1: 2010/10/10(日) 23:08:23.33 ID:KqUpTFyF0
だって、明日はキミと初めての休日デート。

第一候補は桜色のニットのミニワンピ。

レギンス無しは狙い過ぎ?

ワンピとお揃いのリップで、ちょっぴり乙女アピール。

憂「キミは気づいてくれるかな?」

もし気づいてくれたら、とっておきのご褒美をあげちゃうかも?

土曜の夜の幸せ時間。
けいおん! 1巻 (まんがタイムKRコミックス)
2: 2010/10/10(日) 23:10:59.77 ID:KqUpTFyF0
澪「こんな感じで行こうかな、と。

  もう恋する女の子全開のアマアマSS。」


唯「……え?」

律「お前はポエマーか」

梓「き も ち わ 

  いや、なんでもありません」

紬「・・・」

5: 2010/10/10(日) 23:14:38.39 ID:KqUpTFyF0
 澪「じゃあ、憂ちゃんが素敵な男の子と出会って、物凄く甘い恋をするSSとか書いてみようかな。」


唯「えっ」

澪「しかも普通にハッピーエンド。

  憂ちゃんは無敵なのを確認出来たから、今ならやれる気がする。」

8: 2010/10/10(日) 23:19:42.35 ID:KqUpTFyF0
律「他のキャラならまだしも憂ちゃんに彼氏なんて氏にたくなるな」


澪「憂「小さな幸せ」でVIPに、他キャラならかなりシビアな批判や叩きを浴びるだろう実験作品を投下してみた。

  結論は、憂は無敵!」

唯「小さな幸せ……?」

澪「読みたい?朗読してあげるよ」

10: 2010/10/10(日) 23:21:00.18 ID:KqUpTFyF0
  それは突然舞い降りた。

 私の窓辺の小さな幸せ物語。

憂「わぁ、可愛いね、キミ」

 黄色い身体にほんの少しだけ白と黒のアクセント。

 くるくるした黒い目でキョロキョロ。

 ちょっぴりせわしなく頭を振るのはキミのご挨拶なのかな?

憂「こんにちは、迷子のインコくん」

 ふむ、キミは人に飼われてたのかな

憂「ちょっとだけ、いいよね」

 つんつん。

 少し後退り。



唯「!?」

11: 2010/10/10(日) 23:22:46.41 ID:KqUpTFyF0
 小さなくちばしで羽根をつくろう仕草。

 時々ふんわりもこもこ。

 柔らかうぶ毛でまんまるインコくん。

憂「キミはお名前はあるのかな?」

 ふふっ、無口なんだねキミは。

 ちょっぴり残念。

憂「私は平沢憂。憂でいいよ。」

 まんまる目玉をくりくり。

憂「覚えてくれたかな、インコくん?」

 くるり振り向く。

 小さな羽根をひろげる。

 軽やかに空の旅。

憂「行っちゃった。また来てくれるかな?」

14: 2010/10/10(日) 23:24:38.72 ID:KqUpTFyF0
 翌日は雨。

 残念ながら待ち人来たらず。

憂「雨は苦手なんだね、キミは。」

 明日は晴れますように。

 私の窓辺にてるてるぼうず。

 キミと同じ色。

憂「明日はご馳走を用意してあげるよ。」

 小さな水呑み。

 冷蔵庫にはキミのためのサラダ菜。

 きっと明日は空の旅日和。

16: 2010/10/10(日) 23:27:27.01 ID:KqUpTFyF0
no title

21: 2010/10/10(日) 23:31:25.35 ID:KqUpTFyF0
 翌日は曇り時々雨。

 それでも今日もキミはサラダ菜と格闘中。

 すっかりお馴染みの風景。

 お腹満腹ふわふわもこもこ。

 まんまる目玉をしょぼしょぼ。

憂「一緒にお昼寝しようよ。」

 ベットから手招き。

 ぱたぱた。

 軽やかに私の隣に舞い降りる。

憂「寝返り注意だね、これは。」

 まったりお昼寝。

 秋の午後のすやすや時間。

22: 2010/10/10(日) 23:32:58.23 ID:KqUpTFyF0
 翌日は幸せなサプライズ。

憂「今日も元気だね、インコくん。」

 つんつん。

 ちょっぴり後退り。

憂「ふふっ、そろそろ名前を覚えてくれたかな?」

『ウイ ウイ』

 今日は私が目玉をまんまる。

憂「賢いんだね、キミは。」



梓「!?」

25: 2010/10/10(日) 23:35:11.82 ID:KqUpTFyF0
no title



紬「」

32: 2010/10/10(日) 23:38:34.40 ID:KqUpTFyF0
no title

34: 2010/10/10(日) 23:39:53.51 ID:KqUpTFyF0
no title

47: 2010/10/10(日) 23:45:56.71 ID:KqUpTFyF0
no title

51: 2010/10/10(日) 23:51:37.89 ID:KqUpTFyF0
no title

67: 2010/10/11(月) 00:00:34.08 ID:KqUpTFyF0
no title

69: 2010/10/11(月) 00:02:07.12 ID:yVtPgqs40
no title

72: 2010/10/11(月) 00:03:41.46 ID:yVtPgqs40
憂「いいよ。」

 そしてキミの子供達のお世話をするのは、私の可愛い娘。

憂「やっぱりキミが運んでくれたのは、幸せだったね。」

 これは私の窓辺の小さな幸せの物語。



 お し ま いno title

78: 2010/10/11(月) 00:09:41.17 ID:yVtPgqs40
澪「まあこんな感じかな、本気の私は面白いんだよ。」チラッ

梓「え……と……

  絵本みたいで可愛いな……?」

律「う、腕をあげたな……」

澪「ふふ、私のことはポエマーさん……

  いや、幸せポエマーさんと呼んでくれ!!」



唯「調子に乗られるとウザい」

82: 2010/10/11(月) 00:11:28.52 ID:yVtPgqs40
no title

89: 2010/10/11(月) 00:18:50.12 ID:yVtPgqs40
唯「痛い」

律「出る杭は叩かれると何度言ったら」

梓「・・・・・・話題変えませんか」

紬「……とは言いましても」

律「さすがに可哀相だ もうやめてやれよ」

唯「今日一番笑ったよ
  うん、ホントに俺に小さな幸せを与えてくれたよ。ありがとう」

澪「……」

90: 2010/10/11(月) 00:19:42.22 ID:yVtPgqs40
no title

96: 2010/10/11(月) 00:22:45.91 ID:yVtPgqs40

引用: 澪「今夜は姿見の前で一人ファッションショー。」唯「!?」