1: 2008/07/26(土) 13:59:20.53 ID:Fq7gMqDr0
C.C. (ご主人様は仕事に行っちゃった。する事が無い。私は奴隷なのに…)

C.C. (なんで、ご主人様はあんなに優しいんだろう。お仕事は少ないし、ご飯もおいしい。寝床はふかふか。ぶたれたりもしない)

C.C. (でも甘えちゃ駄目。私は奴隷なんだから、しっかりとご奉仕しなきゃ…)

 コンコン

C.C. (誰か来た…でもご主人様には部屋を出るなって言われてるし…でも…)

カレ 「ゼロ。紅月カレンです。報告に来ました」

C.C. (ご主人様に用事があるみたい。どうしよう。どうしよう)

コンコン

カレ 「…いないのかな?」

C.C. (ドアの隙間から覗いてみよう…)

…ガチャリ

C.C. (知らない人だ。ジェレミアさんでもサヨコさんでもない。どうしよう…どうしよう…)

カレ 「…C.C.?」

C.C. (ひっ…気づかれた!)

5: 2008/07/26(土) 14:01:21.54 ID:Fq7gMqDr0
C.C. 「えっと…その…」

カレ 「C.C.? いるなら返事くらいしなさいよ。ルルーシュは?」

C.C. (私のことを知ってる? でも知らない。見たことない。)

C.C. (私、馬鹿だから忘れてるんだ。どうしよう。なんて失礼なことを…ご主人様に捨てられちゃう…)

C.C. 「うっ…えっと…その…」

カレ 「…何よ。いいから部屋に入れて?」

C.C. 「ひっ!」

 ベターン

カレ 「ちょっと何転んでるのよC.C.」

C.C. 「も、申し訳ありません! 申し訳ありません! とんだご無礼を!」

カレ 「…は?」

C.C. (うぅ…なんで私はこんなにドジなんだろう。ご主人様に尋ねてくるなんてきっと偉い人なのに…)

12: 2008/07/26(土) 14:03:28.32 ID:Fq7gMqDr0
カレ 「…何かよく分からないけど、いつまでも尻餅ついてるのよ。ほら、掴まって?」

C.C. (奴隷の私に手を貸してくださるなんて! でも、駄目。甘えちゃ駄目…)

C.C. 「も、申し訳ございません。大丈夫です。一人で立てます」

カレ 「……」

カレ (何よこれ。また私をからかってるの?)

C.C. 「えっと…その、ご主人様は今お仕事に…」

カレ 「ご、ご主人様? 何それ? ルルーシュのこと?」

C.C. 「は、はい! 私はルルーシュ様にお仕えしています」

カレ 「……」

C.C. 「?」

18: 2008/07/26(土) 14:06:41.20 ID:Fq7gMqDr0
カレ (ルルーシュをご主人様って…)

カレ (はっ! 私がブリタニアに捕まってる間に倦怠期突っ切って妙なプレイに目覚めた?)

カレ (や、やるわねルルーシュ。童O坊やとか言われて罵られてた癖に、主従逆転なんて)

カレ (私がいない隙に…ルルーシュの奴…ぐすっ…)

カレ (……)

カレ (いや、待て。待て待て。待つのよカレン。カレンWait!)

カレ (あいつ、私に『必ず助けるから待ってろ』って言ってたわよね?)

カレ (結局、ナイトオブテンぼっこにして自力で逃げてきたわけだけど…)

カレ (ゆっくり待っていた結果がこれだよ!)

カレ (…ちょっと〆る必要がありそうね)

カレ 「C.C.? ルルーシュはいつ頃戻るの?」

C.C. 「は、はいっ! お昼には戻ってくるっておっしゃっていたのでそろそろお戻りになると思います!」

カレ 「そう。じゃあここで待たせてもらうわね?」

C.C. 「ど、どうぞ! お入り下さい」

C.C. (カレンさん怖い! 笑顔なのに、怖い!)

20: 2008/07/26(土) 14:09:48.95 ID:Fq7gMqDr0
ルル 「待たせたなC.C.。食事を持ってきたぞ」

C.C. 「お帰りなさいませ、ご主人様! 奴隷の私にお食事を運んで下さるなんて…私は奴隷失格です…」

カレ 「……」

ルル 「俺はお前のご主人様ではないし、お前は奴隷ではない。何度も言っているだろう?」

C.C. 「で、でも…」

ルル 「言っただろう? お前は俺の傍にいてくれればそれでいい。もう辛い思いなんてしなくていいんだ」

カレ 「……」

C.C. 「あ、ありがとうございます。ご主じ……ルルーシュ様」

ルル 「俺のことは呼び捨てでいい。ルルーシュと呼べ。あわよくば罵れ」

C.C. 「え…? の、ののしる?」

ルル 「いや、なんでもない。気にするな。ほら、冷めないうちに食べるといい」

C.C. 「はい! いただきます!」

ルル 「召し上がれ。C.C.」

カレ 「……」

25: 2008/07/26(土) 14:13:33.74 ID:Fq7gMqDr0
C.C. 「ルルーシュ様! おいしいです! こんなおいしい物食べたこと無いです!」

ルル 「ふっ、そうか。それはよかった。だが、そんなに慌てて食べるな。頬にトマトソースが付いているぞ」

 ふきふき

ルル 「ほら、これでよし」

C.C. 「ル、ルルーシュ様…///」

カレ 「……」

ルル 「…で、だ。カレン、何故そこにいる」

カレ 「……」

ルル 「カレン?」

カレ 「……」

33: 2008/07/26(土) 14:17:23.26 ID:Fq7gMqDr0
ルル 「…まぁ、その、なんだ、すまなかったな。助けに行けなくて」

ルル 「色々と根回ししてはいたんだが、イレギュラーが立て続けに・・」

カレ 「…それってC.C.のこと?」

ルル 「それもある。だが、俺が勝手に事情を話すことは…」

カレ 「そうなんだ。へぇー。仕方ないわよね。C.C.がこんなになるなんてねえ?」

ルル 「ああ、だから俺はこいつを守ってやりたい。カレン、協力してもらえるか?」

カレ 「ええ。いいわよ。私はゼロの親衛隊隊長だもの。ゼロの命令は断れないわ。でも、その前に…」

36: 2008/07/26(土) 14:18:44.51 ID:Fq7gMqDr0
ルル 「…カレン?」

 ドスッ

C.C. 「はぁ…おいしかった。御馳走様でした! ルルーシュ様!」

ルル 「……あぁ、おいしかったか。それは…よか…っ」

 ドサッ

C.C. 「ルルーシュ様?」

カレ 「それじゃ、私は新型紅蓮のチェックしなきゃならないから!」

ルル 「待て…何か…違う…」

C.C. 「ルルーシュ様。そんな所で寝ると風邪をひいてしまいます。ルルーシュ様!」

40: 2008/07/26(土) 14:23:59.29 ID:Fq7gMqDr0
ルル 「うっ…」

C.C. (ルルーシュ様…苦しそう。カレンさんは帰っちゃったし、どうしよう…)

C.C. (うぅ…私には何も出来ない…こんなに苦しそうなのに…ぐすっ)

