1: 2014/11/03(月) 09:34:11.04 ID:V6QnhO8u0
ナツメ「ちょっと出かけてくるわね」

ジムトレーナー1「は~い」

ジムトレーナー2「お気をつけて」

ジムトレ1「最近ナツメさんこの時間にいつも出かけてるね」

ジムトレ2「そうねぇ、しかも帰ってきたらいつも残念そうな顔して…」

ジムトレ1「何かあったのかしら」



2: 2014/11/03(月) 09:37:03.54 ID:V6QnhO8u0
タマムシデパート屋上

ナツメ「……」

ナツメ「レッド…今日もいない」

ナツメ「私の予知ならこの時間にレッドがいるのに」

ナツメ「どの日かまではわからないけど…」

3: 2014/11/03(月) 09:43:05.10 ID:V6QnhO8u0
翌日・シロガネ山

ゴールド「今日こそ勝つ」

レッド「……」

ゴールド「行け!俺のポケモンたち‼」

~10分後~

ゴールド「チクショ~また負けた!」

レッド「……」

ゴールド「また下山して登ってくるのかよ」

レッド「……おい」

ゴールド「え!?うわっしゃべった」

4: 2014/11/03(月) 09:51:16.42 ID:V6QnhO8u0
レッド「うわしゃべったってお前張り倒すぞ」

ゴールド「で、なんですか?」

レッド「君さぁ、何回俺に挑んで負けたと思う?そりゃ強いトレーナー待ってたけどさ」

ゴールド「そういや何回負けたかな?」

レッド「80回だよ」

ゴールド「えっそんな負けたかな」

レッド「負けてたよ、最初会ったとき『あっこいつ強くなるな~』って思ってたのになんでピカチュウ一匹に全滅したのに一匹もレベル変わってないんだよ」

ゴールド(めっちゃしゃべる)

ゴールド「いや、戦略の問題かなって」

レッド「2,3回ならまだそうだよ。でも80回だよ」

レッド「もう君しか来ないし」

5: 2014/11/03(月) 09:58:12.56 ID:V6QnhO8u0
ゴールド「そうみたいっすね」

レッド「決めた、俺もう山降りるわ」

ゴールド「えっ逃げるんですか~?」

レッド「ジャーマンくらわすぞ」

レッド「いや、俺と戦いたかったらカントーに来たらいいから、じゃっ」

レッド「たのむぞリザードン!」

リザードン「グワッグワッ」

ゴールド「行っちゃった…逃げたな」

6: 2014/11/03(月) 10:00:26.75 ID:V6QnhO8u0
ヤマブキジム

ナツメ「ちょっと出かけてくるわね」

ジムトレーナー1「は~い」

ジムトレーナー2「お気をつけて」

ナツメ(今日こそレッドいるかな…)

7: 2014/11/03(月) 10:06:18.17 ID:V6QnhO8u0
タマムシデパート屋上

レッド「久しぶりに見る自販機だ」

レッド「何飲もかな…金ならあるし全種類買うか」

ナツメ(レッド会いたいな…)階段のぼりながら

ナツメ(あれっもしかして自販機の前にいるのって)

ナツメ「レッ…ド?」

レッド「ん?」

8: 2014/11/03(月) 10:17:40.38 ID:V6QnhO8u0
ナツメ「レッド会いたかった」ギュッ

レッド「えっ…あっお、俺もだよ」(やべ~わかんねぇ、雰囲気的にナツメかな?、いや、間違ってたらやばいな…)

ナツメ「ふふっそうよ、私ナツメよ」

レッド「あっ読めるんだっな」

レッド「それにしても綺麗になったな、俺はこっちのんが好きだよ」

ナツメ「えっ…」カァァ

ナツメ「本当…?」

レッド「あっ…ほ、本当だよ…う、嘘だったらわかるだろ」(ナツメ可愛い)

10: 2014/11/03(月) 10:29:12.24 ID:V6QnhO8u0
レッド「何か飲む?今から買うとこなんだけど」

ナツメ「じゃあ、ミックスオレで」

レッド「ベンチに座わろうか」

ナツメ「いつ戻ってきたの?」

レッド「あぁ、さっきだよ。そしたらナツメが来たんだ」

ナツメ「予知でこの時間にあなたがいるってわかったのよ」

レッド「俺に会いにきてくれてうれしいよ」

ナツメ「……」モジモジ

レッド「どうしたの?」

ナツメ「……さい」ボソッ

レッド「え?」

11: 2014/11/03(月) 10:33:43.58 ID:V6QnhO8u0
ナツメ「私とお付き合いをしてください」カァァ

レッド「あぁいいよ」

ナツメ「本当にいいの?」

レッド「もちろん」

ナツメ「レッド大好き」ギュ

レッド「ははっ」(む、胸が)

12: 2014/11/03(月) 10:41:03.29 ID:V6QnhO8u0
???「あら?もしかしてレッドさん?」

レッド「あっエリカじゃないか」

ナツメ(エリカはすぐにわかったのね…)

エリカ「ああっレッドさん会いたかったです」

レッド「ああ、会えて俺もうれしいよ」

ナツメ「ちょっどレッド!」

レッド「え、いや久しぶりにあったからさ」

エリカ「それよりナツメさん、どうしてレッドさんに抱きついてるんですか?レッドさんは私の未来の夫となる方ですよ。今すぐ離れてください」


13: 2014/11/03(月) 10:55:01.98 ID:V6QnhO8u0
ナツメ「なんでって私たちは付き合ってるからよ」

エリカ「なんですって?レッドさん本当ですか?」

レッド「うん、ついさっきからだけど」

エリカ(レッドさんとナツメさんが付き合ってる?なんとしても阻止しないと)プルプル

レッド「エリカ?」

エリカ(そうだわ、レッドさんのスキを狙って、私とレッドさんの子どもをつくればいいのよ)ブツブツ

ナツメ「エリカ…言っとくけど絶対にそんなことさせないから」

エリカ「ふふっなんのことでしょうか?」

レッド「ナツメ、なんのこと?」

ナツメ「レッド、テレポートで逃げるわよ」

レッド「えOちょっt」シュン

エリカ「逃がしたか…でも私の情報網を甘く見てみらっては困りますわ」プルルルル

14: 2014/11/03(月) 11:06:11.82 ID:V6QnhO8u0
プルルルルガチャ
カスミ「あらエリカじゃない、どうしたの?」

エリカ「ええ、ちょっと人を探してほしくて」

カスミ「まあいいけど、誰をさがすの?」

エリカ「レッドさんかナツメさんです。私の計算が正しければ50%の確率でハナダシティ付近に現れますわ」

カスミ「え、レッド帰ってきてるの!私に会いに来t」

エリカ「聞こえましたか?見つけ次第連絡をください、10秒で駆けつけますわ」

カスミ「え、えぇ」ガチャ

カスミ「レッド帰ってきたのか~、ん?ナツメも探すのか、何かあるのかな?」

15: 2014/11/03(月) 11:15:33.90 ID:V6QnhO8u0
カスミ「とりあえず橋のとこ行ってみよ」

カスミ「あ、もしかしてレッド…とナツメ!?」

レッド「もしかしてカスミか?」

ナツメ(またすぐに名前がでた)

カスミ「ちょっ…あんたたちまるでカッ…プル…みたいに…抱きつい…て…」プルルルルガチャ

カスミ「もしもしいたわよ」

エリカ「わかりました、今スグにいきますわ」ガチャ

ナツメ「…来るっ」

レッド「え?何が?」

16: 2014/11/03(月) 11:26:30.52 ID:V6QnhO8u0
エリカ「お待たせしました」

レッド「エ、エリカ!」

カスミ「電話を切って9秒…どこにいたのよ」

エリカ「タマムシにいましたわ、走ったので少し疲れましたけど」

3人「……」

カスミ「そ、そんなことよりちょっとエリカこれどうゆうことよ」

エリカ「ナツメさん、さっきも言った通りすぐにレッドさんと離れてください」

ナツメ「あのねぇ、私たち付き合ってんだからいいでしょ」

カスミ「え、ちょっ、付き合ってるってどういうことよレッd」

エリカ「カスミちょっと黙ってて」

レッド「エリカ…悪いけど、俺ナツメのことが好きだから…」

ナツメ「レッド…」ポッ

17: 2014/11/03(月) 11:40:35.38 ID:V6QnhO8u0
カスミ「レッド!」

レッド「は、はい?」

カスミ「あんたなんで私じゃなくて、ナツメなのよ!」

ナツメ「レッド、気にしなくていいわよ、カスミ今付き合ってる彼氏がいるから」

カスミ「い、いやあれはただの繋ぎよ!」

エリカ「カスミはレッドさんとナツメさんを別れさせる協力をし、その人と結婚したらいいのよ」

ナツメ「なんでよ、私は絶対レッドと別れないし、カスミはその人と結婚したらいいのよ」

カスミ「なんで私は決められてるのよ」

ナツメ「カスミは彼氏がいるじゃない」

カスミ「だから繋ぎだって、それよりエリカ協力はしたげるけど何したらいいのよ」

エリカ「ふふっ完璧な作戦がありますわ」

18: 2014/11/03(月) 11:53:03.36 ID:V6QnhO8u0
ナツメ「な、なにしたって無駄だからね」

カスミ「なにすんのよ?」

エリカ「簡単なことですわ、レッドさんにナツメさんの恥ずかしい写真を大量に送りつけるんです」

レッド(ナ、ナツメの恥ずかしい写真!?どんなのだろ)ワクワク

ナツメ「レッド…何考えてんのよ」

レッド「い、いや、ははっ」

エリカ「ナツメさんのお手洗いの写真なんかいいですね」

ナツメ「なっ盗撮じゃないの」

エリカ「私はレッドさんと一緒になるためならなんでもしますわ」

レッド(ナツメのトイレの写真だとぉ)

ナツメ「レッド…」

レッド「いや、冗談だよははっ」

20: 2014/11/03(月) 12:09:26.78 ID:V6QnhO8u0
そのあと2時間にわたりナツメ・エリカ・カスミのレッドの取り合いが続いた

レッド「…もう夕方かぁ…夕日がきれいだな~」

ナツメ「だから、レッドと付き合ってるのは私だって言ってるでしょ!」

エリカ「いえいえ、そんなもの私とレッドさんの運命の赤い糸の前では」

カスミ「もう、キリがないわね!レッドに決めてもらいましょ」

ナツメ「そうね」

エリカ「のぞむところですわ」

レッド「今日は何たべよかなー」

ナ・エ・カ「レッド‼」

レッド「は、はい!」

ナ・エ・カ「3人のうち誰か決めて」ジー

レッド「えっあぁ」(めっちゃ見てるし)

ナ・エ・カ「早く!」

レッド「はっはい!」

レッド「そのー二人には悪いんだけど…」



22: 2014/11/03(月) 12:27:49.92 ID:V6QnhO8u0
レッド「ナツメで」

ナツメ「レッド…ありがとっ」ギュッ

カスミ「そんな~」

エリカ「そうですか、仕方ないですね」

ナツメ「!?」

ナツメ(おかしい、あんなに私とレッドが~とか言ってたのに、何を考えて)

エリカ(やはりレッドさんはナツメさんを…今日にでも作戦を決行しないと)

エリカ(レッドさんが寝ているところを私が…)フフッ

ナツメ「!」

カスミ「エリカなんで笑ってるの?」

エリカ「いや、ふふっ残念すぎてどうかしてしまったのでしょうか」

ナツメ「エリカ」

エリカ「はい」

ナツメ「許さないわよ」

レッド「ナツメどうしたの?」

ナツメ「レッド、きょ…」

ナツメ(急にドキドキしてきた)

レッド「ナツメ?」

ナツメ「今日からいいい一緒にねね寝るわよ//」

エリカ「!?」

23: 2014/11/03(月) 12:37:49.72 ID:V6QnhO8u0
エリカ(まさかそんな対策をしてくるとは)

カスミ「なんかよくわかんないけど私帰るね。もうすぐデートの時間だし」

ナツメ「あんたなんで来たのよ」

エリカ「では、私も」

レッド「エリカ、カスミまた会おうな」

ナツメ「レッド!」

レッド「会うだけなのに?」

エリカ「レッドさん、私はあきらめませんから」

ナツメ(エリカだけには負けられない)

レッド「ナツメ」

ナツメ「な、なに?」

レッド「やっと二人になれたな」

27: 2014/11/03(月) 21:46:59.47 ID:V6QnhO8u0
ナツメ「そ…そうね」ポッ

レッド「よし、久しぶりに…」

ナツメ(ドキドキ)

レッド「バトルしようぜ!」

ナツメ「は?」

レッド「ポケモンバトル」

28: 2014/11/03(月) 21:56:00.40 ID:V6QnhO8u0
レッド(気がつくと俺は橋から川に落とされていた)

レッド「ぶはっちょっナツメいきなり何すんだよ」

ナツメ「レッドのばかっバカバカッ!」

レッド「俺なんかしたか!?」

レッド(よくわかんないけど怒った顔も可愛い)

周りの人「おい、なんだあれ」ザワ…ザワ…

29: 2014/11/03(月) 22:20:07.30 ID:V6QnhO8u0
レッド「なんだなんだ?」

ナツメ「レッド!ギャラドスよ逃げて!」

ギャラドス「ヒャッハー!」

レッド「やべぇ」

ナツメ「レッド早く!」

レッド「早くって水中でギャラドスより早く泳げn」

レッド(その時何が起こったのかわからなかったが両腕をギャラドスに噛まれているという謎の体勢になっていた)

ナツメ「レッド!フーディン、ギャラドスにサイコキネシス!」

フーディン「ゴウショウハ!」

ギャラドス「ムネン」がぶっ

レッド「いいいいいいいいいいいいいいってーーーーーー‼!‼!‼!」

30: 2014/11/03(月) 22:34:31.42 ID:V6QnhO8u0
病院内

レッド「あれっここどこだ?」

レッド「知らない天井だ…」

ナツメ「レッド‼気が付いたのね!」

ナツメ「レッドごめんねごめんね」ウルウル

レッド「ナツメ…確か腕をギャラドスに…」

ドクター「気が付いたかね」

レッド「ここ病院?」

ドクター「そうとも、痛さのあまり気絶してたよ」

医者「彼女が君をここまで運んできてくれたんだ。空中浮翌遊してたのには驚いたけど」

レッド「ナツメが…心配かけてごめんな、ありがとうナツメ」ギュッ

ナツメ「い、いや、悪いのは私よ急に突き落したりして」

ナツメ「そ、それにここ病院内よ、いいいつまで抱きついてるのよ」カァァ

医者「ははっまあいいよ、君もその骨折以外はなんともないから」

31: 2014/11/03(月) 22:53:29.48 ID:V6QnhO8u0
レッド「どうりで両腕が痛いわけだ…」

医者「ギャラドスにかまれたってのに運がいいな、両腕ともきれいに折れてたから1ヵ月ぐらいで治るよ」

医者「お金とかは彼女からもらったから、もう帰って大丈夫。3日毎にまた来てね」

レッド「当分安静か…ほんとごめんなナツメ」

ナツメ「なんでレッドが謝るのよ、私が悪いのよ…」

レッド「いや、お前にこんな心配をかけさせた俺が」

ナツメ「何言ってんのよ、あの時私が」

レッド「俺が」

ナツメ「私が」

レッド「俺が」

ナツメ「私が」

医者「あのー悪いけど病院内は静かにね」

レッド・ナツメ「ごめんなさい」

32: 2014/11/03(月) 23:05:02.29 ID:V6QnhO8u0
ヤマブキシティ

レッド「なぁナツメ」

ナツメ「どうしたの?」

レッド「俺たち付き合ってるんだよな?」

ナツメ「ええ、残念な1日目だったけど」

レッド「今日から、そのい、一緒に寝るって言ってたよな」カァァ

ナツメ「あっそ、そそそうね」カァァ

レッド「今から俺ん家来ないか?」

ナツメ「レッドの家に!?」

レッド「いやならいいけど」

ナツメ「ううん、嫌じゃない」

33: 2014/11/03(月) 23:21:03.07 ID:V6QnhO8u0
マサラタウン

レッド「あっ」

ナツメ「え?」

レッド「母さんがいること忘れてた」

ナツメ「かまわないわよ」ピンポーン

赤母「はーい、どちら様?」ガチャ

レッド「あっ母さん、ただいま」

赤母「レッド!あんた連絡もよこさずにってどうしたのその腕!となりの娘!」

レッド「あぁ骨折して、助けてくれた彼女」

ナツメ「は、初めまして、ナツメです…」

赤母「あんたはほんとにいきなりね、ナツメちゃんねいらっしゃい」

ナツメ「おじゃまします…」

赤母「あっレッド、おかえり」

レッド「さっき言ったけど…」

ナツメ「レッド…あんなに待たせたのに冷たいよ」

レッド「あ、そうだな…母さんただいま」

34: 2014/11/03(月) 23:29:31.59 ID:V6QnhO8u0
赤母「ナツメちゃん」

ナツメ「あっはい」

赤母「レッドを助けてくれてありがとね」

ナツメ「いえ、悪いのは私ですし…」

赤母「?」

赤母「じゃあ悪いって思ってるのならレッドの世話してもらっていいかしら」

ナツメ「はい」

35: 2014/11/03(月) 23:40:44.16 ID:V6QnhO8u0
~食事~

ナツメ「レッド、口開けて」

赤母「ナツメちゃん、違うわよ『あ~ん』でしょ」

レッド・ナツメ「!?」

赤母「ほら、私がいないと思って」

ナツメ「レ、レッドあ、あ~ん//」

赤母「ほら、レッド!」

レッド(な、なに考えてんだ)

ナツメ「れっどぉ」

レッド「……」

レッド「あ~ん//」モグモグ

レッド・ナツメ「……」カァァ

赤母「ふふっ」

36: 2014/11/03(月) 23:54:57.72 ID:V6QnhO8u0
レッドの部屋

レッド「母さんは何考えてんだ」

ナツメ「私は楽しかったよ//」

レッド「……俺もだよ//」

レッド「ナ…ナツメ…」

ナツメ「なに?」

ナツメ「ちょっレッド顔ち近いよ…」

レッド「…ナツメ、いいか?」

ナツメ「う、うん」

レッド・ナツメ「……」ドキドキ

赤母「レッド~ナツメちゃん~お風呂よ~」

レッド・ナツメ「!」

レッド「ふ、風呂だって先行っていいよ…//」

ナツメ「こ…ここレッドの家なんだし、レッドが先に…//」

赤母「何やってんの二人とも~早く下りてきなさいよ~」

レッド・ナツメ「二人!?」


37: 2014/11/04(火) 00:14:42.53 ID:UbKh0uAl0
赤母「ナツメちゃんはレッドの世話してくれるって言ったじゃない」

赤母「レッドは両腕使えないんだし、ナツメちゃんお願いね」

~風呂~

ナツメ「服自分で脱げる?」

レッド「無理そうだな」

レッド「…お願いね」

ナツメ「う、後ろから脱がせるから」ヌギヌギ

ナツメ「た…タオル巻かないと…//」

レッド(み…見られたかな…)

ナツメ(ちょっと見えちゃった……レッドの…)

ナツメ「頭洗うね…」

レッド「……」

ナツメ「次、背中…」

レッド「……」

ナツメ「ま…前洗うね…」

レッド「無理しなくていいよ…」

ナツメ「レッドだからいいのよ…」

レッド「まるで介護だな」

ナツメ「浴槽には入れる?」

レッド「ああ大丈夫」

ナツメ「じゃあ後で体拭くから脱衣所いるね」

レッド「ナツメ」

ナツメ「な、なに?」

レッド「腕治ったら今度は俺がナツメの背中ながすから…」

ナツメ「…うん」

39: 2014/11/04(火) 17:45:24.46 ID:UbKh0uAl0
赤母「レッドとナツメちゃん楽しんでるかしら」ガチャッ

赤母「あれ?ナツメちゃん入ってないの?」

ナツメ「あ、はいレッドの体洗いおわったんで…」

赤母「一緒に入ればよかったのに」

ナツメ「い、いや一緒になんて、そんな」

赤母「ナツメちゃんレッドのこと嫌いなの?」

ナツメ「あ、そういうことじゃなくて…レッドのことは…好き…です//」

赤母「それはよかった」

40: 2014/11/04(火) 17:53:32.45 ID:UbKh0uAl0
赤母「それにしてもナツメちゃんがレッドと一緒に住んでくれるなんて助かるわ」

ナツメ「急に言っちゃってすいません…」

赤母「いいわよ気にしなくて、それよりナツメちゃん着替えある?」

ナツメ(持ってくるの忘れてた…あっ着替えだけじゃなくてあれも…これも…)

赤母「ナツメちゃん?」

ナツメ「あっすいません、後でとってきます」

赤母「いいわよ、もう遅いし、これ使ってちょうだい」ニコッ

41: 2014/11/04(火) 18:03:32.52 ID:UbKh0uAl0
ナツメ「これって…」

赤母「レッドのだけど、いいかしら?」

ナツメ「レ、レッドの…」

赤母「サイズは同じかちょっと大きいぐらいだと思うけど」

ナツメ「あ、そのし、下着とかも持ってきてないんで…あ、あとでとりに行くんで大丈夫です…//」

赤母「あら、そう」

ナツメ「あ…ありがとうございます」

赤母「じゃあ、あとよろしくね」ニコッ  ガチャ


レッド「そろそろ出るか」

42: 2014/11/04(火) 18:16:39.99 ID:UbKh0uAl0
レッド「ナツメにずっと待ってもらうのも悪いしな」

レッド「お~い、ナツメ開けてくれ」

ナツメ「あ、うん」ガチャ

レッド「ありがと、久しぶりの家の風呂だった」

ナツメ「じゃ、拭くね」

レッド「おう」

ナツメ「頭出して」ゴシゴシ

ナツメ「後ろ向いて」フキフキ

ナツメ(あれっ…これって)フキフキ
レッド(やっぱり…こうなるのかな…)

