1: 2013/07/30(火) 22:43:02 ID:C1nnU1PY
──850年 巨人達が姿を消した……。
突如地上から姿を消した巨人達の噂は全人類領域内に知れ渡った。
始めは駐屯兵団の勘違いによるものとされていた。
真意を確かめる為に調査兵団によって第57回壁外調査が行われ、この噂が事実であることが証明された。
巨人が居なくなったことによって壁外へと進出した人類は、生活圏を急速に拡大させた。
一方、巨人という天敵が姿を消したことにより急激な軍縮が行われた。
憲兵団の一部を除き全体の7割以上にも及ぶ兵士たちが強制的に除隊となり、無数の失業者を生み出す結果となった。
兵士たちは巨人との戦いから就職先を探す戦いへと身を投じるのであった──。
──シガンシナ区 イェーガー家跡地
エレン「仕事見つかんねぇな……」
ミカサ「うん……どうしよう……」
突如地上から姿を消した巨人達の噂は全人類領域内に知れ渡った。
始めは駐屯兵団の勘違いによるものとされていた。
真意を確かめる為に調査兵団によって第57回壁外調査が行われ、この噂が事実であることが証明された。
巨人が居なくなったことによって壁外へと進出した人類は、生活圏を急速に拡大させた。
一方、巨人という天敵が姿を消したことにより急激な軍縮が行われた。
憲兵団の一部を除き全体の7割以上にも及ぶ兵士たちが強制的に除隊となり、無数の失業者を生み出す結果となった。
兵士たちは巨人との戦いから就職先を探す戦いへと身を投じるのであった──。
──シガンシナ区 イェーガー家跡地
エレン「仕事見つかんねぇな……」
ミカサ「うん……どうしよう……」
2: 2013/07/30(火) 22:45:23 ID:C1nnU1PY
※就活話ではありません
-------------------
エレン「今んとこ失業手当は貰えてるし、仮設住宅も建てて貰えたが……」
ミカサ「働かなくては食べれない……」
アルミン「だ、大丈夫だよきっと!きっとすぐ見つかる!まだ若いし!」
エレン「アルミンはもう決まったようなもんだからな」
ミカサ「羨ましい」
アルミン「まだ決まったわけじゃ……技研の面接はこれからだし」
エレン「とは言っても元訓練兵団からの推薦だろ?」
ミカサ「技研から指名されたと聞いた」
アルミン「ま、まぁ……そうなんだけど……あ、そうだ!僕と一緒に技研受けてみようよ!」
エレン「え?俺らも?」
アルミン「そう、3人で行ってみようよ!2人とも上位10名に入ってたんだし、きっといい待遇受けれるよ!」
ミカサ「そう上手くいくとは思えないけど……」
エレン「まぁ悩んでいてもしょうがねぇし、試しに行ってみるか!」
アルミン「そうだよ!僕が案内するね!僕が受けるとこはマリア内地にあるとこだから馬車に乗っていこう」
-------------------
エレン「今んとこ失業手当は貰えてるし、仮設住宅も建てて貰えたが……」
ミカサ「働かなくては食べれない……」
アルミン「だ、大丈夫だよきっと!きっとすぐ見つかる!まだ若いし!」
エレン「アルミンはもう決まったようなもんだからな」
ミカサ「羨ましい」
アルミン「まだ決まったわけじゃ……技研の面接はこれからだし」
エレン「とは言っても元訓練兵団からの推薦だろ?」
ミカサ「技研から指名されたと聞いた」
アルミン「ま、まぁ……そうなんだけど……あ、そうだ!僕と一緒に技研受けてみようよ!」
エレン「え?俺らも?」
