326: 2014/12/28(日) 00:01:07.22 ID:Ky/wZCLl0

【ポケモン】ナツメ「もうすぐレッドが帰ってくる」【前編】
【ポケモン】ナツメ「もうすぐレッドが帰ってくる」【中編】
【ポケモン】ナツメ「もうすぐレッドが帰ってくる」【後編】

【ポケモン】ナツメ「どうしてレッドといると邪魔が入るの?」【前編】



おじいさん「ういー、ひっく、待ちやがれ、わしの話を聞け」

グリーン「なんだこのじいさん、道端で寝やがって」

レッド「こういうのはこうすればいいんだよ」ゴンッ

おじいさん「……」

レッド「へんじがない、ただのしかばねのようだ」

グリーン「お前…」

レッド「大丈夫だろ」

グリーン「…あれ、お前元気そうだな」

レッド「ぐはっ…力が抜けていく…」

グリーン「しっかりしろぉぉ!レッドォォ」
ポケモン!きみにきめた!

327: 2014/12/28(日) 00:05:27.54 ID:Ky/wZCLl0
ニビシティ

グリーン「ついたぜレッド、ニビシティだ」

レッド(めっちゃ楽できた)

レッド(とりあえず…グリーンから離れよう)

グリーン「で、この街のどこに行けばいいんだ?」

グリーン「あれ、レッド?どこ行った?」



レッド「街についたらまずはポケモンセンターに行くか」

レッド「それにしても楽するつもりもあったけど、最初のは本当に力が抜けて立てなくなった…」

レッド「どこかおかしいところがあるのかな…」

328: 2014/12/28(日) 00:12:13.61 ID:Ky/wZCLl0
レッド「なんでモンスターボール売ってないんだ?」

レッド「しかたない、ジムに行くか」

グリーン「あれ、レッド、今頃ジムに到着か?」

レッド「グリーン、お前も今から挑戦か?」

グリーン「ふっふっふ…」

レッド「なんだよ」

グリーン「これを見よ!」

レッド「バッジだな」

グリーン「なんだよ、リアクション薄いな」

レッド「じゃあ俺も行くから」

グリーン「おい、お前もう大丈夫なのか?」

レッド「あー…うん」

329: 2014/12/28(日) 00:20:11.23 ID:Ky/wZCLl0
ニビジム

ジムトレ「一万光年はや…くそっなんで今日はこんな強いのが二人も」

レッド「楽勝だな、さっきの戦いでもうゴンべがカビゴンに進化したし」

レッド「一つ目のジムでカビゴンか…なんかおかしいな」

レッド「…あれ、なにがおかしいんだろ」

ジムトレ「タケシさん!また挑戦者が来ました!」

レッド「タケシだったら、カビゴンで…あれ俺おかしいぞ、なんであったこともないタケシってやつを…」

タケシ「あら、ずいぶんとかわいらしい挑戦者さんね」

レッド「え…」

タケシ「私はタケシ、このニビジムのジムリーダーよ」

レッド(おかま…)

330: 2014/12/28(日) 00:27:19.63 ID:Ky/wZCLl0
タケシ「はじめに言っておくわ、私は4匹のポケモンを使うわ」

レッド「まじでか」

レッド「でもカビゴンで余裕だぜ」

タケシ「いきなさいユキワラシ」

レッド「氷!?」

タケシ「あら?言ってなかったかしら。私は氷使いのタケシ、タケちゃんって呼んでね」

レッド「気持ち悪いよ、絶対呼ばねえよ」

タケシ「照れてるのかしら、まあいいわ、あなたもはやく出しなさい」

レッド「照れてねえよ、ここなんか嫌だ、すぐ終わらしてやる、いけカビゴン」

331: 2014/12/28(日) 00:32:55.37 ID:Ky/wZCLl0
レッド「頭突きだ、カビゴン」

カビゴン「カクゴハヨロシイデスネ」

ユキワラシ「イテー」ばたっ

レッド「よっしゃ」

タケシ「あらあら、あなたもさっきの子と同じぐらい強そうね」

タケシ「じゃあ次いくわよ!フリーザー!」

レッド「……!?」

332: 2014/12/28(日) 00:40:13.44 ID:Ky/wZCLl0
タケシ「いくのよフリーザー、こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいよ」

レッド「まてまてまて、ストップストップ」

タケシ「なにかしら?」

レッド「当たり前みたいに伝説出すんじゃねえ」

レッド「ん…」

レッド(初めて見たポケモンなのに…俺はあいつを知ってるのか?)

レッド(なんか最近おかしいな俺)

タケシ「そんなこと言われてもね、この子は私のポケモンなんだし」

レッド「いや、止めてわるかった、いけっ頭突きだ」

カビゴン「コノホシヲケス!」

タケシ「あっいきなり始めるとは、フリーザーこっちはこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいよ」

フリーザー「オラァ!」

333: 2014/12/28(日) 00:48:07.88 ID:Ky/wZCLl0
レッド(伝説っていってもまだレベルも低い、勝ち目はある)

レッド「う…またこの感覚…力が抜ける…」

タケシ「スキだらけよ、風起こし!」

フリーザー「これでどうだ」

カビゴン「サスガノオレモイマノハシヌカトオモッタ」

レッド「ん…カビゴン、悪い、もう一度頭突きだ」

カビゴン「イマノハイタカッタ…イタカッタゾーーー!!!」

フリーザー「フリーザかぶり」ばたっ

レッド「やった、フリーザー撃破だ」

334: 2014/12/28(日) 00:56:54.51 ID:Ky/wZCLl0
レッド「フリーザーを倒せば、あとは余裕だろ」

タケシ「いきなさいレジアイス」

レッド「……」

タケシ「凍える風よ」

レジアイス「見てください、このボディ!」

レッド「くっ…なら…」

レッド「カビゴン、レジアイスの後ろにまわってつかまえるんだ」

レッド「そのまま連続で頭突きだ」

カビゴン「サスガニチョットムットキタヨ」

タケシ「こうなったら…ごめんなさいねレジアイス、大爆発よ」

レッド「なっ…逃げるんだカビゴン」

レジアイス「ドカーン」

335: 2014/12/28(日) 01:08:10.68 ID:Ky/wZCLl0
レッド「しっかりするんだカビゴン、おきてくれ」

カビゴン「オレガマケルカーーーーーー」むくっ

タケシ「あら、すごい耐久力してるわね、これは驚きよ」

レッド「大丈夫か、今キズぐすり使うからな…って全然回復しない」

タケシ「あなた、まだ油断しちゃダメよ、私にはあと一匹残ってるんだから」

タケシ「見せてあげるわ、私の切り札!キュレム!」

レッド「…はぁ」

タケシ「冷凍ビームよ!」

レッド「これ以上攻撃をくらうとやばい、なんとかよけてくれ」

336: 2014/12/28(日) 01:16:28.92 ID:Ky/wZCLl0
タケシ「どんどん攻めるのよ!」

キュレム「ビーム!ビーム!」

レッド「がんばれ…カビゴン」

タケシ「どうしたの?よけるばっかじゃ勝てないわよ」

レッド「そんなことわかってるんだよ」

レッド「でも、どうやったら…」

レッド「ていうかここのジム、ユキワラシ以外おかしいだろ」

キュレム「ビーム!ビーム!」

タケシ「そろそろカビゴンも限界みたいね、さあどうすんの?」

337: 2014/12/28(日) 01:21:55.74 ID:Ky/wZCLl0
レッド(……)

レッド「そんなことできるのか…いや、やるしかない」

レッド「カビゴン、正面から突っ込め」

タケシ「あきらめたようね、キュレム、一気に決めてやりなさい」

キュレム「あいよ、ビーーー」

レッド「いまだ、カビゴン思いっきり跳び込め」

カビゴン「ダイサービスデゴランニイレマショウ」

キュレム「ム…」カチコチ

タケシ「キュレムの口が…」

レッド「案外いけるもんだな、キュレムの口が凍った」

338: 2014/12/28(日) 01:27:05.33 ID:Ky/wZCLl0
キュレム「ん~ん~」

タケシ「キュレム、おおおお落ち着くのよ!」

レッド「カビゴン、キュレムの頭をつかんで、倒れるまで頭突きだ」

カビゴン「」

キュレム「ん~~~」ばたっ

レッド「やった…」

タケシ「あらあら、完敗ね、このバッジが私に勝った証よ」

レッド「伝説がきたときはこいつバカじゃねえのって思ったけどなんとか勝てたぞ」

タケシ「それじゃあこれからもがんばってね」

レッド「うん…」

タケシ「それから、あなた可愛い顔してるし、また遊びに来てね」

レッド「いや…もうここに来たくな…」ばたっ

339: 2014/12/28(日) 10:33:19.85 ID:Ky/wZCLl0
レッド「……」パチッ

タケシ「ん~~」

レッド「うわあぁぁぁぁぁ」

タケシ「あら、レッド君気が付いたのね」

レッド「な、何してんだ、顔近い、はなれろ」

タケシ「何って、もう、わかってるでしょ」

レッド「おい、もう誰かこいつを逮捕して牢屋行にしてくれよ」

タケシ「それはいやよ」

340: 2014/12/28(日) 10:33:55.68 ID:Ky/wZCLl0
タケシ「それにしても急にたおれたりするからビックリしたじゃないの」

レッド「そういや、あん時も急に力がぬけて…」

タケシ「一応お医者さんに見てもらったんだけどね」

レッド「それはちゃんとした医者なんだろうな」

タケシ「大丈夫よ、私の友達で腕は確かだから」

レッド「よけい心配だ」

タケシ「でもね、あなた別に悪いところもないし、今のところなんで倒れたかもわからないの」

レッド「どこも悪くないのに…」

レッド「でも最近急に力がぬける時があるんだ」

タケシ「それいつぐらいから?」

レッド「旅立つ日からかな」

タケシ「それより前にそんなことはなかったの?」

レッド「それより前は…あれ?記憶がない…」

341: 2014/12/28(日) 10:34:34.45 ID:Ky/wZCLl0
タケシ「記憶がないの?」

レッド「うん…でも、この街には何度も来た記憶はあるんだ」

レッド「でも何をしたとかいうのは覚えていない」

タケシ「それは変ね」

レッド「それに俺はあんたを知ってるような気がするけど、なんか違うんだよ」

タケシ「違う?この私が?」

レッド「ああ、とりあえずオカマではない」

タケシ「私は生まれたときから変わらないわよ」

レッド(…とりあえず逃げよう)

レッド「じゃあ俺もう行きます」ダッ

タケシ「待ってよーレッドくーん」

342: 2014/12/28(日) 10:35:22.30 ID:Ky/wZCLl0
レッド「はぁ…はぁ…ほんとに何なんだ、追っかけてきやがって」

レッド「でもオツキミ山の手前まで来れたみたいだ」

レッド「とりあえずポケモンセンターへ」

おじさん「ちょいとそこの兄ちゃん」

レッド「はい?」

おじさん「どうだい、ポケモンを買わないかい」

レッド「言っとくけどコイキングとか買わないからな」

おじさん「コイキング?なんで」

レッド「え…なんとなく…」

おじさん「コイキングじゃなくてわしが売りたいのはこのヒトカゲだ」

レッド「ヒトカゲか、いいな…よし買おう」

おじさん「さすがだね!ヒトカゲ一匹500万円だよ」

レッド「高えよ、そんなのいらねえ」

おじさん「冗談だよ冗談、50円でいいよ」

レッド「今度は安っ、ちゃんとしたヒトカゲなんだろうな?」

おじさん「返品は不可だからね」

343: 2014/12/28(日) 10:36:24.93 ID:Ky/wZCLl0
オツキミ山

レッド「ヒトカゲがもうリザードになった」

レッド「なんだ50円だから心配したけど、ちゃんとしてんじゃん、得したな」

レッド「ん?あの服装は…ロケット団だな」

レッド「ロケット団…?」

レッド「なんでわかるんだ?」

レッド「…そうか、俺ってもしかして超能力者で未来予知ができるのかも」

ロケット団1「そこにいるのは誰だ!」

レッド「やばっ隠れなきゃ」

ロケット団2「なんだ子どもか」

レッド「くそっ後ろにもう一人いたのか、こうなったらバトルだ」

344: 2014/12/28(日) 10:37:10.56 ID:Ky/wZCLl0
レッド「お前らここで何してやがる」

ロケット団1「我々は今オツキミ山のポケモンの手当てをしているんだ」

レッド「手当てだと」

ロケット団2「あとは清掃だな」

レッド「清掃!?」

虫捕り少年「ロケット団さん」

ロケット団1「どうしたんだい?」

虫捕り少年「僕のビードルがケガしちゃって」

ロケット団1「まかしときなさい、おいキズぐすりを」

ロケット団2「おう…よし、これでもう大丈夫だ」

虫捕り少年「ありがとうございます!」

レッド「……」

ロケット団1「困っている人を助けるのも我々の任務なのだ」

345: 2014/12/28(日) 10:46:36.61 ID:Ky/wZCLl0
レッド「……」

ロケット団2「この一本道を行けば出口だから」

レッド「いや、俺道わかってたから案内とかいらなかったんだけど」

ロケット団2「ん?君はここに来たことがあるのかい?」

ロケット団2「俺はこの山の清掃を数年してきたけど、君みたいな子は見たことがないけどな…」

レッド「なんとなくわかるんだよ」

レッド(それにしてもこいつら何考えてんだ?俺の知ってるロケット団はポケモンを救助したり人助けをしたりするようなやつらじゃない)

レッド「ついてくるのはここまででいいから」

レッド(ここでたぶん俺のポケモンをとろうとしてくるはずだ)

ロケット団2「そうかい、じゃあ気を付けて行くんだよ」

レッド「…あれ?」

346: 2014/12/29(月) 00:01:43.35 ID:3h+UCROF0
レッド「どうなってんだ、ロケット団がどっちかっていうといいやつだ」

レッド「まあいいや、たしかこの辺で」

理科系「ちょっと待った」

レッド「俺甲羅でいい」

理科系「甲羅?なんのことだ?」

レッド「あれ、なんのことだろ」

理科系「君大丈夫か?」

レッド「う、うん」

理科系「とにかくあのポケモンの入ったモンスターボールは2つとも僕のものだ」

レッド「それって人のやつじゃ…」

347: 2014/12/29(月) 00:07:31.00 ID:3h+UCROF0
理科系「こんなとこに、これほどのやつがいるとは…」

理科系「でも、2つは渡さないぞ、どちらか片方だけだ」

レッド「じゃあ俺はこのゼニガメをもらう」

理科系「よし、なら僕はこっちのコラッタだ、じゃあな」

レッド「でもなんなんだろ、このゼニガメ、ボールに入ってるのに誰のでもないなんて」

レッド「親が俺になってる」

レッド「ま、いいか」

レッド「よし、先に進もう」

レッド「出口が見えてきた」

348: 2014/12/29(月) 00:16:35.48 ID:3h+UCROF0
ハナダジム

レッド「よっしゃ、さっそくジム戦だ」

カスミ「ずいぶんかわいらしい挑戦者だね、ようこそボクのジムへ」

カスミ「ボクの名前はカスミ、使うポケモンはシャキーン‼」

レッド(カスミってこんなのだったっけ?)

レッド(自分のことは私って言ってて、シャキーンなんて言わなかったような…)

レッド(なんでだろ…)

