1: 2013/12/29(日) 14:00:23.89 ID:aw0JL7zL0
モモ「お前……本当に良太郎かぁ?」

ウラ「雰囲気だけなら良太郎そっくりだけど、にわかには信じがたいね……
   君みたいに綺麗な花の言うことなら、信じてあげたいんだけど」

キン「時間が変わったからって、性別が変わったりするもんなんか?」

リュウ「良太郎は男の子でしょ?僕、お前なんて知らなーい」

ナオミ「わーお、これはまた、ものすごい疑いのまなざしですねえ」

ハナ「この、馬鹿イマジンどもはこれだから……!」

良太郎「……困ったなぁ」ショボン


良太郎が女の子になってしまいましたが、イマジンたちは疑っているようです。
拙い文章のSSですが、どうかお楽しみください。
※見ようによってはアッー!注意です。

平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER

2: 2013/12/29(日) 14:00:58.34 ID:aw0JL7zL0

3: 2013/12/29(日) 14:02:55.65 ID:aw0JL7zL0
良太郎「どうしたら僕が良太郎だって信じてもらえるのかな……」

モモ「どうするもこうするも、俺の知ってる良太郎はお前じゃねえよ!
   ……いってぇ!?」ガツン

ハナ「馬鹿!今一番戸惑ってるのは良太郎なのよ?
   それを責めてるみたいな口調で……この大馬鹿!」バシッ

モモ「いてえって言ってるだろうが!」

良太郎「ハナさん、そんなに叩かないであげて。モモタロスも混乱してるんだよ」

ハナ「けど……!」

良太郎「僕はいいから、ね」

ハナ「……ふん、良太郎に感謝しなさいよ!」

4: 2013/12/29(日) 14:03:53.28 ID:aw0JL7zL0
モモ「けっ!この馬鹿力のコハナクソ女!……いてえ!?」ガンッ

ハナ「あんた、本当に懲りないわね!」

良太郎「あの、ハナさん、ちょっと落ち着いて……わっ!?」ツルッ

ウラ「おっと」ガシッ

良太郎「あ、ありがと、ウラタロス」

ウラ「どういたしまして、かわいいお嬢さん」

良太郎「え」

ウラ「それとも、良太郎かな?」

良太郎「そうだよ!だから、女の子みたいに扱うのはやめてほしいっていうか……」

5: 2013/12/29(日) 14:04:43.69 ID:aw0JL7zL0
ウラ「そういうわけにはいかないかな。たとえ元が良太郎だとしても……
   こんなに可憐な花を前にじっとしてはいられないから。……いたっ!?」ゴキッ

ハナ「ウラタロス!良太郎を口説かないで!」

ウラ「いてて……ハナさん、嫉妬もかわいいけど、これはちょっと痛いかな」

ハナ「嫉妬じゃないわよ。もう……大丈夫、良太郎?
   安心してね、あなたのことは私が守るから」

良太郎「えっと、気持ちは嬉しいんだけど、僕は大丈夫ですから。
    ウラタロスが女の人に声をかけるのは癖みたいなものだし……」

ウラ「そうそう、だからそんなに怒らなくてもいいんじゃない?」

ハナ「自分で言うな!」

6: 2013/12/29(日) 14:05:16.53 ID:aw0JL7zL0
良太郎「けど、そっか……見た目は完全に女の子になっちゃったんだね。
    ウラタロスが声をかけてくるくらいなんだし……」ショボン

