96: 2021/06/19(土) 11:52:19.80 ID:70wswz3V0


マツコの知らない世界 今夜はマツコの知らないピンク麺アイドルの世界

なぜ、マツコ・デラックスは言いたい放題でも人に好かれるのか?


97: 2021/06/19(土) 11:53:01.21 ID:70wswz3V0
マツコ「というかね、ピンク麺っていうだけでもう意味がわからないのに、2人もいるの? このジャンル!?」

橘ありす「今日はマツコさんをこの1皿でわからせます」

高坂海美「うんうん! いいよねピンクの麺!」

マツコ「なんかこう、静と動って感じの2人だけど、どんななの? そのピンク麺っていうのは?」

ありす「私のピンク麺は、いちごパスタです」

マツコ「あ、ちょっと聞いた事ある。デザート寄りよね? ちょっと。で、そっちは?」

海美「女子力やきそばだよ!」

マツコ「……え?」

海美「女子力やきそば!」

マツコ「ちょっと色々いい?」

海美「なになに!?」

マツコ「お目々キラキラさせてるけど、あのね。まず材料は?」

98: 2021/06/19(土) 11:53:46.47 ID:70wswz3V0
海美「材料はね、普通のやきそばと同じ」

マツコ「それでなんでピンク色になるの?」

海美「それはスパイスの力で」

マツコ「スパイス?」

ありす「スパイスパラダイス~♪」

マツコ「……まあいいわ。スパイス?」

ありす・海美「スパイスパラダイス~♪」

マツコ「ハモらないで! 即興で!! それアナタ達の歌じゃないでしょ!?」

海美「スパイスっていうのはね、ジョシタミンαにキャワピタンX、あとツルスベミンR-2なんだよね!」

マツコ「聞いた事ないわよ!? そんなスパイス!!」

海美「奥が深いよね、スパイスの世界!」

マツコ「それあなたが勝手に奥に行ってるだけでしょ!? 未開の奥地的な方面に!!」

99: 2021/06/19(土) 11:54:25.77 ID:70wswz3V0
ありす「それではまず、私から説明いたします」

マツコ「え? あ、はい」

ありす「いちごパスタの素晴らしさ。その最初の1点は、見た目です」

マツコ「はあ」

ありす「まずはご覧ください。この美しさを」

マツコ「あ、運ばれてきた。うーん、まあ確かに。確かによ、見た目はキレイよね」

ありす「初めて見た、いちご畑での光景。その時の感動を、なんとかお皿の上で表現できないかと熟考した料理です」

マツコ「うん。そのエピソードとこの見た目は理解したわよ。それで味は?」

海美「実はね、私の女子力やきそばと、ありすちゃんのいちごパスタを実際に食べた人から感想のVTRを預かってきてるんだ!」

マツコ「実食者の感想はありがたいわね。じゃあそれ流してもらおうかしら」

海美「まずは、ありすちゃんのいちごパスタ実食者の方からだよ!」

100: 2021/06/19(土) 11:55:05.40 ID:70wswz3V0

VTR開始

喜多見柚「どーもー。マツコさん初めましてー! 喜多見柚でーす。今日はスタジオには行けないんだけど、このビデオを通じて初対面カナ?」

マツコ「あ、見たことある娘だ。バドミントンやってる娘じゃなかったっけ」

海美「柚ちゃんは私も共演したことがあるんだけど、すっごく元気で、すっごく素直な娘なんだよね!」

マツコ「素直?」

海美「『楽しいことは大切に、ツラいことは上手にうけながして』がモットーなんだって!」

マツコ「素直っていうか、自由な感じの娘なのね。じゃあV続けて」

柚「それで? 今日はどういうお仕事カナ?」

――今日は柚ちゃんが以前、食べたものについてのお話を――

柚「ユズが食べたことあるもの?」

――橘ありすちゃんの、いちごパスタについてお話を――

柚「……」

ドロン

――柚ちゃん? 喜多見柚ちゃん!?――


VTR終了


101: 2021/06/19(土) 11:55:45.82 ID:70wswz3V0
マツコ「ちょっと待ちなさいよ! どうなったのよ、いちごパスタの話は!!」

海美「今一瞬、消えたように見えたよね! すごい動きだよ柚ちゃん!」

マツコ「いや逃げちゃってたでしょ!? 今!! ツラいことは上手に受け流すのがモットーの娘が!!! あきらかにヤバめの味のパスタなんでしょ、それ」

ありす「実はもう1人、今日はスタジオに直接来ていただいている方がいます」

マツコ「え? 今度は誰?」

ありす「パスタの味の評価をお願いしようと思ってお呼びしました。どうぞ!」

マツコ「誰だろ……?」

RED RICE「どうもマツコさん」

マツコ「えっと……あれ、確か湘南乃風の」

RED RICE「はい、レッドブルこと湘南乃風のRED RICEです」

102: 2021/06/19(土) 11:56:27.41 ID:70wswz3V0
マツコ「ここ仲いいの? ありすちゃんと湘南乃風は」

ありす「初対面です。はじめまして」

RED RICE「今日はよろしくでゅ~ありすちゃん」