カスミ「ちょっと聞いてる?ボクと戦いに来たんだろ」

レッド「あ、はい、そうです」

349: 2014/12/29(月) 00:24:24.89 ID:3h+UCROF0
カスミ「さあいくよ!GO!クチート」

レッド「クチート…」

カスミ「さあ、はやくやるよ!」

レッド「いきなりリザードがやられちゃダメだな、いけっゼニガメ」

レッド「水鉄砲だ」

ゼニガメ「ゼニゼニ」

カスミ「こっちはかみつくよ」

クチート「ゼニガメガwww」

350: 2014/12/29(月) 00:31:17.00 ID:3h+UCROF0
カスミ「もう一度!」

レッド「殻にこもって防御だ」

クチート「ゼニゼニwww」

カスミ「そのままくだいちゃえ!」

レッド「ゼニガメ、水鉄砲で脱出だ」

ゼニガメ「ゼニガメガ」

クチート「ワラッテゴメン」ばたっ

レッド「脱出のだけのつもりだったけど、これはラッキーだ」

カスミ「けっこうやるじゃんか」

351: 2014/12/29(月) 00:41:23.34 ID:3h+UCROF0
カスミ「それならこれでどうだ!レジスチル!」

レッド「やっぱりそういうのきちゃうんだ…」

カスミ「10万ボルト!」

レジスチル「くたばれぇぇ」

ゼニガメ「ガメ…」ばたっ

レッド「次はカビゴンだ」

カスミ「馬鹿力!」

レジスチル「ごっつぁんです」

レッド「とめるんだ」

カビゴン「ドスコイ」

レッド「負けるなカビゴン、そのまま押し返せ」

カスミ「鋼の意地を見せなさい!」

352: 2014/12/29(月) 00:50:03.84 ID:3h+UCROF0
レッド「そのまま投げ飛ばせ」

カビゴン「オレガマケルカーーーー」

カスミ「シャキーーーン!鋼にその程度の攻撃は効かないよ」

カスミ「メタルクロー!」

レジスチル「さっきはようやってくれたな」

カビゴン「ボクニホコリヲツケタノハ、オヤイガイデハキミガハジメテダヨ」

レッド「今のカビゴンの技じゃたいしたダメージは与えられない、賭けにでるか」

レッド「カビゴン、腹太鼓だ」

カビゴン「ゼンウチュウイツデアルワタシノオソロシサヲミセテアゲマショウ」

353: 2014/12/29(月) 00:59:43.15 ID:3h+UCROF0
カスミ「自分から体力を削ってくれるなんてね、レジスチル、馬鹿力!」

レッド「今のカビゴンに力で勝てると思ってるのか、押し返すんだカビゴン」

カビゴン「ナニシロリョクガアリアマッテイルンダ」

レジスチル「機能停止」ばたっ

カスミ「たしかに、ものすごい攻撃翌力だね」

カスミ「でもボクのポケモンはまだいるよ、ヒードラン!」

レッド「やばい、これだと次のリザードが…」

レッド「カビゴンは体力が残り少ないし…」

カスミ「何ブツブツ言ってるんだ、まだ終わってないんだよ!」

カスミ「ヒードラン、大文字!」

ヒードラン「ごごぼっ ごぼぼぼ」

354: 2014/12/29(月) 01:07:09.13 ID:3h+UCROF0
レッド「あんなでかいのよけきれないぞ…」

レッド「すまんカビゴン、あくびだ」

カビゴン「コンナニキレイナハナビデスヨ」ばたっ

カスミ「次につないだか」

レッド「いけぇリザード」

レッド「ヒードランに有効な技はこれしかない、龍のいかりだ」

カスミ「当たらなければいいのよ!大文字!」

355: 2014/12/29(月) 23:30:46.97 ID:3h+UCROF0
レッド「速さなら勝てるんだ、とにかく動きまわれ」

カスミ「思ったより速い、早くなんとかしないと」

レッド「よしっ龍のいかりだ」

リザード「ギャオオー」

カスミ「ヒードラン、うしろだ!」

レッド「遅いぜ、リザードはもう前にいるんだ」

レッド「とどめにもう一発龍のいかりだ」

リザード「トドメジャア」

ヒードラン「ごごぼっ ごぼぼぼ」ばたっ

356: 2014/12/29(月) 23:42:11.03 ID:3h+UCROF0
カスミ「これで互いに一匹ずつ、でも最後に勝つのはボクだよ」

カスミ「いっけぇ!ディアルガ!」

カスミ「そしてドラゴンクロー!」

ディアルガ「ときのほうこー」

レッド「相手の動きをよく見るんだ、おまえならかわせる」

カスミ「無理だよ!そのリザードにボクのディアルガは倒せない!」

ディアルガ「くらいやがれー」

リザード「ジャーンプ」

レッド「よしっ弾ける炎だ」

リザード「ハジケルエガオガイチバンダ」

カスミ「あの攻撃をよけて、そこから一撃いれるとはね」

357: 2014/12/29(月) 23:48:54.73 ID:3h+UCROF0
レッド「こんどはこっちからいくぞ」

レッド「龍のいかりだ」

リザード「ファイヤー」

カスミ「メタルバースト!」

ディアルガ「負けるかぁ!」

レッド「伝説とか関係ねえ、負けるなリザード」

リザード「アツイオトコ」

カスミ「こっちだって負けるかー!」

ディアルガ「そいやぁぁぁぁぁ」

358: 2014/12/29(月) 23:54:12.21 ID:3h+UCROF0
ディアルガ「勝った!」

カスミ「龍のいかりをかき消した!」

レッド「まだだ、弾ける炎だ」

リザード「アキラメンナ!」

ディアルガ「ぐぬうぅぅぅ」

カスミ「そのまま攻撃するんだ!」

ディアルガ「ここまでー」ばたっ

レッド「やった…」

カスミ「はぁ…前の子から2連敗か、ここんところ調子よかったのに」

カスミ「とにかく、これがボクに勝った証のバッジだよ」

359: 2014/12/30(火) 00:00:56.70 ID:N0zMo1O50
レッド「それにしても危なかったな、でも勝った勝った」

グリーン「ようやくバッジゲットか、やっぱ俺の方が全てにおいて早いな」

レッド「そういや、こいついたんだった」

グリーン「なんで俺がいるってわかんだよ」

レッド「いや、なんとなく…」

グリーン「フッ相変わらず変なやつだ」

レッド「お前に言われたくないな」

グリーン「そんなことより、こうしてライバル同士が会ったときにやることは一つ」

レッド「いや、俺今からマサキの家に行くから」

グリーン「俺に勝ったら場所を教えてやってもいいぜ」

レッド「いや、知ってる」

グリーン「なんで知ってるんだよ…おい、待ってくれよ、バトルしよーぜ!」

360: 2014/12/30(火) 00:07:03.27 ID:N0zMo1O50
レッド「なんでこのロケット団はわりといいやつなんだ…」

レッド「そもそもロケット団って…」

レッド「まあいいか、着いたし、ここがマサキの家か、こんちはー」ガチャ

ビーダル「おっええとこに来てくれた」

レッド「なんでビーダル?」

ビーダル「ああ、わいはマサキっていうねん」

レッド「いけっモンスターボール」

マサキ「ええOちょっと待っt」

レッド「ビーダルゲット、ニックネームは『ひでん』だ」

レッド「ついでに船のチケットもゲットだ」

361: 2014/12/30(火) 00:13:37.82 ID:N0zMo1O50
ハナダシティ

レッド「そうだ、ここでロケット団が…」

ロケット団「ふぅ、やっと終わった、庭掃除終わりましたよ」

おばあさん「ありがとね~、ロケット団さん、はいお金」

ロケット団「いえ、お金はけっこうです、ロケット団はボランティア団体ですから」

おばあさん「そんなこと言わないで、ほんのお礼です」

ロケット団「受け取れません、私には次の仕事があるので失礼します」

レッド「……」

レッド「なんで?」

レッド「いや、次があるって言ってたな、そこで何かやる気だろう、あとをつけてやる」

ロケット団「こんにちはー、掃除しにきましたー」

レッド「……」

レッド「次いこ」

362: 2014/12/30(火) 00:21:06.93 ID:N0zMo1O50
クチバシティ・サントアンヌ号

レッド「豪華な船だな、でもなんだか初めてじゃないような」

レッド「はぁ…俺も疲れてるのかな?」

レッド「力が抜けたり、初めて行ったり見たりするのになんだか…」

グリーン「レッド、なんでお前がここに」

レッド「船のチケット持ってるからだよ」

グリーン「そんなことより、お前この前俺とのバトルから逃げただろ」

レッド「そんなことあったっけ?」

グリーン「あっただろ!」

レッド「どうも本調子じゃないからな…」

グリーン「負けたときの言い訳か?」

レッド「戦わない言い訳だよ」

グリーン「なんでだよ!バトルするぞ!」

363: 2014/12/30(火) 00:27:00.81 ID:N0zMo1O50
グリーン「いくぜっ!メタグロス!」

レッド「おい、まだバッジ2個なんだろ」

グリーン「俺ってば天才だからな、今度はちゃんとみんな育ててるぜ」

グリーン「そうだハンデやるよ、俺はこのメタグロス1匹でお前は手持ち全部でいいぜ」

レッド「いいよ」

グリーン「どうせ勝つのは俺だけどな」

レッド「いけっリザード」

グリーン「もっとハンデやるぜ、先攻はお前で…」

レッド「火炎放射だ」

リザード「アツイヨネ~」

メタグロス「キュウショニアタッタ」ばたっ

364: 2014/12/30(火) 00:30:37.61 ID:N0zMo1O50
グリーン「そんなバカな!?」

レッド「かっこわるっ」

グリーン「と、とりあえず今回は負けにしといてやるが、ちゃんと戦ってたら俺が勝ってたからな!」

レッド「おめでとうリザードはリザードンに進化した」

グリーン「話聞けや」

レッド「わかったわかった、ちゃんとやったら勝ったって言いたいんだろ」

グリーン「バカにしてんのか」

レッド「よくわかったな」

365: 2014/12/30(火) 00:34:40.53 ID:N0zMo1O50
クチバシティ

レッド「居合切りももらったし、さっそくジムに挑戦だ」

レッド「いけっひでん、居合切りだ」

マサキ「ちょっと待ってーな、わいそんなんできへん」

レッド「そうだった、技マシンまだ使ってなかった」

マサキ「何する気や」

レッド「技マシンセット!」

マサキ「ぎゃあああ」

レッド「あれ、やり方まちがったか?でもちゃんと覚えたみたいだし問題ないな」

レッド「ひでん、居合切りだ」

マサキ「なんでこんなことになったんや…」

366: 2014/12/30(火) 00:41:27.52 ID:N0zMo1O50
クチバジム

レッド「今までの流れだとまず電気タイプじゃない…」

レッド「ダメだ、なぜかマチス=電気使いって思ってしまう」

レッド「マチスって誰だ」

レッド「ああ~頭が混乱してきた」

マチス「ようこそ、我がクチバジムへ」

レッド「誰だ」

マチス「私はマチス、ここのジムリーダーだ」

レッド「どこだ隠れてないで出てこい」

マチス「私は隠れてなどいない」

レッド「じゃあどこに…」

マチス「みさ~げて~ごらん」

367: 2014/12/30(火) 00:44:36.48 ID:N0zMo1O50
レッド「小さっ」

マチス「む、誰がミジンコドチビだ!」

レッド「いや、そこまで言ってないです…」

マチス「これは失礼」

マチス「ここに来たということは私とバトルしにきたということですね」

レッド「はい…」

マチス「それではさっそくバトルしましょう」

368: 2014/12/30(火) 00:52:01.23 ID:N0zMo1O50
マチス「いきなさい、ゴルダック」

レッド「水か…」

レッド「ならこっちは、いけっカビゴン」

マチス「水の波導です」

ゴルダック「ハイドロポンプ」

レッド「かわしてのしかかり」

マチス「サイコキネシスで止めなさい」

ゴルダック「ウゴケネェダロ」

マチス「そのまま床にたたきつけなさい」

レッド「カビゴン、しっかりしろ」

369: 2014/12/30(火) 00:59:53.55 ID:N0zMo1O50
マチス「そろそろ解放してあげましょうか」

ゴルダック「ホラヨ」

カビゴン「ハジメテデスヨ・・・ココマデワタシヲコケニシタオバカサンタチハ・・・」

レッド「大丈夫か、カビゴン」

レッド「こんどはこっちの攻撃だ、メガトンパンチ」

カビゴン「カクゴハヨロシイデスネ」

マチス「催眠術です!」

ゴルダック「ネロ!」

370: 2014/12/30(火) 01:06:28.80 ID:N0zMo1O50
レッド「これはまずい、回復させないと」

レッド「もどれカビゴン、いけっひでん」

マサキ「ええっバトルまでせなアカンのか!?」

レッド「安心しろバトルはしなくていい」

マサキ「ほんまか?」

レッド「ああ、壁になってくれ」

マサキ「え…」

マチス「何を言ってるんですか、ゴルダック今のうちです、サイコキネシス!」

マサキ「ええOちょっ、ちょっと待ってくれや」

ゴルダック「フラッシュ」

マサキ「ポケモンって大変やねんな…」ばたっ

レッド「ありがとうマサキ、お前のおかげでカビゴンが回復できた」

レッド「お前の氏は無駄にしない」

マサキ「い…いきてるで~…」

371: 2014/12/30(火) 12:29:21.21 ID:N0zMo1O50
レッド「カビゴン、のしかかりだ」

カビゴン「コウエイニオモウガイイ」

ゴルダック「ペシャンコ」ばたっ

レッド「どうせまたなんだろうな…」

マチス「いきますよ、スイクン!」

レッド「はい、でた」

マチス「熱湯!」

スイクン「絶対に押すなよ」

レッド「こっちはのしかかりだ」

カビゴン「イチイチカンニサワルヤローダ!」

372: 2014/12/30(火) 12:40:28.24 ID:N0zMo1O50
レッド「よし、スイクンがマヒしたぞ」

レッド「連続頭突き」

カビゴン「ワタシノセントウリョクハ530000デス」

スイクン「退場早くないか?」ばたっ

マチス「やりますね、次はカイオーガです!」

レッド「こいつマジか」

レッド「でもさっきみたいにいけば勝てる」

レッド「のしかかりだ」

マチス「カビゴンを近づけないようにハイドロポンプと雷です!」

カイオーガ「ほれほれほれぇ!」

レッド「これじゃ攻撃できない…」

373: 2014/12/30(火) 12:48:38.21 ID:N0zMo1O50
レッド「そうだ」

レッド「カビゴン、とにかくカイオーガのまわりを動きまわるんだ」

マチス「動きの遅いカビゴンが動きまわっても当てることなんて簡単です」

マチス「続けてハイドロポンプと雷です」

カイオーガ「ハイドロポンプ~か~みなり~」

レッド「今だ、カイオーガの下に滑り込め」

カビゴン「デカイクチヲキクノモソコマデダ」

マチス「カイオーガの雨で動きが速くなった」

マチス「カイオーガ!雷をやめなさい!」

カイオーガ「もうやっちゃった…」ばたっ

マチス「まさか自滅してしまうとは…」

レッド「自分の攻撃は耐えられなかったようだな」

374: 2014/12/30(火) 12:58:40.93 ID:N0zMo1O50
レッド「一匹もやられずに勝てそうだ」

マサキ「……」

マチス「では私の最後の一匹…パルキア!」

マチス「そろそろそのカビゴンには退場してもらいましょうか」

マチス「パルキア、亜空切断!」

パルキア「ぱるぱるぅ」

レッド「カビゴンはまだまだ負けねえよ」

レッド「後ろに下がるんだ」

マチス「パルキア、後ろにまわってハイドロポンプ!」

パルキア「瞬間移動!」

カビゴン「オ…オレハウチュウイチナンダ…!」ばたっ

375: 2014/12/30(火) 13:07:31.91 ID:N0zMo1O50
レッド「さすがに無理があったか」

レッド「次はゼニガメいけっ」

レッド「ロケット頭突きだ」

ゼニガメ「ゼーニゼニ!!」

マチス「止めなさいパルキア」

パルキア「キャッチ」

マチス「ドラゴンクロー!」

パルキア「えいっえいっ」

レッド「高速スピンして逃げるんだ」

ゼニガメ「ゼニゼニ」

マチス「つかまえてトドメをさすのです」

パルキア「どやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

ゼニガメ「ガメー」ばたっ

376: 2014/12/30(火) 13:16:48.39 ID:N0zMo1O50
レッド「がんばってくれリザードン」

マチス「それがあなたの最後の一匹のようですね」

レッド「くらえっドラゴンクロー」

マチス「そちらから向かってくるとは、パルキアハイドロポンプで撃ち落とすのです」

パルキア「みずてっぽー!みずてっぽー!」

レッド「危ないっかわせ」

マチス「負けることも経験ですよ」

レッド「ここで負けるわけには…」

レッド「くそっ…パルキアのバカヤローッ」

パルキア「!?」

377: 2014/12/31(水) 00:04:27.39 ID:AUXN1uLH0
パルキア「バ…バカ…」ゴロンッ

マチス「どうしたというのです、パルキア!」

パルキア「このショックは隠せない」

レッド「なんかラッキー、今だリザードン」

マチス「はやくおきるのです!」

パルキア「ちょっ…起きれないんだけど」

レッド「いけぇリザードン、ドラゴン…」

レッド「ぐっ…こ、こんなときに…」

レッド「はぁ…はぁ…力が…抜けてい…く…ナ…ツ…」ばたっ

マチス「どうしたのです、しっかりしなさい!」

378: 2014/12/31(水) 00:04:56.33 ID:AUXN1uLH0
レッド「ぐぅ…くっ…ナツ……」

レッド「!」

レッド「はぁ…はぁ…」

マチス「気が付きましたか」

レッド「…マチスさん、ここは?」

マチス「クチバジムですよ」

マチス「それより体の方は大丈夫ですか?」

レッド「…はい」

マチス「それはよかった、ああ、ひとつ聞いてもいいですか?」

レッド「はい」

マチス「あなたが言ってた夏とは何ですか?」

レッド「夏?」

マチス「はい、ずっと言ってました夏、夏と」

379: 2014/12/31(水) 00:05:36.63 ID:AUXN1uLH0
レッド「すいません、ちょっとわからないです」

マチス「そうですか」

レッド「そうなんです」

レッド「よいしょ、ありがとうございました、また明日来ます」

マチス「レッド君これを」

レッド「これは…」

マチス「そのバッジは私に勝った証です」

レッド「いや、俺は勝ってませんよ」

マチス「もしあの時続いていたら私は確実に負けていました」

レッド「でも…」

マチス「受け取ってください」

380: 2014/12/31(水) 00:06:15.04 ID:AUXN1uLH0
レッド「夏…いったい何なんだ…」

レッド「でも何か足りないような…夏…夏…」

レッド「わかんねえや」

レッド「まあいいか、とりあえずシオンタウンに行こう」

レッド「グリーンもそこにいるかもしれないし、なんとなく」

レッド「でも今行ってもちゃんと進めなかったような…」

レッド「いいや、次はシオンタウンだ」

381: 2014/12/31(水) 00:06:46.61 ID:AUXN1uLH0
シオンタウン

レッド「……」

レッド「ポケモンタワーは?」

レッド「えっ…なんでないの?えっ、ちょっとまって、えっ?」

レッド「あの、すいません」

フジ「はい?」

レッド「あのーポケモンタワーは…」

フジ「ポケモンタワー?なんですかなそれは」

レッド「え…ポケモンタワー…なんだっけ」

フジ「からかいに来たのならとっとと出でいってくれ」

レッド「あ、すいません…」

レッド(じゃあここでグリーンと戦わなくていいのか)

382: 2014/12/31(水) 00:07:17.61 ID:AUXN1uLH0
タマムシシティ

レッド「ついたついた」

レッド「やっぱにぎやかな街だな…来たことないけど」

………

レッド「さて準備完了、さっそくジムに行くか」

レッド「あったあった、タマムシジム」

おじいさん「ちょっとそこの君」

レッド「ん、俺ですか?」

おじいさん「そうそう、君まさかタマムシジムに挑戦する気なのかい?」

レッド「はい、そうです」

おじいさん「はっきり言ってここはやめた方がいいよ」

383: 2014/12/31(水) 00:07:56.88 ID:AUXN1uLH0
レッド「いやいやそういうわけにはいかないです」

レッド「俺こう見えてバッジ3個持ってるんですよ」

おじいさん「いや、そういう問題じゃ…」

レッド「大丈夫ですって」

おじいさん「あーわしは知らん、どうなっても知らんからな」

レッド「?」

レッド「すいませーん」

ジムトレ1「ああ?」

ジムトレ2「なんだてめぇ」

レッド「……」

レッド「すいません、間違えました」

384: 2014/12/31(水) 00:08:40.56 ID:AUXN1uLH0
レッド「あれ、扉があかない、なんで…」

おじいさん「言ってなかったが、ここのジムはカントー最強の暴走族なんじゃ」

レッド「それ最初に言えよ」

おじいさん「だから近づかんように言ったんだがな」

レッド「あんた普通にジムの前にいたじゃないか」

おじいさん「それは若い女の子がいっぱいおるからな」

レッド「あら本当だ、レディースなんですねって関係ねえよ」

レッド「ちょっとおじいさん開けてください」ドンドン

おじいさん「……」

レッド「おいーー開けてくれーーー」

ジムトレ1「おい」ガシッ

レッド「はい…」

385: 2014/12/31(水) 00:09:50.49 ID:AUXN1uLH0
ジムトレ1「てめえ何しにここに来た」

レッド「えーと…その…」

ジムトレ1「早く言えや!」

レッド「はいっ、ジムと間違えて入ってきちゃいました、失礼します」

ジムトレ2「待てや、ここはジムだ、間違えてねえ」

レッド「でも失礼します」

ジムトレ2「エリカさん!挑戦者が来てますぜ!」

レッド(やばい、ジムリーダーがくる…って開かねー、あのじじいー)

エリカ「うるさいね、何事だい」

ジムトレ2「エリカさん、挑戦者です!」

386: 2014/12/31(水) 00:13:50.07 ID:AUXN1uLH0
エリカ「挑戦者だ~?」

レッド(えっ…なんか怖いんだけど)

エリカ「てめえが挑戦者か」

レッド「は、はい…」

エリカ「オレはな、この時間は昼寝なんだよ」

レッド「そういうことでしたら、また後ほど来ますので」

エリカ「待て!」

エリカ「それじゃあ、せっかく起きた意味がなくなっちまうだろうが」

レッド「そ、そうですね…」

エリカ「ったく、気持ちよく寝てたのによ」クイッ

レッド「あ、あの木刀で顎は怖いんで、やめてくれませんか…」

エリカ「ああん?」

レッド「冗談です」

387: 2014/12/31(水) 00:18:09.62 ID:AUXN1uLH0
エリカ「お前、なかなかかわいらしいじゃねえか」

レッド「そ、そうですか?」

エリカ「よし、決めた、このバトルは条件つけようぜ」

レッド「どんな条件なんでしょうか」

エリカ「そんなの後だ、つけるのか、つけねえのか!」

レッド「条件があってもいいと思いますっ」

エリカ「じゃあ条件はオレが勝ったらお前、オレのものになれ」

レッド「へ…」

エリカ「お前が勝ったらお前はオレのもの」

レッド「あの…それは…」

エリカ「なんだ?」

レッド「なにもないです…」

388: 2014/12/31(水) 00:23:53.32 ID:AUXN1uLH0
エリカ「じゃあすぐにバトルするぞ」

レッド「あ、あのーその前にトイレ行っていいですかね?」

エリカ「言っとくけど、この勝負から逃げたら、このカントー最強のチーム羅風麗氏亜(ラフレシア)が全力でお前を潰す」

レッド「羅風麗氏亜…」

エリカ「今バカにしたか?」

レッド「とんでもございません」

エリカ「じゃあトイレ行くならさっさと行ってこい、8秒でな」

レッド「さっそくバトルしましょう」

389: 2014/12/31(水) 00:33:34.10 ID:AUXN1uLH0
レッド(条件って勝っても負けても同じじゃんか、どうしたら…)

エリカ「なにぼーっとしてやがる!」

レッド「すいませんっ」

エリカ「いくぞオラァ!ガブリアス!」

レッド「ここって4つ目のジムなんですよね…」

レッド「いけっカメール」

エリカ「ドラゴンクロー!」

レッド「かわしてアクアテール」

カメール「アチャア」

エリカ「ガブリアス!攻撃を止めるんじゃねえ!ひたすら攻めろ!」

ガブリアス「オラオラオラオラオラオラオラオラ」

レッド「守りながら力をためろ」

390: 2014/12/31(水) 00:41:18.72 ID:AUXN1uLH0
エリカ「おらぁ!守ってばっかでねえで、かかってこいや‼」

レッド「カメール、まだだ、力をため続けるんだ」

エリカ「いくら力をためても、攻撃しなきゃ意味ねえんだよ!」

エリカ「切り裂け!」

レッド「カメール、フルパワーでロケット頭突き」

カメール「ドッカーン」

ガブリアス「フットバサレタ」

レッド「あんなに吹っ飛ばしたのにまだ倒れないのか」

エリカ「ちっ」

レッド「調子乗った攻撃してすいませんでした」

エリカ「やるじゃねえか」

391: 2014/12/31(水) 00:50:36.56 ID:AUXN1uLH0
エリカ「ガブリアス、とっとときめちまえ!」

ガブリアス「オリャア!!」

レッド「殻にこもって防御だ」

カメール「ガード」

エリカ「もう一発!」

レッド「カメール、よく見ろ、かわしてアクアテール」

カメール「スーパーアクアテール!」

ガブリアス「ギャフ」ばたっ

レッド「やった、ガブリアスを倒した」

エリカ「…ちっ」

レッド「すげー偶然もあるもんですね」

392: 2014/12/31(水) 00:59:40.82 ID:AUXN1uLH0
エリカ「いくぜラティアス!」

レッド「カメール、力をためるんだ」

エリカ「そいつはもうくらわねえぜ、サイコキネシス!」

ラティアス「動けないでしょ」

レッド「カメール、守るんだ」

エリカ「関係ねえ、龍の息吹だ!」

ラティアス「ほらほら、いつまでもつかな」

レッド「がんばれ、カメール」

レッド「この攻撃を突破するには…カメール、全力ロケット頭突き」

カメール「ドッカーン」

エリカ「止めろラティアス!」

ラティアス「速い!」

393: 2014/12/31(水) 01:06:56.62 ID:AUXN1uLH0
エリカ「やり返してやれラティアス!龍の息吹だ」

ラティアス「お返し!」

カメール「カメ~~」ばたっ

レッド「よくやってくれたカメール、いけっフシギソウ」

レッド(イーブイがいると思ったらフシギソウだった)

エリカ「ラティアスに対してフシギソウか、なめてんのか?」

レッド「相性なんて戦略でひっくり返してみせますよ」

エリカ「あぁん?」

レッド「ひっくり返せないこともありますね」

394: 2014/12/31(水) 14:28:51.48 ID:AUXN1uLH0
エリカ「ラティアス!ミストボールだ!」

レッド「かわして毒の粉だ」

フシギソウ「ドクドク」

エリカ「リフレッシュしろ!」

レッド「つるのムチでうごきを止めるんだ」

フシギソウ「ツカマエタ」

ラティアス「動けないし、毒だし」

エリカ「何してる、はやくリフレッシュだ」

レッド「フシギソウの攻撃でリフレッシュする集中力がないんですよ」

エリカ「あんだと?」

レッド「つるのムチを解除するんだ」

395: 2014/12/31(水) 14:29:26.63 ID:AUXN1uLH0
レッド「宿木の種だ」

レッド「続けて突進だ」

フシギソウ「フッシー!」

ラティアス「めっちゃ削られる」

エリカ「ねちこいことばっかしてんじゃねえよ」

エリカ「ラティアス、距離を離してまずリフレッシュだ」

ラティアス「リフレーッシ…」

レッド「つるのムチで邪魔しろ」

フシギソウ「ホレホレェ」

ラティアス「ちょっと、ちょっとちょっと」

レッド「とどめの突進だ」

フシギソウ「ダイレクトアタック」

ラティアス「ねちねち…」ばたっ

396: 2014/12/31(水) 14:30:24.74 ID:AUXN1uLH0
エリカ「いけぇ!ラティオス!」

エリカ「ラスターパージ!」

ラティオス「妹のかたき!」

レッド「よしっ耐えたぞ、宿木の種だ」

フシギソウ「タネウエ」

エリカ「決めろ!ラスターパージ!」

ラティオス「フラーーーシュッ!」

フシギソウ「アトハマカセタ」ばたっ

397: 2014/12/31(水) 14:31:06.57 ID:AUXN1uLH0
レッド「カビゴンたのむ」

エリカ「ラスターパージだ!」

ラティオス「この[ピザ]ゴンめ」

レッド「とべっカビゴン」

カビゴン「オウンデスヨ、ドドリアサン!」

エリカ「高い!カビゴンがあんなジャンプを…」

レッド「のしかかりだ」

エリカ「動きまわれラティオス、当たるとやばい」

レッド「いけえぇ」

エリカ「でかい!」

カビゴン「ジワジワトナブリゴロシニシテクレル!」

ラティオス「だぶぅ~」ばたっ

エリカ「なんだ、今のでかさは!」

レッド「大乱仕様です」

398: 2014/12/31(水) 14:32:12.12 ID:AUXN1uLH0
エリカ「ここまで追い込まれたのは久しぶりだ」

エリカ「ますます気に入ったぜ」

レッド「ど、どうも…」

エリカ「やっぱりお前は勝ってオレのものにする」

レッド「い、いや勝ちます」

レッド(とりあえずこれが終わったら逃げよう)

エリカ「さあ、いくぜ…」

エリカ「オレの最後の一匹はレックウザだ!」

399: 2014/12/31(水) 14:32:49.67 ID:AUXN1uLH0
エリカ「龍の舞!」

エリカ「くらえ!Vジェネレート!」

レックウザ「総選挙」

レッド「カビゴン、ギガインパクトで対抗だ」

カビゴン「デカイクチヲキクノモソコマデダ!」

エリカ「今のうちに3連龍の舞」

エリカ「逆鱗!」

レックウザ「バーストストリーム!」

レッド「こっちはもう一度ギガインパクトだ」

カビゴン「コンドハコッパミジンニシテヤル!」

エリカ「弾き飛ばせ!」

カビゴン「イマノハイタカッタ」ばたっ

400: 2014/12/31(水) 14:38:22.06 ID:AUXN1uLH0
レッド「リザードンいけっ」

エリカ「そいつでオレのレックウザに挑むのか」

レッド「でもレックウザもカビゴンの攻撃でけっこうダメージを受けてますよ」

レッド「もしかしたら一撃で決めれるかもしれないです」

エリカ「あ~ん?」

レッド「勝てるように努力します」

401: 2014/12/31(水) 14:53:29.10 ID:AUXN1uLH0
レッド「リザードン、ドラゴンクロー」

リザードン「チュウトハンパナキモチデデキルカ!」

エリカ「レックウザの逆鱗はまだ終わってねえ!」

レックウザ「粉砕!玉砕!大喝采!」

レッド「すごい威力だ、混乱するのを待った方が…」

レッド「いや、そんな待ってられない」

レッド「リザードン、常にレックウザの後ろをとって、スキをねらうんだ」

エリカ「今のレックウザに前も後ろもねえんだよ!早くオレのもんになれ!」

レッド「そ、それはちょっと…」

402: 2014/12/31(水) 15:01:51.13 ID:AUXN1uLH0
エリカ「ふっとばせ!」

レックウザ「そいやそいやぁ!」

レッド「大丈夫か、リザードン」

エリカ「トドメだ!」

レックウザ「……」

エリカ「どうした?」

レッド「やったレックウザが混乱した」

レッド「リザードン、今しかない、連続ドラゴンクロー」

エリカ「何してるレックウザ!リザードンを攻撃しろ!」

レックウザ「レックウザは混乱している」

リザードン「ホンキニナレバスベテガカワル!!」

レックウザ「ダメージくらいすぎた…」ばたっ

403: 2014/12/31(水) 15:12:40.00 ID:AUXN1uLH0
エリカ「まさかオレのレックウザがやられるとはな」

レッド「いやぁ~」

エリカ「ちっ」

レッド「すいませんでした」

エリカ「まあいい、約束通り、お前はオレのものだ」

レッド「あのー、バッジもらえないでしょうか…」

エリカ「あん?バッジか、ほらよ」

レッド「ありがとうございます」

エリカ「そういや名前なんていうんだ」

レッド「レッドっていいます…それともう一ついいですかね…」

エリカ「なんだ?言ってみろ」

レッド「はい、えーとその約束はなかったことで…失礼しますっ」

エリカ「おい!まてこらぁ!」

エリカ「お前ら!レッドをつかまえろ!」

404: 2014/12/31(水) 15:18:49.33 ID:AUXN1uLH0
レッド「やばいよやばいよ、早く逃げなきゃ…」

レッド「いっ…街の出入り口が…あの人たちはさっきのジムトレーナーの人たち」

レッド「これじゃ街から出られねえ」

レッド「こうなったら隠れるしかない」

レッド「デパートに行くよりゲームコーナーの方が近いな」

レッド「どうせ行かなきゃだめだと思うし…」

ジムトレ「いた!待てこらぁ!」

レッド「やべっ見つかった、また逃げなきゃ…」

405: 2014/12/31(水) 15:26:53.09 ID:AUXN1uLH0
レッド「ゲームコーナーが…ない…」

ジムトレ「おい止まれ!」

レッド「またきた、やばい」

ジムトレ「おいみんな!レッドがいたぞ!」

レッド「仲間を呼ばないで~」

レッド「もうデパートしかない」

エリカ「ほう、デパートに行くのか」

レッド「エ、エリカさん…」

レッド「いや…俺は旅続けないといけないんで、その…」

エリカ「約束やぶんのか?」

レッド「その…すいませんっ」ダッ

エリカ「また逃げたぞ!つかまえろ!」

406: 2015/01/01(木) 00:35:21.29 ID:V8pkuAaa0
レッド「はぁ…はぁ…なんでこんな目に…」

レッド「うわ…デパートの前にもいる」

レッド「これじゃ、もうどうしようもない…」

男「君、こっちだ!」

レッド「えっ…」

男「早くするんだ」

レッド「は、はい」

407: 2015/01/01(木) 00:35:48.85 ID:V8pkuAaa0
男「ここなら安心だ」

レッド「…助かりました、ありがとうございます」

男「これは予想外だった…」

レッド「え?」

男「いや、なんでもない」

レッド「そういやなんで助けてくれたんですか?」

男「君が困っているのが見えてね、追いかけられてただろ」

レッド「はい…」

男「さて、ポケモンタワーもゲームコーナーもない」

男「次はセキチクシティか」

レッド「えっ…なんでそれを…」

男「あ、いや何となくだ」

男「そんなことよりセキチクシティに送ってあげよう」

男「ドンカラス、空を飛ぶだ」

408: 2015/01/01(木) 00:36:24.57 ID:V8pkuAaa0
セキチクシティ

レッド「なんとかセキチクシティについたけど、なんだったんだあの人」

レッド「俺のこと知ってた感じだけど…」

レッド「俺もどこかで会ったような気はするんだよな」

レッド「今まで何となく会ったような気のする人の名前とかはわかったけど、あの人だけはわからない」

レッド「…まあいいや、そのうちわかるだろ」

レッド「じゃ、気を取り直してジム戦だ」

レッド「いや、タマムシのジムみたいなことがないように慎重に行かないと」

409: 2015/01/01(木) 00:36:58.51 ID:V8pkuAaa0
セキチクジム

レッド「すいませーん、失礼しまーす…」

レッド「あのーどなたかいませ」

バシュッ

レッド「うわっ」

キョウ「むむっ今の一太刀をかわすとは、おぬしなかなかできるな」

レッド(腰がぬけた)

キョウ「拙者はセキチクジムジムリーダーで伝説の侍の末裔、キョウと申す」

キョウ「おぬし、名を名乗れい」

レッド「さ、侍?」

キョウ「侍というのか」

レッド「違います…」

キョウ「貴様、拙者に嘘を教えたのか!」

410: 2015/01/01(木) 00:37:32.72 ID:V8pkuAaa0
キョウ「レッドというのだな、拙者に嘘をついたことは許そう」

キョウ「ここに来たということはジム戦をしにきたのだろう」

キョウ「何をしているこっちだ」

レッド「あ、あの…腰がぬけて…」

キョウ「この刀は本当によく斬れるんだ…」

ザクッ

レッド「……」ガクガク

キョウ「かすめただけだ」

レッド「……」じょろろろ

レッド「あの…今日のところは帰っていいですか…」

411: 2015/01/01(木) 00:37:58.71 ID:V8pkuAaa0
レッド「最悪…」

アンズ「あの…」

レッド「うわっ…あ、はい」

アンズ「父がご迷惑をかけたようで…」

レッド「め、迷惑?」

アンズ「……」じーっ

レッド「……」ぐっしょり

レッド「あーーーーーーーーっ」

アンズ「ズボンの替えはありますか?これよかったら使ってください」

レッド「え…」

アンズ「あ、新品で一回洗濯して誰もはいてないんで」

レッド「どうも…」

412: 2015/01/01(木) 00:38:39.03 ID:V8pkuAaa0
翌日・セキチクジム

レッド「あ、昨日はどうも、これ洗濯しときましたから」

アンズ「いえいえ、それ差し上げます」

レッド「え、でも」

アンズ「だって今はいてるじゃないですか」

レッド「それもそうですね、じゃあありがたく」

キョウ「また来たのか、昨日は逃げ帰ったと思ったぞ」

レッド(実際逃げたけど)

レッド「バトルもしてにのに逃げるわけないでしょ」

キョウ「ならばこの電気使いのキョウと戦ってみるか?」

413: 2015/01/01(木) 00:39:12.56 ID:V8pkuAaa0
レッド「電気使いって言ってくれたから、まずはフシギソウだ」

キョウ「ゆけいっデンリュウ!」

レッド「デンリュウ日本刀持ってるんですけど」

キョウ「侍だからな」

レッド「関係ないでしょ、それ禁止」

キョウ「まあいいだろう、それでもデンリュウは十分強い」

キョウ「ゆくぞ、デンリュウ、シグナルビーム!」

レッド「かわしてソーラービームだ」

キョウ「ためている間がスキだらけだ!炎のパンチ!」

レッド「発射だ」

フシギソウ「チャージタイム」

キョウ「光の壁だ!」

レッド「遅いぜ」

デンリュウ「ゲヘエェ」

414: 2015/01/01(木) 00:44:23.92 ID:V8pkuAaa0
レッド「葉っぱカッターだ」

フシギソウ「フッシャー」

キョウ「放電してガードだ」

レッド「今のうちにソーラービームチャージだ」

フシギソウ「チャージタイム2」

キョウ「まずい、フシギソウに雷だ」

レッド「発射」

フシギソウ「ドーーン」

デンリュウ「モフッ」ばたっ

415: 2015/01/01(木) 00:54:20.38 ID:V8pkuAaa0
レッド「ジムリーダーのポケモンを一方的に倒せた、俺たち強くなってる」

キョウ「さすがここまできただけはある」

キョウ「いでよサンダー!」

キョウ「ドリル嘴!」

レッド「毒の粉」

サンダー「つつく!」

フシギソウ「ドリルセンノカイ」

レッド「まだやれるかフシギソウ」

フシギソウ「オレニマカセロ」

レッド「ヘドロ爆弾だ」

フシギソウ「ヘドロドロ」

キョウ「雷!」

サンダー「サンダーサンダー!」

416: 2015/01/01(木) 01:06:39.13 ID:V8pkuAaa0
レッド「ありがとうフシギソウ、サンダーを毒状態にできただけでもよかったよ」

