688: 2013/06/26(水) 22:07:16.38 ID:YnudCfKSO

692: 2013/06/26(水) 22:20:47.31 ID:YnudCfKSO
垣根「気を取り直して歌うか、お前ら俺の美声に惚れるなよ?」



美琴「はい当麻、コーラのおかわり」


上条「サンキュ」


00001「一方通行、飲み物は?」


一方「コーヒー」



00003「録音したデータを観賞用と保存用に……」カタカタ…


削板「青汁美味い! もう一杯!」




693: 2013/06/26(水) 22:21:54.47 ID:YnudCfKSO
フィアンマ「見ろワースト! ポッキーのチョコとビスケットを完全に分離する事に成功した」ドヤッ!


番外「どうやったのソレ!!?」


打ち止め「なに歌おっかな~ってミサカはミサカはデンモクをいじってみる」ピッピッ


垣根「……グスン」ピッピッ


00002「ミ、ミサカはちゃんと聞いてますよ?」オロオロ




694: 2013/06/26(水) 22:26:40.32 ID:YnudCfKSO
垣根「いいもん、コレでテンション上げるもんね!」


CHA-LA HEAD-CHA-LA

[影山ヒロノブ]


美琴「ドラゴンボール……どんな願いでも叶うのよね?」


上条「もし実在したら神龍に俺の不幸をどうにかして貰いたいよホント……」


一方「オマエの場合、掴んだ瞬間ドラゴンボールが砕け散るだろォがな」


上条「ひ、左手で掴めば……」


削板「仮に七つ集めたとしても、中の星が黒いドラゴンボールで願いを叶えた後に全宇宙を探し回る羽目になりそうだな!」ハッハッハ!!


上条「俺の不幸は宇宙一だぜ!ってか??! やかましいわっ!!」




695: 2013/06/26(水) 22:37:10.36 ID:YnudCfKSO
垣根『光る雲を突き抜け Fry Away!』


00002『Fry Away!』


垣根『からだ じゅうに 広がるパノラマ~ 顔を 蹴られた地球が怒って』


00002『怒って~』


垣根『火山 を 爆発させるぅ~』



垣根『溶けた氷の中に
 恐竜がいたら 玉乗り仕込みたいね』


垣根『CHA-LA HEAD-CHA-LA!! 何が起きても気分は へのへのカッパァァァァ!!』



697: 2013/06/26(水) 22:44:09.31 ID:YnudCfKSO
垣根『CHA-LA HEAD-CHA-LA!! 胸がパチパチするほど! 騒ぐ元気玉ぁぁぁぁSpaeking!!』



00002「キャーッ垣根さ――んっ!!」


垣根「盛り上げるぜええええええっ! ウィィィイイイ!!」


上条「カッコいい歌だよな…」


美琴「うん、カッコいい歌ね…」


みんな(歌ってる垣根がパンツ一丁じゃなければ………)




699: 2013/06/26(水) 22:58:08.58 ID:YnudCfKSO
垣根『CHA-LA HEAD-CHA-LA!! 上条と御坂は今夜も―っ!』


上条「?」


垣根『ギシギシアンアンアンアンア~~ン……』



美琴「砂鉄の鞭――ッ!!」



>バッチ――ンッ!!!



垣根「スパンキィィィ――ングッ!!?」ギャァァ-!!!



削板「良い音したな」


00003「いえ、アレは普通なら皮膚がズル剥けるレベルです……」




701: 2013/06/26(水) 23:06:16.40 ID:YnudCfKSO
打ち止め「スパンキングってなに?ってミサカはミサカはあなたに質問してみる」



一方「フィアンマ……頼む……」


フィアンマ「よかろう。いいかな打ち止め、スパンキングとは……」


打ち止め「…ゴクリ」


フィアンマ「おしりペンペンの事だ」


打ち止め「成る程!ってミサカはミサカは納得してみたり」



番外「フィアンマの嘘つき」


フィアンマ「ソフトに言えば間違いではない」




702: 2013/06/26(水) 23:12:36.40 ID:YnudCfKSO
垣根「ぐおぉぉぉ! 地肌に砂鉄鞭は効くぅぅぅぅ!!」ゴロゴロッ!!


垣根「ハァ…ハァ……御坂テメェこの野郎! 痛ぇじゃねーか! クセになったらどーすんだ!!」



美琴「うるっさいバ垣根!! 前々から言おうと思ってたけどアンタね! 勝手に人のゴニョゴニョ…を盗撮したりなんだり自分がやってる事犯罪だって分かってる!?」



垣根「バカめ、まだ俺の事をよく分かってねェらしいな御坂」ヤレヤレ



美琴「はぁ??」



垣根「俺に…常識は通用しねぇ」キリッ!!



美琴「砂鉄鞭ッ! 砂鉄鞭ッ!! 砂鉄鞭ッ!!!」ビシッ! バシッ!! ピシャッ!!!



垣根「おうっ?! おふっ!! キャインッ!!」




705: 2013/06/26(水) 23:32:50.31 ID:YnudCfKSO
美琴「ふぅ、とりあえず男子勢は歌ったから次は私達ね」


上条「美琴、垣根は?」


美琴「パンツ一丁のままコンビニにリップクリーム買いに行かせたわ」


上条「……」



~コンビニ~


垣根「お会計お願いします」キリッ


店員「……400円です」(通報するべきなのかな……)



垣根「万札しかねーや。あ、お釣りは募金箱に入れといて」


店員「え……いいんですか??」


垣根「置き去りの子供達に僅かな潤いをってな」


店員「はぁ……」


垣根「じゃあな」キラーン☆


店員「……」


店員(何でパンツ一丁なんだろう……)



706: 2013/06/26(水) 23:38:57.77 ID:YnudCfKSO
美琴「えっと……コレにしよ」ピッピッ



笑顔に会いたい

[濱田理恵]



美琴『だ・け・ど 気になる 昨日よりもずっと 途切れた夢 2人の続きが知りたい』


上条(やっぱり可愛いなぁ……)


美琴『Ah 神様 時間を止めてよ 教科書…制服…まだ髪…乾かない』


美琴『Ah 助けて リボンが決まらないーっ アイツの 夢 見たせいよ…』


美琴『焦げかけのトーストかじったら……なぜか不意に 胸がときめいた』


708: 2013/06/26(水) 23:42:56.11 ID:YnudCfKSO
美琴『甘くて 苦い ママレード』


美琴『だ・か・ら 気になる こんな気持ちはなぜ? 今 一番……アイツの笑顔に会いたい……』


フィアンマ「ほう、綺麗な声じゃないか」


上条「……なあフィアンマ」


フィアンマ「?」


上条「美琴を変な目で見やがったら……ブチ頃すぞ?」ニッコリ



フィアンマ「……」


フィアンマ「ワースト……上条が恐い……」ガクガク…


番外「つんつんは怒ったら恐いよ」



710: 2013/06/26(水) 23:59:23.40 ID:YnudCfKSO
00001「では次はミサカが歌います」


垣根「リップクリーム買ってきたぞ~」ガチャ


一方「空気読めやドカスが」


垣根「何で俺こんなメッタうちなんだよ」


00001「えと……コレを歌います」



やさしい両手

[三谷朋世]


00001『冷たい手に引き寄せられ 流れて逝く 時を過ごし…遠くを見た その瞳に 何が映っているのだろう……』



一方「オマエら黙って聞けよ? 聞かなかったらその場で頃す」



みんな(すでにアンタが喋ってますがな……)




712: 2013/06/27(木) 00:05:42.92 ID:BvFnrXYSO
00001『月が照らす冷たい指に こぼれたのは冷たい涙 見上げた空 いつかの夢が 遠くで見つめている』


美琴(何でかしら……目から水が……)


上条(いい曲だなぁ……)


00001『暗闇に手を差し伸べて ここからはもう戻れない 気がつけば記憶の中に 閉ざされた私が見えた……』


00001『信じていたい あなたが来るのを いつの日かここで 巡り会うまで…感じていたい 時間(とき)がとまるまで 暖かい手で私に触れて……』


削板(うおおぉ……涙で前が見えねぇ……)


00003(あ、ハンカチ使いますか?)


削板(悪いな00003号、後で洗って返す)フキフキ


00003(いえお気になさらず……ゴクリ……)




713: 2013/06/27(木) 00:13:01.67 ID:BvFnrXYSO
00001『硝子の檻に囚われていた 溶けない想い 傷ついたまま 戻ることない暗闇の向こう 光が射しているだろう』


一方(オマエが俺に光をくれた、それは間違いねェ……)


00001『きっとまたこぼれる光 あたたかく包んでくれる 現実から 逃げようとして 大事なもの見失ってる』



フィアンマ(うむ、俺様も現実(3次元)から幻想(2次元)に逃げようとして何かを見失いかけたな)


番外(アンタの過去に何があったのさ)



714: 2013/06/27(木) 00:17:58.59 ID:BvFnrXYSO
00001『信じていたいあなたが来るのを いつの日かここで巡り会うまで』


00001『感じていたい 時間がとまるまで 暖かい手で私に触れて……』



00001『冷たい手に 引き寄せられ 流れて逝く時を過ごし…』


00001『遠くを見たその瞳に 何が映っているのだろう』


00001『何が映っているのだろう……』



垣根「……あ」プゥ~


一方「クキキキクカクキクコキケカカカカ」ズズズズ……


垣根「助けて友よ!」


みんな「ヤダ」


垣根「00002号!!」


00002「………逝ってらっしゃい、垣根さん」


垣根「 」



737: 2013/07/06(土) 21:55:33.66 ID:I4uxJdtSO
00001「どうだったでしょうか?」


美琴「良かったわよ?」


フィアンマ「うむ、やさしい曲でありながら何処か悲しげでもあるいい曲だ」



00001「ありがとうございます。一方通行……」キョロ


一方「ベクトルフィンガァァァァー!!」ベキゴキメキメキ…



垣根「みぎゃあああああああっ!! パンツが脱げるぅぅぅぅうう!!」


00002「オイもやし! やり過ぎだヤメロや!!」



00001「……」ムカッ



738: 2013/07/06(土) 22:01:02.68 ID:I4uxJdtSO
00001「……」ムスー


一方「あ…いや…ちゃンと聞いてたぜェ?」オロオロ


00001「……」ムススー


一方「な、なァ……機嫌なおせよォ…」オロオロ


00001「ゴクゴク……ぷふっ、ドリンク無くなりました」ツーン


一方「ハイただいまァァァァアアア!!!」ピューーッ!!!



