144: 2015/02/21(土) 00:38:19.67 ID:MtFo6REn0

【ポケモン】ナツメ「もうすぐレッドが帰ってくる」【前編】
【ポケモン】ナツメ「もうすぐレッドが帰ってくる」【中編】
【ポケモン】ナツメ「もうすぐレッドが帰ってくる」【後編】

【ポケモン】ナツメ「どうしてレッドといると邪魔が入るの?」【前編】
【ポケモン】ナツメ「どうしてレッドといると邪魔が入るの?」【中編】
【ポケモン】ナツメ「どうしてレッドといると邪魔が入るの?」【後編】



そのころマサラタウン

男「着きましたオーキド研究所です」

ブルー「おしりいたーい、さすがにクチバからずっと座りっぱなしも疲れるな」

ブルー「グリーン元気にしてるかな、なんにも言わず来ちゃったけど」

ブルー「せっかくだし、オーキド博士のところに先にいこっと」

ブルー「こんこん」

助手「はーい、どちらさまですか?」

ブルー「あっ、あなたは…私です、リーフ・ブルーです」

助手「もしかしてブルーちゃんかい?いやぁ久しぶりだね」

助手「博士に会いに来たのかい、でも今博士はジョウトの方に行っていてね」

ブルー「そうなんですか、じゃあいいか、ありがとうございました」

ブルー「直接家に行くか」
ポケモン!きみにきめた!

145: 2015/02/21(土) 00:38:48.23 ID:MtFo6REn0
ブルー「あれ、こっちじゃない?」

ブルー「あっちでもない…」

ブルー「あ、あれぇ…」

ブルー「私この町出身なのにまよっちゃった…」

ブルー「あーもう!」

ナナミ「あの、どうかしましたか?」

ブルー「あっ助けてください!道に迷っちゃって」

ナナミ「この小さな町で迷うって相当な…」

146: 2015/02/21(土) 00:39:15.84 ID:MtFo6REn0
ブルー「この町に住んでるグリーンっての知ってますか?」

ナナミ「はい、知ってますよ」

ブルー「よかったら場所教えてもらっていいですか」

ナナミ「はい、いいですよ」

ナナミ「ところでグリーンに何か用?」

ブルー「まあ、たいした用はないんですけどね、ただちょっと会いたいなーって」

ナナミ「まあ、グリーンにこんなかわいい子が会いにくるなんて」

ブルー「グリーンのことよく知ってるんですか?」

147: 2015/02/21(土) 00:39:47.68 ID:MtFo6REn0
ナナミ「知ってるも何もあの子の姉だからね」

ブルー「姉って…もしかしてナナミお姉ちゃん!?」

ブルー「私、ブルーよ、覚えてる?」

ナナミ「ブルーちゃん?全然気づかなかったわ、すごくかわいくなって」

ブルー「いやーありがとう」

ナナミ「でもせっかく来てくれたんだけど、グリーン今シンオウに行っててまだ帰ってきてないの」

ブルー(いないのに案内しようとしてたのか…)

ブルー「グリーンもいないのか…」

ナナミ「ブルーちゃんいつまでいるつもり?よかったら家にいていいわよ」

ブルー「ほんと!?じゃあそうする」

148: 2015/02/21(土) 00:40:16.07 ID:MtFo6REn0
シンオウ地方

グリーン「ポケモンマスターって具体的に何するの」

ゲンゾー「何って言われてもな…」

グリーン「そうなると俺はジムリーダーをやめることになるのか?」

ゲンゾー「そうなるな」

ゲンゾー「安心しろ、ジムリーダーより収入いいぞ」

グリーン「何するかわかんねえのに?」

ゲンゾー「ああ、とにかくいいもんはいいんだ」

グリーン「なんか適当な設定だな」

149: 2015/02/21(土) 00:40:47.50 ID:MtFo6REn0
プルルルル ガチャ

レッド「もしもし」

グリーン「なんだレッドか、どうした?」

レッド「さっき俺んとこに手紙が届いたんだけど、グリーン主役終了のお知らせって書いてあんだよ」

グリーン「は?」

レッド「なんかお前にもいろいろあったみたいだけど、そういうことらしい」

グリーン「ちょっと待て…」

レッド「待ても何も、そういうことなんだし…」

グリーン「…ばかな!ほんとうに終わったのか!」

グリーン「俺に起こったことはどうなんの!」

グリーン「せっかくこの話の主役になったのによう!もう…!」

グリーン「俺様の天下は終わりかよ!…そりゃないぜ!」

150: 2015/02/23(月) 00:07:35.69 ID:iOfBNryf0
レッド「これでグリーンの話はおしまいっと」

ナツメ「なんのこと?」

レッド「いやいや、なんでもない」

レッド「さて、次はどこに行こうか」

ナツメ「そうね…」

ユウキ「どこに行くとかじゃないでしょ!」

ユウキ「なんでまだ帰ってきたばかりなのにもう次どこか行こうとしてんの」

レッド「いいじゃんか」

ユウキ「よくない!ジムリーダーの仕事ほったらかしすぎです!」

ナツメ「最近はどこの地方のリーグもまともに動いてないわけだから特に問題はないのよ」

ユウキ「仕事しろー!」

151: 2015/02/23(月) 00:08:34.01 ID:iOfBNryf0
ナツメ「正確にはリーグ本部だけかもしんないけどね」

レッド「ワタルと四天王の誰だっけ…」

ナツメ「カリンとイツキ」

レッド「そうそう、リーグだけで3人もいないんだ、ジムリーダーが旅行ぐらいいいだろ」

ユウキ「だからって…全部俺が代理やらなきゃなんないでしょーが!」

ハルカ「ユウキうるさい、起きちゃうでしょ」

ユウキ「あ、ごめん」

ユウキ「ってかいつの間に!」

レッド「ここなんかいいんじゃない?」

ナツメ「うん、次はそこにしようか」

ユウキ「ほら、もう次の目的地決めちゃった…」

152: 2015/02/23(月) 00:09:37.09 ID:iOfBNryf0
ハルカ「じゃあ私たちもどっか行こうか」

ユウキ「どっかって?」

レッド「えー、二人もどっか行くの?」

ユウキ「まあたまにはいいか、いっつもそっちの二人ばっかだし」

ナツメ「ジムはどうしよう」

レッド「じゃあ俺たちが帰ってきてから二人が出かけるってことで」

ユウキ「先に行くつもりですか」

レッド「ダメか?」

ユウキ「俺たちを先にしてくださいよ」

ナツメ「それよりハルカちゃんどうしたの?」

ユウキ「俺の話を…」

153: 2015/02/23(月) 00:10:24.20 ID:iOfBNryf0
ハルカ「晩ご飯ができたので、今日はずいぶん遅いから言いにきました」

ナツメ「ほんとだ、もうこんな時間」

レッド「他のジムトレーナーのみんなもなんで言ってきてくれなかったんだろ」

ハルカ「他のみなさんにはナツメさんが帰っていいって言ってたって言いました」

ナツメ「ありがと、でも許可ぐらいとってね」

レッド「じゃあこのジムもう誰もいないんだな」

ユウキ「俺の話を…」

ハルカ「そんなの後よ」

154: 2015/02/23(月) 00:14:17.59 ID:iOfBNryf0


ナツメ「ここに行った後、こっちに行って」

ユウキ「だからそっちは俺たちの後にして」

レッド「うるせえ、働け」

ユウキ「あんたもだろ!」

ピンポーン

ナツメ「こんな時間に誰かしら」

レッド「ユウキ出て」

ユウキ「何で俺が」

ハルカ「出れるのあんたしかいないでしょ、文句言わない」

155: 2015/02/23(月) 00:15:13.94 ID:iOfBNryf0
ユウキ「ったくなんで俺が」

ユウキ「はいはーい、新聞ならいりませんよーっと」ガチャ

ゴールド「あれ?」

ユウキ「なんでおまえが」

ゴールド「いや、それこっちが言いてえから」

ユウキ「で、何?新聞配達のバイトでもしてんの?」

ゴールド「バイトじゃねえよ」

ユウキ「普通に働いてんの?」

ゴールド「そういうわけでもない」

156: 2015/02/23(月) 00:16:30.81 ID:iOfBNryf0
ゴールド「ていうか、ここレッドさんたちの家じゃなかったの?」

ユウキ「俺の家だ」

レッド「いつお前の家になったんだよ」

ユウキ「いてっ…ははっ4分の1ぐらいはそうじゃないですか」

レッド「お前のなんて0だよ、この居候が」

ナツメ「ゴールド君じゃない、どうしたの?」

ゴールド「ああ、それが…あれ」キョロキョロ

レッド「どうした」

ゴールド「いや、ちょ…つれがいない」

ゴールド「どこ行ったんだよ、ちょっと探してくるんでまた来ます」

157: 2015/02/23(月) 00:18:01.45 ID:iOfBNryf0
レッド「なんだったの?」

ナツメ「さあ」

ユウキ「つれがいないって言ってましたよ」

レッド「中に入ってようか」

イブキ「ここか、やっとみつけた、久しぶり」

レッド「誰だっけ」

ナツメ「イブキよ」

イブキ「話があってきたんだけど…あれ?」

イブキ「おかしいな…」キョロキョロ

レッド「どうした」

イブキ「つれがいない、ごめんちょっと探してくるわ」

レッド「また…」

158: 2015/02/23(月) 00:19:09.22 ID:iOfBNryf0
ナツメ「たぶんゴールド君のつれってイブキね」

レッド「どうせまた戻ってくるんだから止めときゃよかったな」

ゴールド「あ、レッドさん、すいませんまだ見つかんないんで、もうちょっとかかります」

レッド「おい待て」

ゴールド「じゃあまたあとで戻ってきます」

レッド「おーい」

ナツメ「行っちゃった…」

ユウキ「バカだなー」

イブキ「おかしいな…全然見つかんない」

レッド「ストップ」

イブキ「ほんとごめん!こんな時間かけるつもりなかったんだけど」

イブキ「もうちょっと時間かかるみたい、またもどってくるから」

159: 2015/02/23(月) 00:20:08.95 ID:iOfBNryf0
ゴールド「まだ見つからないです、また戻ってきます」

イブキ「ごめん、まだ時間かかる」

ゴールド「ほんとこんなはずじゃなかったんですけどね」

イブキ「絶対今度こそつれてくるから!」

ゴールド「いやぁーおかしいなー」

イブキ「ごっめーん、嘘ついちゃった、でも次こそつれてくるから」

レッド「いい加減にしろー!」

レッド「おかしいだろ!なんで交互に来てんだよ!」

レッド「そもそもなんで一回一回戻ってきてんだ!」

ナツメ「次こそちゃんと止めようか」

160: 2015/02/23(月) 00:21:15.87 ID:iOfBNryf0
ゴールド「なんだ俺が行ったあとに来てたなんて」

イブキ「いやー、まさかそんなことになってるなんて」

イブキ「ゴーちゃん、おっちょこちょいだね」

レッド「ゴーちゃん?」

ゴールド「それで呼ぶんじゃねえよ」

イブキ「いつもそう呼んでるじゃない」

ナツメ「二人ってそういう関係だったの?」

ゴールド「違いますよ!俺はコトネのことが」

レッド「そういや、この前コトネちゃんとトウヤかなり仲良くしてたな」

ゴールド「そんなの…今いうことじゃないでしょ…」ズーン

レッド「結局何しにきたの?」

イブキ「そうだ、あんたに助けてほしいの」

レッド「俺に?」

161: 2015/02/23(月) 00:31:49.81 ID:iOfBNryf0
イブキ「最近ワタル兄様が行方不明になってるでしょ」

レッド「知らない、俺そんなの知らない、関わりたくない」

ゴールド「まあまあ話だけでも」

レッド「絶対めんどくせえもん」

イブキ「そんな面倒なことじゃないわ」

レッド「ほんとか~?」

ナツメ「話ぐらいいいでしょ」

レッド「よし、ナツメが言うなら話だけ」

イブキ「できれば協力もしてほしいんだけどね」

レッド「それは内容による」

162: 2015/02/23(月) 01:10:22.13 ID:iOfBNryf0
レッド「と言ってもどうせワタルを探すのを手伝ってほしいか?」

イブキ「いいえ、兄様がいるところは知ってるわ」

レッド「じゃあ何?」

イブキ「兄様を止めてほしいの」

レッド「なにを?」

イブキ「兄様はPWTの前から少しおかしかったの」

レッド「俺は初めて会ったときからおかしいと思ってたけど」

イブキ「それはあなたの見る目がないからよ」

レッド「そうかなぁ…」

163: 2015/02/24(火) 01:07:12.32 ID:kI+H1wiL0
10分後

イブキ「と言うことなの」

レッド「わからん」

イブキ「今の兄様に勝てるのはあなたしかいないわ」

レッド「…俺よりグリーンの方が強いぞ」

ナツメ「そんなことないわ、レッドは全てにおいて最強よ」

レッド「だってあいつはポケモンマスターだから」

イブキ「グリーンが?さっき女の子に追いかけられててなんかなさけなかったけど」

ゴールド「そうそう、なんかおもしろかった」

ユウキ「えーそれなんか見てみたいな」

ゴールド「見るか?動画とってるから」

レッド「それ俺にも見せろよ」

イブキ「話がそれてる!」

164: 2015/02/24(火) 01:07:58.62 ID:kI+H1wiL0
イブキ「兄様はせっかくPWTに優勝したというのにまったく嬉しそうじゃなかったし…」

レッド(そりゃあいつが棄権したからだろ…)

ナツメ「そもそもなんなの?ワタルが暴走でもしてるの?」

イブキ「よくわからない…でも止めてほしいの」

イブキ「兄様は何か恐ろしい研究をしている」

レッド「うーん…」

イブキ「とにかく考えといてね、じゃあゴーちゃんいこ」

ゴールド「だからここでそう呼ぶなよ…」

イブキ「恥ずかしがって~、いつもみたいに甘えていいのよ」

ゴールド「勝手に話つくるなー!」

165: 2015/02/24(火) 01:08:33.53 ID:kI+H1wiL0
ナツメ「どうすんのレッド?」

レッド「そうだな…」

ユウキ「それぐらいいいでしょ、普段何もやってないんだし」

レッド「何もやってねえわけないだろ」

ハルカ「ユウキ失礼よ、あんたも何もしてないんだし」

ユウキ「俺はまだ未成年だからセーフだよ」

レッド「そんなの関係ねえよ」

ナツメ「もうどっちも何もしてないでいいわよ、レッドは私といてくれるだけでいいんだし」

ハルカ「……」

ユウキ「あれ、ハルカ?ハルカもナツメさんみたいなこと言ってくれないの!?」

ハルカ「私は働いてほしいから」

ユウキ「そう…ですか…」

166: 2015/02/24(火) 01:09:49.09 ID:kI+H1wiL0
翌朝

レッド「ふわーあ…」

ナツメ「レッドしっかり歩いてよ…こけちゃうよ」

ユウキ「やっと起きてきた、遅くまで毎日のようにやってるから朝が眠いんすよ」

レッド(お前らが遅くまでギシギシとうるせえからだよ)

ハルカ「朝ごはんもうできてるんで、食べてくださいね」

ナツメ「毎日ありがとうね」

ハルカ「いえいえ、部屋かしてもらってるんでこれぐらいはしないと」

レッド「今日はパンがよかったな…あれ、俺の茶碗は?」

ゴールド「あ、これレッドさんのだったんですか、すいません」

ゴールド「おーいハルカー、ごはん入れなおして」

イブキ「じゃあそうなるとおそろいだから、これはナツメのか、ごめんごめん」

レッド「……」

ナツメ「……」

167: 2015/02/24(火) 01:11:07.18 ID:kI+H1wiL0
レッド「なんでおまえらがいるんだよ!」

ゴールド「朝から大きい声出さんでください、ちゃんとインターホンは鳴らしました」

レッド「そうじゃねえよ」

ゴールド「まあ鍵がかかってたんでピッキングしましたけど」ムシャムシャ

レッド「それ俺の卵焼きなんだけど」

ゴールド「さすがに4時は早かったかな、イッ…イブキさん早起きだから」ムシャムシャ

レッド「それ俺のおひたしなんだけど」

イブキ「まあ悪いとは思ったけど勝手にあがらせてもらったの」

ナツメ「悪いと思ってるならしないでほしかったわね」

ゴールド「とにかくレッドさんはこっちから来ないと絶対無視するってわかってたんで来ました」

レッド「お前俺のごはん全部食いやがったな…」

168: 2015/02/24(火) 01:12:32.52 ID:kI+H1wiL0
イブキ「で、もちろん協力してくれるよね」

レッド「俺の朝飯…」

ナツメ「どうすんのレッド」

ゴールド「レッドさん、答えてくださいよー」

ユウキ「おい、ちゃんと食器洗え」

ハルカ「あんたもちゃんと洗うの」

ユウキ「そういうならハルカもやれよ」

ハルカ「今はこの子がいるから、早くしないとナツメさんも怒るからね」

ユウキ「くそーにくたらしい顔しやがって…俺そっくりだな…」

ゴールド「子どもの話ばっかしてんじゃねえよ!」

169: 2015/02/24(火) 01:14:09.97 ID:kI+H1wiL0
イブキ「ちょっとゴーちゃんうるさい」

ゴールド「だってイッ…イブキさん、こいつらが」

ユウキ「人のせいにすんな、子どもが一番なんだよ」

ゴールド「むちゃくちゃなこと言いやがって」

ナツメ「そういや、さっきから思ったけど、なんでゴールド君はイブキのこと呼ぶとき一回つまるの?」

イブキ「ゴーちゃんにさんづけで呼ばれるのなんて久しぶりね」

レッド「普段は何て呼んでんの?」

イブキ「それはね」

ゴールド「わーーー」がばっ

イブキ「ふぐっ」

ゴールド「とにかく!早く準備してください!ワタルさんのとこに行きますよ!」

レッド「えーまじかよー」

170: 2015/02/24(火) 01:15:02.32 ID:kI+H1wiL0
ゴールド「お、俺も詳しいことは知らないですけど協力してください」

レッド「一緒にきといて知らねえのかよ」

ゴールド「おい、ユウキお前もだ」

ユウキ「はぁ!?」

ハルカ「困ってるみたいだし手伝ってあげなさいよ」

レッド「ユウキが行くなら俺が行かなくてもいいんじゃないか?」

イブキ「いいえ、一人でも多くの強いトレーナーに協力してもらいたいの」

レッド「それに俺が行くとナツメもジム離れないといけないし」

ユウキ(いっつも俺にまかせてるくせに)

イブキ「その心配はないわ、当然ナツメにも協力してもらう」

ナツメ「いや、ジムを離れても心配ない理由になってないけど」

171: 2015/02/24(火) 01:15:31.08 ID:kI+H1wiL0
イブキ「すでに各地のジムリーダーやチャンピオンたちにも協力してもらうように言ってあるから他のジムも今日は休みになってると思う」