キン「ま、元気出しや!えーっと……良太郎でええんか?」

良太郎「キンタロスは信じてくれるの?」

キン「せやなあ。男の良太郎がおらんっちゅーことは、お前が良太郎なんやろ。
   ハナもナオミもお前のこと信じとるみたいやからな」

ナオミ「ええ、それはもちろんですよ~。
    良太郎ちゃんは、ちゃんとパスも持ってますから」

キン「そういえば、そうやったな。せやないとデンライナーには乗られへん」

7: 2013/12/29(日) 14:05:46.78 ID:aw0JL7zL0
リュウ「じゃあ、ほんとのほんとに良太郎なの?」

良太郎「そうだよ。リュウタは僕のこと信じてくれる?」

リュウ「うーん……えいっ!」ギュッ

良太郎「え、リュウタ……?」

モモ「おい、このはなたれ小僧!なにしやがる!?」

ウラ「まあまあ、先輩、落ち着いて。子供のやることなんだから」

キン「けどリュウタ、ほどほどにしやなあかんで。良太郎が困っとる」

リュウ「やだー!……うん、この感じ、良太郎だ!良太郎~♪」スリスリ

8: 2013/12/29(日) 14:06:16.75 ID:aw0JL7zL0
モモ「このガキぃぃぃいいい……!!」ギリギリ

ナオミ「モモタロスちゃん、歯ぎしりしちゃだめですよー」

モモ「うるせえ!ナオミ、コーヒーだ!」

ナオミ「はぁ~い」

ウラ「先輩、もしかしてやきもち?男のやきもちは見苦しいよ」

モモ「んだとぉ!?」

キン「俺もコーヒーや」

ナオミ「了解でーす!」

9: 2013/12/29(日) 14:06:50.42 ID:aw0JL7zL0
ハナ「リュウタ、そろそろ離れなさいよ。そんなに思いっきり抱きしめたりして……
   今の良太郎は前より体も小さいんだから、気を付けてあげないと」

リュウ「良太郎、苦しいの?」

良太郎「苦しいってほどじゃないけど、ちょっとだけ力を緩めてくれたらうれしいかな」

リュウ「じゃあ……良太郎がギューってして?」

良太郎「え……っと、その……それはちょっと恥ずかしい、かな?」

リュウ「……良太郎、僕のこと嫌いなの?」

良太郎「そうじゃなくて……しょうがないなぁ」ギュー

リュウ「えへへ、やったあ!」スリスリ

10: 2013/12/29(日) 14:07:16.50 ID:aw0JL7zL0
モモ「クソガキめ……」ギリギリ

ウラ「先輩、歯ぎしりがうるさいんだけど」

ナオミ「お待たせしました~。コーヒーでーす!」カチャ

キン「おお、すまんな。……うん、今日もうまいでぇ!」

ナオミ「モモタロスちゃん、飲まないんですか?」

モモ「飲むに決まってるだろうが!けっ!」

ナオミ「むー、そういう態度はかわいくないですよー?」

11: 2013/12/29(日) 14:08:03.43 ID:aw0JL7zL0
ハナ「それで、キンタロスとリュウタは良太郎を信じたとして……
   残りの二人はどうなの?」

