1: 2011/08/06(土) 02:48:02.73 ID:nzlm0eQqo
上条さんが新しい家で女の子達と暮す話です。

初SSです。
まったり進行です。
原作とは違うところがありますので、氏んだ人が生きてたりします。
インデックスさんはイギリスに帰ってます。

温かく見守っていただけると有難いです。

2: 2011/08/06(土) 02:50:15.66 ID:nzlm0eQqo
ヒュッ!

土御門「いきなり呼び出して、何の用だアレイスター」

☆「土御門、君に頼みがある。そこにある6つの封筒を、指定された場所に届けて欲しい」

土御門「また、何か企んでいるのか?」

☆「いや。もう、争いを起こす気はないさ」

土御門「本当だな?」

☆「本当だ。分かってくれたなら、それを届けてくれ」

土御門「……分かった」

ヒュッ!
とある科学の超電磁砲T すわってマスコット!上条当麻
4: 2011/08/06(土) 02:52:09.25 ID:nzlm0eQqo
上条の住むマンション

ガサガサ ストッ

上条「……ん?」

スタスタスタ

上条「封筒だ。誰からだ?」

ビリビリビリ


「やぁ、統括理事長のアレイスターだ。早速だが、君には、今まで沢山の事件を解決してもらっている。
 というとこで、私からのプレゼントがある。下の地図の所に君のために新しい家を建てた。
 家電、インテリアなど全て最新式だ。お金も多少振り込んでおいた。思う存分楽しめば良いさ。

 あと、一人じゃ寂しいし部屋が余るから、5人ほど呼んでおいた。それじゃ、バイバイ。」

5: 2011/08/06(土) 02:53:30.59 ID:nzlm0eQqo
上条「……」

上条「……不安だけど、とりあえず行ってみるか」


ビリビリドーン!
フコウダー


~数十分後~

上条「疲れた……。そういえば、ここら辺にあるはずだけど……」テクテク
 
少し歩くと上条の目の前には、近くの家とは明らかに大きさが違う新築の家があった。

上条「これか…」

上条「確かに、こんだけでかいと一人じゃ勿体無いな……。そういえば、5人ほど一緒に住む人が増えるって書いてあったな」

どんな人と一緒に住むことになるのか考えながら、家の門を開け、出来たばかりの道を歩いていく。
外から見たとき、家の明かりが付いていたので、もう誰かが家に入っているようだ。

6: 2011/08/06(土) 02:56:31.62 ID:nzlm0eQqo
ピンポーンピンポーン


「はぁい」

ガチャ

上条「こんにちはー」

黒夜「こんにち……あっ、テメェは確か……」

上条「あっ!お前はこの前の!?」ササッ

黒夜「おい、なんで隠れる」

上条「あ、あのー……怒ってらっしゃいますか?」


黒夜「ハァ…あの時の事は気にすんな。あん時は自分が悪かったんだ。だから、とっとと家ん中入れ」

上条「本当にもう気にしてない?」チラッ

黒夜「あぁ、本当だ」

上条「それじゃ、失礼します」

7: 2011/08/06(土) 03:00:56.75 ID:nzlm0eQqo
テクテク テクテク

上条「……」キョロキョロ

黒夜「……」テクテク


黒夜「…リビングに着いたぞ」

ガチャ

上条「おおぉぉぉぉぉぉぉ」

ドアを開けると、そこには大きな空間が広がっており、まだ綺麗な家具が並んでいた。

上条「すげぇ……。こんな素敵な家を貰えるなんて……上条さんにも幸せが訪れてきましたよ…」ウッウッ

黒夜「えっ!?いきなり泣くんじゃねぇよ」

8: 2011/08/06(土) 03:01:41.63 ID:nzlm0eQqo
黒夜「ほれ、ハンカチだ。使え」

上条「あ、ありがとう…」ゴシゴシ

黒夜「お茶持ってくるから、そこらへんの椅子に座ってろ」


~数分後~


ゴクゴク ゴクゴク

上条「うまいっ!」

黒夜「それは、良かった」

9: 2011/08/06(土) 03:03:00.48 ID:nzlm0eQqo
上条「ところで今、家にいるのは俺達だけか?」

黒夜「そうだ」

上条「そうか……。そういえば、☆からなにか聞いてないか?」

黒夜「……何も聞いてないな。朝起きたら、この事についての封筒が届けられてたぐらいだ」

上条「なんて書いてあったんだ?」

黒夜「ちょっと、待ってろ」

そう言うと、黒夜は近くにあった鞄の中から封筒を取り出した。

10: 2011/08/06(土) 03:05:45.07 ID:nzlm0eQqo
ガサガサ

黒夜「ほれ、中身だ。あとは、自分で読め」

彼女から渡された手紙を上条は読んでいく。

「やぁ、元気にしてるかい。早速だが黒夜海鳥、君にプレゼントがある。
 下の地図に目的地が書いてある。そこに有る家、そして家具、メイド服が君への贈り物だ。
 ちなみに、家の中ではメイド服で行動するように。
統括理事長 アレイスター=クロウリー」

上条「……」

上条(メイド服……あいつ好きなのか?)

手紙を読み終えると、上条は黒夜の方へ顔を動かした。

上条「なるほど。だから、メイド服を着ていたのか……」

黒夜「……あぁ」

11: 2011/08/06(土) 03:08:00.08 ID:nzlm0eQqo
上条「……」ジー

黒夜「……」

上条「……」ジー

黒夜「……何でずっと、こっちを見る」

上条「なんだ……その……似合ってて、すごく可愛いと思うぞ」

黒夜「なっ///いっいい、いきなり変なこと言うンじゃねェ!」ボンバーランス

ビュン

上条「うぉっ!あぶねぇ!」パキーン

黒夜「チッ!全く、訳の分かンねェ右手持ちやがって」

12: 2011/08/06(土) 03:08:46.09 ID:nzlm0eQqo
ピンポーンピンポーン

黒夜「あァ?」

上条「だっ、だ、誰か来たみたいだぞ」

黒夜「……運が良かったな」

上条「ふぅ……助かった」

ピンポーンピンポーン

黒夜「はぁい。今出るから、ちょっと待ってろ」スタスタスタスタ

ガチャ

???「こんにちは」

51: 2011/08/07(日) 23:19:42.88 ID:UCwVM1lro
???「こんにちは」
 
 
上条「誰が来たんだ?」ヒョイ
 
 
 
 
 
上条が部屋から顔を出し、玄関の方を見ると、そこには猫目が特徴的な金髪のシスターが立っていた。
 
 
 
 
 

52: 2011/08/07(日) 23:21:08.02 ID:UCwVM1lro
上条「あ、お前は……」

ルチア「おや、久しぶりですね。上条当麻」

上条「ルチアか、久しぶりだな」

黒夜「なんだ、知り合いか」

上条「あぁ……いろいろあってな」

黒夜「深入りはしない方が良いか?」

上条「そうしてくれ……」

53: 2011/08/07(日) 23:23:48.20 ID:UCwVM1lro
~窓のないビル~

モニター<ソウシテクレ……

ヒュッ!

土御門「おい、アレイスター。また呼び出して、今度は何だ」

☆「つっちー、君に礼が言いたい。封筒を届けてくれてありがとう」

土御門「……それだけか?」

☆「そうだが」

土御門「……1つ聞きたいことがある」

☆「なんだね」

土御門「どういう理由で、あのメンバーにしたんだ?お前の好みとかか?」

☆「理由なんてない。あみだくじを行うソフトを使っただけさ」

土御門「……あみだくじ?」

54: 2011/08/07(日) 23:24:28.55 ID:UCwVM1lro
☆「そうだ。例えば、黒夜海鳥。彼女は暗部組織の1人だ。暗部にはアイテムを除いて6人の女がいる」

土御門「その6人の中で当たりみたいな物を引いたのが、黒夜という事で良いんだな?」

☆「すこし違うが、大体君の予想通りだ。だが、ミスが起きた」

土御門「……どんなミスだ?」

☆「コピーする文章を間違えたせいで、あみだくじの中に男を入れてしまった……」

土御門「……それだけか?」

☆「あぁ。そして、当ってしまった。だが、気にするな。再抽選したからな」

土御門「そうか。……ちなみに誰が入ってたんだ?」

☆「砂皿だ」

土御門「……あいつか」

55: 2011/08/07(日) 23:27:30.40 ID:UCwVM1lro
☆「もし、ミスに気付かなかったら大変な事になっていたかもしれないな」

土御門「なんでだ?」

☆「手紙は自動でパソコンに作くらせた。しかし、内容は黒夜に送った手紙と一緒だが、名前が砂皿に変わっていた」

☆「もし、その手紙が砂皿に届いて、その内容に従ったならどうなる?」

土御門「…………あっ!」

☆「分かったかようだな。流石、つっちー勘が鋭い」

土御門「砂皿がメイド服で、上条当麻に御奉……ここから先は考えたくないな……」

☆「あぁ。それだけは、確実に避けておきたい……。おっと、話が長くなったな。また用があったら連絡すると思う」

土御門「分かった。……あと、つっちーなんて気安く呼ぶな。このバカ野郎」

ヒュッ!





☆「…………これがツンデレと言うやつか」

貝積「違います」

85: 2011/08/10(水) 04:13:30.97 ID:tiA8kOQGo
~家~

テクテク テクテク

ガチャ

ルチア「失礼します」

黒夜「お菓子とか持ってくるから、そこらへんでのんびりしてろ」

ルチア「分かりました」ストン

上条「よっこいしょっと…」ストン

黒夜「おやじくせぇな」

上条「うるせぇ」

86: 2011/08/10(水) 04:14:37.58 ID:tiA8kOQGo
ルチア「失礼ですが、上条当麻。お手洗いはどこに有るか分かりますか?」

上条「あー、トイレなら、扉を開けて左に行けばあるぞ」

ルチア「そうですか。ありがとうございます」テクテク

ガチャ

~2分後~

ガチャ

上条「場所は分かったか?」

ルチア「ええ。それにしても、広いお家ですね」

上条「そうだな。広すぎる気もするが……」

87: 2011/08/10(水) 04:15:40.19 ID:tiA8kOQGo
ルチア「すみませんが上条当麻、聞きたいことが有るのですが」

上条「どうした?あと、毎回フルネームで呼ぶのは……」

ルチア「そうですか……」

ルチア「では、何とお呼びすればいいですか?」

上条「んー……。学校の皆からは、カミやんとか上条とかで呼ばれてるな……御坂なんかアンタ呼ばわりだし」

上条「そう考えると、名前で呼ばれることって少ないな……」

ルチア「なるほど。では、もっと親睦を深めるために名前の方で呼びますね」

上条「おうっ!」

88: 2011/08/10(水) 04:17:30.52 ID:tiA8kOQGo
ルチア「では、これからよろしくお願いしますね。当麻さん」ニコッ

上条「お、おぅ///」ドキッ

ルチア「どうしました?」

上条「いやっ……べ、別に何でもな……あっ!そうだ、聞きたいことってなんだ?」

ルチア「あぁ、そうでしたね。聞きたいことというのは…」

そう言うと、彼女は黒夜の方を見た。

ルチア「どうして、彼女はメイド服を着ているのですか?」

上条「あぁ…あれか……。そのいうことは、手紙に書いてあるんじゃないのか?」

ルチア「そういえば、電話でも学園都市に来いと言われましたので手紙はちゃんと読んでいませんね」

上条「手紙見せてくれるか?」

ルチア「良いですよ」

89: 2011/08/10(水) 04:19:50.07 ID:tiA8kOQGo
ガサガサ

ルチア「これですね」

「やぁ!学園都市統括理事長のアレイスター=クロウリーだよ。
どうだ必要悪の教会の女子寮での生活は順調かい?シスター・ルチア。
いきなりで済まないがが、学園都市に来て欲しい。
明日学園都市へ向かう飛行機のチケットや都市に着いてからの事は、全て此方が手配してあるから大丈夫だ。
あと、この事は他の者には内緒にしておいてほしい」

ルチア「…だそうです」

上条「服のことについては書いてないのか」

ルチア「そうみたいですね……」

上条「じゃあ、そのままでいいか」

上条「……にしても、内緒にしろは無理じゃないか?今頃、アンジェレネとかが気付いて、探し回ってるんじゃないか?」

ルチア「そうですね。でも、イギリスはまだ朝なので大丈夫だと思いますよ」

上条「そうか……でも、気付いたら大変な事になりそうだな……」

90: 2011/08/10(水) 04:20:31.53 ID:tiA8kOQGo
テクテク テクテク

黒夜「お菓子とお茶持って来たぞ」カチャカチャ

ルチア「おや、すみませんね。何から何まで」

黒夜「気にすんな。それより、これ食おうぜ」スタッ

上条「そうだな。晩飯まで大分時間あるし、何より美味しそうだ」

ガサガサガサガサ パカッ

パクッ パクッ パクッ

ルチア「……」モグモグ

ルチア「美味しいチョコですね」

上条「そうだな」モウイッコ パクッ

黒夜「うめぇ」パクッ

91: 2011/08/10(水) 04:21:50.34 ID:tiA8kOQGo
上条「そういえば、お菓子はあるけど晩飯の材料はあるのか?」モグモグ

黒夜「冷蔵庫には、このチョコと飲み物しか入ってなかったぞ」モグモグ

上条「ゴクン。……そうか。なら、今から買いに行くか」

黒夜「でも、まだ人が来んだろ?」パクッ モグモグ

上条「そう言えばそうだな。じゃあ、どうする?」

ルチア「それでは、私と当麻さんで材料を買ってきますね」

黒夜(当麻さん?)

黒夜「……まぁ、良いや。そんじゃ、何か買って来てくれ」パクッ

上条「分かった。じゃあ、今日はカレーにするか」

黒夜「普通だな」モグモグ

上条「美味しければ、何でも良いだろ」

黒夜「まぁな。んじゃ、頼んだぞ」パクッ モグモク

92: 2011/08/10(水) 04:22:31.29 ID:tiA8kOQGo
黒夜「これ、うめぇな」モグモグ

パクッ モグモグ

ルチア「……彼女、全部食べてしまいましたけど大丈夫なんですかね?」ヒソヒソ

上条「……さっき、あれしかないとか言ってなかったか?」ヒソヒソ

ルチア「………」

上条「おい、黒夜。これって皆で食べるやつじゃないのか?」

黒夜「……」



黒夜「あっ……」



黒夜「やべぇ……」

93: 2011/08/10(水) 04:27:34.44 ID:tiA8kOQGo
黒夜「……」チラッ

黒夜「おい、上条」

上条「ん?」

ダダダダダ

黒夜「歯ぁ喰いしばれぇぇぇぇっ!」

上条「え?」

黒夜「おぉぉぉらぁぁぁぁぁぁああああああっ!!」

ドゴッ!

上条「ガッ………グフッ……」

ドサッ

上条「……な、なんで、だ……」ゲホッゲホッ

ルチア「だっ、大丈夫ですかっ!?」サスサス

黒夜「この前、一度飲み込んだものを腹を叩いて戻すってのをテレビ見てな。お前の腹殴ったら帰ってくるかなぁと思って」

上条「ゲホッ……そ、そんな技術、上条さんは持ち合わせていませんよ」

94: 2011/08/10(水) 04:28:08.75 ID:tiA8kOQGo
黒夜「あ!」

上条「こ、今度はなんだ」

黒夜「買ってくる物にこのお菓子も追加しとけばいいのか」

上条「最初にそれに気付けよ……。ところで、幾らだそのチョコ」

黒夜「えっーと……9個入りで、2940円か?」

上条「高っ!そんなチョコ買えるお金は上条さんにはありませんよ!」

黒夜「高いか?別に、少しくらい良いだろ?それに、アレイスターから金貰ったみたいだしな」

上条「……そういえば、お金を振り込んだとか書いてあっt…………ん?」

黒夜「どうした?」

上条「なんで、その事知ってる」

黒夜「さっき、勝手に読んだ」

上条「……まぁ、良いか。それじゃ、買い物…ゲホッ…行って来るな」

黒夜「おぅ」

95: 2011/08/10(水) 04:29:19.70 ID:tiA8kOQGo
同時刻

~とあるマンション~

ゴロゴロ スピー

ムニャムニャ

「んー……」zzzz

TV<四時になりました。今までに入ってきたニュースをお伝えします

「ムニャム……ん?」

「四時か…………」







「あっ!」ガバッ

「ヤッ、ヤバッ!は、早く、着替えないといなけい訳よ」ドタドタ

96: 2011/08/10(水) 04:31:11.52 ID:tiA8kOQGo
~数分後~

「よしっ!着替え完了」

「急げば、なんとか間に合……いそうにないって訳よ……」

「とりあえず、早く行かなきゃ」

ドタドタ

「ん……封筒が届いてる。けど、今は読んでる場合じゃないっ!」

「あっちに着いてから、読めば良いや……」

ガチャ 

バタン!