レッド「そんだけいるならいいんじゃ」

イブキ「言ったでしょ、一人でも多くの強いトレーナーの協力がいるって」

イブキ「ほんとならこんなのんきに朝ごはんなんて食べてる暇なんてないのよ」

レッド「俺食ってねえよ…」

イブキ「そんなことはいいわ、さあ行くわよ!」

ハルカ「じゃあ私はお留守番してますね」

ユウキ「えっせこ…じゃなくてなんで」

ハルカ「私トレーナーじゃなくて博士だから」

ユウキ「あっそう…」

172: 2015/02/24(火) 01:16:42.09 ID:kI+H1wiL0
イブキ「さて、早く行きたいところだけど、グリーンもつれて行かないと」

ゴールド「ってことなんでレッドさん、グリーンさんのいるところ知りませんかね」

レッド「昨日グリーン見たとか言ったんじゃねえのか」

イブキ「あなたたちを連れて行く途中でいいかと思ったら時間かかっちゃって」

レッド「しかたねえな…」

プルルルル ガチャ

レッド「もしもし」

ブルー「あっその声はレッドね、どうしたの?」

レッド「あれ?」

ブルー「間違えてないわよ、これグリーンのだから」

173: 2015/02/24(火) 01:17:34.74 ID:kI+H1wiL0
レッド「まあいいや、今グリーンどこにいんの?」

ブルー「マサラタウンだよ」

レッド「そうか、じゃあ一回グリーンにかわって」

ブルー「グリーン今寝てるから」

レッド「おこしてくれ」

ブルー「グリーン、おーい、おきて」

ブルー「全然おきない」

レッド「わかった、じゃあ今から行く」プチッ

レッド「グリーンはマサラタウンにいる、行くなら早く行くぞ」

イブキ「ええ、わかったわ」

174: 2015/02/24(火) 01:19:40.42 ID:kI+H1wiL0
マサラタウン

ブルー「やっほーレッド」

がばっ

ブルー「おっとっと」

ナツメ「ちょっと、いくらレッドの幼馴染だからってさわろうとしないで」

ブルー「ナツメさんってけっこうケチなんだね、さわらしてもくれないなんて」

ナツメ「当然よ、レッドに何するかわからないからね」

レッド「まあまあ、二人ともおちつけ、それよりブルー、グリーンは?」

ブルー「さっきおきたよ」

ブルー「呼んでくるね」

レッド「そういやなんでブルーがグリーンの家にいるんだ?」

ナツメ「私に聞かないでよ」

175: 2015/02/24(火) 01:20:14.52 ID:kI+H1wiL0
グリーン「お、おう…レッドか…」ボロボロ

レッド「おいどうしたんだお前」

グリーン「わからん、気がついたらこうなってた」

レッド「……」チラッ

ブルー「だって全然起きないから」

レッド「そうか」

グリーン「で、何の用だ」

レッド「まあ用があるのは俺じゃないんだけどな」

イブキ「ここからは私が話すわ」

176: 2015/02/24(火) 01:21:12.53 ID:kI+H1wiL0
イブキ「ということ」

グリーン「よくわからんな」

イブキ「詳しいことは後でまとめて話すから、二人にも協力してほしいの」

グリーン「そんなこと言われたってなぁ…」

レッド「いいじゃんか、俺とナツメもつれて行かれるんだから、お前らも来いよ」

グリーン「俺体今ボロボロだし」

レッド「そのわりには元気そうだ」

グリーン「体が異常になってるからな…」

レッド「お前が異常なのはもとからだろ」

グリーン「そういうことじゃねえよ」

177: 2015/02/25(水) 23:50:26.64 ID:Bf9qI/Sz0
コガネシティ

グリーン「なんか嫌な予感がするな…」

レッド「ここまで来て何言ってんだ」

ナツメ「それよりここは?」

イブキ「まあ私たちの本拠地ってとこかな」

ナツメ「ずいぶんと大げさね」

イブキ「そんなことないわ、兄様に対抗するにはこれぐらいじゃないと」

レッド「ワタルのやつ何したんだよ」

ゴールド「レッドさんとナツメさんはただでさえ歩くの遅いんですから早くしてください」

イブキ「ゴーちゃんの言うとおり、みんなもういるはずだから」

グリーン「嫌な予感が…」

ユウキ「グリーンさん、何してるんすか、早く早く」

178: 2015/02/25(水) 23:51:03.73 ID:Bf9qI/Sz0
シロナ「グリーンくん」ガシッ

グリーン「げっお前らは…」

シロナ「もうあの時急にいなくなったからみんな心配したんだよー」

カスミ「ずいぶんと人気者ねグリーン」

アンズ「グリーンさん、これは?」

エリカ「グリーンさんがここにいるみなさんにも手を出したということでしょう」

グリーン「出したというか出されたとういか…」

レッド「おい、お前の主役は終わったんだからむこうでやれよ」

グリーン「なんでだよ、助けろよ!親友のピンチだろ!」

レッド「俺の親友はドMでもなけりゃ当たり前みたいに女に手をださない」

グリーン「いや、俺の意志じゃねえって!まじで助けてくれ~」

179: 2015/02/25(水) 23:51:38.91 ID:Bf9qI/Sz0
ナツメ「グリーンつれていかれたけど…」

レッド「うん…」

イブキ「話が聞こえる範囲ならどこだろうと問題ないわ」

ゴールド「それよりはやくイッくん話を」

レッド「イッくん!?」

ゴールド「あ!いや…いっくんならはやく話してくれってことすよ」

ナツメ「何言ってるかわからないわ」

ゴールド「は…ははっ、そんなことはどうでもいいんですよ」

ゴールド「さあ早く話を」

イブキ「わかった」

180: 2015/02/25(水) 23:52:31.05 ID:Bf9qI/Sz0
レッド「イッくんだって」

ナツメ「やっぱりあの二人」

ゴールド「いつまでその話してんですか!」

ゴールド「イブキさんが話すから聞いてください」

レッド「そうかそのさん付けの呼び方は無理してるのか」

ナツメ「無理はよくないわよ」

ゴールド「無理してない!」

181: 2015/02/25(水) 23:53:20.76 ID:Bf9qI/Sz0
イブキ「みんな集まってくれてありがとう」

イブキ「みんなもう知ってると思うけど兄様がチャンピオンを辞退したわ」

レッド「俺知らない」

ナツメ「レッド聞いてなかったからね…」

イブキ「兄様は何かリーグの理事と問題を起こしたようだ」

イブキ「兄様はチャンピオンをやめた後各地の強いトレーナーを仲間にした」

イブキ「たぶんこの中にも誘われたのがいると思う」

イブキ「なんでそんなことをしているのかというと兄様の目的はリーグとレッドを潰すことらしい」

イブキ「兄様はやるなら徹底的にやる人だから、たぶんその後世界征服とか言い出すに決まってる」

イブキ「だって4歳のときにサンタさんに何がほしいって聞かれたらこの世とか言い出しちゃうぐらいだもん」

イブキ「そんなの世界征服とかいうの決まってんじゃん」

イブキ「そんなことさせないためにもみんな協力して!」

182: 2015/02/25(水) 23:54:00.97 ID:Bf9qI/Sz0
タケシ「一ついいですか」

イブキ「どうぞ」

タケシ「そういう人ってそっとしておいてあげた方がいいんじゃ」

イブキ「兄様はもう計画を進めてるわ」

イブキ「現にここにいないジムリーダーの数人はもう兄様の仲間になって各地で暗躍してるわ」

イブキ「襲われたジムだってあるぐらいだから」

ざわ…ざわ…

ユウキ「なんかめんどうだなぁ」

レッド「……」zzz

ナツメ「すやすや…」

ユウキ「あれ、ちょっと二人とも何寝てんですか」

183: 2015/02/25(水) 23:54:50.82 ID:Bf9qI/Sz0
レッド「ああ、いかんいかん、つい寝てしまった」

ナツメ「私もレッドの寝顔見てたら寝ちゃった」

レッド「で、いつになったら話は始まんの」

ユウキ「はぁ~…」

ナツメ「どうしたのよ」

ユウキ「さっき終わりました」

レッド「ふーん、どんな話だったの?」

ユウキ「えっとワタルって人がレッドさんをつぶすんですって」

レッド「……」

ナツメ「……」

ユウキ「ああ、あとなんかリーグも…」

ナツメ「れっどを…つぶす…?」

184: 2015/02/25(水) 23:56:06.39 ID:Bf9qI/Sz0
ナツメ「そんなことわたしがゆるすとおもってるの…?」

ユウキ「いや、俺じゃないですから…」

ナツメ「じょうだんでもいっていいこととわるいことがあるでしょ…」

ユウキ「く、苦しっ…ちょ…ナツメさん…」

レッド「ナツメストップ、落ち着きなよ」

ナツメ「あ…ごめん!ユウキ君、つい超能力が」

ユウキ「しぬかとおもった…」

レッド「まあよかった」

ナツメ「よくないわよ、理由は知らないけどワタルはレッドを狙ってんのよ」

レッド「なんならこっちから乗り込んでやってもいいぐらいだ」

185: 2015/02/25(水) 23:56:41.46 ID:Bf9qI/Sz0
イブキ「みんなー今聞いたー?」

イブキ「ということでレッドが先頭に行ってもらいまーす」

レッド「!?」

ナツメ「レッドがこっちから乗り込んでやってもいいって言うから」

レッド「俺はナツメといたらなんでもうまくいくから」

ユウキ「いつまでそんな初めてできたばかりの高校生カップルみたいなことやってんすか」

レッド「こんな高校生がどこにいるってんだ」

ユウキ「はぁ…そんなのいつまで続ける気ですか」

レッド「無論、氏ぬまで」

ユウキ「はいはい」

186: 2015/02/25(水) 23:57:36.88 ID:Bf9qI/Sz0
イブキ「じゃあさっそく作戦をたてるわよ」

イブキ「ここにはカントー、ジョウト、ホウエン、シンオウ、イッシュの30人もトップレベルのトレーナーがいるんだから何かいい案出してよね」

レッド「みんなもっとしゃべれよ」

ナツメ「みんなちゃんと裏で話てるから」

イブキ「うんうん、なるほどそれはいい案ね」

ナツメ「ほら誰が言ったかはわからないけど話してるわ」

レッド「適当だな…」

イブキ「適当でもなんでも作戦が決まったわ、あなたがもちろん先頭で行くってことで」

レッド「やっぱあんなこと言ったのは失敗だったかな…」

187: 2015/02/25(水) 23:58:21.19 ID:Bf9qI/Sz0
ドガーン グラグラー

レッド「なんかしょぼい音がしたぞ」

ナツメ「なにいってんの、ものすごい衝撃よ」

ユウキ「遠くで何かものすごい爆発があったんでしょう」

レッド「なんでわかんだ?」

ユウキ「ほら今ニュースやってます」

ニュース「大変です!我々は今ポケモンリーグ本部のあるセキエイ高原に来ているのですが、なんと跡形もなく消えています」

ニュース「それどころか、ここはあのセキエイ高原なのかと疑いたくなる光景です!」

レッド「おお、ピッ●ロ大魔王でもきたのか?」

ユウキ「レッドさんふざけてる場合じゃないですよ」

188: 2015/02/25(水) 23:58:59.95 ID:Bf9qI/Sz0
イブキ「兄様…」

レッド「これはやっぱりワタルがやったのか?」

イブキ「たぶん…いや、間違いないわ…」

イブキ「今カイリューが上の方に映ったから」

ナツメ「いくらなんでもカイリューじゃこれは無理よ」

イブキ「兄様のならできると思う…」

イブキ「兄様はポケモンを強くする研究をしていたわ」

レッド「これが研究の成果だってか」

イブキ「そうなるかな…」

ユウキ「すげえ威力」

189: 2015/02/25(水) 23:59:41.59 ID:Bf9qI/Sz0
イブキ「もう兄様は行動し始めた…」

イブキ「こちらも動かないと、なんとしても兄様を止める」

ユウキ「なあおい」

ゴールド「なんだ」

ユウキ「なんであんなに必氏なんだ?」

ゴールド「そりゃ…あれだ」

ユウキ「なんだよ」

ゴールド「えーと、悪いことしようとしてんだから止めるのは当たり前だろ」

190: 2015/02/26(木) 00:11:45.92 ID:+GK1qkls0
男「イブキ様」

イブキ「どうしたの」

男「かくかくしかじか」

イブキ「そう…わかった…」

イブキ「今新しい情報が入ったわ、本当にあれは兄様がやったことらしい」

レッド「さっきそう言ったじゃんか」

イブキ「兄様は関係のない人は避難させてたみたいだけど、理事のメンバーがみあたらないらしい」

ナツメ「それって…」

レッド「あーやっちゃったかー」

ナツメ「レッド、言い方」

イブキ「言い方はともかく間違いないわね…」

191: 2015/02/27(金) 00:48:13.12 ID:dentGsPh0
ナツメ「でもあんなことしたら止めるとかじゃなくてもう始めちゃってるじゃない」

レッド「たしかに今あいつが捕まったらどうなるのかな」

イブキ「いいえ、兄様は私たちで止める、そうじゃないとだめよ」

レッド「どうして」

イブキ「あんな兄様を他の人にまかせておいても被害が大きくなるだけだわ」

イブキ「だから相手もジムリーダーやチャンピオンレベルだから止める側もそれぐらいじゃないと」

レッド「それはいいけど、あいつらがどこにいるかちゃんとわかってんの?」

イブキ「それはわかってるわ」

ナツメ「でも全員必ずいるとは限らないわよ」

イブキ「それも大丈夫、みんなジムリーダーみたいな基本相手を待ってる側だからこっちから行こうとすれば待ってるわよ」

イブキ「あなたもジムリーダーだからわかるでしょ」

192: 2015/02/27(金) 00:48:56.42 ID:dentGsPh0
フスベシティ

イブキ「あそこが今に兄様がいる竜の穴よ」

レッド「あーほんとだ、いるわ、あれ誰だっけ見たことあるぞ」

ナツメ「あの人はたしかジョウトのジムリーダーのハヤオよ」

イブキ「ハヤトね」

ゴールド「ハヤトさんもむこうについてるのか」

レッド「今そんなことよりさ問題があるんだけど」

ゴールド「どうしたんです?」

レッド「なんでみんな俺たちを先頭にして並んでんだよ!」

193: 2015/02/27(金) 00:49:31.62 ID:dentGsPh0
レッド「普通こういうのっていくつかに分かれるだろ」

イブキ「むこうにはイツキがいるわ、私たちがどんなことをしても近づいてることはばれてるわ」

レッド「イツキって誰だっけ」

ナツメ「別に思い出さなくてもいいよ」

レッド「そうか」

レッド「それにしてもだ、こんなズラって並ぶことはないだろ」

レッド「間違えて普通の人が並んで来たらどうするんだ」

イブキ「ここははっきり言って田舎だし、そんな行列ができるような店ないわ」

ナツメ「だからこれが目立つのよ」

194: 2015/02/27(金) 00:50:28.47 ID:dentGsPh0
レッド「それにこんな固まってたらむこうから襲ってきたらよけようもないぞ」

イブキ「だからむこうはジムリーダーとかばかりだからこっちから話かけないと何も起こらないってば」

レッド「そんなわけあるか!」

ゴールド「レッドさん、せっかく隠れてんだからでかい声出さないで」

レッド「こんだけいたら隠れられるもんも隠れられねえよ」

レッド「そもそもさっきばれてるって言ったじゃんか!」

イブキ「いいえ、もしかしたらイツキが昼寝してるかもしれないから」

ナツメ「それはないわ、ちゃんとばれてる」

イブキ「どうしてわかんのよ」

ナツメ「透視してるから」

ナツメ「めちゃくちゃこっち見てる、向こうも透視してるみたい」

レッド「ほら、隠れる意味ねえよ」

195: 2015/02/27(金) 00:51:47.05 ID:dentGsPh0
イブキ「ばれてるなら仕方ないわ」

イブキ「ほら、突撃よ!」ドンッ

ナツメ「あっレッド…」ふにゃ

レッド「う…」ばたっ

イブキ「えっどうしたの!?」

ゴールド「あ…たしかこの二人離れるとだめなんだ」

イブキ「そんな…ちょっとしっかりしてよ」

レッド「お…俺を…ナツメの…」もぞもぞ

イブキ「ごめん、何言ってるかわかんない、はっきり言って」

レッド「だから…俺を…」がくっ

ゴールド「すごい、ナツメさんも同じタイミングで気絶した」

イブキ「え~、使い物にならないじゃないの」

196: 2015/02/27(金) 00:52:28.21 ID:dentGsPh0
1時間後

レッド「……」パチッ

レッド「…たしかナツメと離れてしまったから」

レッド「よかったナツメもなんともないみたい、もうちょっとで目を覚ますかな」

レッド「……」

レッド「みんなどこ行ったんだ?あんなにいたのに」

レッド「なんかめんどうだなぁ…」

レッド「ナツメが起きたら帰ろうかな」

レッド「さすがにそれはみんなに悪いか」

197: 2015/02/27(金) 00:53:02.67 ID:dentGsPh0
ナツメ「……」

レッド「あ、きがついたみたいだね」

レッド「気分はどう?」

ナツメ「ちょっとくらくらするわ…」

レッド「じゃあもうちょっと休もうか」

ナツメ「みんなは?」

レッド「たぶんみんな行ったんだと思う」

ドーン ドカーン

レッド「!」

ナツメ「誰かのマルマインが爆発したみたい、ケガをしてる人もいるわ」

レッド「そりゃ助けないとな…」

ナツメ「レッドがそういうなら早くしましょ」

198: 2015/02/27(金) 00:53:57.21 ID:dentGsPh0
竜の穴

ナツメ「かなりボロボロね」

レッド「足元きをつけてよ」

ナツメ「こんなとこでころんだりするわけないじゃない」

レッド「そういうのにかぎって…ってうおっ」つるっ

ドンッ

ナツメ「いたたー、もう気をつけてって言っておいて」

レッド「ごめんごめん、ケガはない?」

ナツメ「私は大丈夫、レッドは?」

レッド「俺も…あれ、なんか下に…」

199: 2015/02/27(金) 00:55:21.09 ID:dentGsPh0
ナツメ「どうしたの?」

レッド「いや、俺たちの下に何か…」

タケシ「う…くっ…」

レッド「タケシ!」

レッド「おい、しっかりしろ!どうしたんだ!」

ナツメ「そんな…レッドと私がのっただけでこんなケガを…」

レッド「そ、そうなのか!?」

タケシ「そ…そんなわけ…ないだろ…」がくっ

レッド「おいタケシ…タケシ!…タケシーー!!」

タケシ「うるさい」

レッド「……」びしっ

タケシ「ぐえっ」

200: 2015/02/27(金) 01:01:43.92 ID:dentGsPh0
レッド「ったくまぎらわしいことしてんじゃねえよ」

タケシ「起きようとしたところにお前たちがのしかかってきたからな、ちょっとしたしかえしだ」

ナツメ「それより何があったの?」

タケシ「ああ、みんなとはぐれてしまってな、気がついたらマルマインに囲まれてドカーンだ」

ナツメ「私が見たのはタケシだったのね」

レッド「そんなことがあったのによくその程度のけがで済んだな」

タケシ「一応鍛えてるからな」

ナツメ「鍛えてるからっていくらなんでも」

タケシ「正直おまえらがのしかかってきた方が痛かったなー」

レッド「うそつけ」

201: 2015/03/01(日) 00:35:26.65 ID:2GCLRk1a0
タケシ「とにかく相手も強い、お前たちの力も必要だ」

レッド「でも道わかんのか?」

タケシ「知らん」

ナツメ「だいたいだったら私の超能力でわかるわ」

レッド「さすがナツメだ、エスパーの力ってすげー!」

ナツメ「いきなりワタルのところに行く?」

レッド「そうだな、ワタルを倒せば終わりだし」

タケシ「おいおい、物事には順序があるだろデス●サロと戦うにはその前にキング●オやギガ●ーモンとか倒さないと先に進まないだろ」

レッド「?」

ナツメ「?」

タケシ「え…わかんなかった?」

202: 2015/03/01(日) 00:37:44.83 ID:2GCLRk1a0
レッド「おまえは何を言ってるんだ」

ナツメ「心を読むのも無駄としか思えないぐらいわからないわ」

タケシ「いや、だからさ」

ヒョウタ「僕にはわかるよタケシ君」

タケシ「あなたは…」

レッド「誰?」

ナツメ「ごめん、私も知らない」

タケシ「シンオウでジムリーダーをしているヒョウタさんだ」

レッド「なるほどジムリーダーか」

ナツメ「どうりで見たことがあると思ったわ」

ヒョウタ「嘘をつかなくてもいいよ、僕はカントーと離れたシンオウだしPWTでもたいして目立たなかったし、知らなくて当然だ」

203: 2015/03/01(日) 00:39:57.42 ID:2GCLRk1a0
タケシ「あなたはイブキさんが集めた中にいなかったのにここにいるということはそちら側ですか」

