717: 2015/07/26(日) 00:37:21.66 ID:1vTNkU9n0

【ポケモン】ナツメ「もうすぐレッドが帰ってくる」【前編】
【ポケモン】ナツメ「もうすぐレッドが帰ってくる」【中編】
【ポケモン】ナツメ「もうすぐレッドが帰ってくる」【後編】

【ポケモン】ナツメ「どうしてレッドといると邪魔が入るの?」【前編】
【ポケモン】ナツメ「どうしてレッドといると邪魔が入るの?」【中編】
【ポケモン】ナツメ「どうしてレッドといると邪魔が入るの?」【後編】

【ポケモン】ナツメ「レッドと私の話なのにグリーンが主役なの!?」【前編】
【ポケモン】ナツメ「レッドと私の話なのにグリーンが主役なの!?」【中編】


レッド「もう番号交換して週1で会うだけで十分だ…」

コトネ「ネガティブなこと言ってるわりにはけっこう贅沢なこと言いますね」

ジラーチ「ん…ふわ~、えーが終わった?」

レッド「ああ、起きたか」

レッド「あ、そうだナツメさん、こいつ俺の相棒のジラーチ」

ジラーチ「ナツメ…?」

ジラーチ「あれ!?なんで…えっ、あ、いや…」

レッド「どうした?」

ジラーチ「なんでもないよ」
ポケモン!きみにきめた!

718: 2015/07/26(日) 00:37:56.96 ID:1vTNkU9n0
レッド「ほら、ナツメさんにあいさつしなさい」

ジラーチ「どうもジラーチだ、次レッドに近づいたらころす」

レッド「……」ペシッ

ジラーチ「いたっ」

レッド「お前そんなこと言ったらナツメさんに嫌われちまうだろ」

ジラーチ「いいじゃん別に」

レッド「よかねーよ」

719: 2015/07/26(日) 00:38:57.53 ID:1vTNkU9n0
ジラーチ「ボクはレッドのためを思って言ってるんだよ」

レッド「なに?」

ジラーチ「ああいう女は性格が悪いに決まってるよ」

レッド「そんなわけないだろ」

ジラーチ「じゃあレッドの知らない男といろいろやってんだよ」

レッド「やめろ、そういうこと言うんじゃねえ」

ジラーチ「女が何事もなく成長してると思ってるのか?」

ジラーチ「レッドがいいと思ったら他の男もいいと思ってんだよ」

720: 2015/07/26(日) 00:39:29.07 ID:1vTNkU9n0
レッド「たしかに…」

レッド「でも…万が一」

ジラーチ「あきらめろ!」

ジラーチ「年とったらしわくちゃのババアになるぞ」

レッド「う~ん…」

レッド「あのさ、なんでそんなにナツメさんのこと悪くいうの?」

ジラーチ「ボクの言うことは間違ってないんだよ」

レッド「……」

721: 2015/07/26(日) 00:40:03.46 ID:1vTNkU9n0
ハルカ「レッドさんとあのジラーチ何話てんのかな?」

コトネ「……」

コトネ「前から思ってたけどあのジラーチ怪しい」

ハルカ「あやしいって短冊のところがピンクだから?」

ハルカ「たしかに色違いのジラーチもそんな色じゃないし、でもそれってあやしいじゃなくてめずらしいじゃ」

コトネ「そうじゃなくて」

722: 2015/07/26(日) 00:40:52.81 ID:1vTNkU9n0
二週間後

ユウキ「どうなった?」

ハルカ「どうなったって電話でも言ったけど変化なし」

ユウキ「ほんとに何もなかったのかよ、二週間もあったのに」

ハルカ「悪かったわね」

ハルカ「でももしかしたらだけどうまくいく方法をみつけたかもしれない」

ユウキ「じゃあそれやんなよ」

ハルカ「できたらやってんの」

723: 2015/07/26(日) 00:41:30.83 ID:1vTNkU9n0
ユウキ「ジラーチがねぇ…」

ハルカ「そう、それでレッドさんと離して聞き出そうとしても無理なの」

ハルカ「どっちかが離れるのを阻止するのよ」

ユウキ「……」

ユウキ「たしかあのジラーチってお菓子好きだったな」

ハルカ「うん」

ユウキ「それだ」

724: 2015/07/26(日) 00:42:33.27 ID:1vTNkU9n0
ハルカ「お菓子を餌にしてジラーチと離すわけ?」

ユウキ「ジラーチが間違いなく何か知ってんだろ?じゃあやるしかねえだろ」

ハルカ「うまくいくかな?」

ユウキ「大丈夫、それよりレッドさんってどこにいるの?」

ハルカ「なんか外出るたびにナンパするから部屋に閉じ込めてるんだって」

ユウキ「なにやってんだあの人…」

ハルカ「だからコトネのとこにいるはず」

725: 2015/07/26(日) 00:43:10.92 ID:1vTNkU9n0
ナツメ「今から撮影あるのにどこ行く気?」

ハルカ「ナツメさん、すいませんちょっと私たち出かけるんで」

ナツメ「なによそれ」

ユウキ「ナツメさんなら一人でもできますよ」

ナツメ「なるべく早く戻ってきてよね」

ユウキ「はーい」

ナツメ「撮影が終わるまでに帰ってきてよ!」

ハルカ「はいはい」

726: 2015/07/26(日) 00:44:30.86 ID:1vTNkU9n0
Nの城

コトネ「ここにレッドさんとジラーチ閉じ込めてんだけど気をつけてね」

ユウキ「何が?」

コトネ「ドア開けたらレッドさん逃げようとするから」

コトネ「この前は4人がかりでなんとか道に迷ったレッドさんを取り押さえれたけど何度もうまくいくとは限らないから」

ハルカ「どんだけ自由ないのよ」

コトネ「だってレッドさんフラッと出てって街にナンパしに行っちゃうんだもん」

ユウキ「そんなにナンパ好きなの!?」

コトネ「とにかくレッドさんを余計な女と会うことすら阻止しないと」

コトネ「やるなら徹底的にだ!」

727: 2015/07/26(日) 00:45:10.14 ID:1vTNkU9n0
コトネ「じゃあ開けるから、一瞬で入ってね」

コトネ「すぐ閉じないと逃げ出す可能性あるから」

コトネ「いくよ…」ガチャ

コトネ「入って!」バタンッ

コトネ「とりあえず逃げださなかったようね」

ユウキ「ちょっとこの部屋真っ暗なんだけど」

コトネ「窓から抜け出したこともあったから窓も閉めてるの、普段は電気がついてるはずだけど」

レッド「ぐー…」

コトネ「寝てるみたいね」

728: 2015/07/26(日) 00:46:02.95 ID:1vTNkU9n0
コトネ「レッドさーん」

ハルカ「寝てるんだったら起こさない方がいいんじゃない?」

コトネ「そうね、起きるまで待ってる?」

ユウキ「この真っ暗なところで?」

コトネ「電気つければいいじゃん」

ガチャ バタン カチャッ

ハルカ「え!?」

ユウキ「早く電気つけて」

コトネ「しまった逃げられた…」

729: 2015/07/26(日) 00:46:51.64 ID:1vTNkU9n0
ユウキ「何やってんの早くしないと逃げられちゃうよ」

コトネ「えっと…このドア内側から開かないようになってんの」

コトネ「とりあえず開けてもらうように言ったから」

ユウキ「そんなの待ってたら遅いだろ、ぶち破ればいいじゃんか」

コトネ「イッシュの技術力はすごいのよ」

コトネ「このドア内側からは常に“守る”状態になってんの」

ハルカ「なんでそんな無駄な機能を」

コトネ「無駄じゃない、これぐらいしないと逃げられるからよ」

730: 2015/07/26(日) 00:47:33.63 ID:1vTNkU9n0
ユウキ「でもこれぐらいして逃げられてんじゃん」

コトネ「……」

メイド「お待たせいたしました、今すぐ開けますね」

コトネ「早く早く!」

カチャカチャ…

メイド「あれ?」

カチャカチャ

メイド「おかしいなぁ」

コトネ「どうしました?」

731: 2015/07/26(日) 00:48:39.25 ID:1vTNkU9n0
メイド「その…鍵があわなくなってまして…」

コトネ「ええっ!?」

ユウキ「もしかしてレッドさんの仕業か?」

コトネ「たぶん」

ハルカ「閉じ込めてたのに逆に閉じ込められてるじゃないの」

コトネ「まさかこんなことになるとは思わなくて…」

ユウキ「出れるの?」

コトネ「……」

734: 2015/07/29(水) 20:56:20.59 ID:6X7kVtZO0
レッド「うーん…また迷った、なんだよここ~」

ジラーチ「鍵穴かえてやったんだ、助けもすぐには来ないだろうからゆっくりしても大丈夫だよ」

レッド「いや、ここで油断するのは三流のやることだ」

ジラーチ「こんなのに一流も三流もあんのか?」

レッド「いかに早く脱出するかが一流になれるかどうかだな」

ジラーチ「……」

ジラーチ「じゃあ壁でも壊すか」

レッド「それはさすがに悪いだろ」

735: 2015/07/29(水) 20:56:51.32 ID:6X7kVtZO0
レッド「普通に道聞けばいいだけだな」

レッド「あの、すいません」

メイド「はい、なんでしょう」

レッド「出口ってどこですか?」

メイド「出口ですか、こちらでございます」

レッド「ほらやっぱり普通に教えてくれた」

ジラーチ「そーだね」

736: 2015/07/29(水) 20:57:21.60 ID:6X7kVtZO0
レッド「やったー!これで自由だー!」

ジラーチ「どこか行くのか?」

レッド「じゃあ久しぶりに街に行くか」

レッド「お前にもお菓子たくさん買ってやるぞ」

ジラーチ「わーい」

レッド「……」

レッド「考えたら俺イッシュにいる必要ないよな…」

ジラーチ「急にどうしたんだよ、お菓子は!?」

737: 2015/07/29(水) 20:57:52.95 ID:6X7kVtZO0
レッド「いやお菓子は買ってやるよ」

レッド「でもふと思ったんだよ」

レッド「明日にでもカントーに帰るか」

レッド「今日でイッシュ最後だし楽しむか」

レッド「でてこいカイリュー」

レッド「上から面白そうなところ探そ」

738: 2015/07/29(水) 21:02:28.77 ID:6X7kVtZO0
3時間後

レッド「ここのコーヒーうまいらしいよ、飲む?」

ジラーチ「苦いのはヤダ」

レッド「そうか」

レッド「えーとじゃあ…」

ブースター「オイ」つんつん

レッド「ん?なんだこのブースター」

ブースター「キテキテ」

ジラーチ「こっち来てくれってさ」

739: 2015/07/29(水) 21:02:55.44 ID:6X7kVtZO0
ブースター「コッチコッチ」

レッド「なになに?」

レッド「ひっぱらないでズボン破ける」

ブースター「コレハコンデ」

ジラーチ「これ運べってさ」

レッド「はぁ?なんだよこの大量の荷物」

レッド「というかなんで俺が運ぶんだよ」

ブースター「イイカライイカラ」

ジラーチ「いいからいいから」

レッド「何がいいの?」

740: 2015/07/29(水) 21:03:30.59 ID:6X7kVtZO0
レッド「だいたい道端にこんなたくさん置いて邪魔だなぁ」

ブルー「邪魔だと思うなら早く運んでよ、車あっちにあるから」

レッド「だからなんで俺がっ…なんでお前がいんだよ」

ブルー「そっちこそなんでイッシュにいんの?」

レッド「わかんない…」

ブルー「わかんないって…」

ブルー「まあいいから運んでちょうだい」

レッド「だから…」

741: 2015/07/29(水) 21:04:47.93 ID:6X7kVtZO0
レッド「疲れた…」

ブルー「さすがはレッド、相変わらず力持ちね」

レッド「どんだけ買い物すんだよ、これ多すぎだろ」

ブルー「ちょっとね、がんばってくれたし家来る?」

レッド「もう疲れた」

ブルー「何よお菓子とかぐらい出すわよ」

ジラーチ「お菓子!おいレッド行くぞ」ぐにっ

レッド「いたたたた、ほっぺつねるな!」

742: 2015/07/29(水) 21:05:14.76 ID:6X7kVtZO0
レッド「お前免許なんて持ってたんだな」

ブルー「まーね、今回みたいに荷物運ぶのにも便利だし」

ブルー「ほら私飛行ポケモンいないし」

レッド「お前ほとんどイーブイ系だったよなたしか」

レッド「ちゃんと帰れんの?」

ブルー「ナビがあるから心配ないわよ」

レッド「それにしてもこんな買って何しよってんだ?」

ブルー「明日ねグリーンたちが来るの」

レッド「グリーンが?」

ブルー「そう」

743: 2015/07/29(水) 21:05:42.09 ID:6X7kVtZO0
ガチャ

ブルー「ただいまー」

レッド「けっこう広いな」

レッド「おーブイズそろってる」

レッド「あれっ…」

ブルー「よしよーし、いい子にしてたー?」

レッド「お前それ…」

レッド「子守のバイトでも始めたのか?」

ブルー「私の子よ」

744: 2015/07/29(水) 21:06:10.99 ID:6X7kVtZO0
レッド「おじゃましましたー」

ブルー「出て行くことないでしょ」

レッド「いや…そのなんていうか…」

ブルー「私が家に子ども置いてくるようなひどい親だと思ったから帰るの?

レッド「いやそんなことは…」

レッド「そう思ってんなら家においてくなよ…」

ブルー「まあ、さっきも言ったけど明日はグリーンたちが来るからあんたも泊まっていきなさいよ」

ブルー「どうせホテルとかでしょ、ここなら宿泊代タダよ」

745: 2015/07/29(水) 21:06:39.05 ID:6X7kVtZO0
ブルー「そういやナツメさんどうしたの?」

レッド「ん?」

ジラーチ「あっ!レッド、お腹すいたよ、お菓子お菓子!」

レッド「さっき食べたじゃんか」

ジラーチ「すいた!すいた!お腹すいた!」

レッド「ふぅ…ブルーお菓子ある?」

ブルー「あるよ」

レッド「ごめんね」

746: 2015/07/29(水) 21:07:15.49 ID:6X7kVtZO0
ジラーチ「むしゃむしゃ」

レッド「なんの話してたっけ?」

ブルー「だからナツメさん」

ジラーチ「レッド、これおいしいよ!レッドも食べなよ」

レッド「ちょっわかったから、今話てんの自分で食うか…目にポテチがっ!」

ブルー「レッド聞いてんの?」

レッド「目がっ…目がぁ~!」

747: 2015/07/29(水) 21:07:47.02 ID:6X7kVtZO0
翌日

レッド「うー…おはよっす…」

ブルー「おはようって何時だと思ってんの?」

グリーン「いつまでも子どもか!お前は」

シロナ「そういうところがかわいいわよレッド君」

レッド「……」

レッド「ドアの開け方が悪かったかな…変な空間に飛ばされちまった」バタン

ブルー「ちょっと、なんも間違ってないわよ」

748: 2015/07/29(水) 21:08:13.77 ID:6X7kVtZO0
レッド「なんでグリーンとかがいんだよ」

ブルー「昨日から来るって言ってたじゃんか」

レッド「あーそういや…」

グリーン「なんでいるのかはこっちが聞きたいぐらいだ、まったく連絡もよこさないで」

レッド「…そういやなんか久しぶりだな、最後会ったのいつだ?」

グリーン「さぁ…」

レッド「お前の主役終わったのいつだっけ?」

グリーン「それ関係ねえだろ」

749: 2015/07/29(水) 21:09:12.20 ID:6X7kVtZO0
ちょっとカット

レッド「何人連れてきてんだよ」(何人もいるけどいちいち紹介しない、だから急に出てくるキャラもいる)

レッド「そしてなんで当たり前みたいに赤ちゃんいるの!」

レッド「少子高翌齢化対策ですか!よくがんばりましたねグリーン君!」

レッド「そして同時によくこれだけの人数に手を出しましたね!」

グリーン「いや、落ち着け、だいたいこうなったのもちょっとはお前に責任が」

レッド「黙れ!リア充●●●!」

750: 2015/07/29(水) 21:10:00.35 ID:6X7kVtZO0
エリカ「そうなんですよ、、グリーンさんが無理やり私に」

グリーン「おいちょっと何勝手なこと」

レッド「なにぃ!?見損なったぞグリーン!」

グリーン「待て待て待て」

ブルー「別に何も間違ってないでしょ」

レッド「お前最低なやつだな」

グリーン「間違ってないけど違うの!」

751: 2015/07/29(水) 21:10:29.54 ID:6X7kVtZO0
ブルー「茶番はもういいから、早く確かめて」

グリーン「そうしたいけど、こいつの俺への信頼がかなりなくなってんだけど」

レッド「元々ねーよんなもん」

グリーン「やめろ、めちゃくちゃ傷づくだろ」

レッド「冗談だよ、確かめたいことって何?」

レッド「というか何か知らないけどそれ確かめに来たの?」

グリーン「イッシュに来たのはブルーに会いにだよ」

グリーン「そしたらたまたまお前がいたんだよ」

752: 2015/07/29(水) 21:11:08.36 ID:6X7kVtZO0
グリーン「それじゃあ確認を行いまーす」

レッド「あーい」

グリーン「はいかいいえで答えるように」

グリーン「まず一つ目、彼女はいますか?」

レッド「ケンカうっとんのか」

グリーン「はいかいいえで答えるように!」

レッド「いいえ」

グリーン「…彼女はほしいですか?」

レッド「はい」

753: 2015/07/29(水) 21:11:38.24 ID:6X7kVtZO0
グリーン「結婚はしてますか?」

レッド「いいえ」

グリーン「……」

グリーン「今まで彼女はできたことはありますか?」

レッド「いいえ…」

グリーン「この写真に写ってる家を知っていますか?」(ナツメの家)