「早く行かないと、麦野に何されるか分からないって訳よ!」ダダダダダ

111: 2011/08/13(土) 04:44:39.10 ID:i/kJ/hrxo
フレンダ出発から数分後

~ファミレス~

麦野「……遅ぇ」イライラ

絹旗「この映画超つまらなそうですね」ペラペラ

滝壺「ねぇ、はまづら」ツンツン

浜面「どうした?」

滝壺「これ終わったら、一緒に買い物行かない?」

浜面「おう!良いぞ。で、何か買いにいくんだ?」

滝壺「新しいジャージ」

浜面「また、ジャージ?たまには、普通の女の子らしい服も着てみたらどうだ」

滝壺「例えば?」キョトン

麦野(さっきから目の前でイチャつきやがって)イライラ

絹旗「この映画も超ダメな気がします」ペラペラ

112: 2011/08/13(土) 04:45:38.30 ID:i/kJ/hrxo
浜面「ミニスカートとか?」

滝壺「うーん……似合うかな?」

浜面「滝壺なら、なんでも可愛く着こなせると思うぞ!」グッ!

滝壺「……はまづら///」

浜面「滝壺」ジー

滝壺「はまづら///」ジー

浜面「滝つb『ビュン!』……え?」クルッ

麦野「なぁに、ずっとイチャついてんだぁぁぁ?」イライラ

浜面「そっそそん、そんな理由で、攻撃してくんなよっ!あぶねぇな!」

滝壺「……ねぇ、はまづら。こっち向いて」

浜面「ん」クルッ

滝壺「……」ジー

滝壺「……はまづら、前髪ぱっつんになったね」

浜面「え?ぱっつん?……え?」サワサワ

113: 2011/08/13(土) 04:46:15.06 ID:i/kJ/hrxo
浜面「あれ?前髪が……前髪がない……」サワサワ

絹旗「超似合って……プッ……ないですよ」クスクス

滝壺「大丈夫だよ、はまづら。私はそんなぱっつんが似合わないはまづらを応援してる」

浜面「……本当か」

滝壺「本当だよ」

墓面「……た、滝壺ぉぉぉぉぉ!やっぱり、お前だけが救いだぁぁぁ!」ダキッ

滝壺「……はまづら……こんな所で恥ずかしい///」

浜面「お、おおぅ///すまない。じゃ、じゃあ続きは家に帰ってかr『ビュン!』……」

絹旗「今度は、モミアゲが超吹っ飛びましたね」

浜面「」

麦野「次、イチャイチャしたら髪だけじゃすまさねぇからな」イライラ

絹旗「それにしても、フレンダのやつ超遅いですね」

114: 2011/08/13(土) 04:48:20.50 ID:i/kJ/hrxo
ダダダダダ

チョットソコドイテ!

滝壺「ん?」チラッ

滝壺「あれ、ふれんだじゃない?」

絹旗「やっと、着ましたね」

ドンッ!

ゴメンッテワケヨ

ハァーン!キンパツビショウジョト、カタトカタガフレアッテモウタデェェ クネクネ

滝壺「あの青髪の人、変な動きしてる……」

絹旗「……超気持ち悪いですね」

115: 2011/08/13(土) 04:49:10.65 ID:i/kJ/hrxo
ガチャ カランカラン

フレンダ「はぁ…はぁ……や、やっと着いた……」

店員<ラッシャッセー!オヒトトリサマデ?

フレンダ「はぁ……ふぅぅぅ……」

フレンダ「……待合わせしてるので、大丈夫です」

店員<ワカリマシター!デハ、ゴユックリドウゾー

店員<ゴユックリドウゾー!
店員<ゴユックリスルノデアル
店員<ゴユックリシテクダサイネー

116: 2011/08/13(土) 04:49:45.92 ID:i/kJ/hrxo
テクテク

フレンダ「む、麦野?」

麦野「……なんだ」

フレンダ「ごめん、寝坊して遅れたって訳よ……」ペコッ

麦野「……今回は許してやる」ボソッ

フレンダ「え?ほっ、本当?」

麦野「本当だ……だけど、また遅れたりしたら真っ二つだからな。覚えとけよ」

フレンダ「あっ、ありがとうって訳よ!麦野!」ダキッ

麦野「なっ!い、いきなり、抱きつくんじゃねぇぇぇぇぇェェェェェ!」ブンッ

ドンッ

レンダ「ガハッ……」

滝壺「むぎのも丸くなったね」

浜面「どこがだ……」

117: 2011/08/13(土) 04:50:24.87 ID:i/kJ/hrxo
フレンダ「……で、今日は何するの?」

滝壺「なにもしないよ」

フレンダ「え?」

絹旗「今日は、超まったりしてるだけです」

フレンダ「そ、そうなの……」(なんで呼び出した……)

フレンダ「ねぇ」チラッ

浜面「ん?」

フレンダ「滝壺の横に居るコイツは誰って訳よ」

滝壺「はまづらだよ」

フレンダ「え?……浜面なの?」

浜面「おう!」

絹旗「浜面流の超おしゃれテクニックみたいです」クスクス

麦野「似合ってないわね」

浜面「全部、テメェのせいだろうがぁぁぁぁぁぁぁぁ」

118: 2011/08/13(土) 04:51:02.33 ID:i/kJ/hrxo
絹旗「浜面超うるさいです」

滝壺「はまづら、ちょっとうるさい……」

浜面「」

麦野「ハハッ!滝壺にも言われてやんの」

フレンダ「それにしても、似合ってない訳よ」

浜面「うるせぇぇぇぇぇぇぇっ!」

ギャーギャー ギャーギャー ギャーギャー

ビュン! 

イヤァァァァァァァ!

ギャクモヒカン!

ネェアナタ!アソコニ、ヘンナカミガタシタヒトガイルヨッテミサ(ry

ミチャイケマセン!

「うるさい連中ね……」

「さっさと食べて、目的地に行こう」ズルズル

119: 2011/08/13(土) 04:52:06.03 ID:i/kJ/hrxo
ガチャ

<アリャッシター

スタスタスタ

「ふぅ……。さて、行きますか」クルッ

ドンッ!

「あいたっ!」ドテッ

「いてて……」

「おや、これは失礼しましたとミサカは心配そうに手を差し伸べます」サッ

「あっ、ありがと……」ニギッ

「よいしょっと」スクッ

「大丈夫ですかとミサk『大丈夫だから気にしなくて良いよ』」

サッサッ

「スパッツに砂が付いただけみたいだし」

「そうですか、怪我をしていなくて良かったですとミサカは一安心します」

120: 2011/08/13(土) 04:52:36.19 ID:i/kJ/hrxo
「あっ!そうだ!あなた、学園都市の人だよね」ガサガサ

「そうですが……」

「じゃあ、この地図に書いてある建物の場所とか分かる?」

「ん?この手紙に、この地図は……」

「何か知ってるの?」

「ミサカもちょうど、ここに向かおうとしていた所ですとミサカはドラマ的な展開に驚いてます」

「そうなんだ!なら、ちょうど良いや。一緒に行こうよ」

「良いですよ」

「そういえば、ミサカミサカ言ってるけど名前はなんて言うの?」

「ミサカの名前はミサカ10032号ですとミサカは即答します」

「10032号?まぁ、いいか……。じゃあ、宜しくねミサカちゃん!あっ、ワタシはフ口リス」スッ

「フ口リスですね、こちらこそ宜しくですとミサカは硬い握手を交わします」ニギッ

フ口リス「じゃー、しゅっぱぁーつ!」

御坂妹「おー」

141: 2011/08/20(土) 05:27:48.39 ID:aHCDUctUo
~スーパー~

上条「さて、材料買うか……にしても、☆の奴あんな大金を振り込りこんで来るとは……」

ルチア「☆にしたら、端た金なんですかね……」

上条「そうだろうな……。☆、ありがとう……」グスッ

ルチア「こんな所で泣かないでください」

上条「おお、すまん。じゃあ、材料買いに行くぞ」



生徒A「おい、あれ上条じゃないか?」

生徒B「本当だ。てか、前と違うシスター連れて来てるぞ」

生徒C「くそっ!なんで、あいつだけ……」

生徒A「取り敢えず、吹寄と青ピに報告だな」

生徒C「ああ。罰はどうする?」

生徒B「睡眠薬で眠らせて、頭部に改造したトラバサミを……」

生徒A「あんなの作れねぇよ」

142: 2011/08/20(土) 05:28:19.82 ID:aHCDUctUo
~肉コーナー~

上条「どれにしよう」

ルチア「牛肉にしてみますか?」

上条「じゃぁ、そうするか」

ガラガラ


~レトルト食品コーナー~

上条「ルーは中辛で良いかな?」

ルチア「良いと思いますよ」

上条「よし。じゃあ、次は野菜か」

ガラガラ

143: 2011/08/20(土) 05:28:51.07 ID:aHCDUctUo
~野菜コーナー~

ガラガラ

上条「じゃがいもは3個あれば十分かな」

上条「さて、次は人参か」

タタタ

ルチア「取ってきましたよ。あと、玉葱も」

上条「おっ!悪いなルチア」

ルチア「いえいえ。このくらいしないと一緒に来た意味ないですよ」

上条「そうか。じゃあ、飲み物と明日の分の材料取って来るから、ルチアはチョコと皆で食べれそうなもの取って来てくれるか?」

ルチア「分かりました。それでは、取って来ますね」タタタ

上条「頼んだぞー」

144: 2011/08/20(土) 05:30:16.84 ID:aHCDUctUo
十分後

上条「やっぱ、2人だと早く済むな」ガサガサ

ルチア「そうですね……よいしょっと」

上条「そういえば、ルチアは料理出来るのか?」ガサガサ

ルチア「それなりに出来ると思ってますよ」

上条「そうか!なら、晩飯作るの手伝ってくれるか?」フクロヅメオワリ!

ルチア「はい、任せてください!」

上条「頼りにしてるから、頑張ってくれよ」ナデナデ

ルチア「なっ///…いっ、い、いきなり頭撫でないでくださいっ!」

上条「おぉぉ、ごめん」スッ

ルチア「あっ……」

上条「ん?」

ルチア「なっ、なんでもないですっ///」スタスタ

上条「あっ!待ってくれ!この荷物1人じゃキツいぞっ!」タタタタタ

145: 2011/08/20(土) 05:31:25.04 ID:aHCDUctUo
チラッ

生徒C「どうするよ、あいつ」

生徒A「大丈夫だ。写真を撮っておいた。あとは、これをクラスの奴らに見せれば……」

生徒C「男子総出動だな」

生徒A「だが、問題がある」

生徒C「なんだ?」

生徒A「好感度を上げようとする女子が上条の盾になるだろうな……」

生徒B「可能性はあるな……」

生徒C「そうなったとしたら……闇討ちするか」

生徒B「よし、武器は任せろ。薙刀が何本かある」

ン?ナギナタ?

生徒A「全部持って来い」

生徒C「これで、奴を討つ事が出来るな」

テクテク テクテク

生徒ABC「「「ふふっ……ふはははははははははははははははは」」」

黄泉川「おい、お前ら薙刀を何に使うじゃん?」

生徒ABC「「「………………oh」」」

146: 2011/08/20(土) 05:32:48.96 ID:aHCDUctUo
~家~

黒夜「暇だ」ピッ

TV<アナタト、コンビニ、フィアンマート♪

ピッ

TV<シンサクベントウ、ハンバイカイシ!ホットヴェント!

ピッ

TV<1+1=3!

