反はしたらあかんで?」
モノクマ「いやまぁなぁ?わても忙しくて注意出来んかったけどな?」
苗木「モノクマが関西弁ってなんかその…」
モノクマ「よぉ考えたら、そらぁやる事なかったら寝るわな。そこはわてのミスや」
モノクマ「でも校則は破ったらあかんやろ?分かるやろ、自分」
葉隠「あの」
モノクマ「お前もペナルティや」
葉隠「ちょ」
戦刃「軍隊式の格闘術を使うね」にっこり
戦刃「大丈夫、ちょっと右肩を故意に脱臼させるだけで許してあげるから」
モノクマ「こんなのでオシオキして頃して頭数減らすのもつまんないしねー」
葉隠「待て待てそれ意外と痛いやつ……」
ごきっ
ぬああああああああああ!!?
大泉(……絶対に憂さ晴らしだろうなぁ)
236: 2014/12/08(月) 23:33:56.00 ID:/DcA/3Zno
ーーーーーーーーーーーーーーー
ばんごはん
ーーーーーーーーーーーーーーー
ばんごはん
ーーーーーーーーーーーーーーー
237: 2014/12/08(月) 23:37:52.24 ID:/DcA/3Zno
大泉「カツ丼!」
舞園「いただきます!」
むしゃむしゃむしゃ
大和田「うまいっ!」
不二咲「うんっ、うまいっ」へへへ
翔「ちーたんのうまいっいただきましたー」
山田「これはあれですなぁ、マニアは喜びますなぁ」
翔「そうですなぁ、これだけでご飯食べられますなぁ」
山田「これは本が売れますなぁ………」
翔「薄い本がさらに薄くなりますなぁ………」
苗木「いつの間にかジェノサイダー翔さんになってるし」
朝日奈「薄い本?取説?」
苗木「なんの?」
だばーんっ(扉が開く音)
石丸「こらっ!廊下は走ってはいけないぞ!」
大神「動くなと言っているではないか!すぐに治す!」
葉隠「怖い怖い怖い!腕折れるだろ絶対に!?」←腕吊ってる
石丸「しかしそのままにしておいても酷い事になるだけだ!」
セレス「では腕が折れないにベッド、100万ペソ」
葉隠「儲ける気ゼロ!?」
大神「おとなしくしなければ肋を折る」ごごご
葉隠「なぜさらに怪我させる気なんっ!?」
大泉(こうして、激動の1日は終わる)
大泉(明日から命がけのゲームやるんですってよ奥さん、これは笑えねーよ)
大泉(でも断れるような立場じゃないのは、誰もが分かっていた)
霧切「それにこれはモノクマとの直接勝負」
霧切「絶対に負けられない戦いが、はじまるわ」
大泉(子猫ちゃんのその一言を胸に、俺達はいよいよ20日目を迎えるのだった)
舞園「いただきます!」
むしゃむしゃむしゃ
大和田「うまいっ!」
不二咲「うんっ、うまいっ」へへへ
翔「ちーたんのうまいっいただきましたー」
山田「これはあれですなぁ、マニアは喜びますなぁ」
翔「そうですなぁ、これだけでご飯食べられますなぁ」
山田「これは本が売れますなぁ………」
翔「薄い本がさらに薄くなりますなぁ………」
苗木「いつの間にかジェノサイダー翔さんになってるし」
朝日奈「薄い本?取説?」
苗木「なんの?」
だばーんっ(扉が開く音)
石丸「こらっ!廊下は走ってはいけないぞ!」
大神「動くなと言っているではないか!すぐに治す!」
葉隠「怖い怖い怖い!腕折れるだろ絶対に!?」←腕吊ってる
石丸「しかしそのままにしておいても酷い事になるだけだ!」
セレス「では腕が折れないにベッド、100万ペソ」
葉隠「儲ける気ゼロ!?」
大神「おとなしくしなければ肋を折る」ごごご
葉隠「なぜさらに怪我させる気なんっ!?」
大泉(こうして、激動の1日は終わる)
大泉(明日から命がけのゲームやるんですってよ奥さん、これは笑えねーよ)
大泉(でも断れるような立場じゃないのは、誰もが分かっていた)
霧切「それにこれはモノクマとの直接勝負」
霧切「絶対に負けられない戦いが、はじまるわ」
大泉(子猫ちゃんのその一言を胸に、俺達はいよいよ20日目を迎えるのだった)
238: 2014/12/08(月) 23:41:55.08 ID:/DcA/3Zno
今日ここまで。短い?締め切りに間に合ったんだから褒め称えなさいよ!(暴論)
>>215
ここからは大活躍(?)です。
>>216
しっかりとオシオキさせていただきました。
>>219
なるべく氏なないように頑張ります。
>>220
ただのワンルームじゃないですか…!
>>221
妖怪大戦争が起こるのでだめです。
>>222
この時期にか?インキーにインキーか?氏ぬ気か?
>>225
そうか、おめでとう。私の知る限り今日はさまぁ~ず大竹さんなど、変態の誕生日だ。だが君が変態でない事を祈ります。おめでとう。
>>227
ウォッチ!今何時!もう日付変更線ギリギリー!
うぃっす。
>>215
ここからは大活躍(?)です。
>>216
しっかりとオシオキさせていただきました。
>>219
なるべく氏なないように頑張ります。
>>220
ただのワンルームじゃないですか…!
>>221
妖怪大戦争が起こるのでだめです。
>>222
この時期にか?インキーにインキーか?氏ぬ気か?
>>225
そうか、おめでとう。私の知る限り今日はさまぁ~ず大竹さんなど、変態の誕生日だ。だが君が変態でない事を祈ります。おめでとう。
>>227
ウォッチ!今何時!もう日付変更線ギリギリー!
うぃっす。
260: 2015/01/17(土) 19:44:38.47 ID:ZUiP7yUTo
ーーーーーーーーーーーーーーー
20日目
8:30
寄宿舎 食堂
ーーーーーーーーーーーーーーー
20日目
8:30
寄宿舎 食堂
ーーーーーーーーーーーーーーー
261: 2015/01/17(土) 19:47:09.87 ID:ZUiP7yUTo
(食堂で面倒くさそうに頬杖ついてる大泉らの光景)
霧切「おはようございます」
石丸「おはようございます!」びしっ
大泉「はい、おはよう…」
大和田「うす」
葉隠「おーす……って、なんか暗くねーか、全員」
大泉「ま、そりゃそうだろ?前途多難すぎるしなぁ」
舞園「…昨日はあんな事になっちゃいましたけど、その…」
大泉(あんな事なぁ。どっから説明したらいいやら)
大泉(あ、葉隠はもうピンピンしてるぞ。)
大泉「仕方ないじゃない。よく考えたら、初めから遊ばれてるのは僕達の方なわけだし」
霧切「むしろここまで手玉に取れたのが奇跡なのよ、アドバンテージもほとんどないのだから」
大和田「……しかし気が重てえんっすけど、女とやらなきゃなんねぇっつーのは……」
石丸「ふふ、やはり兄弟は紳士だな!男子たるもの、女子に暴力をふるうべきではないのだ!」
舞園「暴力をふるう必要はないですよ?ないですけどね?」
大泉「腹ぁくくんなさいよ大和田くぅん。人は時に、己を曲げてでも戦わなきゃなんない時があるの、それが今なの」
大和田「そうかもしんねっすけど……」
霧切「大丈夫よ。あなたは私が守るもの」
大和田「それはそれでかっこつかねぇだろ!」
大泉「めんどくせぇな!」
霧切「おはようございます」
石丸「おはようございます!」びしっ
大泉「はい、おはよう…」
大和田「うす」
葉隠「おーす……って、なんか暗くねーか、全員」
大泉「ま、そりゃそうだろ?前途多難すぎるしなぁ」
舞園「…昨日はあんな事になっちゃいましたけど、その…」
大泉(あんな事なぁ。どっから説明したらいいやら)
大泉(あ、葉隠はもうピンピンしてるぞ。)
大泉「仕方ないじゃない。よく考えたら、初めから遊ばれてるのは僕達の方なわけだし」
霧切「むしろここまで手玉に取れたのが奇跡なのよ、アドバンテージもほとんどないのだから」
大和田「……しかし気が重てえんっすけど、女とやらなきゃなんねぇっつーのは……」
石丸「ふふ、やはり兄弟は紳士だな!男子たるもの、女子に暴力をふるうべきではないのだ!」
舞園「暴力をふるう必要はないですよ?ないですけどね?」
大泉「腹ぁくくんなさいよ大和田くぅん。人は時に、己を曲げてでも戦わなきゃなんない時があるの、それが今なの」
大和田「そうかもしんねっすけど……」
霧切「大丈夫よ。あなたは私が守るもの」
大和田「それはそれでかっこつかねぇだろ!」
大泉「めんどくせぇな!」
262: 2015/01/17(土) 19:48:58.80 ID:ZUiP7yUTo
葉隠「つーか……はぁ、ここから先……何があってもおかしくねーだろ?」
霧切「……まさかモノクマが直接攻撃を許すとは思わなかったわね」
石丸「確かにそうだな。戦刃くん……とやらの様子もおかしかった……」
葉隠「……誰かしら戦って自爆とかしねぇよな?」
霧切「宮司の事ね!宮司の事なのね!」きっ
葉隠「なんで睨まれてんの俺」
大泉「自爆でそれが出てくる君の思考回路が僕ぁ怖いよ」
※Tips…【白龍神社の宮司】
【ホワイトストーンズ】シリーズのキャラクターだが、登場は1・2のみ。3では、昔の話をしているメンバーの話題になかなか上がらない、ちょっと不憫な男。
小さい頃のホワイトストーンズを育てたり、全員に雅楽を教えてあげたり、ホワイトストーンズの命名をしたりと割と活躍してるのに不憫な男。
2では、いよいよ自分が戦わくてはと決意し、ホワイトストーンズを改造した川北博士に頼んで自分も改造してもらった。
そしてラスボス・レッドローズ(悪の首領)に突撃し、ホワイトストーンズを思いながら自爆していったものの、ラスボスは傷を癒し即復活した犬氏な男。
しまいには自分がいた白龍神社は、特に説明もないままいつの間にか主要人物の北郷(戸次)が管理し、孤児にすごい好かれてた。そんな不憫な男。
役名【宮司】の他に本名があってそれが公開されるのかと思いきや、そんな事も一切なかったし、そのままフェードアウトした不憫な男。
なお【小説版ホワイトストーンズ】では高齢の男性に設定されており、割と腹黒なキャラである。注意されたし。
舞園「…えっと…それでまずは、今日はどうしますか?」
石丸「最初、5階の探索をしようと思うのだがな。…それでいいですか?大泉さん」
大泉「ああもう、俺には断る権利ねーもの。君らで決めて君らで行きなさいよ」
霧切「ではそうさせてもらいます。全員揃ったら行きましょう」
石丸「ああ、号令は僕にやらせてくれ!」
大泉「号令?」
霧切「……まさかモノクマが直接攻撃を許すとは思わなかったわね」
石丸「確かにそうだな。戦刃くん……とやらの様子もおかしかった……」
葉隠「……誰かしら戦って自爆とかしねぇよな?」
霧切「宮司の事ね!宮司の事なのね!」きっ
葉隠「なんで睨まれてんの俺」
大泉「自爆でそれが出てくる君の思考回路が僕ぁ怖いよ」
※Tips…【白龍神社の宮司】
【ホワイトストーンズ】シリーズのキャラクターだが、登場は1・2のみ。3では、昔の話をしているメンバーの話題になかなか上がらない、ちょっと不憫な男。
小さい頃のホワイトストーンズを育てたり、全員に雅楽を教えてあげたり、ホワイトストーンズの命名をしたりと割と活躍してるのに不憫な男。
2では、いよいよ自分が戦わくてはと決意し、ホワイトストーンズを改造した川北博士に頼んで自分も改造してもらった。
そしてラスボス・レッドローズ(悪の首領)に突撃し、ホワイトストーンズを思いながら自爆していったものの、ラスボスは傷を癒し即復活した犬氏な男。
しまいには自分がいた白龍神社は、特に説明もないままいつの間にか主要人物の北郷(戸次)が管理し、孤児にすごい好かれてた。そんな不憫な男。
役名【宮司】の他に本名があってそれが公開されるのかと思いきや、そんな事も一切なかったし、そのままフェードアウトした不憫な男。
なお【小説版ホワイトストーンズ】では高齢の男性に設定されており、割と腹黒なキャラである。注意されたし。
舞園「…えっと…それでまずは、今日はどうしますか?」
石丸「最初、5階の探索をしようと思うのだがな。…それでいいですか?大泉さん」
大泉「ああもう、俺には断る権利ねーもの。君らで決めて君らで行きなさいよ」
霧切「ではそうさせてもらいます。全員揃ったら行きましょう」
石丸「ああ、号令は僕にやらせてくれ!」
大泉「号令?」
263: 2015/01/17(土) 19:49:56.27 ID:ZUiP7yUTo
ーーーーーーーーーーーーーーー
号令
ーーーーーーーーーーーーーーー
号令
ーーーーーーーーーーーーーーー
264: 2015/01/17(土) 19:51:22.36 ID:ZUiP7yUTo
石丸「行くぞっ!はいやーっ!」
たったったったっ
(いつのまにか取り出した馬の頭がついたステッキと共に軽快なステップで走る石丸)
大泉「おいおいなんだいその……その掛け声はぁ……www」
霧切「やはり力強く号令をしてもらわないと」
大泉「廊下は走っちゃいけねーんじゃねーのかよぉ!!」
石丸「はいやーっ!」たたったたっ
大和田「まだ全員揃ってねーから戻ってこい兄弟ー!」
葉隠「っつーか……wwwいつ、いつのまにあんなもん仕込んで……www」
※Tips…【馬に乗る王子】
【前枠後枠】シリーズより。なお、【前枠後枠】には様々な時期が存在するが、これはまだ【大泉黄金期】の作品である(鈴井が企画説明し、大泉が変な事をやるパターン)。
【サイコロ4】の前枠で、雪山を馬(の頭だけ)で走り回って戻ってきてから、カメラ前で何か王子らしい事を言わなければならなかった大泉さん。
しかし「はいやー!」と威勢良く出てきたものの、出だしでいきなり躓き、雪の中で盛大にすっ転んでしまった。
なんとか時間内にカメラ前に戻って来れたものの、「王子!」の一言しか制限時間に間に合わず、結局何度かやり直した。
しかしやはりそこでも上手くいかず、セリフもあまり面白くなかったため、一番最初の「王子!」でセリフが切れたものが採用された。
なお、どうでしょうにおける【前枠後枠】は、唯一制限時間やセリフががっちり決められたテレビらしい事をしているコーナーである。
たったったったっ
(いつのまにか取り出した馬の頭がついたステッキと共に軽快なステップで走る石丸)
大泉「おいおいなんだいその……その掛け声はぁ……www」
霧切「やはり力強く号令をしてもらわないと」
大泉「廊下は走っちゃいけねーんじゃねーのかよぉ!!」
石丸「はいやーっ!」たたったたっ
大和田「まだ全員揃ってねーから戻ってこい兄弟ー!」
葉隠「っつーか……wwwいつ、いつのまにあんなもん仕込んで……www」
※Tips…【馬に乗る王子】
【前枠後枠】シリーズより。なお、【前枠後枠】には様々な時期が存在するが、これはまだ【大泉黄金期】の作品である(鈴井が企画説明し、大泉が変な事をやるパターン)。
【サイコロ4】の前枠で、雪山を馬(の頭だけ)で走り回って戻ってきてから、カメラ前で何か王子らしい事を言わなければならなかった大泉さん。
しかし「はいやー!」と威勢良く出てきたものの、出だしでいきなり躓き、雪の中で盛大にすっ転んでしまった。
なんとか時間内にカメラ前に戻って来れたものの、「王子!」の一言しか制限時間に間に合わず、結局何度かやり直した。
しかしやはりそこでも上手くいかず、セリフもあまり面白くなかったため、一番最初の「王子!」でセリフが切れたものが採用された。
なお、どうでしょうにおける【前枠後枠】は、唯一制限時間やセリフががっちり決められたテレビらしい事をしているコーナーである。
265: 2015/01/17(土) 19:52:10.51 ID:ZUiP7yUTo
ーーーーーーーーーーーーーーー
大泉さん、ぼやく
ーーーーーーーーーーーーーーー
大泉さん、ぼやく
ーーーーーーーーーーーーーーー
266: 2015/01/17(土) 19:56:50.67 ID:ZUiP7yUTo
◆AM 9:30
ようやく全員の支度が終わる
(食卓テーブルに置かれた馬の頭のどアップ映像)
セレス「遅くなりまして申し訳ありませんでした……お洋服を綺麗にしていたら時間が……」
舞園「その洋服、手入れ大変そうですもんね」
不二咲「柄物と一緒に洗ったら大変だよねぇ……」
朝日奈「………」もぐもぐ
大神「朝日奈はドーナツが本当に好きだな」
朝日奈「えへへー!」
苗木(これはまだ支度が出来てるに入らないんじゃあ……)
桑田「ふぁ……髪の毛決まんねーな……」
十神「………」
朝日奈「………食べる?」つドーナツ
十神「いらん」
葉隠「やべ、眠くなってきた」
大泉「……」
大泉(いいのか、いいのか俺達ぁこれで)
大泉「………いやー、しかしあれだな。君達はさぁ」
朝日奈「ん?どったの?」
大泉「危機感がないなぁ」
朝日奈「…まぁね」
葉隠「正直氏ぬかと思ったけどな」
大泉「おめぇは脱臼で済んだ事をもっと感謝すべきだぞ、おめぇだおめぇ」
葉隠「………?」きょろきょろ
大泉「そう言うのいらねぇんだよぉ!w」
石丸「しかし、確かに危機感がないのは問題ですね」
苗木「実際ここまでなんとかなってきたから……次もきっとなんとかなるんじゃないかなって思うんです」
大泉「なんとか?」
大泉「誰か氏ぬかもしれないのに?」
苗木「…それ、は…」
大泉「ここにいるのは確かに超一流の高校生と北海道の大スターかもしれない。でもただの人間なんだよ、君」
葉隠「さりげなく自分を上げたべ」
山田「恐ろしいテクニックです」
セレス「なかなか出来る事じゃありませんわ」
大泉「綺麗事上等で言うけどねぇ、ぼかぁねぇ、氏ぬってのはよくないと思うんですよぉ」
ようやく全員の支度が終わる
(食卓テーブルに置かれた馬の頭のどアップ映像)
セレス「遅くなりまして申し訳ありませんでした……お洋服を綺麗にしていたら時間が……」
舞園「その洋服、手入れ大変そうですもんね」
不二咲「柄物と一緒に洗ったら大変だよねぇ……」
朝日奈「………」もぐもぐ
大神「朝日奈はドーナツが本当に好きだな」
朝日奈「えへへー!」
苗木(これはまだ支度が出来てるに入らないんじゃあ……)
桑田「ふぁ……髪の毛決まんねーな……」
十神「………」
朝日奈「………食べる?」つドーナツ
十神「いらん」
葉隠「やべ、眠くなってきた」
大泉「……」
大泉(いいのか、いいのか俺達ぁこれで)
大泉「………いやー、しかしあれだな。君達はさぁ」
朝日奈「ん?どったの?」
大泉「危機感がないなぁ」
朝日奈「…まぁね」
葉隠「正直氏ぬかと思ったけどな」
大泉「おめぇは脱臼で済んだ事をもっと感謝すべきだぞ、おめぇだおめぇ」
葉隠「………?」きょろきょろ
大泉「そう言うのいらねぇんだよぉ!w」
石丸「しかし、確かに危機感がないのは問題ですね」
苗木「実際ここまでなんとかなってきたから……次もきっとなんとかなるんじゃないかなって思うんです」
大泉「なんとか?」
大泉「誰か氏ぬかもしれないのに?」
苗木「…それ、は…」
大泉「ここにいるのは確かに超一流の高校生と北海道の大スターかもしれない。でもただの人間なんだよ、君」
葉隠「さりげなく自分を上げたべ」
山田「恐ろしいテクニックです」
セレス「なかなか出来る事じゃありませんわ」
大泉「綺麗事上等で言うけどねぇ、ぼかぁねぇ、氏ぬってのはよくないと思うんですよぉ」
267: 2015/01/17(土) 20:00:23.47 ID:ZUiP7yUTo
大泉「俺も確かに色んな事やったさ。色んな場所で吐いたり怪我したり転んだりしたさ!」
葉隠「かっこわりーぞそれ」
大泉「安田は牛乳を吐き、おならで階段を上がったよ!音尾と戸次なんかお前、滝で修行とかしたよ!」
大泉「……あとモリはハゲかけてるのがバレたよ」
不二咲「それはそれで一番辛そうなんですけどぉ……」
桑田(不二咲が突っ込んだ!?)
大泉「だからねぇ、笑いに変えられるのってのぁ、無事だからこそ笑いになるんであってだよ君達ィ」
霧切「それに同意します」きりぎりっ
苗木「バラエティでは血を映しちゃいけないってやつ、ですか……?」
大泉「そーそー、やっぱりねぇ?怪我するかしないかギリギリだからこそぉ、笑って済ませられるってところがねぇ…」
葉隠「ん、氏んだら笑えねーもんな」
大泉「……おめぇが氏んだら墓の前で思いっきり笑ってやるよ」
石丸「大泉さん!人の氏を笑うのは倫理に反します!」
葉隠「つーか何年後だよそれ」
腐川「あんたの事だし……」
セレス「案外近い将来なんじゃありませんこと?」
朝日奈「あ、それもそうかも……」
苗木「………(ノーコメント)」
不二咲「えっ……」
葉隠「…え?止めようぜみんな、なんかマジっぽい雰囲気出すの止めよう?そう言うのが昨今のいじめを」
大泉「行くぞ葉隠ェ!」ぐぃっ
葉隠「…ここ出たら全員相手取ってやるからな」
セレス「負け戦をわざわざやりに行くんですね」
葉隠「………」
山田「……ファイトだよ!」
葉隠「かっこわりーぞそれ」
大泉「安田は牛乳を吐き、おならで階段を上がったよ!音尾と戸次なんかお前、滝で修行とかしたよ!」
大泉「……あとモリはハゲかけてるのがバレたよ」
不二咲「それはそれで一番辛そうなんですけどぉ……」
桑田(不二咲が突っ込んだ!?)
大泉「だからねぇ、笑いに変えられるのってのぁ、無事だからこそ笑いになるんであってだよ君達ィ」
霧切「それに同意します」きりぎりっ
苗木「バラエティでは血を映しちゃいけないってやつ、ですか……?」
大泉「そーそー、やっぱりねぇ?怪我するかしないかギリギリだからこそぉ、笑って済ませられるってところがねぇ…」
葉隠「ん、氏んだら笑えねーもんな」
大泉「……おめぇが氏んだら墓の前で思いっきり笑ってやるよ」
石丸「大泉さん!人の氏を笑うのは倫理に反します!」
葉隠「つーか何年後だよそれ」
腐川「あんたの事だし……」
セレス「案外近い将来なんじゃありませんこと?」
朝日奈「あ、それもそうかも……」
苗木「………(ノーコメント)」
不二咲「えっ……」
葉隠「…え?止めようぜみんな、なんかマジっぽい雰囲気出すの止めよう?そう言うのが昨今のいじめを」
大泉「行くぞ葉隠ェ!」ぐぃっ
葉隠「…ここ出たら全員相手取ってやるからな」
セレス「負け戦をわざわざやりに行くんですね」
葉隠「………」
山田「……ファイトだよ!」
268: 2015/01/17(土) 20:01:06.58 ID:ZUiP7yUTo
ーーーーーーーーーーーーーーー
5階
ーーーーーーーーーーーーーーー
5階
ーーーーーーーーーーーーーーー
269: 2015/01/17(土) 20:01:45.08 ID:ZUiP7yUTo
(全員で訪れた初めてのフロア。今までとは全く雰囲気が違い、多少の開放感も感じるほどの場所がじっと写っている)
(そこに突如現れる迷彩服の女性……なぜか頭は悪役プロレスラーのマスクをかぶっている。首からカードキーをカードホルダーに入れて下げている)
戦刃「戦刃むくろだっ!」ばっ
ーーーーーーーーーーーーーーー
?