レッド「カメールは今回は出せそうにないな…ここはリザードンだ」

レッド「火炎放射だ」

キョウ「雷!」

リザードン「ナニヲイワレテモイライラシナーイ」

サンダー「ごろごろ~」

レッド「ドラゴンクローだ」

リザードン「ダイジョウブ、ドウニカナルッテ!」

キョウ「リザードンと距離をとるんだ」

レッド「そのまま接近戦で戦うんだ」

リザードン「ジャンケンノヒッショウホウハ、ツヨクニギリシメタグーヲダスコト」

サンダー「いや、これは毒でやられただけだから」ばたっ

417: 2015/01/01(木) 01:17:04.49 ID:V8pkuAaa0
キョウ「いけいっライコウ!」

キョウ「放電!」

ライコウ「サンダーって言ったらかぶるよな…」

レッド「オーバーヒート」

リザードン「モットアツクナレヨ」

キョウ「なんのこれしき、電力アップだ!」

レッド「負けるなリザードン、フルパワーだ」

ライコウ「ごろごろどっかーん」

リザードン「ニンゲンアツクナッタトキガホントウノジブンニデアエルンダ!!」

ドーン

キョウ「相打ちか」

418: 2015/01/01(木) 01:26:59.25 ID:V8pkuAaa0
キョウ「最後の一匹はゼクロムだ」

レッド「いけっカビゴン」

キョウ「ゼクロム、クロスサンダーだ!」

レッド「それにしてもこの人侍とか言うわりに全然侍ぽくないな」

キョウ「な、なんと…!」

キョウ「僕…拙者が全然侍ぽくないと…」

レッド「今僕って言わなかった?拙者ってキャラ作ってたの?」

キョウ「ふっふっふ、ぼ…拙者の負けだ」

レッド「無理するなよ、ていうか負けって」

レッド「まだ決着は…」

キョウ「ゼクロム」

ゼクロム「……」ゴロン

キョウ「見てのとおりゼクロムは倒れた」

レッド「でも」

キョウ「ぼっしゃの心が折れた今、ぼくゃに勝ち目はない」

レッド「だから無理すんなって」

419: 2015/01/01(木) 12:06:33.14 ID:V8pkuAaa0
ヤマブキシティ

レッド「さてと、ここはやることがいっぱいあるな」

レッド「…何するんだっけ」

レッド「ん、格闘道場?」

レッド「行ってみよう」


……

レッド「勝った」

空手王「すきな方もってけ」

レッド「ラプラスかトロピウスか」

レッド「格闘関係ねえな、まあいいけど、じゃあラプラスで」

420: 2015/01/01(木) 12:07:01.93 ID:V8pkuAaa0
シルフカンパニー

レッド「なんでここに来ちゃったんだろ」

レッド「帰ろ…いってドアが開かない」

レッド「仕方ない、上に行くか」

ロケット団「ちょっと君こんなところで何してるんですか」

レッド「ロケット団、お前たちこそここで何してる」

ロケット団「今日はボスがここに来てましてね、せっかくなのでみんなで掃除を」

レッド「……」

421: 2015/01/01(木) 12:07:39.91 ID:V8pkuAaa0
グリーン「よう、待ってたぜレッド」

レッド「俺は待っててくれなんて言ってない、じゃあな」

グリーン「おい待て、逃げんのか?」

レッド「逃げるが勝ち」

グリーン「待てい!」

グリーン「まあお前が俺にビビってるってことはわかってるけど」

レッド「なんでお前にビビる必要があるんだ」

グリーン「ならバトルだ」

レッド「カット」

グリーン「え?」

レッド「だって今力が抜けてるから」

グリーン「お前それいつもだな」

422: 2015/01/01(木) 12:08:08.66 ID:V8pkuAaa0
レッド「なんであいつここにいたんだ?」

レッド「それにしてもなんだ?どのロケット団も掃除してやがる」

ロケット団「君がレッド君だね」

レッド「そうだけど、なんだよ、やるのか?」

ロケット団「こちらへ」

レッド「なんだよ」

レッド「……」

ロケット団「ここが社長室です」

ロケット団「我々のボスもこちらにいるので」

423: 2015/01/01(木) 12:08:45.44 ID:V8pkuAaa0
男「レッド、やっと来たか、待っていたぞ」

レッド「あなたはこの前の」

男「俺の名はサカキ、ロケット団のボスだ」

レッド「あんたがボス…」

レッド「俺に何か用でも?」

サカキ「本来ならここでバトルをするはずなのだが」

レッド「バトル?」

サカキ「だがここではお前とは戦わない」

レッド「なあ、俺のこと何か知ってるの?」

サカキ「それは答えられない」

レッド「ケチ」

424: 2015/01/01(木) 12:09:37.21 ID:V8pkuAaa0
サカキ「お前にはまだ何も言えないが、せめてこれぐらいはしてやろう、社長頼む」

社長「レッド君、これはピカチュウとマスターボールだ」

社長「2つもあるからまとめてマスターボールにピカチュウを入れておいた」

レッド「なにやってんの」

レッド「というより社長からポケモンもらうの?」

サカキ「レッド、こうやってなぜかお前が思ったのと違うということがあるだろう」

レッド「うん」

サカキ「それだよ」

レッド「なにがだよ」

サカキ「さらばだ」

レッド「なんでだよ」

425: 2015/01/01(木) 12:10:05.91 ID:V8pkuAaa0
レッド「さっきのなんだったんだよ」

レッド「あのサカキって人は絶対何か俺に関係があるはずだ」

レッド「……」

レッド「でも探すのめんどうだな」

レッド「そのうちまた会うだろ」

レッド「とりあえず今はジムが先だな」

426: 2015/01/01(木) 12:10:51.16 ID:V8pkuAaa0
ヤマブキジム

レッド「すいませーん、ジムに挑戦したいんですけど」

ジムトレ「あ、挑戦者の方ですか?」

レッド「はい」

ジムトレ「じゃあ案内しますねー」

レッド(よかったここは普通みたいだ)

ジムトレ「ナツメちゃーん、挑戦者よー」

ナツメ「ちょ、挑戦者の方ですか…」

ジムトレ「ナツメちゃんしっかりね」

ナツメ「は…はい」

レッド(ナツメ…さん…)

427: 2015/01/01(木) 12:11:33.44 ID:V8pkuAaa0
ナツメ「ひゃっ…お、男の方…」

ナツメ「わ、私がジ、ジムリーダーの…」ゴニョゴニョ

ジムトレ「ナツメちゃん、手で顔隠してちゃ相手の人にもちゃんと聞こえないよ」

ジムトレ「ごめんなさいね、ナツメちゃんすごい人見知りで、男の人だと特にね」

レッド「ナツメさん…」スタスタ

ナツメ「は、はい…ひゃあ」

レッド「俺レッドって言います、あとあなたといるとなんだかすごく安心します!」

ナツメ「え、あ、その…」カァァ

ナツメ「……」

レッド「え、ナツメさん!大丈夫ですか」

ジムトレ「すぐ気がつくわよ、ナツメちゃん、男の人と手がふれただけで気を失っちゃうの」

428: 2015/01/01(木) 12:12:07.78 ID:V8pkuAaa0
ナツメ「う…ん…」

レッド「あ、気が付きましたか?」

ナツメ「ひゃああああ!」

レッド「だ、大丈夫ですか」

ナツメ「あ、す、すいません…」

レッド「いえ、それより大丈夫なんですか?」

ナツメ「わ…私は…ごにょごにょ…」

ジムトレ「あ、ナツメちゃん気が付いた?」

ナツメ「は…はい…」

ジムトレ「もー、私まで手で顔隠さなくていいでしょ」

ナツメ「ご、ごめんなさ…」

429: 2015/01/01(木) 12:12:43.38 ID:V8pkuAaa0
レッド「ナツメさん」

ナツメ「ひゃい」

レッド「俺なんかものすごくあなたのことが好きです!」

レッド「これって一目ぼれってやつですかね」

ナツメ「そ、その…」カァァ

ナツメ「……」

レッド「あっナツメさん!しっかりしてください」

ジムトレ「あーまたか」

ジムトレ「手がふれただけで気絶しちゃうって言ったでしょ」

ジムトレ「そんな手をがっしり持たれて、いきなり告白までされちゃあね~」

レッド「す、すいません」

430: 2015/01/01(木) 12:22:35.62 ID:V8pkuAaa0
ジムトレ「それにしてもやるわね、あんなこといきなり言っちゃうなんて、プレイボーイ?」

レッド「ち、違いますよ」

ジムトレ「じゃあお姉さんなんかどうかな」

レッド「い、いや、俺はナツメさんが…」

ジムトレ「ふーん、そんなナツメちゃんがいいんだ、どうして?」

レッド「実は俺、今まで理由はよくわからないけど基本力が入らないんですけど、急に力がぬけて気絶しちゃうってことが何度もあったんです」

ジムトレ「重症ね」

レッド「でもこうしてナツメさんとふれてるだけで、なんかこうドキドキが止まらないというか」

レッド「うまく言えなくてすいません」

ジムトレ「うーん、レッド君って言ったけ?会った瞬間そうなるのもめずらしいわね」

レッド「そうですか?」

ジムトレ「会った瞬間添い寝なんて」

432: 2015/01/01(木) 23:53:50.06 ID:V8pkuAaa0
レッド「…ん」

レッド「いつの間にか寝ちゃってたか」

レッド「布団が」

ナツメ「スー…スー…」

レッド「かわいい…」

レッド「あれ、ナツメさん普通に寝てないか?」

レッド「一回気が付いたんじゃ…」

レッド「まあいいや…このまま寝よ」

433: 2015/01/01(木) 23:54:20.34 ID:V8pkuAaa0
翌日

ナツメ「ふぁぁ…」

ナツメ「あれ、私ジムの中で寝ちゃったのかな」

ナツメ「……」チラッ

レッド「スー…スー…」

ナツメ「やぁぁぁぁぁぁぁぁ」バタバタ

ジムトレ「おっはよーナツメちゃん、よく寝れた?」

ナツメ「ちょっとこれせ、説明してくださいよ」

ジムトレ「なんのこと~?」

ナツメ「と、とぼけないでください」

ジムトレ「いや~レッド君がものすごくナツメちゃんのこと好きそうだったし」

ナツメ「それでも…」

ジムトレ「そんなこと言って~、ほんとはうれしいんでしょ」

ナツメ「……」カァァ

434: 2015/01/01(木) 23:54:55.04 ID:V8pkuAaa0
ナツメ「で、でも私、男の人とまともに話すらしたことがないので…」

ジムトレ「知ってる、だから男の人が挑戦にきたらいっつも代わりに私がやってるじゃない」

ナツメ「そんな私がいきなりあんな…」モジモジ

ジムトレ「ナツメちゃん、これははっきり言ってチャンスよ」

ナツメ「で、でも…」

レッド「スー…スー…」

レッド(ナツメさーん…)

ナツメ「は、はい!」

ジムトレ「どうしたの?」

ナツメ「え、いや…なにか聞こえて…」

レッド(ナツメさん…すき…)

ナツメ「……!」カァァ

ジムトレ「?」

435: 2015/01/01(木) 23:55:23.82 ID:V8pkuAaa0
レッド「んあー、よく寝た」

ナツメ「あ、あの…レレレ…レッドさん」

レッド「ナツメさん!」

ナツメ「ひゃあ」カァァ

ジムトレ「なにやってんの、しっかり」ボソッ

ナツメ「は、はい…」

ジムトレ「レッドさん、よかったら一緒に朝食たべませんか」ボソボソ

ナツメ「あああ、あのレッドさん…//」

ナツメ「……」

ナツメ「な、なに言えばよかったんでしたっけ…」ボソボソ

ジムトレ「一緒にごはん食べましょーって言って抱きつくの」ボソボソ

ナツメ「ええっ」

436: 2015/01/01(木) 23:56:07.86 ID:V8pkuAaa0
ジムトレ「ほらほら」

ナツメ「は、はい…」ギュッ

レッド「えっ」

ジムトレ(ほんとにやった!)

ナツメ「……」カァァ

レッド「ナツメさん」ギュッ

ナツメ「ひゃああ//」

ジムトレ「ナツメちゃん、気をしっかり」

ナツメ「は…はい!」

ナツメ「レッドさん…い、いい一緒に朝食を」

レッド「食べましょう」

437: 2015/01/01(木) 23:56:35.38 ID:V8pkuAaa0
ナツメ「あ、あのレッドさん、私が作ったんですけど…ど、どうですか…」

レッド「やっぱり料理がお上手ですね、とてもおいしいです」

ナツメ「そ、それはよかったです…」

ジムトレ「これはおもしろそうなことになりそう」ボソッ

ナツメ「え?」

ジムトレ「いや、なんでもないなんでもない」

ジムトレ「そういやレッド君、ジム戦はどうすんの?」

レッド「あ、そうだった、ナツメさん、あとでいいですか?」

ナツメ「あ、はい…」

438: 2015/01/01(木) 23:57:31.72 ID:V8pkuAaa0
レッド「それじゃあお願いします」

ナツメ「は、はい」

ジムトレ「ねえあなたたち知ってる?」

レッド「なんですか?」

ジムトレ「バトルするときって互い距離をとってむかい合ってやるものなのよ」

レッド「俺一応バッジ5個持ってるんですよ、それぐらい知ってますよ」

ジムトレ「じゃあ二人とも早く位置について」

レッド「はーい」

ジムトレ「それにしてもあのナツメちゃんがあんなんい男の子と仲良くするなんてね」ボソッ

439: 2015/01/01(木) 23:58:06.60 ID:V8pkuAaa0
ナツメ「レ、レッドさん…私は全力でやります!」

レッド「俺も全力でやります」

ジムトレ「ナツメちゃんが直接男の人とバトルするなんてはじめてね」

ナツメ「い、いってウ…ウインディ」

ジムトレ「ナツメちゃん、まだ出しただけだよ」

ナツメ「はい!」

ジムトレ「ナツメちゃん緊張してるの?」

ナツメ「はい!」

ジムトレ「大丈夫かな?…まあいいか、レッド君も出して」

レッド「じゃあラプラスで」

ジムトレ「あとは二人でがんばってねー」

ナツメ「えっ…どこいくんですか…」

440: 2015/01/01(木) 23:58:39.88 ID:V8pkuAaa0
ナツメ「……」

レッド「……」

ナツメ「い、いいお天気ですね」

レッド「そうですね」

レッド「はじめましょうか」

ナツメ「はい…」

レッド(とはいってもなんかやりづらいな)

レッド「じゃあ俺からいきますね」

ナツメ「はい…」

レッド「ラプラス、ハイドロポンプだ」

ナツメ「ウインディ…あ、かわして」

ナツメ「ウインディ次は…うーん」

レッド「どうしました?」

441: 2015/01/01(木) 23:59:07.84 ID:V8pkuAaa0
ナツメ「あの…レッドさん、私の前にも私と同じようなことしましたか?」

レッド「同じこと?」

ナツメ「その、女性と一緒に寝たり…」

レッド「そんなことあるわけないじゃないですか」

ナツメ「じゃあ私のことをすきだと言ってくれたのは本当ですか…?」

レッド「当然です!」

ナツメ「私はそんなこと言われたのは初めてです…」

ナツメ「レッドさん…私もあなたのことまだよくわからないですけど、たぶんこれはすきです」

レッド「じゃあやっぱり俺たちは」

ナツメ「私…あなたと戦えません…」

レッド「えっ…」

ナツメ「レッドさん、ごめんなさい…でも、バッジはちゃんと渡しますから…」

レッド「でもなぁ…」

442: 2015/01/02(金) 00:00:16.77 ID:oHVHymsQ0
ジムトレ「ちょっとちょっとぉ!ナツメちゃん違うでしょ」

ナツメ「えっ…」

ジムトレ「ナツメちゃんが好きって言ったのはよかったけど、まじめにジムリーダーやろうとするんじゃない!」

ナツメ「え…でも私、ジムリーダーだから…」うるっ

ジムトレ「あーごめんごめん、私の言い方がわるかった」

ジムトレ「ちょっとこっち来て、ナツメちゃん、よく聞いてね」

ジムトレ「あれはね、互いにポケモンを出して、さあバトルしようかとまずレッド君に思わせるの」

ジムトレ「そして自分のポケモンをひっこめるの、そこでレッド君は『えっ』ってなる」

ジムトレ「そこで2段目の驚きとしてナツメちゃんからのアタック」

ナツメ「レッドさんに攻撃するの?」

ジムトレ「そうじゃないね」

ナツメ「じゃあそれ成功するの…?」

ジムトレ「ナツメちゃんからレッド君な本当に攻撃してもOKになると思うけど、ナツメちゃんならこんなのがいいかなって思って」

443: 2015/01/02(金) 00:00:56.92 ID:oHVHymsQ0
ジムトレ「でもここで問題になってるのはまじめにジムリーダーをやるのに途中でバトルをやめてバッジを渡そうとしたことなの」

ジムトレ「ちゃんと戦おうとするからには簡単に渡しちゃだめでしょ」

ナツメ「だって私…」うるっ

ジムトレ「泣かない泣かない、もうレッド君とは戦えないって言ってるんでしょ」

ナツメ「はい…」

ジムトレ「わかってるよ、だから私がいるの」

ジムトレ「ナツメちゃんほどうまく戦えないけどまかせて」

ナツメ「うん…」

ジムトレ「じゃあレッド君、ジム戦は私とすることになったから」

レッド「はーい」

444: 2015/01/02(金) 00:01:32.17 ID:oHVHymsQ0
レッド「じゃあ俺はこのラプラスで」

ジムトレ「えーとこっちは…ナツメちゃんさっきウインディだったよね」

ナツメ「はい…」

ジムトレ「じゃあウインディ!」

ナツメ「あのレッドさん、私の手持ちは炎タイプ中心になってます、がんばってください」

レッド「はい、ナツメさんが一緒にいたら勝てそうです」

ナツメ「がんばってください、あと私はウインディのほかに」

ジムトレ「待って」

ジムトレ「心折れそうだわ、急にまるでカップルみたいになってんじゃん」

ジムトレ「男の人とふれただけで気絶しちゃうぐらいなのに、何手つないでんの」

ジムトレ「あとナツメちゃん、自分のジムなんだから挑戦者に情報あげないの!」

445: 2015/01/02(金) 00:02:02.45 ID:oHVHymsQ0
ジムトレ「ウインディ!雷のキバ!」

レッド「ラプラス、ハイドロポンプだ!」

ジムトレ「神速でかわして」

ウインディ「シュン」

ジムトレ「雷のキバよ!」

レッド「ラプラス、サイコキネシスで動きを止めろ!」

ラプラス「ツマランイジヲハラズイツデモナケルレンシュウヲシテオクコトダナ」

ウインディ「ウゴケネエ」

レッド「ハイドロポンプ!」

ラプラス「3プンデコノビルヲタイラニシテミセヨウカ」

ウインディ「カオガヌレテ…」ばたっ

446: 2015/01/02(金) 00:14:49.09 ID:oHVHymsQ0
ナツメ「レッドさんって強いんですね、ウインディを簡単に」

ナツメ「こ、この調子でがんばってくださいね」

ジムトレ「ナツメちゃん、これあなたのポケモンなのよ、どっち応援してるの」

ナツメ「は、はい、すいません…」

レッド「まぁまぁ、そんな怒らなくても」

ジムトレ「別に怒ってないの、ナツメちゃんごめんね」

ジムトレ「さて、止めちゃったけど、次はファイヤーよ」

レッド「にらみつける?」

ジムトレ「やらないから」

ジムトレ「にらみつけないけど、にほんばれよ」

ファイヤー「晴れろ!」

レッド「雨乞いだ」

ラプラス「イイシアイヲシヨウ…」

447: 2015/01/02(金) 00:19:42.73 ID:oHVHymsQ0
ジムトレ「にほんばれ!」

レッド「雨乞い!」

ジムトレ「にほんばれ!!」

レッド「雨乞い!!」

ジムトレ「にほんばれ!!!」

レッド「雨乞い!!!」

ジムトレ「にほんばれ!!!!」

レッド「雨乞い!!!!」

ジムトレ「にほんばれ!!!!!」

レッド「雨乞い!!!!!」

ナツメ「ジムの天気がめちゃくちゃ…」

ファイヤー「なかなかやるじゃねえか」ばたっ

ラプラス「タノダレカノタメニ120%ノチカラガダセル…ソレガオマエタチノツヨサ…」ばたっ

ナツメ「私のファイヤーが疲労で倒れちゃったじゃないですか…」

ジムトレ「ナツメちゃんごめんね、つい」

448: 2015/01/02(金) 00:37:14.35 ID:oHVHymsQ0
ジムトレ「もうあんなミスしないから」

レッド「ナツメさんのファイヤーのあの倒れ方には俺にも責任があります」

ナツメ「レッドさんは挑戦者として戦っているので相手を倒すのは当たり前のことです…」

ナツメ「だからレッドさんは悪くないですよ」

ジムトレ「なんかレッド君にだけ普通に話すようになってきて…おもしろい」

ナツメ「ジ、ジム戦の途中ですよ、集中してください…」

ジムトレ「まかせて、次はエンテイいって!」

レッド「カメックス!ハイドロポンプ!」

ジムトレ「神速でよけて」

レッド「ウインディと同じじゃんか」

ジムトレ「神速で攻撃!」

レッド「カウンターだ」

カメックス「ヒトコトデイウナラシゼンノセツリダ」

レッド「連続ハイドロポンプ!」

カメックス「カグヅチ‼」

449: 2015/01/02(金) 00:43:52.32 ID:oHVHymsQ0
ジムトレ「正直レッド君がここまで強いとは思わなかったわ」

レッド「そりゃもちろん」

ナツメ「でもレッドさん気を付けてください、私の最後の手持ちの」

ジムトレ「ナツメちゃん、だから言っちゃだめだってば」

ナツメ「ごめんなさい…」

ジムトレ「そんな落ち込まないで、もう出すんだし、言っていいよ」

ナツメ「でももう出した方が早いですし…」

ジムトレ「そうね…レッド君見なさい、これがナツメちゃんのホウオウよ!」

レッド「すげー輝いてる」

ジムトレ「ナツメちゃんのホウオウをそこらのホウオウといっしょにしないことね」

レッド「ホウオウってそこれじゅうにいんの?」

450: 2015/01/02(金) 23:59:04.57 ID:oHVHymsQ0
ジムトレ「ホウオウ、ゴッドバード!」

ホウオウ「三色じゃなくて七色なんだよ!」

レッド「いくら速くても直線的につっこんできたら的でしかない、ハイドロポンプだ!」

カメックス「ニノヒケン グレンカイナ!!!」

ジムトレ「ホウオウ、守る!」

レッド「えっ」

ホウオウ「これが神の力だ!」

カメックス「ショセン コノヨハジャクニクキョウショク ツヨケレバイキ ヨワケレバシヌ」ばたっ

レッド「カメックス、大丈夫か」

レッド「ゴッドバードしながら守るなんて…」

ナツメ「レッドさんごめんなさい、私のホウオウ技を同時に2つ使えるんです」

レッド「なにそれ、やばいな」

ナツメ「あと…」

ジムトレ「だから教えちゃだめだって」

451: 2015/01/02(金) 23:59:36.43 ID:oHVHymsQ0
レッド「いけっカビゴン!」

レッド「いくらそのホウオウでもこのカビゴンのパワーには勝てない!」

レッド「カビゴン、最大威力の転がる!」

カビゴン「ダイサービスデゴランニイレマショウ」

ジムトレ「だったらこっちはさらにそのパワーを超えてみせる」

ジムトレ「聖なる炎100×1.5+ゴッドバード140×1.5で威力360」

ジムトレ「さらにいつもの2倍のためで360×2の720!」

ジムトレ「そしていつもの3倍の回転を加え720×3の2160!」

ジムトレ「まだまだ!いつもの4倍の助走(飛)で2160×4の8640!」

ジムトレ「最後にいつもの5倍のスピードでぶつかれば8640×5の43200パワーだ!!」

レッド「なんかどこかで聞いたことある理論に変なのがついてる!」

ジムトレ「それいけホウオウ!」

ホウオウ「威力120倍、ホウオウマン!」

カビゴン「ドウモコノホシノカタタチハシニタガリヤガオオイミタイデスネ」ドカーン

レッド「カビゴーーーン!」

452: 2015/01/03(土) 00:00:10.89 ID:lyCmRQBX0
レッド「なんてめちゃくちゃなことするんだ、変化技とか使えよ」

ナツメ「私が変な育て方しちゃったから…」

レッド「ナツメさんは何も悪いことはしてませんよ」

レッド「いえ、ナツメさんのやったことはすごいことです」

レッド「普通ならあんなことできませんよ」

ナツメ「でも…それでレッドさんのポケモンが…」

レッド「たしかにそうですが、今の技はかなり無理があったんでしょう、ホウオウもかなり反動でダメージをうけてます」

レッド「まぁ大丈夫です、俺のポケモンたちはさらにすごいってこと見せてあげますよ」

レッド「いけっフシギバナ!」

ナツメ「レッドさん、フシギバナは」

ジムトレ「たしかに、勝負をあきらめた?」

レッド「いやいや、たしかにフシギバナじゃそのホウオウに倒されるでしょう」

レッド「でもこれも俺の戦法、俺の全ててでそのホウオウを倒す!」

ジムトレ「つまり数で押すってことね」

レッド「はい」

453: 2015/01/03(土) 00:00:46.00 ID:lyCmRQBX0
レッド「眠り粉!」

ジムトレ「聖なる炎で焼き尽くすのよ」

ホウオウ「こざかしい!」

レッド「リーフストーム!」

ジムトレ「燃えてるところにそんな技をするとはね、ホウオウそのままでいいわ」

レッド「リーフストームにヘドロ爆弾だ」

フシギバナ「ヘノツッパリハイランデスヨ」

ジムトレ「これは」

レッド「毒の嵐の完成!」

ジムトレ「ホウオウに毒が…はやく抜け出すのよ」

ジムトレ「そのままゴッドバート!」

ホウオウ「聖なる炎+ゴッドバード」

レッド「ヘドロ爆弾!」

フシギバナ「ポテロングヤルカラソウオコルナ」ばたっ

ナツメ「ホウオウの体中に毒が…」

454: 2015/01/03(土) 00:01:11.38 ID:lyCmRQBX0
レッド「ありがとうフシギバナ」

レッド「あんだけの毒をうけて猛毒にならないわけがない」

ジムトレ「あんなめちゃくちゃな方法で…」

ジムトレ「で、でもナツメちゃんのホウオウなんだし、これぐらいじゃ…」

ナツメ「レッドさんならきっと勝てますよ…」

ジムトレ「ナツメちゃんのポケモンなのよ!」

レッド「数で押して勝てないわけがない!いけっリザードン!」

レッド「リザードン、上からホウオウを押さえつけるんだ」

リザードン「ミナサンアケマシテオメデトウゴザイマス!! 」

ジムトレ「ホウオウも上昇して阻止するのよ!」

ホウオウ「体が重い…」

455: 2015/01/03(土) 00:01:39.06 ID:lyCmRQBX0
ジムトレ「ダメージが大きいな、自己再生して!」

ホウオウ「は ね や す め」

レッド「回復してしまった」

レッド「でも毒がとれたわけじゃない、まだ勝てる」

レッド「リザードン、ドラゴンダイブ!」

リザードン「コトシノボクノテーマハホンキ!! 」

ジムトレ「3倍回転ゴッドバード!」

ホウオウ「ゴッドバード多いな…」

リザードン「イッショケンメイイキテイレバ、フシギナコトニツカレナイ」

レッド「リザードン、倒れる前にせめてもう一発…!」

リザードン「アキラメンナ!!!」

ホウオウ「いって」

リザードン「バンブー!!!」ばたっ

レッド「あいがとうリザードン、おかげでホウオウが地面についた」

レッド「これで次が当てやすい」

456: 2015/01/03(土) 00:02:07.27 ID:lyCmRQBX0
レッド「俺の最後の一匹はピカチュウです」

レッド「ジムトレさん、あなたの技使わしてもらいます」

ジムトレ「え…」

レッド「ボルテッカー、120×1.5×2で360」

ジムトレ「それもともとはナツメちゃんのやつなの」

レッド「そうなんですか、じゃあナツメさん使わしてらいます」

ナツメ「レッドさん、それはかなりの特訓をしないと…」

レッド「俺のポケモンならできるはずです」

レッド「それにダメージの蓄積でほとんど動けないホウオウになら完璧じゃなくても倒せます」

ジムトレ「だったらこっちも聖なる炎、100×1.5で150!」

457: 2015/01/03(土) 00:02:49.97 ID:lyCmRQBX0
レッド「いつもの2倍の電撃をため360×2の720!」

ジムトレ「10倍のスピードで150×10の1500!!」

レッド「ピカチュウ、ボルテッカー!」

ジムトレ「ホウオウ、聖なる炎!!」

ピカチュウ「ホクトウジョウハガンケン」

ホウオウ「神の力を見よ!」

ホウオウ「っていったけど無理がある…」ばたっ

レッド「やった」

ジムトレ「えっ…そんな…」

ナツメ「今のは…そうなるでしょうね…」

ジムトレ「なんで?」

ナツメ「その…無理のしすぎです…ホウオウはダメージに毒で10倍どころか半分ほどの力しか出てませんでした…」

ジムトレ「はぁ~、こういうこと考えられないから私ジムトレーナー止まりなんだろうな~」

ナツメ「レッドさん…今回はジムトレさんですけど、私に勝った証のバッジです、受け取ってください」

458: 2015/01/03(土) 00:03:19.26 ID:lyCmRQBX0
1時間後

ナツメ「あの…レッドさんの…す、すきな食べ物はなんですか?」

レッド「そうですね…ナツメさんの料理ですかね」

ナツメ「ま、まだ私一度しかレッドさんに作ってませんよ…」

レッド「ああ、そうでした、あまりにおいしかったもので」

レッド(あれ、ナツメさんの料理を何度も食べたような…)