00002「もやしざまぁwwwになったところでミサカが歌います」ピッピッ




739: 2013/07/06(土) 22:24:33.03 ID:I4uxJdtSO
嵐の中で輝いて

[米倉千尋]


00002『嵐の中で輝いて その夢をあきらめないで傷ついた あなたの背中の天使の羽 そっと抱いて 抱いてあげたい』



垣根(……)


00002『蒼く果てない 宇宙(そら)の片隅で 生まれた夢が 今小さくても』



00002『凍りつくような 強い風でさえ その胸に輝く 夢を 消したり そうよ 消したりなんて出来ない』



垣根(俺の羽根は天使なんて綺麗なモンじゃねーな……血で薄汚れたまがい物……)



垣根(それでも……抱いてくれるのか……00002号……美夏……)

740: 2013/07/06(土) 22:30:53.19 ID:I4uxJdtSO
00002『嵐の中で輝いて その夢をあきらめないで 傷ついた あなたの背中の天使の羽 そっと抱いて 抱いてあげたい…』


00002「お粗末様でした」ペコリ



垣根「オマエの気持ちは良く分かったぜ00002号」

00002「?」


垣根「さあ抱いてくれ! この羽根を! 俺ごと丸ごとパンツごと!!」バサアッ!!



00002「え?! いえそんなイキナリ……」


垣根「遠慮と屁のツッパリは要らんですよ? さあカモォォォォォォオオン!!!」パタパタパタッ!!



00002「せっ! せめて服を着て下さぁぁぁぁい!!」イヤアアアアアッ!!!




741: 2013/07/06(土) 22:37:06.13 ID:I4uxJdtSO
00003「次はミサカですか」ピッピッ



削板「頑張れ00003号! 応援してるからな!」フレーッフレーッ!!


00003「(///)」


上条「ほほえましいな~ヒューヒューッ」


00003「後で穴ブチ抜きますよ?」チャキッ


上条「すみませんでしたごめんなさい、パイルバンカーは勘弁して下さいそんな太くて固ーいの入りません……」




742: 2013/07/06(土) 22:44:00.82 ID:I4uxJdtSO
愛・おぼえていますか
[飯島真理]



00003『今 あなたの声が聴こえる「ここにおいで」と 淋しさに 負けそうなわたしに…』



00003『今 あなたの姿が見える 歩いてくる 目を閉じて 待っている わたしに…』



00003『昨日まで 涙でくもってた 心は今………』


00003『おぼえていますか? 目と目が会った時を…おぼえていますか? 手と手が触れあった時…それは初めての 愛の旅立ちでした 「I love you, so」』


削板「……」



743: 2013/07/06(土) 23:54:24.82 ID:I4uxJdtSO
00003「ふぅ…」


削板「……00003号」

00003「はい?」

削板「俺は覚えてるぞ、キャンプ場で好きだと言ってくれた事…」


削板「一緒に携帯を買いに行った事も、海に行った事も…」


削板「そして初めて出会った時の事……全部覚えてるからな、絶対に忘れない俺の……俺達2人の大切な思い出だから」



00003「……はい///」


みんな「ごちそうさま~」ニヤニヤ



00003「そこ―っ!! 何をニヤニヤしとるかぁぁぁあああ!!!」ガァァァ!!!




744: 2013/07/06(土) 23:59:10.66 ID:I4uxJdtSO
番外「よーし次はミサカだね」


垣根「お前にピッタリの曲をチョイスしてやる」ピッピッ



番外「ああっ! ちょっと勝手に!!」



It's Just Love!
[大石ルミ]



垣根「さあ歌いな、歌わないなら氏あるのみ」


番外「何でミサカだけ強制なの!? ちょっとフィアンマ! 何とかしてよ!」



745: 2013/07/07(日) 00:10:50.55 ID:zEXkh29SO
フィアンマ「もしもしアックアか? 今から俺様の彼女が歌うんだ、羨ましか? 羨ましいだろ? なに? 今忙しい? 貴様氏にたいのか!!」


番外「 」


フィアンマ「もしもしテッラか? 今から俺様の彼女が……なに? 今からジャぱん44号を焼くから邪魔するな? 貴様氏にたいのか!!」


フィアンマ「もしもしヴェントか? 今から……なに? 今変態を肉ジュースにする作業中? すまん邪魔したな、存分に殺れ」



フィアンマ「フッ…みんな俺様に嫉妬しているな、リア充はつらい。どうしたワースト? 歌わないのか?」ハテ?


番外「もういい……」




746: 2013/07/07(日) 00:22:29.71 ID:zEXkh29SO
番外「もうこうなったら自棄だ!」


番外『前ぶれもなく呼び出すの 天気がいいから』


番外『わたしを待ちぼうけさせて 何様のつもり?』


番外『走ってきたの わかってるけど そんな ことは当たり前よ!』



番外『Just Love! 気にくわないアイツ イジワルを しちゃうのは “好きだから”よ』


フィアンマ「聞いたか! 聞いたよな!? 俺様は今日と言う日を神に感謝し心に刻む!!」


上条「大袈裟な」



747: 2013/07/07(日) 00:25:30.40 ID:zEXkh29SO
番外『Just Love! 気になるからいつも ムリなこと言っちゃうの ちょっと ご・め・ん……Just Love…』


番外「……」チラッ


フィアンマ「……」プイッ


番外「ちょっと、何でそっぽ向くの?」


フィアンマ「少し待ってくれ、今ちょっと顔がニヤけて見せられん」


番外「何でニヤけてんの?」


フィアンマ「仕方ないだろう? その……」


番外「?」


フィアンマ「歌っている時のワーストがあまりに可愛いくてな」


番外「ッ!///」ボンッ!


垣根「ヘイッラーブラブ! ラーブラブ!」


00002打ち止め「ラ~ブラブッ! ラ~ブラブッ!!」


番外「うるさ――い! 煽るなぁぁぁぁあああ!!」




748: 2013/07/07(日) 00:35:25.16 ID:zEXkh29SO
打ち止め「ようやくミサカの番だねってミサカはミサカはマイクを手にしてみたり!」



みんな「ヤンヤヤンヤ」



打ち止め「行きまーす!」


打ち止め『ち~ちちっち~~おっp「ブッ!」……』


一方「他の曲にしろ……な?」ニッコ~リ…ビキビキ


打ち止め「……はい」プルプル……



767: 2013/07/20(土) 22:22:54.40 ID:Nzq6dhASO
んばば・ラブソング


打ち止め『青い海が呼んでる♪ 白い波も歌ってる♪』


打ち止め『真っ赤な真っ赤な太陽追いかけて 走っておいでよパ~ラダ~~イス♪♪』


打ち止め『そよ風リズムで ヤシの木が踊る フラダンス』

打ち止め『真珠の貝殻 浜辺いっぱいあげよう いらいらするなんて いけないよ』

打ち止め『もう何にも 心配 いらないよ』





768: 2013/07/20(土) 22:24:36.51 ID:Nzq6dhASO
打ち止め『んばば んばんば 呼んでる♪』


打ち止め『んばば んばんば 歌ってる♪』

打ち止め『真っ赤な真っ赤な太陽追いかけて 走っておいでよ プリンセ~~ス♪♪』



上条「いいぞ~打ち止め~」パチパチ


美琴「また垣根に変な曲教えられて無いかヒヤヒヤしたけどよかった」パチパチ


一方「ンばばンばンば」ドンドコ


フィアンマ「めらっさめらっさ」ドンドコ


垣根「火あぶりやめてええええええ!! 熱っ!! ちょっ…コレまじアカンヤツやってば!!」




769: 2013/07/20(土) 22:42:06.16 ID:Nzq6dhASO
垣根「よ…よし1周したな? こっからは巻きで行くぞ!」チリチリ…



ソルジャードリーム


垣根『空っ! 高くっ!! ふぅ-っ! 掲げよ-!』


上条『それじゃ俺はっと…』


「STORM」


上条『熱き怒りの嵐を抱いて! 戦うために飛び出せ!』


美琴「当麻--っ!!」ヘーイ!!



垣根「うわ、ノロケやがったうぜ~~」




770: 2013/07/20(土) 23:01:05.36 ID:Nzq6dhASO
一方「俺か……なら」


粉雪


一方『粉ァァァァァァァア雪ィィィィィィイ!!!』



フィアンマ「伸ばし過ぎだ」



削板「どんどん行くぞ!」



情熱の嵐


削板『君が--望むなら!!』



00003「軍覇!」


削板『ハーイッ!!』


打ち止め「息ぴったり……」




771: 2013/07/20(土) 23:10:38.32 ID:Nzq6dhASO
フィアンマ「俺様の歌を聞け!!」



おジャ魔女カーニバル


フィアンマ『どっきりどっきりDON DON!! 不思議なチカラがわいたら どーしよ?』


番外「どうもしない」


フィアンマ「予想以上に冷たい?!」




772: 2013/07/20(土) 23:30:10.43 ID:Nzq6dhASO
美琴「男子終わったから私達の番ね」



黒毛和牛上塩タン焼680円

美琴『だぁい好きよ あなたと1つになれるのなら こんな幸せはないわ…お味はいかが?』


上条「……」


美琴『だぁい好きよ もっと もっと あたしを愛して だぁい好きよ あなたと1つになれるのなら こんな幸せはないわ…お味はいかが?』


上条(大変美味しゅうございました)


垣根「離せ00002号! このノロケ野郎の頭カチ割ってやる!!」グググッ


00002「気持ちは分かります! ですが落ち着いてください!!」グググッ!!