モモ「知るか、そんな気の弱そうな女!なぁ亀?」

ウラ「僕は信じようかな。パスも持ってるし、かわいいからね」

モモ「はあ!?この裏切り者ぉ!」

ウラ「ごめんね先輩。けどほら、僕はかわいい女の子の味方だから。
   ねえ、良太郎?」

良太郎「僕は女の子じゃないけどね……」

リュウ「ねえ良太郎、胸がおっきいってことは女の子ってことでしょ?
    じゃあやっぱり良太郎は女の子だよ」

12: 2013/12/29(日) 14:08:33.27 ID:aw0JL7zL0
良太郎「」マッカッカ

ハナ「おばか!」ペシッ

リュウ「いたーい!ひどいよ、ハナちゃん……」

モモ「だいぶ手加減されてるじゃねーか!」

ウラ「ていうかリュウタ、そんなこと考えながらくっついてたの?
   意外とやるね。リュウタもそろそろ大人になってきたのかな」

キン「リュウタもいつまでも子供とちゃうからな」

良太郎「そ、その……僕、えと、あうぅ……」

侑斗「邪魔するぞ。野上……じゃない!?」

13: 2013/12/29(日) 14:09:12.71 ID:aw0JL7zL0
良太郎「侑斗……な、なんか恥ずかしいね、こんな姿見られちゃうなんて」

リュウ「えーっ!なんで?なんでこいつ相手だとそんなに恥ずかしそうなの?」

ウラ「同じライダーだからかもね」

デネブ「この人は誰なんだ?
    あっ!分かった!もしかして新しい乗務員さんか!」

良太郎「そうじゃなくて、野上良太郎なんだけど……」

デネブ「野上は男だ!君は女の子だ!つまり、別人だ!」

侑斗「けど、デンライナーに乗ってるのはどうしてだ?
   それに、その手に持ってるのはパスじゃないのか。それは野上のだろ」

良太郎「だから僕が良太郎なんだって!」

14: 2013/12/29(日) 14:09:54.28 ID:aw0JL7zL0
デネブ「けど……」

侑斗「他の奴らが否定しないところを見るに、そうらしいな」

デネブ「それじゃあ、時の運行が乱れて野上が女の子に?
    それは大変だったな、野上。このキャンディーで元気を出してくれ!」

良太郎「ありがとう、デネブ」

侑斗「……なるほど、野上だと思えば確かに似てる気もするな」

リュウ「ちょっと、あんまり良太郎にひっつかないでよね!
    良太郎は僕の!お前はあっち行って、しっしっ!」

侑斗「お前な……」イラッ

15: 2013/12/29(日) 14:10:33.35 ID:aw0JL7zL0
ウラ「ああ、けど、ちょうどよかったかもね」

キン「何がや?」

ウラ「今の僕が良太郎とデートしようにも、体がないから。
   ボクちゃんが来てくれて助かったよ」

リュウ「デートかぁ……僕も良太郎とデートしたい!
    いいよね?答えは聞いてない!」ギュー

良太郎「あわわ、ちょ、重たい……!」

キン「良太郎と出掛けるんも、悪くないかもしれへんな」ウンウン

16: 2013/12/29(日) 14:11:02.77 ID:aw0JL7zL0
モモ「……けっ」ギリギリ

ハナ「モモ、うるさい」

侑斗「お前ら、俺は体を貸すなんて一言も言ってないからな!
   俺と野上がデートなんて、なんかの冗談だろ……」

デネブ「けど、侑斗、友達と出掛けるのは楽しいんじゃないか?」

侑斗「こんなやつ友達じゃねーよ!」

良太郎「あはは……あの、リュウタ、本当につぶれちゃうから」

リュウ「は~い」

17: 2013/12/29(日) 14:11:47.52 ID:aw0JL7zL0
デネブ「野上と出掛けて一緒に遊ぶのは侑斗のためになる!
    それに俺も野上と遊びたい!」

侑斗「デ~ネ~ブ~!結局自分のためかよ!」

デネブ「わ、ごめん、侑斗!」

ウラ「あんまりうかうかしてると、おでぶちゃんに良太郎をとられちゃうかもね」

リュウ「えー、そんなのやだ!」

キン「良太郎が楽しいんやったらそれでええけど、
   できれば俺と出掛けてほしいなあ」ウンウン

ナオミ「良太郎ちゃん、モテモテですね~」

18: 2013/12/29(日) 14:12:24.84 ID:aw0JL7zL0
ハナ「確かに、今の良太郎、すっごくかわいいもんね。
   あいつらの気持ちも分からないわけじゃないけど……やっぱりだめ!
   良太郎は良太郎だもん。あんまり女の子扱いされたくないよね?」

