1: 2009/04/27(月) 21:51:42.98 ID:eCQ9xxhX0
キョン「スピ~…ムニャムニャ…」
古泉「まあまあ、彼にも何か事情があるのでは?」
みくる「そうですよぅ。こんなにぐっすり眠ってるんですし、起こすのも可哀想ですよ」
ハルヒ「ふん!こいつにそんな大層な理由なんかあるわけないでしょ」スタスタ
ハルヒ「…ふん、だらしない寝顔ね」
ハルヒ「あんたは罰としてあたし達全員にジュースを奢りなさい」ボソッ
ハルヒ「いい?みんなにジュースを奢るのよ」ボソボソ
みくる「涼宮さん、それは…」
キョン「ムニャムニャ…ジュース…奢る…みんな…」
古泉「まあまあ、彼にも何か事情があるのでは?」
みくる「そうですよぅ。こんなにぐっすり眠ってるんですし、起こすのも可哀想ですよ」
ハルヒ「ふん!こいつにそんな大層な理由なんかあるわけないでしょ」スタスタ
ハルヒ「…ふん、だらしない寝顔ね」
ハルヒ「あんたは罰としてあたし達全員にジュースを奢りなさい」ボソッ
ハルヒ「いい?みんなにジュースを奢るのよ」ボソボソ
みくる「涼宮さん、それは…」
キョン「ムニャムニャ…ジュース…奢る…みんな…」
4: 2009/04/27(月) 21:54:08.59 ID:eCQ9xxhX0
長門「…」パタン
ハルヒ「あら、今日は終わりね。ほらキョン!起きなさい」
キョン「ん…おう、おはよう」
ハルヒ「何がおはようよ!」
みくる「キョンくん、ぐっすり眠ってましたね」
キョン「…そうみたいです。申し訳ない」
ハルヒ「はいはい。もういいから帰るわよ」
キョン「ああ、帰りにジュースでも奢ろうか?お詫びと言っちゃあなんだが」
ハルヒ「へ?」
ハルヒ「あら、今日は終わりね。ほらキョン!起きなさい」
キョン「ん…おう、おはよう」
ハルヒ「何がおはようよ!」
みくる「キョンくん、ぐっすり眠ってましたね」
キョン「…そうみたいです。申し訳ない」
ハルヒ「はいはい。もういいから帰るわよ」
キョン「ああ、帰りにジュースでも奢ろうか?お詫びと言っちゃあなんだが」
ハルヒ「へ?」
5: 2009/04/27(月) 21:57:03.44 ID:eCQ9xxhX0
ハルヒ「あんた、さっき起きてたの?」
キョン「え?いや、起こされるまでグッスリだったが?」
ハルヒ「でも今ジュース奢るって…」
キョン「ん?ああ…何か知らんが、奢らなきゃいけないような気がしてな」
ハルヒ「…ふーん、まぁいいわ」
ハルヒ「あたしコーヒーとオレンジとサイダーね!」
キョン「一人一本ずつだコラ!!」
みくる「…これは」
古泉「ふむ…」
長門「…」
キョン「え?いや、起こされるまでグッスリだったが?」
ハルヒ「でも今ジュース奢るって…」
キョン「ん?ああ…何か知らんが、奢らなきゃいけないような気がしてな」
ハルヒ「…ふーん、まぁいいわ」
ハルヒ「あたしコーヒーとオレンジとサイダーね!」
キョン「一人一本ずつだコラ!!」
みくる「…これは」
古泉「ふむ…」
長門「…」
6: 2009/04/27(月) 22:00:04.70 ID:eCQ9xxhX0
翌日 朝
キョン「ふああああ…」
ハルヒ「…いかにも寝不足って顔ね…あんた夜に何やってんのよ?」
キョン「う…」(言えない…徹夜でゲームやって寝不足だなんて…)
キョン「ん…まあ、ちょっとな」
ハルヒ「何よそれ。ま、どーせくだらないことでしょ」
ハルヒ「けど団活中に寝るのはよしなさい!寝るなら昼休みにしなさい!」
キョン「分かった分かった」
キョン「ふああああ…」
ハルヒ「…いかにも寝不足って顔ね…あんた夜に何やってんのよ?」
キョン「う…」(言えない…徹夜でゲームやって寝不足だなんて…)
キョン「ん…まあ、ちょっとな」
ハルヒ「何よそれ。ま、どーせくだらないことでしょ」
ハルヒ「けど団活中に寝るのはよしなさい!寝るなら昼休みにしなさい!」
キョン「分かった分かった」
8: 2009/04/27(月) 22:03:03.92 ID:eCQ9xxhX0
昼休み 部室
キョン「くか~~すぴ~~~」
ハルヒ「…見事に熟睡してるわね」
ハルヒ「こんなんで午後の授業までに起きれるのかしら…?」
ハルヒ「まあ別にそれが心配でわざわざ来たわけじゃないんだけどね…」
キョン「う~~ん、ムニャ…」
ハルヒ「…そういえば昨日、寝てるキョンにジュース奢れって言ったらホントに奢ったのよね…」
ハルヒ「ただの偶然だろうけど…」
ハルヒ「…試してみよっかな……」
キョン「くか~~すぴ~~~」
ハルヒ「…見事に熟睡してるわね」
ハルヒ「こんなんで午後の授業までに起きれるのかしら…?」
ハルヒ「まあ別にそれが心配でわざわざ来たわけじゃないんだけどね…」
キョン「う~~ん、ムニャ…」
ハルヒ「…そういえば昨日、寝てるキョンにジュース奢れって言ったらホントに奢ったのよね…」
ハルヒ「ただの偶然だろうけど…」
ハルヒ「…試してみよっかな……」
9: 2009/04/27(月) 22:06:04.53 ID:eCQ9xxhX0
ハルヒ「アンタはあたしを抱きしめる、抱きしめる…」ボソボソ
キョン「ムニャムニャ…抱きしめる…ハルヒ…」
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン
ハルヒ「あ、もう授業が始まるわね…」
ハルヒ「ほらキョン、起きなさい!」ユサユサ
キョン「ん…ん~ん、ふあ~あ…おはよハルヒ…」
ハルヒ「だから、おはようじゃないでしょ!ほら、行くわよ」スタスタ
キョン「ん…ああ、ハルヒ」
ハルヒ「な、何?」クルッ
キョン「…ん」
ダキッ
ハルヒ「!」
キョン「ムニャムニャ…抱きしめる…ハルヒ…」
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン
ハルヒ「あ、もう授業が始まるわね…」
ハルヒ「ほらキョン、起きなさい!」ユサユサ
キョン「ん…ん~ん、ふあ~あ…おはよハルヒ…」
ハルヒ「だから、おはようじゃないでしょ!ほら、行くわよ」スタスタ
キョン「ん…ああ、ハルヒ」
ハルヒ「な、何?」クルッ
キョン「…ん」
ダキッ
ハルヒ「!」
12: 2009/04/27(月) 22:09:21.72 ID:eCQ9xxhX0
キョン「ん~…」ギュウゥゥ
ハルヒ「あ…あう…はう…」カァァ
ハルヒ「はっ!ちょ、ちょっと何してんの!」グイッ
キョン「ん、あ、ああ、スマン…どうしても抱きしめないといけない気がして…」
キョン「その…悪かったよ…」
ハルヒ「あ、え、う…も、もういいわよ…ほら、急がないと遅刻よ!」
キョン「あ、ああ…」(変だな…どうして俺はあんなことを…?)
ハルヒ(本物だ…本物だわ!これ!!)ドキドキ
古泉「見ましたよ…」
みくる「やっぱりあれって…」
長門「…使える」
ハルヒ「あ…あう…はう…」カァァ
ハルヒ「はっ!ちょ、ちょっと何してんの!」グイッ
キョン「ん、あ、ああ、スマン…どうしても抱きしめないといけない気がして…」
キョン「その…悪かったよ…」
ハルヒ「あ、え、う…も、もういいわよ…ほら、急がないと遅刻よ!」
キョン「あ、ああ…」(変だな…どうして俺はあんなことを…?)
ハルヒ(本物だ…本物だわ!これ!!)ドキドキ
古泉「見ましたよ…」
みくる「やっぱりあれって…」
長門「…使える」
15: 2009/04/27(月) 22:12:05.21 ID:eCQ9xxhX0
みくる「古泉くん、あれって暗示みたいなものなのかな?」
古泉「ええ、睡眠学習というか、刷り込みですね」
古泉「しかし、あそこまで効果が出るとは…」
古泉「長門さん、彼の身体に何か異変はありますか?」
長門「彼の身体には何も異常は見られない。あれは彼の体質」
みくる「そうなんですかぁ…ウフフ」
古泉「でしたら…」
長門「こちらも黙ってはいない」
古泉「ええ、睡眠学習というか、刷り込みですね」
古泉「しかし、あそこまで効果が出るとは…」
古泉「長門さん、彼の身体に何か異変はありますか?」
長門「彼の身体には何も異常は見られない。あれは彼の体質」
みくる「そうなんですかぁ…ウフフ」
古泉「でしたら…」
長門「こちらも黙ってはいない」
20: 2009/04/27(月) 22:15:04.04 ID:eCQ9xxhX0
ハルヒ(ふっふ~ん、あれの効果は100%のようね…)
ハルヒ(だとしたら、あたしの願いはただ一つ!!)
ハルヒ(キョンの口から、あたしに『好きだ!』と告白させる!!)
ハルヒ(にひひ~別にキョンが好きってわけじゃないんだけどね~)
ハルヒ(こういうのはやっぱり男のほうからね~くふふ~)
ハルヒ(ああ~明日の昼休みが楽しみだわ!)
ゾクッ!!!
ハルヒ「な、なに!?今、『そうはさせんぞ!』的なオーラを感じたけど…」
古・長・み「……ニヤリ」
ハルヒ(だとしたら、あたしの願いはただ一つ!!)
ハルヒ(キョンの口から、あたしに『好きだ!』と告白させる!!)
ハルヒ(にひひ~別にキョンが好きってわけじゃないんだけどね~)
ハルヒ(こういうのはやっぱり男のほうからね~くふふ~)
ハルヒ(ああ~明日の昼休みが楽しみだわ!)
ゾクッ!!!
ハルヒ「な、なに!?今、『そうはさせんぞ!』的なオーラを感じたけど…」
古・長・み「……ニヤリ」
25: 2009/04/27(月) 22:18:03.60 ID:eCQ9xxhX0
翌日 昼休み
キョン「ふああ…飯は授業中にこっそり食ったし、んじゃ寝てくるわ」スタスタ
ハルヒ「ふふふ…いよいよね…キョンがあたしに…にひひ!」
ハルヒ「さあ!行くわよ!!」ズンズンズン
部室前
ハルヒ「うう、いざとなったら何か緊張するなぁ…」
ハルヒ「ええい!何の、突撃あるのみ!」グッ
ボソボソボソ・・・
ハルヒ「え…?部室の中から話し声が…」
キョン「ふああ…飯は授業中にこっそり食ったし、んじゃ寝てくるわ」スタスタ
ハルヒ「ふふふ…いよいよね…キョンがあたしに…にひひ!」
ハルヒ「さあ!行くわよ!!」ズンズンズン
部室前
ハルヒ「うう、いざとなったら何か緊張するなぁ…」
ハルヒ「ええい!何の、突撃あるのみ!」グッ
ボソボソボソ・・・
ハルヒ「え…?部室の中から話し声が…」
30: 2009/04/27(月) 22:21:03.69 ID:eCQ9xxhX0
キョン「スピ~~…ムニャムニャ…」
長門「…完全に熟睡している。問題はない」
ハルヒ(この声は…有希!何で有希が…!?」
長門「聞いて…」スッ
長門「今日の放課後、私はあなたと食べ歩きがしたい」
長門「おいしいカレー屋さんを見つけた。他にもピザ屋、ハンバーグ屋、中華料理屋…」
長門「全部あなたと周りたい…」
ハルヒ「な…な…」フルフル
長門「…完全に熟睡している。問題はない」
ハルヒ(この声は…有希!何で有希が…!?」
長門「聞いて…」スッ
長門「今日の放課後、私はあなたと食べ歩きがしたい」
長門「おいしいカレー屋さんを見つけた。他にもピザ屋、ハンバーグ屋、中華料理屋…」
長門「全部あなたと周りたい…」
ハルヒ「な…な…」フルフル
33: 2009/04/27(月) 22:24:04.44 ID:eCQ9xxhX0
長門「そして出来れば…」
ハルヒ(何よ!まだ何かあるっていうの!!)
