12: 2010/06/27(日) 21:29:28.44 ID:1kgp5v6H0
キョン「何の用かと思ったら…」

橘「連れてってほしいのです!」

妹「ねぇねぇキョンくーん!」

キョン「連れてってじゃねえ!」

キョン「遊園地の前に呼び出しておいて何言ってるんだお前は!」

キョン「要するに金を出せって言ってるのと同義じゃねーかっ!帰るぞっ!」グイ

妹「わぁん遊園地で遊びたいよーっ」グググ

キョン「ぐっ…なんて力だ…っ」

橘「これが遊園地パワーなのですっ」ガシ

キョン「うわっ、は、離せ…っ」ズズズ

妹「いこっ?」

橘「はいなのですっ」

キョン「離せっ!うわっ」ズリズリ


14: 2010/06/27(日) 21:38:08.12 ID:1kgp5v6H0
キョン「はぁ…やれやれ」

妹「わぁっ!色んなのがあるね!」

橘「目移りしちゃうのです!」

キョン「はぁあ…迷子になるなよ…」

妹「うん♪」

妹「ねぇねぇキョン君…」クイクイ

キョン「ん?どした?」

妹「京子ちゃんがいなくなっちゃった…」

キョン「………」

15: 2010/06/27(日) 21:53:57.19 ID:1kgp5v6H0
妹「どうしよう…ねえキョン君…」

キョン「まぁアイツもああ見えて俺と年そんな変らんからな…大丈夫だろう」

妹「そうかなぁ…心配だなぁ…」







橘「ぶぇえあぁああああっ、ひぐっ、ぶひっ、きょんざんっ!?どこなのでずがっ!?」ウロウロ

橘「ふぎっ、えひっ、こっ、心細いのでず、ズピピ、不安なのですっ」オロオロ

森さん「キミ、どうしたの?パパとママは?」

橘「ふえ…?」

橘「へふっ…ふへっ…ぶわぁあああああんっ!はぐれちゃったのですぅぃいいんっ」ピャー

森さん「あらあら…」

橘「ぶひゃああああああんっ」ガシ

森さん「困りましたね…」

16: 2010/06/27(日) 22:05:57.83 ID:1kgp5v6H0
橘「お姉さんは、誰なのですか?遊園地の人なのですか?」グスグス

森さん「ええっと…」

森さん(本当は涼宮さん達が来そうなとこを下見してたんだけど…話を合わせましょう…)

森さん「そんなところです」

橘「良かったのです…あっ、迷子のお知らせをして欲しいのです!」

橘「キョンさんとキョンさんの妹さんが迷子なのですっ」

森さん「ふふふ、はいはい…って、え?キョン君と来てるんですか?」

橘「キョンさんと知り合いなのですか?」

森さん「えー、あー、まぁ……はい」

橘「なんとっ!奇遇なのです…」

17: 2010/06/27(日) 22:17:14.07 ID:1kgp5v6H0
キョン「おい…園内放送でアダナを呼ばれる身にもなれ…」

橘「ぶわぁあああああああっ!キョンさーん!」ガシ

キョン「鼻水をふけっ」

妹「良かったぁ~」

キョン「いやぁ、御迷惑お掛けしました…って、あれ?森さん?」

森さん「こんにちは♪キョン君」

橘「このお姉ちゃんが助けてくれたのです!恩人なのです!」

キョン「そうだったんですか…橘、お礼言ったか?」

キョン「たち…あれ?」

森さん「今し方、妹さんと手を繋いで駆けて行きましたが…」

キョン「はぁ…まあ二人いれば大丈夫か…」

キョン「ところで、何で森さんがこんなところに?」

森さん「あ、それはですね…」

18: 2010/06/27(日) 22:25:48.79 ID:1kgp5v6H0
キョン「…来るかもしれないってだけで下見ですか…毎度毎度、機関の方々には頭が下がりますね…」