ヒョウタ「そうだよ」

レッド「おいおい、それじゃあむこうから話しかけてきてるからおかしいじゃねえか」

ナツメ「まあ全員そうとは限らないからね…」

ヒョウタ「?」

ヒョウタ「まあ、なんのことかわからないけど、タケシ君ひとつだけ言うと僕たちはキング●オやギガ●ーモンじゃないんだよ」

タケシ「これはこれはすみませんね、スラ●ムの方がよかったですか?」

ヒョウタ「……」

レッド「よし、タケシここはまかせた!」

タケシ「えっ」

ナツメ「がんばってね!」

タケシ「お、おう」

204: 2015/03/01(日) 00:41:30.97 ID:2GCLRk1a0
ナツメ「タケシ大丈夫かな…」

レッド「心配なのか?」

ナツメ「うん…」

レッド「タケシなら心配ないって」

タケシ「ぐああああーー」ドーン

タケシ「……」ぴくぴく

レッド「タケシがとんできた…」

ナツメ「…ってそんなおちついてる場合じゃないわよ」

レッド「あっ、おいタケシしっかりしろ!」

205: 2015/03/01(日) 00:42:09.00 ID:2GCLRk1a0
タケシ「うっ…」

レッド「よかった生きてる」

ナツメ「でもさっき見たときよりもさらにひどいけが…」

ヒョウタ「なんだこの程度かカントーのジムリーダーは」

ナツメ「タケシに何をしたの、こんな短時間で、ひどいじゃないの」

ヒョウタ「何ってバトルだよ、バトル」

ヒョウタ「でもこんな弱いと思わなかったから、軽くやっただけでとんでいっちゃった」

レッド「こんなのわざととしか思えないな」

ヒョウタ「いやいやわざとじゃないよ」

ヒョウタ「そうだ、タケシ君じゃ弱すぎて相手にならなかったから君が僕と戦うかい」

レッド「いいだろう」

206: 2015/03/01(日) 00:43:07.95 ID:2GCLRk1a0
ナツメ「待ってレッド、ここは私がやるわ」

レッド「えっ、どうして」

ナツメ「正直タケシなんてレッドに比べたらどうでもいいけど、カントーのジムリーダーをバカにされて黙ってるわけにはいかないわ」

レッド「ナツメのそういうところも好きだ…」

ヒョウタ「……」

ナツメ「やるからにはレッドにかっこいいところ見せるわね」

レッド「うん、がんばってね」

ヒョウタ「爆発しろぉ!」

レッド「お前が爆発しろ!」

207: 2015/03/01(日) 00:44:29.01 ID:2GCLRk1a0
ナツメ「じゃ、私でもいいわよね」

ヒョウタ「かまわないよ、カントーのジムリーダー程度ならどれだけ戦おうと負けるはずがない」

ナツメ「タケシに勝ったのがそんなにうれしいのかしら、できもしないこと言って」

ヒョウタ「僕は嘘はつかないよ」

レッド「うるせえな、ナツメができないって言ったら無理なんだよ」

ヒョウタ「むかつくね」

ナツメ「もうレッド、あの人の相手は私なんだから」

レッド「あ、ごめん」

208: 2015/03/01(日) 00:46:02.38 ID:2GCLRk1a0
ヒョウタ「ラムパルド、思念の頭突きだ!」

ナツメ「バリヤード、リフレクター」

ヒョウタ「突き破れ!」

バリヤード「マジカヨ」ばたっ

ナツメ「な、なんて威力とスピード…!」

レッド「俺のカビゴンと同じぐらいか…!?」

ナツメ「レッドのと同じぐらいのパワーなんて考えられないわ」

ヒョウタ「君たちの常識で考えてもらっちゃ困る」

ヒョウタ「それに君のポケモンが強いなんてもう昔の話」

ヒョウタ「このラムパルド一匹で君たちのポケモンを全滅させることなんて簡単だ」

ナツメ「……」

209: 2015/03/03(火) 00:51:55.96 ID:eODkDiEw0
10分後

ヒョウタ「やっぱりこの程度なんだ」

ヒョウタ「そっちはあと一匹だってのにまだこちらのラムパルドに一撃も入れることすらできてない」

レッド「こんなはずはない、ナツメがこんな簡単に負けるはずないだろ」

ヒョウタ「でもこうして君の奥さんは僕に負けようとしている」

レッド「……」

ナツメ「おかしいわ…」

レッド「何かわかったの?」

ナツメ「何もわからないからおかしいの」

レッド「?」

210: 2015/03/03(火) 00:52:49.11 ID:eODkDiEw0
ナツメ「あの人の心が読めないの」

ナツメ「あの人だけじゃない、ラムパルドもおかしいわ」

ナツメ「どちらも読もうとしても妨害…そう、スノーノイズみたいなのが邪魔してる」

ナツメ「こんなことは普通はありえないわ」

レッド「原因は?」

ナツメ「それがわかんないから困ってんの」

ヒョウタ「さっきからごちゃごちゃと言ってるんだ」

ヒョウタ「何をしようとしても無駄だよ」

ナツメ「そんなことないわ…」

211: 2015/03/03(火) 00:53:19.06 ID:eODkDiEw0
ナツメ「お願いデオキシス、あとはあなたしかいないの」

ヒョウタ「デオキシスか、まあ何が来ようと同じだけど」

レッド「さっきからなんだ!ズルばっかしてんじゃねえのか」

ヒョウタ「ズルって…いくら勝てないからって言いがかりはよくないな」

レッド「あとでボコボコにしてやるよ」

ヒョウタ「楽しみだね」

ナツメ「それじゃあ私が負けるみたいじゃない」

レッド「でも…」

ナツメ「私をもっと信じてよね」

212: 2015/03/03(火) 00:54:55.52 ID:eODkDiEw0
レッド「作戦でもあるの…?」

ナツメ「ない!」

レッド「ダメじゃんか」

ナツメ「余計な作戦なんていらないの」

レッド「ナツメらしくないね」

ナツメ「あなたらしいでしょ」

レッド「?」

ナツメ「あなたならこんな場面でもあきらめない、勝つことだけで、余計なこと考えてない」

レッド「そう…だな」

ナツメ「でしょ、だから私も同じ」

ナツメ「私も最後まで頑張る、そして勝手みせる」

213: 2015/03/03(火) 00:55:35.32 ID:eODkDiEw0
ヒョウタ「あのさ~そういうの人前でやらない方がいいよ」

ヒョウタ「いい笑いものだ」

ヒョウタ「それに君もジムリーダーだ、実力差がわからないわけじゃないだろ」

ナツメ「そうね…たしかに今の状況からみてあなたの方が強いみたいだけどトレーナーとしてはダメね」

ヒョウタ「なに?」

ナツメ「これから逆転されるってのにのんきね」

ヒョウタ「そんなこと本気でできると思っているのか?」

ナツメ「本気じゃなきゃ言わないってば」

ナツメ「レッドちゃんと見ててよね」

レッド(大丈夫かな…ナツメはいつもちゃんと作戦立てるのに何にもないなんて…)

214: 2015/03/03(火) 00:56:22.80 ID:eODkDiEw0
ナツメ「レッド」

レッド(それに相手のも…あの強さ、ナツメの言う通り何かあるとしか…)

ナツメ「レッドってば」

レッド「あっ…なに?」

ナツメ「ちゃんと見ててって言ったじゃない」

レッド「ごめんごめん」

ヒョウタ「まったく…君が見てないとバトルもできないなんてね」

ナツメ「い…いいじゃない」

レッド「俺もナツメが見てないとバトルなんてきないけどな」

ヒョウタ「この甘ちゃんどもが」

215: 2015/03/03(火) 00:56:59.31 ID:eODkDiEw0
ナツメ「おしゃべりはここまで…」

ナツメ「さあ再開よ」

ナツメ「デオキシス、スピードフォルムよ」

ヒョウタ「関係ないね、ラムパルド逆鱗だ!」

レッド「デオキシスと同じぐらいの速さだ…」

ヒョウタ「こっちの方が速い!」

ナツメ「ほんとに考えなしにやっちゃったけど…これしかない…」

ナツメ「デオキシス、ディフェンスフォルム!」

ヒョウタ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」

216: 2015/03/03(火) 00:58:01.32 ID:eODkDiEw0
ヒョウタ「たえた…!?そんなバカな…」

ナツメ「道具はちゃんと見なさいね」

ヒョウタ「きあいのタスキ…」

ナツメ「ピンポーン」

ナツメ「じゃあ次はこっちの番よ、デオキシスカウンター!」

デオキシス「ここで倍返しだ!」

ラムパルド「グヘェーー」ばたっ

ヒョウタ「なん…だと…」

217: 2015/03/03(火) 00:58:29.67 ID:eODkDiEw0
ナツメ「はぁ…」ガクッ

ナツメ「ごめんレッド、勝つなんて言ったけどこれは私の負けね…」

レッド「まだわかんないよ」

ナツメ「いくらなんでも無理があるわ、だって」

レッド「いやいや、ほらあれ見て」

ヒョウタ「そんなバカな…このラムパルドが…」

ヒョウタ「他のを使うか…いや、他のはまだ実験に成功していない…」

ヒョウタ「く、くそっ…今回は僕の負けだ!」

レッド「これでナツメの勝ちだな」

ナツメ「何考えてるのかしら…」

218: 2015/03/04(水) 01:04:59.85 ID:CTQ8OLTu0
タケシ「まあ勝つことには勝ったんだし、いいじゃないか」

レッド「タケシ!?いつのまに」

タケシ「ずっとここにいたじゃないか」

レッド「いるんだったら、ちょっとはでてこいよ」

タケシ「いや、今出たらおかしいかなって思って」

ナツメ「今いきなり出てくるのもおかしくない?」

タケシ「そんなこと言ったら俺出てこれなくなるだろ」

ナツメ「いいじゃない」

タケシ「よくない!」

レッド「もういい、タケシもなんともないみたいだし

219: 2015/03/04(水) 01:06:12.87 ID:CTQ8OLTu0
ナツメ「タケシがいなくなったからまた二人になれたと思ったのに…」

タケシ「そんなこというなよ、なあレッド」

レッド「いや、俺も二人の方がよかった」

タケシ「おい!俺は邪魔者か!」

レッド「どちらかというとそうだな」

タケシ「ひでぇ!」

ナツメ「こんなところで大声出さないでよ、響いてよけいうるさい」

レッド「そうそう」

タケシ「ごめん…」

220: 2015/03/04(水) 01:07:09.49 ID:CTQ8OLTu0
ナツメ「ここを左」

ナツメ「あ、そこ段があるから気をつけて」

タケシ「超能力って便利だな」

レッド「今ナツメは集中してるからあんま話かけんなよ」

タケシ「…お前は初めて会ったときはそんなこと言うやつじゃなかったのにな」

タケシ「あーあ…なんでレッドはこうなったんだろうなー」

レッド「……」

タケシ「おい、なんか言ってくれよ、ただでさえここ暗いんだから」

ナツメ「うるさい」

タケシ「……」

221: 2015/03/04(水) 01:08:25.99 ID:CTQ8OLTu0
レッド「……」

ナツメ「……」

タケシ「……」

レッド「……」

ナツメ「……」

タケシ「……」

レッド「ほんとに黙るなよ、静かすぎだろ」

タケシ「えっ」

ナツメ「タケシの心がこんなに弱いとは思わなかった…ごめん…」

タケシ「ちょ…いや…どっちなの、俺話つづけた方がよかったの?」

レッド「……」

ナツメ「……」

タケシ「何か言えよ」

222: 2015/03/04(水) 01:10:56.86 ID:CTQ8OLTu0
レッド「こんなところに祠が…」

タケシ「中には何もないぞ」

タケシ「道間違えたんじゃないのか?」

レッド「ナツメを疑うなよ」

ナツメ「こっちの方であってるはずなんだけど…」

タケシ「そういや他のを一人も見てないしな…」

ナツメ「とにかくもう一回やってみるわ」

タケシ「どう?」

レッド「はええよ」

223: 2015/03/04(水) 01:12:52.42 ID:CTQ8OLTu0
ナツメ「あっ」

レッド「どうした?」

ナツメ「あそこに穴が」

タケシ「どうやら下に続いてるようだな」

ナツメ「ここを何人も通ったみたい」

レッド「けっこう小さいな」

タケシ「しかし何もないのにここをどうやって…」

レッド「じゃあいくよ、ちゃんとつかまってて」

ナツメ「うん」

タケシ「おい待て危険だぞ」

レッド「じゃあ俺らは先に行ってるからな」

タケシ「マジか…あっそうだイワークだと安全に行けるぞ」

224: 2015/03/04(水) 01:15:42.33 ID:CTQ8OLTu0
ヒューン

レッド「……」

ナツメ「……」

ヒューン

レッド「……」

ナツメ「……」

ヒューン

レッド「あれ…」

レッド「なんか深くね?これじゃ着地するとき…」

ナツメ「大丈夫よ、着地寸前で浮翌遊使うから」

レッド「そうか、じゃあ安心だ」

レッド「……」

レッド「まだ?」

225: 2015/03/04(水) 01:16:53.12 ID:CTQ8OLTu0
ふわっ スタッ

レッド「やっと着地か、かなり深いな、どうやって帰ったらいいんだ」

ナツメ「こんなの登っていくのなんてとても無理よ、きっと別の出口があるはずよ」

レッド「それもそうだな」

ゴロゴロ

レッド「なんだ?」

ドーン

イワーク「コンニチハ」

レッド「やばい、イワークが出てきたせいで天井が崩れてく」

226: 2015/03/04(水) 01:18:08.73 ID:CTQ8OLTu0
タケシ「よし、よくやった戻れイワーク」

レッド「なにやってんだよ」

ナツメ「ほんと、今回はこれぐらいで済んだけど、もっと勢いよくきてたら崩れてたもしれないのよ」

タケシ「すまんすまん、今度から気をつける」

タケシ「それより早く行こう、ここを何人も通ったのならこのままいけばみんないるはずだ」

レッド「話ごまかすなよ」

タケシ「いやいやほんと、みんなが危ないかもしれないんだぞ」

227: 2015/03/07(土) 00:38:50.99 ID:ML4SjUNc0
そのころ別の場所

ユウキ「みんなとはぐれた~」

ユウキ「なんなんだここ、まるで迷路だな」

ユウキ「ん?なんかあっちが光ってる」

ユウキ「もしかいたら出口かも、行ってみよ」

ユウキ「……」

ユウキ「なんだただの水の石か、こんなの今何の役にも立たねえよ」ポイッ

ゴンッ

アスナ「いった~い!」

228: 2015/03/07(土) 00:39:28.49 ID:ML4SjUNc0
ユウキ「今聞いたことある声がしたような…」

ユウキ「まあいっか、気のせいだろ行こ行こ」

アスナ「いたたた…私に石を投げつけるなんてふざけたことして…」

アスナ「いったいどこの誰です…じゃなかった、誰だぁ!」

シーン

アスナ「たしかむこうの方向から飛んできたな…」

アスナ「それっ」ぽいっ

ガンッ

ユウキ「いぎゃっ」

229: 2015/03/07(土) 00:40:22.31 ID:ML4SjUNc0
ユウキ「くそ~っ、なんだってんだ…」

ユウキ「あっこれ…さっき俺が投げた水の石…」

ユウキ「こわ…もしかして投げたから水の石が怒って飛んできたのか!?」

ユウキ「まさかな」

ユウキ「おどかしやがってこのっ!」ぽいっ

アスナ「誰だか知んないけど女の子に石投げつけるなんてあたっ」ゴンッ

アスナ「……」

アスナ「ゆ…許さん…」

230: 2015/03/07(土) 00:47:00.61 ID:ML4SjUNc0
アスナ「このっ!」ポイッ

ユウキ「ぐおっ」

ユウキ「いちちちち…もうなんなんだよ!」ポイッ

アスナ「あてーっ」

アスナ「いい加減にしなさいよ…」

アスナ「うおりゃあ」

ユウキ「ぐあっ…このくそ石…」

ユウキ「ふざけんじゃねえ!」

アスナ「っつ…今までで一番痛い…」

231: 2015/03/07(土) 00:48:30.59 ID:ML4SjUNc0
アスナ「このやろがああー!」ドヒューン

ゴシャア

ユウキ「ごぼあっ!」ばたっ

ユウキ「ぐふっ」ぴくぴく

ユウキ「こ…こえーっ!水の石が…水の石が激怒してる!」

ユウキ「このままじゃ水の石に殺される…」

ユウキ「そうか、水の石は勝手に移動させたうえに投げたことを怒っているんだ」

ユウキ「早く戻すべきか…」ぴたっ

ユウキ「触ったら飛んできたりしないよな」

232: 2015/03/07(土) 00:49:56.84 ID:ML4SjUNc0
アスナ「……」

アスナ「今度はとんでこないな」

アスナ「仕留めたようだ」

アスナ「まったく石投げてくるなんてどんなやつか見てやる」

ユウキ「えっとこの辺だったか」

アスナ「まずはなめられないようににらみつけっ」

ごつんっ

ユウキ「また頭っ」

アスナ「また石!?」

233: 2015/03/07(土) 00:50:49.43 ID:ML4SjUNc0
ユウキ「なんなんだよ…」

アスナ「このっ…あっ」

ユウキ「アスナさ~ん!」

アスナ「ユウキく…ユウキか」

ユウキ「そのたんこぶどうしたの?」

アスナ「えっこれ?…そ、そっちこそ」

ユウキ「聞いてくださいよ、この水の石が襲ってくるんですよ」

アスナ「どういうこと?」

234: 2015/03/07(土) 00:51:16.81 ID:ML4SjUNc0
ユウキ「えっとみんなを探してて何か光ってたから拾ったら水の石だったんですよ」