773: 2013/07/20(土) 23:35:57.94 ID:Nzq6dhASO
00001「ミサカの番ですか……では」



For フルーツバスケット


00001『とてもうれしかったよ 君が笑いかけてた 全てを溶かす微笑みで』


00001『春はまだ遠くて つめたい土の中で 芽吹く瞬間(とき)を待ってたんだ』


00001『たとえば苦しい今日だとしても
昨日の傷を残していても
信じたい 心ほどいてゆけると』



00001『生まれ変わることはできないよ
だけど変わってはいけるから
“Let's stay together” いつも……』



一方(ずっと一緒に居よう…か。そうだな、ずっと一緒に居てェな……)




774: 2013/07/20(土) 23:38:29.49 ID:Nzq6dhASO
00002「この曲が気になってました」



水の星へ愛をこめて


00002『蒼く眠る水の星にそっと 口づけして生命の火を灯すひとよ』


00002『時間(とき)という金色のさざ波は 宇宙(おおぞら)の唇に生まれた吐息ね』


00002『心にうずもれた優しさの星たちが
   炎あげ呼び合う 波間さすらう難破船のように』

00002『もう泣かないで 今 あなたを探してる人がいるから お前に逢いたいよと』



垣根「ウェイブライダー変形!! ハウッ!?」グニャ……ゴキッ!!


一方「海老ぞりしたらエピオンだろ」


垣根「背骨砕けるかと思った……」




788: 2013/07/25(木) 01:58:25.35 ID:hMI+RJLSO
00003「続けて行きます」

「good night」


00003『どんな別れなら 悲しまずにいられるだろう…「冗談だよ」って いつもみたいに戯けて笑ってみせて』



00003『誰にも言えずに 長い夜をただひとりで どんな想いで どんな想いでいただろう……』


00003『あぁ…黒い空に散りゆく星のひかり…きっと今もどこかで微笑んでいますように……』


00003『限りあった未来はきっと 残された掌(てのひら)で 輝くと今誓う 君が生きた その証を 永遠(とわ)に愛しつづけよう……』




789: 2013/07/25(木) 01:59:43.60 ID:hMI+RJLSO
削板「……」


00003「どうされました?」ハテナ?


削板「俺は00003号をずっと愛し続けるぞ!」


00003「 」ボンッ…プシュ~


00001「……00003号?」


00002「嬉しさのあまり立ったまま気絶しています」


上条「…なあ垣根」


垣根「あん?」

上条「垣根って俺や一方通行の邪魔するけどさ、00003号と削板には横槍入れないよな? なんで?」



790: 2013/07/25(木) 02:00:33.86 ID:hMI+RJLSO
垣根「あの2人は見ててほほえましいからな、お前らの場合見てて腹立つ」


美琴「それ結局アンタのさじ加減じゃない」


垣根「黙れ盛りのついたメスネコめ」


美琴「だ・れ・がメスネコですって?」ビリッ


垣根「上条、やれ」

上条「こちょこちょ」ノドコチョ


美琴「うにゃ~~///」ゴロゴロ


垣根「猫じゃん」


美琴「 」ウルル




791: 2013/07/25(木) 02:01:24.25 ID:hMI+RJLSO
番外「ミサカか~、どうしよっかな」


フィアンマ「俺様へのラブソングを所望する」


番外「あ~はいはい(ひひっ、正反対の歌にしてやろっと)」



大キライ!


番外『アイツなんか大キライ! 大キライ!! もう絶対顔も見たくない もう知らな~い』


番外『本気だから いくじなしで ろくでなし なしくずし このままじゃ後悔先に立たずだぞ』



フィアンマ「 」




792: 2013/07/25(木) 02:04:02.37 ID:hMI+RJLSO
番外『今何してるんだろう 今誰とどこにいるの?電話くらいしなさいよ』


フィアンマ「!!」パァァ!


番外『アイツなんか大キライ! 大キライ!! もう絶対笑いかけたりしてあげな~い お調子者!』

番外『傍若無人 八方美人 それ以上自信過剰 むかうところは 敵ばかり』


番外『アイツなんか大キライ! 大キライ!! もう絶対顔も見たくない もう知らな~い』


番外『本気だから いくじなしで ろくでなし なしくずし このままじゃ後悔先に立たずだぞ』




793: 2013/07/25(木) 02:04:39.49 ID:hMI+RJLSO
番外「ぎゃはっ☆ どうよ?」


みんな「……」ニヤニヤ


番外「あ……あれ? なにこの反応?」


垣根「ワースト、お前の属性が決定した」


番外「……は?」


垣根「ツンデレ」


番外「ファッ!?」




794: 2013/07/25(木) 02:07:24.42 ID:hMI+RJLSO
番外「い…いやいや! 今の歌聞いてたでしょ?!」


垣根「あんなツンデレ曲歌ったらもう言い訳出来ねぇよ」


番外「だから違うっ! ミサカはツンデレじゃない!!」



美琴「諦めなさい、あんたはツンデレよ」


番外「おねーたまだけには言われたかないよ!?」


美琴「はあ!? 私のどこがツンデレよ!!」


垣根「そうだぞ御坂はツンデレじゃねぇ」


美琴「でしょ?」


垣根「コイツはもうツン成分抜けちまってデレしかねぇ、炭酸抜けたコーラだ」


美琴「 」


上条(まあ、前よりはツンは減ったかな…うん)



795: 2013/07/25(木) 02:12:22.87 ID:hMI+RJLSO
垣根「だからなワースト、御坂は炭酸抜けちまってもうダメだ。お前だけでも立派にツンデレを貫いてくれ」


番外「やだよそんなの!?」



00001「いかがですかフィアンマさん、ツンデレを手に入れた感想は」


フィアンマ「悪くない」


00002「では今のお気持ちをひと言でお願いします」


フィアンマ「イジメかっこ悪いよね」キリッ


00003「なるほど」


番外「こらああああフィアンマァァァァア! 今まさにミサカがイジメられてんでしょうがあああ!!!」



一方「打ち止め、もうさっさと曲入れちまえ」


打ち止め「は~いってミサカはミサカは曲を入れてみたり」




796: 2013/07/25(木) 02:14:18.72 ID:hMI+RJLSO
上条「打ち止め、何にした?」


打ち止め「これ!ってミサカはミサカは画面に指差してみる」



鳥の唄


上条(な…ん……だと?)



打ち止め『消える飛行機雲……僕たちは見送った……』



打ち止め『眩しくて逃げた……いつだって弱くてあの日から 変わらずいつまでも変わらずに…』



打ち止め『いられなかったこと 悔しくて指を……離す』



フィアンマ「ハ…ハハ……いい唄じゃないか国歌最高…」ポロポロ


番外「本気で泣くな」




797: 2013/07/25(木) 02:16:19.19 ID:hMI+RJLSO
打ち止め『あの鳥はまだうまく飛べない……けど いつかは風を切って知る』


打ち止め『届かない場所がまだ遠くに……ある 願いだけ秘めて見つめてる』


打ち止め『子供たちは夏の線路 歩く吹く風に……素足をさらして』


打ち止め『遠くには幼かった……日々を 両手には飛び立つ希望を』



打ち止め『消える飛行機雲 追いかけて追いかけて……この丘を越えた あの日から変わらずいつまでも』



打ち止め『真っ直ぐに僕たちはあるように……海神(わだつみ)のような強さを守れるよ きっと……』



上条垣根一方削板フィアンマ「ハラショー!」ブワワッパチパチ




798: 2013/07/25(木) 02:18:07.93 ID:hMI+RJLSO
垣根「よっしゃ! これから俺がロードを一三章までノンストップで…」


美琴「あ…ハイ……分かりました」


美琴「10分前だって」


上条「どうする?」


垣根「もちろん延長…」

一方「悪ィが俺は抜ける、ちょっと行く所があるンでな」


00001「あ、でしたらミサカも」


一方「ン……まあいいか、行くぞ」


00001「はい」



799: 2013/07/25(木) 02:20:40.40 ID:hMI+RJLSO
上条「じゃあ今日はここまでって事で」


削板「わかった、俺も帰るとする」


00003「軍覇さん、途中までご一緒しても?」


削板「もちろんいいぞ」


フィアンマ「俺様は……」チラッ



番外「ミサカは真っ直ぐ帰るよ」


フィアンマ「……一緒に帰っていいか?」


番外「ダメって言ったってどうせついて来るんでしょ?」


フィアンマ「当たり前だ」




800: 2013/07/25(木) 02:26:33.83 ID:hMI+RJLSO
垣根「チッ、いいもんね! 00002号と一緒にオシャレなカフェでお茶するもんねっ!」


00002「2人で…ですか?」


垣根「そりゃそうだ、邪魔されたくねーし」


00002「はい♪」


打ち止め「ミサカは…「見つけたぞ最終信号!」…??」


アレイ「こんな所に居たとはな、探したぞ!」


打ち止め「アーちゃん?」


アレイ「リベンジマッチだ、この先の雀荘で冥土帰しも待っている」


打ち止め「まだ懲りないの?ってミサカはミサカは溜め息をついてみる」フゥ…



アレイ「フッ、私と冥土帰しの数時間に及ぶ特訓の成果を見せてくれるわ!」



801: 2013/07/25(木) 02:27:28.49 ID:hMI+RJLSO
打ち止め「じゃあ……レート5倍ならいいよってミサカはミサカは条件を出してみたり」


アレイ「いいだろう、さあ行くぞ!」


打ち止め「じゃあお小遣い稼ぎに行ってきま~す♪ってミサカはミサカは駆け出してみたり」



上条「じゃあひとまず解散って事で」


美琴「じゃあね」


一方「行くぞ00001号」

00001「あ、少々お待ちを」アタフタッ!!