ーーーーーーーーーーーーーーー
十神「何をしている?」
戦刃「オンちゃんを……いじめないで!いじめないで!」地団駄だんだんっ
ーーーーーーーーーーーーーーー
???
ーーーーーーーーーーーーーーー
霧切「………」白い目
戦刃「……えっ、これやったら笑い取れるって聞いたのに……」
◆Tips…前枠後枠のプロレスラー
【原付東日本制覇】の前枠・後枠は、大泉と安田がonちゃんと一緒にプロレスに興じる内容となっている。
その時の安田の発言(何夜かまで正確に覚えてない)がこれ。安田が出て来るまでは大泉がonちゃんをボコボコにしている。
なお安田はこの時ミル・マスカラスなどの扮装をしている。大泉はタイガージェットシン。
その後【サイコロの旅】がゴールデンで放送された時に行われた【30時間テレビ】では、鈴井がタイガーマスクをかぶってリングインした。
この時大泉はアントニオ猪木風の衣装であり、同じ猪木風の安田が増えて鈴井と絡む事を、【タイガーのダブル猪木】と呼ぶ。
(そこに突如現れる迷彩服の女性……なぜか頭は悪役プロレスラーのマスクをかぶっている。首からカードキーをカードホルダーに入れて下げている)
戦刃「戦刃むくろだっ!」ばっ
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?
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十神「何をしている?」
戦刃「オンちゃんを……いじめないで!いじめないで!」地団駄だんだんっ
ーーーーーーーーーーーーーーー
???
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霧切「………」白い目
戦刃「……えっ、これやったら笑い取れるって聞いたのに……」
◆Tips…前枠後枠のプロレスラー
【原付東日本制覇】の前枠・後枠は、大泉と安田がonちゃんと一緒にプロレスに興じる内容となっている。
その時の安田の発言(何夜かまで正確に覚えてない)がこれ。安田が出て来るまでは大泉がonちゃんをボコボコにしている。
なお安田はこの時ミル・マスカラスなどの扮装をしている。大泉はタイガージェットシン。
その後【サイコロの旅】がゴールデンで放送された時に行われた【30時間テレビ】では、鈴井がタイガーマスクをかぶってリングインした。
この時大泉はアントニオ猪木風の衣装であり、同じ猪木風の安田が増えて鈴井と絡む事を、【タイガーのダブル猪木】と呼ぶ。
270: 2015/01/17(土) 20:03:57.77 ID:ZUiP7yUTo
桑田「……いやー……」
大泉「誤解を恐れず言うけどさぁ……」
戦刃「は、はい……?」
大泉「ぶっちゃけねぇ、寒い」
戦刃「なーっ!?」がーん
苗木「さすがにそこまで言ったら可哀想なんじゃあ……」
腐川「そそそそそうなのよこのドブネズミ!今更なんて顔してあたし達の前に現れてんのよ!」
戦刃「いや現れるのは仕方がないよね!?そう言うゲームだしね!?」
石丸「………っ、くく、……」
大和田「兄弟?」
戦刃「!」
石丸「ぶっはっはっはっはっ!なんだねそのアンバランスな衣装!!」手ぱんぱん
戦刃「………そっち?!」
石丸「こ、こうそ、っははは、校則違反!違反しすぎだ!あははは!っひゃっひゃっひゃっ!!」
石丸「ふはははっ!ひっ、ひいいっ、こ、呼吸出来なくなる!マスク、ま、マスクを取りたまえ!」
大和田「そこまで笑うもんか!?」
舞園「人の笑いのツボって違いますからね」
戦刃「わ、分かった、取るから……」
ーーーーーーーーーーーーーーー
とった
ーーーーーーーーーーーーーーー
石丸「………」
戦刃「………」
大和田「兄弟が、まるでオレが氏んじまったかみてぇに真っ青な顔してんだが…」
※
3章のあの石丸の立ち絵参照。
朝日奈「石丸大丈夫?保健室行く?」
石丸「…す、すまない、大丈夫だ………」
大和田「テメェ………兄弟になにしやがった………」ゴキゴキッ
戦刃「えぇぇ…?あらぬ誤解だよ、なにもしてないよ……」
大泉「誤解を恐れず言うけどさぁ……」
戦刃「は、はい……?」
大泉「ぶっちゃけねぇ、寒い」
戦刃「なーっ!?」がーん
苗木「さすがにそこまで言ったら可哀想なんじゃあ……」
腐川「そそそそそうなのよこのドブネズミ!今更なんて顔してあたし達の前に現れてんのよ!」
戦刃「いや現れるのは仕方がないよね!?そう言うゲームだしね!?」
石丸「………っ、くく、……」
大和田「兄弟?」
戦刃「!」
石丸「ぶっはっはっはっはっ!なんだねそのアンバランスな衣装!!」手ぱんぱん
戦刃「………そっち?!」
石丸「こ、こうそ、っははは、校則違反!違反しすぎだ!あははは!っひゃっひゃっひゃっ!!」
石丸「ふはははっ!ひっ、ひいいっ、こ、呼吸出来なくなる!マスク、ま、マスクを取りたまえ!」
大和田「そこまで笑うもんか!?」
舞園「人の笑いのツボって違いますからね」
戦刃「わ、分かった、取るから……」
ーーーーーーーーーーーーーーー
とった
ーーーーーーーーーーーーーーー
石丸「………」
戦刃「………」
大和田「兄弟が、まるでオレが氏んじまったかみてぇに真っ青な顔してんだが…」
※
3章のあの石丸の立ち絵参照。
朝日奈「石丸大丈夫?保健室行く?」
石丸「…す、すまない、大丈夫だ………」
大和田「テメェ………兄弟になにしやがった………」ゴキゴキッ
戦刃「えぇぇ…?あらぬ誤解だよ、なにもしてないよ……」
271: 2015/01/17(土) 20:06:44.86 ID:ZUiP7yUTo
苗木「ええっと、どうしようか…」
霧切「とりあえず、そうね…(あのキャラがうっとおしいけれど)カードキーを取るしかないんじゃないかしら」
十神「………あれからか?」
霧切「ええ」
桑田「それマジで?」
セレス「本気ですの……?」
霧切「仕方ないじゃない……」
戦刃(今のでどんだけ引かれてるの私……)
十神「………」
大泉「いやぁ……」
戦刃「?」
大泉「厳しいなぁ……」
葉隠「あんまり触れたくないって言うか……」
桑田「だな……扱いに困るし……」
腐川「あんまり近寄りたくないわよね……洗ってない犬の臭いしそうだし」
十神「それはお前だ腐川」
苗木「みんな辛口だなぁ」
石丸「これがいじめの始まりなのか……」
戦刃「多分違うよ」
大神「……(コメントに困っている顔)」
朝日奈「何ていうか接しにくい……?」
山田「まぁキャラ的にも、編集的にも?」
朝日奈「へ?編集?」
霧切「黒幕は私達の学園生活をDVDにして荒稼ぎしようとしてるのよ」
セレス「この方も片棒担いでるのですね」
不二咲「監視カメラの映像を悪用するなんて最低だよぉ!」
大泉「そうだぞこの!人の私生活切り売りしやがって!」
葉隠「訴訟起こすべ!」
霧切「裁判なら勝てるわね」
山田「絶望しました、みくにゃんのファンやめます」
戦刃「みんなしてひどくない!?あとみくにゃんって誰?!」
霧切「とりあえず、そうね…(あのキャラがうっとおしいけれど)カードキーを取るしかないんじゃないかしら」
十神「………あれからか?」
霧切「ええ」
桑田「それマジで?」
セレス「本気ですの……?」
霧切「仕方ないじゃない……」
戦刃(今のでどんだけ引かれてるの私……)
十神「………」
大泉「いやぁ……」
戦刃「?」
大泉「厳しいなぁ……」
葉隠「あんまり触れたくないって言うか……」
桑田「だな……扱いに困るし……」
腐川「あんまり近寄りたくないわよね……洗ってない犬の臭いしそうだし」
十神「それはお前だ腐川」
苗木「みんな辛口だなぁ」
石丸「これがいじめの始まりなのか……」
戦刃「多分違うよ」
大神「……(コメントに困っている顔)」
朝日奈「何ていうか接しにくい……?」
山田「まぁキャラ的にも、編集的にも?」
朝日奈「へ?編集?」
霧切「黒幕は私達の学園生活をDVDにして荒稼ぎしようとしてるのよ」
セレス「この方も片棒担いでるのですね」
不二咲「監視カメラの映像を悪用するなんて最低だよぉ!」
大泉「そうだぞこの!人の私生活切り売りしやがって!」
葉隠「訴訟起こすべ!」
霧切「裁判なら勝てるわね」
山田「絶望しました、みくにゃんのファンやめます」
戦刃「みんなしてひどくない!?あとみくにゃんって誰?!」
272: 2015/01/17(土) 20:09:42.01 ID:ZUiP7yUTo
舞園「もちろんそれだけじゃない、んですよね?」
十神「当然だ。こうして無防備なフリをして俺達全員の前に現れるって事は、何か策があっての行動だろうしな」
大神「であろうな。このままかかって行って、どうなるか目に見える」
腐川「そそ、そうよね……大和田が束になったって敵わないわよ……」
大和田「なんでオレ基準なんだよ」
腐川「あ、あたしがあんなのに勝てるわけないでしょ!?」きぃぃ
石丸「だが兄弟はそれはそれは強いんだぞ!いい勝負はするだろう!」
大泉「いや大和田は女の子殴らないんだからぼろ負けじゃねぇの?」
戦刃「……えーと……」←策とかない
霧切「このままじゃ埒が開かないわね。どうせこのフロアに居座る気なんでしょうし、戦刃さん」
戦刃「も、もちろんだべ(棒読み)」
朝日奈「ねぇ、なんとか戦いとか危ない事せず穏便にカードもらえないかなぁ?」
大泉「……不二咲さん、頼んで見ればいいんでない?」
不二咲「え?」
苗木「大泉さん、何言って……」
戦刃(はい?)
大泉「やってみって、一回だけ、一回だけさ」
不二咲「……」すたすた
戦刃(ほんとに来たし……)
不二咲「……あの、そ、そのぉ……カードくれませんかぁ?」
戦刃「いや、さすがにそれは出来ないかな……私も氏にたくはないし」
大泉「あー、断られた……」
十神「だろうな」真顔
大泉「……もう一回行っとくかい?」
山田「ファイトだよ!ファイトだよ!フフフフファイトだよ!」
不二咲「もう一度は無理だよぉ……」
セレス「いいから渡すっぺ!」だらぁっ
戦刃「ひっ」
大泉「お!いいねぇ、セレスさんの素の喋り。方言フェチが喜ぶよ。うちのリーダーとかが」
葉隠「自分も訛ってんのに方言フェチなん、あの人」
十神「そこは今どうでもいい!」
苗木「そこも、だけどね」
十神「当然だ。こうして無防備なフリをして俺達全員の前に現れるって事は、何か策があっての行動だろうしな」
大神「であろうな。このままかかって行って、どうなるか目に見える」
腐川「そそ、そうよね……大和田が束になったって敵わないわよ……」
大和田「なんでオレ基準なんだよ」
腐川「あ、あたしがあんなのに勝てるわけないでしょ!?」きぃぃ
石丸「だが兄弟はそれはそれは強いんだぞ!いい勝負はするだろう!」
大泉「いや大和田は女の子殴らないんだからぼろ負けじゃねぇの?」
戦刃「……えーと……」←策とかない
霧切「このままじゃ埒が開かないわね。どうせこのフロアに居座る気なんでしょうし、戦刃さん」
戦刃「も、もちろんだべ(棒読み)」
朝日奈「ねぇ、なんとか戦いとか危ない事せず穏便にカードもらえないかなぁ?」
大泉「……不二咲さん、頼んで見ればいいんでない?」
不二咲「え?」
苗木「大泉さん、何言って……」
戦刃(はい?)
大泉「やってみって、一回だけ、一回だけさ」
不二咲「……」すたすた
戦刃(ほんとに来たし……)
不二咲「……あの、そ、そのぉ……カードくれませんかぁ?」
戦刃「いや、さすがにそれは出来ないかな……私も氏にたくはないし」
大泉「あー、断られた……」
十神「だろうな」真顔
大泉「……もう一回行っとくかい?」
山田「ファイトだよ!ファイトだよ!フフフフファイトだよ!」
不二咲「もう一度は無理だよぉ……」
セレス「いいから渡すっぺ!」だらぁっ
戦刃「ひっ」
大泉「お!いいねぇ、セレスさんの素の喋り。方言フェチが喜ぶよ。うちのリーダーとかが」
葉隠「自分も訛ってんのに方言フェチなん、あの人」
十神「そこは今どうでもいい!」
苗木「そこも、だけどね」
273: 2015/01/17(土) 20:12:21.22 ID:ZUiP7yUTo
山田「あのー、僕が言うのもなんですが……話が脱線しすぎなんですけど?」
舞園「と言うかこのままだと探索も進みませんし」
大神「ならばどうする?対策はあるのか」
十神「……こちらにも策はある。が、少し危険だ」
セレス「まさか十神君、あれを使うなんて言いませんわよね?」
十神「使う。俺達の最大戦力に数えられるからな…」
石丸「十神くん、何を……」
十神「腐川、準備をしておけ。お前が頼りだ」
腐川「えっ……///」かぁぁ
石丸「まさか彼女か!」
大和田「あいつ絡み辛ぇんだよな…」
霧切「そうね……」
桑田「すっげぇ舌長いしよ」
大泉「目も怖いもねぇ」
苗木「なんかもっと根本的な問題(殺人鬼だと言う事実)があると思うんだけどなぁ…」
腐川「よ、呼びたくはないけど、白夜様がやれって言うんならぁ……」
十神「あいつならばこの拮抗を崩せる」
大神「……ならん」
十神「なに?」
大神「危険を背負うのは……戦うのは我だけでいい!」
腐川「えっ……///」とくん
十神「お前は今すぐに投身自頃してこい、骨は拾ってやる」
大泉「これ何?コント?」
戦刃「もう……締まりないなぁ!」
大神「戦刃ァ!」豪っ!
戦刃「なに?やるって言うんなら私だってやるよ!」
十神「待て、大神!相手の策を……!!」
大神「牽制だけだ!」ぶんっ
舞園「と言うかこのままだと探索も進みませんし」
大神「ならばどうする?対策はあるのか」
十神「……こちらにも策はある。が、少し危険だ」
セレス「まさか十神君、あれを使うなんて言いませんわよね?」
十神「使う。俺達の最大戦力に数えられるからな…」
石丸「十神くん、何を……」
十神「腐川、準備をしておけ。お前が頼りだ」
腐川「えっ……///」かぁぁ
石丸「まさか彼女か!」
大和田「あいつ絡み辛ぇんだよな…」
霧切「そうね……」
桑田「すっげぇ舌長いしよ」
大泉「目も怖いもねぇ」
苗木「なんかもっと根本的な問題(殺人鬼だと言う事実)があると思うんだけどなぁ…」
腐川「よ、呼びたくはないけど、白夜様がやれって言うんならぁ……」
十神「あいつならばこの拮抗を崩せる」
大神「……ならん」
十神「なに?」
大神「危険を背負うのは……戦うのは我だけでいい!」
腐川「えっ……///」とくん
十神「お前は今すぐに投身自頃してこい、骨は拾ってやる」
大泉「これ何?コント?」
戦刃「もう……締まりないなぁ!」
大神「戦刃ァ!」豪っ!
戦刃「なに?やるって言うんなら私だってやるよ!」
十神「待て、大神!相手の策を……!!」
大神「牽制だけだ!」ぶんっ
274: 2015/01/17(土) 20:13:34.46 ID:ZUiP7yUTo
戦刃「っ!」ばっ
(バックステップで大きく距離を取る戦刃)
大泉「おぉっ!?」
山田「膝だけであの跳躍!?」
舞園「す、すごい……」
朝日奈「陸上とか強そうだよねー」
葉隠「見えた!紫!」心眼発動
霧切「あのスピード……まさか、ヤスダッタ!?」
桑田「なんだその生物」
※Tips…【ヤスダッタ3D】
【N43】と言うNACSの短編映画のうちのひとつ。監督・主演は安田顕。
そもそもヤスダッタとは、インドのヤスダッタ教授により発見された新種の奇病で、日本への上陸は2009年頃とみられている。
感染すれば最後……理性を失い始め、完全体になればその速度はマッハ5にもなり、野山を駆け回って人に襲いかかる。
好物は日本酒と鮭とば。
報告によるととある個体は、自分が人間だった頃に歌っていた演歌を流されて、涙ながらに山を降りてきたと言う。
…ちなみにこの作品に参加している役者の苗字は全員【安田】である(例外として【安田大サーカス】が参加している)。
大神「我の拳を躱した、だと!」
戦刃「ふふんっ、足には自信あるんだ!そんな大振りの攻撃、私には当たらな」
ぶち
戦刃「………い?」
(バックステップで大きく距離を取る戦刃)
大泉「おぉっ!?」
山田「膝だけであの跳躍!?」
舞園「す、すごい……」
朝日奈「陸上とか強そうだよねー」
葉隠「見えた!紫!」心眼発動
霧切「あのスピード……まさか、ヤスダッタ!?」
桑田「なんだその生物」
※Tips…【ヤスダッタ3D】
【N43】と言うNACSの短編映画のうちのひとつ。監督・主演は安田顕。
そもそもヤスダッタとは、インドのヤスダッタ教授により発見された新種の奇病で、日本への上陸は2009年頃とみられている。
感染すれば最後……理性を失い始め、完全体になればその速度はマッハ5にもなり、野山を駆け回って人に襲いかかる。
好物は日本酒と鮭とば。
報告によるととある個体は、自分が人間だった頃に歌っていた演歌を流されて、涙ながらに山を降りてきたと言う。
…ちなみにこの作品に参加している役者の苗字は全員【安田】である(例外として【安田大サーカス】が参加している)。
大神「我の拳を躱した、だと!」
戦刃「ふふんっ、足には自信あるんだ!そんな大振りの攻撃、私には当たらな」
ぶち
戦刃「………い?」
275: 2015/01/17(土) 20:14:06.28 ID:ZUiP7yUTo
ーーーーーーーーーーーーーーー
!
ーーーーーーーーーーーーーーー
!
ーーーーーーーーーーーーーーー
276: 2015/01/17(土) 20:15:11.61 ID:ZUiP7yUTo
ぽてっ
大神「………」
戦刃「………」すたっ
霧切「あら」
不二咲「今の、って…」
葉隠「い、いや、いやいや…」
大泉「………あのー、まさかとは思うんだけどねぇ?その…」
桑田「いやいやいや、さすがにねーだろ」
山田「それで終わっちゃったらねぇ、もう山場なしですよ?」
戦刃「な、なにが?」
ーーーーーーーーーーーーーーー
動揺してる
ーーーーーーーーーーーーーーー
大神「………お主…その、」
戦刃「だから、だからなにが……」
大神「カードはどこにやった?」
戦刃「……」
戦刃「…………」
戦刃「……………あ」
ーーーーーーーーーーーーーーー
あ?
ーーーーーーーーーーーーーーー
大神「………」
戦刃「………」すたっ
霧切「あら」
不二咲「今の、って…」
葉隠「い、いや、いやいや…」
大泉「………あのー、まさかとは思うんだけどねぇ?その…」
桑田「いやいやいや、さすがにねーだろ」
山田「それで終わっちゃったらねぇ、もう山場なしですよ?」
戦刃「な、なにが?」
ーーーーーーーーーーーーーーー
動揺してる
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大神「………お主…その、」
戦刃「だから、だからなにが……」
大神「カードはどこにやった?」
戦刃「……」
戦刃「…………」
戦刃「……………あ」
ーーーーーーーーーーーーーーー
あ?