ナツメ「ま…前…向いて」

ナツメ(…!目をつぶってたらいいのよ」フキフキ

レッド(ナツメが俺のを…)

ナツメ「変なこと考えないで…//」

レッド「あ、あぁし…仕方ないことだからな//」

43: 2014/11/04(火) 18:23:03.81 ID:UbKh0uAl0
ナツメ「なんとか服を着せれた…」

レッド「ありがとな」

ナツメ「じゃあ一回家に戻るから」

レッド「風呂入っていかないの?」

ナツメ「着替えとかもってくるのよ」

レッド「忘れてたんだ」

レッド「リザードンに乗っていく?」

ナツメ「私にはテレポートがあるから一瞬よ」

レッド「そうか」

ナツメ「そうよ」

レッド「…ナツメ」

ナツメ「なに?」

レッド「なるべく早く戻ってきてくれないか」

ナツメ「うん」

44: 2014/11/04(火) 22:08:32.09 ID:UbKh0uAl0
シュン

ナツメ「レッド、戻ってきたよ」

レッド「ナツメ、早かったな」

ナツメ「あなたが早くって言ったからよ」

レッド「そうだったな」

レッド「風呂入ってきなよ」

ナツメ「じゃあいってくる」

45: 2014/11/04(火) 22:13:48.35 ID:UbKh0uAl0
脱衣所

ナツメ「…しまった」

ナツメ「急ぎすぎてパジャマ忘れた…」

ナツメ「……」

ナツメ「あの~」

赤母「どうしたの?」

ナツメ「レッドの…パジャマ貸してください」

ナツメ「家に戻ったけど、忘れちゃって…」

赤母「ふふっいいわよ」

赤母「はいどうぞ」

ナツメ「ありがとうございます」

46: 2014/11/04(火) 22:18:06.25 ID:UbKh0uAl0
レッドの部屋

レッド「ナツメのパジャマってどんなのかな?」

レッド「手が使えないとなんにもできん」

レッド「ピカチュウたちは外で遊んでるし」

レッド「それにしてもナツメのパジャマ気になるな」


ナツメ「風呂場からレッドの匂いがした…」

ナツメ「このパジャマも…」

ナツメ「……」

ナツメ「はやくレッドのところに戻らなきゃ」

47: 2014/11/04(火) 22:23:17.84 ID:UbKh0uAl0
ナツメ「レッド…」

レッド「あっナツメってあれ?」

レッド「それ俺のじゃ…」

ナツメ「急いでて私の忘れちゃって、その戻るのも面倒だったから…」

ナツメ「ダメ…?」

レッド「いやナツメだったら全然いいよ」

レッド「それより、ピカチュウたち戻すの手伝ってくれる?」

ナツメ「いいわよ」

48: 2014/11/04(火) 22:33:45.45 ID:UbKh0uAl0
レッド「よし、みんな戻ったな、ナツメありがと」

ナツメ「いいのよ、私にできることならなんでも言って」

レッド「……」

ナツメ「……」

ナツメ「ここは星が綺麗ね」

レッド「田舎だからな」

ナツメ「その…レッドは将来住むなら都会と田舎どっちがいい?」

レッド「そうだな、俺はナツメと一緒だったら場所なんて関係ない」

レッド「一緒にいるだけで俺はうれしいから」

ナツメ「レッド//」カァァ

レッド「!」

レッド「……//」カァァ

ナツメ「で、でも質問の答えになってないわよ」

レッド「難しいな」


???「ここがレッドさんのお家」

???「あれはレッドさんとナツメさん…!」

???「あら?レッドさんの腕が…」

???「おもしろいことがわかりましたわ…とりあえず今日は帰りましょう」

49: 2014/11/04(火) 22:41:33.16 ID:UbKh0uAl0
レッド「やっぱ難しいな…」

レッド「戻ろうか」

ナツメ「ええ…」

レッド「もうこんな時間か、けっこう長いこと外にいたんだな」

レッド「ナツメも俺の部屋で寝るしかなさそうだな…」

レッド「悪いけど布団ひいてもらえるかな」

ナツメ「嫌よ」

レッド「え?」

ナツメ「め、面倒よ、ベッドがあ、あるんだから、ふふふ二人で、ね、寝たらいいのよ」

レッド「…え」

レッド「ナツメはいいの?」

ナツメ「も…もちろんよ」

レッド「…じゃあ、寝よっか」

50: 2014/11/04(火) 22:55:45.44 ID:UbKh0uAl0
レッド・ナツメ(とはいったものの……寝れない!)

レッド(やばい…予想以上にドキドキする)

ナツメ(隣にレッドが寝てるなんて…簡単に一緒になんて言うんじゃなかった)

レッド「お…起きてる?ナツメ」

ナツメ「え…えぇ」

レッド「そっち向いてないでこっち向いたらどうだ?」

ナツメ「じゃ、じゃああなたもこっち向いてくれる?」

レッド(俺は何言ってんだぁぁ!この状態で寝れないのにそんなことしたらますます…!)

ナツメ(わ、私は何を考えてるの!レッドも同じこと考えてるみたいだけど…)

レッド「わ…わかった、ナツメも向いてくれよな」ゴロン

レッド(言ってしまったぁ!)

ナツメ「レッドがそうするなら…」ゴロン

ナツメ(ちょっと何やってんの私!レッドと向き合って寝れるとでも!)

レッド・ナツメ(ドキッ‼)

51: 2014/11/04(火) 23:03:50.83 ID:UbKh0uAl0


レッド・ナツメ(結局寝れなかった…)

赤母「レッド~ナツメちゃん~朝ごはんよ~」

レッド・ナツメ(ビクッ!)

レッド「あ、お…おはよう、よく眠れた?」

ナツメ「え…えぇ」

ナツメ(あ…あんな状況で寝れるわけないでしょ)

ナツメ(レッドも寝れてなかったみたいだけど…)

赤母「何やってんの二人とも~」

レッド「あっ今行く」

52: 2014/11/04(火) 23:18:26.21 ID:UbKh0uAl0
赤母「ナツメちゃんよく寝れた?」

ナツメ「は…はい…」

ナツメ「すみません、手伝いもしないで寝てて…」

赤母「いいのよ、寝る前にいろいろやったら朝も遅くなるもんだから」

レッド・ナツメ「!?」

レッド「な、なんにもしてねぇよ!」

赤母「あら、そう?」

赤母「じゃあ、あなたたち結婚はいつ?」

レッド・ナツメ「!?」

レッド「な、なんで急にそうなるんだよ//」

ナツメ「……//」

赤母「早く孫が見たいね」

レッド「そ…そんなことより早く飯食わねーと…」

53: 2014/11/04(火) 23:39:44.11 ID:UbKh0uAl0
レッド・ナツメ「ごちそうさまでした」

赤母「食事の度にラブラブな二人が見れて楽しいわ」

レッド「その食事をしているのを母親に見られるこっちの気持ちも考えてほしい」

赤母「あら、嫌なの?」

レッド「そんなにガン見されてたらな」

赤母「ナツメちゃんは?」

ナツメ「えっ私は…レッドとこうして食事できるなら楽しいしうれしいです//」

赤母「ほら、もう一回レッド」

レッド「え…お、俺も…うれしい//」

赤母「ふふっ」

赤母「じゃあ私は出かけるから、ナツメちゃんレッドをお願いね」

ナツメ「あっ…私もジムに行かないと…」

ナツメ「どうしよレッド」

レッド「ジムって俺も行っていいかな?」

レッド「というかナツメがいないとなんにもできないから、お願い」

ナツメ「もちろんよ、行きましょ」

54: 2014/11/04(火) 23:53:10.69 ID:UbKh0uAl0
レッド「じゃあ俺のリザードンでひとっとび」

グリーン「あれ?レッドじゃねぇか!」

レッド「おっグリーンじゃん」

グリーン「おっじゃねぇよ、いつ帰ってきたんだよ」

レッド「昨日」

グリーン「それよりなんだその腕とナツメは?」

ナツメ「私のせいでこうなっちゃったから…」

レッド「おいおい、悪いのは俺だって言っただろ」

ナツメ「レッド…」ギュッ

グリーン「えっ?」

レッド「じゃあ俺ら行くから、ナツメ代わりにリザードン出してくれ」

ナツメ「うん」

レッド「じゃグリーン、お前ジムリーダーなんだからふらふらせずジム行けよな」

レッド「あと博士とかにはまたあとであいさつに行くって言っててくれ、じゃ」

レッド「行こナツメ」

ナツメ「うん」ギュッ

レッド「頼むぞリザードン!」

リザードン「イエッサー」バサッバサッ

グリーン「何がなんだかわからない…」

55: 2014/11/04(火) 23:58:59.96 ID:UbKh0uAl0
グリーン「俺の知らないところで何があったんだ…」

グリーン「と、とりあえず、何か知ってそうなやつに聞こう」

グリーン「エリカあたりなら知ってるかな」

グリーン「……」

グリーン「ジムリーダーでおれが電話番号知ってるのタケシとマチスだけだった…」

グリーン「直接行くか…」

60: 2014/11/05(水) 16:59:39.46 ID:R64b0PEn0
ヤマブキジム

ジムトレ1「あっナツメさん、おはようございます」

ナツメ「おはよう、昨日はごめんね、急にジム閉めちゃって」

ジムトレ2「あれ~ナツメさん、隣の人は?」

ナツメ「あ、あぁ彼は元チャンピオンのレッドよ」

ジムトレ2「えっレッドってあの失踪したっていう…」

ジムトレ1「もしかしてナツメさんが最近毎日出かけてたのはレッドさんに会いに…」

ナツメ「ちょっ余計なこと言わなくていいのよ」

ナツメ「レ、レッドにはただ見学にきてもらっただけよ」

ジムトレ2「そういってがっちり腕に抱きついてるじゃないですか~」

ナツメ「あっ、いやっこれは…//」

レッド「ナツメ…毎日来てくれてたのか…ありがと」ニコッ

ナツメ「レッド…//」

ジムトレ1「ちょっとこれ完全にふたりできてるわよ」ヒソヒソ

ジムトレ2「そうね、あんな照れたナツメさんの顔見たことないし」ヒソヒソ

61: 2014/11/05(水) 17:14:41.80 ID:R64b0PEn0
レッド「あんまり挑戦者来ないな…」

ナツメ「ジムのトレーナーか仕掛けに苦戦してるのよ」

レッド「そうか」

ナツメ「そうよ」

レッド「でも、それはそれでいいな」

ナツメ「え?」

レッド「トレーナーが来ない限り二人っきりだからな」

ナツメ「そ…そうね」

レッド「ナツメ…」

ナツメ「ダメよここジムなんだから」

レッド「まだなんも言ってないよ」

ナツメ「あなたの考えてることぐらいわかるわ」

ナツメ「こ、ここで、キキキ、キスなんて…//」

レッド「大丈夫、ここのトレーナーは強いんだろ」

ナツメ「で、でも…」

挑戦者「やっとついたぞ!」

62: 2014/11/05(水) 17:25:17.36 ID:R64b0PEn0
レッド「ちっ!」

挑戦者(え?なんか舌打ちされた、しかもなんで二人いるの)

挑戦者(あっ俺より先についた人かな、今からやるぞってときに俺がきたからかな?)

ナツメ「よくここまで来れたわね」

ナツメ「彼は見学者だから気にしないで」

挑戦者「見学者?」

挑戦者(なんだあいつ?両腕けがしてるし、なんかバカそうな顔してやがる)

ナツメ(ピクッ)

挑戦者(どうせ、なんも考えてなくて山から転げ落ちてえ~ん痛いよ~ってなったんだろ)

ナツメ(ピクピクッ)

挑戦者(あ~やだやだ、俺は絶対あんなやつになりたくないね)

ナツメ「そこのあなた…」

挑戦者「あっはい、すいませんボーっとしちゃって、バトルお願いします!」

ナツメ「ボコボコにしてやるわ…」

挑戦者「え?」

63: 2014/11/05(水) 22:02:52.69 ID:R64b0PEn0
グリーン「こんな時に限ってタマムシジムが付きの定休日だと…!」

グリーン「最近俺ツイてねぇ…」

グリーン「…だが、事は一刻を争う!」

グリーン「直接エリカの家に!」

グリーン「ちょっとそこのあなた、エリカさんのお家知ってますか?」

通行人「えぇ…ってまさかあなたが最近出るっていうエリカさんのストーカーね!」

グリーン「へ?」

通行人「みんな~ここにエリカさんのストーカーがいる!捕まえて‼」

他の通行人「なんだって!」「こいつが!」「許せねぇ!」

グリーン「えOちょっと!」

他の通行人「待てコラァ!!」

グリーン「なんで俺ばっかり!」

65: 2014/11/05(水) 22:20:12.52 ID:R64b0PEn0
挑戦者「つ…強い…」

ナツメ「残念ね、また今度いらっしゃい」

レッド「圧倒的だったな」

ナツメ「まぁこんなもんよ」

ナツメ「あいつがレッドの悪口ばっか考えてたから」

レッド「さっきのは俺のために戦ってくれたのか?」

ナツメ「い、いやっ…私はジムリーダーよ、簡単にバッジを渡すわけにはいかないから…」

レッド「本当か…」

ナツメ「ちょっとレッド…顔が近いわよ」

レッド「今は二人きりだ…」

ナツメ「レッド…//」

66: 2014/11/05(水) 22:34:52.32 ID:R64b0PEn0
ジムトレ1(最悪のタイミングで来てしまった…)

レッド「……」

ナツメ「……」

ジムトレ1「……」

ジムトレ1「へへっ…」

ジムトレ1「しっ失礼しましたー‼」

ナツメ「ちょっ、ちょっとまちなさいあなた!」カァァ

ジムトレ1「すっすいません!絶対に誰にも言わないんで殺さないで!」

ナツメ「殺さないわよ、だから落ち着きなさい!」

ジムトレ1(私どうなるのかな)

ナツメ「で、あなた何しにきたの?」

ジムトレ1「ナツメさんにお客さんです」

ジムトレ1(まじでこえー)

ナツメ「そんなにおびえないでいいわ、で誰が来てるの?」

ジムトレ「タマムシのエリカさんです」

67: 2014/11/05(水) 22:45:47.98 ID:R64b0PEn0
ナツメ「エ、エリカが…」

ナツメ(まさか、堂々とレッドを?)

ナツメ「いいわ、連れてきて」

ジムトレ1「はい」

ナツメ「あっ待って」

ジムトレ1「はい?」

ナツメ「あなた、その…さっき見たの…?」カァァ

ジムトレ1(嘘ついたら…)

ナツメ「わかるわよ」

ジムトレ1「み、見ちゃい…ました…」

ナツメ「そう…絶対に言わないように…」

ジムトレ1「は、は~い、じゃあエリカさん連れてきますね」

ジムトレ1(助かった…のか?)

69: 2014/11/05(水) 22:56:49.46 ID:R64b0PEn0
エリカ「こんにちは、レッドさんナツメさん」

レッド「よう、エリカ」

ナツメ「ど、どうしたのよ急に」

エリカ「あらあら、レッドさん腕どうなされたんですか?」

レッド「あ、ああこれ?ちょっとギャラドスに」

エリカ「あら、それは…」

レッド「まあ、俺が悪いんだけどな、ははっ」

エリカ「そしてジムの中にまでナツメさんと一緒にいると…」

レッド「まぁ昨日エリカたちと別れたあとナツメとずっと一緒にいたからな」

エリカ「じゃあレッドさんがギャラドスにやられたときも?」

70: 2014/11/05(水) 23:09:48.71 ID:R64b0PEn0
レッド「そうだけど…あっいやナツメは悪くないぞ、悪いのは俺だ」

エリカ「でも、レッドさんがそんなことになるまで何もしなかったのでは?」

ナツメ「そ、それは」

レッド「エリカ」

エリカ「なんでしょうか?」

レッド「エリカはここに何しに来たんだ?」

レッド「ナツメに話に来たのか、俺の心配なのか」

エリカ「ナツメさんとの話ですわ、そしてたまたまレッドさんがいたので心配をしたんですわ」

レッド「そうか、ありがとう」

レッド「じゃあナツメと話してくれ」

エリカ「ええ、じゃあナツメさん、レッドさんをください」

ナツメ「!?」

ナツメ(直接すぎる!)

71: 2014/11/05(水) 23:11:11.81 ID:R64b0PEn0
タマムシ

グリーン「なんとかジムリーダーってことで助かった」

グリーン「でも、なんでエリカは家にもいないんだ!」

72: 2014/11/05(水) 23:18:30.13 ID:R64b0PEn0
ナツメ「ちょっエリカ、何言ってんの!」

エリカ「そのままですわ」

エリカ「ナツメさんは私にとってのかなりの親友です」

エリカ「だから力づくではなくこうして交渉に」

ナツメ「確かに…私にとってもあなたは一番の親友…」

ナツメ「でもそれはレッドの決めることよ」

エリカ「じゃあレッドさん…なぜ私を選んでくれないんですか」

73: 2014/11/05(水) 23:31:47.26 ID:R64b0PEn0
レッド「……」

レッド「俺はナツメもエリカも好きだ」

レッド「正直なところ二人とも結婚もしたいぐらいだ」

エリカ「じゃあ」

レッド「でも、俺は二人同時になんてのは無理だし、決めた人とは一生一緒にいたい」

レッド「…俺が一緒にいたいのはナツメなんだ…」

レッド「こうだからって理由はないけど…」

レッド「エリカ…すまない…」

ナツメ「…レッド」

エリカ「そうですか、本当に残念です…」

エリカ「私とナツメさんの勝負は私の負けです」

ナツメ「エリカ…」

エリカ「大丈夫です」

エリカ「ナツメさんもレッドさんも私にとっては特別な親友です…」

エリカ「お二人とも…お幸せに…」

74: 2014/11/05(水) 23:36:41.18 ID:R64b0PEn0
レッド「エリカ、ごめんな」

エリカ「謝らないでください、私はレッドさんがどちらを選ぼうと受け入れるつもりでした」

エリカ「また…今度三人で食事にでも行きませんか…」

レッド「ああ必ず」

ナツメ「ええ」

エリカ「では、私はこれで…」

75: 2014/11/05(水) 23:49:05.01 ID:R64b0PEn0
レッド「……」

ナツメ「……」

しばらく二人は何も言わなかった
挑戦者が一人もいなかったため二人の周りに音はなかった
レッドはナツメの隣に静かに座った

レッド「エリカには本当に悪いことをした…」

レッド「でも、これはよかったのかわからない…」

ナツメ「…エリカには悪いけど、あの時私はずっと私を選んでほしいって考えてた」

ナツメ「それはエリカも同じ…」

ナツメ「あなたは私を選んでもエリカを選んでも正しかったのよ…きっと…」

レッド「もう引き返せないか…」

76: 2014/11/05(水) 23:59:49.03 ID:R64b0PEn0
タマムシ

グリーン「タマムシのどこにもいないか…」

グリーン「くそっ、他にレッドとナツメのことについて知ってそうなやつ…誰がいる?」

グリーン「一秒でも早くどうなってるかを理解せねば」

グリーン「ん?あれは…エリカか!」

グリーン「お~いエリカ!」

エリカ「…グリーン…さん…」ギュっ

グリーン「おっ!?」

エリカ「すいません…ぐすっ…少し泣かせてください…」

グリーン「お、おい何があったんだ?」

エリカ「…えくっ…その…」

まわりの人「おい、あれエリカさんじゃね?」「あいつエリカさんを泣かしたのか!」ザワザワ

グリーン「いや、俺じゃねぇって!」

グリーン「と、とりあえずエリカの家に行こう、ここじゃ人目につきすぎる」

77: 2014/11/06(木) 00:07:03.53 ID:gIbUcc5D0
グリーン「おい、エリカ大丈夫か?家着いたぞ」

エリカ「…ひくっ…ありがとう…ございます…」

グリーン「ほら、ハンカチ」

グリーン「何があったんだよ、話してみろって」

エリカ「…はい…」

エリカ「その…レッドさんに…」

グリーン「何!レッドに!」

グリーン「あの野郎!許さねぇ」

グリーン「で、今レッドはどこにいるんだ!」

エリカ「え…たぶんヤマブキジムに…」

グリーン「そうか!待ってろエリカ!」ダッ

エリカ「あっグリーンさん、まだ途中…」

79: 2014/11/06(木) 16:54:17.56 ID:gIbUcc5D0
ヤマブキジム

ナツメ「でも、レッドが私を選んだ時は本当にうれしかった…」

レッド「……」

ナツメ「だからね、レッド」

グリーン「レッド!どこだ!!出てこい‼」

レッド「この声は…グリーンか?」

ジムトレ2「ちょっと、なんですかあなた!」

グリーン「俺はトキワジムリーダーグリーンだ!ここにレッドがいるだろ、どこにいる」

ジムトレ2「レッドさんならナツメさんのとこに…」

グリーン「はやく案内しろ!」

ジムトレ2「じゃ、じゃあナツメさんに聞いてくるんで…」

グリーン「そんな暇はない!早くしろ」

ジムトレ2「は、はい!」

80: 2014/11/06(木) 17:25:52.21 ID:gIbUcc5D0
ジムトレ2「そこのワープでナツメさんのところに…」

グリーン「そうか…わざわざありがとな」

レッド「ど、どうしたんだグリーン?」

ナツメ(ど…どういうこと?グリーンがここに来る未来なんて予知できなかった)