サヨ 「あらあら、お困りですか?」

C.C. 「サヨコさん! いつの間に…」

サヨ 「たった今ですよ。泣き声が聞こえたので心配になってきてしまいました」

サヨ 「それで、一体どうしたのですか? かわいいお顔が台無しですよ」

C.C. 「ルルーシュ様が苦しそうなのに…私…何も出来なくて…」

サヨ 「ふふっ、大丈夫ですよ。見たところそんなに酷い怪我ではありません」

C.C. 「でも、でも…」

サヨ 「それならいい考えがありますよ?」

C.C. 「なんですか! 教えて下さい!」

47: 2008/07/26(土) 14:29:32.17 ID:Fq7gMqDr0
C.C. 「サヨコさん、これでいいんですか?」

サヨ 「ええ、ばっちりですよ。あえて、付け加えるなら…」

C.C. 「な、何ですか?」

サヨ 「ルルーシュ様のお顔を撫でて差し上げると更にポイントアップです」

C.C. 「ぽいんとあっぷ?」

サヨ 「そうされるともっと嬉しいということです」

C.C. 「でも、私なんかがそんなことをしては…」

サヨ 「大丈夫です。ルルーシュ様もそれを望んでいますよ」

C.C. 「ほ、本当ですか!?」

サヨ 「私が今までに、嘘をついたことがありますか?」

C.C. 「い、いえ、無いです。ありがとうございます!」

サヨ 「どういたしまして。それでは私はこれで…」

C.C. 「はい! さようなら、サヨコさん!」

サヨ 「さようなら。頑張ってくださいね?」

サヨ (ニヤニヤ)

50: 2008/07/26(土) 14:30:40.64 ID:Fq7gMqDr0
>>44
別人ですよ。

53: 2008/07/26(土) 14:34:18.75 ID:Fq7gMqDr0
C.C. (ルルーシュ様のお顔、すべすべ)

C.C. (あっ、本当にルルーシュ様、穏やかなお顔になった)

C.C. (突然、ご主人様が変わったことには驚いたけど…)

C.C. (ルルーシュ様、私、幸せです)

C.C. (奴隷が幸せを感じるなんていけないことかもしれないけど…)

C.C. (でも…でも…幸せなんです)

ルル 「うぅ…C.C.…知っているぞ…お前の…」

C.C. 「!」

54: 2008/07/26(土) 14:34:50.34 ID:Fq7gMqDr0
C.C. (ルルーシュ様、寝言で私の名前を…どんな夢を見ているんだろう…)

ルル 「こっちを向いてくれ!! C.C.!!」

 ぎゅっ

C.C. (えっ、あっ、い、いきなり抱きついて。駄目! 私は奴隷だから! 分をわきまえなきゃ!)

C.C. (でもっ、でもっ、うぅ…)

ルル 「はっ、俺は何を…」

ガチャッ

カレ 「ルルーシュ、ちょっと話が…」

ルル 「ほわぁ!!」

C.C. 「きゃあ!!」

カレ 「……」

ルル 「……」

C.C. 「……」

カレ 「ちょっとそこに正座」

ルルC.C. 「「はい」」

61: 2008/07/26(土) 14:41:00.65 ID:Fq7gMqDr0
カレ 「別にね、仲が良いのはいいのよ。仲が良いのは」

C.C. 「そ、そんな、私はただ、ルルーシュ様にお仕えしているだけで、そのような関係じゃ…///」

カレ 「C.C.は黙ってなさい」

C.C. 「は、はいぃ!」

カレ 「ルルーシュ? C.C.はともかくあなたには仕事があるでしょ?」

カレ 「午後からの仕事だってあなたが来ないから私とサヨコさんで片付けたんだから」

ルル 「そ、それはすまなかった。だが、元はと言えばお前が…」

カレ 「私が?」

 ビクッ

ルル 「い、いや、それは置いておこう。だが、カレン、もしやとは思うが、何か根本的な勘違いをしていないか?」

カレ 「何よ。勘違いって」

ルル 「お前は俺とC.C.の関係を勘違いしているだろう?」

63: 2008/07/26(土) 14:45:31.54 ID:Fq7gMqDr0
C.C. 「…」

ルル 「ま、待て、C.C.。何だその残念そうな顔は」

C.C. 「はっ! い、いえ、そんな、私は奴隷ですから! 私は奴隷ですから!」

ルル 「だからお前は奴隷ではない!」

ルル 「お前は俺の…俺の…」

C.C. 「ル、ルルーシュ様?」

ルル 「くっ…」

カレ 「…」

カレ 「結局そういうことなんじゃない…」

71: 2008/07/26(土) 14:51:12.16 ID:Fq7gMqDr0
ルル 「間違っているぞ、カレン。俺とC.C.はお前が考えてるような関係ではない!」

カレ 「な、何よ。私が考えてるようなって…」

ルル 「どうせ、自分がブリタニアに捕まっている間に俺とC.C.が倦怠期突っ切って妙なプレイに目覚めたとでも思っているのだろう?」

カレ 「うっ!」

ルル 「自分がいない隙に2人は…くっくっくっ、らしくないなカレン。嫉妬か?」

カレ 「くっ……///」

ルル (ふははははははははははは!! 条件は全てクリアされた。これで勝つる!!)

カレ 「ばばば、馬鹿言ってんじゃないわよ! この雪国もやし!!」
 
 ドスッ

ルル 「うっ…」

カレ 「とにかく、明日はちゃんと仕事しなさいよね。それじゃ!」

ルル 「ま…待て…話は…最後まで…」

 ドサッ

C.C. (ルルーシュ様がまた倒れた…ひ、膝枕してもいいのかな? さっきみたいに……///)

85: 2008/07/26(土) 14:58:17.23 ID:Fq7gMqDr0
ルル 「うぅ…」

C.C. 「お目覚めですか。ルルーシュ様」

ルル 「ん…C.C.…はっ! これは!」

C.C. 「ひ、膝枕です! サヨコさんがこうするとルルーシュ様が喜ぶって…」

ルル (サヨコめ。変なことを吹き込んだな。…給与査定を見直しておこう)

ルル 「そうか。ありがとう、C.C.。重かっただろう?」

C.C. 「い、いえ、こんなことで良ければいつでも…///」

88: 2008/07/26(土) 14:59:03.79 ID:Fq7gMqDr0
ルル 「それは嬉しいな。ふっ、ナナリーの膝枕を思い出してしまったよ」

C.C. 「ナナリー…様? どなたですか?」

ルル 「俺の妹だ。昔、よく膝枕をしてもらっていた。今は離ればなれだがな」

C.C. 「な、何故です? 御家族ならご一緒に…」

ルル 「あぁ、そうだな。すぐにそうしてみせるさ。C.C.お前も元に…」

C.C. 「?」

ルル 「いや、何でもない。さぁ、もう遅い。寝るとしよう」

C.C. 「は、はい、おやすみなさい。ルルーシュ様」

ルル 「あぁ、おやすみ。C.C.」

C.C. 「すーすー」

ルル 「……お前の記憶もすぐに戻してやる。だから、待っていろ…C.C.」

94: 2008/07/26(土) 15:08:34.05 ID:Fq7gMqDr0
C.C. (また、することがない…)

C.C. (お部屋のお掃除だけじゃ仕事が足らないよ…)

 コンコン

C.C. (誰か来た…どうしよう、どうしよう)

カレ 「カレンよ。C.C.? いる?」

C.C. (カレンさんだ! でも私に御用? なんで?)

