1: 2013/06/24(月) 22:25:58.01 ID:E7aYrVHK0
※逆転裁判とは関係ありません。
※サシャがアルミンを舐めまわすだけのSSです。

ミカサ「エレン、アルミン、山小屋が見えた。もう少し頑張って」

エレン「アルミン、大丈夫か」

アルミン「何とかね」ハァハァ

ミカサ「二人とも怪我をしている。小屋に着いたら治療をするから」

エレン「明かりがついてるな、先客がいるみたいだ」

進撃の巨人(34) (週刊少年マガジンコミックス)

2: 2013/06/24(月) 22:26:58.71 ID:E7aYrVHK0
バタン

ユミル「よう、お前らも濡れ鼠か」

クリスタ「アルミン、エレン、怪我してるの!?」

サシャ「何か、食べ物はありませんか!?」

ミカサ「立体起動で移動中に突風に煽られてエレンが足を痛めた」

エレン「骨は折れてない、ただの打ち身だ」

3: 2013/06/24(月) 22:27:26.40 ID:E7aYrVHK0
ミカサ「落下したエレンを助けるために、アルミンが無理に突っ込んで全身に擦過傷がある」

アルミン「ちょっと血が出ただけだよ」

サシャ「食べ物は!?」

ミカサ「無い」

サシャ「パァン・・・」

5: 2013/06/24(月) 22:28:27.26 ID:E7aYrVHK0
ユミル「私らも嵐に巻き込まれて、ここに避難中だ」

クリスタ「私達は最後のはずだから、他の人は下山してるんじゃないかな」

ユミル「お前がもたもたしてるからだぞ」

サシャ「ちょっと欲張ってたら、蜂に刺されちゃいまして」フヘヘ

ミカサ「……」

6: 2013/06/24(月) 22:29:46.81 ID:E7aYrVHK0
クリスタ「アルミン、私のハンカチだけど、傷口を拭くのに使って」

アルミン「そんな、血の汚れは落ちないのに、使えないよ」

クリスタ「じゃあ今度、新しいのを一緒に買いに行きましょう」ウフフ

アルミン(天使だ……)

ユミル(天使だ……)

サシャ(パン……)

7: 2013/06/24(月) 22:30:29.03 ID:E7aYrVHK0
クリスタ「アルミン、体を拭いたら服が乾くまでは、これを使ってね」

アルミン「毛布だ。ありがとうクリスタ」

ユミル「避難小屋みたいでな。食い物以外は一揃いあるぜ」

ミカサ「足の添え木になるようなものと、包帯も出して欲しい」

クリスタ「ちょっと待っててね」

ミカサ「エレン、足の痛みは?」

エレン「俺は対したこと無いから、アルミンを優先してくれ。俺を引っ張りあげるのに体中傷だらけになってる」

8: 2013/06/24(月) 22:31:58.98 ID:E7aYrVHK0
アルミン「ちょっと痛いけど、大したこと無いよ」

ミカサ「今は大したこと無くても、傷口から菌が入って悪化することもある」

アルミン「そうは言っても、傷口を消毒する薬もないしね」
アルミン「飲料水とクリスタのハンカチで出来るだけ清潔にしたから、大丈夫だよ」

ミカサ「サシャ、あなたが収集していた物を出しなさい」

サシャ「な、なんのことでしょう?」ヘヘ

ミカサ「素直に出さなければ、教官に報告する」

サシャ「わ、わかりましたよ。全部食べないでくださいね?」コトッ

9: 2013/06/24(月) 22:32:37.68 ID:E7aYrVHK0
エレン「この壷は……?」

アルミン「ハチミツだ!どうやってこんな量を」

サシャ「ブラウス家に代々伝わる、秘密の取蜜術の賜物です」ドヤァ

エレン「すげぇけど、訓練中にやんなよ」

ミカサ「ハチミツには、経口摂取による滋養強壮の他に、殺菌作用もあったはず」

エレン「そうなのか?」

10: 2013/06/24(月) 22:33:59.01 ID:E7aYrVHK0
アルミン「エレン……君の家で一緒に読んだ本に書いてあったよ」
アルミン「かつては塗布薬としても重宝されたって」

サシャ「お薬?食べないんですか?お肌に塗っちゃうんですか!?」

ミカサ「余った分は、栄養補給のために皆で分ける。けど、消毒が優先」

サシャ「そんな、もったいない!」

11: 2013/06/24(月) 22:34:38.96 ID:E7aYrVHK0
ミカサ「蜂蜜が高価で取引されることは知っている」
ミカサ「けれど、アルミンの怪我が悪化することと、天秤には掛けられない」

