1: 2014/08/04(月) 13:02:16.88 ID:LRvzUheSO
だらだらと書いていたらもう7スレ目。終わりが見えないよ……。


過去スレはこちら
過去スレ

上条 「こんな時間にどうしたんだ?」 一方 「いいから入れろ」【前編】
上条 「こんな時間にどうしたんだ?」 一方 「いいから入れろ」【後編】

上条 「こんな時間にどうしたんだ?」 一方 「いいから入れろ」 ☆ 「2だ」 垣根 「前編」
上条 「こんな時間にどうしたんだ?」 一方 「いいから入れろ」 ☆ 「2だ」 垣根 「後編」


上条「俺達に必要な情それは友情」美琴「愛情」削板「根性」垣根「ガム工場」一方「台なしだ」【前編】
上条「俺達に必要な情それは友情」美琴「愛情」削板「根性」垣根「ガム工場」一方「台なしだ」【中編】
上条「俺達に必要な情それは友情」美琴「愛情」削板「根性」垣根「ガム工場」一方「台なしだ」【後編】

上条「大好きだ」美琴「私も///」フィアンマ「脱いでくれ」番外「ぶっころ」【前編】
上条「大好きだ」美琴「私も///」フィアンマ「脱いでくれ」番外「ぶっころ」【中編】
上条「大好きだ」美琴「私も///」フィアンマ「脱いでくれ」番外「ぶっころ」【後編】

上条「彼女は14才」一方「…0才」垣根削板フィアンマ「同じく」☆「このロOコン共め」【前編】
上条「彼女は14才」一方「…0才」垣根削板フィアンマ「同じく」☆「このロOコン共め」【中編】
上条「彼女は14才」一方「…0才」垣根削板フィアンマ「同じく」☆「このロOコン共め」【後編】

上条「見られたら」垣根「見せ返せ」削板「倍返し」美琴「大覇星祭は?」【前編】
上条「見られたら」垣根「見せ返せ」削板「倍返し」美琴「大覇星祭は?」【後編】

上条「欲しい物?」一方「筋肉」垣根「常識」美琴「…胸」麦野「出番」【前編】
上条「欲しい物?」一方「筋肉」垣根「常識」美琴「…胸」麦野「出番」【後編】




とある魔術の禁書目録 31巻 (デジタル版ガンガンコミックス)

40: 2014/08/07(木) 23:52:19.58 ID:Hr2LspqSO
今晩は。新スレ1発目は番外編

41: 2014/08/07(木) 23:53:10.16 ID:Hr2LspqSO
果物屋【びあーじお】


アンジェレネ「い……いらっしゃいませ~」オズオズ…



ルチア「声が小さいですよシスターアンジェレネ、お客様に聞こえるように言わなければ」


アンジェレネ「あうぅ……シスタールチアも手伝って下さいよ~」


ルチア「私はきちんと対応しています、お客様は神様ですから」フンスッ!


エツァリ「すみません御坂さんへのプレゼントにメロンを…」ポンッ


ルチア「触るなぁぁぁぁ!!!」ボガンッ!!!!


エツァリ「ぎゃあっ!!」



42: 2014/08/07(木) 23:54:21.17 ID:Hr2LspqSO
ルチア「異教徒の汚ならしい手で触られた……」ゴシゴシ



アニェーゼ「お客様は神様だったんじゃねーんですか?」


アンジェレネ「え? か、買っていただけるんですか??」


青髪「僕ぁ可愛い子に目が無……メロンに目が無いんや」


アンジェレネ「おひとつですか? でしたら税込みで2000円です」


青髪「このあと僕とお茶してくれるんやったら10個買うで?」


アンジェレネ「え…」


アニェーゼ「ちょいとお兄さん? うちはそう言う店じゃねーんですよ」


ルチア「磔ますよ?」


青髪「あ、やっぱあかんかったかなぁ……」



43: 2014/08/07(木) 23:57:23.45 ID:Hr2LspqSO
アニェーゼ「50個買ってくれるんならディナーとその後まで行っちまっていいですけどね」


アンジェレネ「シスターアニェーゼ!?」


ルチア「シスターアンジェレネ、これも我々の生活の為です」


アンジェレネ「嫌ですよぉ~!!」


青髪「買った!」


アニェーゼ「ならさっさと金払っちまって下さい」


アンジェレネ「うぅ……頭の中でドナドナが流れてます……」ウルル


青髪「甘い物食べに行かへん?」


アンジェレネ「…ッ!!」パァァッ!!!


青髪「ちょっと行ったとこに新しく出来た店が……」


アンジェレネ「行ってきま~す!」ルンルンッ♪


ルチア「……なんとか売れましたね」


アニェーゼ「そもそも果物屋なのにメロンしか売ってねーってのは致命的だと思うんですよ」


ルチア「司教がメロンしか育てないですから……」



44: 2014/08/08(金) 00:03:53.06 ID:PxksYMPSO
ビアージオ「ぶるぁぁぁぁぁ!!」


ビアージオ「私の眼前に広がる雑草共めがぁ! 私自らが直々にぃ! ひとつ残らず摘み取ってくれるぅぅぅ!!」


ビアージオ「あコイツめ、コイツめ、コイツめ」プチプチ


ルチア「司教……」


ビアージオ「どぉ―したシスタールチア、メロンの売れ行きはどぉだ?」


ルチア「先ほど50個売れましたが……それでも赤字です」


ビアージオ「ぬぁぁぁぁぁにぃぃぃぃ!? ぬぁぜだ?! 私が丹精込めて作り上げたメェロンにぃ、なぁんの不満があるぅ???」



アニェーゼ「メロンしか売ってねーのがダメなんですよ」


ビアージオ「ぶぁぁぁぁぁかな!! 私が夜も寝ずに昼寝して作り上げた至高にして究極のメェロン以外の物など、タダの生ゴミよぉ!!!」




45: 2014/08/08(金) 00:05:38.87 ID:PxksYMPSO
アニェーゼ「確かに美味いんですけどねぇ」


ルチア「一応果物屋ですし、他の果物も売った方が……」



ビアージオ「んぬぅ、ではスイカを追加するか、なぁんちゃって」


アニェーゼ「つまんねーですよ」


ルチア「スイカってウォーターメロンですよね?」


ビアージオ「スイカのあのフォルム、メロンに増さぬとも劣らぬ美を持ち合わせるフルーツよ」


アニェーゼ(スイカもメロンも厳密には野菜の仲間なんですがねぇ)




46: 2014/08/08(金) 00:07:20.08 ID:PxksYMPSO
アンジェレネ「ただいま帰りました」ホクホクッ


ビアージオ「キャッチマイハァァァァァ!!(お帰り、楽しかった?)」



アンジェレネ「ベリーメロン!」ケイレイ ビシッ!


アニェーゼ「シスターアンジェレネが戻ったとこで、対策会議始めちまいましょう」


ルチア「とにかく、このままでは果物屋【びあーじお】は遠からず経営破綻します」



ビアージオ「ぶるぁぁ!?(マジで?!)」



アンジェレネ「潰れてしまうんですか??」


アニェーゼ「そうなったら、アニェーゼ部隊全隊員でホストクラブならぬシスタークラブでも始めりゃー何とか」


ルチア「そんな不埒な事は出来ません!!」


ビアージオ「そぉうだ、メェロンを売ろう!」


アンジェレネ「売れないから困ってるんです……けど……」オズオズ




47: 2014/08/08(金) 00:16:24.39 ID:PxksYMPSO
ルチア「と、言う訳で。何か良い案が有れば挙手を」


ビアージオ「はぁい」


ルチア「ハイ司教」


ビアージオ「メェロンを買った者にぃ、私の唄う《ベリーメロン私の心をつかんだ良いメロン》のCDをプレゼントしちゃうのいぃよ!」


ルチア「却下」


ビアージオ「おのぉぉぉぉれぇぇぇぇ!!」


アニェーゼ「キャラ変わってんじゃないですか」


アンジェレネ「え…と……お客様の注目を集めればいいんですか?」


ルチア「そうです」



48: 2014/08/08(金) 00:25:05.00 ID:PxksYMPSO
アンジェレネ「なら良い方法があります」


ルチア「どんな方法ですか?」


アンジェレネ「これにはシスタールチアの協力が不可欠です」


ルチア「私の?」


アニェーゼ「物は試し、やって見ましょう」


ルチア「激しく嫌な予感しかしない……」


ビアージオ「私は雑草を刈って来るからがんばってちょうだぁい」


アニェーゼ「日射し強いんで麦わら帽子かぶった方がいいですよ」




49: 2014/08/08(金) 00:28:07.28 ID:PxksYMPSO
>ガヤガヤ……


ルチア「それで? 私はいったい何を?」


アンジェレネ「ちょっとソコに立って下さい」


ルチア「ここ、ですか?」


アンジェレネ「はい、では……」スゥゥ…


アンジェレネ「み、皆さーん!」


モブ男達「?」ナニナニ?



アンジェレネ「注~~~~目!!」バサッ!!!



ルチア「……ッ!!!!」メクラレ



モブ男達「白ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」ウォォォッ!!



アニェーゼ「はーい、並んで並んで。メロン1個購入でさっきの写真が付いてきますよ」


モブ男達「買ったぁぁぁぁ!!」


アニェーゼ「ハイハイ」


ルチア「シスターアンジェレネェェェェ!!」ドドドドッ!!!


アンジェレネ「注目は集まったじゃないですか~~!!」トテテテッ!!




117: 2014/08/19(火) 19:24:46.54 ID:ai2TV1ySO
え~バタバタしてまして長らく投下していませんでしたが、投下しに来ました。

120: 2014/08/19(火) 19:32:27.54 ID:ai2TV1ySO
~ゲーセン~


美琴「当麻は格ゲー得意?」


上条「う~ん、そこそこ?」



美琴「じゃあ私がボタン操作で当麻がレバー操作ね」


上条「ソレ1面もクリア出来なくない?」


美琴「やってみなくちゃ分からないわ!」


上条「まぁ……やってみますか」チャリン



黒夜「お兄ちゃん私とプリクラ~!」グイグイッ!


絹旗「私が超先です!」グイグイッ!


一方「あァ~引っ張ンな服伸びンだろうが」




121: 2014/08/19(火) 19:36:40.57 ID:ai2TV1ySO
00001『アレイスター! マティーニ!!』


アレイ『お待ち』シャカシャカ


一方「やめてェェェェ!!!」



00002『お酒を飲むと膨らむんでしょうか?』ムネ…


00003『あれはミュータントですから』



番外『ハイハイひがみひがみ』


0000200003『ちょっと来いや』



番外『うわヤバッ、おちびヘルプ!』


打ち止め『……氏刑』デデーン



番外『なあぁぁぁぁ!?』




122: 2014/08/19(火) 19:40:02.03 ID:ai2TV1ySO
上条「よっ! はっ!!」ガチャガチャ!!


美琴「えい! このっ!!」ポチポチッ!!



垣根「周りの視線が痛ぇとか思わねーのかあの二人……」


フィアンマ「垣根よ、ギタフリとドラマニでセッションしないか?」


垣根「俺ボーカル兼任な」


削板「俺はドラムだ!」



フィアンマ「では……あワン、ツー、ワンツーさんはい」


垣根「流れてく~時の中ででも 気だるさが ほらグルグル廻って私から離れる心も見えないわそう知らない♪」



一方「……」コンコンカッ!コンコンカッ!コンコンコンコンコンコンカッカッカッカッコンコンコンコンカッコンコン!!