ガチャリ

C.C. 「いらっしゃいませ。カレンさん」

カレ 「……はぁ」

C.C. 「あの、私、何か失礼なことを…」

カレ 「ねぇ…C.C.?」

C.C. 「は、はい!」

カレ 「もう、それ止めなさいよ。あんたらしくもない」

103: 2008/07/26(土) 15:15:23.74 ID:Fq7gMqDr0
C.C. 「も、申し訳ありません。止めるって何のことでしょう?」

カレ 「その口調! その態度!」

C.C. 「そ、そんな、私は…私は…」

カレ 「一体どうしちゃったのよ。以前はあんなに憎まれ口を叩いてたのに…」

カレ 「でも、私はそんなあなたの方が好きだったわ。だから、もう止めて。少なくとも私の前では」

C.C. 「以前? 以前って…」

 ぱんっ!

カレ 「いい加減にしなさいよ!」

カレ 「以前は以前よ。ブラックリベリオンの後、一緒に日本中を逃げ回ったじゃない?」

C.C. 「痛っ…も、申し訳ありません! 申し訳ありません! 私…ひぐっ…知らない…ぐすっ」

121: 2008/07/26(土) 15:28:14.39 ID:Fq7gMqDr0
カレ 「ちょっと…C.C.、覚えてないの?」

C.C. 「も、申し訳ありません。私…私…」

カレ 「まさか…ルルーシュはそれで…」

カレ 「私…今…ごめんなさい! C.C.!」

C.C. 「え?」

カレ 「痛かったわよね。私…私…」

C.C. 「あ、あの、いいんです。私が悪いんです。私、馬鹿だから…」

 ぎゅっ

カレ 「そんなこと言わないで、C.C.。そんなことないの。そんなこと…ぐすっ」

125: 2008/07/26(土) 15:29:24.19 ID:Fq7gMqDr0
C.C. 「カ、カレンさん、泣かないでください! 私、また失礼なことを…」

カレ 「違うの! 違うのよ! 本当にごめんなさい…」

C.C. (ぶたれたのは痛かったけど…この人は違うんだ…何だか温かい…)

カレ 「私、ルルーシュに会いに行かなくちゃ。C.C.、ルルーシュがどこにいるか分かる?」

C.C. 「えっと、ないとめあふれーむの倉庫へ行くっておっしゃっていました」

カレ 「そう。ありがとう。また来るわ!」

C.C. 「は、はい、さようなら。カレンさん」

129: 2008/07/26(土) 15:31:21.75 ID:Fq7gMqDr0
C.C. (なんだろう…)

C.C. (ルルーシュ様と初めて会った時もカレンさんと同じように驚かれていた…)

C.C. (私は一体…ううん…私は今まで奴隷としてご主人様に仕えてきただけ…)

C.C. (なんだろう…胸がざわざわする…)

C.C. (ルルーシュ様は知っているのですか…私のことを…)

140: 2008/07/26(土) 15:39:28.23 ID:Fq7gMqDr0
カレ 「ゼロ。ちょっといいですか?」

ルル 「すまない、カレン。私はこれから蜃気楼の動作チェックをしなければならない。後にしてもらえるか?」

カレ 「C.C.のことよ…少しだけ時間に都合つけてもらえない?」

ルル 「……仕方ないな。話を聞こう」

カレ 「それじゃあ、私の部屋に」

ルル 「ああ、分かった」

141: 2008/07/26(土) 15:42:09.86 ID:Fq7gMqDr0
カレ 「なんで、話してくれなかったのよ!」

ルル 「何のことだ?」

カレ 「C.C.の記憶喪失のこと…私…知らなくて…」

ルル 「お前が人の話を聞かないからだ」

ルル 「そもそも、昨日、そのことを話すチャンスが2度あった。その両方ともお前の一撃で無に帰したのだがな」

カレ 「……ごめんなさい…私…私…ぐすっ」

ルル 「じょ、冗談だ! 泣くな! どうした? 何かあったのか?」

カレ 「私…ぶったの…C.C.のこと。いつもと違う態度で…いらいらして…」

カレ 「でも…あの子…怒りもしないで…自分が馬鹿だから悪いんだって…」

ルル 「そんなことが…大丈夫だ、カレン。後から俺もフォローしておくさ。だから、もう泣くな」

カレ 「うん…ありがとう…」

148: 2008/07/26(土) 15:50:02.00 ID:Fq7gMqDr0

ルル 「落ち着いたか?」

カレ 「うん、もう大丈夫」

カレ 「でも、記憶喪失って記憶が無くなるだけよね? なんでC.C.は性格まで…」

ルル 「C.C.にもああいう時代があったってことだろう」

カレ 「まさか…あのC.C.が…」

ルル 「悪いが、詳しい事情は話すべきではないと思う。これは他人が触れてはいけない部分だ」

カレ 「そうね…分かったわ。それで…治りそうなの?」

ルル 「まだ…分からないな。ラクシャータにも診てはもらったが、特に異常は見つからなかった」

カレ 「そう…」

149: 2008/07/26(土) 15:51:15.95 ID:Fq7gMqDr0
ルル 「寂しそうだな?」

カレ 「なっ……」

ルル 「隠すな。仲良かったんだろ?」

カレ 「私は…そう思ってる…」

ルル 「必ず取り戻してみせるさ。俺も、あいつには世話になったからな」

カレ 「ルルーシュ…」

ルル 「協力してくれるか? カレン」

カレ 「え、ええ! ありがとう。ルルーシュ」

ルル 「ふっ、こっちこそ、ありがとう。カレン」

カレ 「……///」

157: 2008/07/26(土) 16:02:49.66 ID:Fq7gMqDr0
C.C. 「あ、あの、ルルーシュ様」

ルル 「ん? どうした?」

C.C. 「あの、私、カレンさんに言われたんです」

ルル 「?」

C.C. 「私が全然知らないことを聞いてきて、覚えてないのか?って」

ルル 「そうか…」

C.C. 「私は、私は…今まで奴隷としてご主人様にお仕えしてきただけで…」

C.C. 「でも、ルルーシュ様も初めて会ったとき、私が知らないことをお聞きに…」

C.C. 「覚えてないんです。い、いえ、最初から知らないんです。でも、胸がざわざわしてきて…」

159: 2008/07/26(土) 16:04:23.15 ID:Fq7gMqDr0
ルル 「気にするな。お前はお前だ。何も心配することはない」

C.C. 「でも、私は…私って一体…」

 ぎゅっ

C.C. 「ひゃっ! ル、ルルーシュ様…///」

ルル 「大丈夫。大丈夫だ。俺はずっとお前の傍にいる」

C.C. 「え?」

ルル 「契約だ。俺からお前への。俺がお前を守る。だから、心配なんていらない」

162: 2008/07/26(土) 16:05:20.44 ID:Fq7gMqDr0
C.C. (温かい…こんな…ぐすっ)