マツコ「初対面なんだw それで今日はなんでまた、面識のないありすちゃんの為にここへ?」

RED RICE「俺、実はシンデレラガールズのファンでして」

マツコ「ありすちゃんの?」

RED RICE「いえ、五十嵐響子ちゃんのw 家庭的なアイドルがタイプの俺なので」

マツコ「来てないわよ? 今日は五十嵐響子ちゃんは」

RED RICE「それでもありすちゃん経由で、これをキッカケにお友達になれたら……と思いまして。ほら、大親友の彼女のツレって言うじゃないですか」

マツコ「それ言ったの、あなただけどねw」

103: 2021/06/19(土) 11:57:26.51 ID:70wswz3V0
ありす「RED RICEさんが認めてくれたら、いちごパスタも本物だとわかってもらえると思ったので」

マツコ「え? あなたパスタくわしいの?」

RED RICE「美味しいパスタ作ったアイドル、一目惚れ~♪」

マツコ「なんで今日呼ばれたか、今のでだいたいわかったwww」

ありす「ではどうぞ、いちごパスタです」

RED RICE「う~ん。キレイな色合いだ。麺がピンクで、たっぷり乗ったクリームの上に生のいちごが美味しそうだね。いただきます!」ズッ

海美「どう? どう?」

RED RICE「……これ」

マツコ「どうしたの?」

RED RICE「温かいパスタなんですね」

ありす「はい」

RED RICE「暖かいいちごと生クリームが、その……」

104: 2021/06/19(土) 11:58:24.21 ID:70wswz3V0
マツコ「どう? 一目惚れした? ありすちゃんに?」

RED RICE「あの……」

マツコ「わかった。じゃあ質問変える。RED RICEが今、一番好きなシンデレラガールズは?」

RED RICE「五十嵐響子ちゃんでお願いします……」

マツコ「www ねえこれありすちゃん、RED RICEさんも言ってたけど冷やした方がいいんじやないの?」

ありす「でもですね、このいちごパスタ。これは実はデザートとか単品の一皿ではなくて、橘流イタリアンというコースの前菜なんです」

マツコ「うん、なんて? 橘流……イタリアン?」

ありす「はい。いちごパスタから始まり、いちごピザ、そしてメインに牛肉のいちごソース煮込み……」

マツコ「なんかすごそう……橘流イタリアン」

海美「橘流イタリアンはね、料理の色が全部ピンク色なんだよ!」

マツコ「全部!? あのねありすちゃん、料理ってさ。味だけじゃなくて見た目も大切だと思わない?」

105: 2021/06/19(土) 11:59:12.80 ID:70wswz3V0
ありす「初めて見た、いちご畑での光景。その時の感動を、なんとかお皿の上で表現できないかと熟考を……」

マツコ「それはさっき聞いたから! だけどね、全部いちご色にしなくてもいいと思うのよ!!」

ありす「ともかくマツコさん。食べてみてください、いちごパスタ」

マツコ「えぇー……大丈夫なの? これ」ヒソヒソ

RED RICE「食いに、食いにくいよ、食いに♪ 食いに、食いにくいよ、食いに♪」

マツコ「歌うなw 普通に言えww 普通にwww」

ありす「さあ、どうぞ」

マツコ「じゃあ、まあ……いただきます」ズルズル

ありす「どうですか?」

マツコ「うん……まずくはない。まずくは。でもやっぱり冷やした方が、食べやすいと思うのよね。デザートとして食べたい感じの味」

106: 2021/06/19(土) 11:59:54.58 ID:70wswz3V0
ありす「冷やした方が食べやすいですか」

マツコ「うん、温かいとなんだか脳がバグるのね。冷たいと美味しそうな予感があるけど、このままだと食べにくい」

RED RICE「食いに、食いにくいよ、食いに♪ 食いに、食いにくいよ、食いに♪」

マツコ「歌うなwww」

ありす「参考意見として今後のいちごパスタの方向性に活かしていきたいと思います」

マツコ「今後……ねえ。じゃあ女子力焼きそばの方を。これもVあるの?」

海美「あるよ! あのね、女子力焼きそば誕生の場に立ち会ってくれた閃光☆HANABI団の、のりさんからです!」

107: 2021/06/19(土) 12:00:37.92 ID:70wswz3V0

VTR開始

高山紗代子「マツコさんこんにちは、閃光☆HANABI団リーダーの高山紗代子です。本日は、女子力やきそばについてということで、なんていうか……ご愁傷様です」

マツコ「待って! 今、なんて言った!? ご愁傷様!?」

海美「あれ? のりさんじゃなくて、さよちんだ」

紗代子「まず最初にマツコさんにお詫びをしないといけないんですが」

マツコ「いやな予感しかしないんだけど、なんだろ?」

紗代子「閃光☆HANABI団メンバーの、のり子さん……福田のり子なんですが、女子力やきそばについて思い出そうとすると、ピンクのユニコーンが現れるということで。代わりに私からのメッセージとなってしまいました」