グリーン「レッド!てめぇ‼」ビシッ

レッド「うわっ」ガシャーン

ナツメ「レッド!」

グリーン「レッド、お前みたいな女を泣かすようなやつに幸せになる権利なんかねぇんだよ!」

グリーン「立て!俺が根性叩きなおしてやる!」

グリーン「直接俺の拳でな!」ピタッ

グリーン「あれっ動かねぇ」

ナツメ「ちょっと、グリーンいきなり現れて」

レッド「ナツメ、グリーンの金縛りを解いてくれ」

ナツメ「でも、それじゃレッドが…」

レッド「いいんだ」

レッド「グリーン…エリカか?」



81: 2014/11/06(木) 17:35:51.04 ID:gIbUcc5D0
グリーン「わかってるんだったら話が早い」

グリーン「なんでエリカを泣かした!」

ナツメ「そ、それは…」

グリーン「ナツメは黙ってろ、俺はレッドに言ってんだ」

グリーン「おい、レッド何とか言え!」

レッド「……」

レッド「エリカを泣かしたのは間違いなく俺だろう…」

グリーン「俺とお前は親友であり、ライバルだが、俺はお前を許さない」

グリーン「俺の気が済むまで殴って、エリカの前で謝らせてやる」

82: 2014/11/06(木) 17:41:06.06 ID:gIbUcc5D0
エリカ「はぁ…はぁ…」

ジムトレ2「あら?エリカさんどうしたんですか?そんな息を切らして」

エリカ「こ…ここに…グリーンさん来ませんでしたか?」

ジムトレ2「あぁグリーンって人ならさっきナツメさんの部屋に」

エリカ「そうですか、じゃあ入らせてもらいます」

ジムトレ2「エ、エリカさん!?」

ジムトレ2「今日なんかあんのかな?」

83: 2014/11/06(木) 17:51:54.07 ID:gIbUcc5D0
レッド「そうしてくれ…そうしてくれた方が俺の気も済む」

ナツメ「レッド、ほんとにいいの?」

レッド「あぁ…」

グリーン「そうか、じゃあいくぜ」

エリカ「グリーンさん!」

グリーン「エリカ!」

グリーン「待ってろ、今からこいつ殴って謝らせっからな」

エリカ「ち、違うんです!」

グリーン「違うってこいつがお前を泣かしたんだろ」

エリカ「違います…グリーンさんが話を最後まで聞いてくれないから…」

グリーン「じゃあどういうことなんだ」

エリカ「それは…その、レッドさんにふられたのは事実ですが、泣いたのはただ勝手に私が悔しくて泣いてただけです…」

エリカ「レッドさんは何も悪くありません…」

グリーン「なんだとレッド!なんでエリカをふりやがった!」

84: 2014/11/06(木) 18:02:35.89 ID:gIbUcc5D0
エリカ「それはレッドさんとナツメさんが付き合ってるところに勝手に私が突っかかったからです…」

グリーン「え?」

グリーン「もう一回言って」

エリカ「私が二人に突っかかっていったんです…」

グリーン「そこじゃない」

エリカ「レッドさんとナツメさんが付き合ってる…」

グリーン「……………………!」

グリーン「なん…だと…!」

グリーン「ええぇーーーーーーーー‼‼‼‼‼」

グリーン「た、たしかにこいつら二人でいるのはおかしいと思ったが…」

グリーン「で、でもナナナナツメは、じ、自分のせいでレッドが腕をけがしたからって…」

ナツメ「それはそうだけど」

85: 2014/11/06(木) 18:08:52.17 ID:gIbUcc5D0
グリーン「全て俺の早とちりだっただと」ガクッ

グリーン「すまねぇレッド、俺を殴って許してくれ」

レッド「いや、逆にお前に殴られてよかった」

レッド「これでよかったんだろう…たぶん」

グリーン「ダメだ!俺の気が済まねぇ!」

グリーン「レッド!俺を殴れ!」

レッド「殴れって、俺両腕使えないんだけど」

グリーン「関係ねぇ!全力でやれ!」

レッド「…わかった」

86: 2014/11/06(木) 18:16:03.05 ID:gIbUcc5D0
レッド「ナツメ、こっち来て」

レッド「腰の一番右のボール出してくれ」

ナツメ「ええ」

ピカチュウ「ゲキリュウヲセイスルハセイスイ」

グリーン「え?」

レッド「いくぞグリーン」

レッド「ピカチュウ!ボルテッカー‼」

ピカチュウ「ホクトウジョウハガンケン」

グリーン「そっそれはちがっ…」

グリーン「ぐえっ」

89: 2014/11/06(木) 18:22:27.97 ID:gIbUcc5D0
グリーン(ピクピクッガクッ)

ナツメ「ちょっとグリーン気絶しちゃったわよ!」

レッド「だ、だってグリーンが全力でっていったから…ナツメ、ピカチュウもどして」

レッド「ど、どうしよ!」

エリカ「大丈夫ですわ、グリーンさんは私が連れて帰っておきます」

エリカ「私の家に行けばいろんな薬草がありますから」

レッド「エリカすまない」

エリカ「いえいえ、グリーンさんがこうなってしまったのも私のせいです」

エリカ「では」


91: 2014/11/06(木) 22:14:20.87 ID:gIbUcc5D0
レッド「結局あれからここまでこれた挑戦者はいなかったな」

ナツメ「最近強いトレーナーが減ったからね」

ナツメ「もうジムを閉める時間ね」

レッド「ナツメ…」

ナツメ「ちょっ、ちょっと待って、まだ心の準備が…」

レッド「まだ言ってないよ」

レッド「エリカともいろいろあったけど、ナツメ好きだよ…」

ナツメ「わ…私もよ」

レッド「ナツメ…//」チュッ

ナツメ「……//」カァァ ボンッ シュウウウ パタッ

レッド「おっおい、ナツメ!お~い」

92: 2014/11/06(木) 22:21:06.97 ID:gIbUcc5D0
ナツメ「はっ、レッド…」

レッド「よかった、気が付いた」

レッド「びっくりしたぞ、急に気を失ったから」

レッド「あ、まだ動かないほうが…いいと思う」

ナツメ「いいの?というか私この形に倒れこんだの?」

レッド「腕使えないからここから動けないよ、でももう少しこうしてたい」

ナツメ(レッドの膝まくら、えへへ//)

ジムトレ1「ナツメさ~ん、ジム閉めますよ~」

93: 2014/11/06(木) 22:30:19.12 ID:gIbUcc5D0
レッド「……」

ナツメ「……」

ジムトレ1(ああ、今度こそ終わった…私の人生…)

ジムトレ1「…へへっ」

ジムトレ1「ぜっっったいに言わないんで許してください!」

ナツメ「だ、だから勘違いしないで!」

ジムトレ1「はい!言いません!この命にかけても!」

ナツメ「いや、言わないならいいわ//」

ジムトレ1(ナツメさんずっと顔真っ赤、かわいい…ハッ)

ジムトレ1「ナツメさん、絶対に言わないんで~…」

ナツメ「いい根性してるわね、この状況で給料アップなんて」

ジムトレ1「いや、ほんの出来心です、冗談です!」

ナツメ「いいわ、ただし1.2倍ね…もし言ったら…わかるわね?」

ジムトレ1「…はい、ありがとうございます…」

レッド「怒ったナツメもかわいいな」

94: 2014/11/06(木) 22:35:20.55 ID:gIbUcc5D0
エリカの家

グリーン「はっ」バッ

グリーン「ここどこ?いい匂い」

グリーン「そういや…俺はレッドのピカチュウの攻撃をくらって…」

グリーン「まさかここは…天国なのか!?」

エリカ「私の家ですよ」

グリーン「え?なんで俺がエリカの家に…」

エリカ「私の家には薬草とかがたくさんあるんで」

グリーン「俺を助けてくれたのか」

エリカ「こうなってしまったのも私のせいです」

エリカ「グリーンさん、すいませんでした」

95: 2014/11/06(木) 22:48:24.86 ID:gIbUcc5D0
グリーン「なんでエリカが謝るんだよ」

エリカ「私が勘違いさせてしまったためにあなたの親友のレッドさんと傷つけあってしまったので…」

グリーン「い、いや大丈夫だって!」

グリーン「あいつとは幼馴染だし、あれぐらいのケンカならよくやってたしな」

グリーン「ケンカするほど何とやらだ」

エリカ「そうなんですか?」

グリーン「ああ」

エリカ「……」

エリカ「でも、勘違いとはいえ私のために動いてくれたとき…かっこよかったですよ」ニコッ

グリーン「!?」

グリーン「エ…エリカ?」

エリカ「なんでしょうか」

グリーン「その…もうレッドのことはいいのか?」

エリカ「…はい、私としてもいつまでもクヨクヨしてるわけにはいきませんから」

グリーン(こ…これは、俺にもついに春がきたのか!)

96: 2014/11/06(木) 23:07:55.53 ID:gIbUcc5D0
グリーン「エ、エリカ~」バッ

エリカ「ラフレシア、しびれごな!」

ラフレシア「ラフ汁ブッシャー!」

グリーン「あがっ…なんで、こうなるの…」

エリカ「すいませんグリーンさん、確かにクヨクヨしてられないとは言ったのですが…」

エリカ「私は今日までずっとレッドさんのことが好きでした」

エリカ「でも、ふられたら次の人と…なんてあの女どうせ誰でもいいのかなんて思われてしまいます…」

エリカ「そもそも、例えば私はグリーンさんのことを好きなのか…グリーンさんは私のことが好きなのかとなってしまいます」

グリーン(例え話でも俺が出るなんてうれしいな)

グリーン「いやいや、俺はそんなこと気にしないし、エリカのことは大好きだよー!」

97: 2014/11/06(木) 23:25:19.22 ID:gIbUcc5D0
エリカ「そうですか、ありがとうございます」

グリーン(えっ冷たっ、さっきの何だったの?)

グリーン「じゃ、じゃあ、まひなおしかくれないかな…」

エリカ「あっ忘れてましたわ、ごめんなさい」

グリーン(忘れてたの!?エリカにとって俺は一体…)

エリカ「はい、まひなおしです」

グリーン「ふう、すっきりした」

エリカ「グリーンさん、夜ご飯食べていきますか?」

グリーン「えっエリカが作ったやつ?」

エリカ「はい、グリーンさんずっと気絶しててその間に作っておきました」

グリーン「いや~うれしいな~エリカのごはんが食べられるなんて」


98: 2014/11/06(木) 23:31:21.38 ID:gIbUcc5D0
エリカ「お口にあうといいんですが」

グリーン「おお、だいぶ豪華だな、これ一人で作ったの?」

エリカ「はい、ちょっと作りすぎたかもしれないですけど」

グリーン・エリカ「いただきます」

グリーン(俺はもうこれだけで幸せだ!)

99: 2014/11/06(木) 23:51:55.36 ID:gIbUcc5D0
レッドの家

レッド「グリーン大丈夫かな?」

ナツメ「エリカに電話してみる?」

レッド「あぁ」

プルルルルガチャ

ナツメ「もしもしエリカ?」

エリカ「あらナツメさん、グリーンさんのことですか?」

ナツメ「ええ、そうよ、気が付いた?」

エリカ「もう大丈夫ですね、今一緒にお食事をしてるところです」

ナツメ「えっグリーンと一緒に?」

エリカ「はい、今なぜか涙をながしてるようですけど…」

グリーン「チャンピオンになった時より幸せだ!」ウルウル

ナツメ「……」

ナツメ「まあ、無事ならいいわ、じゃあまたね」

エリカ「ええ」ガチャ


100: 2014/11/07(金) 00:11:34.39 ID:euB1RDJ10
レッド「どうだった?」

ナツメ「大丈夫そうね」

レッド「そうか、よかった」

ナツメ「やっぱり心配だったのね」クスクス

レッド「か、からかってんのかよ」

ナツメ「そうね」

レッド「まあ無事ならいいんだよ」

レッド「ナツメ…もう一回しないか?」

ナツメ「何をか言ってくれなきゃわかんないわ」

レッド「意地悪だな」

ナツメ「言えないの?」

レッド「キ…キスだよ…」ボソッ

ナツメ「聞こえないよ~」

レッド「キスだよ!//」

ナツメ「よくできました」チュッ

レッド「んん~」

レッド「ぷはぁ」

ナツメ「やっと誰にも邪魔されずできたね」カァァ

レッド「ナツメ、顔赤いぞ」カァァ




102: 2014/11/07(金) 17:53:24.85 ID:euB1RDJ10
1か月後(レッドは自分の関係者全員に帰ってきたことを報告済み)

ナツメ「思ったより腕早くなおってよかったね」

レッド「これでもうナツメに面倒かけなくて済むな」

レッド「腕治ったけど今度からどうしよ」

ナツメ「そんなの決まってるじゃない」

ナツメ「もう私たちは二人でいることが当たり前なんだから、一緒に行きましょ」

レッド「そうだな、よしっリザードン今日も頼むぞ」

リザードン「まかせろ」バサッバサッ

グリーン「あいつら…」

グリーン「俺の前で堂々とイチャつくんじゃねぇ!」

103: 2014/11/07(金) 18:01:04.94 ID:euB1RDJ10
ヤマブキジム

ナツメ「おはよう、みんな」

ジムトレ達「おはようございます」

ナツメ「ねぇレッド、昼は何が食べたい?」

レッド「う~ん、そうだな…」

ジムトレ1「もうあの二人、ああやってくっついてるのが当たり前になってるわね」

ジムトレ2「そういや、この前街中でも堂々とキスしたりしてるらしいよ」

ジムトレ1「え…街中で…」

ジムトレ2「どうしたの?」

ジムトレ1「い、いやなんでもない」

ジムトレ2「そういや、レッドさんって毎日ナツメさんと一緒にいるけど、仕事してるの?というかあるのかしら?」

ジムトレ1「たしかに…ということはレッドさんって無職なのかな」

104: 2014/11/07(金) 18:09:54.84 ID:euB1RDJ10
レッド「いや、俺の職業はトレーナーだからさ、無職じゃないよ」

ジムトレ2「でも、トレーナーってジムとかじゃなくてフリーのだし、収入の安定がないんじゃ」

ナツメ「大丈夫よ、私がジムリーダーとして働いてるんだから」

ジムトレ1「え~、それじゃレッドさん完全にヒモ男じゃないですか~」

レッド「大丈夫だよ、俺にはチャンピオンになるまでに稼いだ金がまだ(想像にまかせます)億残ってるから」

ジムトレ1「そ、そんなにあるならもう働かなくてもずっと楽できるじゃないですか!」

105: 2014/11/07(金) 18:18:23.02 ID:euB1RDJ10
レッド「まあ、そうかな?なくなればまたチャンピオンに戻ればいいし」

ジムトレ1「……」

ジムトレ2「…って、二人ともさっき行ったんじゃないんですか!?」

ナツメ「あなたたちがレッドの悪口を言ってたからよ」

ジムトレ1「いや、悪口なんて、そんなんじゃないですよ~、ねぇ?」

ジムトレ2「そ、そうですよ!ちょっとした興味本位で…」

ナツメ「でも、レッドのこと無職って言ったわよね?」

ナツメ「レッドをバカにするのは許さない!」

レッド「ナツメ、いいよ、実際俺最近トレーナーとしても動いてすらなかったんだし」

ナツメ「で、でも…」

レッド「いいんだよ…」チュッ

ジムトレ1・2「!?」

ナツメ「えへへ、レッドが言うんじゃ仕方ないね//」

ナツメ「じゃあ行きましょ」ギュッ

ジムトレ1(あの時の私の氏の恐怖はなんだったのか…)

106: 2014/11/07(金) 18:32:13.06 ID:euB1RDJ10
ナツメ「ねぇ、レッド」

レッド「どうした?」

ナツメ「私ね、レッドが帰ってくるまで一人暮らししてたの」

レッド「へ~」

ナツメ「それでね、腕も治ったことだし、二人で住まない?」

レッド「ナツメの家に?」

ナツメ「うん」

レッド「それはいいな」

107: 2014/11/07(金) 18:38:41.18 ID:euB1RDJ10
ナツメ「きょ、今日からどうかな?」

レッド「う~ん、さすがにそれはな」

レッド「まだ荷物とかまとめてないし」

レッド「母さんにそう言って、明日からでどうだろ?」

ナツメ「レッドがそうしたいならそれでいいよ」

レッド「俺からも提案いいかな?」

ナツメ「なに?」

レッド「これはすぐにとか言わないけど、そのうちでいいんだ一緒に旅行にでも行かないか?」

ナツメ「レッドと一緒に旅行なんて楽しみ!」

レッド「まだどこ行くとかいつとか決まってないよ」

108: 2014/11/07(金) 18:51:35.83 ID:euB1RDJ10
ナツメ「それなら次の3連休に行きましょ」

レッド「それいつから?」

ナツメ「明日から」

レッド「急だな」

ナツメ「そうね…」

レッド「じゃ、じゃあどこ行くか決めようか」

ナツメ「ジョウトには何度も行ったことあるから他の地方がいいな」

レッド「シンオウなんてどうだ?」

ナツメ「レッドが行きたいならそうしましょ」

109: 2014/11/07(金) 18:56:35.04 ID:euB1RDJ10
ナツメ「じゃあ今日は早く帰りましょうか」

レッド「そんなことできんの?」

ナツメ「このジムは私のジムなんだから、やりたくなかったら閉めていいし、やりたかったら開けてていいの」

ナツメ「やりすぎなきゃいいのよ」

ナツメ「挑戦者もこの話の前に2人来たんだし十分よ」

レッド「結構自由なんだなジムリーダーって」

ナツメ「グリーンみたらわかるでしょ?」

レッド「それもそうだな」

110: 2014/11/07(金) 21:42:21.26 ID:euB1RDJ10
ナツメ「悪いけど、今日ジム早めに閉めるわね」

ジムトレ2「は~い」

ジムトレ1「ナツメさんもしかしてこの三連休にレッドさんとどっか行くんですか」ニヤニヤ

ナツメ「そ、そうよ、悪い?」

ジムトレ1「いや、とんでもないです」

ジムトレ2「つまり、旅行ね」ヒソヒソ

ジムトレ1「二人で旅行ってことはそのうち二人の子どもが見れるってことか」ヒソヒソ

ナツメ「ちょっと、勝手な妄想するんじゃない!」カァァ

レッド「ナツメまだ~?」

ジムトレ2「ほら、レッドさん呼んでますよ」ニヤニヤ

ナツメ「そ、そうね、じゃあ今日はこれで」

111: 2014/11/07(金) 21:58:25.22 ID:euB1RDJ10
ナツメ(レッドとの子ども…)

ナツメ(子どもをつくるってことは確か…レッドの…)