ルル 「心配か?」

C.C. 「違うんです。私は生まれてからずっと奴隷だったから。こんな優しくされたこと…」

ルル 「そうか…もう大丈夫だ。カレンだって、お前をぶってはしまったが、お前のことを大事に思ってる」

C.C. 「分かっています。痛かったけど、抱きしめられた時、温かかったから…」

ルル 「そうか…」

C.C. 「ルルーシュ様も温かい…」

ルル 「お前も温かいぞ…C.C.」

サヨ (…あらあら)

167: 2008/07/26(土) 16:10:51.67 ID:Fq7gMqDr0
とりあえずここまで。
書き溜めて、出来たら9~10時ぐらいから投下しようと思います。
落ちたらまた立てるから保守はいらないかも。

198: 2008/07/26(土) 17:25:58.95 ID:Fq7gMqDr0
スレ建てられないとあれだからセルフ保守

233: 2008/07/26(土) 21:04:24.17 ID:Fq7gMqDr0
C.C. 「あの、ルルーシュ様?」

ルル 「ん? どうした? C.C.」

C.C. 「私、お勉強を教わりたいんです!」

ルル 「勉強?」

C.C. 「ルルーシュ様がとても難しいお仕事をしているのは分かるんです。でも、私、今のままではお役に立てません…」

ルル 「そうだな。確かに難しいと言えば難しいが…」

C.C. 「今のようにお部屋のお掃除だけでは申し訳なくて…」

ルル (多少の勉強で役に立てるようなものでは無いが…)

ルル (あの食っちゃ寝、食っちゃ寝していた魔女がこんなことを…)

ルル (ふふ、いいだろう)

ルル 「分かった。俺はあまり時間を取れないが、誰か教師役に適した人間を手配しよう」

C.C. 「ありがとうございます。ルルーシュ様!」

ルル 「いいんだ、C.C.。お前の手伝いたいという気持ちだけで俺は嬉しい」

236: 2008/07/26(土) 21:05:30.64 ID:Fq7gMqDr0
ルル (とは言っても、今は合衆国連合の調整でどこも人手が足りないな)

ルル (家事などを教えるのはサヨコでいいだろう)

ルル (機情が学園から撤退した。スザクは俺の記憶が戻ったことに気づいたはずだ)

ルル (もう学園で影武者をしてもらう必要は無い)

ルル (勉強の方は…そうだ、あいつに…)

241: 2008/07/26(土) 21:09:59.15 ID:Fq7gMqDr0
ジェ 「というわけで、今日から君に勉強を教えることになったジェレミア・ゴットバルトである」

ジェ 「気軽にジェレミア先生と呼びたまえ」

C.C. 「はい! よろしくお願いします。ジェレミア先生!」

ルル (ジェレミアは立場上、あまり表に出せないからな。C.C.の護衛にもなる。適任だ)

ルル 「それではジェレミア。後はよろしく頼んだ」

ジェ 「イエス・ユア・マジェスティ。びしびし行きます。全力で」

ルル 「……優しく教えてやってくれ」

ジェ 「しかしルルーシュ様、こういうことは厳しく…」

ルル 「優しくだ!」

ジェ 「イ、イエス・ユア・マジェスティ! ルルーシュ様がそう仰るなら優しくお教えしましょう」

ルル 「それでいい。C.C.、頑張るんだぞ?」

C.C. 「はい!」

250: 2008/07/26(土) 21:15:37.79 ID:Fq7gMqDr0
ジェ 「というわけで、これが足し算、引き算である。どうだろうか?」

C.C. 「はいっ、すごく分かりやすいです!」

ジェ 「そうか。そうであろう。真の忠義を持つ者として、これくらいは朝飯前である」

C.C. 「ちゅうぎ?」

ジェ 「ルルーシュ様のことを第一に考え、その身を捧げるのである」

C.C. 「わ、私も、その『ちゅうぎ』が欲しいです」

ジェ 「ほう、だが忠義とは心の持ち様。私から君にあげることは出来ないのである」

C.C. 「で、では、どうすれば…」

ジェ 「君がルルーシュ様のことを第一に考え、まごころを持って尽くせばよい。そうすれば自然と手に入るのである」

C.C. 「わかりました! 私、頑張ります。ルルーシュ様の為に!」

ジェ 「ふむ、君とは良い友になれそうだな、C.C.」

C.C. 「そ、そんな…私なんか…」

 コンコン

ジェ 「むっ、来客か」

255: 2008/07/26(土) 21:20:53.74 ID:Fq7gMqDr0
カレ 「C.C.いる? この間の埋め合わせにケーキ持ってきたの。一緒に食べましょう?」

ジェ 「む、君は確かルルーシュ様の親衛隊長の…」

カレ 「なっ! オ、オレンジ!? なんでここに!?」

ジェ 「オレンジか、当時は忌々しく思っていたが、ゼロがルルーシュ様であったのならば…」

ジェ 「受け入れよう! ルルーシュ様の名づけてくださった名前だ」

ジェ 「思えばあの頃、私はゼロへの憎しみのみで動いていた。ゼロはルルーシュ様であったというのに…」

カレ 「……」

256: 2008/07/26(土) 21:21:58.09 ID:Fq7gMqDr0
C.C. 「あの、カレンさん、ジェレミア先生は私にお勉強を教えてくださっていたんです」

カレ 「勉強?」

C.C. 「はい、ルルーシュ様のお役に立てるようになる為には、お勉強しないといけないので」

カレ 「そう。偉いじゃない。応援してるわ」

C.C. 「はい、ありがとうございます!」

ジェ 「マリアンヌ様への忠義、もう果たせないと思っていたがまさかこんな…」

260: 2008/07/26(土) 21:23:37.37 ID:Fq7gMqDr0
カレ 「C.C.、これ、お土産よ。この間のお詫び。一緒に食べましょう?」

C.C. 「これ…なんですか? 見たことない食べ物です」

カレ 「何ってケーキよ。食べたこと無いの?」

C.C. 「は、はい、豪華なお食事を頂けるようになったのはルルーシュ様にお仕えしてからですし…」

カレ 「そっか。ふふっ、ルルーシュって世話好きだけど、デザートとか女の子の楽しみに気が回らなそうだものね」

C.C. 「そんな、ルルーシュ様は私に本当によくしてくれて…」

ジェ 「ルルーシュ様、立派になられて…我が忠義、あなた様の為に…」

266: 2008/07/26(土) 21:26:07.70 ID:Fq7gMqDr0
C.C. 「わっ、甘くておいしい。すごいです! この食べ物!」

カレ 「ふふっ、『ケーキ』よ。C.C.慌て過ぎ。クリームがついてるわ」

C.C. 「す、すいません」

カレ 「いいのよ、C.C.。落ち着いて食べなさい?」

C.C. 「はい!」

カレ (最初は違和感があったけど…妹が出来たみたいでいいわね…)

ジェ 「改造人間になってしまったことには絶望もしたが、ルルーシュ様のお役に立てるなら…」

282: 2008/07/26(土) 21:36:22.04 ID:Fq7gMqDr0
C.C. 「御馳走様でした。カレンさん。とってもおいしかったです!」

カレ 「いえいえ、また持ってきてあげるからね」

C.C. 「はい。楽しみにしてます!」

カレ 「それじゃあ、まだ仕事が残ってるから、帰るわね。また来るわ」

C.C. 「さようなら、カレンさん。お仕事頑張ってください!」

カレ 「ありがとう。バイバイ」

ジェ 「我が忠義の為の機体ジークフリートもラクシャータのおかげで復活したし、君の紅蓮聖天八極式、なかなか強力な機体だ」

ジェ 「そう全てはルルーシュ様のために。親衛隊として共に頑張ろうではないか。紅月カレン!」

ジェ 「……」

C.C. 「えっと…カレンさんはお仕事に…」

ジェ 「なんと」

301: 2008/07/26(土) 21:54:05.89 ID:Fq7gMqDr0
ルル (合衆国連合の日本奪還作戦が決まってしまった…)

ルル (今あそこに攻め込めば、総督のナナリーにも危険が…)

ルル (まだ、ナナリーを助け出す手筈は整っていない。くそっ、早すぎる!)