アルミン「そう、3人で行ってみようよ!2人とも上位10名に入ってたんだし、きっといい待遇受けれるよ!」
ミカサ「そう上手くいくとは思えないけど……」
エレン「まぁ悩んでいてもしょうがねぇし、試しに行ってみるか!」
アルミン「そうだよ!僕が案内するね!僕が受けるとこはマリア内地にあるとこだから馬車に乗っていこう」
4: 2013/07/30(火) 22:48:20 ID:C1nnU1PY
──シガンシナ駅
アルミン「えぇ~っと次の馬車は……後2分だって。丁度良かったね」
エレン「技研って頭使うとこだろ?俺体使うほうが好きなんだよな……」
ミカサ「私もどちらかと言えば……」
アルミン「い、いまさらそんな事言わないでよ……」
小鹿「馬車が来るぞ!全員白線の内側まで下がれ!近づくのは危険すぎる!!」
エレン「あの人は……元駐屯兵団の……?」
ミカサ「名前は知らないけど、確か偉い人。隊長をしていたはず」
アルミン「あんな人までリストラか……大変だね……」
ピクシス「相変わらず小鹿のように繊細な割には声の大きい男じゃ」
アルミン「ピクシス司令!?」
エレン「確か南側領土の最高責任者だった人だろ……?」
ミカサ「今は駅長さん……?」
アルミン「えぇ~っと次の馬車は……後2分だって。丁度良かったね」
エレン「技研って頭使うとこだろ?俺体使うほうが好きなんだよな……」
ミカサ「私もどちらかと言えば……」
アルミン「い、いまさらそんな事言わないでよ……」
小鹿「馬車が来るぞ!全員白線の内側まで下がれ!近づくのは危険すぎる!!」
エレン「あの人は……元駐屯兵団の……?」
ミカサ「名前は知らないけど、確か偉い人。隊長をしていたはず」
アルミン「あんな人までリストラか……大変だね……」
ピクシス「相変わらず小鹿のように繊細な割には声の大きい男じゃ」
アルミン「ピクシス司令!?」
エレン「確か南側領土の最高責任者だった人だろ……?」
ミカサ「今は駅長さん……?」
5: 2013/07/30(火) 22:50:59 ID:C1nnU1PY
小鹿「指差呼称で確認するのは規則で定めれてた作業!決められた規則に則って行動するのが社員の務めだ!私は間違っていない!」
ピクシス「面倒くさい男じゃのぅ……ワシが命ずる!その規則を撤回する!……丁度酒も飲みたかったしのぅ」
エレン「好き勝手やってるな」
ミカサ「楽しそう」
アルミン「でもここで働きたくはないね……乗ろうか」
エレン「そうだな」
ミカサ「そう、私達も司令達のように再就職先を見つけなければならない」
リコ「発車準備、完了しました」
小鹿「送るぞ!私は発車合図を送る!」
ピクシス「さっさと送らんか」
アルミン「早くしてくれ」
ピクシス「面倒くさい男じゃのぅ……ワシが命ずる!その規則を撤回する!……丁度酒も飲みたかったしのぅ」
エレン「好き勝手やってるな」
ミカサ「楽しそう」
アルミン「でもここで働きたくはないね……乗ろうか」
エレン「そうだな」
ミカサ「そう、私達も司令達のように再就職先を見つけなければならない」
リコ「発車準備、完了しました」
小鹿「送るぞ!私は発車合図を送る!」
ピクシス「さっさと送らんか」
アルミン「早くしてくれ」
6: 2013/07/30(火) 22:53:30 ID:C1nnU1PY
──ウォール・マリア内地~とある技研の正面玄関
アルミン「ここだよ」
エレン「へぇ~、結構大きいんだな」
