1: 2013/06/24(月) 22:25:58.01 ID:E7aYrVHK0
※逆転裁判とは関係ありません。
※サシャがアルミンを舐めまわすだけのSSです。
ミカサ「エレン、アルミン、山小屋が見えた。もう少し頑張って」
エレン「アルミン、大丈夫か」
アルミン「何とかね」ハァハァ
ミカサ「二人とも怪我をしている。小屋に着いたら治療をするから」
エレン「明かりがついてるな、先客がいるみたいだ」
※サシャがアルミンを舐めまわすだけのSSです。
ミカサ「エレン、アルミン、山小屋が見えた。もう少し頑張って」
エレン「アルミン、大丈夫か」
アルミン「何とかね」ハァハァ
ミカサ「二人とも怪我をしている。小屋に着いたら治療をするから」
エレン「明かりがついてるな、先客がいるみたいだ」
2: 2013/06/24(月) 22:26:58.71 ID:E7aYrVHK0
バタン
ユミル「よう、お前らも濡れ鼠か」
クリスタ「アルミン、エレン、怪我してるの!?」
サシャ「何か、食べ物はありませんか!?」
ミカサ「立体起動で移動中に突風に煽られてエレンが足を痛めた」
エレン「骨は折れてない、ただの打ち身だ」
ユミル「よう、お前らも濡れ鼠か」
クリスタ「アルミン、エレン、怪我してるの!?」
サシャ「何か、食べ物はありませんか!?」
ミカサ「立体起動で移動中に突風に煽られてエレンが足を痛めた」
エレン「骨は折れてない、ただの打ち身だ」
3: 2013/06/24(月) 22:27:26.40 ID:E7aYrVHK0
ミカサ「落下したエレンを助けるために、アルミンが無理に突っ込んで全身に擦過傷がある」
アルミン「ちょっと血が出ただけだよ」
サシャ「食べ物は!?」
ミカサ「無い」
サシャ「パァン・・・」
アルミン「ちょっと血が出ただけだよ」
サシャ「食べ物は!?」
ミカサ「無い」
サシャ「パァン・・・」
5: 2013/06/24(月) 22:28:27.26 ID:E7aYrVHK0
ユミル「私らも嵐に巻き込まれて、ここに避難中だ」
クリスタ「私達は最後のはずだから、他の人は下山してるんじゃないかな」
ユミル「お前がもたもたしてるからだぞ」
サシャ「ちょっと欲張ってたら、蜂に刺されちゃいまして」フヘヘ
ミカサ「……」
クリスタ「私達は最後のはずだから、他の人は下山してるんじゃないかな」
ユミル「お前がもたもたしてるからだぞ」
サシャ「ちょっと欲張ってたら、蜂に刺されちゃいまして」フヘヘ
ミカサ「……」
6: 2013/06/24(月) 22:29:46.81 ID:E7aYrVHK0
クリスタ「アルミン、私のハンカチだけど、傷口を拭くのに使って」
アルミン「そんな、血の汚れは落ちないのに、使えないよ」
クリスタ「じゃあ今度、新しいのを一緒に買いに行きましょう」ウフフ
アルミン(天使だ……)
ユミル(天使だ……)
サシャ(パン……)
アルミン「そんな、血の汚れは落ちないのに、使えないよ」
クリスタ「じゃあ今度、新しいのを一緒に買いに行きましょう」ウフフ
アルミン(天使だ……)
ユミル(天使だ……)
サシャ(パン……)
7: 2013/06/24(月) 22:30:29.03 ID:E7aYrVHK0
クリスタ「アルミン、体を拭いたら服が乾くまでは、これを使ってね」
アルミン「毛布だ。ありがとうクリスタ」
ユミル「避難小屋みたいでな。食い物以外は一揃いあるぜ」
ミカサ「足の添え木になるようなものと、包帯も出して欲しい」
クリスタ「ちょっと待っててね」
ミカサ「エレン、足の痛みは?」
エレン「俺は対したこと無いから、アルミンを優先してくれ。俺を引っ張りあげるのに体中傷だらけになってる」
アルミン「毛布だ。ありがとうクリスタ」
ユミル「避難小屋みたいでな。食い物以外は一揃いあるぜ」
ミカサ「足の添え木になるようなものと、包帯も出して欲しい」
クリスタ「ちょっと待っててね」
ミカサ「エレン、足の痛みは?」
エレン「俺は対したこと無いから、アルミンを優先してくれ。俺を引っ張りあげるのに体中傷だらけになってる」
8: 2013/06/24(月) 22:31:58.98 ID:E7aYrVHK0