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277: 2015/01/17(土) 20:18:35.70 ID:ZUiP7yUTo
腐川「………ねぇ、あんたこれ……」
ひょいっ
戦刃「あっ、待って拾わな……」
腐川「……」←もう持ってる
戦刃「………あ」
不二咲「そ、それって……もしかして……」
朝日奈「……らしいね」
大泉「……なぁ、おい冗談って言ってくれよ……君ィ、こんなのってないだろ?」
戦刃「…………」
葉隠「えーと、今回俺達がやんなきゃならんのは?」
不二咲「戦刃さんが首から下げてるカードを、どんな方法でもいいから奪う…だよね」
朝日奈「そうだよね!」
舞園「手段は問わないんでしたよね?」
大神「ああ、戦刃の生氏も問わないとな」
大泉(おりこうな生徒ならわかっただろう)
大泉(寺の数を「お」と答えるクソ坊主でだってこの答えはわかったはずだ)
大泉(たった一つのシンプルな答え)
大泉(認めたらそれで全てが終わってしまう、そんな答えは───)
苗木「ねぇ、腐川さんが今持ってるのって……」
腐川「……あいつの首から下げてたカードだけど」
ひょいっ
戦刃「あっ、待って拾わな……」
腐川「……」←もう持ってる
戦刃「………あ」
不二咲「そ、それって……もしかして……」
朝日奈「……らしいね」
大泉「……なぁ、おい冗談って言ってくれよ……君ィ、こんなのってないだろ?」
戦刃「…………」
葉隠「えーと、今回俺達がやんなきゃならんのは?」
不二咲「戦刃さんが首から下げてるカードを、どんな方法でもいいから奪う…だよね」
朝日奈「そうだよね!」
舞園「手段は問わないんでしたよね?」
大神「ああ、戦刃の生氏も問わないとな」
大泉(おりこうな生徒ならわかっただろう)
大泉(寺の数を「お」と答えるクソ坊主でだってこの答えはわかったはずだ)
大泉(たった一つのシンプルな答え)
大泉(認めたらそれで全てが終わってしまう、そんな答えは───)
苗木「ねぇ、腐川さんが今持ってるのって……」
腐川「……あいつの首から下げてたカードだけど」
278: 2015/01/17(土) 20:19:07.64 ID:ZUiP7yUTo
ーーーーーーーーーーーーーーー
終了
じゃーん(ドラのSE)
ーーーーーーーーーーーーーーー
終了
じゃーん(ドラのSE)
ーーーーーーーーーーーーーーー
292: 2015/02/07(土) 00:29:19.84 ID:iNvdlyEwo
【前回まで】
前回、大泉さん達は命がけの鬼ごっこをする事になってしまった。
しかし、戦刃さんがまさかの凡ミス。
それにより、奪うはずだったカードを手に入れてしまった───
これで、戦刃さんの氏刑は確定。
ゲームは終わるはずだった……。
大泉「……え……?」
戦刃「ど、どうしよう、もうちょっと引き伸ばさないと行けないのに、あ、うそ……」
大泉「これで……終わり?」
霧切「後味が悪いけど、そうなるわね」
石丸「はは……まさか、趣味の悪い冗談だろう?」
セレス「これで勝っても……嬉しくもなんともありませんもの……!」
戦刃「ところがどっこい、これが現実……っ!」ぐにゃぁぁぁ
山田「自分で言ってて悲しくなりません?」
腐川「…か、返すわよ……いいわよ、あたしは拾ってないって事にして……」
戦刃「そう言うわけにはいかないよ!」
腐川「な、なんでよ!こんなもん……」
戦刃「みんな見てるんだから!」
霧切「……みんな?」
十神「見ている……?」
戦刃(あっ)
桑田「や、やはー……んならオレらが見てないって口裏合わせりゃー……」
朝日奈「そっか、監視カメラ!」
十神「なるほど……そう言う事か。監視カメラがあるから、ごまかしは効かないと」
戦刃「そっ、そそ、そうなんだよ(棒読み)どうしよう(棒読み)」
大泉(そんな会話が、違和感ばかりで)
大泉「……いいのかよ」
戦刃「え?」
前回、大泉さん達は命がけの鬼ごっこをする事になってしまった。
しかし、戦刃さんがまさかの凡ミス。
それにより、奪うはずだったカードを手に入れてしまった───
これで、戦刃さんの氏刑は確定。
ゲームは終わるはずだった……。
大泉「……え……?」
戦刃「ど、どうしよう、もうちょっと引き伸ばさないと行けないのに、あ、うそ……」
大泉「これで……終わり?」
霧切「後味が悪いけど、そうなるわね」
石丸「はは……まさか、趣味の悪い冗談だろう?」
セレス「これで勝っても……嬉しくもなんともありませんもの……!」
戦刃「ところがどっこい、これが現実……っ!」ぐにゃぁぁぁ
山田「自分で言ってて悲しくなりません?」
腐川「…か、返すわよ……いいわよ、あたしは拾ってないって事にして……」
戦刃「そう言うわけにはいかないよ!」
腐川「な、なんでよ!こんなもん……」
戦刃「みんな見てるんだから!」
霧切「……みんな?」
十神「見ている……?」
戦刃(あっ)
桑田「や、やはー……んならオレらが見てないって口裏合わせりゃー……」
朝日奈「そっか、監視カメラ!」
十神「なるほど……そう言う事か。監視カメラがあるから、ごまかしは効かないと」
戦刃「そっ、そそ、そうなんだよ(棒読み)どうしよう(棒読み)」
大泉(そんな会話が、違和感ばかりで)
大泉「……いいのかよ」
戦刃「え?」
293: 2015/02/07(土) 00:32:09.83 ID:iNvdlyEwo
大泉(全員で、生きて帰る。)
大泉(俺が勝手に思っていた目標があっさりと崩れた瞬間だった)
大泉(だからだろうな、縋り付くように叫ぶ)
大泉「いや、君氏んじゃうんだろ?そんな、こんなので氏んじゃっていいのかよ」
大泉「んなんダメだろぉ?あんなくっだらねぇミスで氏ぬんだぞ?そんなのでいいのかおめぇ」
大泉(しかし俺の怒りを込めたセリフは)
戦刃「あ、うん」
大泉(そんなあっけらかんとした声で打ち消されて)
大泉「……はぁ?」
戦刃「人間どうせいつか氏ぬし、それがちょっと早くなるだけだもん」
大泉(呼吸が出来なくなる)
大泉「おま……それ、本気で……」
大泉(目眩がする)
戦刃「今までどんな戦場にいても私は氏ななかったんだ。だから、こんな絶望的な氏に方出来るなら本望だよ」
大泉(───理解出来ない、したくない)
戦刃「私の氏があなたにとっての絶望ならお安い御用ってね」
戦刃「戦場では命は軽いの。分かる?」
大泉(頭が真っ白になる───)
モノクマ「うるせぇ!行こう!」どんっ
294: 2015/02/07(土) 00:34:13.92 ID:iNvdlyEwo
葉隠「ぎゃー!モノクマぁー!」
セレス「……ぁあ?何しに来やがりましたの?」
大和田「さっさとどっか行きやがれ」
石丸「校則違反だ!」
大泉「………」
モノクマ「もうちょっと驚いてくれてもよくない?」
葉隠「あ"ぁ"~!モノクマじゃぁ~!!」
朝日奈「だって今大事な話してるのに!邪魔しないで!」
腐川「そうよこんにゃく!」
モノクマ「こんにゃく?!いや、ボクも大事な話をしに来たよ!?」
霧切「大事な話?」
葉隠「アババーッ!モノクマ!モノクマァァァ!」がたがたがた
モノクマ「オメーうるせぇよ!もうなんもしねぇから!しねぇから!!ほら!」
葉隠「………なんも?」びくびく
モノクマ「………」手を広げるポーズ
葉隠「………」
モノクマ「……がおー」
葉隠「ああああーー!あー!コワイモノクマコワイベ!」がたがたがた
苗木(まるでとある東京03のとある角ちゃんみたいな驚き方だよ葉隠クン)
モノクマ「もうボクで驚いてくれるのキミだけだよ葉隠クン」
大泉「……んで?何しに来た?」
モノクマ「ちょっと反省会をね」
セレス「……ぁあ?何しに来やがりましたの?」
大和田「さっさとどっか行きやがれ」
石丸「校則違反だ!」
大泉「………」
モノクマ「もうちょっと驚いてくれてもよくない?」
葉隠「あ"ぁ"~!モノクマじゃぁ~!!」
朝日奈「だって今大事な話してるのに!邪魔しないで!」
腐川「そうよこんにゃく!」
モノクマ「こんにゃく?!いや、ボクも大事な話をしに来たよ!?」
霧切「大事な話?」
葉隠「アババーッ!モノクマ!モノクマァァァ!」がたがたがた
モノクマ「オメーうるせぇよ!もうなんもしねぇから!しねぇから!!ほら!」
葉隠「………なんも?」びくびく
モノクマ「………」手を広げるポーズ
葉隠「………」
モノクマ「……がおー」
葉隠「ああああーー!あー!コワイモノクマコワイベ!」がたがたがた
苗木(まるでとある東京03のとある角ちゃんみたいな驚き方だよ葉隠クン)
モノクマ「もうボクで驚いてくれるのキミだけだよ葉隠クン」
大泉「……んで?何しに来た?」
モノクマ「ちょっと反省会をね」
295: 2015/02/07(土) 00:34:49.34 ID:iNvdlyEwo
ーーーーーーーーーーーーーーー
反省会
ーーーーーーーーーーーーーーー
反省会
ーーーーーーーーーーーーーーー
296: 2015/02/07(土) 00:37:31.18 ID:iNvdlyEwo
(校舎5階の廊下のなんか草木っぽいやつが写ってるだけ)
(そこに声だけが聞こえるどうでしょうスタイルでお楽しみください)
モノクマ「君ねぇ」
戦刃「はい」
モノクマ「どうすんだい?こっからさぁ」
戦刃「その……えっと……」
モノクマ「あのねぇ?だからぁ、ちゃんとねぇ、」
戦刃「はい」
モノクマ「不測の事態に備えなさいっつってんのね?ぼかぁさぁ」
戦刃「………は、い」
モノクマ「最初さぁ、ぼかぁ言ったよね?だからダミーを用意しときなさいよあんた、って」
モノクマ「あんた絶対なんかやらかすんだし、ねって?」
戦刃「……いや、あのね……」
モノクマ「ボク言ったよね?」
戦刃「ダミーになりそうなものがなかっ」
モノクマ「ぁあ!?なにぃ!?」
戦刃「だから、ダミーにn」
モノクマ「つべこべ言うんじゃないよ!」
戦刃「……ごめんなさい」
モノクマ「キミはいっつもいっつもそうだな、なぁ?大事な時にはなんにも言わねぇで勝手にやって勝手に失敗してさぁ」
戦刃「はい……」
モノクマ「お風呂入る時だって、咄嗟の言い訳全然思いついてなかったじゃねぇかよぉ」
戦刃「それほんと……ごめんなさい」
モノクマ「ごめんなさいで済むなら学園長は要らないんですよぉ」ばんばんばん
大泉「……モノクマ」
モノクマ「うん?なんだい大泉クン?」
大泉「それは今じゃないといかんのかい」
モノクマ「当然だろぉ?何言ってんだ?おいスズムシ」
大泉「なにぃ?」カチッ
(そこに声だけが聞こえるどうでしょうスタイルでお楽しみください)
モノクマ「君ねぇ」
戦刃「はい」
モノクマ「どうすんだい?こっからさぁ」
戦刃「その……えっと……」
モノクマ「あのねぇ?だからぁ、ちゃんとねぇ、」
戦刃「はい」
モノクマ「不測の事態に備えなさいっつってんのね?ぼかぁさぁ」
戦刃「………は、い」
モノクマ「最初さぁ、ぼかぁ言ったよね?だからダミーを用意しときなさいよあんた、って」
モノクマ「あんた絶対なんかやらかすんだし、ねって?」
戦刃「……いや、あのね……」
モノクマ「ボク言ったよね?」
戦刃「ダミーになりそうなものがなかっ」
モノクマ「ぁあ!?なにぃ!?」
戦刃「だから、ダミーにn」
モノクマ「つべこべ言うんじゃないよ!」
戦刃「……ごめんなさい」
モノクマ「キミはいっつもいっつもそうだな、なぁ?大事な時にはなんにも言わねぇで勝手にやって勝手に失敗してさぁ」
戦刃「はい……」
モノクマ「お風呂入る時だって、咄嗟の言い訳全然思いついてなかったじゃねぇかよぉ」
戦刃「それほんと……ごめんなさい」
モノクマ「ごめんなさいで済むなら学園長は要らないんですよぉ」ばんばんばん
大泉「……モノクマ」
モノクマ「うん?なんだい大泉クン?」
大泉「それは今じゃないといかんのかい」
モノクマ「当然だろぉ?何言ってんだ?おいスズムシ」
大泉「なにぃ?」カチッ
297: 2015/02/07(土) 00:42:28.69 ID:iNvdlyEwo
朝日奈「ねー、もう探索行ってもいい?」
モノクマ「キミ達もちょっと反省会だ」
桑田「はぁー?オレら何反省すんだって」
モノクマ「いっぱいあるでしょうが」
十神「ないな」
腐川「ないわ」
大神「……モノクマ、お主の意見を聞いてやらん事もないが……」
モノクマ「憐れむんじゃないよ!」
霧切「………w」
苗木「哀れまれても仕方がないよ、今のは」
モノクマ「だーかーらーねぇー!」
石丸「なにかね!」
大神「まぁ、こやつの意見も聞いてやろうではないか?」
朝日奈「さくらちゃんがそう言うなら……」
モノクマ「そもそもだぁ、キミらがねぇ、あんなスピードでねぇ」
戦刃「うん」
モノクマ「まさか取るとは思わないもの、ボクだってさぁ、カードキーをねぇ?」
モノクマ「はじめに山場持ってきてどうすんだっての、キャンプしねーんだぞ?今回は。ええ?」
霧切「そうかもしれないけれど、これで決まりよね」
桑田「あ、そーだそーだ!これでオレらの勝ちだろ!」
モノクマ「いいんですかぁ?」
大泉「なにがよ」
モノクマ「なんつうの?勝ったの、キミら?盛り上がりもほとんどないしねぇ?そんなんでいいんですかぁ?」
不二咲「………ええ………?いや、僕は………」
大泉「な事言われても、なぁ」
桑田「や、全然いいんすけど……」
モノクマ「キミらが良くてもボクが物足りないんですよぉ」ばんばん
山田「あっ、これ文句つけたいだけだわ」
セレス「あなたの都合は知りませんわよ」
モノクマ「いや、だからねぇ?」
石丸「言いたい事があるならはっきり言いたまえ」
モノクマ「こんな勝ち方で恥ずかしくねぇのかい、キミ達はさぁ」
十神「それで煽っているつもりか?」
セレス「勝負など、勝てばよかろうですわ」
モノクマ「………」じとっ
苗木「なんだよ、モノクマ」
モノクマ「………じゃあ言うけどね」
モノクマ「キミ達もちょっと反省会だ」
桑田「はぁー?オレら何反省すんだって」
モノクマ「いっぱいあるでしょうが」
十神「ないな」
腐川「ないわ」
大神「……モノクマ、お主の意見を聞いてやらん事もないが……」
モノクマ「憐れむんじゃないよ!」
霧切「………w」
苗木「哀れまれても仕方がないよ、今のは」
モノクマ「だーかーらーねぇー!」
石丸「なにかね!」
大神「まぁ、こやつの意見も聞いてやろうではないか?」
朝日奈「さくらちゃんがそう言うなら……」
モノクマ「そもそもだぁ、キミらがねぇ、あんなスピードでねぇ」
戦刃「うん」
モノクマ「まさか取るとは思わないもの、ボクだってさぁ、カードキーをねぇ?」
モノクマ「はじめに山場持ってきてどうすんだっての、キャンプしねーんだぞ?今回は。ええ?」
霧切「そうかもしれないけれど、これで決まりよね」
桑田「あ、そーだそーだ!これでオレらの勝ちだろ!」
モノクマ「いいんですかぁ?」
大泉「なにがよ」
モノクマ「なんつうの?勝ったの、キミら?盛り上がりもほとんどないしねぇ?そんなんでいいんですかぁ?」
不二咲「………ええ………?いや、僕は………」
大泉「な事言われても、なぁ」
桑田「や、全然いいんすけど……」
モノクマ「キミらが良くてもボクが物足りないんですよぉ」ばんばん
山田「あっ、これ文句つけたいだけだわ」
セレス「あなたの都合は知りませんわよ」
モノクマ「いや、だからねぇ?」
石丸「言いたい事があるならはっきり言いたまえ」
モノクマ「こんな勝ち方で恥ずかしくねぇのかい、キミ達はさぁ」
十神「それで煽っているつもりか?」
セレス「勝負など、勝てばよかろうですわ」
モノクマ「………」じとっ
苗木「なんだよ、モノクマ」
モノクマ「………じゃあ言うけどね」
298: 2015/02/07(土) 00:46:00.01 ID:iNvdlyEwo
モノクマ「ボクがあなた方を侮ってました、って言うかこの馬鹿な女も侮ってました」
モノクマ「キミ達もそうだけど完全に予想外でした、戦刃さんあなたのせいです」
戦刃「………!」
ぺたーっ
山田「土下座!?」
霧切「いいえ、あれは土下寝………土下座の最上級よ」
葉隠「ほ、北海道ではあれやられたら許すしかねーべ」
腐川「あんたらバカなの?バカなのね?」
不二咲「バカバカ言ったらダメだよぉ……」
桑田「じゃあアホアホアホアホ!」
モノクマ「聞けよ!(怒)」
十神「メリットがないだろう?帰っていいか?」
モノクマ「帰ったら裁きます」
舞園「ひどいですよモノクマ!」
モノクマ「とーにかくぅー!」
モノクマ「……正直ね、そのー……準備も出来てなかったんでねぇ」
大泉「何よ、だらだら喋ってねぇではっきり言えって!」
モノクマ「おうそんならぁ!じゃじゃじゃじゃじゃあ!恥を忍んで言おうじゃあないか、みんなぁ!」
モノクマ「ごめん、もっかいやらしてくんねぇか」
モノクマ「キミ達もそうだけど完全に予想外でした、戦刃さんあなたのせいです」
戦刃「………!」
ぺたーっ
山田「土下座!?」
霧切「いいえ、あれは土下寝………土下座の最上級よ」
葉隠「ほ、北海道ではあれやられたら許すしかねーべ」
腐川「あんたらバカなの?バカなのね?」
不二咲「バカバカ言ったらダメだよぉ……」
桑田「じゃあアホアホアホアホ!」
モノクマ「聞けよ!(怒)」
十神「メリットがないだろう?帰っていいか?」
モノクマ「帰ったら裁きます」
舞園「ひどいですよモノクマ!」
モノクマ「とーにかくぅー!」
モノクマ「……正直ね、そのー……準備も出来てなかったんでねぇ」
大泉「何よ、だらだら喋ってねぇではっきり言えって!」
モノクマ「おうそんならぁ!じゃじゃじゃじゃじゃあ!恥を忍んで言おうじゃあないか、みんなぁ!」
モノクマ「ごめん、もっかいやらしてくんねぇか」
299: 2015/02/07(土) 00:46:32.88 ID:iNvdlyEwo
ーーーーーーーーーーーーーーー
も
っ
か
い
や
ら
し
て
く
ん
ね
ぇ
か
ーーーーーーーーーーーーーーー
も
っ
か
い
や
ら
し
て
く
ん
ね
ぇ
か
ーーーーーーーーーーーーーーー
300: 2015/02/07(土) 00:48:22.66 ID:iNvdlyEwo
大泉(………静寂。そして───)
大泉「……くっくっくっくっくっwww」
モノクマ「いやほんと!マジで!ごめんほんと!!」
大泉「あっはっはっはっはっ!!wwwww」
霧切「」←呆れている
十神「」←困惑している
苗木「……は?」
葉隠「そう来たかー……」
舞園「ええと、話が読めないんですが……」
大泉「茶番がすぎるぞ!おいモノクマぁ!」
戦刃「そうだよ、罰ゲームやらなきゃ!」
大泉「やんなくていいんだよ!」
戦刃「えぇー?罰ゲームが一番美味しいんじゃーん!」
モノクマ「キャラ壊れんな!お前誰だ!?」
戦刃「ニャンです」
霧切「あなたも帰って寝なさい」
苗木「なんでみんなそんな余裕なの!?」
大泉「そらぁおい、このシリアスをモノクマがぶち壊したからだよ」
セレス「それ以上にゲームは一発勝負ですわよ、次があるなんて思わないでくださいます?」
大泉「……あ、待って、もう一回あれば、もしかしたら」
石丸「そうか!戦刃くんは氏なずに……」
モノクマ「いや絶対誰かしらは氏ぬよ?それは変えられないね」
山田「あんたなんでもかんでも氏ぬ氏ぬ言うんじゃないよバカタレ!」
朝日奈「そうだよ!そんなの氏ぬ氏ぬ詐欺じゃん!」
腐川「支笏湖に沈んできなさいよ!」
不二咲「ご、ゴミを増やすのはダメだよぉ!」
モノクマ「学園長ゴミ扱いっすか!?」
石丸「プラスチック?いや、鋼鉄製か?自然に分解されなさそうな……」
セレス「そんな真面目に考えるところではありませんわよ、そこ」
301: 2015/02/07(土) 00:50:15.35 ID:iNvdlyEwo
モノクマ「ああはいはい分かりました!」
ひゅん───
苗木「………え?」
どす
モノクマ「」
大泉「………は?」
新モノクマ「ボクに免じて許してよ。」
葉隠「ンアーッ!!今までいたモノクマの後ろから新しいモノクマが出てきて腹パンしたべー!?」
大泉「いやいやいやぁ!?腹パンつーか貫通してんぞ、おい!?」
苗木「え?ちょっと待って、貫通って……」
ばち、ばちばちばち
朝日奈「ねぇもしかして、あれ」
大和田「……爆発すんじゃねぇのか?」
桑田「ばっ、爆発だぁ!?バカじゃねーの!?」
霧切「くっ、距離が近すぎる……!」
十神「腐川!俺達のために犠牲になれ!」
腐川「あたしが白夜様のふにゃふにゃのマットになるぅぅぅぅ!!」ばっ
石丸「いや君は学生だ!」
大泉「意味わかんねぇ事言うなよ!」
舞園「そもそも誰も氏なないって話してたのに本末転倒すぎませんか!?」がーん
ばぢ……
葉隠「ダメだぁ、おしまいだぁ……」
大神「諦めるな!まだ我らには氏ねぬ理由がある!」
戦刃「あのさ、ここだと私も爆発に巻き込まれるんだけど」
山田「助けて神様仏様ちひろ様ぁぁぁぁ」
不二咲「僕じゃ無理だよぉ!?」
モノクマ「エクスタs」
ずどぉぉぉぉぉぉぉぉんっ!
ひゅん───
苗木「………え?」
どす
モノクマ「」
大泉「………は?」
新モノクマ「ボクに免じて許してよ。」
葉隠「ンアーッ!!今までいたモノクマの後ろから新しいモノクマが出てきて腹パンしたべー!?」
大泉「いやいやいやぁ!?腹パンつーか貫通してんぞ、おい!?」
苗木「え?ちょっと待って、貫通って……」
ばち、ばちばちばち
朝日奈「ねぇもしかして、あれ」
大和田「……爆発すんじゃねぇのか?」
桑田「ばっ、爆発だぁ!?バカじゃねーの!?」
霧切「くっ、距離が近すぎる……!」
十神「腐川!俺達のために犠牲になれ!」
腐川「あたしが白夜様のふにゃふにゃのマットになるぅぅぅぅ!!」ばっ
石丸「いや君は学生だ!」
大泉「意味わかんねぇ事言うなよ!」
舞園「そもそも誰も氏なないって話してたのに本末転倒すぎませんか!?」がーん
ばぢ……
葉隠「ダメだぁ、おしまいだぁ……」
大神「諦めるな!まだ我らには氏ねぬ理由がある!」
戦刃「あのさ、ここだと私も爆発に巻き込まれるんだけど」
山田「助けて神様仏様ちひろ様ぁぁぁぁ」
不二咲「僕じゃ無理だよぉ!?」
モノクマ「エクスタs」
ずどぉぉぉぉぉぉぉぉんっ!
302: 2015/02/07(土) 00:52:18.58 ID:iNvdlyEwo
<ずどおおおおん!どおおおおん!
<ぬおぉおぉぉぉおおぉぉぉ!!
旧モノクマ「ずどーん!どーん!」
十神「………」
舞園「………あれ?」
セレス「茶番、ですわね」
葉隠「ぎゃーっ!氏ぬぅぅ!氏んでぶっ生き返すー!!」
山田「なにそれなにシマムザホルモン!?」
腐川「………なによ!爆発しないじゃない!!」
セレス「焦りましたが……確かに爆発はしていませんわ。くだらない」
大和田「あんだけ言っといて口だけかテメェ」ごきごき
苗木「よかった……のかな」
大泉「───は……なに、助かっ……」
大泉(爆発した、と思ったそれは爆発音を奏でるだけで、実際に爆発するような気配はない)
大泉(ああ、良かったと息を吐きかけて)
モノクマ「うん、まぁね!君らに氏なれたらつまんないし!」
モノクマ「【演者】あってこその【企画】!やっぱり演者が魅せなきゃ!でしょ?【大泉君】」
大泉「………え?あ、うん?」
大泉(直感だった。直感で、こいつは今までのやつと違う、となんとなく思った)
大泉「……あんた、もしかして」
大泉(その、しゃべり方がなぜか気になって)
モノクマ「大丈夫、怪我してないんでしょう?使える、使える」
大泉「………───」
大泉(最悪の事態が脳内を支配している)
大泉(あ、これやべぇな、もしこの人が敵だったら)
大泉(俺……今度はマジで氏ぬかも)
317: 2015/03/15(日) 21:05:54.02 ID:iPFPmGPAo
ーーーーーーーーーーーーーーー
探索
ーーーーーーーーーーーーーーー
探索
ーーーーーーーーーーーーーーー
318: 2015/03/15(日) 21:07:27.78 ID:iPFPmGPAo
(5階をふらふらと歩く大泉と舞園)
大泉「何事もなかったかのように探索してっけど君らねぇ」
舞園「……今はいろいろ考えても仕方がありませんよ。モノクマがああなんですし」
ーーーーーーーーーーーーーーー
ああなんです
ーーーーーーーーーーーーーーー
モノクマ「もっかいやらせてくんねぇか」
ーーーーーーーーーーーーーーー
困惑
ーーーーーーーーーーーーーーー
大泉「しかしモノクマらしくねぇと思わねぇかい?……あいつなら、それはそれで喜びそうっつーか」
舞園「確かに、そうですね」
大泉「………他の目的があんのか?いや、つっても目的なんて」
大泉「………まさか、な」
舞園「?」
大泉「何事もなかったかのように探索してっけど君らねぇ」
舞園「……今はいろいろ考えても仕方がありませんよ。モノクマがああなんですし」
ーーーーーーーーーーーーーーー
ああなんです
ーーーーーーーーーーーーーーー
モノクマ「もっかいやらせてくんねぇか」
ーーーーーーーーーーーーーーー
困惑
ーーーーーーーーーーーーーーー
大泉「しかしモノクマらしくねぇと思わねぇかい?……あいつなら、それはそれで喜びそうっつーか」
舞園「確かに、そうですね」
大泉「………他の目的があんのか?いや、つっても目的なんて」
大泉「………まさか、な」
舞園「?」
319: 2015/03/15(日) 21:08:39.71 ID:iPFPmGPAo
大泉(まさか、なの後はなんとか言葉を飲み込むのに必氏で)
大泉(だってそうだろう?今頭を過ぎったのは最悪の結末だった)
大泉(まさか、俺は本気で身内に殺されかけているとか、な)
大泉(まさか)
大泉(……俺が思ってしまったその人が、もしも黒幕だったなら)
大泉(俺を本気で殺そうとしてんなら───)
舞園「それでも、やるしかないんです」
大泉「!………舞園ちゃん」
舞園「私達はここから脱出するために、モノクマと戦うしかないんです」
大泉「……」
舞園「分かりますよ大泉さん、考えてる事くらい」
大泉「……」
舞園「エスパー、ですから」
大泉(だとしたら、僕は君になんて謝罪すれば許されるのだろうか)
大泉(まさか、あの人が、もしも黒幕だとするのなら)
大泉(……僕は、君達になんと言ったらいいんだろうか)
大泉(だってそうだろう?今頭を過ぎったのは最悪の結末だった)
大泉(まさか、俺は本気で身内に殺されかけているとか、な)
大泉(まさか)
大泉(……俺が思ってしまったその人が、もしも黒幕だったなら)
大泉(俺を本気で殺そうとしてんなら───)
舞園「それでも、やるしかないんです」
大泉「!………舞園ちゃん」
舞園「私達はここから脱出するために、モノクマと戦うしかないんです」
大泉「……」
舞園「分かりますよ大泉さん、考えてる事くらい」
大泉「……」
舞園「エスパー、ですから」
大泉(だとしたら、僕は君になんて謝罪すれば許されるのだろうか)
大泉(まさか、あの人が、もしも黒幕だとするのなら)
大泉(……僕は、君達になんと言ったらいいんだろうか)
320: 2015/03/15(日) 21:10:59.72 ID:iPFPmGPAo
ーーーーーーーーーーーーーーー
武道場
ーーーーーーーーーーーーーーー
がららっ
大神「おお、これは……」
大和田「すげぇな。広さも充分じゃねぇか」
石丸「どこからどうみても武道場、だな」
朝日奈「ねえねえ!的を射るミニゲームって実装されてないのかな!」
石丸「なんの話かね?」
大和田「そういう話じゃねぇのか?」
石丸「だからなんの………」
朝日奈「でも弓矢がないや……つまんないね」
大和田「こっちにあんじゃねぇか?」
がちゃん
石丸「おお、ロッカーの中に弓と矢が」
朝日奈「なにそれ?本物?」
石丸「む!恐らくはプラスチックのようなもので出来ているのだな!」
大神「強度はなかなかのようだ。これを手練れが使えば………」
大神「………むう」
朝日奈「どしたの、さくらちゃん?」
大和田(………人を殺せる、とか言うつもりか?)