ピッ

TV<ミキサーシャバクハマデ、5、4、

ピッ

TV<サキホド、クイニゲデトウチュウノ、キハラアマタヨウギシャガツカm

ピッ

黒夜「遅ぇ……」

147: 2011/08/20(土) 05:36:29.58 ID:aHCDUctUo
黒夜「…………」

黒夜「……そうだっ!」

スタスタスタ

黒夜「鏡は確か……ここに」ガラッ

黒夜「おっ!あった、あった」

クルッ

黒夜「ふーん。後ろはこうなってんのか…」ジー

黒夜「脱ごうとすると……『バチッ!』……弾かれるんだよなぁ……」


しばらく鏡で自分の姿を見ていると、ある男の言葉が脳裏に甦った。


『似合ってて、すごく可愛いと思うぞ……』


黒夜「……///」カァァ

黒夜「……はっ!違う!違う!あいつは、こういう事を平気で言う野郎なんだ」

黒夜「落ち着け自分!そうだ!テレビでも見てれば、気が紛れるはずだ」ソリャ

148: 2011/08/20(土) 05:37:40.30 ID:aHCDUctUo
ピッ

TV<☆「ふぅ……。スッキリした。……さて、今はどのような状況かな」

TV<☆「……なるほど。場所を変えても黒夜ちゃんしか居ないという事は、1人でお留守番してるのか」

黒夜「……」

黒夜「あぁ?」

TV<☆「ん?」チラッ

TV<☆「…………あっ」

黒夜「おい、テメェ。今、何見てる」

TV<☆「……」

プツン

黒夜「あっ……通信切りやがった」

黒夜「あいつ、どこにカメラ仕掛けやがった」キョロキョロ

149: 2011/08/20(土) 05:38:23.69 ID:aHCDUctUo
ピッ

黒夜「ん?」

TV<☆「やぁ。さっきは取り乱して悪かったね」

黒夜「テメェの事情はどうでもいいんだよ。それより、カメラをどこに仕掛けたか教えろ」

TV<☆「残念ながら、カメラはどこにも仕掛けてはいないよ」

黒夜「カメラを仕掛けてない?……どういうことだ」

TV<☆「滞空回線を使っているのだよ」

黒夜「滞空回線か……。そんなもん使ってまで、ここを見る理由はなんだ?」

TV<☆「……君に教える義務はないよ。ただ、ソロ活動の際に少し使わせてもらうだけだよ」

黒夜「はぁ?」

TV<☆「おっと、ここから先は内緒だ。それじゃ、バイバイ☆」

黒夜「おいっ、ちょっと待t『プツン』……」

黒夜「……☆の奴、何をする気なんだ」

150: 2011/08/20(土) 05:39:07.67 ID:aHCDUctUo
ピンポーンピンポーン

黒夜「おっ!やっと、帰ってきたか」

タタタタタ

ガチャ

フ口リス「どうもっ!」

御坂妹「どうもっ!とミサカはフ口リスの真似をしてみます」

黒夜「……なんだ、あいつらじゃねぇのか」スッ

ガシッ

フ口リス「ちょっ、ちょっと!いきなりドア閉めないでくれる?」

黒夜「何の用だ?」

フ口リス「とりあえず、ドア開けなさい」

黒夜「はいはい」

151: 2011/08/20(土) 05:39:51.84 ID:aHCDUctUo
ガチャ

黒夜「…………で、誰だ」

フ口リス「フ口リスだよ」

御坂妹「ミサカ10032号だよ」

黒夜「何の用があって、此処に来たんだ?」

フ口リス「んーとね。あっ!ちょっと待って」ガサガサ

フ口リス「ジャーン!実は、アレイスターから手紙をもらったのさ」ピラピラ

黒夜「……お前もか」チラッ

御坂妹「はい。その通りですよとミサカも貴方にこの手紙を見せます」ピラッ

黒夜「……分かった。入っていいぞ」

フ口リス「お邪魔するよー」

御坂妹「お邪魔します」

バタン

161: 2011/09/04(日) 04:17:12.20 ID:0WaEgOhNo
フ口リス「ねぇ、黒夜」

黒夜「なんだ?ってか、何で名前を知ってる」

フ口リス「胸にプレート付いてるじゃん」

黒夜「あぁ……これか」

御坂妹「ところで、何で貴方はその服を着ているのですか?とミサカは先程から気になっていた事を聞いてみます」

フ口リス「ワタシも気になる」

黒夜「えっーとな……」



黒夜「んと……」



黒夜「あれ?思い出せねぇ……」


フ口リス「どういうこと?」

162: 2011/09/04(日) 04:17:57.09 ID:0WaEgOhNo
御坂妹「では、思い出せる範囲を教えてください」

黒夜「手紙を持って、この家の前に来ただろ」

フ口リス「それで?」

黒夜「家の前にリモコンを持った金髪の女がいた」

御坂妹「ほう」

黒夜「そんで、そいつに話しかけられた」

フ口リス「ふむふむ」

黒夜「そこからが思い出せねぇんだよ」

フ口リス「ふーん。じゃあ、気付いたらこの格好になっていたと」

黒夜「あぁ……」

御坂妹「なるほど。あなたは金髪の女に操られたのではないですかとミサカは真相を追究してみます」

黒夜「だろうな……」

163: 2011/09/04(日) 04:18:44.04 ID:0WaEgOhNo
フ口リス「脱げないの?」

黒夜「脱ごうとすると、何かに弾かれる」

フ口リス「まぁ、服を着させられた位でしょ?なら、別に良いじゃない。それより、お腹空いたわ」

御坂妹「さっき、ファミレスから出たばかりなのに?」

フ口リス「うん。さっき、食べたのうどん(小)っていうのだけだし……」

黒夜「悪いが、今この家に食料はねぇよ」

フ口リス「えっ!なんで!」

黒夜「今、買い物行ってる2人と全部食べた」

フ口リス「はぁ……。無いならしょうがないや」シュン

御坂妹「残念でしたねフ口リスとミサカは落ち込んだフ口リスを慰めます」ヨシヨシ

フ口リス「そういえば、その2人はあとどれくらいで帰ってくるの?」

黒夜「もう少しで帰ってくるだろ」

フ口リス「分かった。なら、その間テレビでも見てるかな」ピッ

164: 2011/09/04(日) 04:19:38.99 ID:0WaEgOhNo
ピッ

TV<☆「現在は3人でお留守番か」

黒夜「ch替えるの忘れてた……」

TV<☆「もう少し左に寄れ」

ウィィィンという機械音がすると、アレイスターが見ているモニターにはフ口リスの下半身が映った。

TV<☆「よし、止まれ」

TV<☆「うむ。この角度からのスパッツ……悪くない。保存しておこう」ピッ

フ口リス「え?」

TV<☆「写真が増えてきたら、マタイの奴に売りつけてみよう」

TV<☆「おっと、そろそろ常盤台の水泳部の活動が始まるころだな」ピッ

アレイスターがモニターの画面を変えると同時に、彼女達が見ていた映像も途切れた。

165: 2011/09/04(日) 04:20:24.38 ID:0WaEgOhNo
フ口リス「……今の誰」

黒夜「統括理事長だ」

フ口リス「あいつ、ワタシの写真撮って何する気だ……」

黒夜「分かんねぇ。ソロ活動ってやつに使われんじゃねぇの?」

フ口リス「はぁ!?」

御坂妹「ソロ活動に使うなんて、とんだ変態引きこもり野郎ですねとミサカは☆を侮辱してみます」

フ口リス「マタイの奴、写真持ってたらぶっ飛ばしてやる!」

黒夜「ところで、ソロ活動ってなんだ?」

フロ妹「「え?」」

御坂妹「良いですか、黒夜。ソロ活動とはオナn『ちょっと、黙ろうかミサカちゃぁぁぁん』………はい」

黒夜「どうした?」

フ口リス「なんでもないよ。気にする事ではないさ!」

黒夜「そうか……」

黒夜(あとで、上条に聞いてみよ)

166: 2011/09/04(日) 04:22:19.96 ID:0WaEgOhNo
~スーパーからの帰り道~

上条「ふぅ……結構重たいな」

ルチア「そうですね。明日の分も全部買っちゃいましたし」

上条「ルチアが寿司食べたいとか言うし……」

ルチア「別に良いじゃないですかっ!なかなか食べられないんですから」

上条「まぁ、俺も最近食べてなかったんだけどな……」

ルチア「どうしてですか?」

上条「大量に食う奴がいたのさ……」ハァ

ルチア「インデックスの事ですね」

上条「あぁ……そいつのせいで、あの時は金が無くて、もやしばっか食ってたな」

ルチア「当麻さんも大変だったんですね」

上条「まぁ、今となれば良い経験だったかもな……」

ルチア「なぜです?」

上条「もやしを使う料理のレパートリーが増えたのさ!」グッ

ルチア「は、はぁ……。そうだったんですね」

167: 2011/09/04(日) 04:22:55.97 ID:0WaEgOhNo
テクテク テクテク

上条「なぁ、ルチア」

ルチア「なんですか?」

上条「なんで1つの袋を二人で持ってるのでせうか?」

ルチア「こっ、こ、これは///」アタフタ

上条「どうした?顔が赤いぞ。疲れたのか?」

ルチア「疲れてませんっ///きっ、気にしないでくださいっ!」

上条「そうかっ!それにしても、この感じカップルみたいに見られてるかもな」

ルチア「カッ、カカッ、カップル///」プシュー

上条「おいっ!いきなり止まってどうした!?」

168: 2011/09/04(日) 04:23:58.52 ID:0WaEgOhNo
~数分後~

上条「…ーい!」

上条「おーい!ルチアさーん!」ブンブン

ルチア「はっ///」

上条「大丈夫か?」

ルチア「なっ、なななんでもないです///そ、それより、早く帰りましょう!」グイ

上条「おっ、おい!ちょっと待て!」

ルチアが思い切り引っ張り出したせいで、上条はその場に転んでしまった。
そして、そのままルチアは歩いていってしまった。

上条「いてぇ……」

上条「よいしょっと……」

上条は立ち上がると、自分の身体に怪我が無いか確かめた。

上条「怪我はしてないみたいだな」

上条「そういえば、一緒に持ってた袋まで持ってったけど大丈夫かな……」

169: 2011/09/04(日) 04:24:44.82 ID:0WaEgOhNo
少し離れた場所

ルチア「ハァー……ハァー……。重い……」

ルチア「勢いでここまで着ましたけど……。そろそろキツくなってきましたね」

ルチア「バス停のイスもありますし、ここで暫く待ってるとしますかね」

ルチア「よいしょっと」





ルチア「……それにしても、素直になるというのは難しいものです」

170: 2011/09/04(日) 04:25:18.25 ID:0WaEgOhNo
~数分後~

上条「おっ。居た居た」

ルチアが待ち草臥れていると遠くに彼の姿が見えてきた。

ルチア「やっと着ましたか……」

上条「ふぅ……。いきなり、走り出したからどうしたのか思ったよ」

ルチア「それは、気にしないでください///……ただ……」

上条「ただ?」

ルチア「ただ……ちょ、ちょっと妄s……か、考え事をしてただけですから」

上条「どんな考え事してたのか知らないけど、いきなり走り出さないくださいよ」

ルチア「すみません……」シュン

上条「……まぁ、別に怪我もしてないし、食料も無事だったから気にしてませんよ。それより、早く帰ろうぜ」

ルチア「……そうですね。もしかしたら、他の方が来てる可能性もありますね」

上条「よしっ!じゃあ、行きますか」

ルチア「はいっ!」

171: 2011/09/04(日) 04:26:06.72 ID:0WaEgOhNo
~上条家~

ガチャ

フ口リス「誰か来たのかな?」

 「「ただいまー!」」

扉の開く音がすると、2人の声が威勢よく玄関から響いてきた。

黒夜「おっ!この声は」

スタスタ スタスタ

ガチャ

上条「ただいまー!」

ルチア「ただいまです」

黒夜「おかえりー」

御坂妹「おや、あなたが此処の家主でしたか」

上条「え?御坂……いや、妹の方か。お前もここに住むことになったのか?」

御坂妹「はい。そうですよとミサカは☆からもらった手紙をあなたに渡します」ピラッ

上条「ふむふむ……。内容は殆どルチアと同じだな」

御坂妹「ということは、あなたがルチアさんですね。これから宜しくお願いしますね」ペコッ

ルチア「御坂…妹だっけ?此方こそ宜しくね」ペコッ

172: 2011/09/04(日) 04:28:14.42 ID:0WaEgOhNo
チョイチョイ

上条「ん?」

上条が振り返ると、どこかで見覚えのある少女が居た。

フ口リス「やぁ!久しぶりだね」

上条「………………誰?」

フ口リス「あぁ?今、何て言った?」

上条「えっーと……ですね」

フ口リス「ワタシの事忘れたのか?」ズイズイ

上条「すみません。あのー……」

フ口リス「なんだ」

上条「そのー……何か……ヒント的な物をくださると……ありがたいです」

フ口リス「……レッサーの同僚」

上条「…………」

フ口リス「フォークストーン」

上条「………あっ!」

フ口リス「思い出したかっ!」

上条「…………」

フ口リス「黙らないでくれる?」

自分の事を思い出したかと思えば、結局何も出てこなかった事に腹を立て。
彼女は上条の頬に槍をグリグリと押し付けた。

上条「ごめんなさい。ごめんなさい」ペコッペコッ

173: 2011/09/04(日) 04:30:24.84 ID:0WaEgOhNo
フ口リス「列車から飛び降りた」

上条「あっ!……フロ……リスか?」

フ口リス「そぉぉぉぉだよっ!」グリグリ

上条「すみません。すみませんっ!ですから、槍を放してくれませんか……」

フ口リス「いいか!あの時、アンタのせいで氏ぬかと思ったんだぞっ!」グリグリ

上条「…………申し訳御座いません。あそこが浅い所だと知らなかったもんですから……」

フ口リス「おい、上条と言ったな」グリグリ

上条「はい。その通りでございますが」

フ口リス「ちょっと、真っ直ぐ立ちなさい」グリグリ

上条「はいっ!」スッ

フ口リス「おぉぉぉらぁぁぁぁぁぁああああああっ!!!」

上条が直立した瞬間、フ口リスの拳がドスっという音と共に上条の鳩尾に突き刺さった。

上条「がっ…はっ……ぐふっ……」バタッ

フ口リス「ふぅ……。これで許してあげる」

上条「ゴホッ……ゴホッゴホッ……」

黒夜「大丈夫かぁ?」サスサス

174: 2011/09/04(日) 04:31:35.92 ID:0WaEgOhNo
~数分後~

上条「はぁ……。痛てぇ」

黒夜「まだ痛むのか?」サスサス

上条「すまねぇな、黒夜」

黒夜「気にすんな。メイドだし」サスサス

フ口リス「ねぇ、上条」

上条「どっど、どどうした?」

フ口リス「はぁ……人の顔見た瞬間怯えないでよ」

上条「だ、だって、あんなパンチ喰らったら……」

フ口リス「……あの時の事は、あれでもう許したから」

上条「……あれだけで許してくれるのかっ!」

フ口リス「うん」

上条「良かった……。それで、何か話があって来たのか?」

175: 2011/09/04(日) 04:34:15.24 ID:0WaEgOhNo
フ口リス「えっとね、実h『グゥゥゥー』……///」

上条「え?」

御坂妹「豪快な音でしたね」

黒夜「どんだけ、腹減ってんだよ」

ルチア「お腹空いてるのですか?」

フ口リス「う、うん///」グゥゥゥー

上条「そうか。なら少し早いけど、晩飯作り始めるかな」ヨイショ

フ口リス「ホントっ!?」

上条「ああ。じゃあ、行くぞルチア」

ルチア「はい」

176: 2011/09/04(日) 04:35:42.23 ID:0WaEgOhNo
~台所~

上条「じゃあ、作りますか」

ルチア「それでは、私はサラダとか作ってますね」

上条「それじゃ、俺はカレー作るか」

2人はそれぞれの作業に取り掛かり始める。



~30分後~

タタタタタ

フ口リス「まだー?」グゥ

上条「まだ」マゼマゼ

フ口リス「むぅ」

ヒマデスネトミサカハ…

ジャー、ゲームデモスルカ。マリカーガオイテアッタハズ…

ホウ。マリカーデスカ…

177: 2011/09/04(日) 04:37:55.59 ID:0WaEgOhNo
~10分後~

ルチア「お皿出しときますね」テキパキ

上条「サンキュー」

タタタタタ

フ口リス「まd『まだです』……」シュン

ミサカモオナカガスイテキマシタトミサカハ…

ソウダナ。ソレニシモ、オマエナカナカヤルナ

シスターズデ、ヨクヤッテマシタカラ


~40分後~

上条「そろそろ良いかな?」カパッ

鍋<イイヨ!

上条「良い感じだな。じゃあ、よそい始めるか」

ルチア「ご飯入れてきますね」

上条「悪いな。……今考えれば、1人の時は大変だったな」

ダァァァァ!マケター!

ヤリマシタトミサカハ…

ゲッソーノヤロウ…

178: 2011/09/04(日) 04:40:36.49 ID:0WaEgOhNo
~料理完成~

テクテク

上条「持って来たぞー」

フ口リス「来たかっ!」キュピーン

ルチア「他の物取ってきますから、並べておいてくれますか」

フロ夜妹「「「はーい」」」


ペロッ

アッ!フロリスツマミグイシタナー

ナッナナ、ナンノコトカナー


上条「えっーと、1・2・3・4・5っと」

上条「……そういえば、あと1人来てないな」

ルチア「まだ、気付いてないとかですかね?」

上条「それか、かなり遠い所にいるとか?まぁ、その内来るだろ」

  「並べ終わったよー」

ルチア「終わったみたいですね」

上条「じゃあ、行くか」カチャカチャ

179: 2011/09/04(日) 04:45:17.59 ID:0WaEgOhNo
上条「それじゃー、いただきますっ!」


「「「「いただきまーすっ!」」」」


御坂妹「美味しいですね」モグモグ

フ口リス「あっ、熱いっ」ハフハフ

黒夜「うめぇ」モグモグ

ルチア「野菜も食べないと駄目ですよ」モグモグ

上条「へーい」モグモグ


フ口リス「余った唐翌揚げは私の物だっー!!

御坂妹「させませんよとミサカは最後の唐翌揚げを横取りします」


上条「あと、1人の分は冷蔵庫に入れとけば良いかな?」

黒夜「そうしとけ」モグモグ


ルチア「こらっ!!合わせ箸はいけませんっ!」

フロ妹「ごめんなさい…」


上条「賑やかだな」

黒夜「そうだな」モグモグ

180: 2011/09/04(日) 04:46:10.59 ID:0WaEgOhNo
~食後~

上条「じゃあ、皿洗ってくるかな」

黒夜「手伝うぞー」

上条「おお、悪いな」カチャカチャ

黒夜「皿取ってくれ」

フ口リス「ハイ」

黒夜「じゃあ、これで机拭いといて」

御坂妹「分かりましたとミサカは机をフキフキー」

上条「よいしょっと…」カチャカチャ

黒夜「ほい、皿」

上条「どうも。じゃあ、残りの皿とか持ってきてくれ」

黒夜「あいよ」タタタ

181: 2011/09/04(日) 04:47:31.12 ID:0WaEgOhNo
~台所~

上条「フフフ~ン♪」

シャカシャカ ゴシゴシ

黒夜「持って来たぞ」

上条「それじゃ……そこに置いといてくれ」ゴシゴシ

黒夜「ほい」

黒夜「じゃあ、洗い終わった皿片付けるか」フキフキ

上条「フフンフ~ン♪」ゴシゴシ

黒夜「……なぁ、上条」フキフキ

上条「んー、どうした?」ゴシゴシ

黒夜「ソロ活動ってなんだ?」

上条「ソロ活動?普通に考えて、集団の中にいる人が集団を離れて1人で活動すること……じゃないのか?」

黒夜「そういう意味じゃないと思う」フキフキ

上条「そうか…。じゃあ、誰がどういう感じで使ったんだ?」ゴシゴシ

黒夜「☆の奴が私やフ口リスの下半身の写真に撮った後に使った」フキフキ

上条「…………え?」カチャ

黒夜「どうした?」

182: 2011/09/04(日) 04:48:18.83 ID:0WaEgOhNo
上条「……☆がどうしたって?」

黒夜「だから、フ口リスとかの写真を撮ってそれを使うとか」

上条「……えーっとだな……。ソロ活動というのはだな……」

黒夜「うん」フキフキ

上条「あー……」

上条(ここは正直に言ったほうが良いのか……誤魔化したほうが良いのか……。誤魔化したほうがいいな。
いきなり、それはの事だとと言ったら、絶対ぶっ飛ばされる上に引かれるはずだ!
よしっ!誤魔化そう!でも、どうやって誤魔化す?ソロ活動だろ……ソロ活動……ソロ……ソーロー…早漏。早漏!
そうだ早漏だ!そうだよっ!早漏だよっ!いやいやいや!駄目だ駄目だ!余計に駄目だ。どうすればっ!
   どうすれば、うまく誤魔化せるんだ……考えろ!考えるんだっ!)