ミカサ「マリア陥落前までは大砲の照準器などを扱っていたらしい」
アルミン「とにかく入ろう……あ、こんにちは~」ガラッ
エレン「こんちはー」
ミカサ「こんにちは」
受付嬢「面接の方ですね?案内の者を呼びますので──」
職員A「はっ!?き、君がアルミン君だね!?」
アルミン「うぇ?!は、はい!」
職員B「誰っすか?知り合い?」
職員A「バカ!あのアルミン君だぞ!アルミン・アルレルト!」
職員B「アルレルト!?あの!?」
エレン「お前有名人なの?」
職員A「彼は訓練兵団に居ながら次々と革新的な技術を考案した天才だぞ!?」
アルミン「ここだよ」
エレン「へぇ~、結構大きいんだな」
ミカサ「マリア陥落前までは大砲の照準器などを扱っていたらしい」
アルミン「とにかく入ろう……あ、こんにちは~」ガラッ
エレン「こんちはー」
ミカサ「こんにちは」
受付嬢「面接の方ですね?案内の者を呼びますので──」
職員A「はっ!?き、君がアルミン君だね!?」
アルミン「うぇ?!は、はい!」
職員B「誰っすか?知り合い?」
職員A「バカ!あのアルミン君だぞ!アルミン・アルレルト!」
職員B「アルレルト!?あの!?」
エレン「お前有名人なの?」
職員A「彼は訓練兵団に居ながら次々と革新的な技術を考案した天才だぞ!?」
7: 2013/07/30(火) 22:54:46 ID:C1nnU1PY
ミカサ「……そうなの?」
アルミン「身に覚えがないけど……」
職員A「ライフリングや自動装填、速射機構などは全て彼のアイデアによるものだ!」
エレン「なに言ってるかはほとんど分かんねぇけど……そうなのか?」
アルミン「そんな事もあったような……」
職員A「やはりそうか!よくこの研究所に来てくれた!兵器開発部門は廃止だが、これからは民生品の発展が不可欠なのだ!」
職員B「そこの2人!案内ご苦労!もう下がっていいぞ!」
エレン「え、いや……」
ミカサ「私たちは……」
職員A「さぁアルミン君!君の席はもう用意してあるよ!さぁさぁ──」
エレン「……俺達は無理だったみたいだな」
ミカサ「……最初から勝てない戦いだった」
エレン「どうすっか」
ミカサ「せっかくマリアの内地来たのだから、もう少し見ていこう」
エレン「確かスプリンガー牧場がこの辺にあったよな」
アルミン「身に覚えがないけど……」
職員A「ライフリングや自動装填、速射機構などは全て彼のアイデアによるものだ!」
エレン「なに言ってるかはほとんど分かんねぇけど……そうなのか?」
アルミン「そんな事もあったような……」
職員A「やはりそうか!よくこの研究所に来てくれた!兵器開発部門は廃止だが、これからは民生品の発展が不可欠なのだ!」
職員B「そこの2人!案内ご苦労!もう下がっていいぞ!」
エレン「え、いや……」
ミカサ「私たちは……」
職員A「さぁアルミン君!君の席はもう用意してあるよ!さぁさぁ──」
エレン「……俺達は無理だったみたいだな」
ミカサ「……最初から勝てない戦いだった」
エレン「どうすっか」
ミカサ「せっかくマリアの内地来たのだから、もう少し見ていこう」
エレン「確かスプリンガー牧場がこの辺にあったよな」
8: 2013/07/30(火) 22:57:10 ID:C1nnU1PY
──ウォール・マリア~スプリンガー牧場
エレン「確かコニーとサシャが経営してんだよな」
ミカサ「あの2人がまさか結婚するとは思わなかった」
エレン「確かに意外だったよな」