ナツメ「……」カァァ

レッド「どうした?」

ナツメ「い、いやなんでもないの大丈夫」

レッド「無理するなよ」

ナツメ「え、ええ、それより早く帰りましょ」

112: 2014/11/07(金) 22:08:16.29 ID:euB1RDJ10
レッドの家

レッド「ということだから、明日から旅行に行って、そのあと二人で暮らすから」

赤母「あらそう、それは楽しみね」

レッド「何が?」

赤母「だって、二人で住むなんて、もう結婚が近いってことよね、楽しみだわ」

レッド「け、結婚って、そ、そんな…」カァァ

赤母「あら、しないの?」

レッド「そりゃしたいけど、俺たちは付き合ってまだ1か月だから、その…早いっていうか…」

赤母「1か月って実際は知り合って数年たってるじゃない、十分よ」

レッド「ナ、ナツメはどうなんだ」

ナツメ「わ、私はいつでもいいよ//」

113: 2014/11/07(金) 22:17:31.24 ID:euB1RDJ10
レッド「……//」

レッド「あ、明日の準備しなきゃ…ナツメ、部屋行こか」

ナツメ「うん…」

赤母「ふふっ」

114: 2014/11/07(金) 22:30:20.83 ID:euB1RDJ10
レッド「これと、これ入れて、あっこれもだな」

レッド「よし、OK」

ナツメ「レッドはどっちが好みかな…レッドだから赤い下着のほうが…」ブツブツ

レッド「俺はナツメだったらどっちも好みだよ」

ナツメ「……」

ナツメ「……」カァァ


レッド「いってー、急にゲンコツはないだろ」

ナツメ「その…女性の下着をジロジロと見るからよ」

レッド「俺が見てたのはナツメなのに…」

ナツメ「レッド…」チュッ

ナツメ「ふふっ、これでプラスマイナスゼロね」

115: 2014/11/07(金) 22:39:54.86 ID:euB1RDJ10
翌日

赤母「じゃ、楽しんできてね」

レッド「ああ、行ってくる、おみやげ買ってくるよ」

レッド「じゃあナツメ、俺につかまって」

赤母「ナツメちゃん、レッドをお願いね」

ナツメ「はい、いってきます」

レッド「リザードン、クチバシティだ、頼むぞ」

116: 2014/11/07(金) 22:46:21.43 ID:euB1RDJ10
クチバシティ

レッド「それにしても、よく前日でふねのチケットなんて手に入ったな」

ナツメ「ジムリーダーってのはけっこう便利なのよ」

ナツメ「船が来たわよ、乗りましょ」

117: 2014/11/07(金) 22:48:52.03 ID:euB1RDJ10
船内

レッド「シンオウってどれぐらいかかるのかな?」

ナツメ「さあ、私もまだ行ったことないからわからないわ」

レッド「まぁいいか、何にもわかんない旅行ってのも」

ナツメ「え?何にもわかんないって」

レッド「行ったことないんだからわかるわけないじゃないか」

ナツメ「そうじゃなくて、旅行の雑誌とか読んだんじゃないの?」

レッド「読んでない」

ナツメ「ほんとに何にもわからないのね…」

118: 2014/11/07(金) 22:57:50.41 ID:euB1RDJ10
レッド「結構かかるな…もう何時間船に乗ってるんだ?」

ナツメ「そうねもう昼だし、ごはんでも食べましょうか」

レッド「おっナツメの手作り弁当か!」

レッド「あれ?箸が一組しかないぞ」

ナツメ「ふふっレッド、あ~ん」

レッド「あ~ん」

ナツメ「どう?」

レッド「おいしい」モグモグ

ナツメ「じゃあ次はレッドの番ね」

ナツメ「手が使えない間、ずっと食べさせてあげたんだから」

レッド「そうだな…ナツメ、あ~ん」

ナツメ「ふふっ、あ~ん」

119: 2014/11/07(金) 23:12:20.62 ID:euB1RDJ10
ミオシティ

レッド「やっと着いた~」

ナツメ「まさか、移動だけで半日以上つかうなんて、思った以上に距離があったわね」

レッド「俺はナツメの二人で長くいれてうれしかったけどな」

ナツメ「…私もよ」

レッド「にしても、ここがシンオウか…」

レッド「いやぁ、思ったより田舎っぽいな」

ナツメ「マサラほどじゃないでしょ」

トウガン「おいおい、いきなり田舎っぽいはないだろ」

120: 2014/11/07(金) 23:21:29.50 ID:euB1RDJ10
レッド「あんた誰?」

トウガン「俺はこの町のジムリーダートウガンだ」

レッド「おっジムリーダーかちょうどいい」

レッド「俺たちなんにも調べないで来たからさ、シンオウでいい観光地ないかな?」

トウガン「なんだ、だったらいいところがあるぞ」

レッド「おっじゃあ教えてくれよ」

トウガン「でも、俺に勝ったらな」

レッド「え?」

トウガン「お前らトレーナーだろ、それもかなりの」

レッド「なんだポケモンの方か、いいぞバトルだ!」

121: 2014/11/07(金) 23:33:01.39 ID:euB1RDJ10
トウガン「ルールは1対1の一発勝負、お前が勝ったらいい場所を教えてやるが、俺が勝っても何にもねぇ安心しろ」

レッド「問題ねぇな」

トウガン「いけっ!トリデプス!」

レッド「なんだ?見たことないポケモンだ」

トウガン「参考までにこいつのタイプ教えてやろうか?」

レッド「なめんなよ!いけっピカチュウ」

123: 2014/11/07(金) 23:52:22.06 ID:euB1RDJ10
トウガン「ほう、ピカチュウで俺のトリデプスを倒す気か?」

レッド「俺のピカチュウをなめんなよ」

レッド「10万ボルトだ!」

ピカチュウ「ホクトウジョウダンジンケン」

トリデプス「ぎゃー!」

レッド「ダメージをうけた、地面タイプじゃねぇな」

ナツメ「タイプ確認に1回攻撃を捨てたの?」

レッド「でも現にダメージはくらわせたぜ」

トウガン「やはりそうとう強い…確認でこんなくらわされたらシャレにならん」

トウガン「トリデプス、メタルバースト!」

トリデプス「お返しっ!」

ピカチュウ「フッ ダガマダイキテル」

レッド「ピカチュウ、ボルテッカー!」

ピカチュウ「セメテ イタミヲシラズヤスラカニシヌガヨイ」

トリデプス「こ、こんなはずじゃ…」ドサッ

124: 2014/11/07(金) 23:59:02.06 ID:euB1RDJ10
トウガン「俺の負けか、じゃあ約束通りいいとこ教えてやろう」

トウガン「その前にお前らなんていうんだ?」

レッド「俺はレッド、こっちはナツメ」

レッド「ナツメはジムリーダーをやってる」

トウガン「ほう、ジムリーダーが彼女か…ん?レッドってどっかで聞いたことが…」

レッド「まあ、そんなことよりいいとこってどこだ?」

トウガン「ん?ああ、それはな、こうてつじまだ」

125: 2014/11/08(土) 00:08:28.70 ID:npX2BhzP0
レッド「こうてつじま?」

トウガン「ああ、まあ洞窟だな」

レッド「洞窟って…」

ナツメ「ちょっと、ちゃんとした観光地教えてよ」

トウガン「ん?こうてつじまは嫌か?いいとこなんだがな…」

トウガン「ん~、いいデートスポットか…」

ナツメ「ふつうのとこでいいわよ」

トウガン「じゃあ…トバリシティなんてどうだ?」

レッド「いや、どうだって、知らないから…」

トウガン「まあ大きなデパートがあったり、ゲームコーナーがあったりで、それなりの都市だな」

ナツメ「じゃあそこの行き方教えて」

トウガン「ああ…こう行ってこう行ってこうだな…」

レッド「よしっありがとう」

ナツメ「じゃあ行きましょ」


126: 2014/11/08(土) 00:13:21.03 ID:npX2BhzP0
トバリシティ

ナツメ「ここがトバリシティね」

レッド「もう結構暗いな、まったくどこでもトレーナーは勝負をしかけてくるな」

ナツメ「でも、あなたとしてはうれしいでしょ?職業トレーナーなんだし」

レッド「まあ稼がしてもらったな」

レッド「じゃあ今日泊まるホテルでも探すか」

127: 2014/11/08(土) 00:24:42.75 ID:npX2BhzP0
レッド「どこかいいホテルないかな?」ぐうぅぅぅぅ~

レッド「……」

ナツメ「先に食事に行きましょうか」

レッド「そうだな」

プルルルル

レッド「ん?グリーンだ、ナツメちょっと待って」ガチャ

グリーン「もしもし、レッドか?」

レッド「どうしたグリーン?」

グリーン「お前今どこにいるんだ?すぐマサラタウンに来てくれ!」

レッド「どうしたんだよ?今シンオウにいるけど」

グリーン「シンオウだと!?すぐ帰ってこられねぇのか?」

レッド「まぁ船で数時間だな」

グリーン「くそっそんなかかるのか」

レッド「だからなんなんだよ」

グリーン「ん、あぁ…それがおじいちゃんが倒れた…」

レッド「え…オーキド博士が…?」

グリーン「ああ、シンオウにいるんじゃ無理にとは言わないが、できれば来てくれ、じゃあな」ガチャ

129: 2014/11/08(土) 16:21:03.41 ID:npX2BhzP0
レッド「……」

ナツメ「レッド?」

レッド「えっあ、ああどうした?」

レッド(どうしようか、ナツメになんて言えば…)

ナツメ「レッド、私に隠し事はできないわよ」

レッド「…そうだったな」

ナツメ「じゃあ、帰るわよ」

レッド「いいのか?」

ナツメ「旅行なんてまたいつでもできるわ、じゃあつかまってミオにテレポートするから」

レッド「ほんと、ごめんな」ムギュッ

レッド「あっ…」

ナツメ「……」カァァ

130: 2014/11/08(土) 16:38:39.43 ID:npX2BhzP0
ミオシティ

ナツメ「船乗り場に急ぎましょ」

レッド「痛い…わざとじゃないのに…」

トウガン「ん?なんだお前らまだいたのか?」

ナツメ「あっトウガンさん、カントー行きの船いつ出る?」

トウガン「いつ出るってさっき今日最後の船が出たばっかだ、ほらあれ見えるだろ?」

レッド「そんな…」

トウガン「なんだ?そんな急いでたのか」

レッド「ああ」

トウガン「じゃあ空を飛べるポケモン持ってるか?そいつで船に乗り込め」

レッド「いいのか?」

トウガン「船には俺が連絡いれといてやる」

レッド「ありがとう」

131: 2014/11/08(土) 16:54:53.35 ID:npX2BhzP0
船内

船員「レッド様とナツメ様ですね、トウガンさんから連絡は受けてます」

船員「部屋へ案内します、こちらへ」

レッド「……」

ナツメ「レッド、大丈夫?」

レッド「あぁ、大丈夫」

レッド「それより、かってなことしてごめんな…」

ナツメ「だからいいんだって、また今度行きましょ」

レッド「ああ」

132: 2014/11/08(土) 17:00:01.80 ID:npX2BhzP0
翌日・病院までカット

グリーン「レッド、来てくれたのか」

レッド「グリーン、博士は!?」

グリーン「ああ、さっき意識を取り戻した、もう大丈夫だそうだ」

レッド「よかった…」

グリーン「こっちだレッド」

133: 2014/11/08(土) 17:14:48.29 ID:npX2BhzP0
オーキドの病室

オーキド「おお、レッドにナツメ君か、シンオウに行ってたのではないのか?」

グリーン「俺がじいちゃんが倒れたって言って呼び戻したんだ」

オーキド「むぅ、それはスマンことをした、心配をかけたが大丈夫じゃ」

レッド「いえ、オーキド博士は俺の恩人ですから」

オーキド「とはいえ、せっかくの二人きりの旅行を邪魔してしまったな…」

レッド「気にしないでください」

オーキド「そうじゃ、こんどわしは助手とホウエン地方の発表会に行く予定じゃったんだが、こんな状態だからな、君たちにホウエンの往復チケットを譲ろう、期限は1年もあるから好きな時に行くといい」

レッド「いいんですか?」

オーキド「ああ、ついでにオダマキ君という博士がいるから会いにいくといい」

134: 2014/11/08(土) 17:27:32.53 ID:npX2BhzP0
グリーン「おい、じいちゃん俺にはなんもないのかよ!」

レッド「それで、なんで倒れたんですか?」

グリーン「……」

オーキド「まあ、実験をしてたんじゃ、近くに助手がおってよかった」

レッド「実験?」

オーキド「ああ、サイドンとサイホーンのつのドリルはどっちが強いのかという実験じゃ」

レッド「……」

ナツメ(バカなのかしら)

オーキド「一撃必殺の技は進化前と後では身体的にダメージが違うのかどうかを試していてな」

オーキド「サイホーンのは気合で耐えれたが、サイドンのは耐えられず倒れてしまったんだ」

オーキド「これは、同じ一撃必殺技でも進化によって身体的ダメージが大きくなるという結果が出た!」

グリーン「……」

ナツメ「……」

レッド「…ま、まあ、無事でよかったです、チケットありがとうございました、では」

レッド「じゃナツメ行こっ」

ナツメ「ええ」

オーキド「ところでグリーンには彼女はおらんのか?」


136: 2014/11/08(土) 21:45:29.41 ID:npX2BhzP0
レッド「はぁ~、なんかあわてて帰ってきたのがアホらしいな」

ナツメ「でも、安心したでしょ」

レッド「まあ…でも俺ナツメとの旅行楽しみだったからその分…」

ナツメ「そうね…でもシンオウからホウエンに変わっただけよ、しかも期間も長くなったし」

レッド「でもなぁ、ジムリーダーってそんな休みないから、今みたいな休みだってそうそうないじゃんか」

ナツメ「そんなの代理をたてればいいのよ、ずっとってわけにはいかないけど」

レッド「そんなこともできんのか」

137: 2014/11/08(土) 21:48:41.56 ID:npX2BhzP0
レッド「でも、まだ2日目の朝だし、今日と明日どうする?」

ナツメ「じゃあせっかく泊まりの用意あるんだし、ジョウトに行かない?」

レッド「えっ、でもジョウトは行ったことあるって」

ナツメ「この際いいのよ、ジョウトなら私が案内できるし」

レッド「よし、じゃああと二日ジョウトで楽しむか」

138: 2014/11/08(土) 21:57:53.17 ID:npX2BhzP0
レッド「なんだこれ?」

ナツメ「リニア鉄道よ、これに乗ればすぐジョウトに着くわ」

レッド「へぇ~こんなのができてたんだ」

ナツメ「もうすぐ出発みたいね」

レッド「俺こんなのに乗るの初めてだ」

ナツメ「知らなかったんだから当然でしょ」


ナツメ「ついたよ」

レッド「もうついたのか、速いな」


139: 2014/11/08(土) 22:05:50.82 ID:npX2BhzP0
コガネシティ

レッド「ここがジョウトか、けっこう都会だな」

ナツメ「ここはジョウトでも大きな都市だからね」

レッド「で、ジョウトで一番いいとこってどこだ?」

ナツメ「私がそう思ったとこでいい?」

レッド「ナツメが好きなんだから、俺も好きなところだろ」

ナツメ「ちょっと歩くけどいいかしら」

レッド「もちろん」

140: 2014/11/08(土) 22:20:49.41 ID:npX2BhzP0
マサキ「あれー、そこのラブラブカップルってもしかしてレッドとナツメか?」

レッド「マサキじゃねぇか、なんでこんなとこにいるんだ?」

マサキ「いや、ここはわいの家があるからなってそんなことよりどないしたんやーレッドとナツメ」

マサキ「まさかこの二人がくっつくとはな~」

レッド「べ、別にいいだろ、俺はナツメが好きなんだし」

マサキ「ほ~、で、なんでジョウトにおるんや?」

ナツメ「旅行よ、今からエンジュシティに行くとこなの」

マサキ「いやいや、ジョウトいうたら、ここコガネやろ」

ナツメ「でもねぇ、どうするレッド?」

レッド「どうするって俺ジョウトに何があるか知らないしな」

マサキ「まぁまぁ、とりあえずわいの家に来ぃや、茶ぐらい出すで」

レッド「いや、旅行にきたのにお前の家行くっておかしくね?」

141: 2014/11/08(土) 22:35:31.94 ID:npX2BhzP0
マサキの家

マサキ「え~と、麦茶でええか?」

レッド「何でもいいよ」

マサキ「どないしたんや、機嫌悪いんか?」

レッド「まあ、二回連続で旅行で邪魔が入るなんて初めてだからな」

マサキ「まあ、邪魔なんて言うなや~」

マサキ「今日コガネまわって、明日エンジュ行ったらええがな」

レッド「ナツメ、他にいいとことかある?」

ナツメ「そうね、アサギシティにキキョウシティ…自然公園もいいかもね」

レッド「けっこうあるな、マサキ別にコガネにこだわらなくてもいいじゃないか」

マサキ「ジョウトいうたらコガネやって、なんならわいが案内したろか?」

レッド「わかったわかった、ナツメ、エンジュは明日でいいかな?」

ナツメ「レッドが言うならしかたないわね」

マサキ「よっしゃ、じゃあ案内したろか」

レッド「いや、二人で行かしてくれよ」

142: 2014/11/08(土) 22:41:46.69 ID:npX2BhzP0
レッド「予定変えて悪かったな」

ナツメ「いいけど、本当に悪いと思ってる?」

レッド「ああ、もちろんだ」

ナツメ「じゃあ証拠みせてよ」

レッド「これでいいかな」チュッ

ナツメ「ほっぺじゃだ~め」

レッド「じゃあ唇だな」チュッ~

ナツメ「えへへ、レッド大好き//」

マサキ「ここわいの家なんやけどな…」

レッド「じゃあどこがいいか教えてくれよ」

143: 2014/11/08(土) 22:49:32.74 ID:npX2BhzP0
レッド「マサキによるとコガネにもけっこうあるな」

ナツメ「じゃあまず百貨店行かない?」

レッド「けっこう大きいな、タマムシのデパートと同じぐらいじゃねぇか?」

ナツメ「でも地下にもあるからタマムシより大きいんじゃない?」

レッド「まぁいいや、とにかく入ろう」


レッド「やっぱ人もいっぱいいるな~」

レッド「ナツメはぐれないように、しっかり手握って」

ナツメ「うん」ギュッ


144: 2014/11/08(土) 22:54:30.80 ID:npX2BhzP0
レッド「マサキのやろ~こんなに人いるなら先言えよな」

ナツメ「でも、人がこんなにいるってことはいろいろあるってことじゃない?」

レッド「そうだな、じゃあどこから行こうか?」

ナツメ「一番上から行きましょ、それから下に降りていくの」

レッド「エレベーター使うか」

レッド「ん?屋上がある、じゃあ屋上から行くか」

145: 2014/11/08(土) 23:12:15.31 ID:npX2BhzP0
レッド「ここはあんま人いないな」

ナツメ「夜に来たら、夜景がきれいなんでしょうね」

レッド「来るのが早かったな」

ナツメ「下に行きましょ」

レッド「ここは休憩所みたいなもんか」

ナツメ「自販機があるわ、何か買いましょ」

ゴールド「当たれ!当たれ!…ってあーまたはずれかよ」

レッド「あれ?ゴールドじゃん」

146: 2014/11/08(土) 23:27:48.06 ID:npX2BhzP0
ゴールド「え?あっレッドさん、カントーにいるんじゃなかったんすか?」

ゴールド「それにナツメさん…と手をつないでると…」

ゴールド「こ…これはどういうことで…?」

レッド「まあ、付き合ってる」

ゴールド「……」プルプル

レッド「どうした?」

ゴールド「お…俺は彼女なんか…できたことないのに…」ボソッ

レッド「え?」

ゴールド「今日こそあんたを倒してやる!女に現を抜かしてるやつに負けねぇ!」

レッド「悪いな、今日はだめだ」

ゴールド「また逃げるんすか?」

147: 2014/11/08(土) 23:34:54.73 ID:npX2BhzP0
レッド「俺がいつ逃げたんだよ」

ゴールド「だっておれにもう山下りるって言ったじゃないすか、あれは逃げでしょ」

レッド「よーし、わかった!バトルしてやるよ」

レッド「スペースのあるとこに移動するぞ」

ゴールド「そうこないと」

ナツメ「ちょっどレッド」

レッド「あ、また悪いなナツメ」

ナツメ「も~、そればっかり」

レッド「すぐ終わらせるから」

ナツメ「レッド…」

レッド「ナツメ…」チュッ

ナツメ「がんばってね//」

ゴールド「!?」

148: 2014/11/08(土) 23:46:37.32 ID:npX2BhzP0
35番どうろ

レッド「時間ないしルールは1対1な」

ゴールド「いいっすよ」イライラ

レッド「どうした?怒ってんのか」

ゴールド「いや、なんでもないすよ」イライラ

ナツメ「レッドがんばってね」

レッド「ナツメがいれば大丈夫だよ」

ゴールド「それだー‼‼‼」

レッド「なんなんだよ」

ゴールド「彼女ができたことのないやつの前でイチャつくってどういうことだー!」

ゴールド「おかしいだろ!なんでまだ戦ってないのに負けかけてんだ!」

レッド「なんなんだよお前は」

149: 2014/11/08(土) 23:59:19.40 ID:npX2BhzP0
レッド「こっちは時間がないんだ、さっさとやるぞ、いけ!ピカチュウ」

ピカチュウ「ニクタイヲシハイスルノハタマシイ」

ゴールド(俺が勝てるとしたら、もうこれしかねぇ)

ゴールド「あれ~またピカチュウすか?レッドさんピカチュウしかいないのかな~?」

ゴールド「あっおれが地面技使うのいないから、ピカチュウすか?」

ゴールド「もしかして効果抜群狙われるのビビってんすか?」

レッド「なんだと?」ムカッ

ゴールド「俺バクフーン出すんですけど~抜群になるやつ出したらやっぱレッドさんでも俺に勝てないですよね~」

レッド「よし、わかった、草タイプの出してやるよ」

ナツメ「待ってレッド、それゴールドの作戦よ」

レッド「ナツメ…俺を心配してくれるのか?」

ナツメ「もちろんよレッド」チュッ

レッド「ありがと」チュッ

ゴールド(なぜイラつかせる予定のはずが俺がいらついてんだ…)イライラ

150: 2014/11/09(日) 00:14:51.36 ID:KJZ+4sAh0
レッド「ナツメ、俺はそれでもかまわないからな」

レッド「もどれピカチュウ、いけフシギバナ」

フシギバナ「ヘノツッパリハイランデスヨ」

ゴールド(でも、作戦通りいったからよしとするか)

ゴールド「いけ!バクフーン」

ゴールド「一気に決めるぜ!ブラストバーンだ」

バクフーン「滅びのバーストストリーム!」

レッド「フシギバナ、ハードプラントで迎え撃て!」

フシギバナ「ニクノカーテン」

ナツメ「レッド、炎に対して草で守るなんて…」

ゴールド「ナツメさんの言う通り!今回は俺の勝ちっすね!」

レッド「いやいや」

151: 2014/11/09(日) 00:26:39.39 ID:KJZ+4sAh0
ゴールド「なっ…ブラストバーンがハードプラントにかき消された!?」

ゴールド「そんなバカな」

ゴールド「でも、互いに反動で動けない、ならやっぱり俺に分がある」

ゴールド「バクフーン、火炎放射!」

バクフーン「黒炎弾」

レッド「ヘドロ爆弾だ!」

フシギバナ「フシギバナスター」

ゴールド「また、かき消し!いや、バクフーンがダメージを受けてる!」

ゴールド(くそっバクフーンの炎技をうってかき消されるなんて反則じゃねぇか、いったいどうすれば…)

レッド「迷ってんのか?じゃあこっちからいくぞ」

レッド「フシギバナ、ねむりごなだ」

フシギバナ「フェイス・フラッシュ」

バクフーン「ZZZ…」

ゴールド「ああ…バクフーン」

152: 2014/11/09(日) 00:32:02.24 ID:KJZ+4sAh0
レッド「よし、もう一回ヘドロ爆弾でとどめだ!」

フシギバナ「フシギバナスター」

ゴールド「俺の…負けです…」

ナツメ「レッド、すご~い」

レッド「ナツメがいてくれたからだよ」

ゴールド(くっそ~、俺の完全敗北じゃねぇか!)