黒夜「お兄ちゃん太鼓の達人っ!?」


絹旗「速すぎて手が超見えません……」





124: 2014/08/19(火) 19:45:25.23 ID:ai2TV1ySO
上条「何とか1面クリア……」


美琴「以外に難しいわね」


浜面「あれ? 上条?」


上条「浜面??」

滝壺「ひさしぶり」

美琴「滝壺さん?」


浜面「なに? デート?」

上条「まあ、一応」


美琴「む、一応ってなによ一応って」ペチペチ!


上条「ゴメンゴメン、正真正銘デートですハイ」


滝壺「私達もデートだよ」エッヘン!


浜面「威張るとこ?」



125: 2014/08/19(火) 19:51:52.13 ID:ai2TV1ySO
浜面「…はあッ?? 二人で格ゲー??」


上条「そ、俺がレバー操作で美琴がボタン操作」


浜面「器用ってか、やる意味あんのか?」


滝壺「二人の共同作業だね」


美琴「分かります??」


滝壺「わかるよ、共同作業は楽しいよね。特に夜は」


浜面「滝壺ぉぉぉぉ!!」


上条「ハハハッ、滝壺さんは相変わらずだな~」


美琴「ま、まあ私も夜は毎回楽しいですけど///」テレテレ


上条「お口にチャック美琴たぁぁぁぁん!!」


浜面「中学生になに言わせてんだよ」


上条「バニー着させる奴に言われたかねーよ!!」


浜面「おまっ! 人の性癖カミングアウトすんなよ!!」




126: 2014/08/19(火) 19:53:50.93 ID:ai2TV1ySO
浜面「にしてもよ、デートすんのにゲーセンて」


上条「学生のデートなんてそんなもんだろ? 俺金無いし」



滝壺「私達も居るよ?」キョトン



浜面「……金…無いから……」ズーン


美琴「まあまあ」


滝壺「あ、なら対戦する?」



上条美琴「?」


滝壺「私とはまづらも同じやり方で」


浜面「グダりそうだけどやってみっか、滝壺どっちやりたい?」


滝壺「レバー操作がいい、はまづらので馴れてるから」クイクイッ


上条美琴「……」ジトー


浜面「見るな! そんな目で俺を見ないでェェェェ!!」



滝壺「みことも馴れてるでしょ?」


美琴「主に前後上下操作ですけど」スコスコ


上条「ヘーイさっさと始めようぜ!!」




127: 2014/08/19(火) 19:56:07.79 ID:ai2TV1ySO
滝壺「……」シュシュシュシュシュシュッ!!!



浜面「た、滝壺!? 操作速すぎてボタン操作間に合わねーんだけど?!」


上条「美琴! ここは一端引いて様子見を……」


美琴「攻撃あるのみよ! ボタン操作合わせて!!」シュシュシュシュッ!!!



滝壺「……はまづら」


浜面「なんだ?」


滝壺「取れちゃった、レバーのさきっぽ」スポッ


浜面「ゲェェ――ッ!?」


美琴「ちょっと当麻! さっきから弱パンチしかしてないじゃない!!」


上条「弱パンチ以外のボタンが利かなくなったんだよ!!」カチカチカチッ!




128: 2014/08/19(火) 19:59:13.93 ID:ai2TV1ySO
浜面「結局時間切れでドローかよ」


上条「予想以上にグダグダになった……」


美琴「何で急にボタン壊れるのよ! このポンコツ!!」ビリッ!!


滝壺「あ」


ボンッ!!


美琴「 」


上条「美琴ぉぉ―!! 電撃はダメだってアレほど!!」


浜面「ヤベェにげるぞ!」


滝壺「こっちから行こう」タタッ!




129: 2014/08/19(火) 20:01:08.03 ID:ai2TV1ySO
垣根「クソッ! あのクレーンのアーム弱だろ!」


フィアンマ「諭吉3人使って取れないとはな」



一方「太鼓を極めし俺参上ってなァ」


垣根「あ? 絹旗と黒夜は?」


一方「映画見に行くって帰った」



削板「なあ、上条達どこだ?」


一方垣根フィアンマ「…………あれ???」




130: 2014/08/19(火) 20:09:43.72 ID:ai2TV1ySO
浜面「ゼェ…ゼェ……、あのゲーセン二度と行けねーな」


滝壺「私飲み物買ってくるね」


美琴「あ、私も行きます」


上条「……なあ浜面」


浜面「ん~?」


上条「浜面ってさ、滝壺さんと結婚するのか?」


浜面「またぶっ飛んだ質問だな。まあ、出来ればしたいよな」


上条「そっか、でも大変だろ? 貯金とか」


浜面「ま~な、アイテムの仕事でコツコツ貯めてっけど、中々貯まんねーし」


上条「就職とかもだよな」




131: 2014/08/19(火) 20:16:21.46 ID:ai2TV1ySO
浜面「その辺は何とかなりそうなんだよ」


上条「マジで?」


浜面「俺機械いじり好きだからさ、整備士とか」


浜面「それか運送業とか始められたらって思っててさ」


上条「……結構真剣に考えてんだな」


浜面「そりゃな、滝壺はレベル4だからそれなりに金は入るけど、ソレを当てにしたくねーし」


浜面「俺は俺でしっかり収入源確保しとかねーとな」


浜面「上条はどーなんだよ」


上条「俺は……ちょっと不安かな」




133: 2014/08/19(火) 20:19:12.54 ID:ai2TV1ySO
浜面「不安? んな事ねーだろ? 彼女は第三位で他のレベル5とも仲良いし、頼ろうと思えば幾らでも……」


上条「それなんだよ」


浜面「は?」


上条「美琴はレベル5で第三位、でもソレだけじゃないんだ……」


上条「仮に美琴から能力を取ったとしてもさ、凄く頭良いだろ?」


浜面「まあ、そうだな」


上条「中学生なのに高校の問題なんて復習レベル、飛び級があったら大学だって軽く行ける」




135: 2014/08/19(火) 20:24:41.40 ID:ai2TV1ySO
上条「なろうと思えば何にだってなれる」


上条「他のみんなだってそうさ、能力がなくたって凄くてさ……でも」


上条「俺には……何もない……」


上条「この右手の能力が無かったら……何も……ないんだ」


浜面「上条……」


上条「時々思うんだよ、ある日突然幻想頃しが無くなって、タダの無能力者になったら……」


上条「みんな俺の前から居なくなるんじゃないかって」


上条「幻想頃しがあったから美琴と今見たいな関係になれた……」


上条「幻想頃しがあるから一方通行や垣根やフィアンマに一目置かれてる」




136: 2014/08/19(火) 20:26:30.96 ID:ai2TV1ySO
上条「でも……ソレだけなんだ……」


上条「俺の価値は幻想頃しあっての物……」


上条「コレが無かったら俺なんて……不幸で頭悪いタダの……タダのさ……」



浜面「……バッカじゃねーの?」


上条「なっ! 俺は真剣に悩んでんだぞ!!」


浜面「だからバカなんだよ、悩む必要なんてねーだろ」




137: 2014/08/19(火) 20:33:03.69 ID:ai2TV1ySO
浜面「幻想頃しが無かったら自分に価値が無い? だったら俺はどーなんだよ」


浜面「別に特別な能力なんて無い不良だぞ?」


浜面「毎日毎日絹旗やフレンダやフレメア、今じゃ黒夜にまでおもちゃにされてよ」


浜面「事ある事に麦野にはビーム撃たれるし」


上条「……」


浜面「まあ俺の事はいいや、なんか泣けてくる」


浜面「なあ上条、一方通行に垣根。特に御坂はさ、お前に幻想頃しがあるって最初から知ってたか?」




138: 2014/08/19(火) 20:39:01.34 ID:ai2TV1ySO
上条「いや……知り合ってから…だけど」


浜面「だろ? 最初から知ってて近づいたんならまだしも最初はみんな知らなかったハズだ」


浜面「つまり、幻想頃しがあろうが無かろうが」


浜面「みんな上条当麻って人間を好きなんだよ」


上条「そう…なのかな」


浜面「だぁ―! らしくねーな! だったら御坂に聞いてみろよ、俺に幻想頃しが無かったら嫌いになる? 別れるかってよ!!」


上条「………」


浜面「ま、今のは冗談だけどさ。お前に幻想頃しがあっても無くても」


浜面「みんな居なくなったりしねーよ、絶対な」


上条「……なんか浜面に説教されると違和感たっぷりだわ」


浜面「悪かったな!!」




140: 2014/08/19(火) 20:44:36.19 ID:ai2TV1ySO
滝壺「おまたせ」


浜面「あ、お帰り」


美琴「ハイ、当麻もヤシの実サイダーで良かった?」


上条「……」


美琴「……当麻?」


上条「え? ああっ、うんありがとう」



浜面「はぁ~、話してたら喉乾いた。ング……ブボッ?! なんじゃこりゃぁぁぁぁ!?」


滝壺「お汁粉ーラ、新作なんだって」


浜面「お汁粉ーラ?! 混ぜるな危険レベルだろ!!」




141: 2014/08/19(火) 20:49:22.70 ID:ai2TV1ySO
滝壺「じゃあ、私達そろそろ行くね」


浜面「あんま思い詰めんなよ」


上条「分かってるよ」


滝壺「みこと」


美琴「?」


滝壺「がんば」グッ!


美琴「? ありがとうございます?」


上条(サムズアップが卑猥な形になってるのはスルーしよう)




142: 2014/08/19(火) 20:54:49.27 ID:ai2TV1ySO
滝壺「はまづら」


浜面「ん?」


滝壺「男の子と女の子、どっちがいいかな?」


浜面「は?」


滝壺「子供」


浜面「………へ?」


滝壺「最初はどっちがいい?」


浜面「あわ……いや……げ、元気に産まれてくれたらどっちでもいいかな~って」


滝壺「あ、双子なら一石二鳥だね」


浜面「狙って出来るのソレ?」


垣根「あいさつ代わりの4の字固め」ギリギリギリ


浜面「んぎゃぁぁぁぁ!!!」




143: 2014/08/19(火) 20:57:29.37 ID:ai2TV1ySO
垣根「ういっす」

滝壺「ういっす」


垣根「上条と御坂知らね?」


滝壺「さっきまで一緒にいたよ?」


垣根「マジで? どの辺?」


滝壺「あっち」


垣根「センキューベリー抹茶」


滝壺「ノープログラム」


一方「プロブレムな」



浜面「4の字固めしながら会話すんなよ痛いんだってマジでェェェェ!!」


フィアンマ「食らえ腕ひしぎ十字固め(右)」ギリギリギリ


削板「同じく腕ひしぎ十字固め(左)」ギリギリギリ

浜面「拷問じゃねーかってぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」





144: 2014/08/19(火) 21:03:55.69 ID:ai2TV1ySO
上条「……」スタスタ


美琴「……」


上条「……」


美琴「……ねえ」


上条「……ん?」


美琴「何か…あったの?」


上条「いや、別に」


美琴「ウソ! 絶対何かあったでしょ!!」


上条「だから別に……いやゴメン、正直言うと考え事してた」


美琴「考え事?」


上条「……美琴」


美琴「なに?」





145: 2014/08/19(火) 21:04:39.31 ID:ai2TV1ySO
上条「もし俺から幻想頃しが無くなっても……」


上条「好きでいてくれる?」


美琴「……は?」


上条「いや、だから…」


美琴「そんな事で悩んでたの?」


上条「……うん」


美琴「……ミコチョップ!」ビシッ!