長門「移動中はあなたと手を繋いで歩きたい…」
ハルヒ(へ?……えーー!!!)
ハルヒ「ちょ、ちょっと有k
古泉「ぜー!ぜー!」
ハルヒ「ひゃっ!ちょ、え!古泉くん!?」
みくる「お…遅かったですぅ…」
ハルヒ「みくるちゃんまで!?」
ハルヒ(何よ!まだ何かあるっていうの!!)
長門「移動中はあなたと手を繋いで歩きたい…」
ハルヒ(へ?……えーー!!!)
ハルヒ「ちょ、ちょっと有k
古泉「ぜー!ぜー!」
ハルヒ「ひゃっ!ちょ、え!古泉くん!?」
みくる「お…遅かったですぅ…」
ハルヒ「みくるちゃんまで!?」
38: 2009/04/27(月) 22:27:04.45 ID:eCQ9xxhX0
古泉「間に合わなかったようですね…これでも急いで来たのですが…」
みくる「さすが長門さんですね…」
ハルヒ「ちょっとちょっと!二人とも、どういうことよ!」
古泉「ふふふ…涼宮さん、抜け駆けは許しませんよ」
ハルヒ「えっ!!」
みくる「あたしだって、キョンくんにしてもらいたいことがあるんですぅ」
ハルヒ「……なるほどね」
みくる「さすが長門さんですね…」
ハルヒ「ちょっとちょっと!二人とも、どういうことよ!」
古泉「ふふふ…涼宮さん、抜け駆けは許しませんよ」
ハルヒ「えっ!!」
みくる「あたしだって、キョンくんにしてもらいたいことがあるんですぅ」
ハルヒ「……なるほどね」
44: 2009/04/27(月) 22:30:06.25 ID:eCQ9xxhX0
ハルヒ「みんなもキョンの秘密に気づいてたってことね…」
古泉「申し訳ありませんが、団長といえど、こればかりは譲れませんよ」
みくる「そうですそうですぅ!」
ハルヒ「ふふふ…面白いじゃない」
ハルヒ「いいわ!その勝負、受けて立つわよ!!」ビシィ
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン
古泉「…とりあえず、勝負は明日以降ですね」
みくる「負けないですぅ!!」
ハルヒ「覚悟しなさい!キョンはあたしのモノよ!!」
古泉「申し訳ありませんが、団長といえど、こればかりは譲れませんよ」
みくる「そうですそうですぅ!」
ハルヒ「ふふふ…面白いじゃない」
ハルヒ「いいわ!その勝負、受けて立つわよ!!」ビシィ
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン
古泉「…とりあえず、勝負は明日以降ですね」
みくる「負けないですぅ!!」
ハルヒ「覚悟しなさい!キョンはあたしのモノよ!!」
48: 2009/04/27(月) 22:33:04.19 ID:eCQ9xxhX0
長門「チャイム…次の授業が始まる…」
長門「起きて…」ユサユサ
キョン「んん…あふ…おお、長門か」
キョン「起こしてくれたのか?サンキューな」
長門「…」コクリ
キョン「あ、そうだ長門」
長門「何?」
キョン「団活終わったあとに、二人で食べ歩きにでも行かないか?」
キョン「お前もレトルトやコンビニ弁当ばかりじゃなく、たまにはいいもん食えよ、奢ってやるからさ」
長門「…行く」
長門「…嬉しい」ボソッ
長門「起きて…」ユサユサ
キョン「んん…あふ…おお、長門か」
キョン「起こしてくれたのか?サンキューな」
長門「…」コクリ
キョン「あ、そうだ長門」
長門「何?」
キョン「団活終わったあとに、二人で食べ歩きにでも行かないか?」
キョン「お前もレトルトやコンビニ弁当ばかりじゃなく、たまにはいいもん食えよ、奢ってやるからさ」
長門「…行く」
長門「…嬉しい」ボソッ
52: 2009/04/27(月) 22:36:04.71 ID:eCQ9xxhX0
放課後 部室
ハルヒ(う~…あの後相談して『キョンに願いを言った者の邪魔をしてはいけない』って決めちゃったからなあ…)
長門「…」パタン
キョン「おっ、終わりか。じゃあ今日は俺用事あるから、お先に」スタスタ
長門「…」スタスタ
キョン「じゃ、行くか」ガチャ
長門「…」コクッ
バタン
ハルヒ「うーーうーーうーー!!」ダンダンダン
古泉「涼宮さん、我慢です…」
みくる「明日は負けませんよぉ!」
ハルヒ(う~…あの後相談して『キョンに願いを言った者の邪魔をしてはいけない』って決めちゃったからなあ…)
長門「…」パタン
キョン「おっ、終わりか。じゃあ今日は俺用事あるから、お先に」スタスタ
長門「…」スタスタ
キョン「じゃ、行くか」ガチャ
長門「…」コクッ
バタン
ハルヒ「うーーうーーうーー!!」ダンダンダン
古泉「涼宮さん、我慢です…」
みくる「明日は負けませんよぉ!」
56: 2009/04/27(月) 22:39:04.43 ID:eCQ9xxhX0
キョン「最初はどこ行くんだ?」スタスタ
長門「駅前のカレー屋…」スタスタ
キョン「おお、先週オープンしたんだよな。うまいのか?」
長門「…味は保障する…あなたと行きたかった」
キョン「そっか、楽しみだな。おっと、そうだ」ピタッ
長門「何?」
キョン「ほら長門、手」スッ
長門「……」コクッ
キュッ・・・
長門「駅前のカレー屋…」スタスタ
キョン「おお、先週オープンしたんだよな。うまいのか?」
長門「…味は保障する…あなたと行きたかった」
キョン「そっか、楽しみだな。おっと、そうだ」ピタッ
長門「何?」
キョン「ほら長門、手」スッ
長門「……」コクッ
キュッ・・・
59: 2009/04/27(月) 22:42:03.97 ID:eCQ9xxhX0
キョン(おかしい…普段の俺ならこんな風に手を繋ぐなんて絶対できないはずなのに…)
長門「…あったかい」
キョン(……ま、いーか)
ハルヒ「むー有希めー!うなーー!!」ダンダン!
古泉「涼宮さん…尾行も禁止です」
みくる「そうです!さあ、帰りますよ」ズルズル
ハルヒ「なによー!二人とも離しなさいよー!むきーー!!」ジタバタ
キョン「何か騒がしいような…?」
キョン「気のせいかな…」
長門「…あったかい」
キョン(……ま、いーか)
ハルヒ「むー有希めー!うなーー!!」ダンダン!
古泉「涼宮さん…尾行も禁止です」
みくる「そうです!さあ、帰りますよ」ズルズル
ハルヒ「なによー!二人とも離しなさいよー!むきーー!!」ジタバタ
キョン「何か騒がしいような…?」
キョン「気のせいかな…」
61: 2009/04/27(月) 22:45:04.63 ID:eCQ9xxhX0
カレー屋
店員「お待たせいたしました。どうぞ」コトッ
キョン「うおっ!すごい大盛りだな…さすが長門」
長門「…いただきます」ペコリ
キョン「はいよ、めしあがれ」
キョン「さて、俺も食うかな」
長門「おかわり…」
キョン「早っ!!!」
店員「お待たせいたしました。どうぞ」コトッ
キョン「うおっ!すごい大盛りだな…さすが長門」
長門「…いただきます」ペコリ
キョン「はいよ、めしあがれ」
キョン「さて、俺も食うかな」
長門「おかわり…」
キョン「早っ!!!」
64: 2009/04/27(月) 22:48:04.29 ID:eCQ9xxhX0
キョン「結局あの大盛りを5杯か…相変わらず凄いな、長門」
長門「代金はあなたが払ってくれた…大丈夫?」
キョン「ああ。実はこないだ宝クジが当たってな、少しは余裕がある」
キョン「ハルヒにはナイショにしといてくれよ」
長門「そう…」
長門「では次はピザ屋さん。ここから少し行った所に穴場がある」
キョン「…まあ、あれだけで終わりとは思ってなかったさ」
キョン「いいぜ、いくらでも奢ってやる。行こうか、長門」
長門「…」コクッ
長門「代金はあなたが払ってくれた…大丈夫?」
キョン「ああ。実はこないだ宝クジが当たってな、少しは余裕がある」
キョン「ハルヒにはナイショにしといてくれよ」
長門「そう…」
長門「では次はピザ屋さん。ここから少し行った所に穴場がある」
キョン「…まあ、あれだけで終わりとは思ってなかったさ」
キョン「いいぜ、いくらでも奢ってやる。行こうか、長門」
長門「…」コクッ
66: 2009/04/27(月) 22:51:03.80 ID:eCQ9xxhX0
夜
キョン「ピザ屋、ハンバーグ屋、中華料理屋…結局7軒も周ってしまった…」
キョン「さすがにそろそろサイフの中身もやばい…」
長門「…大丈夫?」
キョン「あ、ああ!大丈夫さ!けど時間も時間だし、次で最後にしようか!」
長門「分かった…最後はあそこのお店…」
キョン「ながと…だめ…あそこのおすしやさん…ねだんかいてない…だめ…」
キョン「あ、あっちの蕎麦屋にしよう!な!」
長門「…」コクリ
キョン「ピザ屋、ハンバーグ屋、中華料理屋…結局7軒も周ってしまった…」
キョン「さすがにそろそろサイフの中身もやばい…」
長門「…大丈夫?」
キョン「あ、ああ!大丈夫さ!けど時間も時間だし、次で最後にしようか!」
長門「分かった…最後はあそこのお店…」
キョン「ながと…だめ…あそこのおすしやさん…ねだんかいてない…だめ…」
キョン「あ、あっちの蕎麦屋にしよう!な!」
長門「…」コクリ
69: 2009/04/27(月) 22:54:05.19 ID:eCQ9xxhX0
キョン「ふ~今日は食ったな~~長門、どうだった?」
長門「…おいしかった」
キョン「そっか、よかったよかった」
長門「…」ピタッ
キョン「ん?どうした長門?止まったりして」
長門「今日は…ありがとう…楽しかった…」
キョン「ん…ああ、いいってことさ、俺も楽しかったよ」
キョン「お前にはいろいろ世話になってるしな。これぐらいお安い御用さ」
長門「…」コクリ
キョン「っと、マンションに着いたぞ。じゃ、また明日な」スタスタ
長門「………ありがとう」
長門「…おいしかった」
キョン「そっか、よかったよかった」
長門「…」ピタッ
キョン「ん?どうした長門?止まったりして」
長門「今日は…ありがとう…楽しかった…」
キョン「ん…ああ、いいってことさ、俺も楽しかったよ」
キョン「お前にはいろいろ世話になってるしな。これぐらいお安い御用さ」
長門「…」コクリ
キョン「っと、マンションに着いたぞ。じゃ、また明日な」スタスタ
長門「………ありがとう」
73: 2009/04/27(月) 22:57:03.86 ID:eCQ9xxhX0
翌日
ハルヒ(何もキョンが部室で寝るのを待つ必要はないのよね…先回りよ!)