大神「しかし、桜……か」
大和田(っち、話の逸らし方が下手なんだよ……オレも人の事ぁ言えねーけど)
朝日奈「あ!さくらちゃんも「桜」だ!」
石丸「綺麗な桜だな………今は春なのだろうか」
大神「分からぬ……が、あまり桜、桜と言われると気恥ずかしくなるな」
大和田「自分が呼ばれてるみてぇだからか?」
朝日奈「さくらちゃんかわいい!」
武道場
ーーーーーーーーーーーーーーー
がららっ
大神「おお、これは……」
大和田「すげぇな。広さも充分じゃねぇか」
石丸「どこからどうみても武道場、だな」
朝日奈「ねえねえ!的を射るミニゲームって実装されてないのかな!」
石丸「なんの話かね?」
大和田「そういう話じゃねぇのか?」
石丸「だからなんの………」
朝日奈「でも弓矢がないや……つまんないね」
大和田「こっちにあんじゃねぇか?」
がちゃん
石丸「おお、ロッカーの中に弓と矢が」
朝日奈「なにそれ?本物?」
石丸「む!恐らくはプラスチックのようなもので出来ているのだな!」
大神「強度はなかなかのようだ。これを手練れが使えば………」
大神「………むう」
朝日奈「どしたの、さくらちゃん?」
大和田(………人を殺せる、とか言うつもりか?)
大神「しかし、桜……か」
大和田(っち、話の逸らし方が下手なんだよ……オレも人の事ぁ言えねーけど)
朝日奈「あ!さくらちゃんも「桜」だ!」
石丸「綺麗な桜だな………今は春なのだろうか」
大神「分からぬ……が、あまり桜、桜と言われると気恥ずかしくなるな」
大和田「自分が呼ばれてるみてぇだからか?」
朝日奈「さくらちゃんかわいい!」
321: 2015/03/15(日) 21:13:59.80 ID:iPFPmGPAo
大和田「しっかし、桜とさくらか。偶然にしちゃ出来すぎて……んのか?」
朝日奈「まさか桜とさくらは引かれ合うのかな……」ゴゴゴゴゴ
石丸「ハッ!なるほど!これは恐らくじょーくなのだ!」
モノクマ「違うに決まってんだろばーか!」
石丸「」!?
大和田「あ?モノクマ」
朝日奈「あれ?いつきたの?」
モノクマ「いつでもいいでしょうが!と言うか偶然だから!大神さんが来たところに桜咲いてるだけ!」
大神「ああ、そうだ。この桜だが」
モノクマ「植物学者が一晩でやってくれました。えー、つまり永年咲く桜です」
大和田「永年咲く?」
モノクマ「枯れないって事だよ」
モノクマ「と言うかこら石丸こら!掛詞とジョークを一緒にするなよ!」
モノクマ「とにかくその桜は枯れないから!おーけー?!」
ぴゃーいっ
石丸「……国語の勉強、か?」
大神「勉学から離れろ石丸」
朝日奈「でもいいね、桜。桜見ながらドーナツ食べたい!」
大和田「オメェもドーナツから離れろ」
朝日奈「まさか桜とさくらは引かれ合うのかな……」ゴゴゴゴゴ
石丸「ハッ!なるほど!これは恐らくじょーくなのだ!」
モノクマ「違うに決まってんだろばーか!」
石丸「」!?
大和田「あ?モノクマ」
朝日奈「あれ?いつきたの?」
モノクマ「いつでもいいでしょうが!と言うか偶然だから!大神さんが来たところに桜咲いてるだけ!」
大神「ああ、そうだ。この桜だが」
モノクマ「植物学者が一晩でやってくれました。えー、つまり永年咲く桜です」
大和田「永年咲く?」
モノクマ「枯れないって事だよ」
モノクマ「と言うかこら石丸こら!掛詞とジョークを一緒にするなよ!」
モノクマ「とにかくその桜は枯れないから!おーけー?!」
ぴゃーいっ
石丸「……国語の勉強、か?」
大神「勉学から離れろ石丸」
朝日奈「でもいいね、桜。桜見ながらドーナツ食べたい!」
大和田「オメェもドーナツから離れろ」
322: 2015/03/15(日) 21:15:42.47 ID:iPFPmGPAo
ーーーーーーーーーーーーーーー
そのころ
ーーーーーーーーーーーーーーー
───5ーA
桑田「なぁ、」
葉隠「……ん?」
桑田「オレ、今の今んなってもまだ実感湧かねーんだよな」
大泉「うん?何がだい?」
桑田「……今の状態っすよ」
葉隠「いや、どう言う意味で……」
桑田「あー、その……だって、信じられるか、オメー?いきなり頃し合いしろっつわれてよ」
葉隠「いや、全然」
大泉「そ、だね。真に受けるような事はたくさんあった。あいつがやらせたい事も分かったけど」
葉隠「だからってなぁ、いくらなんでも……殺人なんて」
桑田「……だよ、な」
葉隠「ああ」
舞園「そうですよ、それが普通なんです」
桑田「……舞園」
舞園「相手の裏を読んだり、なにか勘ぐったり」
舞園「自分が氏ぬかも、殺されるかもなんて怯えながら暮らすなんて」
舞園「……それが、本来は間違ってるんです」
大泉「そうだねぇ。そんなことばっかしててもいい事ないもんねぇ」
桑田「いい事あるないとかのレベルじゃなくね?」
大泉「まあまあ」
桑田「まあまあじゃなくて」
葉隠「まあまあ」
桑田「これ何のまあまあなんだよ!?」
そのころ
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───5ーA
桑田「なぁ、」
葉隠「……ん?」
桑田「オレ、今の今んなってもまだ実感湧かねーんだよな」
大泉「うん?何がだい?」
桑田「……今の状態っすよ」
葉隠「いや、どう言う意味で……」
桑田「あー、その……だって、信じられるか、オメー?いきなり頃し合いしろっつわれてよ」
葉隠「いや、全然」
大泉「そ、だね。真に受けるような事はたくさんあった。あいつがやらせたい事も分かったけど」
葉隠「だからってなぁ、いくらなんでも……殺人なんて」
桑田「……だよ、な」
葉隠「ああ」
舞園「そうですよ、それが普通なんです」
桑田「……舞園」
舞園「相手の裏を読んだり、なにか勘ぐったり」
舞園「自分が氏ぬかも、殺されるかもなんて怯えながら暮らすなんて」
舞園「……それが、本来は間違ってるんです」
大泉「そうだねぇ。そんなことばっかしててもいい事ないもんねぇ」
桑田「いい事あるないとかのレベルじゃなくね?」
大泉「まあまあ」
桑田「まあまあじゃなくて」
葉隠「まあまあ」
桑田「これ何のまあまあなんだよ!?」
323: 2015/03/15(日) 21:18:42.04 ID:iPFPmGPAo
舞園「あ、でも私が知ってる世界は……違いましたけどね」
葉隠「生憎だな、俺もだべ」
大泉「まぁそれ言ったら僕もだけどねぇ?」
桑田「え?オメーら全員そんな危険地帯いた事あんの?」
大泉「そうだよ桑田くぅん。僕らはプロだよぉ?舐めないで欲しいねぇ」
葉隠「全くだべ。商売やってる人間のこともちったぁ考えてほしいべ」
舞園「(アイドル戦国時代は)もう、やるかやられるかです」
葉隠「(バラエティでは)お互い毒を掛け合って先にどっちが氏ぬかみてーなとこあるし」
大泉「(舞台は)常に生物だからねぇ」
舞園「(アイドルの世界は)誰かを倒さなきゃ残れないような場所なんです」
葉隠「そうそう!」
桑田「なんかわかんねーけど何となく噛み合ってねー気がする……」
大泉「それは言っちゃいかんぜ桑田君」
舞園「………それでもやっぱり、非常事態に人間は冷静さを欠くんです」
舞園「例えそれがどれだけ、荒唐無稽な状況でも」
桑田「今の話とオレの話も食い違ってるんだけど」
葉隠「まあまあ」
桑田「だからまあまあじゃなくて」
舞園「まあまあ」
桑田「これだからなんのまあまあだよ!?」
葉隠「生憎だな、俺もだべ」
大泉「まぁそれ言ったら僕もだけどねぇ?」
桑田「え?オメーら全員そんな危険地帯いた事あんの?」
大泉「そうだよ桑田くぅん。僕らはプロだよぉ?舐めないで欲しいねぇ」
葉隠「全くだべ。商売やってる人間のこともちったぁ考えてほしいべ」
舞園「(アイドル戦国時代は)もう、やるかやられるかです」
葉隠「(バラエティでは)お互い毒を掛け合って先にどっちが氏ぬかみてーなとこあるし」
大泉「(舞台は)常に生物だからねぇ」
舞園「(アイドルの世界は)誰かを倒さなきゃ残れないような場所なんです」
葉隠「そうそう!」
桑田「なんかわかんねーけど何となく噛み合ってねー気がする……」
大泉「それは言っちゃいかんぜ桑田君」
舞園「………それでもやっぱり、非常事態に人間は冷静さを欠くんです」
舞園「例えそれがどれだけ、荒唐無稽な状況でも」
桑田「今の話とオレの話も食い違ってるんだけど」
葉隠「まあまあ」
桑田「だからまあまあじゃなくて」
舞園「まあまあ」
桑田「これだからなんのまあまあだよ!?」
324: 2015/03/15(日) 21:19:11.83 ID:iPFPmGPAo
ーーーーーーーーーーーーーーー
目撃
ーーーーーーーーーーーーーーー
目撃
ーーーーーーーーーーーーーーー
325: 2015/03/15(日) 21:21:03.79 ID:iPFPmGPAo
―――5-C
苗木「うわああああ!!」
セレス「真っ赤……です、わね」
霧切「ここは………」
十神「……氏のにおいが蔓延しているな」
十神「血と……脂肪の臭い……最悪の」
霧切「……モノクマは本気だったのね」
十神「あんなにふざけているから、やる気がないのかと思っていたが」
苗木「っ………これって、いつ………」
霧切「いつかは分からない。けれど、私達よりも先にここで……」
セレス「……頃し合いをさせられた人がいる?」
苗木「っぷ……何でこんな、ひどい……!」
苗木(教室の中はひどい荒らされようだ)
苗木(あちらこちらに血痕が付着し、壁や床中に傷が残っていて)
苗木(どこもかしこも、何かの堅いもので引っかいたり刺したりした跡がある。どれも、人に当たっていれば間違いなく氏んでいるだろう)
苗木(床には人の形の白い線が引いてある……ドラマで見た事があった。殺人現場なんかに、警察が引いているあれだ……)
苗木(まさか……本当に、人が……)
苗木(信じたくない……けれど……十神クンが言うんだ……)
苗木(なんだよ……なんなんだよこれ……)
モノクマ「えー、皆さんに一応言っておきますが」
十神「!」
セレス「……何しにこちらへ?」
モノクマ「ちょっと冷たいなぁ」
霧切「………何?」
モノクマ「ここはねぇ、実は!ある事件以来部屋を片付けておりません」
モノクマ「つまりそっくりそのまま、です。現場の保持って大事ですからね」
モノクマ「ほんとならねぇ、君達もこうなってるはずだったんですけどねぇ。おっかしいなぁ」
苗木(相変わらずの脳天気な口調でモノクマが言う)
苗木(意味が………分からない………いや、分かりたくない………)
326: 2015/03/15(日) 21:23:28.31 ID:iPFPmGPAo
霧切「………」
モノクマ「どうかしましたか?霧切さん?」
モノクマ「ボクを見ても鮭くらいしか出ませんよ?」
霧切「それは………その事件、と言うのはあなたも関係している……のかしら?」
モノクマ「さぁ~~~~~?どうでしょうねぇ~~~~~?」
セレス「テンプルにかちんと来ますわね、腹がスタンディングします」
十神「霧切、何を聞こうとしている?」
霧切「……」
モノクマ「何?僕の口はサファリパークいち堅いよ?」
霧切「………少し聞き方を変えましょうか」
苗木「うぷ………え?」
霧切「その事件は関係があるのかしら、
【鈴井貴之にも】」
モノクマ「………」
苗木「………え?」
セレス「? おっしゃっている意味が……」
モノクマ「………」
霧切「どうしたの?質問しているのは私だけれど」
モノクマ「……答える義務はないね」
霧切「答えられない?いえ、答えられるけど答えたくないが正解よね?」
霧切(そしてそれがもしも事実なら)
(誰も救われない)
モノクマ「どうかしましたか?霧切さん?」
モノクマ「ボクを見ても鮭くらいしか出ませんよ?」
霧切「それは………その事件、と言うのはあなたも関係している……のかしら?」
モノクマ「さぁ~~~~~?どうでしょうねぇ~~~~~?」
セレス「テンプルにかちんと来ますわね、腹がスタンディングします」
十神「霧切、何を聞こうとしている?」
霧切「……」
モノクマ「何?僕の口はサファリパークいち堅いよ?」
霧切「………少し聞き方を変えましょうか」
苗木「うぷ………え?」
霧切「その事件は関係があるのかしら、
【鈴井貴之にも】」
モノクマ「………」
苗木「………え?」
セレス「? おっしゃっている意味が……」
モノクマ「………」
霧切「どうしたの?質問しているのは私だけれど」
モノクマ「……答える義務はないね」
霧切「答えられない?いえ、答えられるけど答えたくないが正解よね?」
霧切(そしてそれがもしも事実なら)
(誰も救われない)
327: 2015/03/15(日) 21:24:21.38 ID:iPFPmGPAo
ーーーーーーーーーーーーーーー
ちなみに
ーーーーーーーーーーーーーーー
―――生物室
ジェノ「さみー!風邪引くー!風邪引いたら白夜様に看病してもらえるかしらーァん!?」
山田「無理っしょ」
不二咲「山田君口調が……」
ジェノ「ったくよー、さっきの植物庭園も空振りだったしつまんねーなーオイオイオイ!!」
不二咲「……」
不二咲(ほんとに空振りだったのかなぁ……)
不二咲(変な草も生えてたし、にわとりもいたし………)
不二咲(それに……何より)
不二咲(あの【つるはし】……)
山田「しかし本気で、ここはなにに使う予定だったのでしょうか?」
ジェノ「さーねー。おおかた、氏んだ奴を入れとくとかじゃね?」
ジェノ「………性根の悪そうな黒幕とやらならやりかねない。そう思わなァい?」
不二咲「こ、怖い事言わないでよぉ……」
ジェノ「いっくし」クシュン
不二咲「ワァイ」
腐川「………はれ?どこよここ?」
山田「デスヨネー」
山田(……しかし、ジェノサイダー翔殿……氏人を作る側の意見も鑑みる)
山田(確かにこの部屋は寒いですし、キャスター付きの引き出しもある……ここなら)
山田(大神さくら殿でも入りそうな……ハッ!?)
山田「次にお前は「山田のくせに頭の良さそうな事を考えやがって」と言う」ドドドド
腐川「な、なによぉ……山田のくせに頭良さそうな事考え……ハッ!?」
不二咲「ふたりとも何してるのぉ?」
ちなみに
ーーーーーーーーーーーーーーー
―――生物室
ジェノ「さみー!風邪引くー!風邪引いたら白夜様に看病してもらえるかしらーァん!?」
山田「無理っしょ」
不二咲「山田君口調が……」
ジェノ「ったくよー、さっきの植物庭園も空振りだったしつまんねーなーオイオイオイ!!」
不二咲「……」
不二咲(ほんとに空振りだったのかなぁ……)
不二咲(変な草も生えてたし、にわとりもいたし………)
不二咲(それに……何より)
不二咲(あの【つるはし】……)
山田「しかし本気で、ここはなにに使う予定だったのでしょうか?」
ジェノ「さーねー。おおかた、氏んだ奴を入れとくとかじゃね?」
ジェノ「………性根の悪そうな黒幕とやらならやりかねない。そう思わなァい?」
不二咲「こ、怖い事言わないでよぉ……」
ジェノ「いっくし」クシュン
不二咲「ワァイ」
腐川「………はれ?どこよここ?」
山田「デスヨネー」
山田(……しかし、ジェノサイダー翔殿……氏人を作る側の意見も鑑みる)
山田(確かにこの部屋は寒いですし、キャスター付きの引き出しもある……ここなら)
山田(大神さくら殿でも入りそうな……ハッ!?)
山田「次にお前は「山田のくせに頭の良さそうな事を考えやがって」と言う」ドドドド
腐川「な、なによぉ……山田のくせに頭良さそうな事考え……ハッ!?」
不二咲「ふたりとも何してるのぉ?」
328: 2015/03/15(日) 21:26:06.46 ID:iPFPmGPAo
ーーーーーーーーーーーーーーー
集合した
ーーーーーーーーーーーーーーー
―――探索結果共有中
大和田「つるはし?」
腐川「し、植物庭園にあったのよ。誰かが何かに使ったら困るだろうけど……」
山田「手元に何か書いてあったのですがね……我々では読めませんでした」
朝日奈「でも私達以外にもちゃんと生き物いたんだね!」
大泉「あ?ああ、にわとりかい?」
舞園「確かに……今までは黒幕が管理していたんでしょうか?」
腐川「わざわざ餌やりに行ってたっての?」
石丸「いい人なのか悪い人なのか分からんな」
大泉「いや悪い人だろ」
葉隠「こっこかわいいべ!俺も後で触りに行くべ!な、苗木っちもどうだ?」
苗木「………」
葉隠「あり?苗木っち?」
霧切「……ふぅ……戦刃さんが退いてくれたお陰で色々と探索が進んだようね」
十神「永年咲く桜、それに……なんでも溶かす溶液を吐く植物、か。興味深いな」
大和田「あー、ありゃあ綺麗だったな。あの桜」
大神「そうだな……落ち着いたならあそこで花見でもどうだ」
桑田「おっ、花見いいじゃん?どうよ舞園ちゃん!」
舞園「いやちょっと……」
セレス「……暢気ですわね」
大泉「現実逃避でもしてねーとやってらんねーんだよ、多分」
不二咲「大丈夫?」
山田「ええ……なんとか」
苗木「………」
大泉「セレスさんも顔が青いよ?大丈夫?」
セレス「貴方が気にする必要はありませんわ」
大泉「………ああそう」
セレス「……そうです……」
大泉(メンタルダメージ受けなさそうなやつらが軒並みノックダウン、と。なんかあったのか?)
集合した
ーーーーーーーーーーーーーーー
―――探索結果共有中
大和田「つるはし?」
腐川「し、植物庭園にあったのよ。誰かが何かに使ったら困るだろうけど……」
山田「手元に何か書いてあったのですがね……我々では読めませんでした」
朝日奈「でも私達以外にもちゃんと生き物いたんだね!」
大泉「あ?ああ、にわとりかい?」
舞園「確かに……今までは黒幕が管理していたんでしょうか?」
腐川「わざわざ餌やりに行ってたっての?」
石丸「いい人なのか悪い人なのか分からんな」
大泉「いや悪い人だろ」
葉隠「こっこかわいいべ!俺も後で触りに行くべ!な、苗木っちもどうだ?」
苗木「………」
葉隠「あり?苗木っち?」
霧切「……ふぅ……戦刃さんが退いてくれたお陰で色々と探索が進んだようね」
十神「永年咲く桜、それに……なんでも溶かす溶液を吐く植物、か。興味深いな」
大和田「あー、ありゃあ綺麗だったな。あの桜」
大神「そうだな……落ち着いたならあそこで花見でもどうだ」
桑田「おっ、花見いいじゃん?どうよ舞園ちゃん!」
舞園「いやちょっと……」
セレス「……暢気ですわね」
大泉「現実逃避でもしてねーとやってらんねーんだよ、多分」
不二咲「大丈夫?」
山田「ええ……なんとか」
苗木「………」
大泉「セレスさんも顔が青いよ?大丈夫?」
セレス「貴方が気にする必要はありませんわ」
大泉「………ああそう」
セレス「……そうです……」
大泉(メンタルダメージ受けなさそうなやつらが軒並みノックダウン、と。なんかあったのか?)
329: 2015/03/15(日) 21:27:40.24 ID:iPFPmGPAo
舞園「他に見ていない部屋は……」
十神「お前達はあの部屋、3ーCの部屋……見たか」
朝日奈「え?見てないかも……」
石丸「僕とした事がなんたるミスを!すまない、皆……!」
セレス「いえ、」
石丸「……何かね?」
セレス「あれは見ないのが正解でしたわ」
不二咲「え?それって……どう言う意味?」
セレス「荒らされていたのです」
桑田「荒らされてた?っつっても……誰にだよ」
霧切「……誰かは分からない。ただ」
霧切「私達がここに来るよりも前に、ここで―――頃し合いが起きていた」
大泉「……は?」
朝日奈「え……、ウソ……だよね?」
苗木「それならよかったんだけどね」
舞園「苗木君……?」
苗木「ボクは……ボク達は、見せられてしまったんだ……」
十神「部屋の中には大きな傷、それに血の跡がたくさん残っていた」
石丸「な………だ、だが………」
セレス「あの厭な臭い……それに、空気」
十神「あの部屋だけが異質だった。間違いないだろうな、あそこで殺人は起きていたんだ」
腐川「どどっ、どうせモノクマがあたし達を脅すために作った偽物とか……」
セレス「だとよかったのですがね」
舞園「ま、待ってください、ウソ……ですよね?」
十神「ウソではない、作り物でもない。モノクマが現場保持のため、と言って当時のままにしてあるそうだ。つまり……」
大泉「さ、殺人が起きた時のまま……部屋が、そのままに……」
大泉(俺達より前に、この学園で誰かが氏んでる……?!)
ざわっ……!