ナツメ「レッドさん…?」

レッド「…あ、はい」

ナツメ「どうされたんですか?」

ナツメ「ごめんなさい、お話をしてもらうためだけに引き留めてしまって…」

ナツメ「レッドさんは先を急ぐのに…私と話すのは嫌だったでしょう…本当に」

レッド「そんなわけありませんよ、できることなら俺はこうしてナツメさんとずっと一緒にいたいです」

ナツメ「レッドさん…」

459: 2015/01/03(土) 00:04:01.07 ID:lyCmRQBX0
ジムトレ「私にまかせなさい!」

レッド「うわっビックリした」

ジムトレ「ナツメちゃんのジムリーダーの資格を一時的に没収します!」

ナツメ「ええっ…そんな…」

レッド「それはひどいですよ」

ジムトレ「一時的だから」

ジムトレ「ナツメちゃんが出かけてる間に挑戦者が来ちゃったら挑戦者の人困っちゃうでしょ」

ナツメ「え…」

ジムトレ「今から二人でデートでも行ってきなさいな」

ナツメ「デ、デートですか…!」

ジムトレ「そうよ、うーん…タマムシデパートなんていいかもね」

レッド「行きましょう、ナツメさん」

460: 2015/01/03(土) 00:04:27.91 ID:lyCmRQBX0
タマムシデパート

ナツメ「……」

レッド「どうしました?」

ナツメ「その…私こういう人が多いところはあまり慣れていなくて…」

レッド「じゃあ他のところ行きましょうか?」

ナツメ「い、いえ…せっかく来たんですし…」

レッド「じゃあはぐれないように手をつなぎましょうか」

ナツメ「はい…//」

461: 2015/01/03(土) 00:05:04.52 ID:lyCmRQBX0
レッド「今日は回復アイテムが安売りしてますね、買いに行っていいですか?」

ナツメ「もちろんです」

レッド「えっとこれとこれと…」

女「おい」

レッド「はい」

女「やっぱり、お前はレッド!」

レッド「え…どこかでお会いしましたっけ」

女「エリカさーん!レッドのやつがいました!」

レッド「エ、エリカさん…」

エリカ「こんなとこにいたかレッド」

ナツメ「あの、レッドさん…この方って」

エリカ「おいお前たしかヤマブキのナツメだよな」

ナツメ「え、はい…」

エリカ「なんでお前がオレのレッドといるんだ?」

462: 2015/01/03(土) 00:05:31.76 ID:lyCmRQBX0
エリカ「しかも手までつないで仲よさそうだな~、おい」

ナツメ「ごめんなさい…」

エリカ「てめえどうなるかわかってんだろうな」

レッド「あのエリカさん」

エリカ「うるせぇ」

レッド「すみません…」

エリカ「さて、どう懲らしめてやろうか…」

レッド「……」

レッド「ナツメさん、こっちです」

ナツメ「え、レッドさん」

エリカ「レッドとナツメが逃げたぞ!追いかけろ!」

463: 2015/01/03(土) 00:07:01.70 ID:lyCmRQBX0
屋上

エリカ「もう逃げらんねえぞ」

ナツメ「レッドさん…」

レッド「こうなったら…ナツメさん俺にしっかりつかまって」

ナツメ「え…」

レッド「はやく!」

ナツメ「はい」

レッド「リザードン、いくぞ!」

エリカ「オレから逃げられると思ってんのか?」

エリカ「おまえらはジムに戻ってろ」

エリカ「でろ、レックウザ!あのリザードンを追いかけるぞ!」

464: 2015/01/03(土) 00:10:26.10 ID:lyCmRQBX0
カントー上空

エリカ「待てコラァ!」

レッド「げっ…追いかけてきた!」

レッド「ナツメさん、もっとこっちに」

ナツメ「ひゃっ…//」

レッド「リザードン、スピードアップだ!」

エリカ「逃がすか!レックウザやれ!」

レックウザ「滅びの爆裂疾風弾!」

ドカーン

レッド「ぎゃーー」

465: 2015/01/03(土) 00:14:47.34 ID:lyCmRQBX0
レッド「うっ…いてて…」

レッド「ここはどこだ?」

レッド「あっリザードン大丈夫か、とりあえず休んでてくれ」

レッド「ナツメさん…どこにいるんですか」

ガサッ

ナツメ「んっ…」

レッド「ナツメさん大丈夫ですか…」

レッド「これは血が出てる、早く病院につれていかないと」

466: 2015/01/03(土) 00:21:58.67 ID:lyCmRQBX0
1時間後

ナツメ「……」

レッド「ナツメさん、よかった気が付いた」

ナツメ「レッドさん…?」

レッド「ああ、急動いちゃダメですよ」

ナツメ「……」

レッド「ちょっと頭をスリむいてただけなんですけど、気を失っていたんでね」

ナツメ「……」

467: 2015/01/03(土) 00:25:58.41 ID:lyCmRQBX0
ナツメ「レッドさん、ここは…?」

レッド「グレン島ってとこです」

ナツメ「グレン島…ですか…」

レッド「すみません…俺のせいでこんなことになってしまって」

ナツメ「……」

レッド「ちゃんとナツメさんをヤマブキシティまで送ります」

ナツメ「あの、レッドさん…」

レッド「はい」

ナツメ「エリカさんとはどういう関係ですか…」

レッド「えっ」

ナツメ「私に嘘をついたんですか…」

468: 2015/01/03(土) 00:30:26.11 ID:lyCmRQBX0
レッド「違いますよ!エリカさんとは何もありません」

ナツメ「でもエリカさんはオレのレッドって言ってたじゃないですか」

レッド「あれはエリカさんが勝手に言ってるだけであって…」

ナツメ「レッドさんひどいです…」

レッド「ナツメさん、信じてください」

ナツメ「じゃあ…証拠を見せてください…本当に私だけだという…」

……

レッド「これでいいですか」

ナツメ「はい…」カァァ

レッド「よかった」

469: 2015/01/03(土) 00:35:38.69 ID:lyCmRQBX0
レッド「じゃあナツメさんをヤマブキまでちゃんと送ります」

ナツメ「待ってください…」

レッド「はい」

ナツメ「その…レッドさんに私もついて行っていいですか…?」

レッド「えっ」

ナツメ「レッドさんのことをもう疑ってるわけじゃないですけど…その、い、嫌ですか?」

レッド「俺はナツメさんといられる方がいいですけど、ジムの方は…」

ナツメ「あとでジムトレさんに連絡しておきます…」

470: 2015/01/03(土) 00:43:21.20 ID:lyCmRQBX0
ナツメ「じゃあ、次のジムはこのグレンタウンにあるのでさっそく行きましょう」

レッド「えっ、もう行くんですか」

ナツメ「行かないんですか?」

レッド「できればもう少しこうしてナツメさんといたいな~って」

ナツメ「レッドさん…」

男「あの~わしのジムに何か用でも?」

レッド「えっジム?」

男「そう!ここグレンジムじゃ!」

レッド「これジムだったの…変な形」

男「まあ子どもには芸術はわからんか」

471: 2015/01/03(土) 00:49:09.81 ID:lyCmRQBX0
レッド「芸術ね~」

男「まあはっきり言ってこの建物がいいかどうかはわしにもわからん!」

レッド「なんじゃそれ…」

男「む、君はナツメ君ではないか」

ナツメ「こ…こんにちは…」

レッド「ナツメさん、知ってるんですか?」

ナツメ「はい…ジムリーダーは一応全員…」

男「わしの名はカツラじゃ」

レッド「カ…カツラ!?」

カツラ「いや、これは地毛じゃぞ」

レッド(サラサラ金髪ロングヘアー…)

ナツメ「レッドさん、どうしたんですか?」

レッド「い、いや、思ってたのと何か違う気がしたので…」

472: 2015/01/03(土) 01:02:00.25 ID:lyCmRQBX0
グレンジム

レッド「結局来ちゃった」

レッド「やっぱりこのジムの仕掛けは問題か…」

レッド「えっと…第一問、次の図形のうちX=3とするときのYの値を求めよ…」

レッド「……」

レッド「ナツメさん…わかりますか…?」

ナツメ「8ですね」

ピンポーン

レッド「ナツメさんすごいです!」

ナツメ「8を横にすると∞になるんで、レッドさんといつまでもいられるようにと思いまして」

レッド「そうですね」

レッド「じゃあ次から数字は全部8にしましょう」

473: 2015/01/03(土) 01:07:49.03 ID:lyCmRQBX0
レッド「さすがに答えが全部8というのは無理がありましたね」

ナツメ「最初だけでしたね…なんだか残念です…」

レッド「どんな数字でも関係ないですよ、俺はずっとナツメさんといますから」

レッド「第五問、しねしねこうせん  はい いいえ」

レッド「わけわからん」

ナツメ「じゃあいいえで」

ピンポーン

レッド「どういうことなんでしょうね」

ナツメ「私にもわかりません…」

475: 2015/01/03(土) 20:57:25.42 ID:lyCmRQBX0
カツラ「ほう、よくあの難問を突破できたな」ファサ

レッド「5問中2問しか正解しなかったけど」

カツラ「あのポロロッカとかマクスウェル山とかが君のような少年に答えられたというのか」

レッド「最後以外全部8にしたんで問題読んでないです」

カツラ「とにかくここまで来たということはかなりの実力者とみた」

カツラ「名前を聞こう!」ファサ

レッド「髪の毛をさわるな!」

カツラ「ああ、つい癖で、で君の名前は?」

レッド「俺の名前はレッド」

カツラ「それではレッド君、わしの髪の毛のサラサラの秘密を教えよう」

レッド「違う!ジム戦しにきたの!」

476: 2015/01/03(土) 20:58:17.12 ID:lyCmRQBX0
カツラ「なんだジム戦か、そうならそうと言ってくれればいいのに」

レッド「サラサラの秘密聞きにくるやついないだろ」

カツラ「なら早速やるか」

カツラ「いけっチルタリス!」

レッド「いきなりだな」

レッド「こっちはラプラスだ」

カツラ「龍の波導!」

チルタリス「モフモフ」

レッド「攻撃までいきなり…」

レッド「だったら、冷凍ビーム!」

ラプラス「コウミエテモネ ケッコウドウブツズキナンデスヨ」

カツラ「上空へ逃げるんだ」

レッド「ラプラス、はやく冷凍ビームをあてるんだ」

477: 2015/01/03(土) 20:58:44.09 ID:lyCmRQBX0
レッド「……」

カツラ「……」

レッド「あの、チルタリスおりてこないんですけど」

カツラ「おりてこいっていってないからな」

レッド「それじゃあバトルにならないじゃん」

カツラ「じゃあ再開するか」

レッド「ラプラス、見つけたらすぐ冷凍ビームだ、お前なら一撃で倒せる」

カツラ「今だチルタリス、ゴッドバード!」

チルタリス「ナンカ ゴッドバードバッカリダナ」

レッド「うわっ」

ラプラス「シンゾウヲエグリトルツモリダッタガ」ばたっ

カツラ「ふふふ、チルタリスは上に行ったとみせかけてずっと君たちの後ろで龍の舞をしながらずっとスタンバってました」

ナツメ「なんで私たち気づかなかったんでしょうか」

レッド「上ばっか見てましたからね」

478: 2015/01/03(土) 20:59:11.63 ID:lyCmRQBX0
ナツメ「レッドさん、ラプラスがやられてしまいましたよ」

レッド「でもまだチルタリスに4倍をねらえるのはいます、カメックス君に決めた!」

レッド「吹雪だ!」

カツラ「上に逃げるんだ」

レッド「今度はどこにいるんだ…」キョロキョロ

カツラ「急降下ゴッドバード!」

チルタリス「マタカ」

レッド「今度は本当に上にいたのか」

レッド「カメックス、上に向かって吹雪!」

カメックス「モットオドロイテクレナキャハリガネエガナ」

カツラ「限界まで龍の舞をつんだチルタリスは吹雪だろうと何だろうと!」

カメックス「オマエガヨワイカラワルインダ」ばたっ

チルタリス「アイウチジャネエカ」ばたっ

レッド「まあ龍の舞は攻撃と素早さアップだから耐えられはしないだろうな」

479: 2015/01/03(土) 20:59:45.07 ID:lyCmRQBX0

カツラ「ゆけっトルネロス!」

レッド「いけっリザードン」

ナツメ「レッドさん、ここはピカチュウの方がいいんじゃないでしょうか?」

ナツメ「あっ私なんかがすみません」

レッド「いえ、俺もそうしたいんですけど、ピカチュウはこの前のジム戦のときのが無理があったみたいで今はちょっと戦えないんです」

ナツメ「そうだったんですか…」

レッド「だから今回はピカチュウ抜きで」

レッド「リザードン、フレアドライブ!」

カツラ「雨乞い、暴風だ」

トルネロス「ゆあまいそうそう」

リザードン「ガケップチアリガトウ!!サイコウダ!!」

レッド「リザードンはこれじゃ圧倒的不利か…」

レッド「もどれリザードン、いけっカビゴン!」

480: 2015/01/03(土) 21:00:14.14 ID:lyCmRQBX0
レッド「カビゴン、最大威力で転がる!」

カビゴン「カクゴハヨロシイデスネ」

カツラ「暴風で押し返せ!」

トルネロス「いつもすぐそばにある」

レッド「負けるなカビゴン!」

カビゴン「ズイブンムダナドリョクヲスルンデスネ」

トルネロス「ポピーーー」ばたっ

カツラ「ふむ…次はボルトロスだ!」ファサ

レッド「髪の毛やめろ!」

481: 2015/01/03(土) 21:00:41.52 ID:lyCmRQBX0
レッド「カビゴン、限界突破の6段階目の転がる!」

カビゴン「コウエイニオモウガイイ!コノヘンシンマデミセルノハ、キサマラガハジメテダ!」

カツラ「雷!」

ボルトロス「か~み~な~り~~~!」

カビゴン「ドウモコノホシノカタタチハシニタガリヤガオオイミタイデスネ」

カツラ「はじきとばされた!?」

レッド「そのまま突撃!」

カビゴン「イチオウサイゴニキイテオコウ…ドウカナ、ボクノシタデハタライテミルキハナイカ?」

ボルトロス「ない!」ばたっ

カツラ「恐るべし6段階目転がる…」

482: 2015/01/03(土) 23:59:41.06 ID:lyCmRQBX0
レッド「ナツメさんたちのおかげで俺のポケモンもかなり強くなってますよ」

レッド「今回は普通に勝てそうです」

ナツメ「それはよかったです」

カツラ「レッド君、ジムリーダーをなめてもらっちゃあ困るぞぉ!」

カツラ「ゆけーっ!ランドロス!」

レッド「カビゴン、一気に決めるぞ!ギガインパクトだ!」

カツラ「地割れえぇぇぇぇぇぇぇぇ」

ランドロス「れえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ‼‼‼」

カビゴン「ハジメテデスヨ…ココマデワタシヲコケニシタオバカサンタチハ…」ばたっ

カツラ「一撃必殺!」

レッド「くっ…!」

483: 2015/01/04(日) 00:00:06.40 ID:V+gW9edq0
レッド「じゃあ次はフシギバナ!」

カツラ「ランドロス、もう一度いくぞ!」

レッド「ランドロスの目にむかってヘドロ爆弾だ」

フシギバナ「フシギバナバスター!」

ランドロス「目が、目がぁ~!」

レッド「日本晴れ、そしてソーラービームだ!」

フシギバナ「マッスルスパーク!」

カツラ「れぇぇぇぇぇぇぇ!」

ランドロス「れぇぇぇぇ!れぇぇぇぇぇ!れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

レッド「無差別に地割れし始めやがった」

カツラ「これでフシギバナの逃げ道はなくなったぞ」

レッド「フシギバナ!もう一度地割れがくる、その前にソーラービームで倒すんだ!」

フシギバナ「フウリンカザン」

カツラ「ランドロス、ちゃんとあてるんだぞ、れぇぇぇぇぇ!」

ランドロス「れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

フシギバナ「カジバノクソヂカラーーッ…!!」ばたっ

484: 2015/01/04(日) 00:00:34.31 ID:V+gW9edq0
レッド「いけぇリザードン!」

カツラ「これで互いにあと一匹…」ファサ

カツラ「いくぞレッド君!ランドロス、ストーンエーーーッジ!」

レッド「リザードン、オーバーヒート!」

ランドロス「エーーーーーーーーッジ!」

リザードン「ボクハカチニイク」

ランドロス「あーーーーーっ!」

カツラ「ランドロス!?」

レッド「リザードンの猛火発動だ!」

リザードン「ダイジナコトハ、ホンキダッタカドウカダ!」

ランドロス「燃えたよ…まっ白に…」ばたっ

485: 2015/01/04(日) 00:03:26.51 ID:V+gW9edq0
カツラ「うおおーん!わしの本気のランドロスを倒すとは、お前が二人目じゃ!」

レッド「二人目?」

カツラ「そう、たしか…グローン、いやグレーン…」

レッド「もしかしてグリーンじゃ」

カツラ「そうそう!GReeeeeeeeeeeeeeeNじゃ」

レッド「ちょっと違うだろ、やたらとe多いし」

カツラ「あの子も君と同じぐらい強かったな」

レッド「グリーン…」

ナツメ「知り合いですか?」

レッド「え、ナツメさんのとこにも来ませんでしたか?」

ナツメ「男の方でしたら全部ジムトレさんに任していたもので…」

レッド「グリーンはチャンピオンですね」

ナツメ「グリーンさんって方はチャンピオンなんですか」

レッド「え?あれっあいつがチャンピオン?」

ナツメ「どうかされましたか?」

レッド「…なんでもないです」

486: 2015/01/04(日) 00:12:25.07 ID:V+gW9edq0
トキワシティ

ナツメ「いよいよ最後のジムですね」

レッド「はい、最強のトレーナーだろうが何だろうが勝ってみせます」

ナツメ「その意気で頑張ってください」

レッド「今の俺なら一気にチャンピオンにだってなれるぜー!」

おじいさん「うるせぇー!街中で大声出してんじゃねえ!」

レッド「あ、すいません…」

おじいさん「まったく近頃の若もんは…」ぶつぶつ

レッド「……」

ナツメ「怒られちゃいましたね…」

レッド「そうみたいですね…」

487: 2015/01/04(日) 00:18:29.27 ID:V+gW9edq0
トキワジム

レッド「よしっ、あとはジムリーダーだけだ」

サカキ「待っていたぞレッド」

レッド「ナツメさん、俺このままの勢いでジムリーダーにも勝ちますから見ててくださいね」

ナツメ「あの、レッドさん…そのジムリーダーがもうそこにいます」

レッド「え…」

サカキ「君は…この世界でもナツメとくっついてしまったか」

レッド「この世界でも…?」

レッド「それにあなたはサカキさん…ここのジムリーダーだったんですね…」

サカキ「そうだ」

レッド「サカキさん、あんた俺のことについて何か知ってるんでしょ、教えてください」

サカキ「まだダメだ」

レッド「ケチ」

ナツメ「レッドさん、なんのことですか?」

レッド「これは…俺にもよくわかりません」

488: 2015/01/04(日) 00:28:09.20 ID:V+gW9edq0
サカキ「それにしてもまたナツメととは、しかもまだチャンピオンにもなっていないという状態で」

サカキ「これはあいつにとって計算通りなのか…?」

レッド「なんなんですか、俺とナツメさんがくっついちゃったりしたら問題でもあるんですか」

ナツメ「そ、そうです、私は…その…レッドさんのことが大好きなんですよ…!//」

レッド「ナツメさん…」

ナツメ「……」カァァ

サカキ「わかっている、お前がレッドのことが好きだということはな」

レッド「そんなことまでわかってるんですか…」

レッド「少しぐらい俺について教えてくれてもいいじゃないですか」

サカキ「…仕方ない、俺に勝てば少し教えてやろう」

レッド「よっしゃ」

サカキ「では…今一度!最強のトレーナーサカキの腕前を見よ!」

489: 2015/01/04(日) 00:44:59.35 ID:V+gW9edq0
サカキ「いけ、ドサイドン」

レッド「ならフシギバナだ!」

サカキ「冷凍パンチ」

レッド「近づけるな、リーフストームだ!」

フシギバナ「マッスルスパーク!」

レッド「よしっ一匹目撃破!」

サカキ「ふん」

ドサイドン「フンガー」

レッド「なんだとっ」

サカキ「お前はドサイドンが倒れるところを見たのか?」

レッド「そんな…たしかに当たったはずなのに…」

サカキ「ここではお前の常識は通用しないぞ」

490: 2015/01/04(日) 00:54:47.21 ID:V+gW9edq0
レッド「ギガドレインだ」

フシギバナ「カジバノクソヂカラ!」

サカキ「ストーンエッジ、続けて冷凍パンチ」

ドサイドン「ホアチャアァ!」

フシギバナ「ヘノツッパリハ…」ばたっ

レッド「ああっフシギバナが!」

サカキ「お前の力はそんなものじゃないはずだ、あの時の方がまだマシだったぞ」

レッド「あの時…」

サカキ「今回の俺は本来の世界よりも強い、今のお前では勝てんぞ」

レッド「…何言ってんのかわかんないけど、俺は勝つんだ!」

491: 2015/01/04(日) 22:38:54.11 ID:V+gW9edq0
レッド「草がダメなら水だ!カメックス!」

レッド「ハイドロポンプ!」

カメックス「ソレジャアコノジゴクデイキヌクノハフカノウダゼ」

サカキ「つのドリルだ」

ドサイドン「ギュイイイイン」

レッド「水まで…」

サカキ「ストーンエッジだ」

レッド「カメックス、吹雪!」

カメックス「ニノヒケン グレンカイナ!!」

ドサイドン「ヒューン…」ばたっ

492: 2015/01/04(日) 22:39:19.92 ID:V+gW9edq0
サカキ「いけニドキング」

レッド「伝説じゃない?」

サカキ「この2匹は俺自身のポケモンだ」

サカキ「ちなみに俺の手持ちは6匹いる」

レッド「6匹いんのかよ、しかも俺自身のって…どういうこと?」

サカキ「そのままだ」

レッド「わかんねえ」

493: 2015/01/04(日) 22:39:48.10 ID:V+gW9edq0
サカキ「ニドキング、10万ボルト」

レッド「よけるんだ!」

サカキ「カメックスを後ろからつかまえろ」

ニドキング「ツ~カマ~エタ」

カメックス「ヒトコトデイウナラ シゼンノセツリダ」

レッド「ふりはらうんだ!」

サカキ「10万ボルトを続けるんだ」

ニドキング「3レンゾク」

カメックス「ナマエグライハノコシテヤルゼ」ばたっ

レッド「カメックスまで…」

494: 2015/01/04(日) 22:40:14.67 ID:V+gW9edq0
レッド「カビゴン!たのむ!」

サカキ「10万ボルト」

ニドキング「コダワリメガネ」

レッド「地震だ!」

カビゴン「ワタシハコノヒダリテダケデタタカッテアゲマショウ」

レッド「ギガインパクト!」

カビゴン「ゼッタイニユルサンゾムシケラドモ」

レッド「いけぇ反動無視の3連ギガインパクト!」

カビゴン「ジワジワトナブリゴロシニシテクレル!」

ニドキング「フルコンボダドン」ばたっ

レッド「よしっ!」

サカキ「それでいいのか?」

レッド「何がだめだっていうんだ」

495: 2015/01/04(日) 22:40:51.97 ID:V+gW9edq0
サカキ「俺の手持ちはあと四体、しかも全て伝説級」

サカキ「それに対してお前はそのもう動けそうにないカビゴンとあと3匹だ」

レッド「十分だ、で次は出さないの?」

サカキ「それは悪かったな」

サカキ「では再開しよう、いけグラードン」

サカキ「地震だ」

グラードン「日差しがとても強くなった」

カビゴン「イタカッタゾー!」ばたっ

レッド「ならラプラス、冷凍ビーム!」

サカキ「ソーラービーム」

グラードン「おせぇ」

ラプラス「ソレガオマエタチノツヨサ…」ばたっ

496: 2015/01/04(日) 22:41:20.21 ID:V+gW9edq0
レッド「…リザードン!」

レッド「フレアドライブ!」

リザードン「チュウトハンパナキモチデデキルカ コンナノガ」

サカキ「止めろ」

サカキ「噴火」

グラードン「最大威力!」

レッド「オーバーヒート!」

サカキ「岩雪崩」

グラードン「チェックメイト」

リザードン「ホンキニナレバスベテガカワル」ばたっ

レッド「……」

サカキ「さて…お前の残りはピカチュウだけだな」

サカキ「続けるか?」

レッド「……」

レッド「俺の負けだ…」

497: 2015/01/04(日) 22:46:02.80 ID:V+gW9edq0
ポケモンセンター トキワ

レッド「……」ズーン

ナツメ「レッドさん…」

ナツメ「元気を出してください、これで終わりってわけではないんですよ」

レッド「…そうですね、いつまでもこんな状態じゃダメですからね」

ナツメ「はい、なのでそれをやめてください…」

ナツメ「いくら端の方とはいえ、こんな公共の施設で体育座りは私も恥ずかしいです」

レッド「ナツメさんまでそんな思いをさせるわけにはいきません!すぐやめます!」

ナツメ「ありがとうございます」

ナツメ「それじゃあ、明日のために作戦をたてましょう」

498: 2015/01/04(日) 22:53:36.27 ID:V+gW9edq0
ナツメ「とりあえずサカキさんの手持ちでわかっているのがドサイドン、ニドキング、グラードン」