ハルヒ(今日こそは!チャイムと同時に行くわよ!!)
キ~ンコ~
ハルヒ「よっしゃーー!!」ダダダッ
ガラッ ズダダダダ
キョン「……何だ何だ?」
キョン「……ま、いっか。寝に行こ…」
ハルヒ(何もキョンが部室で寝るのを待つ必要はないのよね…先回りよ!)
ハルヒ(今日こそは!チャイムと同時に行くわよ!!)
キ~ンコ~
ハルヒ「よっしゃーー!!」ダダダッ
ガラッ ズダダダダ
キョン「……何だ何だ?」
キョン「……ま、いっか。寝に行こ…」
75: 2009/04/27(月) 23:00:04.66 ID:eCQ9xxhX0
ハルヒ「よ~し、この調子なら…」ズダダダダ
鶴屋「ハ~ルにゃん!」ピョコッ
ハルヒ「うわっと!つ、鶴屋さん!?」キキィ
ハルヒ「何?何か用なの?悪いけど、今あたし急いでて…」
鶴屋「にひひ~捕まえたにょろ!」ガッシィ
ハルヒ「!」
ハルヒ「え?ちょ、ちょっと鶴屋さん!?」
78: 2009/04/27(月) 23:03:04.91 ID:eCQ9xxhX0
ハルヒ「つ、鶴屋さん離して!ホントに急いでるんだってば!!」ブンブン
鶴屋「ふふふ~~ハルにゃん、もうお前を離さないぜ…」
ハルヒ「…さては、みくるちゃんの差し金ね!こんの~」ブンブンブン
鶴屋「にゃはは~~ほい!」サワッ
ハルヒ「きゃ!!ちょ、どこ触って…」
鶴屋「ほりゃほりゃほりゃ~~」サワサワサワ
ハルヒ「あんっ…んっ…はうっ…ちょ…ちょっと!!!」
ハルヒ「あーーーん、もーーーー!!!」
鶴屋「ふふふ~~ハルにゃん、もうお前を離さないぜ…」
ハルヒ「…さては、みくるちゃんの差し金ね!こんの~」ブンブンブン
鶴屋「にゃはは~~ほい!」サワッ
ハルヒ「きゃ!!ちょ、どこ触って…」
鶴屋「ほりゃほりゃほりゃ~~」サワサワサワ
ハルヒ「あんっ…んっ…はうっ…ちょ…ちょっと!!!」
ハルヒ「あーーーん、もーーーー!!!」
80: 2009/04/27(月) 23:06:05.93 ID:eCQ9xxhX0
一方その頃
古泉「ふふふ…今日は僕がいただきますよ」ダダダダッ
???「きえ~い!!」
古泉「うわ!何ですか!?」キキィ
親衛隊「我ら朝比奈みくる親衛隊!!とうっ!!」ビシィ!
古泉「うわ…20人以上はいる…」
親衛隊「朝比奈みくるの命により、ここから先は一歩も通さん!!」
古泉「くっ…ですが、僕も引き下がる訳にはいきません!」
親衛隊「喰らえ!一ヶ月風呂に入ってないフケ攻撃!!」ワッシャワッシャ
古泉「うわあああ!!汚ねええええ!!!」
古泉「ふふふ…今日は僕がいただきますよ」ダダダダッ
???「きえ~い!!」
古泉「うわ!何ですか!?」キキィ
親衛隊「我ら朝比奈みくる親衛隊!!とうっ!!」ビシィ!
古泉「うわ…20人以上はいる…」
親衛隊「朝比奈みくるの命により、ここから先は一歩も通さん!!」
古泉「くっ…ですが、僕も引き下がる訳にはいきません!」
親衛隊「喰らえ!一ヶ月風呂に入ってないフケ攻撃!!」ワッシャワッシャ
古泉「うわあああ!!汚ねええええ!!!」
84: 2009/04/27(月) 23:09:05.51 ID:eCQ9xxhX0
部室
みくる「うふふ…楽々と一番乗りです~」ガチャ
キョン「んが~~すぴゅるるる……」
みくる「よく寝てますね~じゃあお願いしちゃいます!」
みくる「あの…キョンくんも知ってる通り、あたしは今まで数々のコスプレをしてきました」
みくる「メイドさんに始まり、バニー、ウェイトレス、カエルさん…」
みくる「最初は涼宮さんに言われて仕方なくだったけど、だんだん面白さに目覚めてきちゃって…」
みくる「今では自分でもコスチュームを買い集め、100種類を超えちゃいました~」
みくる「あ、これ涼宮さんにはナイショなんですけどね」
みくる「そこで、あたしのお願いというのは…」
みくる「キョンくんと一緒にコスプレがしたいなぁって…あたしの家で二人きりで…ね」
キョン「ムニャ…コスプレ…朝比奈さんと…グゴ~…」
みくる「うふふ…楽々と一番乗りです~」ガチャ
キョン「んが~~すぴゅるるる……」
みくる「よく寝てますね~じゃあお願いしちゃいます!」
みくる「あの…キョンくんも知ってる通り、あたしは今まで数々のコスプレをしてきました」
みくる「メイドさんに始まり、バニー、ウェイトレス、カエルさん…」
みくる「最初は涼宮さんに言われて仕方なくだったけど、だんだん面白さに目覚めてきちゃって…」
みくる「今では自分でもコスチュームを買い集め、100種類を超えちゃいました~」
みくる「あ、これ涼宮さんにはナイショなんですけどね」
みくる「そこで、あたしのお願いというのは…」
みくる「キョンくんと一緒にコスプレがしたいなぁって…あたしの家で二人きりで…ね」
キョン「ムニャ…コスプレ…朝比奈さんと…グゴ~…」
87: 2009/04/27(月) 23:12:05.37 ID:eCQ9xxhX0
放課後 部室
ハルヒ「やられたわ…それにしても鶴屋さん、何であたしの弱いところ知ってるのかしら…?」
古泉「身体の痒みがまだとれない…朝比奈さん、恐ろしい人です…」
長門「…」パタン
みくる「あら、今日は終わりですね~」
みくる「それじゃあキョンくん、行きましょうか~」
キョン「はい、行きましょう」
ガチャッ バタン
ハルヒ「みくるちゃん…メイド服のまま行っちゃったわね…」
ハルヒ「明日こそ…明日こそ負けないわよーー!!!」
ハルヒ「やられたわ…それにしても鶴屋さん、何であたしの弱いところ知ってるのかしら…?」
古泉「身体の痒みがまだとれない…朝比奈さん、恐ろしい人です…」
長門「…」パタン
みくる「あら、今日は終わりですね~」
みくる「それじゃあキョンくん、行きましょうか~」
キョン「はい、行きましょう」
ガチャッ バタン
ハルヒ「みくるちゃん…メイド服のまま行っちゃったわね…」
ハルヒ「明日こそ…明日こそ負けないわよーー!!!」
93: 2009/04/27(月) 23:15:06.40 ID:eCQ9xxhX0
古泉(…結構心配してたんですが…どうやら大丈夫のようですね)
古泉(ここ最近は一度も閉鎖空間が発生していない…)
古泉(それは、何だかんだで涼宮さんはこの状況を楽しんでいるということ…)
ハルヒ「有希!あんたはもう願いを叶えてもらったんだから、あたしを手伝いなさい!」
長門「願いを叶えてもらった者は、あくまでも中立」
ハルヒ「む~~分かったわよ!もう!!」
古泉(というわけで、僕も一切遠慮はしません明日も全力でいきますよ!!)
古泉(ここ最近は一度も閉鎖空間が発生していない…)
古泉(それは、何だかんだで涼宮さんはこの状況を楽しんでいるということ…)
ハルヒ「有希!あんたはもう願いを叶えてもらったんだから、あたしを手伝いなさい!」
長門「願いを叶えてもらった者は、あくまでも中立」
ハルヒ「む~~分かったわよ!もう!!」
古泉(というわけで、僕も一切遠慮はしません明日も全力でいきますよ!!)
96: 2009/04/27(月) 23:18:05.27 ID:eCQ9xxhX0
みくる「着きました~」
キョン「朝比奈さんの家に来るの初めてですね。いい所じゃないですか」
みくる「うふふ~上がってください」
キョン「お邪魔します…ってうわ!コスプレ衣装が山のように!!」
みくる「では、早速始めましょうか~これに着替えてください」
キョン「了解です。え~と…」キョロキョロ
みくる「あ、そっちの部屋で着替えてください。あたしはこっちで着替えますので…」
キョン「はいです」
キョン「朝比奈さんの家に来るの初めてですね。いい所じゃないですか」
みくる「うふふ~上がってください」
キョン「お邪魔します…ってうわ!コスプレ衣装が山のように!!」
みくる「では、早速始めましょうか~これに着替えてください」
キョン「了解です。え~と…」キョロキョロ
みくる「あ、そっちの部屋で着替えてください。あたしはこっちで着替えますので…」
キョン「はいです」
100: 2009/04/27(月) 23:21:03.93 ID:eCQ9xxhX0
キョン(うーん…朝比奈さんに頼まれたからとはいえ、俺ってこんなにあっさりコスプレするキャラだっけ?)
キョン(…ま、いーか。衣装は…こ、これは…!?」
キョン「あのー朝比奈さん、このオレンジ色の胴着ってアレですよね…悟○ですよね…」
みくる「きたねぇ花火だ…」
キョン「朝比奈さんはベ○ータですか…なぜ男キャラ…?」
みくる「カカ○ットは俺のものだ!手を出すな!!」ビッシィ!
キョン「本人に言ってどうするんですか」
キョン(…ま、いーか。衣装は…こ、これは…!?」
キョン「あのー朝比奈さん、このオレンジ色の胴着ってアレですよね…悟○ですよね…」
みくる「きたねぇ花火だ…」
キョン「朝比奈さんはベ○ータですか…なぜ男キャラ…?」
みくる「カカ○ットは俺のものだ!手を出すな!!」ビッシィ!