アルミン「ちょっと痛いけど、大したこと無いよ」
ミカサ「今は大したこと無くても、傷口から菌が入って悪化することもある」
アルミン「そうは言っても、傷口を消毒する薬もないしね」
アルミン「飲料水とクリスタのハンカチで出来るだけ清潔にしたから、大丈夫だよ」
ミカサ「サシャ、あなたが収集していた物を出しなさい」
サシャ「な、なんのことでしょう?」ヘヘ
ミカサ「素直に出さなければ、教官に報告する」
サシャ「わ、わかりましたよ。全部食べないでくださいね?」コトッ
ミカサ「今は大したこと無くても、傷口から菌が入って悪化することもある」
アルミン「そうは言っても、傷口を消毒する薬もないしね」
アルミン「飲料水とクリスタのハンカチで出来るだけ清潔にしたから、大丈夫だよ」
ミカサ「サシャ、あなたが収集していた物を出しなさい」
サシャ「な、なんのことでしょう?」ヘヘ
ミカサ「素直に出さなければ、教官に報告する」
サシャ「わ、わかりましたよ。全部食べないでくださいね?」コトッ
9: 2013/06/24(月) 22:32:37.68 ID:E7aYrVHK0
エレン「この壷は……?」
アルミン「ハチミツだ!どうやってこんな量を」
サシャ「ブラウス家に代々伝わる、秘密の取蜜術の賜物です」ドヤァ
エレン「すげぇけど、訓練中にやんなよ」
ミカサ「ハチミツには、経口摂取による滋養強壮の他に、殺菌作用もあったはず」
エレン「そうなのか?」
アルミン「ハチミツだ!どうやってこんな量を」
サシャ「ブラウス家に代々伝わる、秘密の取蜜術の賜物です」ドヤァ
エレン「すげぇけど、訓練中にやんなよ」
ミカサ「ハチミツには、経口摂取による滋養強壮の他に、殺菌作用もあったはず」
エレン「そうなのか?」
10: 2013/06/24(月) 22:33:59.01 ID:E7aYrVHK0
アルミン「エレン……君の家で一緒に読んだ本に書いてあったよ」
アルミン「かつては塗布薬としても重宝されたって」
サシャ「お薬?食べないんですか?お肌に塗っちゃうんですか!?」
ミカサ「余った分は、栄養補給のために皆で分ける。けど、消毒が優先」
サシャ「そんな、もったいない!」
アルミン「かつては塗布薬としても重宝されたって」
サシャ「お薬?食べないんですか?お肌に塗っちゃうんですか!?」
ミカサ「余った分は、栄養補給のために皆で分ける。けど、消毒が優先」
サシャ「そんな、もったいない!」
11: 2013/06/24(月) 22:34:38.96 ID:E7aYrVHK0
ミカサ「蜂蜜が高価で取引されることは知っている」
ミカサ「けれど、アルミンの怪我が悪化することと、天秤には掛けられない」
サシャ「そうなんですけど……」
エレン「戻ったら、俺とミカサで買って返すから、今は譲ってくれ」
アルミン「僕が返すよ!僕のために使うんだから!」
サシャ「いえ、私が訓練中に勝手に集めたものに、そこまでしてもらうのも悪いです……そうだ!」
ミカサ「けれど、アルミンの怪我が悪化することと、天秤には掛けられない」
サシャ「そうなんですけど……」
エレン「戻ったら、俺とミカサで買って返すから、今は譲ってくれ」
アルミン「僕が返すよ!僕のために使うんだから!」
サシャ「いえ、私が訓練中に勝手に集めたものに、そこまでしてもらうのも悪いです……そうだ!」
12: 2013/06/24(月) 22:35:16.64 ID:E7aYrVHK0
サシャ「私がハチミツを口に含んで、それでアルミンの傷口を舐めるっていうのは、どうでしょうか?」
アルミン「」
クリスタ「」
ユミル「」
エレン「それだ!」
13: 2013/06/24(月) 22:35:42.40 ID:E7aYrVHK0
ミカサ「唾液にも消毒効果があったはず。理にかなっている。サシャ、それは素晴らしい発想」
アルミン「異議あり!ハチミツだけ貰えれば自分で出来ます!」
サシャ「さあ早く脱いでください!」グイグイ
アルミン「ちょっと待ってよ。自分でやれるから!」
アルミン「異議あり!ハチミツだけ貰えれば自分で出来ます!」