ナツメ「あと残り3匹が何かわからないのでこの3匹をなるべく早くダメージを少なく倒せるようにしましょう」

ナツメ「私の考えではレッドさんならドサイドンとニドキングはカメックスで倒せるはずです」

ナツメ「倒せなくてもラプラスを使えばいいことです」

ナツメ「グラードンは日照りになってしまうのでフシギバナの連続ソーラービームを使いましょう、炎技に注意です」

レッド「……」

ナツメ「レッドさん?」

レッド「…あ、はい」

ナツメ「聞いてますか?」

レッド「はい…」

レッド「俺のために考えててくれたんですか?」

ナツメ「はい…」

ナツメ「その…なんていうか、私レッドさんのことしか考えてないです//」

499: 2015/01/04(日) 22:57:31.47 ID:V+gW9edq0
ナツメ「いろいろしてたらもうこんな時間ですね」

ナツメ「明日に備えてもう寝ましょうか」

レッド「そうですね」

……

ナツメ「レッドさん、起きてますか…」

レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「おきてますよ…」

ナツメ「あの…レッドさんの布団に入っていいですか…」

レッド「…はい」

500: 2015/01/04(日) 23:03:43.67 ID:V+gW9edq0
ナツメ「う…うしろからすいません…//」ギュッ

レッド「ナ、ナツメさん!?」

ナツメ「すみません…私がこうしていたいんで…」

ナツメ「このままでいいですか」

レッド「はい…」

ナツメ「明日こそ勝ってくださいね…」

レッド「はい…」

501: 2015/01/04(日) 23:08:12.22 ID:V+gW9edq0
翌日

ナツメ「おはようございます、調子はどうですか」

レッド「あ、おはようございます…悪くはないですね」

ナツメ「そうですか」

ナツメ「これ、調理場かりて私が作った朝ごはんです…」

レッド「あ…ありがとうございます、おいしそうですね」

ナツメ「私あずけていたレッドさんのポケモンとってきますね」

レッド「……」

レッド「やさしいなぁ…」

502: 2015/01/04(日) 23:22:25.53 ID:V+gW9edq0
トキワジム

レッド「サカキさん、またお願いします」

サカキ「何か作戦でもたててきたか?」

レッド「秘密です」

サカキ「ふん」

サカキ「始める前にもう話すことは特にない、始めるぞ」

サカキ「いけドサイドン」

レッド「カメックス!」

レッド「ラスターカノンだ!」

カメックス「ジャクニクキョウショク」

サカキ「かわして岩石砲だ」

レッド「地面にむけてハイドロポンプ!」

カメックス「ジゴクトヨブニフサワシクナイカ」

サカキ「地面が水びたしに…」

レッド「これでドサイドンに力は入らない」

レッド「カメックス、ドサイドンにハイドロポンプ!」

カメックス「コイツヲオマエニクレテヤル」

ドサイドン「ヘニャヘニャ」ばたっ

503: 2015/01/04(日) 23:31:36.32 ID:V+gW9edq0
サカキ「いけニドキング」

レッド「この水ばっかになったフィールドでそいつを出すなんてよほど4匹目以降を出したくないんですか」

サカキ「とくに理由はない」

レッド「じゃあニドキングにもハイドロポンプ!」

サカキ「水にとびこめ」

レッド「なにっ」

サカキ「フィールドはカメックスが出した水…カメックスもその中にいる」

レッド「カメックス!はやく水から出るんだ!」

サカキ「10万ボルトだ!」

ニドキング「ミズビタシニナリナガラノビリビリ」

カメックス「エンマアイテニジゴクノクニトリダ」ばたっ

サカキ「ニドキングも倒れたがしかたない」

レッド「すまないカメックス」

504: 2015/01/04(日) 23:42:51.04 ID:V+gW9edq0
サカキ「この程度の水、ルネシティのときと比べれば水たまり程度だろう」

レッド「水が蒸発した…」

サカキ「何をしている、俺は見ての通りグラードンだ、はやく次を出せ」

レッド「いけっフシギバナ!」

サカキ「そうきたか、ならグラードン、噴火だ」

レッド「フシギバナ、ソーラービーム連射だ!」

サカキ「かまわん続けろ」

レッド「負けるなフシギバナ!」

フシギバナ「マッスルスパーク!!!」

グラードン「ばかなぁぁ!」ばたっ

レッド「やった…」

サカキ「昨日よりもがまん強くなったな、そのフシギバナ」

レッド「もう負けるわけにはいかないんでね」

505: 2015/01/04(日) 23:51:43.49 ID:V+gW9edq0
レッド「今のうちに光合成だ」

サカキ「さて、ここからはまた違うぞ」

レッド「何が違うっていうんだ」

サカキ「…いけクレセリア」

レッド「タイプ変えるか…」

サカキ「ジムリーダーは一つのタイプしか使わないといったか?」

レッド「いってないかもしれない…」

サカキ「そうだろう」

レッド「はぁ…」

506: 2015/01/05(月) 00:02:22.25 ID:AQ82o01Z0
レッド「タイプが変わろうと問題ねえ!」

レッド「フシギバナ!ソーラービーム連射!」

フシギバナ「マッスルスパーク!!!!!」

サカキ「サイコキネシスだ」

クレセリア「……」

レッド「光合成で回復だ」

フシギバナ「フウリンカザン」

レッド「ソーラービーム!」

フシギバナ「マッスルスパーク!!!!!」

サカキ「サイコキネシス」

クレセリア「……」

フシギバナ「ヘノツッパリ」ばたっ

507: 2015/01/05(月) 00:12:59.69 ID:AQ82o01Z0
レッド「じゃあ次はピカチュウだ!」

レッド「ピカチュウ、10万ボルト!」

ピカチュウ「チカイノトキハキタ!」

サカキ「サイコキネシス」

クレセリア「……」

レッド「まだ倒れないなら、雷だ!」

ピカチュウ「イマワタシハアナタヲコエル!!」

クレセリア「……」

クレセリア「実はしゃべるんだよね~」ばたっ

レッド「よしっこれであと2匹だ」

508: 2015/01/05(月) 00:19:57.48 ID:AQ82o01Z0
レッド「今回は勝てそうだ」

サカキ「まだ気を緩めるのは早いぞ」

レッド「…そうだった、さあ次お願いします」

サカキ「ではいくぞ」

サカキ「ここからはさっきまでと同じようにいかんぞ」

レッド「何が出てくるっていうんだ…」

サカキ「いけっルギア」

レッド「やっぱり出てくると思ったけど…」

サカキ「さあレッド」

ルギア「命をかけてかかってこい!」

509: 2015/01/05(月) 23:33:59.44 ID:AQ82o01Z0
レッド「命かけたらぁ!」

ナツメ「そんな簡単に命かけるんですか!?」

レッド「俺が負けたらナツメさんと命とポケモンたちの次に大事なこの帽子をやる!」

サカキ「いらん」

ルギア「私もいらん」

レッド「じゃあ何もかけない!」

ナツメ「……」

サカキ「……」

ルギア「……」

ピカチュウ「……」

レッド「なんか悪いこと言ったか?」

510: 2015/01/05(月) 23:34:30.31 ID:AQ82o01Z0
レッド「ええい、命どうこうより勝てばいいんだ」

レッド「ピカチュウ、雷!」

サカキ「よけろルギア」

レッド「すごい風圧…はばたいただけで」

レッド「あ、ピカチュウ大丈夫か!」

サカキ「ハイドロポンプだ」

ルギア「海の神なめんな!」

ピカチュウ「ソノメニジダイヲミタカ!!」

レッド「しっかりしろピカチュウ!」

サカキ「ルギア、あとは好きにしろ」

レッド「どういうことだ」

サカキ「俺がわざわざやるまでもないということだ」

サカキ「レッド、この世界では…いやお前はどこであろうと3回目の負けは許されん」

レッド「俺はまだ1回しか負けてない」

サカキ「お前、こっちに来て最初にグリーンに負けただろ」

レッド「あれは勝負じゃ…なんでそんなこと知ってんの」

511: 2015/01/05(月) 23:34:57.93 ID:AQ82o01Z0
サカキ「お前が3回負けるとこの世界はリセットされ最初からやり直しになる」

レッド「なんで」

サカキ「そうなるとお前も困るだろ」

レッド「困る」

サカキ「実際そうなると俺も面倒だ」

レッド「じゃあ降参してくれよ」

サカキ「だめだ、ここで勝てないようではリーグに行っても同じ」

サカキ「だが、俺に勝てれば四天王にも勝てる」

レッド「……」

サカキ「まずはルギアを倒すことだ」

512: 2015/01/05(月) 23:35:31.50 ID:AQ82o01Z0
ルギア「くらえこの電気鼠がっ」

レッド「ピカチュウ!」

サカキ「はやくしないとルギアにやられるぞ」

レッド「どのみち倒さなきゃだめなんだ…」

レッド「ピカチュウ、ボルテッカーだ!」

ピカチュウ「ハンニンマエノワザデハ オレハタオセンゾ」

レッド「続けて雷!」

ルギア「貴様ごときが私を倒せるかぁぁ!」

ピカチュウ「ミゴトダ」ばたっ

513: 2015/01/05(月) 23:36:00.03 ID:AQ82o01Z0
レッド「いけラプラス、冷凍ビーム」

ラプラス「ナニカヒトツヲキワメルトイウコトハホカノスベテヲステルコト!」

ルギア「うおあぁぁぁ!」

レッド「効いてるのかどうかわからん」

レッド「でも効果抜群のはずだからそのまま攻撃だ!」

ラプラス「ソレガデキヌオマエハケッキョクハンパモノナノダ!」

ルギア「ぐあああああ!」(エアロブラスト)

ラプラス「サケハダメナンデ」

レッド「このままじゃラプラスまで…」

レッド「すまんラプラス、滅びの歌だ」

ラプラス「オレンジジュースクダサイ」

514: 2015/01/05(月) 23:39:06.74 ID:AQ82o01Z0
ルギア「私が幻であることを願う」ばたっ

サカキ「ほう、ルギアを倒したか、そうでなくてはな」

レッド「これであと一匹、最後はちゃんと指示すんのか?」

サカキ「いや、俺は見てるだけだ」

レッド「また…」

サカキ「というよりもその必要はないからな」

レッド「なに…」

サカキ「でろミュウツー」

ミュウツー「私は誰だ…」

レッド「記憶喪失ですか?」

515: 2015/01/05(月) 23:53:40.74 ID:AQ82o01Z0
サカキ「レッド、お前も次をだせ」

レッド「うん…いけっリザードン!」

サカキ「ミュウツー、あいつが相手だ」

ミュウツー「お前は誰だ…」

レッド「くるぞリザードン!気をつけろ!」

レッド「フレアドライブだ!」

ミュウツー「はああああ!」

リザードン「キニスンナヨ!クヨクヨスンナヨ!ダイジョウブ、ドウニカナルッテ!」

レッド「ドラゴンダイブ!」

リザードン「ドントウォーリー!ビーハッピー!」

516: 2015/01/06(火) 00:01:20.28 ID:K2TM7yjp0
レッド「ミュウツーはまるでダメージをうけてない」

レッド「リザードンがんばってくれ!」

レッド「オーバーヒートだ!」

リザードン「ホメコトバヨリモクゲンニカンシャ」

ミュウツー「なんだこれは?」

ミュウツー「何がしたいんだ…」

レッド「オーバーヒートもきいてないのか?」

ミュウツー「なんだこれは…」

リザードン「バンブー!」

レッド「なんだこれはとか言って攻撃してくんなよ」

517: 2015/01/06(火) 00:12:03.05 ID:K2TM7yjp0
ミュウツー「攻撃?」

リザードン「バンブー!」

レッド「疑問形でも攻撃してくんなよ」

レッド「リザードン、一回上に逃げるんだ」

ミュウツー「待ってくれ…」

レッド「まずい!ミュウツーがきたぞ!オーバーヒートだ!」

リザードン「モットアツクナレヨオオオオオオオオオオ!!!」

ミュウツー「はははっ」どかっ

リザードン「ボクコソガテニスノオウジサマ」ばたっ

レッド「リザードン!」

518: 2015/01/06(火) 00:16:58.67 ID:K2TM7yjp0
ミュウツー「ははは…あっはっはっは」

レッド「なんで笑ってんだよ…」

サカキ「これでお前もあと一匹になったな」

レッド「おい、どうなってんだあのミュウツーは」

サカキ「秘密だ」

レッド「ケチィ~」

レッド「といってもあのミュウツーはかなり強い…」

レッド「どうしたら…」

ミュウツー「私を生み出した人類への、逆襲だ」

レッド「うわっ、ちょっとサカキさん、俺に攻撃してきたよ!」

サカキ「はやく次を出さんからだろ」

レッド「じゃあカビゴン負けたらやばいじゃんか…」

519: 2015/01/06(火) 00:28:45.20 ID:K2TM7yjp0
レッド「カビゴン、噛み砕く!」

カビゴン「ダイサービスデゴランニイレマショウ!」

ミュウツー「ぐっ…」

レッド「やったダメージをうけた」

ミュウツー「私は私を生んだ全てを恨む…!」

レッド「もっと噛み砕け!」

カビゴン「ナニシロリョクガアリアマッテイルンダ」

ミュウツー「あぐっ…」

レッド「このミュウツー不思議な守りでもついてんのか?」

ミュウツー「強いのはこの私だ!」

カビゴン「ヨクソンナダイボラガフケマスネ」

レッド「カビゴン、しっかりしろ!」

520: 2015/01/06(火) 00:35:02.03 ID:K2TM7yjp0
レッド「カビゴン!立て!立つんだ!」

カビゴン「ボクニホコリヲツケタノハ、オヤイガイデハキミガハジメテダヨ」

ミュウツー「ふははは」

カビゴン「イマノハイタカッタ…イタカッタゾーーー!!!」

レッド「とにかく噛み砕くだ!」

カビゴン「オ…オレハウチュウイチナンダ…!」

ミュウツー「どうした…その程度か…」

521: 2015/01/06(火) 00:42:46.02 ID:K2TM7yjp0
レッド「あのミュウツー、どうやら体力は少ないようだ、かなり効いてる」

レッド「カビゴン、これで決めるぞ!噛み砕くだ!」

カビゴン「オレガマケルカーーーーッ!!!!!」

ミュウツー「本物はこの私だ!」

ミュウツー「生き残るのは私だけだ!」

カビゴン「オレニコロサレルベキナンダ…」ばたっ

レッド「カビゴン!」

サカキ「今回はここまでか…」

サカキ「レッド、リセットだ」

レッド「それは俺が負けたらじゃないのか」

ミュウツー「……」ばたっ

522: 2015/01/06(火) 00:46:28.69 ID:K2TM7yjp0
サカキ「バカな…どうしたことだミュウツーが倒れただと」

レッド「これはカビゴンとミュウツーの相打ち、だからあんたの言うリセットってのにはならないよな」

サカキ「……」

サカキ「いや、これは俺の負けだ、相打ちじゃない」

レッド「?」

サカキ「おそらく今のミュウツーは力を出し切って数日は目が覚めないだろう」

サカキ「お前がまた明日来てもミュウツーがいないから勝敗はわかっている」

サカキ「…バッジをうけとれ」

レッド「なんかようわからんが勝った…のかな?」

523: 2015/01/06(火) 11:42:52.35 ID:K2TM7yjp0
レッド「勝ったんだし何か教えてくださいよ」

サカキ「俺からお前に言えることは何もない」

レッド「なんでだよ~いいじゃんか~」

サカキ「お前はここでこんなことを話ている暇があるなら先に進め」

レッド「え~」

サカキ「ナツメ、お前はレッドをつれて早く行け」

ナツメ「え…」

524: 2015/01/06(火) 11:43:19.87 ID:K2TM7yjp0
レッド「ほんとあの人ケチだな」

ナツメ「でもレッドさんはバッジ全部そろえたんではやくリーグに行ったほうがいいんじゃないですか」

レッド「うーん…まあそうですね…」

レッド「じゃあ行きましょうか」

レッド「あっそうだリーグの前にチャンピオンロードがあるんだった」

ナツメ「それがどうしたんですか?」

レッド「秘伝技が必要なんです」

レッド「だからちょっとポケモンセンターによりますね」

525: 2015/01/06(火) 11:43:46.93 ID:K2TM7yjp0
レッド「うーん」

レッド「誰をあずけようか…」

ナツメ「でしたら私が持ちましょうか?」

レッド「いいんですか?」

ナツメ「はい、私今手持ち0ですし」

レッド「じゃあお願いします」

マサキ「ふう、久しぶりに出れたわ」

レッド「戻れ!」

ナツメ「レッドさん、今のは?」

レッド「ひでんです」

ナツメ「ひでん?…ああ、ニックネームですか」

526: 2015/01/06(火) 11:44:20.65 ID:K2TM7yjp0
ナツメ「でも今ビーダルがしゃべったような…」

レッド「え…そうだったかな?」

ナツメ「そうでしたよ」

レッド「……」

レッド「すごいじゃないかひでん!お前この世界でしゃべるポケモンは伝説以上だけだぞ」

レッド「お前伝説クラスのポケモンだったのか」

マサキ「ちゃうちゃう!そこの姉ちゃん助けてぇや」

ナツメ「あら本当このビーダル話してますわ」なでなで

マサキ「…これはこれでええな」

レッド「……」ぴくっ

527: 2015/01/06(火) 11:45:03.49 ID:K2TM7yjp0
レッド「じゃあ行きましょうか」

ナツメ「はい」

レッド「あっそうだ、ででこいリザードン!」

ナツメ「どうしたんですか?」

レッド「いいからいいから、ナツメさんも乗ってください」

ナツメ「?」

レッド「じゃあしっかりつかまってくださいね」

レッド「さあリザードン、チャンピオンロードまで一気に行くぞ!」

528: 2015/01/06(火) 11:45:45.09 ID:K2TM7yjp0
グリーン「レッドのやつようやくバッジを全部集めたか」

グリーン「もうそろそろ来るころだな」

グリーン「リーグ前に軽くレッドをひねってやるぜ」

グリーン「あいつ全然戦ってくれねえからな」

グリーン「レッドと戦うためならたとえ火の中水の中草の中森の中」

グリーン「土の中雲の中あのコの」ドンッ

ナツメ「今なにかひきませんでしたか?」

レッド「気のせいでしょう」

ナツメ「そうですね」

グリーン「すかー…との…なか…」がくっ

グリーン「……」

グリーン「きゃ~!」むくっ

グリーン「おのれレッド!絶対あいつより先にリーグについてやるぜ!」

529: 2015/01/06(火) 11:52:25.41 ID:K2TM7yjp0
チャンピオンロード

ナツメ「ひでんちゃん、怪力お願いね」

マサキ「は~い」

マサキ「おりゃあ!」

ナツメ「えらいえらい」

マサキ「いやぁこのぐらい朝飯前ですよ」

レッド「……」いらっ

マサキ「おっどないしたんやレッド、まさか嫉妬か?」

マサキ「ビーダル相手にヤキモチ、ハハッ」

レッド「うるせぇ!」

530: 2015/01/06(火) 12:05:38.54 ID:K2TM7yjp0
レッド「やっぱこの辺のトレーナーはけっこう強いな」

ナツメ「でもさすがですね、次々と倒していってますね」

マサキ「でもこいつ性格エグイで」

マサキ「こいつポケモンになったワイを無理やり」

レッド「おっとつまずいた」ドンッ

マサキ「いった何すんねん」

レッド「つまずいただけだよ」

マサキ「なんやと~」

ナツメ「レッドさんダメですよ、ひでんちゃんも怒らないで」

レッド「は~い」

マサキ「しゃあないな」

レッド(こいつ、いつかぶっとばす)

531: 2015/01/06(火) 12:13:21.76 ID:K2TM7yjp0
リーグ

レッド「やっとついた~」

ナツメ「いよいよですね」

マサキ「ふん、お前なんか負けたらええねん」

レッド「お前もう用ないからボックスに入ってろ」

マサキ「ああ、最後にねえちゃんナデナデしてーや」

レッド「ふざけんな!ナツメさん俺をなでなでして!」

マサキ「はぁ?なんでそうなんねん」

レッド「いいからお前はボックスにいけ!」

マサキ「ああ~…」

レッド「よしっ邪魔者排除」

ナツメ「?」

532: 2015/01/06(火) 12:28:50.72 ID:K2TM7yjp0
レッド「よしっ準備完了、いよいよ四天王戦だ」

レッド「あれ?ナツメさん、どこ?」

レッド「ナツメさ~ん」

ナツメ「あの…レッドさん…」

レッド「あ、ナツメさん、どこ行ってたんですか、探しましたよ」

ナツメ「すみません…」

レッド「いや、そんな謝らなくてもいいですよ」

ナツメ「その…私…さっきジムトレさんから電話がきて…急用だから戻ってきてくれって言われて…」

ナツメ「ごめんなさい…ジムトレさんあせってたみたいですし…」

レッド「そ…そうですか…」

ナツメ「その…チャンピオンになったら絶対に私のとこに来てくださいね…」

レッド「もちろんです!家より先にナツメさんのところへ行きます!」

ナツメ「ありがとうございます…私待ってますから…」

ジムトレ「ナツメちゃーん、むかえにきたよー」

ナツメ「レッドさん、がんばってくださいね」

レッド「ああ…ナツメさん…」がくっ

533: 2015/01/06(火) 12:51:55.39 ID:K2TM7yjp0
レッド「ううっ…ナツメさん…」しくしく

グリーン「っしゃあ!ついたぜ!」

グリーン「レッドはまだ来てない…」

レッド「しくしく…」

グリーン「くっ先にレッドがついてたか、だったら」

グリーン「おいレッド」

レッド「ううっ…」

グリーン「おい、何泣いてんだ」

グリーン「あっそうか、お前リーグに挑んでボロ負けしたんだな」

グリーン「はっはっは、じゃあ俺が代わりにチャンピオンになってきてやるよ」

グリーン「じゃあなバイビー」

レッド「ナツメさん…」(体育座り)