黒夜「おい」

上条(思い浮かばねぇぇぇぇぇっ!)

黒夜「おいっ!」

上条「な、なんだっ」

黒夜「適当なこと言って誤魔化そうとしてるだろ?」

上条「そっそ、そそんな事ありませんよっ!」バタバタ

黒夜「じゃあ、何でそんなに慌ててるんだ?」

上条「えー……」

黒夜「正直に言え。騙そうとしたな?」

上条「……はい」

183: 2011/09/04(日) 04:50:56.86 ID:0WaEgOhNo
黒夜「はぁ……。なんで、騙そうとした?」フキフキ

上条「……本当の事言ったら、ぶん殴られそうだから」

黒夜「殴らねぇよ」

上条「本当だなっ!?」

黒夜「うん」フキフキ

上条「えー。じゃあ、言いますよ」

黒夜「おう!」

上条「☆の言ってたソロ活動とは……オXXーです!」

黒夜「…………え?」

上条「だから、自慰の事ですよ。男はですね、自分のアレを上下に擦るんだよ。シュッシュッシューって」

黒夜「///」プルプル

上条「すると気持ちよくなってきt………ん?」

黒夜「……この///」グッ

上条「あぁー……。嫌な予感がする……」

黒夜「こっ…こ、この変態がぁぁぁぁぁぁあああああああっ!」

そう叫ぶと、黒夜は上条の右頬を右腕で抉る様に殴り飛ばした。

上条「ガッ!」

黒夜「///」ドタドタ

上条「……本当の……事……言っただけ……なの…に…………」バタッ

184: 2011/09/04(日) 04:55:01.59 ID:0WaEgOhNo
~リビング~

ガチャ

黒夜「……///」スタスタ

フ口リス「黒夜!さっき叫んでたけど、どうしたの?」

黒夜「……セクハラされた///」

御坂妹「なんですって!とミサカは何をされたか詳しく聞きたいです」ドキドキ

黒夜「……ソロ活動について教えてもらった」

御坂妹「どこまで教えてもらったんですかとミサカはとても気になってドキドキしてます」

黒夜「その……本来の言い方みたいな?」

フ口リス「なんだ……それだけか」ホッ

御坂妹「やり方まで教えてもらってなくて良かったです」

黒夜「あっ……でも、上下に擦ると気持ち良いとか///」ゴニョゴニョ

ルチリス妹「「「!」」」ガタッ

フ口リス「……どうする?」チラッ

御坂妹「とりあえず、ぶん殴っときますかとミサカは制裁を下すことを薦めてみます」スッ

ルチア「そうしましょうか」スタッ

フ口リス「よしっ!」スタッ

185: 2011/09/04(日) 04:55:48.14 ID:0WaEgOhNo
~台所~

バタンッ!

フ口リス「どこだっ!」

フ口リスが勢い良く、台所に入ると足元にグニッとした感触があった。

フ口リス「……ん?」チラッ

フ口リスが目線を下げると、そこには呻き声を上げている上条がいた。

上条「ぅぁ……ぁ……ぁ…」グデー

ルチア「…………」

御坂妹「…………」

フ口リス「…………どうしよう」

ルチア「……ここで寝ててもらっては困るので、リビングまで運びますか」ヨイショ

御坂妹「それじゃ、足持ちますね」ヨイショ

ヨイショ ヨイショ

フ口リス「……じゃあ、皿洗いでもしとくかな」フンスッ!

ゴシゴシ ゴシゴシ

186: 2011/09/04(日) 04:56:32.86 ID:0WaEgOhNo
ルチア「全く、この男は……」

御坂妹「困った奴です」

テクテク テクテク

ルチア「よいしょっと……」

御坂妹「よいしょ」

ポスンッ

上条「ぅぅ…………ぁ……」

御坂妹「チッ……いろんな所でフラグ立てやがってとミサカはミサカの敵を増やした罰としてビンタしておきます」ペチンッ!

ルチア「ミサカの敵と言う事は、あなたも彼を?」

御坂妹「『あなたも』という事は、ルチアさん……貴方とはライバルのようですね」バチバチ

ルチア「ミサカさん、貴方が彼とどこまでの関係か知りませんが負けませんよ」バチバチ

バチバチ バチバチ

黒夜(何睨み合ってんだ?)

187: 2011/09/04(日) 04:57:05.21 ID:0WaEgOhNo
~20分後~

上条「……んー……んぅ…んっ!?」

上条「…………はっ!」

キョロキョロ

ルチア「やっと起きましたか」フゥ

上条「おぉ、ルチアか…」

ルチア「台所で倒れていましたが……黒夜に殴られたんですね?」

上条「あぁ…。そうだったな……」

ルチア「全く、いきなり下ネタ発するとか……何をしてるんですか」

上条「だって、黒夜の奴が教えろ教えろ言うから……」

ルチア「だってじゃありません。限度がある事を覚えておいてくださいね」

上条「すまん。で、なんで膝枕なの?クッション有るのに」

ルチア「こっ、これは……別に何でもありませんっ///」プイッ

上条「?」

御坂妹(先に取られてしまいましたね……畜生)

188: 2011/09/04(日) 04:59:12.16 ID:0WaEgOhNo
ガチャ

上条「ん?」

フ口リス「皿洗い終わったぁー」ノビー

ルチア「お疲れ様です」

上条「皿洗いやっといてくれたのか?」

上条はルチアの足の上から起き、ソファーの前に立った。

フ口リス「片付けもやっておいといたよー」

上条「サンキュー。フ口リス」ナデナデ

フ口リス「きゃっ///」

上条「それじゃ、顔洗ってくる」テクテク

フ口リス「んっ///」チラッ

御坂妹「どうしました?」

フ口リス「……いきなりは反則だよね」

御坂妹「それを普通にするのが、上条当麻なのです」ゴクゴク

御坂妹「あー、うめぇ」

黒夜「お前もおやじくせぇな」

御坂妹「ミサカもまったりしたいのです」ゴクゴク

200: 2011/09/10(土) 04:01:38.36 ID:YFd819kqo
>>1ナリよ

>>196
マタイ「勿論。そして入浴やトイr…誰だこんな時間にチャイムが鳴す奴は……」

それでは、投下するナリよ

201: 2011/09/10(土) 04:02:56.85 ID:YFd819kqo
~ファミレス~

麦野「それじゃ、バイバイ」

絹旗「超バイバイです」

フレンダ「バイバイって訳よ!」

滝壺「バイバイ。じゃあ、はまづら買い物いこ」

浜面「おう!じゃあなお前ら」

絹旗「結局ずっと、超イチャついてましたね」

麦野「イチャイチャしやがって」イラッ

フレンダ「溺愛状態って訳よ」ヤレヤレ

202: 2011/09/10(土) 04:03:35.42 ID:YFd819kqo
フレンダ「じゃあ、絹旗行くよー」

麦野「どこ行くんだ?」

絹旗「フレンダの家に置いてきたDVDを超取りに行ってきます」

麦野「ふーん。じゃあ、気を付けて帰れよ」

絹旗「麦野も超気を付けてくださいね」

フレンダ「麦野は怖いから、そうそう襲う輩はいないって訳よ!」

麦野「あぁ?」ギロッ

フレンダ「冗談って訳よ!さぁ、絹旗走るわよっ!」ダダダ

絹旗「あっ!フレンダ超待ってくださいっ!」ダダダ


麦野「…………」






麦野「……4分割だな」

203: 2011/09/10(土) 04:04:48.21 ID:YFd819kqo
テクテク テクテク

フレンダ「ふぅ……。疲れた」

絹旗「はぁー……。いきなり超ダッシュしないでくれませんか?」

フレンダ「身の危険を感じたから……。まぁ、ごめんって訳よ!」

絹旗「次、麦野に会った時は超謝らないといけないですね」

フレンダ「やっぱり?」

絹旗「じゃないと、真っ二つじゃ超済まない気がします」

フレンダ「え゛」

絹旗「8分割にされたりして」

フレンダ「」ガタガタ

絹旗「超ジョークですよ。きっと4分割で済みますよ」

フレンダ「」ガタガタ

絹旗「おっと、超弄り過ぎましたね」

フレンダ「」ガタガタ

絹旗「横で超振動しないでください」

フレンダ「誰のせいよ……」

204: 2011/09/10(土) 04:05:29.43 ID:YFd819kqo
~数十分後~

テクテク テクテク

絹旗「超疲れました。なので、自分の住処に帰ります」

フレンダ「えっ!?」

絹旗「最愛ちゃんの超ジョークです」

フレンダ「またか……。でも、もう少しで着くって訳よ!」ビシッ



~数分後 フレンダ宅~

フレンダ「ここだよー」

絹旗「ふぅ…。やっと、着きましたか」

フレンダ「じゃあ、入るって訳よ!」

ガチャ

フレンダ「あれ?」

絹旗「どうしました?」

フレンダ「鍵が開いてる……」

絹旗「泥棒でも入ったんですかね」

フレンダ「……とりあえず、入ろう」スッ

205: 2011/09/10(土) 04:06:12.04 ID:YFd819kqo
パチッ


フレンダが部屋の電気を点けると、部屋は入居前の様な状態になっていた。


フレンダ「………え」

絹旗「………超何も無いですね」

フレンダ「どういう事って訳よ……」

絹旗が部屋の中に入っていくと、部屋の中央には紙が残されていた。

絹旗「………フレンダ、これを超見てください」


絹旗の視線の先にはアレイスターからの書置きがあった。


「フレンダへ。
家具や私物などは、全て新居の方に送っておいた。
一応、他人に見られたくない物は『パソコン部品』という名前でダンボール詰めしておいた。
超振動する奴の事だ。それじゃ、失礼するよ。
                               統括理事長アレイスター=クロウリー」

206: 2011/09/10(土) 04:06:59.61 ID:YFd819kqo
フレンダ「…………」

絹旗「家買ったんですか?」

フレンダ「買ってないって訳よ」

絹旗「……この超超振動する奴ってなんですか?」

フレンダ「……その内、教えてあげる」

フレンダ「そんな事よりも、早く家の場所に向かうって訳よ!」

絹旗「じゃあ、その内超教えてもらうとして……。どこに有るか分かるんですか?」

フレンダ「…………」

絹旗「…………」

フレンダ「あっ!」

絹旗「分かったんですか?」

フレンダ「場所は分からないけど、朝、届いてた封筒に何か書いてあるかも知れない」

207: 2011/09/10(土) 04:07:54.68 ID:YFd819kqo
ガサガサ

フレンダ「見つけたって訳よ!」ジャーン!

フレンダが鞄の中から封筒を見つけると、勢いよく封筒を破った。

絹旗「超気になるんで、見せてください」チラッ

フレンダ「……」ジー

絹旗「ふむふむ」

フレンダ「……」ジー

絹旗「なるほど。6人暮らしになるって事ですね」

フレンダ「そうみたいね……」

絹旗「まぁ、良いじゃないですか。料理が超ヘタなフレンダには丁度良いかも知れませんよ?料理が出来る人がいればですけど」

フレンダ「えっ!?な、なんで、ヘタなこと知ってる訳よ!」

絹旗「前に来た時、ごみ箱の中コンビニ弁当で超埋まってましたから」

フレンダ「バレバレだったって訳よ」シュン

絹旗「とりあえず、その超新居とやらに向かいましょうか」テクテク

フレンダ「……うん」ショボーン

絹旗(さっきの一言で、超ダメージ受けてますね)

208: 2011/09/10(土) 04:08:23.01 ID:YFd819kqo
~数十分後~

彼女達は時に道に迷いながらも、順調に上条の家に近づいていた。

フレンダ「ここを右に曲がって……」

絹旗「本当に右で超合ってますか?」チラッ

フレンダ「……たぶん合ってる訳よ!」

絹旗「また、たぶんですか……。無事に着けるか超心配です」ハァ


~数分後~

フレンダ「ここ……かな?」

絹旗「ここ……ですか?」チラッ

フレンダと絹旗の前には、上条達が住む家があった。

絹旗「本当に超合ってますか?」

フレンダ「……うん」

209: 2011/09/10(土) 04:09:34.06 ID:YFd819kqo
フレンダはポケットの中から手紙を取り出した。

フレンダ「手紙に書いてある説明とは、全部合ってるはずな訳よ」

絹旗「どれどれ」ジー

フレンダ「玄関の前に立ってと……東には真っ赤なコンビニが見える」

絹旗「えーっと、コンビニは……」チラッチラッ

絹旗「……あっ!ありました」ビシッ

フレンダ「よしっ!次は、西に料亭とスーパーが見える」

絹旗「あれですね」ビシッ

フレンダ「じゃあ、次は家の後ろにビルが見える」

絹旗「窓の無いビルが超建ってます」

フレンダ「次は、向かいに見た目が同じ家がある」

絹旗「ありますね」

フレンダ「最後に、家の表札は『上条』である」

絹旗「全部、超合ってるということは……」

フレンダ「ここで間違いないみたいね……」

絹旗「そうですね……」

フレンダ「6人暮らしにしては……」

絹旗「超大きいですね……」

210: 2011/09/10(土) 04:10:16.67 ID:YFd819kqo
絹旗「とりあえず、超入りましょうか」テクテク

フレンダ「うん」

ピンポーンピンポーン

「はーい」

ガチャ

ルチア「どちら様ですか?」

絹旗「あのー……上条さんですか?」

ルチア「違いますが……。彼に何か用があるのですか?」

フレンダ「実は、☆から手紙をもらったって訳よ!」バーン!

ルチア「おや、そうでしたか!では、お入りください」スッ

絹旗「超お邪魔しま-す」スタスタ

フレンダ「お邪魔するって訳よ!」スタスタ

バタン!

211: 2011/09/10(土) 04:11:20.63 ID:YFd819kqo
ガチャ

絹旗「超こんばんはー」バーン!