キョン「本人に言ってどうするんですか」
103: 2009/04/27(月) 23:24:06.69 ID:eCQ9xxhX0
みくる「次はこれです~」
キョン「青色のパーカーに両刃の剣…これは…」
みくる「ゼ○の使い魔ですぅ~」
キョン「…なぜル○ズじゃなくてティファ○アなんです?」
みくる「巨Oつながりで♪」
キョン「さいですか…」
みくる「あ、あの、サ○トさん…私の胸、変なんです…触って確かめてくれませんか…?」
キョン「えっ?い、いいんですか…?」
みくる「ホントに触ったら訴えますけど」
キョン「ちぇー」
キョン「青色のパーカーに両刃の剣…これは…」
みくる「ゼ○の使い魔ですぅ~」
キョン「…なぜル○ズじゃなくてティファ○アなんです?」
みくる「巨Oつながりで♪」
キョン「さいですか…」
みくる「あ、あの、サ○トさん…私の胸、変なんです…触って確かめてくれませんか…?」
キョン「えっ?い、いいんですか…?」
みくる「ホントに触ったら訴えますけど」
キョン「ちぇー」
106: 2009/04/27(月) 23:27:05.11 ID:eCQ9xxhX0
キョン「あの後も、スク水、チャイナ、ミニスカポリスにラムちゃん…」
キョン「かれこれ10種類以上コスプレしてるな…俺もホストやらテニプリやら…」
キョン「しかし、さすが朝比奈さん…何を着ても凄まじく似合ってるよなぁ」
みくる「キョンく~ん、最後にこれ着てくださ~い」
キョン「あ、はい、分かりました」
キョン「…ん?こ、これは…?」
キョン「かれこれ10種類以上コスプレしてるな…俺もホストやらテニプリやら…」
キョン「しかし、さすが朝比奈さん…何を着ても凄まじく似合ってるよなぁ」
みくる「キョンく~ん、最後にこれ着てくださ~い」
キョン「あ、はい、分かりました」
キョン「…ん?こ、これは…?」
107: 2009/04/27(月) 23:30:05.74 ID:eCQ9xxhX0
キョン「あ、あの、朝比奈さん、これは…?」
みくる「V字水着ですぅ♪」
キョン「いや、それって女性が着るものじゃあ…」
みくる「はやく着てくださぁい♪」
キョン「しかもこれ、ほとんど紐なんですけど…」
みくる「はやく着てくださぁい♪」ハァハァ
キョン「あの…朝比奈さん…何でカメラ持ってるんですか…?」
みくる「は~やく~着~てくださぁ~~~い~~」ユラリ・・・
キョン「ひ…ひゃあああああ!!!!!」
みくる「V字水着ですぅ♪」
キョン「いや、それって女性が着るものじゃあ…」
みくる「はやく着てくださぁい♪」
キョン「しかもこれ、ほとんど紐なんですけど…」
みくる「はやく着てくださぁい♪」ハァハァ
キョン「あの…朝比奈さん…何でカメラ持ってるんですか…?」
みくる「は~やく~着~てくださぁ~~~い~~」ユラリ・・・
キョン「ひ…ひゃあああああ!!!!!」
109: 2009/04/27(月) 23:33:05.60 ID:eCQ9xxhX0
みくる「キョンくん、今日はありがとね、楽しかったですぅ」
キョン「ハァ…ソウデスカ…」
みくる「それじゃあ、また明日。気をつけて帰ってねぇ~」
キョン「オジャマシマシタ…」
トボトボ…
キョン「もう…お婿に…いけない…」
みくる「うふふ…大満足ですぅ♪」
キョン「ハァ…ソウデスカ…」
みくる「それじゃあ、また明日。気をつけて帰ってねぇ~」
キョン「オジャマシマシタ…」
トボトボ…
キョン「もう…お婿に…いけない…」
みくる「うふふ…大満足ですぅ♪」
114: 2009/04/27(月) 23:36:06.99 ID:eCQ9xxhX0
翌日
キョン「うう…昨日は結局、心の傷を癒すために朝までゲームに没頭してしまった…」
キョン「早く部室に行っておもいきり眠りたい…」
キ~ンコ~
ハルヒ「よっしゃーー今日こそーー!!!」ズドドドド
キョン「相変わらずあいつは元気だな…うらやましいぜ…」
キョン「まあいーや…行こ…」フラフラ
谷口「な~んか最近、あいつら妙じゃねーか?」
国木田「ああ、昨日たまたま朝比奈さんたちの話を立ち聞きしたんだけど、実はね…」
キョン「うう…昨日は結局、心の傷を癒すために朝までゲームに没頭してしまった…」
キョン「早く部室に行っておもいきり眠りたい…」
キ~ンコ~
ハルヒ「よっしゃーー今日こそーー!!!」ズドドドド
キョン「相変わらずあいつは元気だな…うらやましいぜ…」
キョン「まあいーや…行こ…」フラフラ
谷口「な~んか最近、あいつら妙じゃねーか?」
国木田「ああ、昨日たまたま朝比奈さんたちの話を立ち聞きしたんだけど、実はね…」
118: 2009/04/27(月) 23:39:11.21 ID:eCQ9xxhX0
ハルヒ「よーし、後はこの通路を一直線!」ダダダダッ
ハルヒ「って、えええええ!!!」キキキィ
ハルヒ「な、何よ!この床一面のカエルの大群はーー!!」
ゲロゲロ ゲコゲコ クワックワッ ヴォーヴォー
ハルヒ「はうぅぅ…気持ち悪くて渡れないぃぃぃ」プルプル
鶴屋「やあやあ、ハルにゃん!」
ハルヒ「えっ!つ、鶴屋さん!?」
鶴屋「部室行かないのかい?そんじゃ、お先に失礼っさ~」シュパパパ
ハルヒ「ふわー、カエルの隙間を巧みに…って、これ鶴屋さんの仕業ねー!」
ハルヒ「こらー!待ちなさーい!!」
ハルヒ「って、えええええ!!!」キキキィ
ハルヒ「な、何よ!この床一面のカエルの大群はーー!!」
ゲロゲロ ゲコゲコ クワックワッ ヴォーヴォー
ハルヒ「はうぅぅ…気持ち悪くて渡れないぃぃぃ」プルプル
鶴屋「やあやあ、ハルにゃん!」
ハルヒ「えっ!つ、鶴屋さん!?」
鶴屋「部室行かないのかい?そんじゃ、お先に失礼っさ~」シュパパパ
ハルヒ「ふわー、カエルの隙間を巧みに…って、これ鶴屋さんの仕業ねー!」
ハルヒ「こらー!待ちなさーい!!」
121: 2009/04/27(月) 23:42:05.87 ID:eCQ9xxhX0
鶴屋「ほい!部室到着っと」
鶴屋「じゃあカエルさんたち、お勤めごくろうさん!帰っていーよ!」
ゲコゲコゲコゲコ・・・・ ピョンピョンピョン・・・・
ハルヒ「カエルたちが去っていく…鶴屋さん、あなた何者?」
ハルヒ「じゃなくて!何で鶴屋さんまで参戦してんのよ!部外者でしょ!」
鶴屋「おやおや、あたしはSOS団の名誉顧問だよ」
鶴屋「それにキョンくんをSOS団だけで独占なんてずるいじゃないっさ!」
鶴屋「…それともハルにゃんは、キョンくんに願いを叶えてもらう自信がないのかな?」
ハルヒ「何よ!分かったわよ!名誉顧問だろうが部外者だろうが認めようじゃないの!!」
鶴屋「じゃあカエルさんたち、お勤めごくろうさん!帰っていーよ!」
ゲコゲコゲコゲコ・・・・ ピョンピョンピョン・・・・
ハルヒ「カエルたちが去っていく…鶴屋さん、あなた何者?」
ハルヒ「じゃなくて!何で鶴屋さんまで参戦してんのよ!部外者でしょ!」
鶴屋「おやおや、あたしはSOS団の名誉顧問だよ」
鶴屋「それにキョンくんをSOS団だけで独占なんてずるいじゃないっさ!」
鶴屋「…それともハルにゃんは、キョンくんに願いを叶えてもらう自信がないのかな?」
ハルヒ「何よ!分かったわよ!名誉顧問だろうが部外者だろうが認めようじゃないの!!」
124: 2009/04/27(月) 23:45:11.49 ID:eCQ9xxhX0
鶴屋「ホントかい!じゃあ他の皆にもこのことを話してまわるっさ~」
ハルヒ「え?あ、う…」
鶴屋「いいにょろね?」
ハルヒ「か、構わないわ!望むところじゃないの!」
キョン「ふわあ~~あふ…ねむ…」スタスタ
鶴屋「おっと、キョンくんが来たから隠れるっさ!それじゃね、ハルにゃん!」ササッ
ハルヒ「明日こそ…明日こそ見てなさいよーーー!!」ダダダッ
キョン「ん?今誰かいたような…ま、いーか」ガチャ
キョン「さてと………ぐぅ」
130: 2009/04/27(月) 23:48:04.13 ID:eCQ9xxhX0
鶴屋「ふふふふ…キョンくん、寝たようだね」
鶴屋「ではでは!あたしからのお願いっさ!」
鶴屋「あたしは今、鶴屋流古武術の試験に受かるために猛特訓をしてるっさ!」
鶴屋「それでオリジナルの必殺技を開発中なんだけど…家だけでなく学校でも特訓したくてね!」
鶴屋「そこで!キョンくんに必殺技の実験台…じゃないや練習台になってほしいにょろ!」
鶴屋「毎日だと氏んじゃうかもしれないから、今日だけでいいっさ!よろしく頼むっさ~」
キョン「ムニャムニャ…必殺技…鶴屋さん…生贄…」
一方その頃 1-9教室
古泉(むーー!むーー!!)ガタガタ
古泉(た、助けてーー!!)
古泉(両手足縛って、猿轡して、掃除用具入れに閉じ込めるなんてひどすぎますよーー!!!)
鶴屋「ではでは!あたしからのお願いっさ!」
鶴屋「あたしは今、鶴屋流古武術の試験に受かるために猛特訓をしてるっさ!」
鶴屋「それでオリジナルの必殺技を開発中なんだけど…家だけでなく学校でも特訓したくてね!」
鶴屋「そこで!キョンくんに必殺技の実験台…じゃないや練習台になってほしいにょろ!」
鶴屋「毎日だと氏んじゃうかもしれないから、今日だけでいいっさ!よろしく頼むっさ~」
キョン「ムニャムニャ…必殺技…鶴屋さん…生贄…」
一方その頃 1-9教室
古泉(むーー!むーー!!)ガタガタ
古泉(た、助けてーー!!)
古泉(両手足縛って、猿轡して、掃除用具入れに閉じ込めるなんてひどすぎますよーー!!!)