802: 2013/07/25(木) 02:28:09.74 ID:hMI+RJLSO
垣根「よし背中に乗れ00002号」


00002「了解です」チョコン


垣根「地面に擦れそうな程の超低空飛行でカフェに向かう」パタパタ…


00002(……デパートの屋上の乗り物……)



削板「行くか00003号」

00003「ですね」


番外「ほら行くよ」


フィアンマ「もう少しゆっくり歩いてもいいんじゃないか?」



803: 2013/07/25(木) 02:31:17.26 ID:hMI+RJLSO
一方通行×00001号サイド



一方「……」

00001「……一方通行?」

一方「……」

00001「どこに行くんですか?」


一方「……」


00001「……」


一方「……約束」


00001「?」


一方「約束を……守りに行く」


00001「約束……?」



804: 2013/07/25(木) 02:32:47.63 ID:hMI+RJLSO
00001「ここ……は?」


  『約束を守りに行く』


一方通行はそのひと言だけで後は何も言わず、00001号はただ後をついて歩いた。


そして不意に一方通行が立ち止まる……ソコは人気の無い路地裏だった



一方「……」


9982『現在時刻は20時48分です』


9982『第九九八二次実験開始まであと11分40秒ですので…指定のポイントへの移動をお願いします』


一方(リアルに聞こえて来やがる……)




805: 2013/07/25(木) 02:38:56.76 ID:hMI+RJLSO
00001「一方通行、ここは……」


一方「前に話した事あったよな?」


00001「?」


一方「俺が夢で見た……あの実験の夢の事…」


一方「夢で見たのは第九九八二次実験、それがここで始まったンだ」


00001「……」



一方通行は歩く……『夢』の軌跡を追って




806: 2013/07/25(木) 02:48:13.51 ID:hMI+RJLSO
一方「ここで9982号は俺に銃をブッ放した」


一方「……で、反射されてコッチの壁にぶっ飛んだ」



00001「……」


一方「それから……頭っから血を流しながら……コッチに逃げた」


一方「……クカッ、俺ァ今アホに見えンだろうなァ……夢に見た事をなぞってるとかよ…」


00001「一方通行……」


そっと手を握り一方通行の目を見つめる


00001「行きましょう、約束を守りに」


一方「……おう」



807: 2013/07/25(木) 02:56:36.55 ID:hMI+RJLSO
一方「……ここだ」


一方「ソコの階段を9982号は駆け降りて……」


一方「俺は……薄ら笑い浮かべて……見下ろ……うぶっ…」


00001「……止めますか?」


一方「スゥ…ハァ……いや、降りるぞ」



橋の下に降りる、ソコには線路、そして砂利……



一方「この砂利でな、俺ァ9982号をいたぶってた」


一方「そりゃあネチッこくな」



一方「ンで…ここで9982号の左足を引きちぎった」




808: 2013/07/25(木) 03:07:13.86 ID:hMI+RJLSO
一方「……ここで」


一方「ここで9982号は氏ンだ…」


一方「俺が……頃した」


00001「夢で……ですよ?」


一方「分かってる、だがアレはリアル過ぎた……」


一方「…………」カチャ


00001「? それは?」


一方「9982号がな、キャンプに行った時に夢に出て来たンだ」


一方「そン時、オリジナルから貰ったカエルの缶バッジ無くしたって言っててな」


00001「どこでそれを?」

一方「前にコンビニ行った帰りにガキがつけてたから入手場所聞き出して……」


一方「ガチャガチャ2~3台空っぽにしてやっと出た代物だ」


00001(途中で意地になった一方通行の顔が目に浮かびます……)




809: 2013/07/25(木) 03:12:36.68 ID:hMI+RJLSO
一方「まあ、コレであってンのかは分からねェけどな」


一方「その……なンだ……」


一方「悪かったな、長い事かかっちまったが……」


一方「約束……だったからな」



一方「……まねェ……」


一方「すまねェ……すまねェ……俺が…俺なんか……居なけりゃ……」


00001「……」


00001「……スゥ……」


00001「~♪」


一方(……唄?)



810: 2013/07/25(木) 03:14:58.76 ID:hMI+RJLSO
 『ねえ? あなたへ私の 声は聞こえますか?』


 『その…心の奥へ届いてますか?』



一方「…」


 『流れ星ひとつ見つけたら 願いかなうかな?』

 『言えなかった…言葉を 届けてくれるのかな…』


00001「ありがとう。心から 伝えたいこの唄を 今だから気付けた想いは ずっと忘れないよ…」


一方「オマエ……」


00001「ミサカは一方通行が居たから生まれて来れました」


00001「一方通行が実験を拒否したからミサカは今ここに居ます」


00001「9982号…生まれて来なかったミサカ……」


00001「ですが、一方通行は約束を果たしたんです」


00001「きっと…喜んでいるハズです」


一方「…」



811: 2013/07/25(木) 03:21:09.86 ID:hMI+RJLSO
一方「なら…頼みがある」


00001「はい」


一方「また…一緒にここに来てくれるか?」


一方「ここには何もねェ、墓も…痕跡すらも…」


一方「それでも…一緒に…来てくれるか?」


00001「もちろんです」


一方「……ありがとうな」


(バッジについてはお礼を言いますが、イチャイチャとストロベリってんじゃねーよ、とミサカはブーたれます)


一方「……ッ!?」バッ!!

一方(……気のせい……か……)


00001「一方通行?」


一方「ン…何でもねェ」


一方(これで約束は守った……呪われねェですむ)



812: 2013/07/25(木) 03:25:41.49 ID:hMI+RJLSO
00001「コレからどうしますか?」


一方「……そう言やよ」

00001「?


一方「俺ァ病院でオマエに干物にされたよなァ?」


00001「ギクッ」


一方「まさか忘れたとか思ってたか?」


00001「ミ…ミサカは忘れました、とミサカはしらを切ります」ヒューッ…ヒューッ…


一方「口笛吹けてねェぞ」


00001「……」


一方「ポンコツじゃねェがリベンジマッチだ、行くぞ」ズルズル


00001「えぇ~」ズルラレ


一方「ヤラれっぱなしは趣味じゃねェンだ」ニヤァァ


00001「お…お手柔らかに///」



~一方通行×00001号サイドEND~




824: 2013/07/28(日) 01:11:13.24 ID:O2JgpRRSO
垣根×00002号サイド


垣根「さって、俺注文して来るから00002号は席取っといてくれ」


00002「了解です」


00002「空いている席は……」キョロ



空席「」カマン


00002「イエス」トテテ


00002「すぐに見つかるとは、やはりミサカの日頃の行いの賜物ですね」


??「あら、ソコ座るの?」


00002「?」



825: 2013/07/28(日) 01:12:15.43 ID:O2JgpRRSO
00002「え……はい」


??「私も座ろうと思ってたの、譲ってもらえない?」


00002「あ、ではどうぞ」

??「クスッ…冗談よ、他の席を探すからアナタ座りなさい」


00002「ですが…もう飲み物を持っていらっしゃるようですし…」


??「……アナタ1人?」



00002「え……いえ、2人です」


??「そう、なら…連れの人が来るまで話さない?」


00002「はぁ……」




826: 2013/07/28(日) 01:13:03.19 ID:O2JgpRRSO
00002「……」


??「アナタ名前は?」


00002「あ…ミサカ…美夏です(検体番号はマズイですね)」


??「美夏ちゃん、良い名前ね」


00002「どうも、貴女は…」


??「あらごめんなさい。名乗らないのは失礼よね、私は…」


心理「心理定規(メジャーハート)。そう呼んでちょうだい」


00002「心理定規……本名ですか?」


心理「まさか。能力名よ、まあニックネームも兼ねてる…かな」




827: 2013/07/28(日) 01:14:17.41 ID:O2JgpRRSO
心理「それで美夏ちゃん、連れの人って……もしかして彼氏?」


00002「え……はい///」


心理「あら、羨ましい」


00002「で、ですが心理定規さんも綺麗ですし彼氏さんなど…」


心理「残念ながら居ないわね」


00002「心理定規さん程の人なら選り取りみどりなのでは?」


心理「そう? でも中々いいなって思う人が居ないのよ」




828: 2013/07/28(日) 01:15:36.39 ID:O2JgpRRSO
00002「では、気になっている方は?」


心理「そうね、別の意味で気になってた人なら居たかな」


00002「別の意味ですか?」


心理「彼とはちょっとした仕事仲間だったの、ただ……」


00002「ただ?」


心理「仕事以外で色々な遊びって言うかワガママに付き合わされたのよ」


00002「…例えば?」


心理「例えばそうね……急に呼び出したと思ったら『富士山に登るっぞ』って言い出して」


00002「それはまた唐突な……」




829: 2013/07/28(日) 01:17:15.30 ID:O2JgpRRSO
心理「断ったらスネるからとりあえずついて行ったの、そしたら…」


00002「?」

心理「富士山の手前まで来た所で『やっぱ海賊王になるわ』って言い出して偶然近くの港に駐留してたイージス艦を乗っ取ったわ」


00002「滅茶苦茶な方ですね……」


心理「でしょ? あとハブ対マングースが見たいからって沖縄行きの飛行機に乗せられて……」


00002「ふむふむ」

心理「飛行機の中で『腹へった、本場中国の中華料理が食いたい』なんて言い出して……」


00002「……まさか」

心理「おもむろに席を立って操縦席に走り出し『今すぐこの飛行機を中国に向けて飛ばせやっ!』って機長を脅したてわ」


00002「まるっきりハイジャックですね」


心理「しっかり顔をバンダナで隠してた当たり、アレは狙ってたわね」




830: 2013/07/28(日) 01:19:46.77 ID:O2JgpRRSO
00002「しかしよく事件に、ニュースなどになりませんでしたね」


心理「彼ったら高位能力者なのよ、だから学園都市の上層部が全てもみ消したらしいわ」


00002「それを逆手に取ってやりたいほうだいと言う事ですか……」


心理「そう、鳥人間コンテストに生身で参加したこともあったわよ彼」


00002「生身で!!?」


心理「『俺の相棒はコイツだ! アイキャンフラ---イッ!!』ってスタート台から飛び降りたわ、紙飛行機を片手にブーメランパンツ一張で」


00002「紙飛行機……何故ブーメランパンツ?」


心理「ちなみに歴代最高記録を叩き出してたわね」


00002「ええっ!?」


心理「ただそのあとでパンツが脱げちゃって騒ぎを起こした罰で記録を抹消されたけど」


00002「……」



831: 2013/07/28(日) 01:21:30.43 ID:O2JgpRRSO
00002「なんと言うか、こう…」


00002「非常識……常識が通用しない方の様ですね」


心理「まさにその通りね他にもあるけれど…」


心理「1番最近だと家ね」


00002「家?」


心理「そ、家が出来たからって手紙が来て」


心理「さらにお土産を持って来いって書いてあったわ」


00002「なんと図々しい」

心理「まあ忘れちゃってたから行く途中でその辺の草と石ころを持って行ったんだけど」


00002(…心理定規さん以外に黒い?)