ミカサ「わ、私達もいずれ……」
エレン「そうだな、お前にも早くいい人が見つかるといいな!」
ミカサ「……」
コニー「お、エレンじゃねぇか!おーい!久しぶりだな!」
サシャ「あ、ホントですね!」
エレン「よぅコニー!サシャ!久しぶりだな!」
コニー「どうしたんだ急に?求人なら出してねぇぞ?」
サシャ「2人で頑張ってやっていくって決めましたからね!」
エレン「いや、たまたま近くに来たから寄っただけだ」
ミカサ「技研に面接に行ったのだけれど無理だった」
サシャ「そうでしたか……まだ見つからないのですね」
エレン「確かコニーとサシャが経営してんだよな」
ミカサ「あの2人がまさか結婚するとは思わなかった」
エレン「確かに意外だったよな」
ミカサ「わ、私達もいずれ……」
エレン「そうだな、お前にも早くいい人が見つかるといいな!」
ミカサ「……」
コニー「お、エレンじゃねぇか!おーい!久しぶりだな!」
サシャ「あ、ホントですね!」
エレン「よぅコニー!サシャ!久しぶりだな!」
コニー「どうしたんだ急に?求人なら出してねぇぞ?」
サシャ「2人で頑張ってやっていくって決めましたからね!」
エレン「いや、たまたま近くに来たから寄っただけだ」
ミカサ「技研に面接に行ったのだけれど無理だった」
サシャ「そうでしたか……まだ見つからないのですね」
10: 2013/07/30(火) 22:59:07 ID:C1nnU1PY
エレン「あぁ……」
コニー「そっか、大変だな」
ミカサ「そう、大変」
コニー「ま、すぐ見つかんだろ!」
エレン「そうだといいんだけどさ……」
サシャ「早く見つけてあげてくださいねエレン?ミカサの為にも、ですよ?」
エレン「なんでミカサの為なんだよ……まぁ頑張るよ」
ミカサ「頑張って」
エレン「お前も頑張れよ」
コニー「そっか、大変だな」
ミカサ「そう、大変」
コニー「ま、すぐ見つかんだろ!」
エレン「そうだといいんだけどさ……」
サシャ「早く見つけてあげてくださいねエレン?ミカサの為にも、ですよ?」
エレン「なんでミカサの為なんだよ……まぁ頑張るよ」
ミカサ「頑張って」
エレン「お前も頑張れよ」
12: 2013/07/30(火) 23:01:18 ID:C1nnU1PY
──シガンシナ区
エレン「結局戻ってきちまったな」
ミカサ「うん」
エレン「アルミンを見送っただけだったな……」
ミカサ「うん……」
ライナー「お、エレンじゃないか!」
ベルトルト「久しぶりだね」
エレン「ライナー!ベルトルト!何やってんだ?」
ライナー「俺達は2人で定食屋を始めたんだ」
ベルトルト「僕は料理できないから運ぶだけなんだけどね」
ライナー「何言ってんだ。お前が事務とか経理とか全部やってくれてるじゃないか」
エレン(男2人で定食屋?)
ミカサ(夫婦2人で、ならよく聞くけど……)
ライナー「どうせなら何か食っていけ。安くしてやるぞ」
エレン「結局戻ってきちまったな」
ミカサ「うん」
エレン「アルミンを見送っただけだったな……」
ミカサ「うん……」
ライナー「お、エレンじゃないか!」
ベルトルト「久しぶりだね」
エレン「ライナー!ベルトルト!何やってんだ?」
ライナー「俺達は2人で定食屋を始めたんだ」
ベルトルト「僕は料理できないから運ぶだけなんだけどね」
ライナー「何言ってんだ。お前が事務とか経理とか全部やってくれてるじゃないか」
エレン(男2人で定食屋?)