136: 2009/04/27(月) 23:51:06.79 ID:eCQ9xxhX0
放課後
キョン「じゃ、俺用事あるから、団活休むな」スタスタ
ハルヒ「え…あ、うん…」
ハルヒ「何よ…いつもならもっと言い訳を並べ立てるくせに…」
ハルヒ「随分さらりと言ったわね…これも願いの効果なのかしら…」
体育館
キョン「鶴屋さん、お待たせしました」
鶴屋「おっ、キョンくん来たね!それじゃ始めよっか!!」
キョン「はい!」
キョン「じゃ、俺用事あるから、団活休むな」スタスタ
ハルヒ「え…あ、うん…」
ハルヒ「何よ…いつもならもっと言い訳を並べ立てるくせに…」
ハルヒ「随分さらりと言ったわね…これも願いの効果なのかしら…」
体育館
キョン「鶴屋さん、お待たせしました」
鶴屋「おっ、キョンくん来たね!それじゃ始めよっか!!」
キョン「はい!」
137: 2009/04/27(月) 23:54:05.66 ID:eCQ9xxhX0
キョン「ところで必殺技ってどんなのなんですか?」
鶴屋「うん、とりあえずあそこにあるダミー人形に放ってみるね!」
キョン「え?は、はぁ…結構遠くにありますが…」
鶴屋「いくよ!!ハアァァァァ!!!」ギュオオオオオ
キョン「うお!!なんだなんだ!!?」
鶴屋「セィヤアアアアアア!!!!」
ズァオオオオオオ ズドーーーーーーーーーン
鶴屋「ふう、ざっとこんなもんっさ!!」
キョン「あの…今リアルに波○拳みたいなの出してましたけど…」
キョン「あれを俺に受けろと……?」
鶴屋「うん、とりあえずあそこにあるダミー人形に放ってみるね!」
キョン「え?は、はぁ…結構遠くにありますが…」
鶴屋「いくよ!!ハアァァァァ!!!」ギュオオオオオ
キョン「うお!!なんだなんだ!!?」
鶴屋「セィヤアアアアアア!!!!」
ズァオオオオオオ ズドーーーーーーーーーン
鶴屋「ふう、ざっとこんなもんっさ!!」
キョン「あの…今リアルに波○拳みたいなの出してましたけど…」
キョン「あれを俺に受けろと……?」
141: 2009/04/27(月) 23:57:07.22 ID:eCQ9xxhX0
鶴屋「大丈夫!たぶん氏なないから!」
キョン「いやいや!たぶんてまずいでしょ、それ!!」
鶴屋「いやー、一度人間相手にどれだけ効果があるのか試しておきたかったのっさ!」
キョン「人の話を聞いてくださいよ!!」
鶴屋「それじゃあキョンくん、いっくよー!」ギュオオオオオ
キョン「ひゃああ!逃げたい!逃げたいのになぜか逃げちゃいけない気がする!!」
鶴屋「ホィヤアアアアアア!!!!」
キョン「ぎゃあああああああ!!!!」
キョン「いやいや!たぶんてまずいでしょ、それ!!」
鶴屋「いやー、一度人間相手にどれだけ効果があるのか試しておきたかったのっさ!」
キョン「人の話を聞いてくださいよ!!」
鶴屋「それじゃあキョンくん、いっくよー!」ギュオオオオオ
キョン「ひゃああ!逃げたい!逃げたいのになぜか逃げちゃいけない気がする!!」
鶴屋「ホィヤアアアアアア!!!!」
キョン「ぎゃあああああああ!!!!」
145: 2009/04/28(火) 00:00:07.26 ID:d6WW1uXG0
翌日 土曜日 不思議探索
みくる「あれ?キョンくん、今日は来ないんですかぁ?」
ハルヒ「何か身も心も真っ白になっちゃって、動ける状態じゃないんだって…」
みくる「ふわぁ~大変ですねぇ~」
古泉「…あの後夕方6時まで閉じ込められっぱなしだった僕も、十分大変だったと思います…」
長門「ある程度の怪我は治しておいた…月曜日には復帰できるはず…」ボソッ
ハルヒ「よ~~し、見てなさいよ~、月曜日は絶対あたしがモノにしてやるわよ!!」
みくる「あれ?キョンくん、今日は来ないんですかぁ?」
ハルヒ「何か身も心も真っ白になっちゃって、動ける状態じゃないんだって…」
みくる「ふわぁ~大変ですねぇ~」
古泉「…あの後夕方6時まで閉じ込められっぱなしだった僕も、十分大変だったと思います…」
長門「ある程度の怪我は治しておいた…月曜日には復帰できるはず…」ボソッ
ハルヒ「よ~~し、見てなさいよ~、月曜日は絶対あたしがモノにしてやるわよ!!」
148: 2009/04/28(火) 00:03:07.26 ID:d6WW1uXG0
月曜日 昼休み
ハルヒ「今日こそ今日こそ今日こそーー!!!」ズダダダダ
ハルヒ「やった!一番乗り!!」バァン!
谷口「おう涼宮、遅かったな」
国木田「お先~」
ハルヒ「がふっ!!!」ズッダン! ゴロゴロ
谷口「おお!盛大にすっ転んだぞ、大丈夫か?」
ハルヒ「なななな何でアンタたちがいんのよ!」
国木田「四時限目の授業さぼってここに来てたんだよ」
谷口「確か部外者もOKだったよな~?」ニヤニヤ
ハルヒ「……ムキーー!!!」
ハルヒ「今日こそ今日こそ今日こそーー!!!」ズダダダダ
ハルヒ「やった!一番乗り!!」バァン!
谷口「おう涼宮、遅かったな」
国木田「お先~」
ハルヒ「がふっ!!!」ズッダン! ゴロゴロ
谷口「おお!盛大にすっ転んだぞ、大丈夫か?」
ハルヒ「なななな何でアンタたちがいんのよ!」
国木田「四時限目の授業さぼってここに来てたんだよ」
谷口「確か部外者もOKだったよな~?」ニヤニヤ
ハルヒ「……ムキーー!!!」
151: 2009/04/28(火) 00:06:05.92 ID:d6WW1uXG0
国木田「そろそろキョンが来るよ、隠れないと」
谷口「はい涼宮~~退散退散」
ハルヒ「あーもー!!何でこ-なるのよーー!!」ダダダダッ・・・
キョン「はぁ…最近異様に疲れが溜ってるなぁ…」
キョン「気のせいか、俺以外の意思の力が働いているような…?…ぐぅ」
一方その頃
古泉「お腹が…シャレにならないくらい痛い…気合入れるためにリポD飲みすぎた…」キュルルル
森「何やってんのよ、あんたは…」
谷口「はい涼宮~~退散退散」
ハルヒ「あーもー!!何でこ-なるのよーー!!」ダダダダッ・・・
キョン「はぁ…最近異様に疲れが溜ってるなぁ…」
キョン「気のせいか、俺以外の意思の力が働いているような…?…ぐぅ」
一方その頃
古泉「お腹が…シャレにならないくらい痛い…気合入れるためにリポD飲みすぎた…」キュルルル
森「何やってんのよ、あんたは…」
155: 2009/04/28(火) 00:09:05.10 ID:d6WW1uXG0
国木田「…眠ったみたいだね」
谷口「よ~し、俺の願いを言うぜ!」
谷口「キョン!お前は今日一日俺のパシリだ!俺の命令に何でも従え!!」
キョン「ムニャムニャ………断る!!!」
谷口「な、なにぃ!!!」ガーン
国木田「じゃあ僕の願いを言うね。僕の変わりに工口本を買ってきてくれないかな?」
国木田「僕はあまり自分のイメージを崩したくないからね、頼んだよ」
キョン「ムニャムニャ…工口本…買う…国木田…」
谷口「…」
谷口「よ~し、俺の願いを言うぜ!」
谷口「キョン!お前は今日一日俺のパシリだ!俺の命令に何でも従え!!」
キョン「ムニャムニャ………断る!!!」
谷口「な、なにぃ!!!」ガーン
国木田「じゃあ僕の願いを言うね。僕の変わりに工口本を買ってきてくれないかな?」
国木田「僕はあまり自分のイメージを崩したくないからね、頼んだよ」
キョン「ムニャムニャ…工口本…買う…国木田…」
谷口「…」
159: 2009/04/28(火) 00:12:05.69 ID:d6WW1uXG0
翌日
キョン「はぁぁ…買ったばかりの工口本を、交差点のど真ん中で落っことすなんて醜態をさらしてしまった…」
キョン「どーも最近おかしい…何かおかしい…」
ハルヒ「何をブツブツ言ってんのよ、あんたは」
キョン「ハルヒ…俺、病院に行ってみようと思うんだ…」
ハルヒ「え!!なな、なんで…?」
キョン「うまく言えないが…何か俺が俺じゃない時があるというか…どうにも違和感を感じるんだ…」
ハルヒ「き、きき、気のせいよ!!」
キョン「ハルヒ…?」
ハルヒ「あああんた最近ずっと寝不足だったでしょ!もっとぐっすり眠ればすぐに治るわよ!」
ハルヒ(病院なんかに行かれたら、キョンが自分の特異体質に気づいちゃうかもしれないじゃない!)
キョン「ん~まーそうかな、もっとしっかり睡眠とってみるか」
キョン「というわけで、授業中も寝ることにしよう」
キョン「はぁぁ…買ったばかりの工口本を、交差点のど真ん中で落っことすなんて醜態をさらしてしまった…」
キョン「どーも最近おかしい…何かおかしい…」
ハルヒ「何をブツブツ言ってんのよ、あんたは」
キョン「ハルヒ…俺、病院に行ってみようと思うんだ…」
ハルヒ「え!!なな、なんで…?」
キョン「うまく言えないが…何か俺が俺じゃない時があるというか…どうにも違和感を感じるんだ…」
ハルヒ「き、きき、気のせいよ!!」
キョン「ハルヒ…?」
ハルヒ「あああんた最近ずっと寝不足だったでしょ!もっとぐっすり眠ればすぐに治るわよ!」
ハルヒ(病院なんかに行かれたら、キョンが自分の特異体質に気づいちゃうかもしれないじゃない!)