サシャ「そうなんですけど……」

エレン「戻ったら、俺とミカサで買って返すから、今は譲ってくれ」

アルミン「僕が返すよ!僕のために使うんだから!」

サシャ「いえ、私が訓練中に勝手に集めたものに、そこまでしてもらうのも悪いです……そうだ!」

12: 2013/06/24(月) 22:35:16.64 ID:E7aYrVHK0

サシャ「私がハチミツを口に含んで、それでアルミンの傷口を舐めるっていうのは、どうでしょうか?」


アルミン「」

クリスタ「」

ユミル「」

エレン「それだ!」

13: 2013/06/24(月) 22:35:42.40 ID:E7aYrVHK0
ミカサ「唾液にも消毒効果があったはず。理にかなっている。サシャ、それは素晴らしい発想」

アルミン「異議あり!ハチミツだけ貰えれば自分で出来ます!」

サシャ「さあ早く脱いでください!」グイグイ

アルミン「ちょっと待ってよ。自分でやれるから!」

14: 2013/06/24(月) 22:36:27.85 ID:E7aYrVHK0
エレン「アルミン、こんな時に我侭を言うような奴じゃなかっただろう」

ミカサ「明晰な、あなたらしくない。早く脱ぐのが最善の選択」

クリスタ「そ、そうだよアルミン」ドキドキ

ユミル「もったいぶるようなモンじゃねえだろ」チラッチラッ

15: 2013/06/24(月) 22:37:06.71 ID:E7aYrVHK0
アルミン「舐めたりしなくても、自分で塗ることは出来るから!」

ミカサ「万全を尽くすべき。怪我が悪化すれば、ここにいる全員が心を痛める」

アルミン「そ、そうだけどさ、ユミルもクリスタも、見てないで何か言ってよ!」

クリスタ「ね、ねぇ。サシャ、二人でやったほうが、効率が、いいんじゃないかな?」テレッ

アルミン「何言い出してんの!?」

サシャ「そんなこと言って、ハチミツを少しでも口に入れようって計画ですね!」

ユミル「お前と一緒にすんなよ」

16: 2013/06/24(月) 22:37:34.98 ID:E7aYrVHK0
サシャ「神様には恩がありますけど……こればっかりは譲れません!」ブワッ

ユミル「泣くほどのことかよ」

ミカサ「クリスタ、気持ちはありがたいけど、これはサシャのハチミツだから、どうか譲って欲しい」

くりすた「う、うん。そうだねよね……」

サシャ「アルミンは何だか柔らかくて良い匂いがしますね」クンクン

クリスタ「・・・・・・」グヌヌ

サシャ「では、頂きます」

17: 2013/06/24(月) 22:38:03.04 ID:E7aYrVHK0
※以下は全て医療行為です。

サシャは毛布を引き下げる。上半身が露になったアルミンの右手首をつかみ、指先からじっくりと傷口を探す。
目線に次第に上がって行き、肘部に擦過傷を見つけると、ニチャリと舌なめずりをした。

「じゃあ、ここからいきますね」

蜜壷を傾けると、とろり、と琥珀色の液体が時間を掛けて垂れ落ちてくる。
粘性の高い蜂蜜は、すぐに肌に触れることが無く、赤く逆剥けた傷口にゆっくりと近づく。

18: 2013/06/24(月) 22:38:46.69 ID:E7aYrVHK0
「ん・・・・・・」

アルミンの口から吐息が漏れる。
蜂蜜が傷口に染みることは無いが、敏感になっている部分に、何かが触れるだけで声が出てしまう。
ツゥと糸を引いて蜜壷の口が持ち上げられる。
腕の傷口に対して、ずいぶんと量が多いように思える。
熟したトマトの種のゼリー部分にも似た色合いが、腕の上から零れそうに震えている。

19: 2013/06/24(月) 22:39:13.18 ID:E7aYrVHK0
サシャが、さほど大きいとも思えない口から舌を出して顔を近づける。
涙を流して潤んだ瞳が、ランプの灯りと共に揺らめいて、妙に艶かしい。
ヌチっと音を立てて舌が蜂蜜に到達した。
すぐに唇をつけず、舌先で患部を軽くなでる。