上条「あ痛っ!?」


美琴「あのね、逆に当麻は私が能力使えなくなったら嫌いになる訳?」


上条「なる訳ないだろ?」


美琴「私もよ!」


美琴「……もう、変な事で悩むんだから」


上条「……だって…」




146: 2014/08/19(火) 21:05:52.45 ID:ai2TV1ySO
美琴「……料理が上手な当麻が好き」


上条「?」


美琴「優しくて強い当麻が好き!」


上条「あの……」


美琴「好き! 当麻の全部が大好きなの!!」


上条「……美琴…」


美琴「…なに?」


上条「美琴が好き」


美琴「私はその10倍好き!」


垣根「でもゾウさんはもっと好きです」ヒョコッ


一方「黙れ」ゲシッ!!


上条「み、みんな居る……」


フィアンマ「フッ、バレてしまったか」


削板「作戦失敗だ」


美琴「……いつから見てたの?」


一方垣根フィアンマ削板「最初から」


美琴「座れぇぇぇぇ!!」




147: 2014/08/19(火) 21:09:10.51 ID:ai2TV1ySO
美琴「いい歳して覗き見? ハッ! いい度胸じゃないの」ビリビリッ!


一方「俺達はオマエらの護衛役をだなァ…」セイザ


垣根「大変だったんだぞ? 衛星レーザー止めたり」ドゲザ



フィアンマ「女王艦隊に立ち向かったり」トウリツ


削板「パスタ食べたり」スクワット



一方「コーヒー飲んだり」


美琴「後半二人は遊んでるじゃないの!」


垣根「そーだそーだ! テメーら楽ばっかしやがって! 真面目にやりやがれ!!」


一方「普段から不真面目がデフォな奴にだきゃァ言われたくねェンだよ!」


上条「……プッ」


一同「?」


上条「ごめwwwツボにwww入っプッwww」





149: 2014/08/19(火) 21:13:46.92 ID:ai2TV1ySO
上条「はー……笑った笑った」


上条「よし、護衛してくれたお礼に今日の夕飯は好きな物作ってやるよ」


一方「肉ゥゥゥゥ!」


垣根「豚骨ラーメン!」


フィアンマ「瓦ソバ!」


削板「美味しい物!」


美琴「餌をねだる雛鳥かアンタらは……」


上条「なら食材買いに行かないとな」


一方「金は任せろ」


垣根「食材は俺がマンションまで空輸したる」


フィアンマ「邪魔者は俺様が抹頃する」


削板「荷物持ちなら!」


上条「ああ、頼むよ」



150: 2014/08/19(火) 21:16:04.89 ID:ai2TV1ySO
~マンション~


上条「はい、肉焼けた~」


一方「ガツガツガツッ!!」



上条「豚骨ラーメンいっちょ上がり~」


垣根「ズルルルル!!」


上条「瓦ソバ!」


フィアンマ「うむ、パリパリで美味……歯茎にソバが刺さった……」



上条「その他諸々!!」ヒュパパパッ!!


削板「美味い!!」


000010000200003「ウマウマ♪」パクパク



打ち止め番外「モグモグ♪」


アレイ「あ~ん」


食蜂「あ~ん☆」パクッ





151: 2014/08/19(火) 21:18:54.23 ID:ai2TV1ySO
美琴「当麻生き生きしてるね」


上条「なんか悩んでたのがバカらしくなってさ」


上条「俺は俺、出来る事はやる、出来ない事はみんなを頼る」


上条「それで良いんだって結論したから」


美琴「……」ピトッ


上条「ん? どした?」


美琴「何でもない♪ 強いて言うならくっつきたかったの♪」


上条「甘えんぼ?」


美琴「当麻限定で甘えんぼ///」


上条「ヨシヨシ」


美琴「ふにゃ~///」


アレイ「今日も平和だ」


食蜂「そうですねぇ~」




152: 2014/08/19(火) 21:21:18.27 ID:ai2TV1ySO
はい本日はここまで。

何だかんだで見て下さってる人が居ると嬉しいです。


ではまた次回まで、おやすみなさい。

237: 2014/08/31(日) 21:06:09.98 ID:RQIbH/WSO
~???~


オティヌス「フフッ、我が名はオティヌス」


オティヌス「魔神と呼ばれし存在だ」


オティヌス「超強いんだ」フフンッ


オティヌス「私にかかれば世界の改変など朝飯前、神にも等しい力を持っている」


オティヌス「そんな私が今何をしているのか、それは……」


オティヌス「我が愛騎に跨がり共に食料を求めて疾走中だ」


スフィンクス「にゃ!」トテテテッ!




238: 2014/08/31(日) 21:09:53.95 ID:RQIbH/WSO
オティヌス「ん? 何故私が猫に乗れる程の大きさなのかだって?」


オティヌス「人生色々あったのさ」


オティヌス「それに良くあるだろ? 朝起きたら全長15cm位になってたとか」


スフィンクス「にゃう」ナイナイ


オティヌス「なんだ愛騎よ。そうか、今日は何処に食料確保に行くのかと言いたいんだな?」


スフィンクス「にゃ…」チゲーヨ


オティヌス「今日はデパートの試食コーナーで食料を確保する予定だ」


スフィンクス「にゃにゃ!」


オティヌス「ハッハッハ、分かってるよ。私が忍び込みオマエの分も持って来るからな」


スフィンクス「にゃ~」ワカッテンジャネーカ




239: 2014/08/31(日) 21:11:03.43 ID:RQIbH/WSO
~デパート~


オティヌス「よし我が愛騎よ、一緒に行くと流石にバレてしまうからな」


オティヌス「オマエはここで待機だ」


スフィンクス「ふぁ~」ネムイ


オティヌス「では行ってくる」トテテテッ


スフィンクス「にゅ~」


インデックス「…あれ? 猫なんだよ」


神裂「首輪をしていませんね、野良猫……捨てられたのかも」


インデックス「救いの手を差し伸べるんだよ!」


神裂「そうですね、では一端連れて行きましょう」


インデックス「猫って何が食べられるのかな?」


神裂「猫缶を買って帰りましょう」


インデックス「分かったんだよ」ヒョイッ


スフィンクス「にゃ?!」


インデックス「今日から家族が増えるんだよ♪」ルンルン


スフィンクス「にゃ~~!!」ア、アネゴ--ッ!!




240: 2014/08/31(日) 21:15:00.56 ID:RQIbH/WSO
オティヌス「ふぅ、さあスフィンクス、オマエの好きなのがあった……」


オティヌス「……スフィンクス?」キョロキョロ


オティヌス「オイ何処に行った!? 私を見捨てたと言うのか?!」


オティヌス「そんな……」ズーン…



オティヌス「今の私は魔力も微々たる物……って言うかほぼゼロ」


オティヌス「オマエが居ないと我らが居城(段ボール)にも帰れないじゃないか……」


オティヌス「うぅ……エグッ……うぇぇ……」



打ち止め「……お人形?ってミサカはミサカは見つめてみたり」


オティヌス「人形じゃない、私はオティヌス…うわっ!?」


打ち止め「喋った―っ!ってミサカはミサカは皆に見せに駆け出してみたり~~!!」ピューッ!!



オティヌス「ちょっ! 待って離して!! だっ誰かぁぁぁぁ!!!」




241: 2014/08/31(日) 21:22:17.22 ID:RQIbH/WSO
~マンション~


垣根「本ッッッッ当にゴメンなさい」ドゲザ~


00002「つーん、とミサカはふて寝します」フテネ~


垣根「いや、確かに皆に内緒で二人で温泉行こうって言った。言いました」ドゲザ


00002「行けなくなったのは誰の責任ですか?」フテネ


垣根「ハイ俺です」ドゲザ



00002「何故でしたっけ?」フテネ



垣根「前の日まで酒飲んでて二日酔いになったからでございます」



00002「まあ良いですけどね、垣根さんが二日酔いで寝込んでいた間にミサカは温泉行ってきましたし」



垣根「へ? 誰と? 御坂? それとも他の妹達? まさか心理定規か?」



00002「エツァリさんとです」フテネ


垣根「 」ピシッ…




242: 2014/08/31(日) 21:27:27.43 ID:RQIbH/WSO
00002「エツァリさんたら強引でした、ミサカも落ち込んでいたので抵抗出来ずにズルズルと……」


垣根「あ、もしもしあわきん? ちょっとぶっ頃して欲しい奴が居るんだケドよ」


垣根「もしもし神裂? ちょっとぶっ頃して欲しい奴が……」


垣根「もしもしアックア? ちょっとぶっ頃して……ついでにヴェントとテッラとローマ正教の軍隊にも伝えて……」


垣根「もしもしトール? ちょっと……」


垣根「もしもしアレイスター? SOLの使用許可をだな」


垣根「もしもし木原くん? 猟犬部隊に頃して欲しい奴が……」




245: 2014/08/31(日) 21:45:30.72 ID:RQIbH/WSO
垣根「コレでよし、エツァリめ、俺の女に手ェ出しやがった極悪非道、生命を持ってあがなわせてやる」クックック…


00002「まあ嘘ですが」


垣根「え~なんだよ、知り合いに抹殺頼んじゃったよ」


00002「ちょっと意地悪しただけです」


垣根「……本当ゴメンな」


00002「ミサカは絶賛落ち込み中です、慰めて欲しいです」


垣根「あいよ」




247: 2014/08/31(日) 21:53:06.06 ID:RQIbH/WSO
エツァリ「ぎゃあぁぁぁぁ!!!」


結標「大丈夫よ、ちょっと石の中に居るを体験するだけだから」


エツァリ「冗談じゃないですよ!」


神裂「七閃!」


エツァリ「危なっ!」


アックア「氏ぬである!」


ヴェント「肉ジュースだオラァ!!」


テッラ「小麦粉にしてやりますね~!」


エツァリ「何故神の右席までが?!」


トール「やっほー」


エツァリ「ゲェェー! 雷神!?」


木原「蜂の巣にしろ」


猟犬部隊「イエッサー」ダダダダダッ!!


エツァリ「氏ぬ氏ぬ氏ぬぅぅぅぅ!!」


アレイ「SOL発射」ポチッ


カッ!!


エツァリ「あっ…」ジュ…




248: 2014/08/31(日) 21:53:58.85 ID:RQIbH/WSO
00001「一方通行」


一方「ン~?」ナゴ~


00001「イチャイチャしましょう」


一方「……グーグー」


00001「狸寝入りしないでください、最近イチャイチャしてませんイチャイチャしたいです」ユサユサ


一方「他の奴らが居るだろうが」


00001「この部屋の防音は完璧です、音漏れはしません」


一方「でもヤダ」


00001「ま、まさかもうミサカには飽きてしまったと??」


一方「ちげーよ。万が一盗聴器でも有ってみろ、100%ネタにされンぞ」


00001「うぅ…」


一方「……オラ、コンビニ行くぞ」


00001「プチデートです♪」




249: 2014/08/31(日) 21:56:57.88 ID:RQIbH/WSO
ワースト(よ…よ~し、言うぞ!)