森さん「うふふ…古泉が聞いたら喜びますね」

キョン「どうですかね…」

森さん「それに、タダで見物もできるんですから役得でもあるんですよ?」

キョン「ま、それもそうですね…」

森さん「ただ…」

キョン「ただ?」

森さん「私、こういう場所は不慣れなものでして…何をどう見ておけばいいのか…」

キョン「ふむ…」

森さん「それに、一人で見て回るというのも…ちょっと…」

キョン「……良かったら、御一緒しましょうか?」

森さん「え?」

キョン「お手伝いしますよ」

森さん「あ、ありがとうございます!」

20: 2010/06/27(日) 22:34:05.22 ID:1kgp5v6H0
俺も眠いから観覧車で森さんに手マンするまでを誰か書いてくれ

21: 2010/06/27(日) 22:45:10.10 ID:1kgp5v6H0
森さん「涼宮さんは、どんなアトラクションが好みなんでしょうか…」

キョン「そうさなぁ…まあヌルイのには目もくれない可能性が高いですね」

森さん「アレなんか好きそうですかね?」

キョン「ジェットコースターですか…十中八九、乗るでしょうね」

森さん「行きましょうか?」

キョン「そうですね」



カタン…カタン…カタン…カタン…カタン…

キョン「うわ…高い…」

森さん「………」

キョン「この時間が一番緊張するな…」

森さん「………」

キョン「森さん、こういうの閉鎖空間で慣れてるんですよね?」

森さん「………」

26: 2010/06/27(日) 22:52:50.76 ID:1kgp5v6H0
森さん「…………」

キョン「森さん?」

森さん「わ、わたし、やっぱり降ります…」

キョン「へっ?」

森さん「だ、だだ、だって、今、閉鎖空間違うし…」

キョン「はぁ」

森さん「今、とと飛べない…お、落ちたら、しし、氏んでまう…」プルプル

キョン「あの、今さら何を…冗談でしょ?」

森さん「あの、あのあのあの、あ」プルプルプル

ガクン……

キョン「あ」

森さん「あ」

ゴオオオオオオオオオオオオオオッ

森さん「んにゃああああああああああッ!!」ゴオオオオオオオ

キョン「…もっ、森さんっ!落ち着いてっ!」ゴオオオオオオ

28: 2010/06/27(日) 22:59:40.30 ID:1kgp5v6H0
カタンタンタンタン…タン…タン……ぷしゅー…

森さん「は、は、はぁ、はぁっはぁっ……」フルフル

キョン「あの、大丈夫ですか?」

森さん「……ゴク…だ、大丈夫です…」

キョン「立てますか?」

森さん「も、もちろんです…次、行きましょう…」

キョン「手、貸しましょうか?」

森さん「大丈夫ですから、ホントに…あっ」フラリ

キョン「おっと」ガシ

森さん「あわわ」////

キョン「少し休みますか?」

森さん「うう…はいぃ…」

29: 2010/06/27(日) 23:09:25.00 ID:1kgp5v6H0
キョン「アイスコーヒーで良かったですかね」

森さん「あ、すみません…」

キョン「いやぁ~…しかし…」

森さん「あう、あの、えと、あれは…」

キョン「いいもの見れたなぁ…」

森さん「はうう…お願いです……機関の者には内緒に…」

キョン「ふふふ、どうしましょうか」

森さん「そんなぁ、意地悪しないでください…」ウルウル

キョン「言いませんて…二人だけの秘密にしときましょう」

森さん「うう、ありがとうございます…」

森さん(二人だけの秘密……)ドキドキ

キョン「次は大人しめのに乗りましょうか」

森さん「そ、そうですね…」

森さん(二人だけの秘密……)ドキドキ

30: 2010/06/27(日) 23:20:40.54 ID:1kgp5v6H0
橘「わーい!」ガシッ

妹「あはははは!あははははは!」ギュウウウ…

着ぐるみ「………ッ!くはっ……」

橘「気に入ったのです!一緒に回るのです!」ガシ

妹「一緒にいこっ?」グググ

着ぐるみ「ちょっ…」ズルズル



谷口(なんだっ!この万力のような牽引力はっ!こ、こ…)

谷口(これが遊園地パワー!?)



橘「あっ!ジェットコースター!」

妹「いこっ!ぬいぐるみさん♪」

着ぐるみ「ひいっ!は、離せ!」

橘・妹「わーい!」

32: 2010/06/27(日) 23:27:13.18 ID:1kgp5v6H0
カタンカタンカタンカタン…

橘「わあっ!高いのです!人があんなにちっちゃく見えるのです!」

妹「わくわくするね!」

着ぐるみ「……………」プルプル


谷口(おいおい…何で着ぐるみを乗せるんだよ…止めろよ案内員…!」

谷口(俺高いとこ苦手なのに…うう……気分悪くなってきた…)