534: 2015/01/06(火) 23:01:24.25 ID:K2TM7yjp0
3時間後

レッド「だめだ…やっぱナツメさんがいないと力が入んない…」

レッド「……」

レッド「いや、俺は約束したんだ」

レッド「ナツメさんもきっと俺を待ってくれているにちがいない」

レッド「よし、行くぞ」

レッド「まてよ…」

レッド「ジムリーダーであんなポケモン使ってきたから四天王はどんなの使ってくるんだ…」

レッド「あまりいいのが思いつかないな…」

535: 2015/01/06(火) 23:08:54.01 ID:K2TM7yjp0
レッド「こんちはー俺レッドっていいまーす」

カンナ「あら…ポケモンリーグへようこそ」

レッド「胸がない…」ぼそっ

カンナ「今なんか言ったか?」

レッド「いえ、何も」

カンナ「まあいいわ、レッド君っていったわね、私はオール100使いのカンナ」

レッド「なかなか嫌なことだな」

カンナ「さあ私とあなたでポケモンリーグでしかできない戦いを楽しむとしましょう!」

レッド「なんか違うよな」

536: 2015/01/06(火) 23:17:19.55 ID:K2TM7yjp0
カンナ「さあいくのよミュウ!」

ミュウ「ぼくミュウ」

レッド「でたよ」

カンナ「さあさあ、あなたもはやく出しなさいな」

レッド「よし…いけリザードン」

レッド「リザードン、火炎放射だ」

リザードン「フトンタタキハ、ヤメラレナイ」

カンナ「ミュウ、サイコキネシスでお返しよ」

ミュウ「ぼくこんなことできるよ」

リザードン「ツライダロウ?」

レッド「やっぱりけっこう強いな…」

537: 2015/01/06(火) 23:27:37.87 ID:K2TM7yjp0
レッド「フレアドライブだ」

カンナ「ミュウ、バリアーよ」

ミュウ「きかないよ~だ」

レッド「だったら、エアスラッシュだ」

リザードン「ヌルマユナンカツカッテンジャネェヨオマエ!!」

カンナ「ミュウ、指をふるのよ」

ミュウ「しばらくお待ちください」

レッド「何が来るんだ…」

ミュウ「はねる~!」

レッド「……」

カンナ「こほん…さて、休憩終わり」

538: 2015/01/06(火) 23:34:07.88 ID:K2TM7yjp0
カンナ「もう一度、指をふる!」

レッド「なめてくれてんのか?」

ミュウ「しばらくお待ちください」

レッド「よく考えたら待つ必要ないじゃん、リザードン火炎放射だ」

リザードン「デキル!デキル!ゼッタイニデキルンダカラ」

ミュウ「だいばくは~つ!」

レッド「なっ…」

ドカーン

リザードン「ワガママデハナク、アルガママニ」ばたっ

レッド「まさか大爆発とは…」

カンナ「け…計算通りよ」

539: 2015/01/06(火) 23:46:48.34 ID:K2TM7yjp0
カンナ「お次はセレビィよ!」

レッド「じゃあカビゴンいけっ」

カンナ「セレビィ、限界まで悪巧みよ」

セレビィ「ふふふ、お前の家の表札にシチューぶっかけてやろうか」

レッド「カビゴン、こっちは腹太鼓だ」

カビゴン「ワタシノセントウリョクハ530000デス」

レッド「ギガインパクトだ」

カビゴン「ナニシロチカラガアリアマッテイルンダ」

カンナ「リーフストーム!」

セレビィ「ふぁいや~」

540: 2015/01/06(火) 23:54:38.62 ID:K2TM7yjp0
レッド「ギガインパクトギガインパクト」

カビゴン「コノホシヲケス!」

セレビィ「やる…ねぇ…」ばたっ

カンナ「いきなさいジラーチ!」

ジラーチ「ふわあ…ねむい」

カンナ「いっけえ破滅の願いよ」

ジラーチ「ぐーぐー」

カンナ「あれ?ジラーチ…ジラーチちゃん?」

レッド「それはジラーチが戦闘放棄でカビゴンの勝ちだな」

カンナ「い、いやこれはただの眠り状態じゃないの」

レッド「じゃあ眠気覚ましつかってよ」

カンナ「いいわよ」

カンナ「ほーらジラーチおきてちょうだい」

ジラーチ「ぐーぐー」

レッド「ほら」

カンナ「ちょ…ちょうどいいハンデね」

541: 2015/01/07(水) 00:08:51.78 ID:S78M2ELs0
カンナ「四天王はそれぐらい余裕があるのよ!」

カンナ「いきなさい!シェイミ!」

カンナ「シードフレア!」

シェイミ「おまえうまそう」

レッド「ヘビーボンバーだ」

カビゴン「ダイサービスデゴランニイレマショウ!」

シェイミ「やめろおもい、おまえくうぞ」

レッド「もう一発だ」

カンナ「シェイミ、リーフストームよ」

カビゴン「マッタクヒトヲイライラサセルノガウマイヤツラダ」

シェイミ「おまえいつかくう」ばたっ

542: 2015/01/07(水) 00:19:28.37 ID:S78M2ELs0
カンナ「まだまだ!いくのよマナフィ!」

カンナ「ハートスワップよ」

マナフィ「はーとすわっぷー?」

レッド「カビゴンの攻撃が…」

マナフィ「へへへ、なんかでたー」

カンナ「滝登り!」

マナフィ「うーんと、こうして、おりゃ」

カビゴン「ゼッタイニユルサンゾ」ばたっ

543: 2015/01/07(水) 00:30:43.79 ID:S78M2ELs0
レッド「いけピカチュウ」

カンナ「あらあんたマスターボールでピカチュウつかまえたの」

レッド「いや、やったのは俺じゃない」

レッド「それよりバトルだ」

レッド「いくら攻撃がMAXとはいえ攻撃されなきゃ問題ない」

レッド「ピカチュウ、10万ボルトだ」

ピカチュウ「ミズカラノゾンデエランダミチ タメライモナイ! 」

カンナ「かわして滝登り」

マナフィ「なんかひかった」

レッド「体のまわりに電気をまとってガードだ」

ピカチュウ「ゲキリュウヲセイスルハセイスイ」

マナフィ「なんかびりびりするよー」

544: 2015/01/07(水) 00:46:22.71 ID:S78M2ELs0
レッド「いけっボルテッカー」

ピカチュウ「イマノオマエニハ ノコリ1%ノショウキモナイ! 」

マナフィ「ほげー」ばたっ

カンナ「うっ…あと一匹」

カンナ「いやいや私はまだ負けてないのよ」

カンナ「ビクティニ!たのんだわよ!」

レッド「10万ボルトだ」

カンナ「蒼い炎よ!」

ビクティニ「ふはは、小物が」

ピカチュウ「テンヲミヨ ミエルハズダ アノシチョウセイガ!! 」

レッド「小っさいやつに小物とか言われてやり返さねえわけにはいかねえだろ」

レッド「ボルテッカーだ」

カンナ「こっちはVジェネレート!」

ビクティニ「どっかーん」

ピカチュウ「ワタシノシヲオマエノカテトスルガヨイ」ばたっ

545: 2015/01/07(水) 00:58:49.03 ID:S78M2ELs0
レッド「いけっカメックス、ピカチュウのかたきをとるんだ」

レッド「カメックス、ハイドロポンプだ」

カンナ「雷撃よ」

ビクティニ「感電しろーい」

カメックス「マズイナ」

カンナ「パワーアップ!」

ビクティニ「ひゃははは」

カメックス「ドクニモクスリニモナリソウニネェ」ばたっ

カンナ「どう?これが四天王の力よ」

レッド「くそ、ビクティニが思ったより強い…」

546: 2015/01/07(水) 12:08:33.22 ID:S78M2ELs0
レッド「フシギバナ、ヘドロ爆弾」

カンナ「じゃあ蒼い炎よ」

ビクティニ「草なんて燃やしてやるよ」

レッド「ソーラービーム」

カンナ「ソーラービームなんて効くわけないじゃない」

レッド「連射だ」

カンナ「えっ」

フシギバナ「喰らえ48ノサツジンワザ」

ビクティニ「ちょっ、おま…それはせこいぞ」ばたっ

カンナ「…なんてことなの!」

カンナ「少しはできるみたいね!分かった…!次の部屋に進むといいわ!」

カンナ「ポケモンリーグ真のパワーはまだまだ…!こんなものじゃないわよ!」

547: 2015/01/07(水) 12:09:09.74 ID:S78M2ELs0
レッド「ううっ…ナツメさんがいないと歩くだけでもつらい…」

レッド「今にも倒れそうだ」

シバ「よく来たわね、私はバトルガールのシバ、超克の時空使いだ」

レッド「嘘だろ…性別違うし」

レッド「それに超克の時空使いってなんだよ」

シバ「さあて、ウー!ハーッ!」

レッド「話聞いて」

548: 2015/01/07(水) 12:09:41.53 ID:S78M2ELs0
シバ「いくのよっディアルガ!」

レッド「…じゃあカメックス」

シバ「ディアルガ、時の咆哮!」

レッド「いきなりきた…」

レッド「だったらこっちは気合玉だ」

カメックス「ケットウニヘンコウハネエ!」

ディアルガ「なんでこっちはあたってないねん」

レッド「連続気合玉だ」

カメックス「グズグズスンナ」

ディアルガ「いたっ…いたいいたい、やめろおい」ばたっ

549: 2015/01/07(水) 12:10:07.30 ID:S78M2ELs0
シバ「次はパルキアだ!」

シバ「亜空切断!」

パルキア「ぱるぱるぅ」

カメックス「モットタノシマセテミロ」

レッド「もう一回連続気合玉」

シバ「亜空切断!」

パルキア「ぱるぱるぅ」

レッド「気合玉が消えた」

シバ「波導弾!」

パルキア「ぱるぱるぅぅぅ」

カメックス「ドウシタ、ソレデシマイカ」ばたっ

550: 2015/01/07(水) 12:10:47.41 ID:S78M2ELs0
レッド「なあパルキアの簡単な倒し方知ってるか?」

シバ「なに?」

レッド「パルキアのバカヤロー」

パルキア「バカって言われた…」ばたっ

シバ「どうしたの!パルキア!」

レッド「パルキア戦闘不能だ」

シバ「えっどういうことだこれは…」

レッド「さあ早く次を出すんだ」

シバ「どういうことだこれは…」ぶつぶつ

シバ「だが次からはこんなことはありえないぞ!」

551: 2015/01/07(水) 12:11:17.29 ID:S78M2ELs0
シバ「いくのよダークライ!」

レッド「ダークライか…次はラプラスだ」

シバ「ダーク」

レッド「うたうんだ」

ラプラス「ワザヲコエタジュンスイナツヨサソレガパワーダ!!」

ダークライ「……」zzz

シバ「お前が寝てどうするんだ!」

レッド「冷凍ビームだ」

ラプラス「フルパワー!」

ダークライ「……」zzz

シバ「はやく起きてくれー」

552: 2015/01/07(水) 12:12:13.67 ID:S78M2ELs0
レッド「ハイドロポンプ」

ラプラス「ジャマダ…」

ダークライ「……」zzz ばたっ

シバ「ダ~クライ~!」

レッド「眠ったまま倒してやったぜ、どうだ」

シバ「どうって何が?」

レッド「なんかこう、悔しがれよ」

シバ「いけっギラティナ!」

レッド「話聞けや」

553: 2015/01/07(水) 12:12:43.55 ID:S78M2ELs0
シバ「ギラティナ、シャドーダイブ!」

ギラティナ「お前を…」

レッド「消えた…」

ギラティナ「薬局にあるユンケルのあのちょっと古いタモリのパネルの人形にしてやろうかァ!」

ラプラス「ヤルネェ…」

レッド「ラプラス、冷凍ビームで反撃だ」

シバ「もう一度シャドーダイブ」

ギラティナ「お前を…」

レッド「これじゃあ攻撃できない…」

レッド「姿を出して堂々と戦ったらどうだ」

シバ「なにっ、堂々と戦ってるじゃないか」

レッド「そうやってこそこそと隠れて攻撃してきてるじゃないか」

554: 2015/01/07(水) 12:13:22.62 ID:S78M2ELs0
シバ「む…そこまでいうならでてこいギラティナ」

レッド「バカだ…」

レッド「ラプラス、冷凍ビームだ」

ラプラス「80%ノオレヲミセテヤロウ」

ギラティナ「やめろ凍るだろ」

レッド「凍ってんだよ」

シバ「いきなりとは卑怯だぞ!」

レッド「俺は早くチャンピオンになってナツメさんに会いにいかなきゃだめなんだ…」

レッド「そのためならなんだってする」

レッド「ラプラス、もっと冷凍ビームだ」

ラプラス「キョウハデカイヤツノヤクビダネ」

ギラティナ「なんてやつだ」ばたっ

555: 2015/01/07(水) 12:25:46.31 ID:S78M2ELs0
シバ「おのれ卑怯な…」

シバ「本当に卑怯なやつだお前は、卑怯だな」

レッド「卑怯、卑怯言い過ぎだろ…」

シバ「だったら正々堂々勝負しろ」

レッド「やってるじゃんか」

シバ「開き直るな」

レッド「開き直るって何、ぼくわかんない」

シバ「おのれ…いけっヒードラン、マグマストーム!」

ラプラス「セワバカリカケチマッタナ…」ばたっ

レッド「ああっ、そっちだっていきなり、卑怯だ」

シバ「バトル中断なんて言ってないからなー」

556: 2015/01/07(水) 12:38:22.40 ID:S78M2ELs0
レッド「こんな卑怯とかおのれとかばっか言ってるやつに負けるわけにはいかねえ」

レッド「カビゴンいけっ、地震だ」

カビゴン「ゼッタイニユルサンゾ」

レッド「もっとだ、もっとゆらせ」

カビゴン「ムシケラドモ!」

シバ「いけいけマグマストームだ」

ヒードラン「うー!はーっ!」

レッド「そんなことしてもカビゴンに勝てねえぞ、地震だ」

カビゴン「ジワジワトナブリゴロシニシテクレル!」

ヒードラン「モエル―ワ」ばたっ

557: 2015/01/07(水) 12:49:15.79 ID:S78M2ELs0
シバ「まさか今日だけで2回もここまでやられるとは…」

レッド「今日?他に誰かいたのか?おのれ卑怯」

シバ「誰がおのれ卑怯だ」

シバ「おのれ…」

レッド「ほら言った」

シバ「許さんぞ!右足と左肩に風穴をあけてやる!」

レッド「そこまで怒るか?」

シバ「ゆけいアルセウス!」

シバ「裁きの礫だ!」

アルセウス「カビゴン共よ、裁きを受けるがよい!ダアアァァァーー!!」

カビゴン「イマノハイタカッタ…」ばたっ

レッド「共ってこいつにとったら俺も標的なの?」

558: 2015/01/07(水) 23:47:40.71 ID:S78M2ELs0
レッド「困ったな…アルセウスか…」

アルセウス「ダアアァァァーー!」

レッド「うわわっ」

レッド「おい、トレーナーに攻撃してくるってどういうことだ」

シバ「あっいけねー、よそ見してたー」

レッド「このやろ…」

アルセウス「ダアアァァァーー!」

シバ「うわっこっちじゃない!」

アルセウス「人間共よ覚悟しろ!!」

レッド「おい、なんとかしろっ」

シバ「なんとかできるならやってるんだよ!」

559: 2015/01/07(水) 23:51:08.69 ID:S78M2ELs0
アルセウス「ドアアアァァァ!」

レッド「こうなったらぶっ倒してやる…」

レッド「…いや、待てよ」

レッド「こうなってるってことはこいつは戦闘放棄だな…」

レッド「よし、次いこ」

シバ「おい、どこ行くんだ、止めてくれー!」

レッド「次行くんで」

レッド「ここのドアはこうして…」ガチャ

レッド「そんじゃおつかれさんしたー」

560: 2015/01/07(水) 23:59:47.10 ID:S78M2ELs0
レッド「はぁ…はぁ…やっぱナツメさんがいないと…」

キクコ「ようここまで来れたの、わしは四天王のキクコ」

レッド「今度はこっちがじじい…」

キクコ「あんたオーキドのじじいに可愛がられとる子じゃな」

キクコ「ジジイ昔は強くていいおとこじゃった」

レッド「じじいがジジイはとか言うんじゃねえよ」

キクコ「レッズ!」

レッド「いえレッドです」

キクコ「あんたに本当の戦いってもんを見せてやる」

561: 2015/01/08(木) 00:10:12.04 ID:9yvYnxD20
キクコ「いくんじゃ!コバルオン!」

レッド「だったら、こっちはリザードンだ」

レッド「リザードン、大文字だ」

キクコ「そんなもん効くか!聖なる剣じゃ!」

リザードン「ヌルマユナンカツカッテンジャネェヨオマエ!!」

コバルオン「じじい!突っ込んでいったらダメージうけるだろ!」

キクコ「なんでじゃ!鋼に炎が効くはずが…」

レッド「この人ボケてきてんのか?」

コバルオン「だめだこいつ…はやくなんとかしないと…」

562: 2015/01/08(木) 00:15:09.97 ID:9yvYnxD20
キクコ「えっと…リザードンに効果抜群の技は…」

レッド「リザードン、大文字」

キクコ「そうじゃ、大文字じゃ!」

コバルオン「それは相手が言ってんだよ」

リザードン「アキラメンナヨ、オマエ!! 」

コバルオン「いやーー!」ばたっ

キクコ「なかなかやるね」

レッド「あんたアホだろ」

563: 2015/01/08(木) 00:28:54.00 ID:9yvYnxD20
キクコ「いけっコバルオン!」

テラキオン「テラキオンだよ!」

レッド「あんたさっきまで何使ってたんだよ」

キクコ「サニーゴ」

レッド「じじい…」

キクコ「テラキオン、ストーンエッジじゃ」

テラキオン「よしきた」

レッド「まともな技使ってきやがった」

レッド「リザードンかわせ」

キクコ「テラキオン、地震!」

テラキオン「ストーンエッジ!」

リザードン「イイワケシテルンジャナイデスカ? 」

レッド「今トレーナーの指示無視したよね」

テラキオン「してない」

564: 2015/01/08(木) 00:37:03.43 ID:9yvYnxD20
キクコ「畳みかけるぞ、もう一度地震!」

テラキオン「ストーン」

レッド「はい、これ完全に無視してるね」

テラキオン「してない」

レッド「じゃああのじいさんなんて言ってた?」

キクコ「誰がじいさんじゃ!にいさんと呼べ!」

レッド「…あのじじいなんて言ってた?」

テラキオン「ストーンエッジ」

レッド「本当か?正義の心が痛まないか?」

テラキオン「…痛む」

レッド「正直になんて言った?」

テラキオン「…地震」

レッド「スキあり、リザードン、エアスラッシュだ」

リザードン「イキイキスルゾ!!」

テラキオン「この悪党め…」ばたっ

565: 2015/01/08(木) 00:49:08.21 ID:9yvYnxD20
キクコ「なんと!いつの間にかテラキオンが倒れとる!」

レッド「お前には何が見えていたんだよ」

レッド「この人よく四天王できてるな」

キクコ「リザードン一匹でよくここまでやれたのぉ」

キクコ「じゃがそれもここまで、いけいっビリジオン!」

キクコ「相性的にもそのリザードンじゃ手も足もでまい!」

レッド「じじい…ビリジオンに何が効果抜群かわかってる?」

キクコ「電気のみじゃ」

レッド「エアスラーーーッシュ」

リザードン「モットアツクナレヨ」

ビリジオン「もうだめだ、このじじい」

キクコ「なんと、いまひとつの技で倒されるとは」

レッド「完全にボケてるな」

566: 2015/01/08(木) 23:13:33.87 ID:9yvYnxD20
キクコ「さぁ次はケルディオじゃ!」

キクコ「リザードンに有効な技は…気合玉だ!」

レッド「なんかあんたのポケモンがかわいそうだ…」

レッド「リザードン、エアスラッシュ」

リザードン「ミスヲスルコトハワルイコトジャナイ」

ケルディオ「まだなにもしてないのにー」ドーン

キクコ「うぎゃっ」バタッ

キクコ「いてて…」

レッド「じじい大丈夫か?」

キクコ「誰がじじいだ!年上に対する口の利き方も知らんのか!」

レッド「さっきまで怒んなかったのに」

567: 2015/01/08(木) 23:14:00.12 ID:9yvYnxD20
キクコ「ん…いつの間にか残り2体になっとる」

レッド「本格的にボケてきたということか」

キクコ「ふむ…相手はリザードン、ならばブラックキュレムじゃ!」

レッド「ブラックキュレムってことは最後はホワイトか…チート?」

キクコ「さすがじゃな、その通りじゃ」

レッド「えーすげー、2匹がそろったとこ見てみたいなー」

キクコ「ほう、いいじゃろう見るがいい!ホワイトキュレム!」

レッド「あっ、2匹出してる」

レッド「これは2対1になって反則だから俺の勝ちだー」

キクコ「えっ」

レッド「やった勝った勝った、じゃあ次行くから、ばーい」

568: 2015/01/08(木) 23:14:28.83 ID:9yvYnxD20
レッド「それにしても四天王ってアホばっかだな」

ワタル「よく来たね、それとも今からシッポまいて帰るかい」

レッド「省略しすぎだろ」

ワタル「つい…」

ワタル「俺は裂空使いのワタル、知ってるだろう」

レッド「しらない」

ワタル「…知ってるだろう、裂空は…生き物だ!」

レッド「知らねえよバカ」

ワタル「それとも今からシッポまいて帰るかい!レッド!」

レッド「それ言いたいだけだろ」

569: 2015/01/08(木) 23:25:55.96 ID:9yvYnxD20
ワタル「さあいけっデオキシス!」

レッド「あーはいはい…」

レッド「そんじゃ、カビゴンたのむ」

ワタル「フォルムチェンジアタック!気合玉!」

レッド「カビゴンかわせ」

レッド「いきなり姿を変えやがった」

ワタル「もう一発!」

デオキシス「うねうね」

レッド「耐えろカビゴン」

レッド「ギガインパクトで反撃だ」

カビゴン「マッタクヒトヲイライラサセルノガウマイヤツラダ」

ワタル「フォルムチェンジディフェンス!」

デオキシス「私はいつでも姿を変えることができるのだ」

570: 2015/01/08(木) 23:33:06.96 ID:9yvYnxD20
レッド「ギガインパクトギガインパクト」

カビゴン「キエエェ」

デオキシス「効かん効かん」

レッド「いくら防御が高いからって、おかしいだろ」

ワタル「今からシッポまいて帰るかい」

レッド「それ次言ったら直接攻撃するからな」

レッド「カビゴン、絶対弱点があるはずだ、とにかく全体的に攻めるんだ」

カビゴン「ヒャッヒャッ!」

デオキシス「無駄無駄」

571: 2015/01/08(木) 23:40:00.23 ID:9yvYnxD20
ワタル「フォルムチェンジ、サイコブースト!」

デオキシス「アタック」

カビゴン「ムシケラドモ」ばたっ

レッド「まるでダメージ受けてないな、どうなってんだ」

ワタル「今から」

レッド「ピカチュウ、あのトレーナーに10万ボルト」

デオキシス「ディフェンス」

レッド「ガードされたうえに効いてない」

ワタル「シッポまいて帰るかい」

レッド「腹立つ~」

572: 2015/01/08(木) 23:50:04.36 ID:9yvYnxD20
ワタル「フォルムチェンジ、サイコブースト!」

レッド「そうだ、アタックの間に変身する前に攻撃すればいいんだ」

レッド「ピカチュウ、電光石火」

ピカチュウ「ホクト」

デオキシス「紙耐久…」ばたっ

ワタル「いけっデオキシス(アタック)」

レッド「またデオキシス…つーかどうせまた変身するんだろ」

レッド「その前に電光石火」

ピカチュウ「ウジョウケン!」

デオキシス「ペラペラの耐久力…」ばたっ

ワタル「速いなー」

573: 2015/01/08(木) 23:57:36.25 ID:9yvYnxD20
ワタル「まだまだ!デオキシス(スピード)!」

レッド「いい加減にしてほしいな」

レッド「ピカチュウ、電光石火だ」

ワタル「かわしてシャドーボール」

デオキシス「のろまめ」

レッド「ピカチュウの電光石火よりはるかに速い…」

ワタル「サイコブースト!」

デオキシス「ひゃっほー」

レッド「電光石火でかわせ」

デオキシス「遅い遅い」

ピカチュウ「コレイジョウ アタラシイワザヲシカケルノハ フカノウ」

574: 2015/01/09(金) 00:02:58.41 ID:FipN5/+Y0
レッド「ピカチュウ、一回もどれ」

ワタル「逃がすか!デオキシス神速だ」

デオキシス「追い打ち」

ピカチュウ「ワタシノシモソノヒトツノシレン」ばたっ

レッド「はええ…」

レッド「ってピカチュウがいないと速い技が使えねえ」

レッド「でもあのデオキシスよりは結局速く動けないからいいかな…」

レッド「よし、いけカメックス」

575: 2015/01/09(金) 00:14:26.70 ID:FipN5/+Y0
ワタル「フォルムチェンジ、電磁砲!」

デオキシス「アタック」

レッド「カメックス、ハイドロポンプ」

カメックス「テンカノハケンヲネラッテミルノガオトコッテモンダロ」

ワタル「フォルムチェンジ、ディフェンス」

デオキシス「効かん効かん」

レッド「電光石火ぐらいの速さじゃないとあの変身の前に攻撃できないか…」

ワタル「レッド君」

レッド「シッポとか言うなよ」

ワタル「いや言わない…いいことを教えてやろう」

ワタル「ディフェンスフォルムのデオキシスは細胞を変化させて攻撃を吸収するのだよ」

ワタル「つまりデオキシスの速さを超えれないと変身前に攻撃できず、君は俺に勝てない!」

576: 2015/01/09(金) 00:24:24.75 ID:FipN5/+Y0
レッド「じゃあ吸収できないほどの攻撃をすればいいんだ」

レッド「あの時のピカチュウじゃ耐えきれなかったけど、今のカメックスならできるはずだ」

レッド「カメックス、いつもの3倍の力をためるんだ」

レッド「いけっハイドロカノン」

カメックス「ムゲンジンノゼンハッカノウリョクヲ カイホウ!!」

ワタル「フォルムチェンジ、神速でよけろ!」

デオキシス「スピード」

レッド「よけられた…」

ワタル「たしかにすごい威力だが当たらなければ問題ない」

レッド「でもよけたってことはあれぐらいなら倒せるってことだな」

577: 2015/01/09(金) 00:33:33.88 ID:FipN5/+Y0
ワタル「そうはさせない、デオキシス、フォルムチェンジ、サイコブースト!」

デオキシス「アタック」

レッド「カメックスよけろ」

ワタル「無理だ、カメックスは今の反動でしばらく動けん!」

ワタル「シャドーボール!馬鹿力!」

デオキシス「ほれほれ」

カメックス「オワリニハシネエサ」ばたっ

578: 2015/01/09(金) 00:44:31.17 ID:FipN5/+Y0
レッド「さっきのカメックスと同じぐらいの威力でよけられないような技を使えるやつ…」

レッド「困った…」

レッド「そうだ、リザードンいけっ」

ワタル「何をする気か知らないけど無駄だよ、レッド君」

ワタル「フォルムチェンジ」

デオキシス「ディフェンス」

レッド「よし、リザードンデオキシスを後ろから捕まえろ」

リザードン「アハァ~ン」

レッド「いつもの3倍の力をためるんだ」

ワタル「フォルムチェンジして逃げるんだ」

レッド「逃がすか、ブラストバーンだ」

リザードン「イキイキスルゾ!!」

デオキシス「スピー…ド…」ばたっ

579: 2015/01/09(金) 00:53:16.72 ID:FipN5/+Y0
ワタル「いけっデオキシス(ディフェンス)!」

レッド「いい加減にしろよ」

ワタル「そのリザードンも満足に動けないだろ」

ワタル「フォルムチェンジ、サイコブースト!」

デオキシス「アタック」

レッド「リザードン、かわして火炎放射」

リザードン「ナニヨリモタイセツナノハ、アナタジシンガドウシタイカダ」

デオキシス「ザ・紙!」

ワタル「バカな!なぜ動ける!」

リザードン「ハンセイハシロ!」ばたっ

レッド「ごめんなリザードン、かなり無理させたな…」

580: 2015/01/09(金) 01:01:48.75 ID:FipN5/+Y0
ワタル「まさか俺のデオキシス軍団が全滅するとは…」

レッド「これで俺の勝ちだな」

ワタル「いやまだだよ」

ワタル「俺は裂空使い!いけっレックウザ!」

レッド「めんどくせ…」ボソッ

レッド「いけっラプラス」

レッド「ラプラス、冷凍ビーム」

ワタル「レックウザ、破壊光線!」

レックウザ「人にむけて破壊光線」

レッド「めっちゃ凶暴…」

581: 2015/01/09(金) 23:06:50.21 ID:FipN5/+Y0
レッド「でもレックウザはレックウザ、氷には弱いはずだ」

レッド「ラプラス、とにかく冷凍ビー…」

ドーン

アルセウス「ダアアァァァーー!」

レッド「アルセウス?」

ワタル「どういうことだいきなり」

ワタル「レックウザ、破壊光線だ!」

アルセウス「きさま、人間共の味方をするというのか!」

アルセウス「それならば容赦はせんぞ!」

ワタル「負けるなレックウザ!」

レッド「よくわからんがこれたぶんシバんとこのアルセウスだな、ここまできたんだ…」

レッド「そうだ、次いこ」

582: 2015/01/09(金) 23:15:19.32 ID:FipN5/+Y0
レッド「そういやまともに四天王と戦ってないな…」

レッド「ま、いいや」

レッド「…ナツメさん、待っててください、あと少しです」

レッド「ここがチャンピオンの部屋か」

レッド「なんだ?真っ暗だ…」

グリーン「何だかんだと聞かれたら」

グリーン「答えてあげるが世の情け」

グリーン「世界の破壊を防ぐため」

グリーン「世界の平和を守るため」

グリーン「愛と真実の緑を貫く」

グリーン「ラブリーチャーミーなトレーナー」

グリーン「グリーン」

グリーン「ポケモンリーグの頂点にいるこの俺様は」

グリーン「世界で一番強いってことなんだよ!」

メタグロス「ニャーンテニャ」

レッド「……」

グリーン「よぉー、レッドも来たのかよ、はッはッうれしいぜ」

レッド「俺はうれしくないぜ」

583: 2015/01/09(金) 23:20:19.19 ID:FipN5/+Y0
グリーン「それにしてもよくお前がここまで来たな、俺でも四天王は苦戦したってのに」