良太郎「うん、そうだね。心は変わってないから」

ウラ「そんなにかわいい顔して言われたってねえ……
   いっそのこと、女の子としての自分に慣れてもいいんじゃない?」

ナオミ「というと、どうするんですか?」

ウラ「デートするんだよ、僕と」

ハナ「却下!」

19: 2013/12/29(日) 14:12:52.67 ID:aw0JL7zL0
リュウ「じゃあ僕と!」

ハナ「だめに決まってるでしょ!」

キン「俺やったらええか?」

ハナ「そういう問題じゃないの!」

モモ「……しょうがねえな、じゃあ俺が――」

デネブ「俺もだめか?」

ハナ「デネブは……まあ、こいつらに比べたらマシだけど」

モモ「……」

ウラ「あーらら。先輩、ドンマイ!」

モモ「うるせえっ!」

20: 2013/12/29(日) 14:13:39.24 ID:aw0JL7zL0
ハナ「デートじゃなくても、女の子らしい振る舞いを覚えた方が
   周りから怪しまれなくていいかもしれないけど……」

良太郎「あ、それもそうだよね……姉さんに心配かけちゃうかもしれないし。
    それじゃあデネブ、お願いしてもいい?」

デネブ「ああ、任せてくれ!侑斗も喜んでる!」

侑斗「喜んでねーよ!」

リュウ「良太郎、僕とのデートはー?」

良太郎「それはまた今度、侑斗が体を貸してくれたらね」

侑斗「一生貸さねえ」ツーン

リュウ「……やっぱりお前、嫌い!」ムッ

21: 2013/12/29(日) 14:14:11.65 ID:aw0JL7zL0
キン「ええんか、モモの字?」

モモ「何がだ!あんな女なんて知らねーよ!」

ウラ「ほら、何のことか分かってるじゃない」

キン「今やったらまだ間に合うで。ほら、さっさと謝っとき。
   そのついでにデートに誘ったらええ」

モモ「……てめえら、自分がデートしたいんじゃなかったのかよ」

キン「別に、一番やないとあかんことはないさかいな。
   俺はお前のあとでもええで」

ウラ「先輩より先に、ってわけにはいかないでしょ?」

22: 2013/12/29(日) 14:14:55.48 ID:aw0JL7zL0
モモ「お前ら……!し、しょうがねえなあ、そこまで言うなら
   いっちょ、俺の漢らしいところを見せてやるぜ!」ドカドカ