ワースト「フィアンマ」


フィアンマ「ん~?」


番外「い、イチャイチャしようよ!(言えた―っ!!)」


フィアンマ「では早速寝室に…」


番外「早いわっ!!」ボカッ!!


フィアンマ「ぎゃあっ!」



00003(軍覇さんとイチャイチャしたい……)


削板「00003号、あやとりしよう」


00003「ではミサカはこう取ります」サッ


削板「う~ん、じゃあこうだな」ササッ


00003(コレはコレで幸せ///)




250: 2014/08/31(日) 22:01:20.14 ID:RQIbH/WSO
アレイ「全くなんだこの部屋は? ピンクなモヤモヤが充満している桃色空間じゃないか」


食蜂「ですよねぇ」ムギュー

アレイ「全くもってけしからん」ムギュラレ


上条「どの口が言ってんだ」


アレイ「トースターだから口がありませ~ん」


美琴「ムカッ」ビリビリッ


アレイ「調子に乗ってました申し訳ありません」


上条「そう言えば打ち止めは?」


美琴「一人でお散歩行ってくるって言ってたけど、多分もうすぐ帰ってくるわよ」




251: 2014/08/31(日) 22:06:54.60 ID:RQIbH/WSO
打ち止め「ただいま~ってミサカはミサカは帰還を報告してみたり」


上条「お帰り、何持ってんだ?」


打ち止め「じゃじゃーん!ってミサカはミサカは喋るお人形を上条さんに見せてみる」


オティヌス「お願……離して……」シクシク



上条「………アレイスターさんや」


アレイ「なんだね上条さんや」


上条「この見るからに生きているとしか思えない小さいのはなんでせう?」



アレイ「どれどれ………ゲッ?!」




252: 2014/08/31(日) 22:08:36.05 ID:RQIbH/WSO
アレイ「……オティヌス、何をしている?」


オティヌス「見てわかるだろ、握りしめられてるんだお願い助けて中身出ちゃう」


美琴「……人間?」


アレイ「彼女はオティヌス、グレムリンと言う魔術結社の主要人物だ」


アレイ「そして彼女は魔神でもある」


上条「ブレストファイヤー的な?」


アレイ「それはマジンガーだ、簡単な話し限り無く完璧な存在と言えばいいかな」




253: 2014/08/31(日) 22:11:24.80 ID:RQIbH/WSO
フィアンマ「何を話している?」


オティヌス「ん? なんだ右方のフィアンマじゃないか」


フィアンマ「……オティヌスか?」


オティヌス「神の右席たる貴様がこんな所で何をしている?」


フィアンマ「その言葉そっくりそのまま返してやる」



オティヌス「私はその……アレだよ…」


フィアンマ「未来の耳無しネコロボにス○ールライトでも照射されたか?」


オティヌス「違う! それより……ネコロボ? ネコなのに耳が無いのか??」


フィアンマ「なんだ知らんのか? 仕方ない見せてやろう」




254: 2014/08/31(日) 22:15:07.31 ID:RQIbH/WSO
>アッタマテッカテーカ♪サーエテピッカピーカ♪


オティヌス「バカな! この青くて丸いタヌキがネコだと!?」



フィアンマ「外見がこうなったのは聞くも涙語るも涙なエピソードがあるのだ」



オティヌス「ぬぅ、深い……」



上条「で、確認するけど今まで猫と一緒に段ボールハウスに居たと?」



オティヌス「うむ、段ボールは良いぞ? 保温性に優れ衝撃にも強い、愛騎スフィンクスと一緒で寂しくもなかった、まさにLOVE段ボールだ」



美琴「でも猫はどこかに行っちゃったんでしょ?」


オティヌス「うぅ……」


フィアンマ「かつての魔神も堕ちたものだな」


オティヌス「黙れこのっこのっ!」ペチペチ!


フィアンマ「ハッハッハ、効かんな」




255: 2014/08/31(日) 22:17:49.97 ID:RQIbH/WSO
垣根「ふぅ…騒がしいぞオマエら」


00002「ふぅ…そうです、もう少し静かに日々を過ごせないのですか?」


00003「午前中から賢者モードになってる人に言われたくありません」


削板「次、00003号の番だぞ」


00003「えとですね……」

フィアンマ「痛っ! ヤメロ! おのれオティヌス!!」



オティヌス「フハハハハッ! どうだ我が神槍の威力は!」プスプスッ!



フィアンマ「何が神槍だタダの爪楊枝だろうが!!」



オティヌス「至る所をチクチク刺してやる、精神的ダメージでハゲるがいい!!」プスプスッ!


番外「いい加減にしなよコノ人形」ヒョイッ


オティヌス「ええい離せ!」プスッ!


番外「痛っ! このっ!!」




257: 2014/08/31(日) 22:20:17.76 ID:RQIbH/WSO
垣根「なんだこのちっこいの」ヒョイット


オティヌス「うわっ離せ!」ジタバタッ!



00002「動くと撃ちますよ?」チャキッ…


オティヌス「……」グ~


上条「えっとさ、とりあえずなんか食べる?」


オティヌス「……食べる」


上条「簡単にオムライスだけど」コト


オティヌス「はむっ…おいひぃ」マグマグ


美琴「この子どうするの?」


アレイ「そうだね、おいオティヌス」


オティヌス「むが?」ハムハム



アレイ「ハムスター見たくほお張るんじゃない、君はコレからどうするつもりだ?」


オティヌス「ゴクンッ。そうだな、我が愛騎が戻っているかもしれないし、ちょっと居城に戻って見る」




258: 2014/08/31(日) 22:21:54.39 ID:RQIbH/WSO
00001「ただいま帰りました」


一方「なンだ? どっか行くのかァ?」


垣根「段ボールハウスにな」


一方00001「……は?」



~某所~


オティヌス「この草むらに私の居城が……」


黒子「コレを処理すればいいんですの? 固法先輩」


固法「ええお願い、最近草むらにゴミを捨てる人が増えてる見たいね」


初春「でもこの段ボール、誰か住んでいた見たいな形跡がありますね」




259: 2014/08/31(日) 22:22:46.54 ID:RQIbH/WSO
黒子「どうせ野良猫が住み着いてただけですの、ポイですのポイっ」


浜面「んじゃあ、焼却場に持ってきますんで」


固法「ありがとうございます、料金は後で支部の方に来て頂いても?」


浜面「それでいいっす、んじゃまいど~」ブロロロ……



オティヌス「 」


垣根「よ、家なき子」


オティヌス「私の居城がぁぁぁぁ~~」ガクーンッ!



打ち止め「なんだかかわいそうだねってミサカはミサカは同情してみたり」




297: 2014/09/11(木) 23:30:26.73 ID:xkIcC8/SO
オティヌス「あっという間に宿無しの 一文無し……ハハッ……」シクシク…



垣根「金持ってたのかよ」


オティヌス「自販機の釣り銭の取り忘れをコツコツ集めてたんだ」


フィアンマ「涙ぐましいな」


オティヌス「意外に取り忘れる輩が多くてな、1日学園都市の自販機を回ると案外あるぞ」


一同「へぇ~」


オティヌス「1度なんて1000円札でジュースを買ったのだろうがお釣りを丸々取り忘れてたバカがいてな、丸儲けだった」



上条「ソレ多分俺だよチクショウ!!」




298: 2014/09/11(木) 23:39:05.31 ID:xkIcC8/SO
オティヌス「なんだお前だったのか、感謝してるぞ、あの金でスフィンクスに猫缶を買ってやれたんだ」



美琴「アンタはどうしたのよ」


オティヌス「私か? 私は見ての通りのナリだからな、コンビニのおむすびで十分だ」


食蜂「どうやって買ったのぉ?」


オティヌス「スフィンクスに紙とお金をくわえさせてな」


一方「ホントに人間かコイツ」ツンツン


オティヌス「ヤメロッ! 変な所を触るな変態め!!」


一方「 」




299: 2014/09/11(木) 23:42:57.88 ID:xkIcC8/SO
垣根「一方通行の変~態、変~態!」ソレッ!


垣根フィアンマ「変~態! 変~態!」ギャハハハッ!


一方「ihbf殺wq」ブオッ!!



垣根「黒翼は変態じゃねーだろ!!」


フィアンマ「垣根ガード!」


垣根「人を盾にすんなよ神の右席のクセに…ってぎゃあぁぁぁぁ!!!」



オティヌス「おい、上条と言ったな」


上条「?」


オティヌス「ちょっと動くな」ヨジヨジ…


上条「え? え?? なに???」




300: 2014/09/11(木) 23:52:33.19 ID:xkIcC8/SO
オティヌス「よし、思った通りお前の頭は乗り心地がいいな」テッテレー


上条「人の頭の上をなんだと思ってんだ」


食蜂「あらぁ? 御坂さん大人しいわねぇ、意外ぃ」


美琴「あんな小人に嫉妬なんてしないわよ」フフンッ


オティヌス「なんだと! 言っておくが等身大なら貴様よりプロポーション良いんだからな!!」



美琴「ハイハイ、どうだか」


オティヌス「ぐぬぬ……」


アレイ「ならば確かめて見るとしよう」


一同「?」




301: 2014/09/11(木) 23:59:04.76 ID:xkIcC8/SO
アレイ「ビッ○゙ライト~」キコキコーン



一同「アウトォォォ!!」



アレイ「アウトでなくライトだぞ?」


垣根「あからさまにヤベー物出すなアホッ! 俺的にミッk……ネズミの次に危ねーわ!!」


アレイ「ハッハッハ、心配無い、ちゃんと○で隠している」


一方「一発でバレるわボケッ!!」



削板「このパン美味いな」


00003「ふっくらしています」パクッ


番外「さりげな~くリア充してるよなんなのこの二人」





302: 2014/09/12(金) 00:01:01.81 ID:WW746GkSO
アレイ「では……赤射ッ!!」ペカー



垣根「なんでシャリバンなんだよ焼結にしろ」シャイーダー



フィアンマ「蒸着に決まっておろうが!」ギャーバーン



一方「照射だろ」


オティヌス「お? お?」ムクムク…



上条「ちょっ…重……」ヨロッ…


>ドテッ…



上条「……フガフガ…」


オティヌス「下半身がむず痒い」



打ち止め「わ~おってミサカはミサカは工口チックな擬音を口にしてみる」



美琴「早く退かんかぁぁぁぁ!!!」




304: 2014/09/12(金) 00:13:00.67 ID:WW746GkSO
上条「窒息するかと思った……」ゲホッ…



オティヌス「おぉ…懐かしき私の身体……」ジ~ン

00002「小さな時はそうでもありませんでしたが…」


00003「大きくなると完全にコスプレですね」


オティヌス「動きやすいぞ?」


美琴(くっ…そこそこ大きい……)


オティヌス「ん? ハッハッハどうだ御坂とやら、私の方が大きいだろう?」


美琴「ぐぬ……ちょっと待ってなさい!」


オティヌス「?」



305: 2014/09/12(金) 00:18:22.68 ID:WW746GkSO
美琴「さあ覚悟しなさいっ!」


オティヌス「かかってくるがいい!」


美琴「どうよ!」バッ!


00001「?」ポヨン


オティヌス「う…」タジ…


美琴「これでもか!」バッ!


番外「なになに?」ボヨン


オティヌス「うぅ……」


美琴「最終兵器!」バッ!