葉隠「じょ、……冗談って言ってくれた方が気が楽んなるべ……」
十神「そう言いたいがそうも出来ん。それに……はっきりさせたい事がある」
十神「お前達はあの部屋、3ーCの部屋……見たか」
朝日奈「え?見てないかも……」
石丸「僕とした事がなんたるミスを!すまない、皆……!」
セレス「いえ、」
石丸「……何かね?」
セレス「あれは見ないのが正解でしたわ」
不二咲「え?それって……どう言う意味?」
セレス「荒らされていたのです」
桑田「荒らされてた?っつっても……誰にだよ」
霧切「……誰かは分からない。ただ」
霧切「私達がここに来るよりも前に、ここで―――頃し合いが起きていた」
大泉「……は?」
朝日奈「え……、ウソ……だよね?」
苗木「それならよかったんだけどね」
舞園「苗木君……?」
苗木「ボクは……ボク達は、見せられてしまったんだ……」
十神「部屋の中には大きな傷、それに血の跡がたくさん残っていた」
石丸「な………だ、だが………」
セレス「あの厭な臭い……それに、空気」
十神「あの部屋だけが異質だった。間違いないだろうな、あそこで殺人は起きていたんだ」
腐川「どどっ、どうせモノクマがあたし達を脅すために作った偽物とか……」
セレス「だとよかったのですがね」
舞園「ま、待ってください、ウソ……ですよね?」
十神「ウソではない、作り物でもない。モノクマが現場保持のため、と言って当時のままにしてあるそうだ。つまり……」
大泉「さ、殺人が起きた時のまま……部屋が、そのままに……」
大泉(俺達より前に、この学園で誰かが氏んでる……?!)
ざわっ……!
葉隠「じょ、……冗談って言ってくれた方が気が楽んなるべ……」
十神「そう言いたいがそうも出来ん。それに……はっきりさせたい事がある」
330: 2015/03/15(日) 21:30:07.15 ID:iPFPmGPAo
石丸「はっきりさせたい事?それは何かね?」
十神「モノクマの、ひいては黒幕の正体だ………気付いてるんだろう?霧切」
霧切「気付いていると言うより、可能性がある人がいる、と言うだけ」
霧切「………でも、確証はない。ヒントが見つかったら、その時もう一度………」
モノクマ「僕がどうしたのかな?」ひょこ
大和田「おぉ!?なんだモノクマ、どっから……」
舞園「と言うかいつの間に来たんですか!」
葉隠「て、天変地異だべ!」
モノクマ「違いますけど!?」
腐川「1匹いたら周りに10匹いるわ、探して頃しなさい……!」
モノクマ「人をゴキブリみたいに言わないの!まぁ僕何回かしか見た事ないんだけどね」
霧切「寒い地方には生息していないものね」
モノクマ「そうそう」
葉隠「あー、そうだな。あんま寒いと氏ぬし」
大泉「音尾もまだ見た事ねぇっつってたなぁ」
山田「テラウラヤマシス!」
セレス「気持ち悪い……」
石丸「ちなみにゴキブリの撃退にはミントの香りが効くぞ!」
朝日奈「そうなんだ!今度モノクマとゴキブリ見つけたら使ってみよう!」
モノクマ「もう僕ゴキブリ確定ですか!?」
大神「ゴキブリは我も触れぬ……」
朝日奈「やっぱりさくらちゃん可愛い!」
桑田「いやゴキブリ触れるか触れねーかで可愛さ計るのおかしくね!?」
霧切「………」
モノクマ「………なんだい」
霧切「………白状してもらえないかしら」
モノクマ「謎は最後まで取っておくべきじゃないかな」
霧切「とぼけないで」
モノクマ「あ、先に言っときますけど」
苗木「な、なんだよ………」
モノクマ「【ボク】は鈴井貴之じゃないんで、それだけ」
大泉「ッ!?」がたん
セレス「………大泉さん?」
大和田「あ?鈴井……って確か」
十神「モノクマの、ひいては黒幕の正体だ………気付いてるんだろう?霧切」
霧切「気付いていると言うより、可能性がある人がいる、と言うだけ」
霧切「………でも、確証はない。ヒントが見つかったら、その時もう一度………」
モノクマ「僕がどうしたのかな?」ひょこ
大和田「おぉ!?なんだモノクマ、どっから……」
舞園「と言うかいつの間に来たんですか!」
葉隠「て、天変地異だべ!」
モノクマ「違いますけど!?」
腐川「1匹いたら周りに10匹いるわ、探して頃しなさい……!」
モノクマ「人をゴキブリみたいに言わないの!まぁ僕何回かしか見た事ないんだけどね」
霧切「寒い地方には生息していないものね」
モノクマ「そうそう」
葉隠「あー、そうだな。あんま寒いと氏ぬし」
大泉「音尾もまだ見た事ねぇっつってたなぁ」
山田「テラウラヤマシス!」
セレス「気持ち悪い……」
石丸「ちなみにゴキブリの撃退にはミントの香りが効くぞ!」
朝日奈「そうなんだ!今度モノクマとゴキブリ見つけたら使ってみよう!」
モノクマ「もう僕ゴキブリ確定ですか!?」
大神「ゴキブリは我も触れぬ……」
朝日奈「やっぱりさくらちゃん可愛い!」
桑田「いやゴキブリ触れるか触れねーかで可愛さ計るのおかしくね!?」
霧切「………」
モノクマ「………なんだい」
霧切「………白状してもらえないかしら」
モノクマ「謎は最後まで取っておくべきじゃないかな」
霧切「とぼけないで」
モノクマ「あ、先に言っときますけど」
苗木「な、なんだよ………」
モノクマ「【ボク】は鈴井貴之じゃないんで、それだけ」
大泉「ッ!?」がたん
セレス「………大泉さん?」
大和田「あ?鈴井……って確か」
331: 2015/03/15(日) 21:32:01.38 ID:iPFPmGPAo
霧切「………」
十神「いいのか?そんな風に言って」
モノクマ「まーねー。別にそれがバレたところでどうもこうもないし、僕としては疑われたままって言うのもどうかなーって思うし?」
モノクマ「そうそう。人を疑うなんて最低だぞ!ボクはそんな風にキミ達を育てた覚えはあまりません!」
葉隠「育てられてねーよ!………つーか、あ?」
腐川「も、モノクマが2匹に……?」
モノクマA「ちょっとちょっと!僕のマネしないでよねー」
モノクマB「キミこそボクのマネしないでよぉー」
モノクマ「「ま、どっちも同じ学園長なんですけどねぇー!」」
大泉「シャラーーーーップ!!」机ばんっっ
霧切「………モノクマ………」
霧切(分かっている……どうせこれはウソ、言葉の綾を使った、遊び。懸詞……)
大泉(つーか、まだ確証もないって……そう言う事かい子猫ちゃん)
大泉(確かにな。証拠もねーし……)
霧切「………っ」
大泉「あー………子猫ちゃん?」
大泉(俺も正直頭の中が混乱している、が)
大泉(きっと彼女の心中は、穏やかではないのだろう)
大神「今日はここで帰るとしようか」がたん
霧切「!」
苗木「あ、そ、そうだね、そうだよ!帰ろう!」
不二咲「か、カラスが鳴いたからねぇ」
舞園「共有すべき情報も聞き終わりましたしね」
石丸「うむ?そうか?」
霧切「……そうね」がたん
モノクマB「あれ?また放置プレイ?」
モノクマA「ひどい事するなぁー、僕も仲間に入れてよねー!」
大泉「うるせぇぞこの!」
山田「……にしても、読めませんな。企みが」
腐川「あんたいつの間に謎解きキャラになったのよ」
桑田「キャラとかなんか分かんねーけど……よくそんなん考えようと思うよな。オレもう何がなんだか分かんねーわ……」
十神「お前は、お前達は無理に思考するな。俺が解き明かしてやる、十神の名にかけてな」
大泉「はいはい分かったから、分かったから十神君、寝るよ」
十神「おい何だその態度は」
十神「いいのか?そんな風に言って」
モノクマ「まーねー。別にそれがバレたところでどうもこうもないし、僕としては疑われたままって言うのもどうかなーって思うし?」
モノクマ「そうそう。人を疑うなんて最低だぞ!ボクはそんな風にキミ達を育てた覚えはあまりません!」
葉隠「育てられてねーよ!………つーか、あ?」
腐川「も、モノクマが2匹に……?」
モノクマA「ちょっとちょっと!僕のマネしないでよねー」
モノクマB「キミこそボクのマネしないでよぉー」
モノクマ「「ま、どっちも同じ学園長なんですけどねぇー!」」
大泉「シャラーーーーップ!!」机ばんっっ
霧切「………モノクマ………」
霧切(分かっている……どうせこれはウソ、言葉の綾を使った、遊び。懸詞……)
大泉(つーか、まだ確証もないって……そう言う事かい子猫ちゃん)
大泉(確かにな。証拠もねーし……)
霧切「………っ」
大泉「あー………子猫ちゃん?」
大泉(俺も正直頭の中が混乱している、が)
大泉(きっと彼女の心中は、穏やかではないのだろう)
大神「今日はここで帰るとしようか」がたん
霧切「!」
苗木「あ、そ、そうだね、そうだよ!帰ろう!」
不二咲「か、カラスが鳴いたからねぇ」
舞園「共有すべき情報も聞き終わりましたしね」
石丸「うむ?そうか?」
霧切「……そうね」がたん
モノクマB「あれ?また放置プレイ?」
モノクマA「ひどい事するなぁー、僕も仲間に入れてよねー!」
大泉「うるせぇぞこの!」
山田「……にしても、読めませんな。企みが」
腐川「あんたいつの間に謎解きキャラになったのよ」
桑田「キャラとかなんか分かんねーけど……よくそんなん考えようと思うよな。オレもう何がなんだか分かんねーわ……」
十神「お前は、お前達は無理に思考するな。俺が解き明かしてやる、十神の名にかけてな」
大泉「はいはい分かったから、分かったから十神君、寝るよ」
十神「おい何だその態度は」
332: 2015/03/15(日) 21:33:40.96 ID:iPFPmGPAo
大泉(穏やかではない心で、このまま話を聞いたってどうしようもなさそうだ)
大泉(大神さんの機転に感謝しながら全員を促す)
大泉(食堂から撤収しながら、)
「出来るもんならやってみろよ」
大泉(最後に聞いたのは、どこかで聞いた低い声)
大泉(とても馴染み深い、いつもとなりで聞いていたような、その声)
大泉(けれどそれが誰だったか、ついぞ俺は思い出せないまま)
ぱたん
大泉(―――食堂の扉を閉めた)
大泉(大神さんの機転に感謝しながら全員を促す)
大泉(食堂から撤収しながら、)
「出来るもんならやってみろよ」
大泉(最後に聞いたのは、どこかで聞いた低い声)
大泉(とても馴染み深い、いつもとなりで聞いていたような、その声)
大泉(けれどそれが誰だったか、ついぞ俺は思い出せないまま)
ぱたん
大泉(―――食堂の扉を閉めた)
333: 2015/03/15(日) 21:34:13.90 ID:iPFPmGPAo
ーーーーーーーーーーーーーーー
深夜
ーーーーーーーーーーーーーーー
深夜
ーーーーーーーーーーーーーーー
334: 2015/03/15(日) 21:36:38.07 ID:iPFPmGPAo
大泉「………」
もぞっ
大泉「………ん?」
大泉(真っ暗闇の中で目が覚めた。あれ、ここぁどこだ?)
大泉(辺りは……静かだ。学園でもない、俺が知ってる場所でもない)
大泉(あれ、俺はいったい何してたんだ)
大泉(つーかマジでどこよここ?)
大泉(そう思った時に、不意に声がした)
「大泉」
大泉「………こんな訳のわかんねぇとこでなにしてんのよ、おっさん」
大泉(暗がりからゆっくり前進してくるやつがいる……)
大泉(そのでけー頭と、例の声と、あと離れててもにじみ出る穏やかな雰囲気で分かる―――モリだ。森崎博之だ)
大泉(なしたべ、このおっさん。つーか、どうやってここに………)
森崎「そんな事はどーーーだっていい!!」
大泉「どうでもよくねぇべ!つーかここどこよ、あれか?またなんかの訳わかんねぇロケか?」
大泉「いや、つーかこの学園って封鎖されてんだけどアンタどうやって入ったん」
森崎「大泉ィィィィ!」
大泉「……ッククク……うるせぇなぁ、いちいちぃ!www距離近いんだから叫ぶなって……」
森崎「思い出せ!お前!忘れてんだ!!」
大泉(一瞬の、間)
大泉「……あ?」
森崎「お前は何のためにここに来たのかをだ!」
大泉「……なに?おっさんどうしたのいきなり、雰囲気変わりすぎで引くわ」
「洋ちゃん」
大泉「なにぃ……なんなのよもおぉ!」
大泉(振り返った先にいたのは―――音尾?)
音尾「そうだよ、洋ちゃんは大事な事を忘れてるんだ」
大泉「大事な事って……何よ」
森崎「だぁから!それを思い出せっつってるしょや!」
大泉「無理言うな!いきなりそんな事言われてほいほい思い出せる奴なんかいねーよ!」
音尾「それでも思い出してよ」
大泉「なによこれ!何したいのよお前等ぁ!」
もぞっ
大泉「………ん?」
大泉(真っ暗闇の中で目が覚めた。あれ、ここぁどこだ?)
大泉(辺りは……静かだ。学園でもない、俺が知ってる場所でもない)
大泉(あれ、俺はいったい何してたんだ)
大泉(つーかマジでどこよここ?)
大泉(そう思った時に、不意に声がした)
「大泉」
大泉「………こんな訳のわかんねぇとこでなにしてんのよ、おっさん」
大泉(暗がりからゆっくり前進してくるやつがいる……)
大泉(そのでけー頭と、例の声と、あと離れててもにじみ出る穏やかな雰囲気で分かる―――モリだ。森崎博之だ)
大泉(なしたべ、このおっさん。つーか、どうやってここに………)
森崎「そんな事はどーーーだっていい!!」
大泉「どうでもよくねぇべ!つーかここどこよ、あれか?またなんかの訳わかんねぇロケか?」
大泉「いや、つーかこの学園って封鎖されてんだけどアンタどうやって入ったん」
森崎「大泉ィィィィ!」
大泉「……ッククク……うるせぇなぁ、いちいちぃ!www距離近いんだから叫ぶなって……」
森崎「思い出せ!お前!忘れてんだ!!」
大泉(一瞬の、間)
大泉「……あ?」
森崎「お前は何のためにここに来たのかをだ!」
大泉「……なに?おっさんどうしたのいきなり、雰囲気変わりすぎで引くわ」
「洋ちゃん」
大泉「なにぃ……なんなのよもおぉ!」
大泉(振り返った先にいたのは―――音尾?)
音尾「そうだよ、洋ちゃんは大事な事を忘れてるんだ」
大泉「大事な事って……何よ」
森崎「だぁから!それを思い出せっつってるしょや!」
大泉「無理言うな!いきなりそんな事言われてほいほい思い出せる奴なんかいねーよ!」
音尾「それでも思い出してよ」
大泉「なによこれ!何したいのよお前等ぁ!」
335: 2015/03/15(日) 21:39:14.91 ID:iPFPmGPAo
「つべこべ言ってねーで思い出せ!」ごすっ
大泉(後ろから叩かれた。この野郎……と思って振り返る)
大泉「あいっ……シゲ!?」
戸次「はー……お前はバカだバカだと思ってたがやっぱバカだな!バカ!バーカ!」
大泉「おまっ、久し振りに会った友人に対してバカとは何だおい!」
森崎「久し振りすぎんだよぉ!」
大泉「おっさん黙ってろ、うるせぇ!」
戸次「お前がバカだからバカって言ってんだよ俺はッ!全く、変な事ばっかり考えて大事な事は忘れやがって……」
大泉「何の話してんだってもぉぉ!」
音尾「………とにかくね、洋ちゃん。今はかなりやばい状況なんですよ」
戸次「そうなんだよなぁ……お前が思い出せてないだけで」頭かゆかゆ
森崎「まあ仕方がないとこもあるけどもな」
大泉「………あ?なに?」
音尾「でも僕達から全部教えられるわけじゃないんだ」
戸次「とにかくー……何とか頑張れ」ぽん
大泉「最後めんどくさくなってんじゃねぇかよオイ!?」
森崎「屁の突っ張りはいらんですよぉ!ってなぁ!」
大泉「だからおっさんはぁ!あんただけベクトルちげぇんだよ!」
森崎「思い出せ大泉」
音尾「貴方は何のためにここに来たんですか」
戸次「お前がやるべき事は、ほんとにここから出る事なのか?」
大泉「な………に?なに、よ……これ……?」
大泉(俺が……やるべき事?俺が忘れている事?)
大泉(何を言ってるんだ……何を、言われているんだ)
大泉(俺は………何を忘れてるってんだ)
大泉(後ろから叩かれた。この野郎……と思って振り返る)
大泉「あいっ……シゲ!?」
戸次「はー……お前はバカだバカだと思ってたがやっぱバカだな!バカ!バーカ!」
大泉「おまっ、久し振りに会った友人に対してバカとは何だおい!」
森崎「久し振りすぎんだよぉ!」
大泉「おっさん黙ってろ、うるせぇ!」
戸次「お前がバカだからバカって言ってんだよ俺はッ!全く、変な事ばっかり考えて大事な事は忘れやがって……」
大泉「何の話してんだってもぉぉ!」
音尾「………とにかくね、洋ちゃん。今はかなりやばい状況なんですよ」
戸次「そうなんだよなぁ……お前が思い出せてないだけで」頭かゆかゆ
森崎「まあ仕方がないとこもあるけどもな」
大泉「………あ?なに?」
音尾「でも僕達から全部教えられるわけじゃないんだ」
戸次「とにかくー……何とか頑張れ」ぽん
大泉「最後めんどくさくなってんじゃねぇかよオイ!?」
森崎「屁の突っ張りはいらんですよぉ!ってなぁ!」
大泉「だからおっさんはぁ!あんただけベクトルちげぇんだよ!」
森崎「思い出せ大泉」
音尾「貴方は何のためにここに来たんですか」
戸次「お前がやるべき事は、ほんとにここから出る事なのか?」
大泉「な………に?なに、よ……これ……?」
大泉(俺が……やるべき事?俺が忘れている事?)
大泉(何を言ってるんだ……何を、言われているんだ)
大泉(俺は………何を忘れてるってんだ)
336: 2015/03/15(日) 21:41:54.37 ID:iPFPmGPAo
「そうだよ、洋ちゃん」
大泉(低い声が、暗闇から響いた)
大泉「………お前………」
大泉(振り返った先に―――もうひとり)
安田「忘れてるんだ……忘れさせられてるんだよ、お前は」
安田「本当に大切な事……本当に、やらなきゃならない事」
大泉「………俺が、何を忘れてるって?」
大泉(俺は何を忘れさせられてるって?)
森崎「お前はここから出て行くためにここにいるんじゃない」
戸次「お前は、ここに残るためにここにいるんだ」
音尾「それが僕らの願いであり、洋ちゃん自身の願いでもあるはず」
安田「思い出せ大泉、お前はここに残るためにここにいる」
大泉「………は………?」
「大泉」
「お前はここに残るためにここに来た」
「お前は出たいんじゃない、ここに残りたいんだ」
大泉(どう言う意味だ?俺が………)
大泉(ここに残るために……ここに………いる………?)
大泉(監禁されてんのに?閉じこめられてんのに?)
大泉(だから外に出ようとしてたのに……出るためじゃなくて、残るためにここにいる?)
大泉(意味分からん、辻褄があわねぇぞ……?)
「その通りだよ」
大泉(停止しそうな思考の中、随分耳慣れた声がした)
大泉(そいつは暗闇から、すぅと顔を出す)
337: 2015/03/15(日) 21:43:21.72 ID:iPFPmGPAo
大泉(………ああ、そいつは)
「そうだ……ぼかぁ知ってるよ」
「俺ぁ、ここに残るために……ここにいるんだ」
「出て行くんじゃない、ここに残るために……この中に、いるんだ」
大泉(そこにいるのは)
「それは俺が決めた事じゃないか」
大泉(なんで、とかそんな言葉はもう出て来なかった。ただ、そいつは)
大泉「俺自身が決めた事じゃないか」
大泉(俺の知らない俺だった)
「そうだ……ぼかぁ知ってるよ」
「俺ぁ、ここに残るために……ここにいるんだ」
「出て行くんじゃない、ここに残るために……この中に、いるんだ」
大泉(そこにいるのは)
「それは俺が決めた事じゃないか」
大泉(なんで、とかそんな言葉はもう出て来なかった。ただ、そいつは)
大泉「俺自身が決めた事じゃないか」
大泉(俺の知らない俺だった)
338: 2015/03/15(日) 21:44:04.59 ID:iPFPmGPAo
バンッ!!
大泉(………)
大泉(………)
大泉(………?)
339: 2015/03/15(日) 21:46:05.33 ID:iPFPmGPAo
大泉(ふと、世界が急激に明るくなる)
大泉(………あのおっさん達はいつの間にかいなくなっていて)
大泉(代わりにそこにいるのは、希望の高校生達)
大泉(どこともしれない場所に俺達は集められており、円形に置かれた卓にそれぞれが着いている)
大泉(ここには15人いるのか……戦刃を除いて?いや、違う―――それでも一人足りない)
大泉(誰が……視線を泳がせて確認する)
大泉(―――ああ、キミがいないのか。葉隠)
大泉(葉隠のいるべき卓には、葉隠の遺影が立てられている……)
大泉(何が起きてるのかはよく分からんが、とにかく俺達は何かを話し合っているらしい)
大泉(……世界に、音が次第に……)
大泉(戻ってくる………)
石丸「……そうか、そうして」
苗木「事故氏に見せかけて殺害した……」
霧切「……これが今回の手口ね」
大泉(何と言ったらいいか状況がよく分からない)
十神「まさか口火を切るのがお前とはな、大泉」
大泉「ち、がっ……俺ぁやってねぇよ!」
大泉(よく分からないうちに口からそんな言葉が出てくる)
舞園「そもそも、あなたと葉隠君は仲もよかったはずなのに……どうして!」
大泉(何が起きてる?俺が………)
苗木「………っ」
大泉(俺が葉隠を頃したって?)
霧切「ねぇ……」
大泉(………あのおっさん達はいつの間にかいなくなっていて)
大泉(代わりにそこにいるのは、希望の高校生達)
大泉(どこともしれない場所に俺達は集められており、円形に置かれた卓にそれぞれが着いている)
大泉(ここには15人いるのか……戦刃を除いて?いや、違う―――それでも一人足りない)
大泉(誰が……視線を泳がせて確認する)
大泉(―――ああ、キミがいないのか。葉隠)
大泉(葉隠のいるべき卓には、葉隠の遺影が立てられている……)
大泉(何が起きてるのかはよく分からんが、とにかく俺達は何かを話し合っているらしい)
大泉(……世界に、音が次第に……)
大泉(戻ってくる………)
石丸「……そうか、そうして」
苗木「事故氏に見せかけて殺害した……」
霧切「……これが今回の手口ね」
大泉(何と言ったらいいか状況がよく分からない)
十神「まさか口火を切るのがお前とはな、大泉」
大泉「ち、がっ……俺ぁやってねぇよ!」
大泉(よく分からないうちに口からそんな言葉が出てくる)
舞園「そもそも、あなたと葉隠君は仲もよかったはずなのに……どうして!」
大泉(何が起きてる?俺が………)
苗木「………っ」
大泉(俺が葉隠を頃したって?)
