部室！

澪「なんだよ・・・梓も休みって・・・」

澪「一人でいても仕方ないな・・・」

澪「帰るか・・・」


そして次の日！

部室！

唯「ﾜｲﾜｲ」

澪「おはよ。なにしてんだよ」

律「モンハンだモンハン」

澪「ここはゲームするとこじゃないぞ。ったく・・・」

梓「あ！ちょっと律先輩！！」

律「わりわりー」

ムギ「氏ぬ！！シヌウウウウウウウウウ！！！」

澪「練習は・・・」

唯「澪ちゃんうるさい！時間ないんだから！！」

梓「ほら！唯先輩唯先輩！！あーーーーーーーーー」

律「５，４，３，２，１・・・」

唯「時間切れ・・・」

澪「・・・」

澪「高校生でゲームって。梓までまったく・・・」

唯「あ！今馬鹿にしたね？」

律「澪はPSPも持ってないからな」

ムギ「あら貧乏！ありえないわ～」

梓「それでも高校生ですか。信じられません」

澪「・・・」

梓「さあ。次の狩りに行きましょう」

律「おーう！」

澪「みんな・・・練習はどうするんだよ・・・」

ムギ「そんなの後でいいじゃない」

唯「そうそう！」

澪「・・・」

梓「さあ行きましょう！」

澪「待ってくれよ・・・もうすぐライブじゃないか・・・」

梓（うざ・・・）

澪（さわこ先生呼んで来よう・・・）

さわこ「こら！あなたたち！」

唯「さわちゃん」

さわこ「聞けばゲームばっかりして練習してないみたいじゃない」

梓「・・・すみません」

さわこ「こんな部活してて・・・こんな状態で大丈夫なの？」

梓「大丈夫だ、問題ない」

さわこ「あぁ？何だその態度は？」

梓「神は言っている、ここで働く運命ではないと」ﾀﾞｯ

唯「あ！あずにゃん！！」

唯「行っちゃった・・・」

ｳﾞｰｳﾞｰ

律「お、梓からメール」

ムギ「わたしんちで狩りしましょうですって」

唯「それじゃあ移動しますか。ばいばいさわちゃん」ｿﾞﾛｿﾞﾛ

さわこ「・・・」

澪（狩り・・・）

３日後！！

澪「みんな！モンハンしないか！？」

梓「あ、澪先輩も買ったんですか」

ムギ「でもおかしいわね。どの店でも売り切れって聞いたのに・・・」

澪「ふふふ。実はネットから落としたんだ！」

唯「！」

澪「パパがこういうの詳しくってさ！ぷろめなんとかってやつ使ってネットから落とせばタダでゲームできるんだ！」

唯「・・・」

澪「ゲームのデータをカードに入れればそこからゲームができるんだ！」

律「・・・」

澪「しかネットで落とせばモンハン以外もできるんだ！」

ムギ「・・・」

澪「しかもな！PSP以外のゲーム、たとえばスーファミのゲームとかもできちゃんだぞ！！」

梓「・・・」

澪「ほら見てくれよ！３２ぎがのカードももういっぱいでさ！」ﾋﾟｯﾋﾟ

唯「・・・」

澪「これ全部ネットから拾ったやつ！全部タダだ！」

ムギ「・・・」

澪「今時ゲームとか買ってできないよな！詳しい人は賢くゲームやってるんだ！」

律「・・・」

澪「お前らも改造してほしかったらいってくれ。パパに頼めば改造なんｔ

梓「割れ厨氏ね」

澪「え・・・」

梓「あ、それ犯罪ですから。家に帰ったら通報します」

澪「ち、ちょっ・・・」

律「澪。ゲーム作るのにもお金がかかってるんだ。わかるか？」

澪「あ、ああ・・・」

ムギ「じゃあその作った会社の資金はどこから出てくるんだと思う？」

唯「そういうのよく考えてよね」

梓「さあ、澪先輩は無視してクエしましょう」ｽﾀｽﾀ