ユウキ「そしたらなんかよくわかんないけど腹立って投げたら、水の石が怒って襲ってきたの」

アスナ「よくわかんないよ」

ユウキ「アスナさんはどうしたの」

アスナ「私はね歩いてたら急に水の石が飛んできたのよ、それも何度も」

ユウキ「うわっそれたぶん水の石の呪いだ」

ユウキ「ごめんなさい、アスナさんまで巻き込んじゃって」

アスナ「なんだ水の石の呪いだったわけか~」

アスナ「……」

アスナ「呪いぃぃぃぃぃぃ!?」

235: 2015/03/07(土) 01:12:45.25 ID:ML4SjUNc0
アスナ「の、呪いって…水の石にそんなのがあったわけ…?」

ユウキ「俺もそんなのがあること今日初めて知りましたよ」

アスナ「そんなの怖いじゃんか、早く捨ててよ」

ユウキ「捨てたら襲ってきたんですよ」

アスナ「い、いや!ユウキくん私から離れてよ」

ユウキ「そんなぁー、せっかく会えたんですからー」

アスナ「呪われたのと一緒にいたくない!」

236: 2015/03/09(月) 00:56:41.91 ID:uQQAl9oi0
ユウキ「待ってよアスナさん、どこ行くんですか」

アスナ「だから呪われてるのは嫌だってば」

アスナ「せめてその石捨ててよ」

ユウキ「捨てたらまた襲ってくるんだって」

アスナ「じゃあ私から離れてよー」

ユウキ「いいじゃないですか、一夜を一緒にすごした仲じゃないですか」

アスナ「何言ってんの、結局ハルカちゃん選んだんでしょ」

ユウキ「それはね、まあ…」

ユウキ「あっじゃあ今からしますか?」

アスナ「調子にのらない」

237: 2015/03/09(月) 00:58:01.29 ID:uQQAl9oi0
ユウキ「じゃあどうしたらいいんですか」

アスナ「どうもしなくていいの」

ユウキ「いやいやそういうわけにも」

アスナ「……」

ユウキ「アスナさんどうしたの?」

アスナ「……」

ユウキ「?」もみもみ

ユウキ「おかしいな反応がない」

238: 2015/03/09(月) 00:59:54.32 ID:uQQAl9oi0
ユウキ「アスナさーん、聞こえてるんでしょ」

ユウキ「なんか言ってくださいよ」

ユウキ「アースーナーさん!」

ユウキ「なんにも言わないならいれちゃいますよ」

アスナ「……」

ユウキ「ほんとに何にも言わないな…」

ユウキ「ほんとのほんとにいいってことですよね?」

アスナ「……」

239: 2015/03/09(月) 01:00:46.96 ID:uQQAl9oi0
ユウキ「じゃあいきまーす」

アスナ「あっ…」

ユウキ「うん?」

アスナ「いけコータス、オーバーヒート」

ユウキ「ちょっ、うわっ…」

ユウキ「もー冗談じゃないですか、何もそこまで怒んなくても」

アスナ「次、ストーンエッジ」

ユウキ「ア、アスナさん!いくらなんでもやりすぎですよー」

アスナ「バトル…」

240: 2015/03/09(月) 01:01:34.82 ID:uQQAl9oi0
アスナ「出して…」

ユウキ「なんだやっぱりアスナさんもしたかったんだ」ガチャガチャ

アスナ「コータス…」

ユウキ「軽いおふざけですよ」

ユウキ「まあ勝たなきゃやらせてもらえないのが常識だよな」

ユウキ「よっしゃ、じゃあやるか」

ユウキ「いっけぇラグラージ!」

アスナ「オーバーヒート…」

コータス「ブレストファイヤー」

ユウキ「ちょっ…いまひとつなのになんて威力…」

241: 2015/03/09(月) 01:02:22.26 ID:uQQAl9oi0
ユウキ「ラグラージ、地震だ!」

コータス「イマナニカシタノカ?」

ユウキ「?」

ユウキ「あれ、ダメージ受けた?」

ユウキ「自分で言うのもなんだけど俺のラグラージけっこう強いんだけど…」

アスナ「もう一度」

ユウキ「やべえ、特攻下がってるはずなのにまだあんなに…」

ユウキ「とにかく火技には水技だな」

242: 2015/03/11(水) 01:00:53.20 ID:T6fEoHQN0
ユウキ「それもちょっとどころじゃダメだな…」

ユウキ「なにかいい手は…」

ユウキ「あのコータスに大ダメージを与えられそうなのはないな」

ユウキ「強い技強い技…強い…」

ユウキ「強いといえばレッドさん…」

ユウキ「あっ、そういやちょっと前レッドさんが酔っぱらって…」

243: 2015/03/11(水) 01:02:09.10 ID:T6fEoHQN0
レッド『お~いユウキ知ってるか~?』

ユウキ『なんですか?』

レッド『ゲフッ』

ユウキ『酒くせっ』

レッド『……』

ユウキ『なんでなんも言わないんですか』

レッド『ぐー…』

ユウキ『ちょっと』

ナツメ『レッド寝ちゃったみたい』

ナツメ『じゃあ私もこのまま寝るね、おやすみ』

ユウキ『なんだったんだよ…』

244: 2015/03/11(水) 01:02:59.44 ID:T6fEoHQN0
ユウキ「あっこれじゃなかった」

ユウキ「えーと…」

ユウキ「そうだ次の日だ」

ユウキ『ねえレッドさん、昨日何言おうとしてたの?』

レッド『昨日?なんのこと?』

ユウキ『ほら、昨日知ってるかって聞いてきてそのまま寝ちゃったじゃないですか』

レッド『俺なんか言ったっけ?』

ユウキ『なんか言おうとして寝ちゃったんですよ』

レッド『そんなことあったっけ?』

ナツメ『あったような、なかったような…』

ユウキ『二人とも酔ってたんですよ!』

245: 2015/03/11(水) 01:03:38.26 ID:T6fEoHQN0
レッド『うーん…悪いわかんねえや、だからその話はなし』

ユウキ『なしって、まあいいけど…』

ユウキ『じゃあ代わりになにか強くなる方法教えてくださいよ』

レッド『トレーニング』

ユウキ『そうじゃなくて、えっとほらレッドさんのポケモンすごい能力持ってるじゃないですか』

ユウキ『ああいうのはどうやったらできるようになるんですか?』

レッド『だから全部トレーニングだよ、一回シロガネ山にでもこもって修行してきたら?』

ユウキ『しんどいのは嫌です、だからすぐできそうなやつがいいです』

レッド『なんだおまえ』

246: 2015/03/11(水) 01:04:23.92 ID:T6fEoHQN0
ユウキ『教えて教えて教えて!』

レッド『子どもか!お前は』

ユウキ『子どもですよ』

レッド『めんどくさいやつだな』

ユウキ『お願いします!このとおりです』

ナツメ『ちょっとぐらい教えてあげたら?』

レッド『でもなぁ…』

ナツメ『だっていつまでも机の上で土下座なんてされても迷惑よ』

レッド『まあいいか…』

ユウキ『よっしゃ!』

247: 2015/03/11(水) 01:05:13.05 ID:T6fEoHQN0
レッド『まあこれは俺のオリジナルじゃないんだけど』

ユウキ『えーそんなどこの誰のかわかんないようなこと教えるんですかー』

レッド『じゃあ教えねー』

ユウキ『冗談ですよ』

レッド『まあいいや、これはけっこうトンデモ翌理論なんだけど…』

レッド『簡単に言うとネットゲームで経験値2倍キャンペーン×ネットカフェプレイ経験値1.5倍サービス×取得経験値上昇課金アイテムで通常よりも多くの経験知をもらえるってことだな』

ユウキ『?』

レッド『だから、いくつものことを組み合わせて威力を上げるんだよ』

ユウキ『は?』

248: 2015/03/14(土) 00:35:37.54 ID:ztNezlqh0
レッド『うんと…実際に見せた方がいいかな…』

ユウキ『それでお願いします』

レッド『じゃあちゃんと見てろよ』

レッド『いけっカビゴン!ギガインパクトだ!』

レッド『とまあ、これが普通に攻撃した場合』

レッド『そんでもって次が俺の言ってるやつ』

ユウキ『やっぱり反動なしなんですね』

レッド『それは修行のおかげ』

249: 2015/03/14(土) 00:36:55.65 ID:ztNezlqh0
レッド『まずは経験値2倍キャンペーンの部分、いつもの2倍助走をつける』

レッド『次にネットカフェプレイ経験値1.5倍サービス、いつもの1.5倍力をためる』

レッド『最後に取得経験値上昇課金アイテム、ここは2倍として2倍のスピードを出す』

レッド『それで攻撃、これで150×1.5×2×1.5×2で威力1350だ』

レッド『変化技を使わなくても簡単にこれぐらいの威力を出せる、その気になればもう20倍ぐらい出せる』

ユウキ『じゃあそのすごいの見せてくださいよ』

レッド『いや、これはけっこう負担がかかる、最初のうちは2倍でもきつい』

レッド『はい、俺の教えること終わり、あんま無理しないように』

250: 2015/03/14(土) 00:38:51.76 ID:ztNezlqh0
ナツメ『そんなすごい技があったのにどうして今まで使わなかったの?』

ユウキ『それをレッドさんに教えたのって誰なんですか?』

レッド『同時に言うなよ』

ユウキ『なんでもいいから答えてくださいよ』

レッド『じゃあまずナツメの方はこっちじゃ使う必要がなかったから』

ナツメ『こっち?』

レッド『あ、いやめんどうだな…えーと…』

ユウキ『もしかしてレッドさん浮気ですか?』

ナツメ『うううううううううううううわきいいいいいいいいいいいいいいいい!?』

251: 2015/03/14(土) 00:40:20.47 ID:ztNezlqh0
ユウキ「おっと、余計なとこまで思い出してしまった」

ユウキ「そうそう、威力を数倍にする方法があったな」

ユウキ「結局一回も練習しなかったけど、なんとかなるだろ」

ユウキ「いけるよなラグラージ」

ラグラージ「モチロンダゼ」グッ

ユウキ「さすが俺の相棒だ」

ユウキ「よっしゃ!100倍いくぜ!」

ラグラージ「!?」

252: 2015/03/14(土) 00:42:02.74 ID:ztNezlqh0
ユウキ「えっとどうしたらいいんだ…」

ユウキ「めんどうだ、ラグラージ100倍の力をためるんだ!」

ラグラージ「ムリムリムリムリムリ」ブンブン

ユウキ「えー、じゃあ半分の50」

ラグラージ「……」

ラグラージ「ムリ」

ユウキ「じゃ、じゃあ何倍ならいけるんだ」

ラグラージ「……」サッ

ユウキ「おいおい何ピースしてんだよ」

253: 2015/03/14(土) 00:42:55.16 ID:ztNezlqh0
ユウキ「というかおまえピースできたんだな、じゃあ写真撮るときとかそれしろよー」