レッド「…知ってるような…知らないような」

グリーン「なるほど」

754: 2015/07/29(水) 21:12:05.72 ID:6X7kVtZO0
レッド「なんなんだよこの質問はー!」

レッド「いい加減にしねえと張り倒すぞ!」

グリーン「まあまあ落ち着けってば」

グリーン「俺は本当にお前が間違ってないか確かめてんだ」

レッド「???」

レッド「バカにしてんのか?俺のことなんだから正しいに決まってんだろ」

レッド「なんならジラーチにも聞いてやろうか?」

ブルー「あー待って、そのジラーチは起こさないで」

レッド「なんで?」

755: 2015/07/29(水) 21:12:32.79 ID:6X7kVtZO0
グリーン「たしかにナツメといなかったらしぬとか言ってたやつとは思えないな」

ブルー「それでナツメさんのこと聞こうとしたら必ずあのジラーチが止めに入るの」

グリーン「……」

グリーン「ナツメはどこにいんの?」

ブルー「私が知るわけないでしょ」

グリーン「じゃあエリカは?」

エリカ「では電話かけてみますね」

グリーン「最初からエリカに聞けばよかったな」

756: 2015/07/31(金) 16:24:13.88 ID:qaTKCfrf0
プルルルル

ナツメ「……」

ナツメ「あれ…もうこんな時間?」

ナツメ「結局二人ともかえって来なかったじゃないの!」

ナツメ「あれ、電話か」

ナツメ「もしもしユウキ君?」

エリカ「エリカですけど」

ナツメ「あら、どうしたの?」

757: 2015/07/31(金) 16:24:39.75 ID:qaTKCfrf0
エリカ「今どこにいらっしゃいますか?」

ナツメ「今?ポケウッドだけど」

エリカ「ちょうどよかったイッシュにいらっしゃるんですね」

エリカ「私たちもイッシュにいるので来ていただけますか?」

ナツメ「それ私がもしイッシュにいなかったらどうしてたの」

エリカ「テレポートしてもらおうかと」

ナツメ「私のテレポートはそこまで万能じゃないわよ」

エリカ「ナツメさんのフーディンならなんとかなるでしょ」

ナツメ「そう!私のフーディンがいないの!知らない!?」

758: 2015/07/31(金) 16:25:24.73 ID:qaTKCfrf0
10分後

ナツメ「でね、あの子のボールごとないわけ」

ナツメ「それで」

エリカ「あの…ナツメさん?」

ナツメ「なに?」

エリカ「ちょっと話がそれてると思うんですが」

ナツメ「ん?ああ、そうね、ごめん」

ナツメ「なんだったっけ?」

エリカ「こちらへ来てほしいんです」

759: 2015/07/31(金) 16:26:04.11 ID:qaTKCfrf0
ナツメ「うん、うん、わかった」

エリカ「どれぐらいかかりますか?」

ナツメ「そうね…1時間、あっやっぱ2時間で行くわ」

エリカ「わかりました、ありがとうございます」

ナツメ「うん、なるべく早く行くようにするわね」

エリカ「ではまた後ほど」ガチャ

エリカ「ナツメさん来てくれるんですって」

グリーン「電話長くね?」

760: 2015/07/31(金) 16:26:29.46 ID:qaTKCfrf0
ナツメ「さーてと着替えよっかな」

ナツメ「やっぱり2時間もかからないか」

ナツメ「まあいいや、よしっ準備完了」

ナツメ「エリカたちのとこに行く前に…」

ナツメ「たしかこの辺…いや、ここか」

ナツメ「テレポーーート」

761: 2015/07/31(金) 16:27:14.74 ID:qaTKCfrf0
ハルカ「こんだけ遅いとナツメさんに怒られるわね」

ユウキ「ナツメさん怒ると怖いからね」

コトネ「そんな怖いって言ってるのに怒らすようなことしてんの?」

コトネ「夫婦そろってだらしない」

ハルカ「私たちはまだ結婚もしてないわよ」

コトネ「その前にできちゃったてか、だらしない」

ユウキ「ベ●ータみたいな感じで…はい、俺あがりね」

ナツメ「はい、UNOって言ってなーい!」シュン

ユウキ「うおわっ!」

762: 2015/07/31(金) 16:27:42.95 ID:qaTKCfrf0
ナツメ「私のところに帰ってこないでこーんなとこで遊んでたわけね」

ユウキ「いや…これには深いわけが」

ナツメ「……」

ナツメ「ふーん、何しようとしたかまではわからないけどコトネちゃんに会いにきたら閉じ込められたと」

ユウキ「そ、そうなんですよ」

ナツメ「UNOをやってる理由は?」

ユウキ「じ、時間つぶし…」

ナツメ「……」

763: 2015/07/31(金) 16:28:33.18 ID:qaTKCfrf0
ユウキ「そんなUNOって言わなかったぐらいで怒んなくても…」

ハルカ「たぶんそこじゃないわよ」

コトネ「なんで私まで怒られるんですか」

ナツメ「さて次行くわよ、人待たせるわけにはいかないしね」

ユウキ「行くってどこに?」

コトネ「まずどうやってこの部屋から出るか」

ナツメ「どうやって私が入ってきたと思ってんの?」

コトネ「あっ」

764: 2015/07/31(金) 16:29:22.63 ID:qaTKCfrf0
ナツメ「はい到着」

エリカ「あら早かったですわね」

ユウキ「なんかいっぱいいるけど集会かなんかですか?」

レッド「…!」ピクッ

レッド「……」こそこそ

グリーン「おいどうしたレッド、急にコソコソと」

レッド「ちょっ、名前言うな」

コトネ「あー!レッドさん!こんなところに」

レッド「ははっ…どうも」

765: 2015/07/31(金) 16:29:59.54 ID:qaTKCfrf0
レッド「まあ気が付いたら部屋から出てたっていうか」

レッド「それでジラーチが鍵穴を勝手に変えたのか俺が指示したのか…」

レッド「そこははっきりしないところだな」

コトネ「閉じ込めたという事実には間違いありません」

レッド「そうだね」

コトネ「ということでちょっとジラーチを借ります」

レッド「なんで!?」

766: 2015/07/31(金) 16:30:55.62 ID:qaTKCfrf0
コトネ「ジラーチ借りてきた」

ユウキ「じゃあ早く尋問しよう」

ハルカ「ちゃんと縛っとかないと」

コトネ「ここまでやって起きないとは」

コトネ「ジラーチ起きなさい」ゆさゆさ

ユウキ「起きないね」

ハルカ「普通に考えてこのジラーチの起こし方なんて簡単でしょ」

コトネ「え?」

ハルカ「こーんなとこにお菓子が」

ジラーチ「お菓子!?」

767: 2015/07/31(金) 16:31:31.71 ID:qaTKCfrf0
ジラーチ「あれぇ?なんでボク縛られてんのぉ?」

ハルカ「私たちがお菓子食べるの目の前で見てもらうため」

ジラーチ「ふざけんなクソガキども!ほどけボケェ!」

ハルカ「ダーメ」むしゃむしゃ

ユウキ「そうそう、あーん…いたーっ!」ガブッ

ユウキ「お菓子が消えた!」

ジラーチ「おい、むしゃむしゃ…早く縄ほどけ!」

ユウキ「こいつお菓子を口の中に瞬間移動させやがった…できる!」

ハルカ「それでも手をかむなんてそうとうドジね」

768: 2015/07/31(金) 16:32:10.05 ID:qaTKCfrf0
コトネ「よいしょっと、これだけ用意すれば全部あの小さな口に入れるなんて無理ね」

ジラーチ「だから何する気なんだよ」

コトネ「正直に答えたらここにあるお菓子全部あげるわ」

ジラーチ「ほんと!?ボク正直になるー」

コトネ「レッドさんとナツメさんに何したの」

ジラーチ「な、なんにも」

コトネ「……」じー

ジラーチ「なんだよ」キョロキョロ

コトネ「嘘ね、お菓子半分没収」

ジラーチ「ええーーっ」

769: 2015/07/31(金) 16:32:41.80 ID:qaTKCfrf0
コトネ「もう一度同じ質問、レッドさんとナツメさんに何をしたの?」

ジラーチ「ボ、ボクは何も…」

コトネ「何も?」

ジラーチ「してない…」

コトネ「ふーん」

ジラーチ「……」

コトネ「4分の3没収」

ジラーチ「ちょっと!なんでそんなイジワルするの!」

770: 2015/07/31(金) 16:33:08.94 ID:qaTKCfrf0
コトネ「正直に答えたらちゃんとあげるわよ」

ジラーチ「嘘ついたら減らすなんていってない」

コトネ「今自分でも嘘ついてる言ったよね」

ジラーチ「言ってない」

コトネ「嘘ついてんのはわかってんのよ!早く何したか言いなさいよ!」ぐにー

ジラーチ「い、いやだ!絶対言わない」

コトネ「レッドさんに頼んで3年ぐらいお菓子抜きにしてもらおうかしら?」

ジラーチ「それは困る」

771: 2015/07/31(金) 16:33:55.35 ID:qaTKCfrf0
コトネ「あーあ、嘘ばっかつくからこれ一個になっちゃったわね」

コトネ「これ逃すの3年は食べられないわよ」

ジラーチ「……」

コトネ「どうなの」

ジラーチ「わかった、ボクがやったよ」

コトネ「やっぱり」

ジラーチ「言ったぞ!これほどけ!お菓子よこせ!」

コトネ「レッドさんとナツメさんを元に戻したらね」

772: 2015/07/31(金) 16:34:26.64 ID:qaTKCfrf0
ジラーチ「約束が違うぞ!」

コトネ「今は私がルール、約束とか関係ない」

ユウキ「ひでえな」

コトネ「こいつが二人にしたことよりはマシよ」

ジラーチ「ボクそんなひどいことしてないよ!お互いの記憶を消しただけだよ」

コトネ「……」

コトネ「互いの記憶を消したぁ!?」

ジラーチ「うん」

773: 2015/07/31(金) 16:34:55.16 ID:qaTKCfrf0
ユウキ「なるほどそれで二人とも初対面みたいになってたのか」

ハルカ「これで謎がとけたわね」

コトネ「二人とも関心してる場合か!」

ジラーチ「さっきからでかい声ばかり出して」

コトネ「あんたは早く二人の記憶を戻しなさい!」

ジラーチ「やだ」

コトネ「やだじゃないの!」ぎにー

ジラーチ「いひゃい」

774: 2015/07/31(金) 16:35:22.65 ID:qaTKCfrf0
レッド「おーい」

レッド「そろそろジラーチ返してくんない?」

コトネ「あっレッドさんちょうどいいとこに」

レッド「って何やってんだ!ジラーチが可哀想だろ」

ジラーチ「レッド助けて!クソガキどもが」

コトネ「レッドさんさわっちゃダメです!」

レッド「なんで?」

コトネ「いいから!」

775: 2015/07/31(金) 16:35:51.74 ID:qaTKCfrf0
レッド「なー、はやくほどいてやりなよ」

コトネ「いいですかレッドさん、このジラーチはレッドさんとナツメさんから記憶消したんですよ」

レッド「記憶?なんの?」

コトネ「レッドさんからすればナツメさんの記憶全部です」

レッド「んあ?ナツメさん?」

ジラーチ「ボクのすごいところは定期的に記憶を消してるとこ」

ユウキ「よけいなことすんじゃねえよ」ゴツンッ

ジラーチ「いたーい」

776: 2015/08/01(土) 22:28:44.14 ID:TS7K+O5e0
コトネ「はやく戻せーー」ぐるぐる

ジラーチ「きゃーっ目がまわるーー」

コトネ「ほらほら!はやくしないともっとはやくなるよ!」

ジラーチ「やめっ…おえええぇ」

コトネ「ぎゃー!服にかかったー!」

レッド「君たち何やってんの」

ジラーチ「気持ち悪い…」

コトネ「人の服にかけといて何言ってんだこのやろう」

ジラーチ「似合ってるよ」

コトネ「……」べしっ

777: 2015/08/01(土) 22:29:25.04 ID:TS7K+O5e0
レッド「もうジラーチがかわいそうだよ」

コトネ「まかせてください、レッドさんすぐに戻してみせますから」

レッド「何も任せてないんだけど」

コトネ「レッドさん!」

レッド「何?」

コトネ「ジラーチに今後一切お菓子をあげないでください」

ジラーチ「だめーーー!」

778: 2015/08/01(土) 22:29:53.97 ID:TS7K+O5e0
コトネ「だいたいなんで二人の記憶を消したのよ」

ジラーチ「ぷーん」

コトネ「このぉー!」

ジラーチ「うにゃー」

コトネ「だったら顔を雑巾替わりしてやる、ゲロふけー!」

ジラーチ「汚ねえだろやめろ!」

コトネ「お前がかけたんだろ!」

レッド「お前らバカじゃねえの?」

779: 2015/08/01(土) 22:30:27.67 ID:TS7K+O5e0
レッド「あーもう、ジラーチがかわいそうだ」

レッド「なんかよく知らないけど、なんで記憶消したりしたんだ?」

ジラーチ「それはレッドにも言えなーい」

レッド「教えてくれ」

ジラーチ「……」

ジラーチ「耳かして…」

ジラーチ「……」ぼそぼそ

レッド「ぷぷっ…なんだそんなことか」

ジラーチ「そんなことって」

780: 2015/08/01(土) 22:30:57.41 ID:TS7K+O5e0
レッド「なあ、約束しただろ俺は」

ジラーチ「……」

レッド「俺は守れない約束はしない、絶対に守る」

ジラーチ「ほんと…?」

レッド「ちょっとしつこいぞ、守るったら守る」

ジラーチ「わかった…」

レッド「そんじゃ、まあコトネちゃんたちもそうしたいみたいだし、記憶戻してくれる?」

ジラーチ「うん」

781: 2015/08/01(土) 22:31:26.96 ID:TS7K+O5e0
ジラーチ「縄ほどいて」

レッド「ほい」

ジラーチ「頭に乗せて」

レッド「ほい」

ジラーチ「じゃあ戻すよ」

レッド「ほらね、あんな無理やりな方法じゃなくてもちゃんと言うこと聞いてくれるだろ」

ジラーチ「えいっ」ドーン

レッド「うぎゃっ」ばたっ

782: 2015/08/01(土) 22:32:01.69 ID:TS7K+O5e0
ジラーチ「戻したよ」

コトネ「いや、倒れたんだけど」

ジラーチ「一気に頭の中に記憶を入れたからね、倒れたってしかたないよ」

ジラーチ「しばらくすれば起きるよ」

ユウキ「なんか俺たちでがんばったのにあっさりと戻ったな」

ハルカ「がんばってたのコトネだけだと思うけど」

コトネ「戻ったってんならそんなこといいわよ」

783: 2015/08/01(土) 22:32:38.95 ID:TS7K+O5e0
ちょっと前

ナツメ「うーん、この子はグリーンに似てあまりいい性格になりそうにないわね」

カスミ「グリーンに似たらでしょ、この子はきっと私みたいに性格も容姿も完璧よ」

ナツメ「そうね突然変異ってこともありえるかもしんないし」

カスミ「どういう意味よ!」

ナツメ「そのまま」

ナツメ「こっちは三つ子ね」

ナツメ「シロナか…」

ナツメ「アウト」

シロナ「何が!?」

784: 2015/08/01(土) 22:33:08.21 ID:TS7K+O5e0
ナツメ「で、なんで私呼んだの?」

ナツメ「子どもが産まれましたって報告?」

ナツメ「なんか腹立ってきた、この家爆破するわよ」

ブルー「あの、ここ私の家なんですけど」

ナツメ「じゃあグリーンの家爆破で」

ブルー「それなら」

グリーン「よくねえよ!」

785: 2015/08/01(土) 22:33:56.23 ID:TS7K+O5e0
ナツメ「じゃあどこ爆破していいわけ?」

グリーン「どこもいいわけないだろ」

エリカ「ナツメさん、そもそも爆破とかそういうキャラじゃないでしょ」

ナツメ「いいえ、あなたたちは爆発するべきなのよ」

エリカ「ナツメさん!?」

ナツメ「どうせ私のこと彼氏も結婚もできない独り身女ってバカにしてんでしょ!」

エリカ「誰もそんなこと思ってないですよ」

ナツメ「あぁん?私が心読めるの忘れてんじゃねえのか?」

エリカ「ナツメさん、口調変わってますよ、酒くさっ」

786: 2015/08/01(土) 22:34:42.53 ID:TS7K+O5e0
ナツメ「うるせえ!置いてあったから飲んだだけだ!悪いか!」

グリーン「ナツメってこんな酒弱かったか?」

ブルー「そもそもなんでこんなとこにお酒が」

シロナ「あ、ごめん私が置いた」

シロナ「ナツメがこんな酒に弱いと思わなくて」

グリーン「お前と一緒にすんな大酒飲みが」

シロナ「何か文句がおありで?」ガシッ

グリーン「いえ、ございません」

787: 2015/08/01(土) 22:35:13.58 ID:TS7K+O5e0
ナツメ「じゃーばくはじゃなくてーめちゃくちゃでー」(超能力発動)