霧切「ねぇ……」
340: 2015/03/15(日) 21:48:49.62 ID:iPFPmGPAo
霧切「………もしかして、言われたんじゃないの?大泉さん」
霧切「葉隠君に……「自分を殺せばいい、そうしたら出られる」って……」
大泉「………俺は………」
大泉(何が起きて……いや、でも、弁解しなくては……俺が葉隠を?いやいや、そんなわけ……)
大和田「大泉さん、認めてくれや……アンタしかいねぇんだ、こんなの出来んの」
霧切「保健室にあった鎮痛剤―――あれは【テトロドトキシン】だった」
苗木「ふぐの毒、と言えば有名なやつだよね。すぐに分かるかも」
十神「効果は強力な上、依存要素もない事から鎮痛剤としても用いられる事がある。一般人代表の苗木でも知ってるほどのポピュラーな毒だ」
霧切「貴方は保健室に置かれていた、錠剤型になっているテトロドトキシンを手に葉隠君のところに行った」
セレス「それも適量ではなく、恐らく処方されるべきよりも少し多い量ですわね」
山田「葉隠康比呂殿は、自分の占いを使った後に頭痛が止まらないと訴えておりましたからな」
大泉(おい、なんだこれ………)
不二咲「えっと……それで、いくら錠剤とは言え、劇薬に変わりはないわけで……」
石丸「それを葉隠くんに渡し、飲ませたのだな」
桑田「で、あのバカはそのまま体に毒が回った。痺れたりとか、筋肉が痙攣とかしてたはずだ」
大泉(俺が……何したってんだよ……)
霧切「貴方はそのまま、バスタブにお湯を溜めたの」
舞園「お湯にしたのは、氏体の損壊具合から氏亡推定時刻をズラして、自らのアリバイを工作するためですね」
腐川「そして、体の自由が利かない葉隠の頭をそこに突っ込んだ……」
大泉(なんだこりゃあ……何が起きてんだよ……)
大和田「……あいつが頭痛に悩んでたのは全員が知ってる事だ。だから薬を使うのも仕方がねぇ」
霧切「だからこそ、だからこそなの―――」
朝日奈「……ひどいよ……何でこんな事……したの?」
苗木「理由は、この際もうどうだっていいんだ」
腐川「そうね……あんたが犯人って事が一番重要で、最悪なんだから」
大神「アリバイ、そして全員の証言……それを鑑みるに」
十神「こんな事を出来るのはわずかに一人、そう」
苗木「貴方が犯人なんだ……大泉洋」
大泉「――――」
大泉(もう声も出ない)
霧切「葉隠君に……「自分を殺せばいい、そうしたら出られる」って……」
大泉「………俺は………」
大泉(何が起きて……いや、でも、弁解しなくては……俺が葉隠を?いやいや、そんなわけ……)
大和田「大泉さん、認めてくれや……アンタしかいねぇんだ、こんなの出来んの」
霧切「保健室にあった鎮痛剤―――あれは【テトロドトキシン】だった」
苗木「ふぐの毒、と言えば有名なやつだよね。すぐに分かるかも」
十神「効果は強力な上、依存要素もない事から鎮痛剤としても用いられる事がある。一般人代表の苗木でも知ってるほどのポピュラーな毒だ」
霧切「貴方は保健室に置かれていた、錠剤型になっているテトロドトキシンを手に葉隠君のところに行った」
セレス「それも適量ではなく、恐らく処方されるべきよりも少し多い量ですわね」
山田「葉隠康比呂殿は、自分の占いを使った後に頭痛が止まらないと訴えておりましたからな」
大泉(おい、なんだこれ………)
不二咲「えっと……それで、いくら錠剤とは言え、劇薬に変わりはないわけで……」
石丸「それを葉隠くんに渡し、飲ませたのだな」
桑田「で、あのバカはそのまま体に毒が回った。痺れたりとか、筋肉が痙攣とかしてたはずだ」
大泉(俺が……何したってんだよ……)
霧切「貴方はそのまま、バスタブにお湯を溜めたの」
舞園「お湯にしたのは、氏体の損壊具合から氏亡推定時刻をズラして、自らのアリバイを工作するためですね」
腐川「そして、体の自由が利かない葉隠の頭をそこに突っ込んだ……」
大泉(なんだこりゃあ……何が起きてんだよ……)
大和田「……あいつが頭痛に悩んでたのは全員が知ってる事だ。だから薬を使うのも仕方がねぇ」
霧切「だからこそ、だからこそなの―――」
朝日奈「……ひどいよ……何でこんな事……したの?」
苗木「理由は、この際もうどうだっていいんだ」
腐川「そうね……あんたが犯人って事が一番重要で、最悪なんだから」
大神「アリバイ、そして全員の証言……それを鑑みるに」
十神「こんな事を出来るのはわずかに一人、そう」
苗木「貴方が犯人なんだ……大泉洋」
大泉「――――」
大泉(もう声も出ない)
341: 2015/03/15(日) 21:51:14.06 ID:iPFPmGPAo
VORT
オオイズミ オオイズミ オオイズミ
オオアタリ!!
カンカンカーン
大泉(俺……が………)
大泉(ちが、そんなこと………してな………)
モノクマ「ではっ!」
大泉「………!」はっ
モノクマ「こんな人道に反する鈴虫には【オシオキ】を行います!」
大泉「お、い………それっ、て……」
霧切「………」
苗木「………大泉さん」
大泉「な、なぁ、オシオキ……って……」
十神「処刑だ」
大泉「しょ、けい……?」
大神「お主の事は絶対に忘れん」
大泉(頭が、真っ白になる)
セレス「………あの時の大見得は何だったんですか、つまらない」
大泉「俺が……処刑……?」
モノクマ「それでは!」
大泉(ありもしない記憶が脳内を駆け回る)
大泉(犯したはずのない罪が脳味噌をぐちゃぐちゃに掻き潰す)
大泉(俺はいつの間にそんな事を)
大泉(喉から叫びが込み上げた)
大泉「待てよ……違う、アレは事故なんだ……」
モノクマ「大泉クンのオシオキ!」
大泉「待ってくれ!俺ぁやってねーんだ!助け……」
モノクマ「張り切っていきましょー!」
大泉「やめろおおおお!!!」
ぽちっ
342: 2015/03/15(日) 21:51:46.06 ID:iPFPmGPAo
ーーーーーーーーーーーーーーー
オオイズミクンがクロに決まりました。
オシオキを開始します。。。
ーーーーーーーーーーーーーーー
オオイズミクンがクロに決まりました。
オシオキを開始します。。。
ーーーーーーーーーーーーーーー
343: 2015/03/15(日) 21:53:32.71 ID:iPFPmGPAo
大泉(………う………)
大泉(……ここ、は……)
(大泉は何匹かのモノクマと一緒に「絶望駅」と書かれた謎の駅の前に立っている)
大泉「……ぅ……」
ヒゲモノクマ「」ひょい
大泉「これ……」
(ヒゲモノクマの手元がアップになる―――チロルチョコの箱のサイコロだ)
大泉「………振れ、って?」
ヒゲモノクマ「」こくん
カメラモノクマ「」
ハイパーメディアクリエイターモノクマ「」
大泉洋 オシオキ
【6分の1の絶望旅人】
344: 2015/03/15(日) 21:55:17.90 ID:iPFPmGPAo
(ヒゲモノクマが大泉の前にフリップを出した)
【サイコロの旅EX 希望の一泊と絶望の深夜バス】最後の選択
1 スカイマーク403便で千歳
2 フェリーで函館
3 とりあえず絶望ですが一泊
4 もっと四国 香川
5 いっそ九州 はかた号で福岡
6 企画終了 あの世
大泉「……ハァーッ……、ハァーッ……」
ヒゲモノクマ「」ふりふり
カンペ「さいころ振って!」
(大泉は言われるままにいつもの構えをとる)
大泉「何がでるかなっ!何がでるかなっ!」
大泉「それはサイコロ任せ、よっ!」
ぽーんっ
ころころころ……
大泉「―――あ」
(無情にも―――サイコロの目は6)
がしっ
大泉「っんな、や………やだ!止めろ!俺は!俺はぁぁぁぁっ!」
(バスに乗せられる大泉。体に鎖らしきものが巻かれている)
大泉「降ろせぇぇぇっ!」
(そのバスは大泉が座ったと同時に、モノクマ達を乗せたまま超加速する)
ご、ぉっ!
(運転モノクマの手元のゲージがぐんぐん上がっていった)
(見れば時速は150キロを越えようとしており、中にいる彼らにも強い力が掛かりだしている)
大泉「お、れは………そん、な………」
【サイコロの旅EX 希望の一泊と絶望の深夜バス】最後の選択
1 スカイマーク403便で千歳
2 フェリーで函館
3 とりあえず絶望ですが一泊
4 もっと四国 香川
5 いっそ九州 はかた号で福岡
6 企画終了 あの世
大泉「……ハァーッ……、ハァーッ……」
ヒゲモノクマ「」ふりふり
カンペ「さいころ振って!」
(大泉は言われるままにいつもの構えをとる)
大泉「何がでるかなっ!何がでるかなっ!」
大泉「それはサイコロ任せ、よっ!」
ぽーんっ
ころころころ……
大泉「―――あ」
(無情にも―――サイコロの目は6)
がしっ
大泉「っんな、や………やだ!止めろ!俺は!俺はぁぁぁぁっ!」
(バスに乗せられる大泉。体に鎖らしきものが巻かれている)
大泉「降ろせぇぇぇっ!」
(そのバスは大泉が座ったと同時に、モノクマ達を乗せたまま超加速する)
ご、ぉっ!
(運転モノクマの手元のゲージがぐんぐん上がっていった)
(見れば時速は150キロを越えようとしており、中にいる彼らにも強い力が掛かりだしている)
大泉「お、れは………そん、な………」
345: 2015/03/15(日) 21:56:14.39 ID:iPFPmGPAo
ぼーんっ!
大泉「は………!?」
(見ればヒゲモノクマがジャンプしてバスから脱出している)
ぽぽぽぽーんっ!
(続けてカメラモノクマ、運転モノクマ、そしてハイパーメディアクリエイターモノクマも脱出した)
(映像は上空、そして地面に落ちる)
がしゃんっ!
(カメラモノクマは壊れたのか、アングルが動かない……)
「あああああああああああ!!!」
(カメラから一気に遠ざかるバスから聞こえる絶望の声)
(そしてその行き先は奈落……バスの向かう先に道はない)
(が、その乗客である大泉の最後を、明確に映像として捉える事は出来ない)
(映像の奥の方で、バスが超速のまま飛び出していった)
(そして吸い込まれるように、地面の下へと落ちていって―――)
………ぅぅううううう
ごすんっ!
「っだぁ!?」
大泉「は………!?」
(見ればヒゲモノクマがジャンプしてバスから脱出している)
ぽぽぽぽーんっ!
(続けてカメラモノクマ、運転モノクマ、そしてハイパーメディアクリエイターモノクマも脱出した)
(映像は上空、そして地面に落ちる)
がしゃんっ!
(カメラモノクマは壊れたのか、アングルが動かない……)
「あああああああああああ!!!」
(カメラから一気に遠ざかるバスから聞こえる絶望の声)
(そしてその行き先は奈落……バスの向かう先に道はない)
(が、その乗客である大泉の最後を、明確に映像として捉える事は出来ない)
(映像の奥の方で、バスが超速のまま飛び出していった)
(そして吸い込まれるように、地面の下へと落ちていって―――)
………ぅぅううううう
ごすんっ!
「っだぁ!?」
346: 2015/03/15(日) 21:56:42.56 ID:iPFPmGPAo
ーーーーーーーーーーーーーーー
?
ーーーーーーーーーーーーーーー
?
ーーーーーーーーーーーーーーー
347: 2015/03/15(日) 21:59:42.04 ID:iPFPmGPAo
大泉「………あ」
大泉「……ゆ、め……?」
大泉(気付いたら俺は、ベッドから不時着して変な体勢になっていた。頭を打ったらしい……額が痛い)
大泉(ったく、いたた……傷も治りきってないってのに……)
大泉「………」もそ
大泉(体に厭な汗がまとわりついている)
大泉(随分とやな夢を見た)
大泉(おっさん達に、学生達に………なんだってこんな変な夢ばかり……)
大泉(時間は……うわ、まだまだ早朝じゃねーか。………寝よう、寝直そう)
大泉(今日が正念場だ。勝つか負けるかの………)
ぴんぽーん
大泉(……あ?誰だ?)
大泉「あー……はいはい」
がちゃ
江ノ島「よーっす、未来のチャンピオン」
大泉「………」
ばたん
ぴんぽんぴんぽんぴんぽん
がちゃ
大泉「え?あの………え?え?」
江ノ島「あ、江ノ島盾子ちゃんですけど」
大泉「………は?」
江ノ島「来ちゃった。」
大泉(それは22日目の早朝、俺達とモノクマの真剣勝負の合間の出来事だったのだ)
大泉「……ゆ、め……?」
大泉(気付いたら俺は、ベッドから不時着して変な体勢になっていた。頭を打ったらしい……額が痛い)
大泉(ったく、いたた……傷も治りきってないってのに……)
大泉「………」もそ
大泉(体に厭な汗がまとわりついている)
大泉(随分とやな夢を見た)
大泉(おっさん達に、学生達に………なんだってこんな変な夢ばかり……)
大泉(時間は……うわ、まだまだ早朝じゃねーか。………寝よう、寝直そう)
大泉(今日が正念場だ。勝つか負けるかの………)
ぴんぽーん
大泉(……あ?誰だ?)
大泉「あー……はいはい」
がちゃ
江ノ島「よーっす、未来のチャンピオン」
大泉「………」
ばたん
ぴんぽんぴんぽんぴんぽん
がちゃ
大泉「え?あの………え?え?」
江ノ島「あ、江ノ島盾子ちゃんですけど」
大泉「………は?」
江ノ島「来ちゃった。」
大泉(それは22日目の早朝、俺達とモノクマの真剣勝負の合間の出来事だったのだ)
356: 2015/04/03(金) 22:05:43.86 ID:S8wgXG61o
大泉「おぉい、今日は何の日か知ってるだろう?」
大泉「そうだぁ、僕の誕生日なんだぁ……」
大泉「いいかぁい?思いっきりぶちかますよ?ぼかぁ今回は思いっきりやるよ?」
大泉「なお今日を最終回にしようとしたけど無理だったみたい。ごめんなさいね」
大泉「あとね、また校正してないから。誤字と脱字が凄いからたぶん。直しながら落とすけどね」
大泉「ついでに、多分君ら気付いてないと思うけど今回結構訳分かんないから。」
大泉「え?いっつもわかんねぇってかい?」
大泉「ひでぇなぁおい!ま、すべての種明かしは次々回!って事で」
大泉「それじゃあ!張り切ってどうぞ!」
大泉「そうだぁ、僕の誕生日なんだぁ……」
大泉「いいかぁい?思いっきりぶちかますよ?ぼかぁ今回は思いっきりやるよ?」
大泉「なお今日を最終回にしようとしたけど無理だったみたい。ごめんなさいね」
大泉「あとね、また校正してないから。誤字と脱字が凄いからたぶん。直しながら落とすけどね」
大泉「ついでに、多分君ら気付いてないと思うけど今回結構訳分かんないから。」
大泉「え?いっつもわかんねぇってかい?」
大泉「ひでぇなぁおい!ま、すべての種明かしは次々回!って事で」
大泉「それじゃあ!張り切ってどうぞ!」
357: 2015/04/03(金) 22:06:36.26 ID:S8wgXG61o
江ノ島「おーっす、未来のチャンピオン」
ばたん
大泉(は?は?は?え?あ?ああ?)
大泉(え?あー……今のは)
ぴんぽんぴんぽんぴんぽん
大泉(江ノ島盾子)
大泉(……戦刃さんじゃ、なかった)
大泉(え?じゃあ……)
がちゃ
江ノ島「……来ちゃった。」
大泉(……えーと、どうなってんの?)
ーーーーーーーーーーーーーーー
黒船襲来!!
(毛筆)
ーーーーーーーーーーーーーーー
ばたん
大泉(は?は?は?え?あ?ああ?)
大泉(え?あー……今のは)
ぴんぽんぴんぽんぴんぽん
大泉(江ノ島盾子)
大泉(……戦刃さんじゃ、なかった)
大泉(え?じゃあ……)
がちゃ
江ノ島「……来ちゃった。」
大泉(……えーと、どうなってんの?)
ーーーーーーーーーーーーーーー
黒船襲来!!
(毛筆)
ーーーーーーーーーーーーーーー
358: 2015/04/03(金) 22:07:36.78 ID:S8wgXG61o
◆22日目 3:50
大泉の部屋の中
大泉「……」
江ノ島「うぷぷ、ありがとね!ボクを入れてくれて!」
大泉「……勝手に入ったんだろ……」
江ノ島「まあどうせこれも【黒幕】に見られているのでしょうが、構いません。黒幕を絶望に犯すまでは私もまた氏ねませんので」
大泉「なんだい、君は……君は、江ノ島さん?」
江ノ島「……うん、そだよ……僕が江ノ島盾子……」ボソボソ
大泉(なんかいきなり安田っぽくなった……なんだこいつ)
江ノ島「とにかく僕が本物の江ノ島盾子ちゃんですー」
大泉「もう頭いてぇ……で?その江ノ島さんがなんだい?」
江ノ島「一度話さなきゃなと思ってたから」
大泉「……俺と?」
江ノ島「キミ以外に誰がいるの?」
大泉「どうしてまた……つーか、そもそも何がどうなってんだ」
江ノ島「え?何が?」
大泉「最初にいた江ノ島が戦刃むくろだった、それはいい。それはいいが―――」
江ノ島「ん?最初からいた私様?」
大泉「ああそうだよ!おめぇに化けてたあの!」
江ノ島「ああ、あれ」
大泉(その時の江ノ島さんの顔の、なんとまぁ感情の無い事か)
大泉(背筋が凍った)
江ノ島「ま、もういいじゃん?あんなのの事は忘れてアタシの話を聞きなさい」
大泉「いや、あんなのっ、て……」
江ノ島「だってぇ~、今は大泉さんの方がぁ~大事的なぁ~?」
大泉「………」
大泉(言葉を見失う)
大泉(……なんだよ、何で……俺なんだ)
大泉の部屋の中
大泉「……」
江ノ島「うぷぷ、ありがとね!ボクを入れてくれて!」
大泉「……勝手に入ったんだろ……」
江ノ島「まあどうせこれも【黒幕】に見られているのでしょうが、構いません。黒幕を絶望に犯すまでは私もまた氏ねませんので」
大泉「なんだい、君は……君は、江ノ島さん?」
江ノ島「……うん、そだよ……僕が江ノ島盾子……」ボソボソ
大泉(なんかいきなり安田っぽくなった……なんだこいつ)
江ノ島「とにかく僕が本物の江ノ島盾子ちゃんですー」
大泉「もう頭いてぇ……で?その江ノ島さんがなんだい?」
江ノ島「一度話さなきゃなと思ってたから」
大泉「……俺と?」
江ノ島「キミ以外に誰がいるの?」
大泉「どうしてまた……つーか、そもそも何がどうなってんだ」
江ノ島「え?何が?」
大泉「最初にいた江ノ島が戦刃むくろだった、それはいい。それはいいが―――」
江ノ島「ん?最初からいた私様?」
大泉「ああそうだよ!おめぇに化けてたあの!」
江ノ島「ああ、あれ」
大泉(その時の江ノ島さんの顔の、なんとまぁ感情の無い事か)
大泉(背筋が凍った)
江ノ島「ま、もういいじゃん?あんなのの事は忘れてアタシの話を聞きなさい」
大泉「いや、あんなのっ、て……」
江ノ島「だってぇ~、今は大泉さんの方がぁ~大事的なぁ~?」
大泉「………」
大泉(言葉を見失う)
大泉(……なんだよ、何で……俺なんだ)
359: 2015/04/03(金) 22:08:29.50 ID:S8wgXG61o
江ノ島「オメーと【もうひとりの黒幕】はイレギュラーの存在だったんだべ」
大泉(だべ)
江ノ島「実際、こうして俺は締め出されたわけだしな!」
大泉「イレギュラーって、おいおい……今まで仲良くやってたんでないの?」
江ノ島「まあ仲良くない訳ではないけどな。あれだ、あれ。志を共にした仲間みたいな?」
江ノ島「実際問題、彼の提案によって多くのサプライズが発生しました。よってその効果は非常に高かったと思われます」
大泉(サプライズ?効果?なんかよく分からんが……)
大泉「はーん……読めたぞ。そのサプライズってのがこれか……、その時にこんな残忍で冷酷な頃し合い学園生活なんてのを思い付いたんだな?」
江ノ島「あ、ごめんそれは私」
大泉「あ?」
江ノ島「だからー、」
江ノ島「コロシアイ学園生活を主催したのも首謀したのも計画したのも実行したのも私なの」
大泉(………)
大泉「………」
大泉「………」
大泉「………は?」
江ノ島「もう1回言いますか?」
大泉(上手く言葉を飲み込めない)
大泉(なに?コロシアイ学園生活を主催したのが江ノ島盾子?)
大泉「いや………え………?」
江ノ島「だーから俺がやったんだよ!このコロシアイ学園生活は!人が説明してやってんだから話を聞け!」
大泉「………江ノ島盾子が、コロシアイ学園生活の、主謀者にして………黒幕?」
大泉(だべ)
江ノ島「実際、こうして俺は締め出されたわけだしな!」
大泉「イレギュラーって、おいおい……今まで仲良くやってたんでないの?」
江ノ島「まあ仲良くない訳ではないけどな。あれだ、あれ。志を共にした仲間みたいな?」
江ノ島「実際問題、彼の提案によって多くのサプライズが発生しました。よってその効果は非常に高かったと思われます」
大泉(サプライズ?効果?なんかよく分からんが……)
大泉「はーん……読めたぞ。そのサプライズってのがこれか……、その時にこんな残忍で冷酷な頃し合い学園生活なんてのを思い付いたんだな?」
江ノ島「あ、ごめんそれは私」
大泉「あ?」
江ノ島「だからー、」
江ノ島「コロシアイ学園生活を主催したのも首謀したのも計画したのも実行したのも私なの」
大泉(………)
大泉「………」
大泉「………」
大泉「………は?」
江ノ島「もう1回言いますか?」
大泉(上手く言葉を飲み込めない)
大泉(なに?コロシアイ学園生活を主催したのが江ノ島盾子?)
大泉「いや………え………?」
江ノ島「だーから俺がやったんだよ!このコロシアイ学園生活は!人が説明してやってんだから話を聞け!」
大泉「………江ノ島盾子が、コロシアイ学園生活の、主謀者にして………黒幕?」
360: 2015/04/03(金) 22:09:27.60 ID:S8wgXG61o
江ノ島「そしてもうひとりの黒幕……それが今回の、キミ達をおもちゃにしてる悪だよ」
大泉「おめぇの他に……もうひとり……」
大泉(おいおいなんだい、急展開だね。この話がもうすぐ終わっちまうみたいじゃないか)
大泉(横から鈍器で殴られたような衝撃に、目がくらんだ)
江ノ島「貴方は思わなかったのですか?突然なんかモノクマ変わったな、と」
大泉「………」
江ノ島「ゲームなんて始めて、変だなと」
大泉「………あ」
大泉(いや、いや確かに、そう言われりゃそうなのだ)
大泉(モノクマは俺達に頃し合いを初めて欲しかったはず)
大泉(にも関わらず大神さんの不動を咎めず、まして子猫ちゃんの意味不明過ぎる申し出も断らなかった)
大泉(つまり―――そこから示される事実)
大泉(黒幕がもう一人いると言う現実)
大泉(やっぱり、黒幕は………)
江ノ島「ま、そいつが誰なのか、どうしてこんな事をしたのか……それは私の口から話すべき事ではないし」
江ノ島「言えたとしても言うかよバーカ!クソして寝ろ!」外道!
大泉「それを伝えに?」
江ノ島「いけませんか?大泉洋」
大泉「悪かぁねぇけどよ……そんな事言っちまっていいのかい?」
江ノ島「このゲームだって絶対に、黒幕のやつは楽しんでるはずよ」
江ノ島「アタシを差し置いて絶望を堪能しようなんてズルい……絶望的……」ぎりっ
大泉「」
江ノ島「だから江ノ島盾子の名において命ずる!この鬼ごっこを絶望的な展開で終わらせろ!」
大泉「………」
大泉「おめぇの他に……もうひとり……」
大泉(おいおいなんだい、急展開だね。この話がもうすぐ終わっちまうみたいじゃないか)
大泉(横から鈍器で殴られたような衝撃に、目がくらんだ)
江ノ島「貴方は思わなかったのですか?突然なんかモノクマ変わったな、と」
大泉「………」
江ノ島「ゲームなんて始めて、変だなと」
大泉「………あ」
大泉(いや、いや確かに、そう言われりゃそうなのだ)
大泉(モノクマは俺達に頃し合いを初めて欲しかったはず)
大泉(にも関わらず大神さんの不動を咎めず、まして子猫ちゃんの意味不明過ぎる申し出も断らなかった)
大泉(つまり―――そこから示される事実)
大泉(黒幕がもう一人いると言う現実)
大泉(やっぱり、黒幕は………)
江ノ島「ま、そいつが誰なのか、どうしてこんな事をしたのか……それは私の口から話すべき事ではないし」
江ノ島「言えたとしても言うかよバーカ!クソして寝ろ!」外道!