食蜂「ちょっとぉ?!」ボーン!



オティヌス「参りました……」ガクッ…



美琴「思い知った様ね」フフンッ



垣根「いやいや他力本願にも程があるだろ」




306: 2014/09/12(金) 00:19:10.37 ID:WW746GkSO
美琴「いいじゃないの、私の成長後(仮)見たいなもんでしょ」


垣根「いやいや×100。100歩、いや100万歩譲って00001号とワーストがお前の成長後だとしてもだよ」



垣根「みさきちは違うだろ」



美琴「……目標だもん」


食蜂「女の価値は胸じゃ無いわよぉ?」


美琴「乳Oに微電流」ピリピリッ!


食蜂「ひぎぃっ!!」ビクビクンッ!!!



男子一同(…工口い)




307: 2014/09/12(金) 00:20:41.90 ID:WW746GkSO
オティヌス「助かったぞアレイスター、これで不自由無く動ける」



アレイ「礼は要らない、何故なら……」


オティヌス「さあ、久しぶりに堂々と街を歩いて……あ……」ポンッ!



オティヌス「……」チョコン


アレイ「ビッ○゙ライトの効果は3分なのさ」


フィアンマ「24時間じゃ無いのか?」


アレイ「ウルトラマンを意識して見ました」


削板「自在に大きさ変えれるのはウルトラセブンだったな」


一方「ゼロのが好きだけどなァ」


オティヌス「また小人に逆戻り……」シクシク…


上条「……」




308: 2014/09/12(金) 00:22:59.43 ID:WW746GkSO
上条「あのさ、みんな……」



垣根「オティヌスを俺らのマンションでしばらく保護、だろ?」


上条「……うん」


垣根「異議のある人おっ手あげ~~」


一同「異議無~~し」



垣根「ハイ決定」


上条「ありがと、じゃあオティヌス」


オティヌス「……いいのか? 私は…その……迷惑にならないか?」


上条「……ならないよ、ならない」


オティヌス「……」ヨジヨジ…



上条「?」ヨジラレ


オティヌス「…ふんっ! さあ連れて行くのだ! 新たな我が居城に!」ペチペチ



上条「了解了解」


一同「お腹空いた~」


食蜂「ちょっと待って電流とめてぇ~~!! あ…あぁ……ンっ!!」ビクビクンッ!!



美琴「あ、忘れてた」


フィアンマ(垣根、録画してるか?)ヒソヒソ


垣根(してないハズがない)グッ!




371: 2014/09/24(水) 20:15:44.40 ID:33Cvo0sSO
~???~


上条「Zzz…」スヤスヤ


美琴「んぅ…」ギュウ…


上条「ぅ…美琴…あんまり抱きついたら苦しい……」


美琴「いいの~」ギュウ~


上条「しょうがないな~、けどちょっとトイレ行くから離して……ん?」



>ブロロロ……



上条「………」ゴシゴシ


上条「ん? ん??」


>ブロロロ……


上条「な…な……」


上条「なんじゃあこりゃああああああああ!!!!」




373: 2014/09/24(水) 20:18:42.73 ID:33Cvo0sSO
上条「なんで?? 確かに俺の部屋で寝てたハズなのに!!」


美琴「もう、どうしたのよ当麻……ってなによこれぇぇ――ッ!!!」



上条「みみみ美琴! 何で俺達バスの上にベッド設置して寝てるんだ?!」


美琴「知らないわよ! 私達当麻の部屋で寝てたハズでしょ!!」


上条「一体何が……てか全然風とか感じないな?」



美琴「そう言えば……何かベッドの周りに幕みたいな……」


上条「本当だ、何だろコレ?」ソ~


>パキンッ


上条「へ?」


ゴオォォッ!!


上条「うわあああっ!!」


美琴「嫌ああああああ!!!」




376: 2014/09/24(水) 20:21:29.52 ID:33Cvo0sSO
上条「風圧で顔ががががが!!」


美琴「何よ 一体どうなってんのよぉぉぉ―!!」



>ウィィィン…


垣根「よ、起きたかお二人さん、せっかく未元物質でガードしといたのに消すなよな」


上条「かかかか垣根ぇぇ!! 何なんだよコレはぁぁぁぁ!!」


垣根「それについては今朝俺が見た夢の話しからせねばなるまい、まず富士山が出て来て……」


上条「どーでもいいから中に入れてくれェェ―!!」



垣根「あと鷹と茄子が出たら最高だったんだけどさ~、何故か高菜とナースが……」


美琴「いいからバスの中に入れなさいよブッ飛ばすわよ!!」


垣根「御坂が恐いでごさる」




377: 2014/09/24(水) 20:24:27.04 ID:33Cvo0sSO
上条「ゼェ~ゼェ~、氏ぬかと思った……」


美琴「このバ垣根! 何考えてんのよ!!」


垣根「だって暇だったんだもん、だから上条の家にお泊まりしようぜって事になった」


上条「勝手に決めるな」


垣根「満場一致で行こうってなったからな、決定よ決定」


上条「俺の家に行くなら俺に決定権があるハズだろ?!」


垣根「だって寝てたじゃん」


上条「起こせよ! せめて数日前に話しをしろよ!! 急に行ったって泊まれるかどうか分かんねーだろ!?」


垣根「既に刀夜さん詩菜さんには連絡してっから大丈夫だって」


上条「oh……」


美琴「当麻、諦めましょ、こうなったら何言っても無駄よ(当麻の実家にお泊まり文句無し)」


上条「不幸だぁぁぁぁ!!!」




378: 2014/09/24(水) 20:28:18.09 ID:33Cvo0sSO
>ブロロロ……



番外「やいっ! 勝負だモヤシ!」


一方「丁重にお断りしますゥ、あとモヤシ言うなその口縫い合わすぞ」


番外「え? 逃げんの? 学園都市最強(笑)が?」


一方「内容を言え」


番外「ブラックジャックで勝負! 負けたらシッペ!」


一方「言っとくが俺のシッペは超合金Zをも両断すっぞ?」スパッ!


番外「能力無しの方向で」



一方「チッ」ポイッ


番外「んじゃミサカがディーラーね」




379: 2014/09/24(水) 20:30:07.72 ID:33Cvo0sSO
00001「番外個体、インチキは無しですよ? とミサカは睨みをきかせます」


番外「する訳無いじゃん」


一方「早くしてくださァい」


番外「そんじゃ切るよ」シャシャシャ…


番外(インチキ? する訳無い訳無いじゃん)ニヤリ



番外(覚えたてだけど絶対バレない自信あるもんね☆)シャシャシャ…



一方「………」


番外「ほい」ピシュピシュ


一方「……ヒット」


番外「はい」ピシュ


一方「…スタンド」


番外「むふっ、21だよ? ミサカの勝ちだね」


一方「……次」




380: 2014/09/24(水) 20:31:38.09 ID:33Cvo0sSO
番外「ハイまたミサカの勝ち~」


一方「……」


ミサカ「次がラストかな? 案外大したこと無いじゃん最強(笑)」


00001「……」ハラハラ…


一方「……ブラックジャックってなァプレーヤー側が有利に展開出来るギャンブルとしちゃ珍しいゲームだ」


番外「は?」


一方「ディーラーは必ず手札の合計が17以上にならなきゃならねェ、だからバーストする可能性も高い」



一方「だがオマエはそれが1度もねェ、大した運だなァ?」


番外「何言ってんだか、ほいラストだよラスト」ピシュピシュ



一方「スタンド」


番外「ハァ?! カード見ないでとか舐めてんの!?」


一方「いいからさっさとしろ」




381: 2014/09/24(水) 20:35:38.02 ID:33Cvo0sSO
番外「ミサカは20……勝負アリだね、ぎゃはっ☆」



一方「……あァ、勝負アリだ」ペラッ…[J][A]



番外「………へ?」


一方「ナチュラルブラックジャックの場合ベットは2.5倍、俺の勝ちで終了」



00001「一方通行の勝ちです!」


番外「うぅ……嘘だぁぁぁぁ!! インチキインチキ!!」


一方「インチキはオマエが最初にやったフォールスシャッフルだろが」


番外「ギクッ」


食蜂「フォールスシャッフルって何ですかぁ?」ギュム~



アレイ「カードを混ぜている様に見せかけその実ほとんどシャッフルしないイカサマ切りの事だよ食蜂くん柔らかいです」ウヘヘ~イ





382: 2014/09/24(水) 20:41:37.62 ID:33Cvo0sSO
00001「しかし一方通行、何故最後はカードを見ずに勝ちだとわかったのですか?」


一方「カードカウンティングってヤツだ」


00001「カード?」


番外「かうんてぃんぐ?」


一方「カードを数値化して数えンだよ」


一方「2~6なら1、10点札なら -1、7~9を0と考える」



一方「場に出されたカードの点数から残りのカードを予測、次に出るだろうカードの確率を数学的に割り出すンだ」


00001「ほぇ~~」


一方「解ってねェだろ」


00001「え…えへへ~へ///」



番外「おいちょいとコラ」




383: 2014/09/24(水) 20:45:15.01 ID:33Cvo0sSO
番外「そっちだってイカサマしてんじゃんかぁぁぁぁ!!」


一方「イカサマじゃありませェン、ブラックジャックにおける必勝法ですゥ~」



00001「そもそも最初にイカサマをしていたのはそっちです」


番外「うぐ……」


一方「おかげさまでカウントしやすかったぜェ」ケラケラッ



一方「ンでェ? 負けたらシッペでしたっけェ?」



番外「の! ノーカンだよノーカン!! ノーカン!ノーカン! ノーカン!」


フィアンマ「往生際が悪い」コツンッ


番外「うぇ…」



384: 2014/09/24(水) 20:47:44.22 ID:33Cvo0sSO
番外「なんだよフィアンマ! 恋人のピンチだ助けろ!!」


フィアンマ「そもそもカードカウンティングは並の人間の記憶力では無理な方法だからな、一方通行の頭脳の勝利だ」


番外「ちくせう!!」


削板「これならカジノで大儲け出来そうだな」


フィアンマ「そうとも言えん、カジノ側も警戒はしているからな」


垣根「メモはもちろんカードを数える素振りやら複数でサインしてんのがバレたらソッコー出禁だかんな」


00002「つまりホドホドに勝つのが良しと言う事ですか」


00003「まあ、ここに居る人のほとんどは金銭的に困ってはいませんし、必要はありませんね」


上条「はうッ!!」グサリッ!




385: 2014/09/24(水) 20:49:44.78 ID:33Cvo0sSO
00001「では罰ゲームですね」


番外「やだ! ノーカン!!」


フィアンマ「ワーストにフォールスシャッフルを教えたのは俺様だ、すまんが勘弁してやってくれないか?」


一方「それじゃ締まらねェだろ」


打ち止め「ハーイ! ミサカがやるってミサカはミサカは立候補!」


番外(おちびならシッペ食らってもたかが知れてるし……大丈夫だね)


番外「いいよ、さあ来いおちび」


打ち止め「……秘技! アホ毛シッペ!!」スパ--ンッ!!!



番外「痛ぁぁぁぁああああああ!!!」




386: 2014/09/24(水) 20:52:34.06 ID:33Cvo0sSO
アレイ「まさかアホ毛を鞭の様にしならせるとは……」


美琴「うわぁ…みみず腫になってるわよアンタ」


番外「痛いよぅ…」シクシク…



垣根「おちびスゲェな、抜けたりしねーの?」グイグイッ…



>スポッ…



垣根「ん?」スポ?