グリーン「おいおい!やめろナツメ!」

ブルー「私の家がめちゃめちゃに」

ナツメ「にゃはははは」

シロナ「うーん、ここまでとは」

グリーン「何関心してんだよ!お前の責任だろ」

シロナ「私のせいにする気!?」

シロナ「私にあんなの止めるなんて無理よ」

グリーン「じゃあせめて飲むのやめろ」

788: 2015/08/01(土) 22:36:01.28 ID:TS7K+O5e0
ドーン ガシャーン

ブルー「あーあ、私の家がめちゃくちゃ…」

シロナ「こりゃダメだね」

グリーン「どうしたらいいんだ?」

レッド「フーディンかなしばり、ナツメを止めろ!」

フーディン「マカセンシャイ」

ナツメ「あ、あれ?」ピタッ

レッド「おいおい誰だ?ナツメに酒のませたやつ」

レッド「ナツメはあんま酒強くないうえに飲むと暴れるんだ、それもかわいいんだけど」

789: 2015/08/01(土) 22:36:49.24 ID:TS7K+O5e0
グリーン「止まった…」

レッド「ナツメの超能力を止めたからな」

レッド「フーディン、ついでに家も元に戻しといてくれ」

グリーン「お前ナツメのこと」

レッド「まあね、頭クラクラするけど」

ジラーチ「かなりの記憶を一気にいれたから3日はクラクラすんぞ」

レッド「そりゃ疲れるな」

レッド「それにしても隣にナツメがいないのはつらいな」

レッド「記憶がなかった時よりはるかにつらい」

790: 2015/08/01(土) 22:37:19.16 ID:TS7K+O5e0
ナツメ「あー!私のフーディン!そんなとこで何やってんのよ」

ナツメ「ほーら私のとこに戻って…ぐー」

レッド「寝ちゃった、かーわいいー」

ジラーチ「やっぱりボクなんかよりナツメの方がいいんだろ!」

レッド「あーいやいや、どちらも大事だよ」

レッド「ところでさ、ナツメの記憶はまさかと思うけど戻ってないの?」

ジラーチ「うん」

レッド「なんでだー!」

791: 2015/08/01(土) 22:38:07.78 ID:TS7K+O5e0
ジラーチ「ボクが戻すのはレッドだけ」

ジラーチ「ナツメはボクは戻さないよ」

レッド「なんでだよ、ナツメも戻せよ」

ジラーチ「やだ」

レッド「なんでだよ」

ジラーチ「それぐらい自力で戻してみろ、できなかったらまたレッドの記憶なくすからな」

レッド「どうやって戻すんだ?」

ジラーチ「知ーらない」

792: 2015/08/01(土) 22:38:49.23 ID:TS7K+O5e0


レッド「ということでー、俺も今日からお前たちと一緒にいることにしたから」

ユウキ「まあ、それはいいですけど」

レッド「ところでナツメはどこ?」

ハルカ「ナツメさんならお風呂に」

レッド「風呂か」にやっ

レッド「ジラーチちょっと置いてくね、寝てるからそっとしておいてあげてね」

ユウキ「のぞきか…」

ハルカ「別にいいんじゃない、元々一緒に入るような関係なんだしのぞきぐらい」

ハルカ「それよりレッドさんだけでも記憶が戻ってよかったじゃない」

793: 2015/08/01(土) 22:39:39.67 ID:TS7K+O5e0
ドゴーン ゴロゴロ ガシャーン

ユウキ「ずいぶんとハデなのぞきだな」

ハルカ「久しぶりだからね」

ユウキ「そんなでかい音しないだろのぞきって」

レッド「いてて…」

ユウキ「かなりがんばったんですね」

レッド「まあな」

レッド「それにしてもさすがナツメだ、やっぱいいな」

794: 2015/08/01(土) 22:40:48.92 ID:TS7K+O5e0
レッド「こう、きれいな胸にもっこりおしりちゃん」

レッド「いいよな~」

ナツメ「それはありがとう」

レッド「うえっナ、ナツメさん」

ナツメ「もう一回くらっとく?」

レッド「い、いえ結構です」

レッド(胸の谷間がいいな…もうちょっとバスタオルずらせば…)

ナツメ「この手は?」

レッド「えっあ、えっと…」

レッド(しまった~無意識に手が…)

795: 2015/08/01(土) 22:41:25.92 ID:TS7K+O5e0
レッド「●△■?%$◇▼!!」

ハルカ「何か言ってるけど、助けてあげたら?」

ユウキ「なんか久しぶりに100tハンマーなんて見たな」

ユウキ「よいしょっと、大丈夫ですかレッドさん?」

レッド「ぷはっ…はぁはぁ…」

レッド「お前壁にめり込むほどの一撃くらって無事だと思ってんのか?」

ユウキ「レッドさんなら大丈夫だと思ったんで」

796: 2015/08/01(土) 22:42:41.28 ID:TS7K+O5e0
ユウキ「それにしてもレッドさん何考えてんですか?」

レッド「何ってナツメの記憶を戻すに決まってんだろ」

レッド「ジラーチのやつナツメの方は自分で戻してみろって」

レッド「できなかったらまたやり直しになっちゃうんだよ」

ユウキ「じゃあなんで覗きなんてやってんですか」

レッド「えーっと…準備運動かな」

ユウキ「のぞくことが準備運動ですか…」

ユウキ「先が思いやられる」

797: 2015/08/04(火) 02:09:51.11 ID:P8ffQn3n0
ハルカ「そんなことせずに『ナツメ好きだー』とか言っちゃえばいいじゃないですか」

レッド「だーめ」

レッド「あれはナツメだけど俺の知ってるナツメじゃない!」

ユウキ「どういうことですか?」

レッド「ナツメは俺だけのものなの」

レッド「なのになーんで女優なんかやってるんだ!」

レッド「おい!なんでなんだ!」

ユウキ「べ、別に女優やってても」

レッド「よくない!」

798: 2015/08/04(火) 02:10:21.73 ID:P8ffQn3n0
レッド「許せんぞ!とりあえずスカウトしたってやつを消す」

ユウキ「消すっていったい」

レッド「まっさ」

ユウキ「ダメでしょ」

レッド「なんで」

ユウキ「ナツメさんの記憶に関係ないでしょ」

レッド「だからなんだ!」

レッド「今からポケウッドにのりこむぞ!」

ユウキ「なんでそうなるんですか」

レッド「うるせえ!」

ナツメ「うるさーい!」

レッド「ごめんなさい」

799: 2015/08/04(火) 02:11:02.67 ID:P8ffQn3n0
翌日

ハルカ「あ、おはようございます、朝食できてますよ」

ナツメ「おはよ」

ユウキ「あれ?レッドさんは?」

ナツメ「さあね」

ユウキ「?」

ハルカ「はやくこないとせっかく作ったのに冷めちゃうのに」

ユウキ「俺探してくるわ」

800: 2015/08/04(火) 02:11:32.92 ID:P8ffQn3n0
レッド「…か~」

ユウキ「レッドさんの声だ、一体どこから」

レッド「おーい、誰か~」

ユウキ「押入れの中から聞こえる」

ユウキ「レッドさーん」

レッド「あっその声はユウキか?ちょっと助けて」

ユウキ「よいしょっと、押入れの中で何やってんですか?」

レッド「何って見てわかんないのか、縛られてんだ」

801: 2015/08/04(火) 02:12:02.00 ID:P8ffQn3n0
ユウキ「じゃあ何してこうなったんですか?」

レッド「俺は別に変なことはしてない、ごく普通のことをしただけだ」

ユウキ「じゃあそのごく普通のことって何ですか?」

レッド「質問の多いやつだな」

ユウキ「そんな状態みて質問しないやついないでしょ」

レッド「まあお前の言うこともわからんでもない」

レッド「とりあえず縄をほどいてくれ」

ユウキ「くっ…かたっ全然ほどけない」

レッド「ナツメの念力でやられたからな」

802: 2015/08/04(火) 02:12:28.69 ID:P8ffQn3n0
ユウキ「よし、ほどけた」

レッド「ナツメもここまですることはないよな」

ユウキ「ここまでされるようなことしたからでしょ」

レッド「俺はナツメの寝ているところにちょっと飛び込んだだけで」

ユウキ「それだ」

レッド「なんで」

ユウキ「いやそりゃね、レッドさんがパンツ一丁で飛び込んで来たら…」

ユウキ「エリカさんは喜ぶかもしんないけど、そのほかの女性は確実に怒りますよ」

レッド「そんなもんかなぁ?」

803: 2015/08/04(火) 02:12:57.78 ID:P8ffQn3n0
レッド「だいたいねパンツ姿で縛られてたからってそのまま行ったとは限らないだろ」