ガクン……

橘「わっ♪」

妹「きゃ♪」

着ぐるみ「うぷ」

ゴオオオオオオオオオオオオオオッ


34: 2010/06/27(日) 23:34:55.73 ID:1kgp5v6H0
カタンタンタンタン…タン…タン……ぷしゅー…

橘「わはっ!楽しかったのです!」

妹「あっというまだったね!」

着ぐるみ「」

橘「次のに行くのです!」タター

妹「またね!ぬいぐるみさん!」スタター

着ぐるみ「」


案内員「あの、もう終わりましたけど…」

案内員「…ん?」クンクン

案内員(何この臭い…昔バスの中で嗅いだ事があるような…)


着ぐるみ「…」フラリ…

着ぐるみ「……」トボトボ…


案内員「ま、またどうぞ~…」

案内員(あの着ぐるみの中は……予想はよそう……)

36: 2010/06/27(日) 23:47:33.21 ID:1kgp5v6H0
キョン「はっはっは、そーれ」グルグル

森さん「きゃっ♪速いです!」

キョン「これくらいの速さなら大丈夫でしすか?」グルグル

森さん「は、はいっ!あはっ、でも、目が回ります~」

キョン「転びそうならまた支えてあげますよ!」

森さん「もうっ…キョン君たら…」////

キョン「森さん!」

森さん「はいっ、きゃあ♪」

キョン「楽しんでもらえてますか!?」

森さん「はいっ!とっても!」

キョン「そいつはよかった!」

森さん「きゃー♪あはははっ」

森さん(楽しいっ!すっごく楽しいっ!こんなの初めて…)


40: 2010/06/27(日) 23:56:01.91 ID:1kgp5v6H0
谷口「………」

谷口「バイト代……飛んだ…」

谷口「…クソ…俺が何したって言うんだ…」

谷口「…」クンクン…

谷口「…まだちょっとクセエ…」

谷口「はぁあ…何か乗るか…」

谷口「ん…コーヒーカップか…」

谷口「回ろう……夢想花のように…」

谷口「よっこいせ…」

橘「相席していいですか?」

妹「いいですか?」

谷口「あぁ…どうぞ…」

橘・妹「わーい!」

谷口「………」

谷口「あっ!!お前ら…!!」

42: 2010/06/28(月) 00:03:20.12 ID:ZNSYwUwn0
橘「あはははははははははは!あはははははははははは!」グルグルグルグルグルグル

妹「わーい!もっと速く!もっと!もっと!」グルグルグルグルグルグルグル

谷口「ヒギイイイイイイッ」ギュルルルルルルルルルル

橘「わーい!わーい!わーい!わーい!わーい!わーい!わーい!わーい!わーい!」グルルルルルル

妹「あははははははははははははははははははははははははははははははははは」グルルルルルルル

谷口「フギッ……ンギヒィ………ヒギィ……」ギュルルルルルルルルルルルル


キョン「うお…凄いな…見てくださいよ森さん…」

森さん「わぁ、竜巻みたいですね…」

キョン「我々もやりますか?」

森さん「や、やめてください…」


谷口「イッギィ……ヒィ、ヒィイイイイ…」ギュルルルルルルルルルルル

鬼「あははははははははははははははははははははははははははは」

悪魔「速いのです!速いのです!速いのです!速いのです!速いのです!速いのです!わーい!」

43: 2010/06/28(月) 00:09:07.52 ID:ZNSYwUwn0
キョン「ふぅ…もう終わりか…森さん、大丈夫ですか?」

森さん「はい、わっ」フラ

キョン「おっと…」ガシ

森さん「あ、うふふ、ありがとうござます♪」

キョン「なんのなんの」

森さん「あはっ」



橘「はー…面白かったのです!」

妹「ねー♪」

橘「あれれ?相席のお兄さんがいなくなってるのです」

妹「あれぇ?」

橘「謎なのです…」

妹「ミステリーだねっ」

45: 2010/06/28(月) 00:24:09.24 ID:ZNSYwUwn0
橘「あっ!お姉ちゃん!」

妹「キョン君も!」

キョン「よう、さっきの竜巻はお前らだったのか…」

森さん「お二人とも、凄いですね…」

妹「えへへ…ねぇねぇキョン君!おなか減った~」

キョン「ん、もうそんな時間か…森さん、一緒に如何ですか?」

森さん「あっ、はい!是非御一緒させてください!」

橘「みんなで食べるのです!」

妹「いこっ?」ギュ

キョン「おい、引っ張るなよ…」

橘「お姉ちゃんも行くのです!」ギュ

森さん「はい♪」



森さん(ああ…何だろう…これ……)

森さん(そう…家族みたい…すごく幸せ…)