打ち止め「……」ズオォォ…


打ち止め「泰山流千条鞭!ってミサカはミサカは垣根を攻撃!」


垣根「ぎゃあぁぁぁぁ獄長様ぁぁぁぁ!!!」



食蜂「…なんだかバスの挙動が変じゃなぁい?」




387: 2014/09/24(水) 20:53:59.50 ID:33Cvo0sSO
一方「……オイ垣根」


垣根「ん?」


一方「オマエ運転は?」


垣根「安心しろ、自動操縦だ」フッ…


上条「自動……」


美琴「操縦??」チラッ


オティヌス「く~る~ま~の運転手~♪」クイクイッ


上条「オティヌぅぅぅぅス!?」


オティヌス「大丈夫だ問題ない、魔神の私にかかればくるまの運転くらい簡単にこなす」


美琴「アンタあのライト使っても3分しか大きくなれないんでしょ!?」


オティヌス「多分あと3秒くらい…」ポンッ


オティヌス「すまん時間切れだ」



一同「嫌あああああああああああああ!!!」




426: 2014/10/06(月) 20:10:42.42 ID:ddvDStSSO
~上条宅~


刀夜「う~ん」ソワソワ…


詩菜「あらあら刀夜さん、そんなに緊張しなくても、もうすぐですよ」



刀夜「いや母さん、そうは言ってもだよ」


刀夜「当麻が友人を連れてくるなんて初めてなんだよ? なおかつ彼女まで、嫌でも緊張するじゃないか」



詩菜「大丈夫ですよ、皆さんいい人達ですから」



刀夜「……もう1回チェックしよう、飲み物ヨシ、おやつヨシ、あとはアレイスターさん用にGNコンデンサーを……」



詩菜「あらあら、よく手に入りましたね」



刀夜「旅掛さんに連絡してみたら送ってくれたんだよ」



詩菜「じゃあ美琴さんと当麻さんの事も?」


刀夜「………あ…」


詩菜「あらあら…」



427: 2014/10/06(月) 20:24:10.78 ID:ddvDStSSO
>ブロロロ…


垣根「いや~危ね~危ね~、ダイブ&ドボンした時はマジ焦った」



アレイ「こんな事もあろうかとバスに潜水機能を付けておいて正解だった」


削板「ボンドカーだな」


上条「TRANS-AMやらV-MAXやら搭載してる時点でボンドカー超越してる」



美琴「氏ぬかと思ったわ……」



フィアンマ「まだ着かんのか?」


ワースト「ミサカに聞くな」



オティヌス「お腹空いた…」ジー



一方「こっち見ンな、ホットドックはやらねェぞ」モグッ


オティヌス「お腹空いた……」ウル…



一方「……」


オティヌス「ハムハム……」


一方「チッ」プイッ


00001「優しいですね」クスクス



一方「ッせェよ」




428: 2014/10/06(月) 20:31:31.32 ID:ddvDStSSO
刀夜「母さん、そろそろ来るハズだから外で待っていよう」


詩菜「そうですね、そうしましょう」



――――。



刀夜「……あ、あのバスかな」


詩菜「刀夜さん、私は妊娠しましたと言われた時の為にくす玉を用意したんですよ」ワクワク


刀夜「そ、それは無いんじゃないかな……」


一方「氏ねコラァァァ!!!」



垣根「缶コーヒー程度でマジギレすんなや! 小せぇんだよ器がよぉ!!」


一方「程度? 程度だとォ!! 最後の1本だったンだぞ!!」


垣根「知るかボケッ!!」


一方「今日こそ頃すッ!!」



垣根「やってみろや!!」


一方垣根「「TRANS-AMッ!!!」」



刀夜「 」


詩菜「あらあら、熾烈な闘いが行われてますね」




429: 2014/10/06(月) 20:35:59.89 ID:ddvDStSSO
上条「みぞおち!」ドボッ!!


一方「ぐうっ?!」バタッ…



上条「リバーブロー!」ボグッ!



垣根「げぶっ!」


上条「からのガゼルパンチ!」ベギャッ!!


垣根「のっ!!」


上条「デンプシーデンプシーデンプシーデンプシー!!」ガンガンガンガンッ!!


垣根「お…俺だけオーバーキルだろ……」パタリ…



上条「ケンカの原因は垣根だったろ」



オティヌス「……恐ろしく強いな」


美琴「でしょ~」エヘエヘ


オティヌス「何故御坂が照れる?」




430: 2014/10/06(月) 20:47:45.66 ID:ddvDStSSO
刀夜「お帰り当麻」


詩菜「お帰りなさい当麻さん」


上条「ただいま、父さん、母さん」



刀夜「ところで一方通行くんと垣根くんは大丈夫かい?」


上条「大丈夫いつもの事だから」



詩菜「あらあら、相変わらず仲良し見たいですね」



00001「……大丈夫ですか?」


一方「息…出来ね……背中…伸ばし……げぶっ」


00001「分かりました、ふんっふんっふんっ!」グイグイッ!



一方「ちょ…強い…背骨……折れ……」ベキッゴキッゴキッゴリャッ…




431: 2014/10/06(月) 20:49:24.81 ID:ddvDStSSO
削板「違うぞ00001……美春! もっと力をいれるんだ!!」


00001「力を……ですか?」



削板「こうだ! ふんぬらばぁぁぁぁ!!」



>ボキッ


一方「ブクブクブクブクブクブク……」


打ち止め「ナイキのマーク見たいになっちゃった……ってミサカはミサカはエグいシーンに引きぎみだったり……」



食蜂「き、気持ち悪……おrrrrrrrrr」


アレイ「エチケット袋!」ササッ!!




432: 2014/10/06(月) 20:53:36.44 ID:ddvDStSSO
00002「垣根さん、大丈……」



垣根「詩菜さぁ~ん、相変わらず綺麗で美人でパーフェクトっすね~」


詩菜「あらあら///」


垣根「ちなみに今日の下着の色「ちょっとこちらへ」ちょっと行ってきます」ズルズル……



>フタエノキワミッ! アッーーー!!!!



美琴「ほら、アンタまだ挨拶してないでしょ」


食蜂「うっぷ。初めまして食蜂操祈です☆」


刀夜「当麻の父の刀夜です」


詩菜「妻の詩菜です」




433: 2014/10/06(月) 20:56:38.96 ID:ddvDStSSO
食蜂「将来の夢はアレイスターさんのお嫁さんだゾ☆」



刀夜「奥様は中学生だなんて。アレイスターさん、あなたって人は……」



アレイ「誤解しないで頂きたい! まだ何も始まってすらいないんです!!」



美琴「あの…詩菜さん、このくす玉は?」


詩菜「あ、コレですか?」クイッ…パカッ



[☆☆(祝)妊娠☆☆]



上条美琴「 」


詩菜「その様子だとまだ見たいですから…残念」



上条「当たり前だ!!」


美琴(……期待されてる?)




434: 2014/10/06(月) 20:59:33.76 ID:ddvDStSSO
刀夜「立ち話も何ですし、どうぞ中へ」



垣根「上条の部屋は?」


詩菜「二階ですよ垣根さん」



上条「勝手に入るなよ?」


垣根「ならばこっから直接行く」


美琴「……は?」


垣根「とりゃー! 屁の突っ張りは要らんですよ!!」ププププププッ!!



上条「言葉の意味は分からんけども! 屁で飛んだ?!」



ズドンッ!


垣根「ケツがぁぁぁぁ!!!」ボト…



00003「下品過ぎです」チャキッ



フィアンマ「357マグナムで尻を撃ち抜くとはな」



番外「氏ぬでしょ普通」


00003「ゴム弾です」


一方「羽で無くあえて屁で飛ぶ意味が分からン」


削板「ナイスショットだ」




435: 2014/10/06(月) 21:01:18.46 ID:ddvDStSSO
番外「へ~、結構広いね」



打ち止め「わ~いソファーだ!ってミサカはミサカは早速ダ~イヴ!」ピョ~ンッ!!



一方「騒ぐなクソガキ」ガシッ



打ち止め「うぇ~ん、ふかふかソファーが~」プラ~ン



詩菜「構いませんよ、お茶を入れてきますね」


美琴「あ、手伝います」


食蜂「じゃあ私もぉ」


美琴「座ってなさいぶきっちょ」


食蜂「 」ショボ~ン



アレイ「ま、まあ落ち込む事は無いよ。今度私が教えてあげよう」


食蜂「…ッ!」パアァァ!!




458: 2014/10/14(火) 01:09:06.85 ID:Oiu1tBoSO
詩菜「……」カチャカチャ…


美琴「えと…ティーカップは……あ、あった」


詩菜「……美琴さん」


美琴「はい?」


詩菜「美鈴さんって……お酒弱いんですね」


美琴「 」ダラダラ…


詩菜「まさかあんな事を……」


美琴「それ以上は! あとで厳重注意しときますから!!」



詩菜「美琴さんもお酒が入ると豹変するのかしら?」



美琴「え……アハハハ……そ、そんな訳ありませんよ」ダラダラ…




459: 2014/10/14(火) 01:10:23.26 ID:Oiu1tBoSO
上条「………」


垣根「んだよ工口本ねーぞ」ゴソゴソ


フィアンマ「ベッドの下に無いとすると……本棚の裏か」ゴソゴソ



一方「押し入れじゃねェか?」ゴソゴソ



上条「お前らああああああ!!!」


削板「あ、あった」


上条「嘘だろ!? ほとんど帰らないからそー言うの置いて無いハズなのに!!」


削板「……台所で繰り広げられるアワビの踊り食いと栗拾い……ぐふっ…」パタリ…




460: 2014/10/14(火) 01:11:05.91 ID:Oiu1tBoSO
垣根「うおエグッ、やベーなコレ」ペラッ



フィアンマ「俺様のコレクションはワーストにほとんど捨てられた、打ち止めも居るから持ち込むなと言われてな」


垣根「バカ野郎、最近のガキにこそこう言う物が必要なんだよ」


一方「オマエらは社会的に必要ねェけどな」



上条「いやコレ俺のじゃねーよ、絶対違うよ」



オティヌス「工口スはホドホドにした方がいいぞ?」


上条「は~いオティヌスたんは向こうに行ってようね~」ヒョイッ


オティヌス「つまみ上げるな! 私は人形じゃないんだぞ!!」ジタバタ!!



削板「 」ドクドク…




461: 2014/10/14(火) 01:11:47.45 ID:Oiu1tBoSO
刀夜「アレイスターさん……」


アレイ「なんですかな?」


刀夜「私は所帯持ちで一児の父でもあります……が、ひとりの男として言わせて頂きたい」


アレイ「ふむ」


刀夜「……羨まし過ぎます」


アレイ「ムニョンぽにょんでプルプルです」キリッ!