ルル (このままでは…お前に頼るしかないのか…スザク)

C.C. (ルルーシュ様、とても難しそうな顔をしている…)

C.C. (どうしたんだろう。お仕事から帰ってきてからずっとあの調子…)

305: 2008/07/26(土) 21:58:57.09 ID:Fq7gMqDr0
C.C. 「あの、ルルーシュ様?」

ルル 「ん? どうしたんだ? C.C.」

C.C. 「何かあったのですか?」

ルル 「ああ、ちょっと妹のことでね」

C.C. 「ナナリー様に何かあったのですか?」

ルル 「いや、気にしなくていい。策はある。問題無いさ」

C.C. 「…はい」

C.C. (こんな時、少しでもお役に立てればと勉強してきたのに…)

310: 2008/07/26(土) 22:02:50.05 ID:Fq7gMqDr0
ルル 「心配してくれるのか? 気持ちは嬉しいが、そんなに悲しそうな顔をするな」

C.C. 「でも…」

ルル 「大丈夫。ナナリーはもうすぐ帰ってくるんだ。だから、その時はナナリーの友達になってくれないか?」

C.C. 「そ、そんな、ルルーシュ様の御家族のお友達なんて私には…」

ルル 「そんなことないさ。ナナリーも喜ぶ」

C.C. 「わ、わかりました」

ルル 「ありがとう。C.C.」

C.C. (ルルーシュ様、無理やり笑っている…私に心配させないように…)

C.C. (私は今まで、ぶたれないように、生きていく為にお仕事を頑張ってきた)

C.C. (でも、これからの私は…ルルーシュ様の為に、ルルーシュ様の幸せの為に頑張ります)

C.C. (これが「ちゅうぎ」なんですよね…ジェレミア先生)

315: 2008/07/26(土) 22:10:23.54 ID:Fq7gMqDr0
ルル 「サヨコ、ジェレミア、俺は明日、枢木神社でスザクと会う」

ルル 「ナナリーの安全の為に、ナナリーに1番近いあいつに守らせるしかない」

サヨ 「ですが、危険では?」

ジェ 「同感である。私は賛成できない」

ルル 「だが、ナナリーの為には必要だ。俺はナナリーの為にこれまで戦ってきた!」

サヨ 「…分かりました。それで私たちは…?」

ルル 「2人は影で待機だ。ジェレミアはサザーランドを用意しておけ。非常事態に備えて、逃げる準備を」

ジェ 「了解した。ナナリー様の為にも、全力で」

ルル 「頼む…俺は…俺はもう何も失いたくないんだ…ナナリー…」

316: 2008/07/26(土) 22:13:53.89 ID:Fq7gMqDr0
サヨ 「周囲を偵察しましたが、敵影は確認できませんでした。枢木スザクは1人で来ています」

ルル 「分かった。それでは行くとしよう」

ジェ 「お気をつけて。ルルーシュ様」

ルル 「ああ」

332: 2008/07/26(土) 22:30:12.08 ID:Fq7gMqDr0
スザ 「やぁ、ルルーシュ、久し振りだね」

ルル 「ああ、そうだな。イケブクロで会った時以来か…」

スザ 「そうだね。あの日、シャーリーは…」

ルル 「…そうだったな」

スザ 「鑑識の調査の結果、シャーリーは自殺ということになっている」

ルル 「シャーリーが自殺なんて…」

スザ 「そうだ。シャーリーは自殺なんてしていない」

ルル 「!」

スザ 「まどろっこしいことは止めよう。ルルーシュ」

ルル 「…なんだ、スザク」

スザ 「君が頃したんだろう? 記憶が戻って、邪魔になった彼女を! 君が!」

342: 2008/07/26(土) 22:37:02.08 ID:Fq7gMqDr0

ルル 「違う! 俺は…俺は…」

スザ 「君はとっくに記憶が戻っていた! 機情の全員にギアスをかけ、彼らの意思を捻じ曲げて!」

ルル 「……」

スザ 「やはり、あの時、神根島で君を頃しておくべきだった…」

ルル 「だが、お前は出世を選んだのだろう? ゼロを売り、ナイトオブラウンズになった」

スザ 「当時はそれが正しい方法だと思っていた。そうすれば、日本解放への一歩を踏み出せる、そう思っていたんだ」

スザ 「でも、間違っていたみたいだ。そのせいでシャーリーが、他にもたくさんの人が…」

ルル 「……」

357: 2008/07/26(土) 22:50:31.93 ID:Fq7gMqDr0
スザ 「知っているかい? ルルーシュ。もうすぐエリア11は矯正エリアから衛星エリアに格上げされる」

ルル 「初耳だな…」

スザ 「ナナリーのおかげさ。彼女は日本の為に本当によく頑張ってくれている」

ルル 「そうか…ナナリーが…」

スザ 「君は、その彼女の頑張りを踏みにじるのか?」

ルル 「……」

スザ 「合衆国連合がここに攻めてくれば、たくさんの人が犠牲になる」

ルル 「そうなるだろうな」

スザ 「衛星エリア昇格は見送られるだろう。それにナナリーの身にも危険が…」

ルル 「そうだ! だから今日、俺は、ここに来た…」

365: 2008/07/26(土) 23:01:15.96 ID:Fq7gMqDr0
スザ 「何?」

ルル 「俺1人では合衆国連合の日本奪回作戦を止めることが出来なかった」

ルル 「ナナリーに危険が及ぶ作戦なんて俺は…」

スザ 「僕に守れというのか?」

ルル 「そうだ、スザク。今ナナリーを守ってやれるのは、お前しかいない!」

スザ 「君は…1年前から何も変わっていないようだね…」

ルル 「何!?」

367: 2008/07/26(土) 23:06:26.54 ID:Fq7gMqDr0
スザ 「君はあの時言ったね。懺悔など後でいくらでも出来る、と」

ルル 「ああ」

スザ 「だが、君は同じことを繰り返そうとしている! ユフィを…ナナリーまで!」

ルル 「……」

スザ 「いいさ、ナナリーは守る。俺が。この命に代えても…」

ルル 「スザク…」

スザ 「だが、君はここで終わりだ」

ルル 「なっ!」

サヨ 「くっ、ルルーシュ様!」

スザ 「さよなら、ルルーシュ。僕の初めての友達…」

 ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ

373: 2008/07/26(土) 23:10:26.55 ID:Fq7gMqDr0
>>371
そうなの?間違った設定は生温かくスルーしてね。

377: 2008/07/26(土) 23:12:05.91 ID:Fq7gMqDr0
―アーカーシャの剣にて

皇帝 「そうか…我が息子よ…くっくっくっくっ、ふ、ふは、ふはははははははははは、ぶるぁああああああああ!!!」

385: 2008/07/26(土) 23:19:28.69 ID:Fq7gMqDr0
ジェ 「き、きさまぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