ミカサ(夫婦2人で、ならよく聞くけど……)
ライナー「どうせなら何か食っていけ。安くしてやるぞ」
13: 2013/07/30(火) 23:03:36 ID:C1nnU1PY
エレン「──って状況だ」
ライナー「そうか……まだ見つからないのか……」
ベルトルト「大変だね……」
ミカサ「そう、大変」
エレン「外の世界を探検する為にお金が必要だってのに……」
ミカサ「結婚にも子育てにもお金がかかるのに……」
エレン「は……?」
ミカサ「私はお嫁さんになる。暫くは子育てに専念するために専業主婦。子供が大きくなって落ち着いたら共働──」
エレン「相手居ないだろ」
ミカサ「居る」
エレン「え……そうなのか……?」シュン
ライナー(いやお前のことだろ……)
ベルトルト(現実見ようよ……)
ライナー「そうか……まだ見つからないのか……」
ベルトルト「大変だね……」
ミカサ「そう、大変」
エレン「外の世界を探検する為にお金が必要だってのに……」
ミカサ「結婚にも子育てにもお金がかかるのに……」
エレン「は……?」
ミカサ「私はお嫁さんになる。暫くは子育てに専念するために専業主婦。子供が大きくなって落ち着いたら共働──」
エレン「相手居ないだろ」
ミカサ「居る」
エレン「え……そうなのか……?」シュン
ライナー(いやお前のことだろ……)
ベルトルト(現実見ようよ……)
15: 2013/07/30(火) 23:05:32 ID:C1nnU1PY
ミカサ「居る。とても大切な人が居る」
エレン「そ、それなら俺にばっか構ってないでそいつと居てやれよ……」シュン
ミカサ「だからエレンと一緒に居る」
エレン「意味分かんねぇよ……」
ライナー(そこは分かってやれ)
ベルトルト(ミカサ、大変だね……)
ライナー「今はそういう話をしてる場合じゃないだろ」
ベルトルト「仕事見つけないと」
エレン「早く見つけたいとは思ってるけどさ……」
ミカサ「失業者が多すぎる割に雇用はあまり増えていないから……」
ライナー「そうは言うが、俺達の同期の中じゃお前らくらいだぞ?」
ベルトルト「僕はあまり皆のこと知らないけど……」
エレン「そ、そうなのか……」
ミカサ「私達取り残されている……?」
エレン「そ、それなら俺にばっか構ってないでそいつと居てやれよ……」シュン
ミカサ「だからエレンと一緒に居る」
エレン「意味分かんねぇよ……」
ライナー(そこは分かってやれ)
ベルトルト(ミカサ、大変だね……)
ライナー「今はそういう話をしてる場合じゃないだろ」
ベルトルト「仕事見つけないと」
エレン「早く見つけたいとは思ってるけどさ……」
ミカサ「失業者が多すぎる割に雇用はあまり増えていないから……」
ライナー「そうは言うが、俺達の同期の中じゃお前らくらいだぞ?」
ベルトルト「僕はあまり皆のこと知らないけど……」
エレン「そ、そうなのか……」
ミカサ「私達取り残されている……?」
16: 2013/07/30(火) 23:08:11 ID:C1nnU1PY
ライナー「俺の知る限りだがな」
エレン「ちなみに他の連中はどこに行ったんだ?」
ライナー「この近くに幼稚園があるだろ?アニとクリスタとユミルはそこに行ってたな」
エレン「クリスタは分かるが……アニとユミルも幼稚園に?」
ミカサ「意外」
ベルトルト「結構楽しんでるみたいだった」
ライナー「就活の息抜きに見に行ってみたらどうだ?」
エレン「そうだな……見に行ってみるか?」
ミカサ「預ける前の視察は重要。見ておくべき」
エレン「預け……まぁいいか。行ってみようぜ」
ベルトルト「行ってらっしゃい」
エレン「おぅ、またな!」
ミカサ「ごちそうさま」
ベルトルト「またきてね」
ライナー「……金払えよ」