良太郎「どうしたの、モモタロス」

モモ「おい、お前……良太郎だって信じてやるよ!」

良太郎「そうなんだ、ありがとう」ニコッ

侑斗「反応軽いな……」ボソッ

モモ「と、特別に信じてやるだけだからな!勘違いするんじゃねーぞ!」

ナオミ「何をどう勘違いするんでしょうねー」

ハナ「やっぱりあいつ、馬鹿よね……」

23: 2013/12/29(日) 14:15:36.04 ID:aw0JL7zL0
デネブ「野上、それでどこへ遊びに行くんだ?」

良太郎「そうだね、デネブはどこに行きたいの?」

モモ「おい待て!おでぶ、お前は引っ込んでろ!」

デネブ「えっ?けど、俺だってたまには野上と遊んでみたい……」

良太郎「そうだよ。モモタロスたちとはいつも一緒だったけど
    改めて考えてみると、僕ってあんまりデネブと話したことないから」

モモ「なんだとぉ!?それはお前、つまり……俺よりおでぶがいいってことか!?」

良太郎「そういう意味じゃないけど……今度一緒に遊びに行くのはデネブだから。
    また今度、遊びに行こう?……侑斗が体を貸してくれたらだけど」

24: 2013/12/29(日) 14:16:19.39 ID:aw0JL7zL0
侑斗「絶対に嫌だ」

デネブ「侑斗、そう言わずに。すまない、みんな。
    侑斗はちょっと照れてるだけなんだ」

良太郎「だけど、侑斗の体を勝手に使うのもよくないよね……
    いざとなったら、僕に憑依してもらってもいいんだけど」

デネブ「それも楽しそうだな!」ワクワク

リュウ「だったら、僕ともそうやってデートしてよ、良太郎!」

良太郎「そうだね。……いつもと変わらない気もするけど」

25: 2013/12/29(日) 14:16:49.42 ID:aw0JL7zL0
リュウ「やったー!良太郎とデートだ♪」

デネブ「野上と仲良くなるチャンスだ!やった!」

ウラ「微笑ましいよねえ」

キン「せやな。……ぐー」スヤスヤ

ナオミ「あー、せっかくおかわり淹れたのにぃ」

ハナ「はあ……デートはいいけど、良太郎をあんまり疲れさせないでね?
   女の子になって、体力も落ちてるはずだし」

26: 2013/12/29(日) 14:17:16.11 ID:aw0JL7zL0
デネブ「ああ、分かった!」

ナオミ「それじゃあ良太郎ちゃん、当日はおめかししなきゃですね~」

ウラ「なんなら僕が手伝ってあげるよ?」

リュウ「僕も僕もー!かわいくしてあげるね!」

キン「ぐごー……がー……」スヤスヤ

良太郎「えっと……あんまり女の子っぽい格好は、
    まだちょっと抵抗があるかな」

27: 2013/12/29(日) 14:17:49.58 ID:aw0JL7zL0
モモ「……」ショボン

良太郎「モモタロス、どうしたの?」

モモ「別に、なんでもねーよ」プイッ

良太郎「……デネブと出掛けたら、次はモモタロスと出掛けたいなぁ」ニコッ

モモ「お……おう!仕方ねえなあ、出掛けてやるよ!」ソワソワ

ウラ「よかったね、先輩」

キン「ぐおー……」スヤスヤ

リュウ「えー!次は僕と出掛けようよ、良太郎!」

28: 2013/12/29(日) 14:18:22.40 ID:aw0JL7zL0
良太郎「えっと……出掛けるのはモモタロスの次まで我慢してね。
    ちゃんと順番は守らないと」

リュウ「やだやだ、僕が先にデートしたいって言ったのに!
    僕が先に良太郎と遊ぶー!」ジタバタ

モモ「ああん!?割り込みするんじゃねえ、はなたれ小僧!」

リュウ「別にモモタロスの許可なんていらないし」

モモ「何だとぉ!?」

良太郎「リュウタ、お願いだから、ね?
    ちゃんと我慢できたら、きっと姉さんも褒めてくれるよ」

29: 2013/12/29(日) 14:18:56.04 ID:aw0JL7zL0
リュウ「お姉ちゃんが!?うん、分かった!」

ナオミ「それじゃあ、えらーいリュウタロスちゃんには私から
    コーヒーをプレゼントで~す」

モモ「それ、さっきクマが飲まなかったやつ――」

ナオミ「モモタロスちゃんにはプリンです♪」

モモ「わーい、プリンだー!」

ハナ「……馬鹿ね、本当」ガックリ

30: 2013/12/29(日) 14:19:28.00 ID:aw0JL7zL0
ウラ「それでこそ先輩だよ。それで良太郎、僕とのデートはいつ?
   待つのは釣りの基本とはいえ、あんまり待たされ続けるのは寂しいかな」