レッド「はいっ」

ゴールド「手をかしてくれるんすか」

レッド「いや、賞金」

ゴールド「え?」

レッド「あとおまもりこばんで2倍な」

153: 2014/11/09(日) 00:37:02.71 ID:KJZ+4sAh0
ゴールド「え、今のってそういうバトルだったんすか?」

レッド「そりゃな、俺は職業トレーナーだし、バトルするからには勝ったら賞金をもらう」

ゴールド「そうっすか…」

レッド「お前だってそうだろ、いったい何人のトレーナーから金をとってきた」

ゴールド「はいはい、そうですね」

ゴールド(もうこの人とはたたかわない)

154: 2014/11/09(日) 12:01:52.05 ID:KJZ+4sAh0
コガネシティ

レッド「なんでこう、二人の時に邪魔が入るのかな」

ナツメ「楽しけりゃいいのよ」

レッド「俺はナツメといたらずっと楽しいよ」

ナツメ「そうね」

レッド「次どこ行く?」

ナツメ「マサキによると地下通路やラジオ塔があるわね」

レッド「ラジオ塔かカントーにもラジオ局があるし、地下行こうか」

155: 2014/11/09(日) 12:10:05.72 ID:KJZ+4sAh0
地下通路

理科系「おい、そこのカップル、僕とバトルだ」

かいじゅうマニア「何言ってやがる、こいつらは俺のカモだぜ」

レッド「こんなとこでもバトルすんのか」

ナツメ「いいじゃない、ダブルバトルしましょ」

レッド「ナツメとダブルバトルは初めてだな」

理科系「足ひっぱるなよ」

かいじゅうマニア「お前がだろ」



理科系「強い…」

かいじゅうマニア「カモられた」

156: 2014/11/09(日) 12:20:32.98 ID:KJZ+4sAh0
写真屋「そこのお熱いカップルさん、強いね~」

レッド「いやぁ~、俺たちカントーでもけっこう強い方なんで」

写真屋「カントーから来たのかい、じゃあジョウトで記念写真でもどうだい?」

レッド「写真か…」

ナツメ「いいじゃない、せっかくだし撮りましょ」

写真屋「ここは変装とかして撮ることができるから、好きなのに着替えるといいよ」

レッド「おっロケット団の衣装なんてあるぞ」

ナツメ「もっとマシなのないの?」

レッド「ウエディングドレス」

ナツメ「気が早いわよ…//」

157: 2014/11/09(日) 12:37:45.86 ID:KJZ+4sAh0
写真屋「二人ともポケモンレンジャーでそろえたのかい、似合ってるよ」

レッド「ナツメも一緒の選んだのか、可愛いな」

ナツメ「レッドこそ、かっこいい」

写真屋「ポケモンたちとも撮れるけどどうする?」

レッド「よしっじゃあみんな出てこい!」

写真屋「でかいな…」

写真屋「じゃあとるよ~、もっと中央によって~」

レッド「ほら、ナツメもっとこっち来て」ギュッ

ナツメ「あっ…」

写真屋「まあ、近すぎる気もするけど、はい笑って~」カシャ

158: 2014/11/09(日) 13:15:40.30 ID:KJZ+4sAh0
写真屋「いい写真が撮れたよ、はい」

レッド「じゃあ、みんなもどってくれ」

ナツメ「あなたたちも」

レッド「あと、もう一枚頼んでいいですか?」

写真屋「はいはい、いいよ」

レッド「ナツメ、次はこう」ギュッ

ナツメ「あっ…レッド//」

レッド「ナツメも手まわして」

ナツメ「で、でもさすがに人前じゃ…//」

レッド「人前って写真屋さんだけだよ」

写真屋「おっ抱き合って撮るのかい?」

ナツメ「…うん」カァァ

159: 2014/11/09(日) 13:22:04.75 ID:KJZ+4sAh0
ナツメ「……//」ギュッ

レッド(ナツメの胸が…//)

ナツメ「レッド」

レッド「あ、ああ」

写真屋「若いね~、二人とも顔赤いよ」

写真屋「じゃあ撮るよ~笑って~」カシャ

レッド「ありがとうございました」

写真屋「またジョウトに来たら寄ってくれよ、3人だろうが4人だろうが待ってるから」

ナツメ「え?」

写真屋「いや、君たちが子どもと一緒に来るのを待っているよ」

160: 2014/11/09(日) 13:26:53.74 ID:KJZ+4sAh0
レッド「……」カァァ

ナツメ「……」カァァ

レッド「また…そのうちジョウトに行こうか」

ナツメ「まだ一日目よ」

レッド「そうだった」

162: 2014/11/09(日) 21:39:33.79 ID:KJZ+4sAh0
レッド「おお、美容院まであるぞ」

ナツメ「そうね、レッド帰ってきてから髪切ってないしボサボサだから切ってもらえば?」

レッド「ナツメはいいの?」

ナツメ「え、私?」

美容師「あの~、すいませんけど、ここポケモンの美容室なんですね」

レッド・ナツメ「あ…」

レッド「せ…せっかくだから、俺のピカチュウやってもらおうかな」

ナツメ「わ、私のエーフィも」

163: 2014/11/09(日) 21:54:23.28 ID:KJZ+4sAh0
レッド「おお~ピカチュウかっこいいぞ」

ナツメ「エーフィもきれいよ」

レッド「そうだな、トレーナーも綺麗ならポケモンも綺麗だ」

ナツメ「あなたにも言えるわね」

レッド「いや~俺ってそんなにかっこいいかな~」

ナツメ「かっこいいわよ、私はあなたのすべてが好きなんだから」

レッド「本当に?」

ナツメ「ええ」

レッド「俺が短パン小僧みたいでも?」

ナツメ「もちろん」

レッド「理科系みたいでも?」

ナツメ「あなたなら関係ないわ」

レッド「海パンやろうでも?」

ナツメ「これが証拠じゃダメ?」チュッ

164: 2014/11/09(日) 23:50:20.12 ID:KJZ+4sAh0
ナツメ「どう?」

レッド「うれしい」

ナツメ「ふふっ」

レッド「あ、あそこなんかあるぞ//」

ナツメ「照れたレッドはかわいい」

レッド「漢方だってよ」

ナツメ「漢方は苦いから苦手よ」

レッド「じゃあここはパスだな」

漢方屋「えっ」

165: 2014/11/10(月) 00:10:50.70 ID:tDQ0Ucxb0
レッド「地下にけっこう長いこといたんだな、もう夕方だ」

ナツメ「やっぱり今日はコガネに泊まるの?」

レッド「そうなるな」

レッド「泊まるとこ探すか」

レッド「おっあそこなんてどうだ?」

ナツメ「どれ?」

レッド「ほら、あの奥の方にある、看板がかぶってるけどブホテルってあるやつ」

ナツメ「!?」

レッド「にしてもなんだ?ブホテルって、この辺ならコガネホテルぐらいの名前だと思ったけど」

ナツメ「ちょ、ちょっとレッド、別のところにしましょ」

レッド「せっかく見つけたのに?まあいいけど」


166: 2014/11/10(月) 00:16:55.42 ID:tDQ0Ucxb0
レッド「あるじゃんコガネホテル」

ナツメ「でもここ高そうよ」

レッド「いや、俺元チャンピオンだし、金ならあるよ」

ナツメ「じゃあここはレッドが出してくれるのね」

レッド「ああ」

167: 2014/11/10(月) 00:26:33.16 ID:tDQ0Ucxb0
ナツメ「見て、ベットふかふか、やっぱり高いだけはあるわね」

レッド「景色もいいな」

ナツメ「ここの2階にレストランもあるみたいだし、今からいきましょ」

レッド「そうだな、俺腹へってきたし」

ナツメ「ここもレッドのおごりね」

168: 2014/11/10(月) 00:33:14.43 ID:tDQ0Ucxb0
レッド「食った食った、腹いっぱいだ」

ナツメ「レッドったらたべすぎよ」

レッド「うお、ほんとだ、このベットふかふかだ、カビゴンの上といい勝負だ」

ナツメ「じゃあ今度私にもカビゴンの上で寝かせてよ」

レッド「今からやる?」

ナツメ「今それやったらホテルが危ないわ」

レッド「そうか、じゃあ帰ったら」

ナツメ「それよりレッド、お風呂入ったら?」

169: 2014/11/10(月) 00:36:45.99 ID:tDQ0Ucxb0
レッド「いや、先にナツメ入ってこいよ」

ナツメ「私は後でいいわよ」

レッド「ナツメが」

ナツメ「レッドが」

レッド「ナツメが」

ナツメ「レッドが」

レッド「よしっじゃあ一緒に入ろう」

171: 2014/11/10(月) 00:42:05.44 ID:tDQ0Ucxb0
ナツメ「えっ?」

レッド「さっきこの部屋の風呂みたけどかなりでかいから」

ナツメ「い、いやでかいっていっても、所詮ホテルのだし…」

レッド「大丈夫だよ、二人どころか四人ぐらい入れる広さだし」

ナツメ「ホテルなのにでかすぎでしょ」

レッド「それに、俺が骨折してた時言ったじゃん」

レッド「腕治ったら今度は俺がナツメの背中ながすって」

ナツメ「…うん、わかった」

172: 2014/11/10(月) 23:21:39.73 ID:tDQ0Ucxb0
ナツメ「じゃ、じゃあレッド先に入っててくれる?」

レッド「ああいいよ」


レッド「ナツメ~俺もう脱いだから入ってるな~」

ナツメ「じゃあ私もい、いい行くから」

ナツメ(レッドと一緒にお風呂なんてまだ心の準備が…)

レッド「お~いまだ?」

ナツメ「あ、もうちょっと」

173: 2014/11/10(月) 23:38:04.83 ID:tDQ0Ucxb0
風呂場

ナツメ「レッド、入るよ」

レッド「ああ、…おお」

レッド(ナツメめっちゃ肌きれい、足なんかさわったらスベスベなんだろうな…)

ナツメ「あ…あんまりジロジロみないでね…」カァァ

レッド「お、おう」カァァ

レッド(勢いで一緒にっていったけど、なんか緊張する…)

レッド「じゃあ頭洗うからこっち来て」

ナツメ「レッドが洗ってくれるの?背中だけじゃなくて」

レッド「ああ、全身洗ってやるよ」

レッド(って何言ってんだ俺は!タオル巻いてるとはいえ、ナツメの裸見て緊張してるうえに、俺のディグダがかなり凶暴なダグトリオになってるー!)

レッド「はっ…」

ナツメ「……」カァァ


174: 2014/11/10(月) 23:50:24.36 ID:tDQ0Ucxb0
レッド「ナ、ナツメちゃーん、顔赤いよ~…へへっ…」

ナツメ「…わ、私も緊張してるから…大丈夫…」

レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「ま、まあとりあえず頭洗ってあげるよ」

ナツメ「うん」

レッド「どう?かゆいところとかある?」ワシャワシャ

ナツメ「あ、うん、特に…」

レッド「じゃあ、シャンプー流すね」ジャー

レッド「顔洗って、頭拭いてるから」ゴシゴシ

レッド「つ、次は、体だな…」

175: 2014/11/11(火) 00:00:34.63 ID:Ch3zfSB+0
ナツメ「あっ…ま、前は自分でやるから、先にレッドの頭洗うわ」

レッド「洗ってくれるんだ」

ナツメ「や、やってもらったんだし、前もずっと洗ってたじゃない」

レッド「そういや、あのときは、正面ちゃんと洗えってもらってなかったな」ボソッ

ナツメ「もう…」ワシャワシャワシャ

レッド「あっ…目に…」

ナツメ「ふふっ変なこと考えてた罰ね」

ナツメ「じゃあ頭流すね」シャー

176: 2014/11/11(火) 00:09:28.54 ID:Ch3zfSB+0
レッド「お、俺も前は自分で洗うから…」

レッド「あ、こっち向いて洗ってるか、終わったら言ってくれ…背中流す」

ナツメ「ありがと…」

ゴシゴシゴシ シャー

ナツメ「お、終わったよ」

レッド「こ、こっちも」

レッド「あっ先に俺が洗うよ」

レッド「どう?これぐらいの強さでいいかな」ゴシゴシ

レッド(背中もきれいだな~…あっまた!くそっおさまれ俺のボーマンダ‼)

レッド「あ…」

ナツメ「し…自然にお、起こることなら、しし仕方ないわよ…」カァァ

177: 2014/11/11(火) 00:14:31.48 ID:Ch3zfSB+0
レッド「終わったよ」シャー

レッド(なんとかコモルーぐらいまでもどってくれた…)

レッド(あっ…いかん、また読まれる、無心だ、なにも考えるな!)

ナツメ「大丈夫よ、私だってずっとそんなことやってるわけじゃないし、全部偶然そのタイミングだったわけだから…」

レッド「え、じゃあその前の部分は…」

ナツメ「き、聞いてなかったわね…」カァァ

ナツメ「そ、そんなことより次は私の番ね」

178: 2014/11/11(火) 00:18:27.90 ID:Ch3zfSB+0
レッド「も、もう少し強くしてもらっていいかな?」

ナツメ「これぐらい?」ゴシゴシ

レッド「ああ、それぐらい、気持ちいい」

ナツメ「レッドが喜んでくれたならよかった」シャー

レッド「ナツメは俺が洗ってどうだった?」

ナツメ「う、うれしかったに決まってるじゃない…//」

レッド「よかった」

179: 2014/11/11(火) 00:23:52.41 ID:Ch3zfSB+0
レッド「浴槽もかなり広いし、ギュウギュウじゃなくてすみそうだ」

ナツメ「そ、そうね」

ナツメ(そ…そんなことになったらレッドとみ…密着…//)

レッド「ナツメ?」

ナツメ「え?あっなに?」

レッド「ボーっとしてないでナツメも入れよ」

ナツメ「うん」

ナツメ(こ、混浴…だ、誰も見てないから、だだ大丈夫よ…)

181: 2014/11/11(火) 00:37:59.20 ID:Ch3zfSB+0
レッド「温泉ほどでもないけど、風呂ってのはやっぱり気持ちいいもんだな」

レッド(無心だ!無心になるんだ!俺のキノガッサよスカイアッパーをやめるんだ!)

ナツメ「そ、そうね、風呂ってのは気持ちよくなくちゃ」

ナツメ(レッドが私と一緒に…だ、だめよ平常心を保って!)

レッド「明日はエンジュってとこ行くんだろ?どんなとこなんだ?」

レッド(落ち着けイワーク‼今暴れたってなんにもないんだぞ!)

ナツメ「それは行ってからのお楽しみね」

ナツメ(そう、ふつうの会話をしながら深呼吸、深呼吸)

レッド「それは期待できるな」

レッド(ハガネール!そっちの期待じゃない!)

ナツメ「でも、私はアサギシティが一番好きなんだけど、今はなんだかエンジュシティがよくてね」

ナツメ(そう、それは落ち着きを求めてるから)

182: 2014/11/11(火) 00:47:53.91 ID:Ch3zfSB+0
ナツメ(赤母『もう結婚が近いってことよね』)

ナツメ(写真屋『君たちが子どもと一緒に来るのを待っているよ』)

ナツメ(レッドと結婚して…レッドとの子どもを…)カァァ ボンッ ブクブク

レッド「ナツメ!?」

レッド「おい、ナツメしっかり」

レッド「顔が真っ赤っ赤だ、のぼせたのかな?」

レッド「とりあえずベットにでも横にさせて体拭かないと」

レッド「ってそういう意味じゃねーよ!沈まれレックウザ!」

183: 2014/11/11(火) 00:54:05.59 ID:Ch3zfSB+0
レッド「早く体拭かないと」ゴシゴシ

ムニュ

レッド「……柔らけぇ//」

レッド「こ、こんなことしてる場合じゃない!早くしないと…」

レッド「タ…タオルの下は…」ゴクッ そーっ

レッド「違うだろ!俺の望んだ形は互いの了承があって…」

レッド「そうだ、ドライヤーだ、何個か使えば」ゴーッ

レッド「このままじゃ風邪ひく、布団かぶせて…」

レッド「結局のぼせたときってどうしたらいいんだ?」


184: 2014/11/11(火) 00:59:35.67 ID:Ch3zfSB+0
レッド「やっぱ冷ましたほうがいいのかな」

レッド「ラプラス…ってそんなことは広さ的に…」

レッド「う、うちわだ、全力で扇いでやる」パタパタ

パタパタパタパタパタ

ナツメ「…ん」

レッド「おっ」

ナツメ「レッド…?」

レッド「おお、よかったきがついた」

ナツメ「あれ?さっきまでお風呂に入ってたはずじゃ…」

ナツメ「ってなんで私タオル1枚の状態なの…!」

187: 2014/11/12(水) 00:01:44.54 ID:0hEfJSp50
レッド「あ、別にタオルとったりしてないから」

レッド「いや、マジで!なんなら俺の心読んでもいいから」

ナツメ「信じるわよ」

レッド「ほんと?よかった~…ヘックショイ!」

ナツメ「ちょっとレッド体拭いてないの?だいぶ濡れてるじゃない」

レッド「あ、そういやそうだった…ナツメのことで頭いっぱいだった」

ナツメ「早く拭いた方がいいわね」

ナツメ「私が拭いてあげるから」

レッド「ナツメが拭いてくれるのか」

ナツメ「あ、あなたが拭いてくれたお返しよ」

188: 2014/11/12(水) 00:10:00.88 ID:0hEfJSp50
レッド「なんにしてもナツメが風邪ひかなくてよかった」

ナツメ「今は自分の心配してよ、ほら鼻水垂れてる」

レッド「あ、ほんとだ」

ナツメ「レッドが風邪ひいたら大変なんだから…」

レッド「心配してくれるのか」

ナツメ「そんなのずっと前からレッドのことを心配してた…」

レッド「……」

ナツメ「あ…//」

ナツメ「と、とりあえず今日は早めに寝ましょ、明日もあるんだし」

189: 2014/11/12(水) 00:16:16.76 ID:0hEfJSp50
ナツメ「電気消すね」

レッド「ああ」

ナツメ「レッド、寒くない?」

レッド「ん、寒いな…」

ナツメ「シロガネ山と比べてどう?」

レッド「あそこはかなり寒かったぞ」

レッド「でも、今も寒いな」

190: 2014/11/12(水) 00:22:28.86 ID:0hEfJSp50
ナツメ「……」

レッド「……」

ナツメ「…レッド…寝た?」

レッド「…まだ」

ナツメ「……」

ゴソゴソ

レッド「!?」

ナツメ「……」ギュッ

レッド「ナツメ?」

ナツメ「寒いんでしょ、だから温めてるの」

レッド「ありがと…」


191: 2014/11/12(水) 00:38:11.43 ID:0hEfJSp50
レッド(ナツメの胸が背中にあたってて、なんかあったかい…)

レッド(今まで一緒に寝るっていってもこんな完璧な密着はなかった…)

レッド(なら…ここは男として勝負をしかけるべき!)