食蜂「///」テレテレ



詩菜「刀夜さん?」ゴゴ…



刀夜「ハウッ?!」


美琴「あれ、当麻は?」


番外「他の男共とツンツンの部屋に行ってるよ」


00001「……化粧品の類いがほとんど無い……」


00002「ナチュラルビューティー……」


00003「ミサカ達は日々自己を磨いていると言うのに……」


打ち止め「おぉ~大人な下着が」


番外「ダメだっての」ペチッ




462: 2014/10/14(火) 01:12:22.51 ID:Oiu1tBoSO
垣根「オーイ見てみそ! 上条の部屋にこんなお宝が!」


上条「だから俺のじゃねーよ!!」


刀夜「あ、それは私のゲフンッ……いかんぞ当麻そんな物。美琴さんが居るんだから」



上条「オイィィィ! 親父ィィィ!! 息子の部屋に自分の工口本隠した挙げ句に擦り付けんな!!」



刀夜「バ、バカッ! それが父さんの物だなんて証拠は無い!!」


アレイ「指紋特定、上条刀夜氏の指紋が至るところに……」チキチキチキチキ…


刀夜「アレイスターさん!」


詩菜「刀夜さん、ちょっとお話しが」


刀夜「……はい…」




463: 2014/10/14(火) 01:12:53.34 ID:Oiu1tBoSO
フィアンマ「全く、あー言う大人にはなりたくないものだ」モゾ…


番外「オイィィィ! なりかけてる! 腰の辺りまで侵蝕されてんじゃないのさスカポンタン!!」


フィアンマ「おまえが俺様のコレクションを処分しなければこんな事にはだな」


番外「ミサカがいるだろぉぉ!!」


フィアンマ「では今夜にでも?」


番外「バババッ! バ~カッ!! ミサカはそんな欲求不満じゃ無いし! バカッバカッ!!」


一同「ハイハイ照れ隠し照れ隠し」


番外「全員そこになおれェェェェ!! 1億ボルトをお見舞いしてやる!!」ギャースッ!!!



打ち止め「処Oのクセに」ボソッ…



番外「おちびコラァァァ!!!」




464: 2014/10/14(火) 01:13:19.93 ID:Oiu1tBoSO
刀夜「……当麻、ちょっと」ボロッ…


上条「?」


刀夜「思った以上にお茶菓子の消費が多いんだ、ちょっと買いに行って来てくれないか?」


上条「ん、分かった」


美琴「じゃあ私も行く」


上条「じゃあみんな適当にやっててくれな」


垣根「適当にヤッててとかいやらしい奴め」


上条「幻想頃し」ピト


垣根「あ」


美琴「からの電撃」ビリッ!!



垣根「ぎえぇぇぇええ!!!」




465: 2014/10/14(火) 01:13:48.10 ID:Oiu1tBoSO
打ち止め「はいオティヌスちゃんあ~んってミサカはミサカはおやつを上げてみる」



オティヌス「あのな、私はお前より年上なんだぞ全く…美味しいなコレ」ハムハム



刀夜「……皆さん」


一同「?」


刀夜「この場を借りて 一言お礼を言わせて下さい、本当にありがとう」ペコリ



垣根「ちょいちょい刀夜さん、俺らは別にお礼をされる事なんかしてねーって」



刀夜「いや、当麻が友達を家に連れてくるなんて始めてなんです、あの子には小さい頃から辛い思いをさせてきてしまった……」




466: 2014/10/14(火) 01:19:13.40 ID:Oiu1tBoSO
詩菜「刀夜さん、それは……」



フィアンマ「それは上条当麻の不幸体質が原因と思っていいのか?」


刀夜「ええ、そうです」


フィアンマ「刀夜氏も何とかしようと色々と努力した後が見てとれるし、心中お察しする」


番外「わかんの?」


フィアンマ「分かるさ、この家には魔除けの類いがこれでもかとあるからな」



オティヌス「この妙な人形等がそうだ」ツンツン


人形「……」ガブッ!


オティヌス「痛いっ!? 貴様! カラクリ人形の分際でこの魔神に楯突くとはいい度胸だ!!」


人形「……」カマーン


オティヌス「フッ…後悔するなよ!」ボウッ!!



オティヌス「私は…超オティヌスだ!」ヒュンヒュン




467: 2014/10/14(火) 01:19:58.90 ID:Oiu1tBoSO
オティヌス「バ…バカな……」ボロッ…



人形「…」ワタシノセントウリョクハ53マンデス



アレイ「しかし危ない所でしたな刀夜氏」


刀夜「?」


アレイ「魔除けグッズの配置が偶然とは言え魔術的な意味を成していた」


アレイ「発動する条件が整っていたらマズイ事になってましたよ」



刀夜「はぁ…魔術ですか……?」


アレイ「まあお気になさらず」




468: 2014/10/14(火) 01:20:39.15 ID:Oiu1tBoSO
一方(おい、その魔術が発動したらどうなってたンだ?)ヒソヒソ


アレイ(御使堕し(エンゼルフォール)と言う大魔術が発動していた)ヒソヒソ


アレイ(その効果は『天使の魂を天界から人間界へと引き摺り下ろす』というもので、天使は人間の肉体に入りその人間の魂を追い出す)



アレイ(さらに追い出された魂は肉体を求めて次々と他の肉体に入る為に椅子とりゲームの様に魂が入れ替わっていくんだ)



垣根(つまりどう言う事だってばよ)ニンニン




469: 2014/10/14(火) 01:21:05.61 ID:Oiu1tBoSO
アレイ(赤の他人の肉体に自分の魂が入る、つまり入れ換わるんだ)


垣根(なに! じゃあこのパーフェクトイケメンバディが他人の手に渡るのかよ!)


アレイ(入れ換わると言っても自身を含め誰も気づかない、違和感すらないさ)


一方(……なら別にいいンじゃねェか?)


アレイ(君の肉体にエツァリの魂が入るとしてもかね? 00001号と[ピー]するんだぞ?)


一方(おぞ気が走った、帰ったらあの野郎ブチのめす)




470: 2014/10/14(火) 01:21:45.39 ID:Oiu1tBoSO
刀夜「幼い頃から、周囲の当麻を見る目は酷いものでした……」


詩菜「当麻さんは何も悪くないんです、ただ……」


刀夜「私達が出来る事と言えば、学園都市に当麻を逃がしてやる事だけでした」


刀夜「皆さん……当麻と友達になってくれて……救ってくれて……本当にありがとう」


一方「……救って貰ったのは俺らの方っすよ」


刀夜詩菜「……???」


一方「……俺は能力者だらけの学園都市の中でも化け物扱いされて来た、アイツに逢うまでずっと」



垣根「俺もずっと化け物扱いされてたっすね、近寄る奴は大概俺の能力目当てだったし」




471: 2014/10/14(火) 01:22:14.72 ID:Oiu1tBoSO
食蜂「上条さんも御坂さんも大親友だゾ☆」


00001「ミサ…私達は命を救って貰いました」


00002「モヤシの友人には勿体無い方です」


一方「泣くぞ?」


00003「ミ…私も感謝しています、ちょっとお待ちください軍覇さんしっかり!!」


削板「上条は……いい奴…だぐふっ」ドクドク…



番外「初恋はツンツン」


フィアンマ「今のセリフで世界を滅ぼしたくなったぞ俺様」


番外「今はアンタが好き」


フィアンマ「全世界に幸あれ」ヘ~ブ~ン


打ち止め「上条さんが作るご飯大好き!ってミサ……とにかく大好き!」


オティヌス「いい乗り心地だ」



472: 2014/10/14(火) 01:22:41.13 ID:Oiu1tBoSO
垣根「つまり、ここに居る全員が上条のおかげで当たり前に『普通』が出来てるんっすよ」


一方「アイツが居なけりゃ、多分俺らは憎しみあっててもおかしく無かった」


一方「逆に……俺らは救って貰った」


アレイ「ご子息は彼らに無くてはならない存在でかけがえの無い友人ですよ」


刀夜「そうですか……良かった…本当に……」


詩菜「それにしても当麻さんと美琴さん遅いですね~」


垣根「あ、俺ちょっと見て来るっスよ」


一方「俺も行く」


フィアンマ「なら俺様も行くか」


削板「スマン……輸血が終わったら行くから」


垣根「寝てろ」




473: 2014/10/14(火) 01:23:10.16 ID:Oiu1tBoSO
美琴「当麻どうしたの? さっきからキョロキョロして」


上条「え……いや……」


モブA「あれ、オマエは……」



上条「あ……」


モブA「や~っぱりか、見た事ある顔だと思った」


モブB「知り合いっスか?」



モブA「コイツ小学上がる時に学園都市に行った奴なんだよ」


モブC「へ~あの学園都市に」



美琴(なんか感じ悪いわね……)



モブA「でよ、コイツのあだ名ってか通り名が最高でさ~」


上条「……」


モブA「オイオイ嫌そうな顔すんなよ……なあ?」


モブA「疫病神」




474: 2014/10/14(火) 01:23:39.33 ID:Oiu1tBoSO
モブB「なんっスかその疫病神って?」


モブA「コイツの周りさ、変な事バッカ起きるんだよ。まさにキングオブ不幸」


モブA「マジ何かにとり憑かれててんじゃねって位でさ、見せ物扱い当たり前、親とか近寄らせない様にしてた位だもんなwww」



モブC「マジっスか? お祓いでもしてもらえってのwww」


美琴(この……好き勝手に……)ビリッ!!


上条(美琴、よせ)ポンッ


美琴(だって!)




475: 2014/10/14(火) 01:24:11.27 ID:Oiu1tBoSO
モブA「君さ~、もしかして疫病神の彼女とか?」



モブA「やめといた方がいいよ~、不幸になるからwww」


モブA「オイ行くぞ、コイツにかかわるとろくな事ねーから」


モブBC「うぃ~す」


モブA「じゃーな疫病神、早く消えろよ」



上条「……」


美琴「……もう我慢できないっ! アイツらブッ飛ばしてやる!!」


上条「よせって、いいんだよ」



美琴「何で!? あんな好き勝手に言われたのに!!」



上条「……事実だからさ」



美琴「え……」


上条「見せ物扱いされたのも、親が近寄らせない様にしてたのも、全部事実だから……」




476: 2014/10/14(火) 01:24:41.21 ID:Oiu1tBoSO
美琴「それでも……酷いじゃない…あんな言い方……」


上条「正直さ、父さんと母さんくらいだったよ、俺の事を毛嫌いしなかったのは」



上条「学園都市に行く様に勧めたのも、俺の事を想ってくれたからだし


上条「実際さ、学園都市に行かなかったら俺……本気で自殺とか考えてたと思う……」


上条「だから……いいんだよ、なに言われても……」


美琴「う……グスッ……」



上条「美琴……美琴が泣くこと無いって……」


美琴「ズッ……違うの……ヒック……当麻が…グスッ…かないから……」


上条「?」


美琴「当麻が……泣かないから……グスッ…代わりに泣くの……」


上条「……ありがと……ありがとな……」


~物陰~


一方垣根フィアンマ「………」スッ……




477: 2014/10/14(火) 01:25:28.63 ID:Oiu1tBoSO
モブA「マジ最悪、今日何が起こるか分かんねー」



モブB「てか、あの隣にいた子。相当可愛くなかったっスか?」


モブC「あ、俺も思った。羨ましいな~爆発すればいいのに」


モブA「……拐うか?」


モブB「え? ヤッちゃいます?」


モブA「疫病神には勿体無いだろ」


モブC「流石Aさん悪い悪いwww」


フィアンマ「オイ貴様」


モブC「?」


フィアンマ「氏ね」ドガッ!!


モブC「ぎゃあっ!!」ベシャ!