良太郎「ウラタロスと?それは、えっと……」

ウラ「あれ、もしかして嫌だった?」

良太郎「そうじゃないんだけど、ウラタロスは僕のこと、
    本当に女の子扱いしちゃいそうだから」

ウラ「もちろんだよ。こんなにかわいい子を男扱いなんて、できるはずないから」

ハナ「言っとくけどね、良太郎が元に戻れる可能性だってあるのよ?」

31: 2013/12/29(日) 14:20:01.40 ID:aw0JL7zL0
リュウ「けど、ハナちゃんはずっと小さいまんまだよね!」

ハナ「うるさい!」

ウラ「まあ、元に戻ったらその時はその時。
   そんな先のことを考えていて、大物を逃がすわけにはいかないよ」

キン「がー……ごー……」スヤスヤ

ナオミ「キンタロスちゃんも、デートしたいんじゃないですか?
    良太郎ちゃん、本格的にローテーションを組まないとですね~」

良太郎「えっ、ローテーションなの?」

32: 2013/12/29(日) 14:20:33.42 ID:aw0JL7zL0
ハナ「そんなの、一回でいいでしょ!」

ナオミ「いえいえ、女の子の自分に慣れるためでもあるんですから。
    回数を重ねれば重ねるほどいいと思いますよ~」

リュウ「それじゃあ、良太郎と何回もお出かけできるんだよね?
    わーい、やったー!」

良太郎「いや、まだ決まったわけじゃな――」

デネブ「俺も野上とたくさん遊びに行けるのか?
    やったな、侑斗!」

侑斗「嬉しくないし、行く気もないからな。
   野上が体を貸すって言ってるんだから、野上と二人で行け」

33: 2013/12/29(日) 14:21:03.58 ID:aw0JL7zL0
リュウ「僕だって、お前なんかの体は使いたくないよーだ!」

侑斗「何かの間違いでデネブに貸すことはあっても、
   お前にだけは使わせるか!」

ウラ「はいはい、喧嘩しないの。リュウタ、あんまりボクちゃんをいじめると
   愛理さんに嫌われるよ?」

リュウ「ううー……それはやだ」

ウラ「じゃあいい子にしようね」

侑斗「べ、別に俺は……そんなんじゃないけどな!」

ナオミ「照れちゃってますねー」

侑斗「照れてない!」

34: 2013/12/29(日) 14:21:37.31 ID:aw0JL7zL0
良太郎「なんだか、すっかりローテーションに決まっちゃったけど……」

ハナ「あいつら、本当に自分勝手なことしか言わないんだから!
   良太郎、つらかったら私に言ってね?鉄拳制裁してあげるわ!」

良太郎「気持ちはうれしいけど、暴力はよくないし……
    疲れるとは思うけど、楽しそうだから平気です」

ハナ「あなたがそれでいいなら、私は何も言わないけど……」

モモ「それじゃあ、週に一回でどうだ!」

リュウ「それじゃあ全然遊べないよー。週に二回!」

ウラ「三日に一回でいいんじゃない?」

ハナ「前言撤回、ちょっとお説教してくるわね……」

35: 2013/12/29(日) 14:22:26.64 ID:aw0JL7zL0
~お説教中です、ちょっと待ってね!~

その間にHERO SAGAの感想でも。

よかったです!
アドベントカレンダーが読みたくて買ったのに、
気付いたら剣の話でちょっと切なくなってたっていう。

そんなにガッツリ真一が登場したわけではなかったんですが、
これはこれで妄想の余地があっていいかなと……(笑)