20: 2013/06/24(月) 22:39:39.25 ID:E7aYrVHK0
「……っ」ビクッ

「痛かったですか?」

顔の位置は変えず、上目遣いでアルミンを見つめる。

「ううん、くすぐったかっただけ」

「じゃあ…・・・続けますね」

21: 2013/06/24(月) 22:40:26.49 ID:E7aYrVHK0
今度は唇をつけて、蜂蜜を塗りこむようにして舌先で嬲る。
どうやら、彼女なりに傷口の消毒と殺菌を考えて、行程を分けているらしい。
される側としては、くすぐったいのと、それを他者に見られていることで、
ただ恥ずかしいだけだ。

22: 2013/06/24(月) 22:41:04.62 ID:E7aYrVHK0
ピチャ・・・チュ・・・

誰も言葉を発せず、舐めまわす音だけが室内に響く。

羞恥心を意識し始めて、アルミンの鼓動が大きくなる。
サシャは、腕の治療に満足したのか、唇をつけたまま肩の辺りへ顔を移動する。
そのあたりにも傷があったらしく、同じように舌先で撫でて、蜂蜜を塗りこむ。

23: 2013/06/24(月) 22:41:39.84 ID:E7aYrVHK0
同年代の女の子が、抱きしめるような格好で、素肌に密着している。
意識しないはずが無い。
舐めながら次の傷口を探して、見える位置に見つからなかったのか、
口内に蜂蜜を入れたまま、一旦顔を上げる。
先ほど、腕の傷口に対して蜂蜜の量が多かったのは、全身分を一気に落としたからのようだ。

多分、理由は、沢山口に入れたかったから。

24: 2013/06/24(月) 22:42:07.07 ID:E7aYrVHK0
「ん……」

背中をぐるりと見渡して、胸元まで戻ってきたところで、まじまじとアルミンの顔を見つめる。
鼓動がさらに大きくなる。

(お顔は大丈夫ですね・・・・・・)

25: 2013/06/24(月) 22:43:31.95 ID:E7aYrVHK0
サシャが顔面の傷を探していたことに気づいたのは、視線が再び胸元に戻ってからだった。
顔を怪我していたら、舐めていたんだろうか。
誰かが安堵の息を吐いた気がする。
アルミンの肩に手を掛けて、後ろに押し倒すように力をかける。

26: 2013/06/24(月) 22:44:06.20 ID:E7aYrVHK0
「ちょ、ちょっと?」

慌てて押し返そうとするが、ミカサが横から口を出す。

「アルミン、横にならないと蜂蜜が垂れてしまう」

コクンとサシャが肯定する。

27: 2013/06/24(月) 22:44:33.52 ID:E7aYrVHK0

「クリスタ。包帯をアルミンに巻いてあげて欲しい」

「うん!任せて」

ミカサは、アルミン同様、横になっているエレンの足の治療を始めた。
足に添え木を当てて包帯で固定している。

29: 2013/06/24(月) 22:45:00.88 ID:E7aYrVHK0
サシャが肩と腰に手をまわし、ゆっくりと後ろに押し倒す。
倒されている間も、唇を胸元から離さないので、アルミンにかぶりついている様にも見える。
いつの間にか、クリスタが毛布を敷いていてくれたので、背中は痛くない。
足だけ土砂に流されたエレンと違い、這いつくばる格好で土砂に流されたので、主な傷口は体の表面に集まっている。
ランプの明かりに照らされると、腕の比にならない赤い擦過傷が広がっていた。
同年代の男性から比べれば小さい胸板に、口内に溜めた蜂蜜を吐き出す。口元から透明な糸が伸びる。

30: 2013/06/24(月) 22:45:28.55 ID:E7aYrVHK0
「ん……」

唾液で少し薄なった蜂蜜は、鳩尾のくぼみに、流れていく。
そこから零れないように、舌先で伸ばして胸元、腹部の傷跡をなぞる

31: 2013/06/24(月) 22:46:11.00 ID:E7aYrVHK0
「……っ」

腕よりもくすぐったい。
声が出そうになるのを抑えていると、腕を持ち上げられた。

「痛かったら、言ってね」

32: 2013/06/24(月) 22:46:44.19 ID:E7aYrVHK0
クリスタが傷口に包帯を巻いてくれている。それはいいのだが、手首に胸が当たっている。
さしてさらに、サシャが横になったアルミンの胸やら腹やらを舐めているので、
意外に豊満な胸が腰のあたりを前後している。