サシャ「さあ早く脱いでください!」グイグイ
アルミン「ちょっと待ってよ。自分でやれるから!」
14: 2013/06/24(月) 22:36:27.85 ID:E7aYrVHK0
エレン「アルミン、こんな時に我侭を言うような奴じゃなかっただろう」
ミカサ「明晰な、あなたらしくない。早く脱ぐのが最善の選択」
クリスタ「そ、そうだよアルミン」ドキドキ
ユミル「もったいぶるようなモンじゃねえだろ」チラッチラッ
ミカサ「明晰な、あなたらしくない。早く脱ぐのが最善の選択」
クリスタ「そ、そうだよアルミン」ドキドキ
ユミル「もったいぶるようなモンじゃねえだろ」チラッチラッ
15: 2013/06/24(月) 22:37:06.71 ID:E7aYrVHK0
アルミン「舐めたりしなくても、自分で塗ることは出来るから!」
ミカサ「万全を尽くすべき。怪我が悪化すれば、ここにいる全員が心を痛める」
アルミン「そ、そうだけどさ、ユミルもクリスタも、見てないで何か言ってよ!」
クリスタ「ね、ねぇ。サシャ、二人でやったほうが、効率が、いいんじゃないかな?」テレッ
アルミン「何言い出してんの!?」
サシャ「そんなこと言って、ハチミツを少しでも口に入れようって計画ですね!」
ユミル「お前と一緒にすんなよ」
ミカサ「万全を尽くすべき。怪我が悪化すれば、ここにいる全員が心を痛める」
アルミン「そ、そうだけどさ、ユミルもクリスタも、見てないで何か言ってよ!」
クリスタ「ね、ねぇ。サシャ、二人でやったほうが、効率が、いいんじゃないかな?」テレッ
アルミン「何言い出してんの!?」
サシャ「そんなこと言って、ハチミツを少しでも口に入れようって計画ですね!」
ユミル「お前と一緒にすんなよ」
16: 2013/06/24(月) 22:37:34.98 ID:E7aYrVHK0
サシャ「神様には恩がありますけど……こればっかりは譲れません!」ブワッ
ユミル「泣くほどのことかよ」
ミカサ「クリスタ、気持ちはありがたいけど、これはサシャのハチミツだから、どうか譲って欲しい」
くりすた「う、うん。そうだねよね……」
サシャ「アルミンは何だか柔らかくて良い匂いがしますね」クンクン
クリスタ「・・・・・・」グヌヌ
サシャ「では、頂きます」
ユミル「泣くほどのことかよ」
ミカサ「クリスタ、気持ちはありがたいけど、これはサシャのハチミツだから、どうか譲って欲しい」
くりすた「う、うん。そうだねよね……」
サシャ「アルミンは何だか柔らかくて良い匂いがしますね」クンクン
クリスタ「・・・・・・」グヌヌ
サシャ「では、頂きます」
17: 2013/06/24(月) 22:38:03.04 ID:E7aYrVHK0
※以下は全て医療行為です。
サシャは毛布を引き下げる。上半身が露になったアルミンの右手首をつかみ、指先からじっくりと傷口を探す。
目線に次第に上がって行き、肘部に擦過傷を見つけると、ニチャリと舌なめずりをした。
「じゃあ、ここからいきますね」
蜜壷を傾けると、とろり、と琥珀色の液体が時間を掛けて垂れ落ちてくる。
粘性の高い蜂蜜は、すぐに肌に触れることが無く、赤く逆剥けた傷口にゆっくりと近づく。
サシャは毛布を引き下げる。上半身が露になったアルミンの右手首をつかみ、指先からじっくりと傷口を探す。
目線に次第に上がって行き、肘部に擦過傷を見つけると、ニチャリと舌なめずりをした。
「じゃあ、ここからいきますね」
蜜壷を傾けると、とろり、と琥珀色の液体が時間を掛けて垂れ落ちてくる。
粘性の高い蜂蜜は、すぐに肌に触れることが無く、赤く逆剥けた傷口にゆっくりと近づく。
18: 2013/06/24(月) 22:38:46.69 ID:E7aYrVHK0
「ん・・・・・・」
アルミンの口から吐息が漏れる。
蜂蜜が傷口に染みることは無いが、敏感になっている部分に、何かが触れるだけで声が出てしまう。
ツゥと糸を引いて蜜壷の口が持ち上げられる。
腕の傷口に対して、ずいぶんと量が多いように思える。
熟したトマトの種のゼリー部分にも似た色合いが、腕の上から零れそうに震えている。
アルミンの口から吐息が漏れる。