478: 2014/10/14(火) 01:26:12.26 ID:Oiu1tBoSO
モブB「ちょっ! なんだよオイ!!」


垣根「喋んなゴミクズ、氏んどけ」ゴスッ!!!


モブB「ぐへっ?!」ベシャ!



モブA「な、何だオマエら! 何なんだよ!?」



一方「……悪党で、疫病神の親友だ」



>ゴッ!!!



~~~~。


上条「………ん?」


垣根「うぃ~っす、迎えに来たぞ」


フィアンマ「ポッキーは買って来ただろうな?」


一方「遅ェンだよ」


上条「悪い、何か汚れてないか?」


垣根「ちょっとパンチングマシーンで遊んだ」


フィアンマ「グシャグシャにしてやったわ」


一方「……帰ンぞ」


上条「?……うん」


美琴「当麻、もう気にしちゃダメよ」


上条「分かってるよ、行こうみんな」



511: 2014/10/22(水) 22:56:32.92 ID:xcmbGmKSO
上条「ただいま……?」


詩菜「皆さんはどちらがいいですか?」


00001「女の子です」


00002「同じく」


00003「男の子も捨てがたいです」


番外「べ…別にどっちでも……」モジモジ…



垣根「何の話してたんすか?」



刀夜「最初の子供は男の子と女の子どっちがいいか話してたんだよ」


美琴(子供か~、女の子2人に男の子1人が理想かな~なんて///)



食蜂「アレイスターさんはどっちがいいですかぁ?」



アレイ「私に振るのかい??」



食蜂「アレイスターさんの為なら頑張っちゃうゾ☆」



アレイ「まず生身を取り戻さない事にはどうにもならないがね」


一方「腹減った……」




512: 2014/10/22(水) 22:58:37.73 ID:xcmbGmKSO
~夕飯~


刀夜「そうだ当麻、明日はキノコ狩りでもしてきたらどうだ?」


上条「キノコ? この辺に採れるとこあったっけ?」



詩菜「車で少し走った所にありますから」



垣根「フッ、俺には自前で自慢の松茸があるっスよ」キランッ



一方「オマエのはえのきだろ黙ってろ」


垣根「酷いわっ! 平均以上はあるわよん!!」



00002「垣根さんがえのきならモヤシは文字通りモヤシじゃないですか」


一方「マッシュルームくらいありますゥ!!」





513: 2014/10/22(水) 23:00:06.56 ID:xcmbGmKSO
00001「え? マッシュルームよりは立派……」


一方「ハァァァイ! シャラァァァップッ!!」



打ち止め「どうしてみんなキノコに過剰な反応するの?ってミサカはミサカ素朴な疑問を投げ掛けてみたり」



フィアンマ「男は誰しも聖剣を1本持って生まれ出でるのだ」


番外「やかましいアンポンタン」



美琴(当麻は匂い松茸味シメジ……いや口に出すのは止めとこう)


食蜂「御坂さん……」ジー

美琴「ギクッ!?」


オティヌス「キノコ嫌い」


削板「好き嫌いすると大きくなれないぞ」


オティヌス「いや私が小さいのはそう言うんじゃないんだぞ?」


00003(ちなみに軍覇さんはツチノコ)




514: 2014/10/22(水) 23:01:18.06 ID:xcmbGmKSO
~夕飯後~


一方「Zzz……」


上条「風邪引くぞ~」ファサッ…


00001(さりげなくタオルケットを……)


垣根「ゲームしよーぜ」


フィアンマ「桃鉄か、いいだろう」


上条「ならつまめる物でも作るな」ゴソゴソ



00002(気配りもバッチリ)



打ち止め「ふぃ~良いお湯だったってミサカはミサカはお風呂上がりの1杯を求めて冷蔵庫を開けてみる」ガチャ



オティヌス「アイスミルクを所望する」ホカホカ




515: 2014/10/22(水) 23:08:37.28 ID:xcmbGmKSO
上条「風呂上がりの1杯は髪乾かしてからな」ブオ~



打ち止め「じゃあミサカはオティヌスちゃんを乾かして上げるってミサカはミサカはドライヤーを向けてみたり」ブオ~


オティヌス「うわぁぁぁぁ熱風地獄がぁぁぁぁ!!」



00003(家事、炊事、手先も器用……)


000010000200003番外「改めて女子力高ぇ……」



アレイ「私だって負けてない!!」


食蜂「負けてないですよぉ☆」ムギュ~



美琴(負けてる……)プルプル…




516: 2014/10/22(水) 23:12:42.92 ID:xcmbGmKSO
上条「さてみんな、これからちょっと話し合おう」


美琴「なに話しって?」


垣根フィアンマ「猥談?」


上条「いでよ火竜漆式 虚空」ビーム



垣根フィアンマ「烈火ぁぁぁぁ!!!」ギャーッ!!



上条「コホンッ、男子と女子どっちが先に風呂に入るか」


上条「打ち止めはオティヌスと入ったから後は俺達がどう言う順番で入るかなんだよ」



フィアンマ「女子からだろう、男の煮汁に浸からせる訳にもいかん」


上条「煮汁言うな汚いイメージになっちゃうから」


フィアンマ「煮汁で十分だ、しかし女子が浸かれば味付けになる!! 売れるレベルで!!」



女子一同「うわぁ……」




517: 2014/10/22(水) 23:17:02.86 ID:xcmbGmKSO
番外「男子先に入れ~。お湯抜いて入れ直して女子が後、ハイ決定」


美琴食蜂000010000200003「意義な~し」



垣根「味付けとかエツァリか? 女子全員ドン引きだったぞオイ」


フィアンマ「アレと同レベルな事言ったのか俺様、氏にたくなった」


削板(みんなで銭湯に行くって選択肢は無いのかな?)



一方「Zzz……」





518: 2014/10/22(水) 23:19:51.62 ID:xcmbGmKSO
上条「あ~いいお湯だった」ホカホカ



一方「Zzz……」


上条「一方通行、あとお前だけだから起きろ」ユサユサ



垣根「寝てんのが悪いんだ放っとけ」


フィアンマ「スマブラやろう」


削板「負けないぞ!」


上条「ん~。ま、いっか」



美琴「当麻、お湯入れ直してくれたの?」


上条「うん、すぐ入れる」


美琴「ありがと、じゃあ誰から入る?」




519: 2014/10/22(水) 23:22:48.62 ID:xcmbGmKSO
食蜂「私はアレイスターさんと……」


アレイ「勘弁して下さい社会的に抹殺される」



00001「せっかくですし、みんなで入りませんか?」



美琴「……入れるの?」


上条「多分大丈夫、そこそこ広いから」


00002「ではそうしましょう」



00003「そして格差を思い知るのですね分かります」



美琴「……気にしたら負けよ」



番外(自分が一番気にしてるクセに)ボソッ…



美琴0000200003「あ゙?」ギロッ!



番外「なんでもないですごめんなさい」




520: 2014/10/22(水) 23:25:56.49 ID:xcmbGmKSO
垣根「ゲーム飽きた、コンビニ行こうぜ」


フィアンマ「飽きるの早すぎるぞ」


垣根「だって勝てねーんだもんよ~」


上条「垣根はダメージ無視でゴリ押しだから…」


垣根「殺られる前に殺る、それが流派味覚党のキャッチコピー」



削板「そんな流派があったのか!」


フィアンマ「UHA味覚糖だろう?」


上条「なんでお菓子メーカーがそんな殺伐としたキャッチコピー挙げるんだよ」




521: 2014/10/22(水) 23:30:23.94 ID:xcmbGmKSO
垣根「な~コンビニ行こうよ~、入口の前に座り込んでダベろうよ~」


上条「はた迷惑なチンピラの真似はダメ」


フィアンマ「とりあえず行くか、ワーストの為に風呂上がりのハーゲンダッツを」



削板「俺も00003号の為にアイスを買って来て上げるんだ」



上条「俺もアイスでも買おうかな、美琴の分も」


垣根「俺工口本買って女の店員の前で音読するもんね」



上条フィアンマ削板「どうぞどうぞ」


垣根「え…冗談……」


上条フィアンマ削板「男に二言は無いよな?」


垣根「 」




522: 2014/10/22(水) 23:33:58.95 ID:xcmbGmKSO
一方「Zzz……ンァ?」


一方「……寝ちまってたか」ムクッ



一方「……アイツらどこ行った?」キョロキョロ



一方「……風呂でも入るか」



~風呂場~



美琴「……ねえ操祈」


食蜂「なぁにぃ?」ボイ~~ン



美琴「アンタ……1年の時は私と大して変わらなかったわよね?」


食蜂「成長力が半端なかったゾ☆」ブルルンッ



美琴「カモン私の成長期!!」パリーッ!パリィィーッ!!




523: 2014/10/22(水) 23:38:46.90 ID:xcmbGmKSO
00001「♪~♪♪」ゴシゴシプルプル



00002「プルプル揺らしおってからに憎たらしい」ワナワナ…



00003「何故00001号だけ巨O設定に……ズルい」


00001「ちなみにまたサイズUPしました」


0000200003「よし戦争だぬっ頃してやる」


番外「でもまだミサカには敵わないね」バイ~ン


0000200003「もぎ取ってやるこの野郎!」ガァァ!!



番外「ちょっ! マジになんないでよやめてぇぇぇええ!!!」


食蜂「触って見るぅ?」


美琴「……ちょっとだけ」ツンツンサワサワ


食蜂「あんッ☆」




524: 2014/10/22(水) 23:41:45.09 ID:xcmbGmKSO
一方「眠ィ……風呂入ったらソファにダイブすっかァ……」ヌギヌギ



一方「ふァ~」ガチャ…


美琴「 」

食蜂「 」

00001「(///)」

00002「 」

00003「 」

番外「 」


一方「…………」



美琴食蜂0000200003番外「出てけぇぇぇええ!!!!!」ポイポイポイポイポイポイッ!!!!!



一方「うおォォォォ!!??」




525: 2014/10/22(水) 23:43:58.52 ID:xcmbGmKSO
垣根「……なんでコンビニ店員が身長190cmで筋肉モリモリマッチョマンなんだよ」パタパタ



上条「会計終わったあとに『I'll be back』って言われたんだけど」


フィアンマ「万引き防止用にウィンチェスターが立て掛けてあったのには驚いた」


削板「強そうだった」


垣根「なあアレイスター」



アレイ「なんだね?」カサカサ



垣根「みさきちのビーチク何色?」



アレイ「桜色」


垣根「乳輪サイズ」


アレイ「100円くらい」


垣根「パーフェクトじゃん」



上条「……あれ? 何か玄関にぶら下がって……」


一方「 」プラ~ン…


上条垣根フィアンマ削板「一方通行ぁぁぁぁ!! 何があったぁぁぁぁ!!??」




526: 2014/10/22(水) 23:49:03.78 ID:xcmbGmKSO
ハイ今回はここまで。

危ない、何度か意識が途切れた……。

そしてまだ追い付いてない人は次に『チッ、寝落ちしなかったか』と言う。

冗談ですお休みなさい。

上条「美琴が好き」美琴「私はその10倍好き」垣根「ゾウさんはもっと好きです」一方「黙れ」【後編】

527: 2014/10/23(木) 00:05:30.72 ID:pKgHuaP+0
チッ、寝落ちしなかったか…ハッ

引用: 上条「美琴が好き」美琴「私はその10倍好き」垣根「ゾウさんはもっと好きです」一方「黙れ」