832: 2013/07/28(日) 01:22:59.79 ID:O2JgpRRSO
心理「…で、書かれた住所に行って見たら一晩で慌てて作った様な雑な小屋が建ってたの」


00002「それはまた…」


心理「私も信じたくは無かったけど、彼が小屋の前でギターぶら下げて弾き語りしてたから信じざるを得なかったわ…」


00002「何故ギター…」


心理「ちなみに弾けないのを突っ込んだら逆ギレしてギターを破壊したわ」


00002「ハードロックですか」




833: 2013/07/28(日) 01:24:10.52 ID:O2JgpRRSO
心理「しかもその小屋……家なんだけど、色んな物からちょっと変な臭いがするのよ」


00002「変な臭い?」


心理「そう、座布団や敷き布団。果てはお菓子からも変な臭いがするの」


00002「聞くだけでも行きたく無いですね」


心理「特に酷かったのが台所ね、お茶入れろって言われて行って見たらカメムシ見たいな臭いがしたもの」


00002「もはや人の住める所では無い気がします……」


心理「あ、あとお風呂場にフィッシュ竹中さんがいたわ」


00002「フィッシュ竹中?!」




834: 2013/07/28(日) 01:25:23.33 ID:O2JgpRRSO
心理「それから家を見て帰ろうとしたら『泊まって行きんしゃ~い』って言ってきて」


00002「なんと言うかもうその方に何様だ! と言いたいですね」


心理「私も言ったけど軽くスルーされたわ」


心理「それから枕投げしようって言われて」


心理「一生のお願いって言われて仕方ないからワンスローして帰ろうとしたの」


00002「それは流石に冷たい気が……」


心理「全力で引き留められたわ」




835: 2013/07/28(日) 01:26:42.52 ID:O2JgpRRSO
心理「それで『石でも何でも華麗に避けてやる!』って言ったから投げたの」


00002「はぁ…」


心理「顔面にクリーンヒットしたわ」


00002「避けれなかったんですね」


心理「それに腹を立てて『飛鳥文化アタック!』って体当たりしてきたから避けて」


心理「部屋の壁にぶつかった衝撃で家が崩れたの」


00002「まるでコントですね」


心理「それからピザ屋のバイトやってみるって言ったきり音信不通になったわ」


00002「なんとまあ変わった方ですね…」


00002(……ん? ピザ屋のバイト?)




845: 2013/08/01(木) 00:55:56.61 ID:DAvpFBXSO
心理「私の話しはこの辺にして、今度は美夏ちゃんの彼氏さんのお話しでも聞かせてもらおうかしら」


00002「え? はい」


00002「まず、とても明るくて陽気な方です」


心理「ふむふむ」


00002「あと、急に突拍子もない事を平気でします」


心理「へえ」


00002「でも2人っきりだととても優しくて///」エヘヘ


心理「あらノロケ?」


00002「ごめんなさい」シュン…


心理「ウソウソいいわよ」クスクス



846: 2013/08/01(木) 01:05:27.96 ID:DAvpFBXSO
~それから~



00002「……と言った感じです」


心理「延々とノロケトークでお腹いっぱいになっちゃったわね」


00002「あぅ///」


心理「ちなみに、彼氏さんとはどこまでいったの?」


00002「えぅ…」


心理「まさか、開発され尽くしたとか?」


00002「キスまで! キスまでしかっ!!」アワアワッ!


心理「あら、意外に奥手なのね彼氏さん」


00002「はぁ、ミサカとしてはその…もう一歩先に進みたいと…ゴニョゴニョ…」



847: 2013/08/01(木) 01:10:35.52 ID:DAvpFBXSO
心理「じゃあ誘ってみたら? 食い付いてくるかも知れないわよ?」


00002「それが、何となくためらわれている様な気がするんです……」


心理「ためらう?」


00002「理由は…よく分からないのですが」


心理「でもアナタは、抱かれたいって思ってるんでしょ?」


00002「……」コクッ


心理「こんなかわいい子を悩ませるなんて、ちょっと喝を入れたいわね」


00002「心理定規さん……」



848: 2013/08/01(木) 01:24:36.58 ID:DAvpFBXSO
心理「それにしても遅いわね彼氏さん」


00002「そうですね、混んでいるのでしょうか、あ!来ました!」


心理「どれどれ?」


垣根「お~また~せ~☆」スキップスキップランランル~♪


00002「遅いです垣根さん」


心理「 」



849: 2013/08/01(木) 01:43:58.25 ID:DAvpFBXSO
00002「紹介します。ミサカの恋人の垣根さんです、なんと学園都市第二位のレベル5なんです」


心理「……ええ、よく知ってるわ」


00002「?」


垣根「見てみそ00002号、紅茶に砂糖入れすぎて半固形物になった、プルンプルン」


00002「ミサカは飲み…もとい食べませんからね?」


垣根「甘くて狂おしいぞ?」


00002「虫歯になります」

心理「……ちょっと垣根」


垣根「あ?」


心理「何してるのあなた?」


垣根「……お前こそ何でここにいんだよ、心理定規」




850: 2013/08/01(木) 01:51:22.07 ID:DAvpFBXSO
垣根「……」ツーン

心理「……」ツーン


00002(空気が重い……)

00002「あ…あの……」


垣根「ん?」

00002「お二人は…その、お知り合いで?」


垣根「コイツから聞いたかもしれねーけど、仕事仲間だった」


00002「と言う事は…暗部の?」


垣根「まあな、つっても暗部解散したからもう赤の他人」


心理「ずいぶんそっけないわね」


垣根「ホントの事だろーが」




851: 2013/08/01(木) 02:11:25.13 ID:DAvpFBXSO
心理「スクールで一緒だった時はあんなに燃え上がった仲だったのに」ヨヨヨ…


00002「え゙?」


垣根「誤解まねく様な事言うんじゃねーよ、燃え上がってたのは廃ビルやら車だったろ」



心理「美夏ちゃん今からでも遅くないわ、他の男を探した方がいいわよ」


00002「いえしかし…」


心理「メルヘンがうつるかも知れないわよ? 彼と話した後は手洗いうがいをしっかりとね?」


垣根「テメーッ!! 俺はバイ菌か何かか??!」




852: 2013/08/01(木) 02:33:49.45 ID:DAvpFBXSO
心理「こんなかわいい子を滴こむなんて、能力で洗脳したんじゃないでしょうね?」ジト~


垣根「するかダァホ! 俺と00002号…美夏は相思相愛の仲じゃ! 今もこうしてラブラブアフタヌーンティーと洒落こんでんだよ」グビグビッ


心理「へぇ、でも美夏ちゃんとはキスまでしかしてないらしいじゃない?」


垣根「ブーッ!!」ブバッ!!


00002「ぶみゃ!?」




853: 2013/08/01(木) 02:34:27.92 ID:DAvpFBXSO
心理「ちょっと垣根! よりによって何で美夏ちゃんに向けて吹き出すのよ!!」


垣根「うっせぇ! テメェが変な事ぬかしやがるから!」


00002「……」ポタポタ


心理「せめて顔だけでも拭かないと、ハンカチあるから」


00002「……はい」


心理「ちょっと動かないでね」フキ……ズルリ


00002「あ…メイク……」

心理「み、美夏…ちゃん……その顔……」


垣根「当て身!」シュッ!


心理「当て身返し!」ズビシッ!!


垣根「うっ」ガクッ


00002「垣根さん弱い…心理定規さん強っ!?」



863: 2013/08/04(日) 20:05:31.14 ID:LLBFrH8SO
心理「しまったわ、つい護身術をくり出しちゃった」


00002「あの、垣根さんの顔色がみるみる青紫色になっているのですが…」


垣根「 」ブクブクブクブク…ビクンビクンッ


心理「大丈夫よ、肋骨の隙間に抜き手を入れて肺を強打し呼吸困難にしただけだから」


00002「いやいや明らかに大丈夫じゃないですよね!?」




864: 2013/08/04(日) 20:09:04.32 ID:LLBFrH8SO
心理「とりあえず目を覚ましてもらいましょうか、フンッ!」グッ!


垣根「……ブハッッ!!」


心理「さあ垣根、説明して貰おうかしら?」


垣根「なにをですかぁ~? ワタシニホンゴワッカリ―マセーン」


心理「美夏ちゃんが第三位と同じ顔の理由よ」


垣根「いやいや、世界には同じ顔の人間が5人は居るって言うじゃん?」


心理「ごまかしは効かないわよ、何なら美夏ちゃん本人から聞いてもいいんだけど?」


垣根「んだよしつけぇな、同じ顔だからなんだってんだよ」




865: 2013/08/04(日) 20:13:12.65 ID:LLBFrH8SO
心理「それに私には聞く権利があるわ」


垣根「権利だぁ? んなもんあるわけ…」


心理「だって私は美夏ちゃんと友達なんだもの、友達の事は知っておきたいじゃない?」


垣根「友達? なったの?」チラッ


00002「明確にお友達になろうと言った覚えはありませんが、心理定規さんとはお友達になりたいです」


垣根「止めとけって、コイツと居るとビXチがうつる」


心理「き…きき…聞き捨てならないわね、私のどこがビXチだって言うの?」ピクピクピク




867: 2013/08/04(日) 20:16:07.70 ID:LLBFrH8SO
垣根「ホテルでおっさんとイチャイチャしてる奴がビXチじゃなくて何なんだよ」