蜂蜜が傷口に染みることは無いが、敏感になっている部分に、何かが触れるだけで声が出てしまう。
ツゥと糸を引いて蜜壷の口が持ち上げられる。
腕の傷口に対して、ずいぶんと量が多いように思える。
熟したトマトの種のゼリー部分にも似た色合いが、腕の上から零れそうに震えている。
19: 2013/06/24(月) 22:39:13.18 ID:E7aYrVHK0
サシャが、さほど大きいとも思えない口から舌を出して顔を近づける。
涙を流して潤んだ瞳が、ランプの灯りと共に揺らめいて、妙に艶かしい。
ヌチっと音を立てて舌が蜂蜜に到達した。
すぐに唇をつけず、舌先で患部を軽くなでる。
涙を流して潤んだ瞳が、ランプの灯りと共に揺らめいて、妙に艶かしい。
ヌチっと音を立てて舌が蜂蜜に到達した。
すぐに唇をつけず、舌先で患部を軽くなでる。
20: 2013/06/24(月) 22:39:39.25 ID:E7aYrVHK0
「……っ」ビクッ
「痛かったですか?」
顔の位置は変えず、上目遣いでアルミンを見つめる。
「ううん、くすぐったかっただけ」
「じゃあ…・・・続けますね」
「痛かったですか?」
顔の位置は変えず、上目遣いでアルミンを見つめる。
「ううん、くすぐったかっただけ」
「じゃあ…・・・続けますね」
21: 2013/06/24(月) 22:40:26.49 ID:E7aYrVHK0
今度は唇をつけて、蜂蜜を塗りこむようにして舌先で嬲る。
どうやら、彼女なりに傷口の消毒と殺菌を考えて、行程を分けているらしい。
される側としては、くすぐったいのと、それを他者に見られていることで、
ただ恥ずかしいだけだ。
どうやら、彼女なりに傷口の消毒と殺菌を考えて、行程を分けているらしい。
される側としては、くすぐったいのと、それを他者に見られていることで、
ただ恥ずかしいだけだ。
22: 2013/06/24(月) 22:41:04.62 ID:E7aYrVHK0
ピチャ・・・チュ・・・
誰も言葉を発せず、舐めまわす音だけが室内に響く。
羞恥心を意識し始めて、アルミンの鼓動が大きくなる。
サシャは、腕の治療に満足したのか、唇をつけたまま肩の辺りへ顔を移動する。
そのあたりにも傷があったらしく、同じように舌先で撫でて、蜂蜜を塗りこむ。
誰も言葉を発せず、舐めまわす音だけが室内に響く。
羞恥心を意識し始めて、アルミンの鼓動が大きくなる。
サシャは、腕の治療に満足したのか、唇をつけたまま肩の辺りへ顔を移動する。
そのあたりにも傷があったらしく、同じように舌先で撫でて、蜂蜜を塗りこむ。
23: 2013/06/24(月) 22:41:39.84 ID:E7aYrVHK0
同年代の女の子が、抱きしめるような格好で、素肌に密着している。
意識しないはずが無い。
舐めながら次の傷口を探して、見える位置に見つからなかったのか、
口内に蜂蜜を入れたまま、一旦顔を上げる。
先ほど、腕の傷口に対して蜂蜜の量が多かったのは、全身分を一気に落としたからのようだ。
多分、理由は、沢山口に入れたかったから。
意識しないはずが無い。
舐めながら次の傷口を探して、見える位置に見つからなかったのか、
口内に蜂蜜を入れたまま、一旦顔を上げる。
先ほど、腕の傷口に対して蜂蜜の量が多かったのは、全身分を一気に落としたからのようだ。
多分、理由は、沢山口に入れたかったから。
24: 2013/06/24(月) 22:42:07.07 ID:E7aYrVHK0
「ん……」
背中をぐるりと見渡して、胸元まで戻ってきたところで、まじまじとアルミンの顔を見つめる。
鼓動がさらに大きくなる。
(お顔は大丈夫ですね・・・・・・)
背中をぐるりと見渡して、胸元まで戻ってきたところで、まじまじとアルミンの顔を見つめる。
鼓動がさらに大きくなる。
(お顔は大丈夫ですね・・・・・・)
25: 2013/06/24(月) 22:43:31.95 ID:E7aYrVHK0
サシャが顔面の傷を探していたことに気づいたのは、視線が再び胸元に戻ってからだった。
顔を怪我していたら、舐めていたんだろうか。
誰かが安堵の息を吐いた気がする。