レッド「ナツメ…」ピタッ

レッド「あれ?動けない」

ナツメ「それは、ちょっとまって」

レッド「残念」

ナツメ「レッドとなら…うれしいけど…」

ナツメ「そ…その、わ、私まだそ、そういうのしたこと…ないから…//」

レッド「なら俺も…」

ナツメ「でも、今は、その…」


192: 2014/11/12(水) 00:44:08.77 ID:0hEfJSp50
レッド「ナツメ、この金縛り解いてくれないか?」

レッド「絶対に襲ったりなんかしないから…」

ナツメ「うん」

レッド「じゃあ、かわりにこれならいいか?」ギュッ

ナツメ「あっ…//」

レッド「じゃあ、おやすみ…」チュ~

193: 2014/11/12(水) 00:49:45.94 ID:0hEfJSp50


ナツメ「ん…」

ナツメ(あれ?声が…って)バッ

ナツメ「あのまま寝ちゃったのか…」

ナツメ「どうりでちょっと呼吸が…」

ナツメ「もうちょっとしてたかったな…」

レッド「…ん」

レッド「もう朝か…」

ナツメ「おはようレッド」

レッド「おはよ」

194: 2014/11/12(水) 00:52:48.81 ID:0hEfJSp50
レッド「よしっ準備OK」

レッド「次はエンジュだな」

ナツメ「ええ」

レッド「エンジュってどこにあるんだ?」

ナツメ「もうすぐだから」

ナツメ「ほら、あれよ」

レッド「へ~ここがエンジュシティか」

195: 2014/11/12(水) 00:58:04.14 ID:0hEfJSp50
エンジュシティ

レッド「さっきのコガネと違ってだいぶ静かなとこだな」

ナツメ「落ち着きがあっていいとこね」

レッド「あっやっぱりここもジムがある」

レッド「関わっちゃダメだぞ、俺の経験上こんなところでジムリーダーとかにあうとめんどくさい」

レッド「だからジムにはノータッチだ」

ナツメ「それでコガネでもあんなにジムをさけてたのね」

レッド「俺はナツメと一緒にいるときに邪魔が入ってほしくないからな」


196: 2014/11/12(水) 01:03:52.96 ID:0hEfJSp50
レッド「ところで、あの塔なんだ?二つあるけど」

ナツメ「あれはカネの塔とスズの塔ね、カネの塔は焼けちゃってるけど」

レッド「あれやっぱ焼けてんのか、なんで焼けたままおいてんだ?」

ナツメ「さあ」

マツバ「僕が教えようか?」

レッド「誰?」

マツバ「ああ、僕はこのエンジュのジムリーダーのマツバっていうんだ」

レッド「なに?ジムリーダーだと」

マツバ「そうだよ」

197: 2014/11/12(水) 01:10:00.52 ID:0hEfJSp50
レッド「その話はまた今度聞こう」

マツバ「え?」

レッド「逃げるぞナツメ」

ナツメ「ちょ、ちょっとレッド」

マツバ「え?僕なんかした?」

レッド「はっきり言って、俺たちは二人きりのときにいつも邪魔が入る!」

レッド「しかもそいつがジムリーダーなんてキャラの割と濃いやつなるとこっちとしてもめんどくさい」

マツバ「え~」

レッド「悪いがここでお別れだ」

198: 2014/11/12(水) 01:14:25.54 ID:0hEfJSp50
マツバ「せっかくここの塔に眠る伝説のポケモンに会えるというのにかい?」

レッド「伝説のポケモン?」

マツバ「そう、エンテ」

レッド「いや、俺には頼もしい仲間たちがいるし、なによりナツメがいるから」

レッド「今伝説だろうが幻だろうがあんま興味ないから」

レッド「そういうことで、じゃ」

マツバ「…行っちゃった」

199: 2014/11/12(水) 23:34:06.40 ID:0hEfJSp50
レッド「あっここなんかよさそうだな」

ナツメ「踊場ね、入ってみましょ」

レッド「あっ、誰か踊ってる」

おじさん「おい、君たちここはまいこはんが稽古をしている場所なんだ」

おじさん「そんなベタベタくっつくとこじゃないし、声が大きいよ」

レッド(この人も声はでかいと思うけどな)

レッド「はあ、すいません」

マツバ「怒られちゃったね」

レッド「ああ」

マツバ「まったく、君たちどこ行っても一緒なんだね」

レッド「あたりまえじゃねぇか、俺はナツメが大好きなんだから」

ナツメ「ねぇレッド」

レッド「どうした?」

ナツメ「なんでこの人いるの?」

200: 2014/11/12(水) 23:38:32.98 ID:0hEfJSp50
レッド「……」

ナツメ「……」

マツバ「どうしたんだい?急に黙って」ニコニコ

レッド「なんでお前がいるんだー!」

おじさん「うるせぇー!」

レッド「あ、すいません」

レッド「じゃなくてお前なんでいんだよ」

マツバ「やだな、たまたまだよ、僕はこの舞妓はんの踊りが好きなんだよ」

レッド「ナツメ、こいつの言ってること本当?」

ナツメ「…おかしいわね、この人の考えてることがわからない」

201: 2014/11/12(水) 23:43:18.81 ID:0hEfJSp50
ナツメ「レッド、ごめん…」

レッド「いや、ナツメは悪くないよ」ナデナデ

おじさん「ベタベタすんじゃねー!」

レッド「あ、すいません」

レッド「おい、たしかマツバだっけ?」

マツバ「なぁに?」

レッド「とりあえず、俺たちの邪魔するなよ」

レッド「俺たちはただ観光がしたいだけだからな」

マツバ「僕は邪魔なんてしてないんだけどなぁ」


202: 2014/11/12(水) 23:48:03.75 ID:0hEfJSp50
レッド「よし、これだけあいつと離れたとこにいたら大丈夫だろ」

ナツメ「レッド、なんかあの人に強くあたりすぎじゃない?」

レッド「でも、今までみたいに邪魔されたくないし…」

ナツメ「でも私と一緒にいるってことはかわらないじゃない」

レッド「そうだな」

おじさん「だからベタベタすんじゃねー!」

レッド(今はくっついてもなかったし、小声で話してただろ)

203: 2014/11/12(水) 23:52:30.29 ID:0hEfJSp50
レッド「おお、すごいな、こんなのカントーじゃ見れない」

ナツメ「そうね」

レッド「舞妓はんってみんなきれいな人たちだな」

ナツメ「……」ムスッ

レッド「あ、いやそういうことじゃないよ」

ナツメ「どういうことよ」

レッド「舞妓はんはたしかに綺麗な人たちだけど、俺が好きなのはナツメだけだから」

おじさん「だからお前ら」

マツバ「そこのおじさん、さっきからうるさいです」

204: 2014/11/13(木) 00:01:20.64 ID:l+q0X0Yb0
レッド「ジョウトにもこんないいとこがあるんだな」

ナツメ「そうね」

マツバ「いや~それはここのジムリーダーとしてもうれしいね」

レッド「だから、お前さっきからなんなんだよ」

ナツメ「ごめんなさいね、レッド二人でいるときに邪魔されたと思って怒ってるの」

マツバ「ああ、大丈夫ですよ、ナツメさん」

ナツメ「え、なんで私のこと」

マツバ「当然ですよ、カントーのジムリーダーは有名ですから」

205: 2014/11/13(木) 00:06:24.55 ID:l+q0X0Yb0
マツバ「そして、彼氏さんの方はレッドという名前にあふれだす強いトレーナーの気配」

マツバ「少し前から失踪していたという元チャンピオンですよね?」

レッド「こいつ…」

マツバ「ぜひ僕とバトル…」

レッド「はしねぇぞ」

マツバ「それは残念」

マツバ「僕に勝てば、スズの塔の案内をしてさしあげようと思ってたんですが」

レッド「もうジムに戻れよ」

206: 2014/11/13(木) 00:15:59.05 ID:l+q0X0Yb0
レッド「はぁ~」

ナツメ「どうしたの?」

レッド「もう夕方だよ」

ナツメ「そうね」

レッド「なんでこう二人のときって邪魔がはいるのかな…」

レッド「もう帰らないといけないじゃないか」

ナツメ「またすぐにホウエンに旅行に行けるじゃない」

レッド「でもこの流れ的に…」

ナツメ「先のこと考えても仕方ないわ」

レッド「未来予知できるやつがそれ言うか」

ナツメ「なんにせよ、私はこのジョウトは楽しかったわ」

207: 2014/11/13(木) 00:22:53.42 ID:l+q0X0Yb0
ナツメ「そろそろ帰りましょ、カントーに」

レッド「仕方ない…」

レッド「今からこのジョウトででかい思い出作るか」

ナツメ「え?」

レッド「……」チュ~

ナツメ「ん!んん~//」

ナツメ「あはぁ、きゅ、急に舌いれてくるなんて//」

レッド「へへっ俺は気持ちよかった」

ナツメ「……///」

レッド「よし、帰ろうか」

ナツメ「うん」

208: 2014/11/13(木) 00:29:23.01 ID:l+q0X0Yb0
ヤマブキシティ

レッド「よしっここからはリザードンでマサラタウンまで」

ナツメ「レッド」

レッド「ん?」

ナツメ「その…旅行から帰ったら…あの…//」

レッド「あ、そうだった、ごめんごめん」

レッド「ナツメの家どこにあるの?」

209: 2014/11/13(木) 00:35:01.37 ID:l+q0X0Yb0
ナツメの家

レッド「ここがナツメの家か、おじゃまします」

ナツメ「レッド、今日からここはあなたの帰るとこでもあるんだから…その、ただいまでいいのよ」

レッド「そうか…ただいま」ニコッ

ナツメ「おかえり」

ナツメ「ちょっと着替えるから、適当にくつろいでて」

レッド「ああ」

210: 2014/11/13(木) 00:41:33.88 ID:l+q0X0Yb0
レッド「もう部屋からいい匂いがするな~」

レッド「このクッションからナツメの匂いが」クンクン

レッド「って俺変態みたいじゃんか」

レッド「……」ソワソワ

レッド「なんか急に俺の帰るとこって言われても…」

レッド「でも、またナツメと同じ所で二人きりか」

レッド「興奮する…じゃなかったうれしいな」

211: 2014/11/13(木) 00:47:18.16 ID:l+q0X0Yb0
ナツメ「前から言ってたこととはいえ…」

ナツメ「これって所謂同棲ってやつよね…」

ナツメ「じゃあもしレッドとあんなことやこんなことしても…」

ナツメ「あ、いや、私ったらなんてこと考えて//」

ナツメ「レッド待ってるだろうから、早くいかないと」

212: 2014/11/13(木) 00:52:28.83 ID:l+q0X0Yb0
ナツメ「おまたせ」

ナツメ「なんで正座してんの?」

レッド「あ、これは…なんとなく」

ナツメ「気を使わなくていいんだって、自分の家よ」

ナツメ「あなただって私に自由にくつろいでくれって、あなたの家にいたとき言ってたじゃない」

レッド「いや、そのこれからも二人っきりで住むってこと考えると」

レッド「そんなこと今までなかったから…」

ナツメ「それなら私も初めてよ」

213: 2014/11/13(木) 00:59:00.31 ID:l+q0X0Yb0
レッド「じゃあほんとに遠慮しなくていいの?」

ナツメ「当たり前じゃない」

レッド「じゃあナツメの手料理が食べたいな」

ナツメ「ふふっ、いいわよ」

ナツメ「といっても今日はすぐ作れるものになっちゃうけど」

レッド「ナツメが作ったものはなんでもおいしいに決まってるだろ」

ナツメ「ありがと」

214: 2014/11/13(木) 16:48:14.93 ID:l+q0X0Yb0
一週間後・マサラタウン

グリーン「許せない」

グリーン「レッドのやつ俺に会うたびに当たり前のように目の前でイチャつきやがって」

グリーン「なぜだ…俺とあいつはポケモンは強いが彼女がいないということで有名だったはずだ」

グリーン「こうなったらレッドに…」

グリーン「倍返しだ」

グリーン「俺があいつの目の前であいつら以上にイチャついてるところを見せつけてやる」

215: 2014/11/13(木) 16:55:02.00 ID:l+q0X0Yb0
グリーン「こんなこともあろうかとこの前のジムリーダーの会議でみんなから番号を聞いておいてよかった」

プルルルルル

グリーン「お、まさかむこうからお誘いか?誰だ?アンズちゃんかな、カスミか?それともエリカかな」

マチス から着信があります プルルルル

グリーン「……」プチ

グリーン「よし、まずはアンズちゃんから誘ってみよう」


マチス「WHY?拒否されたネ」

216: 2014/11/13(木) 17:03:53.84 ID:l+q0X0Yb0
グリーン「アンズちゃん出てくれるかな?」プルルルル

ガチャ

グリーン「あ、もしもし、アンズちゃん、グリーンだけど」

キョウ「む、グリーンか、なぜこの番号を知っておるのだ?」

グリーン「!?」

グリーン「え、あれ?アンズちゃんじゃない?」

キョウ「また娘か、あいつはかなりの機械音痴でなぜかよくこの番号を教えてしまうらしい」

グリーン「へ、へぇ~そうなんだ」

グリーン「じゃあアンズちゃんの番号教えてくれないかな?」

キョウ「きさま!娘になにをするきだ!」

キョウ「お前のようなちゃらんぽらんなやつには教えんぞ!」

グリーン「……」プチ

キョウ「だいたいおぬしはだな…ってあれ?」

217: 2014/11/13(木) 17:06:40.28 ID:l+q0X0Yb0
グリーン「アンズちゃんにはまた今度教えてもらおう」

プルルルル

グリーン「今度はだれだ?」

マチス から着信があります プルルルル

グリーン「……」プチ

グリーン「じゃあ次はカスミだ」


マチス「またきられたネ」

218: 2014/11/13(木) 17:11:51.16 ID:l+q0X0Yb0
プルルルル ガチャ

グリーン「あ、もしもし、カスミ?」

カスミ「グリーンじゃないどうしたの?」

グリーン「ああ、今時間あるか?」

カスミ「あ~もうちょっとしたら彼氏とデートだから、ちょっと無理ね」

グリーン「……」

カスミ「グリーン?」

グリーン「あ、そ、そうか、急にかけて悪かったな、じゃ」ガチャ

グリーン「気を取り直して次だ」

プルルルル マチス から着信があります  プチ


マチス「……」

219: 2014/11/13(木) 17:19:19.05 ID:l+q0X0Yb0
グリーン「エリカか、この時間って寝てるかな?」プルルルル ガチャ

グリーン「あ、もしもしエリカ?今から時間ある?」

エリカ「グリーンさんですか、ええ今日はちょうど暇なので」

グリーン(やった!)

グリーン「じゃあ一時間後にそっち行ってもいいかな?」

エリカ「ええ、いいですよ、お待ちしてます」ガチャ

グリーン「よし、まずは女の子を誘うことに成功…見てろよレッド」

221: 2014/11/13(木) 23:40:52.89 ID:l+q0X0Yb0
翌日

レッド「ったくグリーンのやつ急になんなんだ?トキワに来いって」

レッド「やっとジムリーダーとしての自覚ができたのか?」ガンッ

レッド「いって、ジム開いてねえぞ」

グリーン「よく来たなレッド!」

エリカ「あらレッドさん、こんにちは」

レッド「おい、急に呼び出してなんかあんのか?」

レッド「それにエリカも…いっ…しょに…」

レッド「……」

レッド「おまえら、どうしたんだ?」

222: 2014/11/13(木) 23:45:03.53 ID:l+q0X0Yb0
グリーン「ははっおどろいたか!」

レッド「驚いたなんてもんじゃない」

レッド「俺の知らないところで何があったんだ」

グリーン「ふっまあ、驚くのも無理はないな」

エリカ「何があったかと聞かれてもこのとおりですわ」

レッド「俺は変な夢を見ているのか?」

223: 2014/11/13(木) 23:49:36.55 ID:l+q0X0Yb0
グリーン(ふふっレッドのやつめ、俺たちのイチャつきぶりに戸惑ってやがるな)

レッド(とりあえず、これが夢だろうと現実だろうと変なものを見ていることに変わりはない…)

エリカ「どうなされたんですかレッドさん?さっきから何かブツブツと」

レッド「とりあえずどうしてこうなったか教えてくれ」

グリーン「なぜ俺たちがこうなってるかってか?」

レッド「ああ、なぜお前が四つん這いになってその上にエリカが座ってるかを教えてくれ」

225: 2014/11/13(木) 23:56:48.74 ID:l+q0X0Yb0
グリーン「これはいつもお前とナツメが、堂々と俺の目の前でイチャつきやがえるから、それをお前にも味あわせてやろうと思ったんだよ!」

エリカ「それでグリーンさんが私に連絡をしてきてこうなったんです」

レッド「今お前たちが俺を呼んだ理由はわかったけど」

レッド「俺が聞きたいのはどうしてその状態になっているのかということ」

グリーン「よくぞ聞いたな!簡単に言うと俺たちは付き合っているのだー!」

レッド「え?」

エリカ「初耳ですわ」

グリーン「え?」

226: 2014/11/14(金) 00:02:35.03 ID:T7Y7pv440
エリカ「冗談ですわ」

グリーン「よかった」

レッド「まじで?」

グリーン「そういうことだ!俺はカントーで一番の美女を手に入れたのだ‼」

レッド「何言ってんだ、エリカには悪いけど一番はナツメだぞ」

レッド「それにどっちかっていうと、お前が手に入れられてんじゃねぇか」

エリカ「そうですね、グリーンさんは私のものです」

レッド「じゃあ、今度こそなんでその状態なのか教えろよ」

227: 2014/11/14(金) 00:13:57.59 ID:T7Y7pv440
グリーン「それか」

レッド「それしかねえだろ」

グリーン「あ~それなんだが~」

グリーン「俺もなぜこうなったかよくわからない」

レッド「どういうことだよ」

グリーン「なあエリカ、説明してくれないか?」

エリカ「……」ニコニコ

レッド「エリカ?」

エリカ「とりあえず、グリーンさんが覚えてることを話してみてください」

228: 2014/11/14(金) 00:19:43.54 ID:T7Y7pv440
グリーン「ああ、そうだな…」

グリーン「俺がエリカの家に行って、エリカがお茶を出してくれたんだ」

グリーン「それでそのお茶を飲みながらエリカと作戦の話をしてたんだ」

グリーン「そしたら急に眠くなってきて…」

エリカ「それはねむりごなですわ」

レッド「……」

グリーン「そう、それで一瞬気がついたんだ」

レッド「そん時何があったんだよ」

グリーン「俺が全裸になって両手両足をベットに縛り付けられていた…」

レッド「……」

エリカ「……」ニコニコ


229: 2014/11/14(金) 00:23:14.96 ID:T7Y7pv440
グリーン「そこから、この状態でタマムシからここに来るまでの記憶がない」

レッド「お前その状態でここまで来たの?」

グリーン「ああ、だがなぜか快感すらある」

レッド「なんでだよ!」

レッド「エリカ、グリーンに何したんだよ」

エリカ「違いますわ、私がしたんじゃなくて、グリーンさんがしたんですわ」

レッド「何があったんだよ」

グリーン「そうだよ」

230: 2014/11/14(金) 00:26:16.73 ID:T7Y7pv440
エリカ「私はちょっとグリーンさんに罰を与えてるだけですわ」

グリーン「罰?」

エリカ「まあ、グリーンさんはそのうち思い出していくと思います」

レッド「おい、教えてくれよ」

エリカ「あんなにされてしまったら、さすがに妊娠してしまいますから、責任をとってもらおうと思いましてね」

レッド「!?」

グリーン「あ」

231: 2014/11/14(金) 00:32:12.41 ID:T7Y7pv440
エリカ「そのあともいろんなことをしたり、されたり、攻めたり、攻めたり、攻めたりしましたわ」

レッド「……」

グリーン「あ~なんかモヤモヤと思い出してきたような」

エリカ「だから私にはグリーンさんのいろんなことがわかるようになりましたわ」

レッド「お前ら何があったんだよ…」

エリカ「たとえば、グリーンさんにこうすれば」バシッ

グリーン「あひん//」

エリカ「グリーンさんは喜んで、私も喜びますわ」

レッド「え?」

232: 2014/11/14(金) 00:38:43.45 ID:T7Y7pv440
エリカ「こんなことを何時間もしてるうちにグリーンさんは私のものにないりましたわ」

レッド「え、ちょっと、グリーンに何してくれてんだよ!エリカ」

グリーン「ああ!そうだった!」

レッド「どうした」

グリーン「ふふ、レッド、すべて思い出したよ」

グリーン「俺は最初にポケモンをもらったときからお前に負けていた…」

グリーン「だがいろいろなジムに行き、チャンピオンになったのは俺の方が早かった」

グリーン「でもそこでも俺はお前に負けた」

グリーン「だが!ついに俺はエリカという女により男になったのだ!」

レッド「おい、何言ってんだ」

グリーン「ふふ、ついに勝ったぞレッド、男としてな」

233: 2014/11/14(金) 00:44:41.09 ID:T7Y7pv440
グリーン「レッド、お前はまだのはずだ!」

グリーン「そうだよな、お前もナツメもかなりのシャイだ」

レッド「話が変な方向になってきた」

グリーン「お前にはまだまだ卒業などはできまい!」

グリーン「勝った!俺はレッドについに勝ったんだ」

レッド「……」

レッド「お前が何言おうが勝手だけど、その状態は誰が見てもお前の負けだぞ」

グリーン「何を言ってるんだレッド!負け惜しみか?」

グリーン「この四つん這いこそが俺の勝利のポーズだ!」

レッド「駄目だこいつ…早くなんとかしないと…」

234: 2014/11/14(金) 00:59:06.47 ID:T7Y7pv440
レッド「おい、エリカからもなんか言ってくれよ」

エリカ「そう言われましても、グリーンさんはこんなことをされるのが大好きみたいなので」バシッ

グリーン「おお//」

エリカ「私としてもこの方の望むことをしてあげたいんですわ」

レッド「……」

レッド「そうか…」

レッド「もう用はすんだな、俺は帰る」

235: 2014/11/14(金) 01:02:10.60 ID:T7Y7pv440
ヤマブキシティ

レッド「…ただいま」

ナツメ「レッドおかえりー」

レッド「……」

ナツメ「レッドどうしたの?悲しい顔して」

レッド「ナツメ、今は俺の心を読まないでほしい」

ナツメ「どうしたのよ」

レッド「大切な友達を失った気がする…」

ナツメ「?」

236: 2014/11/14(金) 17:10:45.81 ID:T7Y7pv440
レッド「いや、なんでもない…」

ナツメ「そう」

レッド「あ、しばらくの間タマムシとトキワには近寄らないほうがいい」

ナツメ「え?」

レッド「危険すぎる」

ナツメ「この数時間で何があったのよ」

レッド「そんなことより、ホウエンにいつ行く?」

ナツメ「話そらさないでよ」

レッド「いや、もういいんだ、忘れてくれ」

237: 2014/11/14(金) 17:14:40.71 ID:T7Y7pv440
ナツメ「そこまで言うなら別にもういいけど」

レッド「そういや代理たてるって言ってたけど誰かいんの?」

ナツメ「ええ、強くてたぶんOKしてくれる人がいるから」

レッド「そう、じゃあいつから行く?」

ナツメ「とりあえず、その人呼んでから決めましょ」

レッド「今から」

ナツメ「明日電話してみる」

238: 2014/11/14(金) 17:22:49.38 ID:T7Y7pv440
翌日

プルルルル ガチャ

ナツメ「もしもし、ナツメだけど?」

コトネ「あ、ナツメさん!ナツメさんがかけてくれるなんてうれしいです」

ナツメ「そう、その、今から私のジムに来れる?」

コトネ「ナツメさんが呼ぶのなら、どこにいてもいつでも行きますよ!」

ナツメ「ありがと、じゃあ待ってるわ」ガチャ

239: 2014/11/14(金) 17:26:33.57 ID:T7Y7pv440
コトネ「ナツメさん、来ましたよ~」

ナツメ「早かったわね」

コトネ「そりゃもう、ナツメさんが呼んでくれたんですから~」

コトネ「で、何か用ですか?」

ナツメ「ええ、少しの間ジムリーダーの代理をしてもらいたくてね」

コトネ「代理ってどこかに行くんですか?」

ナツメ「まあ、ホウエンにね」

コトネ「え~、じゃあ私もつれてってくださいよ」

ナツメ「え?」

240: 2014/11/14(金) 17:32:40.17 ID:T7Y7pv440
コトネ「だってナツメさんはきれいだし、かっこいいし、素敵だし  ~  いい匂いもするし、そんな男に対して挑発的なかっこしてるし」