ユウキ「えーと、で、結局どれぐらいならいけんの?」

ラグラージ「……」サッ

ユウキ「だからピースはもういいってば」

ラグラージ「……」

ユウキ「……」

ユウキ「あーなるほどなるほど、にじゅ…」

ラグラージ「……」サッ

ユウキ「……」

254: 2015/03/14(土) 00:45:03.35 ID:ztNezlqh0
ユウキ「じゃあ気を取り直して…」

ユウキ「いくぞ!3ば」

ラグラージ「……」ビッ

ユウキ「い、言っただけだからだよ…」

ユウキ「2倍力をためろ!」

ラグラージ「ソレナラエエデ」

ユウキ「滝登りだ!」

ラグラージ「ショーリューケン」

コータス「ゴハッ」

ユウキ「2倍になるだけでかなり効いてるみたいだ」

255: 2015/03/14(土) 01:19:13.46 ID:ztNezlqh0
ユウキ「よし、このままいくぞ!」

ラグラージ「チョットタンマ」

ユウキ「おい、どうしたんだ」

ユウキ「そういや最初のうちは2倍でもきついって言ってたな、忘れてた」

ユウキ「しっかりしてくれラグラージ!」

アスナ「ストーンエッジ…」

ユウキ「おい、きたぞ、よけるんだ!」

ラグラージ「グオワッ」

ユウキ「ほらいわんこっちゃない」

256: 2015/03/14(土) 01:30:10.27 ID:ztNezlqh0
ユウキ「大丈夫か!?」

ラグラージ「……」コクっ

ユウキ「でもこの体力じゃまた大技は決めれそうにないな…」

ラグラージ「……」ブンブン

ユウキ「お前、ほんとに大丈夫なのか?」

ラグラージ「……」コクっ

ユウキ「よしじゃあ2倍の」

ラグラージ「……」ビッ

ユウキ「3倍って…2倍でもそんな状態でうまくいくかもわからないのに」

257: 2015/03/16(月) 00:49:06.44 ID:jZgf0JXR0
ラグラージ「バカヤロー」バシッ

ユウキ「いてっ、何すんだ」

ラグラージ「アキラメンナヨ…アキラメンナオマエ!」

ユウキ「ラグラージ…おまえ…」

ユウキ「ごめん、何言ってんのかわかんない」

ラグラージ「……」ぐわっ

ユウキ「おい、ムチャだぞ」

ラグラージ「トツゲキー!」

ドーン

258: 2015/03/16(月) 00:49:42.73 ID:jZgf0JXR0
プシュウウウ

コータス「カオガヌレテチカラガデナイ」ばたっ

ユウキ「コータスが倒れた…」

ラグラージ「カッタゾー!」ふらふら

ユウキ「……」

ユウキ「よくやったな、休んでてくれ」

ユウキ「ふぅ…」

アスナ「コー…タス…?」

ユウキ「アスナさん、おーい」

アスナ「……」ばたんっ

ユウキ「えOちょっと…」

259: 2015/03/16(月) 00:51:00.40 ID:jZgf0JXR0
レッド「なんかさっきむこうの方で音がしなかったか?」

ナツメ「そっちの方に誰か…二人いるわ」

レッド「誰かわかる?」

ナツメ「うーん…暗くてわからないわ」

レッド「とりあえず、行ってみようか」

レッド「あれ、タケシ?どこ行ったんだ」

ナツメ「さっきまでいたと思ったんだけど」

レッド「なんだ迷子か?」

260: 2015/03/16(月) 00:51:33.05 ID:jZgf0JXR0
タケシ「おーい待ってくれー」

レッド「あ、どこいってたんだよ」

タケシ「はぁ…はぁ…お前らちょっと速いぞ…」

ナツメ「だらしないわね、女の私だってちゃんとついて来てるのに」

タケシ「いや女の私だってとか言ってもナツメはずっとレッドが抱えてるじゃねえか!」

ナツメ「関係ないでしょ」

タケシ「関係あるだろ!」

タケシ「それに俺体ボロボロなんだぞ!歩くだけでも大変だってんだ!」

レッド「そんなこと言ったら俺ちょっと膝すりむいたぞ」

タケシ「規模が違う!」

261: 2015/03/16(月) 00:52:38.28 ID:jZgf0JXR0
レッド「ほら見て、これさっき貼った絆創膏」

タケシ「ちっさ!絆創膏ちっさ!こんな大きさで足りるってどんだけ小さいケガだよ!」

ナツメ「しっ、静かにして、近いわ」

タケシ「近いって何が?」

レッド「タケシ静かに」

タケシ「……」

………

ナツメ「ほら何か聞こえるでしょ」

レッド「たしかに誰かいるな」

タケシ「あんま聞こえないぞ」

ナツメ「だからタケシうるさいってば」

タケシ「……」

262: 2015/03/16(月) 00:53:20.19 ID:jZgf0JXR0
レッド「とにかく行ってみようか」

ナツメ「誰がいるかわからないのに危ないわよ」

タケシ「そうだぞ、これはナツメの方が正しい」

レッド「でもずっとここから動かないのもだめだろ」

レッド「だからゆっくりちょっとずつ進もう」

タケシ「おい待て…」

レッド「じゃあタケシはそこで休んでてくれよ」

タケシ「ったく、おい俺も行くぞ」

263: 2015/03/16(月) 00:54:31.44 ID:jZgf0JXR0
ナツメ「だいぶ近いわ」

レッド「じゃあここからはもっと慎重に行こう」

タケシ「慎重にって普通にがつがつ歩いてたじゃねえか」

レッド「細かいこと言うなよな」

ナツメ「ねえレッド、あれ」

レッド「どれどれ…」

ユウキ「アスナさんハァハァ…」

264: 2015/03/16(月) 00:55:41.03 ID:jZgf0JXR0
レッド「なんだユウキだったのか」

ユウキ「……」ビクッ

ユウキ「あ、レレレレッドさん…おつかれっす…」

レッド「何がおつかれっすだよ」

ナツメ「いやそれよりなんでパンツはいてないの…」

ユウキ「えっ…あーこれは…」

ユウキ「ナツメさんは女だからわかんないと思いますけど男には意味なく下半身を露出することだってあるんすよ」

レッド「ねーよ」

265: 2015/03/16(月) 00:56:06.65 ID:jZgf0JXR0
ユウキ「またまた~俺知ってますよ」

レッド「何をだよ」

ユウキ「レッドさんとナツメさんが毎日のように●●●で●●●ってこと」

レッド「はぁ!?」

レッド「そんなこと言ったらお前は●●●●●●●●●●!」

ユウキ「●●●●●●●●●●●●●●●!」

レッド「●●●●●●●●●●●●‼」

ユウキ「●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●!」

タケシ「もういい‼いい加減にしろ!」

タケシ「お前らだっきから何言ってるかわからん!」

タケシ「そしてお前は早くズボンをはけ!」

266: 2015/03/16(月) 00:57:21.07 ID:jZgf0JXR0
レッド「で、何があったんだ」

ユウキ「まあ、このアスナさんが」

レッド「服着せてやれ」

ユウキ「はい」

レッド「……」

ナツメ「じろじろ見ないの」

レッド「い、いやきれいな胸してんなって思っただけで」

ナツメ「……」

ナツメ「もうレッドに胸さわらしてあげない」

レッド「な、なんで!そんなの絶対いやだ‼」

タケシ「お前ら何やってんだ」

267: 2015/03/16(月) 00:58:03.76 ID:jZgf0JXR0
レッド「うう…ナツメ許してよぉ…」もみもみ

ナツメ「はいはい、許してあげるわよ」

ナツメ「じゃあユウキ君説明して」

ユウキ「何ていうか、急に目の色が変わってバトルしかけてきたんで戦ったんですよ」

ユウキ「で、俺が勝ったら倒れちゃったってわけですよ」

レッド「そこからなんでこの人が服脱いでるんだよ」

ユウキ「それは俺が勝ったから…いいかなって」

レッド「何がいいんだよ」

268: 2015/03/19(木) 00:37:50.96 ID:x+vndAzR0
ユウキ「もうよくないですか?これ」

レッド「いやまてまて、これお前とらえ方によっちゃ犯罪だぞ」

ユウキ「ホウエンじゃ日常茶飯事ですよ」

レッド「それお前だけだろ」

タケシ「いや本当にもういいよ!」

タケシ「お前ら最初の目的忘れてんだろ」

レッド「最初の…」

ユウキ「目的…?」

ナツメ「タケシは逆にちゃんと覚えてると思ったの?」

タケシ「そうだよな…」

269: 2015/03/19(木) 00:39:10.76 ID:x+vndAzR0
レッド「マジでなんだっけ…」

ナツメ「やっぱりね…」

ナツメ「しっかりしてよ、頼まれたからここに来てるんでしょ」

レッド「ああ、そうだった…」

ナツメ「思いだした?」

レッド「何頼まれたんだっけ」

ナツメ「もう…」

レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「……」

ナツメ「……」

270: 2015/03/19(木) 00:39:40.29 ID:x+vndAzR0
レッド「……」

ナツメ「……」

タケシ「……」

ユウキ「……」

レッド「なんなの?」

ナツメ「うん…」

ナツメ「まあいいか」

タケシ「よくねえだろ!」

レッド「か~わいいなぁ~」

タケシ「いい加減にしろよバカども!」

271: 2015/03/19(木) 00:40:37.10 ID:x+vndAzR0
ナツメ「あーもう大きい声出さないでって言ったでしょ響くんだから」

タケシ「いや、さっきまでの言い方だと完全に覚えてただろ」

ナツメ「人間忘れちゃうことだってあるわよ」

タケシ「忘れちゃうことあるって言ってることが逆じゃないか」

タケシ「いったいどっち側なんだよ」

ナツメ「レッド」

タケシ「だと思ったよ!」

レッド「まあまあ、何があったか知らないが落ちつけよ」

タケシ「落ちつけるか!」

272: 2015/03/19(木) 00:41:09.24 ID:x+vndAzR0
タケシ「はぁ…お前ら一体ここに何しに来たのか…」

レッド「それがわからないから困ってるんだろ!」

タケシ「逆ギレ!?」

レッド「とにかく進もう、あなぬけのひもがあるから帰れなくなる心配はない」

タケシ「目的もわかんないのにかよ…」

ナツメ「レッドが決めたことだからいいの、レッドが言ったら正しいの!とにかくレッドなの!」

タケシ「……」

タケシ「ナツメってこんなバカだったっけ…」

273: 2015/03/23(月) 00:21:21.33 ID:zJ4RM8qf0
レッド「……」

レッド「ナツメが…バカ…?」

レッド「おい…言っていいことと悪いことがあるだろ…」

タケシ「わ、わるかったよ、ごめんごめん」

レッド「それ…ちゃんと思ってんのか…?」

タケシ「あーもう…ほんとに思ってるよ」

タケシ「めんどくせ」ぼそっ

274: 2015/03/23(月) 00:22:19.27 ID:zJ4RM8qf0
ナツメ「レッドもちょっとしつこいわよ」

レッド「だってさ…」

タケシ(どうせナツメもレッドのこと言われたらレッドみたいに怒るんだろ)

ユウキ「タケシさん、タケシさん」

タケシ「ん?なんだ」

ユウキ「めんどくさいっすね」

タケシ「やっぱりお前もそう思うか」

ユウキ「タケシさんも大変っすね」

タケシ「あいつは昔はあんなんじゃなかったんだけどな」

275: 2015/03/23(月) 00:23:30.21 ID:zJ4RM8qf0
タケシ「やっぱあれだな、ナツメとくっつきだしてからだな」

タケシ「それからおかしくなったな」

ユウキ「そんなことあの二人に聞こえたらどうなるか知りませんよ」

タケシ「大丈夫だ、あいつらを見てみろ」

タケシ「もう互いのことしか考えてない顔だ、おそらくまわりで何が起ころうとあいつらには聞こえないだろう」

ユウキ「ほんとだ…あ、チューした、マジで何しに来たんだあの二人」

タケシ「くそぉぉ!俺も彼女ほしい!」

ユウキ「作り方教えましょうか?」

タケシ「ナンパは成功しないんだよ!」

276: 2015/03/23(月) 00:25:33.31 ID:zJ4RM8qf0
ユウキ「じゃあこういうのは…」

タケシ「どんなのだ、教えてくれ」

アスナ「ん…うーん…」

ユウキ「まずはスリーパーを」むにっ

アスナ「おっうわっ」グラッ

ユウキ「つかっておぅっ」どさっ

アスナ「いたた…」

タケシ「大丈夫か?」

レッド「びっくりした」

ユウキ「もうアスナさん、急に動かないでくださいよ…」

レッド「そりゃお前のセクハラおんぶされてることがわかったら誰でもそうなるだろ」

277: 2015/03/23(月) 00:26:22.18 ID:zJ4RM8qf0
ユウキ「セクハラって俺がいつそんなことしたっていうんですか」

ユウキ「俺はただお尻に手を、おっOいに頭をそえてただけですよ」

レッド「それだよ」

ユウキ「そんなことないですよ、ねえアスナさん」

アスナ「いやぁー、お尻もまれた時はビックリしたけど」

ユウキ「ちょ、ちょっと力がはいっちゃっただけですよ」

レッド「どんな言い訳だよ」

ユウキ「ほんとですって」

レッド「ナツメに頭の中読んでもらうぞ」

ユウキ「レッドさん、今はそんなことしてる場合じゃないです、先に進みましょう!」

278: 2015/03/23(月) 00:27:34.12 ID:zJ4RM8qf0
レッド「完全だな」

ユウキ「なにが完全なんですか…」

レッド「……」

ユウキ「……」

アスナ「ユウキ君、黙ってないで早くおこしてよ」

ユウキ「あ、すいません」

ユウキ「よいしょっと」コロンッ

レッド「あ、なんか落ちた」

アスナ「えっなになに?」ぱきっ

279: 2015/03/23(月) 00:28:09.61 ID:zJ4RM8qf0
アスナ「なんかよくわかんないけどつぶしちゃった」

ユウキ「なんですかそれ」

アスナ「見たことないな…」

ナツメ「あ、ちょっとそれ見せて」

アスナ「こわれちゃってるみたいだけど、はい」

ナツメ「これ…」

レッド「なんかわかるの?」

ナツメ「まあ催眠術みたいなものかな」

280: 2015/03/23(月) 00:29:05.00 ID:zJ4RM8qf0
レッド「催眠術ってこんな小さい機械みたいなのがか?」

ナツメ「うんとね、これはね他の人の頭につけて使うの」

レッド「だから今頭から落ちてきたのか、でもなんで?」

ナツメ「だから、アスナちゃんは誰かに操られてたってこと」

アスナ「わ、私操られてたんですか!?」

ユウキ「なんでそんなことわかるんです?」

ナツメ「私も使ったことあるからよ」

ナツメ「これがついてたってことはまったく記憶のない時間があるはずだけどあった?」

アスナ「あったようなないような…」

ユウキ「使ったことあるって何につかったんですか!」

レッド「おまえタケシみたいにちょっと黙ってろ」

281: 2015/03/23(月) 00:29:35.30 ID:zJ4RM8qf0
ユウキ「いや、それひどくないですか」

レッド「ひどくない」

ユウキ「レッドさんも気になるでしょ」

レッド「俺知ってる、たぶんあれだ、あれしかない」

ユウキ「教えて~~~」

レッド「やだ」

ユウキ「ドケチンボ」

ナツメ「いつまでその話してるの?こっちはもう終わったわよ」

ユウキ「ナツメさん教えて~~~~~」

ナツメ「レッドの誘拐よ」

ユウキ「ゆ…」

282: 2015/03/25(水) 00:14:32.48 ID:datOtXLa0
ナツメ「まあ失敗しちゃったけどね、レッドはすごいから」

ユウキ「すごいからとか関係ないでしょ」

ナツメ「まあその話は置いといて」

ナツメ「この機械を使うにはかなりのエスパーパワーが必要なの」

レッド「エスパーパワー?」

ナツメ「ものすごい超能力が必要って言いたいの」

ユウキ「そこの名前はもう少しなんとかならなかったんですか」

レッド「お前ナツメのセンスにケチつける気か!?」

ユウキ「そういうわけじゃないですけど…」

283: 2015/03/25(水) 00:14:58.98 ID:datOtXLa0
ナツメ「名前のセンスなんてどうでもいいの」

ナツメ「問題は誰がこんなことしたかってこと」

アスナ「誰なんですか!私を操ったっていう豚野郎は!」

ナツメ「ホウエンの人はちゃんと話を聞けないの?」

ユウキ「そんなこ」がばっ

レッド「おまえは喋るな、ややこしい」

ユウキ「もごもごっ」

284: 2015/03/25(水) 00:15:46.14 ID:datOtXLa0
ナツメ「これは私の予想の部分も入ってるんだけど」

ナツメ「おそらく今までに行方不明になった多くのジムリーダークラスのトレーナーのほとんどがここに集められて操られているはず」

ナツメ「それだけの人数をこの機械を使って操ろうとすればかなりのエス…超能力者ってこと」

ナツメ「だからこんなことができて、ここにいる可能性が高い人物はイツキしかいない…」

レッド「イツキって誰だっけ…」

タケシ「そうか、たしかに四天王であるイツキとカリンさんもワタルと同じ時にいなくなった、ワタルに協力している可能性はかなりたかいな」

レッド「急にしゃべるなよ」

285: 2015/03/25(水) 00:16:22.01 ID:datOtXLa0
アスナ「そのイツキってやつが私を操ったんですね!」

アスナ「ボコボコにしてやるぅー!」

ナツメ「まって」ピーン

アスナ「あ、あれ…うごかな…」

ナツメ「もどってきて」スイーッ

アスナ「うわわっ体が」バタバタ

ナツメ「勝手に行こうとしないで、行ってもバトルにもならないんだから」

アスナ「そんな…じゃあどうしたら」

ナツメ「特に作戦はないけど一人では行動しないようにね」

286: 2015/03/25(水) 00:16:55.04 ID:datOtXLa0
アスナ「う~…早く出てこい…」

ユウキ「まあまあ落ちついてよアスナさん」モミモミ

アスナ「今はふざけてる場合じゃないっ」ニギッ 

ユウキ「あーーーーーーーーーー!」ばたっ

レッド「でかい声だしてんじゃねえよ」

ユウキ「お…俺のた、た、タマタマが…」がくっ

ナツメ「たまのひとつやふたつで大げさね」

レッド「いや、ひとつでもふたつでも大変だからね」

287: 2015/03/28(土) 00:17:42.72 ID:ibhHb6Pb0
レッド「そんなことより早く行こうよ」

タケシ「そんなことってレッドが言うなんて意外だな」

レッド「たまにしゃべったと思ったらひどいこと言うな」

ユウキ「俺のたまも…」

レッド「うるせえ」

ナツメ「あっ別に急ぐ必要はなくなったみたい」

レッド「なんで?」

ナツメ「むこうから来たわ」

レッド「なにが?」

288: 2015/03/28(土) 00:18:37.34 ID:ibhHb6Pb0
ナツメ「二人近づいてくる」

レッド「知ってるやつ?」

ナツメ「知ってるというかこれは」

イツキ「まったく君たちのアホ声には心底うんざりさせられるよ」

カリン「ここは声が響いてうるさいからあんまり大きい声出さないでよね」

レッド「お前ら…!」

レッド「誰だっけ?何か見たことはあるような…」

ナツメ「はぁ…イツキとカリンよ」

イツキ「そんなに僕の名前を覚えてくれないなんてショックだな」

レッド「なんかこう…覚えにくいんだよ、お前」

289: 2015/03/28(土) 00:20:03.17 ID:ibhHb6Pb0
イツキ「この…言わせておけば…」

イツキ「僕と勝負しろ!」

レッド「いいよー」

アスナ「待ってください、この人がイツキって人なんですよね」

レッド「そうらしい」

ナツメ「らしいじゃなくてそうよ」

アスナ「じゃあここは私にやらしてください」

レッド「あ、いいの?」

アスナ「私を操るなんて許せませんから」

290: 2015/03/28(土) 00:20:29.15 ID:ibhHb6Pb0
アスナ「私がこの人たちを倒しますからみなさんは先に進んでください」

レッド「え…やっぱ進まなきゃだめなのか…」

タケシ「当然だろ、お前がワタルを倒すんだ」

レッド「なんで俺が…タケシがやれよ」

タケシ「それは無理だ」

レッド「なんで?」

タケシ「こんなとこに女の子一人おいて行くなんて俺はできないからな」

アスナ「タケシさん…」

タケシ「これで2対2、ちょうどいいじゃないか」

291: 2015/03/28(土) 00:22:07.07 ID:ibhHb6Pb0
カリン「2対2ねぇ…」

カリン「私はかまわないけど」

イツキ「レッド!僕から逃げるのか!」

レッド「別に逃げるとかそういうわけじゃないけど」

イツキ「じゃあ戦え!僕が怖いのか」

レッド「だから怖いとかでもなくてさ」

イツキ「そう強がるなワタルにより強化された僕のポケモンが怖くないはずがない」

レッド「そんなちょっと強くなったぐらいで…」

イツキ「ちょっとどころじゃなさ、そこの女ジムリーダーもわかるだろ、自分のポケモンがどれだけ強くなっていたか」

アスナ「じゃあ私のコータスが強くなってたのは」

イツキ「そう僕たちが強化してあげたんだ」

292: 2015/03/28(土) 00:22:49.18 ID:ibhHb6Pb0
カリン「イツキ、余計なことしゃべりすぎよ」

イツキ「いいじゃないか、知ったとこでどうすることもできないんだし」

アスナ「勝手に無理やり強くされたのは気に入らないけど、それより私の他のポケモンはどこよ!」

カリン「あーやっぱ知りたいよね」

イツキ「じゃあ教えてあげようか、この強化には特別な実験が行われる」

イツキ「それに耐えることができれば無事君のコータスのように強くなることができる、だが耐えられなければ…」

アスナ「まさか私のバクーダやマグカルゴたちは…」

イツキ「耐えられなかったんだろうね~」

アスナ「そんな…」がくっ

293: 2015/03/28(土) 00:23:17.10 ID:ibhHb6Pb0
イツキ「何を悲しんでいるんだ?弱いからだめだった、それだけのことだろ」

アスナ「うう…」

ナツメ「最低ね」

ユウキ「アスナさんは頼んだわけでもないというのに」

レッド「お前ら」

タケシ「お前ら人間じゃねぇ!」

レッド「……」

レッド「俺が言おうとしたのに…」

ナツメ「今のは仕方ないわよ」

294: 2015/03/28(土) 00:24:42.32 ID:ibhHb6Pb0
アスナ「しゃッらあああああああいッ!!!」

タケシ「!」びくっ

アスナ「絶対に許せない、タケシさん一緒に戦ってくれるんですよね」

タケシ「びっくりした…そうですけど」

アスナ「絶対勝ちましょう」

タケシ「もちろんです」

タケシ「そういうことだからレッド、お前たちは早く行け」

タケシ「可能性はかなり低いがもしかしたらだが、まだその実験とやらをされていないポケモンはいるかもしれない」

295: 2015/03/28(土) 00:25:49.15 ID:ibhHb6Pb0
ユウキ「大丈夫なんですかね?」

レッド「たぶん道はあってるだろ」

ユウキ「いやそっちじゃなくて、タケシさんとアスナさん」

レッド「さあな…」

ナツメ「じゃあ私が見てあげるわ」

ナツメ「……」

ナツメ「あれ…?」

レッド「どうした?」

ナツメ(全然わからない…それどころか他のこともできない、こんなこと今までなかったのに…)