アルミンの肩に手を掛けて、後ろに押し倒すように力をかける。
顔を怪我していたら、舐めていたんだろうか。
誰かが安堵の息を吐いた気がする。
アルミンの肩に手を掛けて、後ろに押し倒すように力をかける。
26: 2013/06/24(月) 22:44:06.20 ID:E7aYrVHK0
「ちょ、ちょっと?」
慌てて押し返そうとするが、ミカサが横から口を出す。
「アルミン、横にならないと蜂蜜が垂れてしまう」
コクンとサシャが肯定する。
慌てて押し返そうとするが、ミカサが横から口を出す。
「アルミン、横にならないと蜂蜜が垂れてしまう」
コクンとサシャが肯定する。
27: 2013/06/24(月) 22:44:33.52 ID:E7aYrVHK0
「クリスタ。包帯をアルミンに巻いてあげて欲しい」
「うん!任せて」
ミカサは、アルミン同様、横になっているエレンの足の治療を始めた。
足に添え木を当てて包帯で固定している。
29: 2013/06/24(月) 22:45:00.88 ID:E7aYrVHK0
サシャが肩と腰に手をまわし、ゆっくりと後ろに押し倒す。
倒されている間も、唇を胸元から離さないので、アルミンにかぶりついている様にも見える。
いつの間にか、クリスタが毛布を敷いていてくれたので、背中は痛くない。
足だけ土砂に流されたエレンと違い、這いつくばる格好で土砂に流されたので、主な傷口は体の表面に集まっている。
ランプの明かりに照らされると、腕の比にならない赤い擦過傷が広がっていた。
同年代の男性から比べれば小さい胸板に、口内に溜めた蜂蜜を吐き出す。口元から透明な糸が伸びる。
倒されている間も、唇を胸元から離さないので、アルミンにかぶりついている様にも見える。
いつの間にか、クリスタが毛布を敷いていてくれたので、背中は痛くない。
足だけ土砂に流されたエレンと違い、這いつくばる格好で土砂に流されたので、主な傷口は体の表面に集まっている。
ランプの明かりに照らされると、腕の比にならない赤い擦過傷が広がっていた。
同年代の男性から比べれば小さい胸板に、口内に溜めた蜂蜜を吐き出す。口元から透明な糸が伸びる。
30: 2013/06/24(月) 22:45:28.55 ID:E7aYrVHK0
「ん……」
唾液で少し薄なった蜂蜜は、鳩尾のくぼみに、流れていく。
そこから零れないように、舌先で伸ばして胸元、腹部の傷跡をなぞる
唾液で少し薄なった蜂蜜は、鳩尾のくぼみに、流れていく。
そこから零れないように、舌先で伸ばして胸元、腹部の傷跡をなぞる
31: 2013/06/24(月) 22:46:11.00 ID:E7aYrVHK0
「……っ」
腕よりもくすぐったい。
声が出そうになるのを抑えていると、腕を持ち上げられた。
「痛かったら、言ってね」
腕よりもくすぐったい。
声が出そうになるのを抑えていると、腕を持ち上げられた。
「痛かったら、言ってね」
32: 2013/06/24(月) 22:46:44.19 ID:E7aYrVHK0
クリスタが傷口に包帯を巻いてくれている。それはいいのだが、手首に胸が当たっている。
さしてさらに、サシャが横になったアルミンの胸やら腹やらを舐めているので、
意外に豊満な胸が腰のあたりを前後している。
(これ以上は、まずい……)
さしてさらに、サシャが横になったアルミンの胸やら腹やらを舐めているので、
意外に豊満な胸が腰のあたりを前後している。
(これ以上は、まずい……)
33: 2013/06/24(月) 22:47:49.63 ID:E7aYrVHK0
丹念に舐め続けていたサシャが、次第に腹から下にも移動してきた。
これ以上、下腹部に近づかれると非常にまずい。
同性のエレンなら理解してくれるだろうと、目線で助け舟を求めるが、
足の治療を受けながら眠っていた。
これ以上、下腹部に近づかれると非常にまずい。
同性のエレンなら理解してくれるだろうと、目線で助け舟を求めるが、
足の治療を受けながら眠っていた。
34: 2013/06/24(月) 22:48:28.62 ID:E7aYrVHK0