00002「ま、まさかそれは噂に聞く援助的な……」


心理「ち、違うのよ美夏ちゃん! アレはただお話しして食事してるだけで別にいかがわしい事は…」


垣根「んで金もらってんだろ」


心理「それは…もらってる……けど…」


垣根「それでアレだろ? 『アンッ♪ここから先は別料金よ☆』とか言ってるクチだろ絶対、このビXチめ」


心理「言わないわよ! 言っとくけど私はれっきとした処…」


垣根「処…? なんだよ」

心理「……バージンよ」


垣根「何で表現変えた」



868: 2013/08/04(日) 20:35:17.32 ID:LLBFrH8SO
00002「あ、ミサカとお揃いですね」


心理「いや、確かにお揃いなんだけど……」


垣根「あ、分かった別の穴にいr…」


心理「ちょっと黙ってなさいぃぃ~~~!!」ギリギリギリ


垣根「痛ででででででででででででででで!!?」メキメキメキ…


00002「パロスペシャル?! 心理定規さんどこでそんな大技を!?」




870: 2013/08/04(日) 20:47:10.51 ID:LLBFrH8SO
心理「ダメだわ、話しそらされてばっかりで全然進まない…」


00002「ではミサカが説明します」


心理「お願い美夏ちゃん」ギリギリギリ


垣根「タップタップ! 折れちゃう折れちゃう!!」


心理「じゃあお茶のおかわり買って来なさい」


垣根「なんで俺が!?」


心理「アナタが吹き出したせいで台無しになったんだから当然でしょ」


垣根「めんどい~」

心理「……」ギリギリギリ


垣根「行きます! 行きます!! 行かせて頂きますってかむしろ行かせてくださいお願いしますぅぅぅぅぅぅ!!!」




873: 2013/08/04(日) 20:53:01.51 ID:LLBFrH8SO
心理「ふう、邪魔者が居なくなったところで説明してもらえる?」


00002「はい。まず結論から言うとミサカは第三位、超電磁砲こと御坂美琴お姉さまのクローンです」


心理「クローン……」


00002「お姉さまが幼少時に提供したDNAマップを元に製造されました」


心理「あなた1人?」


00002「いえ、現在ミサカを含め5体製造されています、ミサカは検体番号00002号です」


心理「そう…」



875: 2013/08/04(日) 20:57:43.41 ID:LLBFrH8SO
------割愛。


心理「じゃああなた達は第一位をレベル6にする為に作られたって事?」


00002「はい、ですが第一位である一方通行が実験を拒否したのでミサカ達はお役御免となりました」


心理「でも待って、第一位が実験を拒否しても実験そのものは続くんじゃないの?」


00002「一方通行と垣根さんが統括理事長を脅して実験を凍結させました」


心理「脅したの???」


00002「さらに暗部組織の解散も垣根さんが統括理事長に指示しました」


心理「それで急に暗部が解散になったのね……」



876: 2013/08/04(日) 21:23:16.02 ID:LLBFrH8SO
00002「こうしてミサカ達はフリーダムになった訳です」


心理「そうだったの、でもそれで分かったわ、垣根があなたに手を出さない理由が」


00002「?」


心理「垣根にとって、あなたは綺麗過ぎるのよ」


00002「……? 意味が良く…」


心理「彼、自分には罪があるって言ってなかった?」


00002「あ、はい言ってました」


心理「やっぱりね、暗部にいた頃は色々汚い仕事もあったから」



877: 2013/08/04(日) 21:25:44.41 ID:LLBFrH8SO
00002「ですがそれとミサカとどんな関係が?」


心理「彼は自分の手が血で汚れてると思ってる、だからそんな汚れた手であなたを抱けないって思ってるんでしょうね」


00002「そんな……」


心理「変なところで責任感じて、ホントにバカね」


00002「か、垣根を悪く言わないでください! きっと凄く思い悩んでの事です!!」


心理「ごめんなさい、でもこのままだといつまでたっても進展は無いわ」


00002「う……」



878: 2013/08/04(日) 21:32:30.45 ID:LLBFrH8SO
心理「誰かが背中を押さないとダメね」


00002「背中を?」

心理「……美夏ちゃん、お願いがあるの」


00002「なんですか?」


心理「今から私が垣根になにを言っても、なにをされても、あなたは見ていて欲しいの」


00002「?」


心理「お願いね」

00002「……はい」



880: 2013/08/04(日) 21:34:49.02 ID:LLBFrH8SO
垣根「おら買って来たぞ」


心理「ご苦労様」


垣根「ああ感謝しろ、一生恩にきろ、俺を永遠に崇め奉れ」


心理「飲み物ひとつでそこまでする必要は無いでしょ」


垣根「ケッ、せっかく00002号とラブラブティータイムだったのによ」ズズー

心理「……ねえ垣根」


垣根「あ?」

心理「ひとつ聞いてもいいかしら?」


垣根「んだよ」


心理「あなた、いつまで人形遊びしてるつもり?」


00002「!!」


垣根「……あ~悪い、耳が詰まってて良く聞こえなかったわ」


心理「だから…」


心理「いつまで人形と恋人ごっこしてるの?」


ガシャーーンッッ!!




881: 2013/08/04(日) 21:37:50.77 ID:LLBFrH8SO
00002「あ……」


目の前にあったハズのテーブルが数メートル先に蹴飛ばされ、00002号は思わず垣根の顔を見る


そこにはいつもの垣根では無く、怒り……否。殺気を放ち心理定規を睨み付けていた…。


垣根「テメェもういっぺん言ってみろ、氏ぬ直前までもがき苦しませてやる」


心理「言わなかったら?」


垣根「楽に頃してやる」


心理「でも本当の事でしょ? この子は作り物、人形って例えは間違ってないハズよ?」


垣根「よーしぶっ頃してやるから念仏唱えてろや」バサッ




882: 2013/08/04(日) 21:42:12.09 ID:LLBFrH8SO
心理「あなたがこの子に手を出さないのは作り物じゃ満足出来ないからなんじゃない?」


垣根「…」


心理「そうよね人形だもの、抱いたところでダッチワイフと大差無いわ」


垣根「……ハァ、お前さぁ……」


心理「なに?」


  刹那。垣根は心理定規の首を掴み力を込める


垣根「ちょっと黙れ」ギリッ


心理「ア……ガ……」


00002「か、かき…」

心理「ダメ……よ……みな……」


00002(あ…あ…でも…)オロオロ



883: 2013/08/04(日) 21:50:07.19 ID:LLBFrH8SO
垣根「テメェに00002号の…妹達の何が分かる」


垣根「作られたからなんだ! コイツらはな、他の誰よりも幸せになるべきなんだよ!!」


垣根「一生懸命生きてんだよ! それを人形扱いしやがって、テメェだきゃあ頃す!!」


心理「なら……抱きしめて上げなさい……よ」


垣根「あぁ!?」


心理「暗部で汚い仕事してたからって…なんだって言うのよ……」


心理「罪だの…償いだの……そんなもの知るかって…突っぱねるのが……あなた…でしょ……」


垣根「……」



884: 2013/08/04(日) 22:00:50.85 ID:LLBFrH8SO
心理「変に…カッコつけてんじゃないわよ」


心理「この子の幸せを望むなら……この子の望む事をして…上げなさいよ」


垣根「……言いてぇ事はそれだけか? なら二度と無駄口叩けねェ様にしてやる」


00002「垣根さん!」ダキッ!!


垣根「…離せよ00002号」

00002「もう、止めてください……お願い…ヒック…します……」


垣根「……わかった」




885: 2013/08/04(日) 22:23:39.13 ID:LLBFrH8SO
心理「ゲホッ……カッ…」


00002「心理定規さん、大丈夫ですか??」


心理「ええ、平気よ」


垣根「ふんっ」プイッ


心理「…垣根」


垣根「言っとくが俺は悪いなんて思ってねぇからな」


心理「そうね、私が悪かったわ」


00002「心理定規さん…」


心理「ごめんなさいね美夏ちゃん、あなたの事人形だなんて」


00002「お気になさらないでください、事実ですし」


心理「フフッ、優しいのね。ホント垣根にはもったいないくらい」


垣根「うっせ」



886: 2013/08/04(日) 22:38:55.83 ID:LLBFrH8SO
心理「それじゃ、私は失礼するわ」


垣根「おお帰れ帰れ、さっさとしねーとドレスひっぺがすぞ」


心理「…垣根、最後にひとつ言っておくわ」


垣根「なんだよ」


心理「私の友達を幸せに出来なかったら、許さないから」


垣根「言われねーでもわかってんよ」


心理「それじゃあね美夏ちゃん、頑張ってね」


00002「心理定規さん、ありがとうございます」ペコリ


心理「じゃあ…さよなら」


垣根「……」




887: 2013/08/04(日) 22:51:12.62 ID:LLBFrH8SO
垣根「心理定規!」


心理「……」ピタッ


心理「……なに?」


垣根「暗部解散して俺とお前はもう仕事仲間じゃねぇ」


垣根「けどな、00002号と友達なら自動的に俺とも友達だ」


心理「……」


垣根「だからよ、また会ったら気軽に声かけろよな、茶くらいならまた……奢ってやるからよ」


心理「……ええ、そうするわ」


垣根「じゃあな」


心理「うん、さよなら」



888: 2013/08/04(日) 22:52:33.11 ID:LLBFrH8SO
垣根「……」


00002「垣根さん…」


垣根「さて、行くぞ」グイッ


00002「え? あの、どこに??」


垣根「決まってんだろホテルだよ」


00002「え…ええっ!?」


垣根「今日、本当の意味でお前を俺の『女』にする」


00002「あ…」


垣根「嫌なら…手ぇ離していいんだぞ?」


00002「……」ギュッ


垣根「……いいんだな?」


00002「……」コクッ


垣根「なら、行こうぜ」


00002「…はい///」



889: 2013/08/04(日) 22:54:50.72 ID:LLBFrH8SO
-------。


心理「まったく、手のかかる人ね」


ゴーグル「心理さ~ん」


心理「あらゴーグルじゃない、どうしたの?」


ゴーグル「いや偶然見かけたんで、心理さんこそどうかしたんっすか?」


心理「…別に、ちょっと首絞められただけよ」


ゴーグル「は???」


心理「苦しかったわ、涙出てきそう」


ゴーグル「え、いやホント大丈夫っすか!?」


心理「……ねえゴーグル」


ゴーグル「はい?」


心理「ちょっとだけ、背中貸してくれる?」



890: 2013/08/04(日) 23:00:32.33 ID:LLBFrH8SO
ゴーグル「え…はぁ」


心理「いや?」


ゴーグル「いいっすよ」クルッ


心理「…ありがと」コツン


ゴーグル「しばらく耳ふさいでるっす」


心理「……うん…グスッ…」


心理「ふぇ……ヒック……」

心理「う……あぁ…」


ゴーグル(……まる聞こえっすよ、心理さん……)




900: 2013/08/08(木) 14:16:06.03 ID:GGtVXZKSO
削板×00003号サイド



削板『00003号……』


00003『軍覇さん……』


削板『今夜、俺と一緒に大人の階段を上ろう』


00003『…喜んで///』


削板『優しく…するから……』


00003『はい///』




901: 2013/08/08(木) 14:25:21.99 ID:GGtVXZKSO
00003(……なんて期待していた時期がミサカにもありました……)


削板「やや! 新発売のプロテインだ!!」スタコラッ!!

00003(おのれプロテイン…)


削板「衝撃吸収素材『ひでぶ』で出来たサンドバッグか、すごいパンチ!!」グシャ!!


削板「……壊れた」


00003(跡形も無く消し飛びましたか…)




902: 2013/08/08(木) 14:31:17.58 ID:GGtVXZKSO
削板「弁償で済んで良かった」


00003「店員さんが目を丸くしてましたね、『嘘……だろ……』ってつぶやいていました」


削板「しかし最近は色々あってホント退屈しないな!」ハッハッハ!