ナツメ「……」

コトネ「そんなナツメさんがナンパされたり、襲われたりしたら大変です!」

コトネ「私がナツメさんのボディーガードになります!」

ナツメ「あ、大丈夫よ」

コトネ「その油断がいけないんです」

ナツメ「油断って…それにボディーガードなら最強のがついてるから」

コトネ「ナツメさんのポケモンたちですか!ダメです!襲われた時にボールをとられたらアウトですよ!」

241: 2014/11/14(金) 17:40:04.50 ID:T7Y7pv440
ナツメ「ちょっと落ち着いてよ」

コトネ「あ、すいません」

ナツメ「安心して、ちゃんと人だから」

コトネ「ジムのみなさんですか?じゃあいない間私一人でジムを守るんですか?」

ナツメ「違うわよ、ジムトレーナーはいつも通りいるから」

コトネ「じゃあ誰と」

ナツメ「レッドって人なんだけど」

コトネ「レッド…と」メモメモ

ナツメ「何書いてんの?」

コトネ「帰ってきたときにナツメさんに何かあったら、こらしめるためです」

ナツメ「……」

コトネ「で、他に誰がいるんですか?」

ナツメ「え、いないけど」

242: 2014/11/14(金) 17:44:08.82 ID:T7Y7pv440
コトネ「い、一応聞きますけどそのレッドって人の性別は」

ナツメ「男」

コトネ「その人とナツメさんの関係は」

ナツメ「あ、そんなことよりこれがジムリーダーの代理の人に書いてもらう資料なんだけど」

コトネ「ごまかさないでください」

ナツメ「言わなきゃだめ?」

コトネ「駄目です、言ってください」

ナツメ「その…私の彼氏になるかな//」

コトネ「……!?」

243: 2014/11/14(金) 17:51:27.01 ID:T7Y7pv440
コトネ(ナ、ナツメさんの顔が可愛い、あんな顔見たことがない)

コトネ「だ、ダメですよ!そんな訳のわからない男と一緒に行くなんて!」

ナツメ「訳の分からないことなんてないわよ」

コトネ「レッドって名前からしてなんか弱そうじゃないですか!そんな人にナツメさんは守れません!」

ナツメ「レッドの悪口は許さないわよ」

コトネ「ナツメさん騙されてますよ!ナツメさんを幸せにできるのは私だけです!」

ナツメ「その、私は百合じゃないわよ」

コトネ「関係ありません!」

ナツメ「……」

244: 2014/11/14(金) 17:55:51.40 ID:T7Y7pv440
コトネ「とにかく!私はそのレッドって人を認めません!」

コトネ「少なくとも私より強くなければいけません!」

ナツメ「悪いけど、あなたよりも強いわ」

コトネ「やってみないとわかりません!」

コトネ「今すぐそのレッドさんって人を呼んでください!」

ナツメ「じゃあそのあと、代理の書類書いてくれる?」

コトネ「そのあと決めます」

ナツメ「…まぁ、書いてくれるなら呼んでもいいけど」

245: 2014/11/14(金) 17:59:49.33 ID:T7Y7pv440
レッド「ナツメ呼んだ?」

ナツメ「この人がレッドよ」

コトネ「この人が…」

コトネ(む…けっこうかっこいい、でも!)

レッド「どうしたの?」

ナツメ「ああ、実は」

コトネ「私はあなたを認めませんよ!私とバトルです!」

レッド「え?」

ナツメ「ごめんレッド、言っても聞いてくれなくて、バトルしてあげてくんない?」

レッド「え~急すぎんだろ」

246: 2014/11/14(金) 18:05:58.39 ID:T7Y7pv440
コトネ「まさかビビってんですか、そんなんじゃナツメさんは守れません!」

レッド「何があったんだ?」

コトネ「ナツメさんは私が幸せにするんです!だからもし私からナツメさんを奪うというのなら、私に勝ってみてください!」

レッド「え…ナツメお前」

ナツメ「違うわよ、ちょっとコトネ、誤解を生むようなこと言わないでよ」

コトネ「いいえ、ナツメさんと旅行にいくのは私です」

レッド「ナツメって百合だったっけ?」

ナツメ「だから違うって、私が好きなのはレッドなんだから」

ナツメ「あ…」カァァ

247: 2014/11/14(金) 18:11:09.39 ID:T7Y7pv440
コトネ「!?」

コトネ「まさか…ここまで卑劣な男と思いませんでした…」

レッド「え?どうしたの?」

コトネ「ナツメさんをだますのではなく、洗脳しているとは…絶対に許さないですよ」

レッド「ちょっと、急に何言ってんだ、ナツメ説明してくれ!」

ナツメ「ごめん、そこはわからないわ」

レッド「え~」

レッド「ちょっと君?え~と」

コトネ「コトネです」

レッド「コトネちゃん?なんか勘違いしてない?」

248: 2014/11/14(金) 18:17:48.18 ID:T7Y7pv440
コトネ「してません」

コトネ「さぁ、私とバトルです!」

コトネ「あなたを倒してナツメさんを解放するために!」

ナツメ「ごめん、レッド、なんか変なことになってるけど」

レッド「まさか今回は行く前に何か起こるとは」

コトネ「ちょっと今回はってどういうことですか!」

レッド「バトルしないのかよ」

コトネ「今回はってまさかすでに何度か二人で旅行に…」

レッド「まあ」

コトネ「あなた、恥ずかしくないんですか!」

レッド「何が?」

コトネ「ナツメさんのような美しい女性を洗脳して!」

レッド「何がなんだかわからない」

249: 2014/11/14(金) 18:25:24.23 ID:T7Y7pv440
コトネ「許せません…!」

コトネ「さぁ私とバトルです!」

コトネ「って何回このセリフ言わせる気ですか!」

レッド「え~と、何回言ったっけ?」

コトネ「数えなくていいです」

ナツメ「まあ、悪いけどコトネもそれで気が済むみたいだし、やってあげてよ」

レッド「いや、やるのはかまわないけど、止めてるのこの子だからな」

コトネ「今度こそ本当にバトルです!」

251: 2014/11/14(金) 23:39:59.28 ID:T7Y7pv440
コトネ「ルールは3対3です」

レッド「いいよ~、よしいけピカチュウ」

ピカチュウ「ソノメニジダイヲミタカ」

コトネ「いけカラカラ」

カラカラ「ひゃっはー!」

レッド「地面かよ、じゃあピカチュウ電光石火」

ピカチュウ「テンショウヒャクレツケン」

コトネ「問題ない、カラカラ、ボーンラッシュ」

カラカラ「ひゃはははは」

252: 2014/11/14(金) 23:45:17.10 ID:T7Y7pv440
レッド「ピカチュウ、大丈夫そうだな」

コトネ「そんな5回当たったのに」

レッド「もう一回電光石火」

ピカチュウ「テンショウヒャクレツケン」

カラカラ「ひゃ…はー…」パタ

コトネ「ああカラカラが」

コトネ「こうなったら、エビワラー」

エビワラー「右ジャブで左アッパーや」

253: 2014/11/14(金) 23:55:52.07 ID:T7Y7pv440
レッド「ピカチュウ10万」

コトネ「マッハパンチ!」

エビワラー「右アッパーに見せかけて左ジャブと思わせての右ストレート」

ピカチュウ「デンショウシャノケンタシカニアジワッタ」

レッド「10万ボルトって言わせろや」

ピカチュウ「シュクメイノマクヲトジヨウ」

エビワラー「K.O.」

コトネ「エビワラーが一撃で…」

コトネ「これが最後…いけメガニウム」

254: 2014/11/15(土) 00:05:41.44 ID:4lXm3B/s0
レッド「それが最後か、電光石火だ」

ピカチュウ「ミエルハズダ アノシチョウセイガ」

メガニウム「私をなめるなよ」

コトネ「ハードプラント!」

メガニウム「な~に~やっちまったな」

ピカチュウ「ミゴトダケンシロウ」パタ

レッド「ピカチュウを倒すとはやるな」

レッド「いけ、カメックス」

カメックス「ショセンコノヨハジャクニクキョウショク」

コトネ「メガニウムに対してカメックス?」

255: 2014/11/15(土) 00:12:02.60 ID:4lXm3B/s0
レッド「メガニウムは反動で動けないから問題ない」

コトネ「うっ…」

レッド「カメックス、吹雪だ」

カメックス「イチノヒケン ホムラダマ」

メガニウム「男は黙って」パタ

コトネ「ああ、メガニウム」

レッド「俺の勝ちだな」

256: 2014/11/15(土) 00:17:28.58 ID:4lXm3B/s0
コトネ「そんな、私がしかもナツメさんがかかったこのバトルで…」

レッド「え、そんな重く受け止めるの?」

コトネ「うう…」シクシク

ナツメ「レッド泣かすことないんじゃない?」

レッド「え、俺が悪いの?」

ナツメ「冗談よ、コトネもそのウソ泣きやめなさい」

コトネ「ばれたか」

ナツメ「あなたもレッド相手によくやったわ」


257: 2014/11/15(土) 00:24:11.95 ID:4lXm3B/s0
コトネ「ナツメさん結局この人なんなんですか」

ナツメ「ああ、レッドはね元チャンピオンなのよ」

コトネ「え、元チャンピオンなんですか、どうりでこんな強いわけか」

コトネ「もしかしてナツメさん、レッドさんがチャンピオンだから」

ナツメ「ち、違うわよ」

コトネ「じゃあいつからですか?」

ナツメ「そ、それはその…//」

コトネ「じゃあ特に理由もなしに付き合ってるんですか?ならレッドさんは私がもらいますね~」

レッド「!?」

ナツメ「な、何言ってんのよ!」

258: 2014/11/15(土) 00:31:53.50 ID:4lXm3B/s0
ナツメ「さっきまで、さんざんレッドの悪口言ってたじゃない」

コトネ「あれは冗談ですよ~、私はレッドさんがチャンピオンだろうとなかろうとかっこいいからいいんですよ」

コトネ「レッドさんは私のことどうですか?」ギュッ

ナツメ「ちょっと何ひっついてんのよ、それにあんた百合じゃないの」

コトネ「私は両方いけるんですよ、レッドさん私のことどう思いますか?」

レッド「あ、それは、コトネちゃんは可愛いと思うけど…」

ナツメ「……」

レッド「俺はナツメが好きなんだよ」

コトネ「む~」

ナツメ「さすがレッド」ギュッ

259: 2014/11/15(土) 00:37:47.03 ID:4lXm3B/s0
コトネ「じゃ、じゃあ私は愛人でもいいんで」

ナツメ「コトネ、何言ってんの、レッドは私だけのものよ」

レッド「ちょっと両方から引っ張んなよ」

コトネ「え~じゃあ私ナツメさんの愛人でいいです」

ナツメ「なんでそうなんのよ」

コトネ「じゃないと私が報われないじゃないですか~」

ナツメ「そんなんだったらエリカのとこに行きなさいよ」

レッド「い、いやコトネちゃん、エリカのとこに行くのはやめたほうがいいぞ」

コトネ「やっぱり、私を愛人に」

レッド「そういうことじゃないんだな」

260: 2014/11/15(土) 00:42:31.12 ID:4lXm3B/s0
ナツメ「なんでエリカのとこはやめた方がいいの?」

レッド「いや、そ、それは…」

コトネ「まさかレッドさん、エリカさんを愛人に!?」

レッド「ち、違う!」

ナツメ「レッド、あなた!」

レッド「そんなわけないだろ」

コトネ「あやしいですね~」

ナツメ「こうなったらレッドの心を読むしかないわね」

レッド「そ、それはやめたほうがいい!」

261: 2014/11/15(土) 00:45:55.13 ID:4lXm3B/s0
ナツメ「……」

コトネ「レッドさんとエリカさんの間にいったい何が」

レッド「…ナツメ?」

ナツメ「…こ、これは…」

コトネ「何ですか!」

ナツメ「何でもないわ…」

レッド「だから言ったのに…」

ナツメ「うん…疑ってごめんねレッド…」

コトネ「何があったんですかー」

ナツメ「知らない方がいいわ…」

レッド「そう、知らない方が幸せってこともある」

262: 2014/11/15(土) 00:55:54.51 ID:4lXm3B/s0
コトネ「こうなったら直接見に行ってやる」

ナツメ「待ちなさい」

ナツメ「先にこの書類を書いてから」

コトネ「まぁ約束だったんで、仕方ないですね」カキカキ

ナツメ「ありがと、じゃあ前日に呼ぶから代理よろしくね」

コトネ「じゃあ帰ってきたらでいいんで、ご褒美ください」

ナツメ「いいわよ、ホウエンでお土産買ってきてあげるから」

コトネ「それじゃあ釣り合わないですよ」

ナツメ「じゃあ何がいいの?」

コトネ「私はナツメさんとレッドさんの二人の愛人ということで~3P…」


ビシッ

コトネ「いてっ、ナツメさんいきなりなにするんですか~」

ナツメ「冗談は言わない方がいいわよ」

コトネ「冗談じゃないです、本気です!」

263: 2014/11/15(土) 01:01:51.96 ID:4lXm3B/s0
レッド「さすがにそれは…」

コトネ「いいじゃないですかやりましょうよ3P」

ビシッ

コトネ「いたっ、ナツメさんどうしたんですか?」

ナツメ「だからダメって言ってるでしょ」

コトネ「何がダメなんですか~」

ナツメ「その…だから、えっと…3…って言わせないでよ!」カァァ

コトネ「ナツメさん、かっわいい~」

264: 2014/11/15(土) 01:06:37.65 ID:4lXm3B/s0
コトネ「じゃあ私エリカさんのとこ行ってきますね、また呼んでください」

レッド「いや、それはやめた方がいいって、ここにいなよ」

ナツメ「そ、そうよ、あなたの思ってる相手はしてあげられないけど、他のことだったら相手できるから」

コトネ「だって~二人だけわかってて、私に教えてくれないじゃないですか~」

レッド「いや、それは…」

ナツメ「あなたのこと思って言ってるのよ」

コトネ「大丈夫ですって、私もレッドさんほどじゃないけど強いですから、いってきま~す」

ナツメ「そ、そういう問題じゃないの!」

265: 2014/11/15(土) 11:29:52.89 ID:4lXm3B/s0
レッド「やばいよ、コトネちゃんがあんなものを見たら何が起こるか…」

ナツメ「あ、でももう着いちゃってるかも…」

レッド「それはまずいな」

レッド「でも、行くだけ行った方が」

コトネ「ただいまで~す」

ナツメ「帰ってきてくれたのね、よかった」

レッド「ほんと、どうなるかと思った」

コトネ「二人ともどうしたんですか?」

ナツメ「いや、なにも…それより早かったわね」

コトネ「なんかエリカさん出かけてるらしいんで帰ってきました」

266: 2014/11/15(土) 11:49:10.66 ID:4lXm3B/s0
3日後

ナツメ「じゃあこの子たち貸すから負けないようにね」

コトネ「あれ?フーディンとエーフィがいないですよ」

ナツメ「私が連れていくからね、それに最近のトレーナーなら一匹で十分よ」

コトネ「わかりました、がんばりま~す」

ナツメ「ああ、それからもし負けたりしたらおしおきね」

コトネ「え~、じゃあもし負けなかったらご褒美くださいね」

ナツメ「あれはダメよ」

コトネ「違いますよ、次旅行に行くとき私もつれてってくださいね」

ナツメ「それは…考えておくわ」

コトネ「じゃあ、がんばりま~す」

267: 2014/11/15(土) 12:02:44.04 ID:4lXm3B/s0
ナツメ「レッド、準備できた?」

レッド「ああ、でもこんなにあって何日行く気なんだ?」

ナツメ「気分しだいね、金ならあるんでしょ?」

レッド「そうだな、なくなればバトルしたらいいしな」

コトネ「ちょっと何日間かわかないってひどくないですか」

ナツメ「その分おみやげ買ってきてあげるから」

コトネ「約束は守ってくださいね」

レッド「約束?」

ナツメ「だからそれは考えておくって」

268: 2014/11/15(土) 12:17:50.13 ID:4lXm3B/s0
レッド「約束ってなんだよ」

コトネ「3人で旅行に行くってことです」

レッド「そういうことか」

ナツメ「ごめん、勝手に決めちゃって」

レッド「あ~、俺はい~いけど」

コトネ「やった~」

ナツメ「レッドが言うんだったら仕方ないけど、全勝したらの話よ」

コトネ「完封してやりますよ」

レッド「あ、それから絶対にタマムシに行かないことな」

コトネ「タマムシにいったい何が…」

269: 2014/11/15(土) 12:25:23.48 ID:4lXm3B/s0
クチバシティ

ナツメ「あれがホウエン行の船ね」

レッド「でかいな」

ナツメ「ホウエンには何があるかわかってるの?」

レッド「ああ、今回は完璧に調べた、すべての街をまわれる」

ナツメ「それはさすがに時間がかかりすぎるわ」

レッド「じゃあでっかい観光地だけ行こう」

ナツメ「レッドにまかして大丈夫かしら」

レッド「まあまかせろ」

270: 2014/11/15(土) 12:30:55.21 ID:4lXm3B/s0
ミナモシティ

レッド「だいぶ時間かかったな」

ナツメ「今回は時間無制限なんだし、問題ないわ」

ナツメ「で、ここには何があるの?」

レッド「ここにはいろいろあるぞ」

レッド「え~と、ポケモンコンテストってのがあるらしい」

ナツメ「それおもしろそうね、行きましょ」

271: 2014/11/15(土) 12:40:37.32 ID:4lXm3B/s0
レッド「今日はマスターランクってのをやってるらしい」

レッド「名前からして一番すごそうだ」

ナツメ「いくつかの部門があるけど、どれ見るの?」

レッド「ナツメはどれがいいんだ?」

ナツメ「レッドが決めていいよ」

レッド「ナツメだって見たいのあるんだろ」

ナツメ「レッドの好きなようにしていいんだから」

ユウキ「なんだあの二人、予定表の前で堂々とイチャついて」

ユウキ「迷ってんのかな?すいませーん」

レッド「なんだ?」

ユウキ「イチャついてるところ悪いんですけど、どれ見るか迷ってるんですか?」

ナツメ「イチャついてって」

272: 2014/11/15(土) 12:47:25.26 ID:4lXm3B/s0
ユウキ「あ、紹介が遅れました、俺ユウキっていって今日のマスターランクにでるんですよ」

ユウキ「迷ってるんだったらぜひ俺のを見てもらいたいなと思いまして」

レッド「じゃあ、せっかくだしそうするか」

ナツメ「そうね、あなたどの部門に出るの?」

ユウキ「全部です」

レッド「え?」

ユウキ「時間帯がそれぞれちがうんでね」

レッド「迷ってた時間返せよ」

273: 2014/11/15(土) 12:51:14.79 ID:4lXm3B/s0
ユウキ「まず、かっこよさ部門からです」

レッド「よし、行ってみよう」

ナツメ「そうね」

ナツメ「でも今回はユウキ君のこと邪魔とか言わないのね」

レッド「ああ、なんとなくな」

ナツメ「ふ~ん」

274: 2014/11/15(土) 21:48:24.86 ID:4lXm3B/s0
レッド「これがポケモンコンテストか」

ナツメ「結構おもしろいじゃない」

レッド「ああ、こういう競技もあるんだな」

レッド「マスターランクっていうだけあって人もかなり多いし」

おおーっ

レッド「おお、かっこいいじゃんユウキ」

ナツメ「終わったみたいね、結果はどうなのかしら」

レッド「ユウキじゃないのか?一番歓声が大きかったし」

審査員「結果発表 マスターランクかっこよさ部門優勝は」

審査員「ユウキとグラエナ!」

ユウキ「イエーイ!」




275: 2014/11/15(土) 21:52:50.76 ID:4lXm3B/s0
レッド「優勝すごいじゃん」

ナツメ「かっこよかったわよ」

ユウキ「いや~ありがとうございます、え~とあれ?」

レッド「あ、名前言ってなかったな、俺はレッド」

ナツメ「私はナツメ」

ユウキ「ありがとうございます、レッドさんナツメさん」

ユウキ「あと30分もすればうつくしさ部門が始まるんでよければ見ていってください」

レッド「せっかくだし、全部見ていくか」

277: 2014/11/15(土) 22:00:38.98 ID:4lXm3B/s0
数時間後

レッド「おい、大丈夫かユウキ」

ユウキ「大丈夫…です…」

ナツメ「ま、まあ誰だって失敗はあるわよ」

ユウキ「失敗っていっても今日の俺の場合一回や二回じゃなんですよ」

レッド「まあ、まさかかっこよさ以外の部門で転んだり、技の名前かんだりしちゃったからな~」

ナツメ「レッド」

レッド「あ」

ユウキ「いいんですよ…事実なんですから…」

ナツメ「あ、そ、それにあんな失敗をしても全部2位になれるなんてすごいわ」

ナツメ「マスターランクって一番レベルが高いんでしょ、それでもハンデつきで2位って他の人じゃできないことだと思うわ」

ユウキ「うう、ナツメさんはやさしいです」ギュッ

ナツメ「え、ちょ、ちょっと//」

レッド「……」ピクッ

278: 2014/11/15(土) 22:09:34.53 ID:4lXm3B/s0
レッド「おい、ユウキ…てめぇ…」

ハルカ「ユウキ!誰よその女!」

ユウキ「あ、ハルカ~」ギュッ

ナツメ「この子誰にでも抱きつくの?」

ハルカ「ユウキ…せっかく慰めてあげようと思ったのに…」

ハルカ「私以外の女に抱きつくってどういうことよ!」

ユウキ「いや、これには理由が…」

レッド「どんな理由でナツメに抱きついたか知りたいな」

ハルカ(イケメンだ!)