スザ 「やはり、隠れていたか!」

サヨ 「ジェレミア様! 今はルルーシュ様を!」

ジェ 「くっ、了解した!」

サヨ 「枢木スザク、この屈辱、いつか戦場でお返しいたします!」

スザ 「なっ、サヨコさん!?」

ジェ 「サヨコ! 早く! ルルーシュ様をコクピットへ!」

サヨ 「わかりました! 私もこのまま脱出します!」

ジェ 「了解した! ポイントαでまた会おう!」

サヨ 「承知しました!」

403: 2008/07/26(土) 23:28:07.40 ID:Fq7gMqDr0
ジェ 「ルルーシュ様! お気を確かに! 急いでエリア11支部までお連れします! だから、だから!」

ジェ 「くっ、私は守れないのか! マリアンヌ様のみならず、ルルーシュ様まで…」

ジェ 「くそっ! くそおおおおおおおおお!!!」

ルル (そうか…俺はスザクに撃たれて…)

ルル (駄目だな…これは…血が流れすぎている…)

ルル (ごめんな、C.C.、俺が守るって言ったのにな…)

ルル (カレン…C.C.の記憶を戻してやるって約束したのに…)

ルル (ふっ、やっぱり俺はろくでなしだな…契約を…約束を…守らずに…)

ルル (ナナリーの為の優しい世界か…)

ルル (ごめんよ。ナナリー。俺はもう…)

ルル (氏ぬ前にもう一度会いたかった…)

ルル (ナナリー…)

ジェ 「ルルーシュ様、目を開けて下さい! ルルーシュ様!」

ジェ 「あああああああああああああああああああああ!!!」

414: 2008/07/26(土) 23:34:32.89 ID:Fq7gMqDr0
C.C. (今、ルルーシュ様の声が…)

C.C. (気のせいかな)

C.C. (ルルーシュ様、早く帰ってこないかな)

C.C. (サヨコさんも、ジェレミアさんもいない)

C.C. (カレンさんも忙しそう)

C.C. (…寂しい)

428: 2008/07/26(土) 23:43:28.15 ID:Fq7gMqDr0
ジェ (私は…また守れなかった…)

ジェ (マリアンヌ様、申し訳ありません…)

ジェ (氏んでお詫びしなければならないのに…)

ジェ (ルルーシュ様のお役に立てるならと受け入れることが出来たこの機械の体…今では…忌々しい)

ジェ (簡単に氏ねぬ体とは…C.C.、君の気持ちが少し分かったようだ)

ジェ (すまない。君にとって、ルルーシュ様がどんなに大事に人であるか…)

ジェ (逃げることは許されない。御遺体を斑鳩までお届けせねば…)

ジェ (くっ…ルルーシュ様…)

440: 2008/07/26(土) 23:52:05.46 ID:Fq7gMqDr0
0時回りそうなのでとりあえずトリップ

448: 2008/07/26(土) 23:56:57.92 ID:Fq7gMqDr0
ルル (なんだ、ここは…)

ルル (見覚えがある…ここは…C.C.の記憶?)

―あなた、また来たのね

ルル 「お前は、以前ここで!」

―そう、ここは私の記憶。

ルル 「俺は氏んだはずだ! なぜこんな所にいる?」

―氏んだ? そう、あなたが…

ルル 「何だ? 何を言っている!?」

457: 2008/07/27(日) 00:09:01.88 ID:MzvFA/XJ0
―あなたは氏んでなどいない。氏んだと勘違いしているだけ。

ルル 「どういうことだ!?」

―そう、それが適用の条件

ルル 「一体何を!?」

―ありがとう。ルルーシュ。

ルル 「!?」

ルル 「くっ、額が…熱い…」

ルル 「何だ…これは…」

―私という個はここで解き放たれる

ルル 「説明しろ! 一体何を…」

??? 「永遠の命なんて私は望んでいないわ」

ルル 「な!? 母さん!?」

??? 「ルルーシュ、あなたは…」

ルル 「母さん! 何故だ!? 説明しろ! C.C.!!!」

―ありがとう。ルルーシュ・ランペルージ

468: 2008/07/27(日) 00:18:31.91 ID:MzvFA/XJ0
ジェ 「なんだ、これは…」

ジェ 「C.C.と同じ紋様がルルーシュ様の額に?」

ジェ 「しかし、さっきまでは…」

ジェ 「どういうことだ…これは…」

サヨ 「傷も塞がっています…」

サヨ 「あの出血でこんな…」

ジェ 「と、とにかくルルーシュ様の自室へお運びしよう」

ジェ 「事情が事情だけに医務室もまずい」

サヨ 「そ、そうですね」

481: 2008/07/27(日) 00:35:01.67 ID:MzvFA/XJ0
C.C. (ご主人様…帰ってきてからずっと寝込んでいる)

C.C. (額には大きな痣を作って…)

C.C. (この痣、見たことある気がするのは気のせい?)