フレンダ「絹旗、声がでかいって訳よ……」


上条「ん?2人?」

御坂妹「どっちですかね……」

フ口リス「小さい方かな?金髪の方かな?」

黒夜「絹旗ちゃんだ!」フリフリ

絹旗「あっ……。黒夜だ!」フリフリ

フレンダ「知り合い?」

絹旗「まぁ、超いろいろ有りまして……」

フレンダ「そうなんだ」


御坂妹「そこのお二人さん」チョイチョイ

フレ旗「「はい」」タタタ

御坂妹「☆から手紙をもらったのはどちらですか?とミサカは貴方たち2人に質問します」

フレンダ「私って訳よ!」

212: 2011/09/10(土) 04:12:28.05 ID:YFd819kqo
上条「それじゃ、隣にいる子はなんで来たんだ?」

絹旗「付いて来ただk……あっ!そうだ!フレンダの私物が入った箱は超どこにありますか?そこに私のDVDが…」キョロキョロ

上条「送られた来た箱なら……確か……」チラッ

上条が振り向くと御坂妹が箱の中から2つのバイブを取り出し、それを手にしていた。

御坂妹「これの事ですか?」ヴィィィィィン ヴィィィィィン

フレンダ「…………え?」

絹旗「ちょ、超超振動は、あ、あれの事でしたか///」

黒夜「また、出してきた……」

ルチア「まっ、またですか///」

上条「おいっ!何で、それ持ってんだっ!」

御坂妹「あなたが箱を落としたて、中をぶちまけたからですとミサカは先程起きた出来事を説明します」ヴィィィィィン ヴィィィィィン

上条「だからって、持ち出してくんなよっ!」

フレンダ「そ、そうよっ!早く片付けてよっ///」

フレンダからの命令を無視して、彼女はフレンダの元へ歩んでいく。

御坂妹「あなたのですよね?」ヴィィィィィン ヴィィィィィン

フレンダ「え!?……ま、まぁ、そうだけど……」

213: 2011/09/10(土) 04:14:30.75 ID:YFd819kqo
御坂妹「ちょっと、試したい事が……」ヴィィィィィン ヴィィィィィン

フレンダ「?」

御坂妹「失礼しますね。えいっ!」

そう言うと御坂妹は、持っている物をフレンダの局部に擦り付けた。

フレンダ「ひゃっ!…ぁぁ……あっ…んっ……ぁぁ……」

御坂妹「まだまだぁぁぁ!とミサカは振動の強さを高めてみます」ヴィィィィン ヴィィィィィン

フレンダ「んっ……はぁ…止めっ……て……」

上条「……oh」

フレンダ「あっ……見な……っ…い……あっ…で……ひゃぅ///」


黒旗「「///」」

ルチア「フ口リス!」

フ口リス「はいっ!」

ルチア「彼女を止めてくださいっ!私は当麻さんをっ!」

その光景をじっと見ていた上条に、ルチアからの制裁(延髄切り)が下った。

上条「がっ……」バタッ

フ口リス「わっ、分かりましたっ!」ダダダ

214: 2011/09/10(土) 04:15:57.71 ID:YFd819kqo
フ口リス「とうっ!」ガシッ

フレンダ「ぁぅ……///」

御坂妹「チッ!取られてしまいましたねとミサカはもっとフレンダのことを弄りたかった事を吐露します」

フ口リス「全く……」

御坂妹「まぁ、ちょっとした遊び心ですよ」

フ口リス「遊び心でいきなり、あんな事しないでよっ!」ヴィィ

ポチッ

御坂妹(あと少しで皆の前でお漏らしさせる事が出来たのに……)

フ口リス「大丈夫?」

フレンダ「……ちょ、ちょっとトイレ……行って来る」

ルチア「御手洗いは左に行けばありますよー」

フレンダ「ど、どうも……」テクテク

ガチャ

215: 2011/09/10(土) 04:16:37.42 ID:YFd819kqo
御坂妹「…………あっ!」ピカーン

ルチア「どうしました?」

御坂妹「☆はトイレも覗けるんですかね?」

ルチア「…………」チラッ

フ口リス「…………」チラッ

黒夜「…………たぶん」

絹旗「えっ!?超どういう事ですか?」

黒夜「こういう事だ」ポチッ

216: 2011/09/10(土) 04:17:33.84 ID:YFd819kqo
ピッ

黒夜がTVを点けると、ちょうど絶頂を迎えたアレイスターが映った。


TV<☆「うっ!」





TV<☆「ふぅ……」

TV<☆「……フレンダちゃん…………保存しておこう」ポチッ

TV<☆「おい!お前」

TV<側近A「どうしましたか?」

TV<☆「後でビーカーの水入れ換えて置いてくれ」ジャバー

TV<☆「私は、これからマタイの所に行って来る」フキフキ

TV<側近A「分かりました。では、お気を付けて」ペコッ

217: 2011/09/10(土) 04:18:58.49 ID:YFd819kqo
黒夜「…………」ポチッ

プツンッ

絹旗「……超最低な野郎ですね」

ルチア「今から、マタイの所に行くという事は……」

フ口リス「バチカンに向かうという事ですね」

御坂妹「バチカン……ちょっと失礼しますね」ピッピッピピッ

prrrr prrrr prr

『はい』

御坂妹「あっ!こんにちは。ミサカ10032号です」

『あぁ、君か。何の用だ?』

御坂妹「今からバチカンに向かって欲しいのです」

『なぜだ…』

御坂妹「ミサカやミサカの知り合いを不快な気持ちにさせる奴がいるのですとミサカはバチカンに向かって欲しい理由を話します」

『……分かった』

御坂妹「おっ!ありがとうございます。標的はマタイ=リースとアレイスター=クロウリーです」

『え!?』

御坂妹「頑張れー。それでは、失礼しますね」ブチッ

218: 2011/09/10(土) 04:23:39.15 ID:YFd819kqo
御坂妹「あの2人に攻撃できそうな人をバチカンに向かわせました」

フ口リス「誰?」

御坂妹「オッレルスという人ですとミサカはミサカの頼れる知り合いで一番強そうな人を選びました」

ルチア「オッレルスですって!?」

絹旗「超強いんですか?」

御坂妹「ええ。第7位をあっさりと倒してしまうくらい強いです」

黒夜「すげぇな」

ルチア「でも、何で貴方がその名前を知ってるのですか?ましてや連絡先まで……」

御坂妹「実は、ミサカの妹達が彼にボコボコにされたんです。それで……」

フ口リス「それで?」

御坂妹「仕返しに外に居るミサカ達を全員オッレルスの元へ行かせました。そして、全員で『謝罪しろ!賠償しろ!』を連呼させました。一週間」

黒夜「ひでぇ…」

御坂妹「そうしていると彼が出てきて、『なんでもするから、帰ってくれっ!』と言ったので……」

絹旗「まぁ……そうなりますよね」

御坂妹「『なんでもするから』と言われたんで、外のミサカ達はいろいろ奢って貰ったみたいです。連絡先とかはその次いでに聞いたみたいです」

ルチア「大変な一週間でしたでしょうね」

フ口リス「大変で済むかな?」

219: 2011/09/10(土) 04:24:23.90 ID:YFd819kqo
ガチャ

フレンダ「ただいま…」


フ口リス「おっ!帰ってきたよ」

ルチア「彼女が盗撮されていた事は内緒ですよ」

御坂妹「分かってますよ」グッ

フ口リス「分かった」グッ

黒夜「大丈夫だ」グッ

絹旗「超内緒にしておきます」グッ


フレンダ「…みんな、どうしたの?」

絹旗「なっな、超なんでもないですよ!わ、私はもう帰りますねっ」

フレンダ「うん……分かったって訳よ」

絹旗「それでは、超バイバイですっ!」


  「「「「「バイバイ」」」」」


タタタタタ ガチャ バタン!

黒夜「…………」チラッ

黒夜「DVD忘れてやがる……」

220: 2011/09/10(土) 04:26:20.16 ID:YFd819kqo
フレンダ「んー……」

黒夜「どうした?」

フレンダ「疲れたから、少し寝てくるって訳よ……」

ルチア「そういえば、寝室はどこに?」

フレンダ「ソファーあるから、別にいいy……」バタッ


言葉を言い終える前に、フレンダはソファー?の上に突っ伏してしまう。


黒夜「あ…」

ルチア「なぜ、ああなってしまうのですか……」

フ口リス「本当だよね……」

御坂妹「これが上条クオリティなんですよ」

221: 2011/09/10(土) 04:28:38.54 ID:YFd819kqo
上条「」

フレンダ「……スー…スー……」


ソファーには気絶した上条、そして、その上にはうつ伏せになったフレンダが寝ている。
茶臼のばしに近い状態である。


御坂妹「どうします?」

ルチア「とりあえず、ブランケットでも掛けておきますか」バサッ


黒夜「そんじゃ、私はデザートでも食いに行くかな」

フ口リス「そんな物があるのか!?」


ルチア「貴方の事だから、彼女を引っ剥がすかと思いましたよ…」

御坂妹「寝ている人を無理やり動かすのはあれなので……。それにしても、マヌケ面で眠りやがって……」

ルチア「本当ですね」クスッ


上条「」

フレンダ「…ん……」Zzz

230: 2011/09/11(日) 03:19:41.90 ID:K9Bxefuwo
~リビング~

TV<「8時になりました。夜のニュースをお伝えします」

上条「………ん」チラッ

上条「……8時か……」

フ口リス「おっ!起きたか」

上条「あぁ……。フ口リスか……他のみんなはどうした?」

フ口リス「絹旗は帰って、ルチアと黒夜、ミサカ、私は貴方が買ってきたチョコ食べてるよ」

上条「そうか…。じゃあ、俺も食べに行k…………あれ?」チラッ

フレンダ「……スー……スー……」Zzz

上条「…………どうしよう」チラッ

フ口リス「…………起きるまで頑張ってねっ!」

上条「え!」

フ口リス「嘘だよ。後で持ってくるから」

上条「悪いな」

231: 2011/09/11(日) 03:20:15.16 ID:K9Bxefuwo
上条「どうしましょう……」チラッ

フレンダ「…スー…スー…」

上条「…………」

上条「…………」クンカクンカ

上条(あぁー……良い匂いがする……)

フレンダ「………」Zzz

上条「…………」ジー

上条(そういえば、気を失う前……フレンダ『ひゃっ!…ぁぁ……あっ…んっ……ぁぁ///』…………oh)

先程の事を思い出してしまった上条は、自分のソレが徐々に大きくなっていくことに気付く。

上条(ヤバイ!ヤバイ!下条さんがっ!!落ち着け!落ち着け!!)

フレンダ「……んー……」モゾモゾ

上条(フレンダさぁぁぁぁあああああん!寝相でグリグリしないでぇぇぇぇぇっ!)

フレンダの寝相により上条のソレが刺激される。

232: 2011/09/11(日) 03:20:54.59 ID:K9Bxefuwo
フレンダ「……んんぅ……」モゾモゾ

上条(おおぅ……)

フレンダ「……スー……」モゾモゾ

上条(膝が下条さんを擦ってくれてる……)

フレンダ「んにゅ………」スースー

上条(もう少し!もう少しずれてくれれば!)

上条の願いが通じたのか、フレンダはソファーの隅の方に寝返りをうった。

フレンダ「……ぅー……」ゴロン

上条(おっ!やった!これで、起きられる!)

上条(そーっと……)

フレンダ「……ん……」Zzz

上条「ふぅ…」ムクッ

233: 2011/09/11(日) 03:21:37.71 ID:K9Bxefuwo
上条「よいしょ…………っと」スタッ

フレンダ「……スースー…」

フ口リス「おーい!チョコ持ってきt…………きゃっ///」


チョコを運んできたフ口リスの先には、ズボンの股間部分が膨れ上がっている上条が居た。


フ口リス「///」チラッ チラッ

上条「どうした?」

フ口リス「あ、あのー……えー……ず、ずず……ズボンが///」チラッ

上条「……ズボンがどうかしたのか?」チラッ


ズボン<そんなに押さないでください


上条「…………あっ」

ズボンの事に気づいた上条は、ソレを隠すべくブランケットを自分の下半身に被せた。

上条「え、えっー……そのー……あれだ。こういう事は何時起きるか分からないんだ……」

フ口リス「……う、うん。チョコ置いとくね……それじゃ///」ピューン

上条「………何か、恥ずかしい」

234: 2011/09/11(日) 03:22:04.34 ID:K9Bxefuwo
上条「………とりあえず、食べよう」ムシャムシャ

上条「美味しい」

フレンダ「……んー……」ゴロンゴロン

ドテッ

上条「あっ」

フレンダ「……んー……あれ?床で寝たっけ……」

上条「今、落ちたんだよ。ほれっ」サッ

フレンダ「あっ、ありがと……」

上条「大丈夫か?」

フレンダ「うん。大丈夫って訳よ」

上条「良かった。じゃあ、顔洗ってくるかな……」

フレンダ「私もー」トテトテ

ルチア「やっと、起きましたか」

御坂妹「髪の毛がボサボサですよ」

フレンダ「むー……。なかなか直らないって訳よ」ワシャワシャ

235: 2011/09/11(日) 03:22:55.36 ID:K9Bxefuwo
~洗面所~

先程まで、寝ていた二人は洗面所でジャバジャバと音を立て顔を洗っていた。

上条「ん……タオル……タオル」

フレンダ「はい」スッ

上条「おぉ!サンキュー」

上条はフレンダからもらったタオルで顔を拭く。

上条「ふぅ」サッパリ

フレンダ「目が覚めた訳よ」サッパリ

上条「じゃあ、リビングに戻るか」

フレンダ「うんっ!」

上条「ここ、まだ跳ねてるぞ」

そう言うと、上条はフレンダの髪を優しい手つきで整えていく。

フレンダ「あっ…」

上条「それにしても、綺麗な髪だなー」サワサワ

フレンダ「さっ、触りすぎな訳よ///」

上条「おおぅ…。すまん」

236: 2011/09/11(日) 03:23:26.61 ID:K9Bxefuwo
~リビング~

上条「やっと、落ち着ける時間が出来たな」フゥ

フレンダ「大変だったの?」

上条「まぁ……いろいろ有りまして……」

黒夜「ほとんど、上条が悪いだろ」

ルチア「その通りです」

御坂妹「全くだ」

フ口リス「そうだね」

上条「…………」

フレンダ「言い返す言葉もないのね……」

上条「…………あぁ」

237: 2011/09/11(日) 03:24:30.00 ID:K9Bxefuwo
フレンダ「そういえば、皆の事よく知らない訳よ!」

御坂妹「初対面の人が多いですからね」

フ口リス「それじゃ、1人ずつ自己紹介ターイム!」パフパフ

フレンダ「誰からするの?」

御坂妹「何を話せばいいの?」

上条「名前と……何か一言で良いだろ」

黒夜「……雑」ボソッ

上条「うるせー!」

黒夜「聞こえてたかっ!」

上条「まぁ……。膝の上に乗ってりゃすこし位小さくても聞こえるよ」ポンポン

黒夜「えへへ///」

フ口リス「……」

ルチア「……」イラッ

御坂妹(何か殴ってもいい物は……)キョロキョロ

フレンダ「むっ…」ジー

238: 2011/09/11(日) 03:25:03.05 ID:K9Bxefuwo
上条「で、誰からやるんだ?」

フ口リス「あっ!そうだったね」

ルチア「それでは、私からいきますね」

上条「おう!」

ルチア「私はルチアと言いまして、イギリスのランベスから来ました。えーっと…………家事は任せてください」

パチパチパチパチ

上条「俺が居ない時は任せたぞ」

ルチア「はいっ!」

239: 2011/09/11(日) 03:27:33.31 ID:K9Bxefuwo
フ口リス「それじゃ、次はワタシだ。名前はフ口リス。ルチアと同じくイギリスから来たよ。車の運転なら任せてねっ!」

パチパチパチパチ

御坂妹「車の運転出来るという事は18歳なんですね」

フ口リス「15だよ」

御坂妹「えっ?」

フ口リス「えっ?」


フレンダ「次は私って訳よ!名前はフレンダ=セイヴェルン。特技は爆弾作りな訳よ!」

パチパチパチパチ

上条「家の中で爆発起こさないでくれよ……」

フレンダ「なるべく、気をつける訳よ」


黒夜「次は私かな。自分は黒夜海鳥。えー……窒素を操って窒素の槍を作り出せる事が出来る」

パチパチパチパチ

フレンダ「絹旗と似てる訳よ」

黒夜「まぁ、窒素の塊を制御する事は一緒だ」

240: 2011/09/11(日) 03:28:24.41 ID:K9Bxefuwo
御坂妹「次はミサカの番ですね。ミサカはミサカ10032号と言います。妹が沢山いますので、このネックレスをしてるのがミサカだと思ってください」チャラ

パチパチパチパチ

フ口リス「イギリスにも妹さんはいるの?」

御坂妹「ミサカ17000号がガラシールズにいますよ」

フ口リス「そーなんだ」ヘー


上条「最後は俺か…。えー、上条当麻です。知ってる人もいるけど、俺の右手には異能の力ならどんな力でも無効化する幻想頃しが宿ってるんだ」

黒夜「その力のせいで、酷い目に遭った……」ハァ

フ口リス「その力でせいで、氏にそうになった……」ハァ

御坂妹「その力で、助けてもらいました」フフンッ

ルチア「その力のせいで、はっ、裸にされてしまいました///」

    「「「!!」」」

フレンダ(能力で作った服でも着てたのかな?)