(そうだよね、疲れたよね。僕もなんだか疲れたよ)チクショウ
「まって、サシャ。もういいから。ハチミツも無いでしょう?」
上体を起こして、包帯の巻き終わった右手もさりげなくクリスタから離す。
「へ?そうですね」
「まって、サシャ。もういいから。ハチミツも無いでしょう?」
上体を起こして、包帯の巻き終わった右手もさりげなくクリスタから離す。
「へ?そうですね」
35: 2013/06/24(月) 22:49:01.66 ID:E7aYrVHK0
最初に垂らした蜂蜜は、全て使い切ったようだった。
「じゃあ、次は足の方を……」
迷うことなく蜂蜜の入った壷を取り出すサシャ。
「そっちは駄目!本当にやめて!」
「じゃあ、次は足の方を……」
迷うことなく蜂蜜の入った壷を取り出すサシャ。
「そっちは駄目!本当にやめて!」
36: 2013/06/24(月) 22:49:27.86 ID:E7aYrVHK0
必氏に抵抗するアルミンを見て、エレンに毛布を掛けたミカサが割って入る。
「アルミン、怪我をしていても明日は移動する必要がある。両脚の治療こそが第一」
言ってることは最もだ。確かに、足も怪我をしている。
「そう、だけどね、そこは……」
「アルミン、怪我をしていても明日は移動する必要がある。両脚の治療こそが第一」
言ってることは最もだ。確かに、足も怪我をしている。
「そう、だけどね、そこは……」
37: 2013/06/24(月) 22:50:13.51 ID:E7aYrVHK0
「サシャ、アルミンは痛いのが嫌で我侭を言っている。無理やりにでもやって欲しい」
「わかりました。アルミン、男の子なら、我慢ですよ?」フゥ
ドヤ顔で諭そうとしているが、男の子だからこそ、我慢が効かない事もあることを理解して欲しい。
「上半身は私が固定する。ので、サシャは下半身の治療に専念して欲しい」
「わかりました。アルミン、男の子なら、我慢ですよ?」フゥ
ドヤ顔で諭そうとしているが、男の子だからこそ、我慢が効かない事もあることを理解して欲しい。
「上半身は私が固定する。ので、サシャは下半身の治療に専念して欲しい」
38: 2013/06/24(月) 22:50:48.10 ID:E7aYrVHK0
問答無用で下半身にかぶせていた毛布を剥ぎ取られた。
パンツ一枚で、四肢を羽交い絞めにされている。
シガンシナ区で悪ガキに虐められていたときでさえ、こんな恥辱は受けたことが無い。
パンツ一枚で、四肢を羽交い絞めにされている。
シガンシナ区で悪ガキに虐められていたときでさえ、こんな恥辱は受けたことが無い。
39: 2013/06/24(月) 22:51:44.83 ID:E7aYrVHK0
「分かりました。じゃあ、膝からですね」
ものすごい力でミカサに抑えられた上半身は、ピクリとも動かなかった。背中に柔らかい双丘を感じる。
クリスタは固められた上半身に、器用に包帯を巻いている。その度に肩や腕に胸が当たる。
ユミルはニヤニヤしながらこちらを見ている。
サシャは、アルミンが暴れないように両足首の上に腰を下ろしている。
頼みの綱は、さっき寝た。
ものすごい力でミカサに抑えられた上半身は、ピクリとも動かなかった。背中に柔らかい双丘を感じる。
クリスタは固められた上半身に、器用に包帯を巻いている。その度に肩や腕に胸が当たる。
ユミルはニヤニヤしながらこちらを見ている。
サシャは、アルミンが暴れないように両足首の上に腰を下ろしている。
頼みの綱は、さっき寝た。
40: 2013/06/24(月) 22:52:14.63 ID:E7aYrVHK0
今、天使と悪魔と鬼と餓鬼が同在している。仏は、居ない。
アルミンは、抗うことを、諦めた。
ここは天国か、地獄か。
アルミンは、抗うことを、諦めた。
ここは天国か、地獄か。
41: 2013/06/24(月) 22:52:46.21 ID:E7aYrVHK0
「染みても我慢ですよー?」
蜂蜜を、少量ずつ2本の太ももの上に垂らす。
膝まで垂らし終えると、頂きます。と呟いて膝頭に口を寄せた。
蜂蜜を、少量ずつ2本の太ももの上に垂らす。
膝まで垂らし終えると、頂きます。と呟いて膝頭に口を寄せた。