ユウキ「じゃあナツメさんが脱がしたっていうんですか?」

レッド「自分で脱いだに決まってんだろ」

ユウキ「俺なんか殴りたくなってきました」

レッド「いいかユウキ、俺が考えもなしにこんなことしたと思ってんのか?」

ユウキ「違うんですか?」

レッド「違うよ」

804: 2015/08/04(火) 02:13:43.43 ID:P8ffQn3n0
レッド「記憶喪失ってのはどうやって治す?」

ユウキ「知りません」

レッド「……」

レッド「よく漫画とかである手だ」

ジラーチ「ボクがやったのは記憶喪失とかじゃなくて記憶を丸々抜き取ったみたいな感じだよ」

ジラーチ「あんまり遅いから来ちゃったぞ、ほい服」

レッド「おおサンキュ」

805: 2015/08/04(火) 02:14:17.16 ID:P8ffQn3n0
ジラーチ「だから今のレッドの考えてるようなやり方じゃ無理があるね」

ジラーチ「だって戻す記憶がナツメの中にはないんだからね」

レッド「またわけのわからんことを」

レッド「ちゃんと教えろ、どうすればいいんだ」

ジラーチ「やーだよ」

レッド「お菓子あげないぞ」

ジラーチ「じゃあこうしよう、ナツメの記憶はボクが持ってる」

ジラーチ「レッドはボクからそれを奪ってナツメに渡す、それだけ」

レッド「それそうやってやんの?」

ジラーチ「それは自分で考えなさい!」

806: 2015/08/04(火) 02:14:49.57 ID:P8ffQn3n0
レッド「なんかいい手ない?」

ユウキ「そんなパッと浮かぶもんでもないでしょ」

レッド「そもそも記憶抜き取ってそれを人に移すなんてできるの?」

ユウキ「少なくともジラーチはできたんでしょ」

レッド「ジラーチができるからと言って俺ができるとは限らない」

ジラーチ「そうそう」

ユウキ「……」

ユウキ「この場になんでジラーチおいとくんですか」

807: 2015/08/04(火) 02:15:36.89 ID:P8ffQn3n0
レッド「記憶…記憶…」

レッド「ここの図書館もダメか」

ジラーチ「あんなことできるやつそうそういるもんじゃないんだし方法なんて書いてある本なんてあるわけないだろ」

レッド「こんだけ調べてもダメか」

ジラーチ「逆にちょっと調べただけでわかったらボクが困る」

レッド「なー、もっとヒントくれよ」

ジラーチ「やだ、もともとボクはナツメの記憶なんか返したくないんだ」

レッド「このやろう」

808: 2015/08/04(火) 02:16:18.66 ID:P8ffQn3n0
一週間後

ハルカ「最近レッドさん、ずっと考え事してるみたい」

ユウキ「それきっとナツメさんのことだよ」

ハルカ「ナツメさんとも全然話てないみたいだし」

ユウキ「毎日のようにベッドに忍び込もうとはしてるけどね」

ハルカ「レッドさん大変だね」

ユウキ「ナツメさんも大変だよ」

ユウキ「怒ったりにやけたりの繰り返し」

809: 2015/08/04(火) 02:16:52.86 ID:P8ffQn3n0
レッド「そうだ」

ユウキ「なんか思いつきましたか?」

レッド「なあ次ナツメがジムに帰るのいつだっけ」

ユウキ「えーと、明後日ですね」

レッド「よし、十分時間はあるな」

レッド「じゃあ俺出かけるから」

レッド「あ、ジラーチはお留守番ね、ちゃんとお菓子あげてね」

ジラーチ「なに!?」

レッド「いってきまーす」

810: 2015/08/04(火) 02:17:22.92 ID:P8ffQn3n0
イッシュリーグ

レッド「ジムバッジないのに入れるってどういう警備してんだ」

レッド「今度グリーンにチクってやろ」

レッド「あっと、ここコトネちゃんとこに近いんだった」

レッド「あんま目立つことしちゃダメだな」

レッド「パッとやってサッと帰るか」

レッド「あれ、目的の四天王って何番目だっけ」

レッド「まあいいや、何番目でも倒せばいいだけだし」

レッド「ん?ここってどの四天王からか選べるのか」

811: 2015/08/04(火) 02:18:00.65 ID:P8ffQn3n0
レッド「どれだ…どの道が正しいんだ」

レッド「……」

レッド「ど・れ・に・し・よ・う・か・な……」

レッド「そこだ!」

レッド「ここに違いない!カ~トレ~アちゃ~ん!」

レンブ「来たか…挑戦者よ、私の名前はレンブ」

レッド「違う!ここじゃない!さよなら」

レンブ「待てい!」

812: 2015/08/04(火) 02:18:36.46 ID:P8ffQn3n0
レッド「何?」

レンブ「何って…私に挑戦しに来たのであろう!」

レッド「違う」

レンブ「……」

レンブ「と、とにかくだ!私と戦わずしてここから出られると思っているのか」

レッド「えっ無理なの!?」

レンブ「無理に決まってるだろう!」

813: 2015/08/04(火) 02:19:18.52 ID:P8ffQn3n0
レンブ「いくぞっ!ゆけっナゲキ!」

レッド「ん~間違えたら倒せばいいと思ったけど、考えたら時間の無駄だな」

レンブ「何をしている挑戦者、はやくお前のポケモンを出せ!」

レッド「はぁ~しかたない」

レッド「久しぶりの俺の最強チームでいくか」

レッド「いけリザードン!」

814: 2015/08/04(火) 02:19:52.58 ID:P8ffQn3n0
レンブ「バカな、私がここまで簡単に…」

レッド「同じ格闘使いならシバの方がまだ強いな」

レンブ「さすがだな!他の四天王とも戦いさらなる高みをめざせ…!」

レッド「いや、俺間違えてここ来ただけで用があるの一人だけだから」

レンブ「ん、イッシュリーグへの挑戦じゃないのか!?」

レッド「そんなのいつでも制覇できるよ」

レッド「それよりカトレアちゃんって子の部屋どこ?」

815: 2015/08/04(火) 02:20:33.55 ID:P8ffQn3n0
レッド「さっきの格闘野郎の言ってたとおり像に書いてある」

レッド「ふふ、余計な時間をとってしまったが…」

レッド「カトレアちゃ~ん」

カトレア「すやすや…」

レッド「ごくり…」

レッド「……」キョロキョロ

レッド「誰もいないな、今の状態のナツメならきっと何かあっても」

コクラン「どうかいたしましたか」

816: 2015/08/04(火) 02:21:07.20 ID:P8ffQn3n0
レッド「うわわわわっ」

コクラン「おや、あなたはたしかレッド様」

レッド「あ、あんた誰!?」

コクラン「申し遅れました、私お嬢様にお仕えするコクランといいます」

レッド「どうもレッドです」

コクラン「存じ上げております」

コクラン「それよりレッド様、お嬢様に何をされようとしたのでしょうか」

レッド「べ、別に何も…」

817: 2015/08/04(火) 02:22:04.91 ID:P8ffQn3n0
カトレア「ふあぁ…コクラン静かになさい」

カトレア「あら、挑戦者の方?」

レッド「いや、俺は」

カトレア「あなたはレッドさん、お久しぶりですね」

カトレア「イッシュでもチャンピオンになりにいらっしゃったのですか?」

レッド「だから挑戦者としてきたんじゃないってば」

カトレア「では何をしに?」

レッド「ちょっと聞きたいことがあって」

818: 2015/08/04(火) 02:22:35.97 ID:P8ffQn3n0
カトレア「なるほど事情はわかりました」

レッド「どうにかする方法知ってる?」

カトレア「確実とは言いませんが」

レッド「可能性があるならそれでいい」

レッド「じゃあ教えてー」

カトレア「……」

カトレア「一つ私からお願いがあります」

レッド「なにかな?」

カトレア「私の知っている限りで最強のトレーナーレッドさん、お手合わせお願いします」

819: 2015/08/04(火) 02:23:12.90 ID:P8ffQn3n0
カトレア「……」ずーん

レッド「ちょっとやりすぎちゃったかな…」

ミュウツー「小娘相手に俺を出すとはアホかお前は」

レッド「だってさっきの格闘野郎に有利な相性を出すとあっさり終わっちまったから」

ミュウツー「だからってな俺出したらもっとあっさりだっただろ」

レッド「お前やっぱ強かったんだな」

ミュウツー「アホか」

レッド「アホアホって久しぶりに出してやったらこれだよ、ひでぇやつだな」

821: 2015/08/05(水) 01:02:52.10 ID:1PLkyzyE0
カトレア「ミュウツー…ちょうどよかったですわ」

レッド「何が?」

カトレア「あなたの言ったとおりそのジラーチから記憶をぬきとってナツメさんに移すことです」

レッド「お前そんなことできたの!?」

ミュウツー「やったことないからわかんねえ」

レッド「できるってわかってんならこんな手間かける必要なかったのに」

ミュウツー「だからそんなのわかんねえってば」

レッド「なんとなくでわかれよ」

ミュウツー「わからんわ!」

822: 2015/08/05(水) 01:03:24.01 ID:1PLkyzyE0
レッド「とにかくそれどうやんの?」

カトレア「簡単ですよ、夢喰いの要領でやればね」

レッド「お前夢喰いできる?」

ミュウツー「俺にできない技はない」

レッド「じゃあ、そうだな…ジオコントロールやって」

ミュウツー「今日は調子が悪い」

レッド「できない技がないなんて嘘つくんじゃねえよ」

ミュウツー「夢喰いぐらいなら簡単だ」

レッド「そう答えろよ」

823: 2015/08/05(水) 01:04:05.87 ID:1PLkyzyE0
レッド「夢喰いでどうすんの?」

カトレア「正確には夢喰いじゃないですけど夢喰いができれば簡単ですので」

カトレア「言うなれば記憶喰いですね」

レッド「記憶喰い!?」

ミュウツー「そんなの聞いたこともない」

カトレア「実際に見ていただいた方がいいですね」

レッド「そうしてくれると助かる」

824: 2015/08/05(水) 01:04:42.40 ID:1PLkyzyE0
カトレア「コクラン、こちらへ」

コクラン「はっ、なんでございましょう」

カトレア「ほいっ」

コクラン「ほにゃ…」バタンッ

レッド「おい何したんだ」

カトレア「催眠術で眠らせただけです」

カトレア「そして記憶喰い」スゥ

ミュウツー「今の夢喰いと何が違うんだ?」

レッド「俺に聞くな」

825: 2015/08/05(水) 01:05:39.31 ID:1PLkyzyE0
カトレア「起きなさいコクラン」パチン

コクラン「はっ…ここは一体…あ、あなた方は誰ですか」

カトレア「コクランのほとんどの記憶をとりました」

レッド「ほとんどってとりすぎじゃないか?」

カトレア「すぐ戻すので問題ないでしょう」

カトレア「それっ」

コクラン「ふにゃっ」バタンッ

カトレア「記憶をとって戻すだけなら簡単です」

826: 2015/08/05(水) 01:06:10.78 ID:1PLkyzyE0
コクラン「あれ…お嬢様、私は何を」

カトレア「いいえ何も、下がってなさいコクラン」

コクラン「はっ…」

カトレア「どうですか?」

レッド「どう?」

ミュウツー「うん…まあどういうことかはわかった」

カトレア「ただ今回はジラーチからナツメさんに記憶を移すのでさっきとはちょっと違います」

レッド「どう違うの?」

カトレア「記憶吐きです」

827: 2015/08/05(水) 01:06:45.21 ID:1PLkyzyE0
レッド「記憶吐き?」

ミュウツー「俺吐き出すは使えんぞ」

カトレア「吐き出すは使えなくても大丈夫です」

レッド「その記憶吐きってのは見せてくれないの?」

カトレア「そ、それは…ほほっ」

レッド「それじゃあわかんないじゃないか」

カトレア「やろうと思えばできますから」

レッド「んな無責任な」

828: 2015/08/05(水) 01:07:17.04 ID:1PLkyzyE0
レッド「まあだいたいわかった…よな?」

ミュウツー「ああ、あの程度のことなら簡単や」

カトレア「それはよかったです」

レッド「でもその記憶吐きってのがどんなのか気になるな」

レッド「それはどうしても見せてくれないの?」

カトレア「そ、それだけは許してください!」

レッド「そんなひどいものなの?」

カトレア「あっ…ちょっと人に見せるのは恥ずかしいかなーって」

829: 2015/08/05(水) 01:08:38.00 ID:1PLkyzyE0
レッド「ただいまんむー」

ジラーチ「おかえりんぐまのきん●まんむー」

レッド「別にまんむーで返す必要ないんだぞ」

ジラーチ「こんな時間までどこ行ってたんだよ」

レッド「ちょっとね」

レッド「それよりナツメの記憶は返してもらうぜ」

ジラーチ「えっ…ははっ無理だよ~」

レッド「その方法を知りに出かけてたんだからな」

830: 2015/08/05(水) 01:09:05.05 ID:1PLkyzyE0
ユウキ「ほんとに大丈夫なんですか?」

レッド「だいじょーぶ、ナツメの戻し方は99%わかった」

ユウキ「残り1%は?」

レッド「最後がどんなのか詳しくわからなかった」

ユウキ「?」

レッド「なんにせよ明日には俺の知ってるいつも通りのナツメになってるよ」

ユウキ「そりゃよかったですね」

831: 2015/08/05(水) 01:09:35.75 ID:1PLkyzyE0


レッド「……」むくっ

レッド「よし、この時間ならナツメもがっつり寝てるはず」

レッド「ジラーチは…当然寝てるな」

レッド「ミュウツー、頼むよ」

ミュウツー「やっとか、じゃあ…こうかな」スゥ

ミュウツー「……」

レッド「できたのか?」

832: 2015/08/05(水) 01:10:05.67 ID:1PLkyzyE0
ミュウツー「お前…けっこうやらしいことやってんねんなぁ」にや

レッド「!?」

レッド「ちょっ、お前勝手にナツメの記憶みんじゃねえよ!」

ミュウツー「そーいわれてもなー」

レッド「早くナツメのとこ行くぞ」

ミュウツー「うわ、こんなことまでやってたんか」

レッド「だからやめろ!」

833: 2015/08/05(水) 01:10:48.32 ID:1PLkyzyE0
ナツメ「……」

ナツメ(今日は来ないのかな…)

ナツメ(いやいや、なんで私は来ること期待してんのよ)

ナツメ(もし来たら今日ぐらいは入れてあげようかな)

ナツメ(ダメダメ!あーでも…)

ガチャ

ナツメ(来た!)

レッド「ナツメさーん…」

ナツメ「……」

レッド「…寝てるみたいね」

834: 2015/08/05(水) 01:11:28.46 ID:1PLkyzyE0
レッド「かわいい寝顔」

ナツメ(きょ、今日ぐらいいいかな)

レッド「あれ、今動いたような」

ミュウツー「寝てても動くことぐらいあるやろが」

レッド「そりゃそうか」

ナツメ(レッドさんと誰かいる?)

レッド「じゃ、始めてちょ」

ナツメ(始める?な、何する気なの…)

835: 2015/08/05(水) 01:12:02.23 ID:1PLkyzyE0
ミュウツー「うーん…」

レッド「どうした?」

ミュウツー「お前…」

レッド「なんだよ」

ミュウツー「本番の時はナツメに下着強制させてたんか」

レッド「このバカヤローが!」ゴツン

ミュウツー「あたっ」

ミュウツー「何すんねんこの黒下着!」

レッド「それはナツメのだよ!」

ナツメ(い、一体なんの会話を…)

836: 2015/08/05(水) 01:12:57.03 ID:1PLkyzyE0
レッド「もう!早くやれよ!」

ミュウツー「これおもしろいのに」

レッド「俺はおもしろくないんだよ!」

ミュウツー「はいはいわかったよ」

ミュウツー「……」

レッド「もういいってば!」

ミュウツー「記憶吐きって結局どうやるんや?」

レッド「やろうと思えばできるって言ってただろ!」

レッド「その気になればできんだよ」

837: 2015/08/05(水) 01:13:31.01 ID:1PLkyzyE0
レッド「ほれやれ!早く!」

ミュウツー「待て待て…結局記憶吐きの想像がまずできないんだが」

レッド「そのままだよ、吐くんだ」

ミュウツー「あせるなよ、うぷっ」

レッド「いいから吐け!」ドンッ

ミュウツー「うおえええええぇげろろ…」

レッド「……」

ミュウツー「吐いたぞ」

レッド「吐いたって違うもんじゃねえかよ!」

838: 2015/08/05(水) 01:14:16.88 ID:1PLkyzyE0
レッド「おいこれどうしてくれんだ!」

レッド「ナツメにモザイクかかっちゃってんじゃねえかよ!」

ミュウツー「おい寝てるんだからでかい声出しちゃあかんやろ」

ミュウツー「それに吐け吐け言うたんレッドやぞ」

レッド「いや記憶を吐くんだろ」

ミュウツー「そうか、あのエスパー娘がやりたくなかった理由ってこういうことか」

レッド「ふざけろよ、何これが正解みたいな感じに言ってんだよ」

ミュウツー「いや、たぶんこれで記憶移動は完了だ、モザイクはその代償だろう」

レッド「嘘だろ!?モザイクかかるようなことが正解ってあるのか?」

839: 2015/08/05(水) 01:15:26.60 ID:1PLkyzyE0
レッド「と、とにかく拭かないと」

ナツメ「……」むくっ

レッド「……」

ミュウツー「…ほな俺はドロンさせてもらうわ」

レッド「あっちょっと待て!」

レッド「おい出てこい!」カチッカチッ

レッド「え、え~っと…起こしちゃいましたか、ごめんなさいね」

840: 2015/08/05(水) 01:16:01.65 ID:1PLkyzyE0
ナツメ「これは…?」

レッド「それは深いわけがありまして~」

レッド「そうだお風呂わかしてきますね」

ナツメ「ふぅ…」

ナツメ「レッド!」

レッド「な、なんでしょうかナツメ様」

ナツメ「……」

レッド「え、ちょっと待って、いやそうなったの事故だから」

レッド「ほんとほんと!信じて!…」

レッド「ぎゃーーーーー」

841: 2015/08/09(日) 01:01:47.99 ID:ZH0SbOL40
翌朝

ハルカ「ナツメさん、ご飯は私が作りますから」

ナツメ「いいの今日ぐらいは私が作るから」

ナツメ「ユウキ君、レッド起こしてきてー」

ユウキ「はーい」

ナツメ「あ、そうそうレッド屋根裏にいるから」

ユウキ「屋根裏!?なんでそんなとこに…」

842: 2015/08/09(日) 01:02:26.88 ID:ZH0SbOL40
ユウキ「レッドさーん、どこですかレッドさん」

レッド「んん~んんー!」

ユウキ「レッドさん、何やってんすか」ベリベリッ

レッド「ぷはっ…ちょっとね」

ユウキ「ちょっとのことでこうはならんでしょ」

レッド「いやーそれにしてもナツメがこんな縛りプレイが好きだったとは、これは俺も知らんかったな」

ユウキ「今のレッドさんの行動にはそうせざるを得ないんでしょ」

レッド「今回はそうだけど、今まではそこまでされることはしてないし…」

843: 2015/08/09(日) 01:02:56.31 ID:ZH0SbOL40
ユウキ「つれてきましたよー」

ナツメ「じゃあ料理運んで」

レッド「うわ、朝からこんなに」

ナツメ「ああ、レッドはいいの座ってて」

ナツメ「これ私が作ったの、残さず食べてくれるわよね」

レッド「まあそりゃもちろん」

ナツメ「いっぱい食べて体力つけてもらわないと困るわ」

レッド「ほえ?体力?」

844: 2015/08/09(日) 01:03:30.74 ID:ZH0SbOL40
レッド「俺もうお腹いっぱい、動けない」

ナツメ「何言ってんの今から撮影よ、ほら準備して」

レッド「えっ俺も行くの?」

ナツメ「当然でしょ、私にもしものことがあったらどうするの」

レッド「それは相手が心配だ」

ナツメ「……」

レッド「じょ、冗談だよ」

ナツメ「わかったらよろしい、早くしてねあなた」

レッド「……」

レッド「ちゃんと記憶もどった…のかな」

845: 2015/08/09(日) 01:03:59.82 ID:ZH0SbOL40
レッド「……」イライラ

ユウキ「レッドさん落ち着いて」

レッド「あのカメラマンのやろう…許さん」

ユウキ「あの人もあれが仕事なんですから」

レッド「なんですまし顔なんだ、ナツメは笑ってる時の方が絶対いい」

ユウキ「レッドさん、もう静かにしててください」

レッド「まずナツメの写真が世のクソどもに見られると思うと…」

レッド「そうだ、あのカメラマンを」

ユウキ「だからもう何もしないでじっとしてなさい!」

846: 2015/08/09(日) 01:04:43.59 ID:ZH0SbOL40
カメラマン「はーい、ナツメちゃーん笑ってー」

レッド「……」ピクッ

レッド「おいてめえ」ガシッ

カメラマン「ひいっ」

ユウキ「レッドさん!だからじっとしててくださいってば」

レッド「こいつさっきからやらしい目で見やがってー!」

ユウキ「し、失礼しました、どうぞ撮影を続けてください」

ユウキ「もう、こんなのだったら戻んない方がよかったじゃんか」

847: 2015/08/09(日) 01:05:19.64 ID:ZH0SbOL40
レッド「おい、撮影終わったろ、お前のポケモン全部どけろ」

ユウキ「ダメです、レッドさんがあのカメラマンさんから写真を奪わないとは限らないでしょ」

レッド「しねえよそんなの」

レッド「というか普通に重いんだよ!」

ユウキ「そうですね、総重量約600Kgですからね」

ユウキ「それでも普通にピンピンしてるレッドさんはさすがですよ」

レッド「お前後で覚えてろよ」

ユウキ「どけたら俺が危なそうなんでナツメさんが戻ってくるまでこのままにしときます」

848: 2015/08/09(日) 01:05:49.20 ID:ZH0SbOL40
レッド「おいミュウツーでてこい」

ユウキ「それ反則でしょ」

レッド「なにが反則だよ、早く出てこい」

ミュウツー「なに?」

レッド「何?じゃなくてちゃんと出てこい、体も出せ」

レッド「というか顔だけ出すなんてことできんのか!?」

ミュウツー「外は暑いからな」

レッド「もういいから早くでてきて助けてくれ」

ミュウツー「……」

ミュウツー「パス」

レッド「あ、コラ薄情者!」

849: 2015/08/09(日) 01:06:37.50 ID:ZH0SbOL40
レッド「じゃあもういいよ」

レッド「ジラーチ、お前ならこれなんとかできるだろ」

ジラーチ「うーん無理だよ、ボクが持ち上げられるのはせいぜいポテチ3つ分ぐらいまでだよ」

レッド「役立たねえな」

ジラーチ「今のお前よりは役立つよ」

レッド「誰が役立たずだ」

ジラーチ「ほれほれ、だったらなんとかしてみろ」ペシペシッ

850: 2015/08/09(日) 01:07:12.15 ID:ZH0SbOL40
ナツメ「やっとおわった、あの人話長すぎよ」

ハルカ「一応聞きますけど、話ちゃんと聞いてました?」

ナツメ「えっ…ちょっと待ってね」

ハルカ「私の心を読まずにお願いします」

ナツメ「オホン…聞いてなかった」

ハルカ「正直ですね」

ナツメ「ハルカちゃんが聞いてたから安心して聞いてなかったの」

ハルカ「……」

851: 2015/08/09(日) 01:08:18.65 ID:ZH0SbOL40
ジラーチ「ほーれほーれ」ペシペシ

レッド「ジラーチいい加減にしろよ!」

ジラーチ「わーすごーい、600kgはあるんでしょ」

ジラーチ「持ち上げるなんてさすがレッドだねー」

ユウキ「レッドさんに600じゃ軽かったのか…?」

ユウキ「ってちょっとレッドさん!ポケモンたちがかわいそうですよ」

レッド「あんなことされてた俺はかわいそうじゃねえのか!」

ナツメ「さー、帰りましょレッド」ガチャ

レッド「あっナツメー」パッ

ユウキ「あ」

レッド「ん?あーーーーーーっ」ドーン

852: 2015/08/09(日) 01:09:26.92 ID:ZH0SbOL40
ナツメ「ユウキ君もひどいわ、レッドにあんなことするなんて」

レッド「そうだ、さっきのあれで床がぬけて金はとられるし」

ユウキ「そりゃ悪いと思ってますけど…」

ユウキ「俺の責任が10かというとまた違うわけですよ」

ユウキ「俺が2でレッドさんが8ぐらいって考えも」

レッド「ねーよ」

レッド「お前が10で間違いない」

ユウキ「レッドさんひどい」

853: 2015/08/09(日) 01:10:09.36 ID:ZH0SbOL40
翌日

ユウキ「二人だけで大丈夫かなぁ」

ハルカ「大丈夫でしょ、レッドさんがいるわけだし」

ユウキ「それも心配なんだけどね」

ハルカ「それにナツメさんのあのついてくるなオーラすごかったでしょ」

ハルカ「あれついて行ってたらレッドさんみたいにミノムシにされてたわよ」

ユウキ「そりゃ怖いね…」

ハルカ「それにジムのことなら大丈夫よ、あれでもリーグ公認のトレーナーよ」

ハルカ「あんたみたいにジムリーダーのバイトみたいなのとは違うの」

ユウキ「それだけど俺もジムリーダーになれるかも」

ハルカ「うそぉ!?」

854: 2015/08/09(日) 01:10:51.50 ID:ZH0SbOL40
ジラーチ「おまえみたいなクソガキがジムリーダーやってるジムはやんないと思うけどな」