澪「み、みんな・・・」

秋家

澪「なんだよ・・・みんなして・・・」

澪「みんなもモバゲーとかでタダでダウンロードしてるじゃないか・・・」

澪「なのにモンハン買ってないからって嫉妬して・・・」

澪「みんなのバカ・・・」

次の日！

梓「よし！インヴェルズギラファ召喚です！！」

唯「罠カード！神の警告だよ！」

澪「お、タッグフォースか！遊戯王もゲームだといいよな！カード代使わなくていいから！」

梓「てめーはゲーム代すら払ってねーだろーが」ﾎﾞｿｯ

澪「えっ・・・」

唯「行こ、あずにゃん」

梓「はい」ｽﾀｽﾀ

澪「唯・・・梓・・・」

次の日！

さわこ「ラケーテンハンマー！！」

律「ああああああ！！ザフィーラああああああぁぁぁぁぁぁ」

澪「あ、先生もなのは買ったんですか！実は私も持ってるんですよ！」

さわこ「あら！じゃあ対戦する！？」

澪「はい！」

律「ちょっと待て。UMDんとこ空けろ」

澪「ち、ちょっと律・・・やめ・・・」ﾊﾟｶｯ

UMD「からっぽ」

律「あちゃー。澪やっぱり割っちゃってたかー・・・」

澪「ったく・・・。先生。ぜひなのは・・・」

さわこ「さありっちゃん！もう一戦よ！」

澪「え」

律「さわちゃんつえーんだよなー。持ちキャラ以外の使ってくれなきゃ勝てねーって・・・」

さわこ「ダメよ。私はヴィータ以外使わないから！フフフ・・・！」

律「クソ！だったら実力で勝つ！」

さわこ「返り討ちよ！！」

ﾜｲﾜｲ

澪「・・・」

秋家

澪「くそっ・・・なんだよ・・・みんなして私を省きやがって・・・」

澪「ダウンロードの何が悪いんだよ・・・！」

ガチャ！

澪母「澪！大変よ！パパが・・・パパが・・・」

澪「ママ・・・？」

澪母「逮捕されちゃった！！！！」

澪「！！」

澪母「警察から聞いたんだけど・・・パパったら・・・違法ダウンロードしてたらしいの・・・」

澪「違法ダウンロード・・・？」

澪母「ええ。ゲームとか・・・マジコンも・・・」

澪「！」

澪「それに窓７とか・・・映画とか・・・特にAVが多かったそうよ・・・」

澪「！！！」

澪の部屋

澪「クソッ！クソッ！！私の人生めっちゃクチャじゃないか！！」

澪「誰かがチクったんだ・・・！誰かが・・・」

澪「！！」


梓『あ、それ犯罪ですから。家に帰ったら通報します』


澪「あ、梓ァェ・・・！！！」

次の日！

澪「おはよう」

ムギ「犯罪者よ！犯罪者のおなーりー！」

律「割厨ちーっす！」

唯「割山澪ちゃんおーっす！」

澪「・・・」

澪「おい。お前らさんざん馬鹿にしてるけど情弱にｍ

唯「ねえ。澪ちゃんってゲーム買うお金も無いの？」

澪「え」

律「そうだよなー。たった７０００円も出せないんだもんなー」

ムギ「クズ！いえ、ゴミだわー！」

澪「！」

バキッ！！

ムギ「痛い！痛いわ！！」

律「大丈夫かムギ！！」

澪「い、言わせておけば・・・お前・・・！！！」ｶﾁｶﾁ

唯「せ、制服の肩パットに仕込んだカッターナイフ！？」

律「エヴァ弐号機のつもりかよ！！！」

澪「う、うわあああああああああああああああああああああああ！！！」ﾀﾞｯ

ムギ「あぁ・・・」

こうしてムギちゃんを切った澪ちゃんは逮捕されました。
切られたと言ってもムギちゃんは軽傷。ほぼ無傷。
しかしこれを口実にムギちゃんはバイトを休みそれが癖になり最終的にバックレるんだけどこれはまた別のお話。