47: 2010/06/28(月) 00:28:58.11 ID:ZNSYwUwn0
谷口「……ここ…遊園地…だよな…?」ボロッ

谷口「忍空の里じゃないよな…?」

谷口「何で俺…遊園地でこんなボロボロになってるんだ…?」

谷口「何か…ふっ飛ばされてから…」

谷口「右手が若干痺れるんだが…気のせいだよな…?」

谷口「………」

谷口「…何か食うか…」

谷口「…………」

谷口「………財布がねえ…」

谷口「…遠心力で…飛んでったのか?」

谷口「……」

谷口「…腹減ったぜ…」

49: 2010/06/28(月) 00:52:24.40 ID:ZNSYwUwn0
キョン「ほら、口にケチャップ付いてるぞ…」

妹「えへへ」

橘「お姉ちゃん、あーん♪」

森さん「はい♪京子ちゃんも、あーん♪」

キャッキャ ウフフ



店員「お待たせしました~ソフトクリームのお客様~」

妹「はいっ」

橘「はいなのです!」

50: 2010/06/28(月) 00:56:58.54 ID:ZNSYwUwn0
店員「はい、どーぞー♪」

妹「わーい!」

橘「ありがとなのです!」

店員「若いパパとママで羨ましいわね~♪」

妹・橘「?」

キョン「いや、そういうわけじゃ…ははは」////

森さん「そ、そんな…やだ…もう…」////

妹・橘「?」

キョン「参ったな…ねぇ、森さん…」

森さん「/////」

妹・橘「??」

52: 2010/06/28(月) 01:11:34.37 ID:ZNSYwUwn0
橘「混んできましたね…」

妹「凄い行列だよ~」

キョン「ん、そうだな…お昼遅めだったし、あと一個乗ったら帰るかな…」

森さん「あ、私も機関に戻って報告しなくては…」

橘「じゃあ最後はみんなで乗るのです!」

妹「有終の美を飾るよ~!」

キョン「森さん、何かリクエストはありますか?」

森さん「じゃあ…あまり激しくな

妹・橘「あれがいい!!」

森さん「あわわ…」

キョン「水の中通るヤツか…森さん、行けそうですか?」

森さん「……」

森さん「い」

森さん「いけます!いきます!」

キョン「大丈夫かな…」

53: 2010/06/28(月) 01:19:49.14 ID:ZNSYwUwn0
橘「やっと乗れるのです!」ガチャン

妹「だいぶ並んでたね~」ガチャン

キョン「大丈夫ですか?一緒に降りましょうか?」

森さん「だっだだ、大丈夫です!」ガチャン

キョン「本当かな…」ガチャン


カタンカタンカタンカタン……

森さん「あ、あ…や、やっぱダメかも…」プルプルプル

キョン「なんと…」

森さん「キョン君…お願い…て、手を…」

キョン「え?」

森さん「ゴメンキョン君…怖くて…お願いします…手を…」ガタガタ

キョン「…森さん…っ」ギュ

ガクン……

森さん「~~っ!!」ギュウ…

56: 2010/06/28(月) 01:26:58.69 ID:ZNSYwUwn0
橘「ひゃあ!冷たいのです!」ゴオオオオオ

妹「わーい!びしょびしょ~!」ゴオオオオ

ゴオオオオオオオオ…

森さん「ヒィ……ッ」ギュウウウ

キョン(いたたたたた)

ゴオオオオオオオオ…

森さん「キョン君っ…キョン君っ…」ギュウウ…

キョン「森さん!もう少しですからね!」

森さん「は、はいっ!」ギュウウウ…

キョン(あーいたたたたた)

57: 2010/06/28(月) 01:34:09.87 ID:ZNSYwUwn0
どっぱーん…

ぷしゅー…


橘「は~!おもしろかったのです!」

妹「京子ちゃんビショビショ~」

森さん「はー、はー、は……はぁぁ~…」

キョン「森さん、よく頑張りましたね」

森さん「うう~…キョンくぅん…」ウルウル

キョン「さ、行きましょうか」

森さん「はい…あぁ…怖かった…」フラフラ

58: 2010/06/28(月) 01:39:52.27 ID:ZNSYwUwn0
妹「ね、ね、京子ちゃん…」

橘「どしたですか?」

妹「あれ…あれ…」

橘「ややっ」

妹「キョン君とお姉ちゃん…」

橘「まだ手を繋いでるのです…」



森さん「あ、あれ?手が…」

キョン「?」

森さん「手が…何か…離れないです…」

キョン「映画とかでお馴染みの、初めて人を刺すとなるアレですか?」

森さん「さ、刺したこと無いですけど、多分…すみません、すぐ離しますから…」グググ

キョン「まぁまぁ、もう暫らくしたら離れますよ…それまで待ちましょう」

森さん「ふぇっ?」

森さん「は、は、は……はぃぃ…」/////

59: 2010/06/28(月) 01:46:36.64 ID:ZNSYwUwn0
谷口「……」トボトボ

谷口「…ははっ」

谷口「……俺、遊園地まで来て…」

谷口「…何してんだろ…」

谷口「…帰るかな…もう…」

従業員「あっ!お客さん!そこは…」

谷口「…え?」

ドバシャアアアア!