フ口リス「という事は、上条はルチアの裸体を見たのね……」

上条「いやいやっ!見てない!見てない!その時、俺は気絶してたはずだっ!」

黒夜「そうなのか?ルチア」チラッ

ルチア「そうでしたけど………。あの時は恥ずかしかったんですよ///」

上条「ごめんなさい」ペコリ

241: 2011/09/11(日) 03:29:19.31 ID:K9Bxefuwo
御坂妹「そういえば、ルチアは彼の事を当麻さんと呼んでいますね」

ルチア「………えぇ」

フ口リス「それじゃあ、みんなはこれから上条の事を当麻で呼ぶことにしようよ」

フレンダ「それに賛成な訳よ!」

御坂妹「いいでしょうか?とミサカは上条に問い掛けます」

上条「まぁ……。別にいいけど」

フロンダ「「やったぁー!」」

フ口リス「それじゃ、自己紹介も終わったし。みんな!これから、よろしくねっ!」

 
    「「「「「こちらこそ、よろしくっ!」」」」」

242: 2011/09/11(日) 03:29:51.41 ID:K9Bxefuwo
フ口リス「それじゃあ……何しようか」

フレンダ「晩御飯は食べたの?」

黒夜「もう食った。フレンダは晩飯食ってきたのか?」

フレンダ「少しだけど食べてきた訳よ」

上条「そうか。なら、カレーは明日の昼飯に出すか…」

ルチア「お寿司が余ってますけど、食べますか?」

フレンダ「えっ!お寿司!」キュピーン!

上条「食べるのか?」

フレンダ「うんっ!」

上条「分かった。じゃ、持ってきますか」

スタスタ

黒夜「テレビ何かやってるかな……」ピッ

243: 2011/09/11(日) 03:30:59.82 ID:K9Bxefuwo
TV<側近B「零すなよー」ジャバー

TV<側近C「こっちは大丈夫だ」ジャバー

コポコポ コポコポ

TV<側近A「よしっ!入れ替え完了だ」フゥ

TV<側近D「あー…しんどかった……」

TV<側近A「それじゃ残りは俺が片付けとくから、お前ら帰っていいぞ」

TV<側近D「すみませんね先輩」

TV<側近A「気にすんなよ。じゃ、またな」

TV<側近BCD「「「先輩お疲れ様でしたー!」」」

TV<側近A「おう!気をつけて帰れよ」

TV<側近A「…………さて、書類でも片付けますか」


御坂妹「彼らも大変なんですねとミサカは☆の世話をしている彼らが可哀想になってきました」

ピッ

244: 2011/09/11(日) 03:31:25.73 ID:K9Bxefuwo
TV<フィアンマートノ、『フィアチキ』ニクロコショウアジガツイカ!

フレンダ「最近、行ってないなぁ……」

ピッ


TV<アシタハ、トテモスガスガシイイチニチニナルデショウ

ルチア「今年はなかなか雪降りませんね」

ピッ


TV<クイニゲデツカマッタ、キハラアマタヨウギシャガ、ダッソウシマシタ

黒夜「一方通行の親父じゃねぇか」

ピッ


TV<ワシノハドウキュウハヒャクハチシキマデアルゾ!

フ口リス「日本のテニスはすごいなぁ……」

245: 2011/09/11(日) 03:32:00.24 ID:K9Bxefuwo
ガチャ

上条「持って来たぞー」テクテク

フレンダ「おっ!やっと来た訳よ」

上条「ほい。醤油とかはパックの中に入ってるからな」

フレンダ「ありがとっ!」

上条「いえいえ。これも上条さんのお仕事ですよ」

パクッ モグモグ

フレンダ「おいしぃ…」モグモグ

上条「よく噛んで食べろよ」

フレンダ「うんっ」コクンッ

フ口リス「ねぇ、黒夜」

黒夜「なんだ?」

フ口リス「寝室とかって2階?」

黒夜「あぁ」

フ口リス「お風呂は?」

黒夜「1階だ。……フレンダが食い終わったら、みんなでこの家回るか?」

ルチア「そうですね。まだ、この部屋くらいしか入ってませんからね」

黒夜「じゃあ、フレンダが食い終わるまでババ抜きしようぜ」サッ

246: 2011/09/11(日) 03:32:31.22 ID:K9Bxefuwo
~ババ抜き~

黒夜「あー……これもか」ポイッ ポイッ

ルチア「これと……これ」ポイッ ポイッ ポイッ

フ口リス「んー……」ポイッ ポイッ

御坂妹「これはミサカが1位になる予感がします」ポイッ ポイッ ポイッ

上条「………これで最後か」ポイッ



御坂妹「それでは、親決めしますか」

フ口リス「どうやって?」

黒夜「じゃんけんで良いだろ」

上条「それじゃ、行くぞ」


   「ジャンケーン!ポンッ!」


ルチア「よしっ!」チョキ

フ口リス「負けたっー!」パー

黒夜「イェイ」チョキ

上条「どうせ、いつも通りですよ……」パー

御坂妹「ふっ」チョキ

247: 2011/09/11(日) 03:33:28.84 ID:K9Bxefuwo
フ口リス「それじゃ、2回戦!」


   「ジャンケーン!ポンッ!」


御坂妹「畜生とミサカはグーを出したことに後悔します……」グー

黒夜「よっしゃぁっ!」パー

ルチア「負けてしまいましたか…」グー


黒夜「それじゃ、私から時計回りなー」


順番:黒夜⇒御坂妹⇒フ口リス⇒上条⇒ルチア


黒夜「行くぜっ!」

御坂妹「カモン!」サッ

黒夜「え……。もう2枚かよ……」スッ

御坂妹「これは、ミサカの運が良い証拠です」フフンッ

248: 2011/09/11(日) 03:34:54.97 ID:K9Bxefuwo
黒夜「じゃあ……これっ」サッ

黒夜「……げっ」

ルチア「ババ引きましたね」ニヤリ

黒夜「何の事かなー……。ほら、ミサカお前の番だ」

御坂妹「分かってますよ。それじゃあ……」

フ口リス「どれにするんだい?」スッ

御坂妹「……それでは、これで」サッ





御坂妹「…………ふっ。終わりました」ポイッ

上条「えっ!?」

フ口リス「はやっ!」

ルチア「もうですかっ!?」

黒夜「はえぇよ……」

御坂妹「これがミサカの実力ですよとミサカは余りの速さに自分でも驚いてます」

上条「………羨ましい」

249: 2011/09/11(日) 03:35:34.22 ID:K9Bxefuwo
フ口リス「1位はミサカだったけど、2位は私の物だっ!」

上条「ほいっ」サッ

フ口リス「…………多いね」

上条「気にするな……いつもの事だ」

フ口リス「じゃあ、これ」スッ

フ口リス「…………ない」


上条「じゃあ、次は上条さんの番ですね」クルッ

ルチア「はい。どうぞ」サッ

上条「これでいいか」スッ

上条「…………おっ、あったあった!」ポイッ


ルチア「それでは……」

黒夜「来いっ!」サッ

ルチア「では、これを」スッ

ルチア「ふむ……。あっ!有りました」ポイッ

黒夜「くそっ……」

250: 2011/09/11(日) 03:36:05.25 ID:K9Bxefuwo
~数分後~

黒夜「一騎打ちか……」4枚

上条「ババはお前か……」3枚

黒夜「来いよ」サッ

上条「…………これだぁぁぁぁぁっ!」バシッ

上条「……良しっ!」

黒夜「チッ……」


黒夜「今度は私の番だっ!」3枚

上条「負けねぇぞっ!」2枚

黒夜「これだっ!」スッ

黒夜「問題は次だ……」ポイッ

上条「そうだな……」

251: 2011/09/11(日) 03:36:53.60 ID:K9Bxefuwo
~5分後~

上条「どっちだ……」1枚

黒夜「どっちかなー?」2枚

上条「右……かな……」スッ

黒夜「へぇー」

上条「……左か」

黒夜「ほぉー」

上条「くそっ!どっちなんだっ!?」


ルチア「さっきから、あれの繰り返しですね……」

フ口リス「そうだね……」

御坂妹「まさか、罰ゲーム足しただけであんなに白熱するとは……」

ルチア「罰ゲームとかありましたっけ?」

御坂妹「さっき、あの2人が勝手に作ってましたよとミサカは先程、黒夜から教えてもらった事を話します」

フ口リス「どんな罰ゲームだった?」

御坂妹「風呂掃除みたいですよ」

ルチア「子供ですね……」

252: 2011/09/11(日) 03:37:21.29 ID:K9Bxefuwo
上条「……こっちだ!」バシッ

黒夜「残念でしたっ!」

上条「くそっ…」

黒夜「それじゃ、次は私だ」

上条「ちょっと待て」マゼマゼ


そう言うと、上条は机の上に2枚のカードを並べた。


上条「よしっ!右と左どっちだ!」

黒夜「むむむ……」


フレンダ「食べ終わったよー」テクテク

フ口リス「味はどうだった?」

フレンダ「美味しかった訳よ!」

ルチア「良かったです」

フレンダ「ところで……。まだ、終わらないの?」チラッ

御坂妹「たぶん、すぐ終わりますよ」

253: 2011/09/11(日) 03:38:36.02 ID:K9Bxefuwo
黒夜「…………右だぁぁぁぁぁあああああっ!」バシッ




上条「…………」




黒夜「……やったぁぁぁぁぁっ!」バンザーイ

上条「畜生……。やっぱり、こうなるのか」ガックシ

黒夜「………と、当麻」

上条「なんだ?」チラッ

黒夜「風呂掃除任せたぞっ!」グッ

上条「…………仕事が増えた」

テクテク テクテク

ルチア「やっと、終わりましたか……」

上条「おぉ……すまん。罰ゲームが有ったからな……」

フ口リス「早く片付けて、家の中を探索しよー」

黒夜「へーい」ガサガサ

上条「ケースは……どこだ」キョロキョロ

御坂妹「これですよとミサカはトランプのケースを差し出します」ヒョイ

上条「ありがとっ」ヒョイ

254: 2011/09/11(日) 03:40:20.38 ID:K9Bxefuwo
~上条家探索~

上条「さて!片付けも住んだし、家の中を回るか」

フ口リス「誰が案内してくれるの?」

黒夜「私がする」

御坂妹「頼みましたよ」

黒夜「任せろ」グッ


黒夜「じゃ、行くぞー」

フ口リス「はーい」


上条「どこが何の部屋か分かってるのか?」

黒夜「お前らが買い物行ってる間に探索してた」

上条「そうだったのか」

255: 2011/09/11(日) 03:40:58.06 ID:K9Bxefuwo
~1階~

黒夜「まず、今居るここがリビングだ」

フ口リス「うん」

黒夜「そして、あの扉の先は台所だ」ビシッ

フレンダ「ほー」

黒夜「ここは、こんなもんで良いだろ。じゃー、次行くぞ」

ルチア「はい」

テクテク テクテク


~廊下~

リビングから出て、すこし歩くと1つ目の扉が見えてきた。

黒夜「まず、ここが……」

ガチャ

黒夜「物置だ」

上条「結構広いな」

ルチア「もう、すでにいろいろ置いてありますね」キョロキョロ

フ口リス「あれは?」ビシッ

御坂妹「炬燵ですよ」

フ口リス「あれが……コタツか……」

黒夜「それじゃ、次行くか」

256: 2011/09/11(日) 03:41:27.35 ID:K9Bxefuwo
テクテク

黒夜「物置の横が……」

物置を出て、少し歩くと3つの扉があった。

黒夜「トイレだ」

上条「男子トイレ1つに、女子トイレは……なぜ2つあるんだ?」

フ口リス「そりゃ、年頃の女の子5人も居たらねぇ?」

フレンダ「必要な訳よ」

御坂妹「そうですよね」

ルチア「えぇ」

上条「そういうもんなのか……」

257: 2011/09/11(日) 03:42:57.66 ID:K9Bxefuwo
黒夜「そんで、トイレの横が……」

ガチャ

黒夜「洗面所で……」

テクテク

ガラガラッ

黒夜「洗面所の扉を開けると脱衣所があって、その先の扉を開けると風呂場だ」

黒夜達が脱衣所を通り、風呂場への扉を開けると、小さい旅館のような風呂場が出来ていた。

フ口リス「おぉぉー!少し小さいけど、大浴場みたいだね」キョロキョロ

御坂妹「おっ、ケ口リン♪」

上条「風呂は男女一緒なのか?」

ルチア「男1人の為に、もう1つ風呂場は作ろうとは思いませんよ」

上条「そうだな」

御坂妹(いつ乱入しましょう……)

ルチア(まずは、一緒に入る事から……)

黒夜(メイドだし、『お背中御流しいたします』とかで一緒に入れるかな……)

フレンダ(背中の洗いっことかで……)

フ口リス(みんな、同じこと考えてそうだな)

258: 2011/09/11(日) 03:44:07.29 ID:K9Bxefuwo
黒夜(他に作戦は………後で考えるか)

黒夜「じゃー、リビングに1回戻るぞ」

フ口リス「おー」

テクテク テクテク


~庭~

黒夜「ここが庭だ」

ルチア「ふむ。広々として、日当たりも良さそうですね」

フ口リス「ドア開けないの?」

上条「今開けたら、光に虫が寄って来てリビングが虫だらけになるし、寒い」

フ口リス「それもそうだね……」

黒夜「とりあえず、よく使う場所を案内したけど、こんなもんで良いかな?」

上条「あぁ。ちなみに他に部屋どんな部屋があるんだ?」

黒夜「書庫と和室ぐらいかな」

御坂妹「ということは、各個室は2階ということですねとミサカは推測します」

黒夜「おぉ」

フレンダ「それじゃ、2階に行く訳よ!」

259: 2011/09/11(日) 03:45:12.93 ID:K9Bxefuwo
~2階~

テクテク テクテク

上条「結構部屋ある感じだな」キョロキョロ

黒夜「あぁ」

フレンダ「どんな部屋があるか楽しみな訳よ!」


黒夜「じゃあ、まず階段上がったら、すぐのこの部屋は……」

ガチャ

黒夜「衣装室だ」

上条「どんな衣装があるんだ?」

ルチア「これは、チアですかね」

フレンダ「学生服に、いろんな職業の制服まであるね……」キョロキョロ

フ口リス「あっ!浴衣と着物がある!」ワーイ

上条「着たかったのか?」

フ口リス「うんっ!」コクリッ

御坂妹「普通の物と極端に短い物がありますねとミサカは着る時はどちらを着ようか悩みます」

黒夜「替えのメイド服は……ちゃんと有るな」

260: 2011/09/11(日) 03:46:27.39 ID:K9Bxefuwo
黒夜「じゃー、次ー!」

テクテク テクテク


黒夜「衣装室の横は……」

ガチャ

黒夜「シアタールームで良いのかな?」

上条「そうだろうな」

フレンダ「これは、絹旗が喜びそうな訳よ!」

黒夜「なんか、毎日映画のDVD持ってきそうだな」

御坂妹「それは楽しみですとミサカはまだ見たこと無い映画というものに興味津々です」ワクワク

ルチア「私もどんな物が有るのか楽しみです」ワクワク

フ口リス「怖いのは、持ってきて欲しくないなー……」

上条「じゃあ、フレンダ。絹旗に『ホラー系の映画のDVDかBD有ったら持って来い』って伝えて」

フレンダ「分かったって訳よ!」カチカチ

フ口リス「ひどいっ!」

ルチア「フ口リスだけ見に来なければいいのでは?」

フ口リス「1人じゃ寂しいもん……」



黒夜「おーい。そろそろ、次行くぞ」

261: 2011/09/11(日) 03:47:01.42 ID:K9Bxefuwo
黒夜「あと、5部屋は各個室だ」

上条「ふーん………ん?」

黒夜「どうした?」

上条「なんで、5部屋なんだ?」

黒夜「さぁ?なぜか一部屋だけ、2人部屋だった。そしてベッドは1つだ」

御坂妹「と、言うことは……」

ルチア「誰かと誰かが……」

フ口リス「同じ部屋って事だね」

フレンダ「どうする?」

上条「じゃあ、俺は1人部屋で……」

御坂妹「ちょっと、待ちなさい」ガシッ

上条「え!?」

フ口リス「当麻は、2人部屋決定だからね」

上条「……なんでっ!?」

ルチア「ここからは、私たちだけで会議しますので、当麻さんはリビングに戻っててください」

上条「俺の意見は?」

黒夜「知るか。そんなもん」

上条「…………不幸だ」

262: 2011/09/11(日) 03:47:43.87 ID:K9Bxefuwo
~リビング~

上条「会議長いな……」

上条「……今何時だ」チラッ


時計<21時10分なんだよ!