マツコ「え? ピンクのユニコーン?」

紗代子「でもマツコさんのガッツならきっと、女子力やきそばにも打ち勝つことができると私、信じていますから!」

マツコ「そんな危険なモノなのこれ!?」

108: 2021/06/19(土) 12:01:10.34 ID:70wswz3V0
紗代子「最後に、ご参考までにこの女子力やきそばを食べた時の閃光☆HANABI団メンバーの、のり子さんの動画をご覧ください。ではVTRスタート」

マツコ「動画から動画を案内されるって、なんだか変な感じするわね」

ありす「そうですね」

福田のり子「いただきまーす……きゅ~」バタン

VTR終了


109: 2021/06/19(土) 12:01:42.15 ID:70wswz3V0
マツコ「いや、今倒れてたでしょ! 食べた瞬間に!! きゅーとか言いながら!!!」

海美「大丈夫だよ、マツコさん!」

マツコ「なにが大丈夫なのよ」

海美「あのね、これはその失敗から改良された、ばーじょんつーだから!」

マツコ「ホントに? ホントに大丈夫なの?」

海美「大丈夫だから!」

マツコ「じゃあちょっと……」ズル

海美「どう? どう!?」

マツコ「うん……こう言っちゃなんだけどさ、普通?」

海美「はい、マツコさんから合格いただきましたー!」

マツコ「合格とは言ってないわよ!?」

110: 2021/06/19(土) 12:02:13.84 ID:70wswz3V0
ありす「不合格ではないんですよね?」

マツコ「うーん……それは、まあ」

ありす「不合格ではない。つまり……」

海美「やったー! 合格だー!!」

ありす「おめでとうございます」

マツコ「いやちょっと待ちなさいって! なんでもかんでも二者択一ってもんでもないでしょ!?」

ありす「私も収録前に食べましたが、悪くないと思いましたよ?」

マツコ「まあ、悪くはないけど」

ありす「ピンクのユニコーンもそう言っています」

マツコ「ピンクのユニコーンってさっきも言ってた人がいたけど……あ、どうもはじめまして」

海美「んっ!?」

111: 2021/06/19(土) 12:02:44.12 ID:70wswz3V0
マツコ「こちらがその、ピンクのユニコーンさん?」

ありす「そうです」

海美「あれれー!?」 

マツコ「それでピンクのユニコーンさんは、この女子力やきそば? どう思ってるの? あ、そう?」

ありす「わかります。そうですよね」

海美「ピンクのユニコーンの幻覚が見えてるよ! まだ改良が必要だったかー……美奈子先生ーーー!!!」

佐竹美奈子「はいはーい! 海美ちゃん、基本的な調理は良かったけどまだちょっとスパイスの配分に難点があったみたいだね」

マツコ「え? なに? どういうこと?」

美奈子「ピンクのユニコーンは、女子力やきそばが上手くできなかった場合のものを食べてしまった時の副作用なんですよね」

マツコ「副作用? このピンクのユニコーンが!? こんなにリアルに存在してるのに!?」

ありす「ほら、いななきまで聞こえますけど」

112: 2021/06/19(土) 12:03:20.03 ID:70wswz3V0
美奈子「心配いりませんよ。この本格中華やきそばを食べることで、副作用は治まりますから」

海美「さすが美奈子先生!」

マツコ「うわ! いい匂い。言っちゃ悪いけど今日イチ美味しそう」

ありす「確かに……この香りをいちごバスタにもいかせれば……」

美奈子「さあさあ、食べて副作用を治めてください」

マツコ「ではさっそく……美味しい! こんな美味しいもの食べて治るなら、かえってラッキーかも」

美奈子「1人あたり3キログラム食べてくださいね」

マツコ「最高ー……え?」

美奈子「1人あたり、3キログラムですよ!」

マツコ「いや今日、ここまでで色々食べたのに更に3キロは無理よー!」

マツコの知らないブラジル系アイドルの世界
・島原エレナ ナターリア 日下部若葉

マツコの知らないお風呂アイドルの世界
・田中琴葉 日野茜

マツコの知らない白衣の天使アイドルの世界
・豊川風花 柳清良 夢見りあむ

マツコの知らないりんごアイドルの世界
・木下ひなた 辻野あかり 工藤忍

マツコの知らない応援アイドルの世界
・若林智香 周防桃子 真壁瑞希

マツコの知らないピンク麺アイドルの世界
・橘ありす 高坂海美 他

引用: マツコ・デラックス「マツコの知らない世界THE IDOLM@STERスペシャル」