こうして今回の秋一族マジキチ事件は終焉を迎えたのでした。

第一部完

そして第二章か

明日はムギVSバイトの店長の心理戦を書きます。
それでは寝ますのでまた明日。

３日後！

１２月１１日

琴家

ムギ「怪我治っちゃった。この３日間はバイト休めて楽だったわ～澪ちゃんに感謝しなきゃね」

ムギ「あ、そういえば今日シフト・・・やっぱり入ってるのね・・・」

ムギ「あー行きたくない！行きたくない！」

ムギ「・・・」

ガッコ！

唯「おはよ！ムギちゃん！」

律「怪我治ったんだな！」

ムギ「でももう休めないわ・・・がっかりよ」

唯「ムギちゃんサボりついちゃった？」

ムギ「そうみたい」

放課後！

ムギ「あーバイト行きたくないわ」

ムギ「・・・」

ムギ「もうバックれるしかないわね・・・うん」

ムギ「もういいわ！バイトとかどうにでもなっちゃえ～！」

１０分後！

唯「あれムギちゃんだ」

律「バイトはどうしたんだよ？」

ムギ「もうサボっちゃったわ～」

唯「あー！とうとうやっちゃったんだー！」

律「いいのかよ！！」

ムギ「やっぱりバイトサボると自分の時間が取れていいわ～」

電話「・・・」

電話「プルルルルルルルｒ！！！」

唯「！？」

ムギ「バ、バイトからだわ・・・」

唯「あわわわわ」

律「どうするんだよムギ！」

ムギ「シカト決めるわ」

唯「ムギちゃん！」

ムギ「私には・・・これしかないもの・・・」

律「ムギ・・・」

１時間後

唯「鳴り止まないね」

ムギ「まったく・・・しつこいわね・・・」

律「やっぱり行ったほうがいいんじゃないか？」

ムギ「嫌よ。朝から部活で疲れてるのにバイトなんて。絶対に休むわ」

唯「ムギちゃんかっこいーなー」


こうしてムギはなり続ける電話を無視してバイトをサボった。

次の日！

ムギ「おはようございまーす」

店長「おう、おはよう。琴。どうして昨日いきなり休んだんだ？」

ムギ「あ、シフト入ってたんですか？すみません！」

ムギ（本当は知ってたけどサボりましたなんて言えないもの）

店長「お前が休んだからあとの２人大変だったんだぞー。電話したのに気づかなかったか？」

店長（どうせシフト入ってる知っててサボったんだろ？だから電話を無視したんだろ？）

ムギ（これは・・・これは探り入れられてる・・・？）

ムギ（店長の眼・・・明らかに私の眼の奥の真実を見据えようとしているわ・・・！）

ムギ（ここで「はい。気づきませんでした」なんて言ったら逆にサボったのが確実にバレる・・・）

店長（これは・・・探り入れたの感づかれたか・・・？）

店長（３日間はカッターの傷で休むって言ってたが・・・３日立てば治っているはず・・・）

店長（つまり言い訳として傷は使ってこないだろう。さあ、どんな言い訳をするんだ？）

ムギ（ベストなのは前まで休んだ理由の澪ちゃんに切られた怪我のことを引き延ばす・・・？）

ムギ（いえ、でももう切り口は塞がってる証拠提示求められたら・・・）

ムギ（言い訳は・・・自分にしかわからないような、他人に証拠を提示できないような・・・）

ムギ（しかも携帯に出られないような・・・何か・・・何か・・・）

ムギ「実は昨日は病院に行ってて・・・」

店長「そうか。だったら仕方ないな。もう体調はいいのか？」

店長（定番で来たか・・・でもおかしいことに気づいているのか？）

店長（着信が入れれたってことは電源は入っていたということ。つまり、病院で電源を消してたって言えば・・・」

ムギ（おそらく店長はケータイの電源のことを考えているはず・・・着信は入ったものね・・・）

ムギ（そこをうまくかわせば・・・）

ムギ「すみません。昨日病院に行ったときケータイは家に置いてきてて・・・」

店長「・・・」

ムギ（どうだ・・？）

店長「そうか。まあ、体には気をつけてな」

ムギ（やりすごした・・・？）

次の日！

ムギ「こんにちは～」

店長「おう。琴。」

ムギ「はい？」

店長「なんで昨日話終わったあと帰った？」

ムギ「実はそのことなんですけど実は今日でバイトやめさせてくださいって言いに来たんです」

店長「え！？もうすぐ年末なのにこの時期にいきなりなんて困るよ！？」

ムギ「すみません。今日はこのことを言いにきました。それでは」

店長「ち、ちょっと！」

ムギ「制服はまた後日クリーニングしてかえしますから」

店長「ちょっと！本当に困るよ！年末年始の忙しいときに減ったら・・・！」

ムギ「ストライキ、それは労働者の権利」

店長「それに琴さん一番労働時間多いんだから！」

ムギ「これでバックレたら相当なダメージを与えられそうだわ～ 」

店長「ち、ちょ・・・」

ムギ「店長さんサイナラー」

こうしてムギはバイトを辞めた。
その後も店長がしつこく電話してきて、さらに家の前まで来て、ムギが警察に通報するって言って追い返して
給料日になっても辞める前の１２月分の前半の給料が入ってなくて訴えて、
誤りに何度も家に店長が来て、こうしているうちにムギのことが好きになっちゃって、
ストーカーになるけど、店が経営難で倒産して、病んでしまうが、今までの自分の人生を見つめなおし、
生きる意味を考えて、すべてを失おうとも前を見てまっすぐ生きていくのはまた別のお話。



“　人間はただ生まれ、生きているから生きているのであって、そこに生きる意味というものはない。
　　　　　　　しかし、その中で生きる価値を見出すことで、自分自身の存在意義を見出すことできる。　”


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　店長　

支援ありがとうございました。バックレずに書ききった我を褒め称えるがいい。