大泉「それを伝えに?」
江ノ島「いけませんか?大泉洋」
大泉「悪かぁねぇけどよ……そんな事言っちまっていいのかい?」
江ノ島「このゲームだって絶対に、黒幕のやつは楽しんでるはずよ」
江ノ島「アタシを差し置いて絶望を堪能しようなんてズルい……絶望的……」ぎりっ
大泉「」
江ノ島「だから江ノ島盾子の名において命ずる!この鬼ごっこを絶望的な展開で終わらせろ!」
大泉「………」
361: 2015/04/03(金) 22:10:16.42 ID:S8wgXG61o
大泉(どこまでほんとを喋ってるのか分からない)
江ノ島「沈黙は肯定と……」
大泉「おおっと誤解すんなよぉ?ぼかぁ、まだ君を信じた訳じゃあないんだぜ」
大泉(……俺が真っ先に黒幕だと思った人物は、違うのだろう)
大泉(鈴井さん。会長……モノクマは違うと言ったんだ)
大泉(それをあえて江ノ島盾子が答えない理由は?あくまで俺達に謎解きさせるため?)
大泉(……いや、待てよ?)
大泉(それだけなら子猫ちゃんがあんな顔をするわけがない)
大泉(俺達は何か勘違いしてるのか?あの言葉の意味を)
「【ボク】は鈴井貴之じゃないんで、それだけ」
大泉(………ボク、は………か)
大泉(そのボクってのぁ果たして誰なのか)
大泉(まさか……そのボクはモノクマを指すのか)
大泉(……と、言う事は……だ……)
大泉(………そうか……なるほどなぁ、そう言う考えに至るだろう事まで予測済みかい?)
大泉(つまりあんたは自ら、自分自身の正体を晒したわけだ―――)
大泉(気付いてしまえば足が動かなくなるから)
大泉(このタイミングで、俺と子猫ちゃんを潰すためだけに)
大泉(………そうだろ、ダメ人間)
江ノ島「じゃ、そう言うわけで」すくっ
大泉「行くのかい?」
江ノ島「言う事言ったしヤる事やんねーとなんねーからな」
大泉「は?君、一体何する気なんだい?」
江ノ島「言うと思う?何するか」
大泉「……言ってくれた方がありがてぇんだけど」
江ノ島「あっそ」
すたすた
ずいっ
江ノ島「これが最後にならないといいけど」
大泉「おい、何を……」
江ノ島「沈黙は肯定と……」
大泉「おおっと誤解すんなよぉ?ぼかぁ、まだ君を信じた訳じゃあないんだぜ」
大泉(……俺が真っ先に黒幕だと思った人物は、違うのだろう)
大泉(鈴井さん。会長……モノクマは違うと言ったんだ)
大泉(それをあえて江ノ島盾子が答えない理由は?あくまで俺達に謎解きさせるため?)
大泉(……いや、待てよ?)
大泉(それだけなら子猫ちゃんがあんな顔をするわけがない)
大泉(俺達は何か勘違いしてるのか?あの言葉の意味を)
「【ボク】は鈴井貴之じゃないんで、それだけ」
大泉(………ボク、は………か)
大泉(そのボクってのぁ果たして誰なのか)
大泉(まさか……そのボクはモノクマを指すのか)
大泉(……と、言う事は……だ……)
大泉(………そうか……なるほどなぁ、そう言う考えに至るだろう事まで予測済みかい?)
大泉(つまりあんたは自ら、自分自身の正体を晒したわけだ―――)
大泉(気付いてしまえば足が動かなくなるから)
大泉(このタイミングで、俺と子猫ちゃんを潰すためだけに)
大泉(………そうだろ、ダメ人間)
江ノ島「じゃ、そう言うわけで」すくっ
大泉「行くのかい?」
江ノ島「言う事言ったしヤる事やんねーとなんねーからな」
大泉「は?君、一体何する気なんだい?」
江ノ島「言うと思う?何するか」
大泉「……言ってくれた方がありがてぇんだけど」
江ノ島「あっそ」
すたすた
ずいっ
江ノ島「これが最後にならないといいけど」
大泉「おい、何を……」
362: 2015/04/03(金) 22:12:22.33 ID:S8wgXG61o
(一瞬の静寂)
(唇を重ねているように見えるふたりの映像が監視カメラに映る)
大泉「……ぁ、おめ、なにを……?」
すたすた
江ノ島「んじゃね、すずむし。精々足掻きなよ」
大泉「………っ」
江ノ島「あんたは既に逆転のための鍵を握ってる、そうでしょ?」
大泉「お前は、俺に何をさせたいんだよ……」
江ノ島「このゲームが楽しくなるようにしてほしい、そんだけ」
がちゃ
江ノ島「明日、床に転がって氏んでるのは誰だと思う?」
江ノ島「ねぇ、大泉洋」
ぎぃ
大泉(うれしそうな、しかし悲しそうなとも言える、なんとも複雑な表情を浮かべた彼女は)
江ノ島「ばいばい」
大泉(そのままゆっくりと扉を閉めるのだった)
ぱたん
大泉(引き留めればよかったのか)
大泉(何か話せばよかったのか)
大泉(……ただひたすら分からないけれど、俺の脳内はかき乱されていて)
大泉(心が折れてしまいそうなまま、立ち尽くす)
大泉(それからどれだけ時間が経ったか分からない)
大泉(ただ何も考えられず―――崩れるようにベッドに落ちた)
363: 2015/04/03(金) 22:13:41.18 ID:S8wgXG61o
ーーーーーーーーーーーーーーー
学園のどこか
ーーーーーーーーーーーーーーー
「……そっか……うん」
「………そう言う事をするんだね、江ノ島さん。江ノ島盾子さん」
「………」
「………」
「ほんと、予測の範囲外な事ばっかりしてくれるなぁ……」
「なるほどね、今からやっても時間は足りない……それに、外に出たらバレてしまう」
「かと言ってモノクマの大きさでは届かない」
「………………………………………くくっ」
「ふふ………あははは………っくく………」
「笑っちゃいますよ……こんなの、笑わない方が難しいでしょ……」
「……ふぅ、それにしても」
「やってくれたね……これじゃあ、ぼく、は……」
「……」
「…………」
「………………………」
364: 2015/04/03(金) 22:14:10.82 ID:S8wgXG61o
ーーーーーーーーーーーーーーー
朝
ーーーーーーーーーーーーーーー
朝
ーーーーーーーーーーーーーーー
365: 2015/04/03(金) 22:15:29.34 ID:S8wgXG61o
◆食堂
大泉(なんとか平静を保って、食堂までやっていく……既に全員揃っていた)
霧切「……おはようございます、大泉さん」
大泉「うーい……おはよう、子猫ちゃん」
石丸「遅いですよ、大泉さん!もう今日しかないと言うのに……!」
大泉「あー、悪かったって」
大泉(あのあと二度寝して寝過ごしたとか言えないし、何より……)
霧切「……」
大泉(気付いたんだよなぁ、その事実に)
十神「揃ったな?」
大和田「全員いるぜ……まあ、ひとり減っちまったけどよ」
苗木「今日は……どうしよう?」
十神「どうするもこうするもないだろう?」
朝日奈「でもさ……いいのかな」
十神「何がだ?」
朝日奈「このままだと、絶対にどっちかが氏んじゃうよね?……なんかないのかな、どっちも助かる方法とか」
十神「ない」
不二咲「………そんな………」
十神「ない、今回ばかりはどうしようもない」
不二咲「で、でもぉ」
セレス「そんな抜け穴、あるなら初めからどうにかしてますわ」
苗木「何かないのかな……みんな助かる方法」
腐川「……あんた達甘いのよ……、な、なんでそもそも敵を助けてやんなきゃなんないわけ……?」
大泉「誰も氏なないなら氏なない方がいいじゃあないか」
朝日奈「そ、そうだよ!敵とか味方とか関係ない!」
苗木「それに……今まで一緒だった【あの江ノ島さん】も……仲間だよ」
十神「どいつもこいつも甘い奴らだ。そんな事じゃあ、仮に外に出ても生きていけないぞ」
朝日奈「そんなの分かんないじゃん!十神の石頭!」
舞園「……ですけど、このままじゃほんとに何の答えも出せませんよ」
石丸「むぐぐ……ルールは絶対、だがルールを守れば誰かが必ず氏ななければならない……!」
セレス「抜け穴もない、イカサマも出来ない……手詰まり感が否めませんわね」
大泉「くっそー、なんかいい案ねえか?誰か」
葉隠「時間切れの時にカードを誰も持ってないとか?」
大泉「はあ?(半切れ)」
大泉(なんとか平静を保って、食堂までやっていく……既に全員揃っていた)
霧切「……おはようございます、大泉さん」
大泉「うーい……おはよう、子猫ちゃん」
石丸「遅いですよ、大泉さん!もう今日しかないと言うのに……!」
大泉「あー、悪かったって」
大泉(あのあと二度寝して寝過ごしたとか言えないし、何より……)
霧切「……」
大泉(気付いたんだよなぁ、その事実に)
十神「揃ったな?」
大和田「全員いるぜ……まあ、ひとり減っちまったけどよ」
苗木「今日は……どうしよう?」
十神「どうするもこうするもないだろう?」
朝日奈「でもさ……いいのかな」
十神「何がだ?」
朝日奈「このままだと、絶対にどっちかが氏んじゃうよね?……なんかないのかな、どっちも助かる方法とか」
十神「ない」
不二咲「………そんな………」
十神「ない、今回ばかりはどうしようもない」
不二咲「で、でもぉ」
セレス「そんな抜け穴、あるなら初めからどうにかしてますわ」
苗木「何かないのかな……みんな助かる方法」
腐川「……あんた達甘いのよ……、な、なんでそもそも敵を助けてやんなきゃなんないわけ……?」
大泉「誰も氏なないなら氏なない方がいいじゃあないか」
朝日奈「そ、そうだよ!敵とか味方とか関係ない!」
苗木「それに……今まで一緒だった【あの江ノ島さん】も……仲間だよ」
十神「どいつもこいつも甘い奴らだ。そんな事じゃあ、仮に外に出ても生きていけないぞ」
朝日奈「そんなの分かんないじゃん!十神の石頭!」
舞園「……ですけど、このままじゃほんとに何の答えも出せませんよ」
石丸「むぐぐ……ルールは絶対、だがルールを守れば誰かが必ず氏ななければならない……!」
セレス「抜け穴もない、イカサマも出来ない……手詰まり感が否めませんわね」
大泉「くっそー、なんかいい案ねえか?誰か」
葉隠「時間切れの時にカードを誰も持ってないとか?」
大泉「はあ?(半切れ)」
366: 2015/04/03(金) 22:16:51.83 ID:S8wgXG61o
霧切「……それはどうなるのかしらね、そう言えば」
大泉「え?なにがだい?」
舞園「つまり、カードの行方が分からなくなっていた場合、と言う事ですか?」
不二咲「ええっと……どうなるんだろう?」
苗木「………そう言えば、その場合は何も言ってなかったね」
葉隠「お?俺の案、なかなかいい感じなんじゃねーか?」
大神「待て、葉隠。それには無理がある」
葉隠「ほぇ?」
大神「昨日の様子を見る限りでは……我らのうち誰かがカードに触った時点で所有権は我らに移っていた」
葉隠「………あー、そういやそうだな」
腐川「ったく、あんたほんとロクな事言わないわね、このクズッ……!」
苗木「じゃあどっちが最後に触ったか分からなかったら?」
大神「………どういう意味だ」
苗木「そのままの意味だよ。モノクマがもし、最後にカードを触ったのがどっちか分からなければ……」
セレス「それは『監視カメラの無いところで、戦刃さんと取引して、最終的にどちらもカードを持っていない』と言う事ですか?」
桑田「いや、それ無理じゃね?カメラねーとこなんて大浴場しかねーだろ?」
不二咲「そ、それに寄宿舎には戦刃さんは入れないって言ってたよぉ?」
霧切「………いえ、校舎側にも監視カメラがない場所があるの。そこまで行ければ」
大和田「あ?どこだそりゃあ」
霧切「言うわけないじゃない」
不二咲「でも、もしそこまで行って戦刃さんがそこにカードを置いてくれたら……」
大泉「まあ、出来ない事はないだろうけどさ」
腐川「あんたバカぁ?そんな事戦刃がするわけないじゃない……!」
霧切「………確かに現実的ではないわね」
大泉「え?なにがだい?」
舞園「つまり、カードの行方が分からなくなっていた場合、と言う事ですか?」
不二咲「ええっと……どうなるんだろう?」
苗木「………そう言えば、その場合は何も言ってなかったね」
葉隠「お?俺の案、なかなかいい感じなんじゃねーか?」
大神「待て、葉隠。それには無理がある」
葉隠「ほぇ?」
大神「昨日の様子を見る限りでは……我らのうち誰かがカードに触った時点で所有権は我らに移っていた」
葉隠「………あー、そういやそうだな」
腐川「ったく、あんたほんとロクな事言わないわね、このクズッ……!」
苗木「じゃあどっちが最後に触ったか分からなかったら?」
大神「………どういう意味だ」
苗木「そのままの意味だよ。モノクマがもし、最後にカードを触ったのがどっちか分からなければ……」
セレス「それは『監視カメラの無いところで、戦刃さんと取引して、最終的にどちらもカードを持っていない』と言う事ですか?」
桑田「いや、それ無理じゃね?カメラねーとこなんて大浴場しかねーだろ?」
不二咲「そ、それに寄宿舎には戦刃さんは入れないって言ってたよぉ?」
霧切「………いえ、校舎側にも監視カメラがない場所があるの。そこまで行ければ」
大和田「あ?どこだそりゃあ」
霧切「言うわけないじゃない」
不二咲「でも、もしそこまで行って戦刃さんがそこにカードを置いてくれたら……」
大泉「まあ、出来ない事はないだろうけどさ」
腐川「あんたバカぁ?そんな事戦刃がするわけないじゃない……!」
霧切「………確かに現実的ではないわね」
367: 2015/04/03(金) 22:19:03.06 ID:S8wgXG61o
朝日奈「現実的じゃないけど、もし出来ればさ……」
十神「現実的な話をしろ!」
大泉(珍しい大きな声)
大泉(十神のその声で、全員が静まり返る)
大泉(……十神も必氏なのだ、全員生きて返したいのだ)
大泉(ただそれを明確に言わないだけで)
大泉(しかしその目の必氏さを全員が分かって、押し黙る)
十神「他に……何か方法はないのか」
霧切「……」
十神「主体性がなさすぎるんだよ、お前達愚民は……やりたいやりたいとばかり言って、それを叶えようとしない……!」
十神「そもそも、さっきから黙ってる奴らばかりだな……何も思い付かないのか?」
山田「と言われましても……そんなの、カードが2つあればまた違うんですがね……」
霧切「……カードが2つ?」
山田「お互いがカードを持ってたらどうなるのかなと思いまして……」
セレス「無理な話ですわね」
腐川「そ、そうね……あたしが持ってたやつも取られたし」
桑田「っつーことは……」
十神「……ないんだな、ほかの案も」
舞園「……そう、ですね」
苗木「ほんとうに……ないのかな」
大泉「今は……無理さ。誰もなんも思いつかねえんだから……」
大泉(重苦しい空気が、場を支配した)
大泉(しかしそれでも時間は待ってはくれなくて)
大泉(俺達は行かなければならない、生きなければならない)
大泉(ならばどうする?苦肉の策だ、勝つしかないさ)
大泉(十神の号令で全員が食堂から、やがては校舎へ、最後の決戦地へと出て行った)
十神「現実的な話をしろ!」
大泉(珍しい大きな声)
大泉(十神のその声で、全員が静まり返る)
大泉(……十神も必氏なのだ、全員生きて返したいのだ)
大泉(ただそれを明確に言わないだけで)
大泉(しかしその目の必氏さを全員が分かって、押し黙る)
十神「他に……何か方法はないのか」
霧切「……」
十神「主体性がなさすぎるんだよ、お前達愚民は……やりたいやりたいとばかり言って、それを叶えようとしない……!」
十神「そもそも、さっきから黙ってる奴らばかりだな……何も思い付かないのか?」
山田「と言われましても……そんなの、カードが2つあればまた違うんですがね……」
霧切「……カードが2つ?」
山田「お互いがカードを持ってたらどうなるのかなと思いまして……」
セレス「無理な話ですわね」
腐川「そ、そうね……あたしが持ってたやつも取られたし」
桑田「っつーことは……」
十神「……ないんだな、ほかの案も」
舞園「……そう、ですね」
苗木「ほんとうに……ないのかな」
大泉「今は……無理さ。誰もなんも思いつかねえんだから……」
大泉(重苦しい空気が、場を支配した)
大泉(しかしそれでも時間は待ってはくれなくて)
大泉(俺達は行かなければならない、生きなければならない)
大泉(ならばどうする?苦肉の策だ、勝つしかないさ)
大泉(十神の号令で全員が食堂から、やがては校舎へ、最後の決戦地へと出て行った)
368: 2015/04/03(金) 22:20:15.91 ID:S8wgXG61o
大泉(俺もまた出て行こうとして)
霧切「大泉さん、ちょっと」
大泉「ん?なした子猫ちゃん、もう行かないと」
霧切「いえ、こちらは私達でなんとかしますから」
こそっ
大泉「………?子猫ちゃん、こらぁよぉ」
霧切「今はまだ、必要な時が来たら使ってください」
大泉「……子猫ちゃん!」
霧切「ところで大泉さん、」
大泉「あ?」
霧切「新見さんは元気ですか?」
※Tips…【新見さん】
大泉に3度に渡って【とある物】を作ってくれた人。
現在はなぜか鞄職人をしている。
大泉「はぁ?いや、そんなの分かるわけ」
霧切「大泉さん、気付いてください……上を」
大泉「なに?上がなしたって……あ」
霧切「大泉さん、ちょっと」
大泉「ん?なした子猫ちゃん、もう行かないと」
霧切「いえ、こちらは私達でなんとかしますから」
こそっ
大泉「………?子猫ちゃん、こらぁよぉ」
霧切「今はまだ、必要な時が来たら使ってください」
大泉「……子猫ちゃん!」
霧切「ところで大泉さん、」
大泉「あ?」
霧切「新見さんは元気ですか?」
※Tips…【新見さん】
大泉に3度に渡って【とある物】を作ってくれた人。
現在はなぜか鞄職人をしている。
大泉「はぁ?いや、そんなの分かるわけ」
霧切「大泉さん、気付いてください……上を」
大泉「なに?上がなしたって……あ」
369: 2015/04/03(金) 22:20:57.69 ID:S8wgXG61o
ーーーーーーーーーーーーーーー
それから数時間後
ーーーーーーーーーーーーーーー
それから数時間後
ーーーーーーーーーーーーーーー
370: 2015/04/03(金) 22:22:21.26 ID:S8wgXG61o
石丸「時刻はまもなく正午……だな」
十神「………見つかったか?石丸」
石丸「いや、こちらにはいないようだよ」
十神「そうか……ちっ、どこにいる」
石丸「………なぜだ?なぜどこにもいない?」
十神「まさかとは思うが……」
石丸「む?」
十神「いや、こんなゲームを提案してくるんだ。まさか隠れているなんて……」
石丸「……確かに」
(ナレーション:藤村忠寿)
あれからしばらく戦刃さんを全員で探していた我々だったが、なぜか戦刃さんがどこにもおらず、途方に暮れていたのだった。
さらにここで十神さんが重大な事実に気が付いてしまった。
「もしも戦刃むくろがどこかに隠れていたら?」
制限時間が決まっており、またこのままでは我々の負けは確定している。
戦刃さんが負けないただひとつの条件、それが「カードを奪われないこと」。
ではそれを氏守するにはどうしたらいいのか?
答えはひとつ。
見つからないように隠れていればいい。
制限時間いっぱいまで見つからなければ、これは戦刃さんの勝ちが決定しているようなもの。
今ここに、一番恐れていた事態が起きてしまったのである。
十神「ぬかった……、あんなルールを提示してきたから、あんな事を言ってきたから……てっきり戦刃が隠れないものだと思っていた!」
(私は全力で抵抗する)
(逃げも隠れもしない)
十神「……くそっ……!」
十神「俺のミスだ……」
石丸「そんな事はない、この事態を予測出来なかったのは僕達にも責任がある」
十神「……ふん、慰めのつもりか?」
石丸「それは違うな、励ましのつもりだ」
十神「………見つかったか?石丸」
石丸「いや、こちらにはいないようだよ」
十神「そうか……ちっ、どこにいる」
石丸「………なぜだ?なぜどこにもいない?」
十神「まさかとは思うが……」
石丸「む?」
十神「いや、こんなゲームを提案してくるんだ。まさか隠れているなんて……」
石丸「……確かに」
(ナレーション:藤村忠寿)
あれからしばらく戦刃さんを全員で探していた我々だったが、なぜか戦刃さんがどこにもおらず、途方に暮れていたのだった。
さらにここで十神さんが重大な事実に気が付いてしまった。
「もしも戦刃むくろがどこかに隠れていたら?」
制限時間が決まっており、またこのままでは我々の負けは確定している。
戦刃さんが負けないただひとつの条件、それが「カードを奪われないこと」。
ではそれを氏守するにはどうしたらいいのか?