42: 2013/06/24(月) 22:53:16.15 ID:E7aYrVHK0
チュク・・・・・・チュ・・・・・・
「んっ・・・・・・」
膝なら、まだくすぐったいだけだ。
両膝を舐め終ると、次第に上へ上がっていく。
右ひざから太ももへ。表側の傷口を丹念に舐める。
「んっ・・・・・・」
膝なら、まだくすぐったいだけだ。
両膝を舐め終ると、次第に上へ上がっていく。
右ひざから太ももへ。表側の傷口を丹念に舐める。
43: 2013/06/24(月) 22:53:48.12 ID:E7aYrVHK0
「いっ……ん……」
慣れてきたのか、舌使いが段々激しくなる。
チュル・…チュルル…
「っ……ちょ、ダメ…」
声が漏れるのを抑えられない。
慣れてきたのか、舌使いが段々激しくなる。
チュル・…チュルル…
「っ……ちょ、ダメ…」
声が漏れるのを抑えられない。
44: 2013/06/24(月) 22:57:13.14 ID:E7aYrVHK0
「いっ……ん……」
慣れてきたのか、舌使いが段々激しくなる。
チュル・…チュルル…
「っ……ちょ、ダメ…」
声が漏れるのを抑えられない。
慣れてきたのか、舌使いが段々激しくなる。
チュル・…チュルル…
「っ……ちょ、ダメ…」
声が漏れるのを抑えられない。
45: 2013/06/24(月) 22:58:04.97 ID:E7aYrVHK0
「……わぁ」
クリスタの呟く声が聞こえる。
右が終わると、左の太もも。
クチュ……
クリスタの呟く声が聞こえる。
右が終わると、左の太もも。
クチュ……
46: 2013/06/24(月) 22:58:49.24 ID:E7aYrVHK0
「それ以上は…無理…っ」
耐えられるはずが無い。こんな拷問の訓練なんか、受けてない。
自分は、ただの訓練兵でしかない。
もう下着越しにも分かるはずだ。
彼女達は、純粋に治療を行っていてくれているのに、邪な心を持つ自分が情けない。
耐えられるはずが無い。こんな拷問の訓練なんか、受けてない。
自分は、ただの訓練兵でしかない。
もう下着越しにも分かるはずだ。
彼女達は、純粋に治療を行っていてくれているのに、邪な心を持つ自分が情けない。
47: 2013/06/24(月) 22:59:24.47 ID:E7aYrVHK0
サシャは蜂蜜に夢中で、まだ気づいていないだろう。
ミカサはいつもどおりの無表情なので、分からない。
ユミルは相変わらずニヤニヤしているが、顔が赤いようだ。
(あぁ、気づくよね。普通)
ミカサはいつもどおりの無表情なので、分からない。
ユミルは相変わらずニヤニヤしているが、顔が赤いようだ。
(あぁ、気づくよね。普通)
48: 2013/06/24(月) 23:00:05.29 ID:E7aYrVHK0
クリスタは、両手で真っ赤になった顔を隠している。
よく見ると、指の間が開いていて、ガン見していた。
いつの間にか天使は堕天していた。
ここは地獄だ。
よく見ると、指の間が開いていて、ガン見していた。
いつの間にか天使は堕天していた。
ここは地獄だ。
49: 2013/06/24(月) 23:00:54.62 ID:E7aYrVHK0
もう、恥も外聞もない。
「ダメ!やめて!お願い!」
チュルル・・・クチュ
「お願い!お願いです!何でも言うこと聞くから!」
「ダメ!やめて!お願い!」
チュルル・・・クチュ
「お願い!お願いです!何でも言うこと聞くから!」
50: 2013/06/24(月) 23:01:26.29 ID:E7aYrVHK0
レロ…ンニ…ベロン…
「あぁ!やぁっ……めぇ…」
チュ…チュルッ
「こんなもんですかね?」
「あぁ!やぁっ……めぇ…」
チュ…チュルッ
「こんなもんですかね?」
51: 2013/06/24(月) 23:01:58.74 ID:E7aYrVHK0
永遠にも思える拷問を終え、解放される時が来た。
十二分に恥辱を晒してしまったが、最後の一線は守りきった。
安堵感と疲労感が同時に襲ってくる。
全身の筋肉が緊張から解放されて弛緩する。
もう泣きそうだ。