上条「9時過ぎか……」

携帯<トケイハラン・グ・ドシャ♪

上条「おっ!メールだ」

パカッ

上条「アンジェレネからか。珍しいな」

263: 2011/09/11(日) 03:48:51.57 ID:K9Bxefuwo


 日付:20xx/x/x 21:10
 From:アンジェレネ
 sb:捜索願い
 ───────────────────
 こんにちは。お久しぶりです。
 実はシスター・ルチアが朝から居ないんです!
 今、寮内をみんなで探してます。
 もし、そちらで見かけたら情報お願いします。
 
 あと、そちらにしか売ってないお菓子とか有り
 ましたら送ってください!

264: 2011/09/11(日) 03:49:54.44 ID:K9Bxefuwo
上条「気付いたか……。どうしよう?」

上条「ルチアが帰ってきたら聞けば良いか。……お菓子は何送ろうかな」

上条「甘いものでも送っとけば良いか……」

上条が贈り物の中身を考えていると、ドタドタと階段を下りてくる音がした。

ガチャ

フレンダ「決まった訳よ」

上条「おお!やっとか……。で、どうなったんだ?」

フレンダ「チッ」シュッ

次の瞬間、フレンダから繰り出された蹴りが上条の脛に当たった。

上条「いっ……がっぁぁ……うぉぉぉぉぉ……」

見事に決まったのか、上条は余りの痛みに悶絶した。

上条「あぁぁぁっ!……いきなり、何すんだよっ!」

フレンダ「何でもない訳よっ!」プイッ

御坂妹「まぁまぁ、フレンダ落ち着いてください。ミサカも少しイライラしてますが抑えてるんですよ?」

フレンダ「むぅ……。でも、納得出来ない訳よっ!」

ルチア「少しは落ち着いてください。当麻さんと2人っきりなれるチャンスは幾らでも有る筈ですよ…………たぶん」

フ口リス「そぉーだぁーよぉー」ニヤニヤ

黒夜「クソが……」

265: 2011/09/11(日) 03:51:49.67 ID:K9Bxefuwo
上条「早く、どこの部屋か教えてくれよ……」サスサス

フ口リス「ワタシと同じ部屋だよっ!」ブイッ

上条「そうか……」

フ口リス「なんで、ちょっと嫌そうなの?」

上条「そっ、そんな事は無い!」

フ口リス「ホント?」

上条「あぁ!本当さ。フ口リスと同じベッドで寝れて上条さんは嬉しい限りですよ」

フレンダ「え?」

黒夜「あぁ?」

ルチア「今何と?」

御坂妹「銃は鞄の中に……」ガサガサ

フ口リス「イヤンっ///」

266: 2011/09/11(日) 03:52:53.25 ID:K9Bxefuwo
上条のその発言により、リビングは瞬く間に殺気に満ちた空間となった。

上条「………………逃げろっ!」

上条は殺気を感じ取り、その場を離れようとするがすでに遅かった。
上条の四肢をそれぞれフ口リス以外の女たちに掴まれていた。

上条「…………どうする気でせうか?」

黒夜「別に、なァァァンにもしねェよォ」

上条「口調が…………。フ口リス助けてぇぇぇ!」

フ口リス(一緒に寝るって事はあんな事やこんな事まで……まだ早いよ///)

上条の叫びも空しく、フ口リスは真っ赤な顔をして妄想に耽っていた。

上条「あぁ………」

御坂妹「覚悟は出来ていますかとミサカは鈍感ウニ野郎に問いかけます」

上条「…………不幸だああああああぁぁぁぁぁぁっ!」

290: 2011/09/18(日) 06:03:53.13 ID:+qlcQBPBo
~リビング~

上条「いてて………」

フ口リス「大丈夫?」


上条は、自分の一言で怒らせてしまった4人の女性たちによる制裁を受け終え、フ口リスに看病してもらっていた。
その制裁は凄まじく、ビンタや蹴り、関節技だけではなく、御坂妹による毒霧からのカナディアン・デストロイヤーなども有った。


フ口リス「じゃあ、次は右のほっぺ出して」

上条「はい……」スッ

フ口リス「すこし沁みるよー」ポンポン

上条「ん。…………おっ!」ビクッ

フ口リス「このくらい我慢してよ」

上条「すまん……」

フ口リス「じゃあ、絆創膏貼るね」ガサガサ

ペタッ

フ口リス「はい。終わりっー!」

上条「ありがとな、フ口リス」ナデナデ

フ口リス「いえいえ///」

291: 2011/09/18(日) 06:04:39.98 ID:+qlcQBPBo
上条「この後、どうするんだ?」

フ口リス「んー………お風呂入る?」

上条「パジャマとか有るのか?」

フ口リス「…………ない」

上条「…………衣装室から何か取ってくるか」

フ口リス「うんっ!」


~衣装室~

上条「丁度良いの有るか?」

フ口リス「んー」

フ口リスは、衣装室に掛かっている衣装を自分の体に合う物か調べている。

フ口リス「これはどうかな?…………少し小さいな」

上条「この箱はなんだ?」

上条が棚から取り出したのは箱の中には、体操服とブルマが入っていた。

上条「フ口リスこれは?」

フ口リス「んー…………こういうの着てたら興奮するの?」

上条「ぶっ!いきなり、変な事言うなよ!」

フ口リス「どうなの?どうなの?」ズイズイ

上条「まぁ……。す、少し位はするんじゃねぇのか…」

フ口リス「じゃー、これを今日の寝間着にするかな」

292: 2011/09/18(日) 06:05:15.68 ID:+qlcQBPBo
~リビング~

フ口リス「当麻はパジャマあるの?」

上条「おう!2着ぐらい持って来てるぞ」

フ口リス「じゃあ、お風呂行こー!」

フ口リスは上条の手を引っ張るが、上条は動こうとしない。

上条「えっ?」

フ口リス「えっ?」

上条「何してるんだ?」

フ口リス「えっ…。一緒に入らないの?」

上条「なんで?」

フ口リス「えと、そ、それはn『フ口リスゥ~?』………」

黒夜「当麻は今日、風呂掃除があんだよ」ゴゴゴ

ルチア「私たちは先に入りましょうねぇ」ゴゴゴ

フ口リス「はっ……は…い……」

御坂妹「早く参りましょうかとミサカはフ口リスを引き摺りだします」


その後、フ口リスは御坂妹とルチアに引き摺られ、リビングを出て行く。
その際に、黒夜はメイド服の施錠を上条の力で解いてもらった。


フレンダ「初日から、そんな事はさせない訳よ!」

293: 2011/09/18(日) 06:10:28.76 ID:+qlcQBPBo
~風呂場~

風呂場では5人の少女が各シャワーの前で椅子に座り、身体を洗っていた。


フ口リス(せっかくのチャンスを逃した……けど、一緒に寝れるから良いや♪)ニヤニヤ

ルチア「……何さっきからニヤニヤしてるんですか」

フレンダ「絶対に淫らな妄想してる訳よ!」

フ口リス「してないよー……えへへ///」


黒夜「なぁ……」

御坂妹「どうしました?」

黒夜「フ口リス後で沈めようぜ」ニヤリ

御坂妹「加勢しますよ」ニヤリ

294: 2011/09/18(日) 06:11:17.08 ID:+qlcQBPBo
~入浴~

ルチア「ふぅー……」

フレンダ「ふぃ~……」

フ口リス「落ち着くねぇ~……」

御坂妹「あぁぁ~……」


黒夜「…………ババァばっかりだな」


 「「「「あぁ?」」」」


黒夜「ごめんなさい」

御坂妹「これからは言葉に気をつけてくださいねとミサカは貧にゅ……黒夜に注意します」

黒夜「おぃ。今、貧Oって言ったろ」

御坂妹「な、なんの事か分かりませんねー」

ルチア(今の口調……どこかで聞いた気がする)

黒夜「そう言うテメェもねぇじゃねーかっ!」

御坂妹「黒夜よりは有りますよ」

黒夜「なんだとっ!」

フレンダ「そこの貧Oお二人さん落ち着く訳よ」

黒夜「うるせぇ!テメェも貧の方だろうがっ!」

フレンダ「なんだとっ!こんにゃろーっ!」

295: 2011/09/18(日) 06:12:42.01 ID:+qlcQBPBo
フレンダ「あんた等2人よりかはある訳よ!」

黒夜「あんま変わらねぇだろ」

御坂妹「そうですよ」

フレンダ「ぐぬぬ……」


フ口リス「あんまり暴れないで欲しいね」

ルチア「そうですよ。胸の大きさ位で喧嘩なんて……」


フレンダ「…………大きさは大事な訳よ」

黒夜「そうだ」

御坂妹「そうですよ」

フレンダ「フ口リスは………」

御坂妹「一般的な大きさより少し大きいですかね?」

黒夜「だな」

フレンダ「ルチアは………」

黒夜「1番でけぇな」

御坂妹「ずるいですとミサカはルチアの胸を羨ましがります」

296: 2011/09/18(日) 06:13:09.66 ID:+qlcQBPBo
~20分後~


フ口リス・黒夜・御坂妹・ルチア


御坂妹「………プハッ」

黒夜「…………」ブクブク

フ口リス「3回戦は黒夜の勝ちーっ!」

黒夜「…………」ブクブ

フ口リス「黒夜ー」

黒夜「…………」

御坂妹「もう終わりましたよとミサカは黒夜を引き揚げます」ザバァ

御坂妹が隣に沈んでいる黒夜を引き揚げると、彼女はぐったりした状態だった。

黒夜「…………」グデー

フ口リス「…………」

御坂妹「…………」

フ口リス「ま、まだっ、おb、溺れたばっかりだから」

御坂妹「こ、こういう時は、あ、焦らず、おお、おっ落ち着いて、じ、人工呼吸を」

297: 2011/09/18(日) 06:13:59.18 ID:+qlcQBPBo
フ口リスと御坂妹が慌てていると、床に打ち揚げられた黒夜の元にルチアが近寄ってきた。

ルチア「貴方こそ落ち着いてください」

フ口リス「深呼吸しよう!深呼吸!」フゥー

御坂妹「は、はいとミサカは深呼吸をして心を落ち着かせます」フゥー

ルチア「取り合えず人工呼吸しますね」

そう言うと、ルチアは黒夜に人工呼吸を始めた。

ルチア「んっ………ん……」

黒夜「…………」

フ口リス「だ、だ大丈夫だよね?」

御坂妹「大丈夫だと思います」

298: 2011/09/18(日) 06:14:39.13 ID:+qlcQBPBo
~2分後~

黒夜「……んー……ゲホッ!ゲホッ!」

ルチア「ふぅ……」

フ口リス「おっ!」

御坂妹「ふぅ……なんとかなりましたね」

黒夜「ゲホッ!……ぁあー……」

ルチア「大丈夫ですか?」

黒夜「あぁ……なんとか……」

フ口リス「良かったぁ」フゥ

ルチア「全く……助かったから良かったですがゲームだからってやりすぎはいけませんよ」

黒夜「……あぁ」

ルチア「次からは気を付けてくださいね」

黒夜「分かった。…………なぁ、ルチア」

ルチア「どうしました?」

黒夜「……あっ、ありがとよ///」

ルチア「慣れてないんですね」

黒夜「うるせぇ」

フ口リス「じゃあ、そろそろ出ようか」

ルチア「はい」

299: 2011/09/18(日) 06:15:16.33 ID:+qlcQBPBo
~黒夜と御坂妹が潜水ゲームを始めたころのリビング~

フレンダ「うぃぃ~」ガタガタ

フレンダは浴衣を着て、マッサージチェアーに座っていた。

フレンダ「おぉぉ~」モミモミ

上条「気持ちよさそうだな」

フレンダ「最高な訳よぉぉ~」モミモミ

上条「なぁ、フレンダ」

フレンダ「なぁ~にぃ~」ガタガタ

上条「そんな旅館で着るような浴衣、衣装室にあったか?」

フレンダ「自分の部屋に置いてあった訳よ」グリグリ

上条「そうか。……じゃあ、そのコーヒー牛乳は?」

フレンダ「脱衣所の冷蔵庫に入ってたよぉぉ~」モミモミ

上条「冷蔵庫なんてあったのか……」

フレンダ「うぃぃ~」ガタガタ

上条「じゃあ、あいつらが出てくるまでのんびりしてるかな……」ゴロン

フレンダ「うぃぃ~」モミモミ

300: 2011/09/18(日) 06:16:04.55 ID:+qlcQBPBo
~20分後~

フレンダ「スー……スー……」zzz

上条「ん?寝てるのか?」チラッ

フレンダの寝息が聞こえた上条は彼女の元へ近寄ってみる。

上条「おぉぅ……」ゴクリ

フレンダ「…スー…スー…」zzz

上条の目の前にいるフレンダの浴衣は、椅子の振動や彼女の寝相で乱れてしまっていた。
そのお陰で、上条からは彼女の胸だけではなく下のほうも微かに見えていた。

上条「ふむ……。揉み易そうな良い胸だな…………って、俺は何を考えてるっ!!」

フレンダ「………ん……」zzz

上条「どうしよう……。取り合えず、さっき被ってたブランケットでも羽織らせておくか」

そう言うと上条は、先程まで自分が寝転がっていた所にブランケットを取りに戻る。

上条「よいしょっと」バサバサ

ブランケットを少し叩き、再びフレンダの元へ行く。

上条「いくら暖房が効いてても、浴衣一枚じゃ風引くかもしれないしな……」バサッ

フレンダ「…んー……」zzz

上条「まぁ、その内起きるだろうし、今はこのくらいでいいかな」

301: 2011/09/18(日) 06:16:53.12 ID:+qlcQBPBo




ワイワイ ワイワイ

上条「おっ!出てきたか」

フレンダ「……スー……スー…」zzz

ガチャ

フ口リス「いい湯だったよー!」

黒夜「あぁぁ……まだ、ボッーとする」フラフラ

上条「のぼせたのか?」

ルチア「いいえ」

上条「じゃあ、何があった?」

御坂妹「溺れてちょっと気絶した位ですよとミサカはお風呂で起きた事を説明します」

上条「大丈夫か?」

黒夜「あぁ……気にすんな。ちょっと休む」

御坂妹「ちゃんと腕に捕まっててください」

黒夜「悪いな……」

上条「………まぁ、無事で良かったか」

302: 2011/09/18(日) 06:18:07.84 ID:+qlcQBPBo
フ口リス「ねぇ当麻」

上条「どうした」

上条が振り向くと、衣装室で渡した寝間着?を来たフ口リスがいた。
しかし、サイズが少し小さいのか腹部が偶にチラッと見えてしまう。

フ口リス「ど、どうかな///」モジモジ

上条「……よ、良いと思います」

フ口リス「ホントっ!」ピョン

彼女が少しジャンプすると服が捲り上がり、綺麗な白い肌が露になる。

上条「おおぅ……」

上条(ブラが見えなかった気がした……聞いてみるか)