エレン「ちなみに他の連中はどこに行ったんだ?」
ライナー「この近くに幼稚園があるだろ?アニとクリスタとユミルはそこに行ってたな」
エレン「クリスタは分かるが……アニとユミルも幼稚園に?」
ミカサ「意外」
ベルトルト「結構楽しんでるみたいだった」
ライナー「就活の息抜きに見に行ってみたらどうだ?」
エレン「そうだな……見に行ってみるか?」
ミカサ「預ける前の視察は重要。見ておくべき」
エレン「預け……まぁいいか。行ってみようぜ」
ベルトルト「行ってらっしゃい」
エレン「おぅ、またな!」
ミカサ「ごちそうさま」
ベルトルト「またきてね」
ライナー「……金払えよ」
17: 2013/07/30(火) 23:11:11 ID:C1nnU1PY
──シガンシナ区~女神幼稚園
エレン「ここだな」
ミカサ「ここがあの女の幼稚園ね……」
園児A「なんだお前ら!不審者か!?」
園児B「駆逐してやるぞ!」
園児C「様子を見ろ!近付くのは危険すぎる!」
アニ「なんだい騒がしい……ってなんだ、あんた達かい」
クリスタ「久しぶりだね!」
ユミル「なんだ、巨人バカに腹筋バカか」
エレン「よぉ、久しぶりだな」
ミカサ「ホントに幼稚園で働いてる……」
アニ「そりゃどういう意味だい?」
ユミル「お前みたいな無愛想な奴がガキの世話してるなんて聞いたら驚くだろ」
アニ「そりゃあんたも同じじゃないか」
クリスタ「や、やめなよ2人とも……子供たちが見てるんだよ?」
エレン「ここだな」
ミカサ「ここがあの女の幼稚園ね……」
園児A「なんだお前ら!不審者か!?」
園児B「駆逐してやるぞ!」
園児C「様子を見ろ!近付くのは危険すぎる!」
アニ「なんだい騒がしい……ってなんだ、あんた達かい」
クリスタ「久しぶりだね!」
ユミル「なんだ、巨人バカに腹筋バカか」
エレン「よぉ、久しぶりだな」
ミカサ「ホントに幼稚園で働いてる……」
アニ「そりゃどういう意味だい?」
ユミル「お前みたいな無愛想な奴がガキの世話してるなんて聞いたら驚くだろ」
アニ「そりゃあんたも同じじゃないか」
クリスタ「や、やめなよ2人とも……子供たちが見てるんだよ?」
18: 2013/07/30(火) 23:13:32 ID:C1nnU1PY
園児D「いいぞアニせんせー!そのぶっさいくやっつけろ!」
ユミル「誰がブサイクだ!」
クリスタ「お、落ち着いてよ……」
園児E「クリスタせんせー!結婚しよ!」
クリスタ「E君はまだ結婚できないんだよー?」
ユミル「クリスタはあたしと結婚すんだよ」
園児E「女神様がぶっさいくと結婚するわけねーじゃん!」
ユミル「あ!?」
アニ「あんたまで騒いでんじゃないよ」
エレン「すげぇ賑やかだな……」
ミカサ「ここになら安心して預けられる」
クリスタ「そういえば、2人は何しにきたの?」
エレン「ちょっと見に来ただけだ」
ミカサ「事前の視察は非常に重要」
ユミル「誰がブサイクだ!」
クリスタ「お、落ち着いてよ……」
園児E「クリスタせんせー!結婚しよ!」
クリスタ「E君はまだ結婚できないんだよー?」
ユミル「クリスタはあたしと結婚すんだよ」
園児E「女神様がぶっさいくと結婚するわけねーじゃん!」
ユミル「あ!?」
アニ「あんたまで騒いでんじゃないよ」
エレン「すげぇ賑やかだな……」
ミカサ「ここになら安心して預けられる」
クリスタ「そういえば、2人は何しにきたの?」
エレン「ちょっと見に来ただけだ」
ミカサ「事前の視察は非常に重要」
20: 2013/07/30(火) 23:17:03 ID:C1nnU1PY
園児C「せんせーたちの知り合い?」
クリスタ「そうだよー、先生たちのお友達なの」
園児A「不審者じゃねーの?」
園児B「つまんねー」
ユミル「ガキの預け先を見に来たのかお前ら」
