1: 2024/07/09(火) 23:41:35 ID:???Sr
リクエスト頂いておりました、すずつづです。

2: 2024/07/09(火) 23:42:22 ID:???Sr
綴理「あ、すずだ」

放課後の中庭。
今日はクラブの練習はない日。
2人の同級生を遊びに誘ったんだけど、吟子ちゃんも姫芽ちゃんもあいにく用事があるということで時間を持て余している徒町は晴天の中庭のベンチで一人黄昏れていた。

そんな時背後からDOLLCHESTRAの先輩、綴理先輩から声をかけられた。

3: 2024/07/09(火) 23:43:00 ID:???Sr
小鈴「あ、綴理先輩!お疲れ様です」

綴理「やっほ。すず、何していたの?」

小鈴「徒町ですか?徒町は、特に何もしてません!」

綴理「そっか。」

小鈴「綴理先輩は何をしに来たんですか?」

綴理「ボクはね~お昼寝しに来たんだ」

そう言って徒町の隣に座る綴理先輩。

小鈴「お昼寝、ですか?」

綴理「うん。すずも、どう?」

え~とっ、これは徒町もお昼寝した方がいいのかな?

4: 2024/07/09(火) 23:43:48 ID:???Sr
綴理「すず。」

小鈴「はい。なんでしょうか!」

綴理「こっち来て。一緒に空でも見よう」

綴理先輩はいつの間にか徒町の隣からベンチ横の芝生に寝っ転がって空を見上げている。
徒町も綴理先輩の横に移動して同じように寝っ転がって上を向く。

小鈴「はわわわ~気持ちいいですねえ」

綴理「でしょ~。でもさやに見つかると怒られるんだ」ショボン

小鈴「何で怒られるんですか?」

綴理「地面に寝っ転がって服が汚れるとかどうとか」ショボン

小鈴「こんなに気持ちいいのにですか?」

綴理「うん。」

小鈴「はえ~。そうなんですね」

5: 2024/07/09(火) 23:45:27 ID:???Sr
しばらくお互いに黙って空を見上げている。
心地いい空気が流れている。

綴理「あ、すず」

しばらくすると綴理先輩が口を開いた。

小鈴「はい。何でしょうか?」

綴理「すずって、こんにゃくみたいだよね」

小鈴「???」

徒町、人からこんにゃくみたいだと言われたの初めてです!
ハムスターだとか、小動物みたいだと言われたことはあるけど…

6: 2024/07/09(火) 23:46:14 ID:???Sr
小鈴「こんにゃくみたい、ですか?」

綴理「うん。柔らかくてふにゃっとしてそう。」

小鈴「そうなんでしょうか?初めて言われたので徒町にはよく分かりませんが…」

綴理「すず、ちょっと触らせて?」

小鈴「こんな徒町でよろしければ、いつでもどうぞ!」

ぷにぷに
ぷにぷに

綴理「うん。柔らかい~。気持ちいい~」

小鈴「綴理先輩のお役に立ててよかったです」

綴理「じゃあ、これは~?」ギュ~~

徒町、背後から抱きしめられてしまいました。
これから一体何が起きるのでしょうか…

綴理「うん。すず。とてもいい。さやと同じくらい、ボクは好きだ」

小鈴「あ、ありがとうございます!」

7: 2024/07/09(火) 23:47:56 ID:???Sr
綴理「このままお昼寝できそう。すず、このままボクの抱き枕になってほしいな?」

小鈴「抱き枕ですか?」

綴理「うん。」

小鈴「はい、分かりました。徒町小鈴、精一杯綴理先輩の抱き枕を務めさせていただきます!ちぇすと~~~」

綴理「これはよく眠れそうだ…」

そう言うと綴理先輩はあっという間に寝てしまった。
徒町もお役に立てて嬉しい…

8: 2024/07/09(火) 23:49:21 ID:???Sr
あれ…
なんだか徒町も眠くなってきてしまいました…

綴理先輩の体温を感じる…
少しだけ暑いと感じるのは外気温のせいか、はたまた徒町の気のせいだろうか。