ユウキ「お前レッドさんいないと口悪いな」

ハルカ「いてもいなくても同じだと思うけど」

ユウキ「ナツメさんもどういうつもりだ、無理やりジラーチ俺たちに押し付けて」

ジラーチ「ボクだってなんでおまえらと一緒にいないといけないんだ」

ジラーチ「レッドはいつ戻ってくるんだ」

ユウキ「そのうち戻ってくるよ」

ハルカ「ジラーチもそれまでおとなしくしてなさいよ」

855: 2015/08/09(日) 01:11:20.40 ID:ZH0SbOL40
ヤマブキジム

レッド「なんか久しぶりだなここ」

ナツメ「そうね」

レッド「でも暇だな」

ナツメ「今日は…5人ね」

レッド「少ないねえ」

ナツメ「あくまでここまでこれる人数よ、ジムに来る人全部ならもうちょっといるわよ」

856: 2015/08/09(日) 01:12:08.87 ID:ZH0SbOL40
ナツメ「フーディン、きあいだま」

フーディン「オラァ!」

ジムトレ1「ヘルガー戦闘不能、勝者ジムリーダーナツメ!」

レッド「さすがナツメ、4連勝だ」

ナツメ「でも私の予知通りならここまで来るのはあと一人」

レッド「その一人どんなやつ?」

ナツメ「えっとね…」

ナツメ「あ、もう来ちゃった」

レッド「これで最後か」

857: 2015/08/09(日) 01:12:40.41 ID:ZH0SbOL40
グリーン「オッス、レッド」

レッド「5人目ってこいつ?」

ナツメ「うん…私が予知したのはここまで来れる人数」

ナツメ「挑戦者とは限らないわね」

レッド「はぁ…じゃあもうナツメのバトルは見れないのか…」

グリーン「あのーお話のところ悪いんだけど」

レッド「なに」

グリーン「ちょっとレッドに話がある、来てくれ」

レッド「ここじゃダメなのか?」

グリーン「だめ」

858: 2015/08/09(日) 01:13:17.12 ID:ZH0SbOL40
レッド「今日はもう誰もここまで来ないんだし行こうか」

ナツメ「しかたないわね」

グリーン「あ、いやレッドだけで頼む」

グリーン「ナツメはジムリーダーなんだからちゃんと時間までジムにいること」

レッド「不定期にやってたようなやつがよく言うよ」

グリーン「今のお前らよりは真面目にやってたよ」

859: 2015/08/09(日) 01:13:50.09 ID:ZH0SbOL40
レッド「せっかくのナツメとの二人きりの時間を潰してまで俺に何の用だ」

グリーン「いやぁ悪いとは思ってるよ」

レッド「嘘つけ」

レッド「てかお前カントーに帰ってたんだな」

グリーン「一応お前らよりは早く帰ってきてたんだけどな」

レッド「…何の用?」

グリーン「まあ大したことじゃないんだけど」

レッド「じゃあ帰るぞ」

グリーン「待って待って、やっぱ大事なことだから!」

860: 2015/08/09(日) 01:15:17.76 ID:ZH0SbOL40
グリーン「その…あのさ」

レッド「なんだよ」

グリーン「あ…その」

レッド「なんなんだよ!早く言えよ」

グリーン「おまえさ…うんと…あ、やっぱ」

レッド「もう帰るわ」

グリーン「だから待てって!」

グリーン「えっと…子ども…ほしくないか?」

レッド「……」

レッド「はぁ!?」

861: 2015/08/09(日) 01:16:06.53 ID:ZH0SbOL40
レッド「何言ってんだお前」

グリーン「だから…子ども…」

レッド「お前さ…まさか子どもいっぱいいるからもらってくれってか!?」

グリーン「いやちがっ」

レッド「お前ケンカうってんのか!」

グリーン「だから落ち着け!話をちゃんと聞けよ!」

レッド「……」

レッド「とりあえず聞くだけだぞ」

862: 2015/08/09(日) 01:16:45.21 ID:ZH0SbOL40
レッド「だいたい子どもならな今晩からでも作りにかかってやっても」

グリーン「そりゃがんばれ」

グリーン「ほい、とりあえず写真」

レッド「誰これ」

グリーン「どう?」

レッド「どうって何が、だから誰これ」

グリーン「詳しいことはお前がいいって言ったらな」

レッド「いやいい、帰るわ」

863: 2015/08/09(日) 01:17:22.34 ID:ZH0SbOL40


ナツメ「お帰りレッド、グリーンの話ってなんだったの?」

レッド「どーでもいい話だった」

レッド「心読んでもアホらしくなるだけだよ」

ナツメ「じゃあ何にも聞かないでおくわ」

レッド「それがいいよ」

レッド「ったく時間無駄にした」

ナツメ「そんな怒るほどのことだったの?」

レッド「ナツメとの時間を無駄にされたんだから怒るよ」

864: 2015/08/09(日) 01:17:54.14 ID:ZH0SbOL40
ナツメ「あ、そうそうそれとは別に聞いておきたいことがあるんだけど」

レッド「なあに?」

ナツメ「私ってさジラーチに記憶とられてたんでしょ」

レッド「まあ…」

ナツメ「でさ、その間私たち一緒にいられなかったわけじゃんか」

レッド「なんだよ、ナツメまでそんな言い方して、スッと言ってくれればいいじゃんか」

ナツメ「じゃあその間に何かしなかった?」

レッド「何か?またわかりにくい言い方して」

ナツメ「例えば…キャバクラ」

レッド「ふえ?」

865: 2015/08/09(日) 01:18:23.64 ID:ZH0SbOL40
ナツメ「キャバクラ」

レッド「いっ…いやーなんのことだか」

ナツメ「例えばの話よ」

レッド「あ、例えばね…うんうん」

ナツメ「でもそんな動揺しちゃってどうしたの?」

レッド「ししししてないよ、なーんにもないよ」

ナツメ「私に隠し事ができると思ってるの?」

レッド「そうですね…」

866: 2015/08/09(日) 01:19:05.67 ID:ZH0SbOL40
レッド「あの…ナツメさん、俺今回何もしてないよ」

レッド「なんでミノムシにされてるの?」

ナツメ「行ったんでしょ…キャバクラ」

レッド「でもそれは約束で」

ナツメ「さすがレッド約束はちゃんと守るのね」

レッド「俺は守れない約束はしないからね」

ナツメ「うん、ちゃんとそんな約束もしてたみたいね」

ナツメ「でもね、私がいるのにそんなことするなんて嫉妬しちゃう…」

レッド「お…お手柔らかにおねがいします…」

867: 2015/08/09(日) 01:19:38.98 ID:ZH0SbOL40
翌朝

レッド「……」ゲッソリ

ナツメ「はい、レッドいっぱい食べてね、今日も明日もするわよ」

レッド「うん…」

ナツメ「それともこういうドリンクの方がいい?」

レッド「うん…」

ナツメ「もう、しっかりしてよね」

レッド「うん…」

868: 2015/08/09(日) 01:20:10.83 ID:ZH0SbOL40
ピンポーン

ナツメ「あら、誰かしら…ってこんな時間ジムの子がむかえにきたのかも」

ナツメ「レッド早く着替えて!行くよ」

レッド「急いでるよ」

レッド「よし、できた」

ナツメ「靴下左右違うわよ」

レッド「あっほんとだ」

グリーン「おい!いるのわかってんだよ!すぐ出てこいよ!」

ナツメ「なんだグリーンだったの」

869: 2015/08/09(日) 01:20:42.51 ID:ZH0SbOL40
グリーン「レッド、昨日の話の続きなんだけど」

レッド「はぁ!?その話は終わったろ」

グリーン「なんとか頼むよ」

グリーン「可哀想な話でよ、身寄りのないうえあの子を育てていたじいさんもなくなっちまった」

グリーン「できることなら俺がひきとってやりたいが俺の子どもに関する事情を知ってるだろ」

レッド「あんだけいたら一人ぐらい増えても変わらん気もするが」

グリーン「無理があるんだよ」

グリーン「頼む、そのじいさんにあの子のこと任されてんだ」

グリーン「お前んとこ子どもいないしちょうどいいだろ」

レッド「好き勝手いいやがって」

870: 2015/08/09(日) 01:21:19.58 ID:ZH0SbOL40
ナツメ「レッド、それどういうこと?」

レッド「知らん、こいつが勝手に」

グリーン「まあナツメにも話とく必要があるかな」

レッド「ない!帰れ」

レッド「今からジムに行かないといけないんだよ」

グリーン「じゃあジムで話そうか」

レッド「しつこい、子どもならそのうちできるようにする」

グリーン「親友のお願いぐらい聞いてくれてもいいじゃんか」

グリーン「お前じゃないとダメなんだよー」

873: 2015/08/18(火) 01:59:13.41 ID:YCl3rKFU0
レッド「なんだったんだあいつ」

レッド「明日もまた来るってふざけんなよ」

レッド「なあ、あいつが何考えてたか読んだ?」

ナツメ「ううん、読んでない」

レッド「まあいいか、どうせロクなことじゃないだろうし」

ジムトレ1「ナツメさん!何やってんの、挑戦者の人来てますよ」

ナツメ「あっ忘れてた」

874: 2015/08/18(火) 01:59:42.42 ID:YCl3rKFU0
翌日

グリーン「よっおじゃましてるぜ」

レッド「なんでおまえがいるんだよ」ゴツン

グリーン「いてっ、たしかに勝手に入ったけどさ、お前らも鍵ぐらいかけとけよな」

レッド「それが勝手に入ってる理由になんねえだろ」

グリーン「悪い悪い、それよりほら連れてきたぞ」

レッド「はぁ?えっ」

グリーン「この子はセレナってんだ、じゃああとは頼む」

875: 2015/08/18(火) 02:00:39.42 ID:YCl3rKFU0
レッド「何言ってんだおい」

グリーン「いいかいセレナ、この人が今から君のし…あ、いやパパ」

セレナ「パパ?」

グリーン「そうだよ」

セレナ「よろしくね」

レッド「いや…俺は」

グリーン「照れんなって」

レッド「照れてない!それに仮に親子になるとしても俺の年のわりにこの子大きいだろ」

レッド「なんで俺のとこなんだよ」

グリーン「言ったろ、お前じゃなきゃダメだって」

グリーン「そんなの気にすることないって」

876: 2015/08/18(火) 02:01:17.65 ID:YCl3rKFU0
ナツメ「れっどぉ…起こしてくれたっていいじゃない…」

グリーン「お、ちょうどいいセレナ、この人がレッドの奥さん」

セレナ「姐さん?」

ナツメ「姐さん!?」

ナツメ「レッド、これどういうこと?」

レッド「いや俺が聞きたいぐらい」

グリーン「じゃ、がんばってくれ」

レッド「おい、おいてくな!」

877: 2015/08/18(火) 02:01:58.04 ID:YCl3rKFU0
セレナ「よろしくね」

ナツメ「どうすんの…」

レッド「どうしよう…」

セレナ「あの」

レッド「な、なにかな?」

セレナ「はやくやろうよ」

レッド「なにを…?」

878: 2015/08/18(火) 02:02:38.98 ID:YCl3rKFU0
セレナ「修行でしょ」

レッド「修行?」

セレナ「さっきのお兄ちゃんがパパならセレナ強くしてくれるって言ってたよ」

レッド「???」

セレナ「この子が私のパートナーのニャスパー」

レッド「状況が理解できない」

レッド「なんで修行とか言ってんの?」

ナツメ「私に聞かれても…」

879: 2015/08/18(火) 02:03:19.02 ID:YCl3rKFU0
レッド「え…修行ってなんの…」

セレナ「ポケモンバトル」

レッド「…は?」

レッド「えっとだな…」

ナツメ「じゃあさっきのお兄ちゃんには何て言われたの?」

セレナ「うんとね…お兄ちゃんのかわりにセレナを強くしてくれる人がいるって言われたの」

ナツメ「さっきのお兄ちゃんとはどういう関係?」

セレナ「おじいちゃんの友だちのこどものこどもだって」

レッド「博士の知り合いの孫がこの子か」

880: 2015/08/18(火) 02:03:56.87 ID:YCl3rKFU0
レッド「たしかグリーンの話じゃこの子のじいさん…」

ナツメ「それでオーキド博士の孫のグリーンのとこにってこと?」

レッド「でも普通に考えて俺たちのとこにくるのおかしくないか?押しつけだろ」

セレナ「パーパはやく」

レッド「……」

レッド「パパね…ははっ…」

レッド「まあ…難しいことは後で考えるか」

881: 2015/08/18(火) 02:04:39.36 ID:YCl3rKFU0
レッド「うーん…何から始めようか…」

セレナ「パパ、私新しいポケモンほしい」

レッド「新しいポケモン?」

セレナ「うん、パパもいっぱいポケモンいるんでしょ」

セレナ「ニャスパーも新しい友だちきっとほしいよ」

レッド「そうか…その前に俺のことパパって呼ぶのやめない?」

セレナ「パパじゃないの?」

レッド「そ、そうだね」

882: 2015/08/18(火) 02:06:10.06 ID:YCl3rKFU0
レッド「俺はレッド、そのままレッドって呼んでくれたらいいから」

セレナ「レッド…?」

レッド「そう」

セレナ「レッドパパ」

レッド「!?」ガクッ

レッド「だからなんでパパになるの!」

レッド「これもう何回も言ってるよ」

883: 2015/08/18(火) 02:06:39.95 ID:YCl3rKFU0
レッド「ただいまー…」

ナツメ「おかえり…」イライラ

レッド「ど、どうしたの…怒ってる…?」

ナツメ「こんな時間まで私をほったらかして女の子とでかけてたわけ?」

レッド「女の子って違いはないけどこの子も」

ナツメ「……」

ナツメ「ま、子どものことも考えてくれるようなパパでよかったわ」

レッド「なんでナツメまでそんな言い方すんだよ」

884: 2015/08/18(火) 02:07:13.35 ID:YCl3rKFU0
ナツメ「グリーンのバカが何考えてるか知んないけどいいじゃない別に」

レッド「でもナツメ」

ナツメ「違うでしょ」

レッド「え?」

ナツメ「男の人にはパパ、じゃあ女の私には?」

レッド「…マ……………ママ…」ボソッ

ナツメ「何照れてんのよ」

レッド「別に…」

885: 2015/08/18(火) 02:07:42.82 ID:YCl3rKFU0
セレナ「レッドパパー」

レッド「……」

レッド「はぁ…よし、どうしたんだセレナ?」

セレナ「おふろはいろー」

ナツメ「……」ピクッ

レッド「ああいいよ」

ナツメ「レッドと…」プルプル

レッド「どうしたの?」

ナツメ「レッドと一緒にはいるのは私よ‼」

886: 2015/08/18(火) 02:09:28.09 ID:YCl3rKFU0
翌朝

レッド「ぐがー…なつめー」むにむに

レッド「やわらかぁ~い…」

レッド「むあ…ふぁ~あ、朝か…」

レッド「あれ?ナツメ?」

ナツメ「そっちは私じゃなくてセレナよ」ニコッ

レッド「あら~…」

レッド「すー…これは…ナツメ肌も同じぐらいやわらかいよ」ぷにっ

ナツメ「バカーー!」ドーン

887: 2015/08/18(火) 02:10:00.47 ID:YCl3rKFU0
セレナ「レッドパパどうしたの?」

レッド「ん…いやなんでもないよ」

ナツメ「レッドもうそろそろジムに行くわよ」

レッド「そうか、じゃあ早く着替えないとな」

セレナ「ダメ!」

レッド「どうした?」

セレナ「レッドパパ、昨日新しいポケモン捕まえるの約束したじゃん」

レッド「あ…そういえば」

888: 2015/08/18(火) 02:10:36.83 ID:YCl3rKFU0
セレナ「レッドパパ、何これ?」

レッド「これはポケモン図鑑ってんだ」

レッド「ほいどんなポケモンがいいか探しな」

セレナ「わーいっぱいいるね」

レッド「ああ、いっぱい増えた」

セレナ「え?」

レッド「いや、なんでも」

889: 2015/08/18(火) 02:11:09.78 ID:YCl3rKFU0
セレナ「あっこの子がいい」

レッド「どれどれ」

レッド「……」

レッド「アルセウス…」

レッド「ちょっと無理かなー」

セレナ「えーなんでー」

セレナ「せっかくかわいいの見つけたのに」

レッド「はは…やっぱ図鑑からはやめて実際に探しに行ってみるか」

890: 2015/08/18(火) 02:11:41.90 ID:YCl3rKFU0
セレナ「きゃーっ」

レッド「ん?ちょっととばしすぎかな、リザードンもうちょっとゆっくり飛んでくれ」

セレナ「ううん、このままでいいよ」

セレナ「それよりレッドパパ、リザードン持ってたんだね」

セレナ「メガシンカしてよ」

レッド「メガシンカ?」

レッド「いや…なんか聞いたことあるな」

セレナ「ねえ、レッドパパのポケモンもっと見せてよ」

891: 2015/08/18(火) 02:12:28.32 ID:YCl3rKFU0
オーキド研究所

レッド「博士ーいるー?」

レッド「いなくても勝手に入っちゃうけど」

オーキド「いるかどうかの確認より前に入っとるだろが」

レッド「ついいつもの癖で」

オーキド「ん?やあセレナ君じゃないか、なんでレッドといるんじゃ?」