00003(こ、このままでは寄り道して帰宅コースまっしぐら……ん? MNW……?)




903: 2013/08/08(木) 14:48:55.94 ID:GGtVXZKSO
~MNW~


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


キタキタキタアアアァァァアアアァァァアアアアアア!!! ついに来たぞおおおおおおおおおおおおっ!!!


※Misaka00003がログインしました


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00003


えっらいハイテンションだなオイ、どした?


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


さて問題です、ミサカは今どこに居るでしょ~~うか?((  ̄▽ ̄))


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00003


………便所?


※Misaka00001がログインしました



名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00001


………下痢か? またその辺で拾い食いしたのか、あれ程止めておけと言ったのに




904: 2013/08/08(木) 14:54:19.96 ID:GGtVXZKSO
名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


拾い食いなんてした事ねーよ!!
テメェら後でぶん殴るからな!! 絶対だぞ!!


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00003


あ~はいはい、んで? どこに居ると?


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00001


早く言えよ、一方通行がシャワー済ませちまうだろ



名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


00001号、まさかお前ホテルか?


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00001


あたぼーよ、この日の為に購入した超ウルトラ勝負下着が火を吹くぜ


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00003


どうせ脱ぐんだろーに。てか超ウルトラ勝負下着ってなんだよ、そこまで行ったらもう全裸で勝負しろよ




905: 2013/08/08(木) 15:05:58.02 ID:GGtVXZKSO
名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


奇遇だな、実は俺もホテルなのさ(キリッ!)


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00003


なん……だと……?


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


とある人が垣根さんの背中を押してくれたおかげで……これでミサカも真のリア充じゃあああ!!



名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00001


それはめでたい、とりあえず先輩として忠告だ、垣根氏のサイズがどんな物かしらんが覚悟しとけよ


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


え……覚悟?



名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00001


ミサカ達は膜の形状も同じだからな、初めては……氏ぬほど痛いぞ




906: 2013/08/08(木) 15:13:32.44 ID:GGtVXZKSO
名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


いや、そんなビビらさんといて……


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00001


冗談抜きで痛いぞ、なんせ中から肉をブチブチッて引き裂かれるんだからな



名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


生々しい事言うのやめろよ! 恐くなっちゃうだろ!?


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00001


ま、アレだ。出来る限り力を抜け、そうすれば……



名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


そ……そうすれば??


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00001


100の痛みが99になる


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


ほぼ変わんねーじゃねーか!!


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00001


おっと、一方通行がシャワー済ませたみたいだ、俺は落ちるぞ、グッドラック




907: 2013/08/08(木) 15:31:57.95 ID:GGtVXZKSO
※Misaka00001がログアウトしました


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


ちくしょうあの野郎、ビビらせるだけビビらせて落ちやがった


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00003


何はともあれ良かったじゃないか、おめでとう


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


どもども、で? そっちはどうなん?


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00003


……聞くな


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


削板氏はな~、こっちからグイグイ行かねーと無理くさくね?




908: 2013/08/08(木) 15:35:43.49 ID:GGtVXZKSO
名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00003


仮に上手く行って事が運んだとする、するとどうなる?


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


鼻血ブーでおk?


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00003


そうだよそうなっちまうんだよ! ちくしょうが!!



名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


もう目隠しプレイしか無くね? 2人共www目隠しwww


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00003


初体験からんなアブノーマルプレイが出来るか! 他人事だと思いやがって!!




909: 2013/08/08(木) 15:38:53.73 ID:GGtVXZKSO
名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


まあまあ落ち着けよ、とりあえず誘ってみたら?


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00003


……無理だと思うけどな


名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00002


一歩踏み出さなきゃ進めないぜ? そんじゃ俺も落ちるなノシノシ



※Misaka00002がログアウトしました



名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka00003


……踏み出す……かぁ…



※Misaka00003がログアウトしました




918: 2013/08/18(日) 20:35:04.91 ID:5JtMeV+SO
00003(やれやれ、2人共好き勝手に言ってくれますね)


削板「00003号?」ヌッ


00003「わひゃいっ!?」ビククーンッ!


削板「どうした? さっきからボ~ッとしてたけど」


00003「え、いえそのっ、ちょっと考え事を…」


削板「そうか、これからどうする? あまり寄り道して遅くなるのもマズイだろ?」


00003「そう…ですね」



919: 2013/08/18(日) 20:44:36.73 ID:5JtMeV+SO
00003(……誘うと言っても……)チラッ


削板「根性~根性~ロボ根性~♪」フンフン


00003(無理……ですよね……)ハァ…


削板「殿様ガエル~雨ガエル~カエルに色々あるけれど~♪」


00003(いやしかし! 踏み出さなければ何も始まりません!)


削板「根性、根性、ド根性~♪」



00003(誰かが言った、いつやる……今でしょ!!)




920: 2013/08/18(日) 20:48:18.41 ID:5JtMeV+SO
00003(言わなければ言わなければ言わなければ言わなければ…)チラッ


00003号ビジョン→削板「……」キュピーンッ


00003(にゃ~///)


00003「って違ああああああああああああああああああうっ!!!」ブンブンッ!!


削板「な、なんだどうした!?」


00003「何でもありませんふにゃってません!」


削板「???」



921: 2013/08/18(日) 20:52:15.15 ID:5JtMeV+SO
00003(うぅ…ミサカの根性無し……)


00003(背中を押してもらったとは言え00002号でさえネクストステージに進んだと言うのに……)


00003(このままでは差をつけられる一方……)


00003(……ん? いや別に差をつけられるとかそう言う事では……ん?)




922: 2013/08/18(日) 21:02:05.64 ID:5JtMeV+SO
00003(そう、差をつけられようと何だろうとミサカと軍覇さんはマイペースでいいんです)ウン


00001(ほほぅ、それはまた保守的な)クスクス


00003(!?)


00002(マイペースですか、いったい何時までかかる事か……気の長い事で)クスクス


00003(な……何だ二人して! 止めろ笑うな!!)



923: 2013/08/18(日) 21:12:56.14 ID:5JtMeV+SO
00001(これが笑わずにいられますか?)


00002(ええ。立ち止まり、結局マイペースなどと自分を納得させた……)



000010002010002(逃)(げ)(た)(ん)(で) ((しょ?))



00003(逃げた……? ミサカが……?)


00003(あ……そうか……)


00003(ミサカは……自分で自分を…笑っていたのですね……)



924: 2013/08/18(日) 21:35:13.07 ID:5JtMeV+SO
00003(自分を笑う事すら、他のミサカを代用しなければ出来ないとは)


00003(本当に…どうしようも無い……)


削板「00003号?」


00003「……はい」


削板「大丈夫か? 具合が悪かったらすぐにでも病院に…」


00003「…そうじゃ無いんです」


削板「じゃあ……トイレか? お腹の調子悪いのか?」


00003「天地神明に誓って違います」




926: 2013/08/18(日) 21:52:42.22 ID:5JtMeV+SO
00003「ぐ…軍覇さん」


削板「ん?」


00003「……」ギュッ


削板「……?」


00003「ま…まだ…遅く無いと思うん…です……」


削板「遅く無い? まあ確かにまだ明るいけど」


00003「いえ…そうではなく……」


削板「時間じゃないか、無いとすると……なんだ?」


00003「だから……その……」


00003「な、夏の思い出……作りませんか?」




927: 2013/08/18(日) 22:05:24.00 ID:5JtMeV+SO
削板「……」


00003(む、無反応?! まさか……引かれた??!)


削板「00003号」


00003「は、はいっ!」


削板「キャンプに行ったりしたけど他に何の思い出つくるんだ?」


00003「ズコーーーッ!!」ズザ---!!


削板「え? あれ??」




928: 2013/08/18(日) 22:15:15.74 ID:5JtMeV+SO
削板「急にヘッドスライディングしてどうしたんだ??」


00003「……」ムクリ


00003「で・す・か・ら…」


00003「キャンプなどはみんなの思い出です! ミサカが言いたいのはミサカと軍覇さん二人の個人的な思い出の事です!!」


削板「……個人的?」


00003「そうです! 例えばこんなお洒落なお店でゆっくりと!」ユビサシ


削板「こ……ここで…か?」


00003「ええそうです! 今目の前にあるお洒落なお…み……せ……」チラッ


   [ホテル]ヤァ



00003「 」




929: 2013/08/18(日) 22:27:48.37 ID:5JtMeV+SO
00003「あ…あわ…あわわわわわわ……」ガクガク…


削板「……よし!」


削板「00003号、入るんだろ?」


00003「ひゅひっ!」


削板「俺も男だ、彼女が入りたいって言うのにビビってられねぇ、気合いと根性で我慢して見せる!!」


00003「我慢とは……何をですか?」


削板「……鼻血」


00003「部屋を真っ暗にすれば何とかなるかもしれませんね…」


削板「その手があったか!」ハッ!!



削板「よし、そうと決まれば……」


00003「…はい」


削板00003「「いざっ!」」



934: 2013/08/20(火) 15:37:31.66 ID:1sgCMVeSO
フィアンマ×番外個体サイド



番外「にゃ~、やっぱまだ誰も帰って無いみたいだね、喉渇いたしジュースジュース♪」


フィアンマ「…」ズーン


番外「ングッ…ングッ……プハッ! やっぱヤシの実サイダーだね☆」


フィアンマ「……」スズーン

番外「ねえ、なに落ち込んでんの?」


フィアンマ「何の……何のひねりも無く家路に着いて……もう少しこう…あっても良いだろう……」シクシク


番外「アホらし、ミサカちょっとシャワー浴びて来るけど……」


フィアンマ「俺様の時代が来t「覗いたら1億ボルトだかんね」……ソファーで読書でもするか」




935: 2013/08/20(火) 15:46:05.14 ID:1sgCMVeSO
~風呂場~


番外「ったく、考えてる事マル分かりだっての」ヌギヌギ


番外「……」ヌギヌギ…


番外(今日…みんな帰るの遅い……カナ)ヌギ…


番外「……」モヤモヤモウソウ…


番外「ぬあああああああああああああああああああああああああっ! 消えろおおおおおおおおおおおおおおお妄想消えろおおおおおおおおおおおおおおおおおお―――っ!!!」バタバタッ!!