296: 2015/03/28(土) 00:26:37.05 ID:ibhHb6Pb0
ユウキ「ナツメさん、どうなんですか」

ナツメ「えっあ…がんばってるみたいね」

ユウキ「そうですか、アスナさんがんばってほしいな…」

レッド「……」

レッド「ナツメは嘘つくとすぐわかるね」ぼそっ

ナツメ「えっ」

ナツメ「私が嘘つくわけないじゃない」

レッド「だってわかるもんはわかるから」

ナツメ「……」

297: 2015/03/28(土) 00:27:18.11 ID:ibhHb6Pb0
レッド「何があったんだよ」

ナツメ「でも…」

レッド「いいから」

ナツメ「超能力が使えなくなった…」

レッド「なんで?」

ナツメ「わかんない」

ナツメ「こんなこと初めてだから、なんだか嫌な予感がする」

298: 2015/03/28(土) 00:27:55.02 ID:ibhHb6Pb0
レッド「考えすぎじゃない?」

ナツメ「だってこんなこと今までなかったんだし」

レッド「ほんとになんにもできないの?」

ナツメ「そういうわけじゃないけどテレパシーとかちょっとだけ考えてることがわかるぐらいの簡単なのはできるみたい」

レッド「十分じゃないの?」

ナツメ「全然ダメよ」

レッド「俺はあんまり気にしないよ」

ナツメ「私が気にするのよ」

レッド「そうかなぁ…なあユウキはどう思う?」

レッド「あれ、ユウキがいない」

299: 2015/03/29(日) 23:59:09.96 ID:CxusxE/Z0
レッド「ユウキのやつどこ行ったんだ」

ナツメ「ユウキ君がいなくなってることにも気がつかなかったなんて」

レッド「ここで他のトレーナーに会うと勝負をしかけらるけどユウキは強いし大丈夫だろ」

ナツメ「無責任よそれ」

レッド「いやいやでもさ」

レッド「ほらタケシも言ってたじゃん、まだ何もされてないポケモンたちがいるかもしれないって」

レッド「ナツメがそういうのわかんない今そっち優先すべきだよ」

ナツメ「そうなると先に進むことになるけど」

レッド「それはもう一度考え直す必要があるな」

300: 2015/03/29(日) 23:59:38.79 ID:CxusxE/Z0
ちょっと前

ユウキ「この二人状況わかってんのかな」

ユウキ「こんなことなら俺もハルカつれてくるんだった」

ユウキ「あ、でもハルカが嫌がるか…」

ユウキ「もおー顔近いよあの二人、ナツメさんもこんな時に顔赤くしてるんじゃないよ」

???「ユウキさん」ボソッ

ユウキ「えっ」

???「ユウキさん、こっちです」

ユウキ「どこどこ、てか誰?」

???「とりあえずこっちに来てください」

301: 2015/03/30(月) 00:00:25.47 ID:mC/A09cd0
ミツル「ユウキさんも来てたんですね」

ユウキ「やっぱりミツルだったか、俺のことさん付けで呼んでくれるやさしいやつお前しかいないもんな」

ミツル「……」

ミツル「まあそんなことよりユウキさん、早くここを離れてください」

ユウキ「なんでだよ」

ミツル「……」

ミツル「ワタルさんはこの洞窟を爆破するつもりです」

ユウキ「……」

ユウキ「うっそだ~」

302: 2015/03/30(月) 00:02:46.87 ID:mC/A09cd0
ミツル「本当です」

ミツル「ワタルさんの目的は最強になること、なぜそう思ったかは僕にもわかりません」

ミツル「おそらくワタルさんとリーグとの間に何かあったんでしょう」

ミツル「じゃないと何年もいたリーグをあんなことにするなんて僕には考えられません」

ミツル「話が少しそれました、ワタルさんはトレーナーとして最強のレッドさんを倒した後に爆破します」

ミツル「このことを知ってるのはワタルさんとカリンさん、イツキさんそして僕だけです」

ユウキ「おいまて、ここには数十人のトレーナーたちがいるんだぞ、そんなことしたら」

ミツル「はい、みなさん氏んじゃうでしょうね」

ユウキ「おまえふざげてんのか」

ミツル「ふざけてなんかいません、僕はワタルさんがそれでいいならそれに従うだけです」

303: 2015/03/30(月) 00:03:44.03 ID:mC/A09cd0
ミツル「でも…ユウキさんは僕にいろんなことを教えてくれました」

ミツル「ユウキさんがいなかったら僕は…」

ミツル「だからユウキさんにはとても感謝しています、ユウキさんは助かってほしいんです」

ミツル「ワタルさんもそれぐらいは許してくれるはずです」

ユウキ「……」

ユウキ「やだね」

ユウキ「だいたいさぁそれだとレッドさんが負ける前提じゃねえか」

ユウキ「あの人が負けるわけないだろ」

304: 2015/03/30(月) 00:05:29.33 ID:mC/A09cd0
ミツル「無理ですよ、今のワタルさんに勝てる人なんていません」

ユウキ「だからそれがレッドさんなんだって」

ミツル「…もしワタルさんが負けた場合は僕がレッドさんを倒します」

ミツル「ワタルさんと戦った後なら僕でも」

ユウキ「お前本気か?」

ミツル「僕はいつでも本気です」

ユウキ「そうか…」

ユウキ「だったらレッドさんが勝つのはわかってるから、俺がお前を倒しとかないと…」

305: 2015/03/30(月) 00:06:59.99 ID:mC/A09cd0
ミツル「僕はもうユウキさんにも負けませんよ」

ユウキ「お前もあの強化ってのをされてるのか?」

ミツル「はい、僕が選びに選びぬいたポケモンたちなのでかなり強いですよ」

ユウキ「自分で強いって言ってるのにそんなポケモンたちを犠牲にしたようなことしないと勝つ自信がないのか」

ミツル「ユウキさんだってそうでしょう、悪い個体を使って何かいいことでもあるんですか」

ユウキ「そうか…お前はそうまでしないと俺に勝つ自信がないのか…」

ミツル「……」

306: 2015/03/30(月) 00:09:51.76 ID:mC/A09cd0
ユウキ「正直お前と初めて会った時こんな強くなると思ってなかった」

ユウキ「でも結局そんな無理やりあげるようなことに頼った時点でお前はもうそこまでだ、俺には勝てない」

ユウキ「自分でもわかってんだろ」

ユウキ「だから負けるとわかってる俺とは戦おうとしなかった」

ユウキ「まあ俺の推測だけどだいたいそんなもんだろ」

ミツル「…ふ」

ユウキ「ふっ」

ミツル「ふふふ」

ユウキ「ふはははは」

ミツル「ふふふふふふふっ」

ユウキ「ハーッハハハハハハ」

ミツル「何が可笑しい!!」

307: 2015/04/03(金) 00:30:42.08 ID:o3udAnDN0
ミツル「ユウキさん、たしかに僕はあなたに一度も勝てなかった」

ミツル「あなたに勝つことが僕の最大の目標になっていた」

ミツル「でもあなたと戦うたびに差をつけられて…」

ミツル「本当はワタルさんにユウキさんを倒すように言われてました…」

ミツル「ユウキさんの言うとおりです…」

ミツル「勝てないと思ったから戦おうとしなかった」

ミツル「半分正解です」

ミツル「もう半分はユウキさんに勝つためにワタルさんに強くしてもらったのにユウキさんとの戦いで使いたくない」

ミツル「ははっ…変ですよね、なんとしても勝ちたい自分と正々堂々と勝ちたい自分がいるんです」

308: 2015/04/03(金) 00:31:18.44 ID:o3udAnDN0
ユウキ「ふぅー…」

ユウキ「ずいぶん長くしゃべったな」

ユウキ「そういやいつも会ったときお前から一方的に話してたな」

ユウキ「その後にバトル、俺がいつも勝ってたな」

ユウキ「…やるか?」

ミツル「はい…だけど…僕はもう負けない!」

ミツル「今度こそユウキさんに勝ってみせる」

ユウキ「……」

ユウキ(ここはひいてくれると思ったのに…)

309: 2015/04/03(金) 00:32:02.42 ID:o3udAnDN0
ミツル「それでは…いきますよ!」

ユウキ「あ、ちょっと待って回復…」

ミツル「ロズレイド、花吹雪!」

ユウキ「ちょっと待てってばぁぁ!」

ユウキ「っつ…」

ミツル「どうしましたユウキさん、早く立ってくださいよ」

ユウキ「何しやがんだ」
  
ミツル「毒突き!」

ユウキ「ぐあっ…」

ミツル「たとえ相手が人でも容赦するな…ワタルさんに教えてもらったことです」

310: 2015/04/03(金) 00:33:35.76 ID:o3udAnDN0
ユウキ「ぐっ…ごふっ…」

ミツル「何してるんですか、早くポケモンを出して戦ってください!」

ミツル「手加減してるとはいえ、このままじゃ氏んじゃいますよ!」

ユウキ「はぁ…はぁ…容赦するなって言われてたんじゃなかったか?」

ユウキ「教えられたことぐらい…ぐっ、ちゃんとやれよな…」

ミツル「何を…」

ユウキ「俺を倒せもしないんだったら最初っからそんなことすんじゃねえよ」

ユウキ「ほら、ちゃんとここ狙って、外すんじゃねえぞ」

311: 2015/04/03(金) 00:34:07.10 ID:o3udAnDN0
ユウキ「ほれほれほれ、どした、早くしろよ」

ミツル「なんでそこまで僕にやられようとするんですか…」

ユウキ「……」

ユウキ「お前はワタルに俺を倒すように言われたんだろ、お前最初俺を逃がすなんて言ってたけどそんなことしたらお前ただじゃ済まないだろ」

ミツル「だからって命かけることないでしょ」

ユウキ「はぁー、お前はほんと甘いな、やるなら徹底的にやれよ」

ミツル「僕には…できません…」

ユウキ「中途半端な気持ちでできるか!こんなのが!」

ユウキ「というかロズレイドの毒でどうせもう無理だ」

ユウキ「一思いにやってくれ」

312: 2015/04/03(金) 00:35:04.90 ID:o3udAnDN0
ユウキ「俺にトドメをさしてお前の勝ち、よかったな最後に俺に勝てて」

ミツル「僕は…」

ユウキ「こんな勝ち方は嫌ってか?ワガママ言うな」

ユウキ「いいか、なんでも生きてりゃ勝ち、氏んだら負けだ」

ユウキ「俺をやったあとすぐワタルに報告に行け、ふりかえるな」

ミツル「ユウキさん…」

ユウキ「お前が自分で選んだ道なんだから自信もて」

ユウキ「俺がずっと見守っててやるから」

ミツル「……」

ミツル「ロズレイドおねがい…」ドスッ

313: 2015/04/03(金) 00:35:42.26 ID:o3udAnDN0
ミツル「ユウキさん…」

ミツル「これで本当によかったのか…ユウキさんが氏んでいいことがあるのか?」

ミツル「でも…」

ミツル「ユウキさん、ごめんなさい、僕行きます」

ミツル「……」

がさっ

ミツル「なんだ?」

ユウキ「おらっ!」がしっ

ミツル「えっえっえっ!?」

314: 2015/04/03(金) 00:36:20.66 ID:o3udAnDN0
ユウキ「油断したなミツル!」

ユウキ「くらえ!パロスペシャル!!」ガキッ

ミツル「ユ、ユウキさん何を!?」

ユウキ「パロスペシャルって言っただろ」

ユウキ「二回言わせんな、恥ずかしい」

ミツル「そ、そうじゃなくて」

ミツル「どうして生きて」

ユウキ「ああ、それなら服の中にクチートを入れてた」

ユウキ「というか普通気づくだろ、形おかしいって」

315: 2015/04/03(金) 00:36:49.63 ID:o3udAnDN0
ミツル「でもよかった…ユウキさんが生きてて…」

ユウキ「あたりまえだ、ハルカと小さい子ども残して[ピーーー]るかってんだ」

ミツル「あの…そろそろ解除してもらっても…」

ユウキ「何言ってんだ?勝負はまだついちゃいねえ」

ミツル「え?」

ユウキ「このままお前を倒す」

ミツル「まさか~こんな状態から」

ユウキ「俺ならやれるぜ」

ユウキ「ミツル、最後に覚えとくんだな」

ユウキ「勝つにはだますことも大切なんだよ」

316: 2015/04/03(金) 00:37:24.45 ID:o3udAnDN0
ミツル「……」ぴくぴく

ユウキ「ちょっと強くやりすぎたかな?」

ユウキ「当分おきないぞ」

ユウキ「…はぁ」

ユウキ「この状態でミツルに何かあったら俺のせいになっちまうな」

ユウキ「あんま女の子以外おんぶしたくないけどしかたないか」

ユウキ「よいしょっと、さてレッドさんたちと早く合流しないと、だいぶ離れたはずだからな」

317: 2015/04/03(金) 00:39:19.43 ID:o3udAnDN0
ユウキ「とは言ったものの…」

ユウキ「全然道がわからん」

ユウキ「これは迷ったというやつか」

ユウキ「……」

ユウキ「ミツルなら道わかるかも」

ユウキ「……」

ユウキ「起きるの…待つか…」

318: 2015/04/07(火) 23:53:04.83 ID:aR4+6VH60
ミツルが気絶してから10分後

レッド「ほんとここつまんないな、景色が変わらない」

ナツメ「そりゃそうでしょ、ここ洞窟よ」

レッド「だからってさぁ…もっとこう、ジャングルとか」

ナツメ「ジャングル!?」

レッド「いや言いすぎた、せめて草が生えてれば」

ナツメ「草って…あ、あった」

レッド「ほんとだ、引き抜いてやる」

ナツメ「なんで?」

319: 2015/04/07(火) 23:53:31.16 ID:aR4+6VH60
レッド「ふぬぬぬぬぬ」

レッド「くそ、片手じゃぬけねえな、ナツメは俺の腰のとこ持って」

ナツメ「だからなんで抜こうとするの…」

レッド「一度興味を持つと最後までやらないと気が済まないの」

ナツメ「よくわかんないけど、なるべく早くしてね」

レッド「まかしとけって」

レッド「おらあああああああああああああああああ!」

320: 2015/04/07(火) 23:54:01.86 ID:aR4+6VH60
ズボッ

ドン

レッド「あっごめん、大丈夫?」

ナツメ「うん、私レッドにならいくらふまれてもかまわないから」

ナツメ「それよりもう気が済んだ?」

レッド「ああ、正直なんでこんなに草抜くのに必氏になったのかわかんないけ…」

ナゾノクサ「ナゾ?」

レッド「?」

ナツメ「?」

レッド「ナゾノクサだ」

ナツメ「見たらわかるわよ」

321: 2015/04/07(火) 23:54:31.28 ID:aR4+6VH60
レッド「なんでこんなとこに?」

ナツメ「それはわかんないけどかなりボロボロよ、手当てしてあげないと」

ナゾノクサ「!」びくっ

レッド「あ、おい」

ナゾノクサ「……」ガクガク

レッド「かなりおびえてるみたい」

ナツメ「でもこんな傷じゃいつ倒れちゃうかわかんないし…」

ナツメ「そうだ、フーディンに聞いてもらいましょ」

322: 2015/04/07(火) 23:55:00.20 ID:aR4+6VH60
フーディン「ジブンドナイシテン?」

ナゾノクサ「ナンカネ、マントツケタオトコニネイロイロサレルシ、マスタートハグレチャッタノ」

フーディン「ソウカソウカ、タイヘンヤッタナ」

ナツメ「どう?」

フーディン「カクカクシカジカ」

ナツメ「なるほどね…」

レッド「俺にも教えてよ」

ナツメ「このナゾノクサは人間にひどいことされてそこから逃げてきたんだって」

レッド「なんでうまってたの?」

323: 2015/04/07(火) 23:56:18.15 ID:aR4+6VH60
ナツメ「だいぶ人間を怖がってるみたい」

ナツメ「私たちが手当てするより、同じポケモンのフーディンがやった方がよさそうね」

ナツメ「フーディンおねがいね」

フーディン「マカシトキ」

フーディン「ホレ、カイフクノクスリヤ」

ナゾノクサ「アザース」

ナツメ「ナゾノクサが言ってる男ってのはたぶんワタルのことだと思うわ」

レッド「じゃあこのナゾノクサはあの実験とかいうのやられてたわけ?」

ナツメ「たぶん」

324: 2015/04/07(火) 23:56:44.64 ID:aR4+6VH60
レッド「じゃああのナゾノクサは他のが捕まってる場所を知ってるんじゃないか?」

ナツメ「たぶんそうね」

レッド「よし、じゃあ案内してもらおう、早く他のも助けなくちゃ」

ナツメ「なんだかいつもと違ってずいぶん積極的ね」

レッド「ナゾノクサに興味持っちまったからそれに関連することをやりきらないと」

ナツメ「まあレッドが言うならなんでもついて行くけどね」

レッド「そういうことだから案内してくれナゾノクサ」

ナツメ「なんか変な語尾みたい」

325: 2015/04/11(土) 23:22:21.42 ID:bSjO5mYt0
ナゾノクサ「マスターイガイノニンゲンハシンヨウデキナイ」

フーディン「ダッテサ」

ナツメ「私たちの知り合いのポケモンたちも捕まってるかもしれないの、だからお願い」

ナゾノクサ「……」

ナゾノクサ「イイダロウ、ツイテコイ」

フーディン「ナンカエラソウニイッタケドツイテコイッテ」

ナツメ「ありがとうね」ナデナデ

ナゾノクサ「ベツニマダシンヨウシタワケジャナイカラナ( ≧∀≦)」

326: 2015/04/11(土) 23:22:54.66 ID:bSjO5mYt0
ナゾノクサ「ツギヒダリ」

フーディン「コッチダッテ」

レッド「……」

ナツメ「誰のナゾノクサかは知らないけど道がわかって助かるわ」

レッド「……」

ナツメ「レッド?」

レッド「おい…」

レッド「ナツメの胸から離れろ!!そこは俺の特等席だぞ!!」

327: 2015/04/11(土) 23:23:39.41 ID:bSjO5mYt0
ナゾノクサ「……」プイッ

レッド「……」イラッ

レッド「離れやがれ~!!」グイッ

ナゾノクサ「ランボウサレタ~」メソメソ

ナツメ「泣かしちゃダメじゃないの」

レッド「だって…」

ナツメ「よしよし泣かない泣かない」

ナゾノクサ「……」ニヤリ

レッド「あー!!今こいつ笑ったぞ!!」

ナツメ「え?」

ナゾノクサ「ナゾナゾ~」しくしく

328: 2015/04/11(土) 23:24:23.83 ID:bSjO5mYt0
レッド「こいつほんとはワタルの仲間なんじゃないか?」

ナツメ「どうして?」

レッド「なんでこんな道知ってんだ」

ナツメ「一回通ったんだしわかるでしょ」

レッド「それになんか気にくわない」

レッド「俺の特等席当たり前みたいにとりやがって…」

329: 2015/04/11(土) 23:25:39.89 ID:bSjO5mYt0
ナツメ「レッド、やきもちやいてるの?」

レッド「いやいやなんで俺がナゾノクサに」

ナツメ「じゃあいいんじゃない?」

レッド「よくない!」

ナゾノクサ「アンマデカイコエダスンジャネエヨ、コノバカチンガァ」

レッド「なんかこいつ今バカにするようなこと言ったんじゃねえか」

ナツメ「気のせいじゃないの?」

レッド「いーや間違いない、そうだよなフーディン」

フーディン「……」プイ

ナツメ「フーディンは私の言うことしか聞かないのよ」

レッド「じゃあナツメが聞いてよ」

ナツメ「フーディンなんて言ってたの?」

フーディン「ワスレタ」

330: 2015/04/11(土) 23:26:53.50 ID:bSjO5mYt0
ナゾノクサ「ソコノドアノサキ」

フーディン「ソコノドア」

ナツメ「この先にいるのね」

レッド「あきらかに誰かが作ったやつだな、けっこう新しいし」

レッド「じゃあさっそく」

ナツメ「何があるかわからないから慎重にね」

レッド「わかってるって」ガチャ

331: 2015/04/11(土) 23:28:00.70 ID:bSjO5mYt0
レッド「……」キョロキョロ

ナツメ「……」キョロキョロ

レッド「誰もいない?」

ナツメ「いないのかな…」

ギャー

レッド「なんか聞こえたような」

ナツメ「あっちから聞こえたわ」

332: 2015/04/11(土) 23:28:33.87 ID:bSjO5mYt0
ワタル「ん!?まちがったかな…」

ワタル「まあこの程度で悲鳴を上げるようなポケモンはたいしたことないな」

レッド「今のってポケモンのだったんだ…」

ワタル「誰だ!」

レッド「え!?誰かいるの」

ナツメ「たぶん私たちのことだと思うけど…」

レッド「じゃあバレたのか!?」

ナゾノクサ「オマエノセイデナ」

333: 2015/04/11(土) 23:29:03.52 ID:bSjO5mYt0
ワタル「これはこれはレッドくんにナツメちゃんじゃないか」

ナツメ「普段ちゃん付けなんてしてないのに急に言われると気持ち悪いわね」

レッド「ここにワタルがいるってことは道はあってたんだな」

ワタル「おや、それは逃げ出したナゾノクサじゃないか、つれてきてくれたのか」

ナツメ「あなたが実験に使ったポケモンたちを今すぐ解放しなさい」

レッド「なんかワタルの話かたが今までと違うかほんとに気持ち悪いな」

ワタル「ほらナゾノクサいい子だからこっちにおいで」

ナツメ「だいたいどうしてこんなことしてるの!」

レッド「ちょっと待て、誰も話がかみあってないぞ」

334: 2015/04/11(土) 23:29:49.92 ID:bSjO5mYt0
ワタル「それにしても一番最初にここに来るのはイブキだと思っていたが、まさか君たちとはね」