セレナ「レッドパパとおじちゃんともだちだったんだ」

レッド「いや友だちっていうか俺の恩人みたいなかんじでけどね」

オーキド「???」

892: 2015/08/18(火) 02:13:05.82 ID:YCl3rKFU0
レッド「不思議そうな顔して」

オーキド「だがセレナ君はグリーンに」

レッド「セレナ、向こうに俺のポケモンたちいるから見てきな」

レッド「俺んとこ連れてきたんですよ」

レッド「それでセレナに俺のことを今日からお前のパパだって言いやがって」

オーキド「それでお前のことをパパと言っとるのか」

オーキド「しかしお前よく引き受けたな」

レッド「さすがに可哀想だと思ったから…」

893: 2015/08/18(火) 02:13:46.22 ID:YCl3rKFU0
レッド「あんなに小さいのに天涯孤独の身ってのを聞いたら…」

オーキド「ん…誰がじゃ?」

レッド「だからセレナが」

オーキド「何言っとるんじゃ」

レッド「え?だってグリーンのやつが唯一の身内だったじいさんがなくなったって…」

オーキド「わしの友人を勝手にころすんじゃない」

レッド「ってことは…」

レッド「あのやろう…俺を騙しやがったな…」

894: 2015/08/18(火) 02:14:15.86 ID:YCl3rKFU0
レッド「博士、すいません、またすぐ戻ってきます」

オーキド「ん…おお」

レッド「セレナー、俺のポケモンをもっとよく見せてあげるよ」

セレナ「ほんと!?やった」

レッド「じゃっまたあとで」

オーキド「…ま、がんばれよ」

895: 2015/08/18(火) 02:14:51.84 ID:YCl3rKFU0
ポケモンリーグ

グリーン「あのなぁ…見ての通り俺はいそがしいんだが」

シロナ「ああっそうやって仕事ばかりで家庭をほったらかすのね」

グリーン「そんなこと言われても俺は責任とりきれん…」

シロナ「はぁ…三つ子の親の私を引き取ってくれるいい人はどこに」

グリーン「……」

グリーン「ったく、お前も一応シンオウのチャンピオンなんだから帰れよ」

シロナ「……」むすっ

グリーン「たまにみんなで会いに行くからさ…」

シロナ「はぁ~い」

896: 2015/08/18(火) 02:15:17.65 ID:YCl3rKFU0
セレナ「レッドパパ、あの大きなお家なに?」

レッド「あれはポケモンリーグだよ」

セレナ「ポケモンリーグ…」

レッド「ここで勝てばチャンピオンになれる」

セレナ「レッドパパもチャンピオン?」

レッド「ん…元だけどな」

セレナ「すごーい」

セレナ「セレナもチャンピオンになれる?」

レッド「さぁ…なれるといいね」

897: 2015/08/18(火) 02:16:11.27 ID:YCl3rKFU0
レッド「よしよーく見てろよー」

レッド「いけぇカビゴン!ギガインパクト!」

ドーン ガシャーーン

シロナ「こらグリーン、レディの前でおならなんて下品でしょ」

グリーン「おならなわけねえだろ!」

グリーン「こいつが…レッドのカビゴン…じゃあ犯人は」

レッド「よっ」

セレナ「おにーちゃん、またあったねー」

グリーン「レ、レッドにセレナ…どうしたんだ…?」

898: 2015/08/18(火) 02:16:41.81 ID:YCl3rKFU0
グリーン「あのな…なんで入口から入ってこねえんだよ」

レッド「こっちのんが早いし、腹もたったから」

グリーン「な、なんのこと…」

レッド「セレナのこと」

レッド「あれシロナもいたの?」

レッド「セレナあいさつしなさい」

セレナ「こんにちはーおばちゃん」

シロナ「おば…」

899: 2015/08/18(火) 02:17:09.29 ID:YCl3rKFU0
グリーン「セレナがどうしたって」

レッド「お前…俺に嘘ついただろ」

グリーン「……」

グリーン「あー…これはひどいな、今すぐ修理にかからないと」

レッド「ふーん…俺のカビゴンの攻撃はさぞ痛いんだろうなぁー」

グリーン「……」

シロナ「おば…さん…」

900: 2015/08/18(火) 02:18:32.21 ID:YCl3rKFU0
グリーン「いやぁー嘘ついたのは悪かったと思うよ」

グリーン「だからカビゴンどけてくれーつぶれるー!」

レッド「反省が見られない」

グリーン「反省してるよ!」

グリーン「シロナ助けて~」

シロナ「おばさん…そうか…私…」ズーン

グリーン「……」

901: 2015/08/19(水) 00:50:52.89 ID:b/tOAxUw0
グリーン「あー体中がいてー」

レッド「何で嘘なんかついたんだ」

グリーン「だってお前ほんとのこと言ったら引き受けないだろ」

レッド「俺は最初から断ってただろ」

グリーン「そのくせにただのパパじゃなくてレッドパパって呼ばせてんのか?」

レッド「な、なんでそんなこと知ってるんだよ」

グリーン「さっきじいさんから電話があった、たぶんお前のとこに来るぞって」

グリーン「まあ俺は入口から来ると思ってたけどな」

902: 2015/08/19(水) 00:52:05.46 ID:b/tOAxUw0

グリーン「で、レッドパーパ俺が嘘ついたから怒りに来たのかなー」

レッド「からかってんのか」

グリーン「でも実際親がいないのは事実…」

グリーン「だから俺は子どものいないお前らなら親兼師匠になれると思ってー」

レッド「…最初からちゃんと話しとけよ」

セレナ「ねえねえおばちゃん、どうしたの?」

シロナ「私は…私はまだ!」

レッド「おーいセレナ行くぞー」

レッド「シロナも子ども相手にでかい声出すなって」

グリーン「どこ行くんだよ」

レッド「帰るに決まってんだろ」

グリーン「ここにはちゃんと出入口ってもんがあるんだからそこから出てけよ」

903: 2015/08/19(水) 00:52:32.77 ID:b/tOAxUw0
オーキド「おおレッドにセレナ君、無事だったか」

レッド「無事って何がです?」

オーキド「さっきリーグで軽い爆発があったって」

レッド「……」

レッド「それ俺…だったりして…」

オーキド「……」

オーキド「まあそうかもしれんとは少し思ったが」

904: 2015/08/19(水) 00:53:13.53 ID:b/tOAxUw0
レッド「セレナに親がいないのは本当?」

オーキド「そういやグリーンにそんなこと言ったな」

レッド「でもおじいちゃんはいるんですよね」

オーキド「ああ、おる」

レッド「それほんとのおじいちゃん?」

オーキド「ちゃんと血はつながっとる!」

レッド「じゃあなんでセレナを人に預けたりしたんです」

レッド「そのおじいさんもう長くないとか…」

オーキド「いや…むしろわしより元気なぐらいじゃ」

905: 2015/08/19(水) 00:54:17.35 ID:b/tOAxUw0
レッド「じゃあなんで」

オーキド「2か月ぐらい前に会ってな」

オーキド「グリーンの話をしててあいつは昔知り合いのジムリーダーのところに修行に出したって言ったら」

レッド「まさかそのじいさん」

オーキド「じゃあわしのセレナがチャンピオンになれるよう育ててくれって」

オーキド「その時は冗談かと思ったが本当に来るとはな」

オーキド「まあわしも引き受けちゃったわけだしいまさら断るのもな」

オーキド「ということだレッド、セレナ君が成人するまでしっかり面倒を見てやってくれ」

レッド「成人!?」

906: 2015/08/19(水) 00:54:50.24 ID:b/tOAxUw0
セレナ「レッドパパーはやく他のポケモン見せてよー」

レッド「もうちょっと待ってて、すぐ行くから」

レッド「成人までって何言ってんだよ」

オーキド「いやーあいつはセレナのウエディングドレス姿を見るまでしねんって言いよってな」

レッド「だからって成人までっておかしいでしょ、旅立つまでならまだわからんでもないけど…」

オーキド「じゃあ旅立つまで面倒を見るんじゃな」

レッド「えっ!?」

オーキド「じゃあ頼んだぞ」

907: 2015/08/19(水) 00:56:05.95 ID:b/tOAxUw0
レッド「くそ…あのじじい…」

セレナ「レッドパパおそーい」

レッド(こうなったら…)

レッド「父親やってやるよこんにゃろう!」

セレナ「?」

レッド「ふぅー…ごめんごめん、じゃあ行こうか」

セレナ「レッドパパのポケモンいっぱいいるー?」

レッド「ああ、いっぱいいるよ」

レッド「……」

レッド「セレナ、肩車してあげようか」

セレナ「地獄車!?」

レッド「肩車」

908: 2015/08/19(水) 00:56:41.27 ID:b/tOAxUw0
レッド「どうだった…その…パ…パパのポケモンたちは?」

セレナ「すごかったー、でもまだレッドパパの手持ち見てないよ」

レッド「そうか、じゃあ…みんな出てこい!」

セレナ「あれ?手持ちって6人までじゃないの?」

レッド「俺は特別だからね、6匹以上つれてることもある」

レッド「右から」

セレナ「フシギバナ、リザードン、カメックス、カビゴン、ラプラス、でかいライチュウ」

セレナ「こっちがカイリュー、ミュウツー、メガジュカインでしょ」

レッド「よく知ってるな」

セレナ「レッドパパの図鑑見たときに覚えたの」

909: 2015/08/19(水) 00:57:26.69 ID:b/tOAxUw0
セレナ「レッドパパ!」

レッド「な、なに?」

セレナ「メガシンカしてるじゃんかジュカイン」

レッド「メガシンカ…あっそうかわかったわかった」

セレナ「レッドパパ、キーストーンどこにあるの?」

レッド「キー…え?なにそれ」

セレナ「キーストーン、ジュカインのときに使ってるでしょ」

レッド「持ってないけど」

910: 2015/08/19(水) 00:58:03.64 ID:b/tOAxUw0
セレナ「レッドパパのうそつき、じゃあなんでジュカインメガシンカしてるの」

レッド「あいつ俺と会ったときからあの状態で」

セレナ「じゃあ他のポケモンメガシンカできないじゃない」

レッド「そうだね…」

レッド「うーん…まあいいや、そんなことより新しいポケモン探しに行くんだろ」

レッド「早くしないとママに怒られちゃうぞ」

セレナ「ママ…?」

レッド「そういやナツメのことママって呼んでないよな…」

911: 2015/08/19(水) 00:58:36.75 ID:b/tOAxUw0
レッド「ここならセレナも気にいるポケモンがいるんじゃないかな」

セレナ「じゃあ探してみるー」

レッド「……」

レッド「急に走ったりしたら危ないよ」

セレナ「大丈夫」コテッ

セレナ「いたっ」

レッド「ほら言わんこっちゃない」

セレナ「何かにつまずいたの…あっアーボだ」

レッド「ちょっと怒ってるみたいだね…」

912: 2015/08/19(水) 00:59:38.44 ID:b/tOAxUw0
セレナ「レッドパパ見ててね、それっ」

レッド「あっいきなりモンスターボールなげたら…」

セレナ「やったーゲットだー」

レッド「待ったセレナ、まだボールに近づいちゃだめ」

セレナ「なんで?」

ボンッ

セレナ「あっアーボが出てきちゃった」

セレナ「レッドパパ、アーボ逃げちゃったよ」

913: 2015/08/19(水) 01:00:30.64 ID:b/tOAxUw0
レッド「いいかいセレナ、捕まえるにはまず自分のポケモンでバトルしないとダメなんだ」

セレナ「バトル?」

レッド「そう、セレナならきっとできるよ」

レッド「次こそがんばってゲットしような」

セレナ「うん」

レッド「もうちょっと向こうに行ってみよう」

セレナ「さっきのアーボにまた会えるかな」

レッド「それはちょっと難しい…」

914: 2015/08/19(水) 01:01:53.43 ID:b/tOAxUw0
セレナ「…?」

レッド「どうした」

セレナ「今イーブイが…」

レッド「イーブイか」

セレナ「でもなんか違った」

セレナ「私行ってみる」

レッド「……」

レッド「待てよ…ビデオ撮影しなきゃ…!」

915: 2015/08/19(水) 01:03:00.74 ID:b/tOAxUw0
セレナ「いたっ!やっぱりイーブイだ」

セレナ「でもなんか…光ってる?」

レッド「セレナー、それは色違いってんだ」ボソボソ

セレナ「レッドパパ何?聞こえないよ」

レッド「これ以上大きい声出すと俺の声が入っちまう」ボソボソ

セレナ「?」

レッド(セレナの初ゲットの瞬間…なんか俺が緊張するなー)ドキドキ

916: 2015/08/19(水) 01:03:43.13 ID:b/tOAxUw0
セレナ「よーし…いくよニャスパー」

セレナ「念力よ!」

セレナ「もう一回!」

レッド「!?」

セレナ「もうそろそろいいかな」

セレナ「今度こそモンスターボール!」

セレナ「……」カチッ

セレナ「レッドパパ、ゲットできたの!?」

レッド「うん…よくやったね…」

レッド(途中で停止ボタン押しちまった…)ガーン

917: 2015/08/19(水) 01:04:19.60 ID:b/tOAxUw0
レッドとナツメの家

ナツメ「…?」

ナツメ「鍵あいてる…」ガチャ

ナツメ「レッド帰ってるの?」

ナツメ「えっ何よこれ」

レッド「あ、ナツメおかえりー」

ナツメ「レッド、これどういうこと?」

レッド「セレナの初ゲット記念だから」

ナツメ「……」

918: 2015/08/19(水) 01:04:57.00 ID:b/tOAxUw0
ナツメ「どういうこと?」

レッド「だからセレナの初」

ナツメ「それじゃなくて…」

ナツメ「もう、レッドいろいろ考えすぎて何考えてるか読めないじゃない」

レッド「じゃあ簡単に言うと、今日からセレナは俺たちの子だ」

ナツメ「……」

ナツメ「え?」

919: 2015/08/21(金) 02:24:35.35 ID:2D691QmO0
レッド「俺が旅に出たときよりもかなり小さいのにもうゲットできたんだよすごいじゃん」

レッド「ほら見て写真いっぱい撮った」

ナツメ「……」

ナツメ「あんなに嫌がってたのにどういうこと?」

レッド「うん…まあ理由なんていいじゃない」

レッド「もう決めたからいいでしょ」

ナツメ「いつも自分勝手なんだから」

920: 2015/08/21(金) 02:25:35.71 ID:2D691QmO0
セレナ「レッドパパ、このポケモンはどこにいるの?」

レッド「こいつはな…」

ナツメ「……」

ナツメ(レッドが私以外にあんな笑顔で…)

ガタガタ…

レッド「地震…?」

レッド「……」

レッド「ナツメ」

レッド「変なの」ニコッ

ナツメ「あっ…ご、ごめん、つい…」

921: 2015/08/21(金) 02:26:06.82 ID:2D691QmO0
数日後

カスミ「なあに呼び出して」

カスミ「しかも一人、レッドは?」

ナツメ「今日は一人よ…」

カスミ「…な、何かあったの?」

ナツメ「私…レッドに嫌われちゃったかな…」

カスミ「!?」

922: 2015/08/21(金) 02:26:56.36 ID:2D691QmO0
カスミ「ケンカでもしたの…?」

ナツメ「してない…」

カスミ「じゃあなにがあったの?」

ナツメ「レッド最近あの子ばっかにかまってて…」

ナツメ「そりゃ夜はいつもね私とちゃんとね…」

カスミ「あの子って誰?」

ナツメ「あれ…言ってなかったっけ」

ナツメ「グリーンがつれてきたんだけどね、レッドの子になるのかな…」

923: 2015/08/21(金) 02:28:17.19 ID:2D691QmO0
カスミ「……」

カスミ「ぷっ…」

カスミ「あはははははっ…ちょっとなによそれ」

ナツメ「わ、笑わないでよ、こっちは真剣なんだから」

カスミ「ごめーん…だってそれってあんた子どもに嫉妬してるんでしょ」

ナツメ「ん…」

カスミ「レッドが親やってるんだったらその子のこと真剣に考えるのは当たり前じゃない」

924: 2015/08/21(金) 02:28:49.60 ID:2D691QmO0
ナツメ「でも最近たまにしか一緒にジムに行ってくれないし…」

カスミ「私なんていつも一人で行ってるわよ」

ナツメ「でも…」

カスミ「だいたいね、レッドがナツメのこと嫌いになるわけないじゃない」

ナツメ「そうかな…」

カスミ「そうよ」

カスミ「…じゃあ、あんた今度イッシュに行くとき、レッドがついてくるか聞いてみなさいよ」

カスミ「それでついていかなかったらレッドってに嫌われてることにしなさい」

ナツメ「……」

925: 2015/08/21(金) 02:29:28.27 ID:2D691QmO0
ナツメ「……」

レッド「……」

レッド(全然話かけてくれない…)

レッド(えっ…俺なんか悪いことしたか…?)

レッド「……」

レッド「ナ、ナツメ、一緒にお風呂入らない?」

ナツメ「…今日はいい、レッドはセレナちゃんと入ってあげて」

レッド(お…怒ってる…!)