キョン「ん~まーそうかな、もっとしっかり睡眠とってみるか」
キョン「というわけで、授業中も寝ることにしよう」
160: 2009/04/28(火) 00:15:05.75 ID:d6WW1uXG0
昼休み 部室
キョン「ごが~~~すぴ~~~~」
喜緑「どうも、失礼します」ガチャ
喜緑「うふふ…噂は聞きましたよ。では早速願い事を言いますね」
喜緑「私、新しく特注の鞭と蝋燭を購入したんですよ。生徒会長さんとのプレイで使おうと思って」
喜緑「「でもこれ生身の人間で耐えられるのかが分からなくて…」
喜緑「そこで、まずはあなたで実験してみたいんです。お願いしますね」
キョン「ムニャムニャ…実験…鞭…蝋燭…助けて…」
一方その頃
ハルヒ「いやーー!か、カエルが、カエルの大群が飛んでくるーーー!!!」
古泉「…僕は学校にいたはずなのに…ラクーンシティ?どこですか、ここは…」
キョン「ごが~~~すぴ~~~~」
喜緑「どうも、失礼します」ガチャ
喜緑「うふふ…噂は聞きましたよ。では早速願い事を言いますね」
喜緑「私、新しく特注の鞭と蝋燭を購入したんですよ。生徒会長さんとのプレイで使おうと思って」
喜緑「「でもこれ生身の人間で耐えられるのかが分からなくて…」
喜緑「そこで、まずはあなたで実験してみたいんです。お願いしますね」
キョン「ムニャムニャ…実験…鞭…蝋燭…助けて…」
一方その頃
ハルヒ「いやーー!か、カエルが、カエルの大群が飛んでくるーーー!!!」
古泉「…僕は学校にいたはずなのに…ラクーンシティ?どこですか、ここは…」
164: 2009/04/28(火) 00:18:04.95 ID:d6WW1uXG0
翌日 部室
キョン「か、身体中が痛い…生きててよかった…危うく未知の世界に連れてかれるところだった…」
キョン「…深く考えるのはよそう……ぐぅ」
森園生「窓から失礼しまーす」ガラララ
森「どーも、通りすがりの不審者でーす」
森「私の願いはですねー、一緒に映画を見に行きたいんです」
森「私、今プリキュアにハマってましてねー、今日その劇場版が上映されるんですよ」
森「こんな趣味、機関の人には知られたくないし、そこであなたならちょうどいいかな、と」
森「白い目で見られるのは私よりむしろ男であるあなたのほうだし、盾としても使えるかなーと」
一方その頃
ハルヒ「何で学校に落とし穴があるのよーー!!」
古泉「よ、ようやく日本に帰ってこれました…ああ、空気がおいしい…」
キョン「か、身体中が痛い…生きててよかった…危うく未知の世界に連れてかれるところだった…」
キョン「…深く考えるのはよそう……ぐぅ」
森園生「窓から失礼しまーす」ガラララ
森「どーも、通りすがりの不審者でーす」
森「私の願いはですねー、一緒に映画を見に行きたいんです」
森「私、今プリキュアにハマってましてねー、今日その劇場版が上映されるんですよ」
森「こんな趣味、機関の人には知られたくないし、そこであなたならちょうどいいかな、と」
森「白い目で見られるのは私よりむしろ男であるあなたのほうだし、盾としても使えるかなーと」
一方その頃
ハルヒ「何で学校に落とし穴があるのよーー!!」
古泉「よ、ようやく日本に帰ってこれました…ああ、空気がおいしい…」
169: 2009/04/28(火) 00:21:06.58 ID:d6WW1uXG0
翌日 部室
キョン「お、俺をこっそり映画館においていくなんて…ひどい」
キョン「おまけに出入り口の鍵が壊れて、一時間近く晒し者とは……すぴ~」
朝倉「はぁい、キョンくん」ガチャ
朝倉「私、長門さんに再構成されたんだけど、学校にもいけないし結構退屈なのよね」
朝倉「長門さんもなかなか身体を許してくれないし…そこで!長門さんとSEXできるよう、頼んでくれないかな?」
朝倉「私から頼むのは怖いし…キョンくん、頑張ってね」
一方その頃
ハルヒ「この廊下どうなってんのよ!何でいつまでたっても辿り着けないわけ!!」ダダダッ
古泉「えーと…足のほうからどんどん身体が消えていくんですが…大丈夫ですかね、これ…」
キョン「お、俺をこっそり映画館においていくなんて…ひどい」
キョン「おまけに出入り口の鍵が壊れて、一時間近く晒し者とは……すぴ~」
朝倉「はぁい、キョンくん」ガチャ
朝倉「私、長門さんに再構成されたんだけど、学校にもいけないし結構退屈なのよね」
朝倉「長門さんもなかなか身体を許してくれないし…そこで!長門さんとSEXできるよう、頼んでくれないかな?」
朝倉「私から頼むのは怖いし…キョンくん、頑張ってね」
一方その頃
ハルヒ「この廊下どうなってんのよ!何でいつまでたっても辿り着けないわけ!!」ダダダッ
古泉「えーと…足のほうからどんどん身体が消えていくんですが…大丈夫ですかね、これ…」
176: 2009/04/28(火) 00:24:08.28 ID:d6WW1uXG0
翌日 教室
キョン「長門よ…ごく一般的な高校生にパロ・スペシャルはまずいだろ…」ズキズキ
キョン「朝倉もあれから消息不明になるし…まぁ俺の知ったことではない…」
キ~ン
ハルヒ「だっしゃらーーーー!!!」ズダダダダダ
キョン「……あの元気を分けてほしいぜ」
ハルヒ「今日は何も変な罠は仕掛けられてない!いける!!」ダダダダッ
古泉「させませんよーー!!!」シュダダダダダ
ハルヒ「こ、古泉くん!?」
キョン「長門よ…ごく一般的な高校生にパロ・スペシャルはまずいだろ…」ズキズキ
キョン「朝倉もあれから消息不明になるし…まぁ俺の知ったことではない…」
キ~ン
ハルヒ「だっしゃらーーーー!!!」ズダダダダダ
キョン「……あの元気を分けてほしいぜ」
ハルヒ「今日は何も変な罠は仕掛けられてない!いける!!」ダダダダッ
古泉「させませんよーー!!!」シュダダダダダ
ハルヒ「こ、古泉くん!?」
179: 2009/04/28(火) 00:27:09.06 ID:d6WW1uXG0
古泉「こればかりは譲れませんよーーほりゃーー!!」シュダダダダタ
ハルヒ「…望むところ!勝負よ、古泉くん!!」
ハ・古「だぁりゃああああああああああああああ!!!」ドドドドドドドドドド
古泉「す、涼宮さん!!」
ハルヒ「何よ!!」
古泉「彼にどんなお願いをするつもりなんです!!!?」
ハルヒ「え?あ、いや、そのう……」モジモジ
古泉「今だ!もらった!!!」ビュンッ
ハルヒ「はっ!!しまったーー!!!」
バァン!!!
古泉「着いた!!先客は…誰もいない!勝った…勝ったあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ハルヒ「負けた………」
ハルヒ「…望むところ!勝負よ、古泉くん!!」
ハ・古「だぁりゃああああああああああああああ!!!」ドドドドドドドドドド
古泉「す、涼宮さん!!」
ハルヒ「何よ!!」
古泉「彼にどんなお願いをするつもりなんです!!!?」
ハルヒ「え?あ、いや、そのう……」モジモジ
古泉「今だ!もらった!!!」ビュンッ
ハルヒ「はっ!!しまったーー!!!」
バァン!!!
古泉「着いた!!先客は…誰もいない!勝った…勝ったあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ハルヒ「負けた………」
181: 2009/04/28(火) 00:30:05.17 ID:d6WW1uXG0
キョン「ふわあ~~~あ、もはやここで寝るのも日課になっちまったなぁ」
キョン「しかし、そろそろゲームも控えんとなぁ………ぐぅ」
古泉「ふふふ…眠ったようですね」
古泉「長かった…ここまで辿り着くのに相当苦労しましたよ…」
古泉「その苦労に見合ったお願い事をさせていただきますよ…」
古泉「……と、先程までは思っていたのですが…」
古泉「ふと、こうやって冷静になって考えてみると…」
古泉「あんなに必氏になって、僕は何をお願いしたかったのでしょう…?」
古泉「何だかうまく言えませんが、しいて言うのなら…」
古泉「僕と友達になってください…ですかね……」
キョン「しかし、そろそろゲームも控えんとなぁ………ぐぅ」
古泉「ふふふ…眠ったようですね」
古泉「長かった…ここまで辿り着くのに相当苦労しましたよ…」
古泉「その苦労に見合ったお願い事をさせていただきますよ…」
古泉「……と、先程までは思っていたのですが…」
古泉「ふと、こうやって冷静になって考えてみると…」
古泉「あんなに必氏になって、僕は何をお願いしたかったのでしょう…?」
古泉「何だかうまく言えませんが、しいて言うのなら…」
古泉「僕と友達になってください…ですかね……」
189: 2009/04/28(火) 00:33:06.51 ID:d6WW1uXG0
古泉「はは、おかしいですよね…僕達はもう同じSOS団の仲間なのに…」
古泉「でも…違うんですよ…違うんです…」
古泉「僕は…何て言うんでしょうか、男同士の友情というか、何でも気兼ねなく話せる友達がほしいんです」
古泉「もちろんクラスにも友達はいます。けれど、彼らは知らない…僕が超能力者であることを知らない…」
古泉「何か隠し事があるのは本当の友達じゃない、だなんて言う気はありませんが……」
古泉「やはり事情を知った上で、受け入れてくれる友達がほしいんですよ」
古泉「ふふ…こんなことを言うのは子供っぽいですかね…?」
古泉「でも…違うんですよ…違うんです…」
古泉「僕は…何て言うんでしょうか、男同士の友情というか、何でも気兼ねなく話せる友達がほしいんです」
古泉「もちろんクラスにも友達はいます。けれど、彼らは知らない…僕が超能力者であることを知らない…」
古泉「何か隠し事があるのは本当の友達じゃない、だなんて言う気はありませんが……」
古泉「やはり事情を知った上で、受け入れてくれる友達がほしいんですよ」
古泉「ふふ…こんなことを言うのは子供っぽいですかね…?」
197: 2009/04/28(火) 00:36:05.88 ID:d6WW1uXG0
古泉「無論SOS団のみんなは大切な仲間です。その気持ちに嘘はない」
古泉「ですが…やはり本当の自分を出せる相手がほしい…」
古泉「機関には、そもそも同年代のメンバーがいませんしね…」
古泉「これを目を覚ましたあなたが聞いたら、何て言うんでしょうかね…?」
古泉「『気色悪いことを言うな』と顔をしかめるのでしょうか…?」
古泉「それとも『何言ってんだ、もう友達じゃないか』なんて嬉しいことを言ってくれるのでしょうかね…?」
古泉「ふふふ…少し長く喋りすぎたようですね…」
古泉「これじゃあお願いというよりは、ただの愚痴ですね」
古泉「おっと、そろそろ時間ですね。起きてください」トントン
キョン「ん…む……古泉か…ふあああ~~と、教室戻るか」
古泉「ええ」
古泉「ですが…やはり本当の自分を出せる相手がほしい…」
古泉「機関には、そもそも同年代のメンバーがいませんしね…」
古泉「これを目を覚ましたあなたが聞いたら、何て言うんでしょうかね…?」
古泉「『気色悪いことを言うな』と顔をしかめるのでしょうか…?」
古泉「それとも『何言ってんだ、もう友達じゃないか』なんて嬉しいことを言ってくれるのでしょうかね…?」
古泉「ふふふ…少し長く喋りすぎたようですね…」
古泉「これじゃあお願いというよりは、ただの愚痴ですね」
古泉「おっと、そろそろ時間ですね。起きてください」トントン
キョン「ん…む……古泉か…ふあああ~~と、教室戻るか」
古泉「ええ」
206: 2009/04/28(火) 00:39:05.92 ID:d6WW1uXG0
放課後 部室
ハルヒ「ああああああ~何でうまくいかないのよ~~~~」ブツブツ
みくる「後は涼宮さんだけですね、頑張ってくださぁい」
ハルヒ「…なに?その勝ち誇ったような目は!ムキーー!!」
みくる「ひ、ひゃあああ、誤解ですよぅ」
長門「…」パタン
キョン「おっ、今日はもう終わりか、それじゃあお先に」スタスタ ガチャ
古泉「……」
キョン「ああそうそう、古泉」
古泉「は、はい!何でしょう?」
キョン「帰りに一緒にゲーセンにでも行かないか?」
ハルヒ「ああああああ~何でうまくいかないのよ~~~~」ブツブツ
みくる「後は涼宮さんだけですね、頑張ってくださぁい」
ハルヒ「…なに?その勝ち誇ったような目は!ムキーー!!」
みくる「ひ、ひゃあああ、誤解ですよぅ」
長門「…」パタン
キョン「おっ、今日はもう終わりか、それじゃあお先に」スタスタ ガチャ
古泉「……」
キョン「ああそうそう、古泉」
古泉「は、はい!何でしょう?」
キョン「帰りに一緒にゲーセンにでも行かないか?」
214: 2009/04/28(火) 00:42:05.07 ID:d6WW1uXG0
ゲームセンター
古泉「他の方は誘わなくてよかったのですか?」
キョン「たまには男同士もいいじゃないか」
古泉「そうですか、ふふ…楽しみです」
キョン「よーし、じゃあまずはあれで対戦だ!」
古泉「望むところです」
ズドーン K.O!
キョン「…お前、弱いのはボードゲームだけじゃないんだな」
古泉「ははは…面目ありません」
古泉「他の方は誘わなくてよかったのですか?」
キョン「たまには男同士もいいじゃないか」
古泉「そうですか、ふふ…楽しみです」
キョン「よーし、じゃあまずはあれで対戦だ!」
古泉「望むところです」
ズドーン K.O!