C.C. 「ルルーシュ様、早く目を覚ましてください…」

C.C. 「ルルーシュ様がいない間、私、一人でお勉強したんです」

C.C. 「前は20までだったのに、今ではいっぱい数えることができるんです」

C.C. 「『そうじき』や『せんたっき』の使い方だって覚えました」

C.C. 「お料理だって…ルルーシュ様…ルルーシュさまぁ…」

495: 2008/07/27(日) 00:48:29.04 ID:MzvFA/XJ0
 コンコン

カレ 「カレンよ」

C.C. 「は、はい、いらっしゃいませ」

カレ 「ルルーシュはまだ?」

C.C. 「はい…」

カレ 「そう、もう少しで、日本奪還作戦が始まるのに…」

カレ 「ルルーシュがいないのは痛いわね…」

499: 2008/07/27(日) 00:49:44.04 ID:MzvFA/XJ0
C.C. 「駄目です! こんな状態のルルーシュ様にお仕事なんて!」

カレ 「そう…そうよね。今は休ませてあげないと…」

C.C. 「はい! 働かせようとする人がいたら私が許しません!」

カレ 「ふふっ、何だか変わったわね、C.C.」

C.C. 「私は今まで、自分の為に、生き延びる為にお仕事をしてきました」

C.C. 「でも、決めたんです。ルルーシュ様の為に、ルルーシュ様の幸せの為にお仕事をしようって」

カレ 「C.C.…」

ルル 「うぅ…」

C.C. 「ルルーシュ様!?」

カレ 「ルルーシュ!?」

515: 2008/07/27(日) 01:01:50.22 ID:MzvFA/XJ0
ルル 「俺は…はっ! スザク!!」

C.C. 「ルルーシュ様! よかった! よかったぁ…」

カレ 「全く、心配かけて…」

ルル 「ここは…俺の部屋? 俺はスザクに撃たれて…」

カレ 「何、寝ぼけてんのよ。傷一つ無いわよ…本当に…馬鹿…ぐすっ」

C.C. 「よかったです…ルルーシュ様が血だらけで運ばれて来た時は私…私…」

ルル 「どういうことだ…これは…」

ルル 「!?」

ルル 「この痣は!?」

カレ 「それ…C.C.と同じよね? C.C.にはもう無いけど。何なの? それ…」

ルル 「まさか、俺は……」

カレ 「?」

C.C. 「ルルーシュ様?」

544: 2008/07/27(日) 01:18:16.49 ID:MzvFA/XJ0
ルル 「ああ、いや、なんでもない。」

ルル 「心配かけてすまなかったな。2人共…」

C.C. 「そんな…」

カレ 「埋め合わせはきっちりしてもらうわよ? もちろんC.C.にも」

C.C. 「カ、カレンさん! 私は…」

ルル 「ああ、分かった。いつか必ず…」

カレ 「うん。じゃあ私は仕事があるから。C.C.はルルーシュをよろしくね?」

C.C. 「は、はい。任せて下さい!」

C.C. 「まだ、寝てた方がいいですよ、ルルーシュ様。お身体に障ります」

ルル 「ああ、そうするよ。C.C.」

ルル (Cの世界…ここにはC.C.の記憶が残っている。そして今の俺の力ならば…)

548: 2008/07/27(日) 01:28:28.61 ID:MzvFA/XJ0
ルル 「なぁ、C.C.。お前は今の生活、楽しいか?」

C.C. 「は、はいっ、ルルーシュ様にお仕えできてとても幸せです!」

C.C. 「サヨコさんやカレンさんはとても優しいし、ジェレミア先生は私のことを友達だって…」

ルル 「そうか…」

ルル (C.C.の記憶を元に戻せば、今、目の前にいるC.C.はいなくなる…)

ルル (最初はこんな従順な女がC.C.なわけないと思ったりもしたが、いつの間にか俺も慣れてしまっていたか…)

ルル (少し、寂しいな…だが、このままというわけにもいかない…か)

ルル 「C.C.、大事な話があるんだ」

C.C. 「はい、なんでしょう?」

ルル 「お前とはお別れしないといけない」

C.C. 「…え?」

558: 2008/07/27(日) 01:39:26.58 ID:MzvFA/XJ0
C.C. 「あの、えっと、ルルーシュ様?」

ルル 「お別れだ。C.C.」

C.C. 「そんなぁ…ひぐっ…私…私…」

ルル 「泣かないでくれ。俺も少し悲しい。でも、このままじゃいけないんだ」

C.C. 「何故…何故ですか…ぐすっ…気に入らない所は直します…なんだって言うとおりにします…だから…ひぐっ」

ルル 「C.C.…」

C.C. 「お傍に置いてください…お願いです…ルルーシュ様に捨てられたら…私は…私は…」

ルル 「駄目だ…」

C.C. 「ルルーシュさまぁ…」

ルル 「戻るんだ。元通りのお前に…C.C.!」

C.C. 「えっ? むぅ!!」

C.C. (な、何、これ? キ、キス? なんで? ルルーシュ様…駄目です…私なんかと…私なんかと…)

ルル 「お前との生活も楽しかったよ…C.C.…」

581: 2008/07/27(日) 02:02:03.02 ID:MzvFA/XJ0
ルル 「C.C.?」

C.C. 「ルルーシュさまぁ…本当に…本当に私を捨てるのですか?」

ルル 「なっ!? 戻っていない。俺は完璧にやったぞ!」

C.C. 「完璧?」

ルル 「あぁ、完璧だ。お前にCの世界にあるお前の記憶を流し込んだ! なのになんで!?」

C.C. 「あのキスが完璧?」

ルル 「そうだ。完璧だ!」

ルル 「…」

ルル 「…ん?」

C.C. 「くっくっくっ、あのキスが完璧か、童O坊やの自信過剰は見るに堪えないな…」

ルル 「なっ、C.C.…お前!!」

C.C. 「これは私が手取り足取り教えてやらねばならないのか? だが、そうするとマリアンヌに…」

ルル 「何を言っている! ふざけるのも大概にしろ! 全く、どれだけ心配したか…」

C.C. 「ほぉ、心配してくれるのか…ふふっ、少しときめいてしまったぞ? ルルーシュ?」

589: 2008/07/27(日) 02:06:07.25 ID:MzvFA/XJ0
C.C. 「いや、残念ながら、私はもう魔女ではない」

ルル 「何?」

C.C. 「コードはお前が引き継いだようだ。皇帝と対峙したあの時に」

ルル 「つまり、俺は不老不氏になった、ということか」

C.C. 「そうだ。すまない、ルルーシュ」

ルル 「何を謝っている。お前の願いだったのだろう? 遅かれ早かれ叶えてやるつもりだったさ。それがどんな願いだろうとな」

C.C. 「ルルーシュ…お前…」

590: 2008/07/27(日) 02:06:49.01 ID:MzvFA/XJ0
ルル 「さて、俺も仕事に戻るとしよう。日本奪回作戦、必ず成功させてやる。ナナリーを無事に保護しなければな」

C.C. 「ふふっ、不老不氏の魔王様が、シスコンは相変わらずだな」

ルル 「たった1人の妹を大事にして何が悪い。何と言われようとナナリーは必ず守る」

C.C. 「そうだな、だが…」

C.C. (約束通り、私も守ってくれよ?)

ルル 「ん? 何か言ったか?」

C.C. 「いや、何でもない」

ルル 「そうか…」

C.C. (ありがとう、ルルーシュ)

595: 2008/07/27(日) 02:09:11.52 ID:MzvFA/XJ0
以上です。長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。
VIPでSSスレ立てて書くの初めてだから色々至らない所があったらすみません。

635: 2008/07/27(日) 07:53:11.01 ID:MzvFA/XJ0
 コンコン

カレ 「C.C.、いる? またケーキ持ってきてあげたわよ」

C.C. (カレンの奴、まだ私が記憶喪失だと思っているようだな)

C.C. (ケーキを用意してお茶会か。ふふっ、柄にも無く可愛いことするじゃないか…)

636: 2008/07/27(日) 07:54:31.76 ID:MzvFA/XJ0
C.C. 「ルルーシュ、カレンはまだ私が記憶が戻ったことを知らないんだな?」