レッド「まともに戦ってないからな…」

グリーン「ライバルのお前が弱いと張り合いがないからな」

レッド「はっきり言って、ここで無駄話するわけにはいかないんだ…」

レッド「はやくやるぞ…」

グリーン「ふっ…世界一の俺様に勝負を挑むとはな」

グリーン「後悔させてやるよ!」

584: 2015/01/09(金) 23:32:40.56 ID:FipN5/+Y0
グリーン「いけメタグロス!」

レッド「リザードン…」

グリーン「雷パンチだ!」

レッド「オーバーヒート」

リザードン「ホンキニナレバジブンガカワル!」

レッド「もう一発」

リザードン「ホンキニナレバスベテガカワル!!」

メタグロス「ヤナカンジ~」ばたっ

グリーン「はぁ?ふざけんなよ!なんで威力が落ちてねぇんだよ!」

レッド「俺のリザードンのステータスは上がることはあっても下がることはねえんだよ」

グリーン「そんなのチートの一種じゃねえかよ!」

レッド「この世界ではチートは本来は使えない技をつかうなどのことなんだよ」

レッド「だからこれは努力の結果だ」

585: 2015/01/09(金) 23:42:42.77 ID:FipN5/+Y0
グリーン「なっるほど…俺に勝つために少しは努力したってか…」

レッド「そういうわけではない」

グリーン「だったら次はヒヒダルマだ!」

グリーン「くらえぇ!ストーンエッジ!」

ヒヒダルマ「イワオトシ」

レッド「かわすんだ」

グリーン「今だ!フレアドライブ!」

ヒヒダルマ「ホノオノパンチ」

リザードン「アハァ~ン」

レッド「いまひとつだってのに、かなりの威力だな…」

586: 2015/01/09(金) 23:50:51.70 ID:FipN5/+Y0
グリーン「とどめのストーンエッジ!」

ヒヒダルマ「イワオトシ」

レッド「いつまでも何もしないわけないだろ」

レッド「リザードン、エアスラッシュ」

リザードン「ガンバッテイキマショウ!!!」

グリーン「リザードン、そろそろ退場だぜ!今度こそとどめのストーンエッジ!」

ヒヒダルマ「スーパーイワオトシ」

リザードン「ナンニモミエナイ」ばたっ

587: 2015/01/10(土) 00:01:49.20 ID:246TQhW40
レッド「いけっカメックス」

グリーン「ヒヒダルマ、アーム」

レッド「ハイドロカノン」

カメックス「ツイノヒケン カグツチ!!!」

ヒヒダルマ「ウニャー」ばたっ

グリーン「なんですとぉ!」

レッド「お前と遊んでる暇はないんだよ」

レッド「はっきり言ってジムリーダーや四天王よりも楽だからな、すぐ終わらしてやるよ」

グリーン「言ってくれんじゃねえか、いけっカイリュー!レッドのポケモンを蹴散らすんだ!」

レッド「カメックス、吹雪」

グリーン「チャンピオンなめてんじゃねえぞ!神速!それから雷パンチ!」

588: 2015/01/10(土) 00:15:00.21 ID:246TQhW40
レッド「カメックス、そのパンチをつかまえて、そのまま一本背負投」

カメックス「オドロイテクレタヨウダナ」

グリーン「なんの!やり返せカイリュー!ジャイアントスロー!」

カイリュー「ヒッサツ!」

レッド「こっちは肩車」

グリーン「正拳突き!」

レッド「デデーン、カイリュータイキック」

グリーン「なめんな!うっちゃりだ!」

レッド「吹雪」

カメックス「ツバモトカラキッサキニイタル」

カイリュー「トツゼンノフブキ」ばたっ

グリーン「あーせこいぞ!」

レッド「ばーか」

589: 2015/01/10(土) 00:22:36.82 ID:246TQhW40
グリーン「この俺様がレッドに負けてる?」

グリーン「そんなはずはねえ!いけっユキノオー!」

グリーン「ウッドハンマー!」

レッド「よけろカメックス」

グリーン「あてろ!」

ユキノオー「アタルンダナコレガ」

カメックス「ヒトコトデイウナラシゼンノセツリダ」ばたっ

グリーン「どうだ!」

レッド「まだ俺の方が有利だ、いけっカビゴン」

590: 2015/01/10(土) 00:32:18.25 ID:246TQhW40
グリーン「ユキノオー!気合玉!」

ユキノオー「コレモアタルンダナ」

レッド「まけんな、5連続ギガインパクト」

カビゴン「カクゴハヨロシイデスネ」

ユキノオー「ヤラレルンダナコレガ」ばたっ

グリーン「てめえ!そんなの努力の結果とかいわせねえぞ!」

レッド「元気があれば何でもできるんだよ」

グリーン「ぐぐっ…あと2匹…」

レッド「はやく出せ、時間がない」

591: 2015/01/10(土) 00:46:36.04 ID:246TQhW40
グリーン「だがいくらお前の偶然が続いてるからってこいつには勝てないぜ」

グリーン「いけぇ!バンギラス!」

グリーン「ふっふっふ、あんときお前がメタングしか育てないの?とか言ったから一番育ててやったぜ」

グリーン「お前はこいつに負けるんだよ!}

レッド「まったくセンスのないギャグだな」

グリーン「いつまでそんなこと言ってられっかな」

グリーン「いけっストーンエッジ!」

レッド「こっちは地震だ」

グリーン「まだまだ!噛み砕け!」

バンギラス「ウマイ」

カビゴン「ハジメテデスヨ…ココマデワタシヲコケニシタオバカサンタチハ…」ばたっ

592: 2015/01/10(土) 01:01:47.41 ID:246TQhW40
グリーン「さてさて、次のバンギラスの犠牲者はどいつかな?」

レッド「バンギラスの活躍はさっきで終わりだ」

レッド「いけっラプラス」

レッド「ラプラス、ハイドロポンプ」

グリーン「バンギラス、ストーンエッジ!」

バンギラス「クラエ ガンセキ」

レッド「たしかに他のよりもこのバンギラスは強いみたいだな…」

グリーン「それは違うぜ、俺のポケモンはかなり強いが、このバンギラスはかなり恐ろしく強いのだ!」

レッド「ふーん」

グリーン「バンギラス、噛み砕け!」

バンギラス「カタイ」

ラプラス「ヤルネェ……」ばたっ

593: 2015/01/10(土) 01:19:24.55 ID:246TQhW40
レッド「フシギバナいけっ」

グリーン「そいつが第三の犠牲者か」

レッド「ばーか、たまたま連勝したからって調子にのるなよ」

グリーン「俺様はチャンピオンだぜ、そりゃ調子にものるぜ」

レッド「数分後には俺がチャンピオンだ」

レッド「フシギバナ、連続ソーラービーム」

フシギバナ「7000マンパワーマッスルスパーク!!」

グリーン「あんなの何度もくらったらさすがにヤバいじゃねえか、とはいえあの速さはよけれない」

グリーン「だったら攻撃あるのみ」

グリーン「お前にできて俺にできないことはねえ!連続破壊光線!!」

バンギラス「チョットキツイナ」

フシギバナ「ヘノツッパリハイランデスヨ」ばたっ

レッド「なんだと」

グリーン「はっはっは、3体目だな」

バンギラス「ヤッパムリカ」ばたっ

グリーン「なにー!」

594: 2015/01/10(土) 01:23:36.34 ID:246TQhW40
グリーン「まさかバンギラスが…」

レッド「俺のフシギバナが相打ちになるなんて」

グリーン「これで互いに1匹ずつか」

グリーン「ふっ…おもしろい、いくぞレッド!」

レッド「ああ」

赤緑「いけっピカチュウ」

レッド「……」

グリーン「……」

レッド「な…」

グリーン「なんでお前がピカチュウ使ってんだよ!」

レッド「それはこっちが言いてえよ」

レッド「お前にピカチュウは似合わねえよ」

グリーン「何言ってんだ、これ以上に完璧なコンビはいねえだろ」

595: 2015/01/10(土) 01:33:06.28 ID:246TQhW40
レッド「じゃあそこまで言うならお前のピカチュウを一撃で倒してやるよ」

グリーン「その言葉そっくりリボンでもつけて返してやるぜ」

レッド「いらない」

グリーン「やっぱお前は徹底的に倒さねえとな」

グリーン「緑ピカチュウ、ボルテッカー用意!」

レッド「赤ピカチュウ、こっちもボルテッカー準備」

レッド「もっとだ、もっと電気をためるんだ」

グリーン「お前もだ、もっとためろ!」

レッド「よし」

グリーン「今だ」

赤緑「いけっボルテッカー!」

ピカチュウ「ド-ッチダ?」ばたっ

レッド「……」

グリーン「……」

レッド「よし…」

グリーン「ばかな」

596: 2015/01/10(土) 01:40:55.17 ID:246TQhW40
グリーン「ほんとに終わったのか!全力をかけたのにまけた!」

グリーン「せっかくポケモンリーグの頂点にたったのによう!もう……!俺様の天下は終わりかよ!」

グリーン「そりゃないぜ」

レッド「ナツメさん、ついに俺はやりました、今からマッハであなたのもとへ行きますから…」

サカキ「レッド、ポケモンリーグ制覇おめでとう」

レッド「サカキさん…なんでここに」

サカキ「そんなことはいい、さあ俺について来い」

レッド「俺は今からナツメさんのとこに行かなきゃだめなんだ」

サカキ「…こっちが出口だ、ついて来い」

グリーン「そっちは殿堂入りの」

サカキ「へっくしゅ」

レッド「はやくナツメさんに会いたいな」

597: 2015/01/10(土) 12:40:06.59 ID:246TQhW40
レッド「ここは…」

サカキ「殿堂入りしたトレーナーを記録する部屋」

レッド「ええっ、はやく帰りたいのに」

グリーン「殿堂入りの部屋ってさっき言ったじゃねえか」

サカキ「なんだお前もついてきたのか」

レッド「ねえ、何かよくわかんないけど早くしてくださいよ」

レッド「俺早く帰りたいの」

サカキ「そうだな…帰るとするか」

サカキ「でてこいユクシー」

サカキ「ユクシー、レッドの記憶をもどすんだ」

ユクシー「ほいな」

レッド「うわっ…」

598: 2015/01/10(土) 12:40:38.22 ID:246TQhW40
レッド「う…」

グリーン「おいレッドどうしたんだ」

レッド「…どこだここ?」

レッド「グリーン?それにサカキ…何でいるんだ?」

レッド「えっ…なんか俺小さくないか?それにグリーンも」

グリーン「疑問ばっかだな」

グリーン「何言ってんだレッド」

レッド「うぐっ…」

グリーン「おい、しっかりしろ」

レッド「ナツメ…ナツメどこにいるの…」

グリーン「?」

サカキ「さて、レッドもそろそろ限界だな、はやく帰るぞ」

サカキ「その前にレッド、お前は元に戻っても3回目の負けは許されん」

レッド「?」

サカキ「ディアルガ、パルキア、俺たちを元の世界へ」

レッド「えっ…ちょっとどうなってんだ、おい」

599: 2015/01/10(土) 12:41:22.87 ID:246TQhW40
元の世界・シロナの家

シロナ「ゲンゾーさんもナツメを私に預けていくなんて」

シロナ「それにレッド君はいないし…」

ヒカリ「シロナさーん、掃除機壊れたー」

カトレア「シロナー、紅茶おかわり」

シロナ「あー、もう、カミツレは掃除機修理して、フウロはカトレアに紅茶いれてあげて」

カミツレ「それはいいけど…」

フウロ「シロナさんみたいな女性が昼間からソファーでゴロゴロして鼻ほじってるのはどうかと思いますよ」

シロナ「これは鼻をかいてるだけよ」

……

コトネ「ここがシロナさんの家…間違いなくナツメさんはここにいる」こそこそ

ドーン

コトネ「えっ…なになに!?」

600: 2015/01/10(土) 12:42:06.82 ID:246TQhW40
カトレア「ちょっとーなんなのー」

ヒカリ「びっくりした…あっ今ので冷蔵庫壊しちゃった」

カミツレ「またシロナがおならでもしたの?」

フウロ「カミツレちゃんもシロナさんも下品だよ」

シロナ「そんなわけないでしょ!」

カミツレ「じゃあ誰のおなら?」

フウロ「カミツレちゃん…」

シロナ「ああっこれは…」

カトレア「どうしたの?」

シロナ「みんな見て、レッド君がいる」

ヒカリ「ええっ」

……

コトネ「これはレッドさんの気配!忍びこんでレッドさんもナツメさんもゲットするしかない!」

601: 2015/01/10(土) 12:42:52.15 ID:246TQhW40
カトレア「……」

カトレア「シロナ…」ごにょごにょ

シロナ「ふーん」

シロナ「そうだみんな、レッド君もどういうわけかいることだし、起きちゃう前にお風呂でも入りましょ」

ヒカリ「どういうことですか?」

カミツレ「意味わかんない」

シロナ「いいからいいから、みんないくわよ」

コトネ「……」

コトネ「ふふふ、侵入成功、やっぱりシンオウに残ってて正解だったわ」

コトネ「レッドさんとナツメさんは私のもの…」

シロナ「はい、そこまでよ」

コトネ「シ、シロナさん!?」

シロナ「私の家で何してるの?」

602: 2015/01/10(土) 12:43:52.47 ID:246TQhW40
コトネ「シロナさんこそ、レッドさんとナツメさんをどうする気ですか」

シロナ「私はただ頼まれて預かってるだけよ」

コトネ「そんなこといってレッドさんのイワークを自分のマダツボミにいれようとしてるんでしょ!」

シロナ「誰のどこがマダツボミだぁ!」

コトネ「レッドさんのイワークは私のサメハダーのものです!」

シロナ「あんたサメハダーってどれだけ凶暴な…」

フウロ「ねえカミツレちゃん、あの二人は何を話してるの?」

カミツレ「…言えることは、シロナは小さいときからいつも一人でやってるし正確にはウツドンぐらいかも」

カトレア「いえいえ、私たちでいつも相手してるじゃないの」

ヒカリ「そうですよ、シロナさんはむしろウツボットですよ」

カミツレ「それもそうね、男が相手してくれないだけか」

シロナ「あんたたち何言ってんのよ!」

603: 2015/01/10(土) 12:44:47.45 ID:246TQhW40
コトネ「とにかく、絶対にレッドさんのギャラドスは」

シロナ「なんでここで今始めようとするのよ」

コトネ「そういうシロナさんだって」

シロナ「ここでやらせないようにするためよ」

ヒカリ「あっ」

カトレア「あら」

カミツレ「おっ」

フウロ「ぱい!」

カミツレ「……」

シロナ「なによ」

コトネ「どうしたんですか」

レッド「…ん」

コトネ「レッドさん!」

レッド「ってお前ら何やってんだぁ!」

604: 2015/01/10(土) 12:46:11.66 ID:246TQhW40
レッド「あっナツメ、おいおきてくれよ」

レッド「お前らナツメに何したんだ!」

シロナ「ちょっと待って何もしてないわよ」

レッド「じゃあお前らは俺に何しようとしてたんだ」

シロナ「これは…」

コトネ「もちろんレッドさんのハガネールを」

レッド「とにかくナツメをはやくおこしてくれ」

シロナ「それがぜんぜん起きないのよね」

レッド「やっぱ何かしたのか」

シロナ「だからやってないって」

レッド「じゃあなんで俺らはこんなゴミ屋敷にいるんだ」

シロナ「失礼ね、私の家よ」

レッド「汚っ」

605: 2015/01/10(土) 12:46:51.77 ID:246TQhW40
レッド「質問に答えろよ、なんでここにいるんだ」

シロナ「レッド君はなんでここにいるか私が聞きたいぐらいだけど」

シロナ「ナツメはゲンゾーさんに頼まれて預かってるの」

レッド「…っあいつか」

レッド「あのやろう…ナツメを…」

シロナ「そういえばゲンゾーさんってレッド君の」

レッド「いくぞリザードン!」

ガシャーン

シロナ「私の家がー!」

606: 2015/01/10(土) 12:57:22.08 ID:246TQhW40
槍の柱

ゲンゾー「きたか」

レッド「きたかじゃねえよ!」

レッド「ナツメを早くおこせ!」

ゲンゾー「俺に勝ったらな」

レッド「いやそういうのいいから早く!」

ゲンゾー「お前の場合3回目の負けはそれなりのことがないとな」

レッド「3回目の負け…」

ゲンゾー「勝ったらちゃんとおこしてやるからな」

レッド「……」

607: 2015/01/10(土) 23:27:25.53 ID:246TQhW40
1時間後

レッド「はーはーっ!激しい戦いだった」

ゲンゾー「少しは強くなってたみたいで安心したぞ」

レッド「そんなことより、ナツメを」

ゲンゾー「そうだったな、この三日月の羽を使え、目がさめる」

レッド「ナツメおきてくれ…」

ナツメ「……」ぱちっ

レッド「ナツメ!!よかった~」ギュー

ナツメ「レッド…?」

ゲンゾー「さて、レッド…」

608: 2015/01/10(土) 23:28:42.02 ID:246TQhW40
ゲンゾー「ポケモンマスターになれ」

ゲンゾー「お前がなってくれれば俺も母さんのとこに帰れる」

レッド「…いやだ」

ゲンゾー「どうして」

レッド「お前の言い方だとマスターになったから母さんと離れることになった」

レッド「どうしてそうなったかは知らんけど、どうせつまらんルールがあるんだろうが俺は絶対いやだ」

レッド「俺はもう2度とナツメと離れない」

ゲンゾー「……」

ゲンゾー「そうか…」

609: 2015/01/10(土) 23:29:30.74 ID:246TQhW40
レッド「だから次のやつは他を探してくれ…」

レッド「最強のポケモンマスターにあこがれてるやつなんてその辺にいっぱいいる」

ナツメ「…いいのレッド?」

レッド「ああ」

レッド「そういうことだから………じゃあな」

ゲンゾー「……」

ゲンゾー「レッド」

レッド「なんだ…」

ゲンゾー「ちゃんとナツメさんを守ってやれ、離すんじゃないぞ」

レッド「俺からも一つ…」

レッド「ちゃんと家帰れよ、お前みたいなやつでも帰りを待ってる人がいるんだからな…」

ゲンゾー「お前が…いや、なんでもない」

610: 2015/01/10(土) 23:30:27.99 ID:246TQhW40
テンガン山麓

ナツメ「……」

レッド「どうしたの?」

ナツメ「ねえ、本当はポケモンマスターになりたかったんじゃないの…」

レッド「なんだ、そんなこと考えてたんだ」

ナツメ「私のせいでレッドの夢をつぶしたんだし…」

ナツメ「私がいなかったらレッドは」

レッド「違うよ」

ナツメ「え…」

レッド「ナツメがいないなんて…そんなのは絶対嫌だ、だからいなかったらなんて言ってほしくない」

レッド「それとそりゃポケモンマスターになりたかった、でもそれは昔の話」

レッド「今の俺の夢はナツメといつまでもいられることだから」

ナツメ「じゃあその夢はきっと叶うよ…」

611: 2015/01/10(土) 23:31:04.13 ID:246TQhW40
レッドたちが泊まってたホテル

レッド「準備もできたし、そろそろ行くか」

ナツメ「ええ」

レッド「それにしてもなんだかずいぶん長い間ここのホテルとってた気分だ」

ナツメ「たしかにちょっと長かったかもね」

ナツメ「そういや次どこ行くの?」

レッド「ええと…」

エリカ「あら、お二人とも戻ってらしたんですか、やっと帰れるんですね」

レッド「エ、エリカさん!」びくっ

ナツメ「どうしたのよレッド」

レッド「あ…いやなんでもない…」

エリカ「それではみなさんにお知らせしないといけないですね」

レッド「なにを?」

エリカ「カントーに帰るんですよね、もうみなさんずいぶんと長い間ジムをあけてますし」

レッド(言いにくいなぁ…)

ナツメ「エリカ、私たちまだ帰らないから」

612: 2015/01/10(土) 23:32:06.05 ID:246TQhW40
グリーン「さて…みんなもう知ってると思うがレッドとナツメが帰ってきた」

グリーン「だが問題が生じた、あいつらはまだカントーに帰らないと言い出しているのだ」

グリーン「シンオウ、カントー間の豪華客船はとてつもなく高い、しかしレッドたちと乗れば無料だ」

グリーン「普通の船に乗れば普通の価格で帰ることができるが、ここまで待った以上普通の船で帰るわけにはいかない」

グリーン「だが俺たちはそんなに待ってはいられない、仮にもジムリーダーだ、ブラブラしているあいつとは違う」

グリーン「そこでだ、みんなであいつらを帰らせる作戦をみんなに出してほしい」

カスミ「はい、しつもーん」

グリーン「どうぞ」

カスミ「なんであんたが仕切ってんの?」

グリーン「えっ」

613: 2015/01/10(土) 23:32:45.55 ID:246TQhW40
タケシ「たしかにな」

マチス「グリーンはジムリーダーの中じゃ一番下っ端ネ」

グリーン「いやいや、アンズちゃんの方が下だし」

カスミ「そうやって下ばかり見てるんじゃない」

タケシ「アンズちゃんはキョウさんから引き継いだんだし、それにそのキョウさんも四天王になったからな」

マチス「実質グリーンより上ネ」

グリーン「何言ってんだ、俺元チャンピオンだぞ、我チャンピオンぞ」

アンズ「でも父上はジムリーダー→四天王ですけど、グリーンさんはチャンピオン→ジムリーダーですよね」

グリーン「うっ…」

グリーン「でもさ!でもさ!お前らのホテル代全部俺の金じゃねえか!」

エリカ「それっ」バシンッ

グリーン「あひんっ//」

614: 2015/01/10(土) 23:33:34.17 ID:246TQhW40
カツラ「えーではみなの意見によりわしが仕切らせてもらうことになった」

タケシ「カツラさんなら安心だな」

カスミ「文句なしね」

アンズ「適役ですね」

グリーン「……」ちーん

カツラ「わしもグレン島復興のために少しでも金を使うわけにはいかんのだ」

カツラ「みんな何かいい考えはないか?」

一同「……」

カツラ「うーん…」

グリーン「はっはっは、やっぱ俺じゃないとダメみたいだな!」

エリカ「カンチョー」グサッ

グリーン「あおーん//」ばたっ

615: 2015/01/10(土) 23:45:25.70 ID:246TQhW40
ナツメ「ねえ、まずはどこから行くの?」

レッド「そうだな…」

グリーン「そこの二人待った!」

レッド「なんだグリーンか」

グリーン「なんだじゃねえよ、お前らどこ行く気だ」

レッド「そんなの俺らの勝手だろ」

グリーン「勝手じゃねぇ、早くカントーに帰るぞ」

レッド「なんでだよ」

グリーン「もうPWTは終わっただろ、ここに用はないはずだ」

レッド「あのな…」

ナツメ「グリーン!いい?PWTなんてね私たちにはどうでもいいの!私たちはシンオウには旅行に来てるの!」

レッド「そうそう、これからがメインなんだ」

616: 2015/01/10(土) 23:53:02.47 ID:246TQhW40
グリーン「あっさりとあいつらに逃げられた」

タケシ「なにやってんだ」

カスミ「役立たずね」

マチス「この無能ガ」

アンズ「はぁー…」

グリーン「ふっ…言葉攻めか」

エリカ「じゃあ私はどっちがいいですか?体ですか?言葉ですか?」

グリーン「どっちがいいかな…」

カスミ「そんなことより次は私にまかせときなさい!」

グリーン「顔ふんでるふんでる」

617: 2015/01/11(日) 00:04:04.65 ID:Fo6HiMUx0
ノモセシティ

レッド「まずはサファリでもやるか」

ナツメ「あっその前に展望台のほう見ましょ」

レッド「そうだな」

女「もし、そこのお二人さん…」

レッド「なんだこの望遠鏡金かかんのか」

ナツメ「ちょっとなんだしいいじゃない」

女「ちょっとそこのお二人さん」

レッド「おおー、よく見えるぞ」

ナツメ「あ、あんなとこにマリルの群れがいるわ」

女「ほんとは聞こえてるんでしょ、お二人さん!」

レッド「え、どこどこ?」

ナツメ「そっちじゃなくて逆よ、右だって」

女「あんたらいい加減にしろ!聞こえてんだろ!!」

レッド「なんですか?」

618: 2015/01/11(日) 00:10:13.59 ID:Fo6HiMUx0
女「私は旅の占い師です、あなたたちに悪い予感がしたので声をかけさしていただきました」

レッド「悪い予感?」

ナツメ「……」

女「はい、すこしお待ちください」

女「むむっ見える…見えますよ…」

レッド「なにが見えるの…」

女「きええぇー!」

レッド「!」ビクッ

女「これは…あなたたちはカントーの人たちですね」

レッド「まあ…そうですけど」

女「あなたたち一刻も早くカントーに帰るべきです!」

女「さもないと…」

レッド「さもないと?」

女「ああーっとても恐ろしくて私からは言えません!」

レッド「ええー」

619: 2015/01/11(日) 00:15:54.54 ID:Fo6HiMUx0
女「さあ!早くカントーに帰るのです、カントー行の豪華客船は今日の20時に出ます、それに乗って帰るのです」

レッド「とても恐ろしいこと…」

ナツメ「……」

レッド「なあ、ナツメ…」

ナツメ「待ってレッド」

ナツメ「ねえ、占い師さん…」

女「な、なんでしょう?」

ナツメ「そのとても恐ろしいことって何かしら?」

女「そんなこと、とてもとても」

ナツメ「いいから、言ってみてよ」

女「え、ええーと、その…頭がドーンって…」

レッド「あ、頭がドーン…!!」ガーン

ナツメ「へー、カントーに帰らないとそうなるんだ」

女「はい…」

620: 2015/01/11(日) 00:24:33.23 ID:Fo6HiMUx0
レッド「ナ、ナツメ、頭がドーンはまずいよ…」

ナツメ「大丈夫よレッド、そんな未来はないわ」

レッド「え?」

ナツメ「そうだ、占い師さん、私もひとつあなたに占ってあげるわ」

女「私にですか?」

ナツメ「あなたは7人全員と別れちゃうでしょう」

女「なっ…」

ナツメ「一つって言ったけどおまけにもう一つ」

ナツメ「ハナダジムは未来永劫ヤマブキジムに勝てないでしょう!」

カスミ「なんですってー!」

レッド「カスミ?」

カスミ「し、しまった!」

621: 2015/01/11(日) 00:35:01.15 ID:Fo6HiMUx0
レッド「じゃあ頭がドーンってのはやっぱり」

ナツメ「当然でしょ、だいたい私にそんな嘘や変装が通用すると思ったの?」

カスミ「うっ…そういえば…」

ナツメ「これだからハナダはヤマブキに勝てないのよ」

カスミ「それ関係ないでしょ!」

レッド「それよりお前何がしたいんだ」

ナツメ「どうせ、カントーに帰るぞ、でしょ」

ナツメ「グリーンにも言ったけど、そんなの私たちの勝手よ」

カスミ「あのね、人に迷惑かけてんだから、少しは言うこと聞きなさいよ」

ナツメ「それこそ、あなたたちのやってることは私たちへの迷惑よ」

カスミ「くー…なんでレッドはこんな女選んだのよ!」

レッド「大好きだからに決まってんじゃん」

カスミ「なんかムカツク~!」

623: 2015/01/11(日) 22:52:10.66 ID:Fo6HiMUx0
カスミ「とにかく!早く帰るわよ!」

レッド「いーやーだー」

ナツメ「レッド、もうサファリの中に入りましょ」

レッド「そうだな」

カスミ「だから…あっそうだ、じゃあサファリから出たら帰りましょ」

レッド「だめだ、サファリの後はリッシ湖に行って、それから…」

レッド「とにかくシンオウを一周するまでは帰らない」

カスミ「あのねぇ、それどんだけかかんのよ」

カスミ「だいたいナツメだっていつまでもジムあけてらんないでしょ」

ナツメ「適度に負けてくれるような人に代理頼んであるから問題ないわよ」

カスミ「いつまでも代理でいいわけないでしょ」

ナツメ「1年ぐらい大丈夫なんじゃない?」

カスミ「あんたら1年もいる気なの!?」

624: 2015/01/11(日) 22:52:51.66 ID:Fo6HiMUx0
サファリ

ナツメ「もうグリーンもカスミも一体なんなのよ」

レッド「いいじゃないか、カスミも中まではついてこないみたいだし、今はここを楽しも」

ナツメ「それもそうね」


カスミ「ついていけなくても望遠鏡でちゃんと見てんだから」

カスミ「あっキスした!というか全然サファリのポケモン見てないじゃん」

カスミ「あんたたちで見つめ合ってるだけじゃないの!」

カスミ「後ろみなさいよ!ウパーがひいてるわよ」

カスミ「うぇ!?急に真っ暗になった!どうなってんの何も見えないじゃない!」

通行人「ママー、あのお姉ちゃん何か叫んでるよ」「見ちゃだめです!」

625: 2015/01/11(日) 22:54:17.28 ID:Fo6HiMUx0
カスミ「うー、こんなに望遠鏡のぞくだけでこんな金かかるなんて、サファリ何回分よ!」