答えはひとつ。
見つからないように隠れていればいい。
制限時間いっぱいまで見つからなければ、これは戦刃さんの勝ちが決定しているようなもの。
今ここに、一番恐れていた事態が起きてしまったのである。
十神「ぬかった……、あんなルールを提示してきたから、あんな事を言ってきたから……てっきり戦刃が隠れないものだと思っていた!」
(私は全力で抵抗する)
(逃げも隠れもしない)
十神「……くそっ……!」
十神「俺のミスだ……」
石丸「そんな事はない、この事態を予測出来なかったのは僕達にも責任がある」
十神「……ふん、慰めのつもりか?」
石丸「それは違うな、励ましのつもりだ」
371: 2015/04/03(金) 22:22:48.70 ID:S8wgXG61o
ーーーーーーーーーーーーーーー
さらに数時間経過
ーーーーーーーーーーーーーーー
さらに数時間経過
ーーーーーーーーーーーーーーー
372: 2015/04/03(金) 22:25:04.40 ID:S8wgXG61o
大和田「だーっ!どこいやがる戦刃ァァァ!」
朝日奈「もう5時だよ?なんでどこにもいないの……?」
大神「それ以上に、どうやって隠れているのか……」
苗木「……分かんないよ……心当たりがある場所は全部見たはず……」
苗木「プールのロッカー、監視カメラのないあの場所、」
モノクマ「路地裏の中、向かいのホーム」
葉隠「そんなとこにいるはずもないのにな!」
モノクマ「キミ怖がるのか乗っかるのかどっちかにして?」
葉隠「……なしたんモノクマ」
モノクマ「あ、もう怖がってすらくれないのね、僕寂しいよ」
苗木「そ、そうだモノクマ!お前なら知ってるんじゃないのか!?」
モノクマ「知ってたら言ってるよ!」
霧切「……あなたも知らないのね」
モノクマ「おっと霧切さん」
霧切「モノクマが知らないのなら、場所は絞られるはず」
十神「どういう事だ?」
山田「つまり……監視カメラがなくて、さらにどうやって行ったのか分からない場所?」
霧切「そうなるわね」
モノクマ「いや、途中までは追えてるんだよ」
霧切「……え?」
苗木「じゃあ監視カメラがある場所にいたの?」
モノクマ「ただ……」
石丸「ただ、何かね?」
モノクマ「ある時間を境に、校内の監視カメラのほとんどが作動しなくなっちゃってね」
腐川「はぁ?じ、じゃあアンタ……さっきから今まであたし達がどこにいるのか把握出来て無かったって事!?」
モノクマ「あ、それは大丈夫。電子生徒手帳が君達の居場所を分からせる機能を担っててね」
モノクマ「それに校則違反を関知した場合、アラームが鳴るシステムも出来てるんだ!」
モノクマ「にしても全く……最悪だよ。まさかこんな手のひら返しを受けるなんて、本当に絶望的さ」
大和田「手のひら返しだぁ?誰にな事されたんだよ」
モノクマ「言えませんな!」ふんす
桑田「つーか途中まで追えたのかよ!?んじゃ先にそれ言えやオメー!」
モノクマ「そう言う君達に有利な情報を先に出しちゃったら、僕が損するじゃないですかぁ」
十神「とにかく、それはどこだ?どこまで追えている?」
モノクマ「今回全く使ってないあの場所さ」
モノクマ「寄宿舎から出てすぐ、まっすぐ行った突き当たりの赤い扉」
モノクマ「どうやってか分からないけど、鍵も壊さず【彼女達】はそこへ消えた」
石丸「そんな場所、あったかね……?」
朝日奈「もう5時だよ?なんでどこにもいないの……?」
大神「それ以上に、どうやって隠れているのか……」
苗木「……分かんないよ……心当たりがある場所は全部見たはず……」
苗木「プールのロッカー、監視カメラのないあの場所、」
モノクマ「路地裏の中、向かいのホーム」
葉隠「そんなとこにいるはずもないのにな!」
モノクマ「キミ怖がるのか乗っかるのかどっちかにして?」
葉隠「……なしたんモノクマ」
モノクマ「あ、もう怖がってすらくれないのね、僕寂しいよ」
苗木「そ、そうだモノクマ!お前なら知ってるんじゃないのか!?」
モノクマ「知ってたら言ってるよ!」
霧切「……あなたも知らないのね」
モノクマ「おっと霧切さん」
霧切「モノクマが知らないのなら、場所は絞られるはず」
十神「どういう事だ?」
山田「つまり……監視カメラがなくて、さらにどうやって行ったのか分からない場所?」
霧切「そうなるわね」
モノクマ「いや、途中までは追えてるんだよ」
霧切「……え?」
苗木「じゃあ監視カメラがある場所にいたの?」
モノクマ「ただ……」
石丸「ただ、何かね?」
モノクマ「ある時間を境に、校内の監視カメラのほとんどが作動しなくなっちゃってね」
腐川「はぁ?じ、じゃあアンタ……さっきから今まであたし達がどこにいるのか把握出来て無かったって事!?」
モノクマ「あ、それは大丈夫。電子生徒手帳が君達の居場所を分からせる機能を担っててね」
モノクマ「それに校則違反を関知した場合、アラームが鳴るシステムも出来てるんだ!」
モノクマ「にしても全く……最悪だよ。まさかこんな手のひら返しを受けるなんて、本当に絶望的さ」
大和田「手のひら返しだぁ?誰にな事されたんだよ」
モノクマ「言えませんな!」ふんす
桑田「つーか途中まで追えたのかよ!?んじゃ先にそれ言えやオメー!」
モノクマ「そう言う君達に有利な情報を先に出しちゃったら、僕が損するじゃないですかぁ」
十神「とにかく、それはどこだ?どこまで追えている?」
モノクマ「今回全く使ってないあの場所さ」
モノクマ「寄宿舎から出てすぐ、まっすぐ行った突き当たりの赤い扉」
モノクマ「どうやってか分からないけど、鍵も壊さず【彼女達】はそこへ消えた」
石丸「そんな場所、あったかね……?」
373: 2015/04/03(金) 22:27:14.12 ID:S8wgXG61o
苗木(そう言えば、そんな場所があったような気がする)
苗木(彼女達、と言うのが気になるけど、それを突っ込んでいる余裕もないみたいだ)
苗木(思い起こして、その場所を頭に浮かべる)
苗木「……ずっと鍵がかかっていた、あそこ?」
石丸「ああ、あの扉か。特に校則にも何もなく、モノクマも何も言わないので分からなかったが……」
セレス「そんな不気味な場所、何に使うつもりだったので?」
モノクマ「そいつは言えないね!」
セレス「言えやゴルァ」
大和田「!?」
モノクマ「まあまあ……みんなでそこに行ってみればいいじゃない」
霧切「なぜ」
モノクマ「?」
霧切「貴方はそこから先を、自分で見に行かなかったのかしら……それとも、見に行けなかった?」
霧切「まさかさっきまで寝ていたとか?」
モノクマ「ぎぎぎぎぎくぅぅ!!」
苗木「そんなザルな感じで大丈夫なのかよモノクマ!?」
山田「大丈夫じゃない、問題だ」
霧切「ま、確かにアメリカと言いアラスカと言い、よく寝過ごしていたものね……【貴方達】は」
モノクマ「……」
霧切「そろそろ話したら?貴方が何者なのかを」
モノクマ「……バーカ」
霧切「私達に謝罪の言葉はなかったんですね?」じりじり
苗木「霧切さん?」
苗木(彼女達、と言うのが気になるけど、それを突っ込んでいる余裕もないみたいだ)
苗木(思い起こして、その場所を頭に浮かべる)
苗木「……ずっと鍵がかかっていた、あそこ?」
石丸「ああ、あの扉か。特に校則にも何もなく、モノクマも何も言わないので分からなかったが……」
セレス「そんな不気味な場所、何に使うつもりだったので?」
モノクマ「そいつは言えないね!」
セレス「言えやゴルァ」
大和田「!?」
モノクマ「まあまあ……みんなでそこに行ってみればいいじゃない」
霧切「なぜ」
モノクマ「?」
霧切「貴方はそこから先を、自分で見に行かなかったのかしら……それとも、見に行けなかった?」
霧切「まさかさっきまで寝ていたとか?」
モノクマ「ぎぎぎぎぎくぅぅ!!」
苗木「そんなザルな感じで大丈夫なのかよモノクマ!?」
山田「大丈夫じゃない、問題だ」
霧切「ま、確かにアメリカと言いアラスカと言い、よく寝過ごしていたものね……【貴方達】は」
モノクマ「……」
霧切「そろそろ話したら?貴方が何者なのかを」
モノクマ「……バーカ」
霧切「私達に謝罪の言葉はなかったんですね?」じりじり
苗木「霧切さん?」
374: 2015/04/03(金) 22:28:31.17 ID:S8wgXG61o
十神「とにかく、行ってみる他はないか」
モノクマ「そうだね!行くといいよ!そこが君達の墓場になるかもしれないし!」
不二咲「………そんなの、嫌だよぉ」
苗木「大丈夫!何とかなるはずだよ、希望は……前に進むんだ」
苗木「思えば、願えば……言葉にして【言えば叶う】。ボクはそう信じてるよ」
モノクマ「……彼みたいな事を言うんだね、苗木クン。それは素?それとも知ってたからこそ?」
苗木「え?」
大和田「つーかいいのか?大泉さんは置いてって……あの人どこだ?」
霧切「彼なら………いいの、料理を作ってるから」
桑田「えっ」
大和田「えっ」
腐川「えっ」
朝日奈「えっ」
苗木「えっ」
モノクマ「えっ」
大泉「よおォォォォし………」
大泉「お見舞いしてやっからな………」
大泉「覚悟しとけよ、鈴井貴之」
モノクマ「………」さぁぁぁ
霧切「あら?逃げるの?監視カメラも使えないのにどこかに行くの?まさか大泉さんを止めに行くの?」
霧切「いいえ、出来ないわよね?しないわよね?させないし、それに【出てこれるのかしら】?」
霧切「貴方……この学園のシステムを使いこなせていないんじゃないの?」
モノクマ「……キミ、いつからこの事実に……」
霧切「朝の時点で気付いてたわよ、食堂の監視カメラの様子がおかしい事なんて」
霧切「けど、個室のカメラは動いてる。それに校舎も一部のカメラを除いて動く気配がない」
霧切「なら答えはたったひとつ。貴方は私達の居場所こそ分かれど、映像では捉えられていない」
桑田「霧切!知ってたんならなんで今まで黙って……」
苗木「いや、黙ってた方がよかったんだよ」
桑田「は?」
苗木「ボク達がその事実に最初から気付いていたら、カメラに映る姿が全て不自然になってしまう」
舞園「敵を欺くにはまず味方から、ですか。何を企んでそんな事を?」
霧切「……それは最後までお楽しみにしておいてくれないかしら」
モノクマ「みんなほんと……面白いね……ふふふふふ……それじゃあ、行こうか」
モノクマ「そうだね!行くといいよ!そこが君達の墓場になるかもしれないし!」
不二咲「………そんなの、嫌だよぉ」
苗木「大丈夫!何とかなるはずだよ、希望は……前に進むんだ」
苗木「思えば、願えば……言葉にして【言えば叶う】。ボクはそう信じてるよ」
モノクマ「……彼みたいな事を言うんだね、苗木クン。それは素?それとも知ってたからこそ?」
苗木「え?」
大和田「つーかいいのか?大泉さんは置いてって……あの人どこだ?」
霧切「彼なら………いいの、料理を作ってるから」
桑田「えっ」
大和田「えっ」
腐川「えっ」
朝日奈「えっ」
苗木「えっ」
モノクマ「えっ」
大泉「よおォォォォし………」
大泉「お見舞いしてやっからな………」
大泉「覚悟しとけよ、鈴井貴之」
モノクマ「………」さぁぁぁ
霧切「あら?逃げるの?監視カメラも使えないのにどこかに行くの?まさか大泉さんを止めに行くの?」
霧切「いいえ、出来ないわよね?しないわよね?させないし、それに【出てこれるのかしら】?」
霧切「貴方……この学園のシステムを使いこなせていないんじゃないの?」
モノクマ「……キミ、いつからこの事実に……」
霧切「朝の時点で気付いてたわよ、食堂の監視カメラの様子がおかしい事なんて」
霧切「けど、個室のカメラは動いてる。それに校舎も一部のカメラを除いて動く気配がない」
霧切「なら答えはたったひとつ。貴方は私達の居場所こそ分かれど、映像では捉えられていない」
桑田「霧切!知ってたんならなんで今まで黙って……」
苗木「いや、黙ってた方がよかったんだよ」
桑田「は?」
苗木「ボク達がその事実に最初から気付いていたら、カメラに映る姿が全て不自然になってしまう」
舞園「敵を欺くにはまず味方から、ですか。何を企んでそんな事を?」
霧切「……それは最後までお楽しみにしておいてくれないかしら」
モノクマ「みんなほんと……面白いね……ふふふふふ……それじゃあ、行こうか」
375: 2015/04/03(金) 22:29:36.67 ID:S8wgXG61o
ーーーーーーーーーーーーーーー
赤い扉
ーーーーーーーーーーーーーーー
赤い扉
ーーーーーーーーーーーーーーー
376: 2015/04/03(金) 22:30:50.29 ID:S8wgXG61o
がちゃ……
苗木「開いた!?」
霧切「つまり、ずっと閉まってたはずの扉が開いてたのね」
十神「不気味な場所だな」
朝日奈「……なんなの、ここ……」
モノクマ「この扉の先からは全て映像が途切れてた。悔しいけどね」
モノクマ「僕もしばらく頑張ったけどどうしようもなかったし、それに霧切さん、キミの言うとおりさ」
モノクマ「盛られた。しっかりぐっすり寝てしまったよ」
モノクマ「今だってちょっと覚束ないくらいだね」
腐川「……ど、どこまでほんとなのよ」
モノクマ「僕が君達に嘘言った事あるかい?」
十神「……ふん、どうせ大方、昼まで眠ってしまって体が動かないんだろう?」
モノクマ「ぎくぅ!!」
舞園「床擦れですか?」
葉隠「あー、んで……」
モノクマ「多分、それに乗ったんじゃないかな。その、目の前にあるエレベーターに」
苗木(大きなエレベーターだ……ボク達全員が乗れてしまいそうな大きさのそれ)
霧切「……行きましょうか」
苗木(それを合図に、ひとり、またひとりと、何も言わず乗り込む)
苗木(これが最初で最後になると信じたかったから、信じたいから)
苗木(ボクが乗り込んだあと、その扉はゆっくりと―――)
がしゃんっ
苗木(閉まった)
苗木「開いた!?」
霧切「つまり、ずっと閉まってたはずの扉が開いてたのね」
十神「不気味な場所だな」
朝日奈「……なんなの、ここ……」
モノクマ「この扉の先からは全て映像が途切れてた。悔しいけどね」
モノクマ「僕もしばらく頑張ったけどどうしようもなかったし、それに霧切さん、キミの言うとおりさ」
モノクマ「盛られた。しっかりぐっすり寝てしまったよ」
モノクマ「今だってちょっと覚束ないくらいだね」
腐川「……ど、どこまでほんとなのよ」
モノクマ「僕が君達に嘘言った事あるかい?」
十神「……ふん、どうせ大方、昼まで眠ってしまって体が動かないんだろう?」
モノクマ「ぎくぅ!!」
舞園「床擦れですか?」
葉隠「あー、んで……」
モノクマ「多分、それに乗ったんじゃないかな。その、目の前にあるエレベーターに」
苗木(大きなエレベーターだ……ボク達全員が乗れてしまいそうな大きさのそれ)
霧切「……行きましょうか」
苗木(それを合図に、ひとり、またひとりと、何も言わず乗り込む)
苗木(これが最初で最後になると信じたかったから、信じたいから)
苗木(ボクが乗り込んだあと、その扉はゆっくりと―――)
がしゃんっ
苗木(閉まった)
377: 2015/04/03(金) 22:31:36.27 ID:S8wgXG61o
ごうん……ごうん……
苗木(……どういう事なんだろう)
苗木(何が起きているんだろう)
苗木(ボク達では、分からない事ばかりだ)
苗木(それが、どう結末を迎えるかもまた分からないまま)
ちーんっ
苗木(辿り着いた先にいたのは)
江ノ島「いらっしゃいませこの野郎」
戦刃「盾子ちゃん、もう降りてくれないかな……」
ーーーーーーーーーーーーーーー
!?
ーーーーーーーーーーーーーーー
苗木(裁判所みたいな場所の最奥、特設ステージみたいなところに2人はいた)
モノクマ「やっぱりここだったね、江ノ島さん」
江ノ島「やっと起きたんだ?強めの薬使ったから、今日中は動けないもんかと思ってたけど」
苗木「え?江ノ島……さん?」
石丸「こ、校則違反だ!ぶ、分身なのか!?」
江ノ島「ちげーわボケ。アタシが江ノ島盾子。本物の江ノ島盾子」
戦刃「そして私が戦刃むくろ……偽物の江ノ島盾子として、みんなの中に入ってた」
江ノ島「アタシ達は双生児……あ?なんで名字が違うのって?それは各々で考えるように!」
戦刃「案ずるな受験生……じ、盾子ちゃん、そろそろ良いかな?」
江ノ島「ダメよダメダメ!残念なお姉ちゃんは私の椅子としてここでヨツンヴァインになってなきゃダメ!」
葉隠「は?は?はぁ??いや、ちょっ……」
腐川「あ、あんたのペースで話進めんじゃないわよ!!」
378: 2015/04/03(金) 22:33:00.83 ID:S8wgXG61o
江ノ島「オメーら愚民のペースに合わせてたら老人になるっつーの!」
モノクマ「……それで?君達、これから何する気なんだい?」
江ノ島「え?オシオキだけど」
モノクマ「……あ?」
山田「ちょ、ちょっとちょっと待ってお姉さん!?オシオキするって何ですのん!?」
江ノ島「アンタら見てないの?」
江ノ島「もうこの残念なお姉ちゃん、略して残姉のカードは首に掛かってないけど」
モノクマ「……な、に……?」
江ノ島「一服盛った時にヤらせていただきましたァん!」
葉隠「つまりどういう事だべ!?」
江ノ島「そう言う事だろ!」
ぽちっ
ういーん!ういーん!ういーん!
苗木「な、なに!?どうなって……」
桑田「なんだっつーんだよ!?オレらに分かるように順序立てて説明しろゴルァ!」
セレス「とにかく、今分かっている事はふたつ」
十神「俺達は勝ったらしい……そして」
朝日奈「戦刃むくろは………負けた?」
江ノ島「うぷぷ……えー、ではでは……」
モノクマ「き、霧切さん!?まさかそれも知ってて!!」
霧切「………」
大和田「モノクマァ!テメェが見てねぇのが悪いんだろ!止めろ!」
モノクマ「止められるなら止めてるの!学園のシステムが……言う事を……」
江ノ島「当然だよ……貴方に残したのはモノクマを操作するシステムの権限だけですから……」
舞園「そんな……!じゃあ!」
江ノ島「そゆこと。アタシが全権限を握ってるのは変わりない。むしろモノクマだって、今やろうと思えば操作出来る」
江ノ島「このコントローラーでね!」
ばばーんっ!!
苗木(江ノ島さんは両手にコントローラーを握っている……コントローラーと言うか、あれってiPad的な物に見えるんだけど……)
江ノ島「説明は全部後で!とにかくまずは……」
モノクマ「……それで?君達、これから何する気なんだい?」
江ノ島「え?オシオキだけど」
モノクマ「……あ?」
山田「ちょ、ちょっとちょっと待ってお姉さん!?オシオキするって何ですのん!?」
江ノ島「アンタら見てないの?」
江ノ島「もうこの残念なお姉ちゃん、略して残姉のカードは首に掛かってないけど」
モノクマ「……な、に……?」
江ノ島「一服盛った時にヤらせていただきましたァん!」
葉隠「つまりどういう事だべ!?」
江ノ島「そう言う事だろ!」
ぽちっ
ういーん!ういーん!ういーん!
苗木「な、なに!?どうなって……」
桑田「なんだっつーんだよ!?オレらに分かるように順序立てて説明しろゴルァ!」
セレス「とにかく、今分かっている事はふたつ」
十神「俺達は勝ったらしい……そして」
朝日奈「戦刃むくろは………負けた?」
江ノ島「うぷぷ……えー、ではでは……」
モノクマ「き、霧切さん!?まさかそれも知ってて!!」
霧切「………」
大和田「モノクマァ!テメェが見てねぇのが悪いんだろ!止めろ!」
モノクマ「止められるなら止めてるの!学園のシステムが……言う事を……」
江ノ島「当然だよ……貴方に残したのはモノクマを操作するシステムの権限だけですから……」
舞園「そんな……!じゃあ!」
江ノ島「そゆこと。アタシが全権限を握ってるのは変わりない。むしろモノクマだって、今やろうと思えば操作出来る」
江ノ島「このコントローラーでね!」
ばばーんっ!!
苗木(江ノ島さんは両手にコントローラーを握っている……コントローラーと言うか、あれってiPad的な物に見えるんだけど……)
江ノ島「説明は全部後で!とにかくまずは……」
379: 2015/04/03(金) 22:34:03.44 ID:S8wgXG61o
ぴょいーんっ
苗木(江ノ島さんはそう言って、やっと戦刃さんから離れた)
苗木(よく見たら、戦刃さんは既に動けなかった……両手両足を、枷によって床に固定されていたんだ)
苗木(今まで見た事がない笑顔を浮かべる江ノ島さんがステージを降りる)
苗木(そのステージには、見た事がないあらゆる器具が用意されていた)
苗木(バイク、ピッチングマシーン、扉、プレスマシーン、怪獣……ありとあらゆる個性の塊が、そこら中から見え隠れする)
苗木(何に使うつもりだったか、想像は容易い)
苗木(そうして江ノ島盾子は言ったんだ)
江ノ島「アタシのために氏ねよ、戦刃むくろ。」
ぽちっ
380: 2015/04/03(金) 22:35:16.54 ID:S8wgXG61o
ゴゴゴゴゴゴ!!!
十神「江ノ島ぁ!」
江ノ島「もう無理よ。私様を止めたところで、戦刃むくろの氏は動かない」
不二咲「そんな……ここまで来て……」
セレス「こんな意味の分からない状態で……私達が負ける……?」
江ノ島「負けじゃない、勝ちだよ?アンタらのね!ぷぎゃー!!」
戦刃「盾子ちゃん、私……」
江ノ島「ほら言いなよ、絶望的で最高だって!!最愛の妹に殺されるなんて最高な氏に方で最強に絶望的だって!!」
大神「お主……!」
苗木「くそっ……なんとか……」
苗木(頼む……奇跡でも希望でも幸運でもなんでもいい、何か起きてくれ……!!)
山田「ひいいい!?もう何なんですかぁ!?」
十神「論理が破綻している……氏が最高だと?肉親を、姉妹を頃して最高だと!?」
江ノ島「そう言う風に出来てるんだよ、俺達はね……」
葉隠「もうなんだってんだ!オメーは一体何なんだぁあぁっ!!」
江ノ島「【超高校級の絶望】、それが我ら姉妹の……」
戦刃「私、まだ氏にたくないよ」
江ノ島「―――」
ピーーーーーーーーーッッッ!!!
江ノ島「……は?」
苗木(そこで初めて、ここまで余裕の表情を浮かべていた江ノ島さんが、狼狽した)
十神「江ノ島ぁ!」
江ノ島「もう無理よ。私様を止めたところで、戦刃むくろの氏は動かない」
不二咲「そんな……ここまで来て……」
セレス「こんな意味の分からない状態で……私達が負ける……?」
江ノ島「負けじゃない、勝ちだよ?アンタらのね!ぷぎゃー!!」
戦刃「盾子ちゃん、私……」
江ノ島「ほら言いなよ、絶望的で最高だって!!最愛の妹に殺されるなんて最高な氏に方で最強に絶望的だって!!」
大神「お主……!」
苗木「くそっ……なんとか……」
苗木(頼む……奇跡でも希望でも幸運でもなんでもいい、何か起きてくれ……!!)
山田「ひいいい!?もう何なんですかぁ!?」
十神「論理が破綻している……氏が最高だと?肉親を、姉妹を頃して最高だと!?」
江ノ島「そう言う風に出来てるんだよ、俺達はね……」
葉隠「もうなんだってんだ!オメーは一体何なんだぁあぁっ!!」
江ノ島「【超高校級の絶望】、それが我ら姉妹の……」
戦刃「私、まだ氏にたくないよ」
江ノ島「―――」
ピーーーーーーーーーッッッ!!!
江ノ島「……は?」
苗木(そこで初めて、ここまで余裕の表情を浮かべていた江ノ島さんが、狼狽した)
381: 2015/04/03(金) 22:36:33.78 ID:S8wgXG61o
江ノ島「え?なに?どうしたの?」
江ノ島「私様のコントロールを離れた?なぜ?」
江ノ島「おいテメェ!動け!」
江ノ島「なんで?なんでなの?アタシの計画は完璧だった!」
江ノ島「全員を欺いて―――そして、ここで残姉を頃して、今度こそ絶望的なコロシアイ学園生活を再会する予定だった!!それが!!」
江ノ島「動け!動け!動け動け動け動け動け!」
江ノ島「動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け」
江ノ島「動けええええええええ!!!」
『……させない、よぉ……!』
苗木「……あ」
苗木(その声は、紛れもなく)
苗木(もうひとりの不二咲千尋のそれだった)
苗木(もう会えないはずの、君だった)
江ノ島「やり、やがったな……」
江ノ島「アルターエゴォォォォォ!!」
『もう……誰も……コロ……させな……い……!』
江ノ島「私様のコントロールを離れた?なぜ?」
江ノ島「おいテメェ!動け!」
江ノ島「なんで?なんでなの?アタシの計画は完璧だった!」
江ノ島「全員を欺いて―――そして、ここで残姉を頃して、今度こそ絶望的なコロシアイ学園生活を再会する予定だった!!それが!!」
江ノ島「動け!動け!動け動け動け動け動け!」
江ノ島「動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け」
江ノ島「動けええええええええ!!!」
『……させない、よぉ……!』
苗木「……あ」
苗木(その声は、紛れもなく)
苗木(もうひとりの不二咲千尋のそれだった)
苗木(もう会えないはずの、君だった)
江ノ島「やり、やがったな……」
江ノ島「アルターエゴォォォォォ!!」
『もう……誰も……コロ……させな……い……!』
382: 2015/04/03(金) 22:37:17.54 ID:S8wgXG61o
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Chapter5
疾走する青春を巻き込んでハリケーン
非日常編
【END】
残り【17人】【……?】
葉隠「一度は行きたい希望ヶ峰学園」大泉洋「ダメ人間っ!」【後編】
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Chapter5
疾走する青春を巻き込んでハリケーン
非日常編
【END】
残り【17人】【……?】
葉隠「一度は行きたい希望ヶ峰学園」大泉洋「ダメ人間っ!」【後編】
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