ハルカ「うちのユウキがご迷惑かけてすいません」

ナツメ「べ、別にいいのよ」

279: 2014/11/15(土) 22:18:10.08 ID:4lXm3B/s0
ミナモデパート屋上

ハルカ「ナツメさんってすごいきれいですよね」

ハルカ「だからナツメさんに抱きついたの?」

ユウキ「いや~ナツメさんがやさしかったからつい…」土下座

ナツメ「ハルカちゃんいいのよ、私気にしてないし」

レッド「いや、俺が許さねぇ」

レッド「とりあえず一発殴る!」

ナツメ「レッド、落ち着いてってば」

ユウキ「いや、ほんと反省してます」土下座

280: 2014/11/15(土) 22:26:14.42 ID:4lXm3B/s0
ナツメ「別になにかとられたってわけでもないんだし、そんな怒ることないわよ」

レッド「ナツメがそこまで言うなら…」

ユウキ「ナツメさんありがとうございます!」

がしっ

レッド「今また抱きつこうとしたよな」

ユウキ「や、やだなぁ、僕は立ち上がろうとしただけですよ」

レッド「ナツメ、こいつの心読んでみて」

ハルカ「ナツメさんそんなことできるんですか?」

ナツメ「ええ…」

ナツメ(やっぱり…)

ナツメ「た、立ち上がろうとしただけみたいね」

レッド「ほんと?」

281: 2014/11/15(土) 22:31:12.51 ID:4lXm3B/s0
ナツメ「私を信じれない?」

レッド「そういうことじゃ…」

ナツメ「これでいいわね」チュッ

ユウキ・ハルカ(人前で堂々と…)

レッド「ま、まあそうか…悪かったなユウキ」

ユウキ「い、いや、現に一回抱きついちゃったんで仕方ないですよ」

ユウキ(助かった…)

282: 2014/11/15(土) 22:38:31.14 ID:4lXm3B/s0
レッド「よし、じゃあ俺たちは次の観光地に行くか」

ユウキ「レッドさんたちやっぱ別の地方から来たんですか」

ナツメ「ええ、カントーからね」

ユウキ「お詫びにいいところ教えましょうか」

レッド「いや、今回はばっちり調べてきた」

ハルカ「次どこ行くんですか?」

レッド「え~と、あれ?」

ナツメ「どうしたの?」

レッド「オダマキ博士ってどこにいるんだ?」

283: 2014/11/15(土) 22:46:46.24 ID:4lXm3B/s0
ハルカ「私どこにいるかわかりますよ」

レッド「む、現地の人に聞くと面倒なことが起こるからな…」

ナツメ「そう何度も同じようなことがあるわけないじゃない」

レッド「そうか…じゃあ教えてくれ」

ハルカ「ちょっと待ってくださいね」

プルルルル ガチャ

ハルカ「もしもし、パパ、今どこにいる?うんわかった、ありがと」ガチャ

レッド「今パパって言わなかった?」

284: 2014/11/15(土) 22:58:49.15 ID:4lXm3B/s0
ハルカ「はい、言いましたけど」

ナツメ「聞いててよかったじゃない」

レッド「まあ、よかったな」

ハルカ「今パパは研究所にいるみたいですね」

レッド「研究所ってどこ」

ハルカ「私が送っていきますよ」

ナツメ「ありがとう、ハルカちゃん」

ハルカ「ほら、あんたもいつまで座ってんの」

ユウキ「え、ハルカがお前の席ないからずっと正座してろって」

285: 2014/11/15(土) 23:13:07.05 ID:4lXm3B/s0
研究所

ハルカ「パパいる~?」

オダマキ「こっちだハルカ、おっユウキ君もいるじゃないか」

ユウキ「こんちは」

オダマキ「君がはやくハルカと結婚してくれたら、私も楽しみが増えるんだがな」

ハルカ「な、何言ってんのよ//」

オダマキ「まさか、結婚の報告か!?」

ハルカ「だから」

ユウキ「それはまた今度」

レッド「なんだやっぱりお前ら」

オダマキ「ん?後ろの二人は?」



286: 2014/11/15(土) 23:21:25.15 ID:4lXm3B/s0
ハルカ「この人たちがパパに会いたいっていうから連れてきたの」

レッド「どうも」

オダマキ「私に何か用かい?」

レッド「ああ、オーキド博士に頼まれて…これを届けてくれって」

オダマキ「となると君がレッド君かい?」

レッド「まあ、はい」

オダマキ「いやー会えてうれしいよ、握手してくれ」

レッド「ははっ…」

287: 2014/11/15(土) 23:26:59.29 ID:4lXm3B/s0
ハルカ「パパ、レッドさんのこと知ってるの?」

オダマキ「そりゃポケモンに関わる人ならみんな知ってるだろ」

オダマキ「失踪したって聞いてたけど、どうしてたんだい?」

レッド「まあ、修行をね」

オダマキ「そうだ、レッド君オーキド博士の代わりに研究会に出てくれないかい?」

レッド「いや、それはちょっと…」

オダマキ「冗談だよ」

288: 2014/11/15(土) 23:35:39.06 ID:4lXm3B/s0
オダマキ「いや~あのレッド君がまさかホウエンに新婚旅行に来るとはね」

レッド「し、新婚ってまだ結婚もしてないんで」

オダマキ「でも、後ろの彼女と結婚するんだろ?」

レッド「まあ」

オダマキ「あれ?後ろの彼女ってもしかしてヤマブキのナツメさんかい?」

ナツメ「はい…」

レッド「ナツメのこと知ってるんですか?」

オダマキ「そりゃこの月刊女性トレーナーって雑誌に…おっと」

289: 2014/11/15(土) 23:42:17.46 ID:4lXm3B/s0
ハルカ「ちょっとパパ何よその雑誌」

オダマキ「気にするな、問題ない」

オダマキ「いや、ナツメさんは有名だからね」

ユウキ「二人ともすごいトレーナーだったんですね」

ハルカ「あ、この雑誌ナツメさんがかなりでかく取り上げられてる」

オダマキ「あっハルカ、勝手に読むんじゃない」

ハルカ「ナツメさんジムリーダーなんですか、どうりできれいでかっこいいわけだ」

ユウキ「じゃあそのナツメさんと結婚するレッドさんもジムリーダーかなんかですか?」

290: 2014/11/15(土) 23:55:03.17 ID:4lXm3B/s0
レッド「俺はジムリーダーじゃないよ」

ハルカ「じゃあニート?」

レッド「なんでそうなんだよ」

オダマキ「君たちレッド君のこと本当に知らないのか?」

ハルカ「うん」

オダマキ「彼はカントーチャンピオンだよ」

ハルカ「レッドさん、イケメンでチャンピオンなんてすごいです」

オダマキ「ユウキ君だってホウエンチャンピオンじゃないか」

ハルカ「ユウキは…ダイゴさんに勝ったときの泣き顔思い出すとイケメンとは言えない」

ユウキ「え~俺はハルカのことずっと可愛いと思ってるのいに~」

ハルカ「ちょっと足にしがみつかない、正座してなさい」

ユウキ「はい」


291: 2014/11/15(土) 23:58:25.97 ID:4lXm3B/s0
レッド「あの~俺たちもう用はすんだんで、これで…」

ユウキ「レッドさんたちもういっちゃうんですか?」

ハルカ「ユウキ、正座してるときは手は膝!私の足じゃない」

オダマキ「まあ、またホウエンに来ることがあったらぜひよってくれ」

レッド「はい、じゃあこれで」

293: 2014/11/16(日) 00:07:38.39 ID:Y/dnq7wf0
キンセツシティ

ナツメ「ここどこなの?」

レッド「え~と、俺の調べによるとここは…トウカシティだ」

ナツメ「ここにキンセツシティって看板があるわ」

レッド「……」

ナツメ「もう、地図を把握してないから空を飛んで適当な街におりるって言うからよ」

レッド「だ、大丈夫、俺の行こうと思ってる街はこの近くだから」

ナツメ「ほんとに大丈夫かしら」

294: 2014/11/16(日) 00:15:44.94 ID:Y/dnq7wf0
レッド「これこれ、煙突山」

ナツメ「山に登るの?」

レッド「ああ、あそこにロープウェイがあるんだ」

レッド「さあ、ナツメも乗って」

ナツメ「ちょっと狭いわね、二人でいっぱいよ」

レッド「そりゃ小っちゃいやつえらんだからな」

レッド「そうすりゃ、誰にも邪魔されず自然にくっついていられるからな」

ナツメ「ふふっ…//」

296: 2014/11/16(日) 10:12:13.70 ID:Y/dnq7wf0
山頂

ナツメ「暑いわね」

レッド「だいぶ薄着なのに?」

ナツメ「それでも暑いものは暑いのよ」

レッド「ここ火山みたいだからな、ほらあそこマグマが出てる」

ナツメ「どうりで、ちょっとここ噴火したりしないでしょうね」

レッド「それはなんやかんやでしないから大丈夫だよ」

レッド「あ、名物のフエンせんべいだ、お土産に買っていかない?」

ナツメ「それはいいわ」

レッド「なんで?」

ナツメ「それは今となっては、いろんなとこで手に入るから」

297: 2014/11/16(日) 10:31:19.70 ID:Y/dnq7wf0
レッド「じゃあ、山頂も見たし、下りようか」

ナツメ「まさかフエンせんべい買うためだけにここに来たの?」

レッド「そうじゃなくて、この下の町に行くんだよ」

レッド「足元悪いから気を付けて」

ナツメ「ちょっとぬるぬるしてる所があるわね」

レッド「大丈夫か?手だして」

ナツメ「うん」

キャンプボーイ「おい、そこのお前バトルだ!」

レッド「え、ちょ、うわっ」つるっ どて

レッド「いって~」

ナツメ「いたたた…」

キャンプボーイ「へん、ダサいやつらだ、いいカモだぜ!はやくバトルしやがれ」

レッド「大丈夫か?」

ナツメ「うん、なんとか…いたっ」

レッド「ナツメ足くじいたのか?すまない俺のせいで…」

ナツメ「ううん、レッドは悪くないわ」

キャンプボーイ「俺を無視すんじゃねえ!」

298: 2014/11/16(日) 10:38:13.72 ID:Y/dnq7wf0
レッド「ほら」

ナツメ「え?」

レッド「おんぶだよ、俺がそれで下りるから」

ナツメ「ありがと」

キャンプボーイ「だから俺を」

レッド「ピカチュウ、ボルテッカーだ!」

ピカチュウ「ホクトウジョウダンジンケン」

キャンプボーイ「ぎゃあああ!」

レッド「金はいらねぇぜ」

ナツメ「あれはやりすぎじゃないの?」

299: 2014/11/16(日) 10:45:02.55 ID:Y/dnq7wf0
フエンタウン

レッド「ついた」

ナツメ「レッド、大丈夫?私をおんぶして下山してたけど」

レッド「ああ、ナツメは軽いよ」

ナツメ「もう…」

レッド「今日はあの旅館に泊まろう」

ナツメ「ここには何があるの?」

レッド「温泉だよ、ちょうどくじいた足にもいいだろうし」

300: 2014/11/16(日) 10:51:19.20 ID:Y/dnq7wf0
旅館

ナツメ「レッド」

レッド「ん?」

ナツメ「いくら私がくじいたからって町なかでおんぶは恥ずかしいわ」

レッド「俺は別にいいけど」

ナツメ「……」

レッド「とりあえず部屋に行こう」

301: 2014/11/16(日) 10:58:02.56 ID:Y/dnq7wf0
レッド「どうする?温泉行く?」

ナツメ「もうすぐ夕食が運ばれてくるって言ってたじゃない」

レッド「じゃあ夕食の後に」

ナツメ「レッド…」

レッド「なんだ?」

ナツメ「ここは混浴はないわよ」

レッド「……」

302: 2014/11/16(日) 11:05:32.68 ID:Y/dnq7wf0
温泉から出た

レッド「ナツメの浴衣姿ってどんなのかな」

レッド「やっぱこう胸が…そんでもって肌が…」

ナツメ「何廊下でブツブツ言ってるのよ」

レッド「あ、いや」

レッド「ナツメの浴衣姿綺麗だな~って」

ナツメ「そ、そうかしら?」

レッド「すごくいい」

303: 2014/11/16(日) 11:09:06.10 ID:Y/dnq7wf0
レッド「そうだ、旅館といや卓球だろ」

ナツメ「私強いわよ」

レッド「超能力はなしだぞ」

ナツメ「そんな反則しないわよ」

レッド「それじゃいくぞ」カコーン

バシュッ

レッド「え」

ナツメ「1対0ね」

304: 2014/11/16(日) 11:13:31.98 ID:Y/dnq7wf0
ナツメ「ちょっとレッド弱すぎじゃない」

レッド「超能力は…?」

ナツメ「使ってない」

レッド「120対0って…」

ナツメ「しかも、逆の手でやったのに」

ナツメ「じゃあ、レッドの負けだから罰ゲームね」

レッド「え、罰って…」

305: 2014/11/16(日) 11:18:58.95 ID:Y/dnq7wf0
部屋

ナツメ「う~ん、どうしよう」

レッド「そ、そんな迷うんだったらもういいんじゃないか?」

ナツメ「せっかくレッドが言うこと聞いてくれるんだから」にやっ

レッド「……」びくっ

レッド「お、俺また汗かいちゃったしもう一回温泉入ってくる!」

306: 2014/11/16(日) 11:23:25.58 ID:Y/dnq7wf0
レッド「ふう、すっきりした」

レッド「はぁ~、あのナツメの普段しない笑い方がなんか怖かったな」

レッド「何されるんだろ」

レッド「ナツメ、入るよ」

ナツメ「布団敷いておいたよ」

レッド「あ、ありがとう」

ナツメ「さて、レッド」

レッド「はい…」

ナツメ「罰ゲームを考えたわ」

307: 2014/11/16(日) 23:03:19.64 ID:Y/dnq7wf0
レッド「こ…ここでいいの?」

ナツメ「違う、もっと下、あ、行き過ぎ、ちょっと右」

レッド「ここ?」

ナツメ「そう、そこ」

ナツメ「いたっ、もっとやさしくして」

レッド「ご、ごめん、こういうのしたことなくて…」

レッド「これぐらい?」

ナツメ「そう、それぐらいよ」

ナツメ「うん、気持ちいい…」

308: 2014/11/16(日) 23:06:54.27 ID:Y/dnq7wf0
レッド「もういいかな?」

ナツメ「そうね、もう十分かな」

ナツメ「レッド、マッサージ上手じゃない」

レッド「あ、ありがと」

ナツメ「じゃあ次肩ね」

レッド「え、もういいって」

ナツメ「それは腰の話」

レッド「え~」

ナツメ「負けたんだから文句言わない」

レッド「は~い…」

309: 2014/11/16(日) 23:15:25.90 ID:Y/dnq7wf0
レッド「ほんとにもう終わったの?」

ナツメ「ええ、ありがとね」

レッド「ふ~、やっとおわった」

レッド「こんだけがんばったんだし、何かほしいな」

ナツメ「そうね、何にしようかしら」

レッド「ここにチュッてしてほしいな」

ナツメ「レッドは負けたんだし、決めることはできないわよ」

レッド「え~」

310: 2014/11/16(日) 23:22:42.10 ID:Y/dnq7wf0
ナツメ「じゃあ今日はもう寝ましょ」

ナツメ「おやすみ~」

レッド(結局寝るまで何もなかった)

レッド(しかも布団も別だし、まあ大きな布団じゃないから仕方ないけど)

レッド「……」

ナツメ「…レッド、起きてる?」

レッド「ん?ああ」

ナツメ「マッサージのご褒美まだだったね…」

レッド「まだもらってない」

ナツメ「その…いいわよ…」

レッド「え?」

ナツメ「こ、今夜…私をレッドの好きにしていいよ//」

レッド「!?」

311: 2014/11/16(日) 23:28:20.25 ID:Y/dnq7wf0
レッド(こ、これはいったいどういうことだ)

レッド(ナツメからこんなことを言ってくるなんて)

レッド(いや、落ち着け、これは俺の妄想…夢かもしれない)

レッド(一回トイレに行って落ち着こう)

ガバッ タッタッタ ジョロロロ ジャー バサッ ゴロン

レッド「ふぅ」

レッド(現実だ‼)

レッド(い、いったい俺はどうしたら)

312: 2014/11/16(日) 23:34:15.00 ID:Y/dnq7wf0
レッド(なぜ、ナツメは何も言ってこない)

レッド(こんだけ頭ん中で考えてたら、うるさいとか言ってきそうなのに)

レッド(まさか…)

レッド(ほんとうに俺が何をしても、ナツメは何もしないということか!?)

レッド(待て待て待て)

レッド(ナツメが言ってるのは、自分のほうの布団にもぐりこんできていいということだろう)

レッド(そ…そうだな、よしじゃあ潜りこむか)

313: 2014/11/16(日) 23:41:19.94 ID:Y/dnq7wf0
ゴソゴソ

レッド(浴衣の隙間から見える肌もいいな)

レッド(お、俺の好きにしていいんだから、さ、触ってもいいんだよな)

スリスリ

レッド(スベスベだ)

レッド(よし、抱きついたまま寝てやろう)ギュッ

ナツメ「……」

レッド(やっぱ、何も言わない…い、いいんだよな)

314: 2014/11/16(日) 23:56:26.79 ID:Y/dnq7wf0
レッド「……」スースー

ナツメ「……」

ナツメ「え、レッド寝ちゃってる…」

ナツメ「…せ、せっかくの作戦が」

ナツメ「こ、こっちがそれだけ恥ずかしかったと思ってるのよ…」

ナツメ「……」

ナツメ「よし…その状況をつくったらいいんだ」

ナツメ「浴衣をはだけさして…」

ナツメ「……//」

ナツメ「じ、自分でやってるのにかなり恥ずかしい…」

ナツメ「い、いや…こういうのはより大胆な方が」

ナツメ「ぶ…ブラジャーも外して…」

ナツメ「れれれ、レッドの手を胸に…」ムニュ

ナツメ「……」カァァ ボンッ パタッ

315: 2014/11/17(月) 00:03:28.87 ID:BQmfOrXf0


レッド「……」パチッ

レッド「朝か、ん?柔らかい…そうかそういや昨日ナツメに抱きついて寝たんだった」モミモミ

レッド「お~いナツメ、もう朝だ…よ…」

レッド「!?」

レッド(あれ、お、俺の手がナツメの胸をモロに…しかも下着まで完全に脱がして)

レッド「い、いや落ち着け…よく思い出すんだ、昨日何をしたか」

ナツメ「ん…レッド…もう朝?」

レッド「!」

ナツメ「…レッドの手が私の胸に//」

レッド「あ、いや…これは…」

316: 2014/11/17(月) 00:09:00.53 ID:BQmfOrXf0
レッド「そ…その…俺昨日何かした…?」

ナツメ「…うん//」

レッド「!?」

レッド(やばい!記憶にない)

ナツメ「レッド?」

レッド「は、はい」

ナツメ「昨日は楽しかっね」ニコッ

レッド「あ…うん…」

レッド(まずい俺はあの後確実に何かしたようだ…)

レッド(というかこの状況で考えられるのはもう1つしかない)

レッド(これで覚えてないなんて言ったら…)

317: 2014/11/17(月) 23:47:08.96 ID:BQmfOrXf0
ナツメ「ね~レッド」

レッド「……」

レッド「!…ど、どうした?」

ナツメ「今日はどこ行くの?」

レッド「あ、そうだな…トクサネシティってとこ行こうかな…」

ナツメ「そこには何があるの?」

レッド「……」

ナツメ「レッド」

レッド「はっ」

ナツメ「考え事?」

レッド「え、んん、まあ…」

ナツメ「私がアドバイスしてあげようか?心を読んで」

レッド「い、いやそれはダメだ」

318: 2014/11/17(月) 23:50:35.32 ID:BQmfOrXf0
ナツメ「私に隠し事でもあんの?」

レッド「ち、違うよ」

ナツメ「ふ~ん」

レッド「ははっ…」

レッド「そ、それじゃあ準備しよっか」

レッド(まずいな…ちょっとでも早く昨日のこと思いださないと)

ナツメ(まさか、私が言ったこと考えてるのかしら…)

【ポケモン】ナツメ「もうすぐレッドが帰ってくる」【中編】

引用: ナツメ「もうすぐレッドが帰ってくる」