926: 2015/08/21(金) 02:29:59.59 ID:2D691QmO0
翌日

レッド「しくしくしくしくしくしく…」

グリーン「……」

グリーン「俺帰っていい?」

レッド「おまえなぁ~親友が相談してるんだから真剣につきあえよ!」

グリーン「わかったから早く話せよ」

グリーン「酒ばっかのみやがって、まだ昼にもなってねえのに」

レッド「ぐー…」

グリーン「おい何寝てんだ!せっかくきてやったのによ!」

927: 2015/08/21(金) 02:30:49.89 ID:2D691QmO0
グリーン「で、なんなんだよ」

レッド「ナツメに嫌われた…」

グリーン「?」

グリーン「何があったんだよ」

レッド「昨日誘っても一緒に風呂に入ってくれなかった」

グリーン「そんなことで!?」

レッド「それだけじゃない!ベッドでも相手してくれなかったんだ!」

グリーン「よくそんなこと人に言えるな…」

928: 2015/08/21(金) 02:31:53.79 ID:2D691QmO0
レッド「もうダメだ…ナツメに嫌われたとしか思えない…」

グリーン「んなわけねーだろ」

レッド「じゃあ逆に嫌われてないって理由あんのか!」

グリーン(うっとおしい…)

グリーン「じゃあお前ナツメにちゃんと聞いたのか?」

レッド「何も聞いてない」

グリーン「じゃあ決めつけんじゃねえよ」

グリーン(こいつ頭でも打ったのか?)

929: 2015/08/25(火) 00:30:39.86 ID:hb+kvgLE0
グリーン「はぁ…めんどくせえな」

カスミ「グリーン、こんなとこで何やってんの」

グリーン「ん?おまえこそ」

カスミ「ちょっとね」

グリーン「俺もちょっとナツメに用があって」

カスミ「ナツメならジムよ、家にいないわ」

グリーン「あ、そう、あんがと」

カスミ「ねえレッドはどこにいるかしらない?」

グリーン「レッドなら今リーグにいるよ」

930: 2015/08/25(火) 00:31:12.86 ID:hb+kvgLE0
ヤマブキジム

ナツメ(気まずい…)

ナツメ(今日は出かけるからジム戦でも見せてやってくれって)

セレナ「ジム戦まだ~?」

ナツメ「えっ…あ、そうね、挑戦者の人が来ないとできないからね」

セレナ「つまんないの~」

ナツメ(誰でもいいから早く来てほしい)

931: 2015/08/25(火) 00:31:51.65 ID:hb+kvgLE0
ナツメ「……」ピクッ

ナツメ(やった誰か来た)

グリーン「やっほー、ナツメいるー?」

ナツメ「……」

グリーン「嫌そうな顔するなよ」

セレナ「おにいちゃんひさしぶりー」

グリーン「セレナもここにいたのか、この前会ったばっかだけどな」

932: 2015/08/25(火) 00:32:38.92 ID:hb+kvgLE0
ナツメ「なにしに来たの」

グリーン「そんな怒んなくても」

ナツメ「怒ってない」

グリーン「レッドと何かあったのかなー」

ナツメ「…カスミになんか言われたの?」

グリーン「カスミ?何かあったの」

グリーン「俺はレッドがしつこいから来ただけ」

ナツメ「レッドが…?」

933: 2015/08/25(火) 00:34:30.02 ID:hb+kvgLE0
ナツメ「……」

ナツメ「レッドはなんでグリーンのところに行ってたの?」

グリーン「それは教えらんない」

グリーン「別に心読んでもいいけど、なんの責任もとらないよ俺は」

ナツメ「何よそれ」

グリーン「さあ」

ナツメ「何か問題があっても私なら解決できるはずよ…たぶん」

934: 2015/08/25(火) 00:35:21.40 ID:hb+kvgLE0
ナツメ「……」

グリーン「どーしたの、ボーッとして」

ナツメ「だいたいわかった…」

グリーン(えっほんとに読まれちゃった!?)

ナツメ「うん」

グリーン「……」

ナツメ「今日はもうジム閉めるから、悪いけどもう帰って」

ナツメ「それとレッドに早く帰ってくるように伝えといて」

グリーン「はーい」

935: 2015/08/25(火) 00:36:28.06 ID:hb+kvgLE0
リーグ

レッド「おらぁ遅えぞ!」

グリーン「誰のために行ってやってたと思ってんだ」

グリーン「そういやカスミ来た?」

レッド「ああ、来たよ」

レッド「そんなことより俺はな!」

グリーン「ああ、そうだナツメから伝言」

グリーン「レッド早く帰ってきてー愛してるーだって」

グリーン「なんてな、それは冗談と」

ガシャーン

グリーン「…話は最後まで聞いてけよ」

936: 2015/08/25(火) 00:37:42.29 ID:hb+kvgLE0
レッド「ナツメ、入るよ」ガチャ

ナツメ「…遅い」

レッド「ごめんごめん、グリーンに言われてから急いで帰ってきたんだけどね」

ナツメ「まあ私も…悪かったし…んっ!?」

ナツメ「んん~っ…」

ナツメ「んん!んんっ!」パンパンッ

レッド「あ、ごめん」

ナツメ「ぷはっ…きゅ、急にどうしたのよ…」

レッド「うん…」

ナツメ「うんじゃなくて」

937: 2015/08/25(火) 00:38:08.75 ID:hb+kvgLE0
レッド「理由なんてなんだっていいじゃない、俺は今こうしたいんだから」

ナツメ「今ってまだ昼間…それに隣の部屋にはセレナちゃんが」

レッド「……」

レッド「じゃあやめる?」

ナツメ「……」

レッド「俺ナツメのことならだいたいわかるよー」

レッド「セレナに妬いてんだろ」

ナツメ「なっ…なんでそうなるのよ」

938: 2015/08/25(火) 00:39:17.52 ID:hb+kvgLE0
レッド「俺がセレナばっかかまってたからかな?」

ナツメ「そんなの気にしてない…」

レッド「俺嫌われたかと思っちゃった」

ナツメ「私があなたのこと嫌いになるわけないじゃない」

レッド「じゃあ俺もナツメのこと嫌いになるわけないだろ」

ナツメ「…うん」

レッド「じゃあ、俺を疑ったバツね」

ナツメ「え?」

939: 2015/08/25(火) 00:39:43.98 ID:hb+kvgLE0
レッド「じゃあ超能力は使わないでね」

ナツメ「こんな目隠しに手足しばられちゃ超能力使わないと何がなんだか」

レッド「うーん…一応口もふさいでた方がいいかな…」

ナツメ「!?」

レッド「これでよし」

ナツメ「んん~」

レッド「大丈夫、別に危険なことじゃないから」

レッド「じゃあちょっとトイレ行ってくるね」

940: 2015/08/25(火) 00:40:22.50 ID:hb+kvgLE0
20分後

ナツメ(いつまでトイレに行ってるのよ)

ナツメ(こんな状態じゃ超能力が使えないならほんとに何もできないじゃないの)

ナツメ(でもそれだけレッドが怒ってるってことかな…)

ガチャ

ナツメ(やっと戻ってきたのね、なにしてたのよ)

シュルシュル 

ナツメ「もう遅いじゃない!」

セレナ「……」

ナツメ「え…?」

941: 2015/08/25(火) 00:40:55.52 ID:hb+kvgLE0
セレナ「大丈夫?」

ナツメ「えっ…あ…ええ」

セレナ「よかった」にこっ

ナツメ「……」

セレナ「レッドパパに頼まれて助けてあげたんだよ、えらいでしょ」

ナツメ「うん…ありがとうね」

ナツメ「ねえレッドはどこ行ったの?」

セレナ「わかんなーい、ちょっとしたら隣の部屋でママを助けてあげてって」

ナツメ(一体何考えてるんだろ…)

942: 2015/08/27(木) 16:18:17.51 ID:nAAReVdB0
ナツメ「……」

ナツメ「えっ!?」

セレナ「どうしたの?」

ナツメ「い、いやなんにも」

ナツメ(今ママって言わなかった…!?)

ナツメ(いや…気のせいかな…)

ナツメ(でも聞きなおすのも恥ずかしいし…)

ナツメ「うーん」

セレナ「???」

943: 2015/08/27(木) 16:18:52.45 ID:nAAReVdB0
セレナ「ママ…」

ナツメ「!」

ナツメ(やっぱり…)

セレナ「ってレッドパパに言うように言われたの」

ナツメ「……」がくっ

セレナ「ママは…レッドパパのママなの?」

ナツメ「……」がくくっ

ナツメ「それじゃあ私があなたのおばあちゃんになっちゃうじゃない!」

セレナ「おばあちゃんなの?」

ナツメ「違うってば…」

944: 2015/08/27(木) 16:19:35.42 ID:nAAReVdB0
ナツメ「私はあなたの…」

ナツメ「えっとぉ~」

ナツメ(この子はレッドの子どもってことになってて、私はレッドの妻だから…)

ナツメ「私やっぱりあなたの母親になるじゃないの!」

セレナ「……」

ナツメ「あ、ごめんね、急に大声出しちゃって」

セレナ「じゃあ私のママなの?」

ナツメ「う、うん…」

945: 2015/08/27(木) 16:20:05.32 ID:nAAReVdB0
セレナ「マーマ」

ナツメ「……」

ナツメ(なんだか照れる…)

セレナ「ねえママとレッドパパのこともっと教えて!」

ナツメ「いいわよ」

ナツメ「そうねぇ…何からがいいかな」

セレナ「初めて会った時は?」

ナツメ「じゃあそれから話そうか」

946: 2015/08/27(木) 16:20:35.72 ID:nAAReVdB0
2時間後

レッド「もうこんな時間か」

レッド「じゃあ俺帰るね」

エリカ「まあそう言わずにもう少しゆっくりしていってください」

レッド「だ、だめだって、もうそろそろ帰らないと」

レッド(くそ~俺はただゲームコーナーで遊びたかっただけなのに)

エリカ「そうだレッドさん、不倫しません?」

レッド「するわけねーだろ!」

947: 2015/08/27(木) 16:21:34.23 ID:nAAReVdB0
レッド「大変だった…タマムシにはもうあまり行かないでおこうかな…」

レッド「まあいいや、そんなことより俺の計画通りならちゃんと二人が仲良くなってるかな」

レッド「まだ本当の親子ぐらいは無理だとしても少しはよくなってるはず」

ナツメ「……」ぴくっ

ナツメ「パパも帰ってきたみたいね」

ナツメ「また続き話してあげるわ」

セレナ「うん」

セレナ「でも、さっきの話のママよりレッドパパのこともっと好きだよ」

ナツメ「……」ぴくぴくっ

948: 2015/08/27(木) 16:22:02.54 ID:nAAReVdB0
ナツメ「セレナ、そんなことないわよ」

ナツメ「パパのことが一番好きなのは私よ」

セレナ「セレナの方がママよりもっとレッドパパのこと好きだよ」

ナツメ「残念ね、ママの方がセレナよりもっともーっと好きなのよ」

セレナ「そんなことないよ、私の方がもっともっともーっと」

ナツメ「じゃあ私はそれよりももーーーーーーーっと」

レッド「ただいまー」

ナツメ「じゃあセレナ、いい考えがあるわ」

949: 2015/08/27(木) 16:22:28.99 ID:nAAReVdB0
レッド(さーて、どうなってるかなー)

ナツメ「おかえりレッド」

セレナ「おかえりなさーい、レッドパパ」

レッド「う、うん、ただいま」

ギュッ ギュッ

レッド「!?」

ナツメ「つかまえた」

セレナ「つーかまえた」

レッド「???」

950: 2015/08/27(木) 16:22:56.69 ID:nAAReVdB0
レッド「これは…?」

ナツメ「ねえレッド、私のこと好き?」

レッド「う、うん…」

ナツメ「……」にや~

セレナ「……」ぷ~

セレナ「レッドパパ!私は?」

レッド「うん…もちろん好きだけど」

レッド(どうなってんだよ~)

951: 2015/08/27(木) 16:23:47.25 ID:nAAReVdB0
レッド「あの、二人とも…そんなくっつかれると動きにくいんだけど…」

レッド「ていうかどうしたの急に」

ナツメ「どうもしてないわよね、セレナ」

セレナ「うん、なんにもないよ」

レッド「いや、絶対おかしいよ!」

ナツメ「じゃあストレートに聞くけど、私とセレナどっちが好き?」

レッド「は?」

ナツメ「は?じゃない!」

レッド「はいっ!」

952: 2015/08/27(木) 16:24:38.48 ID:nAAReVdB0
ナツメ「どっち?」

レッド「ど、どっちもじゃ…」

ナツメ「どっちか」

レッド「……」

レッド「やっぱどっちもだ!」

レッド「順番なんて決められん!どっちも一番だ!いいな!」

ナツメ「……」

レッド(なんとか無理やり押せたか…?)

ナツメ「なんか大声出してごまかそうとしてない?」

レッド「!?」

953: 2015/08/27(木) 16:25:06.75 ID:nAAReVdB0
セレナ「ママ、片手で料理なんてできるの?」

ナツメ「大丈夫よ、私には超能力があるから」

ナツメ「手が使えなくたって問題ないの」

レッド「別に超能力なんて使わなくてもいいよ、俺たちも手伝おうかセレナ」

セレナ「うん」

セレナ「これどうするの?」

ナツメ「それはね、あれに入れてくれる」

レッド「……」

レッド(両手が使えん)

954: 2015/08/27(木) 16:25:33.46 ID:nAAReVdB0
レッド「あの…二人とも、いつまでそうしてるの…?」

ナツメ「前はこうやってくっついてたじゃない」

レッド「そうだけど、その時はセレナはいなかったし」

レッド「えっと…」

プルルルル

ナツメ「あら、電話…ユウキ君からだわ」

レッド(ナイスタイミングだユウキ!)

ナツメ「また後でかけなお…」

レッド「今でるの!」

955: 2015/08/27(木) 16:26:11.58 ID:nAAReVdB0
ナツメ「しょうがないな…」

ナツメ「もしもーし」

ユウキ「もしもしユウキですけど」

ナツメ「うん、どうしたの?」

ユウキ「まあ、わかってると思いますけど明日ですよ」

ナツメ「……」

ナツメ「何が?」

ユウキ「やっぱり…電話しといてよかった」

956: 2015/08/27(木) 16:26:44.36 ID:nAAReVdB0
ユウキ「明日イッシュに来る日でしょうがあ!!」

ナツメ「……」キーン

ナツメ「うるさーーーーーーい!!!」

ユウキ「…ごめんなさい」

ナツメ「なんだっけ?」

ユウキ「明日イッシュに来る日です…」

ナツメ「……」

ユウキ「ナツメさん?」

ナツメ「あーーー!忘れてた!」

957: 2015/08/27(木) 16:27:11.57 ID:nAAReVdB0
レッド「あの…ナツメ、一応俺の耳元でもあるからそんな大声出されたら…」

ナツメ「レッド!明日からイッシュに行かなくちゃ!」

レッド「えっ…そんな大事なこと忘れてたのかよ」

ナツメ「忘れてたっていうか~覚えてなかったのよね」

レッド「それ忘れてたって言うんだよ」

ナツメ「早く食べて準備しないと」

セレナ「ねえ、何しにイッシュに行くの?」

レッド「実はねママはイッシュで女優やってんだ」

セレナ「ふーん」

レッド(なんかリアクション薄いな…)

958: 2015/08/27(木) 16:28:17.73 ID:nAAReVdB0
レッド「やっと準備が終わった…」

レッド「二人とも急にくっついてきてどうしたってんだ」

レッド「まあこんなこと今日だけだろ…たぶん…」

レッド「ナツメもセレナも寝てるかな、俺も寝るか」

ガチャ

レッド「あれ…二人ともいない…」

レッド「トイレかな?まあいいや」

シュルル ギュッ

レッド「なっ…なんだこれ!動けん…」

959: 2015/08/27(木) 16:28:51.96 ID:nAAReVdB0
レッド「こんなことすんのは…ナツメしかいないよな…」

ナツメ「あったり~」

ナツメ「あっ、安心してセレナは別の部屋で寝てるから」

レッド「それなら安心だ…ってなるかー!」

レッド「なんでこんなこと」

ナツメ「なんでって理由なら一つしかないじゃない」

レッド「……」

レッド「なんとなくわかったけど…やり方が…」

960: 2015/08/27(木) 16:29:45.15 ID:nAAReVdB0
ナツメ「だってあなたは自分を疑ったバツって言ってたよね」

レッド「う、うん…」

ナツメ「でもあなたも私を疑ってたよね」

レッド「なんのことだか」うにうに

ナツメ「逃げられると思ってんの?このキャタピーちゃん」ガシッ

レッド「きゃた…」

ナツメ「セレナと話してたときなんだけどね、新しい妹がほしいんだって」

レッド「いや、でもそういうのはさ…」

ナツメ「毎日のようにやればそのうちできるでしょ」

レッド「俺からしたらなぜか恐怖があるんだが」

961: 2015/09/04(金) 01:56:04.41 ID:b1EzL0jz0


セレナ「レッドパパ!いつまで寝てるの!」

レッド「うん…起きるから…」

セレナ「イッシュ!イッシュ!」

レッド「あっ…そうだった」

レッド「ナツメは!?」

ナツメ「こっちこっち、ご飯できてるわよ」

レッド「元気だね…」

962: 2015/09/04(金) 01:56:31.39 ID:b1EzL0jz0
セレナ「レッドパパ早く食べてよ」

レッド「うん」

レッド(こんな大量の飯食えるわけないじゃんか)

ナツメ「ねえレッド」

レッド「なに?」

ナツメ「残さず食べてよね」

レッド「う…うん…」

ナツメ「おかわりもあるわよ」

レッド「……」

963: 2015/09/04(金) 01:57:06.86 ID:b1EzL0jz0
レッド(く、苦しい…)

ナツメ「あーっレッド、まだこんなに残してんじゃない」

レッド「だって…」

ナツメ「元気がないみたいだからいっぱい作ったのに…」しょぼん

レッド「大丈夫!全部食べるから」

レッド(俺がじゃないけど…)

レッド(ごめんナツメ、ミュウツーなんとかして!)