カスミ「ていうか、あいつら移動してるだけで、全然ポケモン見てないじゃない」

カスミ「なによあのレッドの顔、デレデレしすぎよ」

カスミ「あ、すごい後ろ向きにボール投げて捕まえた」

カスミ「一切見てなかったのに、さすがレッド…」

カスミ「そしてなぜそこでキスをする!あんたらレベルのトレーナーがはしゃぎすぎよ!」

カスミ「長い長い!いつまでやってんだ」

カスミ「キスすりゃいいってもんじゃないのよ!」

カスミ「へへへへへじゃねえよ!見てないんだったら早く戻ってこいよ!」

カスミ「あー!また見えなくなった!これだったらついて行った方がかなり得だったじゃないのー!」

係員「あの、お客様…」

カスミ「何よ!」

626: 2015/01/11(日) 22:55:32.54 ID:Fo6HiMUx0
2時間後

レッド「ここのサファリも楽しかったな」

ナツメ「そうね、カントーとは違う楽しみがあったわね」

カスミ「何が楽しかったよ!」

ナツメ「まだいたの?」

カスミ「あんたたちをずっと監視してたのよ!」

ナツメ「暇人ね」

カスミ「誰のせいで暇になってると思ってんのよ」

レッド「二人とおちつけよ」

ナツメ「もういいわ、レッド次行きましょ」

レッド「うん、そうだな」

カスミ「あっ待ちなさい!」

ナツメ「レッド、リザードンよ」

レッド「わかった」

カスミ「ああっ…逃げられた」

カスミ「このまま帰ったらグリーンみたいになっちゃうじゃない」

627: 2015/01/11(日) 22:56:19.69 ID:Fo6HiMUx0
リッシ湖

ナツメ「きれいね…」

レッド「そうだろ、俺シンオウのことは一通り調べておいたからな」

レッド「こんな天気に釣りってのもいいな」

ナツメ「レッド、ひいてるわよ」

レッド「えっ…あ、逃げられた…」

レッド「今のは大物だったな…」

ナツメ「時間はあるんだし、もうちょっと粘れば、もっと大物が釣れるわよ」

レッド「そうだな、ゆっくりするのも大事だな」

カスミ「いたいた…ゆっくりしてる暇なんてないんだから」ガサッ

カスミ「ここはギャラドスで…いや、ナツメはともかくレッドがギャラドスにビビるかな?」

カスミ「やっぱここはスターミーで」

628: 2015/01/11(日) 22:57:05.87 ID:Fo6HiMUx0
レッド「つれないなー」

ナツメ「ここはダメなのかな?場所変える?」

カスミ「ふふふ、釣れないに決まってるわ、スターミーがあんたたちのまわりのポケモンたちを逃がしてるからね」

カスミ「そもそもあんたら抱き合って釣れるわけないでしょ、釣りなめてんの?」

レッド「あ、待ってナツメ、ひいてるひいてる」

カスミ「うそぉ、あの辺はスターミーが逃がしたはずよ」

レッド「けっこう大物だぞ」

ナツメ「私も手伝うわ」

レッド「それっ」

レッド「スターミーが釣れた」

カスミ「あんたが釣られてどうすんのよ…」

レッド「ここはスターミーも釣れるんだな、せっかくだしゲットしようかな」

ナツメ「それは無理みたいね」

629: 2015/01/11(日) 22:58:16.43 ID:Fo6HiMUx0
レッド「なんで?」

ナツメ「ほら、モンスターボールが反応しない、これは人のポケモンよ」

レッド「ほんとだ、でもこの辺に人はいないけどな」

ナツメ「……」キョロキョロ

ナツメ「ふっ…」

ナツメ「そうだレッド、このスターミーのトレーナーも探してるかもしれないし、スターミーはここにおいときましょ」

ナツメ「探しに来たら返せばいいわよ」

レッド「そうだな」

ナツメ「それじゃ場所移動しましょ」

カスミ「スターミーがつかまった…どうしよどうしよ…」

630: 2015/01/11(日) 23:07:00.40 ID:Fo6HiMUx0
レッド「おっ釣れた…小せぇ…」

レッド「どうせなら大物がいいよな」

カスミ「あんたらみたいな釣りかたで大物が釣れるわけないでしょ、釣りなめんな」

ナツメ「……」

ナツメ「こんな釣り方で釣れるようなスターミーは小物だったのかな」

カスミ「なっ」

レッド「え?けっこうでかいぞ、このスターミー」

ナツメ「ちがうのレッド…」ごにょごにょ

レッド「……」

ナツメ「あなたもかわいそうねスターミー、きっと性格の悪いトレーナーに育てられたのね」

カスミ「……」ぷるぷる

カスミ「誰が性格悪いってぇぇー!」

631: 2015/01/11(日) 23:14:00.50 ID:Fo6HiMUx0
ナツメ「あら、カスミいたの?」

ナツメ「どうしたの、そんなに怒って」

カスミ「あんたね、私だけじゃなくてスターミーまでバカにするなんて許せないわ!」

ナツメ「別にスターミーをバカになんてしてないわ」

ナツメ「ただこのスターミーのトレーナーは性格が悪いんだろうなーって言っただけよ」

カスミ「あんたのんが性格悪いわよ!」

ナツメ「どうして?別にあなたのこと言ってないわよ、このスターミーのトレーナーのことなんだから」

カスミ「わざと言ってるでしょ」

ナツメ「なんのこと?」

カスミ「くっ…このスターミーは私のだってことよ!」

ナツメ「あらーそうだったのー」

カスミ「わかって言ってるでしょ…」

632: 2015/01/11(日) 23:20:27.13 ID:Fo6HiMUx0
レッド「カスミもたのむから俺たちに関わらないでくれよー」

カスミ「レッド、あんたどっちの味方なのよ」

レッド「ナツメ」

カスミ「はぁ…」

カスミ「じゃあもうこうなったらバトルよ!私がナツメと戦って勝ったら帰るのよ!」

ナツメ「何勝手に決めてるのよ」

カスミ「いいから!」

レッド「カスミさわぐなよ、ポケモンたちが逃げちゃうじゃんか」

カスミ「釣り中止よ!」ボキッ

レッド「ああーっ!俺のすごいいい釣竿がー!」

カスミ「釣竿ひとつでさわぐんじゃない!あんたの下半身の竿も折るわよ」

ナツメ「カスミ…いい加減にしなさいよ…」

633: 2015/01/11(日) 23:30:57.49 ID:Fo6HiMUx0
カスミ「やる気になったみたいね」

ナツメ「いいわ、あなたなんて瞬殺よ」

カスミ「言ってくれるわね」

レッド「ほんとに戦うの?」

ナツメ「ええ、レッドの持ち物折って、さらにもう一本折る宣言するなんて…許せない」

ナツメ「いきなさいフーディン!」

カスミ「そうこなくっちゃね、こっちはギャラドスよ!」

カスミ「これで私が勝ったらおとなしくカントーに帰ること」

ナツメ「私が勝ったら素直にひきさがってよね」

カスミ「いいわよ、どうせあなたが負けるからね」

レッド「ナツメ、がんばってくれ、まだまだ行くとこはいっぱいあるんだから」チュッ

ナツメ「まかせて」

カスミ「あんたたちもいい加減にしなさいよ」

634: 2015/01/11(日) 23:42:24.51 ID:Fo6HiMUx0
カスミ「ギャラドス、かみつくよ!」

ナツメ「かわしてサイコキネシス」

フーディン「クラエ!」

カスミ「……」

レッド「……」

カスミ「何もおきないじゃない」

カスミ「持ち主同様ポンコツなのかしらねー」ピトッ

カスミ「ン…ナニコレ…ナニカイヤナカンショクガ…」

ケムッソ「コンチハ」

カスミ「いいいいいいいいいやあああぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!」

カスミ「むしぃぃぃぃー!」

ナツメ「フーディン、もっと追加よ」

フーディン「ケムッソ3ダースツイカ」

カスミ「む、虫が!虫がぁ!!」

635: 2015/01/11(日) 23:51:21.94 ID:Fo6HiMUx0
カスミ「いやぁー!こないでぇー!」

ナツメ「今よフーディン、電撃波よ」

フーディン「ヨケラレンゾエ」

カスミ「ズルいわよ!ナツメ!」

カスミ「ギャラドス!」

ケムッソ「コンバンハ」

カスミ「いぎゃああああ!」

ナツメ「フーディン、もう一度電撃波よ」

ギャラドス「ウニャー」ばたっ

ナツメ「私の勝ちね」

636: 2015/01/11(日) 23:55:18.23 ID:Fo6HiMUx0
カスミ「い、今のバトルは認められないわ」

ナツメ「なんでよ、どう見ても私の勝ちじゃない」

カスミ「ケムッソの妨害さえなければ私が勝ってたわ!」

ナツメ「勝ったら帰るぞで、負けたら認めない」

ナツメ「自分にばっかいいようにして」

カスミ「事実よ!」

ナツメ「じゃあ審判に結果をききましょ」

カスミ「審判?」

ナツメ「どう?」

レッド「ナツメの勝ち」

カスミ「あんた審判じゃないでしょ!」

637: 2015/01/12(月) 00:03:20.07 ID:I6+nqMuz0
ナギサシティ

ナツメ「カスミはグリーンよりしつこいわね」

レッド「なあ、もうそろそろいいんじゃないか?」

ナツメ「そうね、フーディン金縛り解除よ」

レッド「それにしてもすごいな、こんな離れてても効果があるなんて」

ナツメ「私のポケモンだからね」

ナツメ「これでゆっくりできるわね」

レッド「そうだな」

……

カスミ「あーもう!人にむけて金縛りなんて!見失っちゃったじゃないの!」

カスミ「…い、一回戻るしかないわね」

638: 2015/01/12(月) 00:16:08.68 ID:I6+nqMuz0
ヨスガシティ

グリーン「ぷぷ~、人のこと言っておいて結局自分も同じじゃねえか」

カスミ「同じじゃないわよ、あんたよりは少しはマシよ!」

アンズ「ちゃんと連れてこれなかったら同じですよ」

カスミ「それやめて、傷つく」

グリーン「なんで傷つくんだよ」

エリカ「それはグリーンさんがダメダメで役立たずのポンコツだからですよ」

タケシ「言い過ぎじゃ…」

グリーン「いや、俺は満足だ」

カスミ「同じだって言うぐらいだったら次アンズ行きなさいよ」

アンズ「まかせてくださいよ」

アンズ「忍者の力みせてあげますよ」

639: 2015/01/12(月) 00:27:29.25 ID:I6+nqMuz0
アンズ「見事にレッドさんとナツメさんが寝ている部屋に侵入成功です」

アンズ「いくらレッドさんとナツメさんといえど今はまだ午前3時、ぐっすり寝てます」

アンズ「ここで二人を連れていけば、私もみんなに認められて、キャラも確立するはず」

アンズ「そーっと、そーっと」

ナツメ「れっどぉ」

アンズ「……」びくっ

アンズ「なんだ寝言か…」

ガシッ

アンズ「ほがっ…」

ナツメ「ああ…だめよレッド、ああっ…//」

アンズ「はがっ…ね、寝てるの?これ、思いっきり顎つかまれて…ていうかどんな夢みてんの」

ナツメ「そうね、レッドとイチャイチャ生活の夢ね」

アンズ「…ぎゃあーー!」

ナツメ「しーっ、レッド寝てるんだから」

アンズ「はい…」

ナツメ「あなた何してるの」

アンズ「そ、それは…」

640: 2015/01/12(月) 00:32:01.99 ID:I6+nqMuz0
アンズ「そのー、カントーに帰りませんか?」

ナツメ「いやよ、あなたももう戻って寝なさい、私も寝るから」

アンズ「そ、そういうわけには…」

ナツメ「そう、じゃああなたに何するかわかるわね」

アンズ「……」ビクッ

ナツメ「残るの?出ていくの?」

アンズ「おやすみなさーい」

ナツメ「こんな時間にまでくるんじゃないわよ…」

641: 2015/01/12(月) 00:36:37.99 ID:I6+nqMuz0


カスミ「アンズ、ちゃんと作戦はあるんでしょうね」

アンズ「え、あー、はい」

アンズ(簡単に破られちゃったけど…)

カスミ「じゃあ忍者の力期待してるわよー」

アンズ「まかしといてください」

アンズ「……」

アンズ「さて、どうしようか…」

アンズ「ナツメさんがいるんじゃ、簡単に近づけないし」

アンズ「忍者が役にたたない」

アンズ「これじゃグリーンさんと同じになってしまう!」

642: 2015/01/12(月) 23:25:55.77 ID:I6+nqMuz0
ナギサシティ

レッド「あいつら今日は来ないみたいだな」

ナツメ「そうね」

ナツメ(アンズが来たけど)

レッド「じゃああいつらが来る前にこの街まわろうか」

アンズ「レッドさんとナツメさん発見」

アンズ「ここは忍者の力をフルに使うしかないようですね」

レッド「なにか言った?」

ナツメ「え?何も言ってないけど」

アンズ「……」

アンズ「ふぅ…さすがに近すぎたか」

643: 2015/01/12(月) 23:26:52.51 ID:I6+nqMuz0
ナツメ「見て見て、シンオウのリーグが見えるわ」

レッド「ほんとだ、なんか本部より小さいけど豪華なような…」

レッド「ついでにシンオウリーグ制覇してやろうかな」

ナツメ「それいいんじゃない」

レッド「いやいや冗談だよ、そんなに暇はないんだし」

ナツメ「わかってるわよ」

レッド「さすが」

ナツメ「あなたのことなら当然よ」

アンズ「それナツメさんがエスパーだからなんじゃ…」

644: 2015/01/12(月) 23:27:51.36 ID:I6+nqMuz0
レッド「あ、このシールきれいだな」

ナツメ「それボールカプセルに貼りつけて使うのよ」

レッド「へー、こんなのあるんだ」

ナツメ「レッドずっと山にこもってたもんね」

レッド「まぁ…下りてきたからもうけっこうたつけど…」

レッド「そうだ何個か買っていくか」

レッド「ついでだし、あいつらにも買っといてやるか」

ナツメ「けっこうガッツリとっていくのね」

レッド「これぐらいあった方が、あいつらが来てもこれ渡して追い返せるだろ」

ナツメ「自分たちの分はどれにするの?」

レッド「ナツメと同じのがいいな」

アンズ「…今行ってもシール渡されて帰らされちゃうじゃん」

645: 2015/01/12(月) 23:28:41.04 ID:I6+nqMuz0
2日後

カスミ「ねえ、アンズ帰ってきた?」

タケシ「いや、まだだな」

カスミ「いつまでかかってんのよ」

グリーン「やっぱ忍者ってねばるんだな」

エリカ「ほんとですわ、カスミはどうか知りませんがグリーンさんはほんと早いですからね」

エリカ「2分もつかどうか」

グリーン「何の話してんの!?」

エリカ「もちろんベッ」

カスミ「いい!それ以上言わなくていいから」

タケシ「おい、真面目に話しろよ」

カスミ「そうよ!アンズが帰ってこないってこと言ってるのよ」

グリーン「そういえば、昨日マチスが行ったのに、あいつも帰ってこないな」

カスミ「マチスはいいのよ!」

646: 2015/01/12(月) 23:29:34.07 ID:I6+nqMuz0
アンズ「まさか2日もこの街にいるなんて…」

レッド「さ、次のところに行こうか」

ナツメ「ええ」

レッド「そういや、この2日間は誰も来なかったな」

ナツメ「それが一番よ、なんで私たちが邪魔されなきゃなんないのよ」

アンズ「はぁー…まったくチャンスがなかった」

アンズ「さあ帰りましょうって言いに行っても間違いなくシール渡されて帰れって言われるよ…」

アンズ「帰らなかったらナツメさんが…」

アンズ「でも、みなさんにも心配かけてしまってるかも…」

647: 2015/01/12(月) 23:30:25.77 ID:I6+nqMuz0
214番道路

レッド「みえた、トバリシティだ」

ナツメ「待ってレッド、あそこに人が倒れてるわ」

レッド「ほんとだ」

レッド「けっこうでかい人だな」

レッド「もしもし、大丈夫ですか?」

マチス「うぅ…」

レッド「あれ、この人って…」

ナツメ「まちがいなく、マチスね」

レッド「はぁ…おいマチス、大丈夫か」

マチス「おぉ…レッドにナツメ…」

レッド「どうしたんだよ、シールやるから帰れ」

レッド「じゃあな」

648: 2015/01/12(月) 23:31:24.44 ID:I6+nqMuz0
ナツメ「それにしてもなんでマチスがあんなとこに」

レッド「どうせ、他のやつらと同じだろ」

ナツメ「でもね…」

レッド「なんだ、マチスの心読んでなかったの?」

ナツメ「忘れてた」

レッド「ま、いいか」

アンズ「マチスさんには悪いけどこれであのシールはなくなったわけだし」

アンズ「今のうちにレッドさんたちのとこに」

マチス「へい…アンズちゃーん…」

アンズ「こんにちはー」

マチス「ああ…ちょっと待って…」

マチス「おなかすいた…」

649: 2015/01/12(月) 23:32:12.52 ID:I6+nqMuz0
トバリシティ

レッド「あ、ゲームコーナーがある」

ナツメ「まずはデパートに行きましょうよ」

レッド「あーそうだな」

アンズ「よし…今だ」

アンズ「レッドさん、ナツメさん!」

レッド「アンズちゃん」

ナツメ「また来たの?」

レッド「あれ、アンズちゃんって来たっけ」

アンズ「来た回数なんていいんです、早くカントーに帰りましょう」

レッド「これあげるから、あきらめてくれないかな」

アンズ「これは?」

レッド「シールだよ、ボールに貼るといいよ」

アンズ「えっシールはさっきマチスさんに」

レッド「なんだ見てたの?あれはマチス用、これはアンズちゃん用」

アンズ「でも」

ナツメ「聞こえなかったの?」

アンズ「……」

650: 2015/01/12(月) 23:42:14.80 ID:I6+nqMuz0
アンズ「ナツメさん怖いよ…」

アンズ「でも、このまま帰ったらみなさんにまた…」

アンズ「うーん」

アンズ「あれは…」


マチス「ヘイ!レッド&ナツメ!」

レッド「げ、帰れって言ったじゃん」

マチス「そういうわけにはいかないネ」

ナツメ「お願いだから邪魔しないでくれない?」

マチス「邪魔じゃないネ、これは全員一致の意見だから従うべきネ」

レッド「いや、そんなの知らないから」

アンズ「マチスさん、もっとねばって!」

651: 2015/01/12(月) 23:49:41.10 ID:I6+nqMuz0
マチス「だから!」

レッド「嫌だって言ってるだろ」

マチス「それじゃあ困るネ」

レッド「困るのは俺たちだ、金ぐらい払って自分たちだけで帰れよ」

マチス「ミーたちは余計なところで金を使わないという点でも一致してるネ」

レッド「ホテル代とかあるだろ」

マチス「それはグリーンの金だから問題ないネ」

レッド「じゃあ船代もグリーンに出してもらえよ」

マチス「グリーンはそれは嫌らしいネ」

レッド「じゃあホテル代よく出したな…」

ナツメ「もう、レッド私に任せて」

レッド「どうすんの?」

ナツメ「テレポートさせるの」

マチス「えっ」シュン

レッド「消えた…」

ナツメ「これですっきり」

652: 2015/01/12(月) 23:55:24.71 ID:I6+nqMuz0
アンズ「ナツメさんこえー!」

アンズ「このままじゃ私も消されちゃうよ!」

ナツメ「消してるわけじゃないの、ちょっとどこかに飛ばしただけよ」

アンズ「ひえー!」

レッド「アンズちゃんまだいたの?」

アンズ「命だけは…」

ナツメ「私がそんな命とるように見えるっての」

アンズ「……」ブルブル

ナツメ「じゃあ飛ばすわよ」

アンズ「た、助けて!」

ナツメ「だから安全だって、マチスと同じとこに飛ばしてあげるから」

アンズ「それで私たちをカントーに飛ばしてく」シュン

ナツメ「そんな遠くは無理よ」

653: 2015/01/13(火) 00:05:06.60 ID:hJBlh6pb0
ナツメ「……」

レッド「どう?」

ナツメ「大丈夫、近くにはもういないみたいね」

レッド「これで安心だな」

レッド「デパート行こうか」

ナツメ「ええ」

レッド「ところでさ、マチスたちどこにとばしたの?」

ナツメ「地名はわかんないけど、アンノーンがいっぱいいるところ」

レッド「うーん、わかんないな」

654: 2015/01/13(火) 00:12:37.52 ID:hJBlh6pb0
カスミ「アンズもマチスも遅いわね」

グリーン「まったくだ連絡ぐらいいれてもいいのにな」

エリカ「連絡いれる、いれないとかいうところで引き返した人がそんなことよく言えますね」

グリーン「いや、それは…」

タケシ「みんなまかせろ!次は俺が行く!」

グリーン「タケシが?」

カスミ「言っとくけど変装とかしても無駄だからね」

タケシ「まかしておけ、俺に秘策がある」

カスミ「なになに?教えてよ」

タケシ「それはだな」

グリーン「どうせろくなことじゃないだろ」

タケシ「そこまで言うなら今すぐあの二人を連れてきてやるよ」

カスミ「ちょっと!タケシの秘策が何なのかわかんなかったじゃないの!」

グリーン「俺にあたるなよ…」

655: 2015/01/13(火) 00:20:26.79 ID:hJBlh6pb0
ナツメ「いっぱい買っちゃったね」

レッド「カントーにいくつか送ろうか」

ナツメ「そうね」

タケシ「その必要はない」

レッド「タケシ…まさかお前も」

タケシ「もちろん、早くカントーに帰るぞ」

レッド「このシールやるから帰れ」

タケシ「あ、ありがとう…じゃなくて!」

タケシ「いつまでもジムあけとくわけにはいかないだろ」

ナツメ「そんなの問題ないわよ」

タケシ「お前もジムリーダーだろうが」

レッド「ナツメがいいって言ってるんだから」

タケシ「それはレッドに合わせてるんだろ」

レッド「そ、そうなのかナツメ…」

ナツメ「違うわよ」

657: 2015/01/13(火) 00:28:16.48 ID:hJBlh6pb0
ナツメ「私はね、正直言ってジムなんかよりレッドとの時間の方が大事なの」

タケシ「なんと!ジムリーダーにあるまじき発言…」

ナツメ「いいの、ジムなんてレッドの次なんだから」

タケシ「でも俺たちはだな」

ナツメ「とにかく、私たちの邪魔するならあなたも飛ばすわよ」

タケシ「む、超能力を使うようだな…」

ナツメ「……」

レッド「どうしたの?」

ナツメ「……」カァァ

レッド「お、おい…タケシ何したんだよ」

タケシ「別になにも」

658: 2015/01/13(火) 00:36:35.48 ID:hJBlh6pb0
タケシ(ふっふっふ、ナツメはレッド以外の変態な行為、もしくは考えを極端に恥ずかしがり嫌がる)

タケシ(このことはジムリーダー会議の時に俺が工口本のこと考えていたときにわかったことだ)

タケシ「どうしたんだ?」

ナツメ「…れっど」

レッド「やっぱ何かしただろタケシ!」

タケシ「いやいや何もしてないって」

タケシ(よしもっとだ、もっとすごいことを考えるんだ)

タケシ「さあ、何も言ってこないんだったら帰るぞ」

ナツメ「……」カァァ

タケシ(ナツメはもう顔が真っ赤だ、これでナツメはもう何もしてこないだろう)

タケシ(あとはレッドを…)にやっ

レッド「俺を見てにやけるなよ…」

タケシ「よし、レッド」

ナツメ「フーディン」

タケシ「へっ」

ナツメ「タケシにサイコキネシス!」

タケシ「えっあっ、ちょっとぉ~」

659: 2015/01/13(火) 00:41:44.48 ID:hJBlh6pb0
ナツメ「もう…今度会ったら…」

レッド「だ、大丈夫?」

ナツメ「ええ、ただちょっとね」

レッド「それならよかった」

ナツメ「心配かけてごめんね」

ナツメ「今度から心配かけないようにタケシが近づいてきたら消し飛ばすから」

レッド「やっぱ何かあったんじゃ…」

ナツメ「何もないってば、あなたに隠し事なんてしないわよ」

レッド「そ、そうか…」

660: 2015/01/13(火) 23:53:51.72 ID:hJBlh6pb0
カスミ「タケシも役に立たなかったと」

グリーン「ほんとダメだな」

タケシ「無理だったやつらに言われてもなんともないな」

タケシ「それよりマチスたちはまだなのか?」

カスミ「そういや…」

アンズ「ただいまです…」

マチス「やっと着いたネ…」

グリーン「お前らどこ行ってたんだ」

アンズ「それがナツメさんにとばされちゃって…」

マチス「わけのわからないところニ」

タケシ「それじゃあ俺は運が良かったわけだ」

カスミ「そうね、私の入浴シーンも見れたわけだし」

タケシ「い、いや、あれは事故だ」

カスミ「事故だからってあんなガッツリ見るか!」

661: 2015/01/13(火) 23:54:19.51 ID:hJBlh6pb0
エリカ「みなさんだらしないですね」

エリカ「だいたいカスミの裸なんて誰も興味ないでしょう」

グリーン「だらしないって…」

アンズ「エリカさんだって行ったらきっと返り討ちにされますよ」

タケシ「そうだそうだ、行ってから言えよ」

カスミ「ちょっと、私だけ2重にムカつくんだけど!」

エリカ「そういうことでしたら、次は私が行きますわ」

カスミ「無視すんな!私の裸に興味ない男なんているはずないでしょ!」

エリカ「ではグリーンさん、行きますよ」

グリーン「えっ、俺も?」

エリカ「はい、ちゃんと作戦もありますので」

662: 2015/01/13(火) 23:55:13.12 ID:hJBlh6pb0
ナツメ「ねえレッド、あの大きなビルは何?」

レッド「え…あれはだな…その…」

シロナ「あれは昔、ギンガ団っていうやつらのアジトなの、今はヒカリちゃんが社長やってる会社兼私の家よ」

レッド「へー、ヒカリちゃんって社長だったん…ってお前は」

ナツメ「なんであなたがここに」

シロナ「だから私の家でもあるっていったじゃん」

シロナ「それにしてもナツメおきたのね」

ナツメ「これが寝てるように見える?」

シロナ「まあそんなことはいいわ、それよりレッド君私に会いにきてくれたのね、うれしいわ~」

レッド「いや、そんなことないけど…」

シロナ「またまた~、さあ行きましょ」

レッド「えっ」

ナツメ「こら、年増!なれなれしくレッドに触るな!」

シロナ「誰が年増よ!私はまだ20代よ!」

663: 2015/01/13(火) 23:55:51.37 ID:hJBlh6pb0
シロナ「はやくはやく」

ナツメ「レッドにさわるな~」グリィ

シロナ「か、顔はやめなさいよ…!」グリグリ

ナツメ「あなたこそ…!」

レッド「あの、二人とも俺を挟んで争うなよ」

シロナ「こうなったら、シロナガールズ、カモン!」

カトレア「はーい」

ヒカリ「わーい」

カミツレ「いえーい」

フウロ「たぷたぷーん」

レッド「なんかいっぱい来た」

シロナ「さあみんな、レッド君を家に連れ込むのよ!」

レッド「ちょっ…ひっぱんなよ」

ナツメ「あなたたち、私のレッドをどうするつもりよ!」

シロナ「もちろん私のものに!」

シロナ「私の夢はこの世の美男美女少年少女を私のものにすること!」

シロナ「レッド君もその一人、なんならあなたも可愛いし、入れてあげてもいいわよ」

664: 2015/01/13(火) 23:56:46.67 ID:hJBlh6pb0
ナツメ「そうとう寝ぼけてるようね、レッドは絶対に渡さないわよ!」

シロナ「それなら無理やりよ!さあみんな引っ張るのよ」

レッド「痛い痛い痛い!」

ナツメ「レッドが痛がってるじゃないの!離しなさいよ!」

シロナ「あなたがおとなしくついてこればいいのよ」

グリーン「おっ、モテモテだなレッド」

エリカ「あら本当、私も混ぜていただこうかしら」

レッド「グリーン…」

ナツメ「エリカまで」

エリカ「お取込み中失礼しますね、レッドさんとナツメさんは私たちと一緒にカントーに帰らないといけないのですよ」

レッド「あーそれは、このシール…って両手が使えねえ」

エリカ「だめですよ、私はシールなんかではあきらめたりしませんからね」

グリーン「そうだそうだ、早く帰るぞ!」

レッド「どんどんめんどくさくなる…」

【ポケモン】ナツメ「どうしてレッドといると邪魔が入るの?」【後編】

引用: ナツメ「どうしてレッドといると邪魔が入るの?」