十二分に恥辱を晒してしまったが、最後の一線は守りきった。
安堵感と疲労感が同時に襲ってくる。
全身の筋肉が緊張から解放されて弛緩する。
もう泣きそうだ。
52: 2013/06/24(月) 23:02:37.36 ID:E7aYrVHK0
「おや、蜂蜜が残ってますね。もったいない」
アルミンの直感が、危険信号を伝えるより前に、
両太腿の間に零れた蜂蜜を、口先で吸い取った。
「あっ…あっ…あぁぁっ!」ビクンビクン
※上記は、全て医療行為です。
アルミンの直感が、危険信号を伝えるより前に、
両太腿の間に零れた蜂蜜を、口先で吸い取った。
「あっ…あっ…あぁぁっ!」ビクンビクン
※上記は、全て医療行為です。
53: 2013/06/24(月) 23:03:06.14 ID:E7aYrVHK0
チュンチュン
エレン「んー。良く寝たな」
ミカサ「おはよう、エレン」
エレン「おはよう。アルミンは?」
ミカサ「昨日、一人になりたいと言って、外に出てしまった」
エレン「何があったんだ?」
ミカサ「傷口が染みるのを、無理に治療しようとしたら、余程痛かったらしく、粗相をさせてしまった」
エレン「何したらそんなに痛むんだよ。拷問じゃねえか」
エレン「んー。良く寝たな」
ミカサ「おはよう、エレン」
エレン「おはよう。アルミンは?」
ミカサ「昨日、一人になりたいと言って、外に出てしまった」
エレン「何があったんだ?」
ミカサ「傷口が染みるのを、無理に治療しようとしたら、余程痛かったらしく、粗相をさせてしまった」
エレン「何したらそんなに痛むんだよ。拷問じゃねえか」
54: 2013/06/24(月) 23:03:40.96 ID:E7aYrVHK0
アルミン「おはよう、エレン、ミカサ」
ミカサ「おはよう、アルミン。昨日は、その、申し訳ないことを」
アルミン「いいんだよ、もう」ヘヘヘ
エレン「おい、アルミンの目が濁ってるぞ」ヒソヒソ
ミカサ「おはよう、アルミン。昨日は、その、申し訳ないことを」
アルミン「いいんだよ、もう」ヘヘヘ
エレン「おい、アルミンの目が濁ってるぞ」ヒソヒソ
55: 2013/06/24(月) 23:04:17.55 ID:E7aYrVHK0
クリスタ「おはよう、アルミン。あの、ごめんね?」
ユミル「よう、昨日は悪かったな……」
サシャ「そんなに痛かったとは思わず…済みませんでした」
アルミン「もう、そのことは、無かったことに、して欲しいな」
ユミル「よう、昨日は悪かったな……」
サシャ「そんなに痛かったとは思わず…済みませんでした」
アルミン「もう、そのことは、無かったことに、して欲しいな」
56: 2013/06/24(月) 23:04:50.38 ID:E7aYrVHK0
クリスタ「あのね、昨日あのあと、みんなで反省したの」
サシャ「その、アルミンの反応が可愛かったので、ついやり過ぎてしまって」
ユミル「まぁ、お前もいい思いしたんだし、おあいこってことで、な?」
エレン「?」
ミカサ「?」
サシャ「?」
クリスタ「///」
サシャ「その、アルミンの反応が可愛かったので、ついやり過ぎてしまって」
ユミル「まぁ、お前もいい思いしたんだし、おあいこってことで、な?」
エレン「?」
ミカサ「?」
サシャ「?」
クリスタ「///」
57: 2013/06/24(月) 23:05:30.16 ID:E7aYrVHK0
アルミン「う、うわああああああ」
エレン「おい、アルミン!待てよ!」
無事に下山したアルミンだったが、暫くの間、人間不信になり、誰とも口を利いてくれなかった。
(おわり)
エレン「おい、アルミン!待てよ!」
無事に下山したアルミンだったが、暫くの間、人間不信になり、誰とも口を利いてくれなかった。
(おわり)
59: 2013/06/25(火) 01:55:34.06 ID:IeyCWTELo
乙
60: 2013/06/25(火) 12:15:05.46 ID:ekMZM1h6o
生頃しじゃないですか!
引用: アルミン「異議あり!」
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