ミュウツー「りょ」

964: 2015/09/04(金) 01:57:42.32 ID:b1EzL0jz0
レッド「……」

レッド「何したの?」

ミュウツー「時よ止まれってやった」

レッド「お前時間まで操れたの!?」

ミュウツー「俺にできんことはない」

レッド「…まあいいや、早くカビゴンにこれ全部食ってもらうか」

ミュウツー「うまいなこれ」モグモグ

レッド「はやっいつの間に…ていうかナツメの料理がマズイわけねえだろ!」

ミュウツー「俺よんでなにするつもりなんや?」

レッド「いや、もういい、一応礼は言っとく」

965: 2015/09/04(金) 01:58:14.38 ID:b1EzL0jz0
レッド「ごちそうさん」

ナツメ「あら?もう食べたの?あんなにあったのに」

レッド「そりゃおいしいからね」

ナツメ「ふーん」

ナツメ「ミュウツーって食べるの早いのね、それとも能力かな?」ボソッ

レッド「えっ…」

ナツメ「今夜も楽しみねー」

ナツメ「もうそろそろ出発するから早くしてよね」

レッド「…なんでバレたの」

966: 2015/09/04(金) 01:58:46.84 ID:b1EzL0jz0
ナツメ「さーてそろそろ行くわよ」

ナツメ「あんまり遅いとユウキ君に怒られちゃう」

セレナ「わーい、イッシュだー」

ナツメ「セレナはイッシュ初めて?」

セレナ「うん」

ナツメ「そっかー、けっこういいところよ」

セレナ「楽しみー」

レッド「今夜一体何が…」ガクガク

967: 2015/09/04(金) 01:59:15.89 ID:b1EzL0jz0
セレナ「でもイッシュなんてどうやって行くの?」

ナツメ「そんなの簡単テレポートであっという間よ」

ナツメ「それじゃあ行くわよ、フーディン」

フーディン「ハーイ」

ナツメ「テレポートお願いね」

フーディン「オマカセ」

シュン

968: 2015/09/04(金) 01:59:42.73 ID:b1EzL0jz0
イッシュ

ユウキ「ふわーあ…暇だ、出かけてくる」

ハルカ「どこ行くの?もうそろそろナツメさんたち来るわよ」

ユウキ「…そうだなー」

ユウキ「でも実際はまだまだだろ」

ハルカ「かもしんないけど」

ユウキ「絶対時間守んないもん、レッドさんいたら余計にだよ」

レッド「俺といたらってどういうことだよ」

ユウキ「レ…」

969: 2015/09/04(金) 02:00:12.73 ID:b1EzL0jz0
ユウキ「いたい…」

レッド「ただのチョップだろ、大げさな」

ユウキ「あんたのチョップはただのチョップじゃないんですよ」

レッド「うるせえ、それよりナツメがあっちで待ってるから」

ユウキ「今回はもう行くって言ってから早かったんですね」

レッド「まあ早く行きたがってたから」

ユウキ「ナツメさんが?めずらしい」

レッド「んー…いや…」

970: 2015/09/04(金) 02:00:43.23 ID:b1EzL0jz0
ハルカ「じゃあユウキ早く行くわよ、ほらレッドさんも」

レッド「あ、待ってちょっとユウキと話したいことあるから先行ってて」

ハルカ「わかりました」

ユウキ「……」

ユウキ「話って?」

レッド「おまえ…夜どうしてる?」

ユウキ「は?」

971: 2015/09/04(金) 02:01:25.18 ID:b1EzL0jz0
レッド「ベッドでナツメに勝てない、ボロボロにやられる」

ユウキ「俺もあっち行っていいですか?」

レッド「なんでだよ話聞けよ」

ユウキ「じゃあもうやんなきゃいいでしょ」

レッド「なんでだよ!やりたいにきまってんだろ!」

ユウキ「でかい声で言うことじゃないでしょ、こっちも恥ずかしい」

ユウキ「とにかくそんなこと自分で解決してください」

レッド「相談ぐらいのってくれたっていいだろ」

972: 2015/09/04(金) 02:01:58.70 ID:b1EzL0jz0
ユウキ「まあまともな相談ならいくらでも」

レッド「まともだろ」

ユウキ「俺がまともと判断してないんで」

レッド「勝手なこと言いやがって」

ジラーチ「レッド~」

レッド「ジラーチ、久しぶりだな」

ジラーチ「ふん、別に会いたかったとかじゃねえぞ」

レッド「はいはい」

ユウキ「俺ハルカたちの方行ってますね」

レッド「おい、待てよー」

973: 2015/09/04(金) 02:02:25.49 ID:b1EzL0jz0
ハルカ「どうもお久しぶりですナツメさん」

ナツメ「そんな久しぶりかな?まあいいやユウキ君は?」

ハルカ「レッドさんと話てますよ」

セレナ「……」

ハルカ「あれ、この子は?」

ナツメ「娘よ」

ナツメ「それよりこれからの予定を教えて」

ハルカ「わかりました、えーと…」

ハルカ「ええーーーーーーっ!!!!!」

974: 2015/09/04(金) 02:03:40.74 ID:b1EzL0jz0
ナツメ「びっくりした、急に大きい声出して…」

ハルカ「いや…今だって…」

ナツメ「もう早くしてよ、これからセレナと遊びに行かないといけないのよ」

ハルカ「いったいどういうこと…」

ナツメ「あっそうか、まだあいさつしてなかったじゃないの」

ナツメ「セレナ、ちゃんとあいさつしなさい」

セレナ「うん」

セレナ「私セレナ、イッシュには初めて来たんだー」

ハルカ「ハ…ハルカです…」

975: 2015/09/06(日) 00:54:23.12 ID:PRW+vDeE0
ユウキ「ええーーーーーーーーっ!!!娘ーーー!?」

ナツメ「その反応さっき見たからもういいわよ」

ユウキ「ひ、ひでえ」

ナツメ「ハルカちゃんと同じ反応するのが悪いわよ」

ユウキ「いや、俺ハルカの反応なんて見てなかったし」

レッド「ナツメに反抗しない方がいいぞ」

ユウキ「反抗って…俺は事実を」

976: 2015/09/06(日) 00:55:11.75 ID:PRW+vDeE0
ユウキ「ていうかレッドさんの子だったら大きくないですか!?」

レッド「んなことどうでもいいんだよ」

ユウキ「いやどうでもよくないですって」

レッド「黙れ小僧!」

ユウキ「こぞ…」

ジラーチ「レッドひどい!ボクというものがいながら他の女と子どもつくるなんて!」

レッド「お前は何を言ってるんだ」

977: 2015/09/06(日) 00:55:56.17 ID:PRW+vDeE0
セレナ「レッドパパ、その頭の上の何?」

レッド「ああ、こいつはジラーチ」

ジラーチ「やめろ、つまむんじゃねえ」

セレナ「これがジラーチなんだー、初めて見る」ぺたぺた

ジラーチ「レッド以外がボクにさわるんじゃない!」

セレナ「!」ビクッ

レッド「こら、でかい声出すんじゃない、セレナがビックリしてんだろ」

978: 2015/09/06(日) 00:56:24.30 ID:PRW+vDeE0
ユウキ「遊びに行っちゃった」

ユウキ「仕事で来てんのわかってんのかな?」

ハルカ「あの人たちはいつもそんなこと関係ないのよ」

ユウキ「そうだな…」

ハルカ「そういやあんたあのこと言った?」

ユウキ「あのこと?」

ハルカ「バカが」

ユウキ「バカ!?今バカって言った!」

979: 2015/09/06(日) 00:57:07.52 ID:PRW+vDeE0
ハルカ「あんた今度何になるの」

ユウキ「何に?俺変身とかそんなのできないけど…」

ハルカ「ジ?」

ユウキ「痔!?ハルカお前…」

ハルカ「ふざけてんの?」べしっ

ユウキ「痛い!」

ハルカ「ジムリーダーになるんでしょうが!」

ユウキ「あーそうでした…うん、言ってない」

ハルカ「もうわかってた」

980: 2015/09/06(日) 00:57:36.67 ID:PRW+vDeE0
ライモンシティ

ナツメ「ここならセレナも楽しめるはずよ」

レッド「うん、こんなのはカントーにはないからな」

セレナ「おっきーい」

ジラーチ「お菓子は?」

レッド「お前そればっかだな」

レッド「セレナの分も一緒に買うか」

981: 2015/09/06(日) 00:58:07.92 ID:PRW+vDeE0
セレナ「あーっそれ私のだよ」

ジラーチ「早い者勝ち」

セレナ「返してよ」

ジラーチ「もうお腹の中だよ」

セレナ「出してよ!」

ジラーチ「やだ」

レッド「どっちもそんなことで争うなよ」

982: 2015/09/06(日) 00:59:26.19 ID:PRW+vDeE0
ナツメ「はい、新しいの買ってきたわよ」

セレナ「やった、ありがとママ」

ジラーチ「最初からこうしろよ」

レッド「ちゃんとありがとうって言えよ」

レッド「それにしてもやっぱナツメはやさしいよなー」

ナツメ「まあね」

セレナ「レッドパパなんでママにばっかくっつくの」

ジラーチ「そうだよ、ボクにだけそうすればいいのに」

983: 2015/09/06(日) 01:00:14.13 ID:PRW+vDeE0
ナツメ「私もレッドもお互いに好きなんだから何にも問題ないじゃない」

レッド「あー、ナツメの言ってることは間違ってないけどセレナもジラーチも好きだよ」

ナツメ「でも私のは特別でしょ」

ジラーチ「何が特別だ、また記憶消すぞ」

ナツメ「お菓子ぬきにされたいわけ?」

ジラーチ「とりあえずレッドから離れろ、普通に歩けるだろ」

ナツメ「そっちこそ頭から降りなさいよ、飛べるの知ってんのよ」

セレナ「レッドパパも大変だね」

レッド「うん」

984: 2015/09/06(日) 01:00:47.71 ID:PRW+vDeE0
セレナ「レッドパパー」

レッド「なに?」

セレナ「おんぶ」

レッド「いいよ、よいしょっと」

ナツメ「セレナくっつきすぎよ!」

ジラーチ「そうだぞ新参者のくせに!」

レッド「おんぶなんだからそれぐらい…」

セレナ「そーだよ」

985: 2015/09/06(日) 01:01:38.68 ID:PRW+vDeE0
レッド「そ、それより何か乗り物に乗ろうよ、せっかくこういうとこに来たんだし」

ナツメ「セレナがそうするなら私のこれもいいはずよね」ギュッ

ジラーチ「じゃあボクは頭の上」

セレナ「ジラーチ、そんなとこ来ちゃ前が見えにくいー!」

ジラーチ「じゃあ下りればいいじゃんか」

ジラーチ「おんぶなんか頼むのが悪いんだよ」

セレナ「後から来たのはそっちでしょ」

レッド(動きにくい)

986: 2015/09/06(日) 01:02:36.01 ID:PRW+vDeE0


レッド「……」ぐったり

ユウキ「大丈夫ですかー?」

レッド「大丈夫じゃない…」

ジラーチ「まったくだらしない」

レッド「お前らが…いや、いい…」

ユウキ「レッドさん、もうすぐ飯の時間ですよ起きたらどうですか?」

レッド「そうだねー…」

987: 2015/09/06(日) 01:03:04.21 ID:PRW+vDeE0
ナツメ「できたわよー食べてねー」

レッド(やっぱり俺のだけ異常に多い…)

ナツメ「何?」

レッド「えっどうしたの?」

ナツメ「…まだあるからねー」

レッド(やっぱり…)

レッド「おいユウキ、お前それだけじゃ足りないだろ、ちょっとわけてやるよ」

ユウキ「大丈夫です」

レッド「食えよ!」

ナツメ「それレッドの分よ」

レッド「絶対俺の分とるんじゃねえぞ!」

ユウキ「……」

988: 2015/09/07(月) 18:59:03.12 ID:Ptoy/Ibd0
翌日

ナツメ「さあ今日はどこに行く?」

レッド「そうだな…」

ユウキ「ダメです」

レッド「何が」

ユウキ「ナツメさんは今日撮影があります」

ナツメ「えー」

ユウキ「えーじゃない!何しに来たんですか!」

989: 2015/09/07(月) 18:59:32.42 ID:Ptoy/Ibd0
レッド「そんじゃしかたないな」

レッド「じゃあ今日はどうしようか」

セレナ「今日は新しいポケモン探しに行こうよ」

レッド(あー…そういやセレナを強くするようにとかそんなの言われてたんだっけ)

レッド「そうだな行こうか」

ナツメ「それなら私も」

ユウキ「ダメです」

ナツメ「なんでよ!レッドがそばにいないなんて考えられないわよ!」

ユウキ「なんとか考えてください」

990: 2015/09/07(月) 19:00:03.51 ID:Ptoy/Ibd0
ナツメ「レッド行っちゃったじゃないの!」

ユウキ「そうですね、もう衣装に着替えてるんだからいつまでもそんなこと言わないでください」

ユウキ「俺もいつまでもこんなことできないんですからね」

ナツメ「知ってるわよ、ジムリーダーになるんでしょ」

ナツメ「あなたの考えてることぐらいわかるわよ」

ユウキ「だったら真面目にお願いします」

ナツメ「そうね…じゃあ早く終わらせちゃいましょうか」

ユウキ「やっとやる気になってくれたか」

ナツメ(どんな形でも早く終わればその分早くレッドに会える)

991: 2015/09/07(月) 19:00:34.32 ID:Ptoy/Ibd0
セレナ「ねえこの地方にはどんなポケモンがいるの?」

レッド「この前図鑑渡した時全部覚えたのわかってるよ、だから聞く必要ないじゃん」

セレナ「イジワルー」

レッド「そのかわりどこでも連れてってやるよ」

ジラーチ「じゃあまず駄菓子屋だな」

レッド「お前の行きたいとこじゃねーよ!」

ジラーチ「おい小娘、お前もお菓子食べたいだろ」

セレナ「そんなに食べたきゃ一人で行けばいいじゃない、レッドパパは私と一緒にいるから」

ジラーチ「ぬぬ…なんてガキだ」

992: 2015/09/07(月) 19:01:09.31 ID:Ptoy/Ibd0
レッド「結局お菓子か…」

ジラーチ「小娘結局お前もお菓子がほしかったんじゃねえか」

セレナ「別にそんなことないけど」

セレナ「それとその小娘ってのやめてよ、私はちゃんとセレナって名前があんのよ」

ジラーチ「知らん」

セレナ「覚えなさい!」

レッド「そんなことでケンカしない、仲良くしなよ」

レッド「そんなことより行くよ」

993: 2015/09/07(月) 19:01:40.98 ID:Ptoy/Ibd0
ドーン

レッド「ん?なんか今でかい音がしたような」

セレナ「上だよ、ほら見て」

セレナ「なにかこっちにむかって落ちて…」

ドサッ

セレナ「いった~」

レッド「うおっセレナ大丈夫か!?しっかりしろ!」

レッド「誰かー!救急車ー!」

セレナ「大丈夫だよ、パパ大げさだってば」

994: 2015/09/07(月) 19:02:13.56 ID:Ptoy/Ibd0
レッド「セレナ~~よかった~~~~~」うるうる

セレナ「それよりさっき落ちてきたあれなんか…」

レッド「なんだこれ?」

セレナ「キバゴだ」

レッド「かなりボロボロだな、どうしたんだ」

セレナ「パパあれ見て」

レッド「メガニウムか、なるほど、このキバゴはあいつらにやられちゃったんだな」

セレナ「かなり怒ってるよ、攻撃してきてるし」

レッド「かといってこっちから攻撃するのもなぁ…」

ジラーチ「じゃあ早く逃げろよ!」

995: 2015/09/07(月) 19:02:52.27 ID:Ptoy/Ibd0
レッド「おいジラーチ、お前の力でもあいつ止められるだろ」

ジラーチ「疲れるだろ、ほらもっと速く走れ」

レッド「このやろ…」

セレナ「パパ!キバゴが」

レッド「…やばいな、セレナとりあえずボールにいれて休ませとけ」

セレナ「う、うん」

ジラーチ「止めるんだったらあのあんぽんたん出せよ」

レッド「あんぽんたん?」

ジラーチ「ミュウツーだよ」

レッド「お前あいつのことそんな呼び方してたのか」

996: 2015/09/07(月) 19:03:32.40 ID:Ptoy/Ibd0
レッド「でも止めるだけならミュウツーじゃなくてもいいだろ」

レッド「俺の出すまでもないとおもったからジラーチに言ったのに」

ミュウツー「誰があんぽんたんじゃドアホ!」

レッド「っておい、お前よんでねえぞ」

ミュウツー「細かいこと気にすんなや、メガニウム撃破すりゃええんやろ?」

レッド「撃破ってまでやんなくても」

ミュウツー「あっもうやってもた」

レッド「そりゃよかった…」

【ポケモン】ナツメ「レッドは人気者」【前編】

引用: ナツメ「レッドと私の話なのにグリーンが主役なの!?」