(これ以上は、まずい……)

33: 2013/06/24(月) 22:47:49.63 ID:E7aYrVHK0
丹念に舐め続けていたサシャが、次第に腹から下にも移動してきた。
これ以上、下腹部に近づかれると非常にまずい。
同性のエレンなら理解してくれるだろうと、目線で助け舟を求めるが、
足の治療を受けながら眠っていた。

34: 2013/06/24(月) 22:48:28.62 ID:E7aYrVHK0
(そうだよね、疲れたよね。僕もなんだか疲れたよ)チクショウ

「まって、サシャ。もういいから。ハチミツも無いでしょう?」

上体を起こして、包帯の巻き終わった右手もさりげなくクリスタから離す。

「へ?そうですね」

35: 2013/06/24(月) 22:49:01.66 ID:E7aYrVHK0
最初に垂らした蜂蜜は、全て使い切ったようだった。

「じゃあ、次は足の方を……」

迷うことなく蜂蜜の入った壷を取り出すサシャ。

「そっちは駄目!本当にやめて!」

36: 2013/06/24(月) 22:49:27.86 ID:E7aYrVHK0
必氏に抵抗するアルミンを見て、エレンに毛布を掛けたミカサが割って入る。

「アルミン、怪我をしていても明日は移動する必要がある。両脚の治療こそが第一」

言ってることは最もだ。確かに、足も怪我をしている。

「そう、だけどね、そこは……」

37: 2013/06/24(月) 22:50:13.51 ID:E7aYrVHK0
「サシャ、アルミンは痛いのが嫌で我侭を言っている。無理やりにでもやって欲しい」

「わかりました。アルミン、男の子なら、我慢ですよ?」フゥ

ドヤ顔で諭そうとしているが、男の子だからこそ、我慢が効かない事もあることを理解して欲しい。

「上半身は私が固定する。ので、サシャは下半身の治療に専念して欲しい」

38: 2013/06/24(月) 22:50:48.10 ID:E7aYrVHK0
問答無用で下半身にかぶせていた毛布を剥ぎ取られた。
パンツ一枚で、四肢を羽交い絞めにされている。
シガンシナ区で悪ガキに虐められていたときでさえ、こんな恥辱は受けたことが無い。

39: 2013/06/24(月) 22:51:44.83 ID:E7aYrVHK0
「分かりました。じゃあ、膝からですね」

ものすごい力でミカサに抑えられた上半身は、ピクリとも動かなかった。背中に柔らかい双丘を感じる。
クリスタは固められた上半身に、器用に包帯を巻いている。その度に肩や腕に胸が当たる。
ユミルはニヤニヤしながらこちらを見ている。
サシャは、アルミンが暴れないように両足首の上に腰を下ろしている。
頼みの綱は、さっき寝た。

40: 2013/06/24(月) 22:52:14.63 ID:E7aYrVHK0
今、天使と悪魔と鬼と餓鬼が同在している。仏は、居ない。

アルミンは、抗うことを、諦めた。

ここは天国か、地獄か。

41: 2013/06/24(月) 22:52:46.21 ID:E7aYrVHK0
「染みても我慢ですよー?」

蜂蜜を、少量ずつ2本の太ももの上に垂らす。
膝まで垂らし終えると、頂きます。と呟いて膝頭に口を寄せた。

42: 2013/06/24(月) 22:53:16.15 ID:E7aYrVHK0
チュク・・・・・・チュ・・・・・・

「んっ・・・・・・」

膝なら、まだくすぐったいだけだ。
両膝を舐め終ると、次第に上へ上がっていく。
右ひざから太ももへ。表側の傷口を丹念に舐める。

43: 2013/06/24(月) 22:53:48.12 ID:E7aYrVHK0
「いっ……ん……」

慣れてきたのか、舌使いが段々激しくなる。

チュル・…チュルル…

「っ……ちょ、ダメ…」

声が漏れるのを抑えられない。

44: 2013/06/24(月) 22:57:13.14 ID:E7aYrVHK0
「いっ……ん……」

慣れてきたのか、舌使いが段々激しくなる。

チュル・…チュルル…

「っ……ちょ、ダメ…」

声が漏れるのを抑えられない。

45: 2013/06/24(月) 22:58:04.97 ID:E7aYrVHK0
「……わぁ」

クリスタの呟く声が聞こえる。
右が終わると、左の太もも。

クチュ……

46: 2013/06/24(月) 22:58:49.24 ID:E7aYrVHK0
「それ以上は…無理…っ」

耐えられるはずが無い。こんな拷問の訓練なんか、受けてない。
自分は、ただの訓練兵でしかない。
もう下着越しにも分かるはずだ。
彼女達は、純粋に治療を行っていてくれているのに、邪な心を持つ自分が情けない。