エレン「ちげぇよ」
クリスタ「えっ?結婚したの?」
ミカサ「そう」
エレン「ちげぇよしてねぇよ!」
アニ「それで2人仲良く視察かい」
ミカサ「そう」
エレン「だからちげぇっつってんだろ!ってミカサ!」
園児D「こいつら付き合ってんだって!」
園児E「ちげーよ結婚してんだよ!」
エレン「だからしてねぇ!」
クリスタ「そうだよー、先生たちのお友達なの」
園児A「不審者じゃねーの?」
園児B「つまんねー」
ユミル「ガキの預け先を見に来たのかお前ら」
エレン「ちげぇよ」
クリスタ「えっ?結婚したの?」
ミカサ「そう」
エレン「ちげぇよしてねぇよ!」
アニ「それで2人仲良く視察かい」
ミカサ「そう」
エレン「だからちげぇっつってんだろ!ってミカサ!」
園児D「こいつら付き合ってんだって!」
園児E「ちげーよ結婚してんだよ!」
エレン「だからしてねぇ!」
21: 2013/07/30(火) 23:19:07 ID:C1nnU1PY
アニ「なに子供相手に本気になってんのさ……」
ミカサ「熱くなるとすぐ衝動的になる」
エレン「お前らのせいだろうが」
クリスタ「それで本当は何しにきたの?」
エレン「いや、俺達まだ仕事見つかんなくてさ……それで他の連中が気になって」
ミカサ「息抜き」
ユミル「お前ら夫婦揃って無職かよ」
園児A「ニートだ!ニートがいるぜ!」
園児B「駆逐してやる!」
アニ「ならこんなとこで遊んでないで探してきなよ」
エレン「それもそうだな、そろそろ行くか」
ミカサ「わかった」
クリスタ「じゃあね2人とも!早く見つかるといいね!」
エレン「あぁ、ありがとな」
ミカサ「熱くなるとすぐ衝動的になる」
エレン「お前らのせいだろうが」
クリスタ「それで本当は何しにきたの?」
エレン「いや、俺達まだ仕事見つかんなくてさ……それで他の連中が気になって」
ミカサ「息抜き」
ユミル「お前ら夫婦揃って無職かよ」
園児A「ニートだ!ニートがいるぜ!」
園児B「駆逐してやる!」
アニ「ならこんなとこで遊んでないで探してきなよ」
エレン「それもそうだな、そろそろ行くか」
ミカサ「わかった」
クリスタ「じゃあね2人とも!早く見つかるといいね!」
エレン「あぁ、ありがとな」
22: 2013/07/30(火) 23:21:52 ID:C1nnU1PY
──シガンシナ区
エレン「で、どうするか……ハロワ行くか?」
ミカサ「ハローワークは3か月後まで予約で埋まっているらしい」
エレン「予約ってなんだよ色々とおかしいだろ」
ミカサ「……エレン。私に考えがある」
エレン「なんだよ」
ミカサ「森で2人で静かに暮らそう」
エレン「随分といきなりだな」
ミカサ「2人で野菜を育てたり狩りをしたりして静かにくらしたい。都合よく農民(アッカーマン)と狩人(イェーガー)が揃ってる」
エレン「お金はどうすんだよ。外の世界を探検するって決めただろ?」
ミカサ「余った野菜を売ったりすればいい。もし足りなければ私が刺繍などを売る」
エレン「ありっちゃありだが……そういうのは結婚相手としろよ。居るんだろお前」
ミカサ「だからエレンと暮らしたい」
エレン「……どういう意味だ」
ミカサ「そのままの意味」
エレン「で、どうするか……ハロワ行くか?」
ミカサ「ハローワークは3か月後まで予約で埋まっているらしい」
エレン「予約ってなんだよ色々とおかしいだろ」
ミカサ「……エレン。私に考えがある」
エレン「なんだよ」
ミカサ「森で2人で静かに暮らそう」
エレン「随分といきなりだな」
ミカサ「2人で野菜を育てたり狩りをしたりして静かにくらしたい。都合よく農民(アッカーマン)と狩人(イェーガー)が揃ってる」
エレン「お金はどうすんだよ。外の世界を探検するって決めただろ?」