ルル 「ああ、まだ話していない」

C.C. 「そうか、ならお前は黙っていろ」

ルル 「何? だが、あいつはお前を心配して…」

C.C. 「そうか? あいつは妹のような存在が出来て、嬉しそうだったぞ?」

ルル 「そうなのか? だが…」

C.C. 「世話になったお礼だ。ちょっと妹キャラを演じて、あいつを喜ばせてやる」

ルル 「…まったく、俺は知らないぞ。カレンの拳は普通の人間にはきつい。覚悟しておけ」

C.C. 「ふん、お前がもやしなだけだ」

ルル 「まったく…従順なC.C.が懐かしい」

C.C. 「何か言ったか?」

ルル 「いや…何も…」

C.C. 「そうか」

637: 2008/07/27(日) 07:55:16.78 ID:MzvFA/XJ0
 コンコン

カレ 「いないの? C.C.?」

C.C. 「はーい、いま開けますね! カレンさん!」

ルル 「この女…」

639: 2008/07/27(日) 07:59:34.64 ID:MzvFA/XJ0
 ガチャリ

カレ 「あら、ルルーシュ、身体の方はもう大丈夫なの?」

ルル 「ああ、おかげさまで。心配をかけたな」

カレ 「いいのよ。そうだ、あなたも食べる?」

ルル 「…ああ、もらおう。待っていろ、今、紅茶を淹れる」

カレ 「うん、よろしく」

C.C. 「わぁ…おいしそうです!」

ルル (全く…何がもう魔女ではないだ。カレンも気の毒に…)

641: 2008/07/27(日) 08:04:18.39 ID:MzvFA/XJ0
C.C. 「わぁ、やっぱりおいしいです。この『けーき』!」

カレ 「そう、良かった。そんなに、おいしそうに食べてくれると、私もうれしいわ」

C.C. (ふふっ、嬉しそうに。可愛いじゃないか)

カレ 「あら、C.C.、またクリームがついてるわよ」

C.C. (わざとだよ、カレン)

C.C. 「えっ、どこですか? ルルーシュさまぁ」

ルル 「!」

642: 2008/07/27(日) 08:09:55.01 ID:MzvFA/XJ0
ルル (この魔女! 俺を巻き込むとは!)

C.C. 「ルルーシュさまぁ?」

カレ 「ふふ、甘えてるんじゃない? 拭いてあげなさいよ、ルルーシュ」

ルル (カレン!? 余計なことを…)

C.C. (ほら、どうした? ルルーシュ、早く拭け、私は記憶を無くした無垢な少女だぞ?)

カレ 「ルルーシュ?」

ルル 「いや、何でもない。何でもないぞ。ほらっ、C.C.、顔をこちらに向けろ」

C.C. 「はい! ルルーシュ様!」

ルル (く、屈辱だ。記憶喪失の時ならいざ知らず、記憶の戻った魔女の口を拭くなど…)

カレ 「ル、ルルーシュ? 大丈夫? 何だか顔が引きつっているようだけど…」

ルル 「な、何のことだ? お、俺はいつも通りだぞ?」

カレ 「そう? なら、いいけど…」

644: 2008/07/27(日) 08:16:10.16 ID:MzvFA/XJ0
 ふきふき

ルル 「ほら、これでいいだろ? C.C.」

C.C. 「はい! ありがとうございます。 ルルーシュ様!」 ニコッ

ルル 「!」

ルル (くそっ! C.C.め。ほんの少し、本当に少しだけだ、ほんの少しだけ可愛いと思ってしまった自分が憎い!)

C.C. (私を抱き締めてあんなに恥ずかしい台詞を吐いた癖に、なんて恥ずかしがり屋なんだ。この坊やは…)

645: 2008/07/27(日) 08:25:54.66 ID:MzvFA/XJ0
カレ 「あ、あの、ルルーシュ? 本当に大丈夫? まだ、どこか悪いんじゃ…」

ルル 「大丈夫! 大丈夫だ! あっ!」

カレ 「ぷっ、何してるのよ。あなたまでクリームつけて。ふふっ、らしくないわ」

C.C. 「そうですよ。ルルーシュ様、らしくないです。お返しに私が拭いて差し上げます」

ルル 「ん?」

 ちゅっ

ルル 「ほ、ほわぁ!!」

カレ 「ちょ! C.C.!?」

648: 2008/07/27(日) 08:34:51.47 ID:MzvFA/XJ0
C.C. 「え? どうしたんですか? 私はルルーシュ様に教わった通りに…」

ルル 「なん…だと…?」

カレ 「ちょっと、ルルーシュ? C.C.に何教えてるのよ…こんな何も分からない子にそんな…最低…」

ルル 「ま、待て、カレン! 誤解だ!」

カレ 「へぇ、どういう風に誤解なのか、きっちり説明してもらおうじゃない?」

ルル 「ま、待て、落ちつけ! おい! C.C.! 冗談が過ぎるぞ。いい加減にしろ!」

C.C. 「…く、くく」

カレ 「え?」

C.C. 「ふふ、あはははははは、やはりお前をからかうのは面白いな、カレン」

カレ 「え? え?」

C.C. 「記憶を失くしている間、世話になったな。私だ、カレン、戻ってきたぞ」

652: 2008/07/27(日) 08:55:51.54 ID:MzvFA/XJ0
カレ 「C.C.! 一体いつから!?」

C.C. 「昨日、ルルーシュが目覚めてからすぐ後だ」

カレ 「じゃあ、さっきまでのは?」

C.C. 「お芝居だ。久し振りだからな、ちょっとイタズラ心が疼いてしまった」

カレ 「そう、そうなんだ…」

C.C. 「ん? カレン?」

カレ 「よかったぁ…C.C.…心配したんだから…ぐすっ」

C.C. 「なんだなんだ、泣くな、カレン。お前、妹みたいな存在が出来て喜んでいたじゃないか」

カレ 「馬鹿、本当のC.C.は今のC.C.でしょ? 確かに、妹が出来たみたいで嬉しかったけど、比べられるわけないじゃない…」

C.C. 「ふふっ、そうか。悪かったな、カレン。ちょっと、からかいすぎた」

654: 2008/07/27(日) 09:06:51.09 ID:MzvFA/XJ0
カレ 「いいのよ。これくらいの方があなたらしいわ、C.C.」

C.C. 「そうか、それならこれからも…」

カレ 「待ちなさい?」

C.C. 「な、何だ?」

カレ 「許すのは今日だけ。次からは容赦しないわ」

C.C. 「…残念だ。だが、おまえの拳は怖いらしいからな。仕方ない」

カレ 「ええ、そうよ…お帰り、C.C.」

C.C. 「ああ、ただいま、カレン」

ルル 「……」

ルル (全く、C.C.も面倒臭いことを…。ふっ、なんだかんだ言って仲が良いんだな、こいつらは)

657: 2008/07/27(日) 09:15:10.27 ID:MzvFA/XJ0
C.C. 「なんだ、ルルーシュ。不満そうな顔をして」

ルル 「な、何のことだ?」

C.C. 「隠すな。そうか、今みたいなキスじゃ足りないんだな。ふふっ、続きは後でな」

カレ 「なっ!?」

ルル 「ば、馬鹿かお前は!?」

C.C. 「……全く、お前らほどからかいがいのある人間もなかなかいないぞ」

ルル 「……」 (この魔女め! やっぱり、従順なC.C.が懐かしい!)

カレ 「……」 (この魔女! 妹みたいなC.C.が懐かしい!)

ルルカレ 「「C.C.!!」」

658: 2008/07/27(日) 09:15:40.18 ID:MzvFA/XJ0
おしまい。おやすみ。

引用: C.C.「私は…奴隷失格です…」