キョン「…お前、弱いのはボードゲームだけじゃないんだな」
古泉「ははは…面目ありません」
221: 2009/04/28(火) 00:45:05.72 ID:d6WW1uXG0
キョン「レースもだめ、シューティングもだめとなると…どうすっかな」
古泉「僕は十分に楽しんでますよ?」
キョン「俺に張り合いがないんだよ…ん?」
キョン「おい古泉、あれならどうだ?」
カーン カーン スコーーン
古泉「エアホッケーですか…いいでしょう!」
キョン「うしっ、やるか!」
古泉「僕は十分に楽しんでますよ?」
キョン「俺に張り合いがないんだよ…ん?」
キョン「おい古泉、あれならどうだ?」
カーン カーン スコーーン
古泉「エアホッケーですか…いいでしょう!」
キョン「うしっ、やるか!」
226: 2009/04/28(火) 00:48:06.78 ID:d6WW1uXG0
古泉「では、僕からいきますよ」
キョン「よし、こい!」
古泉「ハッ!」カンッ
キョン「そりゃっ!」カンッ
古泉「そいっ!!」カンッ
キョン「ていっ!あっ!!」
スコーーン
キョン「やられた…」
古泉「ふふ…このゲームでは僕に分があるようですね」
キョン「よし、こい!」
古泉「ハッ!」カンッ
キョン「そりゃっ!」カンッ
古泉「そいっ!!」カンッ
キョン「ていっ!あっ!!」
スコーーン
キョン「やられた…」
古泉「ふふ…このゲームでは僕に分があるようですね」
237: 2009/04/28(火) 00:51:06.62 ID:d6WW1uXG0
キョン「なにをーー!!」カンッ
古泉「とっと…」カッ
シュウウウウウウウウ
キョン「あ…」
古泉「ちょうど真ん中で止まってしまった…」
キョン「やれやれ…古泉、打っていいぞ」
古泉「そうですか?では、回り込んでっと…」
キョン「…ニヤッ、ほりゃっ!!」ブンッ
カーン スコーーーン
古泉「ああ!!!」
古泉「とっと…」カッ
シュウウウウウウウウ
キョン「あ…」
古泉「ちょうど真ん中で止まってしまった…」
キョン「やれやれ…古泉、打っていいぞ」
古泉「そうですか?では、回り込んでっと…」
キョン「…ニヤッ、ほりゃっ!!」ブンッ
カーン スコーーーン
古泉「ああ!!!」
241: 2009/04/28(火) 00:54:06.64 ID:d6WW1uXG0
古泉「ちょっと!打つやつを投げて当てるのは卑怯だろ!」
キョン「ふははは!これも作戦だ!!」
キョン「ともかく、これで同点な!」
古泉「いやいや、無し!今の無しだろ!」
キョン「つべこべ言うな!さぁこーい!!」
古泉「くっ…この、てりゃあ!!」ガンッ
キョン「おわ!!危ねぇ!!」
ヒューン コンッ コロコロコロ・・・
キョン「ふははは!これも作戦だ!!」
キョン「ともかく、これで同点な!」
古泉「いやいや、無し!今の無しだろ!」
キョン「つべこべ言うな!さぁこーい!!」
古泉「くっ…この、てりゃあ!!」ガンッ
キョン「おわ!!危ねぇ!!」
ヒューン コンッ コロコロコロ・・・
249: 2009/04/28(火) 00:57:07.01 ID:d6WW1uXG0
キョン「お~い、古泉~、見つかったか~?」ガサゴソ
古泉「いや、まだ見つからない~」
キョン「たく、強く打ちすぎなんだよ。あんな場外ホームラン、初めて見たぞ」
古泉「…つい力が入りすぎちゃった…すまぬすまぬ」
キョン「やれやれ…お、あったあった」
キョン「さぁ続きだ!完膚なきまでに叩き潰してやる!!」
古泉「よっしゃ、こーい!!」
カーン カーン コーーン
キョン「ま、負けた…」
古泉「ふっ…ようやく一矢報いた…」
古泉「いや、まだ見つからない~」
キョン「たく、強く打ちすぎなんだよ。あんな場外ホームラン、初めて見たぞ」
古泉「…つい力が入りすぎちゃった…すまぬすまぬ」
キョン「やれやれ…お、あったあった」
キョン「さぁ続きだ!完膚なきまでに叩き潰してやる!!」
古泉「よっしゃ、こーい!!」
カーン カーン コーーン
キョン「ま、負けた…」
古泉「ふっ…ようやく一矢報いた…」
255: 2009/04/28(火) 01:00:06.84 ID:d6WW1uXG0
古泉「おっ、面白そうなんがある」
キョン「電撃イライラ棒って…えらく懐かしいな、おい」
古泉「やってく?」
キョン「そりゃやるだろ。うしっ、俺からな」チャリン
ピッ ピッ ピッ プァーン
キョン「よし、スタート」
キョン「よっ、ほっ、うぬぬぬ…」ソォー
古泉「…坊さんが屁をこいた、ぼうっ(裏声)」
キョン「…ぶふっ!」
バーーーーーン
キョン「…」
キョン「電撃イライラ棒って…えらく懐かしいな、おい」
古泉「やってく?」
キョン「そりゃやるだろ。うしっ、俺からな」チャリン
ピッ ピッ ピッ プァーン
キョン「よし、スタート」
キョン「よっ、ほっ、うぬぬぬ…」ソォー
古泉「…坊さんが屁をこいた、ぼうっ(裏声)」
キョン「…ぶふっ!」
バーーーーーン
キョン「…」
261: 2009/04/28(火) 01:03:06.27 ID:d6WW1uXG0
古泉「はいアウトー、交代」
キョン「…このやろう」
古泉「妨害したいならどーぞ、絶対動じないから」
ピッ ピッ ピッ プァーン
古泉「よっと、ふっ、お~ととと…」
キョン「あ、森さんが裸で歩いてる」
古泉「!!!」
バーーーーーン
古泉「…」
キョン「…ムッツリスOベ」ボソッ
古泉「うがーーーー!!」
キョン「やるかーー!!」
キョン「…このやろう」
古泉「妨害したいならどーぞ、絶対動じないから」
ピッ ピッ ピッ プァーン
古泉「よっと、ふっ、お~ととと…」
キョン「あ、森さんが裸で歩いてる」
古泉「!!!」
バーーーーーン
古泉「…」
キョン「…ムッツリスOベ」ボソッ
古泉「うがーーーー!!」
キョン「やるかーー!!」
268: 2009/04/28(火) 01:06:04.44 ID:d6WW1uXG0
キョン「ふー、たっぷり遊んだな」
古泉「そろそろ帰るか?」
キョン「そうだな。でもその前にラーメンでも食いに行かないか?」
古泉「いいね、行こうか」
ラーメン屋
キョン「トンコツこそがラーメンの王様だ」ズルズル
古泉「いーや、しょうゆは譲れんよ」ハフハフ
店主「旨そうに食ってくれるねぇ。ほい、煮卵おまけ」
古泉「そろそろ帰るか?」
キョン「そうだな。でもその前にラーメンでも食いに行かないか?」
古泉「いいね、行こうか」
ラーメン屋
キョン「トンコツこそがラーメンの王様だ」ズルズル
古泉「いーや、しょうゆは譲れんよ」ハフハフ
店主「旨そうに食ってくれるねぇ。ほい、煮卵おまけ」
273: 2009/04/28(火) 01:09:05.33 ID:d6WW1uXG0
帰り道
キョン「いやー、楽しかった楽しかった」
古泉「…僕もですよ、今日はありがとうございます」
キョン「…二人でいる時ぐらい、敬語はよせよ」
古泉「…そっか…そうだな、うん」
キョン「お前もいろいろ大変だろうからな、今日みたいな鬱憤晴らしにならいくらでも付き合ってやるよ」
古泉「…ありがとう」
キョン「お前の苦労に比べりゃ、俺に出来ることなんてたかが知れてるだろうがな」
古泉「そんなことないさ…話を聞いてもらえるだけでも、どれだけ嬉しいか…」
キョン「いやー、楽しかった楽しかった」
古泉「…僕もですよ、今日はありがとうございます」
キョン「…二人でいる時ぐらい、敬語はよせよ」
古泉「…そっか…そうだな、うん」
キョン「お前もいろいろ大変だろうからな、今日みたいな鬱憤晴らしにならいくらでも付き合ってやるよ」
古泉「…ありがとう」
キョン「お前の苦労に比べりゃ、俺に出来ることなんてたかが知れてるだろうがな」
古泉「そんなことないさ…話を聞いてもらえるだけでも、どれだけ嬉しいか…」
281: 2009/04/28(火) 01:12:05.46 ID:d6WW1uXG0
キョン「ま、溜め込むくらいなら、俺にぶつけてこい。いくらでも受けてやる」
古泉「ふふ…それが親友ってもん、だからかな?」
キョン「よせやい…おっと、俺こっちだから」
古泉「ああ、また明日」
古泉「ふふふ…久しぶりにハメを外しましたね…」
古泉「心を許せる親友と過ごすのが、こんなにも楽しいとは…忘れてましたよ」
古泉「超能力者となってからはそんな余裕はなかった…望むこともなかった…」
古泉「…あなたには本当に感謝しますよ…思い出させてくれた……ありがとう」
古泉「ふふ…それが親友ってもん、だからかな?」
キョン「よせやい…おっと、俺こっちだから」
古泉「ああ、また明日」
古泉「ふふふ…久しぶりにハメを外しましたね…」
古泉「心を許せる親友と過ごすのが、こんなにも楽しいとは…忘れてましたよ」
古泉「超能力者となってからはそんな余裕はなかった…望むこともなかった…」
古泉「…あなたには本当に感謝しますよ…思い出させてくれた……ありがとう」
287: 2009/04/28(火) 01:15:05.20 ID:d6WW1uXG0
そして翌日以降も…
コンピ研部長「部室の模様替えをしようと思ってね。指示するから全部君がやりたまえ」
生徒会長「タバコ買って来い。無論お前の金でな」
阪中「一日だけルソーを預かって欲しいのね。エサは最高級品をお願いするのね」
キョン「はあぁぁ…」ヨロヨロ
ハルヒ「ちょっとキョン!何もあんな奴らの言う事を聞かなくても…!」
キョン「だめなんだ…どうしてもやらなくちゃいけない気がするんだ…」
キョン「あ、もう行かないと…じゃあな、ハルヒ」フラフラ
ハルヒ(キョン…何だかやつれてきてる…)
コンピ研部長「部室の模様替えをしようと思ってね。指示するから全部君がやりたまえ」
生徒会長「タバコ買って来い。無論お前の金でな」
阪中「一日だけルソーを預かって欲しいのね。エサは最高級品をお願いするのね」
キョン「はあぁぁ…」ヨロヨロ
ハルヒ「ちょっとキョン!何もあんな奴らの言う事を聞かなくても…!」
キョン「だめなんだ…どうしてもやらなくちゃいけない気がするんだ…」
キョン「あ、もう行かないと…じゃあな、ハルヒ」フラフラ
ハルヒ(キョン…何だかやつれてきてる…)
292: 2009/04/28(火) 01:18:06.53 ID:d6WW1uXG0
A「代わりに掃除しといてくれ」
B「PS3買って来い」
C「この窓ガラス割ったの、お前ってことにしてくれ」
D「僕の代わりにいじめっ子をやっつけてきてくれないかな…?」
E「何かムシャクシャするから、殴らせろや」
キョン「は…はは……がはっ!ごほっ!」フラフラ
ハルヒ(だめ…このままじゃあキョンが壊れちゃう…)
ハルヒ(何とか…何とかしないと)
B「PS3買って来い」
C「この窓ガラス割ったの、お前ってことにしてくれ」
D「僕の代わりにいじめっ子をやっつけてきてくれないかな…?」
E「何かムシャクシャするから、殴らせろや」
キョン「は…はは……がはっ!ごほっ!」フラフラ
ハルヒ(だめ…このままじゃあキョンが壊れちゃう…)