レッド「俺たち一番かよ~あいつら何やってんだ」

ワタル「少し道を変えただけなんだがな」

レッド「よけいなことしてんじゃねえよ!」

ワタル「でもちょうどいい、君が来てくれたことでこちらから行く手間がはぶけた」

レッド「なんだよ、めんどくさそうだったら帰っていい?」

ワタル「安心してくれ、すぐに終わる」

レッド「なにすんの?」

ワタル「きみをころす」

レッド「?」

335: 2015/04/11(土) 23:30:24.85 ID:bSjO5mYt0
レッド「ん?今なんて言ったの?」

ナツメ「つまり私がワタルをころせばいいのね」

レッド「違う違う、そういうのはだめだよ」

ワタル「レッド君、俺は本気だよ」

レッド「今お前と話してないからちょっと黙ってろ」

ナツメ「とにかく私以外がレッドに触れようとしたらその人はもう消すって決めてるの」

レッド「ころすとか関係ないんだ…」

336: 2015/04/17(金) 00:56:48.66 ID:1jMKUnqB0
レッド「なんかあれだな…ころされるためにわざわざ来たってバカバカしいな」

ナツメ「そうね、レッドころすなんて頭のパーツがぬけてるとしか思えない、というかぬけてる」

レッド「じゃあ帰ろうか」

ナツメ「うん」

レッド「じゃあ途中まででいいからまた道案内してくれ、ナゾノクサ」

ワタル「ちょっと待てええ!」

レッド「やだ」

ワタル「いやマジで待って」

337: 2015/04/17(金) 00:57:20.70 ID:1jMKUnqB0
ワタル「……」

ワタル「なるほど、仮にもポケモンマスターと言われた君が俺から逃げるというのか」

レッド「なにぃ~」

ワタル「どうした俺が怖いのか?」

レッド「全然怖くねえよ」

ワタル「なら戦えポケモンマスターレッド!」

レッド「いや、無理」

ワタル「なんだと」

レッド「だって俺ポケモンマスターじゃないから」

338: 2015/04/17(金) 00:58:07.99 ID:1jMKUnqB0
ワタル「は!?」

レッド「だから俺はポケモンマスターとかそんなんじゃない」

ワタル「……」

ワタル「ふ…ふふっ、俺を騙そうとしてもそうはいかんぞ」

レッド「だましてねえよ」

ワタル「前ポケモンマスターであったゲンゾーの後を継いだのはその息子の君ということはわかってるんだよ」

レッド「だから違うって」

ワタル「そうまでして俺と戦いたくないのか?」

レッド「そうじゃなくて」

ナツメ「今のポケモンマスターになってるのはグリーンよ」

レッド「そうそう、そゆこと」

ワタル「……?」

339: 2015/04/17(金) 00:58:53.75 ID:1jMKUnqB0
ワタル「は…?」

ワタル「ちょっと意味わかんない」

レッド「だーかーらー!俺じゃないって言ってるだろ」

レッド「なんでポケモンマスターを倒そうとしてるかは知らんけど、俺じゃないし帰るわ」

ワタル「……」

ワタル「…ける…なよ…」

レッド「?」

ワタル「ふざけるなあああああ‼」

レッド「ふざけてねえよ」

340: 2015/04/17(金) 01:00:04.38 ID:1jMKUnqB0
ワタル「君への対策に一体どれだけの金と時間を使ったと思ってるんだ!?」

レッド「しらん」

ワタル「こうなればポケモンマスターは関係ない」

ワタル「まずは君に勝ち、そしてころす」

ワタル「グリーンはその後でもいい…」

ワタル「さぁ…かかってこい…」

ナツメ「あのね、あなたさっきから何をふざけたこと」

レッド「いいよ、俺が勝ったら俺もグリーンも助かるってことになるんだろ?」

ナツメ「そういうことかな…」

レッド「ほんと、何が目的かはっきりしてほしいよ」

341: 2015/04/17(金) 01:01:16.98 ID:1jMKUnqB0
ワタル「いけ!ギャラドス‼」

レッド「なんかめちゃくちゃめんどくせえわ」

ナツメ「がんばってよ、さっきのちょっとのやる気どこにいったの」

レッド「なんか自分のことなのにポケモンに完全にまかせるってのもな…」

ワタル「何をごたごた言ってる!早く出せ!」

レッド「うるさい、それは俺の勝手だ」

ワタル「だったら…」

ワタル「ギャラドス、あのボールをうばえ」

ギャラドス「ガブッ」

レッド「うわっまさかのギャラドスにとられた!」

ナツメ「なにやってんのよ!」

342: 2015/04/17(金) 01:01:43.37 ID:1jMKUnqB0
ワタル「よし、よくやった」

レッド「おい返せ!」

ワタル「ふん…これはピカチュウだな」

レッド「なんでわかるんだよ」

ワタル「君のことは全て調べつくしたからな」

ワタル「君のものなら見ただけでわかる」

ナツメ「なんか気持ち悪い…」

343: 2015/04/20(月) 01:01:17.43 ID:Hb3ovUrW0
ワタル「さて、まず君への対策その1、弱体化だ」

ワタル「ピカチュウにはこれだ」

レッド「雷の石?」

ワタル「ただの雷の石ではない、俺が作った特別な石だ」

レッド「あったかいのか?」

ワタル「いやひんやりしている」

ナツメ「なんでこの状況でふざけてんの」

レッド「ふざけてないよ」

344: 2015/04/20(月) 01:01:46.30 ID:Hb3ovUrW0
ワタル「普通ピカチュウに雷の石を使うとライチュウになり全体的に種族値が上がる」

ワタル「まあ普通に考えれば強くなる」

ワタル「だが、この石はライチュウに進化することは進化するが普通のライチュウの強さの4分の1ほどになるだろう」

レッド「そんなこと聞いてさせるわけねえだろ」

レッド「フシギバナ、ボールをとりかえすんだ!」

ワタル「もちろんこちらも邪魔なんてさせない」

ワタル「ギャラドス、ブレイブバードだ」

ギャラドス「オラァァァ」

レッド「また使えない技しやがって、ちょっとぐらいまともなの使いやがれ」

345: 2015/04/20(月) 01:02:18.96 ID:Hb3ovUrW0
ワタル「君はそこで見ていたまえ」

ワタル「さあピカチュウ進化だ」

レッド「おいやめろ!」

ワタル「ん?こいつ出てこないぞ」

レッド「無理やり出そうとするな!」

ワタル「まあいい、出さなくてもいい方法をとるか」

ワタル「ギャラドス、もう少し足止めしておけ」

346: 2015/04/20(月) 01:02:48.04 ID:Hb3ovUrW0
レッド「くそっ、どけよ!バカでかいギャラドスだな」

レッド「ピカチュウ…」

ピカッ

ワタル「ふははははは!」

ワタル「レッド君、ボールは返そう」

ワタル「そして見るがいい、変わり果てたピカチュウ、いやライチュウをな」

ナツメ「あなたそんなことして楽しいの?」

ワタル「最高に楽しいね」

ワタル「それよりも早くどうなったか見せてくれよ、君のピカチュウがどんなライチュウになったか非常に興味がある」

347: 2015/04/20(月) 01:04:49.54 ID:Hb3ovUrW0
レッド「……」

レッド「ピカ…ライチュウ…でてきて」

ナツメ「レッド、ここで出したらあいつの言う通りのことやってるのよ」

ナツメ「そんなこと」

レッド「なってしまったことは仕方ないんだし、ピカチュウに何が起きたかを早く確認しとかないと」

ライチュウ「ウガァーー」

ナツメ「これは…」

レッド「ラ…ラ…ライチュウ?」

348: 2015/04/27(月) 00:12:33.33 ID:7i5nmyVx0
レッド「でけえ…」

ナツメ「これ2m…30はあるわね…」

レッド「いやいやいや…こんなのライチュウじゃねえよ」

レッド「だってでかすぎるもん」

ナツメ「じゃあなんなの?」

レッド「……」

レッド「えーと…」

ワタル「スーパーワタルライチュウだ!」

レッド「お前が入ってくんじゃねえよ!あと長いしダセェ」

349: 2015/04/27(月) 00:13:33.92 ID:7i5nmyVx0
レッド「だいたいポケモンの名前に自分の名前入れるってバカかお前は」

ナツメ「そのことはもういいんじゃ…」

レッド「それに五文字軽くオーバーしてるし」

ナツメ「最近は六文字らしいわよ」

レッド「え!?そうなの…」

レッド「それにしてもだ、文字多すぎだろ」

ナツメ「そうだね…」

350: 2015/04/27(月) 00:14:51.86 ID:7i5nmyVx0
ワタル「名前などどうでもいい!!」

レッド「自分でも考えてたくせによ」

ナツメ「名前がどうこうはレッドも悪いわよ」

ワタル「それ以上言うとまた話がそれる」

ワタル「俺が問題にしているのは強さだ」

ワタル「俺の実験は成功したかどうかを確認させてもらう」

351: 2015/04/27(月) 00:16:42.85 ID:7i5nmyVx0
レッド「はぁ!?ふざけんじゃねえよ」

レッド「だいたい何が実験だ!勝手に俺のピカチュウ進化させやがって」

レッド「元に戻せこんにゃろう!」

ワタル「ぎゃーぎゃーさわぐな、起こってしまったことはしかたがない」

レッド「さわぐだろ!」

ワタル「ふぅ…君はまだ子どものようだな…」

レッド「きっちり大人だ」

352: 2015/04/27(月) 00:17:36.45 ID:7i5nmyVx0
ワタル「こうして無駄に話していても時間の無駄だ」

ワタル「俺は無駄なことは嫌いなんだ」

レッド「無駄に無駄って言うんじゃねえよ」

ナツメ「二人とも無駄無駄うるさいわよ」

ワタル「無駄なことは無駄なのだ仕方ない」

ワタル「だから俺は今すぐ君を倒す!いけっギャラドス!」

レッド「だからって…全然わかんねえし、バトルってそれこそ無駄な気が」

ナツメ「それぐらいのことで…」

レッド「それぐらいでもめんどうなものはめんどうだ」

レッド「カットする」

ワタル「!?」

353: 2015/04/27(月) 00:18:12.79 ID:7i5nmyVx0
レッド 手持ち ライチュウ(でかい)

ワタル 手持ち カイリュー(改造) レックウザ(めちゃくちゃな改造)

レッド「なんで俺負けてんだよ!」

ナツメ「あのレックウザ、めちゃくちゃね」

レッド「だからめちゃくちゃな改造ってなってるじゃんか」

レッド「ころころタイプ変えやがって~、まともにダメージ与えられねえ」

ナツメ「ほんとせこい手ばかり使って、まともにできないわけ?」

ワタル「勝てばいいのだよ」

354: 2015/04/27(月) 00:19:41.20 ID:7i5nmyVx0
レッド「なにが勝てばいいだよふざけやがって」

レッド「そんなことで勝手うれしいか~10万ボルト!」

ワタル「地面」

レックウザ「きかん」

レッド「あー!もう!せっかくの不意打ちだったのに」

レッド「その一言でタイプ変えるっておかしいだろ」

ナツメ「レ、レッドならなんとかなるって!」

レッド「ちょっと厳しい…」

355: 2015/04/27(月) 00:21:18.03 ID:7i5nmyVx0
レッド「……」

レッド「そうだ!」

ナツメ「何か思いついたのね」

レッド「俺が直接あいつの口をふさいで殴り倒せばいいんだ」

ナツメ「ポケモン関係なくない!?」

レッド「あいつのルールだと勝てばいいんだ」

ナツメ「でもあのレックウザがいるのにどうやってワタルのとこまで行くの?」

レッド「作戦変更、正々堂々倒す!」

356: 2015/04/27(月) 00:22:20.82 ID:7i5nmyVx0
レッド「とは言ったけど、どうやってあれを倒すか…」

ワタル「レックウザ、地震だ」

レッド「考えてる時間もないな…」

ワタル「無駄に勝とうとしないことだ、時間が長くなるだけだ」

レッド「時間が長くなるのが嫌ならとっととやられやがれ」

ワタル「いや、勝つのは俺だ」

ワタル「これで終わりとする、レックウザ、ライチュウを食ってしまえ」

357: 2015/04/27(月) 00:23:38.96 ID:7i5nmyVx0
ライチュウ「キャー」

レックウザ「ゴクリ」

レッド「!」

ワタル「あのライチュウは実験のためにおいておきたかったが仕方ないか」

ワタル「さてと、これで君の戦える手持ちは0だ」

ワタル「これで俺の勝ちだ、そして君も終わり」

ワタル「少し時間をやろう、俺はナツメなどどうでもいい、逃がすなら今のうちだ」

レッド「……」

レッド「もっとナツメといたかったけど…残念だ…」

ナツメ「レッド何言ってんの、私たちはずっと一緒にいるって約束でしょ」

358: 2015/04/27(月) 00:25:27.93 ID:7i5nmyVx0
レッド「でもこれは…」

ナツメ「私今わかったわ、私が未来予知できなくなったのはきっと私もここまでだからよ」

ナツメ「私あなたと一緒なら生きててもそうでなくてもいい」

レッド「待て待て待て、つまり俺もナツメも…」

レッド「いや、ダメだ!俺がしんでもナツメだけはダメだ」

ナツメ「私はそっちの方が嫌よ」

ナツメ「だって私レッドのこと大好きだから離れたくない」

359: 2015/04/27(月) 00:26:42.37 ID:7i5nmyVx0
ワタル「決まったか?やっぱり君たちは仲がいいな」

ワタル「じゃあお望み通り二人で」

ワタル「レックウザ、破壊光線!」

レックウザ「……」

ワタル「どうした?何をしている」

レックウザ「ぐが…」

バリバリバリー!

レッド「電撃?」

ワタル「バカな、なぜ電気技が…まさか内部の装置が…」

ナツメ「装置…?」

360: 2015/04/27(月) 00:27:29.01 ID:7i5nmyVx0
レックウザ「おぐっ…ごぼっごえぇっ…」

ライチュウ「フッカーツ!」

レッド「ライチュウ!」

レッド「よかったー…うわベトベト…」

レッド「おいワタル!これで」

レックウザ「ぐおわああああああ!」

ドーン! ドーン!

ワタル「よせ!むやみに撃つんじゃない!」

361: 2015/05/04(月) 01:08:50.42 ID:HZMIU3yE0
ドゴーン バコーン

レッド「あぶっ…なんなんだいきなり!?」

ナツメ「さっきワタルが内部の装置がって言ってた、きっとライチュウが中に入ったとき何かあったのよ」

レッド「なんにせよ危険だな、今の暴走したレックウザに近づくのは」

ワタル「ちぃ!一度ボールに戻すしかないか」

ワタル「戻れ…」

レックウザ「ぎゃおおおおおおお!」ドーン

ワタル「ぐぼあっ」

362: 2015/05/04(月) 01:09:41.99 ID:HZMIU3yE0
ワタル「ぐっ…」

ワタル「馬鹿野郎ーーっ!レックウザ誰を撃ってる!?ふざけるなーっ!」

ワタル「俺はお前のマスターだ!撃つのは俺じゃない」

ワタル「わかったらそこにいるそいつらを撃て!」

レックウザ「あ?間違って撃ってたか」

ワタル「そうだ…撃てーーーーーっ!」

レッド「これは…」

ナツメ「うん、こっちにくるわね」

レッド「やばいな」

363: 2015/05/04(月) 01:10:10.60 ID:HZMIU3yE0
レックウザ「破壊光線」

ライチュウ「オラァ!」

バーン

レッド「ライチュウ!まだベトベトだけど…」

レッド「まあいいや、よし!いくぞライチュウ!」

ライチュウ「オウ、レッドノダンナ!」

レッド「性格変わった?」

364: 2015/05/04(月) 01:10:45.43 ID:HZMIU3yE0
レッド「レックウザが反動で動けない今のうちに大ダメージを与えてやる」

レッド「10万ボルトだ!」

ライチュウ「チッチッチ」

レッド「ん?どうした」

ライチュウ「イマノオレノデンゲキハ10マンナンテモンジャネエ」

レッド「……」

レッド「ナツメ、通訳して」

ナツメ「えっと…今のライチュウは10万ボルトどころじゃないってことかな」

ライチュウ「ソウイウコトダ、サスガダゼアネゴ」

365: 2015/05/04(月) 01:11:41.30 ID:HZMIU3yE0
レッド「んー…まあいいや、とにかく電撃!」

ライチュウ「マカセンシャイ」

ライチュウ「2オクボルトヴァーリー」

レックウザ「ぐぎゃあああああ」

ワタル「だにぃ!?」

レッド「おお、ピカピカだ」

ワタル「そ、そんなはずはない…俺のレックウザが負けることなんてありえない…」

366: 2015/05/04(月) 01:12:09.48 ID:HZMIU3yE0
レッド「形勢逆転だな」

ワタル「……」

レッド「ライチュウ、トドメのもう一発だ!」

ワタル「な…なぜだ…俺のレックウザが…」

ワタル「…!」

ワタル「そうだ…」にやっ

ワタル(カイリューで…)

ナツメ「……」

367: 2015/05/04(月) 01:13:20.45 ID:HZMIU3yE0
レッド「いけぇライチュウ!」

ワタル「カイリュー、レッドをつかまえろ!」

ナツメ「やっぱりレッドを直接…」

ナツメ「レッドを守るにはこれしか」ドンッ

レッド「いてっ」

カイリュー「ツカマエタ」がしっ

ワタル「ちっレッドのかわりにナツメが捕まったか、まあいい」

368: 2015/05/04(月) 01:13:52.87 ID:HZMIU3yE0
レッド「うえ~…」ぐったり

ワタル「ふはははは、どうだレッド見ての通り」

レッド「うー…………」

ワタル「ナツメはこちら側にいる、それ以上」

レッド「あ~~~~~~~~…」

ワタル「攻撃するならナツメの命はないぞ」

レッド「しぬ~~~~~~…」

ワタル「話を聞け!」

369: 2015/05/04(月) 01:14:29.95 ID:HZMIU3yE0
ワタル「ライチュウが攻撃しようとした瞬間にカイリューはナツメを巻き込んで大爆発をする」

ワタル「生身の人間がそれを受ければどうなるかぐらいアホのお前でもわかるだろ」

ワタル「何もしなければナツメだけは助けてやろう」

ワタル「わかったか?」

レッド「ナツメどこ~…」

ワタル「ふっ…レックウザ、やれ」

レックウザ「破壊光線用意」

370: 2015/05/04(月) 01:15:02.23 ID:HZMIU3yE0
ライチュウ「フザケンジャネエ」

レッド「ライチュウ…」

ライチュウ「ドウシタ、レッドノダンナ」

レッド「もういいよ…もどってて…」

ライチュウ「ナニイッテンダ!」

レッド「このままじゃお前も巻き込まれちゃうからさ…」

371: 2015/05/04(月) 01:15:38.35 ID:HZMIU3yE0
レッド(あーあ、なんかしょぼいなー…)

レッド(もっとナツメと一緒にいたかったのにこんなことで…)

ナツメ(レッド、レッド…)

レッド(なんかナツメの声が聞こえる…もっと聞いてたいな…)

ナツメ「レッドにはダメか…」

ナツメ「だったらライチュウに…直接攻撃させるしか」

ナツメ「ライチュウが私の言うこと聞いてくれるかどうか…」

ナツメ「でも…うまくいけばレッドは助かる…」

372: 2015/05/04(月) 01:16:27.52 ID:HZMIU3yE0
レックウザ「準備完了」

ワタル「よし…」

ワタル「レッド君、最期に言い残すことは?」

レッド「絶対…ナツメに何もするなよ…」

ワタル「俺は約束はちゃんと守る」

ワタル「……」

ワタル「よし発射だ」

ナツメ(お願い…!ライチュウ、もう一度さっきの技を!)