ミカサ「余った野菜を売ったりすればいい。もし足りなければ私が刺繍などを売る」
エレン「ありっちゃありだが……そういうのは結婚相手としろよ。居るんだろお前」
ミカサ「だからエレンと暮らしたい」
エレン「……どういう意味だ」
ミカサ「そのままの意味」
23: 2013/07/30(火) 23:24:05 ID:C1nnU1PY
エレン「……そういう意味かよ」
ミカサ「私はエレンと結婚したい」
エレン「無駄に心配して損したじゃねぇか……」
ミカサ「他の男に取られると思って心配した?」
エレン「んなわけねぇだろ……」
ミカサ「大丈夫。私はどこにも行かない。エレンとずっと一緒に居る」
エレン「……好きにしろよ」
ミカサ「好きにする」
エレン「で、結婚するにも金がかかるぞ」
ミカサ「大丈夫、無理に式は挙げなくて構わない。一緒に居るだけでいい」
エレン「お前がそれでいいならいいけどよ」
ミカサ「そうと決まれば家を建てなければならない」
エレン「自力で建てる気か?」
ミカサ「2人で頑張ればできる」
エレン「分かったよ……」
ミカサ「私はエレンと結婚したい」
エレン「無駄に心配して損したじゃねぇか……」
ミカサ「他の男に取られると思って心配した?」
エレン「んなわけねぇだろ……」
ミカサ「大丈夫。私はどこにも行かない。エレンとずっと一緒に居る」
エレン「……好きにしろよ」
ミカサ「好きにする」
エレン「で、結婚するにも金がかかるぞ」
ミカサ「大丈夫、無理に式は挙げなくて構わない。一緒に居るだけでいい」
エレン「お前がそれでいいならいいけどよ」
ミカサ「そうと決まれば家を建てなければならない」
エレン「自力で建てる気か?」
ミカサ「2人で頑張ればできる」
エレン「分かったよ……」
25: 2013/07/30(火) 23:26:32 ID:C1nnU1PY
──ウォール・マリア内地~とある森
エレン「──結構なんとかなるもんだな」
ミカサ「うん、2人で暮らすには大きすぎるくらい」
エレン「無駄に頑張りすぎたか?」
ミカサ「大丈夫。家族ならじきに増える」
エレン「落ち着くまでは2人のほうがいいだろ」
ミカサ「だめ、今すぐ欲しい」
エレン「……分かったよ」
ミカサ「やった」
エレン「何人くらい欲しいんだ?」
ミカサ「たくさん」
エレン「たくさんじゃわかんねぇだろ」
ミカサ「頑張れるだけ頑張ろう」
エレン「それじゃ何人になるかわかんねぇぞ……」
ミカサ「我慢しなくていい。エレンの好きなようにしてほしい」
エレン「──結構なんとかなるもんだな」
ミカサ「うん、2人で暮らすには大きすぎるくらい」
エレン「無駄に頑張りすぎたか?」
ミカサ「大丈夫。家族ならじきに増える」
エレン「落ち着くまでは2人のほうがいいだろ」
ミカサ「だめ、今すぐ欲しい」
エレン「……分かったよ」
ミカサ「やった」
エレン「何人くらい欲しいんだ?」
ミカサ「たくさん」
エレン「たくさんじゃわかんねぇだろ」
ミカサ「頑張れるだけ頑張ろう」
エレン「それじゃ何人になるかわかんねぇぞ……」
ミカサ「我慢しなくていい。エレンの好きなようにしてほしい」
26: 2013/07/30(火) 23:27:42 ID:C1nnU1PY
エレン「分かった分かった」
ミカサ「ねぇエレン」
エレン「ん?」
ミカサ「……これから凄く大変になると思う。けど──」
エレン「分かってるよ、頑張ろうな?ミカサ」
ミカサ「うん!」
終わり
ミカサ「ねぇエレン」
エレン「ん?」
ミカサ「……これから凄く大変になると思う。けど──」
エレン「分かってるよ、頑張ろうな?ミカサ」
ミカサ「うん!」
終わり
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