ハルヒ(何とか…何とかしないと)
297: 2009/04/28(火) 01:21:06.93 ID:d6WW1uXG0
放課後 体育館
みくる「あ、あの、涼宮さん…こんなにたくさん人を集めて何をするんですかぁ?」
古泉「…だいたいは分かりますよ。僕も何とかしたいと思ってましたからね」
古泉「…まぁ自分も願いを言った身ですから、偉そうなことは言えませんけどね」
長門「…」コクッ
ハルヒ「ここにキョンに願いを叶えて貰った者、あるいは噂を知っている者を出来る限り集めたわ」
ハルヒ「鶴屋さんとか谷口といった身近なメンバーにはもう話してある…」
ハルヒ「残りはこのどこから湧いてきたのか分からない、有象無象どもだけよ!」
ハルヒ「全員聞きなさい!もうこれ以上キョンに願いを言うのは一切禁止するわ!!」
「は~?何だよそれ~」
「俺まだ願いを言ってないのに~」
ブーーー ブーーーーーー
みくる「あ、あの、涼宮さん…こんなにたくさん人を集めて何をするんですかぁ?」
古泉「…だいたいは分かりますよ。僕も何とかしたいと思ってましたからね」
古泉「…まぁ自分も願いを言った身ですから、偉そうなことは言えませんけどね」
長門「…」コクッ
ハルヒ「ここにキョンに願いを叶えて貰った者、あるいは噂を知っている者を出来る限り集めたわ」
ハルヒ「鶴屋さんとか谷口といった身近なメンバーにはもう話してある…」
ハルヒ「残りはこのどこから湧いてきたのか分からない、有象無象どもだけよ!」
ハルヒ「全員聞きなさい!もうこれ以上キョンに願いを言うのは一切禁止するわ!!」
「は~?何だよそれ~」
「俺まだ願いを言ってないのに~」
ブーーー ブーーーーーー
304: 2009/04/28(火) 01:24:07.12 ID:d6WW1uXG0
ハルヒ「やかましいわよ!キョンを便利なパシリか何かと勘違いして!!」
ハルヒ「今まではあたしもキョンに願いを叶えて貰おうとしてたから強く出れなかったけど…」
ハルヒ「もう我慢できないわ!!キョンはもう限界なのよ!!」
古泉「正論なのですが、涼宮さんが言うと妙に違和感が…」
みくる「雨の中、一人でストーブを取りに行かせたことがありましたよね…?」
長門「…今は純粋に彼のことを心配している」
古泉「…そうですね」
キョン「…気のせいか?…体育館からハルヒの声が聞こえてくるような……?」フラフラ
ハルヒ「今まではあたしもキョンに願いを叶えて貰おうとしてたから強く出れなかったけど…」
ハルヒ「もう我慢できないわ!!キョンはもう限界なのよ!!」
古泉「正論なのですが、涼宮さんが言うと妙に違和感が…」
みくる「雨の中、一人でストーブを取りに行かせたことがありましたよね…?」
長門「…今は純粋に彼のことを心配している」
古泉「…そうですね」
キョン「…気のせいか?…体育館からハルヒの声が聞こえてくるような……?」フラフラ
309: 2009/04/28(火) 01:27:05.05 ID:d6WW1uXG0
ハルヒ「確かにあたしも反省しなきゃいけないわよ!キョンをいいように利用して…」
ハルヒ「あたしが…あたしがキョンの特異体質に気づかなければ…」
古泉「涼宮さんだけの責任ではありません。彼が寝ている間にお願いすればその通りにしてくれる…」
古泉「みんな、そんな彼の特異体質につけこんだのです。みんなの責任ですよ」
ハルヒ「でも…でも!!」
みくる「涼宮さんは気づいたじゃないですか…」
みくる「みんな自分のことしか考えない中で、キョンくんの異変に気づいたじゃないですか」
一同「………」シーン
長門「…彼に謝りたい」
古泉「そうですね…みんなで謝りましょう」
キョン「…そういうことだったのか……」
ハルヒ「あたしが…あたしがキョンの特異体質に気づかなければ…」
古泉「涼宮さんだけの責任ではありません。彼が寝ている間にお願いすればその通りにしてくれる…」
古泉「みんな、そんな彼の特異体質につけこんだのです。みんなの責任ですよ」
ハルヒ「でも…でも!!」
みくる「涼宮さんは気づいたじゃないですか…」
みくる「みんな自分のことしか考えない中で、キョンくんの異変に気づいたじゃないですか」
一同「………」シーン
長門「…彼に謝りたい」
古泉「そうですね…みんなで謝りましょう」
キョン「…そういうことだったのか……」
313: 2009/04/28(火) 01:30:04.56 ID:d6WW1uXG0
ハルヒ「き、キョン!!いつからそこに!?」
キョン「…どーもおかしいと思ってたんだ」
みくる「あ、あの…キョンくん…」
キョン「………ふざけやがって」
ハルヒ「え…?」
ブチッ
キョン「てめぇらフザけんじゃねーーーー!!人を散々振り回しやがってーーーー!!!」ブンブン
「う、うわあ!!鉄パイプ振り回してやがる!!」
「逃げろーーーー!!!」
ギャー ワー バタバタバタ・・・・
キョン「ハァ…ハァ…」
キョン「…どーもおかしいと思ってたんだ」
みくる「あ、あの…キョンくん…」
キョン「………ふざけやがって」
ハルヒ「え…?」
ブチッ
キョン「てめぇらフザけんじゃねーーーー!!人を散々振り回しやがってーーーー!!!」ブンブン
「う、うわあ!!鉄パイプ振り回してやがる!!」
「逃げろーーーー!!!」
ギャー ワー バタバタバタ・・・・
キョン「ハァ…ハァ…」
319: 2009/04/28(火) 01:33:06.28 ID:d6WW1uXG0
キョン「おい、長門」ボソッ
長門「何?」ビクッ
キョン「俺の特異体質を治してくれ。出来るだろ?ハルヒにバレないようにな」
長門「…分かった」
みくる「キョンくん…あの、その、あたし…」
古泉「…調子に乗りすぎました。本当に申し訳ありませんでした」
キョン「…いくらなんでも、あんな形で俺の意思を無視するのはひどすぎるだろう……」
長門「…完了した」
キョン「…そうかい」スッ
ハルヒ「あ…う…キョン……」
キョン「悪いが一人にしてくれ。今は冷静でいられる自信がない」スタスタ
ハルヒ「あ…」
長門「何?」ビクッ
キョン「俺の特異体質を治してくれ。出来るだろ?ハルヒにバレないようにな」
長門「…分かった」
みくる「キョンくん…あの、その、あたし…」
古泉「…調子に乗りすぎました。本当に申し訳ありませんでした」
キョン「…いくらなんでも、あんな形で俺の意思を無視するのはひどすぎるだろう……」
長門「…完了した」
キョン「…そうかい」スッ
ハルヒ「あ…う…キョン……」
キョン「悪いが一人にしてくれ。今は冷静でいられる自信がない」スタスタ
ハルヒ「あ…」
321: 2009/04/28(火) 01:36:05.43 ID:d6WW1uXG0
キョン「たく!!今回ばかりはブチきれたぜ!みんな何考えてんだ!!」
キョン「それも、朝比奈さんや長門、古泉まで……」
キョン「はあ……結構ショックでかいな……」
キョン「けど、ああやってみんなを説得してたってことは……反省はしてんのか…?」
キョン「……………………………」
キョン「まったく……あんなことしなくても、直接言ってくれればよ……」
キョン「それも、朝比奈さんや長門、古泉まで……」
キョン「はあ……結構ショックでかいな……」
キョン「けど、ああやってみんなを説得してたってことは……反省はしてんのか…?」
キョン「……………………………」
キョン「まったく……あんなことしなくても、直接言ってくれればよ……」
323: 2009/04/28(火) 01:39:04.56 ID:d6WW1uXG0
夜
ハルヒ「はぁ…明日ちゃんと謝らないと…ひどいことしちゃったな…」
長門「彼に嫌われた…当然…私は事情を知っていながら何も対策を立てなかった…」
長門「………メール?」
みくる「ふぇ~ん、怖かったですぅ。キョンくん、かなり怒ってましたね…」
みくる「明日は謝りに行かないと……ふぇ?メールが来てますぅ」
古泉「彼には本当に申し訳ないことをしてしまいました…」
古泉「やはり僕は余計な願望を持つべきではないですね……おや?メールが…」
ハルヒ「はぁ…明日ちゃんと謝らないと…ひどいことしちゃったな…」
長門「彼に嫌われた…当然…私は事情を知っていながら何も対策を立てなかった…」
長門「………メール?」
みくる「ふぇ~ん、怖かったですぅ。キョンくん、かなり怒ってましたね…」
みくる「明日は謝りに行かないと……ふぇ?メールが来てますぅ」
古泉「彼には本当に申し訳ないことをしてしまいました…」
古泉「やはり僕は余計な願望を持つべきではないですね……おや?メールが…」
328: 2009/04/28(火) 01:42:05.07 ID:d6WW1uXG0
ハルヒ「結局あたしだけ願いを叶えてもらえなかったけど…そんなのどうでもいいよね」
ハルヒ「自力で何とかしてみせるわ!…あれ?メール来てる……キョンから!?」
『長門
体質治してくれてありがとな
割引券が手に入ったから、今度王将に食いに行こうぜ』
『朝比奈さん
また面白いコスプレ衣装があったら声かけてください
けど、あまり過激なのは勘弁してくださいね』
『古泉
敬語はよせって言ったろ?
あと親友はむず痒いから、友達にしといてくれ
またゲーセン行こうな』
『ハルヒ
みんなを説得してくれて、ありがとな
今度の休み、二人だけでどこか遊びに行かないか?』
おしまい
ハルヒ「自力で何とかしてみせるわ!…あれ?メール来てる……キョンから!?」
『長門
体質治してくれてありがとな
割引券が手に入ったから、今度王将に食いに行こうぜ』
『朝比奈さん
また面白いコスプレ衣装があったら声かけてください
けど、あまり過激なのは勘弁してくださいね』
『古泉
敬語はよせって言ったろ?
あと親友はむず痒いから、友達にしといてくれ
またゲーセン行こうな』
『ハルヒ
みんなを説得してくれて、ありがとな
今度の休み、二人だけでどこか遊びに行かないか?』
おしまい
332: 2009/04/28(火) 01:43:15.37 ID:zHsAiWfVO
乙
349: 2009/04/28(火) 01:46:04.57 ID:d6WW1uXG0
最後まで無事に投下できました
支援してくださった方、ありがとうございます!
佐々木の出番を待っていた方、申し訳ありません!
北高関係者に限らせていただきました
あ、森さんはあくまで不審者ですので
これからももっともっと精進して、作品を書いていきたいと思います
それでは、最後まで読んでいただき本当にありがとうございました!!
支援してくださった方、ありがとうございます!
佐々木の出番を待っていた方、申し訳ありません!
北高関係者に限らせていただきました
あ、森さんはあくまで不審者ですので
これからももっともっと精進して、作品を書いていきたいと思います
それでは、最後まで読んでいただき本当にありがとうございました!!
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