上条「なぁ」

フ口リス「なに?」

上条「その………下着は……着てるよな?」

フ口リス「着てないよ」

上条「はあっ!?」

フ口リス「どうしたの?」

上条「なんで着てないんだよっ!」

フ口リス「面倒くさかったし……それに」

上条「それに?」

303: 2011/09/18(日) 06:19:06.63 ID:+qlcQBPBo
フ口リス「こういうの好きかなぁって思って……」

上条「」

フ口リス「いや……その……///」


ルチア「当麻さんお風呂はどうしたんですか?」

フ口リス「あっ!ちょっと邪魔しないd『あっ、そうだったなぁーははは』

フ口リス「えっ」

上条「じゃ、お風呂入ってくる」ピューン

フ口リス「あっ……行っちゃった」

ルチア「独り占めにさせる気はありませんよ」

フ口リス「クソッ……ライバルが多いと大変だ」

ルチア「どんどん増えてきますからね。独り占めは難しいですよ」

フ口リス「別に良いもんっ!あ、後で抱き締めてもらう予定だから///」

ルチア「……まぁ、頑張って下さいね。当麻さんが気付くのには時間が掛かりますよ」

フ口リス「むぅ……何か良い作戦は……」

ルチア「良い案を見つけても、当麻さんはそれをぶち壊しそうですね」

フ口リス「確かに……」

304: 2011/09/18(日) 06:20:57.72 ID:+qlcQBPBo
~風呂場~

上条(今日も大変だったな)

上条(いつも以上に殴られた気がする…)ゴシゴシ

今日の事を思い出しながら身体を洗っていると、ふと有る事に気付いた。

上条「あっ。今日は道で絡まれたりすることはなかったな!」

上条「いつもに比べたら、不幸じゃなかったかもしれないな」ゴシゴシ

そういう事も思いつつ、シャワーで身体に付いた泡を流していく。

キュッ キュッ

上条「さて、のんびり浸かるとするかな」


上条が蛇口を閉め、風呂の方へ振り返る。
しかし、彼は不幸である。
道で絡まれたりする事がなかった分がここで回ってきたかもしれない。


上条「湯が……ない……」

理由は分からないが、女性組が入った頃には大量に有ったお湯が今の湯船にはお湯は残っていない。
誰かが栓をうっかり外してしまったのか……。

上条「………風呂に入れず、掃除か」


上条「不幸だ……」

305: 2011/09/18(日) 06:21:24.22 ID:+qlcQBPBo
~10分後~

一旦風呂場を出て、服を着て来た上条は風呂場の掃除をしていた。

上条「デカイと……疲れるな」ゴシゴシ

湯桶や椅子を洗い終え、風呂場の床を掃除していると脱衣所と風呂場を繋ぐ扉が開いた。

御坂妹「お疲れ様ですとミサカは風呂掃除をしている当麻さんを応援しに来ました」

上条「……その為のだけに来たのか?」

御坂妹「えぇ」

上条「手伝いは?」

御坂妹「しません」

上条「…………」ゴシゴシ

御坂妹「もしかして、お手伝いした方が良いでしょうかとミサカはお疲れ気味の当麻さんに質問します」

上条「あぁ。出来れば手伝って欲しい」

御坂妹「しょうがないですね。ミサカの本気見せてやりますよ」

上条「おう!有り難い!」

御坂妹「どこ掃除すればいいですかね」

上条「じゃあ……風呂に水撒いてブラシで擦ってくれ」

御坂妹「分かりました。では、濡れるといけないのでズボンは脱いで来ますね」

上条「あいよ。さて、残り頑張るか」ゴシゴシ

306: 2011/09/18(日) 06:22:11.87 ID:+qlcQBPBo
ズボンを脱ぎ、少し大きめのTシャツ一枚になった御坂妹が上条のお手伝いを始める。

御坂妹「じゃあ、まずホースで水を………ホースはどこにありますか?」

上条「左から2つ目の所に刺さってるぞ」ゴシゴシ

上条に言われた通り、左から2つ目の蛇口を見るとホースが填めてあった。

御坂妹「これですね。では、お掃除を開始します」キュッ

御坂妹が勢い良く蛇口を捻ると、水の勢いが強くミサカの手でホースが暴れてしまった。

御坂妹「きゃっ!」

上条「どうした」クルッ

御坂妹の驚いた声を聞き、上条が目線をずらす。

上条「うおっ///」クルッ

上条は御坂妹の様子を見るなり、目線を元の位置より更に遠くへ向けた。
なぜなら、暴れたホースから飛び出た水のせいで彼女のシャツは透けてしまっていた。

御坂妹「おや、下着が丸見えになってしまいましたね」

上条「とっ、ととりあえず着替えて来い」

御坂妹「こういうシチュエーションには興味はないんですかとミサカは顔を赤くしている当麻さんに聞いてみます」

上条「………あり…ます」

御坂妹「当麻さんは濡れ濡れですけすけが好きと……」カキカキ

上条「何メモってんだっ!早く着替えて来いよっ!」

御坂妹「しょうがないですね。でも、今の事はMNWに流しておきますね」

上条「えっ!?」

307: 2011/09/18(日) 06:22:41.36 ID:+qlcQBPBo
御坂妹「じゃ、着替えてきますね」

そう言い残して、御坂妹は風呂場を後にした。

上条「全く俺にプライバシーってものはないのか……」

上条「はぁ……。早く掃除終わらせるか」ゴシゴシ


~10分後~

上条「ふぅ……。やっと終わった」

御坂妹「やっと終わりましたねとミサカは達成感を味わいます」

上条「お前、何もしてないだろ」

御坂妹「バレてましたか」

上条「うん」

御坂妹「じゃあ、後片付けはミサカがしますね」

上条「頼んだぞ。じゃあ、窓閉めるくる」

御坂妹「分かりましたとミサカはブラシを片付け出します」

308: 2011/09/18(日) 06:23:29.16 ID:+qlcQBPBo
~リビング~

風呂掃除を終えた2人はリビングでコーヒー牛乳を飲みながら寛いでいた。

上条「ぷはっ!やっぱり風呂上りにはこれだよな」

御坂妹「美味しいですねとミサカはまた新しい事を知れて嬉しいです」

上条「にしてもこれ無くなったら、自分達で買いに行けばいいのか?」

ルチア「誰かが届けにくる可能性もありますよ」

上条「そうだよな」

フレンダ「まぁ、無くなれば分かる訳よ」

黒夜「あと何本あった?」

御坂妹「12本です」

フ口リス「じゃあ、1人1日1本で明後日には無くなるね」

黒夜「1人1本だからな」

上条「分かってるよ」

御坂妹「そういう事を言い出すと無くなった場合一番最初に怪しまれますよ」

黒夜「1日1本で十分だよ」

フ口リス「3本飲んだらダメだからね」

黒夜「はいはい」

309: 2011/09/18(日) 06:24:03.07 ID:+qlcQBPBo
上条「あっ」

フ口リス「どうしたの?」

上条「なぁ、ルチア」

ルチア「何ですか?」

上条「アンジェレネが気付いたぞ。メールも来たし」

ルチア「とうとう気付かれましたか……。返信はしたんですか?」

上条「いや。ルチアに言ってから返信しようと思ってた」

ルチア「そうですか。では、学園都市にはいないと伝えてください」

上条「ん?なんでだ」

ルチア「えー……理由はどうでも良いのですっ!いないと伝えればいいのです」

上条「おっ、おう。分かった…」

上条「じゃあ、携帯は………フ口リス取ってくれ」

フ口リス「はーい」

上条に頼まれ、フ口リスは自分の座っている所の近くにある携帯を取りに行く。

フ口リス「はい。どうぞ」

上条「ありがとう」

310: 2011/09/18(日) 06:24:46.44 ID:+qlcQBPBo
フ口リスから携帯を受け取り、それを開くと新着のメールが2件届いていた。

上条「ん?誰からだ」

メールボックスを開くと、『神裂火織』と『レッサー』からメールが届いていた。
2人のメールを読むと、2人共アンジェレネと内容はほとんど一緒だった。

上条「……フ口リス」

フ口リス「ん?」

上条「レッサーにこの事伝えたか?」

フ口リス「ううん。1人で勝手に来たよ」

上条「レッサーにもバレたし……神裂にもバレたぞ」

御坂妹「バレたらいけないのですか?」

上条「いけないって訳ではないけど……」

フ口リス「まぁ、この場所が分かっちゃったら……」

ルチア「イギリスから人が流れ込んでくるでしょうね」

フレンダ「どれくれい?」

ルチア「まぁ、男女合わせて20人は来るでしょうね」

フ口リス「ほとんど、女子だと思うけど」

黒夜「どんだけ旗立ててんだ……」

上条「旗?」

311: 2011/09/18(日) 06:25:23.13 ID:+qlcQBPBo
上条「まぁ、いいや。取り合えず、こっちには来ていないって送っとくぞ」

フロア「「ハイ」」

上条は返信の文を作り、メールを送ってきた3人に一斉に返信する。

上条「さて、どうなるか」


~2分後~

携帯<ワクワクwill!ドキドキWill!

上条「おっ!レッサー早いな」

上条「どれどれ」

312: 2011/09/18(日) 06:27:56.31 ID:+qlcQBPBo
 日付:20xx/x/x 23:08
 From:レッサー
 sb:
 ────────────────────
 本当は居るんじゃないですか?
 探査系の魔術を使ったら、学園都市にいるみた
 いです。しかも、ルチアも近くに居るということに
 なってますけど。
 
 ちなみに、今はイギリス清教の女子寮にいます
 が、フ口リス捜索のため少し経ったらそちらに向
 かいますね。

 P.S.
 私のせくしぃな衣装に期待しててくださいっ!

313: 2011/09/18(日) 06:28:26.41 ID:+qlcQBPBo
黒夜「内容はどんな感じだ?」

上条「えーっと……居場所もバレてるぞ」

フロア「「えっ!?」」

上条「レッサーとかが女子寮に行って、探査系の魔術を使ったみたいだな」

フ口リス「レッサーのやろう……」

御坂妹「バレてるって事は、この家に沢山人が来ることになりますね」

フレンダ「お客さんが増えるって訳よ」

上条「もっと、食べ物買っておけば良かったな」

黒夜「明日は日曜日だし、全員で買い物行くか?」

上条「そうだな。荷物も増えそうだし」

フレンダ「じゃー、明日はみんなでお買い物に決定な訳よ!」

御坂妹「わーい」


フ口リス「いつの間にか、明日の予定の話になってる……」

ルチア「もう、乱入されるのは決定な感じですね」

フ口リス「そうだね」

314: 2011/09/18(日) 06:29:41.15 ID:+qlcQBPBo
その後、すこし談笑していると…

時計<0時なんだよ!

その声と共にゴーンという鐘の音が家の中に響き渡る。

上条「もう12時か」

御坂妹「ミサ…カはそろそろ…眠たくな……って来ました」ウトウト

ルチア「私もそろそろ寝る時間ですので…」

黒夜「早いな」

上条「じゃあ、悪いけど。御坂妹を部屋まで連れてってくれないか?」

ルチア「分かりました。行きますよミサカ」

御坂妹「……はい。ふぁーぁぁ」

フ口リス「でっかい欠伸しちゃって」

ルチア「それでは、おやすみなさい」

御坂妹「おやすみ…なさい」ウトウト

  「「「「おやすみ(な訳よ!)」」」」

315: 2011/09/18(日) 06:30:31.26 ID:+qlcQBPBo
黒夜「トイレ行ってくる」

フ口リス「ワタシもー」

2人がトイレに向かい、リビングにはフレンダと上条の2人になった。

上条「さて、何しよう」

フレンダ「んー」カチャカチャ

上条「何してるんだ?」

フレンダ「爆弾作ってる訳よ」カチカチ

上条「えっ」

フレンダ「これを……ここに…」グリグリ

上条「……ここで爆発は起こすなよ」

フレンダ「今まで、製作中に爆発させたことは無いから大丈夫な訳よ」

上条「そうか……」

上条(不安だ……)

316: 2011/09/18(日) 06:31:21.41 ID:+qlcQBPBo
時は流れ…

時計<1時なんだよ!


黒夜「んー……ねみぃ」ゴシゴシ

1人は睡魔に襲われ始め


フレンダ「んー……これを挟んで…」カチャカチャ

1人は爆弾製作に励み


フ口リス「…スー……」Zzz

上条「寝ちゃったか……」

1人は上条の肩を借りて寝ていた。

上条「起こさないように持ってあがるかな」ナデナデ

フ口リス「……んー……」Zzz

317: 2011/09/18(日) 06:31:57.48 ID:+qlcQBPBo
~30分後~

フレンダ「よしっ!出来た。あとは、これをぬいぐるみに……」グイグイ

フレンダ「完成な訳よ!」

ようやく、爆弾製作を終えたフレンダ。

フレンダ「んっー!」

腕を高く伸ばし、腕の疲れを取る。

フレンダ「………あれ?」

腕を下ろし、辺りを見回すと誰も残っている者は居なかった。

フレンダ「みんな寝ちゃったのか……。私もそろそろ寝よう」

フレンダがソファーから腰を浮かすと、リビングの扉が開いた。

フレンダ「ん?」クルッ

上条「おっ。やっと終わったのか」

フレンダ「うん。当麻はまだ、寝てなかったの?」

上条「あぁ。フ口リスと黒夜をベッドに寝かせて、今は戸締りをチェックしてるところだ」

フレンダ「そうなんだ」

上条「じゃ、台所見てくるから机の上の奴ちゃんと片付けとけよ」

フレンダ「はーい」

318: 2011/09/18(日) 06:33:28.12 ID:+qlcQBPBo
フレンダ「さて、自分の部屋に持って帰るかな」

上条「1人で全部持てるか?」

フレンダ「大丈夫な訳よ」

上条「じゃあ、気をつけて階段昇れよー」

フレンダ「うん。それじゃ……チュッ…」

フレンダは上条に近寄り頬に軽くキスをした。

フレンダ「毛布掛けてくれたお礼な訳よ///」

上条「おっ、お、おう///」

フレンダ「そ、それじゃ、おやすみな訳よ///」

上条「お、おっおやすみ///」

赤くなった顔を逸らしながらフレンダは道具や作った爆弾を持って、部屋を後にする。

上条「……柔らかかったなぁ」

フレンダの唇の感触を呟きながら、上条はポーッとしながら突っ立っていた。

319: 2011/09/18(日) 06:33:59.79 ID:+qlcQBPBo
~数分後~

上条「さて、台所の鍵閉まってるか確かめに行くか……」

上条が台所に向かおうとすると、『パリーン!』、『ガシャン!』という音が台所から聞こえた。

上条「なんだ?」

上条「…………泥棒じゃないよな」

泥棒じゃなく、不安定に重なった皿が落ちた音だと願いつつ台所への扉を開く。

上条「……誰かいるんですかー?」

しかし、台所から人の声はしなかった。

上条「皿は落ちてないな」

台所の扉を半分開けながら、中の様子を覗う。

320: 2011/09/18(日) 06:34:33.48 ID:+qlcQBPBo
上条「やっぱり、誰か居るのか……」

拳を握り、慎重に台所の内部に歩み始める。

上条「誰か居るんなら、出て来い」

上条が誰も居ないはずの空間に話しかける。

「あいてっ!」

上条「やっぱり、誰か居るな」

上条は人の声がしたほうにゆっくりと足を進めていく。

「ん?」

上条「え?」

そこにはダボダボになったコートを着ている茶髪の女の子が居た。

「あんただれ?」

上条「……上条ですけど」

「なまえは?」

上条「当麻……上条当麻」

「とうまだね」

上条「あぁ」

321: 2011/09/18(日) 06:37:36.66 ID:+qlcQBPBo
上条「お前は誰なんだ?」

「私?」

上条「うん」

「私の名前は―――――――――

322: 2011/09/18(日) 06:41:56.73 ID:+qlcQBPBo
茶髪とコートで誰が小さくなったかは分かりますよね。

今日はここまです。
ありがとうございました。

それでは、また次回!
【禁書目録】上条「新しい家での暮らし」【後編】

引用: 上条「新しい家での暮らし」