373: 2015/05/04(月) 01:16:58.83 ID:HZMIU3yE0
レックウザ「破壊…」

ライチュウ「オリャリャリャア!」

ドギャン

レックウザ「ごぎゃあ…」ばたっ

ワタル「!?」

レッド「おい…何やってんだよライチュウ…」

ライチュウ「ダッテアネゴガ」

カイリュー「ア、バクハツノアイズダ」

ドーーーーーーーーン

374: 2015/05/04(月) 01:17:32.93 ID:HZMIU3yE0
ガラガラ…

ライチュウ「プハッ、ケシトブカトオモッタ」

ライチュウ「レッドノダンナ、ドコダ」

ライチュウ「ア、コノアシハ」

ライチュウ「ウンショウンショ」

ライチュウ「オイ、シッカリシロレッドノダンナ」

レッド「……」

ライチュウ「デンキショック」ビリッ

375: 2015/05/04(月) 01:18:01.37 ID:HZMIU3yE0
レッド「ラ…ライチュウ…」

レッド「洞窟が」

レッド「あっ、ナツメは…」ばたっ

レッド「ダメだ…やっぱナツメがいないと力が入んない…」

ライチュウ「オレガサガシテキテヤル」

ライチュウ「……」キョロキョロ

ライチュウ「ミツケタ!」

レッド「い、いたのか…今そっちに…」

376: 2015/05/09(土) 00:36:52.88 ID:667aB1PK0
ガラガラ

レッド「ナツメ、しっかりしろ俺だぞ」

レッド「ちゃんと手足は…あるな」

レッド「ナツ…」ネチョ

レッド「…?」

レッド「血…血が…」

レッド「ここからも…というか全身から」

レッド「え…えーと…その…」

ライチュウ「ビョウインツレテケヨ」

レッド「そう病院だ!」

377: 2015/05/09(土) 00:37:24.69 ID:667aB1PK0
レッド「たしかあなぬけのひもが80個ぐらいあったはず…」

レッド「あった!」

レッド「ライチュウはボールにもどって」

レッド「今すぐナツメを助けないと…」

レッド「……」

レッド「あなぬけのひもってどういう仕組みなんだろうな」

378: 2015/05/09(土) 00:38:04.19 ID:667aB1PK0

リザードン復活、上空(瀕氏でやらせたらかわいそうだろ!)

レッド「リザードン!もっと速く!」

リザードン「マカセロ」

レッド「早くしろ!間に合わなくなっても知らんぞ!」

リザードン「ゼンソクリョクダヨ!」

レッド「見えた!」

レッド「かまわねえ!突っ込め!フレアドライブ!」

379: 2015/05/09(土) 00:39:43.04 ID:667aB1PK0
ガシャーーーン パリーン

レッド「医者ぁぁぁぁぁーーーーーー!」

レッド「緊急ーーーーーーーーーーーーーーーー!」

リザードン「ガオーーーー」

受付「あなたいきなり何を」

レッド「医者ーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

受付「きゃっ、血だらけ…」

レッド「医者ーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

380: 2015/05/09(土) 00:40:48.70 ID:667aB1PK0
受付「至急治療室へ」

レッド「早くしてくれ!ナツメがどんどん冷たくなって…」

レッド「冷たく…」

レッド「…」

レッド「……」

レッド「………」

レッド「…………」

レッド「…………………………………………………」

381: 2015/05/09(土) 00:42:16.00 ID:667aB1PK0
一週間後

看護師「あの人何がしたいのかしら、大切な彼女が亡くなってしまって悲しいのはわかるけど」

看護師「もうずっと部屋にこもりっぱなしでしょ、大丈夫かしら」

看護師「そうね、いくら冷凍カプセルに入れて腐らないようにしたとはいえ…」

看護師「そもそも冷凍カプセルなんてよくあったわね」

看護師「あれでしょドラゴン●ールにでてきた」

看護師「そうそう、1台だけあったのよ」

看護師「それより、ずっと部屋うまってるのよ、早く出て行ってほしいわ」

看護師「あれは当分動きそうにないけどね」

382: 2015/05/09(土) 00:43:51.41 ID:667aB1PK0


プルルルル ガチャ

グリーン「はい、もしもしオーキドですけど」

レッド「グリーンか…?」

グリーン「レッド!お前無事だったのか、まったく連絡もしてこないで、俺の出番増やせ!」

レッド「……」

グリーン「おいどうした?」

レッド「いや…こうして電話でお前のアホ声を聞くのも最後だと思うとな…」

グリーン「はぁ!?何言ってんだ?」

383: 2015/05/09(土) 00:44:39.23 ID:667aB1PK0
グリーン「ったく、なんなんだよ」

レッド「…明日●●病院に来てくれ」

グリーン「なんだよ、入院してたのか?」

レッド「……」

グリーン「おい、聞いてんのか?」

レッド「このことは誰にも言わず、一人で来てくれ…」

グリーン「まさか金がねえのか?チャンピオンのくせにだらしねえな」

レッド「頼んだ…」ガチャ

グリーン「きりやがった…」

384: 2015/05/10(日) 00:56:22.32 ID:7lY5GWWb0
翌日

グリーン「すいませーん、ここにレッドってやつが入院してると思うんですけど」

受付「少々お待ちください」

受付「申し訳ございません、レッドという方はいらっしゃらないようです」

グリーン「ええ!?あいつがここに来いって言ったのになんだよ」

グリーン「ほんとにいないんですか?えっとたぶん赤い帽子と服着てると思うんだけど」

受付「ああ、あの人がレッドさんですか」

グリーン「なんだいるんじゃん」

385: 2015/05/10(日) 00:57:01.08 ID:7lY5GWWb0
グリーン「この部屋か」コンコン

グリーン「おいレッド、俺だ入るぞ」ガチャ

グリーン「てっきりお前が入院したのかと思ったぞ」

レッド「……」

グリーン「?」

グリーン「おい聞いてんのかレッド」

レッド「ああ…グリーンか…」

グリーン「お、お前どうしたんだその顔」

386: 2015/05/10(日) 00:58:01.26 ID:7lY5GWWb0
レッド「よくきてくれたな…」ふらっ

グリーン「大丈夫かよ…あれナツメは?」

レッド「…?なにいってんだ…ここにいるじゃないか…」

グリーン「いや、なんにもないけど」

レッド「?」

グリーン「お前幻覚でも見えてんのか?」

387: 2015/05/10(日) 01:00:43.93 ID:7lY5GWWb0
グリーン(こいつまさか幻覚が見えてるから、こいつには知らされず病院に入れられてるんじゃ…)

グリーン(だからこんなでかい機械?ってかなんだこれ、入ってきたときから思ったけど)

グリーン「何が入ってんだろ」

グリーン「…!?」

グリーン「おいレッド!」

グリーン「ってお前もしっかりしろよ」

レッド「だいじょうぶだ…いきてる…」

388: 2015/05/10(日) 01:04:08.60 ID:7lY5GWWb0
グリーン「なにがあったんだよ、なんでこの中にナツメが入ってんだ」

レッド「……」

グリーン「なんか言えよ」

レッド「きてくれてありがとうな…」

グリーン「はぁ?だから何があったか教えろって言ってんだろ」

レッド「みんなでてきてくれ…」

フシギバナ「ヘノツッパリハイランデスヨ」

リザードン「デキルッテイエヨ」

カメックス「テメエノモノサシデハカルンジャネエヨ」

カビゴン「カクゴハヨロシイデスネ」

ラプラス「オレンジジュースクダサイ」

ライチュウ「メシ」

グリーン「おーい、話聞いてくれー」

389: 2015/05/10(日) 01:07:58.06 ID:7lY5GWWb0
レッド「これ…」

グリーン「なんだよ」

レッド「みぎからフシギバナ、リザードン、カメックス、カビゴン、ラプラス、ライチュウのボールだ…」

グリーン「おまえライチュウなんて…いや、それよりどういうことだよ」

レッド「……」

レッド「こいつらをまかせられるのはおまえしかいないから…」

グリーン「???」

グリーン「なんだ新しく旅にでも出んのか?」

グリーン「というかナツメのこととか早く教えろ」

390: 2015/05/10(日) 01:11:44.67 ID:7lY5GWWb0
レッド「おれのほかのポケモンはオーキドはかせにあずけた…」

レッド「でもこいつらだけはちょくせつおまえにわたしておきたかったから」

グリーン「なに!?なんなの!何で俺の話聞いてくれないの!?」

グリーン「いやがらせなの?それともドッキリか?」

グリーン「その機械からナツメが出てきて超能力で俺を吹っ飛ばすとかじゃねえだろうな」

グリーン「離れても気絶しなくなりましたーってこと知らせたいのか!?」

レッド「フシギバナ…おまえとマサラタウンからたびだったひのことおぼえてるか?」

グリーン「だから話聞けよ‼」

391: 2015/05/13(水) 00:12:04.88 ID:OF0vhhX70
レッド「……」

グリーン「いや、黙んないで答えてくれよ」

レッド「うん…」

グリーン「やっと答えてくれるのか」

レッド「ごめんナツメ、ずっとねかせたままで…」

グリーン「いや答えねえのかよ!ていうかそのナツメ…」

レッド「リザードン、たのむ…」

グリーン「おいどこ行く気だよ」

レッド「だいじょうぶだ、リザードンはおまえのとこにもどってくるようにいっておくから…」

グリーン「そういう問題じゃねえよ…」

392: 2015/05/13(水) 00:12:54.82 ID:OF0vhhX70
グリーン「このナツメどうなってんだよ、ちょっと」

レッド「ナツメにさわるなぁ!」ボコォ

グリーン「ぐえっ」

レッド「あ…ご…ごめん…そんなつもりはなかった…」

グリーン「思わずぐえって言ったけど全然力入ってなかったし問題ねえよ」

レッド「……」

レッド「よかった…」

レッド「……」

レッド「じゃあ…げんきでな…」

グリーン「待て待て全然説明してもらってねえよ」

393: 2015/05/13(水) 00:14:09.92 ID:OF0vhhX70
レッド「……」

グリーン「嫌そうな顔すんな、せっかく呼んだんだからちゃんと説明しろよ」

レッド「ナツメはおれとうみをみるのがすきだったんだ…」

レッド「だから…うみのみえるたかいとこがいいな…」

グリーン「……」

レッド「……」

グリーン「何が!?」

394: 2015/05/13(水) 00:14:47.77 ID:OF0vhhX70
レッド「……」

レッド「じゃあ…がんばれポケモンマスター…」

グリーン「おい待てって!だから何が海の見えるとこなの!?」

レッド「そこなら…ナツメといっしょにしずかにねむれるとおもう…」

グリーン「???」

レッド「……」

レッド「もうじかんがないな…」

グリーン「なんの?」

395: 2015/05/13(水) 00:15:41.70 ID:OF0vhhX70
レッド「……」

レッド「いままでありがとう…みんなによろしくな…」

グリーン「おいまだ全然話がわかんないんだけど!」

レッド「…じゃあさいごに」

グリーン「なんだ?」

レッド「かねのほう…たのんだ…」

グリーン「はぁ!?」

レッド「リザードン…」(2回目)

レッド「じゃあな…」バリーン

グリーン「……」

グリーン「窓弁償しろってか…」

396: 2015/05/13(水) 00:16:38.00 ID:OF0vhhX70
看護師「な、なんですか今の音!」ガチャ

看護師「きゃっ、窓が」

グリーン「あ、いや俺じゃないですよ」

看護師「じゃあ誰がやったんですか」

グリーン「レ、レッド」

看護師「そのレッドさんはどこに行ったんですか」

グリーン「その…外に」

看護師「外?」

グリーン「リザードンでバーンって」

看護師「……」

グリーン「…俺が弁償します」

397: 2015/05/13(水) 00:17:17.83 ID:OF0vhhX70
グリーン(くそ、レッドの野郎今度会ったら3倍の金とってやる)

グリーン「あの、この機械ってなんですか?」

看護師「ああ、冷凍カプセルです」

グリーン「冷凍カプセル!?」

看護師「その…かくかくしかじかで…」

グリーン「……!」

グリーン「ナツメが…!?」

グリーン「じゃああのナツメはぐったりしてるとかじゃなくて」

グリーン「もしかしてレッドの言ってた一緒に眠るって…」

398: 2015/05/13(水) 00:17:50.11 ID:OF0vhhX70
2時間後・カントージムリーダー会議

グリーン「みんないきなり呼び出してすまない」

カスミ「ほんと何なのよ、私たちはあんたと違っていそがしいんだから」

グリーン「すまんすまん、まあそれでも全員集まってくれてありがとう」

タケシ「おいおい、まだナツメが来てないぞ」

グリーン「そのことなんだが…みんな落ち着いて聞いてほしい」

カスミ「なんかあんたがそう言うとムカつく、ポケモンマスターのくせに」

グリーン「なんでだよ!ポケモンマスターのくせにってどういうことだよ!」

タケシ「グリーン落ち着け」

399: 2015/05/19(火) 23:58:29.69 ID:1baP5DLV0
(略)

グリーン「…とういうことだ」

一同「……」

グリーン「まあ…」

エリカ「そんなの私信じられませんわ」

グリーン「いや、気持ちはわかるけど…俺だって信じたくない」

カスミ「い、言っとくけど嘘だったら絶対許さないからね!お腹の中の子が誰の子か言いふらしてやるんだから!」

グリーン「だから嘘じゃな…お腹の子!?」

エリカ「そうですね、私もそうします」

アンズ「あっ私もそれにしていいですか?」

グリーン「おい!」

400: 2015/05/19(火) 23:59:01.57 ID:1baP5DLV0
マチス「エリカさん!それどういうことですカ!」

グリーン「ちょ、ちょっとみんな静かに!特にマチス!」

マチス「いや…一言しか話してなイ…」

グリーン「話がずれてる!それと俺の言ったことは嘘じゃない!」

エリカ「じゃあナツメさんは本当に…」

グリーン「……」

エリカ「そう…ですか…」

401: 2015/05/20(水) 00:00:14.76 ID:fzriOKSX0
グリーン「エリカ…」

エリカ「大丈夫です…私はみなさんよりもナツメさんとのつきあいは長いんですよ」

エリカ「だからこんなとき泣くよりも笑っていた方がナツメさんも喜んでくれるはずです…」

エリカ「それと…」

エリカ「ナツメさんの代わりにレッドさんを私が幸せにしてあげることも望んでるはずです」

グリーン(なんでだぁーーー)

グリーン(こいつどんなビXチだよ!)

グリーン(腹に子どもが…)

グリーン(人としてどうかってレベルじゃねえか)

402: 2015/05/20(水) 00:01:03.64 ID:fzriOKSX0
タケシ「そういやレッドはどうなったんだ」

グリーン「…まあ、これでちゃんと話せるな」

カスミ「なによ、スッといいなさいよ」

マチス「まさカ、レッドも…」

エリカ「……」バキッ

マチス「……」ピクピク

グリーン「……」

エリカ「続きを」

グリーン「はい…」

403: 2015/05/20(水) 00:02:34.13 ID:fzriOKSX0
グリーン「レッドは…精神的にはしんでるが一応生きている」

カスミ「よかった、レッドまでもしんじゃったら…」

グリーン「お前ら…ほんとにナツメのこと悲しんでる?」

エリカ「親友が亡くなったのに悲しくない人はいないでしょう」

グリーン「……」

グリーン「えっと、どこまで言ったか…」

グリーン「ああ、レッドのことだ」

グリーン「あのままレッドをおいてたら、あいつはしぬと思う」

404: 2015/05/20(水) 00:03:41.35 ID:fzriOKSX0
グリーン「言いたいことがあるかもしれないけど、とりあえず聞いてくれ」

グリーン「たぶんレッドは今ならまだ間に合うはず」

グリーン「だからみんなにはレッドをたすけてほしい」

グリーン「たのむ…」

405: 2015/05/20(水) 00:04:20.28 ID:fzriOKSX0
ジョウト地方

レッド「……」

レッド「ありがとうリザードン…」

レッド「元気でな…ちゃんとグリーンの言うこと聞いてみんなと仲良くな」

リザードン「……」コク

レッド「……」ニコ

【ポケモン】ナツメ「レッドと私の話なのにグリーンが主役なの!?」【中編】

引用: ナツメ「レッドと私の話なのにグリーンが主役なの!?」