でもそれは決して居心地の悪い暑さではなく…

ああ、徒町の瞼ももう限界…
綴理先輩、徒町も夢の中へお邪魔しま~す…

――――――――――――――――――――――――――――

「…りせん…い、…すずさん」

一体どれだけの時間芝生で寝っ転がっていたのだろう。
気が付けば日も暮れかけていた。

そして、目の前には。

9: 2024/07/09(火) 23:50:35 ID:???Sr
さやか「もう、お2人とも!起きてください」ユサユサ

あれ、何でさやか先輩がここに…

綴理「さや。どうしたの?さやもお昼寝に来た?」

さやか「違います!たまたま部室に用事があって寮に帰ってきたときにお2人が寝ているのを見つけてしまいましたから!こんなところに寝っ転がっていると制服が汚れますよ」

さっき綴理先輩が言っていたように怒られてしまいました。

小鈴「ごめんなさい」

綴理「ごめんなさい」

10: 2024/07/09(火) 23:51:15 ID:???Sr
さやか「もう。さ、お2人とも帰りますよ。」

3人で寮に向かう。

綴理「ね。すず」ヒソヒソ

綴理先輩が小声で話しかけてくる。

小鈴「何でしょうか?」ヒソヒソ

徒町も小声で聞き返す。

綴理「また、お昼寝しようね」ヒソヒソ

小鈴「はい。徒町でよければいつでもお付き合いいたします」ヒソヒソ

11: 2024/07/09(火) 23:52:58 ID:???Sr
綴理「今度は、さやに見つからないようにしよう」

さやか「わたしが何ですって?」

綴理「何でもないよ、さや」

徒町としても綴理先輩との時間はすごく好きだし是非ともお願いします。
前方でさやか先輩に問い詰められている綴理先輩の姿を後ろから見ながら心の中でそうお願いをした。



おしまい

12: 2024/07/09(火) 23:53:34 ID:???Sr
お読みいただきありがとうございました。
過去作です~
慈 「梢を照れさせたい」

慈「コホッコホッ」 梢「慈?」

慈「梢にかまわれたい」

梢「可愛くありたい」

慈「梢の素顔が知りたい!」

【ラブライブ】さやかほの日常の一コマ

慈「花帆ちゃんさやかちゃんと仲良くなりたい」

SS こずめぐがいちゃいちゃする話

SS 花帆「梢センパイの一番になりたい」

SS 梢「花帆さんと相合傘がしたいのだけれど…」

SS 蓮ノ大三角のとある休日の話

SS 蓮ノ大三角の誕生日会

SS ゆうぽむ、めぐるりの短編2本立て

SS こずめぐの新年会

SS 慈 「大好きだよ、梢」

SS 花帆「さやかちゃんの何ですかって定期的に聞きたくなるよね」

SS こずさや~~!!!

SS 慈「愛してる」 梢「!?!?///」

SS ゆうぽむ短編

SS 瑠璃乃「マイシスター梢!」 梢「瑠璃乃、お姉ちゃん??

SS 蓮ノ空1年’sのお話

かほさちSS

SS 大三角から沙知先輩へのプレゼント

SS 梢「花帆に鬼と呼ばれたいのだけれど…」

ゆうぽむSS

SS 綴理「さやのほっぺ、もちもちだね」さやか「//」

SS さやるりのちょっとしたお話

SS すみれ 「かのんを褒め頃しにしてみせるわ」

SS 慈「綴理を褒め頃しにした結果」

SS 梢「慈の、ASMR?」

SS みらくらぱーく!二人の世界

SS つづるりの休日

SS さやか「梢先輩のようになりたい」

SS かのん「すみれちゃん、ASMRって、知ってる?」

SS 小鈴 「徒町、出来ました!」

SS さやか「梢先輩、鬼ってどういう意味ですか?」


14: 2024/07/09(火) 23:55:59 ID:???Sr
あんまり上手に書けなくて申し訳ないです
つづすず、また書きます。

15: 2024/07/10(水) 10:48:01 ID:???00

引用: SS 小鈴「綴理先輩とお昼寝」