谷口「……」ポタポタ…

従業員「水…掛るから注意って…」

谷口「…ふふ…ふふふ…」ポタ…

従業員「………」

谷口「ふはははは…はーっはっはっは!」

谷口「帰る…止めないでくださいよ…」

従業員「はぁ…お気を付けて……」

61: 2010/06/28(月) 01:59:00.90 ID:ZNSYwUwn0
橘「もう夕方ですね!」

妹「帰る時間だね!」



キョン「…森さん」

森さん「はい?」

キョン「本当はもう、手、離れるんでしょ?」

森さん「ひゃっ!あ、ご、ごめんなさい…」////

キョン「やれやれ…やっと脱げるぜ…」ヌギ

森さん「あ、え…?」

キョン「はい…コレ、使ってください」

森さん「ふえ…上着…?」

63: 2010/06/28(月) 02:04:01.10 ID:ZNSYwUwn0
キョン「俺の位置だとあんまり濡れなかったんでね…風邪ひきますよ」

森さん「あ、ありがとうござます…あ、でも私、このあと機関に…」

キョン「返すのは何時でもいいです…次の機会にでも」

森さん「キョン君…!」

キョン「また、どっか遊びにいきましょう」

森さん「は、は、はいっ!」

キョン「今度はゆっくりしたヤツ、乗りましょうね…じゃ」

妹「またね!」ブンブン

橘「バイバイなのです!」ブンブン


森さん「うん!またね!また遊びましょうね!」ブンブン

64: 2010/06/28(月) 02:10:28.92 ID:ZNSYwUwn0
キョン「…お」

キョン「谷口…!どうしたんだそのナリ…」

谷口「ふふ…キョン…」

キョン「だ、大丈夫なのか!?ボロボロじゃないか!」

谷口「ふふふふ…ツイてたぜ…」

キョン「?」

谷口「さっきな…凄い美女とすれ違ってな…」

キョン「ああ」

谷口「ふふふ…くく…」

谷口「キョン、耳貸せ…」

キョン「何だよ」

谷口(…何か知らないけど…濡れててブラが透けてた…)

キョン「…マジか」

谷口「ああ!遊園地でバイトしててよかったぜ!」

66: 2010/06/28(月) 02:18:40.94 ID:ZNSYwUwn0
谷口「いや~、お前にも見せてやりたかったぜ!」

キョン「そうか…」

キョン(そう言えば森さんも濡れてたな…くそ、俺とした事が…)

谷口「あんなのが拝めるなら明日から通っちゃおうかなぁ!遊園地!」

妹「ん?あ!」

橘「あ!コーヒーカップのお兄さんなのです!」

谷口「ん?」

谷口「ゲッ!!」

妹「ねーあの時どこに行ったの~!?」キャッキャ

橘「教えて欲しいのです!!」キャッキャ

谷口「ヒィイイイイイイ!!!遊園地怖い!」

キョン「…行っちまった…お前ら何かあったのか?」

妹・橘「??」

キョン「ふむ…さて、帰るとするか…」


67: 2010/06/28(月) 02:26:56.90 ID:ZNSYwUwn0
橘「何だかんだ言って、キョンさんもたのしんでましたね」

妹「ね!」

キョン「んー…まぁな」

橘「またお姉ちゃんと行きましょうね!」

妹「ね!」

キョン「そだな」

妹・橘「やったー!!」

キョン「やれやれ…」



ちなみに、後日キョン君の指の骨にヒビが入っていたのが発覚したという
責任を感じた森さんがキョン君の看病をしにきてあんなことやこんなことをしたらいいな






おし まい

69: 2010/06/28(月) 02:31:36.69 ID:ZNSYwUwn0
それはまた次の機会にでも…

谷口が流石に可哀想になったけど
朝倉と谷口を虐げるのだけはやめられない
ハの字まゆ毛かわいいよハの字まゆ毛

引用: 橘「遊園地に連れて行ってください」キョン妹「ください」