47: 2013/06/24(月) 22:59:24.47 ID:E7aYrVHK0
サシャは蜂蜜に夢中で、まだ気づいていないだろう。
ミカサはいつもどおりの無表情なので、分からない。
ユミルは相変わらずニヤニヤしているが、顔が赤いようだ。

(あぁ、気づくよね。普通)

48: 2013/06/24(月) 23:00:05.29 ID:E7aYrVHK0
クリスタは、両手で真っ赤になった顔を隠している。
よく見ると、指の間が開いていて、ガン見していた。

いつの間にか天使は堕天していた。
ここは地獄だ。

49: 2013/06/24(月) 23:00:54.62 ID:E7aYrVHK0
もう、恥も外聞もない。

「ダメ!やめて!お願い!」

チュルル・・・クチュ

「お願い!お願いです!何でも言うこと聞くから!」

50: 2013/06/24(月) 23:01:26.29 ID:E7aYrVHK0
レロ…ンニ…ベロン…

「あぁ!やぁっ……めぇ…」

チュ…チュルッ

「こんなもんですかね?」

51: 2013/06/24(月) 23:01:58.74 ID:E7aYrVHK0
永遠にも思える拷問を終え、解放される時が来た。
十二分に恥辱を晒してしまったが、最後の一線は守りきった。
安堵感と疲労感が同時に襲ってくる。

全身の筋肉が緊張から解放されて弛緩する。
もう泣きそうだ。

52: 2013/06/24(月) 23:02:37.36 ID:E7aYrVHK0
「おや、蜂蜜が残ってますね。もったいない」

アルミンの直感が、危険信号を伝えるより前に、
両太腿の間に零れた蜂蜜を、口先で吸い取った。

「あっ…あっ…あぁぁっ!」ビクンビクン

※上記は、全て医療行為です。

53: 2013/06/24(月) 23:03:06.14 ID:E7aYrVHK0
チュンチュン

エレン「んー。良く寝たな」

ミカサ「おはよう、エレン」

エレン「おはよう。アルミンは?」

ミカサ「昨日、一人になりたいと言って、外に出てしまった」

エレン「何があったんだ?」

ミカサ「傷口が染みるのを、無理に治療しようとしたら、余程痛かったらしく、粗相をさせてしまった」

エレン「何したらそんなに痛むんだよ。拷問じゃねえか」

54: 2013/06/24(月) 23:03:40.96 ID:E7aYrVHK0
アルミン「おはよう、エレン、ミカサ」

ミカサ「おはよう、アルミン。昨日は、その、申し訳ないことを」

アルミン「いいんだよ、もう」ヘヘヘ

エレン「おい、アルミンの目が濁ってるぞ」ヒソヒソ

55: 2013/06/24(月) 23:04:17.55 ID:E7aYrVHK0
クリスタ「おはよう、アルミン。あの、ごめんね?」

ユミル「よう、昨日は悪かったな……」

サシャ「そんなに痛かったとは思わず…済みませんでした」

アルミン「もう、そのことは、無かったことに、して欲しいな」

56: 2013/06/24(月) 23:04:50.38 ID:E7aYrVHK0
クリスタ「あのね、昨日あのあと、みんなで反省したの」

サシャ「その、アルミンの反応が可愛かったので、ついやり過ぎてしまって」

ユミル「まぁ、お前もいい思いしたんだし、おあいこってことで、な?」

エレン「?」
ミカサ「?」
サシャ「?」
クリスタ「///」

57: 2013/06/24(月) 23:05:30.16 ID:E7aYrVHK0
アルミン「う、うわああああああ」
エレン「おい、アルミン!待てよ!」

無事に下山したアルミンだったが、暫くの間、人間不信になり、誰とも口を利いてくれなかった。

(おわり)

59: 2013/06/25(火) 01:55:34.06 ID:IeyCWTELo

60: 2013/06/25(火) 12:15:05.46 ID:ekMZM1h6o
生頃しじゃないですか!

引用: アルミン「異議あり!」