とりあえず、真司が彼を兄さんと呼んだことに驚いた。てっきり兄ちゃんかと。

何はともあれ、これを肥やしに龍騎SS書きたいなあ。
兄さんについて捏造しまくり、地の文多めSSを書きたいなあ。
……読んでもらえますかね?チラッ

36: 2013/12/29(日) 14:23:20.44 ID:aw0JL7zL0
~お説教終了~

ハナ「――いい?あんまり良太郎に負担をかけるんじゃないわよ!
   分かったらほら、ごめんなさいは?」

三人「ごめんなさーい」

侑斗「ここは幼稚園か何かか……?」

デネブ「ちょっと楽しそうだな、デンライナー幼稚園」

侑斗「いや、普通に考えて嫌だろ」

ナオミ「デンライナーが幼稚園だったら、私は保母さんですね~」

侑斗「あんなやつらの面倒なんか見たいのか?」

ナオミ「そういうめんどくさいことは、ハナさんにお任せしま~す♪」

37: 2013/12/29(日) 14:24:02.70 ID:aw0JL7zL0
ハナ「えー!?私一人でこいつら全員の面倒を見るなんて……無理無理!」

モモ「だらしねえなぁ、ハナクソ女!」

ハナ「そもそもあんたが手のかかるやつだからよ、この馬鹿モモ!」ゴツン

モモ「いてえ!」

ウラ「あ~あ、余計なこと言わなきゃいいのに」

リュウ「モモタロスのばーか!」

良太郎「リュウタ、そんなこと言っちゃだめだよ」

リュウ「だって、本当に馬鹿なんだもん」

38: 2013/12/29(日) 14:24:35.46 ID:aw0JL7zL0
モモ「お前だって馬鹿だろうが、はなたれ小僧が!」

リュウ「ちょっと、モモタロスと一緒にしないでよね!」

ハナ「……またお説教されたいの?」

モモ・リュウ「……」ピタッ

ハナ「よろしい。……良太郎、こいつらと出掛ける必要なんてないんだからね?
   こいつらがうるさくて思い至らなかったけど、
   私と一緒に出掛けて女の子の振る舞いを覚えてもいいんだから。
   ……ううん、そっちの方が絶対にいいわ!」

ナオミ「確かにそうですねー。ハナさんを見て、
    女の子らしい振る舞いを覚えられますもんね」

39: 2013/12/29(日) 14:25:13.05 ID:aw0JL7zL0
モモ「ハナクソ女が女らしいだぁ?へっ、笑わせんな!――あだっ!?」バキッ

ハナ「あんたは黙ってなさい。ね、良太郎。
   デネブと出掛けてみるのはいいけど、私とも遊びに行かない?」

良太郎「そうだね。言われてみればあんまり遊びに行ったことってないし……
    なんなら、三人で出掛けてみる?」

デネブ「うん、それも楽しそうだ!」

ハナ「そうね、それならデネブがおかしなことしたって、
   私がどうとでもフォローできるわ。よし、決まり!」

リュウ「僕とのデートは?」

ハナ「やっぱりそんなのなしよ、なし!」

40: 2013/12/29(日) 14:25:45.55 ID:aw0JL7zL0
ウラ「それは困るな。ちゃんとローテーションを組んでもらわないと」

キン「ぐー……ごごご」スヤスヤ

ナオミ「キンタロスちゃんだって、デートしたいって言うはずですよ?」

ハナ「キンタロスは寝てるだけじゃない!どうせデートしたって、
   途中から寝てばっかりで良太郎が退屈するわよ」

良太郎「そんなことないと思うけど。キンタロス、優しいし」

侑斗「お前は出掛けたいのかそうじゃないのかどっちなんだ?」

良太郎「それは……嫌じゃないけど、ローテーションは疲れるかな」

ウラ「けど、順番を決めないと喧嘩になりかねないからね」

41: 2013/12/29(日) 14:26:29.23 ID:aw0JL7zL0
モモ「じゃあ強いやつが出掛ける!これで決まりだ!」

デネブ「喧嘩はよくない!じゃんけんでどうだ?」

ハナ「だから!そもそも良太郎はあんたたちとデートしないの!」

ワーワー ギャーギャー

良太郎「ちょっと、みんな……聞いてないし。
    やっぱり、女の子になってもいつも通りだよね。良くも悪くも」

侑斗「ま、これからのお前次第だろうな」

良太郎「……?」


はい終わり。
誰をメインにするか悩んでここで切りました。
次回、ケンジャキが女の子になりますね!やった!
今日中に投下できるかもしれません。

56: 2013/12/29(日) 22:19:08.77 ID:aw0JL7zL0
実を言うと人の顔をあまり覚えられないんですよねと
言い訳してみるけど明らかに顔が違う二人を間違えたことの
言い訳にはならねえなあと内心焦っている>>1

今、剣のSS書いてる途中なのに!(笑)
ちなみにうちの母はライダーの主人公だと士が一番好きらしい。
顔だけだとね。
たっくんのことキムタク?って……www

引用: 良太郎「時間の改変の影響で女の子になっちゃった……」