番外「ハァ…ハァ……全裸で何やってんだろ……さっさとシャワー浴びよっと」ガチャ



番外「…の前に」


番外「……そこだっ!」シュッ!!


バキンッ!


番外「やっぱり在ったかカメラ、油断も隙も無いなアレイスターの奴」




936: 2013/08/20(火) 16:01:02.41 ID:1sgCMVeSO
番外「ふんふん~♪」ゴシゴシ


番外「ふひぃ~こんなモンかな」カガミチラッ


番外(に……臭いとか…大丈夫だよ…ね?)


番外「も…もちょっとだけ念入りに洗っとこうかな…ハハッ」ゴシゴシ


番外「べ…別にアイツに見られてもとかじゃないし、タダちょっと汗かいちゃったから臭いとか気になっただけだし」ゴシゴシ


番外「よし、これで完璧……」カガミ


番外「洗顔もしとこ…」ゴシズル…


番外「に…に゙ゃあああああああ゙あ゙あ゙っ目にしみる――――っ!!」ジタバタッ!!


――――――――。


フィアンマ「やはりウルトラ忍法帳は名作だな、あと超闘士激伝も捨てがたい。メフィラス、何故氏んだ……グスッ」ペラペラ


>ニ゙ャァァァァァァァァ゙ァ゙ァ゙!!


フィアンマ「ん? 何だ騒がしいな」




937: 2013/08/20(火) 16:08:15.08 ID:1sgCMVeSO
番外「……完璧だ」キラーン


番外「身体は念入りに洗ったし洗顔もバッチリ、下着は……」チラッ


番外「な…何で上下で違うヤツ持って来てんのミサカ……」ガクガク


番外「これはマズイよねやっぱ……」


番外「とりあえずタオル巻いてっと、部屋に取りに行こ、一応新品を…」



番外「……フンッ!」シュッ!


バキンッ!


番外「さっきのはフェイクだった訳ね、あの変態トースターめ」




938: 2013/08/20(火) 16:24:36.11 ID:1sgCMVeSO
番外「クソゥ、何でこんな時に限って…」


番外「フィアンマの奴は……」ガチャ


フィアンマ「……」


番外「……?」ソ~ット


番外「…フィアンマ?」


フィアンマ「…Zzz」スピ~



番外「ね……寝てやがる」


番外「ミサカだけ舞い上がって当の本人は寝てるって……」ワナワナ…


番外「顔に落書きしてやろうかこの野郎」


フィアンマ「…Zzz」


番外「……」


番外(よく見るとやっぱ美形だな……)


番外(寝顔がカッコいいとかちょっと反則じゃん)




940: 2013/08/20(火) 17:58:55.16 ID:1sgCMVeSO
番外「せっかくタオル1枚なんてレアな格好してんのに寝るなっての」ツンツン


フィアンマ「Zzz……んぅ…」ゴロン


番外「アハッ、かわいい反応するじゃん」ツンツン


フィアンマ「うぅ…ワースト……」


番外「お? ミサカの夢見てる?」


フィアンマ「ぬ……脱いで…くれ……」


番外「…ぶっころ。脱いでるっつの、てかどんな夢見てんだスOベ!」ペシッ!


フィアンマ「下着は俺様に取らせてくれ……Zzz」

番外「おい」


フィアンマ「むふ…大胆だな…先ずは太もも………」



番外「マジでどんな夢見てんだ! てかヤメロ! 夢の中でミサカに何するつもりだコラーッ!!」



フィアンマ「ムチムチだ…Zzz」


番外「ムチってなああああああああああいっ!!!」




956: 2013/08/23(金) 00:59:36.40 ID:kS/OmwgSO
番外「おのれ~、夢の中とは言えミサカをもてあそびやがって…」


フィアンマ「Zzz」


番外「……ホントに寝てるよね?」ツンツン


フィアンマ「…Zzz」ゴロン

番外「怪しいな~、ホレホレ谷間だぞ~」ムニュ~ン


フィアンマ「Zzz」シーン


番外「……グラビアびっくりの手ブラだよん」プルン


フィアンマ「Zzz」


番外「……ムカッ」



957: 2013/08/23(金) 01:01:55.43 ID:kS/OmwgSO
番外「ここまで反応無いと何かムカつく……」


フィアンマ「…」


番外「あ、そう言えば病院でミサカにキスしたよね? 強引に」


番外「……」


番外「こ、これはお…お返し…じゃない、仕返しだからね」


フィアンマ「Zzz」


番外「んぅ~」ソ~ット


フィアンマ「…」スピスピ


番外(も…もうちょい……///)ググッ


フィアンマ「……ん」ピクッ


番外「……ッ!!」バビュンッ!!!


フィアンマ「ん……ムニャ…」スピスピ


番外「あ、焦った…起きたのかと……」ドキドキ



958: 2013/08/23(金) 01:07:06.62 ID:kS/OmwgSO
番外「ワンモアチャンス」


フィアンマ「Zzz」


番外「んぅ~」ググッ


番外(もうちょい…あと……10cm…)ググッ


フィアンマ「Zzz……ん?」パチクリ


番外「 」


フィアンマ「……何してるんだ? そんなタオル1枚なんて無防備な」ポケ~

ゴンッ!!


番外「知らないバカっ!!」ドタドタッ!!


フィアンマ「な、何故…だ……」プスプス…




959: 2013/08/23(金) 01:11:27.70 ID:kS/OmwgSO
~ワーストの部屋~

番外「……」ガチャ…パタン


番外「……」ベッドニポフッ


番外「う……うぅ……」マクラモフッ


番外「うわあああああああああっ!! バレた! キスしようとしたの絶対バレたああああああ!!!」モフモフバタバタッ!!!


番外「どうしよう…顔、見れないよぅ…」モフッ


番外「いや…大丈夫かな? アイツ寝ぼけてたっぽいし」


番外「そうだよ、何事も無かった様にしてれば……うん」


番外「とりあえず下着つけよ、あと寝間着も」



960: 2013/08/23(金) 01:15:57.69 ID:kS/OmwgSO
番外「……」ガチャ


フィアンマ「痛たたた……あ、ワースト。俺様は何か悪い事でもしたのか?」


番外「……さあ? 強いて言うなら殴りやすそうな頭だったからかな」


フィアンマ「あのな、俺様こう見えてヴァチカンでは結構な権力持ってるんだぞ?」


番外「だから何さ」


フィアンマ「俺様の頭を殴ってタダで済むのはこの部屋の住人くらいだ、あと上条と御坂」


番外「あ~ハイハイ、殴ったのは悪かったから謝るよ、メンゴメンゴ」


フィアンマ「ま、特に気にして無いがな」




961: 2013/08/23(金) 01:18:48.40 ID:kS/OmwgSO
番外(……良かった、キスしようとしたのはバレてない)ホッ


フィアンマ「ところでワースト」


番外「アレは違うからね!!」ガァァ!!


フィアンマ「? いや、特にする事も無いしDVDでも見ないか?」


番外「へ? あ、アハハッ……うん、いいけど」


フィアンマ「確かこの棚に垣根が色々と揃えていたハズだが……」ゴソゴソ


番外「変なDVDじゃないよね? つんつんとおねーたまの濡れ場観賞とか絶対ヤだよ?」


フィアンマ「アイツ盗撮が趣味なのか? 心配はいらん、ちゃんとamazonで購入した奴だ……あ、あった」



962: 2013/08/23(金) 01:21:12.27 ID:kS/OmwgSO
フィアンマ「プレーヤーにパイルダーオン」カチャ


番外「あ、ちょっと待って飲み物持って来る」


フィアンマ「冷蔵庫に俺様が買った午後ティーがあるハズだ、ペットボトルの」


番外「ならそれにするよ」トテテ


番外「オッケー、お菓子も持って来たし万端だね」


フィアンマ「部屋は暗くするか?」


番外「お、いいね。その方が映画館みたいな雰囲気で」


フィアンマ「なら消すぞ」パチッ


番外「すかさず再生っと」ポチッ


番外「ちなみに何のDVD?」


フィアンマ「ホラー系だ」


番外「……へ?」


      《呪怨》


番外「待ってこの雰囲気はマズイ」




963: 2013/08/23(金) 01:22:38.30 ID:kS/OmwgSO
番外「……」ブルブル…



『キャァァァァァァァァァァッ!!!!』


番外「ヒッ!?」ビクンッ!!


(伽椰子)『あ"あ"あ"あ"あ"あ"っ!!』


番外「ひ……い…」ガクガク


(俊雄)『にゃぁぁあああ』


番外「あ…あぁ……ぅ……」プルプル…




964: 2013/08/23(金) 01:23:32.17 ID:kS/OmwgSO
(スタッフロール)


フィアンマ「ふん、流石だなジャパニーズホラー。まさに恐怖のごり押し」



フィアンマ「海外のホラーとはひと味違うな、そうは思わんか?」チラッ


番外「…ヒグッ……」プルプル


フィアンマ「 」


番外「こわ……怖いの……やだぁ……」


フィアンマ「…」


番外「電気…グスッ……点けてぇ……」ウル…


フィアンマ「……はっ! ああ、すまんすぐ点ける」パチッ



フィアンマ(なんだこの破壊力は?! 一瞬呼吸が止まった…)




965: 2013/08/23(金) 01:25:20.30 ID:kS/OmwgSO
フィアンマ「……」


番外「……」スンスン


フィアンマ「…なあ」

番外「グスッ…なに?」


フィアンマ「ちょっとトイレに…」


番外「行けばいいじゃん」グスン


フィアンマ「なら服の裾をつまんだ手を離してもらえんか?」


番外「……ヤダ」キュッ


フィアンマ「でないとトイレに行けんのだが」


番外「行かなきゃいいじゃん」


フィアンマ「俺様の膀胱がメルトダウンしそうなんだぞ?」


番外「……ハイ」スッ


フィアンマ「……なんだコレ?」


番外「オムツ」


フィアンマ「この歳で出来るか!! 何故こんな物がある!?」




973: 2013/08/24(土) 00:48:27.35 ID:0y9S5eaSO

976: 2013/08/24(土) 08:59:33.01 ID:PHYRydEko
乙でした

引用: 上条「大好きだ」美琴「私も///」フィアンマ「脱いでくれ」番外「ぶっころ」